13/04/13 02:24:31.60 Xs5WPa2+
「あ//…え//…その//」
それに気付かない訳はないローゼリンデはあたふたと動揺していく。
自分の状態に気付いてないレイジは急にローゼリンデが慌てだした事が心配になり声を掛けていく。
「ど、どうしたローゼリンデ!大丈夫か?副作用か何か出ちまったのか?」
「ち、違うわレイジ。そうじゃないわ。私は大丈夫だから。……それよりも、私、知らなかったわ」
「ん?……知らなかったって……何を?」
「レ、レイジがロリコンだったって事」
「な//!俺がロリコン?…な、なんでそうなるんだよ!」
「それ//」
顔を逸らしたローゼリンデがある一角を指差して言ってくるもんだからレイジがそこに目を向けると
下半身に掛かっているベッドのシーツを盛上げ、見事な山を形成している光景を確認してしまう。
「げっ!何でこうなってんだ//」
「隠さなくても大丈夫よ。レイジがロリコンでも私は貴方を嫌いになったりしないから」
「(ち、違う!!)」
断じてそんな事はないのだが、どんなに否定しようと今の状態では説得力はなく
どうしようも出来ないこの状態にレイジは心の中で大粒の涙を流していった。
レイジの身体の周囲にはそんな心境を表したかのように誤解された悲しみによってどんよりした空気を纏わせていた。
そこへ優しい女神の声が掛かってくる。
「レイジ、そんな表情させないで。私が精一杯、その悲しみを取り除いていくから安心して」
「安心って何を……って、おお!」
かくして、ロリコンと言うレッテルを貼られたまま、ここに
『レイジの悲しみを取り除こう大作戦』《ローゼリンデ命名》
は決行されていった。
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とりあえず、裏入る前まで投下。