お姫様でエロなスレ14at EROPARO
お姫様でエロなスレ14 - 暇つぶし2ch311:名無しさん@ピンキー
13/01/06 17:57:47.00 LE8PX/+E
ネタはよかった

312:...
13/01/06 19:34:51.63 7V28vdG+
>>310
書きながら投稿してたので…後半は睡魔との戦いでした(汗
今後は間隔を狭くしますね
>>311
ありがとうございます。でもそれは文章構成に難アリ、ということでしょうね
ちなみに、エロい初夢が正夢になる、という電波を元にこの作品を作りましたです

313:名無しさん@ピンキー
13/01/06 19:49:08.27 1W4lFaew
>>312
書きながら、じゃなくて書き上げてからまとめて投下するもんだ

314:名無しさん@ピンキー
13/01/06 21:59:31.59 aVs2wi4N
>>312
最低限この板にあるSS書き手控え室スレの過去ログでも見て
掲示板の投下作法くらいは押さえた方がいいぞ
次のSS投下待ってる

315:名無しさん@ピンキー
13/01/07 03:30:57.95 asOj/5RI
面白かったが、毎レスごとに作者がコメントいれられると萎える
そういうのは名前欄でやってくれ

316:名無しさん@ピンキー
13/01/08 12:00:08.95 CxpuK7Mh
頑張れ

317:名無しさん@ピンキー
13/01/08 12:06:12.06 zGntG+RB
超頑張れ

318:...
13/01/08 22:00:25.13 Eeam3Uah
頑張るから待ってくれ、今論文で忙しい、

…百合と普通ならどっちがイイと思います?

319:名無しさん@ピンキー
13/01/09 15:15:21.05 3nchHOXd
自分で考えろ

320:名無しさん@ピンキー
13/01/09 15:24:17.45 pXcuPUGE
>>318
両方でもOK

321:初めての朝は-猫の騎士団長編- 1
13/01/29 13:19:58.85 1Xta+ZXd
論文を書くつもりがSSを書いていた。何を言ってるk(ry

「うん、不審物は見つからないな。おい、そっちはどうだ?」
「探知魔法の結果は異状なし、君はどう思う?」
「別に変なにおいもしないし、毒物はないと思うべ。」

1月1日、新年を迎えるこの日はこの国ではとても大切な意味を持っている。
この国の君主である女王が演説を行うからである。
しかし、この国の慣習として新年は親元に帰り家族で過ごすというのが当たり前で、
そのため軍や騎士団の活動は停止してしまっている。
なので、演説が行われる会場の安全を確認し、女王を警護する役割を任せられる人物は非常に限られている。
「よし、じゃあ俺はここで警備を続けるけど、いったん解散ということでよろしくなぁ。」
そう言い会場の見回りを続ける彼はそのうちの一人で、名前をリバイブルと言う。
彼は城内の自室で警察業務を取り仕切る騎士団長だ。
「了解した。通信用のマジックアイテムは携帯しておくので、何かあれば連絡を。」
「解散かいさーん!じゃあちょっとおかしでも食べに行ってくるべ。」

「そーいえば将軍は来なかったなぁ‥‥まったく、平和ボケしやがって‥‥!」
彼は同僚の将軍が手伝いに来なかったことが気に入らないらしく、長細い彼の尻尾を床に叩きつけている。
今日の演説には彼女の命を危険にさらすリスクが少なからずはある。
いざ演説を行う最中はもとより、こうして開始前から警戒を怠らないことが重要なのに彼は何をやっているのか。
「精が出るってところかな、騎士団長。」
イライラのために毛が逆立つ彼の前に現れたのは、彼の主君である女王、ナターシャだ。
多民族国家のこの国では珍しいほぼ純粋な人間である彼女は、獣人である彼とは違い儚い美しさを持っている。
しかし、そんな見た目と違い性格は活発で、実にボーイッシュである。
「姫さん‥精なんてでねぇよ、退屈だ。大体、この広場を俺ら三人で異常がないか確認するってのは厳しいぜ、これが。」
「ごくろうさま。ホントはやってもらうつもりだったんだけど‥メイド長と将軍にもね。」
「なんだぁ、将軍のやつ仕事をすっぽかしたのかと思ったけど違うのか?」
「なんでも、少しそっとしておいてほしいんだって、ひどい悪夢を見たから。」
「ちっ、やっぱりズル休みってことじゃねぇか‥
あぁ、あんまりここにいてもアレだぞ。俺と話してるより、お前は自分の演説の練習でもしてろって。」
「それもそうだね、じゃあ、またね。」

散歩がてら朝の挨拶に来た彼女は帰り、後に残されたのは騎士団長。
なぜか彼の鼻息は少し荒くなっている。
それもそのはず獣人という種族に生まれた彼には発情期と言える期間があり、定期的に性欲が高まってしまう。
さらに、女王は彼の幼馴染であり、彼が思いを寄せている人物である。
そのため今の会話ですっかり興奮してしまい、彼の股間は服の上からでもわかるほどに張りつめている。
「あーあ、何とかして今姫さんとどうにかならないものかねぇ‥‥
まぁ、いずれはできることはできるんだがなぁ‥」
実はいずれ女王と彼が結婚することが決まっている。
この国の王族は代々もっとも年の近い重臣の家系の者と結婚するしきたりになっていて、
一月しか年に差のない二人は、いわば許婚の関係にあるのだ。
「(一度でいいから今、姫さんと‥ああ頭の中エロいことしか考えられねぇ‥しゃあない、今日のうちに一回抜いとくか‥)」
「団長さん、開場するけど大丈夫べか?」
「(!? あぁ、近衛兵長かびっくりしたなぁもう!)‥わかった、観客の誘導は頼むぞ。」
「任せといて下さい!」
と言いつつフンスと鼻を鳴らして駆け出した少女がしばらくして、
おそらく城の門に尾を挟んだのであろう、豪快な悲鳴を上げたのが聞こえ、彼はいろいろな不満を溜め息にして吐き出した。

322:初めての朝は-猫の騎士団長編- 2
13/01/29 13:22:53.18 1Xta+ZXd
「‥‥‥というわけでありまして、このたびはわれらが女王、ナターシャ様の演説を行うことになった。
では、女王様、こちらへ‥‥」
騎士団長は先ほどの見回りの前にいやというほど顔を見ている大臣の堅苦しい前置きにあくびが出そうになっていたが、
次の瞬間、彼はその眼を見開いた。
「‥新年おめでとう、市民のみんな。
この格好は、私もこの国に使える一個人であるという決意の表れと思ってもらっていい。」
壇上に登場した彼女はなんとメイド服に身を包んでいた。
一瞬完全にあっけにとられていた彼だが、なるほど職業体験を趣味とする彼女のやりそうなことだと、
そう思ってしばらく考え込んだのちに、
「これだな!」と下種な笑みを浮かべながら小さくつぶやいた。



儀礼用の正装を脱ぎ、着替えを済ませて将軍から聞き出した場所へと足を運ぶ。目的地はメイド長と女王のいる食堂だ。
女王はメイド服を着る侍女としてふさわしい仕事をしに行ったという。
後ろから将軍がまだ何か話しかけてきているようだが、振り返って適当に返事だけして無視することとする。

「あ、騎士団長‥女王様を冷やかしに来たのでしょうか?女王様に悪戯をしたらどうなるかはご存知ですよね?」
「当たってるけどその言い方はないだろうがおい。」
言葉にトゲがあるメイド長の発言もとりあえず放っておく。
「(メイド長にとって姫さんは妹みたいなものだもんなぁ‥)」
「そうそう、弟さんたちが用があるそうですよ。早めに話をしてあげてくださいね。」
「あいつらが?」
あいつら、というのは彼の二人の弟で、異母兄弟の関係にあたる。
それを示すように、次男は昆虫、三男は軟体動物を思わせる特徴を持つ亜人である。
二人とも実家で彼の帰宅を待っているとばかり思っていたので、彼は疑問に思った。
「用ってなんか言ってたか?」
「いいえ、お二人ともあんまり喋る方でもないですからね‥」

「誰の話?ねぇ。」
しめた、無駄話のおかげで目標を視界に捕捉だぜ。
「いや、大した話でもないから気にすんな。
それよりも‥ちょっと伝えとく必要のあることがあってなぁ‥姫さん、話聞いてくれないかい?」
「ん‥わかった。了解よ。」
「あまりお時間を取らせないようにお願いしますね。女王様には軍の視察をするお仕事があるそうなので。」
「あー、何、すぐに終わるから。」

「えええっ!?知らないわ、そ、そんなこと。」
「そう言われてもだなぁ‥もしかしたらと思って言っておいて正解だったな。ははは!」
「でも、経験なんてないけど、いいの?」
「いいんだよ。お前が誠心誠意『仕事』してくれれば俺だって満足だしよぉ。」
この国には奴隷階級は存在しない。
彼はそれを逆手に取り、侍女としての仕事には性奴隷として重臣たちの夜のお供をすると大ウソを吹き込んだのだ。
いわゆるセクハラを趣味とする彼らしい行動であり、人を疑うことを知らない彼女のことをよく理解した上での行動でもある。
「‥わかった。何をすればいいのかな、私は。」
「変に気張らなくたって大丈夫だぜ。俺に任せれば素直にお互いが気持ちいいと思えるようにしようと思ってるから。」
何が大丈夫よ、と彼女がつぶやいたようだが彼は無視することにする。後は流れに任せてしまえばどうにかなるのだから。

323:初めての朝は-猫の騎士団長編- 3
13/01/29 13:25:33.96 1Xta+ZXd
「おお~いらっしゃい!えっと‥リライブさんでしたっけ?」
「それはウチの弟だぜ。俺は虫人じゃないだろ。」
「ええ~っ。あっ、ダスティスリィさんですね?」
「それもウチの弟‥‥‥いいかげんさぁ、俺ら兄弟しか注文をしに来ないんだから覚えろよなぁ?
俺は猫人のリバイブルだ。頼むよクシー大博士さんよぉ。」
「いや~ホントごめんねあはは。」
彼女—パッと見では性別が分からないほどに汚らしい恰好をしているが—は国が誇るお抱え発明家で、
名前はクシーという。
城の近くの研究所で魔力で作動するマジックアイテムを取り扱い、医者としても活動する稀有な学者だ。
「それで、今日はどんなネタを持ち込みなのかな?あ、理由とかはいいよ、そんなの気にしないし。」
「そうだな、さっそく商談としようかなぁ。」

「‥‥‥‥な、る、ほ、どぉ~っ!その発想はなかったよ!
あ、でも大丈夫!実現するのは理論的には簡単だから、夕方にはできるよ!紅茶でも出すから待っててよ!」
「うん。そうか、今日中で助かったぜ。‥って、すごい色の茶だな。なんなんだこれは?」
「これ?自分で品種改良したやつで、病気の予防になる効能を増やしてみたんだけど、どう?」
「‥まず自分で飲んでから人に出せよな。」
こんな調子なので、彼女と普通に関われる人数は限られている。

「おまたせね!これが完成品と注文の品ね!壊れにくくできてるけど、なんかあったらすぐ持ってきてね~」
「ありがとうな。あ、今日はいくら出せばいい?」
「いやいや~今日は祝日ですから趣味でやってるようなもんですよ。
お代は素敵なアイデアを持ち込んでくれたということで手をうっちゃいます!」
「気前いいじゃないかぁ?いったいどうしたんだ?」
「へへ、実は新しく見つかった遺跡に古代の兵器があるんじゃないかという話を聞いて~
このウキウキを誰かと共有できただけでもうれしくて~っ!」
「へぇ、じゃあ調査の時にはウチの弟たちを使ってやってくれな。それじゃあ。」
「はい!いつでも注文待ってますから~!」

「‥‥あー、ほんとにいい発想だよ。相手の魔力を使って動くマジックアイテム。
はっ!こ、これは、お師匠を見返すチャンスじゃないだろうか。ふふふ‥」



城の自室に帰った彼がまず行ったのは彼女、クシーから受け取った荷物の確認である。
まず袋から取り出されたのは、ハリのある素材でできた中空の張り子のようなもの
次に、気味の悪いまんまるな固体が入った瓶詰めの液体
最後に、中ほどで二つに割れているよく磨かれた金属でできた首輪
「えーっと、たしか鍵がついてて‥あった。」
首輪には窪みがあり、付けた後は彼が手にした鍵を差し込んで外すようだ。
彼女の配慮か、鍵には首から下げられるくらいの長い紐がついているので、彼はさっそく首にかけてみた。
「‥ん!ちゃんと希望通りの機能があるみたいだな‥感心感心。
おっと、夕飯の時間だな。どうせやることもないし、さっさと行ってさっさと帰ってこようかねぇ。」
そう独り言をつぶやいて食堂へと向かった彼が浮かべた笑みは先ほどよりさらに悪戯っぽいものだった。

324:初めての朝は-猫の騎士団長編- 4
13/01/29 13:29:59.60 1Xta+ZXd
「あ、騎士団長、早いですね。‥まだ女王様は来ていませんよ。」
「別に暇だから早く来ただけだって、カッカするなよ、ハハハ‥。
そうだ、明日の新年会のために食材ならそろってるだろ?今日は久しぶりにムニエルを頼むぜ!」
「わかりました。でも、明日食べる分ですからおかわりはだめですからね。」
「え~?じゃあ一緒に何か他にも適当に頼むよ。もちろん魚でな。」
というわけで彼がメイド長の作った鮭のムニエルとイワナの塩焼きを平らげつつ後から来た近衛兵長と話をしているうちに、
料理の匂いにつられてやってきたのは、大臣と女王。
「おお、私より先に君が食卓に着いているとは珍しい。部屋に閉じこもって、よほど暇だったんだろ?
メイド長、適当な大きさの肉があれば軽く焼いて、一斤くらいのパンと一緒に持ってきてくれ。」
「まぁな。(大臣は俺がクシーのとこに行ったのを部屋に帰ったと勘違いしてるみたいだな‥)」
「そんなこと言って、どこのどなたかな?
『暇だから軍の演習を見に来たが、どいつもこいつも帰省して、だれもいないな!』とか言ってたのは?」
「う‥そ、そんなことより女王様、食事を楽しむとしましょうか。」
「あ、なら俺はここで部屋に帰るとするな。じゃ、また明日。」とやおら彼は立ち上がり、
女王の席の後ろを横切るとき「姫さんとは今夜また会うけどな‥」と言って彼女の顔を真っ赤にさせた。

「(なにをされるんだろうか‥いったい。)」
「女王様、顔が赤いですよ。熱があるならクシーさんに相談した方がよろしいのでは?」
「あ、違うんだ。平気だよ、体調は。」
「む、そうですか。でも、風邪をひいてからでは遅いので、早く寝てくださいね。これもお国のためです。」
若干心配そうな顔をした大臣は両手を使って肉を切り分けながら、パンをちぎって口の中に放り込んでいた。
大臣は種族は人間だが、腕がなんと四本もある。
その理由と、この国の重役に年寄りのいない理由は同じである。

今の女王ナターシャが女王に即位する少し前、この国には壊死を起こすはやり病が蔓延した。
幸い、致死率が特別高いわけではなかったが、体力のない高齢者はこの病により全滅。
クシーとその師匠が薬を開発することに成功したものの、すでに前女王は崩御し、大臣も上半身に深刻な後遺症を負った。
彼の本来の腕はもうない。今彼が動かしている腕は、クシーが開発した彼の魔力によって動く義手である。
先ほど彼が彼女に対してクシーの名を出したのは、自分を救ってくれたクシーを信頼しているからなのだ。
「げっぷ‥‥し、失礼しました!」
「いいよ、別に。誰がこの国の事務処理をするっていうのよ、他に。
君がたくさん食べて魔力をためないと、仕事にならないんだから。」
「いやはや‥、気を遣わせてしまいましたか。ますます恐縮です。」
そう言って目に涙をためている彼とは逆に、彼女は騎士団長の言った『仕事』をこなせるかという不安でいっぱいだった。



「‥気が重い。ううーっ‥あいつとはもっと後にしたかったのに‥こんなことは、さ。」
月夜に照らされた廊下を愚痴を言いながら歩く女性が一人。女王、ナターシャだ。
「でも、いずれはやらなきゃいけないわけだし‥‥許婚だから。」
長い黒髪はポニーテールに束ねられているにもかかわらず、腰まで届いている。
「いや、でもいやじゃないから断れないし‥だってあいつだもん、相手が。うぅ。」
メイド服を着ている彼女は騎士団長のことを考えていた。
周囲にセクハラを行い、しょっちゅうメイド長に包丁を投げつけられていた彼。
発情期だから、と言ってあちこちで自分にハグをしてきて近衛兵長に勘違いさせてしまった彼。
将軍を童貞とからかって逆鱗に触れ、土魔法で泥の中に埋められた彼。
小さい頃、寝ている大臣の顔に落書きをして殴り合いのケンカになったこともあった。
「(いつも迷惑かけてるように見えて、本当は周りの空気を明るくしようとしてたのよね、彼。)」
王族という特別な立場にいる彼女にとって、勝手気ままに振る舞う騎士団長はいつも気になる存在だった。
思えばメイド長、大臣、将軍など、比較的年が近い人たちとは昔からよく遊んでいたが、その中でも同い年は彼だけだ。
妹のようにかわいがってくれたメイド長。
物心ついたころには自分に対して自らの主君として接していた大臣。
弟分として切磋琢磨し合った将軍。
そして、ケンカを繰り返しながらも、よく一緒に行動してた騎士団長。
「(考えれば考えるほど、特別視してた‥‥あいつを。)」

325:初めての朝は-猫の騎士団長編- 5
13/01/29 13:31:36.95 1Xta+ZXd
立ち止まる。
突き当たりにあるこの扉は騎士団長の部屋につながっているものだ。
「‥ふ。どうしてあのとき断れなかったんだろうって思ってたけど‥簡単なことだったね。
昔から、好きだったんだ、あいつのこと。」


「‥起きてる?」
「おいおい、こっちが予定入れさせたんだから寝てるわけがないだろうが。
まぁとにかく扉越しに話してるのもなんだ、入ってこっちに来なよ。」
「‥‥わかった。」
彼女が部屋に入ると、奥でベッドの上であぐらをかいていた騎士団長が手招きをしていた。
彼は下着姿で、窓から差し込む月明かりを浴びていた。
猫人である彼は、胴体と手足に短い毛がびっしり生えていて、他には猫耳と尻尾、牙が特徴的だ。
彼の背の高さもあり、猛獣がそこにいるような迫力を出している。
「まーそのなんだな、ここに座ってくれないか?」
とりあえず指示に従い、ベッドに腰掛ける。
「まさか、もうこんなことになるなんてな、ハハハ‥‥まぁこれも侍女の『仕事』だからな、しょうがないや。」
そういう彼の声は上ずっている‥緊張しているらしい。
「えっとだな、経験のない姫さんにいきなりこんなことをさせても何の面白味もないからよ‥
ちょっといくつか道具を用意しておいた。もちろん、使ってもいいよな?姫さん?」
どうせ、立場からして断ることなんてできないのに‥
仕方ないのでうなずいてみると、彼はベッドの下から袋を取り出し中をあさった。
「‥これこれ。姫さんには今晩これを付けてもらうからよ。」
「なにこれ?ただ輪っかにしか見えないけど?」
「まぁ見てなって、‥‥ほら!」
彼女に差し出されたよくわからない輪っかは、彼が手の中でごそごそしているうちに半分に割れていた。
「‥‥これをどうするのさ、これから?」
「どんくさいなぁ。ちょっと頭を貸してくれ。」
彼は彼女の肩を持って自分の体にもたれかけさせ、割れた輪っかを彼女の首へあてがい、元の輪っかへと戻した。
輪っかは彼女の首に嵌まり込み、月明かりを反射させている。
「‥首輪?しかも、これって‥マジックアイテム?」
「正解だ。それ、クシーの作ったものなんだ。頑丈さ、安全性、効果、どれも一級品のやつさ。」
「何の効果があるの?というか、なんか力を吸い出されてる感じがあるんだけど、さっきから。」
「あぁ、その効果は実際使うときになったら言うよ。なんだかわからない方が姫さんもドキドキするだろう?
次に使うのはこいつだ。見た目はあれだがこいつもクシーが作ったやつだから安心しろよな。」
正直に言えばもやもやするので今教えてくれた方がいい。と言うべきか迷っていた彼女に突き出された瓶。
中には緑色の液体となにやら白黒の丸いものが入っている。
「うわっなによこれ‥目玉じゃない?この丸いのって‥‥」
「なんでも、ブロブって言う家畜化したスライムらしいぜ。こいつも能力はおいおい説明するとして、だ‥」
意味ありげにあけた間により、身構える彼女。
「服を、脱いでくれ。」
彼の眼は肉食獣のそれであった。

326:初めての朝は-猫の騎士団長編- 6
13/01/29 13:33:57.54 1Xta+ZXd
「ふ、服は脱いだぞ。い、いいよね‥‥?これで‥」
「だめだめ、こういうことは全裸でやるもんなんだ。下着も脱いで一緒に置いてくれよ。」
このオス猫が。見え隠れする下心にちょっと腹を立てる彼女だが、だからと言って反抗したら彼を怒らせかねない。
侍女に扮した私は格下の者として我慢をしなくてはならないのだ‥今は。
「‥なぁ、早くしてくれよなぁ。」
「そう言われても‥恥ずかしいこともあるんだ、いくら君でもさ。」
いくら幼馴染と言え、『仕事』としてやらねばならないこととはいえ、人に裸を見せるのは相当な覚悟がいる。
彼女は、ブラジャーを脱いだところでそこから先は踏ん切りがつかず、
手ブラのままショーツに手をかけられずにベッドの上で立ち尽くしていた。
「仕方ないなぁ。じゃあさっそく使うとするかな。よっと。」
そう言うと彼は立ち上がり、彼女の首輪を触って念を送る。
すると、彼女は突然全身の力が入らなくなりベッドにあおむけに倒れこむ。
「な、な、何よこれ!?体が動かない!?どうなってるの‥?」
「その首輪の能力その一だな。
なんでも体を動かすための力を完全に吸い取って、動けなくさせられるってことなんだってさ。」
彼女の顔から血の気がなくなる。
この首輪の能力はすさまじい能力だ、こうされては彼の行動を一切止めることなどできない。
ウキウキとした様子で彼がショーツを彼女からはぎ取り、彼女が脱いだ服の束の上に置いたときに、
彼女は自らの生殺与奪の権を完全に彼に明け渡したのだ。と実感した。

彼女は、生まれて初めて完全に人の下に立ったのだ。

「ははあ、大人になってからお前のここを見るのは初めてだが‥生えてないな。」
「ははは‥そうなのよ。昔から産毛くらいしか生えなくて。」
よくある話で、激しい運動をする選手などは、服と体が擦れてムダ毛が生えにくい肌質になることがある。
彼女もまた剣術を熱心に習い、幼いころから激しい運動を繰り返したので、このようなことが起きたのだろう。
「じゃあその産毛すらこれでさようならだなー。」
と言って彼が手にしたのはあの瓶。すでにフタは開いている。
「どういうことなの?何をするって言うのよ、そのブロブって‥」
「まぁ見てなって‥」
それだけ言うと彼は首輪の力をいったん切り、瓶の中身をやっと動けるようになった彼女の腰に落とした。
ブロブという一つ目のスライムが体を起こした彼女と目を合わせつつ下腹部と股に広がる。
「痒いよ‥ピリピリして。」
「初めはそんなもんだって言ってたぜ。まぁとにかく待ちなって。」と言った刹那だった。
ブロブの液体の部分が震えて彼女の体を刺激する。
どこにそのような筋力があるのかさらに揉みほぐすように力を加えていく。
「おお‥マッサージしてくれてるみたいだよ。たしかに気持ちいいね、これ‥‥‥えっ?うあっ、やめて!」
結論を言えば、このブロブは体を揉みほぐすことが役目ではない。
ブロブは力を込めて彼女の尻肉を左右に開くと、自らの一部を彼女の肛門の中に挿入したのだ。
その量はほんの少しずつで、太さはそこらの雑草の茎のようなものだが、
それでも排泄の孔から逆流してくるそれを当然だが彼女は無視することはできない。
「ちょ、うわ、ねぇ‥なんなのよぉ!これぇ‥‥」
「そいつはしばらく瓶の中で絶食状態だったから、食料を求めてるんだ。
今からお前の体の中の便を溶かして取り込むんだよ。ちょうどいいから宿便をすっきりしてもらいなよな。」
「なっ!?そんな‥あっ!動かないでっ‥う、うんち食べないでえええええっ!」
一応ブロブには人間の意思を読み取る能力があるのだが、今は生存欲がそれを押さえつける。
彼女の中に入ったブロブの一部は、直腸、大腸の先まで進み彼女の便‥‥餌を取り込んでいく。
初めは少量だったその一部は、栄養を取り込み肥大化し、彼女の腹部を満たす。
「っくぅ‥‥おなかがぁ‥」
「うわーっ、ちょっと膨らんでるのが分かるよ‥‥もう少しの辛抱だから、がんばれ!姫さん!」
「な、に、をっ、頑張れって、いうのよ!」
口論を続けるうちにブロブは満足したのか、その動きを止め、太く長くなった体を彼女から引き抜こうとしている。
だが、それは彼女にとってはとてつもない感覚を生むことになる。
「え!?あっ!う、うんちが、止まらないぃぃ!」
当然のことだが、腸の中に入っているものが体から抜けるときは必ず肛門から出ていく。
彼女は今、排泄をするその瞬間のときのあの感覚を延々と感じさせられているのである。
排泄という身近な快楽を塗り重ねられることにより、彼女の体は徐々に出来上がっていく。

327:初めての朝は-猫の騎士団長編- 7
13/01/29 13:35:29.98 1Xta+ZXd
ブロブは彼女の体の中に入っていた量の三分の二ほどを出して止まった。
残りは彼女の体内で次の餌を待ち構えるつもりのようだ。
「‥はぁ‥はぁ‥‥‥」
「どうだった?初めは気持ち悪いかもしれないけど、クセになるって言ってたがよ‥‥?」
「(正直に言って、すごく気持ちよかったよ。これ。というか、あの人は自分で試したってことなの、これを‥‥?)」
と、彼女がこの場にいない発明家の裏の趣味に驚愕している間に、ブロブは彼の方を見て目で何かを訴えかけている。
「ん?あ、そうだっなぁ、こいつ、人の気持ちが分かるらしいんだ。すごいよなぁ。」
へぇ。としか彼女には返す言葉がない。
肛門にさっきから嵌まり込んでいるブロブが震えることで生まれる微妙な感覚のせいで返事を考える余裕すらないのだ。
「それじゃあ、ブロブ、次の段階への移行を許可するぞ。指示があるまで好きにやってくれ。」
「っ!?まだ、あるの、なんか‥‥?ひゃっ!」
ブロブは栄養を取り込み増えた体積にものを言わせて彼女の体全体に広がり、被膜のような姿になった。
現代風に言えば、継ぎ目のない緑色のキャットスーツを着ているような格好である。
ちょっと無理をしたのであろう、目玉は少し縮んでしまっていて彼女のへその窪みに身を寄せている。
「おおぅ‥体中でさわさわ動いてるよ、これ。」
「ここからがこいつの真骨頂らしいぞ。
俺は次の支度をしているから、しばらく楽しんでおいてくれよ。」

世の中には肌の角質を食べる魚というのがいるらしいが、今ブロブが行っている行為はまさにそれの上位互換と言える。
ブロブは彼女の体中の古い皮膚、ムダ毛、汗を食べていく。へそに陣取った目玉はへそのゴマを食べているらしい。
普通ならば、これは気持ち悪いほどにくすぐったい程度で済む問題である。
しかし、今の彼女は尻穴から塗りつけられた快楽で敏感な状態である。
そのため「ふぅあっ!あっ、っんひゃ!くうぅっ!」などという声を止められないでいる‥

「はぁ、はぁ、はぁ‥っあぁっ!?‥‥あぁ‥はぁ。」
「悪い悪い、姫さんがあんまりお楽しみだから声をかけられなくてさぁ‥」
意地の悪そうな顔で声をかける彼。彼女は心の中でふざけないでよ、と罵った。
隣の部屋にいる近衛兵長が飛んできたらどうするつもりだったのか。
彼女は若く、まだ大人の情事を見せても良い歳じゃない。
「言っとくがお前が思ってるより大きな声は出てなかったぜ‥‥
途中で首輪の力を使ってお前の声を出にくくさせてもらったからな。」
そ、そんな馬鹿なと思い、抗議の声を上げようとするが、たしかに舌が痺れて言葉にならない。
恐ろしいことにこの首輪は声を封じることもできるのか。
「ビビってるかもしれないから言っておくけど、こいつは一度に一つのことしかできないんだ。
頭が回らないだろうから噛み砕いて説明するけど、
こいつの力だけで姫さんをモノ同然にすることはできないってことだな。」
それを聞いて少しは安心するが、この首輪で体の自由を奪われたうえに猿轡を噛まされたら一緒じゃないかなぁとも思う。
で、一体君は何をしていたのよ。と言おうとするが、舌が痺れているためにうめき声しか出せなかった。
言葉で気持ちを伝えることがいかに素晴らしいことかを再認識させられる。
「(あぁ私は食べられる寸前まで弄ばれる猫の獲物のようなものなのであろうな。)」
そう考えている彼女の前に、また新たな器具が見せびらかされた。
今度はなにやら筒状である。

328:初めての朝は-猫の騎士団長編- 8
13/01/29 13:39:06.85 1Xta+ZXd
「あんあおえ。」
「あー悪い。そろそろ機能を解除して‥ほら、喋れるぞ。」
「あ、あー、あー‥しゃべれるね、たしかに。」
「『なんだこれ?』って言いたかったんだろ?
こいつは姫さんに使うもんじゃなくてな、俺に使うものなんだ。」
「君に?」
彼は彼女の質問には答えずに、下着を脱ぎ捨てた。
彼女の前に晒される赤黒い肉棒。かつて見た彼のそれとその姿は大きく異なっている。
皮に包まれていた本体が今は姿を見せ、己を包み込む孔はないかと探るようにひくひくと動いている。
だが、最も変わったと言えるのは、その側面。
バラの枝やアロエを思わせる棘が生えているのだ。
「ハハハ‥驚くだろ、自分でも驚いたんだ。無理もないだろーな。
こいつは猫人に特有の特徴らしくて、もちろんこんなの将軍や大臣にはついてないぜ。」
「これ‥‥痛そうね、ちょっと。」
「痛そうじゃないんだ、痛いんだよ。
なんでも、本物の猫はこれを『刺激を与える』ために使うらしいからな。当然俺のこれも痛い。
そこで、これの登場ってわけなんだな。」
そう言うと、彼は彼女を包むブロブをすくい、その筒の中と自身の肉棒に塗って滑りが良くなったのを確認した。
「これは俗にペニスサックというもので、チンチンがちっこい奴が水増しに使うものだが、
俺の場合はこの棘をこれでしまっちまおうって魂胆だ。こうすれば痛くないし、避妊も簡単。一石二鳥!」
意気揚々と器具を装着する彼を見て、まったく彼らしいと、彼女は笑みを浮かべた。
発情期という概念のある彼は性に対する知識欲が昔から大きかった。
だからこそ、彼女と彼との種族の性行為の違いを理解し、このような機転を働かせられたのだろう。
「へぇ、ありがたい話じゃない。よくやったわね、君にしては。」
「ちょっとちょっと、それってまるで俺が配慮のできない奴だと思われてたってことかよ。
それはないぜ‥だって俺っ」
「そんなことは言ってない!」

「‥?姫さん‥?」
「そんなこと‥‥ありえない。
君は‥ううん、リバイブルは、自分なりに努力してた‥いつもみんなが明るい気分でいられるように。」
「姫さん‥」
「女の子たちにちょっかいかけるってやり方はあんまり感心できないけど、
それでも、あなたはあなたなりに努力してるって、知ってたから‥私は!」
「‥ハハ、照れるぜおい‥」
「好きよ、リバイブル。」
「え?」
「ずっと気付いてないふりをしてた。意識してるだけだって、許婚だから。
でも、さっき分かったんだ。本当の意味で、あなたが好きだって‥私は。」
「‥冗談じゃないんだろうな?」
「冗談で嫌いとは言える。だけどこんなこと冗談じゃ言えないよ‥?
‥‥‥愛してるなんて。」
「‥姫さん!」
緑の被膜に包まれた体を毛むくじゃらのケモノの体が抱きしめる。
彼が流す涙と汗は彼女の纏うブロブに吸収され、増えた体積の量だけ彼の体にも纏わりつく。
その瞬間、彼女たちの心は繋がったのだった。

329:初めての朝は-猫の騎士団長編- 9
13/01/29 13:48:07.75 1Xta+ZXd
「あっはは‥‥全く予想外だったぜ。俺はこの気持ちは一方通行で、
姫さんは俺のことを政略結婚の相手くらいにしか考えてないと思ってたのに。」
「たしかに、さっき食堂であったときは考えもしなかった‥こんな風に互いを想ってるなんて。
あ、あと、名前で呼んで‥今はその、女王じゃなくて、一人の侍女として、ここにいるんだから。」
「ハハ、そこの設定は崩さないんだな、姫さ‥いや、ナターシャ。」
長い抱擁の中の、いつ始まったかすらわからない熱い接吻。
経験のない彼女にはいったいどうしたらいいかわからないものであったが、彼が自ら動いて教えてくれた。
そしてその勢いそのままにいよいよという体勢になったのである。
「じゃあ‥お願い、ここ‥なんでしょう?」
それだけ言うと彼女はベッドに手を付き、股を開いてひくひくと動く彼女の入り口を彼に見せる。
それと同時にブロブに指示を出し、外陰部を開かせ中の様子を見せることも忘れない。
「おお、もうこいつはナターシャの一部みたいに動くな、感心感心。
中は‥‥うーん、よくわからないけど、緑だねぇ。」
「ちょっと‥それ以外に何か感想はないの?えっちなことが好きなくせに‥」
事実、彼女から分泌される愛液はブロブに餌として取り込まれているので夜目が利く彼が見ても中の状態は何とも言いがたい。
そもそも部屋の明かりは月明かりのみに頼っているので、たとえ通常の状態でも観察するのは難しいだろう。
困惑気味の彼はとりあえず首輪を触り念を唱える。
「今度は何?今度は‥どこも拘束されてないわね。」
「今送った指示は苦痛の除去、感覚の拘束さ。こんなにいい雰囲気を処女喪失の痛みで狂わせるわけにもいかないしなー。」
「‥意外と切実ね。満点ってところかな、えらいえらい。」
「ん‥‥ハハ、ナターシャに良い子良い子されるなんて思ってもみなかったぜ。」
そう言いつつ、彼はサックに包まれた愚息を彼女の広げられた外陰部へとあてがう。
「‥行くからな。」
「うん、頼むよ」

ズン、という音がしたようにも思える。
彼女の下腹部は、大した抵抗もなく彼の肉棒を飲み込んだ。
「おい、痛くはないよな?
というか、逆に何も感じなかったんだが‥膜の。」
今の感覚に違和感を感じた彼は、考えた末に一つの結論を出す。
「ナターシャ‥もしかして、あの時に。」
あの時というのは、彼女が以前将軍たちと冬の山で訓練を行った時のこと。
彼女は湖が凍っているのに気付き、遊び半分で上を歩いたところ、
足を滑らせて尻もちをつき、氷が割れて冷水の中に落ちるという事故を起こしていた。
「あの時、あちこちから出血してたって将軍は言ってが‥
ナターシャ、氷の上で転んだ時‥膜が、破けたのか?」
「‥うん。」
顔を真っ赤にする彼女。
それもそのはず、このような大事な時に恋人に人生の恥を冷静に分析されてしまったのだ。誰だって恥ずかしい。
「あーあ‥なんだよ、残念。せっかくナターシャの初めてをもらおうと思ったのになぁ‥‥
ケツの方はブロブにあげちゃったし。」
「で、でもさっきのが初めてだよ‥その、キス‥」
「おお、そうだったか、じゃあそれで妥協するよ。
それじゃあ動くぜ。」
ちょっと人を捕まえて妥協とは失礼だな、と言いたかったが、彼が動くことで生じる未知の感覚に驚き、反論する余裕もない。
彼女が纏うブロブによって敏感になった体、
彼女が付けている首輪によって痛みや気持ち悪さが除去される神経、
彼女の体内のツボを刺激する彼のサック、
彼が用意した道具は的確に彼女の感覚を快楽のみに囲い込んでいく。

「‥!っふぅ!っあ!あ!あ!あっ!?だめ‥‥なんか変だよぉ!」
「変じゃない変じゃないよ。っく!きつっ‥
そ、そういうのを気持ちいいって言う‥っ!‥んだぜ。」
「ふあっ、っぁあ、はああっ!き、気持ちいい?私、気持ちいいんだね、リバイブルと一つになれて‥
あっ、ああ!なんか!なんかっ、くるよ!なんかくるってぇ!」
「っふ、っふぅ!そ、それは、っぅ!い、イクって言うんだ‥ぜ。」
「うぅ!い、イク?イク?イク!イっちゃう!い、イっちゃううううううぅ!」
「あぁあああ!?す、すごぉ!お、れもだめだ。ふあああああっ!」

330:初めての朝は-猫の騎士団長編- 10
13/01/29 13:50:53.90 1Xta+ZXd
二人はしばらくの間真っ白に染まった頭を整理し、向き合った。
「本当にありがとうな。いい『仕事』っぷりだったよ。楽しかった。」
「‥?何を言ってるの?まだ終わってないじゃない。ほら。」
ナターシャは、彼の肉棒をつまみながら言う。確かに今だ張りつめていて、まだ出るものは出そうだ。
「っ!?ちょ、なにやってるんだ!もう俺は満足だって!」
「だーめ‥!今のうちに全部出してやるんだからっ‥リバイブルにしばらく発情期なんて来ないように‥!」
「お、おぉい。目が、目が怖いぜ?もしかして、そんなにお前に迷惑をかけてたのかっ!?」
「近衛兵長がここでの挨拶はハグで交わすものだと勘違いしてるのよ!あなたのセクハラのせいで!
あぁ腹立ってきた!そうね‥このまま離さないよ、あと7回は付きあわせるんだから!」
「え、え?‥えぇ!?おいやめろ離せ‥
ちょ、そんなにブロブを塗ったら俺の毛が‥‥にゃ、にゃはあああああっっ!?」

「そこまでだよ!
私の兄さんを喰らう淫魔め!覚悟し‥‥じょ、女王様ああああああ!?」
「(り、リライブ!?いやあああああ最悪だああああああ!!!!!)」



「あーっめんどくせぇことにまぁ‥
小兄貴、こんなこと自分たちが首を突っ込むことじゃないぜ‥‥」
「ダスティは黙って自分の任務を遂行する!」
「うへぇ、分かったからそうカリカリしないでくれ‥」
「え、えっと‥弟君たち?私が、ついやったことで、その、さっきのは‥」
「「これはウチの兄弟のことなんで姫様は口を出さないでください!」」
「ナターシャ‥もう夜更けだし、部屋に帰りなよ‥とてもじゃないが今は無理だ‥
ほら、この鍵でそれは外れるから‥‥」
「え、わ、わかった‥」

「しかし、大兄貴‥何やってるんだよ。これで自分たちはこんな夜中に大兄貴を問い詰めるって作業が増えたんだぞ!」
「そんな愚痴を言う許可は出していません!仕事は!?」
「うへぇ、悪い、小兄貴。」
今の彼の状況は‥絶体絶命である。
彼女との行為のまさにその時を見られ、弟リライブに問い詰められているのだ。
彼は兄とは似ず規律を重んじる性格をしている。
「許婚という関係‥‥しかも、相手はあの女王様ですよ!?
関係を持つなら、せめて国民に対しての婚姻の発表や挙式を終えてから‥!」
「おおお、落ち着けって小兄貴~っ‥」
「さっきから口を挟んで!氷漬けにされたいか!ダスティ!」
「そ、それは勘弁だ!しょ、触手が全滅する!」
この場を逃げ出そうにも、末弟ダスティスリィの触手に絡め取られて身動きが取れず、
延々と続く説教を聞いているほかにこの場をしのぐ方法がない‥‥

「大体ですね、前から繁殖期などという言い訳をかさにして、
騎士団の女性の皆さんにふしだらな行為を働いていること!今日はこれがそもそも言おうとしていた‥‥‥‥‥‥‥」
「(あぁ、俺、終わったな‥‥)」
この日、騎士団長は一睡もすることができなかったのだと、後日ダスティスリィは女王に報告し、
その報告を聞いている最中の彼女は、彼の触手を観察し、指で金属の輪をいじくっていたという。

331:...
13/01/29 13:58:31.02 1Xta+ZXd
以上で終了になります。
前回の将軍の話の別視点のつもりが、こっちが本編みたいになっちゃったよ。

332:名無しさん@ピンキー
13/01/31 13:53:24.38 jcP3EAdl
GJ
投下乙

333:名無しさん@ピンキー
13/02/01 00:00:56.83 7cDoBrmf
お姫様が侵略者のおっさんとか兵士に無理矢理犯されるの、すごい萌える
でも自分では書けないジレンマ

334:名無しさん@ピンキー
13/02/01 19:49:39.60 dxdvfUW/
投下乙
明の英宗とか言う皇帝が騎馬民族との戦闘で捕虜に→解放されるも弟がすでに即位し邪魔者として幽閉
とか言う経歴で(その後クーデターに担ぎ出され皇帝に復帰)ウィキによれば捕虜になったとき20代前半……!
これは女帝に脳内置換しての妄想がはかどるな。ハーンに陵辱されたり、弟のゆがんだ欲望が噴出したり、
自分を担ぎ出した悪徳大臣に脅迫されたり……

335:名無しさん@ピンキー
13/04/05 00:59:37.62 RQgDZpJG
保守

336:名無しさん@ピンキー
13/04/28 03:04:25.45 5JghRqOw
あまり壮大なストーリーは書けないけど
こう、世間知らずなお姫様に間違った知識を吹き込んで主人公のされるがままにしたい、という物が作りたい

337:名無しさん@ピンキー
13/04/28 03:36:42.73 J5J18rKn
俺、偶然現実社会に逆召喚されたお姫様と
普通にいちゃいちゃラブラブするものを書きたいと思ってる

338:名無しさん@ピンキー
13/05/07 22:16:17.52 NLUvR7/Z
誘い受けする奴って投下しねえよな

339:名無しさん@ピンキー
13/05/08 09:36:54.07 FCKM/hSg
まぁ「書きたいと思ってる」と「書き始めた」と「「書き上げた」の間には
高い壁があるからな

340:名無しさん@ピンキー
13/05/08 17:11:35.31 4lBHr6Nr
「気が付いたら書き上がっていた」

341:名無しさん@ピンキー
13/05/09 23:54:14.95 8GFupi/g
なら使ってもいいッ!

342:名無しさん@ピンキー
13/05/11 13:30:56.87 n+D1G+xn
書きたいアピール、書いてるアピールはウゼエって話

343:名無しさん@ピンキー
13/05/12 08:34:16.98 no/BL7aA
誘い受けせずにネタ投下にとどめれば

344:名無しさん@ピンキー
13/06/23 01:18:45.15 1T2nWwUp
ほす

345:名無しさん@ピンキー
13/07/06 13:01:09.87 QP6ujx2d


346:名無しさん@ピンキー
13/07/10 09:22:41.65 d/DPfexd
死ね

347:ひまつぶしです
13/07/10 19:01:01.23 b4nUbgzH
「姫?」

とある国の王宮の中園。身軽に動けるよう軽く武装した騎士が、あたりを見回している。

「姫、どちらにおられる?クローディア様!」

あたりは美しく刈り込まれた芝生に、大きな樹が濃い影を落とし、その間に人の背の高さほどの潅木が
程よい距離で植えられている美しい庭園だ。

後ろで僅かに潅木の枝が揺れた音を逃さず、騎士は後ろを振り返った。
生い茂った枝を持ち上げると、騎士が守るべき人である国王の一人娘、クローディアの悪戯っぽい瞳が覗いた。

「姫、お戯れはお止めください。あなたはこの国の姫であり、
いつ何時、曲者にお命を狙われるかわからないお立場なのですよ」

そうはいっても久しく戦争のない平和な王国の安全な王宮で、蝶よ花よと育てられた甘ったれの一人娘は
そんな危機意識は持ち合わせていなかった。

「うふふ、ごめんなさい。だって、ただお散歩しているだけじゃつまらなくて」
「姫様がそうやって私をからかって退屈しのぎをされるたび、こちらは5年も寿命が縮む思いをいたします」
「もう!ちょっとかくれんぼに付き合ってくれるくらいいいじゃない」
「そうやって隠れているところを狙われたらどうなさるおつもりです」
「私は大丈夫。だってエリオットが守ってくれているんですもの」
「では私の目の届かないところに隠れるのはお止めください」
「んもう!それじゃかくれんぼにならないじゃない!

・・・わかった。いいこと思いついたわ!エリオットが私と一緒に隠れてくれればいいのよ。鬼は女官たちで。すごいいい考えだわ!」

クローディアは自分の思いつきに舞い上がって、子供のようにはしゃいでいる。
もうすぐ15歳になろうというのに、同じ年頃のほかの子供と交わる機会が少ないせいか、
クローディアはどうにも幼さの抜けない娘だった。

「ね!どう?エリオット。これなら危なくないでしょ?」
「ま・・・まあ、姫が一人で隠れられるのに比べれば・・・ですが」

それを聞くとクローディアはすぐに女官たちを呼びに駆け出した。
「マーサ!エリナ!来てちょうだい!あ、クレア、こっちよ!」

数人の女官たちを集め、100数えてから自分を探すように言うと、クローディアはエリオットの手をとった。

「ほら行きましょエリオット!急いで隠れなきゃ」

軽く溜息をつき、エリオットは諦めたようにクローディアに従う。
あちらこちらと移動した後、庭師たちの作業道具を置く納屋と、その脇の茂みの隙間にしゃがみこんだクローティアの背後に、
同じくエリオットもかがんで身を隠す。

ふと見ると、春の暖かい日差しの中、庭園をあちらこちら歩き回ったためか、クローディアの額やこめかみにはうっすらと汗が浮かんでいる。
さきほどまでは気がつかなかったのに、狭い茂みの影に一緒に身を寄せていると、普段よりずっと距離が近い。
エリオットは思わず一歩後ろに下がった。
クローディアは全く意に介さず、瞳をキラキラさせて茂みの向こうを見つめている。

「うふふ、マーサったらあんなところを探して。違うってば……あ、クレアがこっちに来るわ!」

クローディアはとっさにエリオットを振り返り、手を掴んだ。

「エリオット、静かにしててね!声を出しちゃダメよ!」

人差し指を立てて唇に当てる。
遊びに夢中になったクローディアの頬は紅潮し、息は弾んでいる。
わずかに香る甘酸っぱいような汗の匂いに、エリオットは軽い目眩を覚えた。

348:名無しさん@ピンキー
13/07/21 13:24:26.13 BRdupY53
おっさんの尻穴オナニーが見たい

349:名無しさん
13/08/04 20:56:39.55 BnRWg9bo
あげとく

350:名無しさん@ピンキー
13/08/06 14:33:33.45 gHMU3lRl
>>347
ほのぼのSSでした、乙

351:名無しさん@ピンキー
13/08/09 13:36:19.69 lfNe4any
やさぐれ姫様がピュアショタなしたっぱを凌辱みたいです

352: 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8)
13/09/26 15:45:29.07 8vEWtkpW
ほす

353:名無しさん@ピンキー
13/11/17 02:01:05.97 nW8Jr1h7
前スレだったかな、古い方の保管庫が404になってしまって
代わりのページ作ってくれた人がいて大変感謝したものだが
それも今見たら404になってる模様
URLリンク(file2.rdy.jp)

できればもっかいうpしていただけないだろうか
今度こそちゃんとローカルに保存しますんでm(_ _)m

354:名無しさん@ピンキー
13/11/17 17:02:27.76 teQs7nQL
本当に残念だよなー

355:sage
13/11/21 14:36:58.51 gLDPnNVy
>>353
URLリンク(file3.rdy.jp)

356:名無しさん@ピンキー
13/11/24 03:44:56.22 INp6O2Sv
>>355
ありがとう!ありがとう!!

357:名無しさん@ピンキー
13/12/16 01:33:49.60 rVii8Nly
先帝の女二宮の藤田侯爵夫人系子はその話を聞いた時一瞬戸惑った。
その話は娘の寿賀子が多羅尾男爵との婚約が進んでいるということだった。
なぜならその昔、女二宮は多羅尾男爵の兄、多羅尾子爵と交際していたのだった。
しかし子爵の多羅尾家では皇女の降嫁先としては家格が低すぎる。
なので女二宮と多羅尾子爵は別れたのだった。
その後女二宮は藤田侯爵に降嫁して五人の娘を産んだのだった。一方多羅尾子爵は結婚と離婚を繰り返していて婚外子もいるほどだった。

両家顔合わせの日、女二宮は憂鬱だった。なぜなら多羅尾男爵の親代わりとして多羅尾子爵が来るからだった。遥か昔の若い頃の出来事とはいえ女二宮は多羅尾子爵とのことを引きずっていたのだった。
そしていよいよ顔合わせ。何でもないふうに多羅尾子爵は挨拶してくる。そして終始無言の女二宮に対し、多羅尾子爵は藤田侯爵と歓談するのだった。

それから数年が経ち衝撃的な出来事が起きた。それは戸田子爵に嫁いだ長女の美奈子が不倫の果てに家出したというのだ。そしてその不倫相手は何と多羅尾子爵だったのだ。
驚く女二宮。そして女二宮は多羅尾子爵を呼び出したのだった。

358:名無しさん@ピンキー
13/12/19 05:35:12.91 lGOMwm+D
女二宮は多羅尾子爵を問い詰める。多羅尾子爵は開き直ったどころか女二宮を押し倒したのだった。
多羅尾子爵のテクに堕ちていく女二宮。女二宮は久しぶりに絶頂を迎えたあげく中出しされたのだった。

そして多羅尾子爵夫人は娘を連れて出ていったので美奈子は多羅尾家に入ったのだった。やがて美奈子の妊娠が判明する。美奈子はまだ離婚していなかったが産むことにした。
そして女二宮の妊娠も判明する。しかし相手は多羅尾子爵だったので女二宮は密かに中絶した。
その後も密かに多羅尾子爵と関係する女二宮。それは美奈子が多羅尾子爵の娘を産んでからも変わることはなかったのだった。美奈子はようやく離婚が成立して娘もようやく戸籍を取得出来たのだった。

359:名無しさん@ピンキー
14/03/16 08:00:15.39 AC+uWiRb
ほしゅ

360:名無しさん@ピンキー
14/06/07 05:35:44.47 rF1PtzrS
書きたい!

361:名無しさん@ピンキー
14/06/18 22:31:49.43 cuT22xVl
読みたい!

362:名無しさん@ピンキー
14/06/19 09:32:32.77 kQl1Fq+Q
書きたいねぇ

363:名無しさん@ピンキー
14/06/21 20:39:13.48 fzm7fc7M
「書きたい」ならそいつ如何だからどうしようもないが
「読みたい」なら「何を」か言えよw

364:名無しさん@ピンキー
14/06/22 08:29:45.90 Z+lFL9Eh
貴様の脳内を

365:名無しさん@ピンキー
14/06/28 17:41:52.34 I9T1gTdq
現代のお姫様…レオタードでワークアウトもありっすか?

366:名無しさん@ピンキー
14/06/29 10:21:43.78 GEhPe6Jv
パパラッチには気をつけようね。

367:名無しさん@ピンキー
14/08/29 00:22:55.72 ZbU7jnC8
お姫様と言えばロリ


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