キモ姉&キモウトの小説を書こう!part41at EROPARO
キモ姉&キモウトの小説を書こう!part41 - 暇つぶし2ch666:名無しさん@ピンキー
12/04/08 19:03:56.22 6ebAAp22
ちょん切ってやる!

667:名無しさん@ピンキー
12/04/08 19:06:23.71 6ebAAp22
わかるかな、チョンだけにちょん切ると・・・・・自粛します。

668:名無しさん@ピンキー
12/04/08 19:10:38.37 GprKcy4i
>>668
大笑い

669:鶏風見
12/04/08 19:11:42.26 +mQ9zBFb
>>668
座布団一枚

670:名無しさん@ピンキー
12/04/08 19:11:51.54 gIbDauDN
弟の起源は姉!
お姉ちゃんが母に弟をねだったから弟は産まれたんだよ!
だから弟はお姉ちゃんに感謝しなさい

671:鶏風見
12/04/08 19:12:36.33 +mQ9zBFb
はあ??両親の性欲だバカヤロー

672:名無しさん@ピンキー
12/04/08 19:13:05.59 1wiUOoQp
>>671
糸目の弟はやだなぁw
整形した姉ちゃん(笑)

673:名無しさん@ピンキー
12/04/08 19:17:14.20 /fKVsMxJ
>>673
それ面白そうだな

674:名無しさん@ピンキー
12/04/09 00:24:12.34 dc+qRHpf
姉からDV受けてみたい

675:名無しさん@ピンキー
12/04/09 01:09:42.11 gBwtSo7n
韓国人の姉に逆レイプされた

676:後悔した人の話4
12/04/09 02:49:51.33 8mEkibG8
こんばんは。
表題について投下いたします。

677:後悔した人の話4
12/04/09 02:50:42.52 8mEkibG8
しゃっかしゃっか、しゃっかしゃっか。
ずきずきとした痛みに響く、リズミカルな音で気がついた。
どうやらここはまだ俺の家の中らしい。
手足は動かない。
変な光沢の無いテープのような物で縛られている。
体も同じテープで柱に括り付けられて、俺は座らされている状態だ。
「あー、やっと起きましたね、兄さん」
そして、目の前には思いもしない光景が待っていた。
蓮が両手に持ったマラカスを振っている、すごくノリノリで……。
「あら、どうしたんですか、兄さん、その冷めた目は?
 おーい、可愛い兄さんの妹の蓮ちゃんですよー?」
しゃんしゃんとマラカスの音だけが狭い部屋に響く。
「……何やってるの、お前?」
「何? これから始まるのは何か、なんて決まっているじゃないですか?」
そこで蓮が一度間をおいて、大きく息を吸った。
「どきどき蓮ちゃんクーイズ!!」
しゃかっ、という音と共に目の前にマラカスが突きつけられた、もう訳が分からない。
「は?」
「えいっ!!」
お前馬鹿じゃないのか、そう言おうと口を開く前に、再び腹へ鈍痛が走った。
今度は力いっぱい拳で殴られた。
「今、失礼な事を言おうとしましたねー? 
駄目ですよー、蓮ちゃんにはお見通しなんですから。
さて、兄さんにはこれから、100個のクイズに答えてもらいます。
大丈夫ですよ、全部兄さんに関わることですから、ちゃんと答えてくれれば何も問題はありませんよー?」
蓮には、痛みで絶え絶えになっている俺の呻き声がまるで聞こえていないのだろうか。
まるで何事もなかったように訳の分からないことを続ける。


678:後悔した人の話4
12/04/09 02:51:18.66 8mEkibG8
「問題、兄さんの一番大切な人は誰でしょうか?」
「は?」
「1,2,3、4、5、6、7、8,9、じゅーう」
いきなりの意図不明な質問に思考が止まる俺を尻目に蓮が指を折り曲げてカウントを行う、
「はい、ざんねん、正解は妹の蓮ちゃんでした~。
 当然ですよね、だって、兄さんに親しい人なんて私以外に居ないんですから」
蓮の声は楽しそうに弾んでいた。
「ちなみに今のは練習問題ですから別に良いですけど、本番で不正解をしたらこわーい罰ゲームですからね? 
もちろん!! 正解すればご褒美だってあります」
あ、早押しですからいつでも答えて良いですよ、と要らない忠告を差し挟んだ。
「では、第一問」
蓮の声からさっきまでの愉快そうな抑揚が消えた。
表情は笑顔のままだが、そこから何の感情も汲み取れない。
「どうして、兄さんは蓮から逃げようとしたのでしょうか?」
一問目から難問だ、どう答えれば最良なのか分からない。
もしも、ここで蓮が気に入るような答えを出せば許されるだろうか。
いや、そもそも蓮の気に入る答えって何だ、あるわけないだろう。
要は俺をいたぶりたいだけ、だから、無駄に考えたところで意味がないだろう。

679:後悔した人の話4
12/04/09 02:52:12.74 8mEkibG8
俺は正直に答えることにした。
「お前が嫌いだからだ」
また殴られると思って腹に力を入れる。
けれど、蓮は何もしなかった。
ただ笑顔を顔に張り付かせたまま問題を続ける。
「第2問、どうして兄さんは蓮が嫌いなのでしょうか?」
「……ふざけてるのかよ、お前?」
「ふざけてるのは兄さんですよ、蓮が嫌い、何の冗談なんですか?
 全然、笑えませんよ、それ」
蓮が俺の胸元を掴んで睨み付ける。
その表情から少なくとも蓮はふざけている訳ではないようだ。
「次は、ちゃんと答えてくださいね。
 まったくもー、ホントに、兄さんは駄目な子さんですねー」
ダメなコ、その言葉が俺のなけなしの反発心に火をつけた。
精一杯の怒りをこめて蓮を睨み返した。
「……じゃあ、言ってやるよ。俺は、お前が大嫌いなんだよ!!」
「へぇー、どうしてですか?」
蓮の瞳が一回り細くなった、まるで、猫が獲物を狙うように。
けれど、今の俺はそんなものに怯えるほど冷静じゃなかった。
「お前が俺の人生をめちゃくちゃにしたからだよ!!」


680:後悔した人の話4
12/04/09 02:55:19.05 8mEkibG8
「はへ? じ、人生!?」 
「確かに俺はお前から見たらつまらない人間だろうよ!!
 だからって何でそんなに俺をいじめるんだよ!?
 どうして俺をそっとしておいてくれないんだ!?」
「え? え?
 ちょっと、兄さん、何を言ってるんですか!?」
その答えは蓮にとってはあまりにも予想外だったらしく、蓮の顔に困惑の色が浮かぶ。
「蓮は兄さんをいじめてなんていませんよ!?」
そう答える蓮には全く罪の意識が見られなかった。
自分が加害者であることさえ認める気がないのか、こいつは。
「いい加減にしろよ!!
 お前のせいでずっと友達はできなかったし、
 いつも、いつも、みんなの前で恥ずかしい思いをして!!」
脳裏に浮かぶつらかった日々、それをぶつけるつもりで蓮に言い放つ。
「教えてくれよ、蓮。
 一体どうして俺のことがそんなに憎いんだよ!?
 俺の何が気に入らないんだよ!?」
「ええっと、兄さん?
 要は、蓮の所為で友達ができなかったとか、恥をかいたとか、そういうことですか?
 だから、蓮から逃げたと?」
「そうだよ!! お前のせいで俺は!!」
さらに言葉を続けようとして、蓮の様子がおかしいことに気づいた。
蓮は呆気にとられたように、口をぽかんと開けたまま停止している。
「おい……お前?
俺の話、ちゃんと聞いてるのか?」
すると、蓮がはっとわれに返り、急に声を上げて笑い出した。


681:後悔した人の話4
12/04/09 02:56:33.72 8mEkibG8
「れ、蓮!? 
 どうしたんだよ!?」
自分の声に怯えの感情が混じっているのが分かる。
さっきまで腹の内から込上げていた怒りが抜けてしまうほどに、
その蓮の豹変振りはあまりにも気味が悪かった。
「くっくくく、ごめんなさい、くく」
蓮が笑いを必死にかみ殺しながら俺の声に応えた。
「ねえ、兄さん、私が兄さんの人生をめちゃくちゃにするなら、どうしてだと思います?」
「嫌いだから、憎いから、じゃないのか?」
蓮の質問の意図は分からない、けれど、手間隙を掛けてまで誰かの人生を貶めたいというのなら、
憎しみとか嫌悪とかそういう感情が根底にあるのが普通だろう。
理由は分からないけれど、蓮だってそういう負の感情を俺に抱いていたのは間違いない。
「嫌い? 憎い? それなら……」
気味の悪い笑みを浮かべながら、蓮が顔を近づける。
顔を背けようとする俺の顎をつかんで、強引に前を向かせる。
「ん、んんん!?」
自分の口の中に柔らかいものが入り込む。
生ぬるい蛇が這いまわるようなイメージが頭に浮かぶ。
「ん、ふふ、憎いなら、こんなことはできませんよね?」
口から漏れた涎を蓮が美味しそうに指で掬い、口に戻す。
その動作は上品なのに、何か生理的な嫌悪感を催させるものがあった。
もごもごと咀嚼をするように口を動かして、蓮がゆっくりと喉を鳴らした。
そして、口を開いた。
「大好きです、兄さん、昔から、誰よりも、何よりも……」
俺のことが好きだという蓮の言葉は、普通なら性質の悪い冗談にしか思えなかっただろう。
しかし、その蕩けきった表情と熱を帯びた瞳見せる普通でない雰囲気には、それがただの冗談ではないと信じ込ませるだけの説得力がある。


682:後悔した人の話4
12/04/09 02:57:41.09 8mEkibG8
蓮は暫く俺を見つめたまま黙っていたが、急に蓮はまた声を上げて大笑いをしだした。
目には涙すら浮かべている。
理由は分からないがこいつにとってはこの状態が面白くてしょうがないようだ。
「ぷ、くくく、あははは、だ、駄目ですね。
 少しはシリアスに行こうかと思ったんですけど、兄さんってば、面白過ぎますよ」
「な、何なんだよ、さっきから何がそんなにおかしいんだよ!?」
「だって、ま、まさか人生だなんて……。
 余りにも兄さんが可愛すぎるのですもの、くく」
気持ちが悪い、何が可愛いんだよ、何なんだこいつは!?
「可愛いってどういう意味だよ?
 頼むから俺に分かるように話してくれよ!?」
「ご、ごめんなさい、そうですね、
兄さんには知る権利がありますよね、ふふふ」
蓮が目元に溜まった涙をふき取りながら答える。
「まず、兄さんは大きな間違いをしています。
 いいですか、昔から私は兄さんのことが大好きなんです。
 あ、当たり前ですけど、ここで言う「大好き」って言うのはもちろん家族愛とかじゃなくて性的、あら、「異」が抜けてましたか、異性的な意味ですからね?」
「異性って俺たちは血のつながった……」
「兄妹ですよ、そんな事くらい蓮だって知ってますよ。
 そして、社会的には近親相姦って、誰にもどこでも決して認められない事だって、ね?」
「なら、お前だって分かってるんじゃないか」
「んー、でも兄さん?
 例えば、倫理的に正しくないから呼吸をするなって言われたら、兄さんは口を閉じて死ぬまで息を止められますか?」
「それは……」
「無理ですよね、例えどんなにがんばったって体が勝手に空気を吸い込んじゃいますもの。
 それと一緒ですよ?
 私も、どうしても兄さんを求めずにはいられないんです。
 水を飲むくらいに、呼吸をするのと同じくらい自然に、こうやって……」
「や、やめろよ」
蓮が俺に顔に向かって伸ばした手をとっさに避けた。
「あら、つれないですね、ふふ。
 まあ、いいですよ、時間はたくさん、たーくさん、ありますから」
蓮が楽しそうに、声を殺して笑った。


683:後悔した人の話4
12/04/09 02:58:56.81 8mEkibG8
以上で終了です、ありがとうございました。
修正を加えた際に分量が増えてしまったのでもう一話あります。
よろしくお願いします、失礼します。

684:名無しさん@ピンキー
12/04/09 03:14:15.91 gBwtSo7n
キムチ食べたい

685:名無しさん@ピンキー
12/04/09 04:58:44.73 F0Kojmyw
きゅんきゅんした
超乙 期待してます

686:名無しさん@ピンキー
12/04/09 05:25:57.64 lmYfxcYG
>>684
乙乙

687:名無しさん@ピンキー
12/04/09 05:56:40.16 XKrOyRgd
いいキモウトだったわ。
やはり兄とキモウトの考え方は解り合えないままなんだね


688:名無しさん@ピンキー
12/04/09 06:26:04.66 1udFDvMc
韓国のキモウト

689:名無しさん@ピンキー
12/04/09 08:37:24.79 7BqOFyap
まあ普通に考えたらあんな仕打ちしたら嫌われるだろうな

690:名無しさん@ピンキー
12/04/09 09:43:36.83 HYnNw2vW
GJです。
最後の一話、期待しています。

691:名無しさん@ピンキー
12/04/09 10:08:39.19 sh/cCKQj
>>684
乙です!

692:名無しさん@ピンキー
12/04/09 12:06:10.42 5RT5gVej
おっつ~!

693:名無しさん@ピンキー
12/04/09 12:46:51.55 kYiU+/7q
蓮はなんかエロいな。

694:名無しさん@ピンキー
12/04/09 15:45:52.45 wjoAymCg
キムチはみんな何がスキ?

695:名無しさん@ピンキー
12/04/09 15:52:57.98 3Sf1gRTY
韓国嫌いだからやめろ

696:名無しさん@ピンキー
12/04/09 16:10:08.67 lmYfxcYG
NGっと

697:名無しさん@ピンキー
12/04/09 16:35:35.20 7V6VwWUx
ここれお

698:名無しさん@ピンキー
12/04/09 16:52:40.27 lAqUgvrN
>>684
やっぱり妹はこうでなくちゃな

699:名無しさん@ピンキー
12/04/10 23:13:27.18 qrjGtIZJ
また前みたいに投下増えて欲しい

700:名無しさん@ピンキー
12/04/10 23:18:43.29 Qo1xDncj
投下が少ないのも北朝鮮の人工衛星のせいだな。

701:名無しさん@ピンキー
12/04/11 01:01:00.29 4SsfHc+k
まぁまた皆書きたくなったら書くさ

702:名無しさん@ピンキー
12/04/12 21:51:45.59 9tkS49Rx
主人公(男)とヤンデレ妹と義妹(金髪幼女)と姉とかどうだろー
姉(性格普通。男装大学生)妹(ヤンデレ高一)義妹(ツンデレ小四)主人公(実は姉が好き+普通の女に興味無し高三)
少し設定を捻ってみた

703:名無しさん@ピンキー
12/04/12 23:07:01.74 qqUjw0vT
>>703
姉妹が入ってる以上普通はこのスレには合わない感じがするけど全員キモいなら大丈夫なのかな?
あとは徐々に変化させたり

そしてふと思ったけど男装キャラって扱うの難しそうだね…
男っぽさと女らしさの調整、そしてこの場合主人公(カップル男性)の表現や容姿とかの釣り合いも


…偉そうに長々とすみません

704:名無しさん@ピンキー
12/04/12 23:20:28.02 J7h9t2oM
にゃ~

705:名無しさん@ピンキー
12/04/13 01:09:23.98 gDBOOVTN
みゃあ~

706:名無しさん@ピンキー
12/04/13 20:34:00.62 P6HpWAJQ
テスト

 彡川川川三三三ミ~
   川|川/  \|~ プゥ~ン
  ∥|∥ ◎---◎|~        
  川川∥    3  ヽ~      
  川川   ∴)д(∴)~      
  川川      ~ /~  にゃ~みゃ~
  川川∥    ~ /∥ _____
 川川>>705-706 /∥  |  | ̄ ̄\ \
   /       \__|  |    | ̄ ̄|
  /  \___      |  |    |__|
  | \      |つ   |__|__/ /
  /     ̄ ̄  | ̄ ̄ ̄ ̄|  〔 ̄ ̄〕
 |       | ̄


707:名無しさん@ピンキー
12/04/13 20:42:23.67 QM1WpCuk
ギャー!

708:名無しさん@ピンキー
12/04/13 21:13:52.35 gDBOOVTN
おい>>707
>>705は知らないが、俺は巷でノゲイラってアダ名なんだぜ?腕折っちゃうよー?

709:名無しさん@ピンキー
12/04/13 21:27:18.77 fU5uK4Iy
通報した

710:名無しさん@ピンキー
12/04/13 21:38:26.02 0rarz7Do
通報しますた

711:名無しさん@ピンキー
12/04/13 22:15:26.98 hXv7gIb4
申し訳ないがゲイはNG

712:名無しさん@ピンキー
12/04/13 22:34:50.06 SVnT1kuc
>>709
死ねカマ野郎

713:/14(土) 22:03:31.57 ID:ujaoaN0Q



714:名無しさん@ピンキー
12/04/14 22:19:23.86 WvCKoNoK
父親の姉で

715:名無しさん@ピンキー
12/04/14 23:57:40.73 j0YpRkBW
ババアじゃねえか

716:名無しさん@ピンキー
12/04/15 03:03:17.80 GbzRFdFX
ババアの策略

717:名無しさん@ピンキー
12/04/15 12:51:15.94 F45L8Khh
>>714
娘二人を溺愛していて、主人公の父親とは金目当てで結婚しただけ(既に殺害済み)
既に主人公にも多額の保険金をかけてあり、殺害計画中。

718:名無しさん@ピンキー
12/04/15 22:38:42.85 eYYKCPVf
>>718
母親がラスボス?
それは斬新な展開だな。

719:後悔した人の話5
12/04/16 03:21:46.60 Ziv4TZ1H
こんばんは。
表題の最終話を投下いたします。

720:後悔した人の話5
12/04/16 03:22:56.34 Ziv4TZ1H
「ふふ、少し話が脱線してしまいましたが、私は兄さんのことを憎んだなんていないっていうことは分かっていただけましたね?」
「憎まれてた方がましだったのかもしれないけどな」
「ふふ、兄さんはツンデレさんというものなんですね。
 そういう言葉があるって最近知りましたよ」
蓮なりのジョークなのかも知れないが、余りにも馬鹿ばかし過ぎる発言に突っ込む気が起きない。
「……それで、お前が俺のことを好きだからって、どうしてああいうことをしたんだよ?
 普通、好きな人の人生を台無しにしようなんて思わないよな?」
「ああ、それはですね。その……」
急に蓮の言葉の歯切れが悪くなる。
「その、あれ、ですよ、何て言うのか」
よそよそしげに視線をそらしてあらぬ方向を見ながら言葉を続けた。
「ほら、良くあるじゃないですか?
好きな子に意地悪したくなっちゃうな~、なんてこと」
蓮の頬が赤く染まった。
「あー、その、何と言うか、初めは兄さんが私以外の事で嬉しそうにしてるのが嫌でしょうがなかったからなんですけどねー。
 ほら、小学生の初めの時は兄さんってばクラスの人気者だったじゃないですか?
 その上、可愛い可愛い妹の事を蔑ろにしだしましたよね、あの時はとーっても傷ついたんですよ。
 だって、兄さんは私だけの物でないといけないのに。
 そこで、当時の蓮ちゃんは考えたわけなんですよ、兄さんが皆から嫌われる様な事をすればまた蓮ちゃんを大事にしてくれるんじゃないかなって。
 ついでにその兄さんを庇ってあげれば、さらに好感度アップも間違いなしって、健気ですよねー。
 それで、試しにちょいちょいってクラスの誰かの給食費を兄さんの鞄に入れてみたんです」
蓮の話に自分でも忘れていた記憶が蘇る。
ある日突然なくなったクラスメイトの給食費、自分のランドセルから出てきた茶色い封筒、緊急学級委員会という魔女裁判、必死で犯人をかばう蓮。
今思えば、あれが俺の暗い学生時代の始まりだった。


721:後悔した人の話5
12/04/16 03:24:08.22 Ziv4TZ1H
「お前がやったのか?」
「ええ、私がやりました」
バツが悪そうに蓮が笑った。
「効果は絶大でしたね、必死に言い訳をしても信じてもらえなくて、次の日からは泥棒呼ばわり」
蓮はどこか遠い目をしていた。
「そんなある日、廊下の隅でこっそり泣いていた兄さんをたまたま見つけちゃった訳で。
 ……その、それが可愛すぎて、それで、癖になっちゃって、あ、あははは」
「は、癖になった?」
「はい、生まれて初めての感覚でした。
 胸が締め付けられて苦しいのに気持ちよくて、体中に弱い電気が走るみたいにむずむずして……」
「それで、もっと気持ちよくなりたくて、もっと兄さんにいたずらをして、そしたら段々エスカレートしすぎちゃって」
そこから蓮は滔々と今までにあいつがしてきた悪事を告白した。
文化祭の為のカンパを亡くして皆から吊るし上げられた事、受験票を亡くしてセンター試験を受けられなかった事、
体育祭のときに女子の着替えが無くなって影で俺が疑われたこと、
それを見た蓮がどれだけ興奮したか、それが蓮にどれだけの快楽をもたらしたか。
蓮の鮮明な描写に昔を思い出して、吐き気が込上げた。
それに、俺の就職先を潰したのも蓮が裏で糸を引いていたということも判った。
そして極め付けに吐き気を催したのは、高校生になってからは、
蓮が俺を嵌めた日はそれを思い出しながら何度も自慰に耽っていたということだった。
そういうただひたすら聞きたく無いことを延々と聞かされた。


722:後悔した人の話5
12/04/16 03:25:10.32 Ziv4TZ1H
「流石に兄さんが高校生の時にクラス中の誰からも居ないもの扱いにされているのを見たときは、
 その、ちょっとやりすぎちゃったかな~って、少しは思ってみたりしてた訳で。
 あら、兄さん? ど、どうしたんですかいきなり泣き出して!?」
気づいたときには頬に熱いものを感じた。
涙がぼろぼろと零れて、嗚咽が漏れる。
「なんだよ、なんなんだよ、それ?
 じゃあ、お前の惨めな姿を見るのが気持ちいいから、それだけの理由で俺に干渉していたのか、
 それで、俺はそれだけの為にこんな人生を歩む事になったって言うのかよ?
 気持ちよくなりたいから、たったそれだけの理由で……?」
「ええ、まあ、そういう言い方もできると思いますよ?
それに今の兄さんも、とってもそそるものがありますね~」
「ふざけるな!!
 お前、自分がした事が分かってるのかよ!?
「だから、ごめんなさいって謝っているじゃないですか」
蓮が困った笑顔を浮かべた、けれど、瞳は興奮を隠せないように潤んでいる。
その態度が余計に頭に血を上らせる。
「謝ってすむ問題かよ!?
 ふざけるな、お前なんか消えちまえ、お前なんて大嫌いだ!!!」
「まあまあ、兄さん落ち着いて」
「嫌いだ、蓮なんて、お前なんて居なければ良かったんだ!!」
「ちょっと、兄さんってば」
「お前さえ居なければ、友達だって、恋人だって、皆居たはずなのに。
 お前のせいで、何もかも台無しじゃないか!!」
「落ち着いてください、兄さん」
「お前なんか大嫌いだ!!」
「ああ、もう、いい加減にしてください!!
 だから、ごめんなさいって言ってるじゃないですか!?」
蓮はそう怒鳴るや否や、俺の頭を殴った。
気を失いそうになるくらいの痛みに呻いた。
「はぁ、兄さん、これで少しは落ち着いてもらえましたか?
 私のしたことは余り良い事じゃなかったのは認めますよ。
 でも、たったそれだけの事じゃないですか?」
蓮の声には苛立ちが混じっていた。
まるで、聞き分けの悪い子供をあやすのに疲れたような表情を見せていた。
「今、何回嫌いって言いましたか?
 蓮なんて大嫌いですか? 蓮が大嫌い?
たったあれだけの事で蓮を嫌いだなんて言えるんですか?
 兄さんにはデリカシーが足りなさ過ぎです。」
蓮はため息を吐いた。


723:後悔した人の話5
12/04/16 03:25:54.72 Ziv4TZ1H
「大体さっきから大事なもの大事なものって、何なんですかそれ?
 すいませんが、蓮には全然理解ができません
 兄さんが失ったものなんて、兄さんを認めないクズどもとその評判だけですよ。
 それのどこに蓮よりも価値があるのですか?」
「それはお前のせいで……」
「いいえ、たかが私のいたずら程度で兄さんを仲間外れにするような連中です。
 そんな奴らは、ちょっとでも何かあったら平気で兄さん見捨てるに決まってますよ。
 それでも、そんな方々との友情がそんなに大事なんですか?」
蓮は何の迷いも無くきっぱりと言い切った。
「私ならどんな時も兄さんだけを愛し続けられます。
 たとえ兄さんが殺人犯でも、強姦魔でも、そして、例え私を避けたとしても、ね」
なのに、と蓮は呟いた。
「なのに、兄さんは不満だって言うのですか。
 こんなに兄さんの事を想っている私がいるのに?」
ああもう、さっきは笑えてましたけど、全然笑えない話ですね。
 そんなくだらない理由で兄さんが私から逃げようとしたなんて、それだけの為に兄さんとの時間を6年間も失ったなんて」
蓮の言っている事は理不尽極まりないのに、怖くて何も反論ができない。
俺が怯える姿を見た蓮は満足そうに笑って、表情を緩めた。
「まあ、でも良しとしましょうか、そういう愚かさは兄さんの魅力の一つですもの。
 可愛いですよ兄さん、食べたいくらい、壊しちゃいたいくらい」
蓮が俺を見つめて、心地よさそうに喉を鳴らす。
「この6年間も結果的に無駄だった訳じゃないですしね、私にとっても、兄さんにとっても」
「俺にとっても?」
「ええ、とっても、ふふ、兄さんもこの6年間で理解してくださいましたよね?
 兄さんは蓮がいなければ何も出来ないっていうこと。
 ふふ、私から離れてから、お友達は何人できましたか?
 恋人はできましたか、恩師と呼べるような方はいますか?」
ずきり、と胸が痛んだ。
「……少しは、できたよ、友達」
「できてないでしょ?
ふふ、嘘を言っても無駄ですよ。
遠くには居ましたが、色々な方法で蓮は兄さんを見ていましたから」
くすり、と蓮が満足そうに嗤った。
「大学では、いつも一人でしたね。
 ああ、一応、何人か同じ学科の方とは言葉を交わしては居ましたか、とても無様に。
 ふふふ、影であの方々がどんな言葉で兄さんを嘲笑っていたか知りたいですか?」
「うるさい、黙ってくれ」
蓮は嫌なやつだ。
自分に友達が居ない、そんなのは分かっている。


724:後悔した人の話5
12/04/16 03:26:31.60 Ziv4TZ1H
「けど、それは皆お前のせいで友達の作り方も分からなくて……」
「いーえ、違います。
 確かに、私は兄さんにいたずらをしたかもしれません。
 でもね、他の人だって多かれ少なかれ人生に障害は付き物で、それを自分で乗り越えていくものなんですよ?
 なのに、兄さんってば、全部蓮が悪いって諦めて、蓮が解決するのを待って、何も努力しなかったんじゃないですか?
 ちょっとでも失敗すれば蓮のせい、蓮が悪いって。
 くすくす、それが兄さんの6年間だったじゃないですか?
 結局、兄さんは私に依存しないと失敗を誤魔化すことすらできないですね」
「違う、勝手に決め付けるな!!」
「違いません、大体、普通の人なら6年間で友達が一人も居ないなって絶対に有り得ないですよ」
友達がいないのが有り得ない、その一言に胸が痛く、苦しくなる。
反論をしようにも苦しくて言葉を吐けない。
「私は、兄さんよりももっと悲惨な境遇の方々をあちらで見てきましたよ?
 生まれたときから家族がいないとか、命にかかわるくらいの差別を受けてきたかたとか……。
 それでも、その方々には親友と呼べるくらいの深い中の友人を誰もが持っていましたし、新しいお友達だって何人も作っていました。
 なのに、どうして兄さんだけは友達どころか、まともに話し相手になってくれる方すら、蓮以外にいらっしゃらないのですか?
 ふふ、不思議ですねー?おかしいなー?」
蓮はべらべらとしゃべっている事は全部でたらめだ、絶対に嘘だ。
俺は自分に出来る精一杯の努力をしたんだ、こんな変態妹に誹られるような情けないことは絶対にしていないんだ。
それなのに、涙が止まらない。
こんな所で泣くなんてまるで蓮を肯定しいるみたいじゃないか、蓮を喜ばすだけじゃないか。


725:後悔した人の話5
12/04/16 03:36:04.46 Ziv4TZ1H
「ふふ、そんなに泣かなくたって良いですよ?
 私は別に兄さんの努力不足を怒っているわけではないんですから。
 いいえ、むしろ、超大歓迎です。
 私に依存しなければ兄さん、なんて魅力的なんでしょう?
 考えるだけでぞくぞくします」
さっき苛ついていたのは何だったのだろうと疑問に思えるくらいに、蓮は上機嫌だった。
「ふふ、6年間という代償は大きかったですが、見返りも大きいものですね。
 こうやって兄さんを一生養えるだけのお金もできましたし、
 今の状態の兄さんなら失踪しても誰も疑問に思いませんでしょうし、願ったり叶ったりですね。
 しかも、私と兄さんを引き離したゴミだって片付いたのですから。
 怖いくらいに全て思い通り、うんうん、結果オーライです」
「お前は父さんと母さんに何をしたんだよ?」
自分の声には自分でも呆れるくらいに緊張感も、怒りも含まれていなくて、
ただ疲れ切っているだけだった。
「さあ、何でしょう?
 蓮はアメリカにいましたから、手を下す事なんて出来ませんよ?
 もっとも、ゴミをゴミ箱に入れたのが誰かなんて一々気にするようなことではありませんけど」
蓮が、くすり、と笑う。
「ふふ、やっぱり罰ゲームをやりましょうか?」
俺の首を両手で掴んで、力を込める。
「兄さんにはやっぱり自分の罪を自覚して、償っていただく必要があるみたいですね。
 それに、今の兄さんの顔を見ていたら我慢できなくなってしまいました」
蓮が俺の唇を舐める、ぬるりとした感触が気持ち悪い。
「この6年間、私は兄さんをどう楽しむか、それを考える事だけが楽しみだったんです。
 何度も何度も、数え切れないくらいにたくさん考えて考えて……」
蓮が嗤った、6年前まで何回も見た獲物をいたぶる猫のような目をしている。
その目で見つめられると体から力が抜けて、まぶたの一つも動かせなかった。
昔はあの目が憎くてしょうがなかった、けれどその意味を知った今は怖い。
その反応がますます蓮を喜ばせていると分かっていても、恐怖を隠す事ができない。


726:後悔した人の話5
12/04/16 03:36:39.35 Ziv4TZ1H
「冗談です、ちょっと苛め過ぎちゃいましたね、ごめんなさい。
 ふふ、そんなに怯えないでください、そそられちゃうじゃないですか?」
蓮が俺の頬に軽いキスをした。
「逆ですよ、蓮が償ってあげる事にしました。
 兄さんが失ったもの、ぜーんぶ、蓮があげますよ?
 恋人も、家族も、兄さんが欲しかった物はみんな蓮で埋めてあげます」
「どういう意味だよ?」
蓮は何も答えないで、ただ幸せそうに微笑んでいるだけだ。
「簡単な事ですよ。
 兄さんが憧れたもの、最良の伴侶を得て、結ばれ、契り、平凡で幸せな家庭を築く。
 それを蓮がプレゼントしてあげるんです、さ、まずは恋人から、ですね」
蓮が両手で俺を抱きしめて、下から覗き込むように視線を合わせる。
頬を染めてまるで慈母のように優しげな表情を作る。
認めたくないが、俺が今までに見た女性の誰よりも綺麗だった。


727:後悔した人の話5
12/04/16 03:37:27.14 Ziv4TZ1H
「愛してるわ、欄」
蓮が優しく、甘く囁く。
それから、今度は舌を絡めてのキス。
拒絶したいと思っているはずなのに、体が熱くなった。
人生ではじめて聞いた甘い言葉、女の匂い、唇の感触、
そして、その先にあるだろう初めての快楽への予感、それが頭の中にくらりとするような心地よい多幸感をもたらす。
嫌だ、蓮のものになんてなりたくない、なのに、蓮が欲しくなる。
「ふふ、欄は誰にも奪わせない、欄はずっと私だけのもの」
俺は今になって蓮から逃げた事を後悔した。
あのまま蓮にいたぶられていれば、蓮に憎まれていると思い込んで、蓮を憎み返していれば良かったんだ。
そうすれば、きっと蓮から奪われるだけですんでいたのに。
俺の奪われた全てを蓮で満たされるなんて嫌だ。
絶対に嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ。
頼む、お願いだから、誰か助けてくれ。


「ふふ、兄さんには誰も、だーれもいませんよ、蓮以外には、ね?」



728:後悔した人の話5
12/04/16 03:38:47.03 Ziv4TZ1H
以上で完結です、ありがとうございました。
今度は長編を作ってみたいと思います、その際はよろしくお願いいたします。
失礼します。

729:名無しさん@ピンキー
12/04/16 04:25:50.21 ZsJrdkbF
短編にしては十分長かったし良かったです
後は脳内補完ってやつですかね
お疲れさまでした

730:名無しさん@ピンキー
12/04/16 04:35:26.54 IGg8h9dE

兄自殺エンドしか見えないな

731:名無しさん@ピンキー
12/04/16 09:30:03.69 7BrVRHSF
>>729
乙乙!

732:名無しさん@ピンキー
12/04/16 09:46:04.22 d4s0+D9e
乙さん
面白かったよ

733:名無しさん@ピンキー
12/04/16 16:31:31.59 8j92K9AT
お疲れ様でした。
これでめでたく欄は蓮に養われるのですね。本人は嫌がるでしょうが。
しかし、内定先を潰すなんてどうやったんでしょうね。

734:名無しさん@ピンキー
12/04/16 21:37:19.42 AzkLvX4g
素晴らしいな。こうカッチリしっかり完結してくれると読み終えた時の満足感があるから最高。
短編だからこれから先の事も妄想できるしw

735:名無しさん@ピンキー
12/04/17 00:07:25.51 I5/zJFF6
書き手が次々にスレから消えていく

736:名無しさん@ピンキー
12/04/17 00:34:38.75 J5218/9N
>>736
うるさい死ね

737:名無しさん@ピンキー
12/04/17 01:04:05.75 tdmQz7Rx
>>728
妹と結婚してハッピーエンドGJ!
子供が産まれたらまた一波乱ありそう

738:名無しさん@ピンキー
12/04/17 08:45:57.86 I5/zJFF6
>>737
おまえが死ね

739:名無しさん@ピンキー
12/04/17 13:25:20.34 eC6Rn8wB
>>739
は?死ねバーカ

740:名無しさん@ピンキー
12/04/17 14:50:09.64 I5/zJFF6
だからおまえが死ね

741:名無しさん@ピンキー
12/04/17 15:10:46.32 jiqMbNz1
>>741
死ねよ

742:名無しさん@ピンキー
12/04/17 15:18:04.82 DSOxHim3
なに喧嘩してんの
落ち着けよ

743:名無しさん@ピンキー
12/04/17 16:09:58.99 ROOI8v9R
どうしてこんなことになってしまったんだ

744:名無しさん@ピンキー
12/04/17 17:59:30.80 9p6i09jh
これも泥棒猫とキモ姉妹の喧嘩だと思えば、なんだいつもの光景ではないか。

745:名無しさん@ピンキー
12/04/17 23:22:58.81 Tgi1iEKS
キモ姉の必殺泥棒猫口撃
弟はカルチャーショックを受けるに違いない

746:名無しさん@ピンキー
12/04/17 23:26:31.23 hv3RUtaK
URLリンク(ipatukouta.altervista.org)

747:名無しさん@ピンキー
12/04/17 23:58:19.67 RSHllzaa
>>729
乙です
読了後の余韻感が非常に心地良い、素晴らしいキモウトでした。

こういう、鬱ハッピーエンド好きです。

748:名無しさん@ピンキー
12/04/19 23:52:17.73 WLrUHWLl
姉の生贄になる為に産まれてきた弟か良いよね
姉が迫ってくる事を母に言ってもあんたは姉の婿にする為に産んだんだよとハッキリ言われるのさ
勿論母もキモ姉で代々産まれた娘には弟をあげるのが当たり前だと思ってるわけよ

749:名無しさん@ピンキー
12/04/19 23:55:22.40 OlemxfkQ
遺伝子って怖い

750:名無しさん@ピンキー
12/04/21 14:33:43.90 iizCC8JG
寂れる雰囲気満々w

751:兄と妹
12/04/21 17:33:34.10 8Fmx9Ml6
短編というよりプロットです。

752:兄と妹
12/04/21 17:34:30.88 8Fmx9Ml6
好きってなに?
嫌いってなに?
僕にはそれが分からない。

僕が持っている一番古い記憶、
それは父さんが母さんの首を絞めている光景。

目の色を変えて母さんの首を絞める父さん、
苦しそうに顔を歪めながらも憎悪を隠していない母さん、
それを止めようとする僕と妹…。


家族愛は分かる。
父さんも母さんも僕たち二人に愛をくれた。
それは二人分の愛、ではなく、父さんと母さんがそれぞれにくれた愛情…。

文句はない。
でも、だから分からない。

人を好きになるってなに?

何もない他人同士、
そこからなにが生まれるの?


誰かが答えてくれるわけじゃない、その答えを知りたくて、
多分、僕は生きている。

753:兄と妹
12/04/21 17:35:11.55 8Fmx9Ml6
好きなのは兄さん、
嫌いなのはそれを邪魔する人。
私がずっと思っていた事。

私の一番古い記憶、それは兄さんの笑顔、
どれだけ幼かろうと小さかろうと、それだけは決して消えない宝物。

お父さんとお母さんが大喧嘩した時もあったけど、私がした行動は一つだけ、
兄さんを守る、
ただそれだけ。


お父さんとお母さんはそれぞれに私達に愛情を注いでくれる。

それは要らない。

私には兄さんがいれば良い。


家族愛、
それは私と兄さんの為にある言葉。
恋愛、
それは私と兄さんが紡ぎ出す物語。


兄さんが色々と悩んでいる事は知っている。

でも知って欲しい。

私が兄さんをどれだけ愛しているか、を。

754:兄と妹
12/04/21 17:36:25.76 8Fmx9Ml6
以上です。

話を作る時にでも流用してもらえれば幸いです。

755:名無しさん@ピンキー
12/04/21 21:06:35.70 J8pEvyMa
GJ
両親の喧嘩がどうでも良いとは将来有望なキモウトだ

756:名無しさん@ピンキー
12/04/23 12:51:11.37 Cix7ieSB
常に兄をストーキングする妹物が見たいです

757:名無しさん@ピンキー
12/04/24 07:40:46.16 sSEvRJOi
逆に兄(弟)に振り回されるキモ姉妹を見てみたい

758:名無しさん@ピンキー
12/04/24 09:36:45.18 9CpTVGzA
>>757
兄弟をストークするのはキモ姉妹のデフォルトのような気が。
妹じゃなくて姉だけど、一番凄いのは「傷」の弥生姉さんだろうか。

>>758
兄貴に寝屁を嗅がされた妹がいたような。

759:名無しさん@ピンキー
12/04/24 15:21:04.75 sSEvRJOi
>>759
なぁにそれぇ
けどそれは(だけでは)振り回されるとは言わないのでは

760:名無しさん@ピンキー
12/04/24 17:17:03.85 sJRYt7UX
トラブル体質で、行く先々で問題を起こす弟
影から全てを解決する姉
とかはどうでしょう

761:名無しさん@ピンキー
12/04/24 18:23:32.63 sSEvRJOi
度々すみません
トラブル系統より兄弟に魅了されて振り回されるの方で…

762:名無しさん@ピンキー
12/04/25 01:02:14.73 heBVn1gV
>>762
つまり兄(弟)から言われたことは何でもやるよ!みたいな感じですか!

763:名無しさん@ピンキー
12/04/28 15:19:27.95 7J+9VT2A
書き込みすらない

764:名無しさん@ピンキー
12/04/28 15:37:16.60 V2CNuN5T
>>764
それでそれでwwww

765:名無しさん@ピンキー
12/04/28 15:51:40.21 7J+9VT2A
は?

766:名無しさん@ピンキー
12/04/28 16:25:34.44 viMOzrxp
>>766
ほいで?w

767:名無しさん@ピンキー
12/04/28 16:36:16.84 7J+9VT2A
え?

768:名無しさん@ピンキー
12/04/28 16:48:34.10 Gytb7g8K
無駄なレスしてる暇があったらなんか書けよ

769:名無しさん@ピンキー
12/04/28 21:38:06.06 DJ+FKH1N
キモ姉・キモウト的には、弟・兄がハイスペックだと嫌なものなのかねぇ
何しろ(キモ姉・キモウト的に)悪目立ちするわけだし

770:名無しさん@ピンキー
12/04/28 21:51:38.45 Gytb7g8K
>>770
構わないが

771:名無しさん@ピンキー
12/04/28 22:28:47.58 sScOv67A
キモ姉の心理は
弟が優秀→私の為に頑張る弟最高→泥棒猫は弟の金目当てで愛してないから殺す!

弟が優秀ではない→お姉ちゃんが(一生)面倒見る口実が出来た→泥棒猫は弟をもて遊ぶつもりだから殺す!

結局泥棒猫は死ぬ

772:名無しさん@ピンキー
12/04/28 22:31:32.67 v9NIKRpQ
盗みはいかん 死刑

773:名無しさん@ピンキー
12/04/28 23:23:18.95 c4TJgkFI
せやね

774:名無しさん@ピンキー
12/04/29 01:38:51.86 2hS3rvCg
a

775:名無しさん@ピンキー
12/04/29 04:35:52.00 Tk7j9sLs
ヤンデレとの差別化を図るべき

776:名無しさん@ピンキー
12/04/29 08:59:21.48 z8Jp8byE
今やってるアニメのニャル子さんみたいなキモさでお願いします!!1

777:名無しさん@ピンキー
12/04/29 11:59:47.06 vMrxcIls
>>777
ニコ厨は死んで、どうぞ

778:名無しさん@ピンキー
12/04/29 12:31:12.70 z8Jp8byE
別にニコ厨というわけでもないんだがな
不快にさせたのなら悪かった

779:名無しさん@ピンキー
12/04/29 13:25:46.23 EUxgiBcv
>>777
キモ姉キモ妹をフォークで刺したり顔面を辞書の角にぶつける事ができれば私得なんだがな

780:名無しさん@ピンキー
12/04/29 14:24:15.49 YmZDpdBF
それで投下は?

781:名無しさん@ピンキー
12/04/30 23:45:08.42 8eLX7SSN
投下ないのか、それじゃ終わりか

782:名無しさん@ピンキー
12/04/30 23:54:34.71 /d6vm7jw
落ちちゃう・・・
書き手はどこいっちまった?

783:名無しさん@ピンキー
12/04/30 23:57:53.26 j86od31P
この時期は異動したばかりやらなんやらで忙しい人も多いでしょう
もう数週間もすれば戻ってきてくれるでしょう

784:名無しさん@ピンキー
12/05/01 02:42:25.91 wxjOIiot
>>783
姉が社長だとどの営業所にいようと逃げられない
何かと理由をつけ本社に集合されて一対一の性的な面接を強いられる

785:名無しさん@ピンキー
12/05/01 06:54:20.03 ueEQjmzv
姉「セクハラしちゃいけないの?」

786:名無しさん@ピンキー
12/05/01 13:37:49.15 2XKmzw/h
>>784
戻ってくるもなにも、続きもの書いてる書き手何人ぐらい残ってるの?

787:名無しさん@ピンキー
12/05/01 16:37:50.20 jCOOsF7X
短編投下します

788:姉さん
12/05/01 16:39:52.70 jCOOsF7X

「陽くん、ごはんだぞー」

一階から間の抜けた声が響いてくる。
僕はベッドからゆっくり起き上がって、下へと向かった。

リビングには、縁姉さんがいて、料理をテーブルに並べているところだった。
音で気づいたのか、姉さんは一旦並べる手を止め、僕を見て微笑んだ。

長い黒髪を一本にまとめており、露出したうなじは艶めかしい。
縁姉さんは十八歳であり、凛とした顔立ちにはほのかに大人の魅力を感じる。

「今日のご飯は?」
「ハンバーグ、陽くんの大好きなものだよ」

優しげに笑い、姉さんは僕を座らせた。

席に着きながらしばらく待っていると、
ホワイトシチュー、ハンバーグ、ご飯、と料理が並べられていき、
最後に麦茶が用意されて、姉さんが椅子に座った。

「じゃあ、食べましょうか」
僕らは手を合わせ、「いただきます」と同時に言った。

789:姉さん
12/05/01 16:41:54.17 jCOOsF7X

まずハンバーグに手をつける。
箸で肉を分けると、中から肉汁が溢れてきた。
かかっているデミグラスソースと混ぜ、口に入れる。

「あっつ!」

食い意地をはってすぐに食べたのがいけなかった。
予想していた以上に肉が熱く、舌がひりひりとする。

「大丈夫!? 陽くん」

その様を見るや否や、姉さんが慌てて自分のコップをもって僕の方に手を伸ばしてきた。

「ほら、陽くん。水のんで」

麦茶の入ったコップを半ば強引に僕の口につけ、飲ませる。
口の中が冷やされ、痛みが和らいだ。

「単に舌をやけどしただけなのに……姉さんは大袈裟だな」

僕がからかい混じりに笑うも、姉さんは心配そうに見つめてくる。

「だって陽くんまでいなくなっちゃったらって考えると、私……」

姉さんはそれきり黙り、俯いた。
バツが悪くなった僕は、唐突に話題を変えた。


790:姉さん
12/05/01 16:44:00.65 jCOOsF7X
「そういえばさ、姉さんは彼氏とかいないの?」

今まで考えたこともなかったが、ひいき目に見ても美人であり、男がよってこない気はしなかった。

「いないわよ。だって、興味ないもの」
「告白されたことは?」
「七、八回くらいだったかな。でも全部振ったわ。そんなことより、陽くんはどうなの?」

姉さんが身を乗り出して、僕に尋ねてくる。
告白されたことをそんなことで一蹴するとは、さすが姉さんだった。

「今日、ラブレター貰った」
「……嘘」

姉さんは口をぱくぱくして呆然とした表情を浮かべた。

「そんなに意外かな?」
「う、ううん。陽くんは優しい子だから、もてるのは当然よね。でも……付き合うの?」

姉さんが不安そうに訊いてくる。
その言葉を聞いて、僕は少し頭を悩ませた。

「知らない子だから。会ってみて決めようかと」
「なら駄目よ、付き合っちゃ」

意思の強い目で僕を見据え、姉さんがきっぱりと言った。

791:姉さん
12/05/01 16:46:01.92 jCOOsF7X
「どうして?」
「だって一目ぼれってやつでしょ。ふざけてるわ、陽くんと友達になって好きになったならともかく」

ぎりっと歯ぎしりの音が鳴った。姉さんは本気で怒っているように見えた。

「じゃあ、姉さんは僕がどういう子と付き合って欲しいの?」
「そうねえ……優しくて、料理ができて、綺麗で、文武両道で、面倒見の良い子なら、許せるかもしれないわね」
「それ、高望しすぎだよ。僕の知ってる限りだと姉さんくらいしか思いつかないんだけど」

溜息を吐く僕を見て、姉さんは何故か頬をりんごのように真っ赤に染めた。

「も、もう。陽くんったら。……本気にしちゃうぞ?」
「いや、素の気持ちだし。いつもありがと、自慢のお姉ちゃんだよ」

褒め言葉を聞くと、姉さんの顔全体が赤くなり、頭から湯気が出てきた。

「ちょ、ちょっと台所に行ってくるね」

それから姉さんはあたふたとして、この場を逃げるように去っていった。
弟に褒められるのが照れくさかったのだろう。

いつもの落ち着いた姉さんからは見られない仕草で、可愛らしかった。
数分待つと、姉さんは戻ってきた。手には何故か杏仁豆腐を乗せた皿があった。

「はい、デザート忘れてたから。これも陽くん好きでしょ」

先程までの照れはなくなっており、姉さんはすごくいい笑顔をしていた。
台所で、リフレッシュしてきたのだろう。

792:姉さん
12/05/01 16:48:03.61 jCOOsF7X
「うん。ありがと、姉さん」

姉さんから皿を受け取り、杏仁豆腐を食べ始める。
まだ舌のひりひりも残っていたので、丁度よかった。

「ちょっとざらざらしてる気もするけど、すごく美味しいよ」

上に砂糖でもまぶしてあるのか、いつものとは少し食感が違った。

「ふふ、良かったわ。残さず食べてね」

姉さんは頬杖をつきながら、幸せそうに僕を見ている。
「食べないの?」と僕が訊くと、しばらくこうさせてて、と言って微笑した。

杏仁豆腐も食べ終わり、シチューに箸を進めようとすると、急に眠気が襲ってきた。
頭がくらくらとして、目を瞑れば寝てしまいそうである。

「陽くん、眠いの?」

姉さんの問いに、僕は言葉を出すのも億劫だったので頷いて肯定した。

「じゃあ、お布団しいてくるから。そこで待っててね」

透き通るような声で鼻歌を歌いながら、姉さんは嬉しそうに二階へ上がっていく。
僕は疑問を抱くも、考える気力もでず、僕は目を瞑ってしまった。
まどろみ、意識は失せていった。

793:姉さん
12/05/01 16:50:20.89 jCOOsF7X



「陽くん、起きて」

ゆさゆさと揺らされる感覚がした。
目を開けて、横を見てみると、姉さんが添い寝をしてくれていた。

「ん、なんで?」

風呂上りなのかシルクのパジャマ姿で、髪からはシャンプーの良い香りがしている。
姉さんは僕の右腕を全体で抱えるようにしており、柔らかい胸の感触を右腕に感じる。

「ここまで運んでくるの、重かったんだからね」
「ああ、寝ちゃってたのか。ごめん、姉さん」
「いいのよ。それより陽くん、こっち向いて」

目覚めたばかりで身体は重かったが、頑張って顔を右の方に向けた。
すると、それと同時に柔らかい感触が唇に伝わってきた。

「……え?」
「ふふ、キスしちゃった」

姉さんは頬を仄かに赤らめながら、微笑んだ。
どうして、と僕が呆気にとられた表情をしていると、
それに答えるように姉さんが口を開いた。

「陽くんがいけないんだからね」
「ぼ、ぼくが?」
「だって、私のこと、とっても褒めてくれたじゃない」

794:姉さん
12/05/01 16:52:22.91 jCOOsF7X
両頬に手をあてて、姉さんはうっとりとした様子で僕を見つめた。
確かに僕は、姉さんのことを褒めたし、好きだ。
……けれど。

「僕たちは姉弟だよ。こういうのは、駄目だと思う」

語尾を強めて言い、姉さんを諭すように軽く睨んだ。
姉さんはそれを受けて、ひどく悲しそうに笑った。

「うん、私もそう思うよ」
「だったら……」
「でもね、陽くんが他の娘に奪われるのを想像すると、すごく嫌な気分になるの。
それで陽くんが悪い女の子に誑かされてウチを出ていっちゃうなんて想像したら……」

姉さんは身体を震わせながら、僕を抱きしめてきた。

「今日までは耐えるつもりだったわ。
うん、陽くんの口から私が一番だって聞くまでは。
ふふ、こんなの言い訳ね。私は陽くんが好きで耐えられなかった……それだけよ」

そう言うと、姉さんはまた唇を押し付けてきた。
柔らかくて、溺れてしまいそうなほど心地よかった。
髪からの女性特有の甘い香りが鼻腔をくすぐる。
このままでは不味い、僕はそう危機感を感じた。

795:姉さん
12/05/01 16:54:26.39 jCOOsF7X
「ごめん、姉さん」
「きゃっ!」

誘惑を堪えて僕は姉さんを押しのけ、布団から立ち上がり、扉へ向かおうとした。
が、足についた何かに邪魔されて転び、無様に床に伏す羽目となった。
足に視線を向ける。両足に手錠がかかっているのが分かった。

「陽くん、大丈夫!? 痛くない?」

突き飛ばしたにも関わらず、姉さんはこけた僕の心配をしてくれた。
色々と気まずいとは思ったが、現状を把握するために僕は尋ねてみる。

「う、うん。大丈夫だけどコレは?」
「陽くんが逃げないようにするためにつけたの……ごめんね、痛かったでしょ」

潤んだ目で僕を見つめ、しょんぼりとした感じで謝ってきた。

「いや、そんなに痛くはなかったけど」
「良かったあ。でも、逃げようとしちゃ駄目だぞっ。私、悲しかったんだからね」

伏している僕に近づいてきて、姉さんは後ろから身体を重ねてきた。
胸があたり、人肌で背中が温かくなった。
吐息は首にかかり、動悸が激しくなり、おかしくなりそうだ。

796:姉さん
12/05/01 16:56:28.63 jCOOsF7X
「もう逃がさないんだから」

耳元で姉さんが囁いた。

「……うぅ」

姉さんは僕を布団の上に誘導すると、自分の服を脱ぎ始めた。
白い陶磁のような肌に、ほどよく膨らんだ乳房。
スラッとした体型で、見とれるほど綺麗だった。

「きれい、だ」
「ふふ、陽くんが喜んでくれて嬉しいぞ。それじゃあ陽くんも脱ぎましょうね」

そう言うと、姉さんは僕の服を取り払った後、下着を足のところまで降ろした。

「おっきくなってるね。私で興奮してくれているんだ」
「ね、姉さん。まだ間に合うよ、やめよう」
「だぁめ。それに、陽くんだってそのままじゃ苦しいでしょ」

姉さんは屹立した僕の性器を優しく握り、上下に擦りだした。

「……うぐ」
「熱くて硬いわよ、陽くん」

先程よりさらに股間の一物はそそり立ち、我慢汁が少し出た。
が、ちょうどあと少しでいきそうになったところで、姉さんの手が止まった。

797:姉さん
12/05/01 16:58:31.39 jCOOsF7X
「これでもう大丈夫、かな」
「な、なにが?」

姉さんは問いには答えず、馬乗りになる一歩手前の状況で僕を見下した。
膣が僕の性器にあてられており、あと数センチで姉さんと繋がってしまうだろう。
駄目だ、そう叫ぼうとしたが遅かった。

「っ!」

姉さんが小さく呟いた。
結合部からは赤い雫が垂れている。
処女だったのだろう、得体の知れない罪悪感が僕を襲った。

「……痛かったら無理しないでね」
「こんなときでも、陽くんは優しいんだね」

儚げに姉さんは笑うも、動きを止めることはなかった。
姉さんの膣は締め付けが強く、すぐにでもいってしまいそうなほど気持ちいい。
おぼつかない動きでゆっくりと上下されるのがまた快感だった。

姉さんはとろんとした目で僕を見つめていた。

「んっ! 陽くん。好きだよ、好き」
「…………僕もだよ」

一線を越えてしまったせいもあってか、僕も覚悟を決めた。
もとより、姉さんのことが好きだったから。

798:姉さん
12/05/01 17:00:33.52 jCOOsF7X
姉さんの頬に手を伸ばし、撫でる。
どこか悲しそうな表情をした姉さんを見てられなかったのだ。

「本当に?」
「うん」
「ふふ、よかった」

泣いているような笑っているような顔をして、姉さんも僕の頬を撫でた。

「姉さん、ごめん。そろそろいっちゃう」
「んっ。私もよ。一緒にいこっ」

穏やかに姉さんは言ったが、僕は困った。

「でも、ゴムもつけてないし、そろそろどいた方が」
「大丈夫、ピル飲んでるから。思いっきり陽くんのを出して」

その言葉を聞いて、僕はもう耐えるのをやめた。
姉さんを気持ちよくできるよう、僕自身も優しく腰を動かす。

「あっ。陽くん、陽くん」
「姉さん!」

最後に腰を突き上げて、僕は果てた。
姉さんの身体も、二三度痙攣していて、顔はふやけている。
膣からは白濁液がこぼれており、それがまた官能的だった。

799:姉さん
12/05/01 17:02:35.47 jCOOsF7X
僕は自分の顔が真っ赤になるのを感じた。

「あ、姉さん。僕は……」

僕が言葉を紡ごうとすると、姉さんが唇を押し付け、それを黙らせた。
その後、ゆっくり唇を離して、僕を見つめながら姉さんは口を開いた。

「好きだよ、陽くん。これからもずっと一緒なんだから」



…………
……




次の日から、僕と姉さんは彼氏彼女の関係になった。
姉弟という禁断の関係ではあるが、後悔はしていない。
たった二人の家族なのだから、寄り添ってこれからもずっと一緒にいよう。


800:名無しさん@ピンキー
12/05/01 17:04:38.81 jCOOsF7X
以上です

801:名無しさん@ピンキー
12/05/01 17:29:05.36 19MIiW+L
やはり姉こそ至高
GJ!

802:名無しさん@ピンキー
12/05/01 18:53:15.97 zteMV8DO
乙です。
素直に良い姉弟だと思いました。

803:風見2
12/05/01 18:54:44.84 wAxrekL3
3点

804:風見3
12/05/01 20:23:03.86 OT+PXcOQ
ここにも風見やNTR作者が湧かないように俺が監視するねw
厳しい審査するから宜しく

805:風見2
12/05/01 20:29:58.42 nbnOSRlk
風見には気をつけろ

806:名無しさん@ピンキー
12/05/01 21:59:51.28 1DxjefeS
>>800GJ!
これキモ姉じゃなくね?と思ったけど弟をレイプするだから十分キモ姉だよな
最近キモ姉に慣れすぎた

807:名無しさん@ピンキー
12/05/01 22:03:42.38 2XKmzw/h
キモ姉人気あるな
母性求めてんのか?
キモウトだせキモウトを

808:名無しさん@ピンキー
12/05/01 22:10:06.61 aQwLz49M
>>804-805
NO Thank you!
巣に帰れ脳障害
風見とかいうバカは知らん
一応水遁依頼出しといたwww
アク禁に成ったらゴメン(大爆笑)

809:風見2
12/05/01 22:45:50.25 zTaHlRiY
>>809
間違いないこいつだわ

810:名無しさん@ピンキー
12/05/01 23:02:26.79 XhNMnuUF
GJ!
まぁ春だから、湧いてるやつもいるが気にしないでくれ

811:風見3
12/05/01 23:09:32.47 OT+PXcOQ
>>810
そうみたいですねぇオヤビン...

812:名無しさん@ピンキー
12/05/02 04:56:19.81 zFt6V3QM
>>801
おつかれGJ

813:名無しさん@ピンキー
12/05/02 10:58:43.76 yNX15bcu
>>801
乙乙!

814:名無しさん@ピンキー
12/05/02 11:52:51.02 HbZCaIq8
見えないレスが沢山あるよぉ・・・

815:名無しさん@ピンキー
12/05/02 19:35:50.98 aWEJLlRE
狂もうとのとか三つの鎖とか未来のあなたへとかその他諸々続き待ってる

816:名無しさん@ピンキー
12/05/02 19:50:09.93 0cNKGZVc
>>816
皆楽しみにしてた作品ばかりだけど、来る気配すら無いな
忙しいのかも知れんが

817:名無しさん@ピンキー
12/05/03 22:50:22.90 hmFu4zip
狂もうとがピタリと来なくなったな・・・

818:名無しさん@ピンキー
12/05/03 22:55:31.29 Lco5l49D
結末を妄想する楽しめるからいいけどねw

819:名無しさん@ピンキー
12/05/03 23:04:53.72 6Qxt4Wlu
>>819
チョンか?

820:名無しさん@ピンキー
12/05/04 15:55:39.12 6+ltgOtP
突然なに?

821:名無しさん@ピンキー
12/05/04 16:00:07.99 ccoHSH3K
>>821
おっwチョン反応したかw

822:名無しさん@ピンキー
12/05/04 16:03:03.23 6+ltgOtP
いや>>819じゃないよw
突然チョンか?って書いたからなんで?と思ったんだよ

823:名無しさん@ピンキー
12/05/04 16:08:52.52 x9hzwATn
チョンチョンうるせー

824:名無しさん@ピンキー
12/05/04 16:31:39.00 OUoWCOHV
これは病気やね

825:名無しさん@ピンキー
12/05/04 16:33:49.68 54oN7+H8
これだから在日は

826:風見X
12/05/04 18:47:18.79 DRvPnQy1
>>820
風見か?

827:風見X
12/05/04 18:54:11.77 DRvPnQy1
投下マダー???風見監視&作品検査批評の仕事ってひまだなぁ~...

828:名無しさん@ピンキー
12/05/05 02:37:07.13 ND/uN1pb
キモ姉とキモウトの盆踊り

829:人格転生 ◆qtuO1c2bJU
12/05/05 10:25:04.09 8cKuhsFZ
投下します。

830:人格転生 由衣 32 ◆qtuO1c2bJU
12/05/05 10:28:55.67 8cKuhsFZ

「終わったかしら?」

その声でなんだか意識がはっきりしてきた。

「う、うん」
「悲しいことあった?」
「…え?」

思わず頬を拭う。涙が出てたみたい。
あれだけお兄ちゃんのこと好きなんだから、きっと由利ちゃんはお兄ちゃんと話したいことが山ほどあるんだと思う。
伝えたい気持ちもたくさんあるんだと思う。
何かしてあげたい…

「先生」
「何?」
「もう行ってもいいですか?」
「ええ、どうぞ」
「そ、それじゃ、またね!」
「またね…か…」

先生は何かつぶやいてたけど、あたしは時間を無駄にしたくないから早く家に戻る準備をした。
えっと。バッグはなし。携帯はちゃんとチェーン付きのホルダーにある。

「バイバイ、先生」
「元気でね」
「うん!」

研究室から出た。



「それでまた、なんでこんなとこに来たんだ?」

お兄ちゃんの一言でふと我に返った。
あたしたちは並んでベンチに座っていた。

あれからお兄ちゃんに連絡を入れてから一度、家に戻った。
それでお兄ちゃんを誘い近所の遊園地に来た。
ここはこじんまりしてて小さいところだけど、家族での思い出の場所だし遊園地内の売店も充実してて雰囲気がいいところなのだ。

あたし達はめいいっぱい遊んだ。
ジェットコースターからお化け屋敷まで。
あたしの方が楽しんじゃったけど、それ以上にお兄ちゃんを見てるだけで楽しかった。

(お願い…今日は兄さんと過ごして…)

由利ちゃんも喜ぶと思うし遊園地に来たのは我ながらナイスアイディアだったと思う。

でも途中からちょっとアンニュイな気持ちになってしまった。
お兄ちゃんもしきりに気にしてくれたし。

(私達はあと一回しか交代できないのよ…今日が私達の寿命)

思い出してドクンと心臓が跳ね上がった。
寿命…もう…会えない…由利ちゃんとも…
ひょっとしたら、お兄ちゃんとも…?

「さっきからどうした? 由衣」
「ううん、なんでもない」

831:人格転生 由衣 33 ◆qtuO1c2bJU
12/05/05 10:30:30.54 8cKuhsFZ
そう言いながら笑い返した。

「嘘つくなよ」
「え?」

お兄ちゃんの顔は真剣で思わずびびってしまった。

「何かあったんだろ?」
「だから何も…あっ」

あたしの左手が握られる。暖かい手。

「汗かき過ぎ」
「うっ…」
「なんか悩みあんだろ。言えよ」
「悩みって…」

話してもいいのかな。でも研究所のことはお兄ちゃんには秘密だって由利ちゃんに言われてるし。

「挙動不審すぎるんだよ。遊園地周ってる最中も俺の顔ばっか見て。なんかついてんのか?」

お兄ちゃんと一緒にいられるのが、もし今日だけだとしたら…
そんなことを意識したら、途中から気が気じゃなくなってきたんだった。

(下手をすれば意識がなくなり廃人になる可能性もある)

怖い。あたしはバカだけど明日には自分がいなくなることもあるっていうのはわかる。
怖い。あたしがいなくなるのは。
怖い。お兄ちゃんやサッチンたちと会えなくなるのは。

「…あたし、いなくなるのかな?」

考えているうちに自然に涙がこぼれてきた。

「おい、大丈夫か?」
「えぐ…えぐっ…ぐす…」
「いなくなるって?」
「うう…明日からもお兄ちゃんとご飯食べたい…学校行きたいよぉ…」
「何言ってんだ?」
「死ぬの嫌だよぉ…」
「はぁ!? おい! 由衣! 大丈夫か!?」
「怖いよぉ…お兄ちゃん…」
「いいから話せっ!」

気づいたら、あたしは全部話していた。
そしたら急激に眠くなってきた。
お兄ちゃんの胸と腕の中は気持よかった。
あたしもずっとぎゅーってしていた。

由衣からすべてを聞いたあと、由衣はそのまま眠ってしまった。きっと安心したんだろう。
でも由衣の話を聞いたところによると、由衣と由利にとんでもないことが起こっているらしい。
由衣の説明は支離滅裂だったが、二人の人格に大きな影響があるらしいのはわかった。
それによって由衣と由利が消える可能性も。

ベンチの上で俺の膝を枕にしてスヤスヤと寝ている由衣を見つめる。
そろそろ交代の時間だ。遊園地内は人影も減り、夜の帳が差し掛かっていた。

832:人格転生 由利 34 ◆qtuO1c2bJU
12/05/05 10:32:24.05 8cKuhsFZ
「…ん…兄さん? こんばんは」
「由利、話してくれ」

聡明な由利のことだ。わかっているはず。

「なぜ? …あの子は兄さんに何かしましたか?」
「何かってなんだ? お前と由衣にヤバイことが起きてることはわかってる」
「ああ、そっちの方ですか…」

そう言いながら由利は顔をこちらに向けて仰向けになった。

「おい、ちゃんと起きろよ。いつまでも、ひざ枕にすんな」
「だって気持ちいいし…ふふふ」
「とにかく話せ」
「離しません」
「話してくれないとわかんないだろうが!」
「このままの方が、兄さんの表情がわかって嬉しいですけど」
「はぁ?」

なんか会話がおかしい。とにかくちゃんと聞かないと話にならない。

「なあ由利、本気なんだ。話してくれ」
「ふふ、じゃあキスしてくれたら離しますよ」
「本当だな」
「え? ほ…本当ですよ」

由衣は時間がないと言っていた。急がないと。
ここは由利のおふざけに付き合うしかない。

「…するからな」
「え? うそ…?」

由利の顔を起こして、そのおでこにキスをした。
真っ赤になった呆けた顔がそこにあった。

「…」
「…」

なんか気不味い。子供の頃にしたことはあったが。
ひざ枕からベンチに座り直した由利は無表情だった。

「さあ話せよ」
「…」

なんか様子が変だ。

「おーい、由利さん」

ほっぺたをペチペチ叩く。


「…カウント…」
「へ?」

うつむき加減の由利がぼそっと呟いた。

833:人格転生 由利 35 ◆qtuO1c2bJU
12/05/05 10:34:13.67 8cKuhsFZ
「ノーカウントです…今の…」
「何言って…」
「離れましたが今のはダメです」
「は? 約束は約束だろ。話してくれよ」
「おでこじゃダメです」
「へ?」
「兄さんは嘘つきですか?」
「ちゃんとしただろ」
「してません」
「じゃあ…」
「ほっぺもダメです」
「…う」

くそ。話が進まない。由利のことだから意地でもキス…それも口付けしないと話さないだろう。
覚悟を決めるしかないのか。相手は妹だ。ただの愛情表現だと思えば…

「兄さん…お願いします…」

う…由利の顔はマジだ。
髪型はツインテールで顔も由衣と同じなのに全然感じが違う。
ほんのりと赤らめた頬に、凛とした表情。
その鋭い視線が突き刺さる。

「…行くからな?」
「は…はい…」

どうしても聞き出す必要がある。それだけだ。
自分だけは見失うなよ、俺。相手は妹だ。
女ではあるが妹に過ぎない。

「ん…」
「…ん…んん」

お互いくちづけを交わす。

「んんーーっ」
「ん!?」

こいつ、舌入れてきやがった!
引き離そうとしたが、頭をがっちり抑えこまれて引き戻される。

「ん…く…やめろって…んん」
「はぁ…んちゅ、ちゅ…兄さん…ひいはん…ん…んん…ちゅ…」
…10分経過

「はぁ…」
「うふふ」

妹とディープキスしてしまった…鬱になる。
不覚だ。こいつの気持ちは知ってたし、こうなる可能性は予測できたはずなのに…
横を見ると由利はいつになく幸せな笑みをしながら俺の腕にひっついている。

「んふふ…うふふふ…」

そして気持ち悪いくらい顔が崩れてる。

「さあ話せよ」
「うふふ~離しません~」

瞬間、沸点に達した。

834:人格転生 由利 36 ◆qtuO1c2bJU
12/05/05 10:35:42.89 8cKuhsFZ
「おいっ! 約束くらい守れよっ!!」
「痛っ!」

思わず由利の胸ぐらを掴んでいた。
こっちは妹相手にキスまでしたんだ。
それでも話さないってなんだよ!

「…」

怯えた表情の由利に気づく。

「あ、悪い…」
「…兄さん…?」

手を離して服を整えてやる。

「ごめんなさい…ごめんなさい…許して…嫌わないで…お願いします…」
「おい…泣くなよ…」
「兄さんに嫌われたら…私…」
「だから話してくれたら…」
「嫌です…離れたくない…お願いです…最後くらいは一緒に居させて下さい…」

どうにも話が食い違ってるような…
会話に致命的な欠陥があるのに気づいたのはそのあとすぐだった。
辺りはすっかり暗くなっていた。



「それで今日、おまえが寝たら人格の交代がなくなるのか」
「ええ、私ではないと思います」
「由衣か、由利か、別人格か、それ以外の4つめのケースってことか」
「そうです」
「最悪の可能性はどれくらいあるんだ?」
「ほとんどないと言っていいです」
「信じるからな。あと4つめのケースの説明がイマイチわかんなかったんだが」
「ふふ…そうですね」

そう言うと由利はふわりと立ち上がってからこちらを見た。
久しぶりの綺麗な夜空に浮かぶ月と一緒に由利の表情が映る。

「もう一度この場所を思い出すことができればわかると思います」

由利はこれまでに見たことのない穏やかな表情で微笑んでいた。
なんだか不安になった。このまま由利が消えてしまいそうで。

「なあ、お前がいなくなるわけじゃないんだよな?」
「はい、私はちゃんとここにいます」
「明日からも一緒に居られるんだよな?」
「うーん…」

指を口に当てて考えこむ由利。

「おいおい…」
「たぶん大丈夫かと。私と由衣が合わさるだけですから」
「あのさ…この場合なんて言ったらいいんだ?」
「お別れの言葉ですか?」
「そう…なるのかな…」
「縁起が悪いのでやめて下さい」
「だよな。じゃあ、なんかしてほしいことあるか?」
「だから縁起でも…」

835:人格転生 由利 37 ◆qtuO1c2bJU
12/05/05 10:37:08.05 8cKuhsFZ
俺たちは、そこに人影とその足音が大きくなってくるのに気づいた。
知っている人影だったけれど、今はそれが不安だった。

「兄さん」
「なんだ?」
「念の為に言っておきます」
「…」
「私の名付け親は兄さんでした」
「ああ」
「だからずっと兄さんを想い続けることができたんです」
「そうだな」
「不完全な私を…ちゃんと私と認めてくれたのは兄さんだけだったから…」
「…」
「異性としても好きになったんだと思います」
「…そっか」

そう答えるしかなかった。
由利は目にうっすら涙を浮かべながら小さく震えていた。
俺は肩を抱こうとした。

「兄さん」
「ん?」

鋭利な小声に動きを止める。

「今から由衣のフリをしますから兄さんも合わせて下さい」
「は?」

目の前には見慣れたメイド姿の薫さんが微笑んでいた。

「良也様、由衣様、心配でしたのでお迎えにあがりました」

丁寧にお辞儀する姿が、夜と綺麗な黒いメイド服と合わさって酷く不気味に見えた。

「お兄ちゃん、帰ろ!」
「あ、ああ」

急にテンションの変わった由利に合わせる。
でもなんで合わせる必要があるんだ?

「遊園地は存分に楽しまれましたか?」
「うん! 楽しかった!」
「由衣に振り回されっぱなしでしたよ」

薫さんはニッコリと微笑んでから言った。

「では、思い出はお作りになられたんですね、『由利』様」

瞬間、空気が凍りついた。

「…」
「…」

なぜ由衣の格好なのに、見ただけで由利だとわかった?

それに…

なぜこの場所に来れたんだ?

誰にも連絡してないのに。

836:人格転生 ◆qtuO1c2bJU
12/05/05 10:37:51.41 8cKuhsFZ
投下終了です。

837:名無しさん@ピンキー
12/05/05 11:33:22.01 ND/uN1pb
おぉ超久しぶりだ!有難いGJ!

838:名無しさん@ピンキー
12/05/05 13:45:57.40 +orgg2f7
GJです。
このまま二人は消えてしまうのか、ハラハラしながら読み進めています。
この続きに大いに期待させていただきたいと思います。

839:風見2
12/05/05 14:28:11.37 iO0GlT4u
2点


840:名無しさん@ピンキー
12/05/05 16:49:43.55 9Boq4c4I
>>837
乙です!

841:風見弐
12/05/05 17:38:31.82 OuN6vLH3
3点

842:名無しさん@ピンキー
12/05/05 20:50:47.81 DXaTLDfu
ボーイッシュキモ姉て少ないよね

843:風見
12/05/05 20:55:28.06 /tO0NBGX
だなあ

844:催眠姉 ◆Oc340crnMs
12/05/05 20:57:35.65 TnZefe1F
キモ姉&キモウトの小説を書こう! 避難所にて新作を投稿いたしました。
タイトルに催眠とついていますが催眠の割合は低いです。
内容はキモ姉が催眠術で弟を自分のものにっていう内容です。
以下のリンクからどうぞ
URLリンク(www2.atchs.jp)

845:風見
12/05/05 21:02:24.54 3QBerVDU
Oops, I was dead if I did not support a KUSO-SURE

846:名無しさん@ピンキー
12/05/05 21:18:18.90 zE19qqLW
>>837
GJ
続きが楽しみです。頑張って下さい。

847:名無しさん@ピンキー
12/05/05 23:26:17.28 ND/uN1pb
>>843
姉に限らず、キモウトでも少なくないか?
俺も好きだけど、ボーイッシュってあんまり見ないよね
このスレで言うと、どの作品だろうか

848:名無しさん@ピンキー
12/05/05 23:32:03.66 ND/uN1pb
書き方悪かった
ボーイッシュのキモ姉作品はあるかな?

849:名無しさん@ピンキー
12/05/05 23:40:31.50 DXaTLDfu
>>849
ボーイッシュキモ姉だけじゃない
キモ姉妹の胸騒動にいたよ
この位しか思いつかん

弟に兄が欲しいと言われ男らしくしてたのに弟が年頃になるとなんで女らしくしないのと言われキレてレイプ

850:名無しさん@ピンキー
12/05/06 00:05:31.75 ND/uN1pb
>>850
ありがとう、見てくる

851:風見X
12/05/06 00:11:46.48 Lz69ZnSq
無駄話はいいから投下はよ

852:名無しさん@ピンキー
12/05/06 01:30:10.40 f9/5YffS
仮定の時制が理解できていないと見受けられます。
wereではなく、would be そもそも、be dead ではなく would dieのほうが自然。
KUSO-SUREも変なローマ字表記でなく英訳すべきですし、また、単数形でなく複数形になるべき。
中学校のテストならおまけで1点貰える程度でしょうか。



853:名無しさん@ピンキー
12/05/06 20:04:21.09 yaVSVz7K
そろそろスレの容量がヤバそうだけど

854:名無しさん@ピンキー
12/05/06 20:11:12.23 FvXuc6Sf
>>854
次スレ立てといた

キモ姉&キモウトの小説を書こう!part42
スレリンク(eroparo板)


855:名無しさん@ピンキー
12/05/06 20:24:08.35 dVxcZWKT
おつつ

856:名無しさん@ピンキー
12/05/06 21:45:50.55 EJSPgA7R
>>855
おつ

857:名無しさん@ピンキー
12/05/06 22:39:14.54 yaVSVz7K


858:名無しさん@ピンキー
12/05/06 22:42:53.34 qr6/uNk6
おつんぼ

859:名無しさん@ピンキー
12/05/07 01:41:43.84 tbrCzBD7
スレ立て乙


……なんだけど、エロパロ板の容量って、500KBだったんじゃ?


860:名無しさん@ピンキー
12/05/07 04:18:09.85 9LBr8t2j
test

861:名無しさん@ピンキー
12/05/07 04:20:23.19 9LBr8t2j
>>860
500KBなら今371KBだからまだいけるね
こっちを消化してからにする?
1000レスまで大丈夫だと思うし

862:名無しさん@ピンキー
12/05/07 07:40:14.47 UW5DLt5C
500なの?ならまだ余裕じゃん

863:名無しさん@ピンキー
12/05/07 19:41:16.78 gb6JeAVj
先に1000いくんじゃないか

864:埋まらないネタ
12/05/07 21:58:47.45 hKxVWorK
「へっへへ、これでここは埋まるんだ」
その時、俺はそう確信していた。
「もうお別れだよ、お前とは!」
妹を埋めた場所に向かってそう呟く。


別に妹が嫌いだった訳じゃない。
むしろ、思春期を迎えても仲の良い兄妹だったとは思う。
兄と妹、性別こそ違えど、家族として円満にやれていた、
そう思っていた。
だが、それは俺のただの勘違いに過ぎない。

妹が俺に向けてきた視線、
それは兄に対する妹のものじゃなかった。
異性に対する愛情、そんな生易しいものでもない。
狂気的な、どこか壊れているほどの情、
それは俺に恐怖を呼んだ。

その恐怖が現実の物となったのは、俺に告白してきてくれた女の子が死んだ時、
その女の子は惨殺された。
穴という穴に大量の鉄棒を突き刺され、特に女性器には念入りに何本もの棒が突き刺さった状態で発見されたのだ。
それを知った妹は、嘲笑った。
今まで見たことのない冷酷な顔で。

その時、俺は分かった。
コイツを始末しないと俺の未来はないと。


妹を埋めた場所から去り家に着くと、ようやく安堵感を覚える事が出来た。
”終わったんだ、何もかも”
そう考えてタバコに火を付けようとしたその時、誰かが俺のタバコに火を付けた。

「禁煙したらって、何時もいってるでしょう」
聞き覚えのある優しい声、
その声に俺は身を固まらせる、
「何を怯えてるの?私を殺そうとした事?」
柔らかい手の感触が俺の頬に伝わる。
「そんなのを恨む必要もないでしょう」
「兄さんが初めてを私に捧げてくれたんだから」
淡々と紡がれる言葉に俺は何も出来ない。
「兄さんがいる限り、私はずっと兄さんの側にいますから」
その言葉を聞いた後、俺は全ての意識を手離した。

865:埋めネタ ◆ou.3Y1vhqc
12/05/08 01:51:04.83 UnJHK1iF
「めんどくさ…」
ため息と共に吐き捨てられたやる気の無い言葉を背中で軽くウケ流し、後ろを振り向く
六畳部屋の真ん中にあるソファーにもたれ掛かり、此方を眺めている一人の女性
髪は綺麗な黒髪で、お雛様のようなパッツン
スタイルもまぁ、いいほうなんじゃないだろうか?
出てる所は出てるし、引っ込んでる所は綺麗に引っ込んでる
しかし、撫子のような見た目とは裏腹にこのやる気の無さ…
口を開けばため息…一言目にはめんどくさい…

飯は作らない、掃除はしない、着替えもしようとしない

だから一緒に住んでいる弟である自分が、当たり前のようにソファーに寝そべる姉である摩季(まき)の世話係をしているのだ

「摩季、手伝えよ」

「いや、疲れるめんどくさい足痛いお腹減った。それに摩季じゃなくて、摩季お姉ちゃんって呼べ」
一切此方へ目を向ける事なく携帯をいじりながら言い放つ
「携帯触るのもめんどくさい……里美(さとみ)メール返しといて」
壊れる心配もせず携帯を此方へ放り投げると、リモコンを掴みテレビに向けた
電源ボタンを何度か押してテレビ自体の電源が入っていない事に気がついたのだろう、立ち上がる素振りすら見せず、ソファーに顔を埋めた

866:埋めネタ ◆ou.3Y1vhqc
12/05/08 01:52:23.01 UnJHK1iF
「はぁ…ったく」
床に転がる携帯を掴み、画面に目を向ける
名前欄には男性らしき名前が書かれている

「彼氏かぁ?どんなメール返せばいいんだよ」
片手で携帯を操作しながら摩季に声をかける
「彼氏じゃないし、男でもない」
ソファーから視線だけを上げて此方を睨み付ける

「睨むなよ…でもコレ男の名前じゃないの?」
「男っぽいだけでしょ?あんたの名前だって女っぽいじゃない」
確かに…里美って文字を見たら女と間違えられるかも知れない…
相手からの受信メールを確認して、メールの内容を把握した後、当たり障りの無いメールを返した

「休みだからってだらけてると、身体腐るよ?」
「あんたも家にいるでしょ。文句言わないでよ」
携帯を姉の手のひら返し、今度は自分の携帯を取り出す

「もしもし?今何してんの?」
未だにソファーから動かない摩季から目を反らし、電話しながら台所へと向かう
お握り、卵焼き、味噌汁を盆に乗せ、姉が寝そべるソファーの前にあるテーブルに持っていくと姉の肩を軽くポンポン叩き昼御飯の用意ができた事を伝える

横目でテーブルの上を確認すると、ノソっと起き上がりお握りを手に掴み小さく口に入れた

867:埋めネタ ◆ou.3Y1vhqc
12/05/08 01:52:53.88 UnJHK1iF
「今暇だから遊ばない?」
『おぉ、俺も暇だから別にいいぞ~』
電話の相手は中学時代からの友達だ

『あぁ、そう言えばお前あの後どうしたの?』
「あの後?なんだあの後って」
『この前の合コンで知り合った子だよ!お前ら良い感じだったろ!』


「おまっ、このバカッ!」
慌てて電話を切り、折り畳む
だが、時既に遅し…
無音が耳に響く中、後ろで摩季が立ち上がる気配を感じた
あれだけ動く気配を見せなかったくせに…

携帯を握りしめ、恐る恐る後ろへと振り返る

「ねぇ、合コンってなによ?」
先ほどまで無言で食事をしていた摩季が、オニギリを掴んだまま後ろに立っていた
「さぁ…何か勘違いじゃないの?」
「携帯かして」
オニギリを掴んでいない方の手を俺の前に差し出す

「な、なんで…?」
「めんどくさいなぁ…早く携帯かしなさいよ」
あえて奪い取ることはせず、自分から渡すよう急かす摩季

いつもこうだ―普段は無気力なのに、俺の回りに女の影がちらつくと彼女の如く干渉してくる
姉のすることか?と他人が見たら突っ込みたくなるだろうが、これは摩季が悪い訳ではなく、五年前までの家庭環境に問題があったのだ…

868:埋めネタ ◆ou.3Y1vhqc
12/05/08 01:53:29.67 UnJHK1iF
家族は四人家族
父と母、俺と摩季の四人だ
ごく一般的にありふれた、何処にでもある家族だろう


そして何処の家族にでも起こりえる、家族の亀裂…

摩季は父の事を誰よりも尊敬していたし、愛していた
勿論それは家族愛だが、父の事になると顔色を変えるほど姉の中では父が絶対的な存在になっていた
だから父に気に入られたいが為に“品格”を常に守っていた…

そんな姉がある日、見てしまったのだ

―父の浮気を

腕を組んで町中を歩く父とケバい女
最悪な事にそれと鉢合わせてしまい、姉の中にある父が崩れてしまったのだろう……全てを投げ出し、父の理想になる事を辞めてしまった

それからは離婚も早かった…
父も母も別に騒ぐ事なくハンコを押してアッサリ家族離散
どちらへ引き取られるかと言う話になったのだが、変わり果てた摩季を父も母も受け入れようとせず、父がマンションを借りて、そこに俺と摩季が二人暮らしする事になったのだ

少なからず父にも罪悪感と言うものが芽生えたのだろう…1ヶ月に一回父から電話がかかってくるが、摩季が対応する事は決して無い

869:埋めネタ ◆ou.3Y1vhqc
12/05/08 01:54:20.55 UnJHK1iF
「分かったよ…でも変なことするなよ」
仕方なく摩季に携帯を手渡す
何も言わず俺の手から携帯を掴むと、俺に見えないようにピコピコと操作しだした
何を見られているんだろうか…ドキドキしながら摩季の指先を眺める

「……」

「な、なんだよ?」
数分後、摩季の指先がピタリと止まると、携帯画面から目を放し此方へ視線をあげた
そして、おもむろに携帯を自分の耳に添える

俺の携帯電話からプルルルルルッと小さく呼び出し音が聞こえた

誰かに電話をしている…

「……もしもし?あんた誰?」
「おい摩季、おまえ誰に電話してるんだよ」
携帯を奪い取ろうと手を伸ばすが、ヒラリと交わしてソファーに歩いて行った
その後を追いかける

「はぁ?電話番号そっちのメモリーに登録されてるんでしょ?この番号で女から電話かかってきてるんだから用件ぐらい分かるでしょ、あんたバカなの?」
捲し立てるように、言い放つ摩季
間違いない…摩季は合コンで知り合った子にかけている
「悪いけど、番号消してもらえない?里美の携帯からも貴女の番号消去するから、お願いね。それじゃ」
言いたいことを言い終えると、携帯を閉じて俺に差し出した
「その女の番号自分で消しなよ」

870:埋めネタ ◆ou.3Y1vhqc
12/05/08 01:54:51.33 UnJHK1iF
「…なんで?」
「私にへし折られたいか、自分で消すか決めなさいよ」
「はぁ…はいはい」
どうせ口喧嘩しても体力を消耗するだけだ…抵抗せずアドレス帳から番号を消去した。
「ふぁ~あ…ご飯美味しかった。ちょっと昼寝するから、夕方起こして…あと、勝手に外出しないでよ」
「あいよ…おやすみ」
満足したのか、ソファーに寝そべると、欠伸をして目を瞑った
それを見たあと、姉の食器をキッチンに持っていき、水に沈める

―基本的にこれが家の姉だ

普段は全てに無気力で、何もせず俺に頼る姉
昔は父が好きで父に向けていた愛情が、歪みに歪み、俺に向いただけだ


「お~い、里美~」

「ん~?」

「次は無いから覚えておきなさいよ~?お姉ちゃんもあんまり無茶したくないからさー……」

871:埋めネタ ◆ou.3Y1vhqc
12/05/08 01:55:16.47 UnJHK1iF
「あぁ……分かったよ…」
後ろから聞こえてくるやる気の無い無機質な声に、聞こえるか聞こえないか微妙な声で返答する

「まっ、性欲発散したいだけなら、私に言いなさい。相手ぐらいならしてあげる…か………zZZ…」

「……はぁ」
摩季の寝息を確認すると床に腰を落として、大きなため息をついた
―情けない話し、摩季の寝息を聞いて、やっと心が休まるのだ
これも全てあのアホ親父のせいだ…
つまらない女遊びなんかで家庭壊しやがって

「親父……恨むからな…」
恨み辛みを込めて親父を呪うと、姉を見つめて呟いた



―めんどくさ…

872: ◆ou.3Y1vhqc
12/05/08 01:56:56.79 UnJHK1iF
埋めネタにはならないねw
ありがとうございました、終わりです
狂もうとも近々投下させてもらうので、よろしくお願いします

873:名無しさん@ピンキー
12/05/08 10:35:08.59 0hbPBg1Z
埋めネタ乙です!

874:名無しさん@ピンキー
12/05/08 13:29:33.28 gnoAWn2X
>>872

なんか煮え切らない姉だな

875:名無しさん@ピンキー
12/05/08 16:38:30.57 7PO60E2f
>>873
オツカレGJ!

こんなキモ姉がいてもいいじゃないかw

876:名無しさん@ピンキー
12/05/08 20:07:48.38 d6Adgjmk
狂もうとの人というところも意味があるな
↑の奴らはまったくそこに触れろよ

877:名無しさん@ピンキー
12/05/08 20:15:03.48 xvRQt8gS
気長に待とうや

878:名無しさん@ピンキー
12/05/09 00:05:33.50 Q27CmHuf
埋まらない人にレス付いてないけどGJ

879:名無しさん@ピンキー
12/05/09 02:09:37.48 uW7Qel/U
>>865


880:名無しさん@ピンキー
12/05/09 02:17:59.88 xD+I/CSl
狂もうとの人息てたよかったー

881:名無しさん@ピンキー
12/05/09 12:21:42.79 8cBHTEBy
琉球神道がとてもキモウト向けだったので

おなり神
URLリンク(ja.wikipedia.org)

882:名無しさん@ピンキー
12/05/09 15:49:46.56 S5k3XNla
キモウト「そうだ、琉球行こう」

883:名無しさん@ピンキー
12/05/09 15:52:34.16 6tT8xAVO
キモ姉向けの紹介してよ

884:名無しさん@ピンキー
12/05/09 17:06:57.80 DDyS3c70
>>882
これがSSになると確かに面白そう

885:名無しさん@ピンキー
12/05/09 22:44:12.19 MOPbcJSI
>>882
>そもそも厳密には、琉球方言の「をなり」「えけり」は本土方言の「妹」「兄」という意味ではない。「兄から見た妹」を「をなり(おなり)」、「妹から見た兄」を「えけり」と呼ぶ。
>つまりをなり・えけりは、兄と妹のみで完結した関係性なのである。をなりとえけりの想定する宇宙には、男女は兄と妹しか存在しない。

「をなりとえけりの想定する宇宙には、男女は兄と妹しか存在しない」
琉球、侮り難し!!

886:名無しさん@ピンキー
12/05/10 14:12:46.76 sMjuU2bw
>>886
おい馬鹿情報が一月おせーYO!
連休は沖縄で過ごすんだったぜコンチクショウ

887:名無しさん@ピンキー
12/05/10 16:30:14.40 RFGpLAnx
実はガチホモな兄貴を持つキモウトも流石にこればかりはお手上げだろうな

888:名無しさん@ピンキー
12/05/11 20:14:56.32 Q1wvrvU+
>>887
四月に貴方のお姉さんが、>>886と何か取引していたようだよ。

889:名無しさん@ピンキー
12/05/11 23:27:55.06 Wjsez4R6
姉に姉NTR物のエロゲや漫画を見られちゃうんだよ
姉は無表情で全部庭で燃やしちゃう
数日後のニュースでエロゲ会社や漫画の作家や出版社の姉NTRに関わったのが全員惨殺死体で発見される
そんなキモ姉

890:名無しさん@ピンキー
12/05/12 00:22:23.16 aNvxVX/r
エロゲにどことなく不快感があるからちとな

891:名無しさん@ピンキー
12/05/12 11:43:01.72 w0YAkVIY
>>890
キモ姉&キモウト=人殺しの方程式

892:名無しさん@ピンキー
12/05/13 15:09:31.38 OPGYqQEf
こっちを埋めろ

893:名無しさん@ピンキー
12/05/14 02:09:30.71 63p1Z5U6
ってもまだ900手前だしな…
ふと思い浮かんだ小ネタを投下。

•グロ注意。
•半サイコパスな兄とメンヘラ妹の話になる予定だったのに兄の出番が消えてた。
•セリフ一つのみ。
•キモウトの筈が何かただのメンヘラになっちゃった。


「あっははははは!何を言い出すかと思えば『死にたく無い』だなんて!
安心したまえ、君を殺そうなんて非生産的な事をする訳が無いじゃないか。
君がお仲間達と一緒になって僕の友人を強姦した挙句、自殺に追いやった事に対して、殺人という返答は明らかに不釣り合いだ。
その位の分別は僕にだってあるとも。ああそうさ、安心したまえ、もう少ししたら拘束具だって解いてあげよう。
…しかし、その敵意に満ちた視線と下卑た声は不愉快だ、これからきちんと治してあげないと。
…何故かって?理由なんて簡単さ。君達は、これから、一生、僕の、奴隷として生きていくんだから、ね!あは!あははははははは…!
さて、差し当たっては躾の続きといこうじゃないか!そうだね、取り敢えずはみっともなく小便を撒き散らしているその汚物を切り取ってしまおう!なぁに麻酔はいらない、傷口もすぐに焼いて塞いであげるよ!
その醜悪な面構えも不愉快だ、きちんと皮を剥いであげよう!そうだな、サンドバッグの代えが欲しかった所だし、2、3体は手足を切り落として、残りは腱を裁っておくとしようじゃないか…うん?どうしたんだい?そんなに怯えて。
ちゃんと喜びたまえよ、君達を蛆虫以下からせめて蝿程度の価値を持つ様にしてあげるんだ、感謝に咽ぶのが筋というものさ。
なあそうだろう?僕は何か間違っているのかい?……ん?へぇ、そうか間違っていると言うのか。ふむ、こいつ等はそう言うけど兄様、はてさてそうなのかな?是非とも兄様の意見を聞かせてくれないだろうか。
……うん、そうだね。流石兄様、僕の望む答えをすぐさま返してくれる。嬉しいよ兄様、今日も今日とて僕達の絆には一片の陰りも見えない様だ!喜ばしい!
さてさて、妙な結論を出した君には取って置きのプレゼントだ。
まずは0か2か、どちらかの数字を選びたまえ。ほら早く、これ以上骨を砕かれたく無いのなら!うんうん、自分の立場が漸く理解できて来た様だね。
…ああそうか、さっきの珍回答は自分の事を尊厳ある人間だと思い込んだが故の物だったのかな?さっきも言ったろう、君達はまだ蛆虫以下の存在だと。
良かったじゃないか、君はまた一つ賢くなれた。良い事だ、が…それはそれとしてお仕置きの続きだ。いや、プレゼントだったかな?まあ良い。所でこれは何だと思う?
そう、マイナスドライバーと呼ばれる工具だ。用途は勿論、ネジを回す為の物だ。今回はネジを締めるのに使う。さて、回すネジとは他でも無い、君のその緩み切った頭のネジの事さ。
ああ心配は要らない、頭を態々切り開くなんて真似はしないから。あれは縫合が面倒臭いんだ、あんな煩わしい行為はもう懲り懲りだ。それにそんな事しなくても、始めから頭蓋骨には穴が空いているじゃないか。耳の穴?いやいや違う違う、そっちは後で別の楽しみに使う。
正解は分かったかな?分からない?そうだな、ヒントをあげよう。今僕の手にあるコレは一体、何処を指し示しているでしょう、か…?


894:名無しさん@ピンキー
12/05/14 02:11:06.97 63p1Z5U6
はは、分かった様だね!そうさ、その眼窩を通せば良いんだよ!こらこら頭を振り乱すな、照準が乱れるだろう!
そぉれ…っ!あは、あっひゃひゃひゃ!良い悲鳴だ、良い濁声だ!そらそら、きちんとネジは締めてやらねば!さてさて君は2を選んだのだったね、それでは文字通り2つ目のネジもしめてあげよう!
まあ0を選んだ場合、それは締まっていないネジを0にする、と言う意味だったのだがね!
さぁ二つ目だ、喜んで受け取りたまえ!そらぁっ!…おや、痛みと失血にに耐え兼ねて意識が朦朧として来た様だ。仕方ない、取り敢えずはここまでにしておこう。躾の続きはまた今度だ。
さて兄様、そろそろ夜も更けて来た事だし、僕達は帰ろう。うん?餌は与えなくて良いのかって?ああそう言えば、そろそろ飲まず食わずで3日程経つのか…。
よし、そこに鉄箱があるだろう。あれは冷凍庫になっていてね、中には肉が入っている。
安心したまえ、毒なんて盛っていない。正真正銘、普通の肉だ。以前兄様に寄って来た女の肉だよ、女体は君達の大好物だろう?遠慮なくおあがりよ。
手足は縛ったままにしておくから、ダイヤルは噛み付いて回すんだ。番号?自分達で探したまえ、そこまで僕は甘くないよ。
まあ余りに時間が掛かっても餓死してしまうだろうし…そうだね、今ここでそこに転がっている潰れた眼球を食べられたら、ヒントをあげよう。制限時間は60秒だ。始め!
おや?君、もう起きたのかい……はは、どうしたんだい?もうその眼球は潰れて引き千切れてしまっているんだ、そんな物を必死に守るなんて馬鹿げているよ?
ほら、御友人達も餓死しない様必死なんだから素直に渡してあげなよ、何なら君が食べたって良い。
そんな争いで体力を消耗するなんて…ああ、決着が着いた様だね。
うんうん、噛みつき合いだけの格闘戦とは真に醜い物だね、まあ伴奏の悲鳴と怒号は中々だったから良しとしよう。
さあ、では約束通りヒントをあげよう。
そこで襤褸布の様になっている友人の眼球と引き換えに得たヒントだ、心して聞きたまえ。
では…正解は0000では無い。
以上だ。良かったね、試行の手間が一つ省けたよ?
さてさてそれでは、今度こそさようなら、だ。帰ろう兄様、僕らの閨へ」

895:名無しさん@ピンキー
12/05/14 02:12:28.68 63p1Z5U6
終了です。キモウト分の少ないこと少ないこと…スレ汚し申し訳ない。それでは。

896:風見c/
12/05/14 02:17:36.71 VVGa3xS0
風見の足元にも及ばないですがお疲れ様でした

897:風見2
12/05/14 02:34:45.94 vs/Yz3HD
3点

898:名無しさん@ピンキー
12/05/14 09:57:59.17 epVR+3jY



899:名無しさん@ピンキー
12/05/14 15:05:35.23 JnDZbYXo


900:名無しさん@ピンキー
12/05/14 15:17:03.09 eg9pKIVW

でも、見づらい……


901:名無しさん@ピンキー
12/05/14 15:47:16.64 VA6MP49+
>>896
乙乙!

902:名無しさん@ピンキー
12/05/14 23:40:36.40 iCbZGoH4


903:名無しさん@ピンキー
12/05/14 23:44:14.03 zsvjFrZf
仲の悪いSSってどれぐらいありますか?
姉妹が兄弟を嫌ってるように見せかけてるとかでもいいです
内心は兄や弟の事をばかり考えてるみたいな

904:名無しさん@ピンキー
12/05/15 11:43:10.83 hN/fuIKX
>>889
ちょ、リア姉いるからその手のネタ振りは勘弁

905:名無しさん@ピンキー
12/05/15 13:51:48.51 1duTYSMI
>>905
裏山スイーツ

906:名無しさん@ピンキー
12/05/15 14:13:52.65 sIKtkFMZ
>>904
リアルなど気にせずドゥンドゥンやろうじゃないか

907:名無しさん@ピンキー
12/05/15 18:17:01.67 i/2qu7cS


908:名無しさん@ピンキー
12/05/15 20:31:02.09 qhGXgpow
p

909:名無しさん@ピンキー
12/05/15 21:45:02.08 uFtowPKV
オークションに出た兄を妹が買い取る話しってこのスレだっけ?
妹は兄に病弱だって嘘ついてた気がする

910:名無しさん@ピンキー
12/05/15 21:56:08.93 Ni1vQYdV
>>910
キモ姉妹スレだからここのだよ
合法的に兄弟を奴隷にする姉妹達の八百長オークション

911:名無しさん@ピンキー
12/05/15 21:58:59.74 uFtowPKV
作品名を聞いてんだこのバカタレポンポンが!

912:名無しさん@ピンキー
12/05/15 22:49:03.78 Ni1vQYdV
>>912
なら最初からタイトル聞けよ
タイトル忘れた。長編の何処かにあんだろ

913:名無しさん@ピンキー
12/05/15 23:11:48.15 8cnLOFDg
>>912
探せ、保管庫の何処かへ置いてきた

914:名無しさん@ピンキー
12/05/15 23:12:18.44 uFtowPKV
ありがと
まぁ、探すのめんどくさいからもういいや

915:名無しさん@ピンキー
12/05/15 23:30:43.71 Z5I+iKVd
長編読みまくったのに覚えてないぞ
そんなんあったっけ

916:名無しさん@ピンキー
12/05/15 23:55:00.44 PokUfp/2
あーなんかあったなその作品
妹が確か丁寧口調でドSのやつだった

917:名無しさん@ピンキー
12/05/15 23:55:50.17 sHnxIYQj
しゃーない
URLリンク(www7.atwiki.jp)

918:名無しさん@ピンキー
12/05/15 23:56:51.49 Z5I+iKVd
オークションと病弱と言う言葉でググったけどそれっぽいのわからなかかった

919:名無しさん@ピンキー
12/05/16 00:05:27.73 64ZJRuc8
>>918
ありがとう

920:名無しさん@ピンキー
12/05/16 04:43:29.57 e+/T5APt
何この言われ様
折角書いて貰ってるものを・・・

921: ◆oCD/yCY95s
12/05/17 23:40:02.83 wo3uuush
過疎すなぁ
埋めネタでも投下しますわ。
覚えている人いないと思うけど、前一度投下したやつの続きね

922:河童の学校 ◆oCD/yCY95s
12/05/17 23:42:44.62 wo3uuush
暑い……暑い……なんでこんなに暑いんだ。
皮膚が熱を帯び、湯気が体中から出ているような気がする。
俺はいつの間にか火山の噴火口にでもきちまったのか……。
ハァッ……ハァッ……ヤバい、喉が渇いた……水が欲しい……。

……ピチャ……ピチャ……。
!!
僅かながら口の中に水が入ってきた。
うまい……喉がカラカラの時に飲む水は、なぜこんなにも美味しいのだろうか。

……ピチャ……ピチャ……。

うまい……が、なんかこの水、生温かい気がする。しかも口に違和感。
なんていうか、人の唇の感触。
いやおかしいな、オレはファーストキスもまだだし、こんなリアルな夢見られるわけがないのだが……。

!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ガバッ
目を開けて起き上がると、トンネルを抜けた後のように世界が眩しく輝いている。
そこは雪国ではなく、いつものオレの部屋だった。
時計を見ると、朝の6時半を指していた。
「きゃあ!! ……急に起き上がらないでよ~お兄ちゃん~」
そして、なぜか学校の制服を着ていて、寝ている俺の横で女の子座りをしているマイシスター木野子が、
ふくれっ面でこちらを睨んでいた。
……まさかな?……いや、さすがの木野子でもそこまではしないだろう。
念のために確認しておくか。
「木野子ちゃん」
「何?とりあえず、おはよう!かー君」
「……おはよう。ところで今、誰かにキスをされる夢をみたんだが」
「へ~良かったじゃない」
「……まさか君じゃないよね??お兄ちゃんにそんな事してないよね??」
「うん、してないよ!」
満面の笑みで答える木野子。
ホッ……よかった。どうやら、俺のファーストキスは死守できたようだ。
この唇の初めては、マイエンジェル珠美ちゃん(クラスメイト)と決めているからな!!

「そうか、ならいいんだ」
「うん!良かったね!お兄ちゃん!」
「……で?」
「ん??なぁに?」
「君はお兄ちゃんの部屋で、こんな朝っぱらから制服を着て何をしているの?」
「うん!聞いてお兄ちゃん!木野子、夜にいつも通りお兄ちゃんのベットに忍び込んだじゃない?それから……」
「ちょっと待て」
「??なぁに?」
「さぁて問題です。先ほどの木野子の発言にはおかしな所がありました。どこでしょう?」
「えっ?う~ん、あっわかった!」
「ほう」
「『もう高校生になったんだから、自分の事を下の名前で呼ぶのはやめなさい!』でしょ??」
「ちげーよ!!!!!!!!!!!!! 俺のベットに忍び込んだってところだよ!!」
「なんだ~いつもの事じゃん」
「そうだけど……そうだけど……まぁいい、話が進まないからな。続き行け、続き」
「うん、それからパジャマのまま絡み合っていたんだけど、なんか違うかなって、これじゃただの仲が良い兄妹かなって思ったの」

うわぁ!すごくツッコミたい。これパスなの!?コイツなりのボケなの!?
いや、待て冷静になれ。
ここでツッコんだら、負けな気がする。耐えろ……耐えるんだ河童……。


923:河童の学校 ◆oCD/yCY95s
12/05/17 23:44:23.69 wo3uuush
「それでね!一度木野子の部屋に戻って、制服に着替えてからもう一度ベットインしたの!
ほら?お兄ちゃん前に『制服と浴衣は3割増』とか言ってたでしょ??」

確かに……言った記憶があるが……それは珠代ちゃんに対してのセリフだ……お前ではないぞ妹よ。
しかもベットインする意味がわからない。
着替えてくる意味も結局わからない。

「そしたら~お兄ちゃんが寝言で『水……水……』って言ってたからね、飲ませあげた」
「わぁ!ありがとう、優しいな木野子は」
「へへへ~でしょう? こんなに優しくて可愛くて巨乳な……」

「で??????????どうやって飲ませてくれたの?」

「口移しで」

うん、予想通り。どうやらこの木野子(アホ)は口移しとキスは違うと考えて、先ほどは申告しなかったようだ。
いや、正確には違うんだろうけど、この木野子(バカ)の場合、確信犯だよね? 悪意あるよね?
もういいや俺、二度寝するわ。
おやすみぃ。

「あぁ!寝ちゃだめだよ!お兄ちゃん! キスまでした妹を放っておくつもり!?」
「やっぱり、キスのつもりじゃねーか!!」
「へへへ~。いや~初めてはお兄ちゃんからってのが良くて、つい嘘付いちゃった」

最悪だよ。ファーストキスの相手が妹だよ……。
お前ら、うらやましいとか思ってんだろ? 実際に妹がいる奴よ……想像してみな?
最悪だろ!? 俺にとっては現実なんだぜ……これ……。

「元気出して?お兄ちゃん。そうだ! パフパフしてあげるから!」
「俺はドラゴンボール持ってない! もういい!! シャワー浴びてくる!」
「あぁ! お兄ちゃんのいけず……」

しがみ付こうとする木野子を振り切って、シャワーを浴びた俺は朝食を摂る為リビングへ向かった。

「おはよー河童」
「うい」
台所で家族全員の朝食を作っていた母親に朝の挨拶をすると、テーブルに座る。
明神家のルールとして、『朝食及び夕食は家族全員一緒にとるべし』と云ういうものがある。
どうやら、明神家に代々伝えられてきた家訓だそうだ。
特に困る事もないので、これまでの人生素直に従ってきた。

いつの間にか木野子も既に着席していて、家族の中では俺が最後だった。
「おはよう河童! 彼女できたか!?」
このいきなり失礼な質問をしてきた人物こそ、我が家のなんちゃって大黒柱である父親、明神狸(ミョウジンタヌキ)だ。
ちなみに母さんの名前は明神狐(ミョウジンキツネ)だ。
……何も言うなよ? 俺が一番ツッコミたいんだからな。
ちなみに、顔は皆さんが想像している通りです。
やだな~お父さん、木野子がお兄ちゃんの彼女だよ」
と、スクランブルエッグにケチャプをかけながら、木野子が答えた。
「なんだ!? 木野子と付き合ってんのか河童は! それ近親相姦じゃん! ていうか……近親相姦じゃん!」
「何で2回言うんだよ!! 付き合ってねーよ! この木野子(アホ)が勝手に言ってるだけだ!」
しかも、他に言う事あるだろ父よ……。
「ははは~お兄ちゃん照れちゃってる、でもね二人っきりの時はとっても優しいんだよ?」
「あら、河童は木野子と付き合ってるの? 良かったわねー木野子。でもまだ子供は作っちゃ駄目よ?」
「めでたいのう、河童よ後でワシのコレクションの中から1つ持っていってよいぞ?」
ご飯を作り終え、テーブルに戻ってきたマイマザー狐と、テレビの中の女子アナに夢中だったブル魔王(祖父)が話題に入ってきた。
てか、ブル魔王の事みんな覚えてる? うん、忘れててもいいや!
てかなんでこの家、みんなボケ担当なの?俺疲れちゃうんだが……。



924:河童の学校 ◆oCD/yCY95s
12/05/17 23:46:00.42 wo3uuush
「ダーリン、早く食べないと学校遅刻するよ?」
「ダーリン言うな」
「お兄様……早く食べないと遅刻しますよ?」
「ほう……敬語妹か……けっこう萌えるじゃないか」
くだらない話をしていると、本当に時間ギリギリになってしまっているのに気付く。
「あっヤバい!おいっ!急ぐぞ木野子!」
「あっ、待ってよ~お兄ちゃん~」

木野子と共に通学路を歩く。
俺達の通う、妖怪大戦争学園は自宅から徒歩で15分程度の、高台にある敷地だけなら同地区で一番の学校だ。
しつこいようだが、学校名は(以下略)

偏差値も中の中程度、スポーツも特にこれといって強い部はない。
実は成績優秀である俺は、もっと上の高校も狙えたのだが、『家から近い』という最強のアドバンテージに魅かれ、ここに入学した。
木野子は毎朝、坂道が疲れるだのなんだの言っているが、俺はこの高台から見える街の景色がお気に入りだ。
朝には、1日の始まりを告げるように街を光で照らし、夕方は1日の終わりを告げるように街を夕日で照らしてくれる。
シンプルな風景だが、日々奇人変人と戦っている俺にとっては、癒し以外の何物でもない風景なんだ。
だからここに入学してよかったなぁと思う。……・それに珠代ちゃんに会えるし。

「ねー、かーく……じゃなかった、お兄ちゃん」
「んあ?」
「ちょっと、レディーに向かってそんな気の抜けた返事しないでよぉ」
「レディーは紳士のベットに潜り込んだりしない」
どうでもいいが、コイツは『淑女』と言えなかったりする、必ず噛むらしい。
「お兄ちゃんは紳士じゃなくて変態だからぁ……じゃあ大丈夫だよね!」
「そうだな。で、どうした?」
面倒なのでスルーします。
「うん、実はね……最近悩んでいる事があるの」
「どうせ、『背が伸びない』とかそんなんだろー?」
「それもある」
「違うのか」
「最近体調が悪くて、力が入らないの……。もしかして妊娠でもしたんじゃないかって……」
「ハイ、解散」
はははっ、ワロス。んなわけねーだろ、
毎晩『私処女だよ? キッツキツのギュッポギュッポだよ?』とか言いながら迫ってくるくせに。
「ちょっと~! 本当だって~!」
「ハイハイ。ちなみに父親は誰だ? 30代ミュージシャン志望とかはやめておけよ~」
「お兄ちゃんなの……」
「そうか、念願叶ったなぁ~良かったなぁ~ハハハッ」
「本当だってば~」
無視無視。相手にするとつけあがるので、ここは無視が最善の対処なのですよ。
俺らはその後、グダグダと学校までの道のりを歩いた。

そして学校……。
「おはよー河童」
「ういっす」
「おはよー河童君」
「おはよー」
「おはよー明神」
「おはようモブキャラ」

朝の爽やかな挨拶をクラスメイト達と交わすと、俺は自分の席へ着く。
俺の席は窓側の後ろから2番目、授業中退屈すると、空を眺めながら色々な妄想にふける事が出来るという素晴らしい位置だ。
しかも右隣は、マイエンジェル珠代ちゃん。
今日はまだ来ていないみたいだ。
オレのクラス、2年C組は校舎の3階に陣を取っている。
木野子のクラス、1年E組は2階だ。
なんで教室の位置を説明したのかというと……特に意味はない。
ほら……何もないのが一番幸せって言うだろ?
常識人に囲まれて過ごせる学校が一番落ち着くんだよ……ゆっくりさせてくれよ……。

925:河童の学校 ◆oCD/yCY95s
12/05/17 23:47:35.57 wo3uuush
「おはよう、河童君」
!!!!!!!!!!!!
「おはよー!! 珠代ちゃん!!」
へへっ、やっとゆっくりできると思ったのに、この世で一番俺をドキドキさせる奴が登校してきやがったぜ。
そう、天使が降臨したのだ。
おいお前達、PC前であぐら書いてんじゃねーぞ、珠代様の降臨だよ?
あぁ……なんて美しいのだ、本当に羽が生えていてもおかしくないその美貌に、俺の心はドキドキしまくりスティーだ。
パッチリとした睫毛。
スプーンですくってペロペロしたいクリックリの目。
スッと芯が通った歪みねぇ鼻。
毎晩ヤスリでもかけているのではないかと俺は疑っているプリッとした唇。
そして胸部を制圧している、二つのダイナイトボールですよ。
なんだよあれ・・・。俺は元々貧乳派だが、珠代ちゃんの胸についたバレーボールはそんな思想すら、
いとも簡単に打ち砕く魔力を持っている。
くそう、魔法のバレーボールめ……。

「珠代ちゃんヴァリボー!!」
「きゃあ! 何? 河童君どうしたの?」
おっと。つい、心の声が外に出てしまい珠代ちゃんを怖がらせてしまった。ここはうまい事フォローしなければ。
「ぐふふふ、珠代ちゃん今日は何色のパンツ履いてるの!?」
バシーンという音が教室中に響き渡った。
うむ、今日のビンタも体重が乗っていて良いビンタだ。珠代ちゃんは今日も健康ですな。
勘違いしないでくれたまえ、俺は別に本気で珠代ちゃんのパンツの色が気になるのではなく、
こうビンタされる事によって珠代ちゃんの健康状態を云々。。

「お兄様、ちょっといい?」
ん? 俺の背後から声が掛かる。振り向くと木野子が立っていた。
な……んだと……(本日二回目)
既にダークサイトに堕ちてらっしゃる!
多分ほとんどの人が忘れているので、説明しよう!
木野子は定期的に暗黒面に堕ち、性格がものすごーく怖くなるんだ! ついでに形相もすごくなるんだ!
しかもその時の記憶は一切ないというオマケつきだぜ!

「木野……子さんじゃないですか、ハハハ」
「お前、さっき何て言った? あの女の下着の色がそんなに気になるのか? ああん!?」
「ヒィ! ちょ……! やめて、引っ張らないで! ほらもうすぐ朝会始まるし! お前ら! 見てないで助けてくれ!」

クラスメイトの連中に助けを求めるも、皆さんゲラゲラ笑っていらっしゃる。
なんだろう、俺は自分で思っているよりも人望がないようだ。

「オラ! さっさと屋上来いや!」
「いや~~!! やめて~! 今日一限目は俺の大好きな保健体育なのに~!!」

俺の必死な懇願むなしく、木野子はすごい力で俺を引っ張っていく。
てか、こいつ力有り余ってんじゃん。
そして……あぁ、珠代ちゃんが虫けらを見る目でこちらを見てる。
うふふふ、侮蔑している顔もカワユスなぁ。

というわけで、俺の学校での生活は毎日こんな感じだ。
中途半端だけど、この後2時間くらい屋上で正座させられて説教されるシーンしかないので、
今晩はここまで。皆、スウィート・ドリームス。



次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch