少女・女性が化物に捕食されちゃうスレ6at EROPARO
少女・女性が化物に捕食されちゃうスレ6 - 暇つぶし2ch285:名無しさん@ピンキー
12/06/08 10:00:33.36 YC9dV1dM
肉体を引き裂かれているのに
主人公が卒倒もしないで
正気を保っているのがあまりにも不自然だな
現実味がないのでビンビン伝わらない
筆者が囚人の身を引き裂かれる痛みを
まったく酌量していないから
こんな文章になるのだと思うYO




















286:名無しさん@ピンキー
12/06/08 12:04:19.73 xNRtyJBP
>>285
お前は何を言っているんだ。

287:名無しさん@ピンキー
12/06/08 14:24:46.06 91fbeBUp
最近の作品は保管庫に保存されないの?

288:名無しさん@ピンキー
12/06/08 23:51:33.41 fGg/gFA4
言い出しっぺがやるでござるの巻

289:名無しさん@ピンキー
12/06/15 22:18:42.78 zOiuNa0t
たまには上げてみるか

290:名無しさん@ピンキー
12/06/17 20:23:51.05 hnHfXV+p
blood-Cをまとめて見たんだけど捕食的にはよかったよな。捕食的には。

291:名無しさん@ピンキー
12/06/17 21:15:48.48 7JCYjj/a
会場からの何やら美味しそうな匂いにつられてやって来ました。
今後の美少女達の解体とすばらしいメニューに期待しております。

292:名無しさん@ピンキー
12/06/18 18:05:04.10 QY1qea+Y
某被食フォーラムで少女女性が捕食される良作が上がってたぜ
興味あるなら見てみるといいかも。

293:名無しさん@ピンキー
12/06/18 18:20:58.09 Cu7K4wRM
某じゃわからんよ
紹介する気があるのかないのか

294:名無しさん@ピンキー
12/06/18 19:38:39.89 QY1qea+Y
被食系フォーラムっていうのがあってだな
そこに中々のSSがあった、少なくとも昔はあったはず
ググれば出てくるよ

いやみんなは紹介するとき某被食っていったもんで

295:名無しさん@ピンキー
12/06/18 19:39:40.92 QY1qea+Y
あと最近入ってないんで現状はわからん

296:名無しさん@ピンキー
12/06/20 20:15:51.67 p6fR15Z1
「ハイドロにとり」って奴か
東方知らないけど中々よろしかった

だけどそれ以外はこのスレの内容じゃないな
空気読めない隊って人しかこのスレの内容に沿ってない

297:名無しさん@ピンキー
12/06/20 20:21:11.21 p6fR15Z1
URLリンク(novel.fc2.com)
ここに同じものがあるけど

298:名無しさん@ピンキー
12/06/23 19:30:11.11 FJzu2EHO
>>297
誰か一人ぐらい評価してやれよ・・・・・

299:名無しさん@ピンキー
12/06/24 01:02:47.30 X0k5DeAe
保管庫の男の娘を捕食はいつ続きが来るんだろう

300:名無しさん@ピンキー
12/06/25 19:48:28.44 t7EtIjzj
過疎ってるなあ

301:195
12/06/26 23:30:22.67 QhYR1Api
唯が解体されていくさまは調理台の下のほかの生徒からもよく見えた。
最初は精一杯抵抗していた唯が徐々にバラバラになっていく。
それは生徒たちのしばらく後の運命でもあった。
「痛いのかな?バラバラにされるのって」
杏子が優香に話しかける。
優香が見るその杏子の顔は、見たことがない顔だった。
唯の姿に自分を重ね合わせていたのだ。
絶叫を上げながら引き締まった足をもがれる姿。
自分の体を焼かれる匂いに目をそらす顔。
恨めしそうな顔で食肉となった自分の体を見る唯。
異星人に牙を突き立てられて肉を引きはがされる顔。
それらを自分の顔に重ね合わせていたのだ。

そして、徐々に動きを弱らせながら無表情で目を閉じる唯の顔。
それは本当に表情を失ったのか、それとも表情を作る体力すら失われたのか
それは、なってみないとわからないものだった。


302:195
12/06/26 23:30:53.43 QhYR1Api
解体され終わった唯の残骸が調理台から降りていく。
それを誰もが血の気の引いた表情で見ていた。
バラバラの骨とわずかな肉、そして、見る影もないほど解体された顔が仰向けで横たわる。
ついさっきまでの唯の面影はどこにもない。
これが、自分たちの末路なのだ。
だれもが唯の亡骸を一目見た後、耐えられないように目をそらす中、一人だけ感慨深い目で変わり果てた級友を見ていた。
杏子だった。
先にゴールされちゃったけど、あたしももうすぐそっちにいくからね。
杏子はかつてのライバルにそうつぶやいた。

次の名があげられ、呼ばれた娘は青ざめた表情で調理台に上がっていった。
次々と少女たちは解体されていき、悲鳴や絶叫、そして、異星人たちに美味をもたらしながら消えていった。
誰もが、食べられて生命の尽きる直前には、無表情のまま目を閉じて暗闇の中へ消えていった。


その頃、会場の外の調理室では那美と美穂が異星人の調理人の手で調理されていた。
すでに膝から下や腕は体から切り離されて大きな鍋で煮られていた。
二の腕と、太腿を切り離され、茶色いソースと香辛料を塗りつけられる。
両手足を失った二人は仰向けにされて腹部を裂かれ、腸を引き出されていく。
内臓は取り出されて煮込まれ、腸は人間牧場で育てられた特上のクローン娘の肉を詰められて腸詰に、そして、空洞になった腹部には同じクローン娘のひき肉が収まるはずだった。


303:195
12/06/26 23:32:33.09 QhYR1Api
そんなところで、調理室の外では軽い騒動が起こっていた
「なんだって?クローン娘の肉を運んでいた車が事故った?」
「で、肉はどうなったんだ?目の前だろ。運んでこれないのか?」
「放り出されて使えないんだって。荷台に残っていたのはもうすぐ着くそうだが」
ほどなく届いてきた肉の量を見て、調理人たちは唖然とした。
これでは一人分しか使えない。
今すぐ一人分の娘の肉が必要だった。



続いて一人の少女が調理台に上がった。
絵梨だった。
その隣に由梨が立つ。
絵梨も由梨も同じように解体販売となったのだが、調理台には一人しか上がれない。
そこで、後になった方が先になった方を調理することにしたのだった。


304:195
12/06/26 23:33:04.94 QhYR1Api
絵梨と由梨は手をつないで調理台に上がっていった。
絵梨の解体販売が始まった。
絵梨の足が切り分けられては調味料に漬けて佳恵に渡される。
由梨は、絵梨の足を焼いては焼きあがった肉を異星人に手渡していた。
異星人は手際よくソースをかけると注文したテーブルへ持っていく。
絵梨の肉はグリルとして食べる異星人が多く、自分で志願してこの役についた由梨はかいがいしく生まれた時から一緒だった絵梨の脛や太腿を異星人にふるまっていった。
先に解体されてしまうより、せめて最後まで一緒にいたいと思ってのことだったが、
注文が多く視界に入るのは解体されるがままの絵梨ではなく、絵梨の肉だけだった。
いや、絵梨の方を見ることができなかったのだ。
自分の体が解体される恐怖におびえながら体を切り分けられる絵梨の姿は、そのすぐ後の由梨の姿でもあるからだ
太腿が焼き上がり、ソースをかけて一人の異星人に渡す
異星人は肉を頬張る。
目の前で芳香を放ちながら肉汁を垂らす太腿
それを直視することができなかった。
生まれた時から一緒だった誰より知ってる絵梨の体。
それが、あんな姿になるなんて信じたくなかったのだ。
じきに、あたしの太腿もあんな風になっちゃうのかな?
そして、誰かもわからない異星人に食べられちゃうの?


湧き上がった恐怖を振り払うように由梨はグリルの前に戻った
「絵梨…一緒になれなかったけど、最後まで見守ってあげるから」
そうつぶやく
すると
「ありがとう…」
振り向くと、吊るされた絵梨が必死の笑顔を佳恵に向けていた
「最後まで…見守っていてね」

305:195
12/06/26 23:33:58.40 QhYR1Api
絵梨は由梨に見られながら性器を引きはがされたが、その味を知ることはできなかった。
買った異星人が持ち帰ってしまったからだ
由梨はグリルの前に絵梨の性器が置かれないのに軽い失望を覚えた。
絵梨がどこか遠くへ行ってしまった気がしたのだ

性器を切り取られた後、腰を切り落とされた絵梨は、残った内臓を少しずつ切り取られては食べられ続けていた。
唯と違って心臓や肺が最期までとっておかれたためまだ意識はかすかに残っていた。
かすむ視界の中で、内臓を切り分けられてはそれを目の前で異星人に食べられるのを見ていた。
もう、生きたまま解体される恐怖は消え、徐々に失われる自分の内臓にも何の感情もなくなっていた。
由梨も、絵梨の腸や脇腹の肉をかいがいしく焼いては異星人に渡していた。
それが異星人の口の中に入り、おいしそうに食べていく。
その瞬間が絵梨と由梨にとっては唯一の救いだった。
今の二人にとっての救いは、自分の体が美味しく食べられていることだけだったからだ。
それとともに、絵梨の残った心臓の動きが弱くなっていく。
それは絵梨に最後の時を想像させるには十分なものだった。
調理人が絵梨の手首の拘束を外す。
そして、代わりに大きな鉤が背中に突き刺される
「あぐっ…」
体を貫く鉤に吊るされた格好になった絵梨の手に包丁が突きつけられる。それを見た絵梨は
「お願いです…最後は…この手で由梨と手をつながせてください」
由梨は絵梨の手をつないだ。
そのまま絵梨の腕は両腕とも解体されていった。
解体されて骨だけになった絵梨の腕が体から外されたとき、絵梨の目には光はなかった。
満足そうな顔のまま絵梨の表情は止まっていた。


306:195
12/06/26 23:34:50.31 QhYR1Api
「絵梨ぃ…」
動きを止めた絵梨を見て、由梨は泣き崩れた。
生まれた時から一緒だったのに、この瞬間。自分一人が初めて取り残されたのだった。

胸や乳房が解体されたときには、絵梨はされるがままになっていた。
最後に首だけになった絵梨の頬や舌、唇や目玉が解体されていく。
由梨は、それを見て堪えられないものを感じた。
あたしがここにいるのは絵梨と最後までいたいから。
だったら…
「おねがいです。ここからの解体はあたしにさせてください!」
異星人は驚きながらもそれを承諾した。
周囲の異星人も驚きながらそれを見ていた。
解体された肉を焼くことはあっても、自らクラスメートを解体することを志願する娘はいなかったからだ。
由梨は、異星人に手ほどきを受けながら絵梨の顔に刃を入れていく。
生まれた時からよくしっている自分と同じ整った絵梨の顔が由梨の手で切り分けられる。
唇は切り落とされて、異星人に直接手渡す
「絵梨の唇です。どうか美味しく召し上がって下さい」
そう言いながら。
続いて大きく口を開けた絵梨の舌を切り落とす。
最後に、絵梨の目をくりぬくとき、由梨は絵梨と目があった。
「先に待っていて。あたしもすぐに行くから」
それだけ言って絵梨の目をくりぬいて渡した。
その眼は、別れを惜しむような悲しげなまなざしをしていた。
絵梨は、ほかのクラスメートと同じような姿になって調理台を降りて行った。
感極まった表情の由梨を残して。


307:名無しさん@ピンキー
12/06/27 00:35:59.27 C6TT4Qu8
お、来てる!

308:名無しさん@ピンキー
12/06/27 00:59:57.04 b8VyCLig
うおおお

309:195
12/07/05 01:13:59.45 hlmDalOv
つづいて由梨の解体販売が始まった。
由梨は、満足した表情だった。
もう、思い残すことはなかった。
彼女の望みは、一刻も早く絵梨のところへ行くことだけだった。
由梨は自分の足が生きたまま解体されていくのをじっと見ていた。
由梨の足は調理されることなく持ち帰られることになった。
「ありがとうございます。どうぞあたしを美味しく召し上がってくださいね」
そういって彼女は自分の肉を持つ異星人と握手した。
彼女の肉をその場で食べるものはあまりいなかった。
家に持ち帰ってじっくり食べたいものがほとんどだったからだ。
それでも、たまに目の前で調理して食べようというものもいた
感動の表情の異星人が由梨の太腿を持ち上げて、じっくり匂いを嗅ぐ。
異星人は、目の前にグリルを引き寄せる
「え?」由梨は驚きの表情を見せた。
「特別のご依頼により、太腿を切り落とさず、そのまま焼いて調理したいとのことです」

310:195
12/07/05 01:15:22.02 hlmDalOv
異星人は、体についたままの由梨の太腿を焼いた。
「うぎょああああ!!!」
強烈な悲鳴が響く。
痛みはマヒさせられても、自分の太腿が高熱で焼けていって感覚を失うのが生々しく実感されていった。
由梨による調理が主だった絵梨の時にはなかった責め苦だった。
じっくり焼けた由梨の太腿にソースをかけてかぶりつく
異星人は感動の表情で、由梨の太腿を骨までむしゃぶりついていた。
由梨はすっかり血の気の引いた表情で自分の太腿が食べられているのを見ているしかできなかった。
目の前で生きたままの太腿を調理するのを会場の異星人は興味津々に見ていた。
以後、彼女を調理して食べるときは体についたまま焼いて食べるようになった。
その都度、由梨が悲鳴を上げるのを異星人は喜んで聞いていた。

ステージの下では、まだ解体されていない娘たちがその悲鳴を聞いて体をこわばらせる。
その悲鳴はいずれ自分があげるかもしれないものだからだ。
泣き出すものもいた
「由梨さんが…」
「あたしたちもあんな風にされちゃうのかな?」
「やだよ。でも…」
バンドをはめられて逃げることのできない自分の境遇を思い出して、誰もが恐怖感に体を震わせる。


311:195
12/07/05 01:15:54.32 hlmDalOv
由梨の解体販売は、どの部位も強烈な熱狂の中で進められた。
特に由梨の性器は奪い合いの様相を呈し、最後は途方もない高値で買い落された。
由梨の性器は目の前で焼かれて食べられることになった。
由梨の性器を買った異星人が下げていた包みに見覚えがあった
「あの…それは?」
中年がらみの異星人はこともなげに言った
「ああ、絵梨ちゃんのだよ」
思わず由梨は叫んだ
「お願いです。今ここで絵梨のアソコと食べ比べしてみてください」
その心境は複雑だった。
しかし、目の前で生まれてからずっと一緒だった姉妹の女の部分があるのを知って、知りたくなっていたのだ
どちらが女として美味なのか
異星人は、由梨と絵梨の性器を一緒に調理人に渡した。
「これでしばらく待てば美味しく調理してくれるはずだ。私でよければ食べ比べをしてあげるよ」
調理人が二人の性器を調理している間も由梨の解体販売は続いていた。
由梨は、徐々にその動きを弱めていった。
せめて、あたしと絵梨のアソコの味を見てもらうまでは生きたい。
それだけが頼りだった。
やがて、ふたりの性器が調理されて一人の異星人の前に運ばれた

312:195
12/07/05 01:16:40.86 hlmDalOv
異星人は二人の性器を食べ比べる
「あの…どちらが美味しかったでしょうか?」
由梨は聞かずにはいられなかった。
「ああ…そうだねぇ…」
異星人の答えを聞いた由梨は、どこか遠くへ目線をむけて満足そうな表情を浮かべた。
由梨の解体はまだ続いていたが、由梨の表情はどこか遠くを向いたままだった
「よかったね。絵梨」
そう、うわ言のように言いながら…
由梨の腸が体の中から引き出されたままグリルで焼かれ、体についたまま食われるとき、由梨の目に光はなかった。

さらに、解体は続いた。
由梨のそれ以来、生きたまま体を焼かれるのが増え、皿の上で待つクラスメートに恐怖を与え続けながら一人また一人と生徒が食べられ、残骸になっていった。



313:名無しさん@ピンキー
12/07/05 14:00:15.22 AGLiMrQH
うおおおお!
乙!頑張れ!支援

314:名無しさん@ピンキー
12/07/08 00:26:58.73 RLtktHFW
おお、いいね!

315:名無しさん@ピンキー
12/07/13 07:41:53.60 KA4AzKpe
トータルイクリプス2話見てこのスレの存在意義が解ったわ
めっちゃ美味しそうに喰われてて興奮を隠せなかった

316:195
12/07/13 23:14:06.36 1FDdlF79
「ごめんね。佳恵。あなたにこんなことさせるなんて」
すでに腹部を開かれた美穂が佳恵に言う
「いいのよ。美穂」
目の前の美穂の姿に衝撃を受けなかったといえばウソになるが、それ以上に佳恵は思いがけぬ幸運を喜んでいた。
まさか、自分がこうして再び美穂と再会できるとは思わなかったのだ。
不足する肉をどうするかという話になった時、佳恵に懇願された係員が彼女の存在を思い出したのだ。
さっそく係員は佳恵を買った異星人に事の次第を言うと、異星人は佳恵を向いて承諾、佳恵はクローン娘に代わって美穂の腸詰と美穂の腹部に詰めるミンチのために両足の肉を提供することになったのだった。
ただし、佳恵を買った異星人は一つの条件を出した
佳恵の肉の調理は自分がすることだった。
「君の魅力を最大に引き出せるのは僕しかいないからね」
そういわれて、胸がときめくのをはっきり認めた。
自分を調理しようとする異星人に恋をするとは思わなかった。
異星人は、手際よく佳恵の足を大きな包丁で切り分け始めた
佳恵は、どこかリラックスした心境で自分の足を切り落とされるのを見ていた。


317:195
12/07/13 23:15:58.82 1FDdlF79
切り落とされた両足は、骨と一緒にひき肉にされた
ゴリ…ゴリ…と不気味な音とともに大腿骨や脛、太腿がミンチへと変わっていく。
その間に異星人は調理場の調味料を調合して、何度も味を見ていた
その真剣な顔は「君の魅力を最大限に引き出す」といった言葉通りだった。
出来上がった調味料が佳恵の足を使ったミンチに練りこまれる。
入念に下ごしらえを終えた美穂の腸にそれが注入された。
残りのミンチは、さらに味を調えられた後、美穂の腹部に押し込められる
「うぅ…」
美穂の内臓を引き出された腹部が冷たいもので満たされる。
美穂は佳恵の方を向いた
これが…佳恵なんだ。
佳恵の肉だったもので腹部を満たされる感覚がなぜかいとおしく感じた
最後に出来上がった腸詰を美穂の膣に詰められる
佳恵を買った異星人は優しく美穂の股間に腸詰をあてがい、挿入した。
美穂は、自分の中が佳恵で占められているのを感じていた。

それを見た佳恵には不思議な満足感があった。
自分が女の子である限り、与えられない満足を美穂に与えた気がしたからだ。
例え、そのために自分の体が肉になったとしても。

両足を失った佳恵に異星人が話しかける。
「さて、君はもう両足を失っているからあまり長い間持たすことはできない。弱ると味が落ちるからその前に解体したいのだが…」
佳恵は驚いた。
「え?あたし、もう解体されちゃうんですか?」
佳恵にとって、自分が肉を提供した美穂とできるだけ一緒にいたかったのだ。
「お願いです。美穂が綺麗なお料理になるのを見たいんです。美穂の姿を見てから解体してください」
異星人は首を横に振った
「残念だが、君はもう僕のものだ。せっかくの肉が必要もなく弱っていくのを見るのは忍びない。
君の肉は私が最高の状態で調理してあげたい。だから、その願いだけは聞き入れられない」
そういって一番大きな包丁を握った
「い…いや…お願い……」
涙を流しながら懇願するが、両足を失った佳恵に逃げるすべはなかった
佳恵の体は異星人に抑え込まれ、首元に刃を突き立てられる
「助けて!いやあぁぁ!!!…ぁ…」
絶叫が小さくなり、そのあと、佳恵の首は胴体から離れていった。
その眼は美穂を見ていた。

首を失った佳恵の胴体は佳恵を買った異星人の手で切り分けられていった。

318:195
12/07/13 23:18:26.34 1FDdlF79

そうしている間も美穂と那美の調理は続いていた。
美穂と那美の体に調味料が刷り込まれる。
美穂の視線は解体されていく佳恵の胴体に向いていた。
佳恵の腹部が切り開かれてピンク色の臓器が取り出されていた。
その綺麗なピンク色が美穂の意識をとらえていた。
「あれは…佳恵の…」
佳恵の子宮がとりわけれらて袋におさめられていった。

下ごしらえが終わった美穂と那美の体はまんべんなく白い衣で覆われた。
そして、首から下を衣でおおわれた二人は縄で縛り付けられ、その縄は金具に結わえ付けられた。
ゴクリ…

二人が唾をのむ。

目の前には煮えたぎった油があった。

まず、那美の体が、縄で運ばれ、煮えたぎった油の中に入っていった。
調理場に那美があげる悲鳴が響き渡った。


続いて美穂が同様に油の中に入れられる
美穂は、自分のお腹に向かって言った
「最後まで…一緒だよ」
美穂の視線は煮えたぎる油をじっと見ていた。



319:195
12/07/13 23:19:59.34 1FDdlF79
解体販売はその間も続いていた。
「あ…あぁ…」
自分の足を切り分けられる感覚に耐えきれない娘が泡を吹いて意識を失った
「先生…真琴さんが…」
隣でグリルの前に立つ友人がうろたえた声を出す。
しかし、傍で立っていた教師は
「そのまま、解体を続けてあげてください」
それだけを言って、友人の前に娘のふくらはぎを置いた
涙を流しながら目の前の真琴を焼いていた。

ステージの下の娘たちは意識がないまま解体される真琴をうらやましく思った。


※招待状の続きも期待!

320:名無しさん@ピンキー
12/07/14 01:27:14.58 UNzoEHA4
おつおつ!

321:名無しさん@ピンキー
12/07/14 06:12:04.85 8mh+s5zc
毎度おつ!
解体も招待もwktk

322:名無しさん@ピンキー
12/07/14 20:02:30.32 n1uJA+MI
ギャーーーッ!!!
GJ


323:195
12/07/24 23:50:53.95 VsTQOTX3
杏子の番は最後だった。
周囲にはもう皿の上に載っているクラスメートはいなかった。
友人を解体し終わって呆然とした表情の娘と、かつてはクラスメートだった見る影もない骸があるだけだった

調理台に運ばれた杏子の隣に調理人の異星人が大きな包丁を持って近づいてきた。。

その頃、杏子の横の異星人は杏子の右足のバンドを外し、唯のように抱え上げる。
杏子はそれを抵抗もせずじっと見ていた。
覚悟を決めていたということもあったが、横に優香が心配そうな視線を送ってきているのも大きかった。
ずっと一緒にいた友達の前で無様な姿を見せたくなかったのだ。
杏子の足の付け根に止血のバンドが巻かれ、ふくらはぎに包丁が入る。
錠剤の作用か痛みはなかったが、足に包丁が入る感覚、それとともに足の感覚が徐々になくなっていく独特の感覚。
杏子のふくらはぎは膝から足先に向けて切り取られ、腱で切り離された。
異星人の手の中でプラプラ揺れる足の肉と、血を流しながら大きく切り取られた自分の足を見る。
ああ…これで、もう走ることも歩くこともできなくなっちゃったんだ…

324:195
12/07/24 23:58:56.12 VsTQOTX3
そのまま異星人は脛を解体していく。
骨に近い部位を切り取るとき、何度も包丁が骨にあたって衝撃が走る。
最後に関節だけでつながっていたくるぶしから下に包丁が当たる。
大きな衝撃とともに杏子の足の先は切り離された。
解体が終わった時、杏子の膝から下はわずかな肉を除いて骨だけになっていた。
解体された杏子の足の肉は包装されて買い取られていった。


つづいて左足のバンドを外すと、調理人は横の瓶からピンク色の液体を垂れ流した。
「ご指定通り特製のソースをかけさせていただきました。では、こちらでどうぞお召し上がりください」
解体して食べるのではなく、目の前でかじりついて食べようという異星人だった。
すでに杏子の左足には最初の価格を大きく超える値段が書かれていた。
異星人は大きな口を開けて杏子の左足にかぶりつく。
さっきの試食の時と違ってはっきり牙を当てて、肉に食いこませる。
杏子は息をのんだ。

ガブッ

!!!!

包丁とは違い、一気に体から肉が引きはがされる衝撃に悶絶する。

325:195
12/07/25 00:00:04.73 VsTQOTX3
杏子の左足は大きく口の形にかじり取られた。
ソースと一緒に異星人の中で咀嚼される杏子の左足は、プリプリとした絶妙な歯ごたえを伝えながら噛み砕かれていった
「すごい。美味しいね。君の左足は食感も肉の味も最高だよ。」
異星人は残った足をしゃぶりつくように食べていく。
何度も何度も骨に牙があたり、こそげとるように肉が引きはがされる
杏子はそれを必死で耐えていた。
最後に骨だけになった足を舐めとる異星人に、聞いてみたかったことを尋ねた
「あの…私の…足…美味しかったでしょうか?」
異星人は満足そうに答えた
「ああ、こんな良い肉質の足はなかなかないよ。美味しい肉だったよ。ごちそうさま」
そう聞いて、わずかながら救われた気がした。
食肉としての幸せを感じた瞬間だった。


異星人は今度は右の太腿を持ち上げて手際よく切り分ける。
太腿は特に肉が多い部位であるためいくつにも切り分けられて売られていった。
「え?さっそく焼いて食べたい?かしこまりました。では、どうぞ」
優香の目の前に切り分けられた肉が置かれる。
「さあ、焼いて差し上げてください。お客様がお待ちです」


326:195
12/07/25 00:01:23.83 VsTQOTX3
優香は一瞬躊躇した。
目の前にあるのは杏子の太腿の肉。
ついさっきまで杏子の体だったものだ。
脂肪の少ない太腿は、彼女が今までに重ねてきた練習の日々を物語っていた。
それを、杏子の目の前で焼かなければならない。
躊躇する優香だったが、手はそのまま渡された太腿を手際よく切り分けてはグリルに乗せていく
タグが与える指令で、優香の意思とは関係なく杏子の太腿を調理していくのだ。
杏子のものだった太腿の肌に焼き色がつき、肉の焼ける匂いが立ち上る
それを異星人が興味津々と眺める
ごめんなさい…ごめんなさい…杏子…

肉が焼きあがると、調理人は手際よく皿に乗せ、ソースをかけて、野菜で飾り付ける。
杏子の太腿は、あっという間に綺麗な料理へと変わっていった。
それを異星人は遠慮なくガツガツと口の中に入れる。
異星人の口の中で咀嚼されて、肉として消えてしまう杏子の太腿
優香はそれを直視することができなかった。
それと対照的に、異星人は杏子の太腿の食感を味わいながら幸せそうな表情を杏子に向ける
「こんなにおいしい肉は初めて食べたよ。唯ちゃんの肉もいただいたけど、この太腿はそれ以上。いや、食べたことがないくらいに美味だ。」
彼は唯の足の肉をローストして食べた異星人だった。


327:195
12/07/25 00:02:26.81 VsTQOTX3
杏子はそれを聞いて不思議な満足感を感じた。
あたし…唯より美味しかったんだ。
自分の体をこんなかたちで評価されるてるのが、何か嬉しかった。
いままで同じ陸上部にいながらライバル意識とは無縁だった杏子にとっては実に不思議な気持ちだった。
「ありがとうございます。あたしの体を美味しいといってくれて」
その笑顔は大会でベストを更新したときのそれと同じものだった。
続いて杏子は優香に顔を向ける
「ありがとう。あたしを美味しく調理してくれて」
杏子は自分が食べられているという現実を受け入れつつあった。



杏子の太腿は骨だけになった。
もう、杏子が必死で鍛えた足はなく、走ることも歩くこともできなくなっていた。
調理人は杏子の手につながっている鎖を引き上げて杏子を吊し上げると、腰を持って太腿の骨を根元から外した
ゴキッゴリッ
脳天まで響く衝撃に杏子の顔がゆがむ。

吊るされた杏子の手には全体重がかかるが、足を失った杏子の体は自身が驚くほど軽くなっていた。
調理人は杏子の尻の肉を大きな包丁でそぎ落とす。
続いて、大きな包丁が杏子の喉に突きつけられる
ゴクリ…と唾をのむや否や、杏子の腹に一直線に包丁が入る。


328:195
12/07/25 00:04:48.27 VsTQOTX3
体内に大きな包丁が入る感覚に、自分が解体されているのだ、食べ物にされているのだと感じた。
白い肌に何条もの赤い筋が入る。
その線が股間まで届くと、調理人は小さな包丁に持ち替えて、慎重に股間を切り開いていく
どこを切り裂いているのは薄気味悪く伝わる包丁の感覚で分かった。
最後に調理人が手を入れて引き出したのは杏子の子宮と膣だった。
性器と一緒に切り出されて、部位ごとに切り分けられる。

それらはすべて優香のもとに渡された。
はじめて目の前で見る人間の内臓に、こみ上げるものがあったはずだが、優香の感情には何もわいてこなかった。
優香の頭に取り付けられたタグでそういう感情を封じられているせいだった。
むしろ、目の前に広げられた杏子の艶と血を帯びた膣や子宮をみて、「綺麗」という感想すら抱いてしまっていた。
それに違和感を感じた優香は必死に感情を抑えて杏子の性器を焼いた。
焼きあがった膣や子宮は異星人に杏子と優香の目の前で食われていった。
杏子の異性を知らない性器は異星人の口の中で咀嚼されていく。
それを杏子はじっと見ていた。
自身の女性としての部分の評価が気になったからだ。
異星人の表情からはその評価はうかがい知ることはできなかった。
その異星人の性格ゆえか実に複雑そうな表情をしていたのだ
「あの…私の…アソコ…おいしかったでしょうか?」
そう聞くも全く相手にせず、モノを見るような一瞥を投げただけだった。
杏子も優香も、それをみてやるせない気持ちになった。
自分の女性の部分を粗略に扱われたからだ。


329:195
12/07/25 00:05:26.17 VsTQOTX3
杏子の性器が食べられた後、調理人は腰を手に持って大きく力を入れた
「ぎゃあああ!!」
今まで痛みを麻痺されたせいででなかった声が出てしまった
腰の骨を背骨から折られてしまったのだ。
そのまま調理人はくびれた腹から下を大きな包丁で切断する。
折れた腰骨とともに腰は杏子の体から離れる
そして、ボタボタと杏子の体から臓器が落ちていった
同様の悲鳴と音があちこちからひびく。

杏子は臓器が次々落ちていく感覚に悶える。
自分の体ががらんどうになっていく感覚だった。
同時に全身から寒気が広がり、呼吸が鈍くなっていく
これが止まるとき、あたしは死ぬのだと感じた。

「優香…おねがい…最期まで…いっしょにいて」
急に心細くなった杏子は優香に懇願したが、その声はさっきまでよりずっと小さなものになっていた。


330:195
12/07/25 00:07:25.06 /Izfas+X
杏子は腕が骨だけになった後も意識は残っていた。
腕の骨が外された衝撃も薄れた意識で感じていた。

最後に残ったのは胸と首だけだった。
杏子は自身の乳房を切り取られる。
乳房はそのまま袋に詰められて持ち替えられた。
それでも、杏子は残りわずかな身体で生きていた。
杏子の乳房を失った胸にソースをかけられる。
異星人の一人がそこにかぶりついた。
杏子は異星人に抱かれながら胸の肉をかじり取られる感覚を味わった。
杏子は自身が食べられているという実感を感じていた。

続いて杏子の口に小さな包丁が入ろうとする
残る部位の中で、まず舌と唇が売られていくことになったのだ
「優香…」
かすかな声で優香を呼ぶ
「ありがとう…」

杏子の目から光が消えたのは杏子が舌と唇を失い、頬の肉を切り落とされようとした時だった。


331:名無しさん@ピンキー
12/07/25 22:11:01.66 8CXS8uH3
支援
頑張れ
ありがとう感謝

いや本当に
言葉で表せられないほど乙

332:名無しさん@ピンキー
12/07/26 01:58:42.97 WGz/CZbk
GJ

333:195
12/08/10 05:50:18.55 A8w6EoCQ
解体販売は終わった。

残った骨も、一部は売られ、残りは廃棄されていく。
何も話すことのなくなった残骸を片付けるのは教師たちだった。
教師たちは何の感情もなく、さっきまでの生徒たちを大きな袋に捨てていく。
「あ、あれは杏子さんね。でも、この娘たち可哀そう。こんなところでみんなに自分の裸を見せられた後にこんな風にされちゃうなんて」
「いずみ先生だったら食べられますか?」
「え?でも、私は今まで食べられたことなんかないし…恥ずかしいからちょっと嫌かな。陽菜先生はどうですか?」
「え?あたし?あたしも嫌よ」
そういう話をしている横で、教師や係員が生徒たちだったものを片付けていった。

続いて、晩餐会が始まった

晩餐会を前に参加した異星人は買った肉や娘を預けて、改めてテーブルについていた。

そこに調理され、美しく盛り付けられた美穂と那美が会場に出て行った

油で揚げられた美穂の体は、首だけは露出していてさっきまでと変わるところはなかった
しかし、首から下は、こんがり揚がり、衣の外にまで全身から肉汁を溢れさせてた
特に、切り開かれた腹部からは滝のように肉汁があふれている

調理人の腕ゆえに美穂も那美もわずかに意識は残っていた
美穂や那美を生きたまま料理へと変えていったのだった。

切り落とされて調理された手と足が、長い皿に盛りつけられ、ローストされた太腿が乗せられる
かつての姿と同じように盛り付けられ、周囲に煮込まれた内臓、美穂と佳恵の肉で作った腸詰が盛り付けられた。


334:195
12/08/10 05:51:48.13 A8w6EoCQ
那美と美穂は会場へ運ばれていく
二人ともまるで、舞台に上がるヒロインのような晴れがましい気持ちになっていた。
不思議な気持だった。
二人とも、調理されてしまって、動くこともできずに見る影もない裸身をさらけ出しているのに
まるで豪華なドレスを着ているかのような気持になっていたのだった。

会場は、即売会の時以上の熱気に包まれていた
皆が美しく調理された今年一番の美少女の肉にくぎ付けになっていた。
無遠慮に撫でまわされる視線を受ける那美と美穂。
ふたりは自分たちに刺さる視線に、自分がただの食材でしかないことを思い知らされる。
わらわらと異星人が二人に近づいていく。

給仕がかいがいしく二人を切り分けては異星人たちにふるまう。
給仕の中には慣れない手つきの者が数人混じっていた。
「これが、私が担任した美穂の太腿です」
そういいながら切り分けた肉を手渡していく。
彼女たちは去年にここに赴任したばかりの教師だった。
自分の担任した生徒の料理の給仕をすることを直前まで知らされないのも含めてこの学校の隠れた年中行事だったのだ
「いずみ先生頑張ってるわね」
「そうね。あの子美穂さん可愛がってたもんね。自分がこんなことするなんて思わずに」
「これからもっと驚くことになるわね」
「私もアレがあった時は驚いたわよ。あ、あっちでは陽菜先生が」
物陰でほかの先生たちが囁きあう。


335:195
12/08/10 05:53:53.37 A8w6EoCQ
それを知らぬまま、美穂と那美は異星人の口の中へ消えていく。
二人の周りはたちまち自分の肉への評価で埋め尽くされた。
「いや、さすが最高額落札者。肉が最高だよ」
「特に、この太腿、ローストされていて、噛むと美味しい肉汁があふれだす」
「那美ちゃんがこの口の中にあるなんて感激したよ」
「いや、もう一人の娘はそれ以上に美味だよ。味にこだわるならあっちだよ。ほら、あの腸詰とか最高だよ」
「ここの、腹部のミンチとか、実に美味だ。あの肉汁だけでもたっぷり飲んでみたいくらいだ」
そういった評価を聞かされながら、那美や美穂は自分の体が食べられていくのを見ていた。
全身が調理された二人に動くことはできず、ただただ食べられていく自分を見ていることしかできなかった。
しかし、美穂はその評価を聞いて安らかな気持になっていた
「佳恵…聞いてる?あなたとあたしの肉がこうして食べられているんだよ」
誰聞くとなくつぶやいたその声が美穂の最後の声だった。

336:195
12/08/10 05:57:53.35 A8w6EoCQ
美穂と那美が動きを止め、他の生徒たちと同じ姿になろうとしている頃、会場の片隅で驚きの声が響いた
「え?私がですか?」
「君、柔らかくておいしそうなんだよ。生徒たちもいいけど、君を食べたいな」
「でも、私はここの教師ですよ」
「ああ、大丈夫、給仕している娘は誰でも食べていいということになってるんだ。ほら、あっちの台へ上がろう」
そこは、さっき生徒たちが解体された台だった
「いずみ先生でよろしいですか?」
それを聞いて数人の係員が近寄ってきた
取り囲まれたいずみ先生に手渡されたのは生徒に渡されたのと同じ錠剤だった
「い、いやぁ!誰か、止めてください!!」
必死で抵抗するも取り囲まれた異星人に押し包まれるように台に上げられていった。

それを見た教師たちに緊張が走る。
自分が食べられる存在であることに気付いたのだ
逃げ出そうとするものもいたが、すぐに取り押さえられて台に上げられる
「あたしもですか?…う~ん。仕方ないですね。いいですよ、私は自分で上がります。」
陽菜先生は取り囲まれた異星人から錠剤を受け取り自ら服を脱いでいった。
「さあ、どうぞ。召し上がってください。私もみんなが綺麗な姿で食べられているのを見て、私も食べてほしくなったんです。変ですか?」
そういって横たわる陽菜先生の股間はほのかに潤んでいた。
新人教師たちが解体される様子を、ほかの教師たちは笑顔で見ていた
「わたしも新人の頃はああやって暴れていたものよね」
「でも、陽菜先生なんかすごいですよ。自分で台に上がっていってましたよ。ちゃんと自分を解体する異星人をしっかり見ていますし」

こうして宴は終盤へと向かっていった。

337:195
12/08/10 06:20:32.00 A8w6EoCQ
解体されていく先生たち
多くが泣き叫びながら体を肉に変えられて目の前で食べられていく
「いやぁ…お願い…食べないで…」
涙を流しながら哀願するいずみだったが、すでに足は骨だけとなり、その骨を外されようとしていた
「ごあああああっ!!」
絶叫が響く

その中で陽菜だけは抵抗することなく自分の体が食べられているのを見ていた
自分でも不思議な心境だった。
奉仕活動の最中に、全裸にされて解体されていく教え子たちをみて、可哀そうだなと思う反面、どこかで「自分もこうなりたい」という気持ちがあった。
自分も食べてほしい。体を目の前で綺麗な料理にされてほしいという気持ちが芽生えていた。

でも、まさか自分がすぐにこうなるとは思わなかった。

なんで、こんな気持ちになったのかわからない。
でも、こうして本当に食べられるようになったのなら、自分の気持ちに素直になろう
そう思った陽菜は異星人に周囲の先生と違う哀願をしていた
「あたしのお肉、美味しく食べてください。あたしの目の前で、綺麗な料理にしてください」

やがて、そんな先生たちの声も消えていく。
彼女たちも生徒たちと同じ所へ行った。


338:195
12/08/10 06:21:18.27 A8w6EoCQ
すべてのイベントが終わり、タグをつけられた娘はそれぞれに引き取られていった。

優香はコンテナで運ばれたまま異星人の星まで運ばれる。
彼女は、異星人専用のレストランで数日後、特別料理としてふるまわれる運命にあった。



卒業式

誰もが喜びの中、その日を迎える。
唯も那美も佳恵も美穂も、由梨も絵梨も優香も杏子もそうだった。

だれもが、解体販売の時の記憶を持ってはいない。
自分の体に起こった悲劇を知らないまま、彼女たちは巣立っていったのだ。

その様子は、中継されて各地で放送された。
「ほら…君がいるよ。あそこで嬉しそうな笑顔で」
そう言われた少女は、無心の笑みを浮かべる自分の姿を恨めしそうに見ていた。
彼女の名は優香。
異星人に買い取られた後、しばらく檻とも牧場ともつかないところで「飼育」された後、自分の体の卒業式の日に「料理」となることになったのだった。
彼女は内臓をきれいにするために数日前から食事を抜かれ、前夜に、用意された男性に「処女」を奪われた。
肉になる前日に処女を失った娘が美味しいという彼女を買った異星人の信念だった。

そうして、自分の女性としての尊厳を踏みにじられたまま空腹で最後の時を過ごす自分にとって、目の前で無心の笑みを浮かべる「自分」が恨めしかった。
異星人は包丁を手に取り、優香の喉へ突きつけた。
優香は目を閉じた。
その脳裏に浮かぶのは杏子の姿だった。
「遅くなったけど…もうすぐみんなのところへいくよ」
それが優香の残した最後の声だった。


339:名無しさん@ピンキー
12/08/10 18:22:25.85 zQFiQATw
長編連載お疲れ様です
最後まで素晴らしい読み応えでした


340:名無しさん@ピンキー
12/08/11 16:49:07.24 QXnjXYPk
最後が可哀想な感じで終わったのが良かった
迫力の一作だったね

341:名無しさん@ピンキー
12/08/11 17:07:05.33 CAsgEV7i
作者様、本当にお疲れ様でした。続きが来ているか毎日チェックするくらい楽しみにしていました。
SSを書いたことがないのですが自分も挑戦してみたくなりました。
少し感想(もちろんネガティブなものではなくて)を書きたいのですが、こういうのはあまり書かないほうがよいのでしょうか?

342:名無しさん@ピンキー
12/08/11 19:40:24.80 QXnjXYPk
いいと思うよ

343:名無しさん@ピンキー
12/08/11 20:33:10.38 CAsgEV7i
少しと言ったけど長くなってしまった。

モノになるための処理を次々と施されていき最終的に当たり前のようにモノにされていく。ここがまず好き。好きな男性に裸を見せたことのない若い女性がたくさんの見知らぬ男たちの前で裸を見られ、しかも品定めされる状況がいい。
境遇に疑問を持つ者もいるが、決して社会の仕組みには疑問を抱かないことに社会の狂ってる感をより感じる。一人ではなく大勢が一斉にモノ化される設定で完全にシステム化されていると受け取ることができる。
外見などでのクラス分け・処理方法分けで完全に食材扱いなのだなと分かる。

個人的にはイベントが終わったあと優香が肉にされるまでどのような目に遭ったのかも興味深いです。
他のごく普通の学校の生徒はどんな扱いをされるのか、また時がたってより食糧のための「牧場化」された世界ではどんな処理をされるだろうかなど想像が尽きません。

344:名無しさん@ピンキー
12/08/12 02:46:13.90 WqEbzVYe
えっ、もう終了なのですか?
まだ続きがありそうな雰囲気なのですが。

もしこれで終了なのでしたら、是非とも番外編もお願い致します。

345:名無しさん@ピンキー
12/08/20 22:27:14.74 bCtCckiC
おっぱい食べちゃう系のネタ(食いちぎり)書きたいんだけど
上手くいいネタが思いつかないんだ
何か今までにないアイディアない?

346:空気読まない隊(転載禁止) ◆JQy99wHT0I
12/08/21 21:59:36.40 emcdk4x9
俺がキタッ
つまり盛り上がるッ
規制されてVIPいけないしッ
俺が盛り上げてやるよ

ひとまず牧場のシチュエーションで書くわ

347:名無しさん@ピンキー
12/08/21 23:55:14.67 CFWWWcgF
期待してます頑張って

348:名無しさん@ピンキー
12/08/28 00:20:47.65 c4+K9+5d
食品化なんてジャンルがあるんだな
URLリンク(meatmeeteat.blog98.fc2.com)

349:名無しさん@ピンキー
12/08/28 00:26:29.65 wnlKb84F
>>348
魔人ブゥ「ガタッ」

350:名無しさん@ピンキー
12/08/28 00:48:49.20 c4+K9+5d
>>345
部活がんばったら、おっぱい食べさせる約束をしてしまう女教師の話
なんてどうだ

351:名無しさん@ピンキー
12/08/28 01:19:37.98 B0763vp0
>>部活がんばったら、おっぱい食べさせる約束をしてしまう女教師の話
すごいアイディアだな!でも元ネタを見たこと無いんだ…

352: 忍法帖【Lv=13,xxxPT】 空気読まない隊 ◆JQy99wHT0I
12/08/28 01:37:19.97 oGRa1xFh
はい書けたところまで投下します
丸呑み主体で色々なフェチ交えてるからそこ注意ね



 ――。

 世も末である。
 かつての支配者は崩れ行き、かつての被支配者は立ち上がる。
 下克上である。

 人間とその常識がパラパラと崩れた先にあったのは。
 ジューシーで、ワンダフルな世界であった。


【閲覧注意】 【丸呑み】

353: 忍法帖【Lv=13,xxxPT】 空気読まない隊 ◆JQy99wHT0I
12/08/28 01:38:15.77 oGRa1xFh
「あぁあっ……」

 狭いこじんまりとした部屋。
 灰色の壁に覆われた人に絶望を与えるための地下牢。
 かつての人間が使い放置して、そしてそこに今はその人間が閉じ込められている、現代世界の象徴。

 そこに数人の発育の良い美しき少女達が半ば絶望して座り込んでいた。
 湿り気を帯びた地下牢の床の冷たさが少女達へと伝わる。
 そこにはフカフカとは言いがたいもののベッドもあるのだが、そこには誰も佇んでいない。否、佇む余裕すら与えない。

「ねえ……きっとあのベッドにもこれまで何人もの女の子が寝てきたんだよね……。
 そして…………、何人もの女の子が供物にされてきたんだよね……」

 誰かが不意にそういうことを言う。
 周りの少女達はその言葉に聞く耳ももたず、ただただポカーンとしている。
 そんなことを受け入れたくないのか、もしくはそんなこととうの昔にわかっているのか。

 ここは、人間牧場である。
 牧場といっても輝く太陽とのびのびと生きる牧羊などを想像してはいけない。
 日の当たらない室内で、少女達が完全に「飼育」されている、文字通りの人間牧場である。

 管理しているのは、勿論人間ではない。
 21XX年、人類は突然変異した鰐によって完全に管理下におかれることになった。

354: 忍法帖【Lv=13,xxxPT】 空気読まない隊 ◆JQy99wHT0I
12/08/28 01:38:46.66 oGRa1xFh
 「鰐」。そうだ、ワニである。
 突然変異した特異な知能を持つワニは数百年単位で徒党を組み、人間への反逆を考案していたのだという。
 数百年にも及ぶゆっくりとした進化は鰐を人語を解する、しかし人食いの化け物へと変貌させた。
 もはや鰐ではない、新種の動物へと。学者達はこの鰐を「鰐α」と呼んだ。

 人間は兵器やらなんやらで応戦したものの、しかし圧倒的なスピードで全国に展開していた「鰐α」には及ばなかった。
 「鰐α」は若い女性の肉を好んで食し、世界各国で少女、もしくは幼女までが鰐αに食べ放題されていた。

 次々と世界中の主要施設が襲われた。
 「鰐α」には半端な弾丸や兵器などは全く通用せず、それも人間側の絶望を加速させた。
 最終的にはどうやら人間がわの主要人物の全滅によって人間側の敗北に終わったそうだ。

 敗戦した人間側は「鰐α」の完全管理下におかれることとなる。
 世界中の美味しい美味しい厳選された幼女、少女達が各国に置かれた「人間牧場」に運ばれた。
 また、一部は美味しい人間という食料種の保存の為に養殖されるそうだ。

 それが、この今の世界の冷酷で残忍、残酷な現実だった。
 完全的に敗戦した人間側は既に半分の人口まで減らされ、また鰐α側の人間の美味しい調理方法も確立されつつあった。

 そして最新の調理方法と言うのが―

355: 忍法帖【Lv=13,xxxPT】 空気読まない隊 ◆JQy99wHT0I
12/08/28 01:39:22.35 oGRa1xFh
 丸呑みである。
 いやそれを調理方法というのかどうかはわからないが。

 生きた少女、幼女に調味料をかけ、そのまま咥え、噛まないように最大限注意して飲み込む。
 原点回帰にも程があるが、しかしこれが近年健康食法として一般的に普及している。
 そこらの少女レストランでも丸呑みが推進され、メニューの一部は丸呑みジャンルが埋め尽くしている。

 話がそれてしまったが。
 「鰐α」は柔らかい肉を求めて、今尚逃亡中の三割に上る少女幼女を狩猟している。
 いかに車などがあるといっても、「鰐α」はタイヤに踏まれても平気な強固な皮膚としつこい執着心がある。
 丁度そろそろ燃料が切れるころだろうし、最近はぞくぞく少女が生け捕りにされ、そしてそのまま人間牧場へとすすんでいる。

 この、新しく地下牢もとい「人間牧場」に入った少女達もその類である。
 つい昨夜のことだったか、ほぼ同時刻に別々の場所で生け捕りにされ、食用高級品と判別されてここに搬送された。
 そのためこの地下牢に入ったのはわりと最近の時刻の事であり、その時までは手と足に錠をつけられ食欲を抑えきれない鰐αに全裸に剥かれ、全身をなめ回されていた。

 一応この地下牢に到着した際に全身にシャワーを浴び、布切れ一枚を与えられたものの。
 しかし舐められた時点で「沢山の少女を食べた鰐の口が近くにある、」「何時食べられるかわからない」という恐怖を存分に埋め込まれた少女達は、もはや絶望に包まれ気が気でなかった。

 だが同時にまだまだこんな地獄は序の口だということも悟っていた。
 実際は舐め回されて全身に調味料を塗ったくられ、そして口の中にはいりそのまま体内を旅行して帰ってくるときには排泄物なのだから。

356: 忍法帖【Lv=13,xxxPT】 空気読まない隊 ◆JQy99wHT0I
12/08/28 01:40:34.12 oGRa1xFh
 幾時間後。
 地下牢の中の雰囲気は先ほどよりも幾分か落ち着いていた。
 死の恐怖に馴れた、というのだろうか、ともかく恐怖感が薄れて、結構しゃべっているような雰囲気だった。
 無論、会話の内容というのは自分達が何をされるのか、といった内容である。

「前のことだけど……ウチの友達が鰐αに捕まったんだ……。
 それで何とかケータイ隠し持ち込めたらしくて、両親に向かって実況中継してたんだ……。
 『食べられる前にシャワーで念入りに洗われる、自分で洗うんじゃなくてワニが洗う』だとか
 『仕入れられた少女は品質順に部屋に入れられてて、入り口に近い方が高品質』だとか
 『食べられる場所はレストラン、少女取扱店、それからスーパーとかでも』……
 といった機密情報が漏れてるのもこういった命を懸けたスパイのおかげなんだってさ……」

「一昔前までは丸呑みじゃなくって丸齧りだったらしいね……
 そう思うとこの時代の少女でよかったと心の底から思うよ……」

「いや、それは……
 丸齧りは一瞬で終わるけど丸のみは呑まれてから糞便として出るまでずっと……」

 口調は弱弱しく、ネガティヴさが滲み出ていた。
 しかしそれでも元気に逸話を話せるところが人間の逞しさだろか。

 少女達の話し合いは深夜遅くまで続いた。
 死期が迫ると人間はその死期を悟るらしい。
 そう、少女達が食用として出荷される日まで、あと2日を切っていたのだ。

357: 忍法帖【Lv=13,xxxPT】 空気読まない隊 ◆JQy99wHT0I
12/08/28 01:41:10.62 oGRa1xFh
 朝、少女達は起きる。そうして、気づく。
 自分のあられもなく見せられた僅かな膨らみに、謎のシールがついていることに。

「何これ……」

 何時の間についていたのだろうか。
 そう思いながら少女達はそれぞれそのシールを見ようとするが自分の胸についているもので中々見えない。
 少女達の平均年齢は11歳。いかに発育がよいといっても、やはりシールの中身を見ることは困難であった。
 ちなみに強固に張り付いていて取る事は難しく、また11歳の少女には不可能だと思われた。

「これ、私達の値札だよっ!」

 誰かがそのシールの内容に気づく。
 シールに書かれていたのは他でもないその少女の値段。
 少女達が深夜まで語り合い、爆睡した際に取り付けられたと思われるその値札には、単位こそわからない物のかなりの数の0が連なっていた。

 今回運ばれた少女達は、一級品の食材であった。
 11歳の柔らかい肉感にして発育の良い胸、全く生えていない毛。
 整った顔は鰐αの情感を刺激させ、よりよいディナーとなる。
 繰り返すようだが、今回選ばれた少女達は、一級品の食材であった。

 もはや、この牧場に入った瞬間から少女達は人間ではなかった。
 極上の、とても美味な、高級食材に他ならなかったのだ。
 誰も少女達を人間とは見做さなかった、間違いなく食材と見ていた。


358: 忍法帖【Lv=13,xxxPT】 空気読まない隊 ◆JQy99wHT0I
12/08/28 01:42:12.17 oGRa1xFh
 昼、少女達は苦しむ。そうして、思い出す。
 あのここに「運送」されて以来、一回も御飯を食べていない事に。

 排泄行為はしなければいけないゆえしていた。
 今でもこの部屋の端っこのトイレ用と思われる穴には少女達全員分の排泄物が詰まっていた。
 流れないところを見ると、少女達が食べられた、その次に運送される少女達が来るまではこのままなのだろう。
 しかしそう考えることは出来てもやはり悪臭は悪臭、近年の鰐αによる迫害とそれに伴う悪い食生活も合間って近寄りたくもない悪臭が広がっていた。

 給水のほうはと言うとおしっこを飲まざるを得なかった。
 あまりの恐怖感からして空腹には気づかなかったものの、やはり喉の渇きには気づくらしく、誰が始めたのか気がつくと全員が自分のおしっこを飲んでいた。
 地獄のような光景ではあるが、みんな最後の瞬間まで生き残るという根性が鰐αからの逃走劇でついたらしく、みな生きるために飲んでいた。
 ちなみにおしっこは空気に触れる直前までは無菌らしい。

 さて置き、ここに運送されて以来全く食べられるものを食べていない。
 水分はおしっこで何とかなるかもしれない(そうだとしても極めて酷い環境だが)が、食べ物の方はうんこじゃどうにもならない。
 空腹に気づかなかった少女達もあるとはいっても、しかしどうにしても空腹だ。

「そういえば、人間が死ぬとき腸内に食べ物があると凄く臭いらしい……
 やっぱりそういうのかな」

 無理に納得する。
 納得してもそれはあくまで鰐側の都合である。
 基本前向きな彼女達は徐々に鰐に食べられるために尽くす様に変わってきていた。

359: 忍法帖【Lv=13,xxxPT】 空気読まない隊 ◆JQy99wHT0I
12/08/28 01:44:10.24 oGRa1xFh
 夜、少女達は別れる。最後の晩と。
 この地下牢で明かす夜は二日目になる。しかしこれで最後となることはみんな知っていた。

 夕方になってから、鰐αが部屋の中に現れた。
 彼はどうやら便所掃除に来たらしく、全裸の少女達をジロジロと見ると、
 「美味しそうだな……だけど明日になったらもういないのか」といった。

 それが切り皮となって、少女達は何故か自分の体を整え始めた。
 もう半分以上狂っていたともいえるかもしれない。今から自分を食べる鰐に対して少しでもいいものをお届けしようとするというのは。
 本人達こそ表立って言わないものの、最早少女達は生まれたときから鰐αに食べられるために発育してきたと思わせる従順ぶりだった。

 少女達はベッドに誰も横たわらなかった。
 雑魚寝をしながら誰かがいった。

「ねえ……明日の今頃は私達どうしてるんだろう……」

「食べられて、胃の中でネトネトかな!」

「それは……ちょっとあれかな……
 だけど……不思議だな、なんかそれでもいいような気がしてきた」

 その言葉には、少しの迷いもなかった。

360: 忍法帖【Lv=13,xxxPT】 空気読まない隊 ◆JQy99wHT0I
12/08/28 01:49:02.12 oGRa1xFh
「わかるかも知れない……
 例え私達が鰐αさんたちの胃の中でネチョネチョに溶かされて、
 それで腸の中でグチュグチュに吸収されて、
 それで最終的にうんこになって肛門から出るのも、ありかもしれない……」

「なんていうんだろう……
 これはこれから食べられるって人にしかわからないかも…・・・
 人間の真理っていうかなんていうか……これが人間に出来る最後の罪滅ぼしっていうか……
 傲慢だった人間がこうなるのも、なんていうか運命だったといわれても納得できる……」

「鰐αに食べられるのも、なんか運命かな、みたいな……」

「もうここまできたらいっそのこと食べられていいや……
 こうやって命は繋がってきたんでしょ……食べて、鰐αさん……」

 もう、彼女達はくるっているといっても過言ではないだろう。
 傍から見て、そうとしか映らない。
 雑魚寝している少女達は、艶かしく、またどこか哀しげであり、だけどこれまでよりも活き活きしているような気がした。

 こうして、彼女達は雑魚寝で怖い怖い会談をしながら生前最後の晩を終えた。
 真夜中に、何度も何度も彼女達の空腹を告げる腹の音がなっていた。

 彼女達の体の中にはもはや食べ物は入っていなかった。

361: 忍法帖【Lv=13,xxxPT】 空気読まない隊 ◆JQy99wHT0I
12/08/28 01:49:38.44 oGRa1xFh
 早朝、少女達は起こされる。忌まわしき鰐αの手によって。
 まだ人間の時刻でいうと4時も迎えていないような時間だった。

 部屋に入ってきた大柄の鰐αは強靭で、打ち倒せそうにもない。
 いつの間にか付けられていた手錠足枷もあって、反逆する気は全く起こらなかった。
 無言でついてこいという合図とともに、少女達は廊下へと出る。

 廊下に出るとそこは少女達の思う数倍はあるであろう長さの廊下に、ギッシリと牢屋が詰まっていた。
 行きと帰り二回しか人生で通らなかった廊下を踏みしめる。
 値札についている大量の0が彼女達の身分を証明しているように、ざわめきは全くなかった。
 帰り際に牢屋の入り口にある電光掲示板を見ると、「現在135112人収容」の文字が赤く光っていた。

 「シャワー室」と書かれた部屋があった。
 そこに少女達は誘われるがままに入っていく。
 ボロい布切れはそこで脱がされ、抵抗するはずもなく生まれた時の姿に少女達はなる。
 妖艶で幼げで美しく可愛く愛おしい少女達のボディーが白日の下に露になった。

 そこは、少女達が4歳かそこらの頃に見てそのまま忘れていた、「お風呂」そのものであった。
 お風呂といっても、並みのお風呂ではない。大浴場と呼ばれるであろう、巨大な露天風呂であった。
 久しぶりの空が見渡せる。空はまだ暗く、時刻を再確認させられた。

362:空気読まない隊(転載禁止) ◆JQy99wHT0I
12/08/28 01:52:06.37 oGRa1xFh
「お前らは購入者の我侭でこんな時間に出荷されてるんだ
 我侭は絶対に守れ、そうじゃなければ商売は成立しない。
 だから、1人50秒で俺がお前らの体を洗う、異論はないな?」

 誰も異論するものはいない。
 その一瞬の沈黙の直後に、その鰐αはそのただの鰐とは比べ物にならない機動力で手近にいた少女に襲い掛かった。
 鰐特有の冷たいボディが少女にぴったりとフィットする。

 割愛するが、あっという間に少女達は石鹸で体の隅々まで洗われた。
 最早体中どこをなめ回されても健康だと言い張れるほどに。
 少女達は清潔になり、その露天風呂から出る。

 その露天風呂から覘けた空が、彼女達の見た最後の空になること。
 それを彼女達は知っていたのだろうか、それとも知らずに謳歌していたのか。

 何にせよ、彼女達は食べ物で、今のは殺菌処理に過ぎなかったのだ。
 そこを忘れると、後々後悔する羽目になるであろう。



今はここまでっす水遁されたっす
寝まっす

363:名無しさん@ピンキー
12/08/29 05:57:45.77 2Sdui/q6
GJ
徐々に「食べられる立場」に慣れていくのがいいなぁ

364:名無しさん@ピンキー
12/09/01 16:52:50.53 j1iYqDQo
GJ
一つだけ言うとネーミングセンスがあれだな、鰐αて
ついでに言うと余計な描写が多いかな

頑張ってくれ

365:名無しさん@ピンキー
12/09/01 17:27:37.11 toUdPtpv
個人的にめちゃくちゃ好みのシチュエーションなので超GJです!
続きがめちゃくちゃ楽しみです

366:名無しさん@ピンキー
12/09/01 19:54:40.22 j7gC88ed
救いのなさそうな世界観と「出荷」って言葉でぞくぞくします。がんばってください。

>>364
「鰐α」という名前である理由が途中で明かされるのでしょうか。気になります。

367: 忍法帖【Lv=2,xxxP】 空気読まない隊 ◆JQy99wHT0I
12/09/03 20:12:08.13 0GwAv1In
>>366
残念ながら\(^о^)/それはない
単に俺のネーミングセンス不足さっ!

368:名無しさん@ピンキー
12/09/06 22:45:02.87 pDK1YNis
>>367
取り敢えずどうでもいいからさっさと続き書け
いや書いてください

369:名無しさん@ピンキー
12/09/08 16:07:41.23 ml1uPC6U
コテ付きで荒らした上で他のスレで普通に活動開始とはおそれいるわ
次はこのスレを荒らすご予定で?

370:名無しさん@ピンキー
12/09/08 18:21:05.11 4SP56U16
はう~んの人・・・と言うかレイプスレの瞬シリーズの人、ついに粘着荒らしまで付くようになったのか
まあ、確かに本人も空気読むのは苦手みたいだが(それをコテハンにしてる辺りが、まさに空気読めてない)
はう~ん連発が鬱陶しい以外には、いつもスレに即した作品を投下しているのだから、めげずにがんばって欲しい

371:名無しさん@ピンキー
12/09/08 22:42:13.75 N7tn07KU
>>367
VIPに帰れ

>>370
誰だよ
こいつVIPに常駐してるコテだぞ
人違いだと思うぞ、あとこいつ調子に乗らせると面倒くさい

以下、クソコテに反応した奴は事情もわかってないクズ

372:名無しさん@ピンキー
12/09/09 00:20:24.56 xD3ez0Hq
>>371
レイプスレで昔、通称『瞬シリーズ』っていう長編シリーズを書いてた人がいるんだよ
元はとあるドラマの登場人物を使った二次創作だったんだが、第二話あたりで
完全オリジナルに移行して、その後すぐにマンネリ気味に陥ってた作品

通称はう~んの人は、この瞬シリーズの作者と同一人物
多分、それも知らないようなお前よりは、よっぽど昔からこの板にいる人だな
ぶっちゃけ彼の作品はワンパターン気味なんだが、ただの粘着のお前の書き込みよりはよっぽどマシ

373:名無しさん@ピンキー
12/09/09 01:28:26.97 9pdTl2sg
>>372
スレリンク(news4vip板:82-番)

人違いだと思うぞ
何を根拠にKY=そのはう~んの人と思ってるのか知らないけど
少なくともアイツが過去にエロパロ板にいたとか知らん

技術があるけど性格に難ありのクソコテ

374:名無しさん@ピンキー
12/09/09 01:47:43.30 w1AtKPXz
少し調べたがフェチ板の被食スレで現在進行形で粘着してるのがKYで酉も一緒
水遁くらってるのは恐らくその関係だろう

375:名無しさん@ピンキー
12/09/09 02:04:02.31 9pdTl2sg
>>374

ヒントいうとKYは凄まじいほどのアフィ嫌いでVIPのアフィスレを荒らしまくってて
毎日のように水遁されてるぞ

376:名無しさん@ピンキー
12/09/09 10:13:38.33 w1AtKPXz
なんだコイツピンク以外でも荒らしてんのかよ

377:名無しさん@ピンキー
12/09/09 13:14:31.14 9pdTl2sg
>>376
アフィスレって判るか?
アフィリエイトブログが金儲けの為に自演しまくるスレでVIPじゃみんなから嫌われてる
擁護するつもりはないけど別に普通

378:名無しさん@ピンキー
12/09/09 14:12:31.93 lueNTmUS
このコテがVIPで何をしたかは知らないし、知るつもりもないが
個人的に作品の続きを期待していることには変わりないので、できれば最後まで投下してほしい



379:名無しさん@ピンキー
12/09/09 14:21:52.25 ImYjHRfk
餌のえり好みをできるほど飽食してないのよ

380:地獄からの招待状7-9
12/09/09 19:28:59.17 alMhGcXx
 やがてユリの目から最後の一粒の涙が毀れた頃、長いようで短いその行為は、レイカが絶頂に達することで一旦
の終焉を迎える事となる。

「ん、くぅ……っ! も、ダメぇっ! 出すわよ、ユリちゃん!」

 レイカが嬌声の合間に漏らした言葉は、結局は何の意味も成さずに泡沫となり消える。ユリは聞く耳を持たな
い。そしてレイカもまた、ユリに対して返答を待つつもりはなかった。
 引き抜かれたレイカのペニス―酷く膨張したクリトリス。彼女は今にもはち切れそうなそれをユリの顔に向け
た。途端、大きく脈打つその先端から白濁液がぶちまけられる。ドクン、ドクンと脈打つ度に放たれるそれは、瞬
く間に彼女の顔の左半面を覆い尽くした。当然レイカがそうなるよう器用に狙った訳ではないので完全ではなく、
右頬にも少々だが付着している。

「はぁあああっ!! っくはぁっ、はぁっ、はぁ……っ!」

 レイカが更に一際大きな嬌声を上げ、満足そうに息を整え出す頃、ユリはゴホゴホと咽ていた。口内に白濁液が
大量に入ったのにも関わらず、笑い声の合間に呼吸をしたのだから当然だった。だが咽ていたのも束の間、彼女は
再び笑い出した。薄っすらと開かれた口の中に白濁液の姿がない事から、どうやら全て呑み込んだようだ。
 周囲に甘い匂いが漂い始める。まるで砂糖を焦がしたかのように甘く、それでいて何処か苦みがある匂い。それ
がレイカの体内で作り出された白濁液の匂いだと言われて、誰が信じるだろうか。
 恍惚とした表情でユリを見下ろすレイカ。いつの間にか股間の怒号が収まり、赤ん坊の小指のように細く小さな
それが彼女の動きに合わせて小刻みに揺れる。
 レイカは最期にユリと目を合わそうと暫くそのままで彼女を見下ろし続けていたが、それは時間の無駄でしかな
かった。彼女はただ真っ直ぐに虚空を見つめながら笑うだけだった。

「……さよなら、ユリちゃん」

 息を整えたレイカはそれだけ言い放つと、踵を返して歩き出す。まるで男が一夜だけと割り切った関係の女を相
手にした時のように、一度も振り返る事なく、そして悪びれる事もなく、ただ悠々と。
 歩きながら、最後にもう一度だけレイカの口が動いた。それは声になる事はなかったが、その唇の動きはこう言
っていた。
 ―さよなら。
 その繰り返された短い言葉に込められた意味は、文字通り“別れ”を意味していた。

381:地獄からの招待状7-10
12/09/09 19:29:52.17 alMhGcXx
 羽音が聞こえる。耳元で鳴り響くと反射的に頭を捩ってしまうような、そんな嫌な音だ。
 “それ”は甘い蜜を求めて飛ぶ。背中に生えた大きな羽を高速で動かし、その目はあちこちをきょろきょろと見
回しながらも、真っ直ぐに目的地に近付いて行く。
 密林を駆け抜けると、“それ”は広い場所に出た。先程の緑に覆われた景色とは一変して、大地は全て土の色と
なり酷く殺風景に感じられる。“それ”が更に羽を羽ばたかせると、やがて目的地に辿り着いた。
 目的地―甘い匂いを発している白濁液がふんだんに掛かった―仰向けに倒れている柊ユリ。レイカが立ち去って
からまだ幾分も経過しておらず、彼女の身体は未だにピクピクと痙攣を続けている。そして何より、未だに傍から
見れば気持ちが悪い笑みを浮かべている。半笑い、と表現するべきだろうか。
 “それ”はユリの身体の真上で浮かび、人間のように首を傾げた。獲物は“それ”の姿を視界に捉えているのに
も関わらず、何の反応も示さなかったからだ。どんな獲物でも“それ”の姿―異形の姿―巨大な蜂の姿を見れば目
を丸くし、腰を抜かし、それで尚後退りするものだ。
 蜂は重い分針がようやく一つ刻まれる頃までそうしていたが、やがてそっと尾を伸ばし、先端部から更に針を伸
ばした。そうした蜂の全長は目測で二メートルはあるだろうか、針に至っては人の腕ほどの太さがある。こんなも
ので突き刺されては毒が回り切る前に外傷で死んでしまうのではないだろうか。
 陽の光が反射して妖しく黒光りする針。ビュンッ、と風を切る音がしたと思えば、グチャッ、と何かが潰れる音
がした。蜂がユリの身体へと針を突き刺したのだ。突き刺した先は顔―白濁液と白濁液の狭間で見え隠れしてい
た、虚ろだった左目。グチャッ、という音は眼球が潰れた音だ。
 ユリはさすがに僅かながらだが、ビクンと身体を震わせて反応を示した。だが、それだけだった。口からは既に
掠れた笑い声が漏れるだけで、悲鳴や嗚咽が漏れる事はなかった。
 ―当然だった。突き刺さった針の先端は脳へと届いており、瞬時にユリを死に追いやったのだ。この衝撃でユリ
が息絶えてしまった事は、彼女にとって幸運と言えた。いや、それを言い出すとキリがない。彼女にとっての幸運
は、このゲームに参加した時点で消え失せていたのだから。
 針に動きがあった。蜂の尾から何かが針を伝ってユリの体内へ流れ込んでいるのが分かる。ドクン、ドクンと針
が脈打つ。それに呼応して彼女の顔が膨れ上がっていく。かろうじて原型を留めるぐらいにまで彼女の顔が膨れ上
がると、途端、ユリの顔が元の大きさに萎んでいった。代わりに膨れ上がらせていた原因である液体が彼女の穴と
いう穴から外へと流れ出していく。
 目から、鼻から、耳から、口から、膣口から、肛門から。それは液体というよりは半液体で、細かく砕いたゼリ
ーのようにドロドロとしていた。色は気持ちの悪い赤黒い色をしている。
 蜂は徐にユリの身体の上に覆い被さった。鋭利な刃物のような突起が付いた黒い足が彼女の腕に触れると、彼女
の腕の皮はあっさりと破れ、破れた箇所からも赤黒い液体が流れ出す。ふと彼女の身体全体を見渡すと、まるで干
乾びていっているようだった。皮ばかりが余り、血肉だけが萎んでいっているようだ。人間がミイラへと変わって
いく過程とはこのような状態なのだろうか。
 蜂はそっと食指をユリの口へと伸ばし、ジュルジュルと品のない音を立てて液体を吸い始める。比例してユリの
身体が萎んでいく。
 赤黒い液体―強力な溶解液によって溶かされたユリの脳と骨と血肉。蜂は久しぶりの食事だとばかりに一気にそ
れらを体内へ吸い込んでいく。だから、ユリの体液が無くなるのはあっという間だった。
 大地に寝そべる一枚の大きく、薄い皮。それは羽音が再び響くと同時に、風に吹かれて宙を舞った。
 それにはもう、柊ユリという一人の少女だった面影は何一つ見受けられなかった。


382:名無しさん@ピンキー
12/09/09 19:33:14.24 alMhGcXx
流れぶったぎるようで申し訳ないですが、久しぶりの投下です。
諸事情により続きを書く環境がなくなったものでして。
何とかユリを完結させることができました。
続きはいつになるか分かりませんが、頑張って最後まで書きたいと思います。
遅くなってしまいすみませんでした。

383:名無しさん@ピンキー
12/09/09 23:07:40.16 4IboV0Lc
おおお、なんかセルみたいで怖エロい

384:名無しさん@ピンキー
12/09/10 20:54:39.46 7hGCZTAt
ユリさらば・・・
のんびり待たせてもらうよ。まったり書いてくださいw

あんな流れはぶった切ってくれてむしろ有難いよ

385:名無しさん@ピンキー
12/09/12 01:55:25.44 eTTTkDXF
>>382
お疲れ様です。ご自身のペースで無理をなさらずに。

このスレのテーマに合う場面を昔どこかで見たなと思い出していたら、それは「BM ネクタール」というマンガだった。
B・Mという人の頭くらいの大きさでキモい形の大量の捕食生物から逃げる話で、それに一人の女性がたくさんの
B・Mに食われるシーンがあった。
このマンガを知っている人はいらっしゃいます?

386:名無しさん@ピンキー
12/09/14 04:15:20.37 Y/N6G3+t
>>385
昔持ってたよ。
実はBMも低コストで大量生産できる食肉、って設定なんだよな。
どんな味なんだろ。想像もつかない。

387:名無しさん@ピンキー
12/09/26 20:06:08.82 Zc7ei0l6
人間が人間を餌にするというシチュエーションっていいかな

388:名無しさん@ピンキー
12/09/27 05:28:42.21 YbJVg2aD
ちょっと季節外れになりそうなネタですが

朝日が差し込むデパートの水着売り場
色とりどりの水着が売り場に陳列されている。
あるものは棚に、あるものはハンガーにつるされ、あるものはマネキンが着飾り、売り場に花を添える。

いつも多くの男女でにぎわうこの場も、今はわずかな人しかいない
開店準備のための店員たちが歩き回るだけ
もちろん店員たちは水着には目も止めない。

しかし、一人の店員が一つの水着に目を止めて、手に取った。
もちろん買おうとしての行動ではない。
「あれ?なんでこんなところに水着が落ちてるの?先輩!これ、どうしましょう」
新米店員と思しき娘は近くを歩く店員に声をかける
「どうしたの?まどかさん。あれ?何、その水着。それってあのマネキンのやつでしょ?
指差されたとこころには数体のマネキンがいた。
どれも首から下しかないマネキンだった。
その中に一体、何も着ていないマネキンがあった。
「アレが落ちたんでしょ。係の人に言っとかなきゃ」
いそいそと駈け出す先輩店員。
ほどなくマネキンは台から外されて水着を着せられる
「あれ?なんかサイズが合わないぞ?」
「そんなはずないだろ…ホントだ。どうしようかな」
「胸のサイズが大きくなったのか?このマネキン」
「まさか。でも、これじゃこの水着着せられないぞ」」
話し込む係員たち。しかし、まどかたちはすでにそれには注意を払っていなかった。



389:名無しさん@ピンキー
12/09/27 05:29:53.43 YbJVg2aD
閉店後

だれもいない店内をまどかともう一人の店員二人の店員が歩く
「誰もいないお店の中ってどこかこわいよね」
まどかに声をかけたのは同じく新米店員のみすずだった。

その日売り場に来てくれた人の中から、「買った水着と違う水着が入っていた」と電話が入っていたのだ。
「も~、明日から旅行に出るのに、これじゃ困るじゃない。明日朝一で取り換えに行きますからそれまでに用意しといてよね」
そんなわけで、もう帰ろうかという時間にまどかとみすずは代わりの水着を探しに来ていたのだった
「でも、なんで先輩は来てくれなかったんだろう?」
まどかはみすずに聞く。
「先輩は忙しいそうですよ。いそいそと何か書類を手に取ってましたから」
「それ横から見たけど、あまり関係ない書類いじってたみたいだったよ?行きたくなかったんじゃないの?」
「でも、先輩なんで水着取りに行くだけなのにそこまでしてまで行くの渋ったんだろ?」
「どうせ…」
そこからしばらくたわいもない愚痴を始めようかと思ったところで売り場に着いた。

「え~と、このあたりだったかな」
そこには、朝に見たマネキンが並んでいた。

「そうそう、あの水着だったわ。じゃあ、この売場ね」
そういって売り場を探したが、売り場にあった水着はどれも売り切れていた。
「どうしよう、レジも見たけど、なかったし…」
混乱気味のまどかの目の前には目当ての水着と同じ水着を着たマネキンがいた。
マネキンは台座の上でポーズをとっていた。
「もしかしたら、あの台座の中に在庫とか残ってるかも」
まどかはそう思って台座の下の引き出しを開ける
中にあったのは、マネキン人形の頭部だった
どうみてもマネキンのような質感の頭部に長い髪
その頭部を手に取って持ち上げたが、水着はなかった。
マネキン人形って髪の毛あったっけ?という疑問がふと頭をよぎるが、すぐに頭から追い出す
「念のためにほかの引き出しも開けてみよう」
みすずにそう言われて全部の台座を開けたが、中には頭部があっただけだった。
「やっぱりないか。じゃあ先輩に聞いてみよう」
まどかが手に持った頭部を戻そうとした瞬間
「あれ?」
マネキンが手から離れない

「あれ?このマネキン、どうなってるの?」
「きゃああっ…ごも…ご…」
みすずの悲鳴にあわてて振り向くと、そこにはおどろくような光景があった
台座の中のマネキンの頭部から多くの触手がみすずにまとわりついていた
みすずは口の中をふさがれて声を出せない

390:名無しさん@ピンキー
12/09/27 05:31:45.70 YbJVg2aD
余りの光景にまどかは逃げることも忘れてへたり込む
みすずは必死に触手から逃れようとするが、増えていく触手に抵抗できず、ついには床に押し倒されてしまった
どのくらい時間がたったのかわからない

触手はみすずの全身にまとわりついてみすずの動きを奪う。
腕にまとわりついては振り払おうとする手を床に張り付ける
太腿にまとわりついた触手は太腿を舐るように蠢く
口内には多くの触手がみすずの口の中から体内を目指す
そして…股間に大きく太い触手が2本、みすずに突き立てられていた。
みすずは必死に服をはだけさせながら身をよじらせ声を漏らす
その声が徐々に色気を帯びていった
「…ぁ…ぁん…」

「み…みすず?」
みすずの顔が徐々に紅潮している。
よく見たら、股間から洪水のように透明の液体がこぼれだしていた
みすずは何度も痙攣し、その都度股間から液体をあふれさせた。
みすずがどうなっていくのか、まどかは目をそらしたくともそらすことができなかった。
やがて、みすずの声が聞こえなくなり、動かないみすずに変化が訪れていた
みすずの手足の肌から艶が消えていき、顔も、少しずつ色を失っていった
触手がみすずの全身から何かを吸い出すようにじゅるじゅる音を立てていく
「みすず?」
呼びかけても何の返答もなくなったみすずの体は徐々に変化を続けていた
それと対照的に触手は活発に動き、その触手の一つが陳列台の上の金属製の値札にあたる
値札は陳列台から落ちて、みすずの太腿にあたった
コツーン
乾いた音を立てて跳ね返った値札は床に転がった
「え?今の…音は?」
明らかに人の肌にあたった音じゃなかった。
しいて言えばマネキン…
そう思ってマネキンの方を向くと、触手に掲げあげられたマネキンの頭部がマネキンにひとりでにくっつこうとしていた
その頭部はすでに血色に満ちたものになっていて、マネキンのそれだとは思えなかった。
頭部がマネキンに着くと、マネキンにも血色が満ち、すこしずつ蠢き始めた

みすずがマネキンに近くなるのと反比例してマネキンが人に近づいていく

水着を着たマネキンが首をこっちに向けたっとき、みすずはもう、マネキン人形そのものになっていた。


391:名無しさん@ピンキー
12/09/27 05:33:10.10 YbJVg2aD
「…うそ…みすずが…」

こっちに向かうマネキンに、いざりながら逃げるまどか
ふとマネキンを見たら、それまでマネキンそのものだった頭部の口がぱっくり開いて、幾条もの触手がこちらへ向けて伸びてきた
「きゃ…むぐぐっ」
悲鳴を上げようとする口に触手が躍り込む
「むご…ごが…」
暴れるが、触手は迷わずにまどかの口内を蹂躙し、喉の奥へ進む
「ご…ごが…」
息ができない苦しさにもだえる
触手はさらに奥の胃の中へ入り込んだ
窒息寸前のまどかの意識は必死に外気を求めた
「あ…はぁ…」
やがて、鼻で息ができることに気づいたまどかはかろうじて一息つくことができた。
窒息を免れたことに安堵するまどか
だから、その間も触手が体内全域に伸び広がっていることには気づいていなかった
そして、伸びる触手はまどかのスカートに分け入り、股間へと躍り込もうとしていた
「むぐ…ご…が…」
必死に抵抗しようとするが、両手はマネキンから離れないまどかにとっては抵抗できる術は限られていた
太腿を閉じても、触手はその間に分け入り、まどかの女陰の中に入り込んだ
「ご…ごが…お…ぁ…」

女陰の中に入り込む触手
触手はまどかに分け入ろうとする
このままだと、あたしもみすずみたいに…
床に横たわるみすずだったマネキンが視界に入る

必死に逃れようとすると刹那、メリメリと股間から引き裂かれれるような痛みが走る
「ひぐぅ…」
目から涙がこぼれる
触手がまどかの膣内に無理やり入っていったのだ
触手はまどかを蹂躙する
「ひ…い…いた…」
まどかのいまだ男を知らぬ膣内は触手の蹂躙に耐えかねて引き裂かれるような激痛をまどかの全身にもたらす
しかし、触手がさらにまどかの膣内や口内を蹂躙するとともに、それを上書きする快感が広がっていった。


392:名無しさん@ピンキー
12/09/27 05:33:58.07 YbJVg2aD
「…ぁ…ぁ…」
徐々にぼやける視界
太腿を舐る触手や口内の触手の快感までもがそこに加わる
まどかの意識は徐々に快感に上書きされて真っ白になっていく

「あ…あぁぁあ!!」
全身が幾度も痙攣するとともに、目の前にフラッシュが走る
膣がきゅうっとしまって触手を甘く絞る
触手はそれにも構わずにまどかの膣を突き上げ、口内を蹂躙し、全身を甘く舐め上げる

まどかの真っ白の意識に、誰かの声が聞こえてくる
「うふふ…もうすぐよ…もうすぐであなたも私のようになれるわ」
返答をする気力もないまどかに声は続ける
「長いことこの日を待っていたの。長かったわ。誰かの体を蹂躙して、味わい尽くして、成り代わる日を」
「ひゃうん!」
触手がもたらす快感に体が跳ねる
「お察しのとおり、あたしもちょっと前までは人間だったの。新米店員ってやつ。それが、こうして閉店後の店内に入り込んだ途端マネキンにとらわれて、気が付いたらマネキンになっていたの。
自分に何があったのかは同じ列のマネキンからの話で分かった。この境遇から抜け出すには誰かを食べるしかないということもね」
まどかの体から何かが抜かれるような感覚が伝わる
「ああ、美味しいわ。女の子の体ってこんな味だったのね」
手足が冷たくなるのがわかる。
おそらく今の自分もみすずのようなマネキンのようになっていってるのだろう
やがて、まどかの耳に何人かの女性の声が聞こえる
その中にみすずの声もあった
「もうすぐね。あたしたちの声が聞こえるでしょ?はじめまして。新人さん」
まどかの体は完全にマネキンのそれになっていた

床に横たわるマネキンから服をはぎ取る女性が二人いた
「ごめんね。でも、水着でおうちに帰るわけにいかないの。代わりにあたしの水着あげるからいいでしょ?」
そういいながら横たわるまどかに水着を着せて、台座に立たせる
「う~ん、いい感じ。それじゃ、あたしの代わりにマネキンがんばってね」
まどかの制服を着多女性はそう語りかけて、まどかの首をねじる
まどかの首は体から離れ、台座の中におさめられた
もう一人の女性もみすずを同じようにしていた
「やれやれ、長かったわ」
「もう二度と閉店後の売り場になんか行きたくないわね」
笑いあいながらまどかとみすずを置いて戻っていった



393:名無しさん@ピンキー
12/09/27 05:36:44.35 YbJVg2aD
「そうそう。これよこれ。今度は気を付けてよね」
満足げな店員にお辞儀を返す女性店員
彼女はお辞儀から戻ると、視界に入ったマネキンに向かってひとりごちる
「あたしの代わりにマネキンになってがんばってよね」

居並ぶマネキンは、それらが元は生身の女性だったことを知らぬ来店客の無遠慮な視線にその体を晒し続けていた
それがマネキンの仕事なのだから。

394:名無しさん@ピンキー
12/09/28 20:02:04.38 6No2aNsP
久しぶりに来ていた新作がうれしい
こういうのもいいね。読めてよかった

395:名無しさん@ピンキー
12/10/16 01:13:55.61 IZOZcV8r
新作いいですね。ちょっと変則的な捕食という感じ。

>>386
正直BMの元の形を知っていたら食べたくないですね。
「BM ネクタール」のネタバレになるのですが・・・

女性が大声を上げて自分にBMの意識を向けさせて、自分が捕食されている間に仲間を逃がすシーンがあるんですよね。
足からガツガツ捕食されて(直接的表現はなし)徐々に背が縮むのが分かるコマ割りで、そのときに女性が涙を流したと思いました。
このシーンが頭から離れないし、ここの作品を読むとそれを思い出します。

396:名無しさん@ピンキー
12/10/29 19:26:14.04 mGAiK/DB
ほす

397: 忍法帖【Lv=3,xxxP】(2+0:8)
12/11/04 14:20:03.28 /AOB+Wu8
短編上げてみます。百合要素を多分に含みます。 

『落ちる花』

 先日、とてもわたし好みな女の子を捕まえました。
 彼女はわたしの庭に生けてあり、栄養素となる【蜜】で下味をして、今日で三日。
 そろそろ頃合いのはず。
「……あぁ、いけませんね」
 彼女のことを考えると、自然と「食欲」が沸いてしまいます。
 せっかく温めていた花粉が、湿気った風に乗り、深い森より散ってゆく。
 しばらくは、新しい獲物は必要ないにも関わらず。
「今日はもう、庭へ帰りましょう」
 わたしは「一輪」そんなことを思いつつ。
 樹上付近まで伸ばしていた触手を、しゅるしゅる、巻き戻すのでした。

 *

 深い森。
 むせ返るほどの緑に包まれた大樹の根本。
 そこが「アルラウネ」と呼ばれる生命「わたし」の咲く世界。

 わたしの本体である「花」は、成熟した「雌の人間様」の造形と、
 花の構造体が子宮を堺に分かれています。
 あたりまえですが、衣服は光合成の邪魔になるので、主に全裸です。

 さて、夕刻も近づきはじめた本日午後。
 大樹に根付かせた蔓草状の触手を上空から戻し、新しい【蜜】を
 光合成してきたわたしは、捕えた彼女に呼びかけました。
「カレンさん。そろそろ起きてください、カレンさん」
「………………」 
 大事な獲物。
 わたしの触手で手足を掴まれ、苔むした草のベッドに横たわらせている。
 彼女には応える元気がないようで、わたしは触手を蠢かせました。
 苔むした地面と水平に咲く、わたしのもとへ。引きずりよせます。
「カレンさん、もう夕方ですよ。そして、夜がやってきますよ」

398:名無しさん@ピンキー
12/11/04 14:34:41.80 ibYxOhne
期待

399:落ちる花(2)
12/11/04 14:44:41.89 b3qVVpBh
 カレン・フィールドさんは、
 ここから遠く離れた「魔法学園」に通う生徒さんだったそうです。
 襟元をぴしりと留めた、黒を基調とした制服とスカートが、とてもよくお似合いでした。
 しかしもう、一昨日と昨日の行為で白い精がこびりつき、おっぱいやお尻もむき出しです。

 彼女はとても優秀で、お金もちで、才能に満ちあふていたようですが、
 まだまだ世間を知らない、箱庭で大切に育てられた、只のお嬢様でした。
「ふふ。せっかく、遊びに来ていらしてくれたのに。こんなことになって申し訳ありませんね」
「……ぅ、ぅぁ……あぁぁ……!」
 怖いものなんて何もないの、という強気な眼差しと、全身からあふれんばかりだった活力は、
 今の彼女とはまったく別物でした。
「……お、お願い、です……。許して……」
「あら、ずいぶん弱気になりましたね?」
「…………許して、助けて……」
 わたしを「大樹ごと燃やしてあげるから」と謡っていた唇は、
 今はひたすらに許しを請うばかり。
「……なんでもする、しますからぁ……!」
 すんだ青空のような瞳は虚ろに泳ぎ、幾筋もの涙が、乾いた頬のうえを流れおちます。
 そんな彼女の、お日様のように輝く金髪を一房手にとり、軽く口づけました。
「カレンさん。貴女は食材に慈悲を与えますか?」
「……え?」
「これからお腹にいただく食材に、耳を傾けたことは?」
「……やだ! いやだぁ!」
 わたしの意を悟り、彼女は見苦しく暴れます。
 けれど、手足は縛られているので無駄でした。
 身じろぎするのがせいぜいで、その姿は樹上を這う青虫のようで少し可笑しい。
「だいじょうぶ。痛くありませんから」
「……たべないで……おねがい、たべないで……!
 謝るから……お願いだから、ひっ、ぐすっ……家に帰してよぅ……!」

400:落ちる花(3)
12/11/04 14:47:24.83 b3qVVpBh
 わたしは触手の支えを減らし、正面から直接「人間様の手」で彼女を抱き寄せました。
 やわらかい、あたたかい、ヒトの肌。
「素敵ですね」
 思わず、頬ずりしてしまう。
「……っ!! ね、ねぇ…、わたし言わないから! 貴女がここにいるってこと、誰にも言わないから!! だからっ!」
「そうですね。だからせめて。わたしのお腹の中で消えてしまうまえに。今夜もたくさん、わたしを味わってくださいね」
「や、やだやだやだ……! いや―んんんんぅっ!?」
 わたしは、少々乱暴にキスをしました。動かない彼女の口内を、人間様の舌先でなぞっていきます。
「……ん、んっ……。ん、ぁふ……」
 舌先の表面を。歯先をひとつずつ。頬の内側を味わっていく。
 そして最後には、口腔の奥へ。特製の【蜜】をたっぷり流してさしあげる…。
「……ぁ、ん、んぐぅぅぅうううう!?」
 苦しげな、くぐもった声。
 ごくん、ごくん、と上下する喉。
 わたしのすぐ前にある長い睫がぱちりと瞬きし、同時にとろりと柔らかくなります。
「あ、ぁ、あん、は、ぁ、んあああ……っ!」
 必死に、わたしの舌先を押し退けようとしてきます。
 逃れるように首を振りますが、させません。
 わたしの【蜜】には催淫効果があり、彼女の身体は次第に、わたしが求めるものに近づいてゆきます。
「……んぅ! ん、ぅぅー! んんんー!!」
 どうやらカレンさんは、この期に及んで、得意の「魔法」を唱えようとしていました。
 ですが魔法の発動には相応の集中力が必要で、今の彼女では不可能です。 
「……ん、んっ! ん、くっ、んく、ん、く、ぅ……!」
 それに喉を震わせようとすれば、自然とわたしの【蜜】を飲んで頂くことになります。
 ですから彼女の選択は、結果としては過ちでした。
(はあぁ。カレンさんの口のなかとっても熱い……)
 わたしは、そんな愚かで可愛い彼女をぎゅっとして。唇を塞いで、くちゅくちゅする。
(やわらかくて、美味しい)
「ん……あ……あふ……ぁ…………」
 少しずつ。わたしの手のなかで、抵抗がうすれていく。

401:落ちる花(4) ひとまずここまで
12/11/04 15:15:58.06 lvK74lpt
 陽が、すこし傾いてきました。
 カレンさんの抵抗が無くなったのを確認して、わたしは唇を離します。
「………………ふふ」
 橋をかけ、落ちていく二人の蜜液を、わたしは人間様の指ですくいあげる。
「どうです? 気持ちよくなってきました?」
「……、はぁ、はぁ、あ、ふあぁぁぁ……っ」
 潤んだ瞳から、また新しい涙をこぼすカレンさん。大きな口でいっぱいに、澱んだ空気を取り入れようとします。
 激しく動く胸元。ふくらんだ乳房はそれぞれ、この手に充分収まるほどの大きさです。
「そろそろ良くなってきたみたいですね。今夜はどのように、してほしいですか?」
「……もうやめて……お願いだから……」
「それはできない約束です。ごめんなさい」
 よしよし、と頭を撫でてさしあげる。
(なかなか壊れてくれませんね)
 本当なら今頃は、人間様が言うところの「廃人」になり、快楽を享受することしか考えられない、本当の意味での「餌」に成り果てているはずなのに。
(……どうして?)
 人間様の胸が、ちくりと痛くなります。でも、食べることしか知らないわたしは、今夜も彼女を犯すだけ。

 赤い花弁の内側。わたしはカレンさんの向きを変え、後ろから抱きしめます。
 膝を折り曲げ、彼女をしゃがんだ姿勢にさせたあと、白く華奢な両足は左右に大きく広げ、十数本の「雌しべ」を秘部へ伸ばし、
「ぁ、だめっ、やだぁっ!!」
「大丈夫ですよ。昨日も、初めての夜と比べると痛くなかったでしょ?」
 彼女の足首から太腿へ。細い雌しべを巻きつけていく。
 そして人間様の身体をもつわたしは、彼女の耳朶を噛み、
「ひぅ!?」
 両手を回し、右手のひとつを胸のつぼみに運び、もうひとつを突起した女性器に運びました。
 「びくん!」と体が反応します。わたしの心もまた、震えてきそう。
「だめぇ! そこっ! 弄っちゃだめえぇっ!!」
「あら。ではこちらなら?」
 思わず笑みが咲いてしまいます。人間様の両手をおへその辺りに這わせつつ、
 それから、彼女のほっそりした首のうしろにも雌しべを這わせ、人間様の舌先は、絶えず耳たぶを甘噛みします。

402:名無しさん@ピンキー
12/11/04 17:52:31.47 ibYxOhne


403:名無しさん@ピンキー
12/11/04 23:55:08.32 PdvvVu7P
新作を投下してくれるのが大変ありがたい
とても楽しませていただく

404:落ちる花(5)
12/11/05 12:03:30.54 YiPL3Xy6
 ―私が、この森に来てどれぐらい経ったんだろう。
 記憶はもうだいぶ曖昧で、頭のなかはまっしろに染まるばかりで。
 アルラウネと呼ばれる植物にどれだけ犯されたのか、もう、わからない。

「やっ! ひゃんっ!! らめぇ! らっ……んぁぁあああああーーッ!?」

 私はただ、ひたすら、理性を失った獣みたいに悶えてる。
 意識は瞬間、遠いとこまで飛んでいく。けど、
(耐えなきゃ……。耐えなきゃ……!)
 誰かが助けが来てくれるまで、私はひたすら耐えるしかない。
 ここに来る前、文献で読んだアルラウネの情報にはこんなことが書かれていた。

『この魔物は実際の食虫花と同様、光合成をして得た【蜜】を用いて獲物を引きよせ、
 花弁の内側に集めた消化液で獲物を溶かし、喰らう。―人間も例外ではない』

『さらにアルラウネの寿命は植物と同様、その寿命は短い。
 死期を悟った個体は、捕食する獲物に対し【種】を残すという情報もあるが、詳細は不明』

 後部の記述が、特にひっかかった。
 このアルラウネが宿っている大樹は見るからに枯れかけていたし、
 理由は知れないけれど、このアルラウネは私が快楽に屈しない限り、捕食も種付けもしないらしい。でも……。
「―カレンさん、もうそろそろ、限界なんじゃありません?」
「っ!」
 とろけるように甘く、脳をゆさぶるような声が来る。
「ほら、見てくださいな。カレンさんのコチラはこんなに濡れて……」
「ひあぅっ!?」
 私のアソコを、幾本もの細い触手がなぞり上げる。
 身体が痺れて浮いたような感覚になって、不安定も怖さも無い。
 ただしびれた様に、じんじんしてる……。

405:落ちる花(6)
12/11/05 12:06:29.90 YiPL3Xy6
「下のお口は受精したい、子種を頂戴って、言ってますよ?」
「そ、そんなこと言ってない……っ!」
「そうですか? でもほら。こうやってかき混ぜると……」
「―ふあぁぁあああっっ!?」
 また頭のなかが真っ白になる。快感の波だけが全身を駆けめぐる。
「ほら、くちゅくちゅ、いやらしい音……」
「―――!」
 声がもう、まともな叫びにならない。
 わけがわからなくなって、ただ、気持ちがいいことだけを感じる。
 身体は熱く火照って、すごくすごく、よくなっていく。
「はぁ、は はぁ、ふ! ら、ぇ、あ、はぁ、いれひゃ、あっ、ぬい、て……っ!!」
「もう少しですね……」
 私の顎に指がかかり、無理やりに上へ向けられる。
 キスされる。快感を加速する蜜が流れてくる。

(……耐えなきゃたえなきゃたえらきゃらめ……)
 
「ふふ。そういえばまだひとつ、穴が残っていましたね」
「…………ふぁ?」
 あなって、どこの? なんのこと? そうおもった、とき。
「んううぅっ!? うあ、ぁぁあああ……ッ!?」
「あら。カレンさんったら、お尻の方が感じやすかったのですか?」
「ひ、ひらう、ひ、ひら、あぁうぅうううううーっ!!」
「もう人間様の言葉が、まともに出ませんね」
 そして、うごめく。しょくしゅがぜんぶ。
 まえにうしろに。わたしのなかで。

「――!! ―!!!」
 いく、イク、イっちゃう。もうむり、げんかい、だめ。
 こわれる。わたし、が、でなくなる。もう、いい。なんでも、いい。だっ、て、きもひ、、もん。

406:落ちる花(7)
12/11/05 12:08:46.78 YiPL3Xy6
 首筋を、耳たぶを、背筋を、胸の蕾を、臍を、秘部を、太腿を、爪先を。
 わたしは、上から下まで、ありとあらゆる場所をまさぐりました。
 そして、人間様の唇はひとつに重なっています。
『ぴちゃ……ん……ちゅ…くちゅ……』
 唾液の交換。初めて彼女から交わしてくれた触れ合いは、実に甘美でした。
 花の内側はすでに最後の消化液が充満し、むせ返る精の匂いに満ちています。
「っ……はぁ、カレンさん」
「……な、に?」
「わたしの背にまわした腕、固定させていただきますね。
 もう膝から下がありませんから、抱きつくのお辛いでしょう?」
「……ほんとだ……」
 カレンさんはぼんやりした眼差しで顎を引き、溶けた足元を見つめました。
「……わたし、このままぜんぶ、とけちゃうの……?」
「はい。ぜんぶ消えてなくなります」
「……そっか……」
 ただ呟いて、そしてわたしを見つめ、もう一度、唇を重ねてきます。
『ぴちゃ……んん…ちゅ…ぴちゃ……くちゅり……』
 最後のひと時まで。熱い吐息と唾液を交換します。
 その中で、わたしは初めて本能による欲情を発しました。
『っあぁ……! カレンさんっ、出ちゃう、出ちゃいます……っっ!!』
 すべての触手から【蜜】が噴出する。
 彼女の外から、内まですべて、受精して欲しいという意を込めて。
『ああっ! あっ、はああああああああああぁぁぁあんっっっ!!!』
 わたしは初めて達してしまう。快楽の渦中にある自らの精を、彼女にすべて注ぎ込む。
 やがて、放心してしばらく待つと、消化液は一層水かさを増してきました。
 最後に「とぷん」と小さな泡を立て、人間様のわたしと、彼女をすべて包み込みます。
 
『・・・・・・・・・・・・・』

 そして。わたしたちはとけあって。ひとつぶのたねになりました。

407:落ちる花(8) *ここまで
12/11/05 12:15:10.44 YiPL3Xy6
 ―三日間の記憶が欠落していた。私は気がつけばベッドの上で、白い天井を眺めてた。
 森の入り口で横たわっていたところを、学園の捜索隊の人が見つけて運んでくれたらしい。
 発見された私は、何も身につけてなくて、裸だったらしい。けれど傷一つなく、女の子の膜も無事、だったらしい。

 なにも覚えていない。
 ただ、目を覚ました後、父様からは沢山のお小言を喰らった後に抱きしめられた。
 母様からは抱きしめられた後に、たくさん泣かれた。

 もうこういうのは嫌だなと思って、それからは私にしてはとても素直に、おしとやかに務めた。
 まるで生まれ変わった気分。太陽の日差しがとても心地良くて、吹き抜ける風も気持ちいい。
 身体を打つ雨もまた清々しいのだけど、雪の降る、寒い冬の季節は格別苦手になった。

 *

「―カレン先輩って、本当に寒いの苦手ですよね」
「そうなのよ。だからね、暖め合いましょ?」
「はい?」
 後輩の子と二人きりで居残りをした夜。校舎に続く並木道の端。誰も目に留めない土の下から根を這わす。
「!?」
 巻き付け、口を塞ぎ、両手を縛り、地中深くに引きずり込む。
 当たり前の日常の底に広がっているのは、甘い香りを放つ「わたしたち」の花園だ。

「……イヤ、なに、なんで、嘘、やだ、こないで、先輩助けて! いや、やだあああぁぁあ……っ!!」
「だいじょうぶ。貴女もすぐに食べて欲しくなるから、ね……?」

 そして今夜もまた、わたしたちは優しく、気に入った獲物を愛し、食らっていく。

(了)

408:名無しさん@ピンキー
12/11/14 19:48:13.77 2JfPQKI5
こんなに素晴らしい作品が投下されてるのにコメントがないなんて残念だ!

409:名無しさん@ピンキー
12/11/14 21:43:43.04 OoS7PBi8
いつの間にか投下されてたけど、百合百合しくて好み!

410:空気(ry
12/11/18 22:04:07.68 vpE1r+6q
空気読まない隊ってVIPコテだけど俺の作品需要ある?

411:名無しさん@ピンキー
12/11/18 22:21:55.47 aXDwSIRJ
別に書けばええがな。
みんな喜ぶ、それでよろしよ

412:名無しさん@ピンキー
12/11/18 22:26:03.46 CW3cnBbd
もちろん。

413:名無しさん@ピンキー
12/11/19 11:16:43.44 X4zzZlJs
落ちる花、非常に良かった。
捕食+百合とは斬新。

414:名無しさん@ピンキー
12/11/20 18:12:04.71 rbuD1UQo
うちが丸呑みフェチの理由考察
18号の吸収シーンで開花
萌えどころが喘ぎ声と手足のうごき、締め付けられるお尻。
だんだん抵抗が弱くなり揺れる手足。
包まれた膨らみ。

単純な丸呑みモノ創作期待しています。

415:名無しさん@ピンキー
12/11/20 21:15:55.21 4YuvSqPe
わらしなママの「種子様」は個人的に大ヒット

416:名無しさん@ピンキー
12/11/22 19:00:06.55 qLcQMkHX
中身だけ食べる蟲
残った皮に住み着き一見、人間のように振る舞う巨大ヤドガニ

417:名無しさん@ピンキー
12/11/23 01:07:27.85 BZiOwLH/
天の邪鬼、というわけか
>残った皮に住み着く

418:名無しさん@ピンキー
12/11/26 20:15:36.03 mbLLXiBE
耳や鼻から侵入した蟲に脳みそを食われ
空っぽになった脳の跡地に別の蟲が住み着き種の拡散の為にゾンビのように徘徊する
さらにそこに他の生き物の卵子を使って増える生き物が子宮に寄生
その身体が完全に朽ちるまで大自然に利用され尽くす

419:名無しさん@ピンキー
12/11/28 23:12:47.71 h+NvpIzG
…やっと追いついた。
長い間パスとメールアドレスパスを紛失してしまい、
ろくに更新を怠っていたwikiを
最新まで更新致しました。長い間放置いたしましてすみません。

420:名無しさん@ピンキー
12/11/28 23:17:30.55 h+NvpIzG
過去をさかのぼってみるとこのスレも7年以上になっておりました。
初代から呼んでる人ってまだいるかな?

421:名無しさん@ピンキー
12/11/29 19:29:33.16 BrVMUx21
おつおつ
そうか、もう7年もたったのか

422:スーパー空気読まない隊 ◆4hX/GUv2ihv9
12/12/01 04:11:46.55 FXPS3Tqo
やだー
恥ずかしいー

423:名無しさん@ピンキー
12/12/01 18:47:30.68 HMgIfz5W
>>422
素敵な作品、保管させていただきました。
また気が向いたら作品投稿くださいね。

424:名無しさん@ピンキー
12/12/01 19:43:58.39 c8XmaV3b
>>422
あんた戻ってきてくれたのか!続き待ってるぜ!

425:名無しさん@ピンキー
12/12/01 20:18:53.45 HMgIfz5W
保管庫にこっそり投下されてた男の娘を捕食の続きが気になる…
もうこないんだろうな

426:名無しさん@ピンキー
12/12/15 02:29:15.07 rPTHHymF
あたしは目の前のドアノブを見つめていた。
ついさっき、自分で閉じた個室のドア。
このドアは入ってしまったら自分で出ることはできない。ためしに開けようとしたが、ドアノブはびくとも動かなかった。
あとは、食べられる日が来るまでこの部屋で過ごすしかないのだ。
なぜ、あたしはこんなとこにいるんだろう。


時計を見る。
つい2時間前までのあたしは、普通に街を歩いていただけの普通の女の子だったはず。
普通に育って、普通に学校いって、帰りにウインドーショッピングのつもりで街を歩いていただけだった。
ふとたちどまったペットショップ。
かわいらしい猫や犬、聞いたこともないような種類の高級ペットに爬虫類
「うわ~。こんなのでも高いのねえ。これなんか家買えちゃうじゃないの?え~と、ルバニカオオトカゲ?聞いたことないけど、こんなのほしい人もいるんだ」
そこにスーツ姿の女性が近づいてきた。
ものすごくセンスの良い服装のその人は、あたしにこう言ってきたのだ
「ねえ、あなた。お料理になってみない?」
最初はその言葉の意味が分からなかった。
勧誘ならいろいろ受けたことがあるが、「料理になる」の意味が分からなかったのだ。
「だから、あなたを料理して食べてみようというのよ。いいお肉してるじゃない。食べられる?」
あまりのことにあっけにとられるが、その時はまず身の不安を感じた。逃げようと周囲を見回したくらいだ。
「そんなに不審に思わなくていいじゃない?話くらい聞いてよ」
あたしの目の前に詰め寄ってきた。
真剣な目であたしを見つめてきた。
その迫力に一瞬たじろぐ。
「話、聞いて?」

427:名無しさん@ピンキー
12/12/15 02:37:01.30 rPTHHymF
そこから、どうしてこうなったのかわからない。
あたしは自分でも認めるくらい流されやすい。
だから、時々そんな役割を回されることがある。
友達からも「もう少ししっかりしなよ」なんていわれる。
だからといって、食べられるなんて話、普通ならOKするはずはない。
「でも…食べられるって、死んじゃうんでしょ?」
そう聞いた。
「でも、あなたいつまで生きられるの?この話のすぐ後に交通事故にでもあって死んじゃうかもしれないし、たちの悪い通り魔にでも合うかも知れない。
もし、おばあちゃんになるまで生きられたとしても、その間辛いことって多いわよ。その果てに、醜く老いた姿で死んでしまう。本当にそうなりたいの?
今のあなた、とっても綺麗だわ。私はあなたの今の綺麗な姿が老い朽ちていくのが耐えられないの。」
「でも、今すぐ死んじゃうなんて、痛いのも怖いのも嫌だし…」
「大丈夫よ。痛みも怖さも感じないようにしてあげる。今まで料理になった子はみんな喜んでお肉になっていったわ。
このまま帰って、変な死に方して苦しむよりよっぽどいいと思わない?」
「家族とか友達に相談して」
「世の中の人のほとんどは誰にも相談せずに死んでしまってるわ。そういうものじゃないの?世の中って」
こんな調子であたしが不安に思った質問はきっちり返され、逃げようかと思って適当に言葉を濁そうとしたら、あの目でじっと見られ、つい目をそらしてしまう。
そして、いつの間にか「食べられるのもいいかな」なんて思ってしまう。

最後には
「でも、あたし。まだやりたいことが」
と言ってみたけど
「何があるの?ねえ、どうしても生きてやりたいことって何?」
そう返されてしまって黙り込んでしまった。
「考え方を変えてみない?ここで、いちばんきれいな姿になるために生きてきたんだって。そう思えるような姿にしてあげる」
そういって取り出した写真に息をのんだ。
それは、料理になってしまった女の子だった。
もちろん生きてはいない。しかし、美しく調理されたその姿に、なぜか綺麗だと思った。


そして、気が付いたら
「お願いします」
と言ってしまった。

428:名無しさん@ピンキー
12/12/15 02:38:15.24 rPTHHymF
そのまま喫茶店へ連れて行かれて、自分の体を肉として提供する契約書にサインした。
その契約書が有効なのかはわからない。
どっちにしても、そのままあたしは裏通りの小さなビルまで連れて行かれたのだ。
ビルの看板のどこかに「牧場」という字があったのが意識に留まった。
そのビルの中の一室、それがここだった。

部屋にはあたしの入ってきたドアと、赤と緑のドアがあった。
赤のドアから、さっきのスーツ姿の女性が出てきた。
「楽にしてていいわ。この部屋はあなた専用の部屋。今すぐあなたを食べるわけにはいかないの。
美味しいお肉になるために食事とかは管理しないといけないし、肉になる直前は絶食していただかないといけない。
だから、ここから出ることはできないけど、その間部屋にあるものなら何でも食べていいし、何でも使ってもらっていい。
緑のドアを開けたら下にはフィットネスルームも大浴場や娯楽室もある。それらも好きなだけ使ってもらっていいわ。不便なことがあったら何でも聞いて。こんなボタンを押したら駆けつけるから」
そういって壁にある赤いボタンを指さす。
「同じボタンはフィットネスルームや浴場にもあるわ」
「あの…あそこにあるお菓子とかは食べていいんでしょうか?太ったりとか」
「いいわ。ここにあるのはすべてカロリー調整しているから、好きなだけ食べて頂戴。むしろ、一杯食べた方が肉質が良くなるようにもしてある。
あ、そうそう。本とかDVDなんかはあの棚にあるけど、ほしいのがあったら何でも用意するわ。
パソコンはそこにあるけど、ここからの送信やアップロードはできないようにしてあるから気を付けて」
広い部屋を見回すと、およそ不便を感じそうな品は見当たらなかった。
それどころかセンスの良い調度に囲まれていて、まるでホテルのスイートルームのようだった
「それじゃあ、くつろいでてね」
そういって赤いドアから出て行った。ためしに開けてみようとしたが、ここも開かない。

429:名無しさん@ピンキー
12/12/15 02:38:59.72 rPTHHymF
それから、あたしの奇妙な最後の日々がはじまった。
食事は素晴らしい味のものばかりで、種類も多様だった。
むしろ「これが食べたい」と思うものばかりが出てきた。

服も、緑のドアの向こうにある大浴場の隣に大きなクローゼットがあって、いろんな服があった。
高そうなものも少なくなかった。

気に入った服を着て着飾ってみるが、すぐにそれには興味が失せた。
ここに来る前に見せられた料理された女の子の写真。
あれに勝てない気がしたからだ。

むしろ、美味な食事の方が楽しみになっていた
「どうしたらこんなにおいしい料理が作れるの?」
一度やってきたサキと名乗ったスーツ姿の女性に聞いてみたが、言葉を濁された。

「気がついたらサインさせられていた?」
あたしの前で大笑いされた。
彼女の名前は涼子というのだそうだ。
気が向いて降りて行った大浴場で出会ったのだ
「そんなので自分の体ポイポイあげちゃうって、流されやすいのもほどほどにした方がいいわよ」
そりゃ、あたしは流されやすいって自覚はしてるけど…
「じゃあ、涼子さんはどうしてここにいるんですか?涼子さんもあの契約書書いたんですよね」
ここにいるからには、あたしと同じく料理にされちゃうはずなのだ。
「あたしは、ちょっと嫌なこと、っていうか…彼氏に振られてヤケになってたの。そんなときにあのペットショップの前でそんなこと言われたわけ。
で、ふと思い立ってもう一回彼氏に電話したの。よりを戻してくれなきゃこの女の人について言っちゃうって」
「それで…」
「鼻で笑って切られたわ。ま、信じてくれなかったんでしょうけど。それで決心ついちゃったってわけ。
でも、あんな電話させられたのも考えたらあのサキって人に流されたのかもしれないわね。今言っても仕方ないけど」
涼子さんは吹っ切れたような笑みを見せた。

430:名無しさん@ピンキー
12/12/15 02:39:35.37 rPTHHymF
「あたし、明日料理になるみたいなの。だから、あなたと会うのも今日まで。最後に楽しい話ができてよかったわ」
あたしはそれを聞いてどう答えればいいかわからなかった
「いいのよ。普通にしていて。あなたもいずれこっちに来るんでしょ?先に行ってるってだけよ。なんだったら料理になったあたしの姿見届けてよ」
そういってあたしの肩をたたく
「あ、そうそう。あなた、セックスしたことある?」
いきなりの質問にどきまぎする
「ないんだったら、サキさんに頼んでみたら?あの人に頼んだらどんな男でも用立ててくれるわよ。あたしもいろんな男を呼んでとっかえひっかえしたわ。あの男も」
「あの男って?」
「さっきの彼氏。電話ではあれだけすげなく返事したのに、サキさんに頼んでここに呼び出したら、別人のようにおとなしくて、言われるままだったの。
あいつのせいでこうなったってのもあって、一晩やりたい放題してやったの。あなたも好きな人がいたら、呼んでみるといいかもよ」
そういって涼子さんは去っていった。

夜、サキさんに聞いてみた
「涼子さんって、明日料理になっちゃうんですか?」
「その予定よ。涼子さんからあなたに料理になった後に自分の姿を見せてほしいって頼まれてるんですけど、見ます?」
思わず首を縦に振った。

431:名無しさん@ピンキー
12/12/15 02:44:10.72 rPTHHymF
翌日、サキさんに連れられて、小さな部屋に通された
「あそこにいるのが涼子さんよ。この後すぐにお客様に出されるけど、その直前ね」
そこにいたのは、間違いなく昨日までさばさばとした笑顔を見せていた涼子さんだった。

今、目の前にいたのは、頭部と胴体を切り離され、綺麗に料理されて盛り付けられた料理になった涼子さんだった。

もう、死んだ涼子さんがあたしに向かって話しかけることはない。
無気力な表情のままの涼子さんが笑いかけることもない。
しかし、野菜を飾り付けられ、キツネ色の艶をまとった裸身は昨日見た涼子さんよりずっと綺麗に見えた。
胴体の傍らで、微笑みを浮かべた涼子さんの頭部が飾られていた。それも、綺麗に化粧されて、自分の裸身を誇っているかのようだった。
あたしは、運び出されるまで吸い込まれるように涼子さんの姿を見ていた。

432:名無しさん@ピンキー
12/12/15 02:49:09.52 rPTHHymF
その夜、大浴場には涼子さんの姿はなかった。

さみしさを覚えたあたしは、涼子さんの言葉を思い出してサキさんに聞いてみた
「あの…相談なんですけど…」
「何でしょうか?」
「あたし、このまま肉にされて死んじゃうんですよね?」
「ええ、そうですよ」
サキさんはいつも通りあっさりと答えた
「でしたら、その…せめて、男の人を知ってからにしたいというか…そういうのっていいのですか?」
自分の死が目の前に見えた途端、不思議なほどに湧き上がった感情だったが、それに対してサキさんが返した答えは意外なものだった
「ええ、それでしたらいつでも用立てます。さっそく今夜などどうでしょうか?」
「え?いいんですか?でも、ほら。処女じゃないと肉の質が落ちるとか」
自分でも不思議なことに気が向いてしまう。
「大丈夫ですよ。むしろ男の人を知った方が女性としての味はよくなるといわれています。あなたがお望みなら用立てますよ。お相手のリストは用意します」
届けられたリストを見て驚いた。
芸能人や実業家、モデルの名前がずらりと並んでいたのだ。
「どんな方でもお望み通り用意しますよ」
サキさんの言葉に嘘はなかった
有名な男性アイドルを頼んだら、その夜には目の前に本人が現れた。
その夜は、忘れられないものになった。
自分の思い通りにあこがれのアイドルが動いてくれたのだ。

「いかがでしたか?お望みでしたら今夜もう一度お呼びしますが」
「え?じゃあ…」
それから、あたしは夜ごとアイドルや有名人をとっかえひっかえして楽しんでいた。
自分が自堕落になっている気がしたが、意識しないようにした。
どうせ、あたしは遠からず死んでしまうんだ。だから、その前くらい。
その思いが、自分の理性を飛ばしていた。


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