【主と】ハーレムな小説を書くスレ【共に】30Pat EROPARO
【主と】ハーレムな小説を書くスレ【共に】30P - 暇つぶし2ch428:とある若者の休日ー17
12/08/18 23:07:26.02 KbvuBX9R
なんでこの方はそこで自分が嫌われているという認識に至るのでしょうか。……はぁ)
「ん?どうかしたんですか、ため息なんかついて」
「え?―ああいえ、何でもありませんよ?」

彼女の表情は初めて見る人なら愛想のない無表情に見えるかもしれないが、実のところは、泣く子も彼女が微笑みかければ一瞬で笑顔になると評判のとてもきれいな笑顔を浮かべるのだ。
(普段は本当に無表情なうえに子供以外にはかなりのポーカーフェイスなので、あんまり見る機会はないが)
さらに眼鏡の奥の瞳は知性の光をたたえ、様々な医学薬学、そして神聖魔法に通じている才女でもあるのだ。
…たまに頭が良すぎて僕みたいな凡人には何言ってるかわからないけど。

――ただ、ちょっと視点を下げたところ…胸部に存在している二つの超巨大な『兵器』―つまり、おっぱい―だけは、「母性の象徴ですから」といういいわけでは隠し切れない女性をこちらに伝えてくる。
かくいう僕もさっきから話をしながらそっちにどうしても目が行ってしまう。

「……ウルリッヒ様?先ほどから、妙に視線が――」
「―あああそうそう!もしお金が足りないようならまた援助しますよ!?遠慮なく言ってやってくださいね!」
「はあ…?しかし、実際に貴方も蓄えはそれほど」
「いいですからいいですから!世のため人のためですよあはははは!」

―あー、ウルにいちゃんごまかしたー!
―フィアナせんせーのおっぱいみてたんだー!えっちー!
「だまらっしゃいがきんちょども!そのような事実は一切ありはしない!ええい、散れっちれっ」
きゃー、とか楽しそうに叫びながら逃げていく子供たち。まったく、ばれ…げふん、誤解されてしまったらどうするというのか。

そんな彼女と僕が知り合ったのは、割と最近のこと。
孤児院のほうが経営難(というか完全に慈善事業だったので経営難もあったものではない)で危うく建物ごと差押え、という状況にあった彼女に
僕が援助を申し出たのが始まりである。それから資金の提供のほかにも労働力として子供の世話なんかもしているというわけだ。
…うん、後悔はしていないけど反省はしている。いくらなんでもその場のノリで残っている全資産のうち半分を提供したのはまずかった。
おかげで、このままの調子だと学院を卒業するころには僕はほぼ文無しだ。(もちろん、彼女にそこらへんは話してはいない)

「やれやれ…。まったく、それであなたまで路頭に迷うことになったらどうするのですか」
「あは、ははは…。その時はここで面倒見ていただこうかなあ、なんて…」
「そういう冗談、は――」

?…なんだろう、いきなりフィアナさんかたまっちゃったよ。
「おーい、フィアナさん?ふぃーあーなーさーん?」



その頃のフィアナの脳内。
(――ここで面倒を見るということはつまり孤児の子供たちの中にウルリッヒ様が入るということになるのですよね。
ということは、ということはですよ?…いけませんね、私としたことが少し熱くなっているようです。
ええ、落ち着いてシミュレーションしてみましょう。

…まず朝に起床しますね。ここの朝は早いですから、きっとウルリッヒ様も子供たちと同じで私が起こすまで起きてこないのでしょうね。
私はその寝顔を堪能し放題なわけです。いえ、それどころか「おはようのちゅう」というやつも夢ではないかもしれませんね。いえ、むしろ大変現実的な選択肢といえるでしょう。ええ。
そして朝食ではきっとまだ寝ぼけているウルリッヒ様は子供たちと同じで舟をこいでいるのでしょう。そこへ私が「まったく仕方ありませんねえ」とか言いながらこぼしたものをぬぐってあげたりさらには「あーん」とかもしてあげるわけですか。

昼間は私は仕事がありますが、今までの診療と子供たちの世話を両立させる生活とは決別できますね。彼には子供たちの世話をお願いしましょう。今でもかなり子供たちの受けはいいようですし適任でしょうね。
ふむ、私の負担も軽減されるわけですか。これは検討すればするほど大変利益がある選択肢ですね。
もちろん出かける際には「いってきますのちゅう」が必要ですね。ええ、様式美というやつです。
そんなことをされてしまうわけですから、私のほうの仕事の能率も上がらざるを得ないでしょう。当然、収入も増えます。増えるに違いありません。増やします。


429:とある若者の休日ー18
12/08/18 23:08:30.03 KbvuBX9R
ですが疲れはたまるでしょうね。まあ仕事量も増えますからやむを得ないことです。
ゆえに、帰宅したあと―ああ、「おかえりのちゅう」というのを欠かすわけにはいきませんね。
それはともかく、夕食は私の代わりに彼が作ってくれるのでしょう。正直なところ彼の料理の腕は大したものではないですが、労働を終えて我が家に帰ると温かい食事が用意されているというのは大変な幸福ですね。
無論、彼が作ったものということも重要ですが。…ふむ、これは考えれば考えるほど理想的な…。
そして食事が終わり、寝る前のお祈りなどが終わった後には、…………………ええ、神もこういっておられます。『汝、その伴侶を愛せよ』そして『産めよ殖やせよ地に満ちよ』と。
…ええ、愛しますよ。ええ、殖やしますよ。…ええ、こ、これはあくまで教義にのっとった行動ですので、私個人の欲望などとはとはその、あまり深くは関係していませんので。
…わ、私とて医者の端くれですので。ど、どこをどうすれば赤子を授かれるかくらいは存じていますとも。
え、ええ。男性の裸体なども見慣れていますとも。で、ですから、おそらくそういった行為を経験したことのない彼を私が指導する立場になるわけですね。
…わ、わたしもはじめてなのですが…――く、雑念が入りましたね、私としたことが。

それはまあさておき。行為の際にはやはり男性が上位となるのでしょうか。…さすがに私も実際に行為をしているところを目撃したことはないので、少々知識が足りませんね。
そういえば確かここで世話をしている男の子がいかがわしい書物を拾ってきたのを以前没収していましたね…。
あれによると行為には極度の快感が伴うということですが…書物の中では女性のほうが快感でろれつが回っていないような描写がありましたね。
………そ、そんなにきもちいいのでしょうか…ええい、邪念退散!

ま、まあ、仮に、仮にですが、私がそうなったと仮定しましょう、ええ、仮にですが。
彼はどのような感情を抱くでしょうか。驚く?それとも失望?
……いえ、先ほども私の胸を凝視していた彼のことです、こういったことにはかなり興味があると推測できますね。―というか、ばれてないとでも思っているのでしょうか。毎度お会いするたびに視線が釘付けなのですから嫌でもわかりますが。
こんなもののどこがいいのでしょう…しかし、彼はこれを気に入っているようですし…。
と、なれば………………触らせてあげたら、喜んでくれるのでしょうか………………。
―かはっ…!?な、なんですかこの衝動は…!む、胸がどきどきしてとまらない…!?こ、これは普段よりずっと…!おちつけ、おちつくのですわたし、彼が見ているのですよ…!

……ふぅ。何とか抑え込めました。
少々脱線しそうになりましたが…ええと、そして私と彼は子供を授かるわけですが。――ふふ、しあわせでしょうねえ…ここのみんなと、私と彼の子供と、わたしと、彼と―


…おや?私としたことが大変なミスを犯していましたね。その前に重要な過程を通るのを失念する所でした。
いけませんね、これは速やかに実行しておかなければ)


「――ウルリッヒ様、式はいつにいたしましょう」
「………はい?」
何やら10秒ほど固まったと思ったらこの人はいきなり何を言い出すんだろう。


「ええ、ですから式の日程ですが。ウルリッヒ様は学生ですのでご予定もあるでしょうから、私のほうが合わせます。…あまり待たされるのは、できれば避けていただきたいですが」
「いやだから、式って何の式なんですか」
「当然、結婚式ですが?」

430:とある若者の休日ー19
12/08/18 23:10:03.91 KbvuBX9R
何を当たり前のことを、という雰囲気で返されてしまった。
……というかフィアナさん、目が怖いんですが。なんというか逝っちゃってるというかどこか遠くを見ているというか、それ聖職者がしていい目じゃないような気がします。
それなのに表情がさっきから全く変わっていないのも余計怖いです。


「結婚式って、どなたのです?」
「それはもちろん、わた――ぁ…!?」
…そこまで言って、またフィアナさんが固まってしまった。
たまに奇行に走るよなあこの人。普段がすごくまじめそうな分新鮮でいいけど。

(ああああああああ私は脳内の出来事を現実と区別できないなんてそれでも精神修行を積んだ聖職者ですか教育者ですか医者ですかああああ
いえまだフォローはできます挽回できますというかこんなタイミングでけけけけっこんしきなんていえるわけがないでしょうがふざけてるんですか私
さあ考えなさい私の頭脳大丈夫私ならきっとできますなんといっても彼が「フィアナさんは博識ですよねえ」って褒めてくれたんですから当然ですけど嬉しかったですねふふふってだからああああ
冷静に冷静に考えろ考えろおおおおおおおぉぉぉぉ―――)

「……わ、わた」
「わた?」
「私と――」
「え、フィアナさんと!?」
「私、と――」



「――私と孤児院の子供たちです」
「はあ?」


「先日とある結婚式の祝福を務めさせていただいた時、子供たちが口々に自分もやってみたいといっていまして。
それで今度『結婚式ごっこ』をしようと思っていたのですが、どうせならできるだけ本物らしくしたいと思いまして」
「はあ」

―え、オレらそんなこといったっけ?
―しーっ!フィアナせんせーのいっせいいちだいのしょうぶどころなのよ!ここはしずかにしてましょ!

「そこでウルリッヒ様にも準備を手伝っていただけたらと」
「はあ。…あー、そういうことでしたら構いませんよ」
あー、びっくりした。一瞬本当に彼女が結婚とかしてしまうのかと思った。
(しょ、少々焦りましたがこれでいいでしょう。とっさの言い訳としてはなかなか――)


「あ、じゃあ僕もそれ混ぜてください。新婦役がフィアナさんとして、新郎役も必要でしょうし」
「―はひぇっ」
これでも貴族の教育とか受けてるわけだから、そのような作法も少しは知っている。
結婚式っていうと多分女の子のほうもやりたがるだろうし、こんなのでも男もいたほうがいいだろう。―後、もしかしたら彼女とそれっぽいことできるかも、なんて。
…そう思っての発言だったのだが。


431:とある若者の休日ー20
12/08/18 23:10:56.32 KbvuBX9R
「―――――」
(…新郎?……新婦?……え、誰が?……彼と、私が…?――かはぁっ…!か、顔が熱い、脳が、煮えてしまう…っ!?)
「…あれ?」
またかたまってしまった…。今日だけで三回か、やけに多いな。

「―――――――」
(こ、これはまさか暗に「貴方が結婚するならば相手は自分しかいない、むしろ結婚してくれ」というアピールなのでしょうか!?つ、つまりぷ、ぷろ、ぷろぽーず…!?―うわあああぁぁぁあああ――!?)
…しかし今度はやけに長いなあ…って、もう日が落ちてきてる。そろそろあそこいかないと…

「おーい、フィアナさーん」
「―――――――――はい」
(あああああああうれしすぎて世界がバラ色に見えます何か聞こえた気がしましたけど大して重要なことではないでしょう相槌でもうっておけばいいでしょう)
あ、よかった返事があった。

「僕ちょっとこれから予定があるので、すいませんが御暇させていただきますねー」

「―――――――――はい」
(そそそれよりぷぷぷっぷろぽーずですねええ嬉しいですよ嬉しいですとも正直今にも死にそうなくらいうれしいですともかっかかか顔に出てませんよね
しししかしここであわあわわ慌ててはいいいけませんよよよよ余裕をもって最高の返答をしなければっばばば)
なんかタイムラグがあって不安だが、まあ子供たちもいるし本人も医者だし大丈夫か。

「じゃあすいませんがこれで。さようならまた今度ー」
「――――――――――――はい」
(よよよしささささ最高の詩的かつ感情に訴える台詞を思いつきましたここここれでふふふたりははは晴れてごごごごごっごゴール☆インををををおををを)
よし、時間は有限だし急がないとな。
それでは失礼します。そしてさらばだがきんちょども、次はお菓子とか持ってきてやるからなー。




「――あああああああのわわわわわ私としてはそそそのお返事としましてはですね――!」


―せんせー、ウルにいちゃんもうかえっちゃったよー?
―そーだよー、だれもいないほうになにおはなししてるのー?


「……………………は?――はっ!?い、いつの間に!?別れの挨拶もなしとはどういうことですウルリッヒ様!くっ、どこに消えたのですか――!」

―せんせーがいつもの5わりましくらいゆかいだ…。「こいはもーもく」ってこういうことなのか…。
―こいするおとめだからしかたない…のよ、きっと…?

彼女の考えた最高に詩的かつ感情に訴える台詞とやらは、まだしばらく使う機会はなさそうである。

432:名無しさん@ピンキー
12/08/18 23:14:03.01 KbvuBX9R
今回は以上になります。あともう少しだけ続きます。
続きはまたいずれ。

433:名無しさん@ピンキー
12/08/19 01:18:25.84 +VpI95Tq
GJ ダメせんせいw

434:名無しさん@ピンキー
12/08/19 01:19:28.49 bX1+FBsn
乙!絡みが待ち遠しいな

435:名無しさん@ピンキー
12/08/20 00:04:34.73 bUdHb/Jh
よくある既にハーレムを築き上げた人の日常系が好きなんだよね、一日を追って行く的な
朝フェラで目覚めて複数の女性に囲まれながら一日を終える的な


436:名無しさん@ピンキー
12/08/20 02:44:37.02 YwJxwMgj
ハーレム結成済とか、ハーレム結成後とかやってほしいよね。

エンディングでハーレムエッチ1回だけじゃなくてさあ。

437:名無しさん@ピンキー
12/08/20 10:28:49.65 onvMZgrJ
ハーレム主の日常風景か…確かに無いよな。盲点?
職人はそれ系をもっと書くべき下さい

438:名無しさん@ピンキー
12/08/20 19:23:42.62 LPm+1VyZ
「か、葛城さま、ここはわたくしが
 命ぜられた御奉仕ですので」
「いいじゃない、元乳母には坊ちゃまの
 朝立ちを騎乗位で味わう権利があるのよ」
「え、葛城さん、どいてくれ。今日は
 惣流さんの大事な朝当番ソロデビューなんだから」
「まあ、そうなの。坊ちゃまの童貞ち○ぽを
 やさしく腟(なか)導いてあげたのは誰だったかしらね」
「わかってます。御恩は忘れませんが、
 誰にも大事な初めてがあるのです。」
「そぉお?じゃ、御当主様の舌技のおこぼれでもいただこうかしらね」
「葛城さん、ボクの鼻に栗当てて全体重かけちゃ苦しいじゃないか。」
「ピンピンしたのが空いてるわよ。ほら、惣流明日香、
 なにぼーっと見てるのよ。さっさと跨りなさい。」



439:名無しさん@ピンキー
12/08/20 20:01:14.35 q2ETQSfw
>>435
エロゲでも二次元ドリーム文庫でもそういうの意外に少ない気がする。
ここの住人はそういう日常系の小説結構書いてくれるからわかってるなぁとつくづく思う

440:名無しさん@ピンキー
12/08/20 20:06:49.95 2Du5aASd
>>435-437
最近の投下だと>>263のシリーズがそうなんじゃないか?

>>438
主の名前はシンジかw

441:名無しさん@ピンキー
12/08/20 23:50:22.65 bUdHb/Jh
こんな感じですかね
URLリンク(novel18.syosetu.com)

442:名無しさん@ピンキー
12/08/21 00:55:22.78 O+RKguxd
>>441
それ、更新されてないのがもどかしい。

443:399
12/08/22 03:30:03.14 3IntplM4
<御注意>
・考証なし江戸時代物
・実在の人物の性別が違う
・エロなし


444:399
12/08/22 03:33:20.13 3IntplM4
時は慶長の頃。
江戸のお城の廊下を歩く1人の男がいた。
男の名は本多正信。
徳川幕府初代将軍家康の参謀として重用されており
二代秀忠の代になっても変わらず中枢にて振るっている。
今回のお役目も終り帰る為に同行者を廻っていた。
正信は廊下の突き当たりまで来ると立ち止まり、
障子を開けると眉間に皺を寄せた。
「何をしている?」
正信に見下ろされてる形で問われたのは白衣を纏った者と黒衣を纏った者。
双方が相手の口の端に指をつっこんで引っ張っている状態で正信を見ている。
「にいひゃん!ころひょか!」
「あひふへ!しろひょか!」
同時に指もそのままで訴える。
「ええい、指を抜け!正座しろ!」
言われるや否や2人は衣服の乱れを直し正座した。そして
「兄ちゃん!黒子が!」
「兄上!白子が!」
また同時に訴える。双方が相手がいかに悪いかだけを言う。
いつもの事なので正信は2人がひとしきり言い終えるまで聴いていた。
そして2人が黙って正信の沙汰を待ったら口を開いた。
「天海、崇伝。毎度毎度、よくもまぁ争うと感心する。
 が、ここは相模じゃない江戸だ。時と場所は考えろと言ってるだろ?」
白衣の者、髪は艶のある白髪。天台宗の僧、名は南光坊天海。
黒衣の者、髪は烏の濡れ羽色。臨済宗の僧、名は金地院崇伝。
齢は十にいくかいかないかの童女のような体躯ではあるが
これでも正信の諮問相手として有能な2人である。
ただし2人の仲はあまり良くない。
双子の姉妹のように似た者なので同属嫌悪と正信は考えている。
「でも、黒子が!」
「でも、白子が!」
「これ以上酷いと京に送る」
正信の一言に2人は固まり、顔から血の気が失せ双眸からは涙が落ち始めている。
黙って正信は2人を見、2人も震えながら正信を見ている。
少しの間の後、正信は屈み2人を双肩に当て背をぽんぽんと叩く。
「これ以上酷ければ、だ。まだ仕事もあるしな」
「ごめんなさぁ~い」
「悪かったですぅ」
2人は正信の肩を涙やそれ以外のもので濡らした。


445:399
12/08/22 03:35:54.99 3IntplM4
2人の僧の一応の仲直りをさせて正信は次の場所に来た。
襖の前で立ち止まり、正信は少し声を大きくして言う。
「羅山。羅山、居るか?」
少し待ってみるが返答はない。
「羅山!寝てるのか?」
襖を見ているが開けられる様子も反応もない。
「羅山、開けるぞ?!」
正信はゆっくりと襖を開けてみた。
部屋の中は薄暗く天井まである物がそこかしこに置いてあり歩くのにも困るほど。
「なんで狭い部屋にこんなに物を置く…ん?」
正信は物に気を付けながら奥に歩いていくとつま先に何かが当たった。
ゆっくりと屈み、手で触れてみる。
むにゅ。
「あん…」
感触と声で正信はそれが何か理解した。
「おい!」
正信は先程とは違う所を軽く叩く。
「ん…そんな、激し過ぎます、正信さんたらぁ…」
「おい!!」
さっきより強めに叩く。
「あ、あぁ、刺激の中に快楽が!」
「…燃やすぞ?」
「起きました!目覚めました!」
薄暗がりの中、跳ね起きて正信と正対した娘は儒学者の林羅山。
「なんで衣をかけてるだけで裸なんだ?」
「精確に答えましょうか?
 それはですね、正信さんがあんな女ばかり構って私を蔑ろにしていたから
 ここ数日でとうとうもてあました性欲をはけさ…」
「わかった、わかった。やっと帰れるから準備をしろ」
「そうですか。じゃあ準備を…おっとその前に…」
羅山は正信の首に腕をやる。
「なんだ、この腕は?」
「ふふふ。せっかくいい状況ではないですか。このままお相手を~」
艶かしい笑みを浮かべて羅山は言うが正信は周囲に目をやり言う。
「こんな狭っ苦しくて、紙魚臭い場所でか?」
「こんなにいい場所はないですよ、わかってませんねぇ。
 沢山の本に囲まれ、正信さんに包まれ、もう堪りませんわ~」
「…本、蹴飛ばすぞ?」
「すみません、準備します」
林羅山は本偏愛者でもあった。


446:399
12/08/22 03:38:03.14 3IntplM4
正信が本の巣窟から出て伸びをしてると庭に2人現れた。
「正。準備が出来た」
「信。いつでも行ける」
1人は金髪の美女で胸が大きい。南蛮人のウィリアム=アダムス。
1人は銀髪の美女で胸が大きい。南蛮人のヤン=ヨーステン。
2人は生気に欠ける顔をしていて言葉も抑揚がない。
「アンジー、ヤスエ、ご苦労さん。」
「正。褒美」
「信。報酬」
2人の要求に正信は微笑を浮かべて少々荒く2人の頭をなでた。
少し2人の頬に赤みが浮んだ。
「これぐらいが妥当だ」
「正。了解。では戻る」
「信。納得。では戻る」
2人は少し行ったかと思えば止まってくるっと振り向き
「「正信。帰ったら、いつもの宜しく」」
そしてまた歩いていった。
「…帰りたくないな」
2人が見えなくなってからぽつりと正信は言った。
そんな正信の背後に冷たい微笑を浮かべる者が寄っていた。


447:399
12/08/22 03:40:09.75 3IntplM4
「帰りたくないなら、居ればいいではないか、弥八郎」
正信は声が聞こえるまでまったくもって背後の気配を感じれなかった己を恥じた。
そんな正信とは逆に声の主は背後から微笑みながら抱きしめていた。
「竹千代様、何故ここに?」
弥八郎は正信の幼名。
そして竹千代は正信の背後にいる涼やかな美貌をもつ
腰までの髪に姫君のような出で立ちに似合わぬ帯刀の徳川家康の幼名である。
「駿府にお前が来ないから迎えに来てやったのに酷い言われようだなぁ?」
「歳も歳ですから駿府までは遠くて」
家康はそっと正信の股間に手をやり布の上から弄り始めた。
「何人も囲って、まだまだここは現役のようだのぅ」
「いえいえ、そのよう…ぐっ!!」
反論は許さないように正信のモノを握る。
「童女や学者や南蛮人…商人もいたな…何故だ?」
「何故と言われましても…」
「何故、私のものにならぬ?!」
感情の高ぶりと共にモノをより強く握る。
「…」
「答えよ、弥八郎!!」
「わかりもうした!」
正信は返答し、家康と向かい合った。
じっと無言で正信は家康を見る。
家康も正信の瞳を見る。
「弥八郎…」
無言に耐えきれないのか少し潤んだ瞳を向けつつ桜色の唇を開く家康。
家康のなだらかな肩に手を正信は置く。
「竹千代様…」
正信の返しに家康はそっと瞳を閉じ待った。
そして家康は唇に感触を得て涙を流し、次を待った。
しかし、来ない。
もう一度の接吻も抱きしめられる事もそれ以上の事も。
「弥八郎?」
目を開けてみると愛しい者の姿は無く足下に紙があるのみ。
恐る恐る家康はそれを取って見る。
紙には ”相模に帰ります 御免 本多佐渡守正信” とだけあった。
「弥八郎ーーーーーーーーーーっ!!」



珍妙な集団が街道を歩いている。
「駿府の人、今頃どうしてるでしょうね?」
「兄上にちょっかい出す奴なんぞどうでもいい」
「父さ…兄ちゃんはあんな婆は興味ないよな?」
「正。次こそは消すか?」
「信。次こそは殺ろう!」
「殿…」
正信は遠くなった江戸の方角を見てつぶやき、そしてまた相模に向って歩き始めた。

448:399
12/08/22 03:47:56.20 3IntplM4
とりあえずこれにて。

僧侶がょぅι゙ょな理由とか
外人がああなのとか一応設定はありますが
いっそのこと幕府転覆を狙う蠍軍団まで出して
ハーレム軍団とかではじけた方がよかったかもしれません。


449:名無しさん@ピンキー
12/08/23 23:40:18.74 MoldkJrF
乙!

450:名無しさん@ピンキー
12/08/25 01:33:23.73 XKFxPTzb
おしとね天膳を思い出した

451:名無しさん@ピンキー
12/08/25 15:57:36.54 oPstIpm9
>>432
>>399
GJ!

女の子が悶々と悶える描写が好きなんで
とある若者の休日がどストライクだわ
あーやばい

452:名無しさん@ピンキー
12/08/27 12:19:51.73 hV8nivEh
とある若者の休日、続きができました。
今回で一応の完結になります。
注意点
・エロ薄い
・オチがひどい
・ラブコメを目指した何か
以上のことに注意してご覧ください。

453:とある若者の休日ー21
12/08/27 12:21:13.00 hV8nivEh
…ん?何か今誰かに呼ばれたような…?
……周りを見渡しても誰もそんな感じのそぶりは見せていないし、気のせいかな?
まあ気にしても仕方ない、今すべきは今晩の準備だ。
…よし、買いだめのほうはこれくらいでいいかな。ではあそこに出発だ!


…王都から、少し離れた郊外の森。
町のすぐ近くなのになぜか定期的に強力なモンスターが住み着くことで問題となっている危険な区域。
そんなところに僕はいた。

「えーと、確かこの辺に…おお、あった」
僕の目的地は、そこにある小さな遺跡。…といっても外から見たところでは、小さな建物の跡、といった感じの壁が少し残っているだけだが。
ただ、そこには――地下へと続く階段があった。
僕は迷うことなくそれを降りてゆく。

そして、その階段を降り切ったところには。



「――よくぞ来た。大儀であるぞ、ウルリッヒ・カモミールよ」

――白い、しろい、白い女性がいた。

背の高さは僕より少し低いくらいだが、それは本当は見上げるほどの巨体なのではと思わせるような威圧感を放ち。
地面につくほど伸びた髪は闇の中でもなぜか輝き、銀や白金がただの屑石に見えるほどのきれいな銀色。
肌は穢れを知らぬ新雪のごとき純白さで、羽織っている黒いローブにもかかわらず「白」という印象が全く薄れない。
そして、瞳はルビーのごとく真紅の光をたたえ、吸い込まれそうな怪しい輝きを放っている。

そんな女性が。

「ここより動けぬ妾に、こまめに供物をささげに来るその勤め…ククク。まこと、人の子とは思えぬほどよくできた男じゃのう…」
「……」

両手両足を、壁に鎖でつなぎとめられていた。
しかも壁には一面にびっしりと見たこともない魔方陣が描かれ、常に不気味に明滅している。
…初見だと確実にびびるよなあ。実際僕も、森で迷って初めてここに来たときはそうだったし。


「うむ。妾がこの忌々しき封印を破りし暁には、お主を我が不死の軍勢の将としてやろうぞ…」
「……えーっと」
「なんじゃ?不満なのか…?なんなら、世界の半分でもくれてやってもよいのじゃぞ?」
「いや、その…」

常人なら一瞬で発狂するか魅了されるような凄まじいオーラを放つ彼女。――明らかに人間ではない。
ちなみに僕は全く影響がないわけではないが…。

「よい、望みがあるなら申してみよ。この妾―『闇の妃・ニグラース』の名において、お主の望みをかなえてやろう」
「いや…」
「何が望みじゃ、ん?地位か…金か?そんなもの、いくらでもくれてやるぞ?」
「だから…」
「ふむ、遠慮はいらんぞ?なんでも申してみるのじゃ」
「そうでなく――」
なぜ、僕は比較的平気そうなのかというと…



「―――せっかく買ってきた夕飯が冷めるよ?今日はハンバーグなんだけども」
「―それを早く言わんか!わーい♪はんばあぐ~♪」
…この状態を知っているからである。


454:とある若者の休日ー22
12/08/27 12:22:30.16 hV8nivEh
「はい、あーん」
「あ~ん…はむっ♪もぐもぐ…うまいのじゃー!」
「まだまだあるからねー」
「おおー♪ウルはよくできておるのう、――あむぅ♪」

……さっきまで不要なまでにまき散らしていた威圧感がかけらも残っていないこの女の子は、ニグラース、というらしい。(ちなみに僕はニグと呼んでいる)
今は僕がハンバーグを切り分けて、一つ一つ「あーん」で口に運んでやっているところだ。(彼女は鎖の為に両手が使えないから、僕が食べさせるしかないのだ)
彼女と初めて会ったのは、僕が学院に入ってからすぐのこと。
課題で使う薬草を買うお金をケチって森まで採取に来たらモンスターに襲われてしまい、
何とか逃げ切ったものの妙な遺跡を見つけ、(そういえばあの時、遺跡を目にした瞬間モンスターが異様にビビッて逃げ出したような気もする)
地下を見つけて降りてみたら彼女がいたのだ。
最初こそ、彼女の威圧感と人並み外れた美しさ、そしてこの場の雰囲気に完全に気圧されていた僕だったが、彼女が僕の昼ごはんであるサンドイッチに気づくや否や
「ひ、人の子よ!そそそその手に持ったのは食べ物か!?た、食べ物なんじゃなそうじゃろう!たのむ、ゆずってくれ!せ、世界の半分とか普通にあげるから!たーのーむー!」
とかよだれ垂らしながらほざきだした時点で「あ、そんなにビビる必要もなさそうだ」と思ったのである。


「はい、これでおしまいっと」
「えー、まだ食い足りんのじゃ~…」
「肉ばかりじゃなくこっちのサラダも食べなさい!栄養が偏るでしょうが!」
「ぅえ~…。わ、妾は果物を食べてるからいいのじゃ…」
「わがまま言うな!」
「は~ぃ…うえええ、まずいぃ…なんでこの妾がこんなの食わなきゃならぬのじゃぁ…」
「『こんなの』じゃない!農家の皆さんに謝れ!」
「ふぇ~…」

…今目の前でニンジン食わされて涙目になっているこの子が自称している『闇の妃』というのは、僕でも知っている古代の強大な魔王だ。
700年ほど前、この地において魔の軍勢を率いたという、一人の存在があった。
彼女はこの世のなによりも白くありながら、黒き闇の力を極め、最盛期には神々ですら傷をつけられぬほどの魔力を持っていた。
そんな彼女も、神々とその眷属、この地に生きる人間や亜人たち、更には世界中から集結した幾百もの英雄たちの手によって多数の犠牲を出しつつもついに打ち破られる。
しかし彼女の強大すぎる力を完全に滅ぼすことはできず、地の底に封印されたのである……以上、学院で使っている教科書より。


「……ぅう、どうにか食したのじゃ…」
「はいはい次はピーマンですよ~」
「ぎゃあああああ!?や、やめよ、その悪魔めを近づけるでない―ゃ、ほんとむりゆるして―むぐぅううう!?」
「いや悪魔はあんただろうに。そらそら噛め、そして呑み込め」
「むぐ、むぅう!?(もっしゃもっしゃ)…に、にが…びぇええええええ!にがいよぉおおおお!」
「いや泣くなよさすがにさ」

…まあ、嘘なんだろうけどさ。だって本当だとしたら目の前の光景からして、力関係的に「神様<ピーマン」になってしまう。
大方、昔の偉人(?)の名をかたるそこそこの悪魔ってところだろう…それでも十分脅威には違いないか?でも怖くないしなあ…。
というか僕、魔力の感知とかの才能が一切ないらしいんだよなあ…。魔術学科の実技成績がひどいのもこのせいだ。そして、だからこそ彼女があまり怖くないというのもある。


「くっ、封印さえされていなければこのような無様は…ひっぐ」
「ああもう泣かない!ほら、オレンジジュース」
「ほ、ほんとなんじゃぞ?わらわはつよいんじゃぞ?…ごくごく…んまいのじゃー♪」
切り替え早いな。


―持ってきた食料も、大方食べ終わったころ。
「ふむ…。そろそろ『デザート』が欲しいのう…」
「――っ」
彼女がそんなことを言った。…うわ、今日もかよ…。


「ウル…妾は『デザート』が食べたいのじゃ…こっちに来やれ…」
「――っぐ」
彼女の赤い瞳が、心なし輝きを増す。
その瞳に引き込まれるように――気づけば僕は、彼女の目と鼻の先にいた。

455:とある若者の休日ー23
12/08/27 12:24:08.33 hV8nivEh
「ん…♪もう少し、頭を下げてくれんか…?」
「――っく、ぅ」
身体が勝手に動いて、彼女の肩に頭を預けるような恰好を取らされる。

「よしよし、いい子じゃ…。――では、いただきまぁす♪」
ぞぶり。
「―――ぎっ、ぁあああああああ………!?」

僕の首筋に、彼女の牙が突き立てられた。
同時に、凄まじい快感が僕を襲う。…これだけは、まだ慣れていない。そもそも慣れることはできないのかもしれないが。

「こくっ…こくっ…」
「ぁああ、ああぁ…ぁあああ、あぁ…」
彼女が喉を鳴らすたび、僕の中からとても大事なものが失われてゆき…代わりに思考を蕩けさせる暴力的なまでの快感が流れ込んでくる。
彼女に顔を見られない姿勢なのが幸いだ。今の僕は、とてもじゃないが他人に見せられるような顔をしていないだろうから。

「こく…ん…。この辺にしておくかのう…?」
「ぁ……ひ……もっと、すってぇ……」
もはや自分が何を言っているかすら定かでない。僕の理性はとうに微睡の彼方へと沈んでいる。

「ふふ、愛いやつめ…♪じゃが、これ以上血を吸うと完全に不死者になってしまうからの…それは本意ではないし」
「ゃあ…もっとぉ…おねがい、します…」
…よくわからないが、自分はなにかとんでもないことを言っているのではないか。そう思っても、体は言うことを聞かないのだが。

「じゃからの……いつもどおり、少し『分けて』やるわ♪」
そんな声が聞こえた瞬間、
つぷっ
「―あ」
また首筋に牙が突き立てられた……僕が認識できたのは、そこまでだった。

――どくんどくんどくんどくんどくん…!
「―っひ!?ぃいっ、ぎ!ァ、がガガ、がア、ぁア亜あ唖ぁあ亞―――!!!??」
牙から流れ込んできた『ナニカ』は、僕の意識をたやすく吹き飛ばした。





「―――――♪」
(ふふ、こんなに震えて…まっこと、愛いやつよ♪)
妾は牙から魔力を送り込みながら、もはやうめき声も発せずにびくりびくりと痙攣する愛しき人の子の頭を撫でつける。
…鎖?あんなものはただの妾が作った幻影にすぎぬ。そもそも、こんな封印解こうと思えばいつでも解けるわ。
ここに妾がとどまってやっているのも、すべてこの人間のためであるからな。

「――――――♪」
(ああ、感じるぞ…お主の体を妾の魔力が駆け巡り、作り変えているのを…)
…あれは、どれほど前じゃったか。
かつての妾は、自分はこの世のすべてを知り尽くし、そして凌駕しているなどと考えていた。…今思えばばかばかしいことこの上ないが。
そして、勝手にこの世のすべてに飽きてしまっていた。
…魔界のすべてを従えてみても、神やその軍勢、世界中の命と戦ってもその退屈は満たされず、全てに飽きた妾は普段ならたやすく敗れる封印の術式に自分から取り込まれてやったのじゃ。
そのまま、永久に眠るつもりだったのじゃが……。

「―――――」
(む、いかんな。これ以上は精神が持たんか?…名残惜しいが、今日はここいらが潮時じゃな)
―目の前の男に目覚めさせられたのが、しばらく前。
こやつときたら、かつて天地のすべてにおそれられた妾を前にして、第一声が「……えーと、こんにちは」なのだから、笑わせてくれる。
…もっとも、その直後に封印されていた間なにも食っていなかったことからくる空腹に負け、なんというかその…醜態をさらした妾もあまり人を笑えぬが。

456:とある若者の休日ー24
12/08/27 12:25:31.61 hV8nivEh
「―――ぷはぁ…。ふ、酷い顔じゃぞ…?」
「―――ぁう、あ…」
牙を離すと、完全に力を失ったウルの体は、そのまま床に倒れこむ―ところを、今度は両の腕でしっかりと抱きとめる。
そのまま、今は白目をむいて無様な逝き顔となった想い人を見つめ続ける。

―こやつに出会って、妾は自分がどれほどものを知らなかったのかを教えられた。
誰かとともに摂る食事のうまさ。
食事の合間にかわすどうでもよいような会話の心地よさ。
神すら退けた身がはじめて出会った、勝てる気のしないほどの強敵(…ピーマンめ…!あの味、神などよりずっと恐ろしいわ…!)
そして―――恋。

「ふふ…。お主の体を妾の魔力が作り変え、妾と同じ不死の体を与えるまで、あとわずか…。そうなった暁には、妾もここを出て、お主と共に生きようぞ…」
そうつぶやき、妾はその日を夢想しつつ愛しき人の体を抱きしめ――


―ぶぴゅ、べちゃっ。


「………ほぇあ…?」
なんかいきなり顔にかかってきた白い粘液に我に返った。
…なんじゃこれは?血、ではないようじゃが…。

「ぺろっ…むぅ、味は微妙じゃのう…、じゃ、じゃがなにか癖になるような…」
というか、これはどこからでてきたのじゃ?膿…でもないじゃろうし。
そう考えつつ、ウルの体を上から順に調べてゆき――

「………………」
股間から生えた立派な陰茎(ズボンはいつの間にかずり落ちていた)の先端にそれがにじんでいることを確認し、思考を停止させた。
……えーと。つまり、今の白いなにかは…こやつの……こだ、ね……?

目の前で、残っていた分がびゅびゅっと飛び出し、更に顔にかかった。

「―――っきぃやあああああああああああぁぁ!?」
こ、こここここここやつはなんあななんあなななんあなあなんああ――!?
こっこおここのわらわにぶっぶぶぶっかけじゃとぉおおお!?ふふふふふふざっけおってええええ!
だだだ大体そういったことはそのあの妾もまだやったことないしまずはまうすとうまうすのちぅから段階を踏んでじゃな――!
…なに、にま(ピーーーーーーーー)歳にもなって経験ないのか、じゃと!?――わわ、悪いかこの俗物が!
ち、知識はあるわ!低俗な魔物どもがやってたの見たこともたくさんあるからの!
ただその、相手がいなかったというか昔は興味なかったというかでも今は興味津々というか―


「―はっ!?」
い、今とても重大なことに気づいてしまったのじゃ…。
―こやつはたまに妾以外の女の匂いをさせてくることがある、というか今日もそうであった。
まあ別に心の広い妾としては愛人の一人や二人くらい大目に見てやらなくもないのじゃが…。

「て、てくにっくで劣ってたら、寝取られてしまったりはせんじゃろうか…やっぱり昔練習しておけばよかったかのう…?
い、いや、人間は初物をありがたがる習性があると聞くし、そこを推していけば妾にも――」

むむむ、と悩みに悩むかつての魔王(顔に精液ついたまま)の横で、ウルリッヒはしばらく気絶したままであった。
彼が目覚めるのは、魔王の顔にへばりついた精液が完全に乾燥しきって「うぎゃあああなんかかぴかぴするのじゃきもいのじゃああああ」とかいう絶叫にたたき起こされるまで待たなければならない。


457:とある若者の休日ー25
12/08/27 12:26:06.37 hV8nivEh


「…噛まれてからの記憶がない…」
正確には気持ちよかったことと、何か恥ずかしい真似をしていたようなことをおぼろげに覚えているだけである。
「ふ、ふははははは!ま、まあよいではないか!細かいことを気にするとはげるというぞ!?」
ニグはなんか不自然に焦ってるし…。というか、

「―封印から出られるんじゃん」
ここはすでに学院の門の前。僕はこれから寮に帰宅する所なのだが…なぜか封印されているはずのニグがついてきている。

「あー、これはあれじゃ、分身じゃ。本体は地下におる」
「へー」
便利だなあ。見た目では全く分からないけど。

(まあ実は本体なんじゃがな。一応魔力の隠ぺいはしてあるから気づかれはせんじゃろ)
「ん?何か言った?」
「ななななんでもないわ!それより、一度お主の寝泊まりする寮とやらを見たいと思っておったんじゃよ」
「ふむ、まあそういうことなら」
中に入るのは無理でも、建物を見せるくらいならできるだろう。

(ククク、番兵など妾の術で魅了してしまえばいくらでもいうことを聞くわ!後はこやつの部屋までついて行って…そして…。
……そして…まず何すればいいんじゃろう?―ま、まずい!こんなことなら子作りのやり方をもっと詳しく調べておくんじゃった!)
…またニグが一人で「ぬおおおおお…」とか悶え始めた。ここに来るまでにこれで5度目か。本当にこの子何がしたいんだろう。
なんて呆れていると。


「――ぜぇ、ぜっは、ぜはぁ、…み、みづげまじだぁ…!―ぐえっほ、うえっほ!」
「……アイーダさん?」
なぜか門の前にアイーダちゃんがいた。しかも全力疾走の後のように息を切らしている。ただ事ではなさそうだ。
ニグの方向から微妙に不機嫌そうなオーラが漂い始めた気がするが、まあそれは後回しである。
「えっと、こんな時間にどうしたの?もうそろそろ帰らないと危ないよ?」
「いえ゛っ!――――すー、はー…ふぅ。…いえっ、その、ちょっとお伝えしたいことがありましてっ!!」
「お、おおう…何かな?」
なんかいつもよりさらに勢いがいい。走ってきた直後だからか顔も真っ赤だし、ちょっと気圧された。
「じ、実はあのですねそのですね、私はですね――――」


その時、門の中から声がかけられた。
「あら、貴方帰ってたの!?………そちらの女性は、どなたかしら、ねえ…?」
何やら後半にものすごく怒気が込められた声。…ハルベルトさんか、また厄介な…。
「おかえり~…ってぇ!?お、女連れぇ!?しかも超美人だ!?」
何やら後半にものすごく事実への誤解が込められた声。……ミレーヌ?女連れってその言い方はよくないと思うんだけど。
「おか…え…―――あんな小さい子でも、私より大きい…ふ、ふふふ…」
何やら後半にものすごく現実への絶望が込められた声。ララちゃん……強く生きろ!
「「「……で、その子たちはだれ?」」」
…うわあ、怖い。特になんでかわからないけどいつもの七割り増しくらい眼光の鋭いハルベルトさんが怖い。でも返事しないとなあ。
「どうもこんばんわ皆さんそれでは私はちょっと用事があるので失礼をば」
「ま、待ちなさい!私たちが一体誰の為に今まで待っていたと――」
へ?もしかして僕を待っててくれたのか?
……そんな僕の疑問は、


『ソーダヨ、コノ女ドモ、ズット御主人様ヲマッテヤガッタゼ?』
我が使い魔の金切り声で氷解した。というかお前なぜここにいる。
「いやああああ!?ちょっと何言ってるのよこのインプ!?」
「ひ、人のプライバシーを漏らすのはよくないと思うな!」
「撃墜する…っ」
『ケケ、事実ダロガ』
三人組がなぜだか真っ赤になってエルを追い回すが、エルのほうは空中にさっさと逃げ、僕の肩に止まってきた。

458:とある若者の休日ー26
12/08/27 12:27:04.51 hV8nivEh
…なぜだろう、ニグから余計に不機嫌オーラが…?
「…エルよ、留守番はどうした」
『アー、…サボリ♪』
「おい待てこのダメ悪魔」
『♪』じゃねえよ、ハ虫類みたいな顔でウィンクとかされても不気味なだけだっての。
(…い、言えるわけねえだろうがぁ!ちょっとオナりすぎて部屋がメス臭くなっちまったから換気ついでに出てきたなんて!)
おろ?今何か聞いたことない女の子の声が…気のせいか。
まあ待っててくれたのはありがたいし、礼は言わなければならんでしょう。

「――僕なんぞのためにわざわざありがとうございます、ハルベルトさん、ミレーヌ、ララちゃん。…あと、エルも出迎えありがとな。次はちゃんと仕事してくれよ?」
「「「『っ!?』」」」
……あの、人がお礼を言ってるんだから、あからさまに目をそらさないでほしいんだけども。
そんなに僕の笑顔は直視に耐えなかったんだろうか…?

『…ケケ、オ安イ御用(やべえ今の笑顔だけで10回はイケる)』
「え、ええ、どうせ仕事のついでですし(い、今のは効いたわ…っ)」
「や、あは、あはは~…(ふ、不意打ちとか卑怯だよぉ…!)」
「…それほどでもない(…眼福♪)」

…なんだろう、返礼されているだけなのにこの…何とも言えない妙な感情は。
すぐ横ではニグに続いてなぜかアイーダちゃんまで「う、ぅううう…がるるるー!」とか威嚇?を始めてるし。
まあいいや、さっさとアイーダちゃんの要件とやらを聞いて――

「―目標捕捉、確保ォッ!!」
「ぐふぅ!?」
――いきなり飛び込んできたなにかに押し倒された。…なぜか痛みはないが。
今の衝撃で肩からエルが吹っ飛んだが気にしている場合ではない。
…し、しかしこの乗っかってるのはなんだろう(ぷにゅ)…なんかやけにやわらかいが…(ぷにゅぷにゅ)
「――はぁんっ」
……え、この声って。
慌てて起き上がる。

…目の前には、普段の鉄面皮からは想像もつかないほど顔を真っ赤にして、口元をひくつかせるフィアナさんの顔があった。
……ということは、今僕が揉んだのって…おっぱい?…やっべえ僕殺される。
「………ええ、い、今のは仕方がないですね、ふ、っふふ、不可抗力ですので…っ」
(―――ぁ、あふぅ♪いま、ちょっと楽園(ヘブン)が見えてしまいましたぁ…♪…へ、平常心、へいじょう、しんを…ぁ、まだ疼きが残って…ひぅう♪)

「…ゆ、許してくださいますか…?」
「すー、はー、すー、はー…はふぅ。…ええ、先ほど申しましたようにこれは不可抗力ですので。
それよりちょっと貴方に話したいことがありまして、ずっと探していたのですよ?ここに来れば会えるやもと思ったのですが」
フィアナさんまで僕を?…今日は変な日だなあ。何の用だろう。
「(――よし、神よ、私は逝きます!)――あの、私は!」
「はい?」



「――まあ待つのじゃ、そこの女」
「!?…なんです、貴女は!」
いきなりニグが会話に割り込んできた。その顔はさっきまでに輪をかけて不機嫌そうな感じだ。
…フィアナさんも負けじといつにもまして冷たい表情になっているが。そういえばフィアナさん、教会の人間だから悪魔とか嫌いなんだっけ。

「見たところかなり高位の存在のようですが…私とて国教会最高の対化物戦力『清浄騎士団』の端くれ、邪魔立てするなら――」
え、なにその設定。
「ちがうわ、阿呆が。……そこで見ている貴様、出てこい」

「――いやはや、まさかばれていたとは、ね」


459:とある若者の休日ー27
12/08/27 12:28:50.22 hV8nivEh
…突然、門の近くに生えている木の上から何かが降ってきた。
それは僕のほうに向かって直進し、素早くそちらを振り返ったフィアナさんをすり抜け――

「―ちゅー♪」
「―んむぅううう!?」
「なっ、なな、ななななななぁあああ!?」
――僕に濃厚なディープキスをかましてきた。
…って、リッカ師匠!?いきなり何やってんですか!?

「あな、あなな、貴女…!話に聞いていた異国の女ですね、何のつもりです…!」
「んー?…愛の告白?ライバルも思ったより多そうだし、文字通り唾をつけに?」
「はぁっ!?異端の分際で寝言をほざかないでくださいますか!?」
わーお、フィアナさんがこんなに表情を出すのは珍しいなあ。あと、『分際で』とか『ほざく』とか、聖職者が使っちゃいけないんじゃないですかね?
…ちなみに僕は、後ろにフィアナさん、前にリッカ師匠という形でぎゅうぎゅうサンドイッチされている。…胸の感触がもはや人を殺せるレベルだと思います、はい。

「な、なんなんですかあこれはぁ!?」「どういう状況よ!というか何人いるのよ!?」「え、えー?あは、あははは?」「……」『ゴ、ゴ主人…?』「ウルリッヒ様から離れなさい、この異端者!」「うん?嫌だよ?」

……何このカオス。
「―――静まれェっ!!」
…そんな状況を鎮静化させたのは、ニグの一喝だった。
おお…今だけなら自称魔王も信じる気にもなる、それだけの威厳があった。
動きの止まった女たちを見渡し、彼女は話を続ける。

「…貴様ら、どうやら見たところここに集まった理由は全員同じと見えるが?」
全員がうなずく…え、そうなの?初めて知った。

「ならば話は早い。全員まとめてその本懐を達せばよかろう」

「――っ!で、でも――」
一部から、声が上がる。
…しかし魔王は、それを鼻で笑う。

「っは、この期に及んで独り占めを狙うか?できるものならしてみるがよかろう。…この場にいる妾を含めた全員を敵に回す覚悟が、本当にあるならばな…!」
―ごくり、と、誰かが息をのむ音が聞こえた。

「まあ、よい。最後に選ぶのは妾でもなければ、勿論貴様らでもないのじゃからな。……のう、ウルリッヒよ」
「はい?」
僕?僕が何をどうすると?

「妾を含め、こ奴らの要件はすべてお主に行きつく…さあ、どうするのじゃ?…今更恨みもせん」
…そこにいる全員が、僕のほうを見ている。


…ああ、なるほど、そういうことか。
ついに、年貢の納め時。そういうことなのか。




「――わかりました。では――」
全員が身を固くする…思えば、本当にすまないことをした。
こんなこと、人には聞かれたくないだろうに。





「まずは――ニグ、君から」
「ぁ―――!?」
ニグの白いしろい顔に、ぱああっ、と笑顔があふれる…

460:とある若者の休日ー28
12/08/27 12:29:29.36 hV8nivEh
…あれ、なんでそんなに嬉しそうなんだろう?
まあいいか、腹くくって続けよ。






「―こないだ言った『肉食べ過ぎると死ぬ』っていうのね、アレ嘘」
「わ、妾もっ!……………………はぁ?」
「人間だけなんだってさあれ。だから肉食の魔物なんかは食べなくても大丈夫なんだってピーマンとか」
「…………………はぁ??」
だってそうとでも言わないと食べてくんなかっただろうし、いろいろなもの食べるに越したことはないしね。
それにしてもなんだその顔、さっきまでの威厳が消し飛んでものすごい間抜けな感じだなあ。
「ハルベルトさん、ミレーヌ、ララちゃん…先月の集会欠席したの、実は仮病でした」
「「「……え?」」」
「いや、課題が終わらなくて…」
「「「…いや、あの……え?」」」
仕方ないじゃない!あの教授がこっちが魔法実技下手なの知っておきながらあんなに出すんだもの!
「「「ええ~…」」」
珍しいな、この三人が完全にハモってる。


「し、師匠…」
「……は、はは…なにかな…ははは…」
?…なんでそんなに虚ろな笑顔なんだろう。
「今日もらった血の付いた服、あの後捨てちゃいました。さすがにアレは無理です」
だって自分の血だろうし。汚いし。
「あ、ははは、そうだよね、うん、わかってた…うん…ははは、は…はぁぁあ…」
そこまでへこむことだったのか…。


「フィアナさん…」
「――聞こえません聞こえませんこれは悪魔による私の人生設計を狂わせようとする巧妙な幻術の類です私は惑わされませんよ」
「すいません、孤児院の子供達が持ってた大人の本、アレ元の持ち主僕です」
捨てる場所に困ってたらあの子たちが欲しいっていうから、つい。
「あ――――!!ああ――――!!!きーこーえーまーせ――ん!!!あ゛―――――!!!!!」
うわあ…。本当に悪霊とかにつかれてるんじゃなかろうかこの人。


「う、うるりっひさぁん…」
「あ、アイーダちゃん。――ごめん!今日は体調悪かったのに無理させちゃって!お詫びにお医者さん紹介するから!…このフィアナさんは今はこんなだけど、
普段はとっても頭のいいお医者さんだから!今度見てもらうんだよ!」
「わたしはけんこーそのものですよぅ…」
「嘘つかない!今日だっていきなり倒れたでしょうが!」
まったく、元気印はいいことだがそれを売りにしすぎるのも困ったものだ。カラ元気では限界があるだろうに。
「ぁぅあぁぁ~~~…」
ほら、今だってこんなにしおれちゃってるじゃないか。


『ゴ主人…』
「お?なんだ、エル」
『…俺ハ?』
「お前に?……何か詫びなきゃいけないことあったっけ?」
『……アア、ウン…ソウ…』
なんかあったっけ本当に。お前のいたずらで困ったことなら山ほどあるが。

461:とある若者の休日ー29
12/08/27 12:36:14.90 hV8nivEh
「――さて!これにて僕の謝罪大会は終了ですね!」
気力を絞って声を上げる。…無論、この後無事で済むとも思っていない。
積み重ねていた自分の悪行が、この期に及んでついにばれたのだ。きっと彼女たちはその罪の追及に来て、こうして鉢合わせる羽目になったのだろう。
…というか、これ以外に僕をわざわざ彼女たちが尋ねる理由なんて思いつかないし。
幻滅されるだろうし、びんたとかももらうだろう。
でも、いい機会だった…本当は自分から謝りに行くべきなのにみんなに集まってもらったのは、心から謝りたい。
しかし、今日僕は謝ることができた!これで心のしこりもなくなったし、また明日から信頼をつちかっていけば――





「なぁあ、ウルリッヒくぅん…?」
――そんな僕の希望は、リッカ師匠の地獄の底から聞こえるような昏い暗い声によって粉砕された。
「まさか君ぃ…、それで終わるつもりかぁい…?」
…僕の肩にがっしりと食い込んだ師匠の手が、どんどん力を強めていく。…あの、すっごくいたいんですけど、なんかみしみしっていってるんですけど。
「は、は、はい、そう、ですが…」
「ああ、うん、分かった――――じゃあ、死ね」
ひぃい!?師匠の顔が鬼のように!?
同時に僕の両肩から「ごきゃり」という鈍い音が…やっべ超いてえ。

「ハルベルトさん、ミレーヌ、ララちゃん!た、たすけ」
「――ぷぎぃぷぎぃと豚のごとく鳴いて死になさい」「あはははははは♪…コロス」「排除排除排除―」
ちぃ、学友はダメか!ならば―

「ふ、フィアナさん、どうか救いを」
「――恋する乙女の怨敵すなわち神の子の怨敵すなわち神の怨敵すなわち我が怨敵
我はただ神の怨敵を魂の一片まで惨殺瞬殺滅殺必殺即殺絶滅し根絶する者成れば――」
やだこの人怖い…そ、そうだ、あの純真な子なら――

「あ、アイーダちゃん!」
「はーいっ♪なんですかぁ♪(庖丁を研ぎながらフライパンをぶん回しつつ満面の笑み)」
――言葉を交わさずとも心で伝わった、あれはヤバい。……な、なら――

「え、エル、エルはどこに―っていない!?あの野郎こんな時に限って逃げやがったのか―」
「―いや、逃げちゃいねえよ…?」
…え、だれだこの幼女。
「ただ、ちょぉ~っと今回、てめえに味方する気はねえようだがなぁ…!」
敵増えた!?なぜ、っていうか本当に誰!?



462:とある若者の休日ー30
12/08/27 12:37:20.26 hV8nivEh
…そして。

「…どうした?妾に助けは求めぬのか…?」
「あ、あは、たぶんむりかなあっておもいまして、あははははは…」
…魔力とかよくわからない僕でもはっきりと分かる、濃密な死と破壊の気配。
それが、僕の斜め後ろ――ニグのいたほうから。
…ちなみにそっちをむく気にはならない。きっと振り向いた瞬間僕死ぬから。

「いやいや…なんでも言う前からあきらめてはならんぞ?…ダメもとで言ってみたらどうじゃ…?」
「じゃ、じゃあ…………たすけ…て…?」
「ふふ、そうじゃのう――」



「――断る。さあ踊れ、塵芥―――!」

――やっぱりね☆



ちゅどーん!ごしゃーん!ざくっざくっ、どががーん!
―ぬわ―――っ!やっぱり悪いことするもんじゃないね――!


「「「「「「「「まだいうかぁああああああああああ!!」」」」」」」」

ぎゃあああああ…


――こんな感じに終わった、僕の一日。
いやはや久々にいろんなことがあったものだ…久々、かなあ?そうでもないかも。
だが、問題は…

(――明日と明後日も休みなんだよなあ…)
薄れゆく意識の中で、僕は生まれて初めて休日というものを呪った。

463:名無しさん@ピンキー
12/08/27 12:39:16.92 hV8nivEh
これで一応終わりになります。
…エロ薄いなあ。
それでは長駄文失礼いたしました。

464:名無しさん@ピンキー
12/08/27 16:12:56.64 +TJtVpP9
イイヨイイヨ

465:名無しさん@ピンキー
12/08/28 23:52:31.03 Tbgg5Rgw
主人公は女の子達を愛してる方がみんなの好みかな?
性格は悪いのにどうしてかモテモテで、貢いでもらったり愛の無い乱暴なSEXしまくりの主人公は嫌いかな?

466:名無しさん@ピンキー
12/08/29 00:01:26.15 hJps7iEz
愛の無いセックスもエロくて良いと思うが、性格が悪いのはキツイかも
要は娯楽として成り立つかどうかだと思う

467:名無しさん@ピンキー
12/08/29 01:01:38.54 UbOXedGS
主人公は、ヒロイン達をみんな愛してる、ってのが理想かな。
まぁ、その愛情に濃淡があるのは、物理的に仕方ない、とも思うが。

468:名無しさん@ピンキー
12/08/29 12:52:33.71 zp9IVa5S
「愛もお金もいらない。精液便所でいい。あの人のチンポさえもらえればどんな酷い仕打ちにも耐えられる」
って話はあってもいいと思う。

469:名無しさん@ピンキー
12/08/29 21:19:56.86 3VB38EQA
刺青スキンヘッド親父が借金で雁字搦めにした女たちにAVをとらせる
男優は自分
プライベートでもやりまくり

470:名無しさん@ピンキー
12/08/30 00:30:20.68 I4FuuRNj
女優たちが男優以外と絡んでいない保障がほしい

471:名無しさん@ピンキー
12/08/30 01:07:30.94 xE5KIZFy
それ普通に金持ちな刺青スキンヘッド親父が
女買ってきて飼育調教中で良いかも

472:名無しさん@ピンキー
12/09/02 17:20:22.61 5IproT/8
こうなんて言うかロリっ娘達も囲みたいね

473:名無しさん@ピンキー
12/09/02 19:55:10.30 Z1qHHpVp
ジャングルの奥地のロリ村に捕らわれた男

474:名無しさん@ピンキー
12/09/02 21:44:34.02 Xcg39/Kj
>>473
最後は生贄になる落ちですね。
火あぶりとか。

475:名無しさん@ピンキー
12/09/04 01:44:50.54 zxVPan3S
>>463
GJの乙!
キャラの面子がよかったな。
店の子きゃわわ

>>465
個人的には嫌いじゃないわ。
色とりどりのぼいんぼいんおねいちゃん達を拉致監禁して陵辱しまくるのとかでも俺は好き。

476:名無しさん@ピンキー
12/09/04 22:47:13.39 dVxTGgAk
6:30
義理の妹の朝フェラで起床、今日はテストがあるので憂鬱だ
7:00
予定の時間より30分も早く今日の当番のさやかちゃんが迎えに来た
時間もあるから一発ヤってから登校しようかな、テストは諦めた

みたいな

477:名無しさん@ピンキー
12/09/05 01:04:01.07 ecfi8he/
>>476
そういうのが>>441だっつーの。
昼の時点までで更新されてないのがもどかしい。

478:名無しさん@ピンキー
12/09/07 03:43:46.16 /y6QXq4n
保管庫のナショナルボーイの1日

479:名無しさん@ピンキー
12/09/09 19:29:22.09 kxnY6+gT
ハーレム難しいよ

480:名無しさん@ピンキー
12/09/10 00:28:13.09 C5V7xfoB
全ての女が主人公をみた瞬間ベタ惚れするみたいなのはハーレムかな?
主人公はそれに振り回される感じか
それともそれを最大限に利用してて少しムラムラしたらそこら辺にいる女の子に話かけて
近くのトイレでイラマチオしてはいサヨナラみたいな感じか

481:名無しさん@ピンキー
12/09/10 00:47:11.19 kYbloyYu
描き方にもよるけどMCスレに向いてそう

482:名無しさん@ピンキー
12/09/10 00:58:41.33 DHhHBYgJ
ハーレムの方便としてはMCってのは都合がいいよな。
実際、催眠MCスレはハーレムも多いし。

483:名無しさん@ピンキー
12/09/11 16:26:38.33 eUmCVt57
>>479
ハーレム成立までの経緯は無視して
ハーレム成立後だけ書けば良いんでね?

484:名無しさん@ピンキー
12/09/11 19:56:35.25 Mn5Kstlu
>>479
女性一人一人にできるだけキャラをたたせようとする自分は毎回差別化に悩む

485:名無しさん@ピンキー
12/09/11 21:53:22.57 Jd2KZIes
URLリンク(novel18.syosetu.com)
前半と後半で雰囲気違うけど後半の主人公がハーレムを当たり前と捉えてる所が好き

486:名無しさん@ピンキー
12/09/12 08:03:00.01 BT2zuSBO
>>484
そうそう。
んで俺の場合はなんだかどっかで見たようなテンプレキャラばっかになる。
まだまだ妄想力が足りないんだろな。

487:名無しさん@ピンキー
12/09/12 09:33:36.19 pTsaMgXa
ビジュアルがないから個性付けするの苦労するよな
単に力量不足なのはわかってるんだが

488:名無しさん@ピンキー
12/09/13 06:30:39.21 +KbGt0DH
一卵性の七つ子の「おそ子ちゃん」
しかし原作を知らんので話までは考えられん

489:名無しさん@ピンキー
12/09/13 09:32:54.93 HjBEKR8I
七つ子までいかんでも双子、三つ子の同じ顔、同じ体のぼいんぼいんおねいちゃんをカラダ中にまとわりつせて奉仕させるのは憧れる

490:名無しさん@ピンキー
12/09/13 16:20:03.45 jSE8EI9P
>>486
下手に捻るよりテンプレキャラのが良いと言う事もあるけどね

491:名無しさん@ピンキー
12/09/13 19:45:07.70 sOHW173d
>>490
ごもっとも。
俺みたいに力量のない書き手はテンプレに乗る位でないと、
きっと読み手さんには誰が誰だか分からんだろうしね。

492:名無しさん@ピンキー
12/09/13 22:37:23.22 glorKrRd
まあ、テンプレキャラにはテンプレになるだけの理由はある訳で
王道を(ryってな話でテンプレキャラの方が抜けたりするわな

493:妊婦っていいよね
12/09/14 20:33:17.03 alQZWJWO
「神主様ぁ、一香を可愛いがってくださいませ♪」
「二葉のミルク、いっぱい飲んでください♪」
「三重がんばってキンタマナメナメしますからたくさん出してね♪」
美しい三姉妹が僕にまとわりついて精一杯奉仕している。
一香は僕の手を股に挟み、二葉は僕に乳首をくわえさせ、三重は玉をコロコロと舌で転がす。
この光景にはいくつかの問題があるが僕は気にしない。
三人とも巫女だとか小学生だとか臨月だとかは些細なことだ。
「ふう、そろそろ入れたくなった。三人とも四つん這いになりなさい」
そう言うと三人は無邪気に小さなお尻を並べて目の前に並んで這いつくばった。
僕は当たり前のようにその真ん中の一香に狙いを定めると、チンポをズブズブと埋めていく。
「神主様の大きいよぉ♪」
「神主様! 指でしてください!」
「もう我慢できないよぉ」
無論僕は彼女たちのことも忘れない。
潤みきって蜜をこぼすその秘所に彼女たち好みの指遣いで快楽を与えるのだ。
あまりの快楽で彼女たちは布団に顔を埋める。
「神主様ぁ愛してますぅ!」


その後数時間かけて僕は彼女たちを可愛がった。
「神主様!」
「おや、アンナ。やはり金髪に巫女服というのもいいな」
「そんなことより、アンナにもお種をくださいませ」
そう言って彼女は巫女服を脱ぎ始めた。
やれやれ僕は勃起した。

494:名無しさん@ピンキー
12/09/16 11:33:00.58 Cq/5RaE+
今日は朝義母にフェラしてもらって一回、通学中に女性専用車両で知らないOLさんと一回、
成績あげてもらう為に静香先生と一回、そして今萌ちゃんとSEXしてるだろ
しまったもうお昼だってのに四回しか出せてないって事じゃないか、どうりでムラムラするわけだ
放課後は街に繰り出すのはやめておとなしくファンクラブの娘達とすることにするかな



495:名無しさん@ピンキー
12/09/17 00:37:26.22 c1Ie6YaW
あげ

496:名無しさん@ピンキー
12/09/17 17:43:03.72 NIOA2oAu
ハーレムを構成する女の子が互いをライバルと認識しているパターンと
そういうものだと受け入れているパターンと
むしろ協力して男を落とそうとするパターン、
あとはそもそもほかの女の存在を知らないパターンがある気がする。
ちなみに個人的に好きなのは三番目かなあ。


497:名無しさん@ピンキー
12/09/17 18:30:32.48 S7TthMG9
個人的には、「そういうものだと受け入れているパターン」が好き。
御主人様に気持ちよく過ごしてもらうために奉仕したい、
出来ればずっと自分が直接性的な奉仕をしたいが、
御主人様がいろんな子からの奉仕を望んでいる事を承知し、
いかに長く、いかに絶え間なく、いかに様々な快楽を提供するかを重視しておくれ。


498:名無しさん@ピンキー
12/09/18 05:57:24.70 ZAI4MTXx
8月1日
お母さんが再婚した。
相手はプクプク太った優しそうなおじさんだった。
でも時々目つきが怖いって言ったらお姉ちゃんもそう思ってたって言ってた。
8月15日
お母さんたちの部屋から苦しそうな声が聞こえた。
もしかしたらお母さんイジメられてるのかもしれないと思ったけど、
次の朝にはなんか鼻歌なんて歌ってたから、たぶん何かの間違いなんだろう。
でもお母さんの手首についた縄みたいな痕はなんだろう。
8月21日
お姉ちゃんがお母さんたちの部屋に入っていくのを見た。
夫婦の寝室には入っちゃダメなのに、そう言えばこの間お姉ちゃんがお義父さんと抱き合ってキスしてた。
お母さんは何も思わないんだろうか。
8月31日
遊びから帰って来たらなぜかみんな髪が濡れてた。
三人でお風呂に入ったのかなと思ったけど、まさかそんなことは……
9月1日
お姉ちゃんがお義父さんの膝に座ってた。
高校生にもなって子どもだなって思ってたけど、お母さんはそれを見てニコニコしてた。
お義父さんが打ち解けてるのが嬉しいんだろうか。
9月10日
そういうことだったんだ。
お母さんとお姉ちゃんが二人で取り合いするみたいにお義父さんのオチンチンを舐めてた。
とても美味しそうに、嬉しそうに。
9月15日
お母さんにお赤飯を炊いてもらった。
考えてみたらお姉ちゃんがお母さんたちの寝室に初めて行った次の日もお赤飯だった。
初潮が来たらまたお赤飯炊いてもらいなさいねってお姉ちゃんは言うけど、
毎日出してもらってたら先に……

499: ◆DYW6d/nzvM
12/09/23 00:18:48.95 C3AKkGio
こんばんは。
「上津美千鶴の平穏な一日」
>>404の続きを投下させていただきます。
今回は4レスほどです。


・ハーレム主が少年注意
・レズプレイ注意
・アナル責め注意
・おしっこ注意


登場人物:よみがな
・上津美 千鶴:かむづみ ちづる
・円城寺 日菜:えんじょうじ ひな
・円城寺 菜々:えんじょうじ なな
・松木 夜宵:まつき やよい
・松木 心乃:まつき ここの
・高柳 遠江:たかやなぎ とおとうみ

500:上津美千鶴の平穏な一日 ◆DYW6d/nzvM
12/09/23 00:20:30.04 C3AKkGio

7.バイブ咥えて探偵失神


「そういえばさ」
 心乃ちゃんを抱いたままお風呂場の扉を開けようとしている夜宵さんに、ぼくは菜々ちゃんを抱い
たまま尋ねた。
「よっ、と……え、何?」
「“ムッツリーニ”って、どういう意味?」
 すると夜宵さんは動きを止め、「はーー……」と大きく溜息を吐いた。
「んもう、日菜さんてば……そういう言葉を意味分からない人に使うのやめろって言ってるのに……」
 呆れた口調で言う。誰が言ったかすぐ分かるってことは、やっぱりその手の用語なんだろうね。
「ええっと、あれよ、一言で言えばムッツリスケベの進化形、みたいな感じかな」
「ああ、やっぱりそうなんだ。なるほどー」
 納得したぼくは首を少し傾け、以前日菜さんに教えてもらった決め台詞を言ってみた。
「ちぃ、おぼえた」
 ごん。
 夜宵さんは頭をドアにぶつけた。
「ちょ……いや確かにちーちゃんはちぃちゃんかもしれないけどさあ! あーん、もお……日菜さん
何教えてんのよ……」
 そして、例の迫力ある目付きでぼくを睨んだ。
「いーい、ちーちゃん。いつも言ってるけど、私や日菜さんから聞いたそれ系の言葉を、分からない
まま、分からない人相手に使うの、ダメだからね! 痛いヤツだって、思われちゃうんだから」
 うん、そりゃそうだ。そういう意味では日菜さんはちょっと痛い人なのかもしれない。だけど彼女
だって屋敷の外ではあんまりその手の言葉、所謂『オタ用語』を使ったりしないんだけどね。いや、
夜宵さんが来るまでは屋敷の中でだってそんなしょっちゅう使うことはなかった。多分、マニアック
なボケにちゃんと突っ込み入れられる貴重な人材が来てくれて、日菜さんも嬉しかったんだと思う。
かく言う夜宵さんだって、日菜さん相手にかなりディープな話で楽しそうに盛り上がったりしてるし、
なんだかんだで良いコンビだよね。
「うん、分かってるってば」
「本当? なら、いいけど……」
 ぼくの返事に少々不安そうな顔を見せつつ、夜宵さんがお風呂場のドアを開ける―

「……お゛お゛っ!!」

 ―と、健康的に引き締まった可愛い小尻が、呻き声を上げながらこちらに向かってはしたない汁
を振り撒いていた。
「うっわ……」
「あ、とーとみお姉ちゃんだ」
「……変態」
 夜宵さんが息を飲み、ぼく達の腕の中で菜々ちゃんと心乃ちゃんが呟く。ぼくも、ちょっと驚いた。
 前の穴にダブルディルドを装着し、籠の中の洗濯物(おそらく下着だろう)の匂いを嗅ぎながら、
自称美少女探偵・高柳遠江さんがぼく達の目の前で、突き出したペニスを激しく扱いていた。

501:上津美千鶴の平穏な一日 ◆DYW6d/nzvM
12/09/23 00:22:12.31 C3AKkGio
 彼女はまだぼく達に気付いてないらしく、夢中で自らを慰め続けている。やがて腰の動きが止まり、
お尻の穴がきゅうっと窄まる。そして腰を突き出して背筋を仰け反らせ、絶頂の声を上げた。
「むぐうぅぅぅぅぅ~~~~っ!!」
 ぶるっ、ぶるっ、ぶるっ……と何度か身体を震わせた後、遠江さんは膝を立てたまま再び籠の中に
顔を埋めた。剥き出しのお尻の穴がひくひくと開いたり閉じたりを繰り返し、シリコン製のペニスが
上下に揺れて彼女のスリムなお腹をぴたぴたと打っている。
 ぼくは抱き抱えた菜々ちゃんをそっと下ろし、音を立てないように遠江さんに近づくと、おもむろ
にディルドを一気に引き抜いた。
「んひゃおっ!?」
 そして腰を掴み、間髪入れずにペニスを奥まで突き入れ、抽迭を開始する。
「んひぃぃぃっ!! ほっほんもにょぉ!? ほんもにょおぉぉ……っ!?」
 遠江さんの膣内は全体的にこりこりとした感触の襞に覆われており、ピストンの度に竿全体が強く
擦られる。ぼくは逃げようとする彼女の腰をぐっと押さえ、小刻みなピストンで深い所を虐めてあげ
る。それから抜けそうになるまで引き、再び奥まで突き入れる。
 たんたん、たたたん、たたたんたん。
 そんな感じに数回リズミカルに腰を使っただけで、遠江さんは次の絶頂に達してしまったみたい。
床をかりかりと弱々しく引っ掻きながら仰け反り、「ぉぉ……」と声にならない声を上げた。だけど、
まだぼくはイってないので、同じリズムで休まず腰を打ち続ける。

 たんたん、たたたん、たんたん、たたたん、たんたん、たたたん、たんたん、たたたん、たんたん、
たたたん、たんたん、たたたん、たんたん、たたたん、たんたたたたたたん、たたたたん……。

「お゛お゛っ!! んお゛ーっ!! んお゛ーっ!! お゛お゛ーっ!!」
 艶かしい唸り声を上げながら繰り返し絶頂を迎える可愛いメイド探偵さん。達する度、彼女の秘肉
がぼくを締め上げる。この人ってばボーイッシュな凛々しい魅力で女生徒達からお姉さまと慕われて、
ぼくと出会うまでは所謂ボイタチ専門だったので、全然責められ慣れていないんだ。可愛いでしょう? 
本当は身も心もこんなに受け気質の、ドMなボイネコさんなのにね。
 やがてぼくにも絶頂の前触れが訪れる。射精を求めて、ペニスがびくびくびくと震え出す。ぼくは
腰の動きにラストスパートをかけた。

 たたたたんたんたんたったったんたんたんたんたんたったったたんたんたたたったったたたんたん
たたたんたんたんたんたたたたたんたったたたんたんたんたたたんたったったたんたったんたんたん
たったんたんたんたたたたんたんたんたったったったったんたんたんたたたたたたたたたた…………。


502:上津美千鶴の平穏な一日 ◆DYW6d/nzvM
12/09/23 00:22:41.73 C3AKkGio
「~~~~っ!! ~~~~っ!! ~~~~っ!!!」
 もう声も出せない遠江さん。ぼくは最後にその腰へ自分の腰をぐうっと押し付け、呻きながら彼女
の最奥に向かって大量の子種を注ぎ込んだ。
「んっ、ふうぅ、ううう……っ!!」
 どくどく、どくどく、どくどく、どく……。
 二度、三度……とペニスが震え、精液を射ち出していく。その後もう一度前後に軽くピストンさせ、
輸精管の中の残滓を搾り出す。
「ぉ、ぉ……」
 そしてゆっくりと遠江さんからペニスを引き抜いた。彼女は全く力が入らない様子で、顔を籠の中
に残したまま崩れるように腰を落とし、床に手足を投げ出した。
 ぼくが一歩下がるとそれと入れ替わるように、夜宵さんがぼくの脇を抜け、床に横たわる遠江さん
の足元に立った。浴衣を脱ぎ捨てたその股間には、いつの間にか先程まで遠江さんが咥え込んでいた
ダブルディルドが装着されている。そして遠江さんの腰を両手で掴み、引き上げる。まるでおねだり
しているような、腰だけを突き出した卑猥な格好になった遠江さんの膣口―流し込まれた白濁液を
溢れさせている卑猥な入口にシリコンペニスの先端をあてがうと、根本まで一気に押し込んだ。
「……ぁっ!! ……ぉっ!!」
 目と口を大きく開き、首を仰け反らせる遠江さん。夜宵さんは円を描く巧みな腰使いで擬似ペニス
を抜き差ししながら、優しい口調で尋ねる。
「ねえ、とー子。どうしてカートの中に私のコレクションが放り込んであるのかしら? もっと丁寧
に扱えって、いつも言ってるわよね?」
 言い方こそ穏やかだけど、目が笑ってない。口元だけは薄っすらと微笑んでいるけど、むしろその
微笑みが怖い。
 夜宵さんの声が届いているのかいないのか、遠江さんはそれに答えず(答えられず?)、強制的に
送り込まれる快楽に弱々しく裸体を震わせ、いやいやをするように首を小さく左右に動かしている。
抽迭の度、結合部から泡立ったぼくの精液が掻き出され、床に滴り落ちている。
 とそこに、絶頂疲れから少し回復したらしい心乃ちゃんが、やはり全裸でとてとてと近づいてきた。
「ほら変態、夜宵お姉さまが聞いてるのよ。何とか言ったらどうなの?」
 彼女はそう言って右手を伸ばすと、遠江さんのまだ塞がっていないもう一つの窄まりに中指を這わ
せた。そして、くにくにくに……とほぐしながら、ゆっくりと挿入していく。小学三年生のぷにぷに
した指を根本まで咥えさせられたお尻の穴は、もぐもぐと嬉しそうに咀嚼している。遠江さんの顔は、
もう笑っているのか泣いているのか分からない程だらしなく歪み、涙やら涎やら鼻水やらをだらだら
と垂れ流して床を濡らしている。
「聞こえないのかしら? 何とか言えって言ってるのよ!」
 ぬぷぬぷと中指を抜き差しする心乃ちゃん。遠江さんは前後の穴を同時に責められ、喉から微かな
音を出している。
「……ぁ゛っ! ……ぁ゛っ!」
 心乃ちゃんの指は、次第に遠江さんの腸液にまみれていく。それにつれて滑りを増した指は、抽迭
の速度をどんどんと上げていく。夜宵さんも、妹の指使いにシンクロさせた絶妙なストロークで腰を
動かしている。

503:上津美千鶴の平穏な一日 ◆DYW6d/nzvM
12/09/23 00:23:11.64 C3AKkGio
 ぼくは、夜宵さんの足をくぐるように仰向けに寝転がった。すると目の前には、美人女子高生二人
の結合部という素敵な光景が広がる。彼女達の淫らな潤滑液がぴちゃんぴちゃんと跳ね、ぼくの顔へ
と降り掛かる。ぼくは遠江さんの太ももにそっと両手を這わせ、掴むと、頭を持ち上げて彼女の剥き
出しになったクリトリスへ舌を伸ばした。
 ぺろっ。
「ぅ゛、ぉ゛ぉ゛……」
 その途端、すぐ下の小穴からぴゅーっと一筋、いやらしい噴水が飛び出した。ふふ、可愛い。ぼく
はひくひくと嬉しがっている突起へ、さらに追い討ちをかけた。
 ぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろ……。
「ぉ゛ぉ゛……ぉ゛、ぉ゛ぉ゛ーー……っ!」
 喉を鳴らすような呻き声を上げた遠江さんは、今度はちょろろろろー……っと本格的におしっこを
漏らした。塩気のある芳しい琥珀色をばしゃばしゃと顔に受けながら、ぼくは舌を使い続けた。
「ぁ゛ー……っ! ぉ゛ー……っ!」
 ふと心乃ちゃんが二人のお姉さまを繋いでいる肉色ジョイントへ左手を伸ばし、その真ん中にある
小さな突起を押し込んだ。
 すると、脱衣所に低く唸るようなモーター音が響き渡り始めた。
「んひぃぃ……っ!?」
「ぉ゛ぉ゛……っ!?」
 高校二年生コンビは一瞬硬直した。
「まあ、やっぱりね。スイッチが小さいから、分かりにくかったわ」
 どうやらこのディルドにはバイブ機能が付いていたみたいだね。それに気付いた心乃ちゃんが作動
させたんだ。それにより、責められっぱなしの遠江さんはもちろん、責めている側の夜宵さんも一気
に絶頂近くへと押し上げられてしまったみたい。腰の振り方が逼迫し、快楽を与える動きから快楽を
求めるそれへと変化してきている。
「ふ、う、ああっ! これ、ヤバ……っ! わ、私も、もう……っ! と、とー子……私も一緒に、
い、イってあげるから……っ! だ、だから、んっ……はっ、反省、しなさい、よねっ!」
「ぁ゛、ぉ゛……ぁ゛……ぅ゛ぇ゛ぇ゛……」
「んくっ、うう……あ、イくぅ……イくぅぅぅぅっ!!」
 夜宵さんは動きを止めると、やや下を向いて眉根を寄せ、絶頂の呻き声を上げた。遠江さんは全身
を波打たせ、何かを掴もうとするように両手を前に伸ばし、何度目か分からない絶頂を迎える。その
タイミングを見計らい、心乃ちゃんは指を一気に引き抜いた。
「ぅ゛、ぇ゛ぇ゛……」
 変態可愛い女子高生探偵は床に崩れ落ち、白目を剥いて失神した。

504: ◆DYW6d/nzvM
12/09/23 00:24:37.31 C3AKkGio
今回は以上です。
毎度お読みいただき、ありがとうございます。

ではまた。

505:名無しさん@ピンキー
12/09/23 01:08:55.85 e7bVA2JF
Gッッ~~..J!!!!

506:名無しさん@ピンキー
12/09/25 00:25:24.05 qBV0SQmY
人いねぇ

507:名無しさん@ピンキー
12/09/25 14:56:05.11 amNZdez4
>>504
GJ
だが、前の話を読もうと保管庫を見たら、ちと長すぎて読むのがつらいので
次はこれまでのあらすじを書いてくれるとありがたい

508:名無しさん@ピンキー
12/09/25 20:54:57.66 KIB/oELi
あらすじ
主人公はいろんなおねいちゃん達とヤりまくった。
一体、主人公はどうなってしまうのか!?

509:名無しさん@ピンキー
12/09/26 00:34:19.40 mUY/GCAB
>>508
それだと、どの作品のあらすじか、よくわからんじゃないか!

510:名無しさん@ピンキー
12/09/26 03:42:27.41 zxzrXaAF
つまり、ほとんどの作品に使える優れたあらすじって事だな。

511: 忍法帖【Lv=2,xxxP】
12/09/27 11:39:00.71 0n+2S3GS
しかし妹も捨てがたい

512:名無しさん@ピンキー
12/09/27 20:42:15.47 x+7+vWML
L < 山田くーん、みなさんに例のものを

 はい、かしこまいりました > &

513:名無しさん@ピンキー
12/09/27 20:43:17.45 x+7+vWML
すまん、誤爆した。

514:名無しさん@ピンキー
12/09/27 23:57:19.09 EbKDv7BF
L < 山田くーん、みなさんに例のものを

 はい、かしこまいりました > &

カラダのラインを強調し、それでなくても目立つであろう巨乳を押し上げる様に強調するスーツを着た美人巨乳秘書山田はにこやかに言った。
「さ、入って御挨拶を。」
「「「「「「「「「「失礼致します。」」」」」」」」」」
部屋に入って来たのは一糸まとわぬ姿の美女達だった。
しかも、どの娘達もあふれんばかりの乳肉を胸に蓄えている。
いや、正確には「一糸まとわぬ姿」ではなかった。
どの美女も首には犬が着ける様な首輪を着けている。
黒髪も美しい東洋系、金髪やブルネットの白人、しなやかなカラダの黒人もいる、アレは…どこかの混血だろうか不思議な感覚の美女もいる。
いずれも劣らぬ美形ばかり。
彼女達は横一直線に並び、扇情的な様々なポーズをとって言った。
「「「「「「「「「「私のお買い上げを心よりお願い申し上げます。」」」」」」」」」」

L <いかがでしょう。いずれも選りすぐりの商品でございます。
  しかも全て手垢のついていない新品でございます。
  今回は御挨拶と言う事で、採算度外視の大特価で彼女達を御提供致します。




515:名無しさん@ピンキー
12/09/28 21:17:14.54 lEBCDMZV
俺も一人買いたいものだ

516:名無しさん@ピンキー
12/09/29 01:08:07.05 9epn5O69
age

517:名無しさん@ピンキー
12/09/29 06:55:21.10 yjDWz5rn
殺し屋とかマフィアとか頭のネジが外れた美女、美少女達ハーレムとかないかな

518:名無しさん@ピンキー
12/09/29 12:42:56.42 U3ZjPnoC
広域指定暴力団「覇礼夢組」

519:名無しさん@ピンキー
12/09/29 19:40:16.08 7a/RufUQ
おもいっきり探偵団みたい

520:名無しさん@ピンキー
12/09/30 04:11:54.06 g/bnFRKs
その手のネタだと、主人公をどんな立場にするか、が問題になるな。

自分で自分の集団を立ち上げて既存のとドンパチやらかすタイプなら、仲間すなわち
ヒロインの何人かはいつか死ななければならない。
既存の集団を継承したのなら、親分筋の連中をどう扱うか、ってのも問題になる。
そしてこの場合、他勢力とのドンパチは無論、本来は身内同士の抗争にもなりかねない。
かのY組の抗争だって、もとは身内内部の争いだしな。

日本の極道の場合は、盃を交わすことで関係が構築される。
親子盃なら親分子分、兄弟盃なら兄貴分と舎弟、飲み分けなら対等の兄弟、というようになり、
その上下関係は基本的に崩れない。
で、それぞれに親分や兄弟がいるわけだから、叔父や甥という関係にもなる。

521:名無しさん@ピンキー
12/09/30 04:28:04.43 g/bnFRKs
一般的にはこんな感じ。

その親分には子分も舎弟もいる。
子分のなかでも長男、つまり後継者あつかいなのが若頭、それに次ぐのが若頭補佐。
舎弟の筆頭は舎弟頭。
舎弟は子分の方からみれば叔父貴にあたるので若頭よりも上位にくるが、その組を継ぐ資格はない。
そして実際に親分から若頭に継承されたなら、元の親分の舎弟も他の子分もみんな、新親分の舎弟と
いうことになる。

こういう継承のありさまが、一見して安定してるように見えても、分裂抗争の原因にもなりえるんだよね。
元親分の舎弟たちからすれば、今まで下位にいた者の下になることだから。

なので、元親分が上位組織の一員だった場合、つまり元親分にとっても親にあたる者がいた場合、
その上位親分から舎弟たちに親子盃を与えることで、元親分の組とは別系統の組を立ち上げ、そこの
親分にすることで解決したりする。

そしてこの場合、別系統の組織ということになるから、ハーレム論的にはヒロインの脱退ということでも
あるんだよね。
この意味で、そっち系のネタでハーレム者はけっこうやりにくいと思う。
不可能なわけじゃないだろうけどね。

522:名無しさん@ピンキー
12/09/30 06:27:55.91 pnkej3Vg
巨乳な女系893組に借金だかなんだか弱みにつけこまれてなんだかんだで下働きとして取り込まれたらどうだろう。

んで組の掟で、外に男を作ると他組織につけこまれる素になるから男を作るのは御法度。
だが一方で欲求不満状態なのも問題なので、下働きを性欲の解消に共有して使う事になる。
別嬪で気風が良くて豪快な巨乳組長、美人でクールで頭脳明晰な巨乳若頭、その他大勢の個性豊かな巨乳組員達。
こいつに何か秘密があるのではと、すり寄ってくるメデジンカルテルの金髪巨乳スパイ。
組織壊滅を狙い、取り込んでスパイに仕立て上げようとする巨乳マル暴捜査員。

でも個人的には彫り物されてると萎えるなあ。

523:名無しさん@ピンキー
12/09/30 06:46:17.82 Bj+hmPH2
兄貴分と舎弟でなくて姉貴分と舎妹、叔父貴でなくて叔母貴、
兄弟盃じゃなくて姉妹盃、
「おやっさんは神輿やで」じゃなくて「おっかさんは神輿やで」

いや、暴○団じゃなくて、淫侠道に勤しむ淫力団でいいよ。
男はシノギのネタか肉バイブ扱いってことで。

524:名無しさん@ピンキー
12/09/30 10:19:12.41 YoEcG4Wf
杉井光っぽいな

525:名無しさん@ピンキー
12/09/30 11:15:18.93 0fW25T8K
>>522
本人は背中に彫り物してるつもりだが、
実際は巨乳にありがちな肩こり解消の鍼で、
何も無いみたいなのは?

526:名無しさん@ピンキー
12/09/30 13:00:44.39 jnrLL7ra
>>523
ビックリするほど全般的に語呂が悪いなw

527:上津美千鶴の平穏な一日 ◆DYW6d/nzvM
12/09/30 14:40:35.92 QOz2qZcd
こんにちは。
「上津美千鶴の平穏な一日」
>>503の続きを投下させていただきます。


・ハーレム主が少年注意
・アナル責め注意
・微スカ注意


登場人物:よみがな
・上津美 千鶴:かむづみ ちづる
・円城寺 日菜:えんじょうじ ひな
・水野 冬百合:みずの ふゆり
・麻月 美沙緒:あさつき みさお
・原井部 頼子:はらいべ よりこ
・円城寺 菜々:えんじょうじ なな
・松木 夜宵:まつき やよい
・松木 心乃:まつき ここの
・高柳 遠江:たかやなぎ とおとうみ

528:上津美千鶴の平穏な一日 ◆DYW6d/nzvM
12/09/30 14:42:03.71 QOz2qZcd
8.女子大生メイドのお腹の憂鬱(解決編)


 崩れ落ちてくる遠江さんのお腹をひょいと避けたぼくは、上半身を起こして胡坐をかいた。すると
菜々ちゃんと心乃ちゃんが近づいてきて、遠江さんの絶頂お漏らしで濡れたぼくの顔を左右からぺろ
ぺろと舌でお掃除してくれた。ぼくも、二人のお顔を交互に舐め返してあげる。時々、舌同士を絡め
合ってキスをする。そうしながら、心乃ちゃんが中指を卑猥に立てて右手を突き出した。つい今し方
まで、遠江さんのお尻を蹂躙していたその指の匂いを、三人で堪能する。
「うふふ、遠江さんのお尻の匂い、素敵だね」
「やだー、とーとみお姉ちゃん、お尻までえっちな匂いするー! きゃはは」
「変態は、お尻まで変態臭がするのね」
 三人で好き放題言いながら一通り楽しんだ後は、脱衣所にいくつかある備え付けの洗面台の一つで
その指を丁寧に洗ってあげた。

 一方、浴室の曇りガラスの扉からは、先程から冬百合さん達の声が聞こえてきている。
「ちっ、ちじゅりゅきゅんっ!? ちじゅりゅきゅんしょこにいりゅんでしょぉっ!? おにぇがい
はやきゅーっ! はやきゅきてぇっ!! はやきゅおひんひん、おひりにいれてくらしゃいーっ!! 
おにぇがいーっ!! もお、もお、あらま、ダメんなっひゃうかりゃーーっ!!」
「千鶴さーん。これこの通り、こちらはすっかり準備万端、整っておりますわー」
「おはよう、千鶴。冬百合、もう千鶴のが触れただけで気絶するレベル」
「うん、おはよう頼子。美沙緒さんも、ご苦労様。それじゃあ冬百合さん……」
 ぼくは扉に近づき、こつこつと軽くノックして答えた。
「もう少し限界に挑戦してみようか」
「―っ!? む、むりぃーーっ!! もうむりでしゅぅーーっ!!」
「まあ、冬百合さん、やるまえから諦めてはいけませんわ。さ、両手でお尻を撫でながら、すっかり
綻んだその中心に優しく息を吹きかけて差し上げますわね。直接触ったりしたら、それだけで達して
しまいそうですもの」
「私は耳を甘噛みしながら、おっぱいの周り優しくくすぐってあげる」
「んおぉぉーーっ!! おぉぉぉーーっ!! も、らめ……らめぇぇ……ひあ、お゛お゛ーーっ!!」

529:上津美千鶴の平穏な一日 ◆DYW6d/nzvM
12/09/30 14:43:39.72 QOz2qZcd
 冬百合さんの素敵な悲鳴を聞きながら振り返ると、こちらではいつの間にか幼女二人に押し倒され
た夜宵さんが悲鳴を上げていた。
「こっ、心乃っ!? なっちゃんっ!? ちょ、や、やめ、あああああ……っ!」
 仰向けに転がされた夜宵さんのお腹の上に心乃ちゃんが、合わせた両膝の上に菜々ちゃんが乗り、
股間から突き出たディルドに愛くるしい指を絡めて扱いている。遠江さんの膣内から抜かれたばかり
の擬似ペニスは変態女子高生の愛液にねっとりとまみれており、二人の指が上下する度ねちゃねちゃ
と淫らな音を立てている。粘り気のあるいやらしい水音は、しとどに濡れた夜宵さんの穴からも聞こ
えてくる。ロリータ達に与えられる快楽に打ち震えながら、彼女は両手で必死に心乃ちゃんのお尻を
押してどかそうとしているけど、この状態ではなかなか難しいよね。
「ふふふ……どうしたのかしら、夜宵お姉さま? 遠江お姉さまにはあんなに強気だったのに、私や
菜々お姉さまにはやられっぱなし?」
「やだー、夜宵お姉ちゃん可愛いー。えへへ、ねーここのん、もっと可愛くしてあげようね!」
「そうね。喜びなさい、お姉さま」
 二人は指の動きを速めた。
 にちゅにちゅにちゅにちゅにちゅにちゅ……。
「うあ゛ーーーっ!! あ゛ーーーっ!! やっやめでーーーっ!! あ゛ーーーっ!!」
 さらに身悶える夜宵さん。しかし起き上がることも、足をばたつかせることも封じられた彼女は、
足の先をきゅっと丸め、喘ぎ声を上げながら首を左右に振ることしか出来ない。広がった美しく長い
黒髪が、その度に床をさわさわと掃く。
 その様子を横目に見ながら、ぼくは気絶している遠江さんに近づき、上半身を抱き上げると、頬を
ぺたぺたと優しく叩いた。
「ほら遠江さん、起きて。お風呂入ろう」
「ん……うぅ……」
 薄っすらと目を開けた彼女はだけど、すぐにまた目をつむってしまう。
「ああ……千鶴くぅん……おねがぁい……あと、五分……」
「あと五分? ふうん、あと五分もイかされ続けたいんだ」
 にやりと笑って言ったその言葉に、遠江さんはびくっと身体を震わせ、拗ねた顔でぼくを見上げた。
「や……っ! ん、もう……分かったから、勘弁してくれぇ……」
 そして四つん這いになると、のそのそと浴室に向かって歩いて行く。一歩進む度、剥き出しのお尻
がふりふりと左右に揺れる。前後の穴が丸見えだ。うーん、良い眺め♪
 そのまま、楽しそうにいちゃついている夜宵さん達の横を通り過ぎる。赤ちゃんのようにはいはい
で進むキュートな遠江さんのために、ぼくは浴室の扉を開けてあげた。
 その途端、中から冬百合さんの必死の懇願が溢れ出す。
「あ゛ーーっ!! あ゛お゛ーーっ!! ちじゅりゅきゅーん!! ちじゅりゅきゅあ゛ーーっ!! 
い゛や゛あ゛ーーっ!! はっはやきゅあ゛ーーーっ!!! お゛お゛っお゛お゛お゛ーーっ!!!」

530:上津美千鶴の平穏な一日 ◆DYW6d/nzvM
12/09/30 14:44:52.73 QOz2qZcd
「ふふふふ、お待たせ冬百合さん。美沙緒さん、頼子、冬百合さんはもう良いから、遠江さんと一緒
に準備してて」
「かしこまりましたわ。冬百合さんにはわたくしの唾液をたっぷりと注入して差し上げましたから、
今すぐ奥までぶち込めますわよ。さ、頼子さん、次はあっちの変態で楽しみましょう」
 美沙緒さんの言葉に、無言でこくんと頷く頼子。二人は、まだ入口で四つん這いのままでいる遠江
さんに近づき、左右から腕を掴んで浴室へと引きずり込んだ。
「ひ……っ! ちょ、ま……も、もう少し、休ませて……」
 怯えた表情で力なく体をよじり無駄な抵抗をする遠江さんに、美沙緒さんが微笑みかける。
「まあ、そんなに怖がらなくても大丈夫ですわ。一緒に体の洗いっこをするだけなんですから」
 頼子はこくこくと頷きながら手を離す。そしてスポンジを取ってボディーソープを垂らし、わしゃ
わしゃと泡立て始めた。
「そう、大丈夫。ただ優しく洗ってあげるだけ……悶絶するくらい」
「い、いや……やめ……うひぃぃぃぃっ! やっやめんお゛お゛お゛っ!!」
 美沙緒さんは『洗いっこ』なんて言ってるけど、結局前後から一方的にねっとりと洗われてしまう
遠江さんなのだった。ふふふ、あんなに気持ち良さそうに悲鳴を上げちゃって。可愛いなぁ。

 さて、じゃあこっちは、ペニスを待ちわびてすっかりふやけきってしまった冬百合さんのお尻の穴
に、お望みのモノをプレゼントしてあげようかな。
 ぼくは身悶える恥ずかしがり屋の……
「ああっ!? ちっ、ちじゅりゅきゅんーっ!? お、おね……っ!! は、や……っ! ぐぅっ! 
はやぐーーっ!! はやぐイがぜでぇーっ!!」
 ……もとい、一時的に恥じらいを忘れ、今だけ淫乱な女子大生に背後から近づいた。そして、耐え
切れずに自ら慰めようと股間に伸ばした彼女の手を、ぎゅっと掴んで制止する。
「やぁーーっ! おにぇがいーーっ! イきらいのーーっ!! イがぜでくだしゃいーーっ!!」
「はいはい、今してあげるからね。だからぼくが手を離しても、自分でしちゃダメだよ? もしここ
でオナニーしちゃったら、もうおちんちんあげないからね」
「はいーーっ!! じまぜんーーっ!! だがらはやぐーーっ!! はやぐイがへでーーっ!!」 
 あーあ。絶頂を求めるあまり、普段の羞恥心がすっかり消え失せちゃってるね。冬百合さんってば、
これまでだって散々寸止め責めをしてあげているのにいまだに慣れないみたいで、こうしてちょっと
焦らしただけですぐめろめろになっちゃうんだ。心も体もいつまでも初々しくて、本当に可愛いなあ。
こんな女性、誰だって虐めちゃうよね。ぼくだって虐めちゃう。
 と言う訳で、後で冬百合さんが我に帰ったら、どれだけ浅ましくぼくのペニスをお尻に欲しがった
か、どれだけはしたなくアナルを犯され絶頂したか、たっぷり指摘してあげることにしよう。逃がさ
ないよう後ろから羽交い絞めにして、耳元で囁き続けるんだ。ふふふふ……冬百合さん、どんな反応
するかなぁ……楽しみだなぁ……くっくっく……。
 そのためにも、お尻でいっぱいいっぱいイき狂わせてあげなきゃだよね!

531:上津美千鶴の平穏な一日 ◆DYW6d/nzvM
12/09/30 14:46:01.03 QOz2qZcd
 ぼくは彼女の手をそっと離すと、触り心地の良い柔らかなお尻をぐっと左右に広げた。そしてその
中心でひくつく窄まった唇に、涎を垂らすペニスのお口で優しくちゅっとキスをした。
「あ゛っ、お゛……っ!!」
 それだけで冬百合さんは達してしまったみたい。狂いそうな程に切望していた絶頂をようやく迎え
られた彼女は、咽ぶような声を出して硬直した。ぼくはそのまま腰を進め、ぐっぐっ……とアヌスを
広げながらペニスを押し込んでいく。ぶちゅぶちゅという粘着質な水音と共に、中から美沙緒さんの
唾液が溢れ出す。
「ぁぁぁ……」
 根本まで入ったところで、早々と二度目の絶頂に襲われたみたい。前に投げ出されている彼女の手
が、きゅっと強く握り締められ、舌を突き出して呻いた。
「ぉ……ぇ……ぅ……ぇ……ぇ……」
 ただでさえきつきつの処女肛が、さらに強く引き絞られる。ペニスが圧縮されて尿道が潰れ、射精
にロックが掛かる。それでも、美沙緒さんがたくさん注入しておいてくれた唾ローションのおかげで、
少しずつだけど動くことができる。ぼくは彼女のお腹を後ろから抱きしめた。柔らかくて、丁度良い
肌触りだ。やっぱり冬百合さん、これ以上痩せる必要なんか全く感じないよねぇ。その体勢のまま、
ぼくはゆっくりと体重を彼女に預けていく。力を入れられない彼女はあっさりと潰れ、お風呂マット
の上にうつ伏せで大の字になった。ぼくは彼女の耳に唇を近づけ、かり……っと優しく甘噛む。
「ぁぁぁぁ……ぅぁ、ぅ……ふぅぅっ……」
 切なく声を上げる冬百合さん。けれど、二度連続で絶頂を迎えたことで快楽曲線が緩やかに降下を
見せ、多少余裕が戻ってきたらしい。彼女は荒い息を吐きながらもこちらに視線を向け、ぼくの名前
を小さく呟いた。
「はーー……はーー……んっ、ち、ちづるきゅぅん……」
「はい冬百合さん、なあに?」
「ああ……大好き、ですぅ……」
「ふふふ……ぼくも冬百合さん、大好きだよ」
「んっ……お、お尻が……お腹の中が、千鶴君で、いっぱいですぅ……」
「そうだね。冬百合さんのお尻まんこの処女も、ぼくが貰っちゃった。これで冬百合さんの初めては、
全部ぼくが貰っちゃったね。嬉しいよ」
「わ、私も、嬉しいですぅ……。こ、これからも、私の、全部……千鶴君のものですぅ……」
「もちろんだよ。絶対手放したりしないからね」
「はい……はいぃ……っ!」
 ぼくは彼女のうなじにキスをすると、お腹を抱く腕に力を込め、寝バック状態で重なったまま腰を
使い始めた。括約筋の締め付けが激しすぎてあまり早くは動けないけれど、でもその分、肉棒が強く
擦れて気持ち良い。しかも、冬百合さんが体を震わせる度に絶妙にひくつき、うねり、一生懸命精液
をおねだりするので、ペニスはすぐ限界を迎えてしまう。
「ん……っ! さあ、冬百合さん……お注射、一発目をあげるね」

532:上津美千鶴の平穏な一日 ◆DYW6d/nzvM
12/09/30 14:47:44.77 QOz2qZcd
「あっ! あっ! わ、私も、また、イきますぅ……きゃう、ふあぁぁぁぁっ!!」
「く……ふうぅぅ……っ!!」
 ぼくは呻きながら、彼女の中に白濁した薬液を注入する。だけど、尿道がかなりの力で圧迫されて
いるため、滲むようにしか出せない。中途半端に開放されたペニスは、かえって射精欲を強めるだけ
だった。ぼくと同時に三度目の絶頂に達した冬百合さんは、まだ目をきゅっと閉じたまま絶頂の最中
のようだったけど、ぼくは構わず腰を使い続けた。
「ふひっ!? ふぅっ! ああっ! ま、待って、千鶴く……ふぅっ! うう……んきゅぅっ!!」
 冬百合さんの足に力が入り、ぴんと伸びる。肛穴の入口が、ペニスの根元をぎゅうぅぅ……と締め
上げる。しかし逆に奥の肉壁は少し弛緩し、動きやすくなった。ぼくは、震えながら咀嚼する可愛い
お尻をぐりぐりと抉り、後ろから肉壁越しに子宮を突いてあげる。
「んひぃぃ……っ!? そっそれダメそれダメそれあ゛ーーーっ!! やぁーーーっ!!」
 よほど嬉しかったらしく、冬百合さんは全身をびくんびくんと跳ねさせながら感涙にむせぶ。ぼく
は抽迭を止めず、続けざま彼女に深い絶頂を与え続ける。ぼくの動きに合わせて、冬百合さんのお尻
と美沙緒さんの唾液がねっとりとした卑猥なメロディーを奏で、冬百合さんの喘ぎ声によるコーラス
を淫らに彩る。
 にちゅにちゅ……にちゅにちゅ……にちゅにちゅ……にちゅにちゅ……。
「あ゛ーーーっ!! あ゛ーーーっ!! イぐぅっ!! まらイぐでしゅぅぅぅぅぅっ!!」
 うふふ、可愛いなあ。さあ、もっといっぱい、えっちな浣腸液を流し込んであげるからね。
 ぼくは腰を使いながら股間や太ももに力を入れ、自らの分身に発射を促す。程なくしてひくひくと
ペニスが震え、射精の準備が整ったことを知らせてくる。ぼくは我慢せず、腰を押し付けて足をぴん
と伸ばし、そのまま生理的欲求に任せて冬百合さんのお腹へ追加のお薬を注入する。彼女の尻肉筒が
大分こなれてきたからか、さっきよりもスムーズに流れ込んでいくみたい。でも、まだまだだからね。
もっともっと、お腹いっぱいお薬精液をお注射してあげるよ。
 ぼくは二発目の注入が終わらないうちに、再び抽迭を開始した。
「んひっ!? もっ、もう、ダメ、でしゅぅ……っ!! ふあぁっ!! お、おひりでイくの、もう
ダメでしゅぅぅっ!! こわれちゃいましゅぅっ!! ふあっ!! あああああああ……っ!!」 
 強制的にお尻へと与えられる快楽から逃れたいのか、冬百合さんはお風呂マットの上でじたばたと
弱々しく暴れる。だけどうつ伏せ状態でぼくに乗っかられているんだから、まあ無理だよね。
 そんな彼女の耳元に、ぼくは小さく囁く。
「壊れても良いんだよ。だって冬百合さんのことは、ぼくが一生面倒見るんだから」
「――っ!!」
 その一言で、さらに深く達してしまったらしい。冬百合さんは一瞬びくんと全身を震わせ、そして
力が抜けたように手足を投げ出した。お腹の中は逆に、びくびくびくびくびく……と痙攣するように
蠢いて、ぼくのペニスを扱き立てる。さらに、奥へ飲み込むような、吸い上げるような動きも加わり、
あっという間に次の注射の準備が整う。

533:上津美千鶴の平穏な一日 ◆DYW6d/nzvM
12/09/30 14:48:24.74 QOz2qZcd
「んん……っ!! うふふ、すごいね……冬百合さんのお尻、こんなに名器だったんだね」
 お尻だけなら、ぼくが今まで体を重ねてきた女性達の中でも一番かもしれない。
 ……しかし日菜さんいわく、ぼくのお尻って「うちのメイドの誰のお尻よりも名器」らしいんだよ
ねぇ。冬百合さんのこのアナル名器よりもすごいお尻って、どんなのだろう……? 自分では確かめ
ようもないのが、ちょっと悲しい。まあ、指とおちんちんとでは感じ方も違うだろうから、そんなに
当てにもならないんだけどね。
 それはともかく。
 冬百合さんのお尻のいやらしいお誘いに従って、ぼくは三発目を射ち込んだ。射ち込みながらも、
腰を止めずに肛穴を責め続ける。虚ろな目で喘ぎ声を漏らす彼女のお尻の穴に、繰り返し繰り返し、
快楽と精液を送り続ける。
「んあおぉぉ……っ!! も……も、う、らめ……ああああああ……っ!!」
 四発目。
「あぁぁぁぁ……っ!! まらひぐぅ……もうイくのやら……あぁっ!! きゃうぅぅ……っ!!」
 五発目。
「うぅぁ……ぁ……っ! あぁぁ……っ! イってう……イきながりゃイってうぅ……っ!」
 六発目。
「ぁぁぁぁ……ぁぁ……ぉぉ……も……ら、め……ぁぉぉ……」
 七発目を流し込む頃には、二人の結合部分から泡立った白濁薬液が漏れ出してきた。冬百合さんの
お腹からは、きゅるるるる……と可愛らしい音が聞こえてくる。うん、腸が動き出してきたみたい。
「どう、冬百合さん? 便秘は解消されそう?」
「ぅ、ぅぅ……はーー……はーー……はーー……」
 息も絶え絶えの彼女は、返事の代わりにもう一度お腹を鳴らした。
 きゅるるるる……。
「そっか、じゃあそろそろいいよね」
 最後にもう一度お注射精をしてあげてから、ぼくはまだまだ萎えない勃起を冬百合さんのお尻の穴
からゆっくりと引き抜いていった。
「んおぉぉぉぉぉぉ……」
 一際可愛い泣き声を上げる冬百合さん。うふふ、お尻って抜くときが一番感じちゃうものね。
 注意して抜いたのだけど、それでも、流し込んだ精液が少し流れ出てきてしまった。ぼくは慌てて
冬百合さんの右手を掴み、中指を彼女のお尻の穴に挿し入れて栓をした。
「はーー……はーー……ゃぁぁ……ぁぁぁぁ……」
「はいはい、ここで出しちゃダメでしょう? ちゃんとお手洗いでしようね。それまで、こうして指
で押さえておこうね」
 虚ろな目で息を荒げる冬百合さんの上半身を優しく起こしてあげながら、ぼくは「それとも……」
と言葉を続ける。
「……露出狂の冬百合さんは、ここでうんちするところ、みんなに見られたいのかなー?」

534:上津美千鶴の平穏な一日 ◆DYW6d/nzvM
12/09/30 14:49:00.21 QOz2qZcd
 その言葉でちょっと我に返ったのか、冬百合さんははっと顔を上げて周りを見渡し、それからぼく
を見てぶんぶんと首を振った。
「ち、千鶴くぅん……トイレに、行きたいですぅ……」
 顔を真っ赤にして、今にも泣き出しそうな表情の冬百合さん。ああ、もお、可愛いなぁ。この人は
何でこんなに―虐めたくなる顔するんだろうね!
「うふふ、わかったよ。今、立たせてあげるからね」
 ぼくは冬百合さんの両脇に腕を差し入れ、「よいしょっ」という掛け声とともに持ち上げ、言った。
「あれ、やっぱり冬百合さん、太ったかな?」
「―ふぇ!?」
「これは、お腹の中の余分なものを、しっかりと出さなきゃだね」
「う、うぅぅ……千鶴君、ひ。ひどいです……」
 ああ冬百合さん、傷ついた顔も可愛いなぁ。
 だけどあんまり虐めても可哀想だから、すぐに訂正してあげる。
「あはは、冗談だって! 冬百合さんは今くらいがちょうど良いよ。抱き心地も柔らかいし」
 そう言って、立ち上がった彼女を正面からきゅっと抱き締める。
「あ……んっ……ち、千鶴くぅん……」
 途端に嬉しそうな顔になる冬百合さん。ぼくはその背中に回した手をお尻へと伸ばし、そこへ挿入
された彼女の指を掴んだ。
「……ひゃっ!? ち、千鶴君……?」
 そして無理矢理抽迭させ、中に溜まったぼくの精液を撹拌する。
「んひっ!? ひゃっああーーっ!?」
「それでも、便秘は治さないとね! ほら、もっと出易くしてあげる」
「あ、あ、あ……あひ……ふうぅんっ!」
 すっかり感じやすくなった第二の性器を自らの指で強制的に弄らされ、冬百合さんはなんとも恥ず
かしそうな、だけどとっても気持ち良さそうな鳴き声を上げる。
「ふふ、もうイきそうなの? イきたい? イかせて欲しい?」
「~~~~っ!」
 冬百合さんはすっかり恥じらいを取り戻したみたいで、口をきゅっと結び、ぶんぶんと首を振って
否定する。だけどそんな態度に反して、どんどん絶頂に近づいてきたみたい。やがて彼女はぼくの肩
に頭を預け、「ふうぅー……うぅー……」と小さく呻きだした。そしてびくん……っと小さく身震い
したところで、ぼくは手を離した。
「んうぅ……うぅぅ……うぅっ!?」
 散々イかされて感じやすくなったお尻をまたもや寸止めされた冬百合さんは、恨みがましい目付き
でぼくを睨んだ。でもやっぱりあんまり迫力はない。っていうか、ますます虐めちゃいたくなる顔だ。
「じゃ、そろそろお手洗いに行こうか。あれ、ふふふふ……どうしたの冬百合さん? おっと、まだ
抜いちゃダメだよ。抜くのはお手洗いで、ね?」
「うぅ……きゃうぅ……ち、千鶴君の、いじわるぅ……」
「んー? 何のことかなー?」
 とぼけるぼくを無視して、天然誘い受け女子大生は快楽を求めるそのお尻の穴を自ら慰め始めた。

535:上津美千鶴の平穏な一日 ◆DYW6d/nzvM
12/09/30 14:50:27.96 QOz2qZcd
「ふっ、うっ、うぅ……っ!」
「あれ、なあに? お風呂場で、泣きながら公開アナルオナニーショー? もう冬百合さんってば、
そんなにみんなに恥ずかしいところ見られたいの? 本当にえろ女だね」
 またぶんぶんと首を振って否定する冬百合さんだけど、それでもお尻ひとりえっちの指を止めない。
いや、止められない、かな? くすくす、仕方ないなぁ。
 親切なぼくは、再び彼女の指を掴んで恥ずかしい行為を止めてあげた。
「あ、うぅぅぅ……っ!! や、や……お願い千鶴くぅん……っ!!」
「ダぁメ! 今イっちゃったら、一緒にお漏らししちゃうでしょ? ちゃあんとトイレトレーニング
できない人のお尻には、もうおちんちんあげないからね!」
「うぐ……うぅぅ……」
 そしてぼくは手振りで冬百合さんを出口へと促す。脱衣所の隅にトイレがあるんだ。観念したのか、
彼女はお尻に指を突っ込んだまま、よろよろとそちらへ歩いて行く。
「まあ。冬百合さんってば、千鶴さんのおちんちんを餌にしてようやくお漏らしを我慢できますのね。
まったく恥ずかしい方ですわ」
「やっぱり冬百合の尻穴は淫乱ね」
 遠江さんに石鹸まみれの体を擦りつけ、指でまさぐり倒しながら、頼子と美沙緒さんが冬百合さん
の背中に声をかけた。冬百合さんは絶句し、一瞬止まる。
「あ、冬百合さん、おトイレでだったら遠慮しないでお尻オナニーしていいからね!」
 ぼくがそう追い討ちをかけると、彼女は消え入りそうな声で
「―ばかぁっ」
 と呟き、涙目で小走りに去っていってしまった。しばらくして、ぱたんとトイレのドアの閉まる音
が聞こえた。
 うーん……虐めすぎた、かな?
 と思って擦りガラスの扉越しに脱衣所の方を眺めていたら、小さな影が、そっとトイレに向かって
歩いて行くのが見えた。
 そして、トイレの中に向かって話しかけるその人影―心乃ちゃんの声が聞こえてきた。
「冬百合お姉さまのはしたない音、私が聞いててあげる。さ、思う存分オナニーして、千鶴お兄さま
の精子ごと、たっぷりうんちを出すといいわ。ぶりぶりってね!」
 うーん、さすがは小さな女王様。サディズムに遠慮がないなぁ。冬百合さんの声や排泄音はあまり
良く聞こえないけれど、きっと恥ずかしさに身悶えながらもアナルで絶頂を迎えているんだろうね。
それと同時に、便秘も一緒にすっきり解消するはずだ。くふふふ……これが病みつきになって、今後
は大きい方をする度に、そしてウォシュレットでお尻を洗う度に、ぼくのおちんちんを欲しがるよう
になっちゃったりして! もちろん、そうなったらなったで、お尻の穴の面倒も一生見てあげるだけ
なんだけどね。
 ―いや、ならなくても一生面倒見るけどね。

536: ◆DYW6d/nzvM
12/09/30 14:52:59.05 QOz2qZcd
今回は以上です。
楽しんでいただければ幸いです。

ではまた。

537:名無しさん@ピンキー
12/09/30 20:50:42.81 YoEcG4Wf
乙乙
いいけどあらすじはよ

538:名無しさん@ピンキー
12/10/01 01:14:19.83 25A4EVIE
乞食乙

539: ◆DYW6d/nzvM
12/10/01 01:17:57.79 Cg92e9r7
>>537
あ、ごめんなさい。

あらすじ:
セレブロリショタ千鶴君が、
・朝起きてベッドの上でメガネ美女や合法ロリとえっち
・廊下で女子大生や元お嬢様といちゃいちゃ
・あと爆乳双子お姉さまやガチロリ二人、クール系のオタク美少女ともえっち
・お風呂の脱衣所で自称探偵の美少女とえっち
・お風呂場で女子大生のお尻に生出し ←今ここ

って感じです。
おおむね>>508さんの通りです。
汎用あらすじですね。さすがです。

お読みいただき、ありがとうございました。
では。

540:名無しさん@ピンキー
12/10/01 01:32:53.74 /GoL/oqj
>>539
GJ
わざわざあらすじサンクス
親切だなw

541:名無しさん@ピンキー
12/10/02 02:12:35.86 gKYbuMq4
引き抜くとポッキーになってるんだな

542:名無しさん@ピンキー
12/10/02 02:13:41.16 gKYbuMq4
誤爆した
すまん

543:名無しさん@ピンキー
12/10/02 03:41:36.49 oiWa1YVB
続けて読んだせいで尻から一物引き抜いたらポッキーになってるのを想像してしまったやないか

544:名無しさん@ピンキー
12/10/02 06:16:31.51 CfXLs6lY
きたない

545:名無しさん@ピンキー
12/10/02 08:07:09.09 IFtrBY+0
チョコ味ですね。

546:名無しさん@ピンキー
12/10/03 03:42:43.52 27KDXwtS
ブラジル娘の尻を並べて順番に

547:名無しさん@ピンキー
12/10/03 21:31:18.83 7pbk4YCq
名探偵が田舎の村で殺人に遭遇
被害者は旦那さんで犯人は使用人の男
奥様も美人娘も女中も女医も
犯行時間に名探偵と乱交していて犯人が浮き彫りに

548:名無しさん@ピンキー
12/10/03 23:26:08.66 oS3tdqL1
ハーレムものと明言して主人子以外に男性がひとりいたらその時点でほぼそいつが犯人だよな。
男装の麗人とかじゃない限り。

549:名無しさん@ピンキー
12/10/03 23:35:22.85 Iwmd9SHj
主人公も女の子という叙述トリックかもしれん

550:名無しさん@ピンキー
12/10/04 08:41:32.72 HTZd0pyO
つまり、寝取られと見せつつ寝取られ男は実は女、で寝取り男は実はハーレム主。
寝取られた怒りの描写は実はハーレム主に対する嫉妬と。
……多分寝取られ描写の時点で回れ右だなw

551:名無しさん@ピンキー
12/10/07 00:39:45.11 zcUDmv8g
>547
実は使用人は男装の女。DV夫の追及から逃れて
身分どころか性別も隠して住み込みで就職。
その秘密の弱みを握られて旦那さんにいつも
性的虐待を受けていた。その苦しみに耐えかねて、
責めから逃れようとして、うっかり旦那さんを殺害。

名探偵は、それを知って、犯人の男装女に一夜の相手をさせて、
事故と判定。


552:淫体を育てる日
12/10/09 21:32:55.04 iXqU4FC8
気づけば日付は翌々日の10日をまわっていた。
あまりに調子に乗り続けて時計もない地下長教室から出なかったせいで時間の感覚が狂ってしまったようだ。
「はへぇ••••••」
ヌボッと音を立てて葉子の幼い肉穴からペニスを引き抜くとドバッと噴き出すように精液が流れ出してくる。
ガニ股でピクピク快楽で痙攣する葉子を前にして俺の肉槍はいささかも萎えてはいなかった。
そんな俺を見かねてか、スルリと左右から二つの頭が忍び寄る。
「お掃除いたします」
「あはぁ、葉ちゃんの匂いだ」
葉子よりは少しだけ年上の二人は姉の彩奈と小花である。
絶妙のコンビネーションで彼女たちはまとわりついたズルズルの愛液と精液をなめとっていく。だが俺はそれを気にすることなく
壁際にくくりつけられた彼女の元へと歩み寄った。
「なあ百合、そろそろ喉が乾いたよな?」
「••••••はい、聖水をいただけませんか?」
「当たり前じゃないか、俺は百合のためだったらなんだってするんだよ。
披露宴で友人代表の挨拶もしたし、借金も肩代わりしたしね」
俺は言いながら力を緩めると、そこらの電柱にするように気軽に百合の口を目掛けて小便を垂れ流した。
「あぶ••••••ごく••••••ごく••••••」
陶酔しきった顔で躊躇いなく飲み干して行く百合を尻目に一人の女が絡みついてくる。
「ご主人様は姉さんにばかりお優しいのね。
あたしもこんなにご主人様を想っていますのに」
視線を下に向ければそこには生命を宿した大きなお腹があった。
「でもそんな一途なご主人様を愛していますわ」
百合が他の男と結ばれた夜、身体で慰めてくれたのは紛れもなくこの薔子だ。
その感謝と愛おしさが身を結んだのかもしれないと思えてくる。
「彩奈たちが産まれたのはあの男のおかげさ、今は百合も俺の奴隷本妻になってくれた」
そう言うと俺は薔子のタップリとした乳肉の先に黒ずむ乳首を二つ同時に咥えると、吸い上げた。
「んぅ••••••イきそうですわ」
その独特のコクのある味わいを感じながら、
俺は薔子の胎の娘がどんな牝に育つのかに想いを馳せていた。



次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch