13/03/06 15:43:21.23 uebVGpvD
>>303
幾夜大黒堂氏の漫画だよね?
アレ一回チラッと朝おんスレで出てたの覚えてるけど、あまりヌけるような話では無かったような…?
>>304
「際限の無い遊び」って作者が確か嵐山GO氏で、エセ関西弁の男子が元凶だったよね?
同じ作者の「肉体交姦(仮)」を読んだことあって普通に入れ替わりモノ(実質憑依系だけど)だったけど
主に実の妹とヤるってのが俺的に良かったな。TS全般もだけど、それとは別で実の姉か妹に限った近親モノも好きなんで。
318:名無しさん@ピンキー
13/03/06 20:51:25.67 NhjIxU/0
>>317
「際限のない遊び」はSatoさん
URLリンク(www004.upp.so-net.ne.jp)
319:名無しさん@ピンキー
13/03/08 00:23:57.00 awAB9fXj
おっと違ってたか、
なんか勘違いしてたみたいだな
申しわけない…
全くもってそのサイトで間違いは無いんだけど、
嵐山氏の作品の印象がどうも強過ぎて…。
320:名無しさん@ピンキー
13/03/12 01:27:19.67 RqaztGyp
成長期に入れ替わったまま成長しちゃう男の子と女の子なんてどうでしょう?
321:名無しさん@ピンキー
13/03/12 01:32:50.08 slRjaItF
体の成長ぐあいが入れ替わる前よりもやたら急になる展開、大好きです
322:名無しさん@ピンキー
13/03/18 13:32:59.13 SDh1AfPf
男「初体験は中学生の頃女になった時に男になった幼なじみに襲われた時です。その時孕まされてしまい産むまで男に戻らなくて苦労しました」
323:名無しさん@ピンキー
13/03/19 02:17:31.35 rwfy/7Et
「私のおっぱい、大きくなったね・・・」なんてお互いの身体の成長ぶりを観察してるうちに興奮して
えっちしちゃう展開も好きです
324:名無しさん@ピンキー
13/03/19 16:58:38.81 FCoZuKQS
脚フェチの気があるからか下半身交換のシチュが大好きだ
男物のズボンの下から女の子の細い足首やむちむちした太ももが出てくるとかそそる
サイズの合わない男物の靴を履くのもいいがヒールやブーツを履いて楽しんでみるのもまたよい
325:名無しさん@ピンキー
13/03/21 11:45:02.47 tUvePKZm
人間を箱に入れる人体切断マジックで部分交換とかいいかもね
326:名無しさん@ピンキー
13/03/21 23:43:30.56 iL7iIvho
ベタに階段落ちも好きです
327:名無しさん@ピンキー
13/03/22 14:09:04.68 vuEQ02YE
初心に戻って目が覚めたら でいいんでね?
328:名無しさん@ピンキー
13/03/22 16:13:08.78 TX/itaTh
> 曲亭馬琴先生の未完の遺作が、男女逆転もしくは英傑全員女体化の水滸伝と聞いてどうでもよくなりました
他スレにあった書き込みだけど、 これ読みたい。
さすが、八犬伝書く人は違うわ。
329:名無しさん@ピンキー
13/03/22 17:24:12.71 618YN/Mg
「傾城水滸伝」だな。名前はそれなりに知られてるけど入手は難しい
一応早稲田大のネット公開アーカイブに原文があるけど古文書がある程度読めないと無理
ただ、頑張って崩し字や変体かなをPCで表示できるよう文字に書き起こしているサイトがあったはず
そこは将来的には翻訳までやりたいと考えてるようだ
330:名無しさん@ピンキー
13/03/23 16:54:31.00 kozOFO5t
>>322
ageるくらいつぶやきたいセリフだったんだろうけど、
実際リアルに萌えさせていただきました(はぁと)
331:名無しさん@ピンキー
13/03/27 09:08:14.40 Cxr5rKUF
寝起きでふと「魔法のキャスケット」って題名が思い浮かんだ
中身?んなものねーよ
332:名無しさん@ピンキー
13/03/27 12:45:12.54 3VUtaVEq
スレをお前のメモ帳代わりにすんなよ
333:名無しさん@ピンキー
13/04/02 00:44:13.94 5TVPx/XN
>>324
上半身がものすごく毛深いとかマッシヴ過ぎるとかでも良いってのか!?
むしろその方がギャップ萌えというか
より変態的でそそるっていうのはあるかも知れんがw
334:名無しさん@ピンキー
13/04/02 08:24:18.21 uJN5Fq8u
>>333
非常に倒錯的でいいじゃないか!
マッシブな男が自分自身の美脚を撫でてうっとりしてるとか見るには耐えないけど感情移入するとなると…
335:名無しさん@ピンキー
13/04/02 09:12:55.70 kbeHsO0x
今さらだけど>>1のまとめサイトが見れない・・・
336:名無しさん@ピンキー
13/04/02 10:55:23.64 /cp02+rP
入れ替わったまま何年も経過して
ある日突然元に戻ったんだけど
自分の身体のはずなのに違和感が抜けきれないTSカップル
337:名無しさん@ピンキー
13/04/03 00:48:44.77 R3aOBnDW
なんでだろう…
入れ替わりものはその後がどんなに最悪なボロクソ展開でも、どんなに互いが今後破滅しようとも、
「入れ替わった後元に戻って終わる」って展開がで終わると最高にホッとする…。
入れ替わりに限らず「女体化してもまた再び元の男に戻る」みたいな収束が何故か一番落ち着く…。
だから一年生になっちゃったらとか某×××とかは、俺的にはgood ENDに見える…。
逆に、入れ替わったまま終わるとか一生女体化ENDは
途中の濡れ場が幾らヌけて、いくらストーリーの良い大作でもBAD ENDにしか見えなくなってしまう…。
俺って絶対朝おんスレには向いてないよね
338:名無しさん@ピンキー
13/04/03 01:25:06.82 lB48p8CZ
期限付きの入れ替わりとかもいいかもね
性教育の一環として一週間親子で入れ替わるとか
339:名無しさん@ピンキー
13/04/04 19:15:05.69 Jh55nHpi
くじ引きで男女の組み合わせを決めて入れ替わる
席替えじゃなくて身体替え
340:名無しさん@ピンキー
13/04/04 22:42:32.08 wasXNH0g
入れ替わりだと相手のカラダに干渉しなきゃいけないから、
やっぱり俺的にはおっさんがおにゃのことか、地味系女が好青年にとかの性転換がイイと思うの
341:名無しさん@ピンキー
13/04/05 00:00:00.11 9rXHQmhr
敢えてデブスとかになってみたい
342:名無しさん@ピンキー
13/04/05 02:38:26.84 u7+Mm08U
ココロコネクト読んだけど、高校生の男女が入れ替わったらもう一番
興味ある部分にまったく無頓着な聖人みたいな人ばかりで何も面白くありませんな。
343:名無しさん@ピンキー
13/04/07 23:11:23.08 JhWo6SG0
>>342
レイプされるぞ?
されても文句は言えないぞ?
344:名無しさん@ピンキー
13/04/07 23:42:04.34 4FWckqYj
言えるだろ。強姦は犯罪。
345:名無しさん@ピンキー
13/04/08 15:41:30.18 XRHLXfSZ
首の挿げ替えが最近のマイブーム
346:名無しさん@ピンキー
13/04/09 01:10:08.44 NZ2oJCOB
首チョンパはせなちかさんが強いよね。
っていうかその人以外が中々このジャンルを書かないってだけなんだけどw
見えてる世界も自分の顔も、場合によっては声までも
何一つ変わっちゃいないのに、自身の肉体が相手のそれ「そのもの」に丸ごと替えられてしまうなんて、考えたらスゴくエロ過ぎるよね。見た目のギャップ諸々とかもさ
347:名無しさん@ピンキー
13/04/09 01:34:34.02 0m8k7q+0
入れ替わった相手の事まで考えると挿げ替えのほうが見た目はいいね
348:名無しさん@ピンキー
13/04/10 23:01:23.43 YvFmWDpG
SFTSウイルスという名前に反応したのは俺だけじゃ
ないはず
349:名無しさん@ピンキー
13/04/12 00:13:45.95 zWXUK93W
サイエンスフィクションで
なおかつトランスセクシャルなんて、
もはや完璧に性転換してくれって言ってるようなモンだろJK
350:名無しさん@ピンキー
13/04/19 03:13:11.65 HRn+XgT5
悩みなんてなさそうな明るい男の子と女の子
しかし人には言えない悩みがあって
それは入学式の日に入れ替わってしまったこと
元に戻る為に試行錯誤しながら青春を過ごすも
結局元に戻ることなく交際を機に自分の性を受け入れ始める二人
というチラ裏妄想
351: ◆YOLph2yTEI
13/04/22 23:25:09.89 2sfsZUI/
投下します。
本文14レス(予定)、属性は【男女で性別交換】【幼馴染】【学生】【ラブイチャ】あたりです。
苦手そうな場合はタイトル「キューピッドのおせっかい」または上記の鳥をNGしてください。
352:キューピッドのおせっかい 1/14 ◆YOLph2yTEI
13/04/22 23:26:35.36 2sfsZUI/
ふと気がつくと、伊庭真波は何もない真っ白な空間にぽつねんと佇んでいた。
「……なに、ここ……?」
どんなに首を巡らそうと自分の体以外は全く何も見えず、とりあえず闇雲に
振り回してみた両手は何にも触れない。
辛うじて、足の裏には地面らしき感触があるものの、意識して探ろうとすれば
その硬さも、滑らかなのかそうでないのか、平らなのかそうでないのか、さっぱり
わからなくなってしまう。
試しに、しゃがみ込んで足元に触れようとすれば、指先は確かに足裏を支えて
いるはずの地面より深いところを何の抵抗もなく、空しく掻くばかりだった。
『おめでとう! お主らは記念すべき我が社おおよそ一万人目の参拝者である!』
取り乱すべきなのかどうなのか、と考え込む暇を与えず唐突に響いたえらく
可愛い声に、真波がビクッとして振り向くとそこには幼稚園児ほどの小さな子供が、
亜麻色のくりくりした巻き毛を頑張って日本神話の神様みたいな輪っかにした
髪型に結い、やはり日本神話の神様みたいな袖と膝下を紐で括るタイプの白い衣服を
纏って、背中に一対生えた小さな翼でパタパタとゆるく羽ばたきながら浮いていた。
左手には金色の弓を持ち、腰には矢を何本か挿した筒を提げている。
平たく言えば、いわゆる恋愛の神と言われるキューピッドに無理矢理日本の神様の
格好をさせたような、実に珍妙な姿の「何か」だった。
「……うん、夢だな、確実に」
いかにもリアリティのない状況を鑑みて、元から理屈っぽく頭でっかちな性質の
真波は早々に結論を出す。
上下四方一切何もない空間に羽の生えた変な幼児。これが現実であってたまるものか。
『まあ確かに余は今お主の夢の中に邪魔をしておるがな、これから告げることは夢や
幻ではないゆえ心して聞くように。余の名は倶比土神、今より千と二七〇年ほど前に
はるばる羅馬国より渡来しこの地に勧請された。時の移ろううちに我が社もいつしか
忘れられ信心を捧げる者も久しくおらなんだが、此度お主らが社に詣で、願をかけた
がため余も神としての務めを思い出したのだ。思えばだいたい累計で一万人目
くらいであるし、永らくのブランク明けのウォーミングアップも兼ねてお主らの願い、
まるっと聞き届けてつかわそう』
などと意味の解らないことをのたまいつつ、偉そうに胸を張る羽の生えた幼児。
しかも途中まで威厳のありそうな言葉遣いだったくせに、最後の方は横文字交じりの
えらく俗な感じになってたし。
いや、心当たりがないので人違いじゃないですか、と言いかけて真波はふいに
思い出した。
-------
353:キューピッドのおせっかい 2/14 ◆YOLph2yTEI
13/04/22 23:27:11.19 2sfsZUI/
伊庭真波は、れっきとした高校三年の男子生徒である。
たとえ中学生と(それもなりたてくらいのと)しょっちゅう間違われるほどの
低身長であろうと、顔立ちや体つきが一向に男らしくごつくならず、ヒゲもその他の
体毛も濃くならないレベルに第二次性徴が遅れていても、物心ついた頃から超のつく
インドア派であり運動神経なにそれおいしいの? という感じにフィジカルに
見放されていてもだ。
そして運動部ではなく、クラスの中で目立つキャラクターでもなく、地味だが
勉強だけはきっちりやっているおかげで教師陣からの心証はそこそこ良い生徒に
ありがちなことに「地域美化委員長」などというどうでもいい代物に任命されて
いたりする。三年生になったのだから夏休み明けには二年生へ役目を引き継いで
解放されるのだろうが、如何せん今はまだ五月の中旬であって自由の身にはまだ
ちょっと遠い。
そんな真波が、社会科の教諭から「地元の郷土史家が調査をしたがっているから」
などと本当にどうでもいい理由で、学校の裏手の山にある、いつ頃建てられたのかも
判らないような古びたお社の周辺清掃を申し付けられたのが昨日のこと。
元から委員会の仕事に熱意などなく、受験勉強を盾に顔も出さない他の三年生たちや
面倒ごとにやたらと聡い回避力を示す下級生たちは揃って別件だ部活動だと地域美化を
ボイコットし、泣く泣く一人、箒とちり取りと雑巾、大判のゴミ袋を手に地元の人間も
滅多に近付かない裏山へ向かう真波の、唯一心強い援軍となってくれたのは
幼稚園からの幼馴染で現在はそのまま何となく「お付き合い」に至っている神田飛鳥、
ただ一人だけだった。
もやしっ子の真波とは違い、女子陸上部の主将まで務めている飛鳥はすらっと
背が高い上に美人というより凛々しいと言った方が似合う顔立ちで、性格もさっぱりして
面倒見がいいため男子からも女子からも人望がある。ついでに体力もかなり高く、真波が
ひいひい言いながら運んでいた清掃用具一式を半分以上受け持ってくれた彼女は
気味の悪いほど薄暗い裏山まで物怖じせずついてきて、結局一緒に小さなお社の掃除まで
手伝ってくれた。
労働の甲斐あって「ボロボロに腐ってて今にも倒壊しそう」から「相当に歴史のある感じ」
くらいにまで印象を回復させたそれは本当に小ぢんまりしたお社で、いったい何の神様を
祀っているものやら、社名の額とか縁起を記した立て札なども見当たらない。鳥居も
はるか昔にはあったのだろうが、経年劣化か台風か何かで折れてしまったらしく、
こんもりとした落ち葉と下草の合間から朽ちた基礎部の残骸を覗かせているばかりだった。
板が歪んで盛大に隙間の出来た小さな戸の隙間から祠の中を窺ってみたところ、
薄暗がりの中にぼんやりと石か金属の塊らしきものが見える。元はちゃんと箱か何かに
収められていたのが、入れ物が先に腐って壊れたのだろう木片や布屑の合間に落ちている
おそらくご神体的なその物体は、強いて言えば歴史の教科書で見た古代の鏃に似た
形状をしていた。
知的好奇心が働いたのもその辺りまでで、かき集めたゴミを袋に詰めて早く帰って
休みたい、とぼやく真波に飛鳥は「せっかく綺麗にしたんだし、ちゃんとお参りしてから
帰ろうよ」と提案し、まあその程度なら、と思って柏手を打った二人は社に向けて手を合わせ
─どういうわけか、眼をつむった暗闇の中に角の丸い大きなサイコロが転がってきて
『コイバナ!』と可愛い声が頭の中に響いた気がした─各々に何やら念じて一礼し、
再び柏手を打ってその場を後にしたのだった。
-------
354:キューピッドのおせっかい 3/14 ◆YOLph2yTEI
13/04/22 23:27:43.16 2sfsZUI/
『うむ、いかにも余はお主らの奉仕を受けた社の主である』
「あ、そうなんですか」
大雑把に事情を納得した真波は畏れ入ったり驚いたりするタイミングを逃したまま、
正体が判っても相変わらず胡散臭い風体の小さい神様とフランクに会話を続行していた。
「ああ、そっか、キューピッドだから恋愛関係の願い事にしろって言ったんですか?」
『さよう、数百年ほど溜め込んだ我が力をもってすれば、願いどおりお主らを世間の
どこから見ても文句なしのお似合いカップルにするなど造作も無いことよ』
「ぅわ!? わぁー!! わーーーーーーーっ!!」
謎の『コイバナ!』につられるよう、普段から飛鳥と並んだ時釣り合わない、
いっそ性別交換しろなどと周囲にからかわれる我が身を何とかしたいと念じてしまった
真波は目の前にいる変な神様以外に誰が聞いてるわけでもない状況にも拘らず、顔を
真っ赤にして奇声を上げながら特に意味もなく両手を振り回す。
『まあ期待しておれ。そして、見事本懐を遂げた暁には、感謝して余の社をもうちょっと
盛り立てるのだぞ……』
いい笑顔でビシッとサムズアップを決めながら思い切り俗っぽいメッセージを残して
変なキューピッドの姿と声は唐突に遠ざかり始め、同時に上下左右の無い空間をどこまでも
落下(?)して行く途中で真波の意識は完全にブラックアウトした。
-------
355:キューピッドのおせっかい 4/14 ◆YOLph2yTEI
13/04/22 23:29:22.24 2sfsZUI/
朝、いつもどおりの時間に目を覚ました真波は眠い目をこすりながら、まず第一の
日課である洗顔と歯磨きをしに洗面所へ向かった。
気のせいか、常になく前髪が眼の周りや頬に触れてくすぐったい。少し前に母に
散髪してもらってから間もないはずだが、成長期だから新陳代謝が活発化しているのだろうか。
「なんだ真波、だらしない格好をして。もう子供じゃないんだから朝でも少しは
きちんとしなさい」
廊下ですれ違った父から、最近では珍しくお小言を喰らって、慌てて自分の姿を確かめる。
顔や髪の毛がもっさりしている事だったら、今からそれを直しに行くところなのだから
余計なお世話だ。首から下はといえば、普段どおりのパジャマはそんなにひどく皺になってる
わけでもない。寝ている間に第一ボタンが外れて胸元が大きく開いてしまってはいるが─
「……あれ?」
大きく開いたパジャマの襟元から、ありえないものが見えた気がして真波は即座に
洗面所へ駆け込んだ。
据付けの大きな鏡に映っているのは、紛うこと無き自分の顔。
「なんで……? これ、えっ……??」
顔はともかくとして、それを縁取る髪が、どういうわけかやたらと長い。長いと言っても、
顎のすぐ下くらいで毛先を揃えた所謂ショートボブとかいうアレなのだが、ゆうべまでの
自分と比べればまずありえない長さだ。
そして、無意識のうちに胸元を探る手に返ってくるのは妙に柔らかな感触。先ほど、
パジャマの襟から覗き見た不自然な凹凸はどうやら目の錯覚ではなかったらしい。
混乱する頭を落ち着かせるようにさしあたっては歯を磨き、顔を洗い、髪を適当に
梳かしてから自室へと駆け戻る。
先程抜け出したばかりのベッドも、勉強机も、室内のインテリアや家具の配置にさしたる
変わりは無かったが、それでも幾つかの違和感を眼が拾い出した。
絨毯にカーテン、ベッドカバーなど、青とグレーを基調にしていたはずのクロス類が緑と茶の
暖色系に変わっている。
クローゼットに隣接して見慣れない五段抽斗のチェストが置かれ、怖々一番上の段を
引っ張り出してみると、収められていたのは可愛らしくも対処に困る女物の下着類だった。
おそらく他の段も同様だろうと思われる。
ギギギと音のしそうなほど強張った動きで振り返れば、ドア脇の洋服掛けにハンガーで
吊るしておいた学生服は紺のリボンタイが付属した白いブラウスにチェック地の
プリーツスカート、深緑色のブレザーという、紛れもなく同じ学校の女子の制服に変わっている。
「なんで!? どうしてこうなった!?」
思わず膝から床に崩れ落ちた姿勢のまま天井を仰いで絶叫するも、返ってきたのは
母親の「寝ぼけてないでさっさとご飯食べて学校行きなさい!」という一喝だけだった。
-------
356:キューピッドのおせっかい 5/14 ◆YOLph2yTEI
13/04/22 23:30:34.60 2sfsZUI/
登校する生徒達で賑わう通学路に、予想とそう変わらない目当ての人影を見つけた真波は、
ローファーの小さな歩幅にあたう限りの早足で近寄って行く。
「飛鳥!」
「あ、おはよう真波。やっぱり女の子なんだね」
爽やかな笑顔と挨拶を返してきた幼馴染兼彼女だったはずの相手は、やはりどういうわけか
男子生徒の姿をしていた。
きりっとした眉と悪戯っぽい表情を湛えた目元は昨日までのままだが、顔の輪郭は幾分か
まろやかさを失い、ゆるくウェーブした髪は襟足までの長さに減っている。身長も本来より
高くなっているようで、これまで慣れ親しんできたよりも更に仰角を大きくしなければならない
目線に、真波は内心歯噛みした。
「今朝起きたら、なんか急に男になっててさ。でも父さんや母さんも、妹もみんな『生まれた
ときから男だったでしょ』って当たり前みたいに言うもんで、じゃあ男でいいかって思っちゃって」
「じゃあ、じゃないだろ! なんでそんなにすぐ順応しちゃうんだよ、大体変じゃないか、
僕たちだけが性別が逆になって、周りの人たちは全然変わらなくて……」
蒼白になって言い募る真波に、飛鳥は少し困ったような、眉尻を下げた笑顔を見せる。
そして、さらりと爆弾発言を投下した。
「だって、夢に変な神様出てきたからさ。お願い叶えてくれるって、真波のとこには来なかった?」
変な神様。
残念ながら心当たりがありすぎる。
「……来た。でも、僕はこんなこと頼んでないのに、なんで……」
自分の靴先を見つめる真波の脳裏に、ふとゆうべの夢の中であの変てこキューピッドと交した
会話が蘇った。
あいつは確かにそう言っていた―『お主“ら”の願いを聞き届ける』と―
「あ、飛鳥っ!? おま、ちょっ……もしか、して」
「うん、真波が女の子で私が男の子だったらいいなあ、って。まあ、軽い気持ちでなんとなく
思っただけなんだけど、まさか本当に叶っちゃうとはねー」
ぺろりと暴露する飛鳥の顔は実に嬉しそうで、今のこの現状に何の懸念も不満も抱いて
いないのだということを如実に物語っている。
今、飛鳥の言ったそれと真波の「飛鳥とお似合いのカップルだと言われたい」という
願いとの整合性を取った結果がこれだという事なのだろうか。
確かに男女が逆なら、見た目が不釣り合いだと言われることはまず無さそうだ。
男になった飛鳥は元にも増して背が高く、陸上部で鍛えた体には均整のとれた筋肉が付き、
顔だって客観的に見てかなりハンサムな部類に入る。引き比べて、自分は髪の長さと体の凹凸が
多少変わったくらいでそれほどの違いがなさそうなのが悔しいが、女であれば彼氏より背が
低かったところでからかわれることはまず無いに違いない。
だけど。
「こういうことじゃなかったのに……………!!」
いかに外見上の釣り合いが取れているにしても、主観の上では昨日まではごく健全な
男子高生だったのだから。
正体が飛鳥であるとはいえ、どこから見ても立派な男子生徒と今まで通りの恋人関係を
続けるなんて無理に決まってる。絶対に無理。
「おーっす、お前ら、毎日朝からイチャイチャしてんなよー」
葛藤をぶち壊すように、自転車で追い抜きざまに野次を飛ばして行ったのは同じクラスの
河野だった。
一瞬硬直していた真波をよそに、飛鳥はわざと見せつけるように細い肩を抱き寄せつつ
「おー、朝からひがんでんじゃねー!」などと至極自然に挨拶を返す。
あまりに「現在の性別」に抵抗のない様子の飛鳥を、幼い頃からの付き合いだというのに
今はじめて、変なやつだと真波は思った。
-------
357:キューピッドのおせっかい 6/14 ◆YOLph2yTEI
13/04/22 23:31:34.55 2sfsZUI/
鐘が鳴り、HRが終わり、授業と休み時間が交互に来る段になっても、真波と飛鳥の
性別についてこれといったコメントを差し挟む者は誰一人いなかった。
尤も、二人の実の家族ですらおかしいと思っていないのだから、赤の他人である
クラスメイトや教師たちにそれを求めるのも無理な話というものだろう。
親しい友人たちは─真波は元から積極的に誰かしらと交流する事が苦手な方だし、
飛鳥は男女関係なしに広く友達を作れるタイプだ。要するに、性別が入れ替わったところで
あまり違いは出ない。
今こうしているように、昼食の時間は飛鳥の友人グループに真波も混ぜてもらうのも
昨日までと同じで、いつも通りに机を寄せてくっつけたスペースに各々が持参の弁当や
購買の軽食類を並べている中、ふと吉崎という男子が紙パックの牛乳を飲みつつ口を開いた。
「神田ぁー、なんか今日、お前の嫁元気ないけどケンカでもした?」
「別に? してないよね、真波」
「……へっ!?」
急に振られて、食べかけの玉子焼きを取り落としそうになった真波は箸の先と飛鳥の顔とで
視線を泳がせながら、素っ頓狂な声を上げてしまう。
相手からは何の気なく発せられた「嫁」という単語に頭が過剰反応を起こし、白い頬に
血色が差した。
「し……してない、よ」
実を言えば、れっきとした男だった時でも真波のことを飛鳥の嫁と冷やかす手合いは
このグループの中に少なからずいた。自分に男らしさが欠けているからこその揶揄であるのだと、
ややもすれば僻んだ受け取り方をし、そう言われれば不機嫌さも顕わに訂正を求めるのが
恒例のことだったのに、今や「嫁」扱いに文句をつけるいわれがどこにも無い。
男女が入れ替わったとはいえ、周囲からの認識上では真波と飛鳥は「仲良くお付き合いを
している」間柄であることに変わりはないのだから。
(僕が、飛鳥のものになるって)
当たり前に了解事項なのだ、この顔ぶれの中では。
「あれぇ? 伊庭ちゃん顔真っ赤だよ」
頭の中でぐるぐると考え込んだ結果、頬を染めて沈黙する状態となってしまった真波の様子に、
机を囲むうちの幾人かが目敏く反応する。
「つまり、ケンカはしてないけど別のことをした、と……」
「そっかそっか、遂にしてしまいましたか……」
悪気は特にないのだろうが余計な勘繰りをしてくる友人たちに対し、飛鳥はわざと意味ありげに
ニヤニヤしながら興味本位の追求をのらりくらりと受け流している。余計に誤解を深くするような
その態度に、普段なら必死の剣幕で否定の叫び声を上げる筈の真波が何も言えずに俯いてしまった
ものだから、男子と女子の入り混じった馬鹿騒ぎは昼休み終わりの鐘が鳴るまで、留まるところを
知らなかった。
-------
358:キューピッドのおせっかい 7/14 ◆YOLph2yTEI
13/04/22 23:33:01.87 2sfsZUI/
「えっ、なに、どうしたんだよ、帰るんじゃないの?」
HRと清掃時間が終わり、今日は委員会も飛鳥の部活もなく後はもう家に帰るだけ、という
タイミングでやけに強く腕を引かれ、図書室裏の庭とも言えない猫の額ほどの空き地に
連れて来られた真波は怪訝そうな声を上げた。
問われた飛鳥は少し周囲を窺うような素振りを見せた後、直接の回答はせず、別の質問を
返してくる。
「ね、今日の昼休み、何考えてた?」
「なに、って……」
たぶん昼食時に妙な反応を見せたことを言っているのだろう、と思い当たりはした真波だが、
あの時の思考過程をはっきりと言葉にして説明できる自信はあまり無い。
自分と飛鳥が、夫婦扱いされるほど出来上がったカップルだと周りから思われていることは
今まで通りなのに、昨日までは男女のロール逆転を突っ込むことで一種の冗談にしてしまえて
いたのがこうなると全く冗談になっていなくて、急に生々しい実感に襲われたのだとか。
言葉どおりに飛鳥に嫁入りする自分をうっかり想像してしまって、それに全くネガティブな
感情を覚えなかったことが我ながらどうなんだろうと思ったこととか─
「僕、男として飛鳥のこと好きだったのかなあって、急に疑問になって」
「私は男として真波のこと好きだって自信があるなあ。小さい時からそう言ってたし」
『おおきくなったら、まなちゃんをほんとのおよめさんにしてあげるね』
幼稚園の年長組くらいの時だっただろうか、確かに飛鳥はしょっちゅうそんなことを言っていた。
ままごと遊びでも頑としてお父さん役を譲らなかった彼女の中では、今の状態こそがあるべき
姿だということなのか。三つ子の魂って怖ろしい、と真波は些か遠い目をして考える。
「まなちゃん」
そんな思考をテレパシー的なもので読み取ったかのようなタイミングで、飛鳥が急に幼い頃の
呼び方をした。
ずっと昔、小学校の三年になるかならないかの頃、女みたいだからやめろ、と半泣きで抗議して
変えさせたのに。
でも、今の真波は「みたい」どころではなく本物の女だ。飛鳥にそう呼ばれることを拒絶する
理由も必要も、無くなってしまった。
それを自覚した途端、気恥ずかしさがじわりと全身の関節に染み込んで来て、真波は一歩も
身動きできなくなる。
居竦まっていなくとも元から鈍くさいのだが、女にしても小柄な体はいとも容易く、飛鳥の
両手の中に捕らえられた。
制服越しの背中に校舎の壁が当たり、ふわふわする足元の感覚は雑草のまばらに生えた地面を
瞬間、見失う。
「……まなちゃん」
飛鳥の熱っぽい吐息が唇に触れる。
ずっとこんな風にしたかったんだ、と囁く音量が頬をくすぐって、次の瞬間、真波は
噛み付くように口接けを奪われた。
今まで何度か二人で交わしたたぐいの、唇をちょっと触れ合わせるだけの児戯めいた
ものではない、呼吸までも奪い取られんばかりの深く、激しいキス。
飛鳥の、今は骨ばって大きい手が真波の細い体をがっちりと捕らえ、学生服に包まれた脚が
膝を割り開いてスカートを持ち上げる。背は壁に押し付けられ、足はせいぜい爪先が地面に
触れているかいないかという具合で、逃げる事など僅かも叶わない体勢に追い込まれた真波は
もはや、されるがままに行為を受け入れるほかなかった。
唇が執拗に押し付けられる合間に、獣じみた荒い息と、熱く濡れた感触が皮膚を這う。
(あ…舌、が─)
力が抜けて薄く開かれた唇を、白い歯の粒を嘗め回したそれは遂に口腔内へと忍び込み、
ひくりと震える真波の舌に触れた。軟体動物めいた動きでゆっくりと味蕾の並ぶ表面を、
上あごの裏側を、歯の根元をなぞっては、どんどん溢れてくる唾液をじゅっ、と音を立てて
吸い上げる。何度か同じ手順を繰り返し、次第と大胆さを増すその動きは真波の体ばかりか
精神まで翻弄し、蹂躙される口の中から全身の神経に火が点いたような錯覚が脳裏を侵す。
359:キューピッドのおせっかい 8/14 ◆YOLph2yTEI
13/04/22 23:33:44.42 2sfsZUI/
「んっ……ぅ、ふっ……! ぁふ、ぅ、んんっ……」
ふいに、足元も背中も、体を支えるものが何一つ無くなったみたいな不安に襲われて、
真波の両手は慌てて飛鳥の腕や背中に縋り、両脚は膝を捩じ込んでいる飛鳥の太腿をぎゅっと
挟んでしがみ付いた。いよいよ密着した二人の、衣服越しに合わさった胸からどちらの
ものかもはやわからない、早鐘のような鼓動がどきどきと全身に響き渡る。
「まなちゃん……ね、パンツ濡れてない?」
唐突に解放された唇が寂しくて、唾液で濡らされた口の周りがすうっと冷える感触に
気を取られて、真波は一瞬、耳元に囁かれた言葉の意味がすぐには飲み込めなかった。
が、次第に全身の感覚が戻ってくれば、飛鳥の足を跨ぐ形になっている両脚の間が、
下着の底の部分がじっとりと湿って冷たくなっていることを嫌でも自覚させられる。
「や……っ、ど、して……僕、そんな……!?」
人の脚の上で粗相をしてしまったのではないかと青ざめる真波とは裏腹に、飛鳥は
何故か嬉しそうに口角を上げて自分の膝で持ち上げられているスカートの裾から両手を
滑り込ませ、すべらかで肉の薄い太腿からじわりじわり掌を這わせ始めた。
「心配しないで、別にお漏らししたわけじゃないよ。女の子のここが濡れるのは感じてる
証拠だから……ほら、まなちゃん、キスだけでこんなになってる」
軽くお尻を撫でた両手は突然スカートを捲り上げ、頼りないショーツに包まれた下腹部を
外気に晒す。
真波が混乱に拍車をかけられ反応できないでいる間にも、飛鳥の指先は下着と脚の付け根の
境目をなぞってから、はしたなく湿った中心部に触れた。
「ひぅっ!?」
「はは、すごい、びしょびしょだ」
薄い布地越しに濡れた粘膜に触れられて、真波の全身がびくりと跳ねる。
ぐちゅり、と音がするほどに水気を湛えたその場所を飛鳥の手は執拗に探り、時折、
指先を食い込ませて来さえする。そのたびに色が変わるほどに湿った布地は浅ましい水音を
立て、いっそ死んでしまいたいほどの羞恥と、正体のわからない切なさが腰椎の辺りから
脳までに積もるようだった。
「あ、あす、か……やめ、それ、やめて…っ……やだよ、きもちわるい……」
涙目になっての懇願は、聞き入れられたように、その時は思えた。
両脇の下に手を差し込まれて持ち上げられ、真波の体は飛鳥の膝の上から地面に下ろされる。
やっと地に足のついた安堵に膝が崩れそうになるも、「来て」という声と共にぐいと
手を引かれて、真波は抗いもせず、導かれるままに歩き出した。
-------
360:キューピッドのおせっかい 9/14 ◆YOLph2yTEI
13/04/22 23:35:10.42 2sfsZUI/
飛鳥に引っ張り込まれたのは第二グラウンドの横手にある、主に陸上競技に使う用具が
収められた体育倉庫だった。
主将(今は男子陸上部の方のなのだろうか、だとすると元々男子の主将だった生徒は
どうしているのか、女子の主将は誰が務めているのか、真波は細かいことが気になった)
として持ち歩いている鍵で扉を開けて中へ入ると、飛鳥は重い扉をぴったりと閉めてしまう。
内部からは施錠できないようになっているが、今日はこの倉庫を使う部活はやってないから
大丈夫、と耳元に囁かれて真波の全身に得体の知れない震えが這い上がる。
二つの峰のように聳え立つ大型の跳び箱を回り込み、束ねられたハードルの合間を縫って
奥へ、高跳び競技用のマットが二つ重なっている場所へと入り込んだ少女はふいに両肩を
押されて後ろに倒れ、中途半端に柔らかくて硬い感触の上に尻餅をついた。
「まなちゃん、ここでしようよ」
四肢で自分の体を閉じ込めんばかりに覆いかぶさってきた飛鳥の口がそう動き、真波は
マットに横たわったままで軽く首を傾げる。
ここで?
何を─
「初めてがこんな所じゃ、嫌?」
気付けば吐息のかかりそうな近さまで顔を寄せていた飛鳥に問われ、展開の早さに
追いつけていなかった真波の頭もようやく今自分の置かれている状況を理解する。
初めての……を、学校の体育倉庫で。男の飛鳥と。
「い…っ、嫌!? ……っていうか僕たち今日いきなりこんな風になったばかりでさっぱり
訳わかんないし! ここ学校だし……僕、その……あの……」
正直、あらゆる意味で困る状況だ。
だけど、自分でも驚くくらいに嫌じゃない、ことに真波は内心で動揺した。
女になった自分と、男になった飛鳥でさっきみたいにキスをして、触り合って、
これから……これからたぶん、セックス、とかをしてしまう流れだというのに。
「わた……俺と、したくない?」
意識的に一人称を切り替えた飛鳥の眼には、息を呑むほど真剣な光と、おそらく男の欲が
宿っている。
どきどきと、弾む心臓が内側から胸を叩く。呼吸が喉に絡まったみたいに息苦しい。
速い鼓動はもう一つ、お腹の─臍のやや下側あたりでも高鳴っている感じがして、
下腹付近になんとなく熱が溜まってくる錯覚。
自分を護るように胸の前で構えていた両手が、じりじりとほどけて降参していく。
「う……えと、し…ても、いいけど……飛鳥、なら……!?」
なけなしの覚悟を決めた言葉の最後は、飛びつくように奪われた唇の合間で溶けて
消えて行った。
「わ、かわいいなあ、これ、誰のチョイスなんだろ。ね」
締まりがないと言って差し支えないほど嬉しそうに相好を崩した飛鳥の手は、見る間に
真波の制服の上下を取り去ってしまい、抵抗する暇もなく全開にされたブラウスの下から
現れたカップ付きキャミソールブラ(ショート丈)を前にしてのこの台詞である。
ショーツとセットになったデザインの、タンクトップのようにかぶるタイプのそれは
途方に暮れながらとりあえず開けてみた自室の引き出しの中に用意されていたものであり、
一般的なブラジャーのように背中でホックを留めたりカップに乳房をきっちり収めたりする
手間要らずで真波をほんの僅か安堵させはしたものの、見た目的にはどうにも女児用の
セパレート水着を髣髴とさせるシルエットだった。
「知らないよ! バカッ!!」
元が男のはずの自分でも切なくなるほどにささやかな胸部を包む子供っぽい下着を腕で
隠す感じに庇いつつ、真波の脳裏はなんだか鼻息がやたら荒いような気のする飛鳥の視線から
逃げ出したい気持ちでいっぱいになる。
「デザインはかわいいし、ちゃんと白い服に透けないような色を選んでくれてるよね。
おばさんかな? それとも、女の子のまなちゃんが自分で選んだことになってるのかな?」
「ひっ、や、あっ、し、知らない、知らないってばぁ……!」
一応は元が女だからそんなことが気になるのだろうか、興味津々に可愛らしい下着姿を
検分していた飛鳥の眼がにわかに不穏な光を宿したかと思うと、みぞおちのすぐ上辺りにある
キャミソールブラの下端から両手を布地内部に断りもなく侵入させてきたせいで、真波の
語尾は悲鳴じみた音程になった。
361:キューピッドのおせっかい 10/14 ◆YOLph2yTEI
13/04/22 23:36:48.22 2sfsZUI/
「ふふふ、ちっちゃいけど柔らかいし、ぷにぷにのすべすべ……」
「うぁっ!? ばかばか、揉むなよ! つまむなよ!」
骨張ってがっしりした両掌に、マシュマロめいた触感ながらも瑞々しく弾力のある
膨らみをすっぽりと収めてしまいつつ、飛鳥は激しい抗議もどこ吹く風とそれを捏ね回し、
微かに芯を持った突起を人差し指と中指で挟んでくりくりと弄り倒す。恥ずかしさと困惑から
きゃんきゃんと威勢良く吼えていた真波の声も、その執拗な攻撃に晒されるうちに次第と
上ずる呼吸に寸断され、かすれて甘い響きを帯び始める。
「……っは、ぁ…あ、あすか、やめて……それ、もう、そんなに、しないで……」
眉根を寄せて眼を潤ませ、耳の先から首筋までを艶やかに紅潮させた、たどたどしい
口調の懇願は明らかに逆効果でしかなく、飛鳥の視線も両手もいよいよ欲望を剥き出しに、
幼いデザインの下着を毟り取るようにたくし上げる。既に散々弄られて血の気を集めた肌は
外気に晒されてふるりと震え、濃い珊瑚色に染まった先端は見せつけるようにつんと
立ち上がっていた。
「あっ、飛鳥…っ!?」
ぬるっとして生温かい感触が薄い皮膚に触れ、背筋を静電気にも似た痺れが走り抜ける。
一瞬、自分の身に何が起きたのか把握できなかった真波は自分の肩口で揺れるゆるい
ウェーブのかかった髪を見下ろし、自分の胸を、正確にはその頂点を舐り、吸い付く唇と
舌の感触に呆然とした。
(あ…飛鳥が、僕の……おっぱい、舐めてる……!?)
まるで赤ん坊みたいに─と評するにはだいぶ邪気のある執拗さで片方の胸を吸う唇は
ふにふにと突端を食んで、尖らせた舌先で頂点をくすぐったかと思うと、口全体で強く
吸い上げたり、軽く歯を立てたりして初心な柔肌を弄ぶ。反対側の胸にも手指が這い、
掌全体で揉み捏ね
たり指先で乳頭を摘まんだり、時には痛みを覚えそうなぎりぎりまで引っぱったりするの
だから堪らない。
お年頃の男子として情報だけはうっすら知っていた、「女性は乳房を弄られると気持ちが
いい」という事実を己の身をもって思い知らされる事態に真波はパニックを通り越して
全身の自由が利かなくなり、くたりとマット上に四肢を投げ出した。
立てていた膝から力が抜けて、ずるずると脚が崩れる途中、左の脛が軽く飛鳥のズボンの
股間を擦る。
「ひっ!?」
「……あーあ、バレちゃった。まなちゃんがエロすぎて、ちんこガチガチになってるの」
上体を起こした飛鳥が悪戯っぽく笑って見せたが、その表情には真波でも判るくらいに
余裕がない。
急いた手つきでベルトを外し、ファスナーを下げる様をぽかんとした顔で見ていた少女は、
くつろげられた前から勢い良くこぼれ出たものを眼にした瞬間、思わず息を呑んだ。
「…………僕のより……おっきい……」
元が男としては悔しさを覚えるべきところだったのかもしれないが、さっきから散々
弄られて、熱の回った頭はどこか焦がれるような飢餓感を腹の奥に見出してしまう。
自分に触れて、味わって、あんな風になっている男性の象徴からどういうわけか目が
離せない。
気が付けば口の中にずいぶんと唾液が溜まっていて、ごくりと喉が鳴る。
「そうだっけ? んー、まあ、それは置いといて……ねえ、ここ、すごいよ」
飛鳥の手が下腹部をさわっと撫で、更に下まで滑り込む。
一度湿らされていたショーツの底は、もはや本当に漏らしたとしか思えない量の水気に
じっとりと濡れ、マットの上に小さく染みまで作っていた。
「う……うそっ、違…っ! やだ、見ないで!!」
「まなちゃんは感じやすすぎるんじゃないかなー、まだ、キスと胸だけしかしてないのに」
力の入らない下肢をしいてばたつかせる真波の抵抗をものともせず、飛鳥は跳ね上げた
片脚を簡単に掴み取ると、ぐしょぐしょの下着をさっさと抜き取り脇へやってしまう。
いまや隠す布の一枚もなく、しとどに濡れそぼった薄い恥毛と粘膜を他人の眼前に
晒しているという状況に耐えられず、真波は自らの顔を両手で覆って現実逃避を図った。
それも、ほんの数秒後までのことだったが。
362:キューピッドのおせっかい 11/14 ◆YOLph2yTEI
13/04/22 23:40:33.16 2sfsZUI/
「……!? や、ぁあっ、なに……して…っ、飛鳥……」
「まなちゃんの中、もう完璧に準備できてるね……ほら、簡単に指が入っちゃった」
両脚の間の濡れてひんやりする場所に、突然小さな違和感が入り込んでくる。
最初は探るようにそろりと入口付近を撫でていたそれは次第に奥まで侵入し、たっぷりと
分泌されていた粘液をゆるゆると掻き混ぜ始めた。自分の体の内側に触れる他人の一部と、
くちゅくちゅと鳴る水音に真波の頬はかっと染まり、目尻には涙の珠が盛り上がる。
鼻にかかった声で拒んでも飛鳥の手は止まらない。どころか、一旦抜け出しかかった指が
更に本数を増やして再び体内に沈められる。
そういえばさっきもそうだった。嫌がると余計にやる気を出すなんて、飛鳥はひどい。
変態かもしれない。
遂に指は三本か四本にもなって、真波の中を遠慮会釈もなく暴き立てている。既に痛みも
違和感も遠くなって、ただ腰の後ろやへその奥あたりがしきりと疼く、ような気がする。
「ん…そろそろ、いいかな……」
呟く声と共にいきなり指が引き抜かれた。
体にぽかりと穴が開いたみたいな感じがして、すうっと粘膜の冷える思いに心細くなる。
小さく身震いをし、脚の間にいる飛鳥の姿を見上げた、瞬間。
「まなちゃん」
聞き覚えがあるのに幾分か低い声音が鼓膜を揺らす。
ずっと小さい頃から見知ってきた幼馴染なのに、全く知らない男がひとり、そこにいた。
欠落を埋めて欲しがって、ひくひくとわななく場所に熱くて硬いものが、ぐっと
押し当てられる。
「俺の、挿れる、よ……」
眉根を寄せ、何かを耐えるような表情をした飛鳥がゆっくりと腰を突き出し、両手で掴んだ
細い腰を引き寄せる。
反射的に頷いてしまった真波はじわじわと下肢を冒す熱に、濡れてはいるがまだ物慣れない
隘路を割り入る質量に、逃げ出したくても強く押さえ付けられて何ひとつ自由にならない体に
怯えながら、精一杯首を反らして背をたわめ、やがて訪れる痛みを全身で受け止めた。
「……ァ…………ぁあ…、うーっ……!」
下腹部で、もしや裂けたかと思うくらいに肉が軋み、目尻からぼろぼろと涙がこぼれ出す。
全力疾走した犬みたいに舌を突き出して、はっ、はっ、と速いペースで繰り返す呼吸が
やけに熱い。
「はっ……ぁぐ……い、いた…い……」
そんなもの入るわけがない、と思っていた飛鳥のペニスを、真波の体は信じられないほど
深々と呑み込んでいた。
ぶつりと嫌な感触のした粘膜はじくじくと痛み、薄く血の滲む分泌液をこぼす肉ひだは
痙攣するように震えながら収縮して、内側に侵入した質量を、その形を温度を否応なしに
脳裏へと伝えてくる。内腿や尻肌に触れてくすぐったいのは根元の下生えだろうか。
汗ばむ肌と肌が押し付け合う僅かな不快感、それと裏腹のひとつに溶けてしまいそうな熱と鼓動。
飛鳥と、繋がってしまった―
「ごめん、ね、なか、痛いよね……しばらく、動かないでいるから。まなちゃんも力抜いて、
ほら、唇噛んじゃだめ」
気づかない内に噛み締めていた唇を、飛鳥の舌が労わるように舐め、ゆったりと解いていく。
言葉通りに腰はぐっと密着させたまま動かさず、代わりに唇と舌は幾度も幾度も真波の
口元から頬、目尻に鼻先にとキスを降らせ、時折舌先でちろちろとこそばしたり、リップ音を
立てて軽く吸い上げたりと忙しい。
両手はむにむにと小ぶりな乳房を揉んでいたかと思うと、脇腹に滑って優しく撫で、
太ももをさすって宥め、時に丁寧な手つきで髪を掻き撫でる。
はああ、と喉の奥で絡まっていた息を吐けば下腹部がひくひくと震え、つられて蠕動した
内部が入り込んだものを締め付けた。
363:キューピッドのおせっかい 12/14 ◆YOLph2yTEI
13/04/22 23:41:03.72 2sfsZUI/
「…あ、あす…か……」
「うん」
涙の膜が張ってぼやけた視界の中で、飛鳥の顔が馴染みのあるチャーミングな、しかし
どこか初めて見るような男くさい笑みを浮かべる。
(ああ、僕、女に……飛鳥のオンナになっちゃった……)
女の体にしかない部分に男を受け入れて、いっぱいにされて苦しいのに、なんでか
こんなに嬉しい。
雄に屈服させられて雌になった自分に、小さな屈辱と、それの裏返ったマゾヒスティックな
悦びを覚えて真波の胸はどきどきと高鳴り、肌は淡く染まって打ち震えた。
「飛鳥の……ぉ、おちんちん、僕の中に……入ってる……」
「まなちゃん、ううん、真波の中、すごく気持ちいい……ねえ、動いていい……?」
近付いた顔は熱い吐息と擦れた声を絡ませ、密着する肌は二人の体温と鼓動を混ぜ合わせる。
繋がった場所から篭った水音が響き、徐々に激しく、淫らに鳴り渡る。
肌に肌の打ち付け合う音、マットの繊維が軋む音にあえかな嬌声と弾む息が唱和し、
薄暗い倉庫の中に満ちていった。
-------
「飛鳥のバカぁ! もうこれ、どうやって帰ったらいいんだよ!!」
甘い初体験も、終わってしまえば現実的な問題ばかりが残る。
普段から運動部で鍛えているせいか、無駄に体力のある飛鳥は途中からすっかりと
可愛くおねだりするようになった真波に煽り立てられるまま三度も中で致してしまい、
ようやく訪れた賢者タイムに山積する問題を前に、やや明後日の方角を向いていた。
具体的に言えば、盛りすぎて真波の腰が立たなくなった。
その上、何度も種付けされて腫れぼったく染まった秘部からは少し身動きしただけでも
どろりと白濁がこぼれ出し、しかもショーツはびしょ濡れでもう一度穿くことすら
躊躇われる有様ときては、徒歩通学圏内にある自宅に帰還するのも困難に思える。
ついでにベッド代わりに使われた高跳びマットもだいぶ惨憺たる状態で、このまま
放置しておいては翌月曜の全校朝礼で生徒指導教諭の説教及び犯人探しが一時限目
開始時間を突破しかねない。
「ええと……まずは俺がこっそりまなちゃんを女子部活棟のシャワー室まで連れてって……
シャワーの間にロッカーの体操着を取りに行ってそれからマットの掃除とか色々」
「ここから部活棟まで何mあると思ってるんだよぉ……! 今日はどこも部活ない日だって
いっても、委員会とかで残ってる奴とか先生とか遭遇しない保証はないだろ!!
そもそもなんで体育倉庫でしようって思ったんだよ、もー、バカ! エロ魔人!!」
自分も雰囲気に流されてこのシチュエーションを受け入れてしまったことなどすっかり
棚に上げて、ぷりぷり怒っている真波を何やら考え込む目で見やっていた飛鳥はふいに
恋人の柔らかな頬に手を添え、しきりと文句を垂れ流す口をやや強引に塞いだ。
ヘッドライトの前に飛び出した猫のように、抵抗も、逃亡も瞬間忘れてしまった
隙を狙って唇と歯列を割り、捩じ込んだ舌で口腔内を舐め回しつつ汗ばんだ肌に再び
手を這わす。真波の頭がリアクションを思い出す前に、肉体の方はもう一度男に抱かれる
準備を整え、皮膚の内側に熱を点しながらゆっくりと脚を開いていった。
364:キューピッドのおせっかい 13/14 ◆YOLph2yTEI
13/04/22 23:41:40.16 2sfsZUI/
「……ッ、ぷは、ぁ…飛鳥!? なに……なんで、また……?」
「今出てったら誰かに見つかるっていうならさ、もう一回分くらい時間潰しておけば
もう皆帰ってるかなあと思って。このタイミングなら、体洗うのも掃除するのも、
同じ手間しかかからないよね」
マットに横たえられた体に覆いかぶさりつつ明朗に言い切った飛鳥が、既に充分
潤んでいる場所へと硬さを取り戻し押し入ってくる。
疲労困憊だというのに、つい甘い声を漏らして受け入れてしまった真波の上で、
まだまだ元気な恋人はいきなり信じがたい行動に出た。
「……あっ、もしもし、飛鳥ですこんばんは! えっと、今日ちょっと、委員会の仕事を
まなちゃんに手伝ってもらってたらこんな遅くなっちゃって、時間が時間だし学校の近くで
食べてから送って帰ろうと思うんですけど、いいですか?」
脇に放り出されていた制服の上着から携帯を取り出し、あろう事か自分の家に電話を
かけ始めた飛鳥に仰天している真波にも、急に押し付けるようにしてまだ通話中の携帯が
手渡される。
「はい、わかりましたー……ほら、まなちゃん代わって」
「えっ!? ひぇっ、あっ、も……もしもし!?」
電話越しの母親は呆れた口調で、何を変な声出してるの、だとか外で食べてもいいけど
ちゃんと自分の分は自分で払うのよ、などとごく普通の応対をしている。まさか、電話の
向こうで娘(今は)が一糸纏わぬ格好で家ぐるみの付き合いをしている幼馴染に組み敷かれて
いるだとか、どころか時折いたずら心を含んだ動きでゆるく内側をかき回されているだとか、
そんな事は思いもしていないだろう。いや、見抜かれていたら勿論困るが。
「あ、あ、じゃあ、うん、家の近くまで帰ったら電話するから…っ、うん、じゃあね……
……って、バカ飛鳥!! 何してんの!? 僕に何させたいの!?」
「ごめんごめん、変な声とか出さないように我慢してるまなちゃんも可愛かったからつい」
電話を切るや否や間髪入れず噛み付いたものの、全く悪びれずにろくでもないことを言う
飛鳥の姿にがっくりと力が抜ける。全身の緊張がほどけて、マットに背中を沈めた途端、
腹の奥に呑み込まされているものの角度が変わってとうとう堪えきれずに鼻にかかった
声が漏れた。
「ぁ…は……っ……つっ…つい、で人に恥ずかしいこと…さ、させんな……っ!!」
「まなちゃんは結構、M系の素質あると思うんだけどなあ」
ほら、ちょっと意地悪すると断然いい反応するし、だのとひどい事を言いながら欲の滲む
笑顔を見せた飛鳥は広げさせた両脚を膝が肩につくほど押し付け、従って高々と掲げられた
股間に乗り上がるよう、大きな動きで腰を突き込んでくる。
何か反論しなければ、と思いつつも体の方は裏腹に相手の言葉を証明するよう蕩けた
嬌声を上げ、内壁をうねらせて恋人を悦ばせてしまっている真波は途切れ途切れに明滅する
思考の片隅で、二人の関係を決定的に変えてしまった変なキューピッドにいずれ申し立てるべき
苦情を懸命に数え上げていた。
-------
365:キューピッドのおせっかい 14/14 ◆YOLph2yTEI
13/04/22 23:42:33.80 2sfsZUI/
後日。
今回の一件に関して、ひときわ感謝した側であろう飛鳥の友人や部活を介した
口コミ戦略により、一躍「恋愛成就のパワースポット」としての地位を確立した裏山のお社は、
思春期ならではの甘酸っぱい悩みを抱えた少年少女が供えていったとおぼしきコンビニや
購買のパンや菓子類(を狸や野良猫、カラスが横から失敬した末の残骸)だとか、口コミが
女子の集団を経由した際にマイナーチェンジを遂げたせいなのか祠脇の立ち木に結ばれる
ようになったリボンやヘアゴムなどで、前回来た時とはまた趣の違う片付いてなさ感を
醸し出していた。
地域美化委員としての務めとは今回関係なく、掃除用具一式を手に訪れた真波が呆れた
溜め息と共に地面に散らばるゴミを拾い始める傍ら、飛鳥はホームセンターで仕入れてきた
資材と工具を手に祠の戸の修繕に励んでいる。
「いや、まさかご神体削って持ってこうとする子まで出るとは思わなかったね」
「壊したらご利益なくなるとか思わないのかな……バカなの、そいつ?」
またしても夢に出てきた変な神様から、だいぶ泡を食った感じの訴えを受けた二人は
「自分で盛り立てろって言ったくせに、面倒くさいなあ」とか思いつつも、一応の恩義と
責任はあることだし、と奉仕活動に参上したのだった。
とりあえず家の近所の神社の神職に祠を新しい資材で修理していいものか聞きに行って
「あそこは文化財指定されてもないし、氏子も特にいないから自費で直す分には構わないのでは」
と助言してもらったり、校内カンパも幾らかあるとはいえ半ば自腹で木材やチェーンを
用意したりと、飛鳥は随分とやる気満々だ。
「ま、神様には感謝してるもの。まなちゃんを嫁にするって言う小さい時からの野望を
叶えてもらったしね」
「そんな野望、ずっと無くしとけばよかったのに!!」
わあわあと賑やかにじゃれ合っている恋人たちがふと静かになり、詰め寄ろうとする
動作の途中で躓いて相手の胸に飛び込む形になってしまった少女と、受け止める腕で即座に
その体を抱き締めた少年がごく自然に口接けを交わす光景を、祠の屋根に腰掛けている
装いだけは和風のキューピッドが「うん、いい仕事をした」と言わんばかりの表情で
見守っていた。
366: ◆YOLph2yTEI
13/04/22 23:43:14.39 2sfsZUI/
投下終了です。
お粗末さまでした。
367:名無しさん@ピンキー
13/04/23 00:42:54.06 WkuqISKS
GJ!らぶらぶイイネ
368:名無しさん@ピンキー
13/04/23 01:20:18.76 L8kqTLQb
GJ
ちょっと意地悪な元の女の子ってイイ!
369:名無しさん@ピンキー
13/04/23 23:16:03.47 rkAn1XIX
GJ!
370:名無しさん@ピンキー
13/04/24 02:27:30.97 mW6/3lSf
エロとは関係ないが変な神様がかわいい気がする
371:名無しさん@ピンキー
13/04/28 06:17:52.91 d2y6HT6s
男が女になってレズの展開はよ
372:名無しさん@ピンキー
13/04/29 00:56:48.63 S/yuN5Lx
>>371
レズ厨消えろ
373:名無しさん@ピンキー
13/04/29 01:34:14.20 Xlx2Lg2p
えwwwww
374:名無しさん@ピンキー
13/04/29 17:24:13.12 b2GzoC7b
というか、他作品の投下のすぐ後に(特定シチュエーション)はよ
とか言われて、たとえ偶々該当するようなのを完成させてても
自演だと思われそうでまず出て行かれんわ
375:名無しさん@ピンキー
13/04/30 19:19:56.06 2Os3J5tB
GJ
ちっちゃい子が可愛がられちゃう話は大好物です
376:夏菜子のなつ
13/05/01 19:28:23.51 V7Bwurm7
だが、その日から2日ほど、めまぐるしく展開した夏菜子の日々において、その後悔や罪の意識を決定的に薄めていたのは、
母、菜津子が同じようにこの「宴」に参加していたという、守谷から告げられたことであった。
夏菜子は、子どものころ、この故郷の街で育った頃から、柴崎の家のお嬢様として、
地元の国立大学の教授の娘として、恥ずかしくないような教育を受け、そしてその期待に応えるように優等生であり続けた。
一方で、地元の名門の娘として、夏祭りはもちろん、正月の祝いや収穫の祭り、運動会のようなものにもしっかりと参加していた。
それは、祖母・光子や母・菜津子のいう「この町の女の義務」であり「柴崎の血を引く者の義務」と教わってきたことである。
もうすこし言えば、母、菜津子がこの「宴」に参加していたという事実は、
熱に浮かされたような状況で夏菜子が「宴」への参加を承諾したその直後に守谷が教えてくれたことである。
「宴」と呼ばれる夜這いの習慣が乱交パーティにまで発展したその集まりに、参加してしまったことすら、
夏菜子にとって、優等生で清楚なお嬢様の自分と矛盾するようには思えなかった。町内の若者が参加する行事に呼ばれたら
参加するのが当然なのである。
それは、頭が良いゆえの、きっちりと義務をこなす責任感の持ち主ゆえの悲劇であったかもしれない。
子どものころから祖母・光子や母・菜津子が夏菜子に施してきたこの地域、この町内の教育に、
今の夏菜子がやっていることは、矛盾しないように感じていたのである。
377:夏菜子のなつ
13/05/01 19:31:06.37 V7Bwurm7
守谷は、3日ぶりにふたりきりになった夏菜子を前にして、無言のままソファにゆっくりと押し倒した。
「んふぅ・・・ん・・・」
夏菜子の喘ぎ声は、その華奢な体の中でももっとも細い腹の当たりから搾り出されるような声であった。
苦痛と快感が混ざり合った、おさえることの出来ない、女の命の声を聞けば、男としての守谷の本能はもっと盛り上がる。
「きもちいいか?」
「はい・・・」
守谷は、必死であった。「宴」の元締めとして、地元の名門である柴崎家のお嬢様、夏菜子を、
いわば下賎の男の手で落とせるかどうかは、この北の街で居酒屋を営んで生きていく他に人生の選択肢がない守谷にとって、
ただ一人の少女を同意のもと犯すことができるかどうか、というよりももっとおおきな事柄であった。
男冥利につきる、これ以上充実した瞬間がないほどの事柄であった。
夏菜子が「はい」といったときに、女としての快楽を知ったわけではなかった。
むしろ、気持ちいいなどということはなかった。この3日間で、夏菜子は、
男が女の身体をまさぐるときに、セックスの前戯を行うときに、どんなタイミングで、
その質問をぶつけてくるかということに関して、
典型的な答えが用意できてしまっていた、それだけのことである。
身体の真ん中に突然現れた筋のような裂け目、お嬢様の夏菜子のヴァギナを下から上に
なぞられて、その指が、いつもはオナニーに使っているだけの小さなクリトリスに触れた
その時、夏菜子は、すでに艶かしい喘ぎ声をあげて、そのあとは無言の時をしばし
すごして、「きもちいい」ということしかできなかったのである。
378:名無しさん@ピンキー
13/05/01 19:32:47.45 V7Bwurm7
あ、すみません誤爆しました
379:名無しさん@ピンキー
13/05/01 20:22:31.23 qWhAHPFk
ズコー
380:名無しさん@ピンキー
13/05/01 23:07:28.14 Tz0zfrws
ちょっと期待したじゃねーか!
381:名無しさん@ピンキー
13/05/02 07:48:30.69 lave7qFE
この後は入れ替わりが発生する流れですねわかります
382:名無しさん@ピンキー
13/05/07 13:25:38.48 Yr8PG4JV
むしろ入れ替わらなきゃ許さん
383:名無しさん@ピンキー
13/05/09 23:06:00.12 gXg0FA4w
様々な種族の怪人によって構成された悪の組織が体の組織を組み替える薬を開発
試験的に投与された奴がオナラで会話できるようになったり、赤ん坊に若返ったり、背中に純白の翼が生えたりする中
宿敵のヒーロー(普段は人間)を薬の実験台にし、その結果を見て人間への転用を…という話が持ち上がる
「今回の作戦は私にお任せを!」
名乗りを上げた怪人は薬によってペニスが2本に増えていた!
ここから薬を打たれたヒーローが女体化しちゃって…な話を思いついたけど既視感ありすぎな気もしてる
384:名無しさん@ピンキー
13/05/10 00:05:49.32 BN/en3gN
かまわん
続けたまえ・・・?
385:名無しさん@ピンキー
13/05/10 00:20:30.32 No8YxDn3
何と奇遇な?
386:名無しさん@ピンキー
13/06/02 15:43:46.98 1rNgAMEq
女体化→レイプで、中出しされて「駄目!赤ちゃん出来ちゃう!」って萌えるんだけど
体は女性、意識は男のままなのに中出しされたら妊娠するかもって、すぐピンと来るもんなのかな
どうであれ2つの意味で女にされるって凄くいい
387:名無しさん@ピンキー
13/06/02 18:33:15.09 1d4jgFTH
駄目!ピーピーになっちゃう……
と言うのが頭をよぎるかもしれない
388:名無しさん@ピンキー
13/06/02 18:51:18.85 lIhTpz3z
それひとつで性転換・女性化が完了してしまうアイテムより、
膨乳、痩身、縮小、若返りとか、それぞれの要素に対応するアイテムをひとつずつ使って理想の体に変身してみたい。
389:名無しさん@ピンキー
13/06/02 18:55:22.12 6hFlv1kh
いったんショタ化して、そこからロリになり、さらに急速成長するというパターンまでは妄想した。
390:名無しさん@ピンキー
13/06/02 20:44:43.78 XvsqwsN8
>>386
その辺の心理描写まできっちり書いてるのが良作なんじゃないかな
こう、なんかのきっかけでそこまで連想して急に焦るとか
391:名無しさん@ピンキー
13/06/03 23:40:17.35 NbYEISHL
女の子になって何ヶ月みたいな始まり方好き
心が男の子と女の子の間を彷徨ってるみたいな
392:名無しさん@ピンキー
13/06/21 06:48:29.85 ACH5t0Ce
>>389
それ、E-hentaiというサイトとかでgothとかで検索すると、
該当する作品があります。
393:名無しさん@ピンキー
13/06/22 20:42:44.48 U4775wCs
男体化の作品も見てみたい。
394:名無しさん@ピンキー
13/06/23 00:56:48.70 2xB3H/N+
TSアイテムを貸し出して性転換を楽しむ風俗店とかどうだろう。
性転換薬とかでTSした後、豊胸薬や痩身コルセットとかで理想の容姿を作り、好きな衣装を借りて写真や動画の撮影をしてもらえる。
395:sage
13/06/23 02:52:50.87 Wjx7Q+zU
>>394
そのサービスだけでは風俗ではないね。
リアルの「エリザベス会館」と同じ
396:名無しさん@ピンキー
13/06/24 22:25:20.91 mbkVWzXV
思い付きで書いたんだけどエロ要素があんまりない上にすごく長くなった。
これでも一応削ったほうなんで勘弁して
397:396
13/06/24 22:28:26.61 mbkVWzXV
「お父さん転生したから」
父の遺影の前で手を合わせていた俺の背後に、一人の女の子が現れてそう言い放った。
「えっと・・・?」
そう言い返すのがやっとだった。謎の少女はまるで出来の悪い生徒に説明する教師のような口ぶりで先ほどと同じ旨の台詞を言う。
「だからね、お父さん……転生しちゃった」
(子供出来ちゃったみたいな言い方するなよ・・・)
俺は白い目でその少女を見る。年齢は俺と同じで16歳くらいだろうか、童顔なのでもしかしたらそれよりも高いかもしれない。
「えと・・・?」
考えがまとまらず、とりあえずそう言ってみる。
「だからさー、俺。お父さん。」
「ああ・・・うん。」
俺の記憶が正しければ俺の父は筋骨隆々、熊とも対等に戦えるのではないかと思ってしまうような大男だったはずだ。今目の前にいるどう見ても150㎝弱の身長のこの少女が父?馬鹿言っちゃいけない。
「あのさ、もう何年も前の話だけどさ、一応俺の父さんはもう死んでるんだけど。不法侵入してまで悪い冗談言うのはやめてくれよ」
「ち、ちがっ。」
「違くねぇよ、○田ア○コが言うならまだ現実味があるけどお前が言ったんじゃなぁ」
「お、お父さんだもん……」
あーあ、涙目だよ。俺の記憶上の父は犬にかまれようと笑っていたぞ。・・・おいおい、本当に泣いてるじゃないか。
「お父さんだもん・・・」
「いい加減にしろ!!死んだ人間使って冗談言うな!」
つい強い口調で言ってしまう。それと同時に、神成でも打たれたような衝撃が全身に走る。なんだろうか、なんだかとても眠くなってきた・・・―
398:396
13/06/24 22:33:09.48 mbkVWzXV
――ああ、これは子供の時の記憶か。公園で遊ぶ俺と父さんか。ハハ、懐かしいなぁ、俺と父さんが遊んでるあの公園、もう無くなっちゃったんだよなぁ。ん、何の会話してるんだ?
「……!」
「……?」
「……、……」
「! ……」
「……、……」
「!? ……!!」
「……」
「…… !! ……!!!……!!!!」
「!?っ ……!!!」
「……!」
「…… …… ……!」
「……!」
俺が泣きだしたかと思えば、父さんがあやして……俺が嫌そうな顔をして、最後は二人とも笑ってる。そんで、父さんが俺を肩車して、公園を出ようとして・・・
……あ、そうか。この記憶は、『あの日』か。
この後、公園から出ようとしたところに居眠り運転のトラックが突っ込んでくるんだ。
そして、父さんはこの後――
――死ぬんだった。
399:396
13/06/24 22:33:49.79 mbkVWzXV
俺を何とか放り投げて、父さんは死んだんだった。その時の傷がまだ俺の身体には刻まれているけど、俺はその傷を嫌だなんて思ったことは一度もない。だってそれは、父さんが俺に残してくれたモンだからな。
例え死んじまっても父さんは、父さんの意思は俺の左腕に刻まれてるんだ。
「おお! 目が覚めたか、息子よ」
視界の入る先ほどの少女。ここは・・・俺の部屋か。
「で、お前・・・何でここにいるんだ」
「なんでって、俺こそお前のお父さ・・…」
「ああ、もうそういうのいいから」
ゆっくりと起き上がる。なんだか体がふわふわしてる。心配そうに声をかける少女。ああ、なんか鬱陶しいな。ここはひとつ、きつく言ってやるか。
「お前、警察呼ぶ前にさっさとここから消えろ」
「なっ!貴様一体夢の中で何を見てきたんだ!」
「はぁ?」
夢の中って、父さんが轢き殺されるあのシーンのことか?そりゃ、トラック位なら余裕で勝てると信じていた親父が死んだのは衝撃的だったけどな。
「何言ってるのかわからねぇけどよ、お前本当いい加減に・・・」
「約束!」
「・・・は?」
「約束! 見てきたんだろ、あの日の記憶を。約束を!!」
「・・・約束?」
「ああ、神のやつを説得してせっかくこの身体を買ってきたんだぞ。お前との約束を果たすためにな。」
約束?神?身体を買った?何のことかさっぱわからねぇ。・・・いや、あの日、俺は父とどんな話をしていたんだっけ?
「って、なんで人の見た夢の内容がわかるんだよ!」
少女は何も言い返さず俺の瞳をじっと見てくる。
400:396
13/06/24 22:43:41.27 mbkVWzXV
「……だよ」
「は?」
口元がかすかに動いた気がした。聞き返すと少女は真っ赤になって大きく口を開く。
「き、聞き返すなよ!恥ずかしい」
恥ずかし奈良初めから言わなけりゃいいのに。・・・しかし、あれだな。不法侵入女のくせして相当かわいいじゃないか。
長い黒髪、くりくりとした可愛らしい瞳、プルプルと柔らかそうな唇、透き通るように白い肌(今は紅葉したように真っ赤だが)、身長は俺よりも20センチ近く低いのに出るとこは出ている女らしい体つき。正直、相当好みだ
「!!」
俺は身体を大きく震わせた。
「お、お前」
「仕方ない、強硬手段にでるぞ」
この女、急に俺の股間をつかんできやがった。
「うっ」
我慢しないといけないはずなのに、体が反応する。ヤりたい・・・この女と。
「ほらほらぁ、体は正直だぞ」
童顔のくせして妙に色気のある表情と口調で俺に話しかける女。なんなんだよ、一体。
「い、いいのかよ?」
そう聞き返すのがやっとだった。女が恥ずかしそうに頷くと同時に、俺の中の野生が暴走した。薄れゆく理性で俺は、「ああ、母さんが旅行に行ってて本当に良かった。」と考えていた。
401:396
13/06/24 22:44:16.21 mbkVWzXV
――時計を見ると、この女とやり始めて数時間が立っていた。俺の横で気持ちよさそうに眠る女は自らの名を「優子」となのった。
一体何回やったのだろうか?記憶にない。ただ、掌にはしっかりと優子の柔らかな肌の感触が残っていた。
「D・・・いや、Eか?」
真剣な顔で考察する。築けば優子は全裸だった。来ていた真っ白なワンピースは俺が破ったのだろうか、びりびりに破れたただの白い布と化していた。
「Fだ。奮発したんだぞ」
「うおぉっ!」
向くりとベッドの上で上体を起こした優子が言う。
「まぁ、あれだ。俺とここまでやったんだから、や以後まで話しを聞いてくれるよな?」
半ば脅すような口調で優子が言う。一瞬にして押し寄せる罪悪感と恐怖、俺はゆっくりと頷いた。
「――つまり、お前は本当に俺の父さんなんだな?」
聞き返す。いや、その必要はないのだが・・・
「ああ、殺気から何度もそう言ってるだろ。証明もしたしさ」
「だよなぁ」と言い返す、父しか知らないはずのことを質問したがこいつは即答し続けた。出した問題は軽く百を超えるというのに、これはもう、悪戯とか、そういうレベルじゃできない芸当だ。
こいつが俺の父と信じたほうがまだ現実的である。しかし・・・設定がなぁ
「どうした、そんな白目で見て?」
「なんでもねぇよ。『お父様』」
わざとらしく言ってみる。
ちなみに優子(父さん)の言っている設定とは
・父さんは天国で働き、天点というあの世のお金のような物を稼ぎ、俺後のこの身体を買った。(しかし、それでは天点が足りなかったので自らの身体を質に出してこの身体を買った)
・その際、神にとても止められた(元々の父さんの身体は天使でもうらやむような高レベルな能力(笑)をひめた身体だった)
・この世には昔の俺との約束を果たしに来た
402:396
13/06/24 22:45:08.05 mbkVWzXV
うーん、難しい。けど、やっちまったのは事実だし。
「颯太」
悩んでいるところに声をかけられる。考え事を中断されるの嫌いなんだけどな。
「何?」
「俺のことは優子って呼んでくれて構わん。父親扱いもしなくていい。」
「・・・そうか」
「ああ、だから……お前の……」
「ん?」
「お前の・・・」
え?え?ちょっとまってちょっとまって。お前俺の父なんだよな?男なんだよな?何でそんなに可愛いしぐさでもじもじしてるの?何でそんなに顔赤いの?リンゴなの?
「お嫁さんにしてくれ」
「・・・」
「・・・颯太?」
「・・・ああ、そういう・・・」
思考停止、もう一ぢょく考えよう。
「颯太!!」
うおっ!思考停止中断、無理やり意識戻された・・・。
「なんだよ」
「俺はお前の父であって、父ではない」
「は?」
「確かに今はお前の父『源次郎』としての人格しかないがな。俺は天界で純白の魂を買った」
「純白の・・・魂?」
「ああ、その名の通り、今は何の意識も持っていない、まっさらな状態の魂だ。すごい高いんだぞ。」
何でドヤ顔なんだよ・・・。
「・・・で?その純白の魂とやらがなんなの?」
「コホン、それはだな」
あ、わざとらしいくしゃみの仕草くそ可愛い。
403:396
13/06/24 22:45:41.83 mbkVWzXV
「これから俺は女の子らしく振舞う。そうすれば『お前を好き』という気持ちが純白の魂に書き込まれる。そして次第に純白の魂は成長していき、新しい魂『優子』が生まれる」
「つまり?」
「俺は優子が生まれるまでの代役みたいのもんさ」
「・・・そうか」
これから父さんと(少女の姿だけど)会えるかと思ったのにな。
「そんなさびしそうな顔をするなよ。約束したじゃないか」
「ああ、うん。でも、その約束の内容が思い出せないんだ」
「ははは、なんせ俺が・・・わ、ワタクシがシんだヒでありますからね」
は?どうしたんだ急に
「い、いや、言葉使いにも気を付けなくちゃと思ってだな・・・」
小声で優子が言う。ああ、それで急に口調が変わったのか。
「むしろすごい不自然だろ。変な性格になったらどうする」
「うっ・・・」
むぅ、涙目は反則だ・・・。
「まぁ、そこはお前の方からもフォローを頼む。可愛い彼女GETのためにもな」
にやりと笑う優子。ああ、なんかすっげぇ可愛い。しかし、約束の内容って一体・・・?
―その日から俺と優子の生活は始まった。優子は何でもお目付け役の天使と一緒に近くのアパートに住んでるらしい。学校であまり目立たない俺と、謎の美少女転校生のカップルの噂は数日もせずに学校中に轟いた。
初めこそ女の子らしい言動ができずに戸惑う優子だったがお目付け役の天使が色々と面倒を見てくれてなんとか3か月の時がたった。
「しかし、変われば変わるもんだな」
俺が言う、優子は微笑み返す。
「うん、颯太に気に入られた一心で頑張ったからね」
屋上で優子の作った弁当を食べる、美味い!本当に美味い!初めこそ弁当という名の兵器だった優子の手作り弁当は今やどこに出しても恥ずかしくないレベルまで上達していた。
404:396
13/06/24 22:46:25.98 mbkVWzXV
「しっかし、あれから3か月かー。私たちの関係に騒ぐ人も減ったし、お母さんとお父さん(の遺影)へのも済ませたし、あとは優子の人格が完璧に自立すればいう事ないね!」
優子が微笑む。頬に着いた米粒をとって、それを俺の口に運ぶ。
「え!?ヤダ、ついてた?」
「うん、かわいかった」
「かっ・・・! そういうんじゃないでしょ!ついてたんだったら言ってよ、もぉー」
「わりぃわりぃ」
「あー、反省してないなー」
「ばれた?」
「もうっ」
頬を膨らませむくれる優子。ああ、可愛い。可愛いなぁ・・・・キス、しちゃおう。
「こらこら、屋上と言えど、ここは学校ですよ」
突如目の前に天使が現れた。いい所だったのに!
「なんの用だよ」
ふてくされた感じでいう、邪魔虫が・・・!
「私、心読めますけど。あなた、地獄に落ちたいんですか?」
ごめんなさい。超かわいい天使ちゃん、許して。
「・・・ふん、まぁ、いいでしょう。それより、明日ですよ」
「何が?お前の燃えないごみの日?」
「・・・燃えないごみの日も明日ですがね、そうじゃありません」
「どうしたの?ルーちゃん」
説明しよう、ルーちゃんとは優子のお目付け役の天使である。なんだか最近天上に復帰したばかりの問題児(だった)らしい。復帰一番目の任務として重要性の低く、ルーちゃんが長く過ごした下界が舞台の優子のお目付け役に任命されたらしい。
「あした、完璧に優子様は自立します」
「マジで!?」
「やったぁー、これで私も一人前!」
「ええ、それで・・・その。颯太様とお話がありまして」
「・・・なに、ルーちゃん。別れる前に颯太に愛の告白?颯太の事寝取る気ね」
優子の視線がルーちゃんにグサグサと刺さる。ああ、ヤンデレ属性はつけたくなかったのに。
405:396
13/06/24 22:47:44.81 mbkVWzXV
「安心してください。そんな気はありませんから。ただちょっと、お父様……源次郎様のことで少し場からお話がありまして」
「父さん?」
「そっか、おっけー。じゃあいいよ。でも、それって・・・」
「ええ、あなたがいてはダメな話です」
「・・・仲間外れ」
リスのように頬を膨らます優子。うん、可愛い。
「ほら、見とれてないで。早く来なさいエロ太・・・颯太様」
「おい、今のわざとだろ」
「失礼、噛みました」
絶対嘘だ・・・・。
・・・と、結構念いりに優子と離れるんだな。なんお用事だ?
「用事と言うのはですね、颯太様。お父様のこれからの事です。お分かりでしょうがあの場所にいるのはもうすでにあなたのお父様である源次郎様とは別人。正真正銘の優子様です。」
「知ってるよ、この前も教えてくれたじゃん。確か、99.9%優子なんだろ?」
「ええ、そうです。ですから私があなた達の関係をホモ呼ばわりしていたのはお父様が50パーセント以上を占めてた初めのひと月だけであります」
割と最近まで言ってなかったか?こいつ・・・
「さて、明日の朝。優子様は優子様になります。もう何日も優子様の中で眠り、その身体を形成するために優子様の中に居続けたお父様も解放されるのです。」
「うん、いい事じゃないの?それ」
「無論、いいことですね。私も晴れて展開に戻れますから」
「じゃあ、なんでそんなことわざわざ・・・」
「このままじゃ、お父様は
――消えます」
え、マジで?
406:396
13/06/24 22:48:21.13 mbkVWzXV
「マジです。大マジのマジ。本気と書いてマジと読」
「もういい。で、なんで父さんは消えるんだ?」
「お父様が下界に降りてくるのを神様が止めたこと、ご存知ですよね?」
「ああ、知ってる。なんでも父さんの元々の身体は天使たちから見ても…」
「違います。・・いえ、それもあるのですが。違います。神様がお父様を引き留めた本当の理由・・・」
「本当の・・・理由?」
「え、口止めされてましたけど、一応言いますよ。」
「おう、頼む」
いつになく真剣な表情で俺たちは会話をする。ルーちゃんも今日はやけにシリアスモードだ。いつも和菓子を食べながら昼どらを見るルーちゃんからは想像もできないくらいに。いつもスーパーで割引商品を狙う姿からは想像も
「もういいです。本題に移りますよ」
「おう」
「お父様はすべての天点を消費して、下界に降りてきました。天点とは、魂の値打ちです。もとい、魂そのものなのです。あの世は素晴らしい所でしてね、ずっと過ごしていたいと皆が思うのです。しかしそれでは魂は輪廻の輪には戻らない」
「うん」
「ですから、天点を基準として判断するのです。まず、死ぬまでに行った善行に相応した天点を与え、あの世で仕事をすればさらに天点を渡します。天点はこの世じゃ「運」とか「才能」とかと呼ばれることもあり、持っていればいるほど良い物とされます」
「おう」
なんつーか、分かりやすいようでわかりにくい説明だ。
「あの世で過ごせば過ごすほど天点は消費されてゆきます。そして、天点が残りわずかになれば、生き物は魂だけの存在となります。この時、失った体に相応した天点を渡します。その天点だけは特別で輪廻の輪に持ち込むことができます。」
「つまり、特別な天点を失った父さんは輪廻の輪に入っても沸くな生き物には生まれ変わらないってこと?」
「――それどころか、輪廻の輪にすら入れないでしょうね」
「!! な、なんでだよ!」
声を荒げてしまった。しかし、父さんのためだと思えば、恥ずかしくもなんともない。まったく、困ったもんだな、俺も。
407:396
13/06/24 22:49:01.71 mbkVWzXV
「マジです。大マジのマジ。本気と書いてマジと読」
「もういい。で、なんで父さんは消えるんだ?」
「お父様が下界に降りてくるのを神様が止めたこと、ご存知ですよね?」
「ああ、知ってる。なんでも父さんの元々の身体は天使たちから見ても…」
「違います。・・いえ、それもあるのですが。違います。神様がお父様を引き留めた本当の理由・・・」
「本当の・・・理由?」
「え、口止めされてましたけど、一応言いますよ。」
「おう、頼む」
いつになく真剣な表情で俺たちは会話をする。ルーちゃんも今日はやけにシリアスモードだ。いつも和菓子を食べながら昼どらを見るルーちゃんからは想像もできないくらいに。いつもスーパーで割引商品を狙う姿からは想像も
「もういいです。本題に移りますよ」
「おう」
「お父様はすべての天点を消費して、下界に降りてきました。天点とは、魂の値打ちです。もとい、魂そのものなのです。あの世は素晴らしい所でしてね、ずっと過ごしていたいと皆が思うのです。しかしそれでは魂は輪廻の輪には戻らない」
「うん」
「ですから、天点を基準として判断するのです。まず、死ぬまでに行った善行に相応した天点を与え、あの世で仕事をすればさらに天点を渡します。天点はこの世じゃ「運」とか「才能」とかと呼ばれることもあり、持っていればいるほど良い物とされます」
「おう」
なんつーか、分かりやすいようでわかりにくい説明だ。
「あの世で過ごせば過ごすほど天点は消費されてゆきます。そして、天点が残りわずかになれば、生き物は魂だけの存在となります。この時、失った体に相応した天点を渡します。その天点だけは特別で輪廻の輪に持ち込むことができます。」
「つまり、特別な天点を失った父さんは輪廻の輪に入っても沸くな生き物には生まれ変わらないってこと?」
「――それどころか、輪廻の輪にすら入れないでしょうね」
「!! な、なんでだよ!」
声を荒げてしまった。しかし、父さんのためだと思えば、恥ずかしくもなんともない。まったく、困ったもんだな、俺も。
408:396
13/06/24 22:50:45.43 mbkVWzXV
「言ったでしょう、すべての天点を消費して下界に来たと。天点を全く持たない者は輪廻の輪にすら入れず、消滅するのです。あのブッタも、人々の幸せを祈るために数千人分はあろう自らの天点をこの世に残しまし、輪廻の輪から外れました。」
「・・・」
「残念ですが、源次郎様が選んだ道です。伝えるなと言われましたが、それでも、伝えるべきだと思い、不肖私(ワタクシ)・・・お伝えしました」
「・・・そうか、ありがとう」
父さんの選んだ道か・・・。
「ルーちゃん、一つだけ頼みがある。」
真剣な表情で言う。ルーちゃん、頼むぜ。この前かしたDVDの借り、返してもらって名からな。
「ええ、いいでしょう」
にこりと笑ってルーちゃんが頷く。こんなかわいい顔して神様殺そうなんて企てるとは・・・・恐ろしいね。
「余計なことは考えなくて結構です。」
「余計なひと言と行動こそが、俺野アイデンティティーだ」
「3か月も一緒にいて端的来ましたよ、それ。・・・でも、気に入りました。私もしましょう、『余計なこと』。なんせ、この前お借りいただいたDVDの借りと、それ壊してしまったお詫びがまだでしたからね」
DVD壊したのか、こいつ。微笑んで言うなよ。しかしなんだ、こいつが言うと「余計なこと」ってセリフ妙に怖いな。
ルーちゃんと別れ。俺は優子の所へ戻る。
「なぁ、明日。お前の誕生日をしないか?」
「誕生日?」
「ああ、盛大に祝おうぜ。」
「うん!」
さて、誕生日の前に、父さんに別れを告げないとな。 どんなことを考えていると、優子がものほしそうに俺を見てくる。
「颯太、私、明日頑張るね!勝負下着はいちゃうからね!」
「ああ・・・、うん。」
鼻息を荒くする優子、別にそう言う展開を期待していたわけじゃないんだけどな・・・。正確形成の段階でエロことしすぎたか・・・しかしあれは、高校生の性というものだ。仕方ない。うん。
409:396
13/06/24 22:51:16.91 mbkVWzXV
―翌日、優子の部屋にて
「さて、優子様には少々眠ってもらっている。」
「ああ、ありがと」
「そして、颯太様にも眠ってもらいます」
え?・・・・え!?あ、なんかい意識が遠く・・・。
*
「さて、さぁ、起きてください源次郎様。お別れの挨拶ですよ。」
「ん・・・ん!?」
「お話ししましたよ、あなたのこと」
「余計なマネしよって・・・」
「まぁ、いいじゃないですか。女の子のイロハをあなたに叩きこんであげたのは私ですよ」
「・・・お早う、父さん」
俺はゆっくりと起き上がり言う。ルーちゃんめ、粋なマネしやがって。
「父さん、思い出したぞ。約束」
優子・・・いや、父さんの眼を見てはっきりとお言う。ありがとうルーちゃん、やっと思い出せた。
「父さん、父さんがここまでしてくれたのは、全部あの時の・・・」
約束・・・
*
『お父さん!』
『なんだ?』
『僕ね、告白したんだ』
『何! 誰にだ』
『由美子ちゃんだよ、振られちゃったけど』
『!? 泣くな!!』
『だってぇ・・・』
『えぇっと !! そうだ!!!いいこと思いついた!!!!』
『!?っ 聞かせて!!!』
『俺が女になって颯太と付き合う!』
『うげー、きも。泣くのやめるから自分で探す!』
『ははっ、そうか。頑張れ!』
*
「ああ、最期の約束だったからな。」
「・・・そうか、そうか。ありがとう!」
ああ。まだ言いたいことたくさんあるのに、まだ伝えたいことがたくさんあるのに・・・言葉じゃなくて、涙ばかりが溢れてくる。
「颯太」
なんだよ、父さん。そんな、寂しそうな声・・・出さないでくれよ
「優子ちゃんと、末永くな」
「・・・ああ、あんたもな。」
涙で揺れる視界の先で親父が気を失った。
「・・・源次郎さんの魂が、あの世へ行きました。」
「そうか・・・そうか。」
涙をぬぐう、ふとルーちゃんの方を見ると、とても驚いた顔をしている。
「は・・・はは・・・ハハハ!やってくれるじゃないですか神様!」
410:名無しさん@ピンキー
13/06/24 22:51:59.03 mbkVWzXV
「は?ついに全ての頭の螺子がすっ飛んだのか?」
「失礼な!一本も外れちゃいませんよ」
「つまり元からポンコツか」
いつもの調子の口調で話すが、むなしさがぬぐえない。そんな俺の心情を察したか(つーかコイツ、心が読めるけど)、ルーちゃんはニコリと笑った。
「大丈夫!神様、なかなか粋なまねをしました。」
「粋なマネ?」
「えぇ、『優子の前身』として過ごした時代に稼いだ、ほんの僅かな天点は源次郎さんに加算されました。勿論、それだけで輪廻の輪には加われませんが。神様は、源次郎さんに天使として、ある仕事を託しました。」
「ある・・・仕事?」
「ええ、その仕事には私も同伴です。」
「は?」
何言ってんだ、こいつ。とりあえず父が助かったぽいから別にいいけど、もっとわかりやすく説明してもいいのに、とも思う。
「仕事内容は…」
「優子の親」
・・・あれぇ、ルーちゃん以外の声が聞こえたぞ。なんか、男の声だぞぉ。
「父・・・さん?」
振り返る。そこにいるのは天使の身に着けるローブのような物に身を包んだおっさんが立っていた。
「久しいな、宗助!」
「颯太です。」
ああ、この面白くないギャグ・・・間違いない、父さんだ。見た目は全然違うけど、父さんだ。これからは父さんに会うことができ
「さて、記憶を消しましょう」
411:396
13/06/24 22:52:34.78 mbkVWzXV
・・・ん?
「記憶、消しますよ。颯太様の。」
「あー・・・なんで?」
「死人でも天使でもない颯太様がこのことをずっと覚えておくことはできませんから。」
「そういうことだ」
父さんまで・・・。はぁ、・・・そういう事かい。
「オッケ、んじゃぁ・・・優子も?」
「ええ、忘れますよ。記憶は周辺の人も含めて都合よく書き換えられます。」
そうか、そうなのか、・・・残念だな。
「・・・大丈夫ですよ。颯太様が忘れても私たちは覚えていますから。」
そういう問題じゃないけど・・まぁ、いいか。
「さて、私たちは出てきます。旅行している、と言う名目でこの家を数日空けます」
? どういう意味だ。
「正真正銘、完璧に自立した優子様と・・・最初は二人きりがいいでしょう?」
「そりゃ、ありがたいけど。いいのか?娘の誕生日に家を空けるなんて?」
「問題ない、お前がいるからな。まぁ、あれだ。俺の事なんて忘れて優子と仲良くやれよ」
「・・・あぁ、そうかい。しかーし、父さんのことは忘れねぇな、一生。なんたって、これがあるからな」
俺は誇らしげにあの時の事故によって出来た傷を掲げた。津さんが微笑み、ルーちゃんが覚悟を決めた目になる。俺も覚悟を決める。さぁ、優しくしてくれよ。るし・・・ルーちゃん
***
なんだか頭がさっぱりしてた。そういうことをする気なんて全くなかったのに、純粋に優子への愛があふれ出た結果だったんだ。と、俺は思う。お互い同意の上だし、避妊もしてる。問題はない。俺と優子はベッドの上で横になっていた。
「優子、好きだ」
わかりきってることを言ってみる。「私も」と優子も返した。そして優子が意味有り気に微笑む。
「・・・なんだよ」
聞いてみる。この優子の微笑みの理由は、俺には分からない。誕生日に一緒になれたからか?
「颯太、裸だ」
「・・・は?」
裸だって・・・、お前だって裸じゃないか
「初めてした時、颯太・・・上着着てた。傷・・・あるから」
ああ、そういう事か。何でだろう、こいつと付き合ってからこの傷をさらすことにも抵抗を無くなったんだよな。
「・・・」
「・・・え、なに!?」
俺の視線に藩王氏、優子の顔が赤くなる。
「いや、なんつーか・・・。優子と付き合えて、良かったと思ってさ。」
ああ、うん。そうだよな。それだけだ。
俺は優子の手を握り、優しくキスをした。
END
412:396
13/06/24 22:57:13.86 mbkVWzXV
以上です 長くて済みません
途中2回登校したり、誤字多かったりするけど見逃してください
413:名無しさん@ピンキー
13/06/25 00:36:20.49 og9QGIVn
面白かった
身体が優子の父が可愛かったです
414:396
13/06/25 00:51:06.25 yeif99OV
ありがとう
女体化スレなのに個人的に書いてて一番楽しかったのはルーちゃんだったけどw
性転換したルシファーとかいう設定にしようかと思ったけど長くなったのでカットしましたw
415:名無しさん@ピンキー
13/06/25 10:28:48.80 Zd+DDFM/
面白かったんだが、誤字脱字がかなり多いのがだいぶ気になった
勢いに任せて書いてる感じがするのはいいんだけど、
萌えどころでガクッと引っかかってしまうとちとつらい
416:名無しさん@ピンキー
13/06/25 21:11:05.45 g0pjxE3k
ごめん 結構気を付けたつもりだったんだけど書いてる途中で
どうしてもやらないといけないことを思い出して焦ってしまった。
・・・修正して投稿しなおすか
417:名無しさん@ピンキー
13/06/25 22:22:54.32 9aFJ+QLJ
乙
ささっと直して自分でまとめwikiに載せちゃうとか。ルール的に良いのか知らんが
418:名無しさん@ピンキー
13/06/27 14:19:09.83 GwdbmF8V
意味わからん
なんで父さんが主人公と付き合わなければならないんだ?
普通に考えれば主人公の母さんと元通り付き合うべきだろう。
419:名無しさん@ピンキー
13/06/29 11:34:29.49 o/UXVgQ7
保管庫更新しました
URLリンク(www4.atwiki.jp)
投稿済み作品を編集したい方は
wikiトップページにメアドありますので
ご希望のメンバー名とパスワードをメールで送って下さい
編集用アカウント作ります
420:名無しさん@ピンキー
13/06/29 12:59:17.29 auzCYClH
乙
421:名無しさん@ピンキー
13/06/29 19:06:01.32 2eELrLfj
>>418
そうかもしんないけど約束を果たしに来たって設定なんだよごめんなさい
>>419
こんなサイトあったんだ・・・
422:名無しさん@ピンキー
13/07/03 04:20:15.62 48ybczrF
小学生の時入れ替わり、中学生で発育に戸惑い、高校生で異性の身体のまま初体験し、大学生で身体に心が引きずられ
十数年元に戻ろうと試行錯誤するも叶わず
結婚してしまった入れ替わり男女で一つお願いします
423:名無しさん@ピンキー
13/07/03 21:10:32.58 f2hb+WL8
性転換したものどうしって設定はあんまり好きじゃないなー
女体化した男×男 が自分的にはベストだけど
みんなの好きなシチュエーションってどんな感じ?
424:名無しさん@ピンキー
13/07/06 01:31:16.02 rOyMI8yi
俺は♂になっちゃったおにゃのこが男の娘の事を♂だと知らずに、
綺麗な体にドキドキしちゃうのとか、パッと見わけ分かんないのとかが好きだよ
425:名無しさん@ピンキー
13/07/08 02:31:39.69 BHCZZKgO
呪いで入れ替わってしまった男の子と女の子
元に戻るには同時にイかないといけない
しかし経験も無くイきにくい女の身体と思春期の男の身体でタイミングが合わず
元の身体に戻れないまま身体を重ねるうちに異性の快感に病みつきになってしまう
触発されてしまったorz
426:名無しさん@ピンキー
13/07/17 05:23:18.94 BGtECyWT
ここはエッチじゃなきゃ駄目ですか?
427:名無しさん@ピンキー
13/07/17 19:46:14.19 89KOeC4X
エロパロなんで。
428:名無しさん@ピンキー
13/07/17 20:59:41.41 FMsotMUE
だが待って欲しい。
>>426が不本意な理由での性転換っ子のセリフだとしたら
かなり来るものがある。
ここ(変わってしまった部位)はえっちじゃないと駄目ですか?
429:名無しさん@ピンキー
13/07/17 21:05:23.12 U5X6ldA+
わっ・・・体がどんどんエッチになっていっちゃう//
430:名無しさん@ピンキー
13/07/17 22:47:22.48 ZBXUGZiX
胸がぁ……どんどん大きくなっちゃう………
僕男の子なのにぃ…
431:名無しさん@ピンキー
13/07/19 23:56:56.94 NuHiRoaW
ああああ、俺の○ン○ンがどんどん小さくなっていってる・・・
432:名無しさん@ピンキー
13/07/22 08:46:46.86 VVgyaVIE
有頂天家族の主人公って女装しているわけじゃなくて、女に化けてるんだな
狸って便利だなー
433:名無しさん@ピンキー
13/07/22 13:24:45.54 f8J4tgUE
>>432
ふふふ、あなたも女の子に化けてみる?
434:名無しさん@ピンキー
13/07/22 18:48:50.35 GPUTnEgH
「我が家のお稲荷さま」のキツネは男女どっちにも化けるので萎えた
435:名無しさん@ピンキー
13/08/05 23:49:26.99 w9mAU+U2
変身後じゃなくて変身過程を重視した小説はないかのう
436:名無しさん@ピンキー
13/08/06 03:19:27.42 iJw03kSQ
幾らでもあるじゃないか!
おっぱいプリンとか
あなたが知らないだけ
437:名無しさん@ピンキー
13/08/06 03:34:22.75 d8j8Kj8W
デブ男死ねデブ男死ねデブ男死ねデブ男死ねデブ男死ねデブ男死ねデブ男死ね
デブ男死ねデブ男死ねデブ男死ねデブ男死ねデブ男死ねデブ男死ねデブ男死ね
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438:名無しさん@ピンキー
13/08/07 19:38:08.86 xMd1yxsJ
思いつきネタ、エロは全然ない。
***
公園のベンチに座る少年ら数名に、一人の男子が駆け寄る。彼の名前は長谷川勇樹、名前に反して非力な男子で、所謂いじめられっこのパシリでる。その手にはコンビニ袋がぶら下がっている。
「山田君。言われた通り、コーラ買って来たよ」
「遅いんだよ、鈍間!」
「うぐっ」
長谷川は、ベンチに座る少年たちに飲み物を手渡したところで、少年たちのボスの山田健司に殴り飛ばされる。
「ご、ごめんなさい。でも、あんまり急ぐとコーラが噴き出ると思って」
長谷川が殴られた腹部を抑えながらそう弁解する。彼らは中学生であり、その若さゆえイジメも手加減を知らないキツイものであった。
「まぁ、その点は評価してやる。」
山田の言葉を聞き、長谷川は薄ら笑いを浮かべながら立ち上がる。そして、談笑を続ける山田達をただじーっと眺めていた。
「そんなに見てくるんじゃねぇっ、気色わりぃな。」
「ご、ごめん……」
少年らの一人に怒鳴られ、長谷川が視線の向きを変えた。
(なんで、こうなっちゃうんだろう。僕はただ、友達になりたいだけなのに。)
自然と溢れた涙をふき取り、数十分間長谷川はそこに立ち続けた。会話の内容は、「女とヤりたい」だとか、「○○は最近エロい体つきになった」とか、性欲の鬱憤をただ愚痴るだけのものだ。
「ふー、んじゃぁ、そろそろ帰るか」
山田がそう言って、他の少年らも立ち上がる。皆、次々に飲み終わった空のペットボトルを長谷川に投げ当て、去ってゆく。数分そこに立ち尽くした後、長谷川は散らばったペットボトルをかき集め、ごみ箱へと捨てに行く。空は夕焼けに染まり、公園には長谷川しかいない。
439:名無しさん@ピンキー
13/08/07 19:43:18.70 xMd1yxsJ
のそのそとゴミ箱にペットボトルを入れた長谷川は、なんとなくゴミ箱の中をのぞいた。
ペットボトルを通してピンクの冊子が透けてみえる、気付けばその冊子を手に取っていた。何故そんな行動をとったのか、長谷川自身わからない。不思議と身体が動いたのだ。
表紙も背表紙も何も書かれていない冊子を、ぺらぺらと捲る。パッと見た限りでは、ゲームの説明書のようであるが、その実態は中二病ノートであった。「ふふふ」と笑いながらそれをポケットに忍ばせ、長谷川は帰路に着いた。
長谷川の両親はすでに他界しており、現在は親戚の家で暮らしている。親戚の家には親戚のおばさんと、その娘であり長谷川より2歳年上の女子高生が住んでいる。
長谷川は、親戚のおばさんと娘から邪魔者扱いをうけていた。
おじさんはまるで長谷川を息子のように思っており、とてもよくしてもらっていたが、数年前におじさんは転勤となり、単身赴任をし始めたのだ。
それからというもの、現在のような長谷川の生活は始まった。
それについて長谷川は、おじさんには黙っているので今ではおじさんは半年に一回帰ってくるか来ないかという具合になってしまったのだ。
おばさんは長谷川を召使いのように扱う。それでも長谷川はおばさんを恨んではいない。
曲りなりにも育ててくれた恩があるし、召使い生活のおかげで家事全般を身に付け、明日にでも一人暮らしをできるだけの能力は身に付けていた。今日の夕食だって長谷川が作ったハンバーグである。
「明日から、旅行に行くから」
食事中、唐突におばさんが口を開いた。長谷川は「わかりました」と返事をし、一人だけ白米と味噌汁、そして漬物だけの夕食を食べ続ける。
親戚の娘は今日から夏休みであり、こういった長い休みにはおばさんと二人で旅行へ行くのがお約束であった。因みに長谷川は明後日から夏休みである。
「生活費はこれを使いなさい、足りなくなっても私は知らないから。」
「あと、私らの部屋に勝手に入らないでよ。洗濯も、洗濯機は使わない事!」
おばさんから封筒を受け取ったあと。何度も注意事項を聞かされ、その都度何度も返事をする長谷川。その心の中は明日からは家事全般の半分から解放されることを想像し、とても晴れやかであった。
部屋に戻り、公園で手に入れた中二病ノートを読みだした。まるで図鑑のようなその中身は、なかなかに手の込んだものであった。1ページに一つ、「体力を上げる方法」だとか、「自己治癒力を高める方法」だとかが載っている。
「へぇ、「呪文」+「何か」で効果を発揮するのか」
感心しながら、中二病ノートをめくる。中盤に差し掛かり、内容が少し破廉恥な無いようになってくる。ふと「女性のパンツを食い込ませる」ページを開き、長谷川は口を押えて小さく笑う。
(もし、本当に可能なら……?)
そう思って、ページに書かれていることを真似てみる。その内容は「モッキョ」と言うおかしな呪文を呟き、パンツを食い込ませたい女性をイメージするだけである。標的は親戚の娘である。
「……やっぱり、何も起きないか。馬鹿らしいや。」
数秒耳を澄ませるが、なんの反応もない。笑いながら冊子に視線を戻す。何気なく「女性のパンツを食い込ませる」ページを再び読む。長い説明文の最後の行に、長谷川の視線は集中した。
【……である。因みに、この効果はじわじわと時間をかけて発揮するものではなく、数分後に急に、且つ、一気に発揮される】
「……もしかして」
長谷川はゆっくりと目を閉じ、耳を澄ませた。
「きゃぁぁぁぁあああああああああ!!!!!!!!」
長谷川が目を閉じてから数秒後、娘の悲鳴が夜空に響いた。
「……嘘。本物?」
はっとして、冊子の初めの目次を見る。娘の絶叫がなりやまないのだ。
「解除の方法、解除の方法。」
長谷川は解除の方法を確かめ、それを実行すると。娘の悲鳴は鳴りやんだ。
「すごい、本物だ。……そうだ、これを使えば山田君たちと友達になれるかもしれない!」
長谷川は目次を上から順番に確認するがその内容はどこか限定的なものが多く、「友達にする方法」は見当たらない。ただし代わりに、「男を美少女性奴隷にする方法」を発見した。
「「男を美少女性奴隷にする方法……?」
【……上記の方法で対象者は貴方の性奴隷となる。時間をかけて淫乱な性格になるが効果は3週間しか続かない。再び効果をかけることで美少女性奴隷にできるが、淫乱になった性格は一度元に戻る】
「……いや、僕がしたいのは復讐なんかじゃないんだ。」
長谷川は冊子を閉じ、鞄の中へしまった。部屋に置いていればおばさんに見つかる可能性があるからだ。
440:名無しさん@ピンキー
13/08/07 19:44:51.59 xMd1yxsJ
***
次の日、学校の屋上にて。現在は放課後。
「おい、長谷川のやつ痛々しい物持ってるぜ」
冊子が見つかってしまった。山田の子分の少年が長谷川の鞄を勝手に漁ったためである。
「山田さん、長谷川のやつ、金は隠してなかったけどこんな恥ずかしい物を持ってたんですぜ」
「なんだこれ?・・・まじかお前、長谷川」
「それは、拾ったんだよ」
「へー、拾った・・・ねぇ。」
山田がにやにやとしながら冊子をめくる。とあるページでその手が止まった。
「「男を美少女性奴隷にする方法」~~?お前、本当に馬鹿だな」
「それはっ」
長谷川が弁解をする暇もなく、皆が一斉に笑い出す。
「へへへ、えーと。【「カムヌエ」と言いながら、対象者の額に手を当てる】か。」
山田が笑いながら長谷川に近づく、長谷川は必死に逃げようとするが少年たちに腕をつかまれて逃げられない。そんな必死に抵抗する長谷川にまたもや少年たちに笑いが起こる
。山田が「こいつ、頭イっちゃってるな」と笑いながら長谷川の額に手を当てた。
「あー、オホン。カムヌエ!!……なんちって」
「嫌だぁぁぁああああ!!!!!」
山田が笑うと、他の少年たちも笑う。長谷川だけが絶叫する。その絶叫が、何ともかわいらしいアニメ声に変化しはじめ、皆の顔が強張った。
ぼさぼさの髪は艶のある長く美しい物へ変化する。華奢な体は、白く柔らか味のあるものに変化し、元々よりも華奢な女の子らしい身体へ変貌した。
長谷川の絶叫が終わった時、そこにいたのは中学生離れした、グラビアアイドルにも劣らないプロポーションに、そこら辺のアイドルなどよりも、はるかにかわいい顔の美少女であった。
長谷川は、正真正銘の美少女になってしまったのだ。
「マジかよ……!?」
皆が口々に驚きの声をだすが、山田だけは冷静に、ゆっくりと泣き崩れる長谷川の手を取って無理やり立たせた。そして冊子をめくり、長谷川の額に手を当てた。
「歓迎するぜ、性奴隷の長谷川ちゃん。……カンゲンヒーマ」
「あ・・・あう・・・?」
気付けば、驚きの声を上げる少年は一人としていない。皆おもむろに自分の一物を取り出している。長谷川からは今、男性を興奮させるフェロモンが大量に放出されてるのだ。
「どうやら本物らしいな。」
山田が長谷川を押し倒す。無理やり服を脱がし、そそり立つ肉棒を一気に差し込む。
行為が終わり、皆が屋上で仰向けになっているとき、長谷川はむなしく笑うのであった。そして、隣に寝転がっている山田にとある提案をした。
441:名無しさん@ピンキー
13/08/07 19:45:39.92 xMd1yxsJ
***
次の日、夏休み初日。
美少女となった長谷川は、親戚の娘の服を勝手に拝借したものを着て公園にいた。きょろきょろとあたりを見回し、目的の人物たちを見つけて大きく手を振った。その先にいる目的の人物―少年たちも手を振りかえす。
「遅れてごめんね、いろいろ試したんだけど下着のサイズが合わなくて。」
「気にしないでいいよ、長谷川ちゃん。」
「そうそう」
「つか、ノーパンノーブラ!?そのミニスカで?」
何時もの調子で話す長谷川だが、少年たちはこの前までとは打って変わって、クラスのマドンナと話しているかのような態度である
「うん、下着はつけてないよ。・・・あと、僕としては一番かわいい物を選んだつもりだけど、変じゃないかな?」
くるくると回って服を見せる長谷川。丈が30センチほどのミニスカートに、胸元と、背中の露出した刺激的なシャツ。何よりそれを着ているのがトップアイドル並みの美少女であるのだから、昨日童貞を卒業したものが大半の少年たちには効果は絶大である。
「よう、集まってるな。」
遅れて山田が登場する。長谷川を含めたみんなが待っていましたと出迎える。
「長谷川、お前めちゃ無茶エロいな。」
長谷川の肩に腕を回し、耳元でささやく。その声を聴いただけで、長谷川の顔は赤面する。その太ももに流れる透明な液体を、山田は指先でふき取ると。
「今度下着を買わないとな。まぁ、ひとまず今日はカラオケに行こうぜ。……予定通り、楽し~いパーティーといこうじゃねぇか」
皆の歓声が上がり、全員でカラオケ店へ向かう。
「しかし、いいのか長谷川?」
「・・・何が?」
山田が尋ね、長谷川が返事をする。
「あのお願いだよ」
「え?・・・あぁ、あれ?」
二人でそんな会話をしている間に、他の少年と数メートルの間が開いてしまった。
442:名無しさん@ピンキー
13/08/07 19:46:19.61 xMd1yxsJ
***
山田の回想。時は、昨日長谷川の身体を皆で楽しんだ後。
「ねぇ、山田くん」
長谷川が口を開く。
「なんだ?男には戻さないぞ」
「……よかった」
「は?」
「ううん、なんでもない。……ねぇ、お願いがあるんだ。僕をね―
***
――僕を、一生性奴隷にしてください。って言ったことでしょ?」
「ああ、そうだ。」
「いいんだ。……僕、友達がほしかったから」
「友達?性奴隷は友達じゃないぜ」
「ううん、友達だよ。」
長谷川が「えへへー」と特徴的な笑いを上げ、数歩分山田の前に出る。そして、長谷川が振り返る。
「性的な意味で!」
長谷川は満面の笑みでそう言ったあと、少ししてから真っ赤に赤面し、それを隠すように足早に他の少年たちを追いかけた。
「・・・おぉ。………おぉ!?」
山田はそう言い、胸を押えた。
「な、なんだよ畜生。この感じはよ」
顔を赤らめて山田は呟く。それが恋だとは気付かずに。
443:名無しさん@ピンキー
13/08/07 19:48:00.73 xMd1yxsJ
***
十年後、日本のとある場所にて。
「んじゃ、行ってきます」
スーツを着た男性が玄関先でそういうと、門をくぐって道に出た。
「あー待って、ケンジさん!忘れ物」
慌ただしく、女性が出てきて男性に弁当を手渡す。
「ああ、すまん。ありがとう、ユウキ」
「んもう、ユウキって男の子っぽいから、ユキって呼んでっていつも言ってるでしょー」
「ははは、悪い悪い。それじゃあ、本当に行くよ」
男性はそう言って再び歩き出そうとするが、女性に腕をつかまれて引き留められた。
「これも忘れてるよ……」
瞳を閉じて、柔らかな唇を出す女性に、照れながらも男性は応じる。それを、近くを通りかかったおばあちゃんに茶化される
「あらあら、新婚さんかい?仲がいいねぇ。奥さんなんか、随分とべっぴんさんじゃないかい」
「あ、いえ。籍は入れてないので夫婦じゃないんですよ。ちょっと訳ありでして」
男性が恥ずかしそうに返事をする。唇を離され、「むー」と頬を膨らます女性だが、すぐに人差し指を立て、満面の笑みを浮かべる。
「私達、らぶらぶのオトモダチ……なんですよっ!」
「バッ、おい、ユキ!」
男性が赤面する。「えへへー」と特徴的な笑い方で女性は笑う。
「おやおや、本当に仲がいいねぇ」
おばあちゃんがにこりと笑う。
「私たち、夫婦より仲のいい友達だよね」
女性が男性を見つめながらそう言う。男性は目をそらし、「フッ」と笑うと。「ああ、そうだな」と呟き、女性の方を見た。そして、二人同時に口を開く、呟くは―二人の間の合言葉、いつからかその言葉は意味を失ったけれど、二人の間では大切な言葉なのだ。
「「性的な意味で……ね」」
END
444:名無しさん@ピンキー
13/08/07 19:50:24.47 xMd1yxsJ
以上です。「長谷川君の友達」いかがでしたか?(タイトルは今適当につけた)
この前書いた「お父さん転生したから」で受けた指摘を意識してみました、一応
445:名無しさん@ピンキー
13/08/07 23:49:41.20 C27ECs7g
GJ!
446:名無しさん@ピンキー
13/08/09 00:21:29.25 l8XVKz8c
宇宙人によって、自分より賢い人を見ると、発情して、皮が向けて、
女体化する小説見たことない?
さがしてるんです。
447:名無しさん@ピンキー
13/08/10 NY:AN:NY.AN zJ0FMYC2
中学生ぐらいのいじめられっ子がいじめっ子に反撃しようと悪魔っ娘召喚したら
召喚したはずみに頭ぶつけて入れ替わって
その後元の体を勝手に性転換されるわいじめっ子も悪魔っ娘無双で性転換するわ
というSSを昔読んだ事あるけどタイトル忘れた、誰か知らない?探しても見つからん
448:名無しさん@ピンキー
13/08/10 NY:AN:NY.AN fCV323fM
TS Heartiesにあった小説だな。あそこはサイトが閉鎖された。
449:名無しさん@ピンキー
13/08/10 NY:AN:NY.AN LWz8QLNb
>>446
あむぁいさんとこの「ジーナ!」だな
450:名無しさん@ピンキー
13/08/11 NY:AN:NY.AN KK9FJYb/
10代少女の心臓、同年代の少年へ 移植手術成功 東大
URLリンク(dailynews.yahoo.co.jp)
451:名無しさん@ピンキー
13/08/12 NY:AN:NY.AN 7WiFfWM9
>>448 ありがとう、道理でいくら探しても出ないわけだ・・・保存しときゃよかったかな
452:名無しさん@ピンキー
13/08/12 NY:AN:NY.AN PRSYxMBL
>451
ここにも保存されてないの?
URLリンク(web.archive.org)
453:名無しさん@ピンキー
13/08/13 NY:AN:NY.AN ChkPHoFv
>>452 後半No.が殆ど保存されてなかったけどいい夢見れたよ、ありがとう
454:名無しさん@ピンキー
13/08/16 NY:AN:NY.AN 7piDz2X8
昔読んでタイトル忘れちゃったんだけど、
テニスの上手い主人公♂が飛行機乗ってる時に事故って、命を助けるために医者が新しい医療を試したら女体化しちゃって、主人公が♀のテニスプレイヤーになって世界的なプレイヤーとテニスで戦う
みたいなweb小説なかった?
サイトとタイトルがもしわかったら教えておくれ
455:名無しさん@ピンキー
13/08/17 NY:AN:NY.AN /6ykr2Sn
逃げ馬のセンターコート
456:名無しさん@ピンキー
13/08/17 NY:AN:NY.AN LWfd9QnN
>>455
長年の謎が解明された!ありがとう!
457:名無しさん@ピンキー
13/08/18 NY:AN:NY.AN m/VLvWtp
「ぼくは麻理の中」ってどうですか?
458:名無しさん@ピンキー
13/09/01 19:45:28.26 vpR932D1
おススメの作品はありますか。
459:名無しさん@ピンキー
13/09/01 22:18:34.05 zgj8M4Yu
覚悟のススメ、とか言おうとしたけどあれ漫画だった
460:名無しさん@ピンキー
13/09/02 15:11:48.77 7aN1SxsT
はらら様か。ジャイアントさらば!
461:名無しさん@ピンキー
13/09/02 17:32:36.64 iachAvTN
ピル
近頃、俺達の周りでは性転換が流行っていて、
「少しだけなら、胸を触らしても良いわよ」
悪友の権田が制服のボタンが弾けそうになる程膨らんだ胸を自慢していると、
「せっかくだから、お前も試してみろよ」
権田と同じように女になった水川がピルの入ったケースを手渡し、
「念のために手書きの説明書も付けておくよ」
ピルの事を彼女に話すと彼女は、
「実は私、一度男になってみたかったの」
試しに彼女と1錠ずつ飲んでみると、急に体が熱くなってきて、
思わず制服を脱いでみると、微かに胸が膨らんで、
腰周りが少し細くなっており、
一方、彼女の胸は平らになって、少し肩幅が広がるが、
「想像していたのと違う」
彼女はがっかりしていたが、
「思っていたより大きいよ」
思春期を迎えたばかりの小学生くらいの体格に不釣り合いな陰茎に、俺も、
「発達の度合いが極端に偏っているな」
戸惑う俺達だったが、1錠しか飲んでいないせいかすぐに元に戻ってしまった。
462:名無しさん@ピンキー
13/09/02 17:33:41.37 iachAvTN
ピル
近頃、俺達の周りでは性転換が流行っていて、
「少しだけなら、胸を触らしても良いわよ」
悪友の権田が制服のボタンが弾けそうになる程膨らんだ胸を自慢していると、
「せっかくだから、お前も試してみろよ」
権田と同じように女になった水川がピルの入ったケースを手渡し、
「念のために手書きの説明書も付けておくよ」
ピルの事を彼女に話すと彼女は、
「実は私、一度男になってみたかったの」
試しに彼女と1錠ずつ飲んでみると、急に体が熱くなってきて、
思わず制服を脱いでみると、微かに胸が膨らんで、
腰周りが少し細くなっており、
一方、彼女の胸は平らになって、少し肩幅が広がるが、
「想像していたのと違う」
彼女はがっかりしていたが、
「思っていたより大きいよ」
思春期を迎えたばかりの小学生くらいの体格に不釣り合いな陰茎に、俺も、
「発達の度合いが極端に偏っているな」
戸惑う俺達だったが、1錠しか飲んでいないせいかすぐに元に戻ってしまった。
463:名無しさん@ピンキー
13/09/02 21:20:12.67 UjdnxjPS
いつまでも文章力がつかないな
あとsageろ
464:名無しさん@ピンキー
13/09/03 17:02:26.02 rTIrWp7b
からくち