少女・女性が化物に捕食されちゃうスレ6at EROPARO
少女・女性が化物に捕食されちゃうスレ6 - 暇つぶし2ch459:風神レイン ◆AmrxKrymxGfh
13/02/16 02:45:43.50 NYa9K9dq
投下するよー
鰐αとかなり似てるけど

460:風神レイン ◆AmrxKrymxGfh
13/02/16 02:46:15.67 NYa9K9dq
 事の発端はといえば脱走したペットの鰐から始まるものであろう。
 ずっと美味い餌をたんと貰ってでっぷり太っていた最初のイリエワニ―後の鰐族の族長になるのだが―はある日、突然日光浴の時間に飼い主の追っ手を振り切った。
 壊れないだろうと思われていた鉄の柵を強力な顎の力で噛み砕き、脱走ざまに飼い主の娘をパクリと平らげて逃げていった。

 だが、あろう事か飼い主はこの事の露見を恐れ誰にもこの事件を伝えなかった。
 飼育が禁止されているイリエワニを飼っていた事の他にもいろいろと知られてはまずいことがあったのか、娘は行方不明になった事にしてそのままにしてしまった。
 そして一人でイリエワニを探し、捕えようと思っていたのだ。

 どうせ餌もないのだから、絶対に帰ってくるだろう、という気持ちもあった。
 また、ワニが逃げた経験などない彼はこれから起こるであろう事が全て想定外だったというのもあった。

 なんにせよ、彼は食欲旺盛で肉を求める鬼である、イリエワニを野放しにしてしまったのである。

 そしてこの前置きを元に、人類の歴史から見てもとても強大な悲劇が巻き起こる。
 それは、最初は小さな小川の橋の下から始まった―。

461:風神レイン ◆AmrxKrymxGfh
13/02/16 02:46:47.85 NYa9K9dq
 小学校の通学路にもなっている田園風景の中に見える小さな小川と、そこに架かる橋があった。
 昔から子供たちがザリガニ取りをして遊んでいたりしていた、彼らのもっとも身近な水のある場所だった。
 今日という日も小学生とおぼわしき人影が数人見られた。

「見て見てー!!いっぱいカエルさん取れたよー!」

 一人の六、七歳の女子小学生がこう言うと、周りにいた数人の同学年ほどの女子小学生もそこに集う。
 カエルに抵抗がないのはさすが田舎の女児といったところであろうか。

 だが、その次の瞬間その少女は一片の食料となる。
 いきなり、何の前置きもなくワニの食料センサーが少女を捕えた。
 栄養価の高そうな、美味しそうな、口どけのよさそうな、柔らかそうな……などの基準で少女が狙われたのだ。

 ガバッ!という音とともに少女の頭はワニの舌にくるめられた。
 突如のことで唖然としている少女を、ワニの喉は強引に顫動し食道へと胃へと送り込む。
 そして口を上に上げて痙攣させ、重力を使って少女のまだ発達していない胸までを呑み込む。

 ワニの口からは少女の美しい穢れのない肌色のお尻とそこから分かれる二本の足が覗いていた。
 とっさの判断で少女はその美しい足をばたつかせ少しでも脱出しようと試みるが、既にヘソ辺りまで舌にくるまれている少女が足をばたつかせてもより奥に入るだけであった。
 ワニは器用に舌を使い、少女のズボンとパンツを脱がし、少しでも消化しやすいように、栄養になりやすいように加工する。
 服が橋の上に舞う。そしてワニはあっという間に少女の足の先までその口の中に収め、満足げに口を閉じると胃の中でもがく少女を感じていたのだった。

 そこでようやく少女を取り巻いていた数人が我に帰る。
 あっという間のことで何がなんだか判らなかったものの、なんとなく理解できる。
 今ここにいることが危険なことも、そして彼女は食べられてしまっていずれうんことなって排泄されるという事も。

462:風神レイン ◆AmrxKrymxGfh
13/02/16 02:47:48.42 NYa9K9dq
 まず、一目散に一人が逃げ出した。
 ワニのディナーになどなってたまるかと逃げ出そうとした。
 しかしそれは間に合わなかった。

 今度はさっきと対照的に足から少女は食べられた。
 岸辺に手をつき、絶対に食べられてたまるかと踏ん張って見せるもののワニの舌の力にはかなわず少しずつ後退していく。
 下半身が唾液塗れになった所で少女は「やだよぅ……食べられたくない」と言おうとし、しかし言い終える前に全身が唾液につかることとなった。
 あっという間にワニの腹のうちに収められたその二人目の少女は胃の中で最初の少女とぶつかり合い、しかしそれがいい胃の刺激となりより多い量の胃液が分泌された。

 だがワニの胃袋はこんなものでは収まらない。
 毎日飼い主から大量のエサを与えられて育ったとても太っているワニである。
 全長13mはあろうかというその巨体の中に小さくて美味しい女子小学生が二人はいったところでいまだ前菜にも過ぎない。

 ワニは残り三人となった少女たちをねめつける。
 誰もが同じような体系をしていて胸がない分一人一人の量は少ないが、しかし三人も食えば十分であろう、と今晩のディナーの品定めをする。
 三人は目の前で二人も瞬く間に食べられたのを見たせいかまったく動くことが出来ず、ワニは正にスーパーマーケットで品定めしているも当然であった。

 一つ決断をするとワニは三人に抱きかかる。
 ワニは思いのほか軽々と三人を抱きかかえたまま小川に入ると、そのまま小川の上流のほうに泳いでいく。
 三人の少女は気絶し、ワニは舌なめずりをし、そしてワニの腹の中では二人の少女が暴れて、しかしその衝撃も胃の壁に吸収され、そのショックで胃液が分泌され、消化されていたのだ。
 少女たちは今、着々とワニの栄養分となりウンコになる、そんな準備をしていたのだ……。

463:風神レイン ◆AmrxKrymxGfh
13/02/16 02:48:48.86 NYa9K9dq
 小川の上流に、ワニの隠れ家はあった。
 ゴツゴツした岩がたくさん散らばっている中、一部だけ整えられている場所がある。
 そこでワニは寝るのである、おつまみを頬張りながら。

 三人の少女たちの目が覚めたとき、ワニの体内では既に二人の少女は生きながら溶かされつつあり、そしてワニはいなかった。
 どこにいったのだろう、とそんな事を言っている暇はない。三人は一目散に逃げようと下流に降り立った。
 厳しい川の流れを乗り越え、丘を越えると……。

 そこには、「なんでここにいるのだ」といった顔をしたワニがいた。
 あまりにも厳しい現実で、激しい偶然だった。
 三人はとっさに食われると思ったがそんな事はなく、ただまたもとの場所に戻されたのだ。

 三人の少女は壁に立たされた。
 キッチンのようなものを意識しているのか、調理テーブルのような岩が置いてある。
 ワニはまず少女の身包みを剥ぎ取った。少女はもちろん抵抗するがそんな抵抗もワニの馬鹿力の前では無力であった。

 三人が生まれたままの姿になると今度はワニは少女を石で出来た皿の様な場所に無造作に入れた。
 ワニはどこからか持ってきた木の実の汁を、思いっきり少女たちにぶちまけた。
 淡い葡萄のような酸っぱい匂いとともに、少女たち三人は「自分たちがブドウと同じ食料」と見られていることに反抗する。

 ワニは少女のうち一人を選ぶとそれをまたもや丸呑みにした。
 ブドウの潤滑油がよかったのかスルリとワニの喉を通っていく女友達の姿を、後の二人の少女は見るほかなかった。
 ワニは「味付けはこれでいいな」という感想の元なのか、かったるそうな姿勢に戻った。
 今から二人の少女は寝る前のオツマミとされるのだ。

464:風神レイン ◆AmrxKrymxGfh
13/02/16 02:49:31.19 NYa9K9dq
 いい月が出ていた。
 この情報化社会において、おそらく生き残った二人と、既に腹の中でこなされている真っ最中の三人は捜索願でも出されているのであろうか。
 二人の少女は「誰か、助けに来てください」との思いで必死だった。このままでは二人の少女は二人とも「ぶどう味少女」というオツマミとして呑まれ、ウンコになってしまうのだ。

 ワニは月を見上げながら一人のほうの少女を頭から飲み込んだ。
 涙が止まらないらしい頭をカプリとさも大事そうに甘噛みすると月に掲げるように少女を上に上げ、そして口腔内に収める。
 染み付いているブドウの紫が元来のピンク色の美しいお尻を引き立たせ、ブドウの香りがする美しく伸びた足もまた呑まれようとしていた。
 そしてそのまま胃の中まで送り届けるのかと思いきや、ワニは少女の全体が口の中に入ったところで口を閉じてそのまま舌でもてあそび始めた。

 器用な舌が少女の未発達で未開拓な膣や乳、口や耳の中に熱くてネバネバした唾液を流し込む。
 唾液もまた、立派な消化液である。少女はその不快感から「早く呑み込んで欲しいよぅ……」と叫んだが、それはワニの口に挟まれて外には聞こえなかった。
 舌はいつまでもかき混ぜるように少女を弄んだ。嫌がる少女は暴れるが、しかしそんな暴れてもワニの屈強な体に傷一つつかないのだ。

 ワニは「美味しくて幸せだ」といった済ました顔をしていまだ少女をかき混ぜる。
 舌の上には少女の汗や涙、また別な汁などが零れ落ちそれがまた素晴らしい味と食感を生み出していた。
 少女はザラザラしたワニの舌で全身を舐め回され、また唾液を体中につけられ、もはや気が気でなかった。

 少女が解放され胃の中という地獄に落とされるのは十五分も後であった。
 それまでずっと少女は舐めまわせられつづけていたのだ。少女はもはやどこまでも美味しい汁を出す極上の食材であった。
 少女が胃の中に入ったとき既に他の既に溶かされていた少女たちはドロドロで内臓などが露呈して、なんともグロテスクであった。
 しかしその内臓すらも新入りの少女を歓迎するかのように纏わりつき、そして少女もいずれ溶かされドロドロになり胆液をかけられ茶色いウンコへとなるのだ。

 ワニはその食べ物をペロリと平らげた後、後一人残った極上の食材に目を向けた。
 緊張から来る冷や汗すらも美味しい味のハーモニーを作り出す……。
 「中々いい味を出しそうだな」そうワニは思い、今度は足からでも頭からでもなくⅤ字にお尻の部分で曲げて、お尻の部分から丸呑みにする。

465:風神レイン ◆AmrxKrymxGfh
13/02/16 02:50:16.78 NYa9K9dq
 とても奇妙な光景であった。
 お尻で180°に曲げられ胸と足がくっついた体制の美少女が大口を開けて喰らいつかんとするワニの口の中にスッポリ入っていく。
 少女は体が柔らかいわけではないらしく「イタタタタタ!!痛い!!痛いって!!」などと叫んでいるがワニの顎の力にはかなわず、そのまま喉の奥にスライドしていく。
 顔と足両方がワニの大口からのぞき、正に「助けて」といっているようだった。

 そして、助けの手は確かに今現れたのだった。

「見つけたわ!!」

 その助けの手は、右手だった。どこで手に入れたのか銃を持っている。
 そして、「実の妹」が食べられかかっているところを瞬間で把握し、ワニに連射する。

 バチンバチンバチン!!という激しい反射音がしたかと思うとワニの動きが止まった。
 今正に舐めまわしてやろうという舌の動きが止まる。弾丸が当たったところからワニの鮮血が吹き出た。
 ボロッと少女はワニの口から零れ落ちた。不自然な体形は自然な体形に直る。

「お姉ちゃん!!!!」

「大丈夫!?」

 お姉ちゃんと呼ばれた銃を持った少女も、妹と違うのはおっぱいのサイズぐらいで瓜二つの美人であった。
 小5、6ぐらいであろうか?その年齢には不釣合いのおっぱいの大きさと拳銃を持つほどの行動力が特徴的であった。

 そしてそのお姉ちゃんに全裸の妹は抱きかかる。
 長い長い抱擁だった。妹の体中についたワニの唾液にも気をかけずに。

466:風神レイン ◆AmrxKrymxGfh
13/02/16 02:50:48.90 NYa9K9dq
「遊びに行くって言った他の子たちは?」

 お姉ちゃんの問いに少女は無言でワニの方向をさした。
 センセンと流れる大量の血液から見るに、どうやら死んでいるように見えた。

 お姉ちゃんはその行動力を持ってしてワニの口をかぱーっと開けると中を覗き込んだ。
 ワニの瞳孔は生きていない。これは死んでいると見てもいいだろう。

「お姉ちゃん危ない」

「うーん……もしかして結構奥まで入っちゃってるのかなあ」

 そういってワニの口の中に首を突っ込んだ瞬間。
 バクリ!!という音と共にお姉ちゃんの首から上は舌に巻き取られた。
 瞬時に唯一の武器である拳銃を取ろうとするがその手が拳銃に届くより先にワニはお姉ちゃんを上に掲げた。
 重力によってズルズル落ちていくお姉ちゃん。拳銃は岩場にカシンッといって落ちた。

「お姉ちゃん!!!!!」

 後世で、美少女を食べるのを生業とするワニはこの時こう思うと言う。
 「重力に任せて美少女のほうから体内に入ってくれる時、おっぱいの膨らみで入るのが阻害される、この時が一番達成感がある」と。
 ワニは口の中でお姉ちゃんの顔を舌で巻き取り思いっきり引きずり込み、大きなお姉ちゃんのおっぱいを強引に口の中に入れた。
 他の、これまでの少女より幾倍も大人びたフォルムでエロさを感じる美しいお尻と細長い足がワニの口から出て揺れる。
 そして、お姉ちゃんはワニの口の中に納められた。

467:風神レイン ◆AmrxKrymxGfh
13/02/16 02:51:27.37 NYa9K9dq
 ワニの口の中で舌に転がされているのは今お姉ちゃんであった。
 ワニは舌の先を膣、そしてこれまでの少女とは違う、遊びがいがある巨大なおっぱい、そして口などに当てて、そのたびにお姉ちゃんは声を上げた。
 このお姉ちゃんはこの時一番美味しい少女だったと、このワニは言う。

 ワニは唾液塗れになったお姉ちゃんをいったん吐き出した。
 唾液の水溜りが周りに出来るほど唾液と一体化していたお姉ちゃんはそのショックと体中の電撃が走るような感覚で動けなかった。

 そしてワニは圧倒的な速さで妹の方を捕える。
 妹と姉を同じ場所に横たわらせ、「姉妹美少女うっすらブドウ味」の完成である。

 ワニは器用に手足や舌を使って姉の服を全て剥ぎ取った。
 美しい魅惑のボディが露となる。美しい乳首とさっきは見えなかったピンクの、毛がはえはじめのおまんこ。
 全て、今からワニの体内に納められるものなのである。ワニはよだれをたらし舌なめずりをする。

 ワニは姉妹を同時に先ほどのV字型に加工して、そして丸呑みにした。
 そしてやはりディナーらしく口の中で弄ばれて、もう使えないものは胃の中にポイ、されるのだ。
 妹は胸がない分、先に胃の奥底に運ばれていった。

 そしてお姉ちゃんのほうは全裸となってまだ成長の余地を残した美しいボディに唾液を塗りたくられる。
 お姉ちゃんをさまざまな感情が走る。「向こう見ず」「猪突猛進」「屈辱」「今食べられているという事実」……。
 ワニは最初から無傷であったし、死んだふりもお手の物だったようだ。暖かい粘り気のある唾液が肩にかかる。
 おっぱいとおっぱいの谷間にも唾液を孕んだ舌が通過する。体中がネバネバする。

 だが、ワニももう十分堪能したのだろうか。はたまた飽きたのだろうか。
 喉の顫動運動でお姉ちゃんのボディを胃の墓場に運んでいくのであった……。

468:風神レイン ◆AmrxKrymxGfh
13/02/16 02:52:05.78 NYa9K9dq
 胃の中で六人は完膚なきまでに消化液で溶かされた。
 大腸につくころには既に固体とはいえないまでビシャビシャになっていたし、お姉ちゃんのおっぱいももはや判らなかった。
 そして胆汁や膵液がかかり、より人間からは離れていく。ワニの消化器官はとても強い物である。

 やがて小腸につくころには六人はおなじみの茶色い異臭を放つ物体となっていた。
 六人はもはや一体化し、ワニの体の中の一部を満たす茶色いウンコとして出される用意をしていた。
 だがウンコの中の一部には消化不良で残った髪の毛や肌などが残っていて、かろうじて人間かと思われた。

 六人は肛門に貯まる。
 一週間ほど経っただろうか。ようやく彼女たちの「外に出たい」という願いは果たされるのである。

 ブリブリブリィ……。
 やけに整った排泄所に出されているのは六人である。

 一週間の体内の旅を終えて。
 久方ぶりに見る光景はこれまでのそれとは一味違った。

「助けて!!」

 悲鳴が響く。食料として烙印を押された、どこで捕まえられたのかも判らない哀れな少女の。
 自分を食べたワニだけではなく数体の固体がいる。
 今だ知能はそれほど高いわけでもなく、ようやく縄を覚えたのか新しく体内に入るであろう順番待ちの少女たちは縄に繋がれていた。

 そこは小さな牢獄。
 そして、やがてあがむ事になろう、ワニの帝国の始まりであった。



捕食レイン 第一部 完

469:名無しさん@ピンキー
13/02/16 02:57:10.03 I/aJlcZt
うーん、いいね。
吸収好きにはウンコ表現はひっかかるものがあるがそれでも良かった!

470:名無しさん@ピンキー
13/02/18 18:02:11.99 mySvoJKg
グロ派だけど楽しめたよ
ワニの幼女偏食がフェチくてよかった
お餅帰ってゆっくり食べるのもいい

471:名無しさん@ピンキー
13/02/19 01:32:42.83 t2APPH9c
お餅帰る?
えっ

472:名無しさん@ピンキー
13/02/19 14:14:46.21 BcVBqjaE
まぁ好き嫌いの分かれる表現だとは分かってるけど
排泄物化ってなかなか作品がなくて貴重だから
個人的にはこれからも続けていってほしいなあと思った

473:名無しさん@ピンキー
13/02/20 08:24:23.67 PUR44uPA
>>471
店員「お持ち帰りでよろしいでしょうか?」
客「お餅?」
店員「えっ」
客「えっ」

を思い出した

474:名無しさん@ピンキー
13/02/23 07:27:55.85 2xXYAlz9
>>459
GJ!!

475:名無しさん@ピンキー
13/03/09 00:31:23.17 dZDtmr30
真っ白な部屋の中にいた

何もない部屋には、俺だけがいた。

壁はあるが、天井はなく、見上げたら空があった
その空に昇っていく男女の姿があった。
男の方がこっちを振り返る
「お前が跡継ぎか。少し驚くかもしれないが、悪いもんじゃないぜ。ま、後はよろしくな」

そう言い残すとふたたび空へ向き直し、見えなくなるまで昇って行った。

何の跡継ぎだ?ここで何を継ぐんだ?

そして…


目を覚ます

不思議な夢だった。
見回すといつも通りの俺の部屋だった。

昨夜の騒乱の後を残す放り出されたクッションや飲みかけのグラスが目に留まる
ああ、そうだ。昨日は…

「あたしのこと、本当に好きなの?」
恵美にそう言われて、俺は驚いた。
たしかに最近仕事が忙しくてあまり構ってやれていない。
しかし、そういうことを言ってるわけではないようだ
昨日はいつもより妙に積極的だった恵美は初めて俺の部屋へあがりこんだ。
そして、グラスを傾けた後、ふと目にとまった時計を見て
「終電、大丈夫か?送ってやろうか?」
それから一転、真っ赤になった恵美は取りつく島もないほどに怒り、あの一言を残して帰ってしまった。

何に怒っているのか?
これから彼女に何か言うべきなのか?
謝るべきなのか?だとしたら何に?

起き抜けの頭が昨日の騒乱の収拾に動き出した頃、頭の中で、不思議な声が聞こえた
「何をしている。早くあそこへ行くんだ。時間はないぞ」
どこかで聞いたような声とともに、激しい頭痛が響く。
なぜか、それを皮切りに俺の意識に叫びかけるものがいた
ココハオレノイルベキバショジャナイ

476:名無しさん@ピンキー
13/03/09 00:31:53.02 dZDtmr30
そこからは、急だった。

何かにせかされるように俺は身一つで部屋を出て、駅へ向かった
そこから向かったのは、行ったこともない町
そこで降りた俺は、フラフラと港へでて、船に乗った
船の行き先を見ることもなく。

船は島へつき、そのまま俺は山へ歩いて行った

途中、買ってあったドリンクを飲む
部屋を出てからずっと、妙にのどが渇くのだ
そして、腹が減って仕方なかった
店の人が驚くほど買った弁当や菓子類が気が付いたらほとんどなくなっていた

そして、焦点の定まらない目でたどりついたのは山頂の大きな建物

そこに入ると、誰もが俺を見咎めることなく建物へ招き入れた
嫌に丁寧に。
いや、崇めるような目線で。

俺は、招かれるまま部屋へ引き入れられた。
疲れた…

豪華な飾り付けがされた広い部屋に俺は倒れこんだ。
服はいつの間にか脱いでいたようだが、いつ服を脱いだかすら記憶になかった

俺の意識はそのまま眠りの海へ沈んでいった。

477:名無しさん@ピンキー
13/03/09 00:32:39.83 dZDtmr30
また、あの部屋にいた
俺はただ一人だった

ここで、何をするのか?

腹が減っていた。

無性に腹が減って仕方なかった。

目が覚めた

まず覚えたのが体の違和感だった。
手足の感覚がない

腹ばいをしている感覚

起き上がろうとしても起きられない

体をよじるようにして動いてみる

ドシン!

大きな音が響く
まるで重量物を壁にたたき付けたような
そして、体の一部に衝撃が伝わる
俺の体が出した音なのか?

わからないことだらけな中で、視界に入ったのは変な服を着た男だった
「お待ちしておりました。崇神様」
なんだ?崇神様って?
何かを尋ねようと口を動かすが、声にならない
「こちらへお越しになってから3日間お眠りになっておりました。
その間に先代様にも劣らぬ見事な崇神様になられたようでお喜び申し上げます。
さ、どうぞ。神々しいお姿をご確認ください」
差し出された鏡に映った姿を見た俺は気を失い、その場に倒れた。

そこに映っていたのは金色に輝く巨大な蛇そのものだった。

478:名無しさん@ピンキー
13/03/09 00:33:21.99 dZDtmr30
再び意識を取り戻す。
あの男はもういない。

俺は崇神様と称する巨大な蛇になってしまった。
この姿では外に出ることはできない。
出てしまっても人間扱いされるはずがない。
どうすればいいのだ?

混乱する俺の意識を支配するもう一つの感情
腹が減った
体が変化したせいか、それともこの体がもともと燃費が悪いせいなのかとにかく腹が減って仕方なかった
しかし、頭に浮かぶのは今まで俺が食べてきたいろんな食べ物ではなかった
その代わりに、もやもやした不思議な想念が浮かんでいた。
しかし、その想念を俺ののこっていた人間の理性が必死に阻んでいた

不思議な想念が浮かんでは消え、浮かんでは消える

どれくらいそれを繰り返したろうか…

あの男がやってきた

「これより、崇神様お就きの儀式がございます。申し訳ありませんがご足労願います」
そういってドアを開けて俺を導く。

特に何をするでもないし、何をすべきかすらわからない俺は、慣れない蛇の体を引きずりながら部屋を出た

長い廊下を通って、ドアの向こうには

大きな祭壇があった

そして、眼下には多くの人の姿
彼らは不思議な祈りを俺に捧げている

479:名無しさん@ピンキー
13/03/09 00:33:53.10 dZDtmr30
なんとなく、俺の位置が分かった

彼らの信仰する宗教の崇めるご神体というのが崇神様、つまり俺だということだ。
なぜ俺がそんなものになったのかはわからない。
もちろん、この後俺が何をするのかも

ただ、ひたすら腹が減っていた。

わけのわからない儀式が俺を無視して祭壇の前で行われている。
儀式が進むたびに群集の興奮も上がっているようだ

そして…

「これより崇神様に初めての生贄を召し上がっていただきます」
生贄?
そういわれて、祭壇に運ばれたのは全裸の娘だった
娘は祭壇に乗せられる。
その姿を見た俺の意識に、あの想念が浮かんだ
「ウマソウ…食ベタイ」

娘を目にしてから、その想念は防ぎようもなく拡大していた
その想念の拡大に混乱している俺の目の前で、さらに信じられない景色が進行していた
娘を数人の信者の男が輪姦していったのだ
恐怖に怯えつつも、娘は動くことも逃げることもなく男たちに犯されるままになっていた。
娘の股間から破瓜のそれと思しき出血が見える
娘は少しずつ恐怖の中に女性の快感を擦り込まれていく
そして、全員に犯された後、残ったのは放心状態で股間から精液を垂れ流し、全身精液まみれにされた無残な姿だった。

信者たちは娘を祭壇から俺の目の前に移す

480:名無しさん@ピンキー
13/03/09 00:34:27.85 dZDtmr30
娘は、弱弱しい視線を俺に向ける

ナントウマソウナ ムスメダ

そう思った一瞬後のことだった
俺の口の中から大きな舌が伸び、娘を口の中へ飲み込んだ
そして、娘の体は抵抗なく喉を通っていく。

俺は、あの娘を飲み込んだ?

のど越しに、娘の弾力のある肉感、すべすべの肌の感覚、
そして、たれ流れた愛液からにじみ出る女性の臭い
あの娘のすべてがのど越しに感じられた
小さな顔と頭はするすると喉を通っていき、その下にある二つの膨らみがのどを刺激する
その刺激はいったん腹のくびれで弱まって、腰の尻の肉や太腿で再び強くなる
肉質の良い尻や太腿を俺の喉は感じていた

娘の体は、腹の中で留まった。
娘はもぞもぞと俺の腹の中で動く
動くたびに娘の柔らない体を感じていた。
その娘の動きが突然急なものになった。

それとともに、腹の奥に今まで味わったことのない味が広がった
濃縮した女性の味とでもいうような甘美な味だった
そして、腹の中の娘の感触が、舌の上で溶ける砂糖菓子のように崩れていった
俺の腹の中で消化されている
そう感じたころには、娘は動きを止めていた。
溶けていく娘の体が奥へ奥へと流し込まれる
俺の感覚は、それが顔の肉なのか太腿の肉なのか膣のなれの果てなのかがはっきりと識別していた

あの娘を俺は食べてしまった。

481:名無しさん@ピンキー
13/03/12 16:55:35.42 4qk5/Pgo
数年ぶりのカキコ&投稿。

・オリジナル
・丸呑み、異種姦、搾乳、出産表現アリ

482:名無しさん@ピンキー
13/03/12 16:56:55.53 4qk5/Pgo
とある高校の、プール脇にある更衣室。
短く切りそろえられた髪をタオルで拭きながら、理沙は視線を落とした。
大会が近づいているにもかかわらず、思うようなタイムが出せない。
あせりとプレッシャーが重くのしかかってくる。
加えて、最近多発している失踪事件のせいで遅くまで練習できないことが
一層あせりを助長していた。

-夜6時以降の外出は控えるように-
-下校時は2人以上で帰ること-

学校で配られたプリントに書かれた文章。
警察は大規模な誘拐事件と見て捜査しているらしい。
その影響を受け、生徒は皆早々に学校を追い出され、帰宅を余儀なくされていた。
(どこの誰だか知らないけど、迷惑な話よね)
心の中で毒づきながら、理沙は水着を脱ぎ、体から滴る水滴をタオルで拭き取っていった。

体が冷えたせいだろうか。
理沙はふいに尿意を覚える。
(・・・他に誰もいないし、このまま行こうかな)
タオルで前を隠すようにトイレへと向かうが、同世代のクラスメートよりも
発育の進んだ彼女の胸はタオル1枚で隠すことができず、大半はその面積から
はみ出している。

キイィィィ・・・・・・

理沙は気づいていなかった。
わずかにきしんだ音を立てながら、ロッカーのドアが開いたことに。

(早く着替えて帰ろう。洋子も待ってるし)
例のプリントが配られるようになってから、理沙は親友の洋子と一緒に帰るようにしていた。
洋子は水泳部員ではないので、いつもプールの外で待っている。
トイレを出た理沙は足早に自分が使っているロッカーに戻り、無造作に脱ぎ捨てた
水着に手を伸ばす。
指先が水着に触れるか触れないかまで近づいた時、突然手首にロープのようなものが
巻きついた。
「え」
理沙の頭に浮かんだのは、驚きと疑問。
それが恐怖へと変わる前に、理沙はロッカーの中へ吸い込まれていた。

483:名無しさん@ピンキー
13/03/12 16:58:51.55 4qk5/Pgo
「ん・・・・ううっ・・・ん・・」
気がつくと、理沙は全く見覚えのない場所にいた。
人工的で機械的な更衣室とは正反対。
自然に作られた洞窟のような、それでいてどこか人為的な手が加わったようにも
感じさせる、奇妙な空間。
照明が無いにも関わらず明るさが保たれているのは、天井自体が仄明かりを
放っているためであった。
「!」
思い出したように、自らの体に視線を向ける。
案の定、彼女は生まれたままの姿であった。
理沙は自分の顔の温度が急上昇していくのを感じ、少しでも両手で隠そうと
腕に力を入れる。
しかし、彼女の腕は頭上でしっかりと固定され、動かせない。
見ると、接着剤を塗り固めたような濁った塊が肘から先を覆っていた。
同時に、自分が吊り下げられている状態であることに気づく。
足は地面についているが、動くことができない。
「な・・・なんなの、コレ!?」
何度力を込めてみても、その束縛から逃れられない。
それでもなお必死でもがく理沙は、不気味な音に気づいて動きを止めた。

気が動転していて気づかなかったが、洞窟の壁には人が通れるほどの穴がいくつか
空いており、まるで通路のようになっていた。
壁にはくぼみもあり、奇妙な色をした液体が入ったビンや壺がいくつも置かれている。
音は通路の奥から聞こえており、少しずつ大きくなっている。
何かが近づいてくる・・・それも、人間や機械ではない。
不気味な音としか形容できないほど聞き慣れない音に恐怖し、背筋が凍りつくのを理沙は感じていた。
曲がった通路の先から細長い影が伸び、数秒後には音の主が姿を現した。
「ヒッ・・・!」
理沙は短く悲鳴をあげたまま、言葉を失ってしまった。

484:名無しさん@ピンキー
13/03/12 16:59:27.24 4qk5/Pgo
一見すると、そいつは巨大なヘビである。
だが、明かりに照らされた表面は芋虫のようで、頭には目も鼻もなく、巨大な口だけ
が存在していた。
そして口の周りには、ウネウネと蠢く4本の触手。
「ひさしぶりの獲物だぁ・・・それも若くて肉付きのいい人間のメス・・ウジュジュジュ・・・」
くぐもった声が響く。
(こ、言葉・・・わかるの・・・? え、えものって・・・・私!?)
「い、いやあぁっ!!!来ないで!!!」
理沙は恐怖心から一層強く暴れるが、無駄な抵抗だった。
まるで金属の枷でも付けられているかのように、腕はまったく動かない。
「まずはぁ・・味見といくかぁ・・・」

ジュルリ

目の前まで近づいてきた怪物が大きく涎を啜ると、口の隙間から長い舌が伸び、理沙の腹に添えられる。
生暖かく、ぬめりのある感触を理沙が感じた直後、舌が上へと移動し始めた。
「いやあぁぁっ!やめてぇっ!!」

レロ・・・レロ・・・・レロレロ・・レロ・・・・・・ジュルルルル!

理沙の乳房に到達した怪物の舌は、その豊かな膨らみを弄ぶように舐めまわす。
弾力を楽しむように下から舐め上げ、覆い尽くすように舌を巻きつかせ、
大きく開いた口で乳房を丸ごと吸い上げる。
「やめてっ!!気持ち悪い!!!」
理沙は無我夢中で両脚をばたつかせ、怪物の体を蹴りつける。
しかし、怪物はそれを意にも介さず、口の周囲から伸びる鯰のヒゲを思わせる触手で両脚を拘束。
そのまま上に持ち上げて、理沙の股を強引に開く。
怪物の舌からこぼれたヨダレが理沙の腹にこぼれ落ち、透明なラインを描きながら
徐々に下へ下へと進んでいき、まだ何者の侵入も許していない秘裂に到達するや否や、
分厚い舌がそこにあてがわれた。
「ひっ・・・!ダメ!いやぁっ!!!」
無論、理沙の制止などなんの抵抗にもならず、怪物の舌が秘裂を舐め上げる。

ピチャピチャピチャピチャ・・・・・ゴクリ

秘裂から染み出した愛液をすくいとった舌を口に戻し、怪物は喉を鳴らしてそれを飲み込んだ。
「美味いなぁ・・・・若いメスの汁は最高だぁ・・・ジュジュジュ」
怪物の顔に表情など無いが、恍惚とした様子で舌を蠢かせている。
再度舌を伸ばした怪物は、今度は先ほどよりも激しく秘裂を舐め上げ始めた。

ジュル、ジュル、ジュル、ジュルルルッ

「やっ、やめてぇ!気持ち悪いよぉ・・・・」
理沙の声が次第に弱弱しくなってくる。
心は拒絶しているにも関わらず、体の方は正直に反応し、秘裂からは愛液が溢れだしている。
怪物が舐め上げるたびに陰猥な音を立て、それが一層怪物の食欲を刺激する。
理沙は何一つ抵抗を許されないまま、弄ばれた。

485:名無しさん@ピンキー
13/03/12 17:01:23.26 4qk5/Pgo
「はぁ・・・・・はぁ・・・・・・」
怪物の”味見”が終わる頃には、理沙の秘所は愛液と唾液で、顔は涙でドロドロになっていた。
「さぁてぇ・・・・そろそろ料理にかかるとするかぁ・・・・」
怪物は理沙に背を向け、壁のくぼみに並べられたビンのほうへと移動していく。
「お願い・・・許して・・・・・・・私・・・死にたくない・・・・・」
理沙の弱弱しい懇願は、怪物の這いずる音にかき消された。
怪物は触手でいくつかのビンを選び、中のドロリとした液体を1つの壺の中に流し込んでいく。
1本の触手を壺に突っ込んでかき回し、頃合いを見て触手についた粘液を口へ運ぶ。
「ジュジュジュジュ・・・いい味だぁ・・・・」
特製ソースの味に満足した怪物は、壺を触手で抱えて再び理沙の方へ近づいてきた。
「ヒッ・・・・・!」
理沙の顔が恐怖で歪む。
「来ないでっ!お願いやめてぇ!!」
理沙は叫びながら必死で脚をばたつかせた。
が、怪物は触手でひょいと脚を受け止めると、そのまま下にまっすぐ降ろす。
「放して!いやあああああああっ!!!」
脚を抑えられてもなお、理沙は身をよじってなんとか抜けだそうともがく。
その目の前で、人を簡単に丸呑みできるほどの巨大な口が、滝のようにヨダレを垂らしていた。
「ジュジュジュジュジュ・・・・・・・ジュ?」
理沙に壺の中のソースをかけようとしたところで、怪物の動きが止まる。
「今日はついてるなぁ・・・・1度に2匹も手に入りそうだぁ・・・」
怪物が壁のほうへ頭を向けた。
見ると、壁の一部が平らになっており、スクリーンのように映像を映し出していた。
理沙にはその原理などわかるはずもなかったが、映っているのがプール脇の更衣室で
あることだけは理解できた。
理沙自身が脱いだ水着や、体を拭いていたタオルが床に投げ出されているのが見える。
そしてそこに、髪を肩口まで伸ばした制服姿の女生徒の姿が映し出されている。
「洋子!」
見知った姿に安堵したのもつかの間、怪物の言葉の意味に理沙は気づいてしまった。
怪物は洋子も捕まえる気だ・・・!
「洋子!逃げて!!」
なんとか伝えようと、理沙は叫んだ。
しかし、こちらの声は向こうへ聞こえないようで、洋子はまるで無反応だった。
怪物は壺を壁のくぼみに置くと、先ほど入ってきた通路の奥へと去っていった。

486:名無しさん@ピンキー
13/03/12 17:02:19.33 4qk5/Pgo
洋子は待てども待てども出てこない理沙が心配になり、更衣室の様子を見に来ていた。
そこに理沙の姿は無く、あるのは床に投げ捨てられた水着とタオル。
念のためプールやトイレも覗いてみたが、やはり理沙の姿は見当たらない。
不安を覚えた洋子が再び更衣室に戻ってきたところで、ロッカーから怪物の触手が伸び、
洋子をロッカーへ引きずり込んだ。
本来、ロッカーは人が簡単に入れる大きさではないが、そこは怪物が作った空間の出入口の
1つにすぎない。
人間程度のサイズなら簡単に引き込まれてしまう。
さらに怪物は床に落ちていた水着やタオル、2人分の荷物も回収。
更衣室には静寂だけが残り、2人の女子高生は跡形もなく”失踪”してしまった。

再び怪物が戻ってきた。
理沙の叫びもむなしく、怪物の触手には洋子がおさまっていた。
気絶しているのか、ぐったりとしたままの洋子をかかげるように運んできた怪物は、洋子の腕を
持ち上げて固定する。
触手の先から粘液状の液体が両腕と天井に吹きかけられ、洋子の肘から上を覆っていった。
その粘液は徐々に固まっていき、1分も待たずに洋子は天井から吊り下げられる格好となり、
同時に怪物の触手が洋子の体から離れる。
「洋子!洋子!」
理沙はこれから同じ運命を辿るであろう親友の名を叫んだ。
いっそ気絶したままのほうが、彼女にとっては幸せだったのかもしれない。
気がついたところで、脱出できる可能性など皆無である。
が、今の理沙にはそんなことを考える余裕などなかった。
「う・・・・・・・・・」
理沙の声に反応し、洋子が目を覚ました。
瞼がわずかに動き、ゆっくりと瞳が開かれる。
「理・・・沙・・・・?」
まだ頭が完全に覚醒しておらず、視界もぼやけている。
だが、その視界に映るものが見たこともないおぞましい化物だと認識した途端、彼女の意識は
一気に覚醒した。

487:名無しさん@ピンキー
13/03/12 17:03:00.68 4qk5/Pgo
「きゃあああああ!!!!!!!」
「目をざましたがぁ・・・・・ジュジュジュ・・・・」
「い・・・・いや・・・・・なんなの・・・・!?」
洋子は腕が固定されていることすら気付かず、足をばたつかせて必死に怪物から逃げようとした。
当然ながら、地面がむなしく擦れるだけで、体が下がることはない。
そこでようやく、洋子は自分の両手が固定されていることに気がついた。
「な、なに!?離して!!いやぁ!!!」
半ばパニックに陥った洋子は、体をひたすらによじって固まった腕を剥がそうとする。
しかし、その程度の動きでは、固まった粘液を剥がすことはできない。
「来ないで!来ないでぇ!!!」
地面を蹴っていた足を、今度は怪物に向ける。
だが、その足を触手であっさり捕まえると、下におろして固定する。
「ひっ・・・・!お、お願い・・・・やめて・・・・・」
恐怖に怯えた洋子の視界にふと、同じ格好で吊り下げられている理沙の姿が映った。
さきほどは怪物に気を取られてしまい気付かなかったが、理沙は一糸纏わぬ姿で固定されていた。
「り・・・理沙・・・・」
「洋子・・・・」
理沙には、洋子がこのあと辿る運命をおぼろげながらわかっていた。
しかし、今自分にできることは怪物に懇願することだけであった。
「ねえ・・・お願い・・・・・・洋子だけは・・・・食べないで・・・・・・・」
それがあまりに望みの薄い懇願であることは明白だった。
それどころか、その言葉は逆に洋子に一層の恐怖心を植え付けてしまった。
「ウジュジュ・・・そんなもったいないことはできないなぁ・・・・ジュジュジュ・・・・こんな極上の獲物を
一度に2匹も捕まえられるなんでぇ・・・・めったにないことだからなぁ・・・・ジュジュ」
「た・・・食べ・・る・・・・・・・?」
洋子の顔色が一気に青ざめ、体がカタカタと震え始めた。
やがて糸が切れたように、洋子の体から力が抜ける。
腰を抜かしてしまい、立っていられなくなってしまったようだ。
当然、腕は固定されたままなので、いよいよもって洋子の体は宙づり状態である。
そんな洋子のことはお構いなしに、怪物は触手を洋子の服の裾から中へ侵入させていく。
奥へ達したところで触手の動きが止まり、洋子の制服を一気に引きちぎる。
「ああ・・・あ・・・・あああ・・・・・・」
もはや洋子は、悲鳴をあげることすらできなかった。
最後に残った下着も、触手によってあっさりと引きちぎられてしまった。
ブラによって窮屈に固定されていた双曲が、大きく震えながら開放される。
その2つの膨らみは理沙にも劣らない大きさを有し、中心には桃色の突起。
同じクラスの女子にさえできるだけ見せないようにしていたそれが、得体のしれない怪物の前に晒されている。
恐怖と羞恥心が入り混じり、洋子はついに耐えきれなくなってしまう。

ポタ・・・・ポタ・・・ポタ・・ポタポタ・・・・シャアアアアアアア・・・・・

「あ・・・・あっあっあっ・・・・・ああああぁぁ・・・・・・・」
黄金色の水が洋子の股の割れ目から勢いよく噴き出し、薄い茂みを濡らしながら、足元に水たまりを作る。
だが、怪物はそれを気にする様子もなく、壁のくぼみから再び壺を持ち出して、洋子の前に構える。

488:名無しさん@ピンキー
13/03/12 17:03:39.42 4qk5/Pgo
触手で壺の中身をスポイトのように吸い上げ、洋子の頭上から振りかける。
「やっ・・・やめっ!!んむぅ!」
容赦なく振りかかる粘性を帯びた特製ソースが、洋子の髪に、瞼に、耳に、唇に、味を付けていく。
再び怪物が壺の中へ触手を入れ、今度は腕から肩にかけてソースをかけ、残った触手で丹念に
塗り込んでいく。
腕、肩、鎖骨と塗り終え、続いて胸にもソースを塗る。
「あっ!やっ!ダ、ダメェ!!」
ヌルヌルとした触手が2つの果実にまきつき、揉みあげるようにソースを塗り込んでいく。
桃色の先端にもしっかりと塗り込まれ、洋子の気持ちとは裏腹に乳首がぷっくりと膨らんでいく。
下へ下へと触手は進み、尻や秘裂は中まで塗り込まれた。
足先までソースでコーティングされる頃には、洋子の息遣いは荒くなり、その中に色っぽい響きを
含み始めていた。
「さぁでぇ・・・・食事の準備は済んだぁ・・・・・いただくがぁ・・・・・」
怪物が洋子の体に触手を巻きつける。
「いや・・・・いやぁ・・・・・・」
洋子は涙をぼろぼろと流し、ひたすら首を振った。
だが、もはや怪物にとって洋子は”料理”でしかなかった。
洋子を縛っている触手とは別の触手を持ち上げ、腕を固定していた粘液に、色の違う粘液が吹きかけられる。
すると、あれだけ頑丈に固まっていた粘液がみるみるうちに溶けだし、重さに耐えきれなくなった
瞬間、洋子の腕が一気に降ろされた。
怪物は他の触手も洋子の体に巻きつけ、両手両足も含めてがんじがらめにする。
まるでボンレスハムのように触手が柔肌に食い込んだ洋子を、足を上にして怪物が持ち上げる。
頭から食べるつもりだと、洋子も理沙もすぐに理解した。
「いや・・・いやぁ!!!お願い!助けて!!パパ!ママ!!!!」
「洋子!洋子!!!!お願い!!!やめてぇえええええ!!!!!!」
半ば諦め、ただ見つめていただけだった理沙も、とうとう耐えきれなくなり、叫んだ。
ふと、洋子のおびえた視線が理沙の視線と重なる。
「理沙!・・・・助け」
涙を流し、怯えきった表情で助けを求めた親友の顔が、怪物の口の中に収まり、その言葉は途中で途切れた。

ジュプッ・・・ジュププ・・・・・・

全身に塗られたソースにより、湿った音を立てながら洋子はゆっくりと呑まれていく。
「んんーーー!!んむぅーーーー!!!」
洋子のくぐもった声が響く。
触手に縛られた手足は満足に動かすことができない、
唯一動かせる手首と足首の先だけが、まるで別の生き物になってしまったかのように激しく動いていた。

グチュ・・・グチュ・・・ジュプ・・ジュプ・・・ジュル・・・・ジュル・・・・・

怪物は洋子を一気に呑み込もうとせず、ゆっくりとその味を堪能していた。
舌を細い首に巻きつけ、ソースの味と柔らかい肉の触感を舌で楽しむ。
そうして今度は触手を使って少しだけ喉の奥へ洋子を進ませ、今度はたっぷりと熟れた果実のような
胸を舐めまわし、硬く尖った桃色の突起の舌触りを存分に味わった。
洋子は全身をじっくりと舐められながら、ゆっくりゆっくり飲みこまれていく。
柔らかいお腹の感触を舌で感じながら、臍の中まで入り込んだソースを舐め、やや小ぶりながらも
柔らかみのある尻肉に舌を這わせる。
舌はそのまま股の間へと潜り込み、愛液とソースが混ざり合った濃厚な汁を何度も何度も舐め取った。
いつしか洋子の動きは弱弱しい痙攣に変わっており、激しく動いていた手足もすでに動きを止めている。
最後に太ももの味を、下を巻きつけて揉みほぐすように堪能した怪物は、なんとも名残惜しそうに
動きを止める。

グチュ・・・・ヂュルル・・・・・ゴキュゴキュ・・・ゴクン

再び動き始めた怪物は、口を一気に上に向け、豪快に喉を鳴らしながら一気に洋子の体を呑み
込んでしまった。
怪物の長い体の一部が膨れ上がり、その膨らみが徐々に移動していく。
怪物の体の中腹に来たところで、その膨らみは止まった。

489:名無しさん@ピンキー
13/03/12 17:05:02.04 4qk5/Pgo
「ああ・・・・・あああ・・・・・洋子・・・・・洋子ぉ・・・・・」
理沙は大粒の涙を流しながら、俯いた。
あの膨らみの中に、洋子がいる。
だが、もはや助けることなどできようはずもない。
いずれ洋子の体はどろどろに溶かされ、あの膨らみもしぼんでいくのだろう。
親友を目の前で失った悲しみ、自分も同じ運命を辿るであろう絶望。
もはや理沙は、ただひたすら泣きじゃくることしかできなかった。

(ふぅ~・・うまがっだぁ・・・やっぱり活きのいい獲物は丸呑みするのがさいこうだぁ・・・
腹の中でまだ少し動いてるなぁ・・・・この感じがたまらないんだぁ・・)
怪物は長い体を横たえ、食後の余韻に浸っていた。
(さぁでぇ・・・・あと1匹はどぉするかなぁ・・・・せっかくだからぁ・・・活きのいいうぢに食べたいなぁ・・・
でもそろそろアレがぎそうだしなぁ・・・・活きが下がるまでアレがごなかっだら食うとするかぁ・・・)
怪物はそんなことを考えながら、静かに眠りについた。

「・・・・・・・ん・・・・」
泣き疲れ、眠ってしまった理沙が異様な雰囲気を感じて目を覚ました。
目の前には再び、あの怪物の姿があった。
「ヒッ・・・・・!?」
いずれ自分も、洋子と同じ運命をたどる。
わかっていても、いざそれが目の前にくると、恐怖心を抑えることなどできない。
だが、食べられる恐怖よりも、怪物の異様な雰囲気による恐怖心が、今や理沙を支配していた。

490:名無しさん@ピンキー
13/03/12 17:05:33.16 4qk5/Pgo
フーッ・・・フーッ・・・・フーッ・・・・・・

怪物の息が、異様なまでに荒くなっている。
そして、最初に見たときには存在していなかった触手が、尻尾の先から生えている。
「な、なんなの・・・・?なんなのよっ!?」
言葉を理解できるはずの怪物はそれに答える代わりに、口の周囲の触手で理沙の足を強引に
持ち上げ、秘裂を露わにした。
”味見”のときも同じ格好をさせられたが、今回の怪物の目的は味見ではない。
尻尾から生えた触手が、理沙に近づいてくる。
怪物がこれから何をしようとしているのか、もはや想像に難くなかった。
「うそ・・・・うそでしょ・・・・無理よ!そんな!やめて!お願いだから、それだけはやめてええええぇぇぇぇ!!!」
絶叫が、洞窟状の空間に響き渡る。
理沙は必死に足をばたつかせて抵抗したが、触手の力が緩むことはない。
ヌルヌルとした分泌液に濡れた触手があてがわれ、わずかに湿った音を立てる。
理沙が自らの性器にぬめった塊を押しあてられる不快感を感じた次の瞬間、それは一気にやってきた。
「い!?いいいいい痛い!!!!痛い痛い痛いいいいいい!!!抜いて!抜いてえええええ!!!」
体を引き裂かれているかのような激しい痛み、まだ誰の侵入も許したことのない秘裂が熱を帯びた肉棒に
強引に割り開かれ、陰猥な音を立てる粘液によって犯されていく。
それはゆっくりと、しかし確実に奥へと前進している。
「やっ!いやぁ!!いぎぃ!!あああああっ!!」
あまりの痛みに言葉を紡ぐことさえできず、ひたすら呻きをあげる理沙。
獲物の悲鳴などおかまいなしに、触手は子宮口もl強引に押し広げて中へ侵入。
子宮の中腹まで潜り込んだあたりで、ようやく前進を止めた。
(止まった・・・・の・・・・・?)
苦痛に顔を歪めた理沙が怪物に目をやると、相変わらず呼吸は荒いままで、体をくねらせるように蠢いているのが見えた。
やがてその動きは尻尾の先から生える触手へと伝わり、触手から膣を通して理沙に伝わる。
まるで、何かが這い上がってくるような動き。
見ると、触手の根元が膨らんでおり、その膨らみは徐々に理沙のほうへと近づいてきていた。
(な、なに・・・・!?)
理沙が想像をめぐらせるより早く、膨らみが理沙と触手の結合部へ到達した。
「痛っ!痛い・・!苦しいよぉ・・・いやぁ・・・」
ただでさえ強引にねじ込まれている触手が、さらに太さを増し、それが徐々に奥へ奥へと進んでいく。
やがてその頂点に達したとき、触手がビクビクとわずかに痙攣する。

ゴポッ

音など聞こえるはずもないが、理沙にはそう聞こえたように感じた。
そして自らの体内に、重量のある柔らかい塊が落とされた感覚。
てっきり精が放たれるものと思っていた理沙は、一瞬戸惑いを覚える。
しかし、それの意味することに気づいてしまい、さらなる絶望に打ちひしがれた。
(え・・・・? うそ・・・・まさか・・・・・卵?!)
「いやあああ!!やめて!!!化物の卵なんていらない!!!抜いて!!助けてええええ!!!!」
半ばパニックを起こしながら、理沙は泣き喚く。
だが、そんな言葉など意にも介さず、次の膨らみが再び理沙の中へと侵入。

ゴポッ

さらにもう1つ、理沙の子宮へ卵を産みつけた。
「あ・・・・あ・・・・あああ・・・・・いやあああああああ!!!!」
理沙の絶叫が、洞窟に響きわたる。
得体の知れない怪物の卵が、産み落とされる感覚。
腹の中に異物が存在している感覚。
言葉にならない悲鳴を響かせながら、ひたすら泣きじゃくる理沙。
理沙の精神は、もはや崩壊寸前だった。
その間にも、怪物の触手―輸卵管の中を次々と卵が通り、彼女の子宮に産み落とされていった。

491:名無しさん@ピンキー
13/03/12 17:07:42.93 4qk5/Pgo
どれほどの時間が経っただろうか。
叫び続け、体力を使い果たした理沙の目からは光が失われ、だらしなく開いた口の端から唾液がもれだしていた。
彼女の体はもはや何の抵抗も示さず、怪物の卵を受け入れていた。
やがて卵を全て産み終えた怪物は、ゆっくりと輸卵管を抜く。

ゴプッ・・・・

抜き終えた管が、なごり惜しそうに赤い糸を引きながらゆっくりと膣口を離れていく。
処女を失った理沙の秘裂は、鮮血で赤く染まっていた。
輸卵管が尻尾の中へ引っ込むと同時に、また別の触手が現れる。
今度は輸卵管ほど太くはないが、処女を失ったばかりの理沙を苦しめるには十分すぎる太さであった。
もっとも、すでに精神が崩壊しかかっている理沙にもはや抵抗する気力は無く、痙攣するように涙を流しながら、
弱弱しく嗚咽を漏らすだけだった。
焦点の合わぬ目の端で触手―輸精管を捕らえても、何の反応も無い。
「ああっ・・・・・」
輸精管が膣口を貫く際にわずかに声を発したが、そのまま半開きとなった口は言葉を紡ぐことはなく、
力が抜け切った体は輸精管を大した抵抗もなく受け入れていた。

ジュプッ ジュプッ ジュプッ

輸精管が奥へ奥へと突き入れられるたびに、湿った音が響く。
やがて子宮の中へと達した輸精管は、ぶるぶると痙攣を始める。
その動きは膣壁を通じて理沙も感じていたが、やはり反応は無い。
ひときわ大きく痙攣をしたあと、先端から大量の精液を吐き出す。
下腹部が熱で満たされていく感覚があった。
目的を果たした輸精管が引き抜かれ、管の先端と膣口の間に白い橋をかける。
強引に太い管を飲み込んだ膣口は大きく開き、そこから余った精液が漏れ出していた。
極悪な触手による陵辱から解放された理沙は、そのまま意識を失った。

492:名無しさん@ピンキー
13/03/12 17:09:31.58 4qk5/Pgo
(・・・・・・ここ・・・・・どこ・・・・・)
理沙が意識を取り戻した。
(頭・・・・ボーッとする・・・・・・)
意識を失う前まで両腕を固定され、吊り下げられていた理沙だったが、今は暖かな場所で、柔らかな台に寝かされていた。
ベッドとは違う、まるで動物のお腹の上のようだった。
両手両足はロープのようなもので固定されており、起き上がることはできない。
(ああ・・・・・・なんだろう・・・・・なにも・・・・考えられない・・・・・・)
朝、起きたばかりで思考がはっきりしないような。
普通なら徐々に思考力が回復してくるはずなのに。
今は、ただただ頭の中に霞がかかって、考えようとしても何も浮かんでこない。
(ああ・・・・・お腹・・・・すいたな・・・・・)
この奇妙な空間に来て以来、理沙は何も口にしていなかった。
そんな彼女の思考を読んでいるかのように、口元に生暖かい粘液が降ってきた。
(・・・・・?)
不思議に思いながらも、その粘液をおずおずと口に含む理沙。
(美味しい・・・・)
ぼやける焦点をなんとか合わせる。
目の前に、ロープのようなものがぶらさがっていた。
窄まった先端には小さな穴があいており、そこから粘液が漏れ出しているらしい。
(もっと・・・・もっと欲しい・・・・・)
理沙は舌を伸ばし、管の先から漏れる粘液を舐め取った。

レロ・・・・チュッチュッ

先端を吸って粘液を口に含む。
しかし、わずかに口をつけて吸うだけではすぐに物足りなくなり、理沙はそれを咥えこんだ。

ジュルッ ジュルルルルッ ジュポッ ジュポッ

吸えば吸うほど、口の中に粘液の味が広がっていく。
卑猥な音が周囲に響き渡るが、理沙は気にする様子もなく、一心不乱にしゃぶり続けた。
その液体は苗床の栄養食であり、理沙の意識が混濁している原因でもあるのだが、理沙には知る由もない。
ただただ食欲を満たすため、その管を舐めしゃぶり続ける。
食欲が満たされた理沙は、糸を引きながらゆっくりと口を離し、そのまま静かに眠りについた。

493:名無しさん@ピンキー
13/03/12 17:10:08.12 4qk5/Pgo
次に目を覚ましたとき、彼女は自らの体の異変を感じた。
相変わらず思考ははっきりしないが、それでもわかるほどの異変。
(乳首・・・・・硬くなっちゃってる・・・・・い・・・痛い・・・・)
カチカチに乳首が勃っており、胸全体も張っているのがわかる。
乳房の中に何か詰まっているが、その出口が塞がれている窮屈感。
塞がれている出口を開くことができれば、すがすがしいほどの開放感が得られるはずなのに。
どうすれば出口が開くのかがわからない、そんなもどかしさに理沙は悶えた。
身をよじって悶える理沙の耳に、何かが這いずる音が聞こえてくる。
音の方へ視線を向けると、怪物が近づいてくるのが見えた。
本来であれば恐怖の対象でしかない怪物を前にしても、思考が麻痺した理沙は何も感じなかった。
怪物の触手のうち、1本は小ぶりな壷を抱えていた。
2本の触手が理沙の2つの果実へと伸び、するすると巻きついていく。
頂点まで達すると、触手の先端が漏斗状に開き、乳首を咥えこむ。
「はぁんっ!」
理沙の口から、淫猥な声が漏れる。
硬く勃ちきった乳首への刺激が、未経験にも関わらず声をあげてしまうほどの快感となって脳へ伝わる。
やがて触手は根元から先端へ向けて、触手で胸を締め上げ始めた。
「あんっ!ああっ あっ あっ あっ」
中身を搾り出すかのように触手が動き、そのたびに少しずつ胸の窮屈感が和らいでいくのがわかる。
理沙の乳房を内側から圧迫していたものが先端から吐き出され、乳首に吸い付いた触手がそれを吸い上げていく。
圧迫が和らぐことで生まれる開放感、乳首が吸い上げられる快感で、自然と喘ぎが漏れる。
やがてミルクが吸い尽くされると、巻きついていた触手が戒めを解き、触手の先端から大量のミルクが壷へと吐き出される。
壷にミルクを溜め込んでいるらしい。
怪物は触手と乳首に残ったミルクを舌で舐め取り、さらに秘所から溢れ出していた愛液も舐め取ると、満足げにそれを飲み干した。
そして再び、壷を抱えたまま通路の奥へと消えていった。

494:名無しさん@ピンキー
13/03/12 17:10:57.74 4qk5/Pgo
どれほど時間が経っただろうか。
思考の麻痺した頭で、食欲を満たすために管を舐める。
そして幾度となく繰り返される搾乳。
変化があるとすれば、今や妊婦同然まで膨れ上がった理沙の腹。
もう、いつ生まれてもおかしくない状態だ。
そしてその瞬間が、ついに訪れる。
「い・・・痛い・・・・お腹の中・・・・暴れないでぇ・・・・・!」
苗床の体内で孵化した幼体が、出口を探して動きまわっていた。
傍らで怪物が見守る中、理沙の秘裂から大量の液体が吐き出される。
灯りに照らされ、ヌラヌラと光る秘裂がピクピクと蠢き、やがて怪物をそのまま小型化したような幼体が頭を出した。

ギイイイイィィィ・・・・

まだ言葉を発することができない幼体は、頭をゆっくり動かしながら鳴いた。
怪物は触手で幼体を優しく包み込み、膣から引き抜く。
透明な粘液に包まれた幼体は、何かを求めるようにギイギイと鳴いている。
怪物により理沙の乳首に近づけられた幼体は、生まれたてとは思えないほどの勢いで乳首を咥え込み、勢いよくミルクを吸い上げ始めた。
「ああんっ!・・・イイ!気持ちいいよぉ・・・!もっと、もっと吸ってぇ!!」
すでに理沙は、搾乳による快感の虜になっていた。
幼体による貪るような吸い上げは触手のそれとは異なり、あまりの快感に吸われていないほうの乳首からもミルクが溢れだしていた。
その間にも理沙の子宮の中では卵から幼体が生まれ、我先にと出口を目指して下へ下へと進んでいく。
幼体が顔を出すと、怪物が触手で取り上げ、食事へと導く。
食事を終えた幼体は、傍らに置かれたゆりかごのようなものに収められた。
1匹、また1匹と幼体が産み出され、そのたびに理沙の腹は小さくなっていく。
これでもかと吸われ続ける乳首は、それに応えるように次々とミルクを溢れさせる。
怪物が8匹目を数えたところで、ようやく出産は終わった。
胸が干乾びてしまうのではないかと思えるほどの授乳も、ようやく終わりを迎える。
「あ・・・・あ・・・・・あ・・・・」
全てを終えた理沙はだらしなく口を開き、恍惚とした表情で放心していた。

495:名無しさん@ピンキー
13/03/12 17:11:57.77 4qk5/Pgo
静かに眠る我が子を見つめる怪物。
「よしよし・・・・・よぐ生まれでぎだなぁ・・・・・」

ぐるるるる・・・・

感慨深げに我が子を見つめていた怪物だったが、その腹が忘れていた怪物自身の欲求を思い出させた。
おもむろに、理沙の手足の戒めを解きはじめる。
「しがじ・・・・・御馳走を目のまえにじでの断食は・・・つらがっだなぁ・・・・・・」
怪物の口からは、大量のヨダレが溢れ出していた。
しかし相変わらず、放心状態の理沙は抵抗どころか動きすらなく、されるがままであった。
全ての戒めが解かれると同時に、怪物は理沙の両足を一気に咥え込む。
洋子のときのような下拵えはなく、ともかく早く空腹を満たしたい一心で、理沙の体を口の中へ押し込んでいく怪物。

ジュル・・・・ジュルル・・・・ゴキュ・・ゴキュ・・・

柔らかい肉の感触が口の中へ広がり、それが奥へ奥へと進んでいく。
双曲が口の中に収まったとき、怪物は舌をつかってその先端を舐めまわすと、ミルクの味がした。
もはや理沙は、顔と腕だけが見えている状態だった。

ゴキュゴキュ・・・・・ゴクン

怪物が大きく体を上へ向け、一気に理沙の体を呑み込んだ。
膨らみが、下へ下へと進んでいく。
新たに失踪者リストに名を連ねた少女の、最期。
その体はじっくりと溶かされ、怪物の一部となる。
だが、呑み込まれる瞬間、彼女は出産と授乳の快感で、恍惚を感じながら呑まれていった。
恐怖に怯え、全身を舐めまわされながら呑まれた親友よりは、幾分かマシな最期といえよう。
空腹を満たした怪物は、うっとりと生まれたばかりの我が子を見つめながら眠りについた。
この幼体もまた、いずれ怪物と同じように成長するのだろう。

多発する失踪事件、解決の目処は立っていない。

496:名無しさん@ピンキー
13/03/12 17:14:36.57 4qk5/Pgo
御粗末でした。

グロ表現は控えめにしたつもりです。
それとスカトロは範疇外なので、あえて排泄部分は書いてません。

以下、怪物についての補足説明

 異空間に存在するモノ。
 知能が高く、人間とは異なる技術や文化、能力を持っている。
 いつから存在しているのか、どこからやって来たのかは不明。
 空間の狭間に巣を作り、ロッカーの中やトイレなど、獲物を捕獲しやすい場所に出入口を作ることができる。

 雑食性であるが、歯を持たないため、獲物は主に丸呑みにする。
 特に若い人間の女性を好む。

 雌雄同体で、特定の時期になると発情期を迎える。
 単体での生殖が可能だが、哺乳類の子宮内は卵が孵化するために適切な環境であるため、捕獲した雌の子宮内に産卵する。
 卵は1週間ほどで孵化し、生まれた幼体は母乳で成長するため、妊娠期間中に母乳を搾乳して集める習性がある。
 苗床とした雌には栄養剤を飲ませる。
 これには栄養となる成分だけでなく、麻薬成分や母乳分泌促進成分なども含まれている。
 これにより、苗床となった雌の栄養失調や、自傷行為などによる卵の破壊を回避している。
 幼体は1カ月ほどで成体となり、巣を出て自らの巣を作る。

497:名無しさん@ピンキー
13/03/13 15:32:55.85 4rbIgXnJ
このスレは素晴らしい
こんなにいい作品たちを読めるこのスレは素晴らしい

498:名無しさん@ピンキー
13/03/13 22:18:05.64 9Ja5qhEu
おつ!
やはり出産はいいなぁ

499:名無しさん@ピンキー
13/04/11 03:12:03.04 Qkn+LsHh
作者様お疲れさまです

500:名無しさん@ピンキー
13/04/12 23:09:16.30 gvHz0A/R
久しぶりの投下。グロ食いちぎり。
前半ショタが食われるので注意よ。

501:名無しさん@ピンキー
13/04/12 23:14:03.85 gvHz0A/R
ここにハルピュイアと呼ばれる魔物がいる。

自在に空を舞う半人半鳥であり、人間の腕に当たるところより鳥の翼が生え、
腰には尾羽根、膝から下に猛禽の鋭い足爪を揃える。

猛獣じみたパーツを備えながら、しかし人間である部分の容姿はなんとも可憐であった。
乱暴に短く切り揃えながら、粗野な色気のある銀の癖っ髪が、
その人間の基準としては幼く見える顔つきに、無邪気な魅力を醸し出していた。

一糸まとわぬ褐色のその体は、やはり人外故か、その顔に似合わず大変成熟したものを持っていた。
頭より大きく発達した胸は、直接的な表現だが、まさに蕩けるような柔らかい肉を
健康的な張りのある皮膚で包みこんだ果実であり、その頂点に一対、綺麗なピンク色の
花弁が彩っている。

腰回りもまた膝下に負けない筋肉を揃えているのか、大変肉付きがよく、
また羽毛で守られていない分、豊かな皮下脂肪に覆われており、
バランスが良く、過剰といえるほど女性的な形貌を備えていた。

猛獣のような屈強さを持つ手足先に、柔らかそうな女性の体、
そして無邪気な少女の顔という、不釣り合いな要素が絶妙なバランスで
均衡したそれは、まさに人ならざる存在であり、それ故に妖しい美しさを湛えていた。

だが、その容姿がいくら人類の基準で美しいとはいえ、
その本質は魔物という他無く、恋物語のように、心を通わそうなどというのは
とても無理な存在であった。ハルピュイアは好んで人を食らうのだ。

人里から離れた、切り立った山の崖の中腹に、
大きな鳥のそれを思わせるハルピュイアの巣があった。
今、上空から住処に舞い降りたハルピュイアは、
無邪気な喜びを浮かべ、捕まえてきた獲物をぼとりと巣に落とす。
それは生きた人間の男の子であった。
少年も、近頃子供をさらう魔物が出るという噂は、ささやかに聞いていたが、
まさか自分が、家のすぐ前で攫われるとは思わなかった。
どちらにしろ狙われた時点で、空より舞い降りる脅威からは為す術もなかっただろう。

肩を掴まれては、いつ落とされるかもわからない空の旅を経て、
この巣に生きて落とされたときは、すでに疲労と恐怖で足も立たなかった。

鋭い爪に掴まれた肩からはいくらか出血があるも、
それ以外身体は無傷であった。
だがそれでも、この切り立った崖を、
魔物を振り切り降りるなんてことは出来そうもない。

絶望的な状況を目の当たりにして、次の行動を考える間もなく、
目の前に、自分をさらってきた魔物であるハルピュイアが舞い降りた。


人間と同じパーツは、女性のそれと変わらぬ大きさだが、
子供一人をさらい空を舞う強靭な翼を広げると、今まで見たどんな生き物よりも大きく見える。

恐ろしい姿に、可愛らしい少女の顔で、自分を見下す凶暴な魔物を目の当たりにして、
少年は妖しさと恐ろしさの混じった、独特な感情に襲われていた。

502:名無しさん@ピンキー
13/04/12 23:14:34.16 gvHz0A/R
ハルピュイアが笑顔のまま、足をあげると、その爪を少年に向ける。
崖を背にして後ずさりも出来ないまま、今殺されるのかと、少年が顔を背けると、
ハルピュイアの鋭い爪は、器用に少年のシャツを引き裂き始めた。
魔物は、少年の服を脱がす気のようだった。

「ぴゃあっ♪」

少年の華奢な体と肌が顕になると、ハルピュイアは鳥とも、
人間とも付かない、可愛らしい声で喜ぶ。

呆然とした状態から、はっと一瞬自分を取り戻した少年は、未だ自由な両手で、
シャツを半分まで破いたハルピュイアの足を掴み、抵抗し引き剥がそうとした。

「や…やめてーっ!!」

ハルピュイアは、少しも困った表情も見せることもなく、
笑顔のまま、軽く羽ばたくと、少し浮いたもう片方の足で…
容赦なく少年の頭を蹴り飛ばした。

少年の頭に星が飛び、目の前が一瞬暗くなる。

猛禽の足の、見た目通りの威力は、
少年にとっては生まれて初めて受けるレベルの強烈な暴力だったが、
それでもまだ、大変手加減したものだということを、少年は察した。

本気になれば…いや、おそらくもう少し力を入れただけで、
簡単に自分の首は折れていたのだろう。

少し年上のお姉さんが見せるような優しい笑顔は、自分に向けられたものではなく、
純粋に獲物を得た喜びによるものなのだ。

抵抗さえしなければ今のところは殺されない。そう至った少年はもう、動くことは出来なかった。

大人しくなった獲物を、ハルピュイアはまるで介抱するような優しさで、
残りの衣類を脱がしにかかる。シャツを破り捨て、恐怖で失禁したズボンも崖の外に脱ぎ捨てられた。

すぐにも、少年は全裸になっていた。

晒された素肌に、崖に当たる暖かい風が触れる。
毛皮のない人間は裸になると、なんと無防備なものか。


「ぴゃあっ!ぴゃあっ♪」

衣服を剥いだ目的。
声を上げハルピュイアが興味を示したのは、
少年の縮こまった、それでいて年の割には大きめなペニスだった。

503:名無しさん@ピンキー
13/04/12 23:15:29.92 gvHz0A/R
「ぴゃあ…♪」

顔を寄せると、蕩けるような顔で、くんくんとペニスの匂いを嗅ぐ。

「や、いやだぁ……」

そのまま食いつかれる恐怖に、少年は涙を浮かべた顔を逸らす。

しかし、精通が始まったばかりの、まだ色のくすまない少年のペニスの匂いに、
ハルピュイアが見せたのは雌の表情だった。

少年が足を閉じようとすると、翼を使い、その足をこじ開け、
より少年の恥ずかしいところに顔を寄せる。

「ぴゃあ…」

とろんとした目付きで、そのペニスに頬ずりして、その匂いを自分の顔に
マーキングしようとする。

人間の少年の前に、ハルピュイアが見せたものは明らかに発情だった。
大きな乳房についた突起は明らかに固くなり、その未通である股間の割れ目からは、愛液が溢れていた。

少女のような顔に、不釣り合いな色欲がうかぶ。

今までハルピュイアには雄の姿が確認されてなく、
どのような方法で生殖するのかはわかっていない。
人間を攫い生殖相手にするという噂もあるが…

少なくとも、この若いハルピュイアが、少年を生きたままさらってきた理由は、
明らかに自分の性欲を満たす為なのは明らかであった。

そして、野生の存在であるハルピュイアがみせる発情は、人間のそれより、直接的であった。

蜜のあふれる股間をもじもじとこすり合わせると、
立派な肉付きの健康的な太ももが、扇情的にうごめく。

ハルピュイアがふと少年の目の前にその欲情した顔を近づけると、
突然唇に吸い付き、こじ開け、舐め回すような乱暴なキスを試みる。

「ふむん…ん!!」

獣臭がしそうな、その乱暴なキスは、少年にとってのファーストキスだった。
何が何だかわからなくなった頭に、酸欠と突然のキスが、少年の力を奪う。

体を寄せることにより、ハルピュイアのその柔らかな乳房が、
少年の胸の上で形を変え、潰れ、その重さとボリュームを主張する。

ハルピュイアはそのまま顔を下げると、少年の上半身に
その長い舌を這いまわし、ゆっくりとしゃぶりつく。

504:名無しさん@ピンキー
13/04/12 23:16:02.49 gvHz0A/R
ぴちゃ、ぴちゃ…ちゅっ

首の根本をなぞるように舌を這わせ、
肩をくすぐるように通ると、
脇に顔を埋め…
胸の中心の間を舌が走る。
そのまま下半身に到達すると思えば、
敏感な脇腹に触れる。
涎が乾いたところがひんやりとすると同時に、
新たに別の箇所に温かい舌を感じる。

音を立て、時間をかけ、
少年の体を涎まみれにしていく。

獲物の味と匂いを舌先に感じるたび、よりハルピュイアの興奮は高まるのだ。
後ろ、揺れる尻の間、その股間からは蜜が太ももを伝わる。

一方、発情したハルピュイアから発せられる雌のフェロモンと、
また、体を焦らすように這いまわるその舌の感触に、
少年の混乱と恐怖は、これ以上ないほどの性的興奮に変わりつつあった。

ハルピュイアの舌が少年の下腹部に届く頃には、
自然と、少年のペニスはびくびくと痛いほどに起立していた。

準備万端となったメインディッシュの、天を剥いてもなお皮の被った頭に、
ハルピュイアはその形の良い鼻をくっつけ、一番濃い匂いを嗅ぐ。

少年の応え発情した匂いに、ぶるっと体を震わせ、
オスを誘うように、そのボリュームの有る尾羽根付きの尻をくねらせる。

「ぴゃあ…」

熱のこもった鳴き声を上げると、ペニスの前で舌なめずりをして、

興奮で息を荒げ、見つめる少年の前で、

ゆっくりとスローモーションで口を開け、あーんというように…

少年のペニスの先を口に含んだ。

「あっ…!!」

思わず少年が声を上げる。
ハルピュイアの口の中で、ペニスの皮はその器用な舌の動きによってぺろりと剥かれる。
その皮の中に隠されたオスの匂いと味をより味わおうと、大量に涎が分泌され、舌で舐め吸われる。

ちゅっちゅっと、赤子が乳首に口を寄せるような音を立てて、
少年のペニスの味と、尿道からあふれた先走りの味が吸い取られるたびに、
その強い快感に少年はびくんびくんと体を震わせた。
ハルピュイアもまた、嬉しそうに腰をくねらせる。

だが…
少年の快楽はそこまでであった。

505:名無しさん@ピンキー
13/04/12 23:16:33.31 gvHz0A/R
「うあああああっ!!いたっ痛い!やめてっ!」

つい今まで最高の快楽を与えていた蜜壺が、文字通り牙を生やし、
ゆっくりと少年のペニスを押しつぶしてきたのだ。

柔らかく敏感な肉に、万力が閉まるような緩慢な速度で牙の圧力が掛かっていく。
抵抗しようにも、いつの間にかその両手は翼に押さえつけられて動かなかった。

「ひぐうううううううううううっっ!」

口の中からぶちりとした小さな音が聞こえる。少年の亀頭は潰れた。


この幼いハルピュイアが少年をさらってきたのは、性欲を満たすためであったが、
やはり同時に食欲を満たすためでもあった。
近くに成熟した仲間もなく、知識もないまま育ったハルピュイアは、ペニスの
本来の使い方を理解はしてなかった。

結局ハルピュイアにとっての人間のペニスは、生殖器ではなく、
食欲と性欲という2つの本能を刺激される、美味しい肉の棒にすぎなかったのだ。
このハルピュイアにとっては、好物であるペニスを食べることそのものが、セックスの代わりだった。
雄の血と肉が口の中に広がるたびに、ハルピュイアは性的快楽を覚えていたのだ。

ハルピュイアは恍惚とした顔で、そのまま何度も口の中で、
繋がったままの少年のペニスを少しづつ咀嚼し、味わい、ミンチと変えていく。

じわりじわりとペニスが砕かれていく痛みに、
少年の身体が生命の危機に反応したのか、欠けたペニスの先から、大量に精液が漏れ出す。

口の中に広がる、少年の血と精液と、ペニスの肉の味に、
ハルピュイアもまた、腰を震わせ、びくびくと軽い絶頂に達した。

よく口の中で味わったその肉を、ハルピュイアはゴクリと飲み込む。
少年の股間には、あとは切り株と睾丸だけが残った。

「ああ、僕のおちんちん、なくなっちゃった…」

あまりに強烈な痛みが続き、とうとう麻痺し、少し冷静な思考も取り戻していた
少年の頭によぎったのは、同世代の仲間より少し大きめで自慢だった、
男としてのシンボルを失った喪失感であった。

「ひぎいいいいっっ!!!痛い!痛いいっ!!!」

だが、その喪失感も消える前に、少年には新たな痛みが襲いかかった。
ハルピュイアにとって、性欲を刺激される肉を失った今、目の前にあるのは
もはやただの肉餌だった。食欲を満たすために、純粋な食事が始まる。

ハルピュイアが次に口に含んだのは少年の睾丸だった。
丈夫な皮に守られた中身を味わうために、皮の上から、
何度も2つの肉玉をごりごりと咀嚼する。中身が潰れその形がなくなり、
破れた皮からこぼれ出すまで噛み続けるのが、このハルピュイアの食べ方だった。

506:名無しさん@ピンキー
13/04/12 23:18:15.78 gvHz0A/R
そのままとどめを刺されることもなく、ゆっくりと少年の体は咀嚼され食べられていった。

さきほど味見した時に、上半身はあまり美味しそうではなかったため、
ハルピュイアは結局、肉付きがよく柔らかい、
内腿や尻などの下半身を中心に少年を食い荒らした。

最後に、いつの間にか息を止めていた少年の、
栄養のあるいくつかの内蔵を食べ、満腹になったハルピュイアは、
まだ大分肉の残る少年の体を、崖の上に放り捨てた。

食欲と性欲を同時に満たしたハルピュイアに次に襲いかかった欲求は、
睡魔であった。

今回の獲物は、体の割に好物が大きく、なかなか満足ができた。
また目が覚めて、お腹が空いたら、あの美味しい肉をぶら下げた獲物を捕まえに行こう。

少年の返り血を浴びたままの姿で、ハルピュイアは眠りについた。

507:名無しさん@ピンキー
13/04/12 23:19:28.28 gvHz0A/R
どれほどの時間が立ったか。
突然の衝撃が、食後の睡眠に浸る、ハルピュイアの意識を覚ます。

「ぴゃあっっ!!?」

切り立った崖の上に作った巣は、人間も立ち入れない、安全な住処のはずだった。

回りはいつの間にか霧が発生していた。
その中から現れたのは、ハルピュイアよりも二回りも大きな翼。

寝込みを襲った正体は、しばらくこの地域では見ることのなかった、
首の長い飛竜、緑色をしたワイバーンだったのだ。

巣とその回りに大量の人間の血の匂いを残していたことが、この更に強大な
捕食者を招く結果となってしまった。

一人で育ち、自分がこの空の王者であるとすら思っていた、
この若いハルピュイアには、まだ自分の種族より
強大な生き物がいるとは知らなかった。

経験豊かなハルピュイアであれば、この敵わぬ相手に対し、
逃げの一手という最善策を選ぶことが出来ただろう。

だが、生まれてこの方、恐ろしい目になど会ったことなく、
その爪と翼に大きな自身を持っていたこのハルピュイアは、寝込みを襲われた怒りのまま、
愚かにもワイバーンに対し鉤爪で反撃に繰り出してしまったのだ。

瞬きするほどの間にはるか宙に舞ったハルピュイアが、弾丸のようなスピードで
鉤爪を繰り出す。

人間の体など、簡単に引き裂ける尖い爪が、ワイバーンに突き刺さるも、
ハルピュイアよりさらに強靭な体を持つ、空の最強種族にとっては
些細な傷程度しかつかなかった。

その結果にハルピュイアが動揺する間もなく、
ワイバーンはカウンターでハルピュイアの急所である翼の根本を、その顎に捉えていた。
たったの一噛みで、ごきりと骨が砕ける音を立て、ハルピュイアの自慢の翼は
二度と使い物にならなくなった。

「ぴゃあっっ!!?」

ばさりと地面に落ちたハルピュイアの顔に、
初めて恐怖の表情が浮かぶ。

すでに勝負は決していた。
逃げ場のなくなったハルピュイアとワイバーンの間に、
幾らかの格闘はあったが、結果として、ハルピュイアの残った翼も砕かれ、
最大の武器であった猛禽の両足は踏み潰され、いびつな方向に曲がり、使い物にならなくなっていた。

「ぴゃあ…ぴゃあっ…」

ハルピュイアがもう許してと言わんばかりの顔で、弱々しい声をあげる。
涙を流しながら、この恐ろしい相手から、膝だけで体を引きずって遠ざかろうとする。

もちろんワイバーンに慈悲の心などはない。
その目に映るのは、自分の食欲を誘うように動く、餌の大きな2つの肉尻だった。

508:名無しさん@ピンキー
13/04/12 23:20:06.93 gvHz0A/R
ワイバーンにとっては、ハルピュイアの固い鱗の生えた脚や、
毛ばかりで食べにくそうな翼などは、まったくどうでもいい部位だった。
それに対し、「人間」の部分は柔らかそうで、
それになかなか肉付きが良くて美味そうに感じるのだ。

牙の隙間から涎を垂らしながらのしのしと近づき、
ゆっくりと口を開くと、そのハルピュイアの、丸い大きな尻に齧りつく。

「びゃあああああああっ!!!!」

前足でハルピュイアの背中を押さえつけ、
顎と首の力でみりみりとその肉の塊を引きちぎる。
鋭い歯に丸い綺麗な形をしていた尻たぶは引き裂かれ、
ぶちぶちと音を立て、皮膚の繊維をまとわせながら、その柔らかくも張りのある肉は離れた。

扇情的だった2つの褐色の尻は、無残にも片方だけになり、
ピンク色の断面が覗く。そこから大量の血が溢れ出る。

一方、ワイバーンの口には、大きな肉が銜えられていた。
ワイバーンは、その丸みを帯びたステーキのような肉を、
ぐちゃぐちゃと美味そうに咀嚼する。
溢れた涎と血と脂がぼたぼたと巣の地面に溢れる。

つい先程まで、どんな人間の男も欲情させるような、扇情的な尻が、
今ではただの肉となって、爬虫類の餌になっていく。

肉食性の強いハルピュイアの肉は、ワイバーンのいつもの主食である
人間の娘と比べたら、臭みが強いものだったが、
たまにはいいだろう、と言えるほどのものであったし、
何しろ食べごたえもあり、脂がたっぷりと乗っていた。

美味しい肉をゆっくりと味わい、ごくんと肉の塊を飲み込むと、
ワイバーンは根本の肉を失し、ちぎれかかったハルピュイアの脚を前足で掴む。
そのまま力任せに引きぬくと、ハルピュイアがまた甲高い悲鳴を上げた。

引きぬかれた太ももは、まるで調理された鶏肉のようであった。
ワイバーンは器用にも、前足に持ったその太ももを口元に運び、食らいつく。
それもまるで人間がチキンを食べるかのような仕草に見えた。

張りのいい皮膚が破れ、脂の乗った赤身の肉がむしゃむしゃ、ぶちぶちと食いちぎられていく。
柔らかくも歯ごたえのある、そしてボリュームのある太ももの肉の、ワイバーンはなんとも満足そうな表情を浮かべる。
凄まじい食欲に、すぐに脚はただの血の着いた大腿骨となって、生ゴミと代わり巣の外に捨てられる運命となった。

もはや悲鳴を上げるほどの元気はなくなっていたが、自らの血の海に沈む状況にあっても、ハルピュイアはまだ意識もあった。
そんなハルピュイアの胸元に、ワイバーンがその長い首を寄せる。

ワイバーンが口を開けると、血と脂にまみれた大きな舌が、ハルピュイアの胸に実った、
柔らかい肉の塊に這いまわる。

舌先を這わせるたびに、ぷるぷるとその肉は形を変える。
ハルピュイアには理解できた。今から食べるご馳走の柔らかさを確かめているのだ。
蕩けそうなその肉に、ワイバーンは嬉しそうに目を細め、涎を溢れさせる。
つやつやと粘液にまみれ、長い舌に揉まれる乳房はなんともエロティックに見えるだろう。

509:名無しさん@ピンキー
13/04/12 23:21:48.83 gvHz0A/R
さんざん、乳房の舌触りを楽しむと、ワイバーンはそのままぱくりと口に含み、
ゆっくりと牙を立てた。その大きな口からあふれるほどのボリュームの有る、張りのある肉球を、
食いちぎることなく、体についたまま咀嚼していく。

ハルピュイアはただ見るしかなかった。それは皮肉にも、自分が先ほどやった行為だった。

蕩けるような柔らかい肉と、たっぷりと乗った脂が、甘みとなってワイバーンの口の中に広がる。
肉食生物にとってまさに最高のごちそうであった。

ワイバーンは、食べやすく美味しいその部位は、自分たち竜に食べられる為に生まれたのではなどと考えていた。

肉片と変えられた乳房が少しずつワイバーンの喉を通り、減っていく。

もう片方の乳房は、乳首ごと頂点を口に含むと、ゆっくりと首の力で食いちぎろうとする。
丸い乳房が引っ張られ、洋なしのように形を変え、最後に耐え切れなくなって引きちぎれると、
その欠けた果実は弾力でぷるりと戻る。食材の柔らかさを楽しんでいるのだ。
ワイバーンはそれを奥歯で咀嚼し飲み込むと、再度また林檎をかじるように、
口先で乳房を食いちぎっていく。

大部分の自分の体が減っていく状況にあっても、なかなか死ぬことの出来ない
魔物の生命力を、ハルピュイアは呪うしか無かった。

食事は続き、もう空には夕闇が迫っていた。
結局、ワイバーンの食欲は凄まじく、ハルピュイアの体の肉はほとんど食べ尽くされ、
あとに残ったのは頭と、骨と脚先と翼だけだった。
満腹になったワイバーンは、まだ肉のこびりついた骨をしゃぶりながら、、
布団代わりに出来そうなので残しておいた翼を体に敷くと、新しい住処と決めたそこで眠りだした。

510:サルガソ
13/04/14 03:18:36.17 Y+ak4TPf
もういっちょ書けたので投稿します。タイトルは「売れ残り」です。

511:サルガソ
13/04/14 03:19:08.07 Y+ak4TPf
その国ではエルフは奴隷として扱われていた。
誇り高い森の麗人などというイメージははるか昔のことで、
その文明は人類によって蹂躙されつくし、文明は消滅した。

エルフの扱いは、もしかしたら奴隷という表現すら生易しかったかもしれない。

生殖を品種改良レベルで管理され、洗脳と言っていい教育の仕方で
人間に傅くよう育てられたそれは、もはや家畜と言って良かった。

施設で繁殖させられ、ある一定の年齢まで育てられたエルフは、
奴隷として市場に展示され、ものとして人の手に渡っていく。
人より寿命が長く、美しく、若い期間が長いエルフは、性奴隷として人気であった。

ただし、長く使える分商品として代謝することはなく、
ある程度普及した今となっては、エルフは余り気味となり、
大分価格が下がった今では、売れ残るエルフが出てきてしまった。
その売れ残ったエルフ達の末路は、奴隷などより更に悲惨なものであったのだ。


その施設の今月のエルフの出荷は、同じ月に生まれた雌だけ13人となった。
直営の店先にまとめて展示され、気に入られたものがいたら、それなりの金額と引き換えられていく。

ただし、エルフはある一定の年齢を過ぎると大変成長が遅くなるため、
成熟するまで施設で育てていては、元が取れなくなってしまう。
そのため、現在発出荷されるエルフは、実年齢は別として、人間で言えば*~**歳ほどの
子供といっていい見た目だった。

プライバシーも何もない、強化ガラス張りのウインドウの中に
少女たちが展示される。それはまるでペットショップのようであった。

少しでも買い手が見つかるようにと、
エルフの少女たちは、布をたくさん使った可愛らしい衣装を与えられ、
少女たち自身もまた、なるべくいい主人のもとに行けるように、それぞれ通りゆく人に自分をアピールしていく。
具体的には知らないものの、売れ残った末路が悲惨なものだということは
エルフたちも聞いていたので、それぞれ必死だった。

512:名無しさん@ピンキー
13/04/14 03:19:53.13 Y+ak4TPf
今月店先に並んだ13人、その中、一人目立たないエルフの少女がいた。
二の腕ほどまで伸びたクリーム色の髪は繊細で柔らかく、
大きな瞳は宝石のように青く深かった。
肌の色素は薄く、それでいて健康的で、頬にさす赤みがどことなく純朴。
エルフの特徴である長い三角の耳はすこし垂れ気味で、顔の横に伸びる形だった。

そのエルフは、他の少女たちに負けない可憐さを持っていたが、
今回の13人の中でも一番引っ込み思案で目立たなく、臆病だった。
また生来不器用なところがあり、ほかのエルフたちのように、
得意な歌や踊りを披露したり、
若い男に向かって、ガラス越しに股間にしゃぶりつくような仕草を見せたり、
ぎりぎり見えないところまで、長いスカートをたくし上げる…
そんな卑猥なアピールをする度胸もなかった。

自分より見上げるように大きく、また獣のようにすら見える人間の男はただひたすらに恐ろしく、
目を合わせるだけでも恐ろしいことだった。
また鈍臭い役立たずとして、恐ろしい人間のもとでひどい目に合わされることを想像すると、
外の光の当たらないウインドウの奥で、膝を抱え座り震えているしかなかった。

周りの仲間達が一人、また一人と売られ、減っていく。
もちろん焦る気持ちはあったが、そのエルフには最後まで光の当たるところまで出る勇気は沸かなかった。

最後には、そのウィンドウの中に残るのはそのエルフだけになった。
暗がりから、横目で外の光を見つめる。もはや、道行く人間は自分になど関心が無いようだった。
今そのエルフの頭ににあるのは、ただぼんやりとした諦めと、過去のいくらかの楽しい記憶だった。

513:名無しさん@ピンキー
13/04/14 03:20:24.00 Y+ak4TPf
一週間ほど一人で過ごした後、その日はやってきた。
ここに連れてきた時と同じ、顔全体を覆う、ガスマスクのようなものをつけた、
物言わぬ不気味な係員によって、エルフは外に連れだされた。

商品としての展示期間は終わったのだ。
そのまま檻のある車にのせられ、何処かに運ばれていく。
枷は嵌められていたが、少女は特に抵抗することもなく、ただ地面の揺れを感じていた。

半時ほど走り、大きな施設につくと、車を降ろされ、建物の中に連れられていった。
建物の中は、受付の先は、窓も音もなく、ただひたすらに白い壁と無機質な廊下が続く空間だった。

エルフは手綱を握った、相変わらず何も言わない係員に連れられ、電灯の続く廊下を連れられていく。
聞こえるのはただひたひたとした自分達の足音だけで、その間誰ともすれ違うことはなかった。

やがて長い廊下を抜けると少し開けた空間に出る。
そこにあるのは金属製の扉と、小さな窓口だけだった。

マスクの係員は、窓口の奥の、顔の見えない係員と、幾らかのやり取りをしたあと、
エルフの着ていた服を脱がした。
枷も外し、裸のエルフの手をつなぎ、金属製の扉の前に連れて行く。
扉は引き戸であり、機械的に音もなく開くと、そこにはまた数人かが入れるような
小さな小部屋があった。その扉はエレベーターだった。

係員はエルフの少女だけをそのエレベーターに乗せる。
係員は、扉が閉まるまでエルフを見守っていた。

無機質な狭く白い空間に、少女は一人だけになった。
少女はウィンドウの中にいた時と同じように、膝を抱え隅に座る。
見上げると白い光を放つ、細長い電灯があるだけだった。

じきにその部屋は動き出した。エレベーターの上下の動きと言うよりも、
ゴンドラで運ばれているような、吊り下げられた動きだということは何となくわかった。
ブーンという静かな機械の音だけが、その部屋に響いていた。

膝を抱えたエルフの少女は、何となくその施設から死の匂いを感じ取っていた。
静かなモーター音だけを聞きながら、
別れていった仲間たちは今頃どうしているだろうなどということを、
ただぼんやりと考えていた。

時間の感覚をなくすようなその部屋が、少女を一刻とその場所まで連れて行く。
そして、いつの間にか部屋は動きを止める。

514:名無しさん@ピンキー
13/04/14 03:21:13.96 Y+ak4TPf
不意に電灯の光が消える。
直後、あっと思う間もなく、突然、バタンという音がしたかと思うと、
そのエレベーターの床が開いたのだ。小さな悲鳴を上げて、エルフの少女は、
ころがり落ちる。
闇の中に、急なコンクリートの滑り台があった。
その先に何があるかわからない恐怖に、エルフは抵抗したが、
つるつるとした床に踏ん張れるところなどなく、無慈悲にただ滑り落ちていくしかなかった。

転がり落ちる先に光が見えたと思った瞬間、
エルフは苔の生えた柔らかい土の上に落ちた。そこは意外な空間だった。

その開けた空間は、高いドーム状のコンクリートの壁に覆われていた。
頂点の小さな穴からわずかに外の光が見える。光量はそれだけだったので、なんとも薄暗い。

見上げると、今自分が通ってきた穴は高く、よじ登って戻るなんていうことは出来そうもない。
空間の真ん中には、自然の池を意識したであろうプールが作られていて、そのきわには
陰に映える不気味な植物ばかりで作られた、飾りのような人工のジャングルが茂っていた。
一言で表現すると、これは何らかの生き物の飼育場だった。

少女は目の前の透明な水を張ってある池を見ると、そこには大きな丸い影が沈んでいた。
最初は岩だろうと思ったが、それが動くものだと気づいた時、少女はぞっとした。
その大きなものはゆっくりと手足を動かし、ざばあと大きな音を立てて、水からはい上がる。

その体長は体だけで3メートルはあっただろう。
全身はこげ茶色、ぬめりを帯びた丸い体は甲羅のない亀のようで、
脇から生えたゾウガメのような4本足が体を支えていた。
前足の間からは長い五本の頭が生え、目のない丸い頭に、魚のような丸い口が付いていた。
匂いを感じ取る器官なのだろう。5つの口の穴から突き出る、赤黒いぬめった舌が、粘液をこぼしながら蠢いていた。

「ぃやっ…」

エルフの少女は理解した。この施設で与えられるのは、静かな死などではなかった。
自分は、この生き物の餌なのだ。

515:名無しさん@ピンキー
13/04/14 03:21:53.02 Y+ak4TPf
人類の文明の発展は、亜人種の文明だけなく、魔物と呼ばれた存在も自然から駆逐した。
今では種の保存のため、それぞれのごく少数が生かされ動物園に飼育されている。
彼らは魔獣故に、人間の肉を大変好んで食べる。そして、定期的に与えないと、元気を無くしてしまうのだ。
今では売れ残った亜人種を、処分のついでに餌として与えるようにしていた。

今、エルフの少女が落とされたこの空間は、ヒュドラと呼ばれる生物の為に作られたものだった。

ヒュドラは舌に感じる匂いで、目の前に久しぶりのご馳走が居ることを感じ取っていた。

突然現れた、恐ろしい存在に少女は震え、声も出なかった。
裸足で後退り、なんとかヒュドラから離れようとするも、その空間に逃げ場など無かった。

武器になるものは無く、無防備な裸の少女は、震える足で走り回る。
だが、ヒュドラの動きは意外と素早く、そして5本もある長い首が逃げ道を塞ぎ、
とうとう少女は壁際に追い詰められてしまった。

コンクリートの壁に背中を向ける少女のもとに、ヒュドラの首が伸びる。
その先の長い舌が、涎を垂らしながらひくひくと動く。
とうとう、その舌がエルフの少女の肌に触れた。

それに続き、ほかの頭も我先にと少女の小さな体を舐め上げていく。
目の見えないヒュドラは、舌を使い、どのような獲物かを確かめようとしてるのだ。

腹筋の薄い腹、可愛らしいお尻、
まだ膨らむ様子もない胸、繊細な手足、
未発達な無毛の性器。
男根を思わせる赤黒い舌が、容赦なく少女の肌の上を這いまわり、涎をまぶしていく。
薄暗い中で、少女の繊細な柔らかい肌が粘液でぬらぬらと輝く。

少女はその気持ち悪さともはや逃げられぬ絶望に、
嗚咽と涙を流しながら、ただ地面に腰を落とすしか無かった。

ヒュドラの五つの頭は、驚いたことにそれぞれが別の意志を持っていた。
少女の体を味見しながら、この小さな体の、どの肉が美味そうか、
どの頭がどこを食べるかを、神経で相談していた。
この小さな雌は体中どこも柔らかく美味そうだというのが
それぞれの意見として一致したが、部位ごとの肉が少ないので、
どの頭がどれだけ食べるかかは、若干の取り合いがあったようだ。
結局は一つの個体なので、同じ胃袋に入るのだが。

それぞれの取り分はまとまったようだ。
ヒュドラの舌が仕舞われると、その中には、獲物の肉を削り取る、
ヤツメウナギにそっくりな鋭い牙が放射状に並んでいた。

五つの頭は涎を垂らすと、ご馳走にカチカチと嬉しそうにその歯を鳴らした。

「ひっ…」

ヤスリのような牙を見せつけられ、少女は戦慄の表情を浮かべ、失禁した。
恐ろしいその口その歯は、自分の肉を削り取ろうとしているのだ。

516:名無しさん@ピンキー
13/04/14 03:22:43.18 Y+ak4TPf
一つの頭が、鋭く動くと後ずさる少女の左足首を捉える。
細い足首に歯が突き刺さる痛みが走ったと思うと、
足は持ち上げられ、少女の体は逆さまに釣り上げられていた。

抵抗できない状態のまま、生きたまま少女を食らおうというのだ。

そしてそれぞれの頭が、それぞれの好みの場所にかぶりついていく。
まず頭が集中したのは、比較的肉付きのいい下半身だった。

一本はそのまま足首から逆さ吊りにする役に徹した。

一本の頭は食べやすそうなその左腿に、

一本の頭は右の内腿、

もう一本は柔らかい尻に、

最期の一本は開脚し顕になった性器に食らいついた。


それぞれが一斉に顎に力を込める。少女は悲鳴を上げた。
その口の見た目から想像した痛みが、違うこと無くそのまま下半身に一斉に襲いかかったのだ。

最初の一噛みで少女のきめ細やかな肌はあっさり破れると、その中から
上品な味の肉が現われる。
哀れな獲物に止めを刺すなんていう発想はヒュドラに無い。
それぞれの頭が、今自分の目の前の美味しい肉を味わうことに夢中だった。


それぞれ腿に食い込んだ頭が、その細かい牙を動かすと、
柔らかい嫋やかな肉が削り取られていく。
子羊の肉のように臭みのない味わいに、2つの頭は
くちゃくちゃちゃと下品な音を鳴らすことによりその美味と喜びを表現した。


尻にかぶりついた頭はその揺れるような尻の弾力に上機嫌だった。
二度三度、その丸い尻の頂点をつついては、ぷるぷると震える
その肉の柔らかさを楽しむと、今度は味わうために鋭い歯で噛み付き、引きちぎった。
可愛かったお尻は、スプーンですくい取られた半熟卵のような形になった。
頭は丸くちぎり取った皮膚と肉を、ヤスリのような歯で噛み潰し咀嚼し、飲み込んでいく。
ほどよく乗った脂が大変美味だった。


性器を選んだ頭が食べたかったのは、先ほど味見した時に蕩けるように
柔らかかった大陰唇だった。膨らんだ片側を食いちぎると、
脂肪の乗った柔らかい刺身のような肉が、素晴らしい食感を無数の歯に伝える。
未成熟な人間の雌からしかとれない少量の部位だ。


それぞれの頭の一口目で、すでに少女の下半身はズタボロにされ、流れる血の量は多く、
少女は瀕死の際をさまよっていた。

517:名無しさん@ピンキー
13/04/14 03:23:19.32 Y+ak4TPf
ヒュドラは図体の割にそれぞれの口は小さく、一口で食いちぎられていく肉は少量で、
被食者は死ぬその時まで、恐怖と痛みに耐えることになる。
少女にとって幸いだったのは、最初の一噛みのショックから、
痛みを感じなくなっていたことだった。

薄れる意識の中、自分の体がどんどん無くなっていくところを、ぼんやりと少女は見つめていた。


最初に脚に食いつき支えていた頭は、もう獲物が抵抗しないことを悟ったところで、
少女を地面に降ろした。
他の頭に遅れて、上半身の二の腕などの、柔らかい箇所に歯を立てはじめる。
腿の肉は食い進められ、あちこちから大腿骨が覗き、
一匹はふくろはぎの肉の膨らみを噛み破っていた。
尻を食い進めていた頭はすっかりそこを食い尽くし、背中から内蔵を貪り始めていた。
性器に食いついた頭は、そのまま股間に頭を沈め膣を食い進んでいる。

目が霞み、その光景すらも見えなくなってきた。ああこれが死ぬ瞬間か、
と最後まで思うこともなく、少女の意識は闇へ落ちていった。

518:名無しさん@ピンキー
13/04/14 06:35:19.22 Y+ak4TPf
ふと、エルフの少女は、目を覚ました。

自分は死んで、もう二度と覚めることのないはずだった。

顔を上げると、頭の上には細い電灯。

そこは、つい先程居たエレベーターの中だった。
先ほどの、裸で膝を抱えたままの格好のまま。
相変わらずブーンとした静かなモーター音が聞こえるのみの空間だった。

自分の体を見ると、食いちぎられ無くなったはずの脚も外性器も、全身無傷だった。
その箇所を見ていると、咀嚼される感触がじんわり蘇ってくる気がした。


多分夢ではないのだ。今自分が体験したことは、現実だ。
そして、おそらく、これから再度繰り返される。

自分は過ぎ去ったはずの時間に戻ってきているのだ。
理屈ではない、その当事者だからこそ解る感覚だった。

少女は、先ほど履きにもしなかったが、
エレベーターの壁にその長い耳を当て、外の音に耳を澄ませる。

ブーン…
とした、モーター音に
混じって、
かすかに、
この施設にいる
無数の魔物の
恐ろしいうめき声が
聞こえてくる。


エルフの少女は戦慄した。
間違いはなかった。
自分は、このエレベーターによって、その無数の魔物のどれかの元に
放り込まれるのだ。その後は確実な無残な死。

少女が泣き叫んでも、暴れても、無慈悲にエレベーターは動き続ける。

涙でくしゃくしゃになりながら、嗚咽しながら、少女は思う。
時間が巻き戻ったというのならば、なぜもっと前まで巻き戻らなかったのだろうか。

こんな末路が待っていると知っていたら、
店先に並んでいたあの日に戻れれば、自分はどんなことをしてでも、道行く人間に売り込んだのに。

神様がそうしたのだとしたら、なんと残酷な。先ほどの苦痛を再度味わうために
ただ時間を巻き戻したとでも言うのか。

そして、絶望した少女があきらめ腰を落とした時、モーターの音と共に、その部屋は止まった。

エレベーターが目的地に付いたのだ。

先ほどのように、ふっと電灯の明かりが消える。あとは、この床が開いて…

519:名無しさん@ピンキー
13/04/14 06:35:49.91 Y+ak4TPf








床は開かなかった。
開いたのは、最初に入ってきた、エレベーターの扉の方だった。
そこから、眩しい外の光がのぞく。

その前に待っていたのは、先ほどのガスマスクをつけた係員と、
一人の人間の青年だった。


「ああ、本当にギリギリだった。危ないところだった。」

「安心して。僕は君を引き取りに来たんだ。」

本当に些細な歯車の差で、結末は変わっていた。
エルフの少女は、助かったことがわかると、裸のまま、その青年にで泣きついた。

「ごめんね、ごめんね。怖い思いをしたんだね。…決断と、
 お金を用意するのが遅くなっちゃったんだ。」

青年は膝を落とし、優しくエルフの少女を抱き寄せていた。

「最初の日から毎日見にきていたんだよ。いつも隅っこでおとなしそうにしていて、気がかりだったんだ。
 多分、自分が何とかしないと、この子はここに送られるんだって。
 …絶対、今まで以上に幸せにしてあげるから。一緒に、人として生きていこう。」

臆病だったエルフの少女は、青年が用意していた服を着せられ、
日の光の下へ連れられていった。
その青年は間違い無く優しく、その青年のもとで、
エルフの少女は暮らすだろう。


一方ヒュドラは栄養失調で死んだ。

520:名無しさん@ピンキー
13/04/14 08:41:51.16 dYNohx0k
おつです!
おい、ヒュドラ・・・



おいwww

521:名無しさん@ピンキー
13/04/17 12:08:44.61 er3VeIWz
ヒュドラがかわいそうだろ、この人でなしめ!

522:名無しさん@ピンキー
13/04/17 21:44:41.55 Fcj523yh
エルフ食べたかっただろうに…

523:名無しさん@ピンキー
13/04/18 04:34:24.34 DLOlXM8N
GJ!
ハッピーエンドなのにこの反応www久々に腹抱えて笑ったわ

524:名無しさん@ピンキー
13/04/19 00:16:09.55 lRIX4tTl
エルフ幼女美味しそうだ

525:名無しさん@ピンキー
13/04/19 05:48:29.34 IwINL5ON
ヒュドラ吹いたwww

526:名無しさん@ピンキー
13/04/21 05:54:33.36 2JhEYHlP
助かったと思ったらまた捕食されるルートにループする可能性も微存

527:名無しさん@ピンキー
13/04/29 10:55:27.31 Qb+1qLJJ
wiki更新しました。

528:風神レイン ◆AmrxKrymxGfh
13/05/06 16:00:48.51 OLDUDF89
おつ

529:風神レイン ◆AmrxKrymxGfh
13/05/06 16:04:10.66 OLDUDF89
何かIDがかっこいい俺
こんなID何年ぶりやろ

誰かお題出してよ
誰かが作ってくれるよきっと

530:名無しさん@ピンキー
13/05/06 20:43:53.89 kKXmqbW/
>>529
続き書いてよ!

531:名無しさん@ピンキー
13/05/07 23:30:35.69 CxUvAmGh
スライム的なものに包み込まれながら吸収される感じのvoreは英語でなんて言うの?


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