11/11/10 02:22:21.88 ME512XlL
>>261 ちなみにヴェントさんは舌のチェーンと十字架を没収されています。キスや尺八に邪魔だからね
しかし避けたせいで壁壊しちまった…。これ経費で落ちるのかなあ。
そんなことをぼんやりと俺が考えていると。
「そもそもアンタはね…」
しゅるり
するするするっ
「・・・・え?」
「・・・・・あ。」
激しく動いたからなのか、バスタオルの結び目がほどけて外れた。
・・・・へソピはともかく、乳首ピアスっておい。
ヴェントが反応したのは、完全にタオルが落下してから10秒ほど経った後だった。
「っ///////! きゃあああああっ!」
「今のは俺は何も関与してないぞ! ほら、手袋だってしてたぞ! 俺は悪くねえ!! 重力が悪いんだ!!」
胸と股間を押さえてうずくまるヴェントに、俺は見苦しい弁明をした。
顔を真っ赤にして首を振りまくるヴェントは普段とのギャップも相まってもう最高に可愛らしく、俺の理性は吹き飛ぶ寸前まで
来ていた。
「み、見るんじゃねーよくそ猿! ああああああ、あっちむいてやがれ、バカ!!」
「電気消すから! 上条さん電気消すから許して! 電気消したら出来るよね!」
コクコク、とヴェントは素早く首を縦に振った。
俺は急いで駆け出して、部屋の電気を消した。
電気は消したが、カーテンは閉めたわけではない。
外から漏れる街燈や月明かり、中から零れる時計や電化製品のランプなど、明かりは微かに闇を切り裂いていた。
黒の皮手袋を外してズボンのポケットに突っ込み、俺は手探りでベッドの方に向かっていった。
ベッドに触ると、不自然な膨らみが中に合った。無論、誰か入っている証拠だ。
「ヴェント、入っていいか」
「…どうぞ」
恥ずかしげな許可の声がかかった。
俺は軽く布団を持ち上げて中に入り込んだ。秀吉の草履のように、彼女の温もりが少し残っていた。
靴下を脱ぎ捨てて、俺はベッドの中に侵入していく。刹那、俺の体に蛇の様に二本の腕が絡み付いた。
「ずっと好きだった」
そう小さく声が聞こえた瞬間には、俺は唇をふさがれていた。
チャリ、チャリ、とヴェントの口の中で銀のピアスが鳴り、歯が触れ合うほどにまで彼女は顔を近づけていた。
じゅるりと淫猥な音がして、俺の口の中に彼女の唾液が流し込まれた。
あとはもう、理性なんて残っちゃいなかった。