12/01/02 17:31:01.83 O892dWMB
「兄に叶う妹なぞいねえ!」
この言葉は、少なくとも俺にとっては、至言だ。
何せ俺の妹は、アレなやつだからだ。
その日も帰宅すると、妹は裸エプロンで俺を出迎えた。
このクソ寒い中、暖房もつけず。
「に゛い゛ぢや゛ん゛お゛がえ゛り゛」
「お前は何がしたいんだ?」
ガタガタ震えながら鼻水垂らして言う妹に、溜め息をつきながら聞くと、
「に゛いづま゛のきほん゛」
「ぜぐじー゛?」
とか何とか答えたがら、ぎこちない動きで一回転しながら答えた。
正直、頭が痛くなる。
「寒いなら服を着ろ!」
「ふぐぎたらせくしいにみえない゛」
「ならせめて、暖房くらいいれろよ・・」
そんな俺の指摘に、妹はようやく気づいたような顔をする。
「ぞれ゛はあ・・、にい゛ちや゛んにあただめ゛てもらいたくて」
ようやく口に出した言葉、言い訳にも何もなってないぞ。
「兄の(望みに)叶う妹なぞいねえ!」
せめて、もう少しまともな、一般的な妹になってもらいたいものだ。