キモ姉&キモウトの小説を書こう!part40at EROPARO
キモ姉&キモウトの小説を書こう!part40 - 暇つぶし2ch500:名無しさん@ピンキー
12/01/02 13:53:21.22 sXHS3d2f
正月から続きがくるとは

501:名無しさん@ピンキー
12/01/02 13:55:04.75 NGyX2kGj
GJ
零菜が妊娠したのか…

502:名無しさん@ピンキー
12/01/02 14:01:04.59 +pXbR8fm
[速報]姉に灯油、殺人未遂で妹逮捕
URLリンク(www.toonippo.co.jp)

2日未明、自宅で同居の姉に灯油をかけ、マッチで火を付け殺害しようとしたとして、
むつ署は同日、殺人未遂の疑いで、むつ市上川町、妹で会社員の四ツ谷真奈美容疑者(21)を逮捕した。
同容疑者は点火したマッチを投げたが灯油には引火せず、姉にけがはなかった。

アホキモウトかと

503:名無しさん@ピンキー
12/01/02 14:04:04.04 t1KuxzLi
殺したいほど姉を愛してたのか…

504:名無しさん@ピンキー
12/01/02 16:37:10.43 q5Zk3LAU
灯油かけられるとか怖すぎだろ

505:名無しさん@ピンキー
12/01/02 16:50:34.80 HSaXrq2D
兄or弟の取り合い、隣の幼なじみ、学校の先輩or後輩
原因はなんだ?

506:名無しさん@ピンキー
12/01/02 17:31:01.83 O892dWMB
「兄に叶う妹なぞいねえ!」
この言葉は、少なくとも俺にとっては、至言だ。
何せ俺の妹は、アレなやつだからだ。
その日も帰宅すると、妹は裸エプロンで俺を出迎えた。
このクソ寒い中、暖房もつけず。
「に゛い゛ぢや゛ん゛お゛がえ゛り゛」
「お前は何がしたいんだ?」
ガタガタ震えながら鼻水垂らして言う妹に、溜め息をつきながら聞くと、
「に゛いづま゛のきほん゛」
「ぜぐじー゛?」
とか何とか答えたがら、ぎこちない動きで一回転しながら答えた。
正直、頭が痛くなる。
「寒いなら服を着ろ!」
「ふぐぎたらせくしいにみえない゛」
「ならせめて、暖房くらいいれろよ・・」
そんな俺の指摘に、妹はようやく気づいたような顔をする。
「ぞれ゛はあ・・、にい゛ちや゛んにあただめ゛てもらいたくて」
ようやく口に出した言葉、言い訳にも何もなってないぞ。

「兄の(望みに)叶う妹なぞいねえ!」
せめて、もう少しまともな、一般的な妹になってもらいたいものだ。

507:名無しさん@ピンキー
12/01/03 23:58:05.69 epxRzbfh
>>506
単発で終わらすのが勿体ないな

508:名無しさん@ピンキー
12/01/03 23:59:42.53 h42YH5Ec
せやろか

509:名無しさん@ピンキー
12/01/04 01:08:28.69 UQdI8H6f
せやで

510:名無しさん@ピンキー
12/01/04 01:16:52.53 jY2p0/Bf
そやな

511:名無しさん@ピンキー
12/01/04 01:34:15.90 hDbL1BYO
そやそや

512:名無しさん@ピンキー
12/01/04 02:20:03.58 D4rDNZaE
ほんまにそうなんやろか?

最初から尽くしてくれるキモウトもいいが
ツンツン→デレデレのキモウトもいい

513:名無しさん@ピンキー
12/01/04 03:53:32.43 ObhvJGji
ええこといいはりますわ

514:名無しさん@ピンキー
12/01/04 19:18:45.56 +GSUqbcd
>>498
新年早々投下乙

515: ◆wBXWEIFqSA
12/01/05 03:02:26.32 uT+fIcIp
こんばんは
>>243の続きを投下します。

516:狂依存 314
12/01/05 03:03:04.15 uT+fIcIp
「麻由お姉ちゃん……おはよう」
「あ……う……」
柱に縛られ、毛布にくるまってる麻由お姉ちゃんと沙耶さんに挨拶をする。
昨日あれから、何度も二人を犯しまくり、抵抗したら鞭で叩いたりしたので、二人はボロボロになっていた。
流石にやり過ぎたかな……と、思ったが、二人とも好きな時に好きなだけ犯して良いって言ってたんだから、むしろ喜んでるはずだよね。
「……いい加減にしろよ……」
麻由お姉ちゃんは鋭い目つきで僕を睨み、低い声で呟く。
そして、その傍らにいた沙耶さんも僕に目を合わさず、俯いてワナワナと震えていた。
何だ……まだ、二人とも目が覚めてないのか。
「怒った顔も素敵だよ、麻由お姉ちゃん。ん……」
「ん、んぐうっ……!ん……」
顔を抑えて、お早うのキスをしてあげると、麻由お姉ちゃんは苦しそうにもがいて、体をバタつかせて抵抗してきた。

「ん、ぷはっ……!げほっ……」
たまらず口を離してやると、何故か下を向いて苦しそうに咳き込んでしまった。
「何でそんなに嫌そうな顔してるの?この前まであんなに喜んでいたのに」
「ねえ……もう、離して……今までの事は謝るから……悪かったと思ってるから……」
パンッ!!
「いたっ!」
沙耶さんが横槍を入れてきたので、すかさず持ってきた鞭で体をぶつ。
麻由お姉ちゃんの部屋にあった物で、僕とSMプレイでもする為に用意していたものの様だ。
今まで、使ったことなかったけど、まさかこんな事で使うとはね。
「黙っててくれませんか?僕は今、麻由お姉ちゃんと話してるんですよ」
「いやあ……もう、いや……」
泣いているみたいだが、この人は僕が何かする度に好きになる病気に罹っているみたいだから、内心喜んでいるのだろう。
「ま、良いや。お腹空いちゃった。何かご飯作って。ハンバーグが食べたいな」
「馴れ馴れしくしないで……あんたみたいな屑、もう弟でも何でも無い……」
「いやだなあ、そんな冗談言っちゃって。本当は僕のお世話がしたくて、したくて仕方ないんでしょう?ほら……」
「な、何を……いや!」
麻由お姉ちゃんの首に犬の首輪をつけて、紐を引っ張る。
「あがあっ!やめて!ゲホッ!」
「ははははっ!麻由お姉ちゃん、まるで本当の犬みたいだよ。もしかして、こういうプレイも好きなのかな?うん、好きなんだよね?」
思いっきり、引っ張ると麻由お姉ちゃんは苦しそうな顔をして、むせてしまった。
ちょっと、やり過ぎたかな?まあ、良いや。
「ねえ、麻由お姉ちゃん。早くご飯作って。ねえってば!」
「ああああっっ!!わかった!わかったから、もう止めてええ!」
更にリードを引っ張ってやると、今まで聞いた事の無いような悲鳴を上げて、ようやく頷いた。
最初から素直に言えば、良かったのに。
「げほっ!ごほ……」
「ちょっと、強くやり過ぎちゃった?ごめんね。さ、早く台所に行こう。沙耶さんの分は……どうでも良いや」
縄を解いてやり、裸のまま首輪のリードを持って台所へと一緒に向かう。
麻由お姉ちゃんの手作り料理。楽しみだなあ……。

「お願い……寒いから服を着せて……」
「何で?石油ストーブも焚いてるし、エプロンがあれば十分でしょ?」
台所で寒そうに腕を擦り、服を着せてくれと懇願する麻由お姉ちゃん。
でも、愛する人の手料理は裸エプロンで作るのが理想だし、今までそうしてきたじゃないか。
「何でよ……一体、どうしたのよ……?今までの事、怒ってるの?……あっ、いたあっっ!!」
ハエタタキで消え入りそうな声で喋る麻由お姉ちゃんのお尻を思いっきりぶつ。
「早く作って。でないと、今度はもっと強くやるよ」
「う……う、うう……」
僕がそう告げると、泣きながら冷蔵庫を開けて、食材を取り出し、食事を作り始める。
その様子を見届けてから、椅子に座り、麻由お姉ちゃんの首輪のリードをしっかりと手に持ってご飯が出来るのを待った。


517:狂依存 315
12/01/05 03:04:22.17 uT+fIcIp
トントン……
あれから、麻由お姉ちゃんは僕の事など見向きもせず、黙々と料理をしている。
(それにしても……)
やっぱり、裸エプロンというのはとても魅力的だ。
今まで、何度も見てきたけど、背を向けた時のお尻などが本当に堪らなく欲情をそそる。
いや、我慢する必要も無いか。
「へへ……麻由お姉ちゃん」
「きゃっ!!何、やっ……」
リードを机の脚にしばりつけた後、背後からお尻を撫でて、麻由お姉ちゃんの胸にも手をかける。
「いやあっ!触らないで!」
「こんな、いやらしい格好してるくせに何言ってるの?本当は気持ち良いんでしょ。そら……」

「くっ……!いい加減にしてっ!!」
ドスッっっ!!
「ぐああっっ!!」
体をまさぐっていると、突然、僕のお腹に肘打ちを食らわせ、強烈な痛みにその場で蹲ってしまった。
「はあ……はあ……これ以上ふざけたら、本当に警察を呼ぶわ……いえ……」
「ま、麻由お姉ちゃん……?」
「本当に刺し殺すわよっっ!!」
まな板に置いてあった包丁を手に取って、振り返り、僕に向けて絶叫する。
何で、こんな大声を出すんだろう?
「はは……麻由お姉ちゃん。物騒な声出さないで、素直に楽しもうよ。本当は嬉しいんでしょ?僕にこうされて」
「……今の私は、この前での私と違うの……どうして、わかってくれないの?あんただって、ずっと嫌がってたじゃない……」
「やっと、気がついたんだよ。僕達が運命の赤い糸で結ばれているって……子供の頃、思ってた事が正しかったんだって。だから、もう自分に気持ちを隠さない」

そうだ。
僕は麻由お姉ちゃんが好きだ。姉としても……いや、それ以上に一人の女性としても。
子供の頃に抱いていた想い。それが、僕の本当の気持ちだ。
「麻由お姉ちゃんはきっと疲れてるんだよ。今まで、家事とか全部こなして、僕の相手までしてくれたんだから、当然だよね。だから……」
「な、なによ……?」
「僕がまた目を覚まさせてあげるよ。また、二人で一緒に楽しもう」
「っ!?来るなっ!あうっ!!」
ポケットから携帯電話を取り出し、麻由お姉ちゃんの手に向けて投げつける。
持っていた包丁で携帯を振り払ったその隙に……
「あっ、いやああっっ!!やめてっ!あぐっ!」
麻由お姉ちゃんの手を掴んで包丁を振り落とし、そのまま押し倒す事に成功した。
「ほら、大人しく僕に股を開いてよ。本当はその体で僕に思う存分、奉仕したいんだろ」
「あぐっ!ん、んふうっ!!いああっ!」
顔を掴み、強引にキスしようとするが、必死にあがいて顔を背けるので、中々唇を奪う事が出来ない。
「離せ!もう、いやっ!離してえっ!!」
「……わかったよ。そこまで、言うなら……」
「え?」
一旦、手を離して行為を止めて、起き上がる。
「ごめんね、麻由お姉ちゃん。もう、二度と無理にやったりしないから」
「……本当でしょうね……」
麻由お姉ちゃんは意外そうな顔をして僕を見、体を起こす。
「うん、しないよ。だから、ご飯だけは作ってよ。お腹空いちゃった」
「……」
簡単には信用できないと言った目をしたものの、黙って僕に背を向け、料理を再開した。
へへ……何だかんだ言っても、ご飯を作ってくれる麻由お姉ちゃん、優しいな。
僕の事を愛してくれてる証拠なんだよね。
(だから、早く目覚めさせてあげないと)

「ほら、出来たわよ」
「ありがとう、麻由お姉ちゃん。いただきまーす」
テーブルの上に、ハンバーグとサラダ、味噌汁とご飯が三人分並び、すぐに箸を取って、口にする。
「んぐ……あれ?沙耶さんの分も作ってあげたんだ。呼んでこようか?」
「良いわよ……それより、これ外して。今なら、冗談で終わらせてあげるから」
僕の座っている椅子の足に繋がれている首輪のリードを手に持って、怒った顔をして外すよう命令する。
「はは……冗談を止めるのは、麻由お姉ちゃん達の方だよ。いつまでも、そんなツンツンした態度取ってないで。怒った顔も可愛いけどさ」

518:狂依存 316
12/01/05 03:05:04.43 uT+fIcIp
「触らないでっ!!」
麻由お姉ちゃんの頬に手をかけようとすると、まるで汚物を見るような目で睨んで怒鳴り声を上げ、僕の手をすぐに払いのけた。
「ふーん……そういう事、言うんだ」
「な、何よ?」
食事を中断して、席を立ち、椅子に繋がれていたリードを外して手に持ち、向かいにある麻由お姉ちゃんの席へと歩み寄る。

「ちょっと、何……?あぐっ……!」
リードを強引に上に引っ張って、麻由お姉ちゃんの顔を僕の顔に近づけさせ、
「麻由お姉ちゃん、今まで僕に何をしてたか忘れたわけじゃないよね?僕が嫌だって言っても無理矢理押し倒したりして、セックスして楽しんでたんだよ」
「そ、それは……悪かったと思ってるわ……私もどうかしてた……ぐあっ!!」
更にリードを強く引っ張って、顔を僕の目と鼻の先まで接近させる。
「なら、責任取って、僕の好きな様にやらせてよ。本当は麻由お姉ちゃんだって、僕の事が好きなんでしょ?素直になってまた楽しもうよ」
「い、いや……やめて……」
胸をエプロン越しにまさぐって、頬にキスしていく。
やっぱり、麻由お姉ちゃんのおっぱいは、最高の触り心地だ。
「そんなに怖がらないで。僕も怒ってるわけじゃない。麻由お姉ちゃんの言うとおりだったんだ。僕も本当は麻由お姉ちゃんの体が大好きで、それ無しでは生きていけない。麻由お姉ちゃんが居ないとダメなんだよ」

「お願いだから、もう少し頭を冷やさせて……怒っているのなら、謝るし、今までの事も水に流すから……」
「そんなに、照れなくても良いんだよ……ほら、んっ……」
「はんっ!ん、んん……!」
麻由お姉ちゃんの顎を持ち上げ、唇を奪う。
不意を突かれたのか、簡単にキスをする事が出来たが、しばらくすると、あからさまに嫌そうな顔をして僕の体を突き飛ばしてしまった。
「はあ……はあ……もう、わかったでしょ?私は変わったの。あんたの事、嫌いになった訳じゃない……でも、今は自分の気持ちが……」
「可哀相な麻由お姉ちゃん。でも、安心してね。僕がすぐに目を覚まさせてやるから」
「え?きゃっ!痛い!何を……」
麻由お姉ちゃんの腕を引き、床に押し倒して四つん這いの格好にさせる。
「何をじゃないよ。こんな格好見せられて我慢できるわけ無いだろ。ほら、大人しくお尻を上げて」
「いやあっ!ダメだって、言って……」
ファスナーを降ろし、既にいきり立っていた肉棒を出して、お尻を突き上げて、秘所にペニスを押し当てた。

またいっぱい、気持ち良くしてあげるからね。
「うっ、お願い……やめてえ……あっ、いああああぁぁぁっっ!!」
「よっ……そら、行くよ!」
さっきお預けを食らって溜まっていたので、前戯も碌にせず、麻由お姉ちゃんの中にち○ぽを突き入れて、一気に腰を動かす。
「あうっ!ああっっ!!だ……駄目よ……あっ、いやあぁぁ……!!」
「はははっっ!気持ち良いよ、麻由お姉ちゃんのエッチなおま○この中。ほら、もっと腰振って締め付けて!」
「はあああっっ!!いやあああ……あんっ!お願い、やめてえええっっ!!」
悲痛な泣き声を上げながら、止めるよう懇願する麻由お姉ちゃんのお尻を掴んで、パンパンと激しく腰を振り、子宮を犯しまくる。
何で、そんなに痛そうにしているんだろう?ああ、そうか。
前戯もしないで入れたから、あそこがまだ濡れてなくて受け入れる準備が出来てなかったんだね。
でも、良いか。いつでも犯して良いって言ってたし。
「やああ……痛い、お願い、抜いてえ……はぐっ!!」
「大丈夫だよ。やっていく内にどんどん気持ち良くなって濡れてくから。麻由お姉ちゃんのおまんこ最高だよ……」
「はっ!ぐあああっっ!い、い……げほっ!んああ!」
腰を振りながら、首輪のリードを引っ張り、強引に体を仰け反らせると苦しそうに咳き込んでしまった。
流石に痛かったのかな?いや、こういう強引なプレイも感じるんだろうね。
「はっ!いあああんっっ!!あっ、あんっ!!あぐっ……だめええっっ!!」
「さあ、行くよ、そろそろ出すよ……」
「いやああ!!中は止めてええっっ!!はっ、はああぁぁっ!!」
再びお尻を掴み、一気にラストスパートをかけて、子宮を突きまくる。
いつもより、明らかに締め付けはきつくないが、それでも麻由お姉ちゃんの肉ヒダが肉棒とフィットして、絡みつく時の快楽は溜まらない。
今、僕の子種をぶちまけて妊娠させてあげるからね。


519:狂依存 317
12/01/05 03:05:58.25 uT+fIcIp
「はっ!!あがあああっっ!!いやっ、だめ……あっ、はんっ!あぐう……!あっ、はああああぁぁっっ!!」
腰を突き動かすスピードを速める度に、麻由お姉ちゃんの喘ぎ声も早くなっていく。
そのヨガリ声が更に僕の欲情を刺激して、ピストンを加速させていった。
もう……限界だ……。
「はっ!!はぐうっ!!駄目、もういやああっっ!!あっ、あふ……はんっ!あっ、はぐう……あっ、あああああっっ!!」
遂に我慢しきれなくなって、麻由お姉ちゃんの中にザーメンをぶちまける。
はあああ……やっぱり、麻由お姉ちゃんのおまんこの中で射精した時の爽快感は病みつきになるぐらい凄いや……。
「あああああ……いやああっっ!はっ、ああああ……」
「はあああ……麻由お姉ちゃん、凄いよ。どんどん中に精液が吸い込まれていっている。これこそ、僕達が愛し合っている証拠なんだよ……」

本当に麻由お姉ちゃんの膣中の締まりは最高だ。何度やっても飽きる事はないし、姉弟で体の相性も良いのだろう。
こんな素晴らしい体を誰にも渡したりしたくない。絶対にだ。
「うっ……えぐ……う……」
「良かったよ、麻由お姉ちゃん。ん……」
中に入ってる一物を引き抜いた後、麻由お姉ちゃんの頬にキスをすると、涙が流れていたのか、しょっぱい味がした。
へへ……麻由お姉ちゃん、嬉しさのあまり泣いちゃったのかな。
「さ、ご飯食べようか。お腹空いちゃったでしょ。早く食べよう。あ、食べたら、ちゃんと食器片付けておいてね」
うずくまったまま、泣いている麻由お姉ちゃんを尻目に、ご飯の残りを食べる。
食べている間、麻由お姉ちゃんは僕に目を合わせようともせず、その場にうずくまったままであった。

「ふう……食べた、食べた。さっ、食後の運動に沙耶さんとちょっと遊んでくるかな。さっ、来て」
「あっ!うげ……ちょっと……まだ……」
食べ終わった後、食器を洗い桶に漬け、リードを引いて、麻由お姉ちゃんと一緒に部屋へと戻る。
また三人で遊んでやれば、沙耶さんも喜ぶだろうしな。
「ただいま。ちょっと遅くなっちゃった。何だ、まだ寝てたんだ」
部屋に入ると、先ほどみたいに沙耶さんは後ろ手に縛られたまま、毛布に包まり、蹲って眠っていた。
まだ、朝だし、昨日は遅くまでやったから、疲れてるんだろうな。
だけど、この人の意思なんてどうでも良い。
「ほら、起きて」
パンっ!!
「あたっ!!な、何……!?いやっ!!」
パンっ!!
沙耶さんの頬に思いっきり平手打ちして起こした後、もう一度逆の頬に平手打ちを食らわす。
「な、何するのよ!はふ……ん……!」
僕を睨んで何か言いかけた後、すかさず、沙耶さんの頬を掴んでキスをしてやり、胸も揉みしだいてやる。
顔を必死に動かして引き離そうとするが、力づくで顔を押さえ、唇を押し付けて舌も中に入れて絡ませてやった。

「ん、んぐう!ん、れろ……ぶはあっ!!げほ……酷いよお……何で、こんな扱いするの……?」
「何、言ってるんですか?僕がしたいからに決まってるでしょ。僕も気づいたんです。沙耶さんの事、麻由お姉ちゃんほどじゃないけど、セックスしたいなって思うぐらいは好きですから、こうやって気が向いた時にやるんですよ。おらっ!」
「あぐ……いや、もう許してえ……ひゃんっ!!」
沙耶さんの股を強引に開いて、膣口に指を突っ込み、ぐちゃぐちゃと掻き回す。
「あああっっ!!いあ……!ダメっ……痛い!いやだああっっ!!」
指で膣肉を持ち上げる様に、爪で引っかくと、本当に痛そうな表情をして、痛々しい悲鳴を上げている。
何だ。この人もまだ目が覚めてないのか。
「やめてえっっ!!あっ、あんっ!!はっ!あああああぁぁぁっっ!!」
「ははは……良い声ですよ。そんなに気持ち良いんですね。今、入れてあげますから」
何だかんだ言って、沙耶さんのスケベな穴の中から、いやらしい愛液が滲み出てきていたので、やはり感じているのだろう。
仕方ないから、食後のデザート代わりに犯してやるか。
「さあ、行きますよ……」
「い、いや……あ、いあああああっっ!!」
沙耶さんの股を開き、肉棒を膣穴に押し付けて、足を手で持ちながら一気に挿入する。
「あうっ!やっ、やだあああぁぁっっ!!あっ、はああんっ!!あっ、あっ……はがあっっ!!」
ベッドを揺らしながら、即位の体勢でバンバン子宮を突きまくって沙耶さんを犯す。
心なしか、いつもより膣中の締め付けが、緩い気がしてイマイチだった。


520:狂依存 318
12/01/05 03:06:50.93 uT+fIcIp
「はがああっっ!!やあん……もう、許してえ……あっ、はあんっ!!」
「ほら、締りが悪いですよ。もっときつくして」
「はひ……い、いたあああああぁぁぁっっ!!痛い、やだっ!やめてええっっ!!」
折角、犯してやったのに、ただ泣き喚くだけで何もしない沙耶さんの乳首を思いっきり抓ってやると、更に泣きながら、大きな悲鳴を上げてしまった。
「お願い、やめてえっ!いたっ……あああああぁぁっっ!!」
「何が、止めてですか!乳首抓られてから、締りがきつくなってますよ。はははっっ!!やっぱり、面白い女ですね、あなたは」
実際、悲鳴を上げながらも沙耶さんは抓られるたびに、膣中を犯しているち○ぽをぎゅっと締め付けてきていた。
へへ……そろそろ、頃合かな。
「ほら、もっと腰を振って!そろそろ、中に出しますよ」
「ええっっ?駄目……!それだけは、お願い……はっ、はぐうっ!!あっ、はんっ!あっ、やあああぁぁぁっっ!!」

足を更に高く上げて、ピストンを一気に速めていく。
さっさと、出してまた麻由お姉ちゃんと遊ぼう。
「あっ!ダメ……ダメだからああっっ!あっ、ひゃんっ!いああっっ!!」
「待っててね、麻由お姉ちゃん。これが終わったら、また一緒に遊んであげるから」
ドアノブに手錠を掛けられて、僕達がまぐわっている様子を目にしないように、目を瞑って視線を下に逸らしている麻由お姉ちゃんに語りかける。
やっぱり、最愛の人が他の女性としているのを見るのは辛いのだろうか?
だが、最近は三人でやっても何も言わなくなったし、好きにしてくれて良いみたいな事、言ってたから構わないよね。
「へへ……二人とも僕の女なんだからね。そらっ!」
そう思うと更に欲情が増していき、腰を振るスピードが益々速まった。
もう、出そう……。
「さあ、出しますよ!!」
「あああっっ!いっ!はあっ!!あっ、嫌だあっ!!あっ、はんっ!!あっ、はああんっ!!あっ、ああああぁぁぁっっ!!」
泣き喚く沙耶さんの子宮に肉棒を思いっきり、押し付けて精液をぶちまける。
うーん……気持ち良い事は気持ち良いんだけど、やっぱり、麻由お姉ちゃんと比べると今一つかな。

「でも、まあまあでしたよ。沙耶さんの体も気分転換に抱くぐらいの価値はあるかな」
「うっ、う……」
ベッドですすり泣いている、沙耶さんに吐き捨てる様に言い放ち、拘束している麻由お姉ちゃんの所へ足を運ぶ。
「ごめんね、麻由お姉ちゃん。でも、僕が一番好きなのは麻由お姉ちゃんなんだ。実際にセックスする時だって、沙耶さんより……」
ドアノブに手錠で拘束され、きつそうな態勢で立っている麻由お姉ちゃんの胸を揉みながら話しかけると、
「話しかけないで……今のあんたとは目も合わせたくない。早くここから、出てって……!」
「まだそんな事言ってるんだ?自分が何をしてたのかも、忘れたの?もう、僕は麻由お姉ちゃんの体なしには生きていけないんだ。麻由お姉ちゃんも下らない事、考えてないで楽しもう」
「あんたはもう弟でもない。一人の男としてもゴミ以下の人間としか思ってない。だから、触るなっ!!んっ!!」
僕を睨んで、怒鳴り散らそうとした瞬間、麻由お姉ちゃんの顔を掴み、キスをして口を塞いだ。
こうやって、僕の方から強引にやるのも気持ちの良いものだ。
「ん、んふうっ!!ん、んんっーっ!!」
「ん、はあ……!はは、今のは言葉責めって奴かな?中々、きつい事を言うね。でも、関係ないよ。僕は僕のしたい様にするだけだし」
「いい加減にわかって!!過去の事なんか関係ないっ!!私は今のあんたが死ぬほど嫌なの!!お母さんたちに言ってやるからっ!!」
「お母さんは昨日、僕の好きな様にして良いって言ったよ。僕達は結ばれる運命にあるんだから、何をしても同じだって」
「なっ……きゃっ!」
手錠を外して、麻由お姉ちゃんを押し倒し、胸を鷲?みする。
「いやあっ!!痛い……やめてえっ!あぐ……!」
「はは……良い悲鳴だよ、麻由お姉ちゃん。記念に写真を撮ってあげるよ」
「え……?やっ……」
パシャ、パシャ!
床に置いてあった、僕の携帯のカメラで麻由お姉ちゃんの裸を何枚か撮る。
「ちょっと、画質が悪いな……まあ、良いや。へへ……麻由お姉ちゃんの裸、携帯のカメラでも綺麗に撮れてるよ」
「ちょっと!ふざけた事してんじゃないわよ!それを寄越しなさい!」


521:狂依存 319
12/01/05 03:07:47.62 uT+fIcIp
麻由お姉ちゃんは立ち上がって僕の襟首を掴みかかり、携帯電話を奪おうとするが、すかさず手に持った携帯を天高く上げ、
「この写真、何処かの掲示板か、投稿写真集にでも送りつけたら、面白そうだよね。実の弟と毎晩セックスして愛し合ってますってキャプション付きでさ」
「なっ……!変な脅しは止めて!!本気でぶっ殺すわよ!」
「脅し?良いじゃない。僕達が愛し合ってる所を皆に見てもらおうよ。麻由お姉ちゃんだって、この前僕とキスしてる映像を隠し撮りしてネットに流そうとしてたじゃないか。あの時は動揺しちゃって、ごめん。あの映像、まだ残ってるよね?」
「あっ……あれは、すぐに消すから……お願い、もう意地悪な事、言わないで……」
僕があの時の事を話すと、ハッとして怒りに満ちた表情を一転させ、悲しそうな瞳で見つめながら、僕に携帯を返すよう懇願してきた。
麻由お姉ちゃん……こんなに弱々しい顔をして……。悪いことをしたと思っているのだろう。
「へへ……でも、そんな顔も可愛いよ。やっぱり、僕には麻由お姉ちゃんがついてくれるのが、一番なんだ」

「ひっ……」
手のひらを麻由お姉ちゃんの頬にかけて、すりすりさせると、何か汚い物にでも触れたような嫌悪に満ちた顔をして、ワナワナと体を震わせる。
きっと、僕の愛の深さを知って感動しているのだろう。
「あ、そうだ……」
パシャ
後ろで縛られてぐったりしていた沙耶さんに歩み寄り、麻由お姉ちゃんと同じ様に携帯のカメラであられもない姿を何枚か撮影した。
「いやああ!撮らないでえっっ!!」
「これで、良しと……もう、帰って良いですよ。一晩、泊まっちゃったから、あまり遅くなるとご両親も心配するでしょうし」
携帯をポケットにしまい、沙耶さんの後ろ手に縛られていた縄を解いてやる。
このまま、もっと遊んでやるのも良いのだが、あまり長く家に置いておく訳にもいかないので、一旦家に帰すことにした。

「さ……どうぞ。昨日、今日と久しぶりに三人でやれて楽しかったですよ。また、気が向いたら誘いますから」
「そんなことより、今の写真、早く消してよお……」
「ああ、ネットにでも投稿してあげましょうか?僕達の愛し合ってる姿、みんなに見てもらいたんですよね?だから……」
「ふざけないでっ!!今までの事は悪かったと思ってるから、もう私に構うのは止めてっ!大輝だってそう言ってたじゃない……あぐっ!」
バンっ!!
僕に食って掛かるように怒鳴りつけた沙耶さんを床に突き飛ばし、顔を踏みつけた。
「いがああっっ!!痛いっ!やめてええっっ!」
ぐりぐりと足で頭を踏みつけると、可愛い顔を歪めながら悲鳴を上げる。
その惨めな様子が何だか、楽しく感じて仕方なかった。
「生意気な事、言ってんじゃねえ!自分の立場わかってるんですか?あなたは僕に犯してもらうだけで、感謝する立場の女なんですよ。今度、舐めた口聞いたら、この写真あちこちにばら撒きますからね」
「ああああっっーー!いや、もう止めてええっっ!!」
更に頭を強く踏みつけて、沙耶さんの顔をゴムボールみたいに弄ぶと、苦しいのか歪んだ悲鳴を上げて、止めるよう懇願してくる。
痛々しい悲鳴ではあるが、それ以上に沙耶さんを支配しているという優越感にも似た感情が妙な高ぶりを覚え、不思議と罪悪感は全く湧かなかった。
「ふん……これぐらいにしといてやるか。それじゃあ、沙耶さん。また今度。今日はもう用がないんで、さっさと帰って下さい」
部屋に脱ぎ捨ててあった衣服を床に倒れこんでいる沙耶さんに放り投げて、麻由お姉ちゃんの部屋を出て自室に戻る。
麻由お姉ちゃんは信じられないと言った呆然とした表情をして、僕を追う事もしなかった。
久々に好き放題二人とやって本当にすっきりした。
今はまだ二人とも完全に目が覚めていないみたいだけど、僕が犯してやればその内、元に戻るだろう。
「そんな事より、今は期末の真っ最中だったな」
センターも近いし、あまり、二人に構っている時間もない。息抜き程度にやるくらいにしておけば良いだろう。
何て思いながら、机に向かいテスト勉強を開始した。

「今日は冷えるな……」
勉強の途中、部屋から出て何か温かい飲み物でも飲もうと台所に行く。
明日は期末試験の最終日なので、これが終われば後は受験まで一直線だ。
「何、飲もうかな……あっ、そうだ」
麻由お姉ちゃんにココアでも煎れてもらおう。愛する彼女の差し入れがあれば、やる気も倍増するよね。
そう思い立ち、
「ねえ、麻由お姉ちゃん。僕に温かいココアを入れてよ」


522:狂依存 320
12/01/05 03:08:48.71 uT+fIcIp
ノックもせず、部屋に押し入り、ベッドに座ってテレビを見ていた麻由お姉ちゃんに話しかけるが、麻由お姉ちゃんは虚ろな目をして僕を無視し、ボーっとテレビを見つめていた。
あれから、ずっとこんな感じなんだよな……。
僕が話しかけても、頼みごとをしても、エッチな事をしようとしても無反応で返事も碌にしない。
こんなんじゃ、つまらない……けど、
「ねえ、麻由お姉ちゃん……聞いてる?」
ベッドに座ってる麻由お姉ちゃんに回りこんで胸を揉んだり、体のあちこちを触って、おねだりをする。
だけど、麻由お姉ちゃんは全くの無反応で抵抗する素振りも喜ぶ素振りも見せようとはしなかった。
これじゃ、つまらないな……
「早く、僕にココアを入れてきてよ。じゃないと、このまま押し倒しちゃうよ」

「こんな事をして、本当に満足なの?」
「ん?何?」
麻由お姉ちゃんはクッションをぎゅっと握って、ぼそりと呟き、
「私は今のあんたの事、弟だとも男だとも思ってないわ。ただのゲスとしか、思ってない……だから、さっさと出てって」
「ははは!麻由お姉ちゃん、まだ変な夢を見ているんだ?昨日だって、僕と何度もやったのに、そんな事言っても説得力ないよ」
あれから、写真を盾に何度も麻由お姉ちゃんとセックスをして、愛し合った。
昨日だって、僕の一物を自分のマンコに入れて、悦んで腰を振っていたんだ。
「そっか、麻由お姉ちゃん、また僕としたいんだね……良いよ、何度でもやってあげるよ」
「あっ……」
ベッドに座っていた麻由お姉ちゃんを押し倒し、股間に手を当てて撫で回す。
「へへ……今日はちゃんと愛撫して、濡らしてから入れてあげるからね」
と、言いながら、麻由お姉ちゃんが履いていたジーンズのファスナーを下ろし、ショートパンツ越しに秘所を手のひらで擦る。
こんな素っ気無い態度とっていても、本当は僕の事を……。
「いい加減にしろよ……」
「え?何?」
麻由お姉ちゃんが低い声で何かを言ったが、良く聞き取れなかったので、聞き返すと、

「いい加減にしろって言ってんだよ!!」
ドスっっ!!
「うわっ!!」
恐ろしく低い怒鳴り声が部屋に響き渡った同時に顔を殴打され、ベッドの外に叩き出されてしまった。
「あっ、あぐうう……」
物凄い力で頬を殴られたので、あまりの激痛にその場で悶える。
「一体、何を……あがっ!!」
麻由お姉ちゃんは床でもがいている、僕の体にすかさず蹴りを入れ、
「我慢の限界だわ。大輝……今までの事を悪かったと思ってたから、昨日までは我慢してやった。でも、口で言ってもわからないなら……」
「っ……?ひっ……」
「安心なさい。楽に殺してあげるから……それが、私に出来る罪滅ぼしだと思ってる……これ以上、幻滅させないで……」
床で蹲ってる僕に跨って、ナイフを取り出し、肩を左手で押さえて、右手でナイフを持ち、刃先を僕の胸にまっすぐと向けた。

じょ、冗談だよな……?
「麻由お姉ちゃん……そんな物騒なものは早くしまって……ね?」
「ええ、しまってあげても良いわよ。あんたが今すぐ写真を返して、金輪際、私にこんな真似をしないって誓うならね」
「こんな真似って……麻由お姉ちゃんだって、本当は悦んでるんでしょ?だったら、止める理由なんて何処にも無いじゃないか」
今まで、麻由お姉ちゃんの方からやってきてたんだ。それを今になって止めろなんて、出来るわけが無い。
麻由お姉ちゃんと出来なくなるくらいなら、死んだ方が……いや、
「嫌だよ。ほら、早くその手を離してよ……!!」
ナイフを持っている右手を掴み、何とか振り落とそうとする。
だが、麻由お姉ちゃんは元々、そこら辺の男子より腕力がある上、さっき蹴られた所の痛みもあって思うように力が出せなかった。
「くっ……!そう……じゃあ、交渉決裂ね!あんたの事は嫌いじゃなかったわ。でも、今は早く死んでっ!」
「あっ……あぐっ……!」
麻由お姉ちゃんは左手で肩を更に強く抑え、ナイフを思い切り僕の胸に振り落とそうとしたので、僕も必死で手を掴み、足をじだばたさせて抵抗を試みる。
あんなに僕の事を愛してくれていたのに、何故こんな事をするの?
全然、わからないよ……。
「麻由お姉ちゃん、止めて……」
「止めて欲しかったら、二度と私を襲ったりしないって誓え!もし、出来なければここで死んで!」
と、絶叫し、物凄い力でナイフを徐々に下ろして、刃先が胸に触れそうになるぐらいまで近づいてきてしまった。
必死にナイフを持っている手を上げて、振り落とそうと力を込めるがビクとも動かすことが出来ない。



523:狂依存 321
12/01/05 03:09:57.12 uT+fIcIp
まずい……このままじゃ、本当に……。
「ま、麻由お姉ちゃん!わかった!わかったから、もう止めてくれ!!」
堪らず目を瞑って、そう絶叫すると、麻由お姉ちゃんもハッとした表情をしてナイフを持っていた手を放す。
「……本当ね?」
「はあ……はあ……うん……もう二度としないから……だから……」
「誓えるわね?」
「うん……絶対に麻由お姉ちゃんの嫌がる事はやらない……約束するから……」
麻由お姉ちゃんは跨ったまま、しばし僕を見つめた後、
「信じるわよ……今度やったら、本気で殺すからね」
と、言ってナイフを持ったまま立ち上がり、僕を睨みながら、後ずさりしドアを開ける。
「早く、出てって。そして頭をしばらく冷やして頂戴」
「わかったよ……」
言われるがままに部屋を出て、一旦、自分の部屋に戻った。

くそ……何でだ。何でこんな事になったんだ?
このまま、麻由お姉ちゃんとの関係も終わりになっちゃうのか?
(いや……そんなのは絶対に嫌だ!)
麻由お姉ちゃんは僕だけの物だ。運命の赤い糸で結ばれた僕の女なんだ。
子供の頃から、ずっとそう思っていたんだから、間違いない筈だ!
「諦められるわけない……」
そうだよ……麻由お姉ちゃんはまだ何か悪い病気にでも罹っているんだ。
いや、例えそうでなくても、もう麻由お姉ちゃんなしでは生きられない。
先程、殺されかかった時の恐怖や約束もすっかり、頭の中から消え、いても立ってもいられないと言った気持ちで部屋を出た。

トントン
再び、麻由お姉ちゃんの部屋へと向かい、ノックをし部屋に入る。
「麻由お姉ちゃん……」
「!?何よ?しばらく、来ないでって言ったでしょ」
「うん……ごめんね。でも、ちょっと考えたんだけどさ……」
机に座っていた麻由お姉ちゃんに徐々に歩み寄ると、麻由お姉ちゃんもあからさまに警戒してる顔をして、ジーンズのポケットに手を突っ込んだ。
恐らく、携帯かナイフを隠し持っているんだろう。
「今まで、本当にごめん。僕も突然の事で頭の整理がつかないで、混乱しちゃったから、あんな酷い事をしちゃったんだと思う。麻由お姉ちゃんが怒るのも無理はないよね」
「……」
麻由お姉ちゃんは異様な雰囲気を察したのか、立ち上がり、僕を見ながら壁伝いにドアの方へとゆっくり歩いていった。
どうやら、僕が何をしにきたのか、察したようだ。
「だけどね……僕は麻由お姉ちゃんの事、好きなんだ。大好きなんだよ。姉としても女性としても。生まれてからずっとだ。この気持ちだけは変える事は出来ない」
「……さっき、約束したばかりじゃない……どうして、私の気持ちわかってくれないのよ……」
悲しそうな顔をして、ポケットから再びナイフを取り出し、僕に向ける。
「無理矢理やったりなんかしないよ……麻由お姉ちゃんだって、本当は今でも僕の事を愛してくれてるはずさ」
「……近寄らないでえっ!!もう、終わったのよ!!終わりにしたいのよ!!あんただって、ずっと言ってた事じゃない!!」
「そんなの、もう関係ないって言ってるだろ!」
「っ!?きゃっ!!」
ポケットに入れておいたゴムボールを麻由お姉ちゃんに投げつけ、怯んだ隙に飛び掛って押し倒す。
「いやっ!!放せっ!!放れろおおっ!!」
上手いこと手に持ってたナイフを振り落とし、遠くに投げつけて、麻由お姉ちゃんの
「大人しくしろ!!僕とまた気持ち良いこといっぱいしよう……今度はもう止めろなんて言わないからさ……」
「いやああっ!!いやだあっっ!!」
激しく腕を振って、大きな悲鳴を上げて必死に抵抗する麻由お姉ちゃん。
だけど、そこまで嫌がってる様子を見て、益々腹が立ってきた。
どうして、ここまで抵抗するの?あんなに僕とやりたがってそっちから襲い掛かってきたじゃないか。
「いやっ!!止めてええっ!!」
「……うるさいっっっ!!!!」
パンっっ!!

麻由お姉ちゃんの頬を思いっきり平手打ちし、パンっ!と、乾いた音が部屋に鳴り響いた。
「……」
抵抗を止め、唖然とした表情で叩かれて真っ赤になった頬を手で抑え、僕を見つめる。
「……入れるよ……」
「……ひ……やっ!」


524:狂依存 322
12/01/05 03:10:59.06 uT+fIcIp
そんな麻由お姉ちゃんを尻目にすかさずファスナーを下ろして、男根を表に出し、麻由お姉ちゃんの履いていたジーンズとショートパンツを引きずり下ろして下半身を露にして、陰唇を指でなぞった。
「やっ!だめ……あう……」
「何が駄目なんだよ……麻由お姉ちゃん、僕にこういう事されるの嬉しいんでしょ?だったら、良いじゃないか……」
「い、いやああっっ!!」
動揺している隙に股を思いっきり開き、麻由お姉ちゃんのエッチなおまんこの穴を前回にする。
麻由お姉ちゃんの中……本当に綺麗だよ。
「さ、今すぐ入れてあげるからね……」
「ま、待って……やっ、だめ……ああああぁぁぁっっーー!!!」
膣中に肉棒を一気に挿入し、ようやく、今日初めてのセックスをする事が出来た。
ああ……やっぱり、止められないよ……麻由お姉ちゃんのおまんこの中は最高だ。

「あっ!やだあっっ!!離れて!いやあああっっ!!」
「ほら、麻由お姉ちゃん。もっと膣中で締め付けてよ。っと……!」
「ああああぁぁぁっっ……」
足を掴んで、ぐいぐいと子宮奥深くまで突きまくる。
痛々しくなるぐらいの悲鳴を上げて泣き叫ぶが、それを聞いても全く罪悪感も湧かず、思うがままに、麻由お姉ちゃんを犯しまくった。
こうやって、犯し続けていればきっと麻由お姉ちゃんも元に戻るはずだ。
「あっ、はうっ……止めろ……止めてええっっ!!」
「ほら、麻由お姉ちゃん。また中に出すよ!」
「あああああーー……!!」
一気にピストンを加速させて、麻由お姉ちゃんの子宮に子種を注ぎ込む。
「……ほら、麻由お姉ちゃん……またこんなにいっぱい出たよ……何だかんだ言って、僕としたいんでしょ?」
「うっ……うっ……大輝……」
本当に悲しそうな顔をして、泣きじゃくる麻由お姉ちゃん。
これだけ愛してやったのに、まだ目覚めていないんだ。可哀相に。
「ほら、麻由お姉ちゃん。まだ終わらないよ。もっと、もっとやって欲しいんだよね?」
「う……ああああぁぁぁ……」
一旦、肉棒を引き抜き、四つん這いにして後ろから、突き入れる。
抵抗する気力を失ってしまったのだろうか?
この後も、麻由お姉ちゃんはただ泣きながら、僕のされるがままに犯されていった。

「あ……」
「ひっ……」
明後日―
学校の帰り、駅前のコンビニに立ち寄ったら、沙耶さんとバッタリ出会った。
丁度いいや。期末も終わったし、息抜きがてらこの人と遊んでやるか。
「この後、ちょっと良いですか?」
「あ、あの……今日はこれから……」
「ああ、あの写真をバラされたいんですね。なら、良いですよ」
「ちょっと、離して……」
有無を言わさず、沙耶さんの手を引き、コンビニを離れた。
何処で、やろうか……そうだ。

「ほら、もっとお尻上げて下さいよ」
「お願いだから、もう許してえ……はぐうっ……」
近くの人気のない公園の茂みに連れ込み、壁に手をつかせて、お尻を突き出させ、スカートとショーツを引きずり出して撫で回す。
「あああ……止めてえ……」
「大人しくしないと、写真ばら撒きますよ。あなたは黙って僕の言うとおりに、してれば良いんです」
「うっ……うぐうううっっ……」
左手で口を抑えた後、右手の指を何本か膣穴に入れて乱暴に引っ掻き回す。
全く……僕がこうやって相手してやってるだけで、有難いことのはずなのに、こんな嫌そうな顔をして止めてなんて言うのは失礼な話だ。
「んぐっ!んんーーーっっ!!ん、んふう……」
こんな乱暴に扱われても感じているのか、指を動かしまくる度に、膣穴からいやらしい汁が滲み出て来ていた。
ほら、見ろ。やっぱり、こうされるのが嬉しいんじゃないか。
「さ、入れますよ……公園なんだから、あまり大声出さないで下さいね」
「い、いやあ……やだあ……はっ、はぐああっっ……!!」
後ろから、挿入しガンガン腰を振りまくって膣中を犯す。
……やっぱり、沙耶さんの中もそれなりに気持ち良いや。
「はっ……はがあっ……やっ、はあああっっ……やっ、いあああっっ!!」


525:狂依存 323
12/01/05 03:12:29.61 uT+fIcIp
「ほら、もっと腰を振って下さいよ」
頬を抓って、口の中に指を入れながら、腰を動かしてやる。
「あっ、いだあああっっ!止めてえ……もう、いやあっ!」
「はは……決めました。あなたの事、麻由お姉ちゃんほど好きじゃないけど、僕専用のダッチワイフにして一生、遊んであげますよ。感謝してくださいね」
沙耶さんは結構可愛いし、せっかく言い寄ってきて何度もやったのだから、今更手放すのも惜しい。
僕の事が好きで、好きで堪らないと言うなら、性欲処理の道具にでも使ってやろう。
「ほら、行きますよ。しっかり受け止めてくださいねっ!」
「いやあああ、駄目……お願い、中は駄目っ!!あっ、あああああぁぁぁっっ!!」
一気にピストンを加速させ、膣中で果てて精液を放出する。
うーん……口直し程度になったかな……。
「あああ……いやああ……」
「ふう……まあまあだったかな。それじゃあ、沙耶さん。今日はこれで。あ、今度の週末明けておいて下さいね。家に来て三人でしましょう」
「あうっう……うっ……」
中に入っていた一物を抜き、泣きじゃくる沙耶さんの着ていた上着で精液を拭き取った後、地面に叩きつけてから、そう言い残し、公園を去った。
二人とも僕の女なんだし、定期的に三人で一緒にやるのは当然だよね。
ああ、すっきりした。
試験が終わった後の良い息抜きにはなったと思い、沙耶さんを置いて家路に着いた。

「ほら、早く入って」
「いや、強く引っ張らないでえ……」
土曜日になり約束通り、沙耶さんを家に連れて中に上げた。
今日は約束通り、麻由お姉ちゃんと三人で遊んでやる日なので、楽しみだ。
「ああん……いや、いやあ……あんっ!」
僕の部屋に強引に押し込んだ後、ベッドの足に縄をくくりつけて、沙耶さんの足首を固く結ぶ。
さて、次は麻由お姉ちゃんだな……。

「待たせて、ごめんね。さあ、今日も三人で目一杯、楽しもう」
「あっ……あう……」
麻由お姉ちゃんの部屋に入り、虚ろな目をしてぐったりしている麻由お姉ちゃんに声をかける。
今日の為に自重しようとしたけど、我慢しきれずに夕べも麻由お姉ちゃんと何回もやったので、疲れているのだろう。

「さあ、起きて。今日は三人でやるって言ったでしょ。ほら」
「いぐうっ!!ちょっ……あがああ……!!」
首輪のリードを思いっきり引っ張って、強引に目覚めさせ、部屋から引きずり出し、僕の部屋に連れて行く。

「さ……そろそろ、始めようか」
「ひっ……あうっ……!」
麻由お姉ちゃんを部屋に入れてすぐ、怯えた顔をしている沙耶さんの衣服を剥ぎ取り、乳房を露にして、軽く揉んでやった。
「ああ……もう、いや、許して……」
「何が、許してですか。こうされるのが好きなんでしょ」
「いっ……いぎいいっっ!痛い!いやああ……」
乳房を思いっきり鷲掴みにしてやり、ぐりぐりと回しながら押し付けると、沙耶さんも相当痛いのか、涙ながらに声を上げる。
あんだけ、やってやったのに、まだ目が覚めてないのか。
「何ですか、その顔は……僕の事が好きなら、もっと嬉しそうな顔をしてお礼を言うべきでしょ」
「んぐっ……もう、嫌なの……今の私はこの前とは違うの……何度言ったら、わかるのよ……」
「(こいつ……!僕の好意を無碍にする気か!)」
泣きじゃくって、懇願する沙耶さんを見て、益々腹が立ってきた。
「僕も何度も言いますけどね、あなたの事は麻由お姉ちゃんの次くらいに好きなんです。体だけですけどね。それに気づいたから、今、こうやってわざわざ誘って抱かせてやってるんですよ」



526:狂依存 324
12/01/05 03:13:31.96 uT+fIcIp
「……何よ、それ……」
「何も糞も、最初からずっと言ってるじゃないですか。それでもそっちから、何度もしつこく誘ってきた。あの時は迷惑だと思ってましたけど、思い出してみるとあなたとやるのは結構楽しかったし、気持ちも良かった。麻由お姉ちゃんと同じだ」
麻由お姉ちゃんも沙耶さんも僕の事を愛してると言ってくれたし、何でもしてあげると言った。
僕はその通りにしているだけなんだ。
「それなのに、突然終わりにしろなんて、二人とも酷いんじゃないですか?まあ、良いですよそれは。僕がはっきりしない態度を取ったのも悪いですし、おかげで、僕も自分の気持ちに気がつきましたから」
大切なものの有難さは、失くしてからわかるなんて良く言うけど、本当にその通りだ。
こういう事態でも起きなければ、二人の体無しでは生きていけない体になってしまった事に気づきもしないで、勝手に苦しんでいただろう。
「だから、もう迷うのは止めた。僕は二人の事を好きな時に好きなだけ、抱かせてもらう。それで、良いんだよね?」

「ひっ……」
胸を揉みしだきながら、沙耶さんの頬を舐めまわし、股間にも手をかけて秘部を擦る。
「こうやって、犯してやれば……僕とセックスしていれば、その内二人も元に戻るんだよね?」
「い、いや……いや……あぐう……」
ショーツを引き摺り下ろし、股を思いっきり開いて秘所を曝け出す。
「待っててね、麻由お姉ちゃん。やり終わったら、すぐに麻由お姉ちゃんにも入れてあげるから」
「あ……あぎ……あっ、あああああぁぁぁっっーー!!」
傍らにいた麻由お姉ちゃんに告げた後、すぐに肉棒を沙耶さんの膣口に宛がって、挿入しピストンを開始する。
「はふ……いや、はあんっ!!は……いあああぁぁっっ!」
麻由お姉ちゃんが悲しそうな目をしてこちらを見ていた気がするが、そんな事は気にもならず、沙耶さんを気の済むまで犯しまくった。
こんなに嫌がっていても、今日徹底的に犯してやれば目も覚めるだろう。
さあ……長い一日の始まりだ。

「はあ、疲れた。んぐ……」
あれから、二人と何時間もやりまくり、流石に疲れたので、一旦部屋を出て台所からペットボトルのジュースを持っていき、コップに入れて一杯飲み干す。
「とっても良かったよ、麻由お姉ちゃん……嫌だ、嫌だなんて言っても、僕のち○ぽ嵌めてあんなに悦ぶなんて、やっぱり麻由お姉ちゃんはエッチだね」
「……」
死んだ魚のような生気を失った目をして、ベッドにもたれかかる様に座り、ただ俯いて、僕の問いかけに答えず黙り込む。
少し疲れてるのかな?
「ねえ、麻由お姉ちゃん。僕の事好き?」

「……」
俯いたまま、やはり何も答えない。
「どうしたのさ……何か、答えてよ……ねえ」
顔を近づけ、胸を揉みながら更に問いかけるが、何も返事をしない。
どうしたんだ?一応、呼吸はしているので、死んでいるわけじゃないのだろうが、まるで人形みたいに黙ったままだった。
「しょうがないな……沙耶さんは、僕の事、好きなんだよね?」
「……」
「聞いてるんですか?」
パンっ!!
やっぱり、麻由お姉ちゃんと同じように何も返事をせずにいるので、平手打ちをして、叩き起こしてやると、
「うっ……えぐっ……」
「何ですか?泣いているだけじゃ、わからないですよ」
「いやあ……もう、いやあ……帰してえ……えぐ……」
「なっ……まだ、そんな事を……」
あれだけ、犯らせてあげたのに、お礼の一つも言わないなんて……。
「酷いよね、麻由お姉ちゃん」
傍らにぐったりとしていた、麻由お姉ちゃんに話しかけると、
「消えろ……」
「え?何だって?」
「……消えろ。消えろ……お前なんか消えろ!!」
「……!?な、どうしたんだよ、麻由お姉ちゃん?」
俯いたまま低い声で、消えろと連発した後、顔を上げて恐ろしい怒鳴り声を上げて、僕を睨みつけた。
「返せ……弟を返せ……大輝を返せ!!返せしてよおっっ!!!」
「な、何だよ、麻由お姉ちゃん……僕はここにいるじゃないか」
「うるさい!!お前は私の弟じゃない!!大輝なんかじゃない!!こんな酷い事をするのは、大輝じゃない!!」
狂ったように絶叫し、僕の胸倉を掴んで食い下がっていく。
な、何だよ、これ……どうしたってんだよ……?
「麻由お姉ちゃん、落ち着いて……ね?んぐあ……!!」
「うわあああぁぁぁ!!大輝を返せ!!返してよおお!!」


527:狂依存 325
12/01/05 03:14:20.84 uT+fIcIp
僕の首を締め上げた後、立ち上がって部屋にある物を投げつけて、暴れまわる麻由お姉ちゃん。
どうしたんだよ……何が起こったんだよ?
麻由お姉ちゃんは……僕とセックスして嬉しくなかったとでも言うの……?
「ああああっっ!!うわあああっっ!!!」
「うっ……えぐ……」
再び僕に食って掛かり、叫びながら、僕の首を締め付け、沙耶さんはひたすら、泣きじゃくっていた。
僕のやっていた事がそんなに嫌だったの?何でだよ……、僕達は……僕と麻由お姉ちゃんは……。
愛し合っているんじゃ……運命の赤い糸で結ばれてるんじゃなかったのかよ……?
いや、そのはずだ。僕は間違ってない……間違ってない……

「間違ってなんかいない!!!」
パンッ!!!
「いあ!あぐ……」
暴れている麻由お姉ちゃんの頬を思いっきり殴り、床に押し倒して黙らせる。
「ねえ、そうだよね?麻由お姉ちゃんは今でも僕の事を愛してくれるよね?そうなんだよね?」
「……」
麻由お姉ちゃんをじっと見つめて、訴えかけるように問うと、麻由お姉ちゃんは何も答えず、視線を逸らした。
「何で、何も言わないんだよ……僕の事、愛してるんだよね?そうなんだよね!?」
肩を掴み、必死に問い詰めるが、何も答えてくれない。
……僕の事、本当にもう好きじゃないの……?
嘘だ。嘘だ!
「麻由お姉ちゃんは、僕の……僕の……」
僕の物……僕だけの物なんだ!!
それなのに、何で嫌がるんだ?好きって言ってくれないんだ?
「うっ……えぐ……」
沙耶さんもベッドに蹲って、泣きじゃくっているだけ。
二人とも……何だよ……僕の女のはずだ……そう言ってた筈だ。
だから、わざわざ僕がやってあげて、お世話までさせようとしてあげたのに……。

「何だよ……何なんだよ!!!」
バンっ!!
そう叫んだ後、この部屋から飛び出し、家の外に飛び出す。
僕のやってた事は間違ってたのか?嘘だ……僕は二人が喜んでくれる事を……好きだって言うから、それに真剣に答えただけなんだ。
僕と麻由お姉ちゃんは……生まれた時から、ずっと……ずっと……。
「はあ……はあ……ゲホっ……」
何処まで走ったのだろうか?人気の無い路地に出て、壁に手を付き、息を切らす。
何で、こんな事に……何でだ!
「本当に二人とも僕の事……」
だとしたら、どうする?諦めるのか?もし、好きでなかったら、今までやった事をどう謝れば良い?
あんなの謝ったぐらいで許してくれる筈ないじゃないか……。
麻由お姉ちゃんと愛し合えない。抱き合うこともキスも出来ない。いや……普通の姉弟にだって戻れない!
「僕は……麻由お姉ちゃんと……もう……」
このまま続けても、もうどうにもならない。後戻りなんか出来ない!取り返しがつかない事をやった!
このままじゃ、本当に麻由お姉ちゃんや沙耶さんと完全に縁を切られてしまう……。
嫌だ。嫌だ。嫌だ。嫌だ!!
そんな事になるぐらいなら、死んだ方がマシだ。失うぐらいなら死んだ方が……
でも、僕だけ死んでも、二人はどうなる?万一、悲しむ事はあっても、いずれ僕の事を忘れて、いつかは他の奴と……。
「そんなのは、もっと嫌だ……」
誰かに取られるぐらいなら……取られるぐらいなら……
「は、はは……そうだよ……簡単な事だ……」
僕だけ死んでも駄目なら……だったら……。

三人一緒に死ねば良いんだ―

「そうだ……それが一番幸せなんだ……一番だ……」
と、思い立った後、ゆっくりと体を起こし歩き出す。
二人を殺して僕も死ぬ。それだけを延々と頭の中で繰り返しながら、僕は家へと向かっていった。


528:狂依存 326
12/01/05 03:16:35.41 uT+fIcIp
「……」
突然、狂ったように絶叫したかと思ったら、大輝が部屋を飛び出してしまい部屋に二人取り残されてしまった。
「うっ……んぐ……えぐ……」
私の隣ですすり泣いている沙耶の泣き声だけが聞こえるだけだった。
大輝……あんなに変わり果ててしまって……。
「……いつまで、泣いている気?」
「……ん……うっ、だってえ……大輝が……大輝が……」

「まだし足りないのに、沙耶をほっぽって、何処かにいっちゃうんだもん」

「……あぐっ、あああああぁぁぁんっっ!!でも、ダーリンにレイプされたの思い出したら、沙耶のおまんこも心も皆ぐちゃぐちゃになってイっちゃうっっ!!あっ、はぐああっっ!!」
突如、沙耶は叫び声を上げて、体を仰け反らせ、指をヴァギナに突っ込み、自慰を開始した。
「ああんっ!ダメ……あっ、あふんっ……!大輝に無理矢理襲われて、犯されるうううぅっっ!!やっ、はんっ!!」
「ちょっと、うるさいわよ。近所迷惑じゃない」
「はふんっ!だってえ……麻由ちゃんがいけないんだよお……あんな変な芝居を打って、大輝を苛めるから、何処かにいっちゃたんじゃあん……」
「心配しなくてもすぐに帰ってくるわよ。全く……」
あれだけの迫真の演技を変な芝居だ何て……やっぱり、この女はムカつくわ。
でも、そうよ。あの子はもう私から、離れることが出来ない。永遠にね。
「へへ……でも、麻由ちゃんだって、同じでしょ……はんっ、嫌がってるフリをして大輝に乱暴に陵辱されてえ……ははは!やあん……バレたらまた殴られて犯されちゃううっっ!!」

床に転げまわりながら、胸やヴァギナを弄繰り回し、悶絶する。
本当にイカれてるわ……ちょっと見てくれが良いからって、こんな女の体に心を奪われるなんて……。
私の夫の独占欲にも困ったものだわ……。
「ふふ……それにしても、大輝が私をぶって、抵抗を力づくでねじ伏せて犯そうとした時のあの目……はふんっ!ああんっ!!最高だわ!あん……。」
ああ……思い出しただけで、体がぞくぞくしてアソコが濡れちゃう……。
私を何が何でも物にしたいという、狂気じみた目、私が自分を愛してると信じて有無を言わさず犯そうとする態度……
ナイフで脅しても、どれだけ泣いて懇願しても、反抗しても尚も襲い掛かるあの獣のような欲望。

529:狂依存 327
12/01/05 03:18:21.84 uT+fIcIp
「あああぁぁっっ!そうよ……それで、良いのよ!あはははっ!!大好きな麻由お姉ちゃんをあなたの思うままに犯していいのよ!」
あの姿を思い出すと、私も体が火照ってきて止まらなくなり、すかさずヴァギナに指を突っ込んで擦りまくる。
あああ……私があれだけ、泣いて懇願しても激しく拒絶しても愛してくれるなんて……妻として、こんなにも幸せなことはないわ……
「はっ、ああんっ!!へへ……でも、麻由ちゃん。正気に戻ったのは私の方が先だもんね。沙耶はこの前、家に連れ込まれて犯された時には、もう目が覚めちゃったもん……あっ、ああんっ!!これって、麻由ちゃんよりダーリンの事、愛してるって事だよね」
「寝言抜かしてんじゃないわよ。先かどうかなんて関係ないわ。主人が一番愛してるのは私なんだから……んっ……」
沙耶を殺しに行った時、体に異変をきたして、あれから確かに私は変わってしまった。
何故なのかは今もわからないが、あの子への愛に疑問を持って一気に自分がおかしくなってしまった。
そして、昔の私に戻った。あの子を愛する前の醜い私に。
「ふふ……だけど、何度か無理矢理犯されたら、すぐに戻っちゃったわ……んふふ……あんっ!!」
こいつより、戻ったのが遅かったのは、正直少し気に入らなかったけどね……。

あのままの状態がずっと続いたら、どうなっていたか?今、考えただけでも末恐ろしい。
主人ととこうやって愛し合えない人生なんて、私に取ってゴミ以下の価値しかないわ。
「ああん……へへ……ダーリンの昔の写真は何処かな……?……あった。あん……子供の頃の写真も可愛い……ん、ちゅう、ちゅ……」
沙耶は勝手に大輝の机の引き出しを開け、アルバムを取り出し、子供の頃の大輝の写真に吸い取る様にキスの雨を降らせてきた。
ああ……そう言えば、昔の写真見てどうこうほざいていたっけ。どうでも、良いから忘れていたけど。
「ん、ちゅっ、ちゅ……ダーリンの子供の頃、可愛い……この前はごめんねえ……投げちゃったりして、ちゅ……」
「ちょっと、汚いから止めなさいよ」
「ああん……麻由ちゃん、この頃は大輝の事好きじゃなかったんだね……だったら、今からタイムスリップして……沙耶が誘拐して食べちゃっても良いんだよね。そしたら、『お姉ちゃん』って呼ばせながら、麻由ちゃんの前でセックスしちゃおうかな、はあんっ!!」
何て、意味不明の事を呟きながら、また体を悶えさせて猿みたいにオナニーを始めた。

「ふふ……そうこなくっちゃ……」
この女はそうでもなきゃ殺しがいがないしね。大輝に対して何も思ってないこいつを嬲り殺しにしても面白くないもの。
「あふん……!ねえ、麻由ちゃん。これから、どうするの?まだまだ、大輝とのレイプごっこ続けちゃう?」
「それも悪くないけど、この辺が潮時ね。あんまり、おちょくる様な事をしても可哀想だし、それに……」
ああ……感じるわ、あなた……私達を殺す気でいるのね……。
「あはは……はああんっ!沙耶、ダーリンにイキ殺されちゃうう……!あっ、はぐう!」
沙耶も大輝の殺意を感じ取ったのか、
殺したいほど、自分の物にしたいなんて……どれだけ、お姉ちゃんの事、好きなのかしら。
「はは……良いわあ……良いわあ……麻由お姉ちゃんを思いっきり犯し殺してえ……はん……!」
あの子、私を今まで乱暴に扱ったことに、何も罪悪感を感じてないわ。
それで良いのよ。あなたは気の向くままに、麻由お姉ちゃんを犯しかまくればいいの。
ふふ……でも、今までの態度が途中から演技だってのを見抜けないのは、まだまだ愛が足りない証拠かしらね……。
「だから、犯し殺すのはまだしばらくお預けよ……ふ、ふふ……ははははっっ!!」
「はんっ!!ダーリン……早く、早くう……沙耶のおまんこに思いっきりぶち込んでえ……」
二人の喘ぎ声と笑い声が響き渡り、狂ったように自慰に耽りながら、私達は帰りを待ち続けた。


530: ◆wBXWEIFqSA
12/01/05 03:20:46.17 uT+fIcIp
以上です。
ありがとうございました。
予想以上の長編になってしまいましたが、あと1、2話で終わりになると思います。


531:名無しさん@ピンキー
12/01/05 03:30:48.22 MwUwD5cV
GJ!
正気に戻ったのは一瞬でその後は演技してたのか…

532:名無しさん@ピンキー
12/01/05 06:23:44.00 vLc+ybt9
まさかの演技かいw
良い意味で騙されたわ

533:名無しさん@ピンキー
12/01/05 10:24:45.54 6vR9D018
GJ、全員頭おかしいのが面白い
演技には普通に騙されたなあ

534:名無しさん@ピンキー
12/01/05 11:53:10.42 9eAPLskE
> 「こうやって、犯してやれば……僕とセックスしていれば、その内二人も元に戻るんだよね?」
この手の台詞がマジだったのははじめてみたw

535:名無しさん@ピンキー
12/01/05 12:38:02.74 zZ4ObHIo
姉と妹が仲のいい短編誰か書いてくれないかな
二人で泥棒猫ボコボコ

536:名無しさん@ピンキー
12/01/05 19:17:25.16 YPVSiyP/
ワロタ

537:名無しさん@ピンキー
12/01/05 19:21:12.82 ht4MSTwy
タロワ

538:名無しさん@ピンキー
12/01/05 19:26:18.16 IS45IQYA
カタワ

539:名無しさん@ピンキー
12/01/05 19:49:06.59 ht4MSTwy
カタワ言うたらあきまへん!

540:名無しさん@ピンキー
12/01/05 19:59:51.84 GAIZuKpr
メイン登場人物が全員狂人というのも凄まじいなぁ…



541:名無しさん@ピンキー
12/01/05 21:27:41.90 QT0GJo+K
投稿します。
初めて書きます。短編です。
少しグロ注意かもしれません。どこかで見たような話かもしれませんが。
それではよろしくお願いします。

542:名無しさん@ピンキー
12/01/05 21:28:09.83 QT0GJo+K
姉と妹が仲いい

「おねーちゃんっ」
「はいはい、分かってるよ。もう少しでアキラを起こす時間だしね」
朝方にしては真っ暗な室内。姉と呼ばれた少女は手に持っていた道具を置く。ペンチだ。そのそばには様々な工具が置かれている。
「それじゃあ、アナタも、分かったよね?」
椅子に座らされた少女に向かって、彼女はニコっと微笑みながら同意を求める。
「ひぐっひぐっ」
同意を求められた少女は泣きじゃくりながら首を何度も縦に動かした。彼女の足元には白っぽい小さな破片のような物が散らばっている。本来指を守る物であるソレが。
「よろしい。アキラには近づかないこと。この事は誰にも言わない事。エナちゃん、他に何かある?」
「お姉ちゃん!忘れちゃダメだよ。約束を破ったら、どうなるかって。ちゃんと教えておかないと」
そう言って妹であろう少女は机の上の錐を手に持った。そして椅子に縛られた少女に先端を見せつけるようにしながら近づく。
それを見て縛られた少女は激しくもがいたが、椅子も体もしっかりと固定されていて、ビクともしなかった。
錐を持ったまま足元にしゃがみ込みーーー振り下ろした。


「ん、おはよっ」
昨日泊まりに来ていた妹の友達に挨拶をする。我が家は両親含めた五人家族。両親が旅行に行ったので丁度いいってことで泊まりに来たのだ。ちなみに姉と妹は朝食の準備をしている。
「え、あ、あ、お、おはようございますっ・・・」
消え入るような声。あれ?昨日はもうちょっと元気が良かったと思うんだけど。顔色も少し悪いし。
「大丈夫?」
俺が顔を近づけると同時に、がしゃんという音。友達ちゃんが飛び上る。
「あ、ごめん!お皿割っちゃった!」
どうやら妹がドジをしてしまったようだ。やれやれ。
「まったく、気をつけろよな。大丈夫?」
俺が声をかけると顔面蒼白の友達ちゃんは首をカクカク振りながら後ずさった。嫌われてしまったのかもしれない。何かした覚えもないんだけど。
「ほらほら、彼女、怖がっちゃってるじゃない。男は狼だもんねー」
何時の間にか彼女の後ろに回り込んでいた姉が友達ちゃんの肩に手を添えながら同意を求める。
「姉さん・・・そこはフォローしてくれよな」
「おにーちゃん狼じゃん!ベッドの下とかさっ」
「ちょっ、おまえっ!」
妹を追いかけ回す。今日も我が家は平和だった。


薄暗い部屋の中。妹は先が赤く染まった道具を洗い、姉は床の掃除をしている。
「エナちゃん、なんでわざわざ泊めたの?わざわざアキラに近づける必要なんてないのに」
「だって、お兄ちゃんのこと好きだったなんて知らなかったもん・・・でもしっかり釘を刺したから大丈夫だよ!」
「それもそうね」
そう言って二人はクスクスと笑い始めた。そしてしばらく笑ったあと、ピタリと笑うのを止め、目を合わせ、言った。

ドロボウネコニハオシオキヲ。


543:名無しさん@ピンキー
12/01/05 21:28:35.15 QT0GJo+K
以上です。乱文失礼しました。

544:名無しさん@ピンキー
12/01/05 22:05:10.95 zZ4ObHIo
>>542
早速書いてくれてビビッたw
ありがとうGJ!

545:名無しさん@ピンキー
12/01/06 00:28:50.09 wQFq8mYk
キモ姉とキモウトは相容れないものだと先入観があったが


546:名無しさん@ピンキー
12/01/06 01:04:03.96 0jNrSN8g
敵の敵はって言うしな

547:名無しさん@ピンキー
12/01/06 01:23:10.10 YkaVYSYq
>>530
>以上です。
>ありがとうございました。
>予想以上の長編になってしまいましたが、あと1、2話で終わりになると思います。

それまでの文が狂気じみてたからここでなんかホッとした

548:名無しさん@ピンキー
12/01/06 01:48:08.53 OOPc+37L
は?

549:名無しさん@ピンキー
12/01/06 14:09:37.19 mlSsNjLZ
それほど物語に引っ張り込まれてたってことだ
良いことだ

550:名無しさん@ピンキー
12/01/06 15:36:24.24 wQFq8mYk
催眠術使うお姉ちゃんはいませんかね
弟の記憶を捏造改竄して目茶苦茶する姉がほしい

551:名無しさん@ピンキー
12/01/06 15:42:50.80 3vO4+bvg
恐ろしいキモ姉ですね!

552:名無しさん@ピンキー
12/01/06 16:11:26.30 jKcE5UiI
>>550
女の子に催眠、洗脳されるスレが息しなくなっちゃうだろ…
もう息してないけど

553:名無しさん@ピンキー
12/01/06 23:20:08.78 PmM1j9FH
ひきこもりニートキモ姉が催眠術でなんでも完璧な幼馴染から弟を奪う


554:名無しさん@ピンキー
12/01/07 18:30:02.49 9WFZXRMA
優しいキモ姉もいいけどバイオレンスな姉も

555:506
12/01/08 14:17:05.46 qSXgTL1a
投下します。

556:506
12/01/08 14:17:47.24 qSXgTL1a
「にいちゃん、今年の初もお出には行きたい神社があるんだ」
新年1月1日、家族でお節料理を食べてる時に、妹がそんな事を言い出した。
「別に何時もの神社でいいだろ?」
「だめだよ!初もお出だよ、一年の始まりだよ?何時も行ってるからとか、そんな理由で行くのはだめなの!ちゃんと夢に合わせた神様を選ばないとだめなの!」
否定した俺に対して、妹が熱弁する。
コイツがこんなにも初詣に思い入れがあるとは知らなかったが、それならちゃんと初詣と言えるようになって欲しいのだが。

「そこまでして行きたいってのは、どこの神社だ?」
「イザナミ様っていう女性の神様のところ!」
イザナミ、古い日本の神様な事は知ってるが、詳しくは知らない。
女の神様って事は弁財天みたいなもんだろう。なら、カップルで行く訳にはいかないが、兄妹で行くには問題なさそうだ。
そう考えた俺は思わず、「その神社、近くにあるのか?」と言ってしまった。

「大丈夫!何時もの神社より近いくらいだよ!」
笑顔で答える妹、その顔を見たら断れる訳なく、
「分かったよ、今年はそこに行こう」
「ほんと?!やったあ!」
満面の笑顔で喜ぶ妹、これ位の事で喜んでくれるなら、もう少し妹の願いを聞いても、
「初もお出の後はひめはじめだよ、にいちゃん!」
前言撤回、こいつの願いは一切聞くべきではない。

「お前は意味が分かってんのか?」
「えっ?ひめはじめじゃないならふでおろし?」
「どっちにしろ、兄妹で使う言葉じゃねえだろ!」
「ハイハイ、二人ともあまりふざけすぎないの」
そう言って俺と妹の間に入ってきたのは、母さんだ。
母さんは優しい眼差しで俺ら二人を見つめながら、
「あまりふざけすぎると、ゴムするの忘れちゃうわよ」
とほざきやがった。
「母さん!なにバカな事言ってんだ!」
「イヤね、冗談よ、冗談」
朗らかに笑いながら母さんが言う。
全く、言って良い冗談と悪い冗談が、
「母さんだって早く、二人の子供の顔を見たいもの」
冗談じゃねえ!

妹よ、赤面しながら「がんばろうね」と俺の顔を見るな。
何処の世界に子供に近親相姦を勧める親がいるのだ。
「あら、恋愛に差別はダメよ」
今、知った。妹が少し変なのは、この母親が原因だ。

557:506
12/01/08 14:18:30.17 qSXgTL1a
今、俺はイザナミ神社とやらにいる。
朝の出来事で疲れ果てていた俺は、初詣なんぞどうでも良くなっていたのだが、約束した以上、守らなければいけない。
「にいちゃん、はやくはやく!」
俺の手を引っ張るようにして急かす妹、元気なことだ。

ちなみにここには俺と妹の二人で来ている、
母さんは父さんを連れてヘラだかなんだかの神殿に行った。
妹もだが、母さんはどこでそんなもん見つけたんだ?

このイザナミ神社には調べるヒマなく連れてこられたのだが、一体どんな神様なのだろう。
参拝客は多いのだが、男の方が年上のカップルばかりなのは何故だ?
取り合えず、売ってる御守りを見る。
猫避け、意味が分からん。
兄妹円満、普通に家内円満にしてくれ。
恋愛成就(妹限定 姉よ、てめえは駄目だ)、突っ込む言葉すらない。
妹よ、ここの恋愛成就の御守りは買うな。

こんな所、とっとと参拝して帰るに限る。
賽銭箱に小銭を投げ込むと、妹と二人、並んで手を合わす。
さて、何を願うか・・
「にいちゃんと恋人に、にいちゃんと婚約、にいちゃんと結婚、にいちゃんと子作り、にいちゃんと共白髪、にいちゃんと同じ墓、にいちゃんと生まれ変わり」
贅沢は言わない。こいつの願いを聞かないでくれれば、それでいい。
俺は生まれて始めて本気で神に祈った。
そして祈れば祈るほど、俺の望みは叶わない、そんな気分にさせられた。

来てはいけない神社は存在するようだ。

558:506
12/01/08 14:19:47.11 qSXgTL1a
以上です。
誤字脱字は仕様です。

559:名無しさん@ピンキー
12/01/08 15:53:47.44 M0eimHPN
乙です 母親と父親は姉弟なのですね

560:名無しさん@ピンキー
12/01/08 16:48:01.68 aK2E4RKJ
おもろいな。ほんわかGJ

561:名無しさん@ピンキー
12/01/08 21:39:47.73 lcXB/gVq
乙乙

562:名無しさん@ピンキー
12/01/09 03:03:08.19 pK3TbS3w
投下少なくて悲しい
自分が来た時はかなり投下作品あって充実してたのに

563:名無しさん@ピンキー
12/01/09 03:49:42.68 UY21EthP
まぁこのまま長編書く人は居なくなっていくだろうな
どのスレもそうだよ

564:名無しさん@ピンキー
12/01/09 08:33:52.86 vogM92FQ
オワコンやな

565:名無しさん@ピンキー
12/01/09 08:38:22.47 hn2WPWX8
他のスレも寂れちゃってるしね・・・

566:名無しさん@ピンキー
12/01/09 09:45:55.09 +KenS3vK
>>563-565
悲観的な事ばかりを言っている内は、幸福は訪れないんだぞ☆=(∠^-゚)キラッ

567:名無しさん@ピンキー
12/01/09 17:46:24.56 +rdo7I/y
まだ年始まったばかりだからね、仕方ないね

568:名無しさん@ピンキー
12/01/09 18:13:42.95 de6d7+m0
正妻姉、妾姉、愛人愛、恋人姉で実姉ハーレム

569:名無しさん@ピンキー
12/01/09 18:55:32.46 NaBa9CXw
>>568
泥棒猫が混じってないか?

570:名無しさん@ピンキー
12/01/09 20:10:45.48 vogM92FQ
両親が死んで、小さい頃から弟を世話してきたヤンデレおせっかい姉を書いてください!!!泥棒猫を追い払う描写もおなしゃす!

571:名無しさん@ピンキー
12/01/09 20:23:58.15 hn2WPWX8
ヤンデレ笑

572:名無しさん@ピンキー
12/01/09 22:06:38.87 de6d7+m0
>>569
間違えた愛人姉だ
姉ハーレムで熾烈な女の戦い

573:名無しさん@ピンキー
12/01/09 23:36:39.10 pq18LIQ+
>>568
虐めるのは愛情の裏返しということで虐待姉も

574:名無しさん@ピンキー
12/01/10 12:48:35.18 cM0O2S1m
愛してる者を虐めるなんてあってたまるか
おまえさては虐め姉か?

575:名無しさん@ピンキー
12/01/10 13:02:58.53 TFYfbRAT
弟を虐めて良いのは姉だけだからちょかいだす猫を駆除しちゃうよ
弟の困った顔が好きだから赤ちゃん作って困らせるよ
実は弟が大好きな虐め姉

576:名無しさん@ピンキー
12/01/10 20:10:11.67 LBI46oJL
……そして、姉さんたちの争いと加虐に疲弊しきった兄さんは、私の所でお茶を飲んでいます。
えっ、私? 人倫に反した関係には興味ないですよ。そうでなければ、とっくに姉さんたちに処分されています。
変態でもヤンデレでも、親兄弟は選べません。まあ、性癖を除けば悪い人じゃないですし。

ちょっと、兄さん。言ってるそばから寄りかかってこないで下さい。そういう趣味じゃないのは
知ってるでしょう……あ、寝ちゃってる。よほど疲れていたのね。
仕方ない、ちょっとの間だけ膝枕くらいしてあげま…

「待て」
姉さん、いつの間に。
「私は、あなたに他意が無いと知っている。だから一度だけチャンスをあげる。私と代わりなさい。
その姿、他の連中に見つかったら問答無用よ」
おやすいご用…
「待ちなさい。代わるのは私よ」
大姉さん…どこから湧いたんですか。
「今すぐ、泥棒猫じゃないことを『私に』証明しなさい。さもなくば…解ってるでしょう?」
「あら、妹が敵じゃないことを示すためなら、私が代わってもいいはずよね?」
ちい姉さんまで出現した…部屋の鍵を強化…しても多分無意味よね。
三方を取り囲んだ姉さんたち。血みどろの闘争が勃発寸前。
仕方ない。

「姉さんたち。兄さんが起きちゃうわよ」

一瞬凍り付いた後、器用にも完全無音で激しく口論する姉さんたち。
唯一望んでいないのに、望まぬが故に膝枕を続ける私。
頭上の脅威を全く認識せず眠り続ける兄さん…一人だけのんきに、ずるいですよ。

結局兄さんが目を覚ますまで、私が膝枕し続けました。覚醒した瞬間に目に入った物が
頭上の夜叉三匹では、覚醒と同時に気絶しても仕方ないです。仕方ないですが…誰か助けて下さい。

577:名無しさん@ピンキー
12/01/10 21:28:18.26 xsgCEoby
妹を守るために体を差し出す兄…

578:名無しさん@ピンキー
12/01/10 23:34:38.49 cNyeOkvr
やはり妹が最強だったな

579:名無しさん@ピンキー
12/01/10 23:57:39.84 iY8zDud3
>>577
むしろピンチに追い込まれてるくね?

580:名無しさん@ピンキー
12/01/11 00:07:54.31 aHtXXW+K
三姉が争っている内に末っ子が頂いています

581:名無しさん@ピンキー
12/01/11 00:19:46.17 vTTKnzHy
4人目の姉がどこかで隙を狙っているのかも

582:名無しさん@ピンキー
12/01/11 00:20:45.73 rHoXfdqP
5人目の姉がオレをスパイとして弟宅に送り込んだよ

583:名無しさん@ピンキー
12/01/11 05:44:10.13 tzHSRp1k
遅レスだけど狂もうとも、もう終わりかぁ
長編だけどコンスタントに投下されてたから本当に寂しくなるわ

584:名無しさん@ピンキー
12/01/11 13:03:52.52 bs9igzsG
もう長編書く人も消えていくのか
そりゃ寂しいな

585:名無しさん@ピンキー
12/01/11 13:05:52.66 uDFuUAgv
キモスレはオワコン

586:名無しさん@ピンキー
12/01/11 14:51:16.81 wLaoRbYu
アダムとイヴのイヴは姉か妹どちらなのだろう?

587:名無しさん@ピンキー
12/01/11 16:45:10.92 KihO3Y5t
イヴのほうが後だから妹だろうたぶん

588:名無しさん@ピンキー
12/01/11 19:10:19.60 VV2+cWO3
アダムの肋骨からできたんだから娘じゃない?
兄妹で結婚したのは彼らの子供のカインとアワンだろう。
カインが弟のアベルを殺したことと絡めてみたらそれなりに面白い話が作れそう。
聖書はあんまり詳しくないから俺にはできないけど。

589:名無しさん@ピンキー
12/01/11 23:13:26.76 ROYLJcuy
兄(弟)「やべぇ電気毛布に電源入れてないから布団の中寒いぞ」
キモウト・姉「妹(姉)たんぽならここに居るぞ!!」
兄(弟)「(あかん)」

590:名無しさん@ピンキー
12/01/12 23:11:50.94 FYNxQlbk
キチガイキモ姉に幼馴染を人質にとられて危険日生中だしセックス

591:名無しさん@ピンキー
12/01/13 20:47:31.47 C5BKhH53
雑談スレ

592:名無しさん@ピンキー
12/01/13 23:55:28.19 8c0Enhcf
今ツクってるRPGのラスボスに主人公のキモ姉を配置してみようかと思ってるんだが。
主人公が倒すべき組織のボスで、組織の襲撃を装って両親と主人公の婚約者を殺して、その場を見てた幼い主人公から殺害現場と婚約者の記憶を奪い、
自分が弟を守って死んだって偽記憶を植え付けて終盤あたりまで主人公は姉に植え付けられた記憶に踊らされて「姉さんの敵」の組織の連中と戦い、組織のボスかと思ってた奴がボスの正体を匂わせて
そのあと主人公が婚約者の存在を思い出して、やっとすべてを思い出した時に姉の墓の前で姉登場。
反動で憎悪丸出しの主人公を拐って監禁し、合体行為も込みで姉への愛と憎悪で姉の事以外考えられないようにさせて、時にはわざと下手に出て自分を犯させたりしながら過ごすも、ヒロインが踏み込んできて愛の巣は壊滅。
ラスダンに込もって主人公の髪で作った化け物なんかを娘とか言って乗り込んできた主人公一行にけしかけてきて、自分も化け物化してラスボス戦になり、
直後にヒロイン殺すも死亡し、主人公の力で肉体をヒロインに乗っ取られるって感じにしようかなと思ってる。

593:名無しさん@ピンキー
12/01/14 00:04:55.44 WUP2LutV
キモ姉「私のそばに(弟くん以外)近寄るなァーーーーーッ!!!!」

弟「去って
しまった者たち(妹、幼馴染)から受け継いだものは、さらに『先』に進めなくてはならない!!」

594:名無しさん@ピンキー
12/01/14 01:51:15.60 sSL0y1Wf
>>592
キモ姉の姿をした泥棒猫か。らしくなってきたな

595:吸精之鬼
12/01/14 13:25:44.44 3ruNtYcY
投下します。

596:吸精之鬼
12/01/14 13:26:33.20 3ruNtYcY
大野家は一般家庭だ。
サラリーマンの父に兼業主婦の母、高校生の兄、大輝に中学生の妹、桜、
特に裕福でもないが、貧しくもない普通の家族、
ただ一つの事を除けば。

その日、夕食の支度を終えた大輝が時計を見ると、6時過ぎになっていた。
家にはまだ、大輝の他に誰も帰宅していない。

両親ともに帰りが遅いのはここ最近の事で、父は会社のプロジェクトメンバーに選ばれた為で、母はパートのリーダーになったのが理由らしい。
大輝にとってみれば、両親の帰宅の遅さを嘆くほど親離れ出来てない訳もなく、逆に生き生きとした両親の顔は嬉しいものだ。
更にその事が夫婦仲を良くしているのか、二人だけで食事に出かけたりしだした事も、大輝には喜ばしい事だ。

妹の桜は部活だ。
中学に上がってから始めたバスケ、小柄ながらも次の大会でレギュラーに選ばれるかどうかという所まで上達したらしい。
その事を嬉しそうに話していた桜の顔を思い浮かべると、大輝も顔が綻ぶ。
幼い頃の桜は体が弱く、外で元気に走れる日すら希だったのだ.
その時のことを思えば、今こうして部活に励んでいる姿は嬉しい。

体の弱かった桜が元気になった理由、それは何らかの病気が治った、と言う事ではないし、歳とともに体質が変わったから、と言う事でもない。
大輝のある行動が理由だ。
その事を考えた時、大輝は思わず大きく首を振る。
”もうアレは俺の仕事じゃないハズだ”
既に1ヶ月以上もそれがないのだから、その役割に相応しい相手が桜に出来たのだ。
懸命にそう思い込む事でその事を忘れようとした。

その時、玄関の戸が開き、
「ただいま」
と言う、桜の元気のない声が聞こえてきた。

597:吸精之鬼
12/01/14 13:27:21.85 3ruNtYcY
大輝のいる居間まで歩く桜、
その足取りは不安定で覚束ない。
「お帰り、桜。相当疲れてるみたいだな」
そんな大輝の言葉に桜は「うん」とだけ頷くと、大輝の顔を見上げ、その眼を見つめた。

全体的に小柄なせいもあってか、桜は歳よりも幼く見える。
普段はその幼い顔立ちに活発な表情があるのだが、今は顔色悪く、生気のない表情があるだけだ。

「兄ちゃん・・」
弱々しい声でそう呼びかけながら、桜がその顔を大輝に近付けていく。
桜が何をしようとしているのか、それが分かっている大輝は慌てて、
「待ってろ、すぐ飯にしてやるから」
と立ち上がったが、それ以上は桜に抱きつかれ、動くことが出来なかった。

「もうご飯だけじゃだめだよ・・」
縋るように大輝に抱き付いた桜が、呼吸を乱した声で訴える。
「でもな、桜・・」
「お父さんかお母さんがいたから、我慢してきたんだよ。でも、もう無理だよ」
諭そうとする大輝の声に、桜が涙声で反論する。

そう話している途中でも、桜の状態が悪くなっているのは大輝にも分かった。
だから大輝も桜の方に向き直ると、
「いいんだな?」
と確認のように桜の眼を見ながら聞く。
それに桜は「うん」と返事をすると、眼を閉じて顔を上げる。

そして大輝はそんな桜に口づけをした。

598:吸精之鬼
12/01/14 13:28:04.78 3ruNtYcY
その口づけをしてすぐに桜の顔に血色が戻り、それまで弱々しかった大輝を抱き締める両腕にも力が入り始めてきた。

吸精之鬼
大輝も桜も詳しく分かってはいない。
ただ、桜がそうなったのだ、二人ともそう考えている。


始めて大輝がその事を知ったのは、大輝が12歳、桜が8歳の時だ。
何時もより体調を悪化させた桜は、入院した病院で殆ど意識が戻らない状態が続いており、大輝も付きっきりで看病する日が続いていた。
そんな中、一人の看護師が大輝に声をかけてきた。
「君はこの子の何?」
それまであまり見かけた記憶はなかったが、とても綺麗な女性だったというのは子供心に覚えている。

「兄ですけど」
大輝がそう答えると、その相手は一瞬、驚いたような顔をしたが、すぐに”そういう事もあるかも’と呟いてから真顔に戻り、大輝に向き合うと、一言、
「妹ちゃんを助けたい?」
と問いかける。
「助けたいです!」
そう答えた大輝の言葉は純粋で真っ直ぐなものだった。

その答えに満足したのか、看護師は何度となく頷くと、
「なら、妹ちゃんにキスしてあげなさい」
と真剣な顔で大輝に言う。
その言葉に当然、大輝は戸惑った。
それを兄弟でするものでない事も、女性にとってのファーストキスが大事な物になる事も分かっているからだ。

「妹を助けたくないの!」
行動しない大輝に、看護師から厳しい叱声が飛ぶ。
その言葉に大輝は決意を固める。
’駄目で元々、どっちにしろ、恨んでもいいから”
小声でそう桜に囁きかけながら、大輝は桜にキスをした。

少ししてから唇を離すと、そこには血色の良くなった桜の顔が、そして
「おにいちゃん」
と呼びかける桜の声が聞こえてきた。


599:吸精之鬼
12/01/14 13:28:57.05 3ruNtYcY
その後、大輝と桜は、桜がこうして精を注入されなければならない体になってしまった事を聞かされた。そしてそれが吸精之鬼だと思った。
その日から大輝が桜に定期的にキスをするようになった。


桜が元気になったのを見計らい、大輝は唇を話した。
「まだ足りないよ?」
大輝を抱き締める腕の力を弱める事なく、桜が不満を漏らす。

「ば、ばか!こういうのは普通は兄妹でするもんじゃねえだろ!」
大輝がそう言いながら桜から逃れようとするが、出来ない。
桜がより強く大輝を抱き締め、その身体を密着させる。

「私ね、兄ちゃん以外から吸えるように思えないし、そうしたいとも思えないんだよね」
あっけらかんと白い歯を見せながら桜が言う。
その口調に先程までの弱々しさはなく、明るくて生意気な何時もの口調に戻っていた。

「それにね、1ヶ月以上も我慢してたからたまってるんだ!」
「お前、さっきは足りないって言ってたろ!どっちなんだよ?」
大輝の言葉に桜は、「両方!」とだけ答えると、それ以上は何も言わず、強引に大輝にキスをした。

そのキスは先程までの口づけではなく、愛撫と呼ぶような激しいものだ。
それに大輝は懸命に堪える。
体中で感じる女になり始めた妹と、最悪の一線を越えないために。


「吸精之鬼は何人かは知ってるんだけど」
そう独り言を呟くのは、あの時の看護師、須藤理沙だ。
「でも身内に影響があった人はいなかったからなぁ」
吸精之鬼、それは自身の精を吸わせる事で女性を自分の奴隷にしてしまえう男を指す。
それが身内に影響を及ぼしたケースはない。
「ひょっとしてあの娘が望んだのかも」
しばらくはあの兄妹を観察するだけで暇潰しになる、
須藤理沙の顔に自然と笑顔がこぼれる。
ここ何十年か、退屈すぎたのだ。

600:吸精之鬼
12/01/14 13:32:02.53 3ruNtYcY
投下終了

久し振りの長編、更にゲーム機からなので色々とおかしな点もあるでしょうが、多目に見ていただけると有り難い。

601:名無しさん@ピンキー
12/01/14 13:51:52.03 abQMatIA
なんと…妹がサキュバス的な鬼になったのかと思いきや
鬼は兄の方だったとは…

602:名無しさん@ピンキー
12/01/14 18:08:40.60 tWnIa6cF
Gj!
妹は吸血鬼をイチャイチャする大義名文にしてるな

603:名無しさん@ピンキー
12/01/14 19:00:56.86 KmVYo6c0
gj。
この場合は兄が奴隷になってるな

604:名無しさん@ピンキー
12/01/14 19:44:08.27 tPzl/NHU
GJ!
こういう関係っていいよな

605:名無しさん@ピンキー
12/01/14 23:33:15.86 oU7shNRT
新年早々書き手だらけてんな
全員並べや、気合い入れてやるから

606:名無しさん@ピンキー
12/01/14 23:40:06.95 exIWPBpm
GJです。
泥棒猫が現れたらどうなるやら……。期待しています。

607:名無しさん@ピンキー
12/01/15 00:52:45.22 qPV2u+J3
投下します

608:人格転生
12/01/15 00:56:27.85 qPV2u+J3
「おい、由衣、起きろ、由衣」

いつものようにベッドの上にいる由衣を起こす俺。

「むにゃむにゃ、もう食べられないよ、お兄ちゃん…」

このアホ面で気持ちよさそうに寝ているのが我が妹、美里由衣(みさと ゆい)。
正真正銘のアホである。こんな奴と血がつながってるんだから恐ろしい。
何しろほうっておいたら、平気でこのまま夕方まで寝て、夕焼け空が暗くなるのを見ながら「おはよう、今日は曇りだね(笑)」だ。
その無駄につやのあるセミロングの黒髪を引っ張る。

「いたい…」

顔は整ってるのに髪型はまったく整ってない。変わらずほやけたツラで寝続ける。
神様も酷いと思う。俺が言うのもなんだがこいつは黙っていれば絶対にモテるはずだ。
整いかけのプロポーションも悪くない。
うちの家系の女はスタイルが抜群なので、まだ成長途中のこいつが成長しきったらどうなるかもある程度は予測できる。

でもなぁ…今度はほっぺたを引っ張る。

「い…ぃはいよ、ほにいひゃん…」

他が壊滅的すぎるもんなぁ…

「ぃたい、ひたい…」

勉強するときはこいつの周りのクラスメイトを気にしないといけない。
こいつがいるだけで周りの偏差値が5以上は下がる。
中学時代にこいつのせいで受験時のご学友たちが犠牲になるところだった。
俺がなんとかしないとヤバかったのでご学友を一人一人助けた。
正確には教師と一緒に教えた。危うく9割は受かる高校受験の確率を5割以下に下げるところだった。

運動するときは周りの視線を気にしなければならない。
こいつが動くだけで体育の授業が、血気盛んな祭りになる。
なにしろ無駄に身体能力が高い上にパフォーマンスだけ一流なのだ。
運動部のエース相手に挑発したり、相手チームを一人で相手にしたり、味方や男子を巻き込んで応援させたりしている。
おかげで体育教師に注意されるのはいつも俺だ。

料理するときは周りの火器をまっさきに気にしないといけない。
家が焼けて火災保険のお世話になるから。
この前もラーメンを作ろうとして警報装置を鳴らさせた。
たかがラーメンだぞ? 茹でて火を通すだけだぞ?
あのときほどカップ麺の素晴らしさを感じたことはない。
火を使わずに熱湯だけで作れるという偉大な発明に敬意を評した。
日本の技術万歳、と。まあこいつならカップ麺つくるのでも何かしらやらかしそうだが。

なにより、異性関係には特に気を付けなければならない。
なにしろこいつのことだ。男に声をかけられてホイホイついていって帰ってきたときには「初めてって意外と痛いんだね、てへ☆」とか言いかねない。
兄妹の俺にすら擦り寄ってきまくるのに、これが他の男だったら一発でこいつの貞操はなくなっているだろう。
友人にも異性関係のもの、交友関係、告白やラブレターなどの恋愛相談はすべて俺に報告して通すように言ってある。
今のこいつの処女を守っているのは俺の状態だ。はっきり言って全然嬉しくない。

さらに、いかなることが起きても駆けつけるため、こいつの携帯は子供用のGPS付きのものを持たせている。

とにかく歩くテロリスト女…こと由衣を起こすためにいつもの最終手段をつかうことにする。
騒音問題になりそうなくらいの目覚まし時計を多数、こいつの頭の周りに配置する。

俺が部屋を出て一階に降りると同時に大量の騒音と同時に『ぎゃ~~っ!!』という悲鳴が聞こえてきた。今日も平和だ。

609:人格転生2
12/01/15 00:59:42.19 qPV2u+J3
「おはよう! お兄ちゃん!」
「おはよう。ほら、ちゃんと服着ろ」
「うんうん」

いつものように二階から降りてきた平和ボケしたツラの由衣の着てるセーラー服を整える。
ついでにちゃんと寝癖でボサボサの髪も綺麗にツインテールにセットしてやる。
前はポニーテールだったんだが「ハゲるよ~」との訴えにより今の髪に落ち着いた。
三つ編みもしたことがあったのだが時間がかかり過ぎて遅刻して以来してない。

「はい、寝癖」
「うひひ」
「キモイ声を出すな」

脇腹にチョップを入れる。かなりキツめに。

「ぐえ」

それくらい自分でやれと言っててやらせてた時期もあったが、さすがに年頃の女子の中でも浮きまくった存在になって風紀問題になりかけたので、仕方なく俺がやってる。
外見だけ無駄に可愛いだけに、余計に教師からの苦情が俺に来るのだ。
つかそもそもなんで本人じゃなくて俺に来るんだと言いたい。
きっと教師も本人に任せている方が危険だと判断したのだろう。
こういうのは教師がちゃんと自主性を重んじて教育しないとダメだと思うんだが。
日本の教育問題は深刻だ。

「はい、顔」
「んぐ」

濡れタオルで顔を拭いてやる。
いや、わかってる。世話焼きすぎっだってことは。

「お兄ちゃん」
「ん?」
「いつもありがとね」
「そう思ってるんならちょっとは自分でもやってくれ」

満面の笑みで感謝する由衣。悪意がないのもタチが悪い。俺以外の男ならきっと騙されちゃんだろう。

「さ、飯食って学校行くぞ」
「うん、遅刻しないようにね」
「お前が言うな」
「えへへ」

頭の上に軽くツッコミを入れておいた。
なんだかんだで今日も遅刻スレスレに二人で登校することになった。



「おい、急ぐな!」
「お兄ちゃん、遅いよー」
「はぁ…はぁ…お、お前が速すぎるんだよ」

前述の通り由衣の足は速い。横の俺の息は上がっていた。

「それと、ちゃんと前向いて走れ!」

いつものように由衣の腕を掴んでスピードを落とさせようとする。

「きゃ!」「あ!」

腕をつかむ前に2つの悲鳴が交差した。

610:人格転生3 ◆qtuO1c2bJU
12/01/15 01:17:06.76 qPV2u+J3
見ると由衣と見慣れぬ女性が道路に腰を落としていた。

「すみません! 大丈夫ですか?」
「いたた…」

その女性は腰をさすりながら起きようとしていた。
謝りながら助けようと手をとった。

「うえーん。いたいよぅ…」

こっちは無視だな。

「あの、お怪我はありませんか?」

紳士的にその女性の手を取り体を起こす。

「ええ…はい…ありがとうございます」
「いえ、悪いのはこちらです」
「あちらの女の子は」
「あいつが悪いからあれでいいんです」

ひどいよぉという声が聞こえてくると同意に、その女性と目が合う。

「え!?」

思わず声をあげてしまった。
後ろにくくった髪。ポニーテールに少し前髪が額にかかっている。
ルックスは間違いなく美人に属するだろう。それもかなりのレベルだ。
でも、問題はそこじゃなくて…

「どうかしましたか?」

この人、見覚えがあるようなないような…いや、気のせいだろう。
でもなんか引っかかる。でも思い出せない変な感覚。まあいい。

「すいません。ちょっと知り合いに似てるかな~って」
「そうでしたか。まさか今、私口説かれちゃってたりします?」
「そんな滅相もありません。本当にこちらからぶつかってしまい申し訳ないです」

大げさに頭を下げる。

「こら。お前も来い!」

由衣を引っ張って来て無理に頭を下げさす。

「いたいよ~」
「あはは。お互い様ですし、いいんですよ。それよりこちらの地区で美里様というお宅はご存知ですか?」
「あの…も何も俺たちも苗字は美里ですが」
「え? もしかして美里良也さんと美里由衣さんでいらっしゃいますか?」
「そうですけど」
「失礼致します!」

あらら、物凄い勢いで商店街の方に駆けて行っちゃったよ。
いったいなんだったんだろう。

611: ◆qtuO1c2bJU
12/01/15 01:22:39.19 qPV2u+J3
とりあえず投下終了です。

このスレは初めてなのでよろしくお願いします。
他でならSS書いたことはありますが、オリジナルは初めてなので上手く続けられることを目標にします。

ここのSSもまだ読んで日が浅いですが、鉄板と呼ばれてるものは読みましたが最高に面白かったです。
とくにみゃー姉シリーズとかはお気に入りです。


612:名無しさん@ピンキー
12/01/15 04:40:46.61 cUeevZai
2連続新連載なんて・・・!

613:名無しさん@ピンキー
12/01/15 06:57:59.00 QO9hd4Hc
2つとも楽しみにしてます

614:名無しさん@ピンキー
12/01/15 07:10:35.79 q+iE7VTK
>>600
兄が鬼ってことは、他の女が出てくる展開も期待できるな。
そして妹も入れて三角関係とか!GJ

615:名無しさん@ピンキー
12/01/15 14:41:21.98 +Egl3fxl
両者ともGJ!
今年もいい年になりそうだ

616:名無しさん@ピンキー
12/01/15 14:42:51.07 s0XYKtH1
そういえばゲーム機で書いてるんだっけ?キーボード買ってあげたいなw

617:吸精之鬼
12/01/15 16:39:47.80 lG8lbEkO
人格転生、続きが楽しみです。

投下します。

618:吸精之鬼
12/01/15 16:40:39.53 lG8lbEkO
吸精之鬼、それが男女いずれに対する罰なのか、
長い時を生きる清水理沙にさえ、その答えは出ない。

吸精之鬼は、男が女に自らの精を与える事で、自身の所有物、奴隷と出来る人間の事だ。
それだけを考えれば、女に対する罰だと言える。
何せそうなった女は、他の人間を愛する事が出来なくなるのだ。
だが、もう一つ、別の事実がある。
吸精之鬼となった男は、女に対して自らの精を供給し続けなければならない。
精は必ずしも無限ではない。体力と同じで回復こそ可能なれど、限度がある。
それを越えた先に待つのは、死だけだ。

ただ一つ分かっている事、それはいずれの罰にせよ、そうなった者達が繰り広げる物語は、清水理沙にとって、喜劇だと言う事。

そして清水理沙は、その喜劇を盛り上げる為に長い年月を、それこそ清水理沙になる以前より、存在しているのだ。

619:吸精之鬼
12/01/15 16:42:01.40 lG8lbEkO
日曜、大輝と桜は久し振りに二人だけで出かけていた。
「デート!デート!」
と桜は浮かれているようだが、そんなに艶やかなものではなく、単に親戚への用事を頼まれていた大輝に、たまたま部活が休みだった桜が着いて来ただけで、大輝にとってみれば、余計な仕事と厄介者がセットだ。

「兄ちゃん兄ちゃん!コレ、可愛いよ、見て見て!」
桜は親戚に対する用事がある事など気にした様子なく、途中で通った商店街で、自分が気になった店に大輝を引っ張り込んでは、そうしてはしゃいだ。

あの日以来、桜の調子はその前より格段と良くなっていた。
キスをする度、精を注ぐほどに桜は元気になっていく。

「あのなぁ、福原の叔父さん家に届け物するために出てきたんだぞ?」
「だいじょーぶ!時間はタップリとあるんだから!」
呆れた声で窘める大輝に、桜が笑顔で答える。

確かに時間は十分にある。
とっとと用事を済ませるつもりでいた大輝は、朝早くに家を出たのだ。
それでも既に昼近くにはなっていた。
「いい加減急ぐぞ」
大輝がそう声をかけた時、桜はじっとある商品を見ていた。

大輝が近寄り、桜の視線の先にある商品を見る。
それは指輪だった。


620:吸精之鬼
12/01/15 16:43:04.17 lG8lbEkO
「兄ちゃん・・」
大輝の存在に気づいた桜が、懇願するような眼で大輝を見る。
大輝はそんな桜に呆れつつも、その指輪と値段を見る。
高校生である大輝から見ても、それほど高価な物ではない。

「にーちゃん!」
その言い方は本格的に何かをねだる時の言い方で、ついでに言えば、眼をウルウルさせている。
「はぁー」
そんな桜に大輝は溜め息を一つ大きくつくと、
「それ買ってやるから、とっとと行くぞ!」
と、口調を乱暴にしながら、そっぽを向いて言う。

なんだかんだと言った所で大輝は桜に甘い。
それと知られたくないのと、テレがあるだけだ。

「兄ちゃんありがとう!」
桜が大声で礼を言いながら、大輝に抱きつく。
「うわっ!ばか、離れろ!」
そんな慌てる大輝に関係なく、
「だぁいすきだよ、兄ちゃん!」
と、桜は満面の笑みで喜びの声をあげた。
そんな桜に、大輝の顔は真っ赤になっていた。

621:吸精之鬼
12/01/15 16:44:11.70 lG8lbEkO
昼飯を食べる為、二人はファミレスに寄っていた。
このままの時間で行くと、食事時に叔父の家に着いてしまい、それは迷惑ではないか、そう桜が主張したためだ。
赤の他人の家ではないし、そこまで気を遣う必要はないようにも大輝には思えたが、桜は”親しき仲にも礼儀ありだよ”と言って譲らない。
この叔父の家には、自分は何度となく訪れているものの、部活が忙しい桜は滅多に来る事がないので、その事で遠慮があるのかもしれない、そう考えた大輝はあっさりと桜の言葉に従った。

日曜の昼時なので、混んでる事もすぐに席に案内された。
近くにオープンしたばかりの別系列のファミレスがあり、そこが今、セールをやっている為か、思った以上に空席が目立つ。

「うーん、何にしようかなあ?パスタもいいけどハンバーグも捨て難いし、わふーを選んで大人な女ってイメージを兄ちゃんに植え付けるのもイイかも」
和風の何が大人なんだか良く分からなかったが、既にメニューを決めていた大輝は、メニュー表を見ながら色々と悩む桜の姿を、微笑ましく見守る。
そして散々悩んだ挙げ句、ようやく桜が、「きめた!」と声を上げる。そして、
「兄ちゃんと同じのにする!」
と、どうだと言わんばかりの声で宣言した。
「散々悩んで、それかよ・・」
「うん!やっぱりデートなんだから、恋人同士で同じ物を食べなきゃ!」
「あ、そう」
桜の妄言に色々と言いたい事もあったが、大輝はそれだけを言うと、店員を呼んだ。

暇なのか、店員はすぐに来た。
「ご注文はお決まりでしょうか?」
「チーズハンバーグのライス、サラダセット二つ」
「兄ちゃん兄ちゃん!」
事務的に聞く店員に大輝も事務的に返した時。桜が目を輝かせながら大輝に聞く。
「デザートも頼んでいい?」
「別に構わないよ」
「じゃあ、甘くて甘いストロベリーチョコパフェ一つ!」
大輝の返答を得るや、桜が勢い良く注文した。
”そんなんがたべたいのか”
びっくりしながら大輝が桜の顔を見ると、桜は嬉しそうに、
「へっへへ、兄ちゃんと来た時にコレを食べたかったんだ」
と、とびっきりの笑顔を見せる。
そして、なぜか店員も微笑ましそうな顔をしていた。


622:吸精之鬼
12/01/15 16:45:22.56 lG8lbEkO
注文を待つ間、大輝は桜にビニール袋を渡そうとした。
それは先程の店で買った指輪が入ってるものだ。
しかし、桜はそれを受け取ろうとしない。

「兄ちゃん、分かってないわね?」
誰かの真似してるのか、桜が急に足を組みながら大輝に言う。
「こういう物を渡すにはじょうきょおってものがあるのよ?」
懸命に大人びた口調で語る桜だったが、その年齢以上の童顔と声では、はっきりと似合わない。
「まだ若い若造の貴方には分からないかしら?」
妙に格好付けて言う桜、自分の言葉には気付いてない。
そんな桜に大輝も頭が痛くなる思いで、何も言う言葉がない。
「あたくし、御トイレに行ってきますので、その間に考えなさい」
そう言ってから席を建とうとして、ちょっとよろけた(自分が足を組んだのを忘れてた)桜に、大輝はもう、”せめて御手洗いだろう”としか突っ込みようがなかった。


トイレに行く、それは桜にとって口実だった。
本音は、今日一日、いや、今までずっと自分たちを見ている相手に一言、言ってやりたかったからだ。
幸い、店自体が空いているせいか、女子トイレには桜とその相手しかいない。

「ねえ、お姉さん、なにがしたいの?」
桜がその相手に問いかける。
正確に言うならば、その空間に声をかけた。
そこには誰もいない。桜にしても、女の気配を感じるだけだ。
第三者が見れば、桜が独り言を言ってるようにしか見えないだろう。
「ねえ、なんで何も答えないの?いるんだよね」
それでも桜が言葉を続ける。
「私は話をしたいだけだよ、何で出てこないの?」
桜のそんな声に、それまで空間であった場所が少しづつ歪んでいきながら、一人の女性を形作っていく。
そして、誰の目にもはっきりと分かる女性になったその姿は、
清水理沙、その人だった。

623:吸精之鬼
12/01/15 16:49:42.51 lG8lbEkO
投下終了です。

色々とルールがあるようですが、自分の後ならすぐにでも作品投下してもらって構いません。
投下ラッシュ大歓迎です。
ただその時、自分の作品にも感想は下さい。
ごめんなさい。

624:名無しさん@ピンキー
12/01/15 16:52:06.23 s0XYKtH1
素晴らしい投下速度だな!GJ!
完結してくれるとなお嬉しい

625:名無しさん@ピンキー
12/01/15 19:54:13.54 QO9hd4Hc
内容的に必然とキモウトになるわけか
これから期待

626:人格転生4 ◆qtuO1c2bJU
12/01/15 23:24:19.36 qPV2u+J3
「さっきの人、すごい綺麗だったね」
「ああ…だな…」
「鼻の下ビヨーン」

由衣が俺の唇を掴んで下に下げようとしてくる。

「痛いわっ!」

って、それより、なんで思い出せないんだろう。デジャブみたいな感覚なのだろか。あの人にあったって感覚がするだけっていう。

まさか…昨日爺ちゃんに聞いてた家政婦さんじゃないよな。
でも普通おばさんぐらいの人がくるもんだよな。
でも、やばい。あの爺ちゃんのことだから、あの人の感じなので怖い。
俺のこういうカンはよく当たる。既視感があるのも紹介の写真かなんかで見たからだろう。

うちの家は見ての通り一戸建てというより、自分で言うのもなんだが豪邸だ。
死んだ両親がITと商社のエリートだったからだ。今は爺ちゃんがあの家と資産を管理している。
このへんもいろいろと複雑なのでおいおい説明していこうと思う。

とにかく、うちの場合が場合だけに、もしあの人が家の家政婦になると困ったことになる。
とくに、こいつがいるだけに。俺は由衣を見つめる。

「やだ…お兄ちゃん…そんなに見つめられたら恥ずかしい…」

何も考えてないバカはほっとこう。

「学校行くぞ」
「待ってよぅ」



教室に入る。

「おはよう」
「おはようございまーす!」

なぜお前まで上級生のクラスにまでついてくるんだと、あえて由衣には突っ込まない。
いつものことだからだ。

「ああ、おはよう」

さらに、いつものように声をかけてくれる一名以外はスルー。
他のクラスメイトはおはようと小声で返すか無視だ。

俺みたいなシスコン野郎はお断りとでも言わんばかりなのだが、それは違う。原因は由衣だ。
そりゃそうだろう。自分の兄に付きまとい同級生はおろか上級生にも多大な迷惑をかけてる奴だからだ。
例えば球技のイベントで、うちのクラスにいるバスケ部のエース相手に一人で61点取ってチームを優勝させるくらい目立てば、嫌でもそういう視線にもなる。ちなみにあの試合はヤバかった。
ソフトボール大会では上級生のエースを全打席ランニングホームラン。

さらに全学年の男子生徒の告白を「あたしブラコンだから無理」というふざけた断り方で振ったりしていたのも原因だ。

一時はそれで由衣がいじめられそうに、というより、いじめてきた相手に危害が及びそうだったので、以降は俺を通して告白などの面倒事を処理している。
運動神経が良すぎるというのも考えものだ。他はからっきしなのに。さらに天然。

だからなのかこいつは全然周りを気にした素振りをみせない。

627:人格転生5 ◆qtuO1c2bJU
12/01/15 23:28:06.16 qPV2u+J3
一部の由衣に、というより俺に友好的な女友達に助けてもらってる形だ。
きちんと返事をしてくれる学級委員の姫乃愛理(ひめの あいり)も数少ない友人だ。
ストレートの髪に身嗜みに歪みがなく優雅な姿勢と物腰。
相変わらずお嬢様特有の優雅な気配が伝わってくる。
そういやこいつも変わってるんだよな。人のこと言えないけど。

「今日も元気でなによりだな。美里兄妹」
「まあな」
「元気だよ~で、聞いてよ…あのね…今日ね、お兄ちゃんがね…」
「だが今度からはもう少し早めに登校することだな。二人共、もう少し時間に余裕を持ったほうがいい」
「ああ、今朝ちょっとあってな」
「でね…お兄ちゃんってば鼻の下伸ばしてさ…」
「何があったんだ?」
「由衣が通りすがりの人とぶつかってさ」
「すごく綺麗な人だったんだよ~でお兄ちゃんったら」

微妙にズレてる俺たちの会話。人の会話中に入ってくるのもやめて欲しいが言っても聞かない。

「なるほど。由衣君が通りすがりの綺麗なお姉さんとぶつかったんだな。で良也君がデレデレしていたと」
「うん! そうそう!」

あっさりと理解してしまう愛理も凄いと思う。しかも手の方は日直の仕事もこなしながら。
さすがハードボイルド口調の委員長。将来は探偵かなんかになればいいと思う。

「それはそうと、結衣君」
「え、なになに?」
「紗月が来てるぞ」

廊下を見ると由衣と同級生のスカーフをした女の子がいた。
姫乃さつき(ひめの さつき)は160cmの由衣より小柄で150前後くらいのちっちゃい子だ。
本人はそのことを気にしているのでちっちゃい子という紹介は失礼かも知れない。
ちなみに委員長の愛理とは苗字が一緒だが、従姉妹で姉妹ではないらしい。

「あ、先輩、愛理さ…愛理先輩、おはようございます」
「ああ、おはよう、さつきちゃん」
「おはよう、サツキ」

さっき、口ごもったけど、さつきちゃんって、ときどき愛理様って呼ぶ時あるんだよな。
最初は百合百合な関係かとドキドキしてしまったが、何を考えてるか愛理に一発で当てられてこっちが顔を赤くしたこともある。
まあ、お嬢様同士の付き合いもいろいろあるらしい。

「由衣ちゃん、行こ」
「うん! さっちん!」

しかもこの二人仲がいい。
本当にさつきちゃんにはお世話になっている。
俺がいない間、学校で由衣の面倒を見てるのは実質さつきちゃんだからな。
さつきちゃんのおかげで、由衣は自分のクラスでこのクラスで浴びるような冷たい視線を浴びずにすんでいる。
由衣の情報は全部さつきちゃんからのものだ。
さらには頭は弱いが運動神経抜群の憎めない子という地位を確立してくれている。
どんだけいい子なんだよ。涙出てきた。

「それでは失礼します」
「ああ、由衣を頼む、さつきちゃん、君しかいないんだ」
「あの、なんで泣いてるんですか?」

俺はさつきちゃんと由衣を見送った。

「良也君も大変だな」
「まあな」

628:人格転生 ◆qtuO1c2bJU
12/01/15 23:30:54.90 qPV2u+J3
投下終了です。とりあえず今日はこれくらいだと思います。

吸精之鬼読んでます。一緒に頑張って行きましょう。

629:名無しさん@ピンキー
12/01/15 23:48:26.88 Bv6hXBiD
>>623
>>628
両方GJ!
新作が二本も来て嬉しいよ

630:名無しさん@ピンキー
12/01/16 00:04:18.67 P4A5CJDG
>>628
投下速度早すぎワロタw


なんだかんだ今年もキモウトスレは大丈夫そうだな

631:名無しさん@ピンキー
12/01/16 00:55:53.34 ZCmOpbaz
おぉ、早いなwGJ!

632:名無しさん@ピンキー
12/01/16 01:04:41.91 PRmEDkAf
二作品ともGJ!!
今後が楽しみ

633:名無しさん@ピンキー
12/01/16 01:07:46.45 wsTJok+t
そろそろセンター試験の出来が悪かった兄弟を慰める姉妹のSSが投下されるはずだ!

634:名無しさん@ピンキー
12/01/16 04:20:51.49 Uvtfst8v
>>633
こっそり小ネタ投下
姉モノだよ!

不意にコトッという音を立てて置かれたホットミルクで満たされたマグカップに驚き、顔をあげる。
そこには優しげな微笑みを浮かべた姉の顔があった。
「カズくん、あんまり気を落とさないで」
そう言いながら、姉が手を俺の肩に置く。
俺はついに耐えきれなくなり、姉に縋りつき泣いた。
「優姉さんにあんなに.....あんなに、勉強みてもらったのに.....、それなのに俺.....あんなつまらないケアレスミスして.....」
「いいんだよカズくん、私が好きでやった事だし。それに今回の結果で志望校が無理なら留年したって良いんだよ?」
そう言いながら、優しく慈しむように俺を抱きしめながら頭を撫でる姉に、歯止めが効かなくなった俺は、それから約30分姉の胸でひとしきり泣いた。
「そろそろ落ち着いた?」
そう心配そうに姉が囁く。
俺は小さく頷いて、目尻の涙を拭う。
「みっともないとこ見せてゴメン。でも、もう大丈夫だから.....ありがとう」
照れ隠しに、俺が俯いたままそう告げると、姉は屈託のない笑顔を浮かべた。
「よかった。あっ、ホットミルク冷めちゃったね、温め直してくるよ」


635:名無しさん@ピンキー
12/01/16 04:48:38.96 Uvtfst8v
そう言ってマグカップを持って立ち上がる姉を引き留める。
「そのままで良いよ、俺猫舌だし」
そう言って、マグカップを受け取って冷めたミルクを一気に飲み干す。
すると視界がグニャリと歪み、体の力が抜けていく。
そのままソファに倒れ込み、意識を失う瞬間、今まで見たことのない妖艶な笑みを浮かべた姉が見えた気がした。

以上、PSPから失礼

636:吸精之鬼
12/01/16 11:53:14.52 ew+5bN5Q
続き、ありますよね?

投下します。


637:吸精之鬼
12/01/16 11:54:28.42 ew+5bN5Q
吸精之鬼、それは吸精之鬼の血を引く者がそうなる訳ではない。
吸精之鬼は一代限り、その能力を子孫が受け継ぐ事はない。
異能者の血と妖の血、その異なる二つの血が混じり合った時、吸精之鬼は誕生するのだ。

その理由については詳しく分かっていない。
薄れ消えゆくだけの双方の血が、それを途絶えさせない為なのか、それとも・・。

その理由はともかくとし、父方である大野の家は異能者の血を持ち、母方である福原の家は妖の血を受け継いでいた。
そしてその結果、長男である大輝が吸精之鬼として覚醒した。

ならば、同じ血を持つ妹の桜はどうなのだ。
同じ両親の元に生まれた妹、

女が吸精之鬼となる事はない。
女では精を与える方法が貧弱すぎるから。

今まで清水理沙は、吸精之鬼と成り得る血を持った女は、吸精之鬼に対する抵抗力があるものだとばかり考えていた。

だがそれは大きな誤りであった。



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