少女・女性が化物に捕食されちゃうスレ6at EROPARO少女・女性が化物に捕食されちゃうスレ6 - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト150:地獄からの招待状4-6 12/01/21 23:52:25.78 KHWWobF+ 頬まで辿り着いた蟲は徐にサエの様子を窺う。彼女は蟲の存在や体温を間近で感じながらも動けなかった。 絶頂の際に大きく開いた口は相変わらず開いたまま、閉じる気力さえ湧かない。 蟲はサエの開かれた口へと侵入する。押し広げられる歯、舌に伝わるヌルヌルとした感触。自らの愛液 を舐めているのと同じだが、不思議とそれに対する嫌悪感がなかった。特に味はない。あるのはただ、少 々粘り気のある舌触りのみ。 サエは脱力感に誘われるように、そっと瞼だけを閉じた。 もう……いいや、どうなっても……何も考えたくない、何もしたくない……もう、何も――。 ――お姉ちゃん! 鼓膜の裏側で直接頭の中に一つの声が響く。エミの声だ。途端、サエは目を見開いた。見えるものは変 わらない白い景色だけで、エミの姿は当然の如く何処にもない。 瞼を閉じた一瞬の間に目の色が変わっていた。何も語らずとも目を見れば分かる。その目が訴えている もの、それは絶望の闇ではなく、希望の光。絶望と脱力に抗わんとする強い意志が具現化された眼差し。 口の奥へと潜り込んでいく蟲。案の定、喉の奥へと向かっているようだ。まだ蟲の胴体が半分彼女の口 から飛び出している。 彼女は最後の力を振り絞るように、全神経を口の筋肉へと集中させた。 ブチッ、と音がすると同時に、サエの口内に緑色の液体が迸る。口から飛び出ていた部分が力を失って 床へと落ちる。残された口内の蟲が悲鳴を上げる。彼女の歯がギロチンのように蟲の胴体を噛み千切ったのだ。 「うぇっ、ぉぇぇぇっ! げほっ、はぁっ、うぅぇぇぇっ!!」 吐瀉物のように床に降り注ぐ緑色の液体と蟲の上半身。蟲はまだ生きており、床の上でもがき始める。 激痛に悶絶しているようだ。口の中に広がる生暖かい蟲の体液に悶絶したかったのはサエも同じだったが、 その隙を彼女は見逃さない。右手に握りっ放しだった靴を振り上げ、蟲目掛けて振り下ろす。何かが潰れ る音がした後、何も聞こえなくなった。 サエは振り下ろした靴を床に押しつけたまま、顔を横に向けて口内に残った異物を全て吐き出した。彼 女の口の中は緑一色に染まっている。涎の痕をなぞるように口の端から垂れる緑色の液体。床に勢い良く 弾けたため、頬にもそれは付着している。 生きる気力と意志を再び取り戻す事に成功し、エミの仇である蟲の一匹を退治したサエだったが、やは り身体は満足に動かない。暫くはこのまま休む必要があるようだ。 サエは仰向けになり、長い息を吐いた。少し霞んだ目に天井が映る。その視界にひょこんと顔を出した のはエミだった。正確には幻覚に相違ないだろうが、彼女は純粋にエミが会いに来てくれたのだと思った。 彼女を覗き込むようにして微笑むエミに向かって、サエは徐に右手を伸ばす。差し伸べた四本の指をエミ が優しく抱き締めてくれると思ったからだ。 ありがとう、エミ……エミの声のおかげで、私は――。 もう一度だけでも瞬きをしていれば、サエはそれに気付いていたのかもしれない。 エミの姿は幻覚に過ぎないが、手を伸ばした先には別の存在がいた。 「エ、ミぃ――……」 それが、サエがこの世界に残した最期の言葉だった。 エミだと思って手を伸ばした先にいたのは、エミではなく鬼――ラプトル。 ラプトルは大きく口を開いてサエの手を咥えると、手首から先を呆気なく食い千切った。サエは不思議 と痛みは感じなかった。いや、そもそもサエの視界が映っているだけで、現実に何が自らの身体に起こっ ているのか最期まで理解する事はなかった。 よほど腹を空かせていたのだろう。ラプトルは豪快にサエの身体を捕食していく。どうやら手は骨ばか りで肉が少なく物足りなかったのだろう、ラプトルは彼女の腹部に牙を立てた。牙に引っ掛かるように飛 び出す長い小腸。麺を啜っているかのようにラプトルの口の中に入っては消えていく。ラプトルが喰らい 付く度にその腹が膨れていくのと反比例して、サエの腹が萎んでいく。ラプトルによって運び出される内 臓は、瞬く間にその胃の中に収まっていった。 サエの表情は最期の瞬間――ラプトルが彼女の首を捥ぎ取る瞬間まで、恍惚に似た表情を浮かべていた。 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch