11/12/08 11:01:03.98 EfHZddaK
粒クリ
包茎手術を決意する男の人よりも、きっと自分の方が遥
かに死にそうな顔をしている。
雑誌やネットでみるクリニックの記事。
男の人が対象のものよりも女性対象のものの方が、柔かく
ぼかしてあるけどその分深刻で重大な感じがする。
曖昧にぼかす―つまりオブラートに包んで誤魔化さなき
ゃならないくらい凄惨ということだ。
これは個人的な予想だけど、たぶん男の人があそこの、
ちょっと長い皮を少し切るのと同じくらいの重みなのは、
瞼を二重に整形するとか唇がふっくらするようにヒアルロ
ン酸を注入するとか、その程度に違いない。
だって、隠れている場所じゃない。
隠すべき場所かもしれないけど、パンツを下ろせばぴょこ
んと外に出ているわけで、靴下を脱いで足の爪を整えて貰
う、プロにペディキュアを依頼するのと同じくらいの気安
さ…かもしれない。
「足、臭かったらヤバいなあ。足の指、短いんだよね…ガ
チャピンみたいって言われたら恥ずかしー」程度だ、きっと
それくらいなんだ悔しい。
見せられる映像を、食い入るように凝視するのも気が引けて、
でもちゃんと見ないと施術はしてもらえないそうで、羞恥に
俯きそうになる首に力を入れる。
「場所が場所だけに、トラブルを招きやすいのです」
今、斜め向かいに座る医師はそう言って、インフォームド
コンセントの重要性を説いた。
この手のクリニックには、無許可営業しているところも多
いらしい。イタチの追いかけっこみたいに、警察の取り締ま
りもいまいち効果がなく、被害者は年々増加傾向だそうだ。
泣き寝入りも、多いらしい。