【主と】ハーレムな小説を書くスレ【共に】30Pat EROPARO
【主と】ハーレムな小説を書くスレ【共に】30P - 暇つぶし2ch293:ダメ社員のはーれむ⑥
12/06/21 23:51:01.49 NuUMCjZe
―あ、先ほどはどうも。まさか社長さんだったとは…お若いのにすごいですねえ。
パソコンのほうは濡れてデータ飛んだりとか…
そうですか、よかった!いやあ、私も濡れた甲斐があったというものです。
説明会のほうも盛況だったご様子で…来てほしかった?す、すみません。途中でわけあって退場していたものでして。

え?さっき企業の方に怒られていたけれど?あー…
「ずぶぬれで来るのは常識からして相手方に失礼だ、君は社会人になる自覚がない」だそうで。
そう言われてしまうと全くその通りなので、ちょっと皆さんより早めに会場のほうから出ていまして…。
…いえいえいえいえ!そんな、そちらが謝ることではありませんよ!
むしろ私が使うよりよっぽど有意義だったでしょうし!
まあ確かに今日回った企業の方には顔覚えられてしまいましたかね…悪い意味で。ははは…。
…ちょっと、お、お詫びだなんてそんな。
―って、受け取れませんよお金なんか!
だ、大体ですね、貴方も社長なんですから私のような馬の骨に甘い顔ばかりしてはいけないでしょう!?
そのお金だって会社のために必要になるかもしれないじゃないですか!
本当にこんなタダの学生に募金みたいにあげていいものなんですか!?
って、私はなにえらそうなことを…ほ、本当にすみません突然!
…とにかくこちらはあげるなら社員の方にあげてください、いいですね?
…あ、バスがきますね。では私はこれで。また機会があればお会いするかもしれませんね。
…え、その時はぜひ説明を?私文系なんですけど…パソコン?はあ、まあ少しは…それでかまわない?は、はぁ。
でしたら今度はおうかがいさせていただきますね。今日はありがとうございました。

…いや、今ここで願書渡されても、まだ説明聞いてませんけど。
次の説明会のときに持ってきてくれって、それでいいんですか…?
あの…だから今から面接の日程とか言われましても困るんですけど…。





―サラさん、とりあえず日本に興味持つところからと思いまして、いろいろ調べてきましたよー。
まずこちらが各地の方言なんかの違いをまとめたもの。東北のほうとか見てみるとかなり面白いですよ。
あいさつまでこんなに違うんですから。
で、こちらが各都道府県の名産品やとくに有名な料理の写真付きリスト、こちらが風光明媚な土地のリスト、同じく写真つきです。
それと京都をはじめとした日本観光と言ったら定番と思われる地域の観光地などのデータも調べてみました。
交通機関の時刻表とかも用意できるだけは用意してありますよ。
あとアメリカ人の方が特に好むらしい日本の観光地や料理なんかもここに…。

…はい、確かにこれらは全部私の手作りですが。ネットなんかにあったのを私なりにまとめたんですが、
もしかして分かりづらかったです?だったらすいません。
え、あの、ええとですね。…はい、ごめんなさい。今日仕事中にへまが多かったのは昨日徹夜してこれ仕上げたからです…。
スケジュール管理がなってないと社長にも…え、なんでそこまでって、
そりゃあ…サラさんにも早く日本になじんでほしいですし。
確かサラさんこの会社に入ったと同時にこちらに来たんですよね?女性おひとりだとやっぱりまだ色々大変なんだろうなと思うんですよ。
どうせこの国で生活するなら、故郷と同じとまではいかなくとも日々を楽しく安全に過ごしてもらいたいなあと。そのために私にできることがあればいくらでも協力するつもりですよ。
私じゃあ頼りがいがないかもしれませんが、よければ存分に頼ってやって下さい。こんな私でも女性のために何かできるっていうのはうれしいものですから。

…え、なんですかちょっといきなり抱きつかないで下さっ―!?む、むねあたって?!こここういうのはにに日本では好きな人だけにですね!
…うわああああななななんで力強めるんですかはははは離れてええええぇ!?



294:ダメ社員のはーれむ⑦
12/06/21 23:52:10.55 NuUMCjZe
―湧井さーん?…って、どうしたんですか!そんな泣いて…いまふくもの持ってきますから!
…ええと、落ち着きました?…何か悩みがあるなら私でよければ相談に乗りますよ?

…なるほど、他の方に比べて子供っぽい自分がいやだ、と?なにをおっしゃるやら。
学生のころからずっと馬鹿にされていた?…そんなの気にすることありませんって。
私から見れば湧井さんは素晴らしい方ですよ。いつも私が社長に怒鳴られていると助け船を出してくださいますし。いつもお夜食作ってくださいますし。
本当にいつも助けていただいて…感謝の言葉もないくらいなんですから。

今時こんな気がきく人はあまりいないと思いますよ、本当にいいお嫁さん候補というか…あれ、何か顔赤いですけど?…大丈夫?ならいいんですが。
え、でも仕事ができるわけじゃない?…いやそれを言ったら私はどうなるんですか…。
というか他のお二方と違って湧井さんは掃除とか備品管理とかまでやってらっしゃるんですから、どうしてもプログラミングのほうが遅いのは仕方ないですよ。
他の方は多分そういったことやってくださいませんし、湧井さんしかやれないことだと思いますが。
だからもっと自信持ってください。その、私は湧井さんのことすごく尊敬してますし、ね。

…ちょ、ちょっと本当に顔が真っ赤ですよ!?やっぱり具合悪いんじゃないですか!と、とりあえずソファに…よっと、これでよし。
目がうるんでるし熱がありますかね。ええと体温計体温計…ああどこだか分からない!ええい仕方ない、失礼します!

…うーん、私よりだいぶ熱いですか。やっぱり熱があるみたい…って、湧井さん?…わ、湧井さーん!?―湧井さんが急に高熱出して倒れましたー!だ、だれかー!





―おはようございます中島さん。今日はお早いですね、なにかあったんですか?

…あー、ついにばれてしまいましたか。そうです、勝手に机の周りとか弄ってしまってすみませんでした…。
ええとですね、他の方がその…いい加減整理してほしい、とよくおっしゃっていたじゃないですか。でも中島さん整理する様子がないようだったので…。

…ほっとけって、ちょっとそれはよくないですよ!そんなことしたら中島さんが他の方から疎んじられてしまいかねません!私はそういうの見たくないですから!
それとこの前書類がどっかいった―って困ってたでしょう?またああいうことになりますし。…あ、その書類でしたら私が社長のほうに提出しておきましたから、問題ないはずですよ。

…他にもなんかやってないかって……ごめんなさいやってました。中島さんの作った書類のファイル、内容はともかくとして誤字誤変換かなり多いのでそっちのチェックも…。
…ごめんねって、そんな。いいんですよ、私にはこんな雑用しかできませんから。中島さんは中島さんができることをやってるだけですし。
というか私にもお力になれることがあってありがたいくらいなんです。これからもそういうのは私がやりますから中島さんはデザインのほう頑張ってください。
私にはあんないろいろなアイデアとても思い浮かばないですし…。

え、えーと、しかしどうやったらああいうの考え付くんですか?
ふむふむ、ジャンルを問わず常に様々ないいものに触れると。…そういうわりにはあまり普段自分の服装とか気にしてませんよね?っていたいいたいごめんなさい!
た、ただ中島さん美人なんですからもっとこう気をつけたらいいのになーって…ご、ごめんなさいごめんなさい、本の角は勘弁してください洒落になりませんから!
この女殺しがってむしろ殺されそうなのはこっちいだだだだだだ!?




―治の住んでいるアパート

「…夢か。また微妙に懐かしい夢だったなあ」
僕の名前は滝川 治(たきがわおさむ)。詳しい説明は省く。
今日は金曜日だから普通なら仕事なんだけれど、昨日の一件から急きょパーティーということになってしまった。
いくら社員が5人しかいないからって、僕みたいなダメ社員一人の入社一周年のためにわざわざ社員全員でお祝いしてくれるなんてなあ。
…いいところに入れたという気持ちと、そんないい会社のお荷物になっているという気持ちが半々ですごく微妙な気分だ。
「とりあえずパーティーは夕方からって言ってたけど…具体的に何時なんだ?」


295:名無しさん@ピンキー
12/06/22 00:00:50.18 G2eQNHDx
支援

296:ダメ社員のはーれむ⑧
12/06/22 00:10:33.69 LRNFbG8i
―Prrrr「お、メール」

件名:今日のパーティー
差出人:如月 麗美
パーティーの細かい日程などが決定しましたのでお知らせします。
開始時間…本日午後5時より(滝川はこの時間の30分以上前に来ないように)
場所…如月 麗美のマンション(住所は社内連絡網参照のこと)
持物…特に必要なものはなし、各自盛り上げるために持ってこれるものがあれば自由に持参
服装…指定なし、飲食が伴うためあまり汚れては困るスーツなどは推奨しない
会費…不要。費用は社の予算と社長のポケットマネーから出します
※備考…アルコールがはいることが予想されるため、公共の交通機関を利用するように。
    また、緊急の場合には社長宅に宿泊するスペースあり
「…なんかいくつか突込みどころがあるんだけど…」
まず僕に早く来るなって。早めに行っておかないと安心できないたちなのになあ。手伝いとかもできない、か。
そして場所、社長のマンションって。そりゃ僕一人で行くわけじゃないけどさ。女性の部屋とか上がったことないんだけども。
服装も…なんかあったっけ、着ていけるようなの。…あ、そういえば前に中島さんが一緒に遊びに出かけたとき選んでくれた割といい感じのがあったっけ。
持物と会費は、まあいいとしてだ。

「社長宅に宿泊って、これ僕以外の方だよなあ。…まあ、つぶれる気もないけど、酒はあまり飲まないようにしよう」
とりあえず、まずはバスの時刻とか調べないといけないかなあ。

―夕方、社長のマンション前
「…ええと、ここでいいんだよな?」
時間は4時45分、もうはいってもいい頃合いだろう。
「しかし…前に一度来たことあるとはいえ、これ本当にアパートなのか?超高級ホテルとか言われても納得するんだが」
ちなみに前に来た時は社長と二人で市場調査をした時だ。(…やったことはただの買い物だった。どういうデータをとるんだろう?)
「今日はその、疲れたでしょう?お茶くらい出すから、ぇと。…上がっていったら、どう、かしら?」とかいわれたけど流石に丁重にお断りした。
女性の独り身の住まいに上がりこめるほど度胸はない。(そう断ったら「あ…そう…よね。御免なさい…」とかすごくさみしそうだった。むしろこっちがチキンでごめんなさい)

「よし、この部屋でいいんだよな。…不安になってきた、一度社長に連絡取ってみよう」
社長の携帯にかけてみる。―数度のコールの後社長が出た。
『―何かしら滝川君、こっちの準備はできてるわよ?…道にでも迷ったのかしら?」
「あ、いえ。今お部屋のすぐ前にいまして―」
…お、ドアが開いて社長が出てきた――――ぁ……。

「いらっしゃい滝川君。…どうかしたの?」
「――え?…あ、あああいえいえなんでもないんですなんでも!」」
如月社長はいつも見慣れたスーツ姿ではなく、すごく上等なものだと一目でわかる紫色のドレスを着ていた。
肩のあたりが大きく露出したデザインで、いつもの凛とした美しさとはまた違った艶やかさに満ちている。
「ただ、その。…社長が、すごくお美しかった、ので。ちょっと見とれて…す、すいません!
…うわああああたぶん今顔真っ赤だどうしよう社長の顔直視できねえええええ!

「っ………そ、そう、ありがとう。ほ、ほらみんな待っているのだから、早く行くわよ」
「は、はい!」
(――っきゃー!きゃー!、お美しいですーって!見とれてたーって!ああ、ドレス新調しておいてよかったわぁ…!!)
な、なんか社長すごいご機嫌だ。よかった、気分を害さなかったみたいで。

―なんかすごい広い部屋
…これは本当に一人暮らしのマンションなんだろうか。なんか広さからして一階丸々社長一人で使ってるみたいなんだけど。
いくらかの部屋を経てたどり着いた、料理が並べられた馬鹿でかいテーブルが中央におかれたその部屋には、他の方々が待っていた。

「ハロー、オサム!今日ハ楽しんでイッテね!」
「あのさらさんそのかっこうはなにごとですか」
サラさんは…え?水着?…レオタード?というのだろうか、「これで街中歩いたら痴女確定」って感じのすさまじいぴちぴちな服だ。
というか胸とか尻とかやばい!こ、こぼれるこぼれる!!
「アハ、オサムのパーティーダカラ、スペシャルなお祝いのカッコウよ?」
「それはわかりましたからちかづいてこないでくださいおねがいします」
僕の理性がやばいですから。
(フフ…顔真っ赤デスネ。チェリーみたいでキュートデスよオサム…じゅるり)

297:ダメ社員のはーれむ⑨
12/06/22 00:12:45.05 LRNFbG8i
「おさっ…えと、滝川君、おめでとうございますっ!」
「湧井さん。はい、ありがとうございます」
湧井さんはゴスロリメイドというやつか。見た目完全にロリッこな湧井さんには犯罪的なくらい似合っている。
この格好で「お帰りなさいご主人様っ」なんて言われたら…いけない方面に目覚めてしまうかもしれん。
「ど、どうですか?…に、似合って、ますか…?(ちょっと涙目で上目づかい)」
「ええそれはもう。ところでなでなでしていいですか」
「ふええええええぇぇ!?」
―おっといかんいかん、危うく暴走するところだった。
(あれ、なでなでしてくれないんですか…?あ、でも私としてはキスのほうがいいなあってなにえっちなことかんがえてるんですかぁ!?)


「おーっすおさむっちー。おめっとさんー」
「あ、どうもです」
中島さんは……ほう、チャイナドレスとな。結構スタイルがいい(各部位のサイズでは社長やサラさんには勝てないが)ので
かなり似合っている。
コスプレするからいろいろと着慣れてるってのもあるのかもしれないな。
「へっへー、どうよ?せくしーっしょ?こういうの好きだって知ってるんだもんね~」
「よくわかりましたね…。はい、大好きですよ(まっすぐ目を見ながら)」
「―へ……?あ、あぅ、あ……?」
あれ、なんか固まっちゃったよ。
(い、いきなり「大好きですよ」とか反則だろーよー。…あーやばい、顔熱い…)

「さて、全員集まったことだし。さっそくパーティーを始めましょうか。
じゃあ滝川君、あなたから何か言うことがあったらどうぞ?」
え、僕ですか!?

「あ、はい…えーと、本日は私などのためにこのような会を開いていただきー」
「ええい長ったらしい堅苦しい!ひっこめー!」
中島さんひどいですね!?
引っ込めと言われたので社長に音頭を取ってもらうことにする…泣いてないですよ?
「ふふ、-まあ、今日は無礼講ということで…乾杯!」
「「「「かんぱーい!」」」」

で、乾杯したはいいものの。
「あの…私だけ飲み物がないんですが…」
新手のいじめ?

「「「「―!!!!」」」」
ーその瞬間、部屋の中の空気が急に張りつめた気がした。

「あああああそうだったわねごめんなさいいいまつぐからまってね」
どうしたんですか社長、すっごい手が震えてますけど。
…ついでくださるのはありがたいですけどこぼれますよ?
(おお落ち着くのよ私、脳内でシミュレーションは何度もした!計算通り!計算通り!)

「…じゅる」
なんかサラさんが怖い。何かはわからないけど身の危険を感じる。
(…ンフ、フフフフフフフ…ヤットセックスできるんデスネ…)

「あうあうあうあうあうあうあうあうあうあうう…!!」
湧井さんがゆでだこみたいになってる。あれ横にしたほうがいいんじゃないか?
(そうでしたあああ!キスどころか、ほ、ほほ、ほんばん…!!ど、どどどどうしよぉおお!!)

「…ぅ」
中島さんもなんか元気なさそうにうつむいてるし。
(やっば…い、今になって緊張してきた!あいつの顔まともに見れないって…!)

皆さんどうしたんだろう…?まあいいや、飲み物も普通のジュースみたいだし。
まず最初は一気にっと。
ごくん、ごくん、ごくん。ぷはー。

298:名無しさん@ピンキー
12/06/22 00:14:08.62 LRNFbG8i
今回ここまでです。
中途半端でまずいとは思いましたが、あまり間をあけるのよりはと思い…。
次回こそ、次回こそエロに…!

299:名無しさん@ピンキー
12/06/22 01:20:33.00 1XlisN9N
Gj
続き楽しみにしてるぜ

300:名無しさん@ピンキー
12/06/22 01:38:41.64 JuOYGHAj
いい導入だ

301:名無しさん@ピンキー
12/06/22 03:35:33.94 2ODaXFkc
GJ 気長に待ってるよ

302:名無しさん@ピンキー
12/06/25 16:47:39.27 amoK5A8o
少人数の会社だと、地域商店街のサイトをデザインしたりとかの
Webデザイン系の会社も5人以下で回しているところが実際にあるね。
小道具としては依頼された店内や店員を撮影する必要があるので
なかなかいい撮影機材を持っていたりする。

社員だけでなく依頼主の看板娘もハーレムに加えたり夢がひろがりんぐ

303:名無しさん@ピンキー
12/06/25 16:50:17.11 g8l6SdyI
なんだかSODの女子社員が出演する、みたいな話だな~

304:名無しさん@ピンキー
12/06/25 19:49:48.03 KxNUJNAz
ボイン社長!ボイン社長!

305:名無しさん@ピンキー
12/06/25 20:13:34.38 F+MdF5GK
カンナ社長!!カンナ社長!!

306:名無しさん@ピンキー
12/07/02 04:46:06.71 bRo41fps
別の会社から引抜がかかりハーレム対決。

307:名無しさん@ピンキー
12/07/04 01:47:05.95 rskIYDRI
究極のハーレム対至高のハーレム

308:名無しさん@ピンキー
12/07/04 17:23:05.35 GIlQQa4K
どう対決するのかよくわからないなあ。

309:名無しさん@ピンキー
12/07/04 19:29:20.98 D0ukbU0D
このハーレムを作ったのは誰だぁ!!

310:名無しさん@ピンキー
12/07/04 20:39:11.85 EGtSFF+w
>>308

先鋒 巨乳シスター × 巨乳巫女
次鋒 巨乳幼馴染 × 巨乳転校生
中堅 巨乳受付嬢 × 巨乳看板娘
副将 巨乳童顔娘 × 巨乳大人の色気
大将 巨乳奴隷   × 巨乳メイド

御主人様を取替え、
相手の御主人様から抜いたら「一本」
カウパー出させたら「技あり」

みたいな…


311:名無しさん@ピンキー
12/07/04 20:45:51.88 TF5TMoZv
大奥みたいなのが二つあって殿様奪い合いとか?

312:名無しさん@ピンキー
12/07/04 20:52:14.39 JvJrU1ch
精液の匂いがすると思ってきてみらたらやはりお前だったか。
究極のハーレムだと?
お前ごときにハーレムの善し悪しがわかるわけないだろう。

お前の抱いた女たちを見ろ!女たちは全然満足していないじゃないか。
お前は自分一人が気持ちよくなることしか考えていない。
そんなことでは女たちの魅力を引き出せるわけがない。

ハッハッハ!
やはりこんな若造にハーレムの奥深さなど理解できる訳もなかろう!

313:名無しさん@ピンキー
12/07/05 17:46:56.96 mkgfvC8L
「どっぷり中出し学園戦争」というゲームがあるけど、遊んだこと無いので内容知らない。

314:名無しさん@ピンキー
12/07/06 04:59:28.71 NSaoLuzJ
スワッピングとかセックスバトルとか
ここじゃ多分NGだろう話題ならよそでやっておくれ

315:名無しさん@ピンキー
12/07/06 21:33:50.38 gcfxGIr7
>>310
ヨソの男とエロいことさせてどうすんだよアホか
そりゃただの乱交

316:名無しさん@ピンキー
12/07/07 00:10:01.70 Lja9Oy3a
ふむう…、正論だ
対決の方法が他に思いつかんかったんだ


317:名無しさん@ピンキー
12/07/07 00:18:17.58 2N/FtXmS
男にどっちのハーレムがいいの?と選ばせればいいんじゃね。

318:名無しさん@ピンキー
12/07/07 01:29:08.53 mufMcCLc
究極の女性VS至高の女性
回を重ねるごとに審査員の屋敷には
女子校生だの未亡人だのOLだのと
2セットずつ増えていく
母娘丼や姉妹丼や従姉妹丼の時なんかは審査員も困り顔

319:名無しさん@ピンキー
12/07/07 01:43:06.02 rtINsN+O
お互いにうちの子はこんなに可愛いとかエッチだとかのアピールをして、お互いに俺のは良いな!お前のも良いな!って帰る

320:名無しさん@ピンキー
12/07/07 03:39:58.09 zmmDJVk0
対決ってより品評会って感じかな。
それもいい感じだけど。

321:名無しさん@ピンキー
12/07/07 07:27:10.71 5hyCFqIV
>>317がいいと思います

322:名無しさん@ピンキー
12/07/07 11:25:05.10 zmmDJVk0
御主人様なしのハーレム団体同士の団体戦って事?

323:名無しさん@ピンキー
12/07/07 11:32:07.15 iNkvH4az
ご主人様を求めて放浪する女性ばかりの移動都市が、
出合った他の移動都市とご主人様をかけて戦ったりする
『鋼殻のハーレム』
……みたいな?

324:名無しさん@ピンキー
12/07/07 19:20:08.67 M2qhVK0x
ご主人様は絶倫なので結局全員まとめてハーレムメンバーに。

325:名無しさん@ピンキー
12/07/07 23:24:15.63 B6fsgrRK
当然だな。

じゃ、譲られハーレムはどうだろう?

ある国の半分が次元の彼方にとばされて数百年後、両国は次元突破技術で再会する。
それぞれで皇帝が後宮を持ってるが、老年皇帝の方は血統断絶寸前。で、
若い方の皇帝にこうもちかける。
「そもそも我らは同国同族。こちらでは血統存続は無理っぽい。なので、我が后妃たちと
我が娘孫娘をすべて、そなたに譲ろうと思う」

326:名無しさん@ピンキー
12/07/08 03:22:19.69 7EiaYZy0
スレ的に抵触するわけじゃないからあくまで個人的な好みだけど
お下がりはどうにも

327:名無しさん@ピンキー
12/07/08 11:32:42.93 A+dyIgpH
確かにお下がりはこのスレの住民の嗜好を考えれば、受け入れられづらいかもね。
后妃は外しておいて
1)ずっと入れない or 2)途中から寝取り
のどっちかにしておけばお下がり感は下がるかな?

328:名無しさん@ピンキー
12/07/08 12:40:13.21 Cp04TyTD
単純に「娘達を頼む」でいいんじゃないか。

329:名無しさん@ピンキー
12/07/08 17:26:25.27 ofTPWS8f
保管庫見てたんだけど、最近ってかこのスレになってからは更新してないんか
管理人さん、いそがしいんだろな

330:名無しさん@ピンキー
12/07/08 19:37:28.38 JgVe8mc6
とくめーさん?

331:名無しさん@ピンキー
12/07/08 23:17:47.04 EeS4S3B5
新参だからよくわからんですが、たいていスレが終わる前くらいにまとめるものなんじゃないの?

332:名無しさん@ピンキー
12/07/09 22:19:49.79 eej8ZZrZ
>>331
普通、保管庫は作品投下から一定期間が経過すればまとめる

333:名無しさん@ピンキー
12/07/11 00:29:18.64 D3lAFDfO
で、できた…!えろできたよ!
というわけでダメ社員のはーれむ、一応の完成でございます。
注意!
・基本、男が責められる側
・男がアナルをやられます

では、上記のことが大丈夫という方はどうぞ。

334:ダメ社員のはーれむ⑩
12/07/11 00:32:07.73 D3lAFDfO
前回までのあらすじ
パーティー会場で男のほうに媚薬を飲ませたよ!

社長サイド

「…で、あれからもう一時間たつのだけれど…!」
「まったく進展がないねえ…どーなってんの?」

さっきから何度かに分けて例の薬を飲ませたはずの彼は、普段とほとんど変わらない様子で
今は久美さんと会話している。
…いや、むしろ普段より明らかにそっけない。途中からは椅子に座ったままでテンションも低いように見えるし、明らかに私たちと目を合わせようとしない。
今も、目の前で緊張と不安とその他もろもろで顔を真っ赤にしている久美さんが
勇気を振り絞って「は…はい、あーん…!」なんてかわいらしいことをしても「…あ、すいません今これ食べてるんで」
とか言ってかわしているし。久美さんがもう泣きそうになっているのだけど。

サラも何度かアタック(いろんな意味で)を仕掛けているけど、見たところではすべてかわされて、
むしろいつも以上に回避がさえている気がする。
…サラ自身、女としての自分に自信がなくなってきたのかだんだん元気がなくなってきているようだけれど。
大丈夫、女の私から見てもあなたは素敵だから。
「んー、あたしもさっきから何度もチャイナから足とかちらつかせてんだけどさ、あからさまに目そらされるんだよねえ…」
「あなたさっきからおかしな動きをしていると思ったらそんなことを…」
道理で無駄にダイナミックな挙動が多いと思った。
「しかし、どうなってんだろね?…もしかして社長、偽物つかまされた?」
「なっ…そ、それはありえないわ!ちゃんとした伝手から仕入れたものだし、効果だってモルモットで確認済みよ!」
「モルモットて…」
だ、だって人間相手にやるわけにもいかないでしょう!?
しかし、本当に。
「何か…余裕がないようにも、見えるわね」
「へ?…よく見てるね、社長」
まあ、彼をスカウトしたのも私だし。…あの時…ふふ。―ってそうじゃない!
こうなったら…し、仕方ないわね。
「―私がちょっと様子を見てきます」

滝川サイド

突然ですが。

僕、滝川治は、ただいま20いくつかの人生の中で最大のピンチに立たされております。
え?どんなピンチかって?簡単に言うとですね。

―股間がヤバい。
どれくらいヤバいかってズボンのファスナーがミシミシいってるくらい。というか勃起が強すぎて痛いからさっきこっそりチャックあけた。完全に痴漢だなあ。
そして性欲がおかしい。今パーティー会場となっている社長のマンションの一室には僕以外女性しかいないのだが、
彼女たちを視界に収めるだけ、声を聴くだけで何も考えられなくなる。ちょっとでも気を抜くと立場とか考えずに押し倒してしまいたくなる。
さっきまで湧井さんと話していた時も、頭の中ではその小さな体を組み敷いていたし、
サラさんに抱きつかれたときには、サラさんの足が股間をかすっただけで危うく射精しそうになった。

そんな状態だけれど、せっかくのパーティーをこんなに早く終わらせてしまうのも申し訳ないし、
なにより僕以外全員女性な状況で「すいませーん股間が収まらないのでかえっていいですかー」とか言えるわけがない。確実にクビだ。
…それ以前に、椅子から立ち上がったらチャックあけてるのがばれる。そしてみられる。
ゆえに言い出すこともできず、今の僕ができるのはただただ耐えることだけなのである。
そのせいで表情とかいろいろ余裕がない。愛想悪い風に皆さんには見えるんだろうなあ…これ終わったら謝らないと、また怒られるかなあ…

そんな風に取り留めもないことを考えて気を紛らわせていると、
「―滝川君、どこか具合でも悪いのかしら?」

社長ですか。こんな場でも凛々しいですねえそのかおはえっちのときどうなるんでしょうかあははは
……ぐぁ、今すっごいやばかった。自分の足思いっきり抓って持ちこたえたけど。

335:ダメ社員のはーれむ⑪
12/07/11 00:32:59.92 D3lAFDfO
取りあえずできるだけ目をそらしながら返事をする。

「あーいえ、とくには」
うわあ我ながら愛想悪いなあ、しかし本気でこれが限界だからなあ。

「そう?何か余裕がないように見えるのだけれど。体調が悪いのならそう言ってくれれば…」
「いえ結構です!」
「…やっぱり、どこか悪いのね」
あぁ。ばれた。やっぱり社長みたいな人には僕ごときの虚勢なんて丸わかりってことか。
もうこうなったらできることは一つ…正直に謝ろう。

「―すいませんでしたぁ!」
「はぁ?…え、貴方私に何か怒られるようなことしたのかしら?」
「それはその、いつも…」
しょっちゅう怒られてますが、今はそうではなくて。
「あぁ…うん、そうよね。…えっとね、その、ことなんだけど…いつも、ごめんなさいね」
「え、は?」
「いつも私はあなたにばかり厳しく当たって…早く仕事を身に着けてくれればあなた自身気が楽になるかと思ったの。―駄目ね、言い訳にしかならないわ。とにかく、ごめんなさい」
そう言って頭まで下げられてしまった。
「あ、ええと…?」
僕は正直あっけにとられてしまって、現在の自分の状態とかそういうのも忘れてぽかんとしてしまった。
「今日のパーティーだって突然のことだったものね…あなたには、逆に気を使わせてしまったかも」
「そ、そんなことは」
社長がうなだれて、本当に悲しそうにそんなことを言う。
違うんです、僕がいま元気がないのは―

「―ん、それより今はあなたの体ね。ほら立って」
ぇ、ちょ、まっ!
ぐいっ(半ば無理やり立たされる)
「さ、こっちにソファ、が―(滝川の股間を凝視)……ぁ、る…から…」
……うわーいばれたー!
というかテーブルの下にしてたから自分でも見えなかったけど本当にすっごい勃起してるな!?初めてだよこんなの。

「…滝川くん…ぐす、さっきはぁ、うっとおしくて、っく、ごめんね…?」
ちょ、湧井さん来ないで来ないで
「わ、私だめな先輩だけど、それでも―(股間を凝視)…がが、がん、がんば、…っきゃあああああああぁー!?」
そんな大声出しちゃらめええええええ!

「―ワットハップン!?ナンデスか―(股間を凝視)…Oh…」
「どーしたね、何事だねチミたち―(股間を凝視)…え?…ぇ、ひ、ひぇええええ!?


―ハイ終了!僕の人生終了!
これはあれだね!明日の朝の新聞にはすでに載るね!テレビにも出るね!

336:ダメ社員のはーれむ⑫
12/07/11 00:34:51.02 D3lAFDfO
そういえばよく電車内での痴漢が問題になるよね!ということは今のこれもすごい問題になるんじゃないかな!
やったね!話題性ばっちりだよ!マスコミの皆さんも大喜びだ!

……さあてどう死のう。溺死ってつらいんだったよねえ…。練炭とかホームセンターで買えるのかなあ…?
僕が自殺方法について割と真剣に考え始めた…その時。

―ぎゅっ
社長が、急に、僕の男根を、握りしめた

「っひぁ!?」
「…本当に熱いのね…すごく、硬いし…」
さす、さす
社長は焦点の合わないうつろな瞳のまま、それを握りしめそっとさすり始めた。おそらく経験がないのだろう、おっかなびっくりといった感じであまり技巧は凝らされていなかったけれど
その時の僕は張りつめた風船のようなものだったし、何より女性に―しかも、自分の勤める会社の美人社長に―してもらっているという事実が、僕の脳を灼いて。

―限界は、すぐに来た。
「―ぁ、で、る…!」
どぶっ!どびゅ、びゅー…。
「あ…」
オナニーでは見たことがないほど大量に噴き出た精液は、社長の手を、ドレスを、顔をべっとり白く汚した。
社長は嫌がる様子も見せず、口を半開きにして、長い射精が終わるまでそれを受け止めていた。

しばらくして、射精が終わる。
射精が終わった後も、僕の男根は全く衰えず、先走りを垂らしていた。

そこでようやく、僕は自分のしたことにはっきり気づいた。
女性を、しかも自分の上司を、汚した。
「―あ、ぼ、僕は―ん、ぐぅ!?」
なんということを。
そこまでは、言わせてもらえなかった。

「―ん、ちゅぷ」
社長の唇で、口をふさがれたからだ。
そのまま、社長は僕の口の中に舌を差し込み、僕の舌をからめ取って、吸って、唾液を流し込んで、「蹂躙」し始めた。
「ん、じゅ、しゃちょ、んうぅ、まっ、んううぅぅぅぅ~…」
「じゅる、ぐちゅ、ちゅ、はぁ、ちゅううううううううぅ~…」


「―ん、ぷぁ。…んふぅ♪」
「―んぁぅ。…あ、ぁ…」
数分後か、数十分後か、開放された僕は、完全に口の中を蹂躙されつくして、立つこともできないほどに蕩けさせられて横たわっていた。
いつの間にか広間から寝室らしい部屋に移動させられていたが、正直頭の中が真っ白で気づかなかったほどだ。
そんな僕を、社長は微笑みながら見下ろしてくる。

「…ふふ。なんだ、最初から我慢してたのね。まったく、貴方らしいというか。心配して損したわ」
「なんの…ことです、か?」
もう舌もうまく回らない。

「あら、やっぱり気づいてなかったのね。…ほら、皆!彼の準備はもうできているわよ?」
社長がそういったところで、初めて気づいた。


―みんな、いつの間にか部屋の中にいる。
―みんな、こちらを食い入るように見つめて、頬を赤らめている。

「アハ…♪その顔、とってもカワイイデスよ、オサム…♪」
「はっ…はぁっ…えっちなにおい…ここまで、してきますぅ…」
「…………(ぽけー)」

337:ダメ社員のはーれむ⑬
12/07/11 00:35:41.75 D3lAFDfO

「ちょ、ちょっとみなさ、いいいつから…!?」
「最初から、よ。…もしかして気づいてなかったの?」
マジですか。急に恥ずかしくなってきたんですが。
「あら、顔がまた真っ赤よ?―ふふ、恥ずかしがらなくてもいいわ。だってみんな貴方とエッチしたいんだもの。もちろん、私も」
「は?ちょ、え、はぁ?」
「今日のこのパーティーはこのときのために…みんなの想いを、貴方に伝えるために催したなんだもの」
「え?えええ?ええ?」
「本当は、薬なんかには頼りたくなかったのだけれど、ね。…貴方がいつまでたっても気づいてくれないのも悪いんだからっ」
社長、この至近距離からの上目使いとそのセリフのコンボは反則かと。
…もう何が何だかわからないが…えーとつまり、ここまでの話を整理するとだ。
皆さんが僕を好きで?でも僕がその気持ちに気づかなかったから?パーティーという機会をつくって?一服盛って?
……えええええええええ!?

「―私はね。あの時、あなたに初めて会った時から、あなたに惹かれていたの」
完全にパニックになった僕を尻目に、皆さんが立て続けに言葉を重ねていく。
「私の家はとても厳しい家風でね。学生の時も、社会に出てからも競争ばかりだった私は、誰かにあんな風に親切にされたことも、本当に私のことを想って叱ってもらったこともなかったの。
ふふ、だからあの時の貴方の人助けからお叱りのコンビネーションで、コロッといっちゃったのよね。我ながら、惚れっぽいとは思うわ。
…でも、この気持ちは嘘なんかじゃない。―滝川 治さん。私はあなたを愛しまいました。どうか、私とお付き合いしてくださいな…?」

「―ワタシ、オサムのオカゲで日本ダイスきになれましタ。オサムがキテからたくさんイイトコロ見つけて、たくさん人と仲良くなれまシタ。
イまではゼンブ宝物デス。でも、アナタがいなかッタラ、今はもうステーツにモドッテたかも。
それで、ワタシこの国と同じ位、ウゥン、モットデス、モット、オサムのコトダイスきデス!アイ・ラブ・ユー、デス!
…だかラ、イツモワタシがスキンシップしてる時、我慢しなくてモよかったデスヨ…?」

「わ、わわ、私はその、えっと、…せ、先輩として、扱ってくれたし、子ども扱いしなかったし、いい人だなってその、最初は…。
そ、それで、お料理ほめてくれたり、お、およっ…およめ、さん、とか、その、す、すっごくうれしかったですし!
だ、だから、えと、お料理もほんとは練習なんかじゃなくて、貴方だけのためので。………だから、…ず、ずっと、ずっと前からだいすきでしたっ!
…えへ、言っちゃいましたぁ…。あ、ついでなんですけど、ほんとはその、『おさむくん♪』『くみちゃん♪』って、名前で呼び合いたいなあ、なんて…えへへ」

「…え、これあたしも言う流れ…?ぅうう、柄じゃないんですけどぉ…。む、ぅうう、うー…。
―あーもー!わかった分かった言えばいいんでしょいえば!あたしはあなたのことが大好きです!
いつも親切にバカに付き合った挙句尻拭いまでしてくれたから気が付いたらメロメロでした!できれば結婚を前提に付き合ってくれるとうれしいです!以上!
…うぐあぁあああああぁちょーはずぃい!!きえたい、消えてなくなりたいぃ!ちくしょぉおおもういっそ殺せよぅ、こーろーせーよぉおおお…!」

…なにこれ?え、なにこれ?
完全に思考が停止している僕に、何を勘違いしたのか
「…ああ、別に一人を選ばなくてもいいのよ。私の家の力をもってすれば四重婚くらい造作もないことだから」
いやそうでなく。―いや、いやいやいや。…日本国憲法ってなんなんですかね?

「まあそういうことは後日でいいとして、―貴方、そろそろ限界でしょう?」
「え?―ぁ」

338:ダメ社員のはーれむ⑭
12/07/11 00:36:22.08 D3lAFDfO
言われてから思い出したが、そういえば僕の股間はすごいことになっていたんだった。
ただでさえ一回出した後もギンギンだったのが社長のねっとりとしたキスのせいでさらに充血してヤバい色になっている。

「皆、…悪いけど、今日は」
「OK。わかってるヨー」「話し合いで、そう決まりましたし…」「おおぉお…ころせぇぇえ…ぁえ?あーうん、そだね」
何の話ですか。というか約一名悶えすぎ。

すると、いきなり社長が
「じゃ、さっそくだけれど…」
その身にまとっていたドレスを、するり、と脱ぎ捨てた。
続いてブラとパンツもさっさと脱いで、ドレスとまとめて部屋の隅に放り投げてしまう。

「は?う、あ、ちょ、なにを」
社長の裸体は、しみひとつないとってもきれいなもので。体のラインも、女性の理想の体現として、そこらの芸術家に見習わせたいくらいだった。
でも、芸術品としてはちょっと落第かもしれない。こんなもの美術館に飾ったら、エロ過ぎて男性が落ち着いて芸術作品を鑑賞できなくなってしまう。
アソコもすでにびしょびしょで、髪と同じ黒い毛が濡れててらてらと光を反射している。

「さ、さすがにちょっと恥ずかしいから、そんなに見ないで…っ」
「……あ…あ、すいません…」
「でも、よかったわ。私の体なんかでも興奮してくれるか、心配だったのだけれど」
そういうと社長は、半身を起こした形だった僕の上にそのまま覆いかぶさってきた。

「え…と」
―さすがにここまで来ると、僕もいろいろと覚悟を決める。
「―いいんですか、社長も、皆さんも。僕みたいな男で」
それに対し、社長は
「今更ね…?いいも何も、私も皆も貴方だから好きになったのよ?―そんなことより、『社長』なんて呼び方、ちょっとひどいと思うのだけど・・・」
なるほど。

「―うん、分かったよ、『麗美』」
名前を呼んだとたん。
「―っ…!!―うれしい、大好きっ!」
彼女が、一気に抱き着いてきた。
ずぶぶぶ…ぶつっ!
僕のペニスは一気に彼女のナカに飲み込まれ―途中、何か抵抗を突き破った。

「う、あああああっ!」
「っぐ…かっ…は、はいっ、たぁ…」
や、やば、きもちよすぎて、もうー!

―どくん、どくん、どくん…
「ぁ…でて、る…♪ふふ…我慢できなかったの、ね…」
「あ、あの、ご、ごめん…!」
ヤバい、と思った。とうぜん避妊などしていないし、何より、さっきの抵抗感と、
今彼女の股間からつたう精液の白に混じった赤いものは。

僕はあわててペニスを抜こうとしたが、それより早く彼女が強く足をからめてきたために逃げられなくなった。
「ふふ、いいの、よ。はじめてを貴方にあげられたの、だもの。家からの見合い、を断り続けて、きたかいがあった、わ…っ」
涙目になって。痛いだろうに、そんなことを必死に笑顔を作りながら言われてしまったら。
「…痛いのが、引くまで待ちます。無理しないでください」
「あ、また敬語…」
おっと…しかしこれは癖みたいなものだからなあ。
「す、すいません…」
「もう…。仕方ないわねえ…皆、適当に彼をいじめてあげて」

―は?

「マッテましたァ!フフフ、ヘヴンにツレテってあげまショウ…!」
ちょっと待ったサラさんなんであなた僕の顔の上でしゃがんで

339:ダメ社員のはーれむ⑮
12/07/11 00:37:25.84 D3lAFDfO
「―む、っっぐぅううう!?―ふむー!ふむぅうー!」
サラさんのむっちりとした大きなおしりが、僕の顔を押しつぶした。
視界は肌色一色になり、淫靡なにおい嗅覚を支配する。そして、僕の口のあたりには
「アン♪―イェス、イエエエスゥ♪モット、モットなめてクダサイ♪」
サラさんの、おまんこがあるわけで。
「むっ、むぐぅ、―んぐ、こきゅっ…!」
「ハァアアァァアアンっ♪」
こんこんとわきだしてくる愛液が、いくらなめてもわきだしてくる。というか、い、いきが…!

「…すごい…んふー…。たきがわくん、えっち…んふぅぅうー…もぅ、もううぅぅう…!」
ちょっとこの声って多分湧井さんだと思うんですけどなんかやけに息荒くないですかね
「(ぷっつん)」
え、なに今のやたら生々しい音
「―えへぇ♪おさむくんのえっちなにおいだぁ♪」
―ぺろぺろ、ぺちゃぺちゃ。
「ん、んんんん!?」
な、なんだ!?わ、わき腹とかわきの下とか、こ、これまさか舐められてる!?
「ん、れろれろれろれろ~♪んすぅ、くんくんくん…♪ぇへへへへへへえぇ…♪やっぱりじかはすごぃですぅ、
のーみそとろけちゃう…♪いっつもくんくんしてるおきがえなんかくらべものにならないですぅ…♪おいひぃ、おいひぃい…♪」
おいちょっと待った湧井さんあんた何やってんだ。
確かに最近徹夜明けとかに脱いでおいた上着がなくなってたり、翌日洗濯されておいてあったり、
汗かいて仕事場に行ったときの湧井さんの反応がなんかおかしかったりということはあったけどさあ!


「…くふ、くふふふふふふ…っ」
あーこれは中島さんなのはわかるけど、今度はなにされて…
「そーだよね…あんただけはずい思いしないで済むなんて不公平だもんねえええ…?」
…えーと…中島さんのものらしい指の感触が……おしり、に。
「―っ!?む゛ぅう!む゛むむぅうううう!!」
ちょっと待ったちょっと待った!!シャレにならないから!やめてやめてたのむ
「くふふふふ…安心しなよ…自分で鍛えたアナル開発技術…戻れないレベルまで調教したげるからさあ…」
ちょ、まー
―ずぶり、ぐりぐりぃ…っ
「―む゛ぅぐぅう゛ぅうううううー!!」
「おっほぉ…♪なんだかんだ暴れておいて腸内きゅうきゅう締めてくるじゃん♪あんたやっぱ素質あるよぉ…♪」
―ずぶ、ぐりゅりゅっ
「む゛ぅ、う゛ぅ、うんううううぅ…♪」
「―あっれぇ~?ま・さ・か…もぉきもちよくなっちゃってんのぉ…?…やべぇ、あんた、素敵すぎだってぇ…♪」
あ゛ー、なんかもう、だめ、かもしれ、ない


そして僕は、
サラさんのおしりに顔面を押しつぶされ、
湧井さんに全身を唾液まみれにされ、
中島さんにアナルを指でほじくられながら、

「――――っ!!!!!」
―どびゅうぅぅぅううううー!
麗美さんの中にすさまじい量の射精を行った。

「っふぁあああああ!?き、きてる、せーえききて、イク、イクイクイクぅうううー、っ♪」
「――、―――、」


340:ダメ社員のはーれむ⑯
12/07/11 00:38:06.60 D3lAFDfO
「WOW…オサム、ビクンビクンしてマスね…♪ァ、息かかッテ、アン♪」
「からだじゅーからえっちなあせでてますよ~?いけないこですね~おさむくんはぁ~…べろぉ…」
「ぉお…アナルもきゅん、きゅんっ、ってなってる…♪…やばいわ、これあたしのほうが癖になりそ♪」
「――、」
あ、ぃしき、が、とん、じゃ、ぅ、ぁ、ぁ、ぁ

「もっとぉ!もっとだしてぇ!あかちゃんはらませてぼてばらしゃちょーにしてえぇ!」
「フフ、ナラ、モットぐりぐりすりツケテあげまスネ♪ンハ、ンッ…♪」
「ほーら、れろれろれろれろれろ~♪おっぱいも、ちゅぱちゅぱちゅぱぁあ…♪」
「こ、ここ、こここの具合ならもーちょい奥までいけんじゃね?ふひひ……よっ…(ごりゅっ)…あ、やば、ちょっと深すぎたかも…」
ぁ、ぁ、――ぁ♪



「…はふぅぅぅぅうううう…♪い、いっぱい、だしたわね…♪」
「…ン?急に息かからナクナりましたネ…?」
「ぺちゃぺちゃぺちゃ♪んちゅちゅちゅちゅ~♪」
「…え、サラたんちょいまち。…一度、どいてみてくれる?」
「OH、いいデスよ?」

―ぎゃあああああああこいつ息してねええええ!?
―えええええええ!?きゅ、救急車!いえ、家の専属医療スタッフに連絡をー!
―マウストゥマウス!マウストゥマウスしマスヨ!
―れろぉぉぉおおっ♪べろぉおおおお♪
―久美、貴女もいつまでやってるのー!?いい加減正気に戻りなさーい!


数日後、僕は行きつけの按摩(ここに越してきたとき見つけた。パソコン作業は肩がこるのだ)に来ていた。
理由はもちろん、先日のパーティからくる疲労の回復である。
…あの後、意識を失った僕はなんか麗美さんのご実家が持つ救急医療チームによって治療を施されたらしい。
翌日の昼には普通に五体満足になってはいたが、全身の倦怠感はとれなかったので結局ここにきている。
ちなみにあの四人にはやりすぎたことを謝られた。
…まあ、別に生死の境をさまよったわけでなし、気持ちよかったし謝られることでもないと思うが。

あと、ちゃんと僕のほうからも「好きだ」って言っておいた。
―麗美さんが社員旅行でハネムーン行こうとかほざき始めたのはさすがに止めたが。

「お、滝川さんこってますねー。お仕事大変なんですか?」
ちなみにこの按摩してくれている人は斉藤さん(下の名前は知らない)。女性。
このお店では見習いだそうだけどなかなかどうして気持ちいいので、いつもお世話になっている。
「ええ…んっ、まあ仕事といえばそうなんですけどね…っく、そこぉ…」
しかし、どうして毎回僕の担当がこの人なんだろう。ほかの人の手が空いててもいつもこの人だし。
あと、なんで別にいかがわしい店でもないのにこの人露出高いんだろう(前聞いたら「こ、これはあれですよ、汗かきますから!」だそうだが)
ほかの店員さんは普通に露出低めのかっこうなのに。

「…へ、へぇ、大変なんですね!じゃあ今日は特に念入りにやっておきますね!」
「お願いします。―っくぅ…!あ゛ー…きくぅぅううう~…」
「そ、そですか…(こ、声が…だだ、駄目だよボク!滝川さんは疲れてるんだから!…あ、でも今日お帰りになった後また布団とか回収して…♪)
そういえば、このお店って静かだなあ。この前までリラックスできるような音楽が流れてたのに、機械の故障かな?

341:ダメ社員のはーれむ⑰
12/07/11 00:38:54.26 D3lAFDfO
静かすぎてカーテンの外から「滝川さんの喘ぎ声…うっ、ふぅ…」とか「絶対誘ってるわよあれ、後で声かけてみるわ」とか聞こえる気が。
まあ空耳だろうけど。―空耳だよね?

「そういえば、ここって女性の方が多く来られるんですねえ」
「ぇ?―あ、はい、そうですね。エステなんかもしてますし、学校帰りの高校生や大学生、買い物帰りの主婦の方なんかが主なお客様です」
「お値段も安いですしねえ。…もしかして、私浮いてますかね…」
「い、いえいえいえいえいえそんなこと全くないですよはい!」
「あ、そうですか…?」
大学生はともかく、高校生も来るのかー。今の社会は若いうちから疲れがたまるんだなあ。
というか学校近いのかここ。いわれてみるとここに来るまでに何度も学生らしい女の子とすれ違ったなあ。
…そのうち何人かがこっちみてひそひそ話してたのは悲しかったが。どーせ「何あの男wwwさえねーwww」とか
「服のセンスなさすぎwwwキモッwww」とか言ってたんだろうからなあ。
…いいもん、こないだついに独り身から脱却したし。

「(よし、今日こそ―!)あ、あの、滝川さんて、か、彼女とかいるんですか!?」―ガタガタガタガタッ
おお、なんとタイムリーな質問。      
―カーテンの外で人が一斉に立ち上がるような音が聞こえた気がするがまあ置いといて。

「―えーとその、ですね。じ、実は…」
「じ、実は!?」(いないわよね!?いないわよね!?)(いたら寝取る)(私は愛人でもいいなあ)
―いやまて、麗美さんはああいってたけど、世間体の問題もあるし…このことはしばらくは伏せておいたほうがいいだろう。

「―や、あはは、お恥ずかしながらまだ独り身でして…そういった経験もなかなか…」
「そ、そうなんですかぁ!」(よっしゃああああ!)(全然恥ずかしくないですよ!むしろそんなぴゅあな貴方も大好きです!)(ここは私がオンナを教えてあげようかしらぐふふ)
そんなに嬉しそうにしなくたって…
…しかしなんだろう、さっきから身に覚えのないプレッシャーを感じる。

「だ、だったら、あの、今週末にでもボクと―」
「―あ、時間終わりましたね。どうもありがとうございました」
「へぁ?…あ、た、ただいまご希望の方に格安で延長サービスをしてましてですね!」
「や、大勢お待ちの方がいるでしょう」
「あ、ああ、ああああ…ありがとう、ござい、ましたぁ…うううう…」
さて、疲れもだいぶすっきりしたことだしささっと着替えて帰ろう。

―はっ!?しまった、また今日も話しかけられなかった!
―ちぃ!なんでいつもすっきりして一息ついてるところに帰っちゃうのかしら!
―ぐぐぐ、次こそは絶対に話しかけてやるんだからぁー!
―ふええ…デートがぁ…そ、それはそれとして、滝川さんのお布団回収…よし、今日はこれにくるまって寝よ♪

(ぞくり)…なんか、またプレッシャーが…?

342:名無しさん@ピンキー
12/07/11 00:41:00.34 D3lAFDfO
以上で終了になります。
…最初4人全員分の挿入とか考えたんですがちょっと量がひどかったので断念しましたorz
長々と失礼しましたー。

343:名無しさん@ピンキー
12/07/11 01:52:36.52 Wgh30aIK
来た!
待ってました!
GJ!
久美さん汗フェチ年上ロリとか好みすぎる。
だが一番可愛いのが主人公という。

344:名無しさん@ピンキー
12/07/11 01:58:44.83 qdFx6PKa
Gj
量多くても別に問題な(ry

345:名無しさん@ピンキー
12/07/11 07:01:21.53 0yuE0Kz/
>>342
お待ちしておりました
量が多いのは何ら問題ございません
是非全員の挿入シーンを
そして、GJ!

346:342
12/07/11 22:48:02.34 D3lAFDfO
私なんぞの駄文に反応していただきありがとうございますorz

>>量多くても別に問題な(ry
あまり経験がなかったもので躊躇していたのですが、実際保管庫とかはもっと長い作品がたくさんありましたね…
まあ続きが書けるか別の作品になるかはわかりませんが、次があればそこらへんも考えてみます。



347:名無しさん@ピンキー
12/07/14 09:40:36.54 w+IrgmAl
復帰

348:名無しさん@ピンキー
12/07/16 21:33:08.95 HISuWQgi


349:名無しさん@ピンキー
12/07/17 01:22:52.76 D2d8ahUx
ハーレムメンバーが増えると嬉しい

350: ◆DYW6d/nzvM
12/07/18 12:37:15.92 OaMBewhX
えっと……。
>>274の続きを書いたら、なんかスーパー百合ん百合んタイムになってしまいました……。
やっぱり、もう一つのスレに投下すべき?

351:名無しさん@ピンキー
12/07/18 13:31:51.43 tPiRO2IH
>350
もう一つのスレっていうのが判らないけれど、
百合だったらこのスレに投下しない方が良いのではないか?
そこへのリンク貼っておけば見たい奴は見に行くだろうし。

352:名無しさん@ピンキー
12/07/18 15:57:24.95 k+GR03tk
過疎ってるけど、
【男の器量】百合許容ハーレムSSスレ!
スレリンク(eroparo板)

353: ◆DYW6d/nzvM
12/07/18 20:00:22.92 PFJZfMsp
>>351
>>352
ありがとうございます。
こちらに投下させていただきました。
スレリンク(eroparo板:161番)n-

354:名無しさん@ピンキー
12/07/20 07:48:03.57 Jbn4i34x
別に作者さんを責めるつもりはないんだが
ショタ主ものって女装とか百合とかに走りやすい気がする

355:名無しさん@ピンキー
12/07/20 15:44:42.73 dP/Z4QTi
そもそも百合は百合板へ

356:名無しさん@ピンキー
12/07/20 21:47:43.48 e12735Fq
どうしたらいいか意見聞いて、ちゃんとそうしてるじゃないか。
いい事だ。

357:名無しさん@ピンキー
12/07/22 18:50:04.28 +P7BXhSE
タイトルに「ハーレム」が入っている作品はイマイチ信用できないと思うのは自分だけだろうか。

358:名無しさん@ピンキー
12/07/22 20:36:37.86 hoRtPOLA
少なくともエロゲ板では定説

359:名無しさん@ピンキー
12/07/22 20:41:21.01 76yuGwDC
定説イコール、ザ・グル!

360:名無しさん@ピンキー
12/07/23 02:48:05.57 kaXeqcRO
女性と縁が無かったモテない草食系男子が入学、入社した先でモテまくってハーレムを作ってしまう
っていう話とか無いかな

361:名無しさん@ピンキー
12/07/23 03:39:44.39 YvEOrIJT
>>360
少し上にありますな

362:名無しさん@ピンキー
12/07/24 17:43:42.75 U0Tz3zBW
>>357
エロ漫画板でも定説だった気がする
ハーレム革命とかハーレム×ハーレムとか

363:御都合主義的に最強な男
12/07/25 13:30:52.43 7vZ6Zwu7
とりあえずハーレム部分までいかなかったが投下

364:御都合主義的に最強な男1/9
12/07/25 13:31:50.91 7vZ6Zwu7
薄暗い部屋の中を蝋燭の明かりがユラユラと照らしていた。
壁を本が埋め尽くし、床は複雑怪奇な紋様が刻み込まれている。
「小鬼よ、我の声に応え我の前に姿を現せ……ダメか」
一人の少年がガックリとうなだれて手近な椅子に身を預けた。
彼の名はセブル、王立魔法学校の初級生であった。
「基本の小鬼の召喚もダメだなんて、もしかして才能のないのかな……」
床に描かれた召喚陣は基本の手のひらほどの陣に補助や強化の紋様を描き加えたものである。
それでもなお無理だというのは魔法を志す者からしたら有り得ない話である。
「誰でもいいから出てきてくれよ、頼むから」
諦め半分で何となく口にした言葉であった。
もう荷物をまとめて田舎に帰ろうかとさえ思っていた矢先、それは現れた。
「なら私でもいいのね?」
柔らかな水のように闇が召喚陣から溢れ出す。
それは形を取って両手を広げていく。
長くスラリとした足を硬い床から伸ばすと、豊満なバストの持ち主が妖艶な笑みを湛えてセブルを見つめた。
セブルの額を一筋の冷や汗が伝う。
「あ……あ……」
明らかに高位の悪魔である、セブルが制御できる範疇など遥かに超えていた。


365:御都合主義的に最強な男2/9
12/07/25 13:33:26.08 7vZ6Zwu7
「ふうん、どんな大賢者の戯れかと思えば、こんな可愛い男の子だったのね」
召喚陣に施された結界はまるで蜘蛛の糸をちぎるようにたやすく破られていく。
セブルは全く声をあげることもできず、ただただ蛇に睨まれたカエルのように座っているしかなかった。
「大して栄養にもならないでしょうけど、大淫魔たるエリアル様に吸い殺されることを光栄に思いなさい」
艶やかな手つきでエリアルはセブルの顎に手をかけると、その瑞々しい唇をそっとセブルのそれに重ね合わせる。
それは死の接吻であった、男のあらゆる精気を根こそぎ吸い上げる悪夢。
艶美な絶望を抱えてセブルは乾いた死体へと変貌……するはずであった。
「ひゃあああああん♪♪」
セブルはギョッとした。
殺されると思った瞬間、目の前の大淫魔が嬌声を上げて唇を離したのだ。
慌てて閉じがちだった目を開けて見てみれば、そこには顔を上気させて尻餅をついているエリアルの姿があった。
「あ……え……あの……」
セブルは困惑した、今の今まで自分を殺そうとしていた相手の突然の動揺に何と声をかけたらいいのかわからないのである。
潤んだ瞳、荒い息づかい、妖艶な美女が肌も露わに目の前で身悶えている。


366:御都合主義的に最強な男3/9
12/07/25 13:34:50.32 7vZ6Zwu7
にわかにゾクリとセブルの中で沸き立つ物が生まれた。
「こんな……こんなことが……ああ!」
エリアルの腹に黒い文字が浮き出していく。
複雑怪奇な線の連なりは現代のあらゆる言語とも異なる古代の文字であった。
しかしセブルはそれを淀みなく読むことができた。
「『エリュリアリア・ラ・ヴァークスフィール東方伯はセブル・ドラニルに永遠の忠誠を誓う』? なんだこれは?」
「……絶対隷属の宣誓文です、ご……ご主人……様」
熱っぽい眼差しで見つめてくるエリアルの姿にセブルは思わず生唾を飲み込む。
言わばそれは飼い主がやっと帰宅して精一杯甘えたい時のペットのような。
ぴったりと密着して左の腕をとり、スイカほどもありそうな胸肉の谷間に挟み込むエリアル。
最初の絶対的上位者のごとき堂々とした態度とは全く違っていた。
「なんで……そんなものが……?」
「魂の格が圧倒的に高い相手に完全に自分の意志で口づけをした女魔族を、男側が所有したいと認識した時、永続的に忠誠を誓ったものと見なされるのです」
「魂の格? そんな、何かの間違いじゃ……」


367:御都合主義的に最強な男4/9
12/07/25 13:36:07.41 7vZ6Zwu7
「あんな莫大な魔力を口づけ一つで放出できる人が私より格が低いわけないじゃないですかぁ」
エリアルは首もとに鼻を押し当てると胸一杯セブルの体臭を嗅ぎだした。
セブルからしてみたらこんなに女性に求められるのも初めてで、柔らかな女体の感触に陶酔してしまいそうなのを何とかこらえる。
「ああん、なんか……誰かに支配されるなんて……ああゾクゾクする……あたしこんな趣味あったなんて……」
「いやあの、魔力って……そんな僕の魔力強いんですか?」
「戯れに国一つ滅ぼせるくらい?」
セブルは首を傾げざるを得なかった。
入学時の魔力測定では計測器に数字が出ず、魔力値測定下限に届かずのレッテルを貼られたほどだったのだ。
「そんなことよりご主人様ぁ、もうエリアルは疼いて仕方がないの。
早くご主人様の濃いのがほしいなぁ」
「……ゴクリ」


368:御都合主義的に最強な男5/9
12/07/25 13:37:41.68 7vZ6Zwu7
「ご主人様の、こんなに凄いなんて」
エリアルの小さく整った顔に熱を持った剛直が押し付けられる。
艶めかしいエリアルの豊満な肉体を見下ろしていたセブルは興奮を抑えきれず、
先走りの汁をエリアルの美貌にトロトロと浴びせかけてしまう。
「すぐに気持ちよくしてあげますからねグブッ!?」
エリアルは一瞬何が起きたのかわからなかった。
亀頭を舐めあげようと口を開いて舌を突き出した瞬間、喉奥をゴリィッと何かがえぐったのだ。
頭を抑えつける手のひらの感触に鼻息でそよぐ陰毛。
自分の喉をオナホールのごとく扱われたと気づいた瞬間、エリアルは軽く絶頂に達した。
プシャッと吹き出した潮が床に飛び散る。
(淫魔の主君たるあたしが……)
舌に感じる確かな存在感に充足感を覚えつつ、そしてそれが徐々に引き抜かれていくことに
エリアルは寂しさを覚えていた。
唾液まみれのペニスがエリアルの口からほぼすべて抜き出されても、エリアルは舌と唇とを可能な限り絡ませていた。
だが次の瞬間には再びドズンと音を立てるような激しさで喉を犯される。
ピストン運動はどんどん速さを増し、もはや通常のセックスと変わらなかった。


369:御都合主義的に最強な男6/9
12/07/25 13:38:56.10 7vZ6Zwu7
(喉を……喉をレイプされてるッッ♪♪)
エリアルの1000年の歴史が否定されていった。
虐げ搾取し踏みしだく対象だったはずの人間に、今エリアルは性玩具のごとく"使用"されている。
吸精していないわけではない、むしろ無尽蔵に吸い出し続けている。
並みの男ならすでに毎秒ごとに枯死するレベルの精を吸っても、セブルはまったく掻痒すら感じていない。
それどころか初めて触れる女体に己が色欲と鬱憤の全てをぶつけている。
「すごいよエリアル、まるでチンポしごくための穴みたいだ」
いつの間にやら動いているのはセブルの腰の方になっていた。
淫魔の身体は男を堕落させるためのもの、だがこの男は君臨してしまっている。
いいように弄ばれ蹂躙されることにエリアルは不思議な充足感を覚えていた。
「出るよエリアル! 全部飲ませちゃうからね!」
セブルの尻にグッと力がこもると、睾丸に込められた大量の濁液がエリアルの喉内へと溢れだした。
「~~~~~~♪♪♪♪」
逃げ場などなくドロドロの汁はエリアルの胃を満たし、挙げ句には頬を膨らませるほど吐き出された。
「んん……ごひゅじんひゃま……」


370:御都合主義的に最強な男7/9
12/07/25 13:40:20.65 7vZ6Zwu7
エリアルの赤い舌が濁った白の中を泳ぐ様を見たセブルは背徳的な快楽を感じた。
高貴さすら感じさせる絶世の美女が完全に自分の言いなりで、しかも性欲の捌け口にされるのを悦んでいる。
劣等生だったセブルの理性のタガが外れるのは無理からぬことであった。
「飲んで、エリアル」
「ふぁあい、ん……ごきゅ……ん……濃くて美味しいです……」
「……そうか、なら机に手をつけて、下からも飲ませてあげるから」
「はい♪」
顔を粘り着いた液にまみれさせたエリアルはフラリと立ち上がると、本の山を押しのけて机に手をついた。
抜けるような白さの豊満な尻をグッと突き出すと、その肉の隙間からはグジュグジュに熟れたメロンのように果汁が溢れて太ももを濡らしている。
「なんて……なんてエロいんだ、これじゃ牝豚じゃないか」
「牝豚なのぉ♪ ご主人様のザーメン大好きな牝豚ぁ♪」
「じゃあ早く餌をあげなきゃな」
エリアルの尻肉をガッチリと掴むと、その境目にある肉の花弁はヌチャリと口を開いた。
淫肉すらも物乞いのごとく求め続け、それはエリアルの地位も何も全てが台無しになった姿である。


371:御都合主義的に最強な男8/9
12/07/25 13:41:00.13 7vZ6Zwu7
ズニュニュ……ニュズン!
熱いぬかるみに突っ込んだかのような感触にセブルは一瞬顔をしかめた。
しかしそれが濃縮された快楽であると気づいた時にはエリアルの肉は既に吸いついて離さない。
「ご主人様のが子宮ズンズンしてるよぉぉ!」
「エリアル、ああ出る……また出るッッ!」
音もなく子宮の中を濁流が席巻する。
数十億の膨大な精子たちが卵子を探して暴れまわる。
通常淫魔の子宮は精子を食い殺す、ゆえに子をなす為には意図的に大量の精子を一度に注ぎ込み、
子宮が食い尽くす前に卵子に到達させねばならない。
だがこの時のセブルの精液は淫魔伯爵たるエリアルの膨大な捕食能力を容易く上回り、
卵子を集団で追い回し、なぶりつくし、受精させてしまった。
「孕んだぁ……今絶対孕んだぁ……」
膣内出しなど日常茶飯事だった、しかし腰砕けになって全身をゾクゾクとした多幸感と快感が包むのは初めてだった。
髪の一筋まで誰かのものになる感覚、隷愛とでも言うべきそれは絶対隷属の紋よりも確かにセブルへの隷従を強いていた。
ズン!
「はぎぃ!?」
突如として子宮を突き上げる衝撃がエリアルを襲った。


372:御都合主義的に最強な男9/9
12/07/25 13:42:18.25 7vZ6Zwu7
「ダ……メ……食べきれない……子宮破裂しちゃう……」
「うるさい、僕に従いたいんだろ? だったら好きなだけ犯させろ」
無理です、そうエリアルは言おうとした。
だが身体は正直だった、キュンと子宮が疼き、肉襞が男根に絡みつき、甘やかにセブルを求めている。
「……はい、ご満足いただけるまで何度でも……♪」
エリアルはマゾヒスティックな笑みを浮かべて、今日の佳き日に感謝した。

373:御都合主義的に最強な男
12/07/25 13:43:39.30 7vZ6Zwu7
次回、頭に乗るセブル君をご期待ください

374:名無しさん@ピンキー
12/07/25 13:57:11.64 wDbTz+s1
期待してるぞ。GJ.

375:名無しさん@ピンキー
12/07/25 15:37:42.56 YLyH9da2
GJ


主人公が孤児で、女性用下着メーカーの女社長に養子で引き取られて、
そしてメーカーの女性社員に誘惑されまくったりするハーレム

つうのを思い付いたんで、設定だけぶん投げていきますね

376:名無しさん@ピンキー
12/07/26 18:39:57.24 WBvUsdjn
下着メーカー系のハーレムはエロマンガで何度か読んだことあった気がするが、
社長の養子パターンは見たこと無い。

377:御都合主義的に最強な男
12/07/29 05:35:48.94 EKqAo7JB
セドルに才媛を抱かせてやったぜ

378:御都合主義的に最強な男1/5
12/07/29 06:12:44.45 EKqAo7JB
それはセブルにとって驚愕と言っていいものであった。
青天の霹靂と言おうか、とにかく肝を冷やしたのは間違いなかった。
「あの、エリアルさんなにしてはりますのん?」
「ご主人様、あたし怖かったんです。なんかいきなり『ここは貴様のいるところではない、滅せよ』とかこのおばさんが言い出して……」
それは自室のベッドの上、肌色の本来そこにあるはずのないものであった。
名前で言えばミランダ・ステラ・サイリオンと言う。
見た目で言えば縄化粧を施された30歳くらいの美しい艶女と言うべきだろうか。
猿轡をかまされてよだれの雫を滴らせている。
「エリアル、君はいったい何をしてるんだ」
「いきなり攻撃したからちょいっと撃退して縛って持ってきたというか」
セブルの中でミランダの逸話がいくつもよぎっていく。
12歳で星降らす魔女と呼ばれ軍の魔法師団を相手に勝利し、15歳で魔法学校を卒業するとそのまま校長に就任。
攻撃魔法だけで言えば人間の域を超えているとかいないとか。
「そういやエリアルって魔界でも最上位の存在だったっけ」
人間のトップでも魔界のトップと比べたら差があることに改めて気づかされたセブル。
「とにかく乱暴はよくないよ、事情を話してわかってもらおう」
隣で不満顔のエリアルを尻目に、君臨すると反動で甘えん坊になったりするのだろうか、などと考えながら
セブルは扇情的な姿のミランダを猿轡から解放してやった。
「くっ、使徒め! そこの魔神もろともただでは起きませんよ!」
「使徒?」
「あたしがご主人様を道具にして学校そのものを堕落させようとしてるってウルサいんです」
セブルからしてみれば心外である。
エリアルは成熟した女性のわりに甘えん坊で隙のない美貌を持ちながら心底自分に惚れていて、
豊満な肉体は縄が映え、いたぶりがいがあり、支配欲を刺激され……
「人間の身でありながら淫魔の手先となるとは嘆かわしい!
所詮お前は落ちこぼひぎぃ!?」
思わずセブルの手がミランダの股を苛む縄に伸びていた。
尻側に一気に引き絞られた縄はミランダの女淫にギリギリと食い込んでいた。
「言い過ぎじゃないですか校長先生」
「いた……やめ……」
「そりゃ僕は成績は悪いですけど最近は秘密の特訓で魔法が上達してですね」
「……あ……出……」
「面白い魔法も使えるように」
ぷしゃあああああ


379:御都合主義的に最強な男2/5
12/07/29 06:13:38.91 EKqAo7JB
セブルのベッドを薄黄色の液体が濡らした。
それは紛れもないミランダの小水であった。
「あのご主人様」
「んむ」
「この人いい歳して漏らしましたよ、他人のベッドで」
「んむ」
面白がるエリアル、胸元まで真っ赤なミランダ、そしてガチガチに勃起しているセブル。
それはつまり、もうミランダに逃げ場なしということだった。

ピチャペチャ ピチャペチャ
ベッドに腰かけるセブルの股の間で二つの頭が揺れていた。
一つはぎこちなく、もう一つは慣れた様子でセブルのシンボルに舌を這わす。
「ふぉら、ほんなのじゃごひゅじんひゃまはまんじょくなさらにゃいわよ」
「うう……なんれこんらことに……」
美女と艶女の性の饗宴というだけで暴発しそうなほど興奮するだけでなく、
技巧と稚拙の二種類の刺激が局部を這い回るという贅沢はセブルの中の鬼畜を刺激した。
「校長先生、そうやってるとメスブタのようですね」
「いわないれぇ……」
舌を止めれば失禁したことを言いふらすと言われたミランダは従順であった。
幼い頃から順風満帆な人生を送ってきたミランダに弱みを握られたことはなかった。
だからこそ積み上げたものを崩されるのが恐ろしい。
「ふふふ、そろそろぶちまけてしまいそうだ」
その瞬間、ミランダの頭をつかみあげて上を向かせるエリアル。
驚きのあまり半開きになった口に長尺の照準を合わせると、セブルはためらいなく全てを撒き散らした。
「全部口で受け止めないと、お仕置きだからな」
「え? あぁぁぁぁ?」
生暖かい液体がミランダの口内に次々と注がれる。
塩味 苦味 生臭み 様々な味わったことのない味がミランダの舌を刺激する。
だがミランダはその中に旨味をも感じていた。
ゴキュ ゴキュ ゴキュ
濃い精液を思わず次々に飲み干していく。
それは濃厚な魔力のスープでもあった、人間界において秘薬と呼ばれるレベルの代物である。
そしてそれは飲んだ者の身体を活性化させ、若返らせ、そして発情させてしまう。
「はひっ!?」
ミランダの身体を襲う異変、火照りが全身に回りあちこちが敏感になっていく。
30歳の身体が少しずつ張りを取り戻し、成熟した色気にみずみずしさが満ちていく。
「さて、これで無罪放免ですよ校長先生。恥ずかしい想いをさせたけど、もう関わりませんから」
「や……あの……ひっ……」


380:御都合主義的に最強な男3/5
12/07/29 06:14:44.15 EKqAo7JB
そんな……とミランダは思った。
これまで散々嫌なことをさせておいて、こちらが求めだしたらお払い箱。
火照る身体もジクジクと蜜を滴らせる女陰も、男を求めて泣いているというのに。
「なんで……急に……」
「嫌がってたみたいだから」
「無理強いはよくないですわ」
無理強い? チンポを舐めさせて精液まで飲ませたくせに?
何か薬でも混ざってたとしか思えない身体の反応に、縋るしかない悔しさが折り重なる。
「卑怯……者……何を……盛った……?」
「何も」
「……嘘を……」
「ただ魔力が多すぎるだけさ」
確かに他者の魔力を大量に流しこまれれば本能的な部分が剥き出しになることはある。
しかしそれで剥き出しになる部分は、元々本人に備わっていた強い部分ということになる。
すなわち本来のミランダはチンポを欲しがる淫乱。
「……デタラメを言う……な……」
これまでずっとトップをひた走って来た。
年頃の娘らしい恋愛話なんてくだらないと見下して来て、気づけば30歳になっていた。
自分を美しいと言って近づく男たちのいやらしい目つきを嫌悪して、避けて、拒んで、
そうやって恋や性から遠ざけて生きて来た。
でも本当は……
「愛して欲しかったんでしょう」
「……ああ…………」
手をつなぎたかった。語らいたかった。愛してるって言って欲しかった。
抱きしめて欲しかった。キスして欲しかった。
前だけを見て進んで進んで、ふと気づいた空虚感。
それはやがて身体の一番奥に澱のように沈んで目に見えない不満になっていった。
「僕の恋人になるなら、けして離しはしないよミランダ」
それは悪魔の誘惑だったかもしれない、だがミランダは罠だと知っていてもためらいなく踏み出した。
「してください、私をあなたの恋人あふぅぅ」
グチュウと音を立ててセブルはミランダの唇を奪った。
唾液をたっぷり含んだ舌を浸食させると、ミランダは当たり前のように舌を差し出した。
それはミランダにとってファーストキスであった。
貪り尽くすようなキスには性的快感を含んでいた。
自分よりも10以上年下の少年の技巧にミランダはただ腰を震わせて快感を享受するだけである。
「んひぃぃ……おひりぃ……」
左右の尻をがっしりとつかまれもみほぐされ、胸は固い胸板に押しつぶされ乳首を転がされる。
舌はレイプを受けているかのように弄ばれている。


381:御都合主義的に最強な男4/5
12/07/29 06:15:32.38 EKqAo7JB
チュポっと音を立てて吸いたてられた舌を解放されると、ミランダは熱に浮かされたような顔で
身体を弄る手の動きと、お腹に押し付けられる熱い塊を感じるしかなかった。
「綺麗よミランダ、女は恋をしなきゃいけないわ」
恋なのだろうか。ミランダの中で疑問が沸き立つ。
抱きすくめられて唇を奪われてまさぐられて、それでちっとも嫌じゃなくて、無茶苦茶にされたいような
なぶられたいようなそんな感覚が心の中で渦巻いている。
所有されたい。というほうが適切なのではないか。
「……犯してください、滅茶苦茶になるまで」
「いいよ、ミランダが僕なしじゃいられなくなるくらい犯してあげるよ」
ゆっくりとベッドに横たえられ足を掴まれると、グッと上半身側に押し上げられる。
尻の穴まで見える姿勢、今まで誰にも見せたことがない部分が全て露わにされる。
その羞恥がまたミランダの身体を火照らせ、また情欲を煽る。
「なかなか綺麗なピンク色ですわね」
「ああ初物らしいね、この歳で」
それは侮辱の言葉かもしれない、だがミランダはその言葉にすら快楽を感じていた。
「しょうがなしに使ってあげるよ」
「ありがとうございぁぁぁああああ♪♪」
何の感慨もなく、突然ためらいなく根元までぶち込まれたミランダ。
30年大切にしてきたものが、粗雑に奪われる。
一筋の鮮血が垂れ終わるまでの間に、セブルは激しいピストンを始めた。
「やぁあぁあぁあぁあ♪♪」
真上からの抽送をただ受け止めるしかないミランダ。
子宮口をゴツゴツと叩かれる度に首を反らして快感に悶え、引き抜かれそうになるたびに喪失感に喘ぐ。
「はぎぃぃ!?」
エリアルの手で乳首をひねり上げられると、ミランダの身体を鋭い痛みが走る。
だがすぐに突き上げによる快楽がそれを覆う。
「痛いぁあぎぃ♪ ひぃぎぃ! ぁあひぃ♪ ぎぁあふぅ♪」
次第に境がわからなくなる快楽と痛み。
ひねり上げられるたびに喘いでいるのか、突き上げられるたびに身悶えているのか。
「乳首つねるたびに締めつけるなんて、ミランダは変態だな」
「変態なのぉぉ♪ ミランダ乳首ぎゅってされて感じてるのぉぉ♪」
完全に快楽に蕩けきった顔で叫んだミランダにはもはや痛みをただ痛みと感じることができない。


382:御都合主義的に最強な男5/5
12/07/29 06:16:23.15 EKqAo7JB
与えられる刺激にただ反応することしかできず、濁流のような快楽に翻弄されるしかなかった。
「そろそろ出すよ」
一際大きく叩きつけられた陰嚢の刺激と突き上げられる子宮。
そして当たり前のように排泄されていくドロドロした精液の熱さ。
(膣内に出されちゃった……孕んじゃう……)
諦めとも暗い喜びともつかぬ気持ちがミランダを支配する。
女として全てを与えてしまった感覚。
「おめでとうミランダ、これで立派な牝豚よ」
「牝豚……」
「そう、私と同じ牝豚。支配される喜びを、食餌を与えられる喜びを知った家畜」
「ご主人様……」
ミランダの口から自然と出た言葉は、ミランダとセブルの関係を適切に表現していた。
もはやアリエルを悪魔と罵ったミランダはいない。
一匹の牝豚ミランダがいるだけであった。


「先生、なんだか最近すごく綺麗ですね」
「そうかしら? 美容ドリンクを飲んでるからかしらね」
そう言ってミランダが取り出した水筒の蓋を開けると、女生徒は鼻を近づけた。
「……ちょっと臭いがキツいですね」
「これがいいんじゃない、飲んでみない?」
「遠慮します、それじゃ」
慌てて去っていく女生徒を見送ってミランダは水筒の中身に口をつける。
ドロリとした白濁の液体は生暖かく保温されていて、ミランダはそれをよく噛んで飲み干していく。
「美味しいのに、オチンポドリンク」
ミランダは気を取り直して、女生徒に分けなくて済んだ分を堪能する。
セブルの魔力を大量に吸収したミランダはもはや20になるかならないかという若さと歳相応の妖艶さを合わせ持つようになっていた。
「待ち遠しいわ、今日はどんなふうに可愛がってくれるかしら」
今日もまたミランダは想像を巡らしていた。
いったい今日はいかなる調教を施してもらえるものかと。

383:御都合主義的に最強な男
12/07/29 06:17:37.63 EKqAo7JB
自分で自分の作品の主人公の名前を間違えてしまった、本編ではどうやら大丈夫らしいが
次は少女でいきたいね

384:名無しさん@ピンキー
12/07/29 08:21:23.09 /YD+rPr+
GJ!
精液が奴隷の餌設定、大好きです!

385:名無しさん@ピンキー
12/08/04 15:57:50.55 FmcsHVFR
メイドハーレム
奴隷ハーレム
犬耳ハーレム
巫女ハーレム
子供ハーレム

386:名無しさん@ピンキー
12/08/05 00:15:02.24 UBzR1S4x
>>385
犬耳のロリ巫女達を奴隷メイドにすれば良いと思います!

387:御都合主義的に最強な男
12/08/05 20:25:53.27 C/HOa3O7
文章書くのムズすぎ
無謀だったかもしれん

388:御都合主義的に最強な男
12/08/05 20:26:43.38 C/HOa3O7
王立魔法学校の空には暗雲が垂れ込めていた。
それは魔法を解するものだけが知覚できる魔力の層であった。
セブル・ドラニル、彼がそこに存在するだけで水も空気も彼の魔力に侵食され、彼の影響を受けざるをえなかった。
魔法学校は彼のペットたちのいる中央と、邪魔な男たちの居場所である外辺とに分かれていた。
早朝、彼のベッドには彼自身と昨晩抱いて寝た女たちが横たわっている。
その寝室に音を立てずに二人の幼女が入り込んだ。
勝ち気なカレンと大人しいマナは互いに目配せをしてセブルのベッドへと上がる。
身につけたものはゴツい首輪だけ、それがセブルの前での正装であった。
ツルリと卵のように胸もお尻も膨らんでおらず、陰毛すら生えていない秘所はプニプニの恥肉をあからさまに見せていた。
「はむ」
「ちゅっ」
昨晩の情事の残滓がついたそれをウットリとした表情で舐め始める。
拙いながらも一生懸命に二人はセブルに極上の目覚めを提供しようとしている。
鈴口からカリ首、幹も根本も陰嚢まで唾液でまみれさせ、舌で感じる確かな熱さを頼りに効果的な奉仕を模索する。
「ひゃん?」
「はひっ!」
不意に二人の股間を弄り回す手の感触を感じて奉仕を止めてしまうが、二人はそれが何かを察してより一層激しくしゃぶりあげる。
彼女らの主人が喜ぶように常に奉仕は変形の69の体勢で行われるため、目覚めた彼はぼんやりとした意識の中でその秘所に手を伸ばすのだ。
「………っ!!」
「………っ!?」
幼陰核を弄ばれ、無毛のラビアをなぞられ、さらには後肛の窄まりすらほぐされてしまう。
そうしてたまらなく性感を高められた幼女たちが絶頂の声を上げた瞬間、噴水のような射精がカレンとマナの全身に祝福のように降り注ぐ。
「おはようカレン、マナ」
「おはよう……ござひ……♪」
「ごひゅ……じんさまぁ♪」
くったりと弛緩された身体で恍惚の表情を浮かべる二人を見てセブルは苦笑する。
セブルのペットには12歳までは処女であるよう躾てあるのでセブル自身も彼女らを犯すことはない。
しかし精液の味を覚え、指で愛されることを知った彼女らはもう戻れはしない。


389:御都合主義的に最強な男2/5
12/08/05 20:27:43.56 C/HOa3O7
魔法学校は変わった。
かつては制服らしい制服もなく、魔法使いっぽさを求めてローブを着る者もいたが、
全女生徒が恋する女モードになった結果としてエロスを取り入れる者も多くいる。
大きな胸を強調するような子もいれば、ヒップラインをわざとチラ見せするようなマイクロミニを履いて来る子。
逆にパンツスタイルでパンティラインを浮かせて来る子もいる。
だがその中でただ一人だけ、セブルに指一本すら触れさせない女がいた。
「みんなどうかしてるわ、あんな悪魔みたいな男に惑わされて」
ユリ・トクナガは高潔な人物であった。
そして思慮深く用心深い彼女は、セブルが学校を掌握するために行った、
「特別乱交授業~お前ら尻を出して並べ~大作戦」や「七人のサムライ、一人ずつ誘い込み作戦」
「女子寮の吸血鬼~朝目覚めたら大人なワタシ作戦」を上手く回避して一人だけ毒牙にかかっていなかった。
「とにかく、私はあんな卑劣感に負けたりしないわ。そうよ、この学校から追い出してやるんだから!」
意気込む彼女は学校内にあるミランダ校長の私邸へと乗り込んだのであった。
そこには驚愕の光景が広がっていた。
大広間の左右の壁にズラズラと、お腹をまん丸に膨らませた女たちが拘束されていた。
目隠しをされ手足の自由を奪われ、乳首には透明なカップが取り付けられている。
勢いよく噴出し続ける母乳はカップからチューブを通してタンクへと注がれている。
響いてくる音は機械の鳴動する音と女たちの淫悦に悶える喘ぎのみ。
「なんて酷い、これじゃ家畜扱いじゃない……」
ユリは自分の認識が甘かったことを知った。
セブルは悪魔みたいな男ではなく、悪魔そのものだったのだ。
すぐさまユリが下した結論は一つ、王国最強の「聖白百合騎士団」に事態の沈静をしてもらうため、女王に奏上しなければならない。
「一刻の猶予もないわね。これはもう私一人でどうこうできる限界を……」
「助け……て……」
不意にユリの耳に悲痛な声が届いた。
魔悦にとらわれた哀れな被害者の中に、まだ自我を残している者がいたのだ。
「大丈夫ですか!? すぐに助けます」
慌ててその女性の目隠しをとり、肉体各所を戒める不可思議な素材の縄をほどく。


390:御都合主義的に最強な男3/5
12/08/05 20:28:45.57 C/HOa3O7
乳房を苛むカップは脇のスイッチをいじればすぐにとれた。
「ありがとう、おかげで自由になれたわ」
「すぐに逃げましょう、歩けますか?」
「ええなんとか、でも逃げるつもりはないわ」
「え?」
それは油断であった、助けを求めてきた相手が敵だとは思わなかったのだ。
そっと口移しで含まされる生臭い何か。
反射的に飲み干した瞬間、それは体内で熱さへと変わっていった。
「おかげで助かったわ、ご主人様ったら上手くやれないとご褒美あげないって言うんだもん」
「そん……な……」
火照りゆく身体に力が入らずユリはただ床に座っているしかなかった。
奥からやってくる男、憎きセブルの姿が見えても睨みつけることしかできない。
「よくやったエリアル、褒美に犯してあげるよ」
「ありがとうございまぁぁぁあああ!!」
立位のまま後ろから犯されるエリアル、丸々としたお腹に容赦なく長大なペニスが突き入れられる様は
まるで子宮を無理やりねじ上げているかのようであった。
しかしエリアルはそこに快感のみを覚え、まったく苦痛を感じてはいない。
尖り立つ乳首からは断続的に母乳を滴らせ、抜き差しされる結合部からは男女の恥液が飛び散っている。


391:御都合主義的に最強な男4/5
12/08/05 20:29:59.04 C/HOa3O7
顔を濡らす様々な汁を気にすることもなく、ユリはその蹂躙される女性器を見続けていた。
「…………汚らわしい」
獣欲の体現のようなその光景に、ユリは拒絶の意志を示した。
目の前のそれは人間の人間たる理由、理性を否定する行いにしか見えなかったのだ。
やがて二人の興奮は最高潮へと達し、粘つく雄液がユリの身体に降り注いだ。
ユリの身体にまとわりつくそれを、しかし力の入らない身体は拭い去ることもできない。
「……汚い……やめて……」
「汚いか、じゃあ大好きになるように慣らしてあげよう」
それからがユリの悪夢の始まりだった。
「はぎぃ! ふごぉ! げぶ!」
「まだまだ13発しか飲んでないだろ、せめてあと37発いってみよう」
ボビュルルル
顔面をつかまれ、わざと浅挿しにして口内射精される。
口の中に溢れる精液を無理やり味わわされ、こぼれた分も皿で受け止めて飲み干すよう強要される。
尻を犯され腹が膨らむまで射精された挙げ句、全てを排泄させられまた腸内射精される。
腋も肘裏も膝裏も足の裏、指の股。
あらゆる場所での奉仕を強要される。


392:御都合主義的に最強な男5/5
12/08/05 20:31:46.23 C/HOa3O7

あらゆる体位での交合を仕込まれ、男の悦ばせ方を骨の髄まで叩きこまれる。
「まだ汚らわしいかい?」
床に這いつくばり、汗と粘液にまみれたユリにセブルが尋ねる。
恍惚とした表情で顔を上げるユリの身体からはなんとも言えない色気が漂っていた。
開発されつくした身体は肉付きよく尻も乳もモッチリと豊かに実っている。
まだ十代と思えないその扇情的な姿態をくねらせてユリはセブルの足元にうずくまる。
「汚らわしいですぅ♪」
そそり立つイチモツに頬を寄せ、ウットリした表情で手を添える。
その姿に嫌悪感は見受けられない。
「そうか、じゃあまだまだ慣らしてあげないとね」
ビタンと頬をイチモツで打つと、当たり前のようにユリは身を翻して四つん這いになった。
ジットリと蜜を湛えた淫穴がヒクヒクと蠢いて、侵略者を待ちわびる。
「絶対チンポなんかに負けたりしないから……ぁ……」
その日、王立魔法学校は陥落した。

393:御都合主義的に最強な男
12/08/05 20:33:08.23 C/HOa3O7
とりあえずこの話は終了です
力量不足を痛感するばかり

394:名無しさん@ピンキー
12/08/05 22:47:08.49 /aMIrVye
馬鹿め、十分エロいわ!

395:名無しさん@ピンキー
12/08/06 01:06:27.11 hSs+PtRi
>>393
GJ!

キャラの名前が某クイズゲームっぽくて、その意味でも興奮した。

396:名無しさん@ピンキー
12/08/06 09:58:49.65 aXivk2jv
>>393
GJ!
エロ調教ハーレムは大好物です!

397:名無しさん@ピンキー
12/08/06 21:33:28.09 KxRQvt5F
GJ!
最初は嫌悪から悪態ついてたのが、
最後には犯って貰う為に、生意気な事言ってるってとこがよかった。

398:名無しさん@ピンキー
12/08/06 23:10:45.34 dFUZfYNS
>>393
GJ!

最近投下が増えてきてるな、いい傾向だ
>>353はこのままずっと隔離スレにこもっちゃう気なのかね?
精進すればまともな作品書けるかもしれんのだから頑張れ

399:名無しさん@ピンキー
12/08/06 23:43:45.34 KpONrkNY
時代劇というか歴史物だけど考証をしてないのはいい?

400:名無しさん@ピンキー
12/08/06 23:55:05.40 KxRQvt5F
いんじゃね?
所詮はファンタジーな世界。
目くじら立てるやつもほとんどいないだろ。

401:名無しさん@ピンキー
12/08/07 02:51:43.72 X0EifbDi
>>393
こんなねずみ算式に広まるとはwGJ

>>398
精進とかまともとか何なの

402:名無しさん@ピンキー
12/08/08 01:20:18.05 OVd91RQ7
>>399
ちゃんとハーレム物になってるのなら、チョンマゲからビーム出してもOK

403:名無しさん@ピンキー
12/08/08 01:44:38.21 B7ua3Wk3
だよな。
みんな舞台女優の演技を見たいのであって、書き割りの精巧さを求めてる訳じゃないからな。
アニメにしろ、漫画にしろ、ラノベにしろ、考証の出来で評価が決まる訳じゃないと思う。

シチュと描写のエロさが最重要。
あとは舞台装置。

404: ◆DYW6d/nzvM
12/08/09 12:51:57.52 0DtedcTy
こんにちは。
「上津美千鶴の平穏な一日」の作者です。
ご報告が遅れましたが、百合許容スレの方に続きを投下させていただきました。
スレリンク(eroparo板)-190
一応、ご連絡まで。

>>399
将軍様が仮面ライダーと共闘しようが
仕事人の必殺技がプロレス技や有名野球選手のフルスイングだろうが
ヘルメットかぶった魔神ハンターが忍者だと言い張ろうが
面白ければそれで良いと思います。

405:名無しさん@ピンキー
12/08/11 14:56:36.61 kMoZWtc4
>>393様をみて、私も中世ファンタジーものを思いつきましたので投下します。
とりあえずテーマとして「男側はハーレムな現状に気づいていない」「ある一日の中で女性たちと男の関係を見る」
というのを掲げてみたつもりです。
注意点
・エロのない女性もいます
・若干(かなり?)倒錯した性癖もちの女性もいます(グロとかスカはないですが)
・作者はこの前「ダメ社員のはーれむ」を書いたやつです。もし前のが合わなかった方は気を付けてください

406:とある若者の休日ー1
12/08/11 14:59:25.21 kMoZWtc4
『朝ダゾゴ主人!ホラ、今日ハ朝カラ予定ガアルカラ起コセッツッタノハアンタダロ!』
「う~…そこは気を利かせろよ使い魔だろこの…」
『シラネエヨ!オラ、コノ俺様ガ早起キシテマデオコシテヤッテンダ、サッサト布団カラデナ!』
「あ~…わかった分かったおきますよ…ふぁあ」

僕の名はウルリッヒ・カモミール。親しい人にはウルと呼ばれている。
家はそこそこ名の知れた貴族の家柄だったが、父の代であれやこれやあって没落。
今では両親もおらず領地もなく、わずかに残った遺産を食いつぶしながら日々を生きている。
まあ僕自身何とか食いつながなければいけないので、去年16になるとともに王都の学院に入学、卒業したらなにかしら王国に奉仕する職業に就くつもりである。

昨日課題を片づけるのに徹夜したせいで眠い瞼をこすりつつ、ベッドから起き上がる。
…今僕が生活しているこの部屋は学院の男子寮だ。基本的に貴族の子弟が入るから設備はそこそこに豪華だが、家賃は学費に込みになっているのでそこまで高くはない。
学費のほうは昔の親戚の伝手で大幅に安くしてもらえたし。

『ケッケッケ、隈ト寝癖ガヒデェナァ?ナカナカ笑エルカラソノママ今日一日過ゴシテミタラドウヨ?』
「うっさい…起き抜けに耳元で怒鳴るなバカ使い魔…」

そしてこのさっきからやたらうるさいのが、僕の使い魔のエル。
種族はインプといって、大体僕の膝くらいまでの背丈で、小さな角のついたトカゲの体に羽を付けたような姿をした、悪魔族の中では最底辺にあたる雑魚モンスターだ。
大して素質があるわけでもない僕が魔術学科の講義の時どうにか呼び出せたので、せっかくだからと使い魔の契約を交わしてみたものだ。
まあ、僕に呼び出されただけあって力はほとんどなく、減らず口をたたいて飛び回るくらいしかできないが。
後はまあ、五感がすぐれているくらいか。犬よりも鼻が利き、フクロウよりも夜目が利くのは僕も非常に助かっている。
…最近は簡単な掃除とか洗濯も覚えたし、こうして考えると結構役に立っているなあ。

でも、やっぱり働きの割に魔力食い過ぎだと思う。こいつを使役するようになってから、僕の魔力は毎日7割くらいこいつに貢いでいる状態が続いているのだ。
…「やっぱこきつかうわけだし給与(?)は色を付けてやろう」とか考えてた当時の僕の大馬鹿野郎。契約の変更は死ぬまでできないんだからよく考えろよ。

「―っと、お前の減らず口の相手をしてる場合じゃなかったな。着替えたらすぐに出るから、留守番頼む」
『…アァ、昨日聞イタヨ、ソレ。健気ナ使イ魔トコミュニケーショントル時間モネエトハ、忙シイコッテ、ケケ!』

おや、何やら微妙に元気がないようだ。呼び出してから一年もすればなんとなくこの悪魔の考えることもわかってくる。
こいつ、割としゃべりたがりかつさみしがり屋なんだよなあ。悪魔ってみんなこうなんだろうか…いや、ないか。

「はいはい拗ねるな拗ねるな。今日の夜は課題がないから、お前の馬鹿話にも存分に付き合ってやれるよ」
そういって軽く頭をなでてやる。
『…ァ―ケケケケケ!分カッテンジャン!サッスガゴ・主・人・サ・マ♪』

現金だなあ。というかお前にそんなご主人様とか言われてもうれしくないって何度も言ってるのに。
どうせなら女の子に―って、本当に時間ないな。今日は学院は三連休の一日目だけど、その分普段出来ないことがたまってるんだ。

「そんじゃ行ってきます、いい子にして待ってろよー」
『ケケ、悪魔二イイ子トカ!―イッテラッシャイ』
うん、たとえ人間じゃなくても誰かが送り出してくれるってのはいいもんだね。
さって、まず最初に行くところはっと。

407:とある若者の休日ー2
12/08/11 15:01:53.95 kMoZWtc4
『ケケ。………行ッタ、カナ?』
あいつが部屋を出て行った後、足音が聞こえなくなったことを確認して、俺は変身を解く。
―しゅんっ

光が収まった後にあったのは、醜い小悪魔の姿ではなく…12歳くらいに見える、黒髪黒目、釣り目の美少女の褐色の裸体だった。
ただ、その背に生えた小さな一対の翼と、頭に生えた日本のかわいらしい角が、彼女が悪魔族であると主張している。

「―っはー!やっと羽伸ばせるー!あいついるとずっとあのきったねえ姿でいなきゃなんねえんだもんなぁー!」
その悪魔の少女―エルは、先ほどまで主人がくるまっていた布団に勢いをつけて飛び込むと、そのままゴロゴロとベッドの上で転がり始めた。

「あー、今日はあいついないしこの姿隠さなくていいから楽だわー!けけけ、何してあそぼっかな~?」
彼女はしばらくベッドの上で転がりながらいろいろと考えていたが―やがて、つまらなそうな顔をしてぴたりと回転を止めた。
ちなみに、今の状態を第三者の視点から見ると、『男の一人部屋で少女が男のベッドに全裸で寝転がっている』という社会的にアレな状況である。

「……あー、駄目だ。あいつがいねえと遊び相手もいないし…んっ」
そのまましばらく静止していた彼女だったが、やがて…その顔が徐々に赤く染まりだした。

「…んぁ、あいつのにおいがする…。すんすん…。―ふぁあ…♪」
一度その変化が始まると、もう止まらなかった。すぐに彼女は顔を布団や枕に押し付け、しきりに鼻をクンクンとひくつかせてはびくびくとふるえはじめた。
その手は片方が枕を抱き寄せ、片方が―すでに濡れそぼった己の股間を、ぐちゅぐちゅとかき回している。
やがて、快楽のうめき声に混じって独白が始まった。

「んっ…なんだよぅ、あいつぅ…。ふぁ、俺のご主人様なら、『女に化けてエロいことしろ』とか、ゃん、命令してみろってんだよぅ…きゃぅ!」

目を情欲に蕩けさせながら自慰を続けるこの少女は、当初からこの姿をとれたわけではない。
今の主人であるウルリッヒに召喚される前は、本当にどこにでもいるインプだった。
召喚されてから、毎日のように過剰ともいえるほど供給される魔力によって、魔物としての位階が上がった結果、レッサーデーモンとしての今の姿があるのだ。

「ったくぅ…ヒトの姿変えておいてさぁ…くひ、責任、っ、取れってのっ…」

なぜ彼女がこのような行為をしているかというと、単純に欲求不満である以上に、主であるウルリッヒに強烈な情動を抱いているためである。
―そもそも、彼女らのような低級の魔物は、生まれた時から家族の情など全く得られぬまま、死と隣り合わせで裏切りと不安に満ち満ちた生を送るか、他種族に使役され、ぼろ雑巾のように使い捨てられるものがほとんどである。
それが、今の彼女の主ときたら、魔力だけは毎日過剰なまでに供給するくせに、頼む仕事といえば今日のように戦闘など起こるはずもない部屋の留守番といった、人間の子供でもできるようなことばかり。
さらに使い魔とのコミュニケーションも、さながら家族にするような温かみに満ち溢れたものばかりで、それがまた少女の心を融かす。
極めつけに、―これは彼女自身、今の体になって気づいたことだが―本来、使い魔を使役するにあたって施されるべき『制御』の術式が、自身に全く施されていなかったのである。
この術式がなければ、もし使い魔が主に反抗した時に押さえつける(もしくは使い魔を消滅させる)手だてがない、ということになる。


「ったくさぁ、制御式つけわすれとか、ひぁ♪…普通落第だっての、ばーか…♪」

彼女の今の姿であるレッサーデーモンは、訓練を受けた兵士でも一人では太刀打ちできないそこそこ強い魔物である。
彼女はこの姿を得たその日、心にしこりを感じつつも、自分の力が十分すぎるほどに高まったことからその身に刻まれているだろう制御術式を打ち破って、主人に反旗を翻そうとし―そもそもそれが存在していなかったことに愕然とした。
泳がされているのか、はたまた純粋なミスか。
講義を終えて帰ってきた主人の答えは、「つけてほしいならつけるけど…、『身内』にそんなことするのは…どうも気が進まんねえ…」というものであった。
―その日の夜、彼女は部屋の片隅に主人から与えられた手作りの小さなベッドで、声を殺して泣いた。

408:とある若者の休日ー3
12/08/11 15:02:38.53 kMoZWtc4
…今も、彼女の体に制御の術式は施されていない。しかし彼女は、こうしてウルリッヒに仕えている。

「ばーか、ぁ、ばかぁ、あひぃ♪ひぃ、きぃい、―すきぃい」

彼女は、今の自分が比較的人間の女に近い姿なのは、主人に恋心を抱いたからだと確信している。

「すきぃ、すきだよぉ、ごしゅじんさまぁ、ごしゅじんさまあぁ♪」

また、彼女は今の自分が主に異性としては全く見られていないことも理解している。(というか、性別を知っているかも怪しい)
無論、主の前では醜い前の姿でいるからなのだが…。これにも一応理由がある。

「―なんでだよぅ、なんでおれ、こんなおとこみたいなことばづかいなんだよぅう、なんでこんなちんちくりんなんだよぅぅう…♪」
―ということである。つまり、自分の身体や言葉遣いなどに自信が持てていないのだ。
そもそも前の姿が人間とは程遠いものであった分、今の自分がかなりの美少女であるということに気づけないのである。
ちなみに彼女の美しい人間の女性の基準といえば、胸や尻が第一。…外見年齢的に、彼女には無理な話である。


「――――あ、」
と、そこで彼女の動きと喘ぎ声が急に止まる。


「――――」
見開いた彼女の視線は、ある一点、―彼女の主が、朝に急いで脱ぎ捨てて行った服の山―に、釘付けとなっている。


「―――――ぁあ」
特に、その中の、下着に。



「―ふゃあああああぁぁ♪ひゅごいひゅごいこれひゅごいいいいぃ♪ごひゅじんひゃまごめんなひゃいぃい、わるいこでごめんなひゃぃいいいひいいぃ――♪」
数瞬後、彼女の頭には男物のトランクスがかぶせられ、先ほどまで全裸だった上半身はだぼだぼのシャツをまとっていた。

「いひっ、いひひひひぃ♪のーみしょおばかになりゅぅ、あひ♪もーごしゅじんさまくんくんってしないといきてけないばかになっちゃうぅううぃいい♪」
魔物の嗅覚は軒並み人間の比ではなく、性欲もまた底なしである。
そんな彼女にとって、愛する人が一晩身に着けて体液のしみこんだ肌着などは、もはやそこらの麻薬すら凌ぐ劇薬となるのである。

「だいしゅき~…♪あ~…♪らいしゅきぃ~…♪あは、ひゅみゅううううう――♪」
理性などかけらも残っていない蕩けきった表情を浮かべながら、ベッドの上で淫靡にのた打ち回る悪魔の少女。
彼女はおそらく、主がこの扉をノックし、急いで自らを醜い姿に偽装するその時までこうして狂い続けていることだろう。

「うみゅうううぅ、ぴぃぃいいいいっ♪」
すごいのはこれを今まで隠し通してきた彼女か、それとも、―気づいていない主人のほうか。


409:とある若者の休日ー4
12/08/11 15:03:28.38 kMoZWtc4
ウルリッヒの部屋がいい感じに淫臭で満たされ始めたころ。
部屋の主は、校門を抜けて学院の敷地を出ようとしていた。

「ええと、まず昼前まではリッカさんの―」
「―ああ、いいところにいたわね貴方」
僕は頭の中で予定を整理していると、唐突に声がかけられる。―って、この声は…。

「…うわあ」
「―え、ちょ、ちょっと!人がせっかく声をかけてあげたのに『うわあ』って何よ!?」
「いや、だって…」
…案の定、振り返った先にいたのはこういう時は会いたくない女性だった。
学生によって構成される学院運営団体のトップ、レイリア・ハルベルト。

分厚い眼鏡にきっつい眼光、やわらかそうなはちみつ色のロングヘアとは裏腹の常にイライラしたような刺々しいオーラ。
顔はすごく美人なのに、入学してから一度として浮いた話を聞かない、『鉄の処女』とまであだ名される女がこちらを睨みつけていた。
ちなみにこの団体には僕も加入しているから、彼女とは比較的会う機会もあるのだが…毎度毎度、会うたびに何かしら仕事を押し付けられるのでどうも避けてしまう。
…なぜか、今は若干慌てているようだが…?

「―ふ、ふん。まあいいでしょう。それより今日も仕事よ。貴方のことだからどうせ連休で行くあてもないのでしょう?」
どこか取り繕うように言う(これまたなぜか目線をそらしながら。せめて人の目を見て話せと)彼女。…いや、普通に予定あるんだけど。というか貴女の中で僕はどれだけ寂しいやつなのかと。
…まあ、確かに学院の友達と遊ぶ予定はないけどさあ…。
とにかく、ここはきっぱりと断っておく。

「ああ、すいませんハルベルトさん。この後すぐ人を待たせてまして…」
「え…?―そ、そう、なら、いつなら空いているのかしら?」
あれ、今の返事そんなに目に見えてがっかりするところなんだろうか。

「あー、今日は一日予定が詰まってるんですよねえ…いやあざんねんだなあ」

後半は若干棒読みになってしまったが仕方ないと思う。なにせ、彼女の頼みを受けてしまうと、たいていなぜか彼女と二人きりで半日くらい拘束されたままさまざまな雑用に駆り出されてしまうのだ。
仕事中はちょっとでも無駄口を叩けば凄まじい剣幕で怒鳴られるし、かといって黙っていようにも彼女のピリピリした雰囲気のせいで非常に落ち着かない。
この辺は彼女の友達(僕の友達でもあるが)が最近は一緒に入ってくれるからよくなってきたんだけど、それでも隙あらばマンツーマンでやらせようとしてくるから油断できない。
…人間的に嫌いというわけではないんだがなあ…せめてもう少し雰囲気を柔らかくしてもらえたらと思う。

(…あ、残念だとは思ってくれるんだ…。―えへへ)
「…?どうかしましたか?」
「―な、何でもないわよ!」
ちょっと彼女が微笑んだように見えたのでどうかしたのか聞いたら怒鳴られた。理不尽だと思う。

「―あ、その、ええっと…あー、じゃあ、連休中は全部予定が入っているのかしら?」
なぜかあさっての方向を向きながら彼女がまだ勧誘を続けてくる…いやだから人と話すときは目を見て話しましょうよ。
―まあ嘘いうのもなんだし、正直に白状してしまおう。
「いえ、別にそういうわけじゃないんですけどね。明日なら一日空いてますよ」
「――そっ!…あぁ、そう」
そう答えると彼女の顔がぱぁ、と明るくなり、―一瞬でまたもとのイライラした仏頂面に戻ってしまう。
今のを維持してもらえればとっても可愛らしいのに…って、今もしかして僕墓穴掘った?
「一日空いてる」とか。―やばい、確実に丸一日仕事に付き合わされる!

「明日、明日ね…じゃあ明日は―」
「あああすいませんそろそろ約束の時間なのでこれで失礼しますね――!」
「え、ちょっと―!?」
僕にできることといえば、その場を全力で逃走することくらいのものだった…。―寮に帰るまでにせめて半日で済ませてもらえるような言い訳考えないとなあ…。


410:とある若者の休日ー5
12/08/11 15:05:06.00 kMoZWtc4
「……ああ…」
彼がいなくなった後、レイリアは目に見えて落ち込んだ表情を見せた。

「……はぁああぁぁ…」
「―や、今日もまた失敗だったねぇ」
「―気にしたら負け」
この世の終わりとでもいうような溜息をつき始めた彼女に声をかけたのは、校門から現れた彼女の数少ない友人二人。

「…なにがいけなかったのかしらね………貴方たちの応援がありながら……こんな………はぁぁあああ~~…」
「いやいや、レイリアにしては上出来だよ。一応明日空いてるってことだけでもわかったんだしさ」
「収穫は、十分」
口数の多いほうが、ミレーヌ・パルチザン。特徴は緑色の髪とそのメロンでも詰まっているかのようなバスト。
少ないほうが、ララ・キュイラス。特徴は赤髪とそのまな板でも仕込んでいるかのようなバスト(ウルリッヒ曰く「バストと言っていいのかこの平面は」)
この二人はレイリアのため、先ほどからずっと校門の陰に隠れ、念話の術式を通じて友人に助言を行っていたのである。

「でもさあ、レイリアってなんで彼にあんなきっつい態度取るの?惚れてんだよね、一応?」
「なぁああ!?だだだだっだれがだれにほほほっほほほほ―!?」
「落ち着くべき」
その真っ赤になった顔を見る限り、間違いなくそうであるようだ。
というか、友人二人にすれば今更である。なにせ、最近はことあるごとに話題に上るのがあの彼のことなのだから。

「……し、仕方ないでしょう!か、彼を前にしたら声が震えちゃってあんな風に変な大声になっちゃうし、は、恥ずかしくて、目なんか合わせられないから―!」
「そういうとこアピールすればいいのにさあ…。ちなみに目つきのほうは?」
「これは生まれつきだからしょうがないでしょうがぁ!」
「まあまあ」
ちなみに、レイリアがウルリッヒを仕事に連れて行くのも、彼女としてはデートに誘う感覚である。
まあ、いざその時になってみるとがちがちに緊張してしまってまともに会話することもできず、結果過剰なまでに真面目に厳しく仕事をするだけで終わってしまうのだが。

「だ、大体私は彼にただ恩を返したいだけであって、れ、れれ恋愛感情を抱いているわけでは―!」
この恩というのは、入学当初そのピリピリした雰囲気からなかなか友人のできなかったレイリアに、ウルリッヒが積極的に話しかけたりイベントのお誘いを持ってきていたことである。
彼の紹介のおかげでレイリアは少ないながら友人も持てたし、最近ではある程度その雰囲気もやわらかくなってきた節がある。
…ウルリッヒとしては、「何となく見た目的に勉強ができそうだからわからないところを教えてもらおうとして話しかけてみた」というのが始まりなのであまり恩をもたれても、といったところだが。

「―私は彼がいなかったらとうの昔に折れるか、人の温かさを知ることなく一生を終えるかしていたでしょうね。だから、せめて何か私に彼の為にできることがないかと思って…」
胸に手を当てて瞳を閉じ、普段の苛烈さを感じさせない柔らかな声で語るレイリア。
その姿はまさに―

「―どこからどうみても、恋する乙女だよねえ」
「激しく同意する」
「ちょ、だから何度も違うといってるでしょう!?」

飽きもせずに再び真っ赤になって否定するレイリア。
その否定の言葉を聞き、―ミレーヌの唇が、にぃ、と吊り上がる。


「―へぇ、……じゃあ、あたしがもらっちゃってもいいよね?彼、結構いいやつだしさ」

「……はい?」

「私も彼に興味はある。恋愛感情ではないが。―恋愛感情ではないが」
ぽかん、と口をあけたレイリアに、ララが追い打ちをかける。
言ってしまえば当然の話で、彼に紹介されてそこから仲良くなった友人であるこの二人は、レイリアよりも彼との付き合い自体は長いのだ。
まあ、その関係もたまーに話す異性の知り合いという程度のものだった―つい先日までは。


411:とある若者の休日ー6
12/08/11 15:06:37.62 kMoZWtc4

「やー、だって最近暇さえあればレイリアが彼のこと話すじゃん?で、あたしたちも彼と一緒に仕事する時間が増えたじゃん?そりゃ興味も持つってのさ」
「至極道理。よって私のこれはあくまで友情であって恋愛感情とは無関係」
からからと笑うミレーヌにあくまで無表情なララ。
―しかし、よく見ると二人とも微妙にほほが赤くなっているのはなぜだろうか。

「…ええええ?ちょ、ちょっと…?」
「―あ、そーいえばさぁ」
完全に事態についていけず固まっているレイリアを置いてけぼりにして、ミレーヌは話を続ける。

「こないだ、四人で魔法書整理の仕事したことあったでしょ?あんときさ、二人は気づいてなかったみたいだけど…彼さ、あたしの胸、ガン見してたんだよね―…」
びくん、とミレーヌ以外の二人の体が震える。
そうとは知らずにミレーヌは話を続ける。

「あははは!や、あれはさすがに恥ずかしかったなー!―あ、でも微妙に…ほんと微妙にだけど、ちょっとうれしかったかもね…、なーんて…えへ」
ちょっとどころではなく嬉しそうにふにゃりと顔を崩すミレーヌ。顔はもはやはっきりと分かるほどに赤い。

そんな幸せな回想に浸る彼女は、自分の身に迫る危機に気づくことができなかった。

「「―乳が」」
「―ひっ!?な、なに、どうしたの二人とも?」
地獄の底から聞こえてくるような声に、さすがに回想を中断して反応するミレーヌ。しかしすべては遅すぎた。

「ええええ男はそりゃあ大きいほうがいいんでしょうよ
その胸についているただの脂肪の塊に夢でも詰まってると思ってるのかしらね
ところでミレーヌわたしたち友達よね友達って大切なものは分け合うことが大事だと思うの
というわけでさあ今すぐその胸を分けなさいハリーハリーハリ―!」
「乳が、この乳がっ、この脂肪の塊が――!」
ちなみにこの三人でのバストサイズ比較は、トップを独走するのがミレーヌ(爆)、それに大きく離されてレイリア(やや貧)、さらにそこから大分離れてララ(虚)となっている。


「っひ、ふ、ふたりとも?な、なんでそんなに手をわきわきさせて―きゃあああああおかされるぅうううたすけてぇええウル君―――!!」
…数週間後、この日お嫁にいけないくらい揉まれまくったミレーヌの乳はさらにサイズを増し、ほか二人はかえって絶望する羽目になるのだが、まあそれは別の話である。




412:とある若者の休日ー7
12/08/11 15:08:49.02 kMoZWtc4
その頃ウルリッヒは、先ほどまで自分が話していた女性たちが揉んだり揉まれたりしていることなど夢にも思わず、
王都のはずれのとある空地へと来ていた。

―まずいな、校門で時間取られたから約束の時間にちょっと遅れた。
ああ、もういらっしゃってるよ…

「―うん、少し遅かったね?」
「す、すいませんリッカさん!」

そこに待っていたのは一人の妙齢の女性。

「ああ、リッカさんと呼ばれるのも確かにいいけど、稽古の時は何と呼べといったかな…」
「あ、す、すいません師匠」
この辺で見ない黒髪がきれいなこの女性はリッカさん。いつも涼しげな微笑を浮かべていて、何を考えているのかいまいち分からない人だ。美人だけど。
なんでも、異国の秘術や『気』とかいう変わった力を持つ武術を修めた方で、今は武者修行としてこの国に滞在しているのだそうだ。
彼女がこの街に来たばかりのころ、治安の悪いスラム街で野宿しようとしていたのを僕が見かねて止めたのが縁で、
今は僕が所有している使っていない小屋を仮住まいとして貸し出している代わりに、時間のある時に異国の秘術や武術の稽古をつけてもらっている。


「うん、まあよろしい。それでは今日も始めるとしようか?」
「あ、はい。よろしくお願いします!」
「うん、いい気合いだね。じゃあまずは型の稽古から行こうか」
「げ…」
「おや、何か問題があるのかな?」
「ああ何でもないんですよええ、なんでも!」
この人の型の稽古は、なんというか、苦手というか、なんだよなあ…。

「それならいいけど?…うん、じゃあまずはだね―」


「―うん、そこをもうちょっとこう、左にだね」
ふよん。
「あ、あああはいこうですか師匠!」
「んー?…もう少し、こう、かな?」
ぷにゅ。
「うぐぅ…!こ、こうですね…!?」

…今、僕は師匠に異国の拳法の型を教えてもらっているのだが。

「そうそう。…そのままもう少し、腰を落としてだね…」
「ちょっ!?」
むぎゅっ。

―なんでこの人毎回これやるとき、僕に密着するのだろうか。
今の僕の状態は、後ろから師匠に抱え込まれるような形で、時折師匠が指示を飛ばすとともに僕の手足を操り人形か何かのようにくいくいと動かしている。
達人だからなのか手足を引っ張られる痛みとかはないんだけれども…動かすたびに師匠の胸やらふとももやらおしりやらの柔らかい感触が押し付けられて…!
最近レイリアさんたちと仕事してる時にうっかりボディタッチしたりされたりすることがあるけど、正直これの経験があるとあの程度ではそこまでうろたえなくなってしまった。
(なぜかその後の彼女たちは怒るでもなくすごく悲しそうな顔をするのだが。―リアクションが薄くてつまらないと思われているんだろうか)


「うーん?…君はなんかいつまでたっても体の緊張が取れないねえ?筋はいいからこれさえ何とかなれば伸びるのになあ…?」
「さ、さいですか」
師匠は後ろからいつもの涼しげな笑みで僕の顔を見て―その視線が、ちらりと僕の既に勃起した股間のほうを向く。

「―うーん、本当に何でなんだろうねえ、この体の妙な緊張は…♪」
―こころなしか、後ろから押しつけられるやわらかい感触がより強くなった気がする。
ぎゃあああ絶対気づいててからかってるよこの人畜生。
あれですか、そんなに童貞いじめて楽しいですか。
くっそう、これでも昨日寝る前に、こうならないように何回か抜いておいたんだけどなあ。
…なぜかエルが使用済みティッシュを無性に欲しがっていたのはちょっと困ったけど。(ちなみにあげなかった。だってなんか目が血走っててなんに使われるか怖かったし)


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