おにゃのこ改造 BYアダルト20at EROPARO
おにゃのこ改造 BYアダルト20 - 暇つぶし2ch100:名もなき改造人間たち2・姉弟(11/26)
12/04/05 20:18:37.68 1KHXpAvl
 姉はどこか言いにくそうにそう言うと、口を閉ざした。僕らはやや
拍子抜けしてしばらく黙っていたが、やがてまたたわいもない会話を
始めた。つきあい始めたばかりのカップルにありがちな、話の中身よりは、
話そのものが楽しくて楽しくて仕方がない、といった類の会話だ。
 やがて就寝時刻が訪れ、姉は昨晩同様、僕に背中を向けて眠り始めた。
待ちかねたように僕と短大生さんは肉の交わりを開始し、昨晩同様、
意識を失うまで延々とそれを続けた。
 翌日も同じような朝と同じような夜が訪れた。その翌日も同じだった。
正直なところ僕は、この日々が永久に続いてもいいと思えるほどの
幸福感を感じていた。
 だが、その日々が永久に続くことがないのも分かっていた。ここを
出ていく「順番」が着実に僕らに迫っていたからだ。
 彼女の横の夫婦が順繰りに姿を消したのは夜中だった。僕は彼女と
交わりながら、これまで言い出そうとしながらもなかなか言えなかった
ことを切り出した。
「聞いて欲しい。雑誌なんかの記事によると、こういう宇宙人の
アブダクションというのは、さらわれていた間の記憶を消されて放り
出されるものみたいなんだ。だから、僕たちもそうされる可能性は大きい、
と思う。だとすると、僕と君の間の思い出は、僕らの頭からすっかり
消されてしまうことになる。そうなればもう、僕らは地球で再会しても、
お互いを認め合うこともなく、すれ違ってしまうだろう」
 彼女は悲しそうな顔になりながら、僕の話に耳を傾けた。
「以前、始めて二人が結ばれる少し前、君は言ったね。こんな目に
あってしまったら、もう普通の人とお付き合いなんてできない。結婚
するなら僕以外考えられない、って。でも、その心配はないんだ。
だって、君自身も、ここにいる他のみんなも、ここにいたこと自体を
忘れてしまうんだから。君はここに来る前の生活を再開できるんだ。
こんな冴えない、貧乏な家庭の高校生なんかに縛られないで、君の
お家にふさわしい立派な人と結婚し、幸福な家庭を築ける。僕なんかに
君はもったいない。だから僕は、僕らの記憶が消されることを、
むしろ喜ばしいことだと、君にとっての幸せだと思ってる」
「ばかっ!」
 彼女は真剣な声で僕をしかりつけた。
「そんなの! 幸せなわけないじゃない! キミがいない人生なんて、
もうあたしには考えられないんだよ! 家柄が何よ? 高校生が何よ? 
キミは、あたしのことを、そういう風にしか見ていなかったの?」
 それを聞いた僕は涙をこぼして言った。
「そんなわけないじゃないか! 悲しいよ! 悔しいよ! 僕は君の
ことを絶対に忘れたくないし、君に忘れられてしまうのだっていやだ! 
でも……でも……」
 彼女は優しい、そして力強い声で答えた。
「あたし、忘れないよ! 絶対にキミのこと忘れない! 約束する! 
もしキミがあたしのことを忘れてしまったら、力ずくでも思い出させる。
押し倒して、しごいて、強引にこの中に入れてあげる。そうしたらもう、
絶対に思い出すこと間違いなしよ!」
 彼女の底抜けの楽観論が、今はただうれしくて、僕は彼女をぎゅっと
抱きしめようとした。
 だがその瞬間、彼女が横たわる床に突然大きな穴が空き、彼女が、
そして彼女だけがそこに吸い込まれてしまった。
「忘れない! 絶対に忘れないからね!」
 かすかなそんな残響を残して、彼女は姿を消した。

101:名もなき改造人間たち2・姉弟(12/26)
12/04/05 20:19:18.56 1KHXpAvl

 下腹部の器官をみっともなく硬直させながら、僕は泣きじゃくって
いた。だがそのとき、僕の肩を誰かが叩いた。振り向くと、姉が暗い
顔で僕を見ていた。僕のペニスから目をそむける姉の様子から、たった
今の情事も、その際の会話も、すべて聞かれていたことは確かそう
だった。
 僕は少しだけ、姉の介入を煩わしいと感じた。できれば、今は一人で
あの人のことを考えたかった。だって、姉と僕はきょうだいだからだ。
この狂った空間の記憶が消えても、姉と僕との間で過ごした記憶の
ほとんどは失われない。彼女とは違う。だからせめて今だけは、姉に
二人の別れに水を差してもらいたくない。そんな思いがあった。
 だが姉は、ひどく切迫した口調で、僕に話しかけた。
「時間がない。色々と言いたいことがあるかもしれないけど、黙って
わたしの話を聞いて」
 たしかに色々と言い返したかったが、姉の真剣さが気になり、僕は
黙ってうなずいた。
「この場所のこと。そしてわたしたちがもうじきどこに行くかという
こと。それについて、わたしは前から違う考えをもっていた。あの
お嬢さんに話したら絶対に反論されて、お互い無駄で厭な時間を浪費する
ことは目に見えていた。だから黙っていた。だけど、やっぱりあなたに
だけは話しておきたい。まだちょっとだけ時間はあるから、できるだけ
納得がいくように話すわ。
 わたしたちが『宇宙人』と呼んでいるあの生物、宇宙人にしては
なんだか変だと思わない? 皮膚の材質とか、触角とか、どう考えても
地球の哺乳類ではないのに、顔や体型があまりにも人間に似すぎている。
こんなバランスの悪い進化が、他の星で自然に起きたというのは、
生物学的に考えにくいことなの」
 僕は僕なりに考えを言った。
「だったら、人工の存在なんじゃないかな。ロボットとか人工生物とか。
あるいは、本当はもっと人間離れした姿の宇宙人が、自分たちの姿を
地球人に似せて改造した、ということもあるんじゃないかな?」
 姉は意味ありげにうなずいた。
「もっともな考えだし、わたしの考える正解に近づいている。でも、
やっぱりその考えはおかしい。だって、そうだとすると似せ方が中途半端
すぎる。あそこまで似せられるなら、皮膚の色くらいどうとでもなるはず。
違う? でも、もしそんなことができるとしたら、その逆の可能性も
あるのではないかしら?」
 僕はぞくりとするものを感じた。何となく、姉の意味するところが
見え始めたからだ。
「あなたが言っていた『強制労働』説もいい線をいっていると思う。
実際わたしは、やつらの目的が地球侵略だというあなたの意見も、
多分正解だろうと思っている。しかも、とても狡猾でおぞましい方法
での侵略よ」
 姉は説得を成功させようというのか、僕が出した案に合わせながら
話を進めてくれている。
「あなたが宇宙人で、効率のいい侵略の手段を考えなさい、と言われたら、
どうするかしら。一つの模範解答は、『戦力の現地調達』だと思う。
さっき『逆の可能性』と言ったのはそのことよ」
 僕は蒼白になった。僕が考えたのは、やつらが地球人に似たロボット
を作るか、あるいは自分たちの姿を、地球人に似せて改造しているの
ではないか、ということだった。その逆とはつまり……。

102:名もなき改造人間たち2・姉弟(13/26)
12/04/05 20:19:50.81 1KHXpAvl
「つまり、地球人を改造して、あの姿に変えているのよ。言い換えれば、
あの不気味な生物たちは、宇宙人でも何でもなくて、みんな改造された
地球人だった。こう考えれば、やつらが人間をさらう理由もはっきりと
説明ができる。つまりこの場所は、観察用の実験室ではなくて、
やっぱりさらってきた地球人の一時保管室に過ぎなかったということ。
だから……」
 僕は震えながらその先を続けた。
「……だから、僕や、さっきいなくなった彼女や、そして姉貴が、
ここを出てどういう目に遭うのかも、はっきりと説明がつく。つまり、
みんな、みんな、あのバケモノに改造されてしまう!」
 姉は悲しそうにうなずいた。
「地球に帰してもらえる望みはあるのかもしれない。でもそのときは
もう、わたしたちは、あんな人間離れした姿に改造され、宇宙人の
命令で動く、侵略の道具に改造されてしまっているのよ」
 僕はほとんど感情的になって姉に反論した。
「違う! そんなわけがない! あれが人間なんかであるものか! 
だって、あいつらは、何の感情ももっていやしない! 表情一つ変えず
に人間を虐殺する!」
 姉は諭すように言った。
「そういう風に、脳の中身を改造されてしまうのよ。いってみれば、
対地球人用の生物兵器なんだから、それぐらいできなければ使えない
でしょ?」
 僕はわめくように言った。
「嘘だ! 信じたくない! 僕や、姉貴や、あの人が、あんな風に
なっちまうなんて! そんな恐ろしいこと、あるわけがない。あって
いいはずがない!」
 姉は強い口調で僕を制した。
「聞いて! わたしを否定しても仕方がないわ。わたしは考えられる
最悪の可能性を言っているだけ。もしそれが見当違いだったら、それは
わたしだって大歓迎。でも、可能性はあるの。いえ、可能性はとても
大きいの。わたしたちはその可能性を見据えて、もし何かできることが
あったら、それに備えるべきなのよ」
 姉はとても芯が強い女性だ。僕にはとても真似ができない。さっき
まで信じかけていた楽観論にまだ見込みがあるのなら、できれば今の
話は全部忘れてその可能性に賭けたい。
 だが、姉の話は恐ろしいほどに現状に符合していた。だから僕は
姉に問いかけずにはいられなかった。
「姉貴は、何か、やつらの、改造というか、洗脳というか、そういう
ものに抵抗する手段を思いついているの?」
 姉は暗い声で言った。
「残念だけど、まったく思いつかない。何が起こるのかまったく分から
ないんだから、見当の付けようがない。ただ……」
 言葉を濁した姉に、僕は聞き返した。
「ただ?」
 姉はいきなり、先ほど彼女との情事を中断されて以降、深刻な話の
間も勃起を続けていた僕のペニスに顔を近づけ、先端をくわえ込んだ。
「な、何を?」
 姉は僕の亀頭の上でれろれろと素早く舌を動かし、同時に棒の中央部
を指でつまんで、猛烈な勢いで上下にしごき始めた。自動運動のような
その摩擦は僕を強制的に頂点に引き上げ、姉の口腔内に精液がとろり
とにじみ出た。その瞬間だ。
「ぎゃっ!」
 僕は低い悲鳴をあげた。姉が僕のペニスにがぶりと噛みついたのだ。
射精を終え、萎え始めていたペニスは、痛みとショックで急激に萎縮した。

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12/04/05 20:20:19.98 1KHXpAvl
 姉はなぜか一瞬ためらってから精液を床に吐き出し、それから頭を
下げて言った。
「ごめん。でも、あなたが勃起した状態でここを去るのは、何だか
とっても危険な気がしたの。
 この場所は、性行為への抵抗感を麻痺させ、人に性的なものを受けいれ
やすくさせるようになっている。それが奴らの意図なのか、人間の
悲しい性なのかまではわからない。でも、いずれにしても、あなたには
その部分で隙を作って欲しくない。でも、こういうことは口で言って
どうなるものでもないから、ショック療法を試してみた」
 それが本当なら、危険な賭けだと言ってよかった。この種の加害行為
は「処刑」の対象になってもおかしくないのだ。だがどうやら宇宙人
……いや、姉の説が本当なら、改造された地球人は、僕の悲鳴を苦痛の
うめきだとは思わなかったようだった。
 それから姉は僕の手を握り、僕に向き合った。そしてしばしの沈黙の
あと、励ますように言った。
「もう、間もなく、あなたの番が来る。それはもう逃れようがない。
だったら、不必要に怯えたりしないほうがいい。冷静に、そのときに
備えなさい」
 姉の言葉がちょうど終わるかどうかという頃、僕の座る床に大きな
穴が空き、僕は暗いチューブに飲み込まれ、どこかへ運ばれていった。

 長い移動の間、僕は楽観主義をなおも捨てきれなかった。僕らが
あの奇怪な生物に改造されてしまうというのは、姉自身も「最悪の
可能性」と呼ぶ仮説に過ぎない。姉は、念のため最悪の可能性を考えて
動きなさいと言っているだけだ。結局、姉ではなく短大生さんが正しい
可能性も十分にある。僕はこれから記憶を消され、ひと気のない野道に
でも転送されるかもしれない。いや、そうだと思いたかった。
 やがて、曲がりくねったチューブを抜け、僕は手術室のような空間へ
送り込まれた。目に見えない鎖が僕の手足を手術台に拘束し、首の
後ろ側に何かの機械が装着されたのを感じた。
 僕は未だにこれが、僕の記憶を消し、僕を地球に返すための準備
なのだ、と信じ込もうとした。だが、そんな思いにふけっている僕の
前に、奥の扉から、現れてはならない存在が姿を見せた。
 手術台の横に立ち、僕の顔を見下ろしたのは、女性型宇宙人だった。
間近で見るぬめぬめした青黒い皮膚は、無機物と軟体動物を合わせた
ような異様な質感。太い触角は巨大な昆虫そのもの。紫の髪の毛も
哺乳類の体毛ではなく蛾や蜂の体毛を思わせた。緑色の唇や、乳房の
同心円模様は、血の通った生物というより、機械の部品を思わせた。
 ああ、それなのに、その顔立ちも、きゃしゃな体型も、絶妙な輪郭を
描く乳房のラインも、先ほど僕と別れた、あの愛しい女性と寸分違わず
同じなのだ。今頃地球のどこかに帰っているはずの女性が、その肉体に
無惨な改造を施され、未だにこの母艦内にいる。そんな残酷な現実が、
僕の目の前にはっきり姿を現したのだ。
 ……でも、まだ、この生物が彼女だと決まったわけではない。彼女の
顔立ちを模して作られたロボットの類かもしれない。それを僕に見せて
反応を調べようという、宇宙人科学者の実験かもしれない。
 そう思った僕は意を決して怪生物に声をかけた。
「君は何者だ? そして君は僕を知っているか? 答えてくれ」
 もちろん記憶を消されていれば、正しい答えはできない。そのときは
やむを得ない。そんな思いで発した質問だった。だが怪生物は、全く
予想外の仕方で、僕が求める情報を完璧に与えた。
「私ノ呼称ハ奴隷生物四百四十三号。先ホドこコデ改造手術を受けル
以前ハ、改造素体五百十四号ト呼バレてイタ、地球人類ノ一個体デあル。
 マタお前は、我々ニヨッテ改造素体五百十五号ト呼ばレル地球人類ノ
一個体デアる。間もナク施サレる改造手術ガ成功スレバ、お前ノ呼称ハ
奴隷生物四百四十四号ニ変更サれル。

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12/04/05 20:20:52.78 1KHXpAvl
 ソれ以外ニ私ハ、オ前ノ選好特性ニ関しテ一定の情報ヲ、オ前トノ
交尾行動ヲ伴ウ一連ノ情報交換ヲ通ジテ入手シてイル。
 ―以上、我々ノ目的ニとリオ前ニ与えルノガ有益ナでーたト
判断シ、返答スる」
 抑揚のない調子で淡々と語られる言葉は、僕の楽観論を粉々に砕き、
姉の予測を確証した。つまり、目の前の怪生物は、僕よりも一つ前に
あの牢獄を去った彼女に他ならず、そして彼女はこの部屋で、彼女自身
が「奴隷生物」と呼ぶ、こんな姿に「改造」されてしまった。そして
間もなく僕もまた「改造」を受け、彼女よりも一多いナンバーを割り
振られる―そういうことだ。
 ほとんど絶望した僕はそれでも、彼女が発した「我々ノ目的」と
いう言葉の意味を確かめようと、質問を返した。
「教えてくれ。この円盤をよこした奴らは、僕や君を『改造』して、
何をさせようとしているんだ? その目的が終われば、僕らは元に
戻れるのか?」
 奴らが友好目的ではないことはほとんど明らかだったが、せめて、
この悪夢のような状態に終わる見込みはあるのかどうか、僕は
知りたかった。
 彼女は答えた。
「奴隷生物ノ目的ハ、我ラガ『主』ノ道具としテノ、改造素体ノ捕獲、
資源ノ徹底収奪、反乱分子ノ殲滅ヲはじメとすル、各種の活動ニアル。
ソノ活動ハ、コノ惑星ノ利用価値ガ無ニ帰スルマデ、ツマリ、こノ惑星
ノアラユル資源ガ枯渇スルマデ、徹底的カツ急速、カツ不可逆的ニ
行ワれル。
 奴隷生物ヘノ改造モマタ不可逆的処置デあリ、『主』ノ科学力を
以テシてモ復元は不可能でアル。人間ガ発達させた無用デ複雑ナ感情は
すべて消去サレ、残さレるのハ、生物トしテの基本的ナ感情や欲求、
爬虫類か昆虫程度ノ単純で機械的な感情と欲求だけニナル」
 僕は、宇宙人の目的が無慈悲な地球侵略に他ならない、というその
事実以上に、その事実に何の疑問も抱かず、淡々と自分の「使命」を語る
目の前の彼女が恐ろしかった。彼女の精神は、自分がそんな理不尽な目的
のために働くことを何とも思わないよう、改変されてしまっているのだ。
 僕は祈るような思いで、何とか彼女の目を覚ますことができないかと、
彼女への呼びかけを行った。
「思い出すんだ! 君は今でも地球人類のはずだ! 君は僕の言葉を
理解し、僕と同じ言葉で答えている。そして僕との間の思い出を失って
いない。だったら、ちょっと前までの君が、僕と同じ考え方をしていた
ことを思い出せるはずだ。そして、思い出せるなら、理解もできるはずだ!
地球人類ならば、地球を愛し、地球人の幸せを考えるものだ。無理やり
僕らを改造して『奴隷』に仕立て上げる奴らに反逆し、その危険を
残りの人類に知らせることこそ、どんなに姿が変わっても、地球人類の
本当の使命だろ!」
 彼女は淡々と返答した。
「不合理デアる。タしカニ未改造ノ地球人類ハ『主』ニ抵抗シ、地球
人類の利益ヲ求メる習性ヲもツコトガ観測サレテいル。だガ、改造
サレた我々ニハ、『主』ヘノの服従ノ喜ビ、反逆ヘノ恐怖、トイウ強力な
『感情』ナイシ『どらいば』ガいんすとーるサレル。コノどらいばニ
基ヅキ、『主』カラ与えラレタ命令ヲ知性的計算に基づいテ実行スル
ことが、改造された我々の目的デアる。我々が未改造の地球人類ト
利益ヲ共有スベキダトいウ合理的根拠ハ認メラれナい」
 日本語で話していながら、お互い何一つ理解できない。そして、
まもなく僕自身が、あちら側の存在に変えられてしまう。そんな恐ろしい
運命に抗そうと、僕は半ば自分に言い聞かせるように、声を張り上げた。
「いやだ! 僕は、僕だけは、絶対にそんな歪んだ考えに屈するものか! 
たとえ肉体を改造されようとも、この心だけは、絶対に守り通す! 
そして、君や他の『奴隷生物』たちの心の呪縛を、この僕が破ってやる!」

105:名もなき改造人間たち2・姉弟(16/26)
12/04/05 20:21:16.94 1KHXpAvl
 彼女は、やはり昆虫のような無機的な口調で答えた。
「オ前の言動ハ内容的ニ不合理デアる。オ前かラモ間モナく、無用デ
複雑ナ感情はすべて消去サレ、主ニ対すル『服従ノ喜ビ』と『反逆ヘノ
恐怖』ガいんすとーるサレる。そウナレバ、お前ガ現在ノヨうナ不合理ナ
意志ヲ形成スルコとハ、全く不可能トなル。
 ダガまタ、オ前は改造素体とシテ標準的ナ行動を示シてモイル。
オ前のソノヨうナ言動モ、私や他ノ改造素体カラ数多ク観察さレテキた。
そレユえオ前ノ改造後の行動モマた、標準的ナモノとナるコトガ予測
さレる―以上ノ返答を以テ、がいだんす終了ト判定スル。引キ続キ、
改造手術ヲ開始スル」

 絶望的な宣告と共に、「奴隷生物四百四十三号」は、ラグビーボール
を縦割りにしたようなカプセルを手に取り、僕の股間にあてがった。
それが改造手術の開始だった。
 改造は、股間でうねうねと蠕動するゼリー状の物質、全身への太い
注射針による得体の知れない薬剤の注入、それに、まぶしく焼けつく
ような緑色の光線の照射によってなされるようだった。
 全身に走った痛覚は僕の意識を一瞬空白にし、我に返ったとき、僕は
何か欠落感を覚えた。多分これが「感情消去」なのだ。ならば、できるだけ
意識を保ち、感情消去を防ぐ。それが、今僕ができる最大限の抵抗だ
―僕は姉の励ましを思い出しながら、そう心に決めた。
 姉の言葉は、ペニスの先端でうずく、姉の歯形を連想させた。突然の
苦痛は、人の意識に空白を巧みに作り出す。しかし僕は運よくその
「リハーサル」ができた。それがなければ僕の感情は、最初の瞬間に
ごっそり消去されていたかもしれない。姉のおかげだ。
 薬剤の注入が進む中、僕はできるだけ大声で「ぎゃあ」とか「おわあ」
とか叫んだ。苦痛をやり過ごす僕なりの工夫だった。そのうちに僕は、
奇妙なことに気付いた。股間のゼリー状の物質は僕のペニスにしきりに
摩擦を加えている。ペニスも勃起しているようだ。だが性的刺激は
一向に生じない。やがて射精の感触が生じたとき、僕はペニスが無感覚状態
になっているらしいと気付いた。姉の噛みつきが、心か神経かに作用し、
こんな無感覚状態が生じたようだ。
 この状態を宇宙人に悟られてはならない。だから僕は、激しい快楽を
こらえきれないように身をよじり、うめき声を上げた。興味深いことに、
股間の装置は僕のそんな見せかけの反応を学習し、刺激のパターンを
変調させた。宇宙人のマシンは人間の「演技」に欺かれるらしいのだ。
 最大の難関だったのは、突然の眼球の破裂と、それに続く触角の形成
だった。だが、痛覚による意識への介入はそれが最後だった。破裂した
眼球に代わって、新たな眼球と触角が形成された。皮膚はすでに真っ黒で
ぬめぬめした粘膜状の物質に変質し、髪の毛はすっかり抜けてしまって
いた。性器の改造はさらに進んでいたが、相変わらず無感覚状態だった。

 やがて数度の射精が過ぎ去り、僕に装着されていた機械が停止した。
僕はあたかも感情を消去されてしまったように無表情な顔を装い、
天井を見ていた。彼女……いや、奴隷生物は僕の表情を確認し、計器を
チェックすると、宣言するように言った。
「感情消去、終了。コレよリ、『どらいば』ノいんすとーるニ移ル」
 感情消去の失敗を喜ぶ間もなかった。まだ「ドライバのインストール」
という恐るべき処理が残っているのだ。僕は、自分の感情がすっかり
空っぽになってしまったふりをして天井を眺めた。やがて、心の中に、
意味の分からないかたまりが無理やりに押し込まれた。だが、どうやら
それだけで処理は終わりだった。僕は人間の心を保持できている。
だから「インストール」は失敗したのだろう。

106:名もなき改造人間たち2・姉弟(17/26)
12/04/05 20:21:39.07 1KHXpAvl
 昆虫に似た生物は事務的に口を開いた。
「いんすとーる完了。改造素体五百十五号ハ、タダ今ヲモッテ奴隷生物
四百四十四号としテ完成しタ。起立シ、『主』カラの命令ヲ復唱セヨ」
 装置が外され、とりあえず起立してみたものの、「主からの命令」の
復唱など、どうやったらいいのか、僕は内心で困惑した。恐る恐る、
心の中に押し込まれた不気味なかたまりに注意を向けると、僕の心の
中に多量のデータが、あたかも以前から知っていたかのように流れ込んだ。
そしてその中には「主からの命令」も含まれていた。
「『主』カラノ命令ニ従イ、ココニ私ハ宣誓スル。ワタシハ主ナル種族
ノ生存ト繁栄ノタメニ、奴隷生物トシテノ全能力ヲ駆使シ永久ニ献身
スルコトヲ誓ウ」
 「復唱」を確認した「奴隷生物四百四十三号」は、無機的な口調で
僕に伝えた。
「デハ、がいだんすノ任務ヲココニ引き継グ。隣室ニ移リ、準備を
整エテ待機セヨ。
 ナオ、『主』ハ我々ノ改造前ノ行動ヨリ、我々相互間デノ『ツガイ』
ノ契約ノ締結ヲ、合理的ダト判断シタ。ヨッテ、『主』ノ判断に従イ、
相互ノ命令待機時間デノ交尾ヲ私ハ提案スる」
「了解シタ」
 僕は洗脳未遂がばれてはならないと思い、とりあえずそう即答した。
僕の回答を聞いた「奴隷生物」は扉を開け、次なる命令の実行のために
部屋を出た。ふと下腹部に顔を向けると、巻き貝の殻のように細長く
変形し渦を巻いている男性器が目に入った。

 部屋に残された僕の脳内に、「主」からの指令が響いた。
「隣室ヘ向カイ、次ナル改造手術ノ準備ヲ行エ」
 僕はまた即答した。
「了解」
 僕は隣室で、例のラグビーボールを縦割りにしたようなカプセルを
手にし、脳内のデータベースを参照しながら、この後の展開について
頭を巡らせた。
 感情消去は苦痛やオーガズムなどによる意識の空白時に進行する。
僕がそれを免れたのは、苦痛に対する事前の「リハーサル」と、性器
の無感覚状態のおかげだ。
 もう、間もなく隣室に姉が送り込まれる。僕自身が姉の改造手術を
担当せねばならない。改造手術室のあちこちに設置された監視装置は、
命令不履行を見逃さないだろう。だから僕は姉が奴隷生物に改造される
過程を、無表情な顔で見守らなければならない。
 だから肉体の改造はやむを得ない。だが、せめて、姉の精神だけでも
保護することはできないものか。
 僕の目はラグビーボール状の物体に注がれた。これが姉の股間に
装着され、姉の性器を、あのイカの漏斗のようなまん丸い器官へと
改造するのだ。だがもしこれに何か細工を施すことができれば……。
 僕はデータベースの検索を進め、必要な知識を手に入れた。
 データベースによれば、「奴隷生物」はテレパシーみたいなもので
常に『主』との交信が可能だが、内面を常時監視されているわけでは
なく、その都度の命令を各自が自分の知能で実行する仕組みである。
だから僕が、命令を忠実に実行するふりをして、こっそり姉を救う策を
弄することは不可能ではない。
 また、奴隷生物は体内に様々な生化学物質を合成できる小型の化学工場
を備えている。だから、皮膚の感覚を麻痺させる物質を大急ぎで合成
してこの内部にそっと吹き付けておけば、姉の精神は苦痛と性的刺激
から保護される。
 僕は早速、そしらぬふりをして物質を合成し、楕円形のカプセル、
つまり移植用性細胞を点検するふりをしてその内部に麻痺剤を塗布した。
 それとほぼ時を同じくして、隣室でごとんという音がして、脳内に
指令が響いた。

107:名もなき改造人間たち2・姉弟(18/26)
12/04/05 20:22:04.25 1KHXpAvl
〈改造素体五百十六号到着。がいだんすヲ与エ、ソノ後改造手術ヲ
開始セヨ〉
 僕はできる限り動揺を表に出さないように扉を開け、改造手術室に
入った。手術台の上にはすでに、両手両足を大の字に広げられ、
見えない鎖で台に固定された、哀れな姉の姿があった。
 僕は牢獄の中、姉の裸体から極力目をそむけてきた。だが厳重に
監視されたこの部屋で、それは許されなかった。
 意を決し、横たわる姉を直視したとき、僕は鼓動が早まり、股間の
器官が充血を始めるのを必死で抑制せねばならなくなった。
 姉の裸身はまばゆいばかりに美しかった。豊満な乳房。丸いお尻。
細くくびれたウェスト。長く細い足。さほど広くない範囲に密生する、
ウェーブの少ないつややかな恥毛。そして、驚きに目を見開き、やがて
不安と絶望の色彩を漂わせ始めた美しい顔立ち。それを取り囲む艶やか
な黒髪。そのすべてが、これ以上ないほどの絶妙のバランスで配合され
ていた。脱衣した姉がこれほどまでに美しい存在であることを、不覚
ながら僕は今まで十分に気づけていなかった。否、姉が近親者である
という意識が、たとえ姉の背中に欲情しかけたあの時ですら、僕の目を
十分に開かせていなかったに違いない。
 僕を見据えながら、姉は暗い声で言った。
「……最悪の予想は、当たってしまったのね。……できるなら答えて。
あなたはもう、あなたではなくなってしまったの?」
 僕は激情に駆られるまま、正直にすべてを告白したいと感じた。
だが、それをしてしまえば、僕の洗脳未遂が発覚してしまう。そう
すればもう姉を救う希望すら失われてしまう。
 僕は「質問ニ応ジタ臨機応変ナがいだんす」を答えとして返した。
「私ハオ前ヲ産出シタ個体ト同一個体カラ産出サレタ、地球人類ノ
一個体デアリ、今モソウアリ続ケテイル。同一個体ガ同一個体デナク
ナル、トイウオ前ノ質問ハ不合理ヲ含ム。但シ、ソノ質問ノ意図ガ、
私ガ改造手術ニヨリ肉体ト精神ヲ大キク改変サレ、同一個体トハ認メ
ガタイ、トイウ意味デアレバ、私ハソレヲ肯定スル。痛覚ト性的快楽ヲ
媒介ニ、私ガ地球人類トシテ身ニツケタスベテノ感情ハ消去サレ……」
 僕は、心まで洗脳されたふりを続けながら、話の端々に本来の
ガイダンスでは触れられない細部の知識を混ぜ込んだ。ただ、「奴隷
生物」風の無機的な言葉遣いがすらすらとできてしまうのは、自分自身
恐ろしくはあった。
「……我々ハ外的徴候ニヨリオ前ノおるがすむすヲ検知シ、十分ナ
おるがすむすノ発生ノ検知ニヨリ洗脳完了ヲ宣告スル……」
 洗脳完了を装うには「演技」が必要だという知識も姉に伝える必要が
あった。通常のガイダンスを過度に逸脱していることで、「主」に気付かれ
てしまう恐れもあり、幾分は賭であったが、僕は賭に勝ったようだ。
「……以上、がいだんす終了。続イテ改造手術ヲ開始スル」
 宣告と共に僕は移植用性細胞カプセルを姉の股間に装着し、改造装置
のスイッチを入れた。もしも涙腺が残っていたら、僕の目からは涙が
とめどなくあふれていたはずだ。たとえ洗脳阻止の細工を施したとは
いえ、僕は、この僕自身の手で、姉の美しい肉体を、あの醜怪な昆虫人間
のような姿へと改造してしまうのだ。
 姉は毅然とした顔で目をつむり、自分に襲いかかる侵略者の魔手を
待ち受けた。その表情は姉の、その容貌に勝るとも劣らない美しく
強い内面を、はっきりと形にしていた。
 股間の移植用性細胞定着機が作動し、うねうねと蠕動運動を開始した。
天井と手術台からは無数の太い注射針が姉の全身に突き刺さり、
肉体変質液を注入し、同時に緑色の強烈な光線が全身を貫いた。

108:名もなき改造人間たち2・姉弟(19/26)
12/04/05 20:22:26.22 1KHXpAvl
 その直後、ほんの一瞬だけ、姉の表情に戸惑いの色が浮かんだ。
姉の目はかすかに僕の方へと泳ぎかけたが、強引な意志がそれを制止
したようだった。
 それは僕の仕込んだ麻痺剤がうまく効き始めたことを意味した。
そんな僕の計画を察した姉は、うかつにアイコンタクトなどをとり、
計画を破綻させてはならない、と即座に判断したのだろう。
 姉は苦痛にうめき、快楽にあえぐ演技を始めた。それはあまりに
迫真に迫っていたため、僕は再び懸命に興奮を抑えねばならなくなった。
 姉の肉体に深々と刺さった無数の注射針は容赦なく薬品を注入し続けた。
注射針の刺さった部分から、青黒い斑点が広がり、見る間にその濃さと
面積を増大させた。皮膚の色が紺一色になっても注入は止まず、やがて、
まるで注入された薬品があふれ出すように姉の皮膚はぬるぬるした粘液
を滲出させ始めた。体内の奥深くまで、地球の生物とは全く異質の
生命形態へ変質を始めた証拠だった。乳房には例の同心円模様が浮き
上がり、股間の装置は内部の運動につられて微細だが複雑な運動を
続けていた。やがて姉のつぶらな瞳は破裂し、無機的な真っ赤な目が
形成された。額からは太い触角が伸び始めた。
 姉はそれらの装置が与える筈の苦痛や快楽をそのまま受容している
かのような反応を続けた。いや、姉の「演技」はあまりに迫真に迫りすぎ、
僕は計画が本当に成功しているのかどうか、徐々に自信がなくなってきた。
麻痺剤の効果がなくなり、姉は本物の苦痛と快楽によって感情消去を
蒙りつつあるのではないか、という恐怖が僕の心を覆った。
 結局、僕は不安をかかえたまま、姉の改造が終了し、姉が無機的な
口調で「宣誓」を終えるのを見届け、姉に「ガイダンス」の任務を
引き継がねばならなかった。

 僕の不安は案外早くに、つまりそれから数時間後に解消した。僕は
姉と二人きりで、監視装置の手薄な部署での作業を命じられたのだ。
 奴隷生物用の携帯食料の梱包、という軽作業が任務の内容だった。
地球侵攻開始後に必要になるだろう装備で、そういう意味では地球
侵略の片棒を担ぐ行為である。僕はこれに毒でも混ぜられないものか
としばらく考えたが、成分検査の計器を欺ける自信がなく、断念した。
 もちろん、何よりも気がかりなのは姉だった。美しい顔立ちや
ボディラインはそのままだが、今やその髪の毛は紫の剛毛になり、
全身の皮膚は濃い青でぬめぬめした粘液に覆われ、額には太い触角、
その下の目は真っ赤、同心円模様の乳房とまん丸いピンク色の性器を
あらわにさらす、まごうことなき女性型奴隷生物に変貌していた―
いや、僕が、この手で、その肉体を改造したのだ。
 僕は姉の肉体改造を許してしまったが、精神の改造は阻止されるよう
手を打ったはずだ。だが、少なくとも今のところ、姉の精神が人間的
感情を残している徴候はない。
 この作業時間もいつまでも続くわけではない。僕は手っ取り早く
結果を知るため、姉に向けてにっこりと微笑んでみることにした。
 完成した奴隷生物に「微笑み」はできない。そして微笑みを目にした
奴隷生物も、それをノイズとして処理し、人間の心が残っている徴候
とすら見なさない。「感情リテラシー」が完全に奪われてしまっている
のだ。だから、微笑みにまったく無反応だったとしたら、僕の計画は
失敗してしまったことになる。
 こう考えてぼくは姉に顔を向け、微笑んでみようとした。だが僕は、
「微笑み」という表情を自分が忘れてしまっていることに気がついた。
僕の感情はすでにある程度消去されてしまっていたのだ。
 仕方なく僕は姉に向け、悲しげに眉をひそめ、涙をふく真似をする、
というジェスチャーをしてみた。
 反応は劇的だった。姉もまた目を押さえ、ほとんど泣き崩れると
言わんばかりのジェスチャーを示した。否、ジェスチャーなどではなく、
実際に涙なき感涙にむせいでいたのだ。

109:名もなき改造人間たち2・姉弟(20/26)
12/04/05 20:23:03.33 1KHXpAvl
「……よかった! やっぱり、あなたのおかげだったんだ! そして
あなたも、心は無事だったんだ!」
 姉は、万一のことを考えてか、極力低い声でそう言った。だが、姉に
感情が残っていることはもはや間違いなかった。
「よカった! 僕モうれしい!」
 そう言って、うれしさで胸が張り裂けそうな気持ちを姉に伝えつつも、
僕の心の一部は奇妙に冷静に働いた。そして、姉に真っ先に聞いて
おかねばならないことがあったのを思い出した。
「とコろで、一つ聞いておきたイんだ。姉さんは、こコに来る前に
僕にしてくレた話を、横のカップルにもしタかい? ……あるいは、
もし姉さンが、僕の洗脳無効化の処置ニ気付いていたとして―僕は
気付いてクれたと思うんだけど―同じ処理を隣ノ男性に施すこトは
できた?」
 これは重要な点だった。僕にしてくれたような警戒や励ましを他の人
にもしてくれれば、洗脳の未遂率は上がる可能性がある。さらに、もし
姉が僕と同じような洗脳無効化処置を次の人間にも施してくれれば、
その処置は連鎖するかもしれない。そうなれば、洗脳未遂者が多数
集まって反乱を起こす可能性だってある。姉ならば、そこまでの見通しを
もって行動してくれるのではないかと思ったのだ。
 姉はなぜか僕のしゃべり方をどこか悲しげな顔で聞いていた。
そして、僕が話し終えると、ゆっくりと口を開いた。
「あなた、改造を受けて、前よりも冷静になったと思う。それは
ちょっと悲しいけど、あなたがここで人間として生き延びるためには
役に立つ力になる。ただ、あなたの考えはまだまだ甘すぎる。わたしたち
の置かれた状況がどれだけ厳しく無慈悲なものかを、自覚できていない。
 冷静に聞いて! わたしはあなたにやったような警戒や励ましを、
他の誰に対しても与えるつもりはなかった―まあ、横のカップルは
別れを惜しむのに夢中でその隙もなかったけどね。それに、わたしは
自分の洗脳未遂があなたの細工のおかげじゃないかと強く信じていたし、
その仕組みも予測がついたけど、それでもそれを次の改造素体、つまり
改造素体五百十七号と呼ばれたあの大学生に施す気もなかった」
 僕は姉の言葉に当惑、さらに言えば軽い狼狽を覚えた。
 残念ながら自覚がないのだが、僕は姉よりも多くの感情を消されて
しまっているらしいし、それはもっともなことだ。僕は宇宙人の痛覚に
よる感情消去を防ぎきれなかったが、姉は僕の処置により、僕以上に
洗脳から保護されているはずだ。だが、そんな僕よりも姉の方がずっと
冷たい判断を下している。まるで、姉の方が僕以上に洗脳されて
しまっているみたいではないか。
 だが、姉の続く言葉は、たしかに僕が甘すぎたことを十二分に
思い知らせてくれた。
「まず、女性よりも男性の方が『演技』の余地は少ない。勃起しないか、
射精するかのどちらかで、どちらであっても宇宙人の装置はしかるべき
対応をとるはず。細工をできる余地は少ない。多分、あなたはごく希な
例外だった。
 そして、それ以上に、洗脳未遂者のネットワークみたいなものを
作ってしまうことは、危険以外のなにものでもない。あなたはその点に
無防備すぎるわ! だって考えてご覧なさい。お互いがお互いを
洗脳未遂者だと知る十人のグループがあったとする。その内のただ一人
でも再洗脳されてしまえば、どうなる? 洗脳は記憶を消すわけではない。
再洗脳を受け、心まで『奴隷生物』になってしまったら、他の九人を
即座に宇宙人に通報するわ。

110:名もなき改造人間たち2・姉弟(21/26)
12/04/05 20:23:27.84 1KHXpAvl
 だから、本来なら、洗脳未遂者は自分以外のどの洗脳未遂者にも自分の
真実を知らせてはならないし、知られてもならない。あなたとわたしが
こうやってお互いの秘密を伝え合ってしまったことですら、本当は
危険な、そして、地球人類のためにはやってはいけないことだったのよ
……この、いまわたしたちがやっている作業と同じくね」
 姉の言葉は、僕や姉がどれほどギリギリの状況に置かれているのかを
思い知らせた。そして、姉が最後に発した皮肉は、僕の心にさらに
暗い影を落とした。僕たちはこれからも「奴隷生物」を装い、宇宙人の
指令で、こんなことよりもずっと残忍な任務を遂行せねばならない
かもしれない。
 姉の無事を確認できた喜びをもっともっと堪能したかったのに、
僕は何も話す気が起きなくなり、黙ったまま作業を続けた。やがて
任務終了の時間が迫った頃、僕はようやく口を開いた。
「ともかく。姉さんの心が無事でよかった。でも、肉体の改造を阻止
できなくてごめんね」
 姉は心から嬉しそうに言った。
「ううん。いいの。それより、わたしも本当に嬉しかった。次に会う
ときまで、洗脳なんてされないでね!」
 いつもの姉にない、どこか子供っぽい甘えた口調で姉は答えた。
その後まもなく交替要員が訪れ、僕らは無表情な奴隷生物を装い、
各々が招集された持ち場へ向かった。

 僕が招集された場所は、他でもないあの牢獄だった。僕はあのおぞましい
看守の役割を演じねばならなくなったのだ。さらに、僕と同時に招集
された奴隷生物は、かつて僕が愛したあの女性のなれの果てだった。
 僕はただひたすら、自分が抜き差しならない状況に追い込まれない
ことを祈り続けた。つまり、この手で罪もない「反逆分子」を虐殺
せざるをえなくなる、という状況だ。
 結果的に、そんな状況が訪れる前に、僕らの勤務時間は終了した。
だが僕の心はまったく平静ではなかった。あのやさしく明るい短大生
だったはずの生き物は、僕のすぐそばで、レイプ犯に反抗する勇敢な
女性と、その女性をレイプ犯から、そして宇宙人の処刑から守ろうと
した男性を、むごたらしく焼き払ったのである。
 絶望とこみ上げる吐き気を心の奥深くに隠し、このおぞましい生物
から一刻も早く離れたい、と足を速めかけたそのとき、僕の手を、
彼女、いや「奴隷生物四百四十三号」が握り、こう言った。
「オ前ト私ハコれヨリ命令待機時間ニ入る。コこデ私ハ、コノ時間内
デノ、我々ニよル交尾行動ヲ提案スる」
 最初僕は、自分が深刻な状況に置かれている、という自覚がなかった。
実のところ、ほんの一瞬、その「提案」を受諾し、目の前の生物を相手に、
過ぎ去った時間のまがい物を味わうのも一興ではないか、などとすら
思った。目の前の奴隷生物からは、透けるような白肌も、あの屈託のない
笑顔も失われてしまっていたものの、瀬戸物のように華奢な、あの
妖精めいたボディラインはそのままだったのだ。
 だがすぐに僕は、それが決して選んではならない選択肢であると
気付いた。改造された僕の生殖器は、すでにあのときの一時的な麻痺状態
を脱している。それは正常かそれ以上のオーガズムを僕に与えるだろう。
それは僕に残された感情を消去し、僕の洗脳を完了させてしまうに違いない。
 そんな判断を即座に行い、僕は返答した。
「拒否スル」
 僕が見知っている限り、これはごくありふれたやりとりで、何の問題も
なさそうだった。奴隷生物というのは男女問わずきわめて性欲旺盛で、
この巨大な円盤内のいたるところで、周囲の目を全く意に介さずに肉の
交わりを繰り広げている。しかも明らかに乱交を常態としており、
性交が可能な状況に置かれると誰彼構わずに「交尾の申し込み」を行う。
そしてこのように無節操である分、拒絶に対する対応も淡泊である。
代替の相手はいくらでも探せるということだろう。

111:名もなき改造人間たち2・姉弟(22/26)
12/04/05 20:23:57.45 1KHXpAvl
 だが、目の前の奴隷生物は僕の手を放さず、僕の返答に疑問を発した。
「不合理デアる。オ前ハ私トスでニ『ツガイ』ノ契約ヲ結ンデいル。
ヨッテオマエノ拒否を却下すル」
 完全に意識の外にあったが、たしかに僕は、目の前の生物とそのような
「契約」を交わしていた。そしてそれは今や、僕を抜き差しならない
状況に追い込みつつあった。
 美しい奴隷生物は、内心で狼狽する僕の肩を、通路脇の交尾用ブース
の壁に押しつけ、寝椅子のように加工された床へと押し下げた。そうして、
床に寝かせた僕の肩を押さえたままで自分の両足を開き、僕のへそが
あったあたりに彼女の尻を載せてぺたんと座った。お互いの皮膚から
常時滲出している粘液に、すでに彼女……この奴隷生物が分泌を始めた
愛液状の物質が加わっているらしく、お尻の山の全体がぬるぬるに滑った。
 奴隷生物は尻の割れ目の部分を、僕のとぐろ状に巻いている性器に
擦りつけた。すでに性器の巻きはかなりゆるみ、その全体が徐々に鎌首
をもたげつつあるのが感覚で分かった。やがて奴隷生物は、ゆるやかに
直立した細長い性器を尻の山の間でぎゅっとはさみ、僕の肩を押さえて
いる手はそのままに、そのままゆるやかに腰を持ち上げた。そうして
生じたにゅるん、という摩擦が、僕の性器を完全に直立させた。
 腰を高く持ち上げた奴隷生物は、今や、直立した性器の鋭くとがった
先端を自分の円い器官の中央に当てていた。

 異星人が植え付けた知識は、奴隷生物の交尾がこの後どのような経過を
たどるのかを教えていた。
 僕の上にいる生物がこのまま腰を落とすと、女性器中央のくぼんだ
部分の皮膚を突き破り、男性器の先端が内部にまで貫通する。そして
そのまま奥へ突き進む細長い男性器が、根元まで完全に挿入されるまで
の間、男女とも、未改造の人間の想像を絶する深い快感に浸される。
 だがそれは行為の完了ではなく、むしろ開始である。挿入された
男性器は女性器内部で真空状態に置かれ、吸飲によって内部の海綿体組織
が充血し、何倍にも肥大して女性器内部の壁に密着する。そして男性器
と女性器双方の筋肉の力で相互に摩擦を開始する。やがて絶頂に達する
と、真正のオーガズムと共に、男性器先端から細い針が突き出し、
女性器内奥の卵嚢内に精子を放出するのである。

 もう、残された時間も、とりうる選択肢もほとんど残されてはいな
かった。この生物が腰を動かし、挿入が始まってしまえば、そこに
生じる猛烈な快感が僕の感情を吹き飛ばしてしまうだろう。仮に、
その快楽の激流を奇跡的に逃れたとしても、その次に待つのは海綿体
の肥大と、そこから生じるさらに本格的な性的快感である。
 ひとたび海綿体が肥大してしまえば、もうもはや後戻りはできない。
その段階に達してしまえば、射精に至る自動プロセスのスイッチが
入ってしまうのだ。つまりもう、その果てに待つ途方もないオーガズム
の激流を逃れることは何をしてもできなくなる……。
 ぼくは一瞬、ほんの数マイクロ秒ほど目を閉じ、そのわずかな時間で、
改造前の姉の顔と、改造後の姉の顔を、交互に思い浮かべた。それから
地球と、もう遠い過去のように感じられる両親の顔を思い浮かべた。
そして最後に、改造前の短大生さんの顔を思い浮かべた。
 僕は目を開け、ほぼ瞬時に自分のなすべきことをなした。
 ごとんと音がして僕の横に奴隷生物の首が落ちた。続いて青黒い
体液が噴出し、僕の胸に降り注いだ。彼女の首を一閃した右手の爪は、
その瞬間の猛烈な速度と力の負荷で、ぼろぼろになっていた。
 生命活動をまさに終える直前の彼女の触角から、「主」と他の奴隷
生物へ向けた「一斉放送」が発信された。
〈奴隷生物四百四十四号ハ未完成品デアル。直チニ捕ラエ、シカルベキ
処置ヲ施ス必要性アリ。現在地はQ四V八区画。繰リ返ス、奴隷生物……〉

112:名もなき改造人間たち2・姉弟(23/26)
12/04/05 20:24:25.33 1KHXpAvl
 断末魔の脳波は「一斉放送」を二度繰り返す前に沈黙した。しかし
それは円盤内の奴隷生物たちに、僕の捕獲命令を伝達するには十分すぎた。
 僕には目指す場所がわかっていた。そう遠くはない。幸い、今の
ところ誰もいない通路を、僕は猛スピードで移動した。

 多分僕は、「一斉放送」が始まる前に彼女の脳を叩き潰しておくべき
だったのだろう。だが、それはできなかった。それは、僕が奴隷生物
ではなく、人間の心をもつからだ。
 同じように、僕は彼女に押し倒される前から、僕がとるべき唯一の
選択肢をはっきり見定めていた。それは僕にとっての唯一の合理的選択
だった。それを、あんなぎりぎりの瞬間まで実行できなかったのは、
やはり僕が奴隷生物ではないからだ。「不合理な」感情に足を取られ
つつ決断を下す、不器用な脳を保持しているからだ。
 だが多分、その不合理さこそが僕を救った。もし僕がもっと合理的な
選択を選んでいたら、彼女は僕の洗脳未遂の事実を推理し、とっくに
僕を殺していたかもしれない。
 僕はまた、奴隷生物になぜあれほど貪欲な性衝動が植え付けられて
いるのかも理解した。乱婚も「ツガイ」も、多分すべては潜伏する
洗脳未遂者に否応なしにオーガズムを与え、洗脳を完了させるための
巧妙な仕掛けなのだ。

 通路を曲がるとすぐ、目指す人物が目に入った。姉である。幸い
一人で、また、これはローテーションの状況から想定済みだったが、
武器を携帯していた。
 僕は姉に目配せをしながら、乗員があまり立ち入らない、閉鎖区域
へ向かう通路に進路を変えた。姉はただちに僕の意図を察し、武器を
構えて「一斉放送」を行った。
〈コチラ奴隷生物四百四十五号。Q四V六区画ニテ逃走中ノ奴隷生物
四百四十四号を発見。現在追跡中。補足次第シカルベキ処置ヲ行ウ。
ナオ、当方ハ武器ヲ携行、目標ハ非武装。ヨッテ援軍ハ不要ト判断スル〉
 奴隷生物はすべて同等の戦闘能力をもつ。その戦闘は戦闘専用プログラム
によって駆動され、戦闘結果は戦闘力の数値を正確に反映する。それゆえ、
一方が武器を手にしている場合、武器を持たない側が勝利す見込みは
ほぼゼロになる。つまり、武器をもった奴隷生物が丸腰の目標を追って
いる、という情報が広められた時点で、警戒態勢はほぼ解除された
といってもよいのである。

 僕は姉から逃れるふりをして、袋小路である閉鎖区域へ走った。
姉もまた僕を追うふりをして同じ場所を目指した。
 やがて閉鎖区域へ到着した僕は、シャッターを閉ざし、監視装置が
周囲にないことを確認した。それから姉に向き直り、言った。
「姉貴! 状況は分かっているね? 今すぐ僕を、その溶解銃で殺して! 
そうすれば、姉貴の洗脳未遂を知る奴隷生物はこの世からいなくなる。
 他に手はない。奴隷生物は簡単に自殺できないよう、何重もの安全装置
を施されている。そして他のやつらが僕を殺してくれるとは限らない。
むしろ可能な限り僕を生け捕りにして『再利用』しようとするはずだ。
……そして、そうなってしまったら、この僕自身の口から、姉さんの
秘密がやつらに漏れてしまうことになる。それを封じるには、今、
姉さんが僕を殺すしかない。
 ……覚悟はできてる。姉さんに殺されるなら。それが人類のため
なら。僕は受けいれる。さあ、ためらわないで!」
 聡明で冷静な姉ならば、すべてを理解し、即座に僕の提案を実行に
移してくれるだろう。僕はそう思っていた。

113:名もなき改造人間たち2・姉弟(24/26)
12/04/05 20:25:25.43 1KHXpAvl
 ところが、姉は引き金に指をかけることすらしなかった。代わりに、
武器を下に置き、僕の方へ歩み寄り始めた。改造前と変わらぬ美しい
スタイルを留めた裸身を正面に見据えながら、僕はうろたえて言った。
「じ、時間はあまりないんだ。姉貴がいつまでも『処理完了』の通知を
しなければ、不審に思った奴隷生物が駆けつけるかもしれない。
その前に……」
 僕の言葉は姉の唇によってふさがれた。柔らかい唇が貪るように僕の
唇に貼りつき、突き出された舌が僕の口の中の敏感な部分でにゅるりと
動き、再び姉の口内に収まった。僕は、股間で渦を巻いている器官が
急激にほどけ始めたのを感じた。
 唇を離した姉は、唖然としている僕の耳元に口をあて、熱い息と
共にささやいた。
「……もう、いいのよ。あなたは死ななくていい。いえ、わたしが
死なせない!」
 そう言って僕の目を見ながら、姉は僕の下腹部へ手を伸ばした。
やがて姉の柔らかでぬめぬめした十本の指すべてが、とぐろ状に巻いた
男性器に当てられ、まるで生き物のように僕の男性器の付け根から
上へと螺旋状に進み始めた。
 姉の指は繊細かつ大胆に奴隷生物の性感を刺激し、性器は急速に
硬度を増し、とぐろがほどけ始めた。
「死なせない。死なせないから!」
 かろうじてそう聞き取れる熱い吐息が耳と首筋にかかり、
湧き上がった快感を倍増させた。
 恐慌と、そしてあらがえない快感のしびれで身動きのとれなくなった
僕は、震えながら声を絞り出し、なんとかして姉の理性に訴えかけ
ようとした。
「……ひゃ……やメるんだ姉貴! そんなコと……くっ……したラ
……僕が……僕らがどうなって……しまうカ……わからなイ……姉貴
……じゃ……ない……ダ……ろ……」
 このまま性感が高まり、オーガズムに達してしまえば、中断中の
感情消去が再開してしまう。それは「服従の喜び」および「反逆の恐怖」
という「ドライバ」のインストールを完了させる。そうなってしまった
僕は、真っ先に目の前の姉が「未完成品」であることを宇宙人に通報
する。そうなればもう、今度こそ姉に逃げ場はない。
 生き生きと語りかける姉の精神が奴隷生物化しているとは思えない。
しかし、このぎりぎりの局面で、姉は錯乱してしまったのかもしれない。
そう思った僕は、すがるように姉に訴えた。
「姉貴! 正気を取り戻しテくれ! いつもノ冷静な姉貴に戻ってくれ。
僕ナんかのことより、人類全体の未来を考えテくれよ!」
 必死の言葉も耳に入らないように、姉は愛撫をやめようとせず、
とうとう僕の性器は垂直に硬化してしまった。困惑に包まれた僕に、
熱さを増したように感じた息を交えて、姉が答えを発した。
「わたしは正気よ。ただ自分に嘘をつくのをやめただけ。わたしが
本当に望んでいるのは人類の未来なんかじゃない。あなたよ! 
あなたにそばにいて欲しいの! そのためなら人類だって裏切る。
感情だって捨ててやるわ! だって……好きなのよ! 異性として、
オトコとして、あなたが好きだったの! 気付いたらそうなってた! 
……でも……でも、言えるわけない。だから、ずっと胸に秘めて、
あなたを見守りながら生きていくつもりだった」
 思いがけぬ真相の告白は、姉の「姉」としての仮面の放棄だった。
そして、そうやって「女」としての魅力をすべて解放し、僕にぶつけて
きた姉に、僕は抗する術を失った。美の極致のようなボディラインに
青いぬめぬめした皮膚をまとった姉の肢体は、今や改造前の姉以上に
蠱惑的な魔物として僕を魅了し、僕のすべてを虜にしてしまった。

114:名もなき改造人間たち2・姉弟(25/26)
12/04/05 20:25:50.62 1KHXpAvl
 姉は、全身痺れきった僕への愛撫の手を止め、僕を抱きしめた。
細長く直立した男性器が、二人の粘液まみれの肉体の間に挟まれ、
圧迫された。
 姉は僕の背中を撫で回しながら、ゆっくりとひざをかがめ、上半身を
ずり下ろし始めた。男性器がちょうど豊満な胸の位置に来たとき、
姉は黄色と黒のサイケデリックな乳房が作る谷間で、男性器をぎゅっと
圧迫した。さらに体を下げ、男性器の先端が口の位置に来ると、姉は
その先端から付け根まで、ねとねとした舌を這わせた。もはや立ち続ける
ことができなくなった僕は、うずくまる姉にもたれかかるように膝を
屈し、床に尻をついた。
 姉は立ち上がり、両足を開くと、まん丸い女性器の中心部のくぼみに、
鋭くとがった男性器をあてがった。
「だめだ……そレだけは……ヤめろ、姉貴!」
 僕のなけなしの理性が弱々しい抗弁の言葉を発した。だが、僕の肉体は
とうに昔に抵抗をやめていた。
 姉は声を震わせながら言った。
「やめないわ。夢だったの。わたしの気持ちが分かる? 毎晩寝たふり
をしたとたん、大好きなあなたの体を、あの女がおもちゃにし始めた。
 彼女、わたしの気持ちにとっくに気付いていた。眠り込んだあなたを
見ながら一人自分のアレを慰めていたわたしを、あの女はにやにや
笑って見ていたわ。すべて知った上で、わたしには決して手の届かない夢
を、あの女はやすやすと掴み、わたしに見せつけた!
 でも、あなたの気持ちを踏みにじる気持ちはなかった。あなたが
選んだ女性だから、わたしは祝福するつもりだった。……でも、あなたは
……あの女を殺してくれた! それを知ったわたしは、理性の最後の
歯止めを失った。いえ、そんなもの、自分から捨て去ったのよ! 
ああん。好きだよ! 大好きだよ! しあわせだよぅーーーっ」
 感極まった姉は、ひと思いに体重を僕の男性器にかけた。鋭い先端が
姉の女性器の皮膚を突き破り、僕の男性器を強い弾力の輪が締め付けた。
「あああああああああああああっ!」
「あああああああああああああん!」
 にゅるりと姉の胎内に突き刺された男性器が、強烈な弾力に抗しながら、
奥へ奥へと突き進む中、僕と姉の口から同時にかん高いケダモノの声が
ほとばしった。人間のオーガズムの何倍もの目もくらむ快感の中、
数限りない「大事なもの」が一瞬心に明滅し、そして永遠に消え去った。
「ああん! しあわせ! しあワセ! シアワセ…………」
 とろけそうな姉の声は、急激に生気を失い、無機的な「音」に転じて
いった。
 それでも、猛烈な快楽の嵐をかろうじてくぐり抜け、人間の心の
カケラをかろうじて固守した僕は、姉もそうであって欲しいと
強く願った。だが、現実は無情だった。
〈…………奴隷生物四百四十五号ノいんすとーる不調は、当個体ノ
性欲過剰ニヨル偶発行動ニヨリ修復サレタ。コレヨリ引キ続キ、奴隷
生物四百四十四号のいんすとーる不調ノ修復ヲ続行スル〉
 そんな姉による「一斉放送」を受信した僕の知性は、姉の精神が
取り返しのつかない変容を受けてしまっという事実、僕自身も間もなく
同じ道を歩むという事実、それはまた地球人として許されない道である、
といった事実を、奇妙に冷静に認識した。そして、ひどく単純化して
しまった僕の心を、単調な不快感のようなものが覆った。
 姉の性器は機械そのものの無機的な手順で僕の性器の吸引を開始した。
男性器が肥大し、姉の性器の内壁に密着し始めたのを知った僕は、もう
これで僕自身の中でも、二度と戻れない過程が開始してしまったことを
知った。もうじき、姉の側に行くのだ、と認識したとたん、先ほどの
不快感が和らいだ。

115:名もなき改造人間たち2・姉弟(26/26)
12/04/05 20:26:15.40 1KHXpAvl
 姉が切り捨てた「人類の未来」を僕も切り捨てよう、と思った。
その代わり、残された時間、自分の心を姉への思いで満たし、姉の思い
を受けいれるべきだ、と、挿入の直前、自分が自分に言い聞かせて
いたことを思い出した。心が鈍麻して、それがどんな「思い」だった
のかはもう想像できない。でもそれが姉の思いだということだけは
理解できた。
 姉は機械的に腰と女性器内部の筋肉を動かし始めた。僕はもう快楽に
抗うことはせず、上昇する快楽の曲線に身を委ね始めた。
 迫り来る最後の瞬間を前に、僕は姉が人間として発した最後の言葉に
思いをはせた。
 ―「……しあわせ! しあワセ! シアワセ」―
 そうか。姉をシアワセにできたのなら、僕自身もシアワセなのだ。
その思いは僕の心の最後のわだかまりを消し去った。僕は自ら腰を振り、
「そのとき」を自ら招き寄せ始めた。
 加わった腰の動きは猛烈な快楽の嵐をさらに加速し、僕の心を洗い
去った。性器の先端から針が伸び、射精の瞬間が迫った。
「姉サン、僕モシアワセダ」
 そう言葉にした瞬間、肉体の中心部を痙攣が襲い、強烈な衝撃が
僕の脳を貫いた。そして完全に空白になった心の中心に、人間の感覚と
知性では語ることも理解することもできない、不可解の塊のような
何者かが座を占め、僕自身の本質を猛烈に改変させながら、深く深く
根付き始めた―インストールが完了するのだ。

        *    *    *    *

「オ前ト私ハコレヨリ命令待機時間ニ入ル。ココデ私ハ、コノ時間内
デノ、我々ニヨル交尾行動ヲ提案スル」
「了解シタ。提案ヲ受諾シ、交尾行動ヲ開始スル」
 待機時間に入った二体の奴隷生物が、かつて際限なく繰り返され、
今後もまた際限なく繰り返されるであろう定型句を口にし、交尾行動を
開始した。
 人間の目には快楽を感じているのかどうかすら疑わしい、機械的な動作。
事実、過度に単純化された快楽衝動のみに従う彼らの行動には、自動機械
に等しい内面性しか伴っていない。そこには情感も、交感も、陰影も、
余韻もない。あるのはただ直線的な衝動の発散だけだ。
 それでもこれは、かつて「姉」と呼ばれた奴隷生物四百四十五号が、
それがいかなるものであるかを完全に理解した上で、心から希求し、
選択した、彼女の「幸福な未来」なのだ。彼女の「弟」すなわち奴隷
生物四百四十四号もまた、そのすべてを理解した上で、それを自らの
幸福と考え、受けいれた。
 だからこの情景は、単なる奴隷生物の機械的な性行動であるだけでは
なく、二人の人間がすべてを承知で選択した幸福な未来像でもある。
 地球人類という種族がそのような「幸福」すらも時に受けいれて
しまえる複雑な存在であることを、もしかすると侵略者たちは―さらなる
狡猾な罠への準備として―理解し始めているかもしれない。だが、
その侵略者の生物兵器に過ぎぬ目の前の奴隷生物たちにとって、それが
永久に理解できないものになってしまったということだけは、もはや
二度と変えようのない事実なのである。(了)

116:maledict ◆k/fFCPdV8.
12/04/05 20:30:32.11 1KHXpAvl
以上お粗末でした。

大阪ドーム様がまたお元気で作品投下される日が近いこと、お祈りします。
東京ドーム様の相変わらずのコンスタントな創作には感服です。
プロフェッサー様も着々と新しい世界を構築されているようで楽しみです。
それ以外の皆様もお元気で。

なお、「エロパロ板はレス改行数の上限が60」とどこかで聞き、
試してみたらたしかに60行入りましたので、今回はそれで投下しました。

それでは…。

117:名無しさん@ピンキー
12/04/07 08:32:47.61 6Li+8JHC
>>89
投下乙です!シリーズ新作、堪能させていただきました。
暗い話とのことでしたが、背徳感に溢れていて美味しかったです。近親相姦はロマン。

118:maledict ◆k/fFCPdV8.
12/04/07 21:33:27.27 o0htdyhQ
>>117
お付き合いいただきありがとうございます!
青い性と背徳感、なイメージだったので楽しんでいただけて嬉しく思います

119:名無しIN東京ドーム
12/04/15 21:31:59.50 /5ybskXA
maledct様
御久しぶりです。御元気でしたか?
作品堪能させて頂きました。九条様やプロフェッサー様の作品を思い出させるダークな雰囲気好きです。
大阪ドーム様が復活されていなくて私的に元気がありませんが・・・・・・。
>84
普通、尿で人間が溶けると言う事は有り得ない。それは10歳の有紀にも判る。
だが弥生達の尿が降りかかった男達は、眼前で溶けているのだ。
有紀は恐怖で身を震わせた。だが有紀の別の部分では、その<非現実的>な行為に芯が熱くなっていた。
何故だろうか?
目の前で行われている行為はおぞましい行為だ。
だが何故、こう芯が熱くなるのか?
やがて男達の体が尿の海に溶けて消えていく。
元気良く降りかかっていた尿の勢いも弱まってきて。やがて尿が完全に止まった。
御尻を上下に二度振り、雫を切る。
振り返った時、有紀の心に恐怖が蘇った。
<続く>

120:プロフェッサー
12/04/16 08:42:16.86 mIxAMAR5
お久しぶりです。
東京ドーム様、いつもスレを盛り上げていただきありがとうございます。
maledict様、相変わらず、しっかりした構成素晴らしいですね。
大阪ドーム様、リアルの生活あればこそですよね。また、復帰される日を
お待ちしておりますが、くれぐれも、無理をなさいませんよう・・・

さて、あいも変わらず駄作ですが(しかも長い!)時間の許す限り投下いたします。
グロフタ嫌いな方はスルーしてください。


121:プロフェッサー
12/04/16 08:45:11.47 mIxAMAR5
『セクスドール大量製造・・・由香ちゃん編-1』
「ねえ、ママ、、なんなんだろうね?」
「さあ?奥様はなにかご存知じゃないの?」
突然の電話で山奥にある研究所へと招かれたのは・・・・
チンポド~ルの下僕人形にされた佐島早紀江と田沼千里子。
早紀江の娘2人も同様に呼ばれている。
セックスの良さがそろそろ、分かりだしてきた年頃の娘、佐島早苗とまだまだそんなものとは縁遠いはずの妹の佐島由香。
だが、早苗はマウスド~ルの下僕であり、由香はマンコド~ルにクリトリスを弄られまくって
少女のなりをした、ある意味一番人外へと近い存在になりつつある。
その4人は、自身の支配者であるラヴァド~ルに呼び出され、迎えの車に乗り、山奥の研究所へと招かれたのだ。
車が、正面玄関に着くと、白衣をきた看護婦が出てきて4人を建物の中へと招き入れた。


122:プロフェッサー
12/04/16 08:46:18.51 mIxAMAR5
『セクスドール大量製造・・・由香ちゃん編-2』
「あっ・・里奈ちゃんと玲奈ちゃんだ!ヤッホー!」
「由香ちゃん・・・スゴイねぇ~・・・玲奈ちょっとビックリだよ・・・」
「なに、、なになに、ねえ、なにがスゴイの?」
歳の近い由香と玲奈は、上下関係とか言うのを、ほとんど気にしない。
仲の良い友達感覚でキャッキャッとはしゃいでいる。
「これ、由香、失礼ですよ」
と早紀江が嗜めるが、一向にお構いなしといった感じだ。
「まあまあ、早紀江さん。構わないじゃありませんか。それよりも、お2人とも大分励んでくださいましたわね。まあ、ワタクシも存じてなかったのですが・・・」
「あの~、なにか不手際でもありましたの?極力、周囲には気を使いまして、まあ、ヤルことはシッカリやらせて頂いてますけど・・・」
はしゃぐ玲奈と由香をチラチラと眺めながら、チンポド~ルの摩樹子の周囲には彼女に犯され、極悪マンコを
持ち、わずか数日の間に百人に届きそうな位の人間を、その妖艶な肢体で喰いまくった2人の美熟女が不安気にしている。
「あのぉ~・・・里奈さま、いったいどうなっているんですか?」
早苗は、自分を散々に舐めまわし、果ては早苗すらも人外の身体に仕立てた少女に声をかけて聞く。
「心配しないの。ワタシが舐めて奴隷人形にした中でも、あなたが一番優秀だったってこと。
っていうか、まさか、あなた達親娘がみんな選ばれるなんて、ある意味スゴイと思うわ。だって、、、、」
ソコから先を言おうとした時に、部屋のドアが開き、3人の女が入ってくる。


123:プロフェッサー
12/04/16 08:48:33.46 mIxAMAR5
『セクスドール大量製造・・・由香ちゃん編-3』
ゾクゾクっと早苗と由香、そして早紀江と千里子といった4人の奴隷人形は、そろって身震いする。
部屋の雰囲気が一変するほど、ケタ違いの妖しい気配をそれぞれが放ち、それを感じた奴隷人形は
保っていた人の姿が解け、人間と交わる時の淫妖な姿へと瞬時に変身してしまう。
「おほほほほ、そう、私たちに反応して変身するだなんて、なかなか有望ですわ。これなら、立派な
セクスド~ルになれますわよ。おほほほ・・・」
清楚な白いワンピースを着た、いかにもお嬢様然とした少女、歳の頃は、由香や里奈よりも大人びているが、早苗よりは下回る、
まさに乙女といった表現がぴったり来るような少女が、悠然と笑みをたたえて、4人の奴隷人形の中でも、熟れた肢体にガバッと肥大した陰裂を広げる2人の熟女に妖しい視線を向ける。
「あらぁ~、マンコド~ルったら、こんなカワイイ女の子に、こ~んなのを生やさせるなんて、イケない子ねぇ~・・・」
白衣を羽織った、美人女医といった感じの女性は、由香のどす黒くゴツゴツした肥大陰核をネットリと
絡みつくような視線で射貫き、いかにも男好きしそうな肢体を、クニャリとくねらせる。
「えぇ~、だめだったんですかぁ?」
玲奈は、口を尖らせて美人女医の言葉に不平そうに言うが、それが本心でないのは明らかだ。
「違うわよぉ~・・・もっと、良いものにしてあげてれば、良かったって言うこと。まあ、この後で
ワタシのものにも負けないくらい、ステキなのに生え変わるんでしょうけど・・・楽しみにしててね、お嬢ちゃん・・・」
由香は、目をパチパチさせて、ママよりはもう少し年上だろう感じだが、堅苦しそうな白衣の下に潜む
熟れきって、濃厚な色香を放つ肢体に、すっかりココロを奪われていく。



124:プロフェッサー
12/04/16 08:51:30.59 mIxAMAR5
『セクスドール大量製造・・・由香ちゃん編-4』
「里奈ぁ~、よく仕込んだわね。これなら、ワタシを舐めさせる価値があるわ。アナタは、わたしが
責任をもって舐めて、舐めさせて・・・セキスド~ルに生まれ変わるのよ・・・」
早苗の前に立ったのは、最近の男性誌では、必ずと言っていいほど大きなグラビアが載っている
謎の多いアイドルの秋咲アズミ。
スラリと長い手足と、分厚いクチビルが魅力の源になっているアズミは、白痴じみた顔で口を開け
その中の下をうねらせている早苗の様子に、すっかり満足したようにクフッと小さく笑いかける。
「うふふふ、早苗さん、よかったねぇ~・・ところで、早苗さんは、何のセクスド~ルになっちゃうんですか?」
「それはねぇ~・・・・後のお楽しみ。ねぇ~、早苗さん・・・・」
アズミは、そう言うと早苗の方を向いて、分厚いクチビルを上下に分かつ。
アズミの口内を見てしまった早苗は、身体をガクガクと痙攣させ、その期待からダラダラと止めどなくヨダレを流し続けた。



125:プロフェッサー
12/04/16 08:52:28.75 mIxAMAR5
『セクスドール大量製造・・・由香ちゃん編-5』
「おほほほ・・せっかくこれだけの大掛かりなセクスド~ル製造ですものね。同時にヤッテしまうのも
惜しい気がしますわ。せっかくですから、一人づつ楽しみませんこと?前準備から含めて、ご覧いただいておけば、
心底から生物と馴染めますし、ご自分がどうなるのかもご理解いただけると思いますの。いかがかしら?」
清楚なお嬢様は、ニコやかに微笑みながら、白衣の美人女医と、グラビアアイドルのアズミに声をかける。
「う~ん、時間はかかるけど、それぞれが単体で犯すわけだから、ソレくらいの刺激がある方が良いと思うわ。
それなら、あえて正気づかせ、異生物の生体を教え込んでおくのも悪くわないわね。それでいきましょうか?アズミさんもそれでイイ?」
「わたしは、初めてですので、先輩方に従います。ただ、トップだけは勘弁して欲しいかな?」
「おほほほ・大丈夫ですわ。祐子さんの言うように正気づかせてからと言うことなら、まずは・・・
可愛いお嬢ちゃんからにしませんこと?その、無垢では無いにせよ、幼い肢体が醜悪の極地と一体化し
淫奇なエロスの塊になるさまを、皆さんに見せてあげたいですわ・・・」
「醜悪の極地だなんて、、ひどいことを言うわね。まあ、ワタシなんかは、結構、この娘にピッタリだと思うけど、、、、
え~っと、由香ちゃんだったかな?オバサンといらっしゃい。玲奈ちゃんも一緒にね・・・」
美しい女医は、少女を2人引き連れて別室へと向かう。
可愛い少女を、悍ましいセクスド~ルに変えるための部屋へと・・・・



126:プロフェッサー
12/04/16 08:57:44.33 mIxAMAR5
『セクスドール大量製造・・・由香ちゃん編-6』
真っ白な部屋。
壁も天井も、そして床も・・・
ソコに来る前に、由香は着替させられていた。
ほとんど肌と変わらない薄さのソレを身につけた由香は、濃紺のスクール水着とエンジ色のスイムキャップを被っている。
不思議な素材で、ソレを着た時から、由香の感覚は人間の少女のモノへと戻り、屹立していた陰核は
すっかり邪悪な成りを潜めて、元の少女らしい極小の突起へと変わっている。
真っ白な部屋に連れてこられた由香は、白衣の美人女医、祐子と薄紫色のレオタードを着た同年齢の少女玲奈によって
透明の大きな椅子に座るように言われ、腰を下ろすと手首と足首を革のベルトで固定される。
「えっ、なに?玲奈ちゃん、、、怖いよ、、」
拘束された由香は、大きなパッチリした目を涙で滲ませ、怯えた眼で玲奈に言うと、
「心配しないで。祐子先生とワタシ、それに亜美さんの3人で、由香ちゃんをと~ってもエロイ身体に
してあげる準備なんだから。ワタシなんかオマンコだけしかないけど、由香ちゃんは、それよりももっとエロくイヤラしい身体になるんだから、ちょっぴり、ウラヤマシイな・・・」
由香は、”オマンコ”と言う言葉に、身をピクリと反応させる。
「先生、準備できました」



127:プロフェッサー
12/04/16 08:58:12.97 mIxAMAR5
『セクスドール大量製造・・・由香ちゃん編-7』
ガラガラとカートの上にガラスケースを乗せて、看護婦が入ってくる。
黒い布が被せられているので、誰にも中を見ることが出来ないが、祐子はその布を自分の方にだけめくり
中のモノを確認すると満足そうに
「それで、この大きさになるまでの食性は修正できたの?」
「はい、人間の精巣にのみ反応するレベルまでには仕上がってます」
「そう・・・それじゃ、ここで最後の仕上げに入るわけね。そのための餌は用意してある?」
「それはもう、落ちこぼれの奴隷人形や、監禁に成功したオトコを10人ばかり。しかも、強精剤を与え
限界まで膨張させフルに溜め込ませて用意してあります」
「十分ね。あとは、由香ちゃんが自分で増やしていくはずだから・・・」
自分の名前を呼ばれてドキッとする由香。
「あの・・・それ・・なにが入ってるの?」
由香の言葉に、祐子は
「気になるわよねぇ~・・これと由香ちゃんは、一つになって絶倫性交のセクスド~ルになるのよ。素敵でしょう・・・」
祐子はカートを座っている由香の前に運び、かけられていた布を取る。
由香は、ソレを見ると、パッチリした目が飛び落ちそうなほど目を見開き、ガタガタと震えだす。
「な・・・なに・・・これ・・・」
さすがに声も震えている。



128:プロフェッサー
12/04/16 09:01:45.29 mIxAMAR5
『セクスドール大量製造・・・由香ちゃん編-8』
気味が悪いとか言うレベルではなく、女性であれば、まして幼い由香は、初めて見るグロテスクなその姿は、恐怖しか感じ得ない悍しく醜い生物の姿。
見るからにブヨブヨした軟体状であり、深い黒緑色をしたそれの体表は、ヌメヌメした粘液で覆われており、ブツブツと奇妙な突起がビッシリと体表から生えているのだ。
祐子は、それをガラスケースから取り出して持ち上げる。
差し渡し50センチはあろうかという巨大なそれは、グニャグニャと悶えるように蠕きドロ~っとした
粘液を、ぴちゃぴちゃと床に滴らせている。
「これはねぇ~、、クロナマコを特殊な遺伝子操作で改造した特性のナマコ。由香ちゃんは、これと一つになってもらうわ。
これから、このナマコには由香ちゃんとくっつく前に、もうチョッと栄養をあげるのよ。玲奈ちゃん、亜美、それじゃかかりなさい」
「は~い!」
「わかりましたわ、せんせい」
玲奈が祐子の手から大きなナマコを受け取り、抱きかかえたまま身を後ろに倒していく。
「ぁぁ~ん・・ヌルヌルしてて。。ブヨブヨで、、、でも、、、おっきい、、」
玲奈の華奢な肢体の真ん中に筋が走り、ニュチュ~ッと音をさせながら縁が盛り上がっていく。
巨大な女陰の上で、グニャグニャと悶え動く黒くて不気味なナマコは、玲奈の胎内に呑み込まれる感じで沈んでいく。
そして、亜美と呼ばれていた看護婦は、身を翻すと、薄桃色のスカートから、ズルッと蛇腹をいくつも重ねた感じの
茶褐色のド太い大ミミズを股間から突き出し、ピクピクと前後に揺らし出す。
「入れるわね・・・・マンコド~ル・・・」
ズブズブ~ッと濁った音をさせながら、亜美は股間の大ミミズで玲奈の股にある小ぶりな女陰に挿入していく。
「なに、、、あんなの、、、いや、、、玲奈ちゃんが、、、かわいそう、、、」
由香がそう呟くと、祐子はその横にしゃがんで
「そんな事ないわよ。玲奈だって喜んでるわ。ミミズビーストの極大チンポで貫かれながら、
あのクロナマコのブツブツでイッパイ押し広げられて、、、お互いに最高の快感をかんじているのだから
あら、あのクロナマコも、当然、チンポとマンコの狭間で更に成長するのよ。肉が交わる悦びを覚えてね・・・
そうやって育ったクロナマコが、由香ちゃんのココロもカラダも支配するの。たのしみねぇ~・・・」



129:プロフェッサー
12/04/16 09:02:42.31 mIxAMAR5
『セクスドール大量製造・・・由香ちゃん編-9』
そうだ、玲奈ちゃんがかわいそうどころじゃない。
次は、わたしがかわいそうな事になりそうなのだ。
「だめ、、、玲奈、、イク、、イキそうだよぉ~・・・」
「そんな、、、私だって、、、がまん・・・できない・・イク・・イくわよ・・・」
「「イッくぅゥ~~!」」
亜美がクロナマコの内部に黒紫色の粘塊をぶち出し、かたや玲奈の方もクロナマコの腔腸部に子宮内部に蓄えておいた鮮紅色の粘液を潮を吹くような勢いで噴出させる。
邪悪な遺伝子重合体が、玲奈が包み、亜美が貫くクロナマコの内部で形成される。
亜美は、すかさず、極太ミミズのチンポを玲奈から引き抜き、奥にある扉をあけて鎖につながれている全裸のオトコを引き入れる。
由香の横にしゃがんでいた祐子が男たちの前に行き、白衣の前を広げながら
「あはぁ~~ん・・・ソコに座って、チンポを勃たせておきなさい。あなた達には、あの女の子が
立派なセクスド~ルになる養分になってもらうから・・・なにも全部食べちゃうわけじゃないわよ。
あなた方の、大きな睾丸を分けていただくだけ・・ちょっと想像できないくらい、気持ちイイはずよ
ほら、あの股を広げている女の子の秘唇から産まれてくるわよ。あなた方は、じっとしてるだけで良いの。
あとはね、ぜ~んぶ、秘唇から出てきたクロナマコが食べてくれるから・・・」
男たちは、恐ろしいことを言われているのだが、生身の祐子の肢体を見た以上は、並々ならぬ激欲に
支配され、順々に腰をぺたんと着いたまま、それぞれの怒張を屹立させていく。
ズルッズルッ・・・



130:プロフェッサー
12/04/16 09:03:53.65 mIxAMAR5
『セクスドール大量製造・・・由香ちゃん編-10』
黒緑色をしたクロナマコの胴体は、玲奈や由香の胴体と殆ど変わらないくらいの大きさになり、それが
床を這い、餌の方へと本能で向かっていく。
自らの胎内で禍々しく仕上げた玲奈は、由香の方へと歩み寄り、由香を拘束している椅子を押してやると
滑らかに床上を椅子ごと動かして、餌場へと向かうクロナマコのそばへと移動させる。
「由香ちゃん・・・ほら、あんなに大きくなっちゃた。これから、由香ちゃんの為に、あのクロナマコが
チンポに着いてるタマをイッパイ食べちゃうんだよ。ほ~んと、ウラヤマシイなぁ・・・由香ちゃんったら
あんなに素敵なクロナマコとオチンチンのタマタマのセクスド~ルになれちゃうんだもん。いいなぁ~~」
「イヤァあああ~~!」
由香は、目いっぱいの声で悲鳴を上げた。



131:プロフェッサー
12/04/16 09:28:01.50 mIxAMAR5
『セクスドール大量製造・・・由香ちゃん編-11』
その様子は、別室で拘束され、正気に戻っている人間たちも見ている。
「やめて!ひどいことをしないで!由香・・・」
その中でも早紀江の乱れっぷりは半端ではない。
愛娘が、人外の陵辱を受けているのは、母として堪えられっこない。
早苗は、嘔吐し、衣服をベチャベチャに汚しており、かたや千里子の方は放心したようになって
気を失いかけている。
「刺激が強すぎましたかしら?でもあなた方も、あのように他の生き物と融合していただきますのよ。
今、恐怖を覚え忌避している分だけ、必ずお気に召していただけるはずですわ。おほほほ・・・・」
清楚なお嬢様然としている少女、綾香は、泣きわめき、絶望の悲鳴をあげている3人の様子に満足気だ。
大型のディスプレイに映る嗜虐の光景は、恐怖に怯える由香と醜怪なクロナマコをそれぞれ映しており
今は、クロナマコが、のっそりとイキリ勃つ怒張へ、そのうねる体躯の端部を這わせているところだ。
ペニスに這う軟体生物の感触に、オトコは気が狂いそうになっているが、気持ち悪いのは間違いないが
しかし、そのヌルヌルした粘液と、柔らかく弾力に富んだ生暖かな体皮がなぜかペニスには心地良く思えるのだ。
クロナマコに植え付けられた誤った本能から、端にある腔腸部から触手を伸ばし剥けた亀頭へと這わしていき
オトコの迸りを放つ割れ目へと端部が押し付けられる。
「うくっ・・」
オトコが小声で呻き、呆気ないくらい簡単に射精を行う。



132:プロフェッサー
12/04/16 09:29:08.68 mIxAMAR5
『セクスドール大量製造・・・由香ちゃん編-12』
クロナマコは、本体にオトコの放つ精液を吸収しながらも、放たれる精液の根幹へと先端から出る触手を
尿道に添って容赦なく伸ばしていき、ついには輸精管から睾丸まで逆流するように不気味な触手を伸ばしきって先を花のように咲かせる。
「うぎゃああ~~!・・んんんぐぅ・・・」
さすがにオトコは、有り得ない激痛のような強烈な刺激に大声で喚き立てるが、祐子が妖艶な秘唇を
オトコの顔に押し付け黙らせる。
「ほらほら、騒がないの。あなた方の精子と精巣は、由香ちゃんの身体を構成するうえで必要なの。
だからね、ワタシのオマンコを感じながら、スッカラカンになるまで、クロナマコに出し切りなさいね」
マンコド~ルの生みの親に当たる祐子は、エロマリオンの中でも最上級に位置するセクスド~ル、
ミミズとオマンコのセクスド~ル、ワァムェロ~ンなのだ。
その、淫靡の極に達した女陰を押しあてられたオトコは、直接睾丸を喰われる激痛よりも、精を放つ
未曾有の絶頂を求め、極限まで勃起させたペニスからありったけの精を噴出させ、歓喜の中でオトコの大事な部分をクロナマコに喰われていく。
グチュり・・・・
クロナマコは、重たげな身を波打たせながら、オトコのペニスの先端だけでは物足りなさそうに、全体で覆うようにペニスを包み込む。
ウネ・・・ウネ・・・ウネ・・・
卑猥に揺れる不気味なクロナマコ。


133:プロフェッサー
12/04/16 09:30:51.34 mIxAMAR5
『セクスドール大量製造・・・由香ちゃん編-13』
その重たそうな身体がジワジワと床の方に垂れる感じで下がりだす。
グチュりと端部が、男の股間から離れると、そこには哀れにも萎えたというよりズタボロになった包皮が無残に晒されている。
がくんと男の首が折れ、その場に崩れ落ちる男の体。
「あらぁ~、精巣だけじゃなくって、海綿体まで食べちゃったのかしら?良かったわねぇ~・・由香ちゃん。
クロナマコが、食べた分だけ、アナタの身体はステキになるの。うふふふ・・・」
由香は、座ったままだがガタガタと恐怖に震え、そして鎖でつながれている男たちも、あまりにも恐ろしい光景に
ペニスが縮み上がり萎えていく。
「ダメだよぉ~・・チンポを勃たせてくれなきゃ、クロナマコが食べにくいでしょ!もう・・・」
その横の男の前に玲奈が立ち、幼い肢体を盛んにくねらせながら、股間だけを男の前に突き出すようにしていく。
玲奈のオマンコ、祐子のオマンコ、そしてミミズビーストの亜美のオマンコ・・・・
それぞれが、男たちを刺激し、どれだけ恐怖で萎えていようがチンポだけは、それぞれの意思を無視して再び勃起していく。
ズルッ・・・ズルッ・・・ズルッ・・・ズルッ・・・・
クロナマコは、大きくなった不気味な胴体を蠢かし、餌となるペニスの方へ這い進んでいき、その醜怪な胴体に取り込んでいった。



134:プロフェッサー
12/04/16 09:33:18.72 mIxAMAR5
『セクスドール大量製造・・・由香ちゃん編-14』
「アハッ!すっご~い!なにこれ~・・・ぐにゃぐにゃのおチンチンみたい・・」
「まさか、ペニスまで食べちゃうなんて、計算外だったけど、これが貴女にくっついちゃうのよ。
う~ん、くっつくって言うのはちょっと違うかな?どうなんですか?ワァムェロ~ンさま?」
「そうね、くっつくって言うよりも溶け込むとか、混じりあうって言うほうが相応しいわね。ウフッ
それじゃ、次は、アナタの番よ。そろそろ、由香ちゃんの性欲を呼び戻してあげましょうねぇ~」
ヤダ!そんなのイヤ!あんなのと一緒になるなんて・・・・絶対・・絶対イヤだヨォ~・・助けてぇ~!
由香は、泣きわめきすぎて枯れた声で必死に悲鳴をあげるが、そんな事はお構いなしに、祐子と玲奈は
由香の奴隷人形としての猛烈な性欲に火をつけるために、由香の前で本性を現し出す。
祐子は、白衣の前を大きくはだけ、パサりと床にソレを落として熟れた悩殺的な肢体を晒し、その正面に
玲奈が向きあう形で立つと、玲奈は、スッとしゃがんで祐子の股間に顔を当てていく。
「うぅぅ~ん・・・・いつもより、、、感じちゃう・・・れ、、、玲奈、、、オマンコ、、、、マンコ、、マンコが、、、ヌルヌルゥ~~・・・んんぅ~~・・・」
「そうよぉ~・・あなたは、わたしの分身、マンコド~ル。オマンコなのよぉ~・・・あはぁ~ん・・
玲奈ぁ~・・あなたのヌルヌルマンコに・・ワタシのヌルヌルを混ぜて、いつもより、もっと、、、もっと、、
淫らでイヤラしいマンコド~ルになっちゃいなさい!あはぁ~ん・・んぅぅ~~・・」
ぬぷちゅちゅぅぅ~~・・・・
祐子の股間から粘着質の具が溢れ、玲奈の顔面に吹きかけられていく。



135:プロフェッサー
12/04/16 09:35:13.02 mIxAMAR5
『セクスドール大量製造・・・由香ちゃん編-15』
玲奈の顔が左右に分かれニチャァ~っと開き、祐子の秘唇から溢れ出すオンナの中身をズブズブと取り込んでいく。
玲奈は、祐子の股間から溢れ出す具を吸収しながら、華奢な肢体を妖しくくねらせて、顔を祐子の肢体に添わせて
立ち上がっていき、その間も玲奈の顔から別れた肢体には、ズブズブと容赦なく祐子の秘肉が注ぎ込まれ
玲奈の本体と混じり合い、タダでさえ悍ましいマンコド~ルの肉体を、更にド淫猥な姿へと変貌させていく。
「あはぁ~ん、由香ちゃん、玲奈の真の姿を見て、興奮して勃たせなさいねぇ~・・・」
祐子が、クチビルの両端を吊り上げて、鬼女の笑みを由香に向け、ニチャニチャと自分の肢体に添って
立ち上がってきた玲奈の頭を両手で挟み、
見事に突き出た釣鐘型の乳房の間でモニュムニュと優しく揉むようにして肉の振動を与えてやる。
由香は、玲奈の背中しか見えていないが、その背中を覆う薄紫色のレオタードがくすんだ感じの茶褐色に
染まっていき、頭髪がザワザワと縮れたようになって短くなりながら背中の方へとずり落ちてくるのを見る。
「えっ・・・玲奈ちゃん・・・」
抑制されていた邪悪な由香の欲望が、しだいに沸々と蘇ってくる。
玲奈の背で鈍い灰褐色に染まったレオタードには、無数の皺が入り、その周囲にモジャモジャの縮れ毛が生え揃っていく。
「そろそろいいかしら?」
祐子は、乳房で挟んでいた玲奈の顔を開放してやり、
「ほら、玲奈ちゃん、後を向いて由香ちゃんに見せてあげなさい。アナタの真の姿を・・・・」



136:プロフェッサー
12/04/16 09:36:57.51 mIxAMAR5
『セクスドール大量製造・・・由香ちゃん編-16』
直立した玲奈は、くるりと由香の方に翻ると、華奢な肢体の中心に額から股間まで一直線に筋が走っている肢体を由香の方に向け
「ぐぷぷぷ・・・・由香ちゃぁ~ん、思い出して、、、玲奈の本当の姿、、いっぱい、、玲奈の中で
大きくなったでしょ、、、玲奈の、、本当の姿は、、、おマンコ、、、マンコなのヨォ~・・・」
玲奈は、細い腕を自分の背中へと回し、背面のレオタードを前に一気に手繰り寄せる。
まだ、成長していない寸胴型の胴体が、巨大な卵をも思わせる楕円形の球状に変化し、身体の真ん中に走っていた
筋の両脇には、こんもりと盛り上がる灰褐色の皺だらけの恥毛を生え揃えた陰唇が大きく伸びて張り付いている。
かつて肩のあった辺りから伸びる両腕と、それを支える細い脚が、少女だった痕跡を残しているのが
ぎゃくに、滑稽でグロさを醸し出している。
玲奈だったモノは、両手を頭のあたりに当てて、毛のない厚めの包皮で覆われている頭部の皮をズルッと
上の方に捲りあげ、一息に剥く。
チェリーピンクのツヤツヤした丸みのあるモノの表面には、反対にした三日月型の目が一つと、可愛い玲奈の口唇がその下にくっついている。
「由香ちゃん・・・・今日は、、この前よりも、もっとスゴイことができそうよ。だってぇ~・・・
祐子様のマン肉を入れてもらってるから・・・こうして、押さえてないと溢れちゃいそうなのぉ~・・」
マンコド~ルに変貌した玲奈は、胴体の脇を両手でギュッと抑えているものの、その手が回りきっていないトコロからは、
内圧に耐えかねた卑猥な肉襞が、チロチロと飛び出し、濃厚なオンナの匂いをモワモワとまき散らしている。
「・・・ぁ・・・ぁあ・・・そう・・そうだわ・・・わたし、玲奈ちゃん、、、ちがう、、マンコド~ルさまに
クリトリスを・・・開発されて・・・」
由香は、等身大のオマンコとなったグロテスクな玲奈を見て、自分の快楽の記憶を完全に呼び起こす。
ググッと濃紺の薄手の生地を突き破りそうな、ゴツゴツしたクリトリスが極大勃起を果たし、由香の
パッチリした瞳が、どんよりと濁って、油膜がかかったように白っぽくなってくる。



137:プロフェッサー
12/04/16 09:38:35.59 mIxAMAR5
『セクスドール大量製造・・・由香ちゃん編-17』
ズルッ・・ズルッ・・新しい標的を見つけたクロナマコが、由香の方へと寄ってくる。
だが、由香は、それに気づいているのか、いないのか?
濁った瞳で、グネグネと誘うように動く巨大女陰を見つめ、自由の効かない身体をもじもじと激しく動かす。
「おねが~い、、、マンコド~ルさまぁ~・・由香のコレ・・・突っ込ませて!言われたとおりに、
人間のオマンコの奥に、種を撒いて、代わりにイッパイ卵をもらってきたの・・・早く、、
マンコド~ルさまに、、卵をイッパイイッパイ出して、、、代わりの、、種を、、あ、、由香の
クリトリスに、、、注いでぇ~・・・!」
祐子は、そんな由香の様子に満足そうに笑いかけると、
「あはぁ~ん・・・ステキよぉ~・・・もう少し待ってなさいね。さあ、玲奈ちゃん、由香ちゃんは
置いといてっと、もう少し、あのクロナマコを仕込まなきゃね」
「くへへへ、そういう事。アレって、たしか精巣とチンポをイッパイ食べたんでしょう。そんなのを
ワタシと祐子様の2人がかりで、くへへ、、、どうなっちゃうのかなぁ~・・・」
胴体の女陰の先につけた一つ目をズルズルと這い進んでくる醜怪なクロナマコの方へ向けた玲奈は、
祐子に手を取られ、そのクロナマコの方へと向かう。
そして、床を這うクロナマコの前にベチャリと尻を下ろし、そのまま上体を後ろに倒す玲奈。
巨大な女陰の上へとのしかかる感じでクロナマコがその上に身を乗せていく。
それまでは、無機質の床上を這っていたクロナマコが、マンコドールの上に達すると途端に不気味な歩みが遅くなる。
たっぷりと食欲を満たした後に起こる繁殖のための本能に目覚めだしていくのだ。
「あらぁ~ん、ダメよぉ~・・・イカせちゃ・・・トロトロに溶けてイクのは、由香ちゃんの中でなきゃ
ワタシたちで、アナタが食べた精巣と陰茎の海綿体を、もっと育ててあげるから、そうして、、
ビンビンになったら、あの娘の中で、おイキなさいね。ねぇ~・・・由香ちゃん・・・」
ニヤッと笑った祐子は、由香の方を向き、クロナマコを跨ぐように両脚を広げる。
一瞬だが、祐子の女陰が由香に向かって晒される。


138:プロフェッサー
12/04/16 09:43:29.65 mIxAMAR5
『セクスドール大量製造・・・由香ちゃん編-18』
一見すると、玲奈の、マンコド~ルの女陰の方が不気味なはずなのだが、ソレをも優に上回る淫妖な気配が
祐子の股間からは猛烈に溢れているのだ。
(アッ・・アッ・・・・・アッ・・・なんで!ダメぇ~・・・イッちゃうぅ~~・・・)
由香は、顔を赤らめて濃紺の水着の中に、そそり勃った異様な巨大陰核から盛大に人間を犯す、白く濁った粘液を噴き出させる。
「あら?イッちゃったの?仕方ないわねぇ~・・・祐子様のオマンコを見ちゃったんだもんね。
いいのよ。それで・・・由香ちゃんは、ワタシと楽しんで待ってましょうね。クロナマコが仕上がるのを・・その水着の中を、タプンタプンにしちゃおうね。ワタシとアナタの濁液で・・・」
ここまで来れば、もう、拘束など必要ない。
由香が幾ら嫌がろうが、その記憶の奥にクロナマコへの恐怖と嫌悪が刻まれた状態でも、肉欲の方が遥かに上回ってしまっているのだ。
それまで、由香の後ろで静観していた亜美は、由香の手と足を固定しているベルトを外してやり、力の抜けた
由香の身体と椅子の背もたれの間に自分を滑り込ませる。
「あら?聞いてはいたけど、ナカナカ立派なのね。由香ちゃんのコレって・・・オネエさん、ビックリしちゃう!」
亜美の陰裂から、ニョロっとミミズの頭が飛び出し、抱き抱えている由香の水着と素肌の間にそれがもぐりこんでいく。
それは、勃起することはなく、ニュルニュルっと由香の勃起陰核に巻きついていき、先にあるクビレの辺りで
ぐるりと一周したところで、クビレに巻きついた箇所が、ぶく~ッと膨れ、一際濃い色の体環節をいくつも創りだしていく。
ワァムェロォ~ンによってミミズビーストにされた亜美は、ペニスの代わりに伸びるミミズは、本人の意志で
自在に形を変えることが出来る。
ゴツゴツした由香の陰核全体に紐状に巻きつき、亀頭の一段下でぐるりと取り囲んだ輪状の変色した部分が
ちょうど、亜美のミミズペニスの亀頭に当たる部分だ。
「そっちもOKね。じゃあ、犯るわよ・・・」



139:プロフェッサー
12/04/16 09:46:59.91 mIxAMAR5
『セクスドール大量製造・・・由香ちゃん編-19』
祐子は、跨いでいたクロナマコに、腰を前後に振りながら緩やかに腰をおろしていく。
「私たちも、始めましょうか?由香ちゃん・・・」
亜美は、由香の手をとって由香の陰核に巻きついたミミズチンポを軽く握らせる。
ビッシリと生えたヌメる繊毛が陰核を撫でる異様なまでに心地良い感覚。
そして、亜美もまた、ゴツゴツした力強い脈動を打つ由香の勃起陰核との摩擦に快感を覚える。
由香は、祐子と玲奈いや巨大なオマンコとその間にある不気味なクロナマコの交わりを目が飛び出しそうなほど
ギラつく目で追いながら、ジュコジュコと激しく両手を上下に動かして陰核の悦楽に堕ちていく。
「くヒャァ~!す・・・すンごいのぉ~!レ、、玲奈の中で、ヌルヌルが、、膨れて、、、
やぁ~ん!玲奈の感じるところ・・・責めて来るのォ~・・・」
クロナマコに伸し掛られているマンコド~ルが歓喜の悲鳴を上げてよがっている。
ヌッチャ・・ヌッチャ・・とマンコド~ルの上で回りながら波を打つように揺れ動くクロナマコ。
悍しさの極みとも思える醜怪な体躯を、片面はマンコド~ルに埋め、残る半面は、祐子の女陰に所々を
吸いつく感じで中に取り込まれ、その中で柔突起が、肉茎に、そして睾丸へと変わり、オンナを犯す
ためのモノと、クロナマコの本体が同化を行っていくのだ。
「あはぁ~ん・・・このクロナマコだけでも、十分すぎるのに、これが、由香ちゃんにくっついたら
どうなってしまうのかしら?あはぁ~ん・・精巣だけでと思ってたのに・・・海綿体、、、チンポまで
食べちゃったんだから、、スゴイ、勢いで育っていってる・・・あはぁ~ん・・・・たまらないわぁ~・・・」
祐子は、マンコド~ルの脚の付け根へと重たげな尻をずらし、耐えかねたように上体をマンコド~ルの方へと倒していく。



140:プロフェッサー
12/04/16 09:47:43.21 mIxAMAR5
『セクスドール大量製造・・・由香ちゃん編-20』
その肢体の中心には、股間から陰裂がジワジワと伸び始めていき、マンコド~ルと2人がかりでクロナマコを妖しくも淫らの極地の中に取り込んでいく。
「くわぁ~~!ま、、マンコが・・・オマンコがあ~!・・・・ぐわぁ~!」
マンコド~ルになった玲奈が、薄桃色の陰核顔を赤く染めぶっくらと肥大させて狂気の雄叫びをあげる。
呑み込んでいたクロナマコの膨張はもとより、ソレ以上に祐子とつながったことで、感度は数十倍、いや数百倍になるだけでなく
自分のオマンコが獰猛な肉食獣を思わせる感じで、激しくそして男根を貪り喰らう完全なる異形への変貌を遂げていくのだ。
「あはぁ~ん・・マンコド~ル・・・一緒に、クロナマコに、オマンコの良さも教えてあげちゃいましょうね・・・あはぁ~~ん・・・」
祐子の整った顔面がドロドロに爛れていきのっぺりとした腐った柘榴のような色合いに変わって、玲奈の顔陰核よりも一回りは大きい、極大クリトリスへと変化する。
「ぐわぁぁ~~~・・・!」
玲奈の悲鳴が次第に消えていきグチャグチャとした肉音だけが2人からは響きだしていった。


141:プロフェッサー
12/04/16 09:49:24.01 mIxAMAR5
思った以上に長いです・・・
ツヅキハ、早めといっても、今日は無理なんですが・・
では、また次回。


142:maledict ◆k/fFCPdV8.
12/04/19 22:34:55.67 G90UIqYA
東京ドーム様、プロフェッサー様、拙作にお付き合い頂き恐縮至極です。
東京ドーム様の有紀ちゃん編はそろそろ佳境で、
有紀ちゃんが自分の運命を知るのももうじきかな、と期待しています。
プロフェッサー様相変わらずエロエロで、どちらも続き楽しみです。
大阪ドーム様もどうかお元気で。

143:名無しさん@ピンキー
12/04/29 06:51:34.24 79VF/o56
保守

144:名無しIN東京ドーム
12/04/30 20:48:12.75 +P4h6xls
> プロフェッサー様乙です!!大阪ドーム様、心配です・・・・・。
>119の続き
男達の体が存在していた水溜りに飛び散った尿の雫が弾けた。
有紀は水溜りと弥生達を交互に見た。
「弥生さん、辞めて・・・・・。」
弥生は冷たい眼をした。いままで見た事の無い冷たい眼だ。

「あなたはお掃除を見てしまった・・・・・。」
「辞めて・・・・。」
歯がカタカタと鳴った。泣きそうになった。
ふいに痛みが奔った。見た瞬間、服の上に針が深々と突き刺さっているのが見えた。
ふいに意識が遠くなった・・・・・。

眼が朦朧としていた。
”あ・・たし・・・・死んだの・・・・・?”
ゆっくりと瞼を開くと、蛍光灯が見えた。
眼球だけを動かす。壁に大きなひらがなの文字が見えた。
<だ>
眼を動かすと、半紙に墨で「ともだち」という四文字が書かれていた。
”ここは<神の園>・・・・・?”
「意識が戻ったようね?」
聞き慣れた声。見た。
園長の八重子だった。いや、八重子だけでは無い。
弥生も玲奈達や小夜子もいる。
「これは・・・・・?」
「有紀さん、驚かせてしまったようね?」
「園長先生・・・・・?」
有紀の問いに、優しい笑みを浮かべた。
<続く>


145:名無しIN東京ドーム
12/05/03 23:29:04.94 DuG9Crp7
体の痺れが僅かに緩んで、有紀は首を巡らせ周囲を見ると八重子や弥生達だけで無く、恵理子や他の園生や恵理子たちも居る。
それも全員、全裸なのだ。頭のなかで蜂の化け物に変身した弥生達の姿が思い浮かんだ。
「弥生さん達が行っている事を見て吃驚したでしょう?」
八重子が、相変わらず優しい笑みを浮かべ言った。
「弥生さん達は、世の中に蔓延るゴミのお掃除をしていたんです・・・・・・。」
ゴミ?お掃除?そういえば弥生も、そんな事を言っていたが?
「え、園長先生・・・・。お掃除って何ですか?」
知ってはいけない。頭のなかで、そう警告が出ていたが有紀は訪ねた。
「ふふっ。では、見せてあげます。変・身!!」
ふいに青い閃光が走り、有紀は眼を覆った。
青い閃光と同時に、改造によりDNAに組み込まれた特殊遺伝子が活発化する際の熱放射だが当然、10歳の有紀に理解出来る筈が無い。
豊満な乳房が黒と黄色の円に覆われ、肌が青く染まり、金色の羽が生えた。八重子の陰毛さえ青く染まっていた。
周囲もそうだ。弥生達、園生の僅かに膨らんだ乳房も青と黄色に円が浮かび、肌が青く金色の羽が生えた。小学生でありながら乳頭が直立していた。
「これは・・・・・?」
唖然とする有紀に「我々は世の中のゴミをお掃除して綺麗にする蜂女です。」と、八重子=女王蜂女が言った。
「貴方も神からお掃除する能力を持つ権利を得たのです。さぁ、私たちと世の中を綺麗にするのです・・・・。」
ふいに有紀は、女王蜂女=八重子の股間を見た。
陰毛のなかで立て筋の先が膨らみだした。
<続く>

146:名無しIN東京ドーム
12/05/04 01:31:39.51 wtYaEP8Z
<現代>
今日も有紀は、お掃除に励んでいた。
振り込め詐欺グループの大掃除だ。腰を振る度に有紀の膨らみかけの乳房が上下に揺れ、陰部から「グチャッグチャッ」と淫液の音が響く。
気持ちが良かった。あの日、八重子の<儀式>を受ける際、感じた痛みや不快感が嘘のようだ。
淫液も、その有紀の気持ちよさを表しているのか大きい音だ。
跨がれた男が泣き叫び命乞いをしているのを見下し、有紀は口許に淫靡な笑みを浮かべた。
<再び 過去>
女王蜂女=八重子の股間から浮かんだのは青い棒状の物体だった。オマンコの形状を変え、男根のようにしているのだ。
それが青い陰毛の下から天をつかんばかりに直立している。
「ああ・・・・。」
恐怖で打ち震える有紀。勿論、おちんちんを見るのは今回が初めてではない。
幼い時、父とお風呂に入った時も見ているし、弥生のお掃除を目撃した時も見ていた。
だが、そのどのおちんちんより太く立派だ。
「さぁ有紀ちゃん、舐めて・・・・・。」
恐怖、動揺、混乱
総てが渦巻いて有紀の思考が真白になった。
「さぁ・・・・。」
歯がカタカタと鳴った。もし、拒否すればどうなるのだろう?おそらく、あのヤクザ達のように尿を掛けられて溶かされてしまうかもしれない。
意を決して体を起こしおちんちんを掴むと、舌の先端でチロチロと舐めた。
しょっぱい有紀は貌を顰めた。
「ああ、いいわ・・・・。」
<続く>

147:名無しIN東京ドーム
12/05/06 20:06:26.68 vRQOt9TI
「ふふっ、可愛いわ・・・・。今度は裏も舐めてね♪」
有紀は八重子の言う通り青い男根を掴み、結合部から亀首までの線を舐め上げた。
男性でも裏を舐められると興奮するが、八重子も同じだった。あまりの気持ちの良さに「あふん」と、少女のように喘いだ。
「今度はお口を開けて・・・・。」
言われるままに、口を大きく開ける有紀。すると徐に有紀の頭を両手で固定し、腰を有紀に向け突き出した。そそり立つ青い男根が、有紀の口許に来た。
グポッ
青い男根がいきなり、有紀の口に奥まで突っ込まれた。違和感、不快感で吐きそうになった。
「ふふっ・・・有紀ちゃん。歯を立てては駄目よ・・・・・。」
そのまま両手で頭を掴み、腰を振った。
グッグポッグポッ
”き、気持ち悪い・・・・・。吐きたい・・・・。”
八重子の息が荒くなる。
<続く>



148:名無しさん@ピンキー
12/05/17 00:05:05.37 lWd1GCEJ
保守

149:プロフェッサー
12/05/20 07:50:51.58 uFo56LWy
『セクスドール大量製造・・・由香ちゃん編-21』
「あらぁ~・・・どうしたのかな?由香ちゃんのココ、固まっちゃったみたいだよ・・・」
亜美は、由香の耳元で優しくささやきガクガクと震えながら、盛んに小さな手を上下させている由香の
肢体の感触を楽しむように、イヤらしく身体を撫で回している。
(あはっ・・いつもは、このままチンポを喰いちぎるとこだけど、、今日は、、ソレをしちゃだめなのよねぇ~・・・)
何回も、何回も由香はイッた。
オマンコに入れてイクのとは違うが、自分の手で、扱き出すのは自分の思い通りに強く握ったり、早くしたりと
セックスとは趣の違う快感だった。
しかも、手と陰核の間にある弾力に富んでいて、無数の繊毛が撫で上げる亜美のミミズが、その快感を増長させる。
自慰を覚えたばかりのサルのように由香は、狂ったように自分を扱きまくったのだ。
その果てに、陰核は逝きっぱなしのままで固まったようになっている。
逝っているのに逝けない。
イケないのにイキたい。
悶絶のジレンマを感じながらも、幼さ故の純粋さは、そのまま肉欲に染まりきり完全に性欲の塊のように凝り固まっていく。
「オネエさん、由香、、、チンポ、、イッちゃってるのに出ないの!出なくなっちゃたよぉ~!!」
ショートカットの黒髪が揺れ、後ろから抱きついている亜美の顔を覗き込みながら、汗と涙とヨダレで
顔をグシャグシャにした由香が、泣きそうな声で叫んでいる。
「心配しないの。由香ちゃんが出したものは、ワタシのと混ざって、、、、ほら、、、身体にへばりついているのよ。
由香ちゃんがネ、吸い取ってきた人間の卵子が、ワタシの先走りと混じって、ほら、、、こんなにブヨブヨ・・・
これで、アナタは、オマンコの中でドロドロに溶けやすくなってるのよ。それにねぇ~・・・・
ビンビンのまま、固まっちゃったココは、由香ちゃんの大事なトコロなんだから・・・さっき見たでしょ。
今は、オマンコの中で育っているあのクロナマコが、チョー元気にしてくれるわ。あのクロナマコと一緒になれば
いくらでもイケるようになるわよ。
人間の精巣を餌に、育ったクロナマコなんだもん。分かる?チンポから出すドロドロを作る元がアナタの身体を作るの。
そうすれば、いくらでもイケるようになるのよ・・・・楽しみでしょう・・・」



150:プロフェッサー
12/05/20 07:53:26.19 uFo56LWy
『セクスドール大量製造・・・由香ちゃん編-22』
ヒクっ
由香は、陰核を扱く手の動きをしばし止め、
「あっ、、あっ、、あの、、ブヨブヨしたナマコと一緒・・・あふっ・・・そうしたら・・・
いっぱい、、チンポで・・・イケるの・・・・?」
「そうよぉ~・・・だって、由香ちゃんが、、、チンポから出るモノの元になっちゃうんだもん。
いくらでも、何十回、ううん、何百回だって、出せちゃうわよ・・・・」
「う・・・・うふ・・・うふふふ・・・そうなんだぁ~・・・ナマコといっしょになっちゃえば、、
いっぱい、、、いっぱい、、、できるんだぁ~・・・」
ジュコジュコと巨大陰核を扱きながら、夢見るように呟く由香の思考は、ナマコへの嫌悪感が裏返り
むしろ、求める気持ちの方が強くなっている。
「そろそろ、いい頃かしら?見に行かない?究極のオマンコで大きくなったクロナマコが産まれるところ?」
「うん・・・・」
おぼつかない足取りで立ち上がる由香を、後ろから支えてやる亜美は、由香の手で扱かれる巨大陰核に
巻きつけたミミズチンポから放出するのを堪えて、2人の交わる方へと歩を進めていった。




151:プロフェッサー
12/05/20 07:55:47.88 uFo56LWy
『セクスドール大量製造・・・由香ちゃん編-23』
「由香・・・由香ちゃん・・」
「ママ、しっかりして・・・悪い夢よ・・こんなの・・・おかしすぎるよ!」
別室の大型スクリーンで、愛娘の堕ちていく様子を見せられていた早紀江は、声も枯れ呆然とした感じになり、
それを支えている、姉の早苗は、目に涙を浮かべながら、必死に母を支えるようにして寄り添っている。
そんな中、千里子だけは、キッときつい目で、それをにこやかな様子で見ている綾香とアズミを睨んでいる。
「もう、許してあげて。こんなの、、、ひどすぎる・・・」
「あら、どうしてですの?下等な人間等よりも、もっと素晴らしい存在になれますのに、まして、アナタも
あの娘、いいえ、ココにおられる皆様と同じように、エロマリオンの中核を成す、セクスド~ルになれますのよ。
ほら、ご覧なさい。あの娘も、クロナマコと精巣のセクスド~ルに生まれ変わることを決めて
あんなに、嬉しそうに・・・・あら、ひょっとして、クロナマコがよろしかったのかしら?でも、
それぞれの、個体には、相性がありますのよ。おほほほ・・・奥様も、楽しみになさっていて下さいね。おほほほ・・・・」
綾香は、にこやかに口に手を当てて笑い、千里子の耳元でそっと千里子と一緒になるものを囁く。
「奥様は、・・・・・と・・・・のセクスド~ルに仕立てさせていただきますわ。それも、最後にって決めてますの。
それまでは、おとなしく、他の方の変わりゆく様を、シッカとご覧になり、待っててくださいね」
千里子は、ギョッとした様子で、ワナワナと身体を震わせて悪魔の囁きを告げた綾香を見て頭を抱え
しゃくりあげて泣き出す。



152:プロフェッサー
12/05/20 07:57:47.64 uFo56LWy
『セクスドール大量製造・・・由香ちゃん編-24』
「ほら、そろそろ、産まれるわよ。ちゃ~んと見てなさい。ほらほら、泣かないの。アナタは、
わたしが、責任を持って、次に舐めてあげるから・・・ね」
アズミが、早苗の後ろに立ち、あやす感じで言うと、早苗の身体がピクリと反応する。
舐める・・・・
そう聞いた途端、体の芯がズンと何か得体のしれない疼きを発したのだ。
アズミは、その反応を見落とさなかった。
「うっふ、、身体は正直ね。イイじゃないの、人間では感じることの出来ない、ちょ~エロ~い事が
存分に楽しめるようになるんだから。しかも、ケモノでもなく、パーツでもない、そのどちらも兼ね備えた
完成された超エロエロのドール。そんな肉体にアナタもしてあげるから・・・身体の外も、中も
ワタシがたっぷりシャブって、舐めて・・そう、舐めまくってあげるからぁ~・・・待ってなさいね」
早苗は、喉の奥と下腹部から、ジーンとした疼きが一層激しくなったのを感じている。
歳は自分と同じくらいなのだが、猛烈な色香を放つアズミに”舐める”と言われると自分でもなんだか
分からないのだが、舌がビクビクっと痙攣し、秘唇の中がジワッと熱くなってヒクつきを覚えるのだ。


153:プロフェッサー
12/05/20 08:08:42.26 uFo56LWy
『セクスドール大量製造・・・由香ちゃん編-25』
「いけませんわよ、アズミさん。いくら次に行うとしても、ここでは、もっとわたくしたちへの畏怖心を
強めていただかなくては、その代わりに、あちらでは、存分に乱れていただけば良いのですから。
ほら、早苗さんでしたかしら?あなたの妹さん、あんなに食入いるようにオマンコを、凝視されて
ご自分と交じり合う生き物が産まれてくるのを、楽しみにされてますのよ。おほほほ・・・
精巣とクロナマコのセクスドールになるのを楽しみにね・・・・おほほほ・・・」
そうだ、由香・・・・
綾香の声で我に帰った早苗が、大型スクリーンに目を移すと、由香が、もはやグロイとかでは片付け用のない
巨大な陰唇が合わさったモノの出口へとふらふらと歩いて行き、その前でしゃがみ込んで、その中を
大きな目を見開いて、由香の細身の胴体とほぼ変わらないサイズの突き勃った肉の棒を盛んにシゴキ上げている。
「ほら、由香ちゃん。産まれるわよ。アナタの新しい身体を創る大事なモノが・・・しっかり受け止めるのよ。いい?」
亜美は、由香の耳元でささやくと、由香はコックリと頷き、扱いていた手を巨大女陰の下に伸ばす。
二チュル・・・ぬちゅる・・・・ヌジュジュゥゥ~~・・・
肉の火山がその内部で、邪悪に成長した生物を噴出させようと、押し出すための蠕動を始めている。
由香の目には、肉色の無限の襞がざわめき、その奥にある青黒い小さな点が、次第に大きく自分の方に
向けて迫り出していくるのを、円な瞳を落としそうなくらいになるまでみつめ、それが自分に渡されるのを真から心待ちにしているのだ。
肉色の襞が、蒼黒い粘膜で隠され、女陰の内を青黒い粘膜が完全に覆いつくされる。
「あぁぁ~~、、、これ、、、これが、、わたしと一緒になるナマコなんだね。オネエさん・・・」



154:プロフェッサー
12/05/20 08:14:26.91 uFo56LWy
『セクスドール大量製造・・・由香ちゃん編-26』
全体は、何処を触っても、ヌメヌメしており、表にも裏にも大小の瘤のようなモノをびっしりと纏った
大きなナマコが、由香の手では持ち切れないほど、巨大で醜悪な姿の全容を晒していくのだ。
「そうよ、由香ちゃん。アナタは精巣をい~っぱい蓄えて育ったナマコのセクスド~ルになるの。
どうかしら、気に入ってくれたかな?」
亜美の言葉に、由香は目を爛々と輝かせて
「うん、なんか、ヌルヌルでイボイボがイッパイあるけど、、、とっても可愛いの。ぁ~ん!この子を
抱いてたら、なんだか、とっても気持ちイイし、ナマコ、、、ナマコ、、、ナマコ、、、大好きィ~~!」
由香は、ナマコと戯れながらべチャリと床に転がる。
出産を終えた巨大女陰は、ぶよぶよと異様な動きを見せて、少女と熟女の肉体にわかれていく。
巨大ナマコと絡み合う少女を、うれしげに見下ろす3人のオンナ。
その内の一人は、由香と然程歳の頃は変わらないとは言え、熟女の手で全身をオマンコにされたマンコドールの玲奈。
そして、今一人は、祐子にミミズのココロと肉体を与えられたミミズビーストの亜美。
その2人を取り仕切る熟女こそが、人外の2人を産み出したエロスの象徴であるセクスド~ル。
それもミミズとオマンコの化身、ワァ~ムェロォ~ンの祐子だ。
「亜美、射精しなかったでしょうね?」
「大丈夫ですよぉ~、ちょっと危ない時もありましたけど、我慢しましたから。イヤだわぁ・・・
2人とも、そんなにワタシのが気になりますかぁ?」
亜美の、おどけたような表情と成熟しかけのオンナっぽい肢体には、余りにも似つかわしくない
ブヨブヨした蛇腹状のイキリ勃つ極太になり先をボッテリとふくらませたミミズチンポと由香を交互に見やる祐子と玲奈の視線に、亜美は照れくさそうに笑う。



155:プロフェッサー
12/05/20 08:28:33.42 uFo56LWy
『セクスドール大量製造・・・由香ちゃん編-27』
「ここからが、最後の仕上げなんだもの。気になるわよ。イイ?ワタシの持っているマリオンラーヴァを
あの娘に注入するのよ。亜美のそれと、玲奈は、大丈夫よね?」
「は~い!任せといてください。祐子様のクリトリスを分けてもらって、もう、、、ほら!
こんなになっちゃって、、、ビンビンになってきちゃった。」
玲奈の股の辺りから、ニュゥ~ッと伸びてきたのは薄い桃色のクリトリスが、長くそして太くなり
亜美のミミズチンポと遜色ないくらいに極勃起を果たした悪魔の器官だ。
祐子は、そんな2人の妖しい性器を満足そうに眺め、
「うっふふふ・・・素敵よ、2人とも。あの娘の秘唇は、まだ手をつけていないから、かなりキツイとは
思うけど、遠慮なくやっちゃいなさい。ワタシも、アナタたちをヤラせてもらうから・・・・アハァ~あん」
ニュルルルゥぅぅ~~・・・
祐子の股間から、ボコっと飛び出た釣鐘のような巨大亀頭。
しかも、2つ。
ユラユラと獲物を狙うように玲奈の小さな尻をめがけ、もう一方は亜美の股の間へとその砲先を向けていく。
「それじゃ、始めるわよ。いいわね!」
「エロ~!」
「えロロォォ~~!」



156:プロフェッサー
12/05/20 08:30:40.57 uFo56LWy
『セクスドール大量製造・・・由香ちゃん編-28』
玲奈と亜美は、片手を上げ、身を激しくくねらせて、ナマコと戯れる由香の方へと進んでいく。
「玲奈ちゃん・・・ナマコちゃんが由香と、仲良くしたいって、、、えへへへ、、、早くぅ~・・
どうすればいいか、由香、、わかんないよぉ・・・」
由香がかわいい声で不満を漏らすが、その顔には、ナマコに大しての嫌悪感は消え失せ、むしろ
それとの融合を心待ちにする、怪しげに媚びた表情を浮かべているのだ。
「大丈夫だよ。由香ちゃん。ワタシと亜美さんでアイちゃんのオマンコをグッチャグチャにしてあげる。
ううん、それだけじゃないよ。アイちゃんの身体は、ワタシの中に呑み込まれて、そうだよ。オマンコに包まれ、と~っても気持ちよくなっちゃうの」
『ソレだけじゃないわ。アナタがどうしてもイケなかった、その大きなクリトリスが、そのナマコと一緒に
祐子様のオマンコに入れられて、中でグッチャグチャのドロドロにされて、サイコウの快感を感じながら・・・・」
玲奈は、由香の下にヌルリと身体を滑り込ませ、亜美が由香の両脚を掴みグッと持ち上げて開く。
「ぁぁ~ん!なんだか、、、恥ずかしいよぉ・・・」
由香の横に立った祐子が、由香の抱きしめているブヨブヨしたクロナマコを優しく撫で、由香の顔を
跨いで、妖艶で奇怪な秘唇をガバッと広げて、身体をクニャクニャと左右に揺らしながら由香の顔の上で怪しげな動きで大きな尻を上下に揺らしていく。
「ほら、由香ちゃん。あなたの入れるのは、ココ。オマンコとチンポの触れ合うセックスの真髄を
ワタシの中で感じるの。精巣を吸収したクロナマコと一緒に、あはぁ~ん、、素敵よぉ。由香ちゃんの
アレが、ナマコを押し上げるようにビクビクしてる。そうそう、その調子で、どんどん勃たせなさい」




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