12/01/20 17:08:44.49 ETtsFxCZ
「だああああああ!! なにしてんすか!?」
「落ち着いて下さい。エプロンを取っただけです」
「あああ…びっくりさせないでくださいよ」
ああ。寿命が縮まる。
「お兄ちゃん、うるさいよぉ」
テレビを見ながら由衣に注意される俺。
俺、なんか悪いことしたかなぁ?
あとでいじめてやる。
「これでどうでしょうか」
「あ。確かに普通ですけど、メイド…服…ですよね?」
「ええ。でも外に出ても違和感はないでしょう」
まあ確かに。ひらひらの白いエプロンと派手なカチューシャを少しカジュアルな白いブラウスとシックなカチューシャに変えただけだがずいぶんと印象が違う。
それでもメイドの体裁は保ってる。なんかこだわりでもあるのかな。
「あのそれでは本日より家事を承らせて頂きます」
「あ、はい。お願いします。それでは家を案内します」
「お願い致します」
「そんなかしこまらなくていいですよ」
「はい。ありがとうございます」
結局その場は収めて薫さんに家の案内する。
夕方のことを考えるとさらに欝になるのだった。
由利は怒る。絶対怒る。どうしよう。