アクエリアンエイジハァハァエロパロスレ 3発目at EROPARO
アクエリアンエイジハァハァエロパロスレ 3発目 - 暇つぶし2ch56:名無しさん@ピンキー
11/10/09 10:22:03.60 96MZTVPo
フレーバーないカードもあるのに専用枠を作ったのはどうなのかと

57:名無しさん@ピンキー
11/10/09 11:50:17.79 T2jQ7BPb
なにかしらフレーバーを今後入れるんじゃないの?

しかしフレーバーの下にスキルが書いてあるデザインを見てヴァンガードを思い出した

58:名無しさん@ピンキー
11/10/09 22:33:52.98 WGQxkCk7
正直、もうアクエリじゃなくてもいいんじゃ・・・。

59:名無しさん@ピンキー
11/10/09 22:37:08.30 IhDWK6uF
フレーバー募集でもすればいいのに

60:名無しさん@ピンキー
11/10/09 23:43:02.10 +Btgsdk7
「人間はこわいんです……」
俺のベストフレーバー

61:名無しさん@ピンキー
11/10/09 23:59:04.02 +z+oEZdj
好きにすればいいわ

62:名無しさん@ピンキー
11/10/10 01:34:53.22 TV7tQl1g
おにーさん、サービスするから元気出して

63:名無しさん@ピンキー
11/10/10 09:50:13.64 /3l3p/1p
以前、キャッチコピー募集していたけど一回きりだったな


あとジューンブライドのカードを見ていたらこの花嫁は結婚式直前にMBがマインドブレイクして寝取ったのかと妄想したらおっきした

64:名無しさん@ピンキー
11/10/10 16:05:55.76 8lacRM8l
お散歩デート連れてってください!ねっ!

65:名無しさん@ピンキー
11/10/10 17:19:25.21 H8lJsKZo
やだ、これすごい・・・

66:名無しさん@ピンキー
11/10/10 18:07:07.70 zADcBCeR
ダークロア大人気w
>>61だけ誰か分からん…

67:名無しさん@ピンキー
11/10/10 22:22:04.79 LfQUqdYV
URLリンク(6124.teacup.com)

68:名無しさん@ピンキー
11/10/10 22:23:42.91 LfQUqdYV
あ、書けた。
上のはジューンブライド"清川理恵"です。

69:名無しさん@ピンキー
11/10/11 00:02:49.75 zFbm5LU6
感謝してよね

70:名無しさん@ピンキー
11/10/11 02:11:43.39 clJnTbOZ
性懲りもなくまた来たわね!このヘンタイ!

>>64
リュパンは可愛いよね
イラストが2種類、フレーバーが3種類あるけど全部可愛い
元ネタがあるのかと思ってググったら
墓場で骨をかじる妖怪と出てきて軽くヘコんだがw

71:名無しさん@ピンキー
11/10/11 02:38:56.46 GyOVV2Ln
>>70
ヘコむ?素敵じゃないか。
君はまだ緑に染まってないようだね!

72:名無しさん@ピンキー
11/10/11 03:19:25.31 dSvlT5zw
骨をかじられ隊とかあるんですか

73:名無しさん@ピンキー
11/10/11 10:44:31.55 V9FGu46I
あたしだって寒さも感じるし、怪我すれば痛いんだよ……?

74:名無しさん@ピンキー
11/10/11 20:55:52.17 93h1MTFP
すっげぇよな! 昼間みてぇに明るいんだぜ! ちょっとあっちぃけど!

75:名無しさん@ピンキー
11/10/12 01:20:17.89 m7U772Zo
さあ、口づけを交わしましょう。その後のことは考えなくていいわ……

76:名無しさん@ピンキー
11/10/12 02:11:12.70 XfNxBVKZ
5枚でいーよ

77:名無しさん@ピンキー
11/10/12 08:17:19.69 DOcU0u50
>>76
つ⑩⑩⑩⑩⑩

78:名無しさん@ピンキー
11/10/12 10:40:44.03 i9vzg886
>>77
ばっか、あぶらげ五枚に決まってるだろ

79:名無しさん@ピンキー
11/10/12 11:02:10.41 1vuu8SW+
タイヤキはいかがですにゃ?
尾っぽまでアンコぱんぱんですにゃっ

80:名無しさん@ピンキー
11/10/12 12:34:35.73 BPTtfDuN
三毛猫メイドたんとパンパンしたいお(^ω^)

81:名無しさん@ピンキー
11/10/12 21:23:05.84 FkYubPh5
>>76
そのフレーバーで精神力5だったらよかったのにな
ゲーム的にありえないのは抜きでw

82:名無しさん@ピンキー
11/10/12 21:51:00.78 uV24OpVY
同じ事考えてた

あるいは5枚おろしとか
魚ならともかく人間型の生物を5枚おろしにするのはどうやるのかわからないけど
腕と足を切り離して5つに分けても『枚』ではないしなあ
そうなると当然首も切り落としたくなるだろうし
いっそのこと胴体を縦なり横なりに5枚に切ったほうがいいだろうか?
でもかなり切れ味の鋭い刃物が必要だよな

83:名無しさん@ピンキー
11/10/12 22:26:16.35 uV24OpVY
久遠寺みやこがワーウルフだったら
姉妹の太股か二の腕で作ったハムもしくは
姉妹Aの肉を挽肉にして姉妹Bの子宮に妊娠もかくやというほど詰め込んで姉妹Bごと丸焼きにしてから腹を掻っ捌いて取り出したミートローフ
そういった姉妹料理を5枚食わせたら盛り上がりそうなのにな

マインドブレイクして美味しく食べさせてもいいし強引に食わせて泣き叫ぶのを見るのもいいよね

84:名無しさん@ピンキー
11/10/13 02:49:33.83 hfnzTxoW
おいしそーでしょ?

85:名無しさん@ピンキー
11/10/13 18:13:04.24 LmUtPB7h
>60 Saga1 神山琴音
>62 メモリアルセレクション バニーガール
>64 PR リュパン
>65 冥約 アヌビス
>70 愚者 諏訪里奈子
>73 Saga2 グーラー
>74 絶神 火遊びジャイアント
>75 修行者 ラングスイル
>76 Saga1 化狐
>79 太陽 三毛猫メイド

本当にダークロア大人気だなw
あとノンネームが多い
>61>69>84は知らん


86:妖怪アパート少女
11/10/13 20:11:59.14 VugchQP3
もぉ、私だけ学校とかずるいよぉ~

>>69 AAA ルツィエ
>>84 女教皇 ブラッドメロン

87:名無しさん@ピンキー
11/10/14 06:42:27.71 mYPAP1b0
>>56-57
ついにドローキャラにもフレーバーが付くのかな

88:名無しさん@ピンキー
11/10/14 08:04:39.48 JAFeUUEw
ひとことフレーバーがつくだけでも妄想が広がっていいよな

アクエリの二次創作が活気づくと…いいなぁ

ちょい先輩方に質問ですがアクエリの世界の中での時間軸ってどうなってるんですかね?

1999年が舞台なのはわかってるけどイレイザーが一旦退却して極星がやってきてまたイレイザーがやってきてるけど、どこかに年表とかあったっけ?

89:名無しさん@ピンキー
11/10/14 11:10:48.28 YELwxX4m
>>88
逆に萎える危険性も高いけどな
一時期再録パックでフレーバーが付加されまくってたけど特にネームレベルのコレジャナイ感はハンパなかった

90:名無しさん@ピンキー
11/10/14 11:16:38.32 dJPd957E
マインドブレイカーって、ブレイクした子の安全日/危険日を調整することは可能かな?

91:名無しさん@ピンキー
11/10/14 11:38:48.15 SdlarhHn
>>90
「マインドブレイク」そのものが定義が曖昧でわりと何でもあり感漂ってるからなー
二次創作するなら「出来る!」とか言い張っても良いと思うよw

92:名無しさん@ピンキー
11/10/14 12:36:24.71 AwWZym9E
完全に操り人形みたいにしちゃうような描写もあれば
パワーアップの方法くらいの描写もあるからな>マインドブレイク
いろんな能力者がいるみたいに、いろんな効果のマインドブレイクがあるんだろう

93:名無しさん@ピンキー
11/10/14 13:58:54.69 dJPd957E
なるほどありがとう。
中田氏し放題とか、油断してるところに強制懐妊とか、夢が広がりんぐ。

94:名無しさん@ピンキー
11/10/15 10:36:09.53 7J9hwo3O
「あくまでもエレガントに、美しくね。あなたは私なんだから」

えろい

95:名無しさん@ピンキー
11/10/15 16:47:02.45 Vt+xE5Yy
「わっちのまわりの物は、すぐに壊れるでありんす」
「壊れぬ主様にも、びりびりくるでありんす」
かわいすぎる

96:名無しさん@ピンキー
11/10/15 23:31:44.54 +OCIXZXX
冬魔女(麗しのカシオペア)
「もう行きますね……」
「また来ますね……」

この頃の通常版とSP版が対になってるフレーバーが大好きだった

97:名無しさん@ピンキー
11/10/16 02:17:31.32 /dRj/pP7
そういえば、ネーム単位で1番フレーバーの種類が多かったのって結城望だったっけ?

98:名無しさん@ピンキー
11/10/17 01:38:26.98 proI+cuC
二ヶ月近く開いてしまって申し訳ない限り。
第六話でございます。


 高等部の制服に二年生の黄色いリボンを合わせ、金色の髪もシュシュでまとめて、ウェヌス・ドーンは初めて感じる学校生活の香りを満喫していた。
 といっても授業に出席するわけではない。先日りのんと葵により支配虫の洗礼を受けた想い出の教室で、椅子の横に机を置いて積み上げて、葵から借りた教科書を読んでいるのだ。
 学校に通った事はないが、領地から召抱えた、または招聘した一人者に教育を受けたプリンセスである。
英語や数学となるとよくわからないが、彼女にとっては異世界の地理や歴史は刺激的だったし、文学や音楽、絵画などの芸術を理解する心は充分以上に持ちあわせているつもりだ。
 強いて勉めて学ばなければならない桎梏がないからか、ウェヌスにとっては趣味の本と何ら変わらない楽しい読書の時間だった。
レムリアにいた頃は武芸ばかりだったのでこんなに本に親しんだのは久しぶり、もしくは生まれて初めてかも知れない。
 一通り目を通したところで世界史の教科書を再び手に取り、序盤の章を開いた。
 ローマ以前の古代地中海世界についての章である。
 彼女の興味を惹きつけて已まない名が、章頭の重要単語に挙げられ、本文中でも太字で表記されている。そしてこの教科書の本来の持ち主も、植物好き故か黄緑色の蛍光ペンでその名をなぞっていた。
 アレクサンドロス三世、括弧の中により通りの良い名として、アレクサンダー。
 アレクサンダーは歴史上の人物になっている通りこの世界ではもちろん故人であり、彼の築いた王国も
この教科書でも解説されているように後継者感の争いで分裂した末ローマ帝国に滅ぼされ編入され、以来その帰属を変えてきた。
しかし、ウェヌスの生まれ育った極星帝国に於いてはアレクサンダーはアンデッドとしてついこの間まで『生きて』おり、大王国は今でも超大国として端倪すべからざる存在だ。
 言葉を交わした事は何度もなかったし、それも挨拶くらいだった。彼にとって自分はその他大勢の一人でしかなかっただろう。
だが、ウェヌスの方は彼の事を同じ軍を率いるものの先達として、正直にいって尊敬していたのだ。
 同じ教科書をめくり、同じ男の名前を指で、ペンでなぞった。
抱く想いは違うけれど、葵を近くに感じられた。ともすれば奥底で蠢く支配虫をともに抱いている以上に、葵と理解し合えた気がする。
 そのどちらもが恋心を抱いているわけではないが、まるで恋の三角関係のようだ。そういえば、恋の鞘当てというのもいかにも学校生活らしいではないか……

99:名無しさん@ピンキー
11/10/17 01:39:44.49 proI+cuC
 感慨に耽るウェヌスに、白いものが飛来する。
 過ぎし日の想い出に浸り既に文字を追ってはいなかったが、視線は依然教科書に落としたまま、ウェヌスの左耳孔から触手が伸びる。
 伸びた触手の先端が膨らみ、紡錘形になったのも束の間、三つに割れて花のように開いた。
その形は彼女に支配虫を植えつけた片割れである葵から受け継いだものなのかも知れなかった。
しかしその形は葵の花々とはまるで異なり、花弁に該る部分にはびっしりと牙や刺のような白い物が生えている。
白い物を投げた少女には、幼稚園の頃に図鑑で読んだ深海魚の頭部のように思えた。
 野球の最終回で凡打を待ち構えて受け止める野手のように、ウェヌスの触手は抛られた鶏卵を受け止めた。
ぶるぶると震え始めると同時に殻が砕ける音がする。あの牙が噛み砕いているのだろう。何度見ても面白い。
 葵もそうだったそうだが支配虫の寄生によって肉体が変化するにあたり大変な空腹を覚えたウェヌスは触手もおそらくはタンパク質なのだろうと鶏卵の摂取を思い付いたらしい。
しかし食べる段になり茹でるのは面倒だしかといって生で食べるのもぞっとしない……と思案したところで彼女の肉体は要請に応えた。
 味覚を持たない、正確には有無を切り替えられる摂食用触手の誕生である。
 最初のうちは開いて待ち構える触手に上から落としていたのだが、大量の鶏卵を運ぶのを面倒に思った葵と、触手を動かすトレーニングをしたいと思ったウェヌスの意思が合致して抛り投げる事にした。
 そしてその行為は、もう一人の少女を大変に楽しませる事になったのだ。
「……りのん」
 名前を呼ばれた少女は、今は変身してウェヌスと同じく高等部の制服に包んだ身を竦めた。
 追い打ちをかけるかのように、教科書がぱたんと閉じられる音が、校内放送さえ切られている静かな教室の空気を震わせる。
「宿題は終わったのかしら?」
 その声はただでさえ凛としていて、教科書を閉じる音が露払いとなった静寂に響いたけれど、りのんは気圧されずちゃんと頷けた。
「うん」
 りのんは授業が終わるや高等部の制服姿に変身してここにやって来た。そして本当はすぐにウェヌスと遊びたかったのだが、まず宿題を済ませるように釘を刺されたのだ。
遊びたい一心で、ウェヌスが葵の教科書を読む横で一生懸命宿題に取り組みやり遂げた。
命じられた事を成し遂げたりのんは自分の正当性を確信し、それに支えられて変身した今は美しく膨らんだ胸を張れる。
「よろしい」
 りのんの返答にウェヌスは満足気にほほえむが、最後に付け加える。
「でもりのん、耳から出すとあなたの声がよく聞こえないわ。これからは口や前から出せる時にして頂戴ね」
 とっさの事で、口から出せば唾液、鼻から出せば鼻水が出てきてしまうかも知れない。葵から借りた教科書を汚す可能性は極力排除したかった。
 そんな気遣いなどつゆ知らず、葵の方はぞんざいな扱いをしているのはウェヌスには知る由もない。
「それじゃ、もう一個!」
 りのんが投げた鶏卵を、今度は口から触手を伸ばして受け止めた。
「わたしね。一度やってみたかったんだあ犬にフリスビー投げるの」
 その話を聞くのは記憶にある限りでも三度目である。だが、口から触手を出しているので喋れない。触手を出す場所はよくよく考えた方が良いと思うウェヌスだった。
 りのんに言ってやりたい事はあったが、鶏卵五個を平らげた触手が喉の奥に戻る時に一緒に飲み込んでしまったので代わりに小さく息を吐く。無論、吐息に鶏卵の匂いなど混じってはいない。

100:名無しさん@ピンキー
11/10/17 01:40:31.47 proI+cuC
「ではお茶にしましょうか。りのん、淹れてくれる?」
「はーい。かしこまりましたーお姫様ー」
 りのんは元気よく手を上げて教室の隅に跳ねていく。壁に付けられた机の上にティーポットと湯沸かしポットにティーパックの袋が置いてあった。
 考えてみれば紅茶を淹れるなど初めてともいえる経験だ。りのんが家で飲むものは水か麦茶、もしくは時々牛乳である。
 何気なく蓋を開けようとして、栞のような紙片が付いた糸が挟まれている事に気付く。紙片をつまんで蓋を開けると、その先にまだ温かいティーパックがぶら下がっていた。
 そういえば、とりのんは思う。自分はお花屋さんやケーキ屋さん。女の子なら夢見るだろうあこがれの職業に変身した事がない。
 警察官や自衛隊員など戦闘向けの職業や、この間ウェヌスを―というよりモーニングスターを運んだ時の宅配便の運転手のように実用的な職業にばかり変身している。なんとも武闘派の魔法少女だ。
 こんな時こそ、メイド喫茶のメイドさんにでも変身すればよかったのではないだろうか。もっとも、ティーポットにティーバッグを放り込み、電気ポットの湯を注いでしまった今になって変身するのは間が抜けている気がして躊躇われた。
 行った事もないしね、と自分に言い聞かせる。そして、今度二人と一緒に行ってみたいと密かに思う。
 この教室には時計がないので心の中で百八十数える。紅茶の抽出時間はよくわからないので、とりあえず馴染みのあるカップラーメンに倣って三分間待つ事にしたのだ。
 人間が数える速さは秒よりも若干速いらしい。三分を目指して二百数えて注ぐと、
最初は淡い色で失敗したかと思ったがすぐに濃く色づいた茶が出てきてアールグレイの香りが鼻をくすぐった。
なるほど、ウェヌスが好んで飲むようになかなか大人好みの風情である。
「どうぞっ!」
 しかしウェヌスは紅茶を前にして首を傾げる。
「あら……? ミルクは?」
 ウェヌスが右に置いた机の上には葵の教科書が揃えられて山と積み重なっているが、対して左に置いた机の上にはティーカップと受け皿以外何も載っていない。
言われて始めて紅茶というのは砂糖やミルク、あるいはレモンを入れて飲むものだった事を思い出す。
「クリームパウダーならあるけど……ミルクはないかな。あ……自動販売機にあったかも……」
 ウェヌスはゆっくり首を振った。無論彼女も食堂の紙パック自販機に牛乳が入っているのは知っている。
「ダメよ、冷めてしまうもの。……ああもう、仕方ないですわね」
 口では仕方ないと言いながら心底楽しそうな顔でブラウスを脱ぎ捨てる。
ミントグリーンのブラジャーは勝手に外れて脱げたように見えたが、おそらく前からは見えないところで触手を使ってホックを外したのだろう。
かつてコンプレックスだった小さな胸は、今は励起した支配虫によって盛り上がり巨乳といって差し支えない。
―いや、彼女の頭程にも膨れ上がったそれは、もはや巨乳という範疇にも納まるかどうか。
 すっくと立った足元にスカートもはらりと落ち、触手が絡みついてパンツも脱がせていく。座っているうちに脱いでいたらしく、触手が上履きを揃え、椅子の背にサイハイソックスを掛けて再び膣へと戻っていった。

101:名無しさん@ピンキー
11/10/17 01:41:19.18 proI+cuC
 すっかり全裸のはだかんぼになったウェヌスは歩み出ながら歌うように言う。
「ミルクがない紅茶など福神漬のないカレーのようなものだもの」
 さっき飲んでいた紅茶にはミルクが入っていなかったので多分ウェヌスにとってはカレーの福神漬は重要でないのだろうとりのんは解釈した。
初めて会った時、その数時間前昼食を摂ったカレーショップで福神漬をスプーン三杯取っていた事など知る由もない。―要するに、適当に言ってみただけだったのだ。
(ああ、でも最初は何も足さず引かず味わってから二口目以降自分好みを追求するという事かしら)
 そもそも紅茶もカレーも飲食物であり結び付けて喩えるには近過ぎたかも知れない。比喩とはかけ離れた物同士を結びつけるからこそ意味があるのではないか。
 そんな事を思いながらウェヌスは支配虫で膨らんだ乳房を撫でた。
 触れただけでも愛液が溢れ出る程に爆発する快感に、思考が吹き飛ぶ。
 いとおしむように撫でると、中に詰まった支配虫が蠢いてぶるぶると震えゴム鞠のように弾んだ。
しばらくは無秩序に動いていたように見えたが、しばらくして蠢くものが先端に向かってゆく。
金色のピアスを着けた乳首の付け根が大きく動いたかと思うと、ピアスから後ろの部分が環形動物のように震えながら伸び始めた。
「うわぁ」
 りのんが感嘆の声を上げる。
 ウェヌスが膣や肛門、そして口から触手を伸ばしていたのは見た事があるが、乳首からも触手を伸ばせるとは思わなかった。全く人体は神秘に満ちみちている。
 乳首からの触手はティーカップに向かい水面上空で静止して、ピアスを振りながら滲み出る乳汁を滴り落とした。破瓜の一滴が水面を打ち王冠を形作る。
 晴天がやにわにかき曇るように、みるみる紅茶に母乳の雲が広がってゆく。
 城にいた頃はミルクを薔薇の花のように広げて楽しんでいたが、あれはまず砂糖を沈めて濃度差を作ったところにスプーンで注いでやる必要があるなど準備が必要だ。
それに今は、触手から直接垂らす事こそが重要だ。
 ほぼ全体に広がったところで、触手を突っ込んでかき混ぜて口に運んだ。
熱から保護する為に表面を硬質の鱗状組織で覆っており熱に侵される心配はないが、仮にやけどしたとしても触手は切り離せば良い。
 りのんが淹れてくれ、自分の淫乳を注いだ紅茶は一ダース二百四十八円の茶葉から水に茶器まで安物で、
これまで口にしてきた最高級品とは比べものにならないのだろうが、今のウェヌスの舌には生まれてから飲んできた中のどれよりも美味に感じられた。
「ああ、おいしい……! りのんも飲むかしら?」
「うん」
 興味津々だったりのんは待っていたとばかりに頷いた。
「セルフで?」
「んー…… できたら、ウェヌスちゃんに作ってもらいたいな」
 おずおずと上目遣いで言うりのんに、ウェヌスはやさしくほほえんだ。
「お任せなさい。このミルクが出るようになったのもりのんのおかげだもの、あなたにはわたくしに調えさせる権利があるわ。
そしてわたくしもあなたに飲んでもらいたくて仕方がないのよ」

102:名無しさん@ピンキー
11/10/17 01:46:30.23 proI+cuC
「よろしくお願いします」
 先程と同じくウェヌスの胸から触手がうねうねと伸び、りのんが自分用に注いだ紅茶のカップの上で静止する。
しかし、そこでミルクを分泌すると思いきや、ぶるぶると震えたかと思うとピアスから先の部分が伸びてりのんの口に突っ込んだ。
「んん!?」
 ウェヌスのミルクは先程と同じようにティーカップに入れられると思っていた。まさか口に突っ込んでくるとは思っていなかったし、なによりも伸長するスピードが早く避ける事が出来なかった。
 そういえば、初めての出会いでもフェイントにしてやられてモーニングスターをくらい、危うく頭を叩き潰されるか首を刎ね落とされるところだった。
 懐かしく思いながら意図が知りたくてウェヌスの顔を見ると、出会った頃と同じ触れれば切れるような雰囲気がした。
「ふふ……わたくしのミルク篤と味わいなさい」
 りのんは健気にも頷こうとしたが、口の中に触手が入っていて思うように首を動かせない。それにウェヌスには返事を待つ気はまるで無かったようである。
 温かいものがりのんの口の中いっぱいに溢れた。外に漏れないように、慌てて口を閉じて締めようとするが、
ウェヌスの触手はまるでお構いなしに、それどころかこじ開けようとするかのように激しくのたうち回りながら母乳を噴出する。
その勢いはかなり強く出した本人が驚く程だった。自分のカップに注ぐ時は量を調整していたが、全力で出せばこれほどの勢いになるものなのか。
頻尿体質が何らかの影響を及ぼしているのだろうか。そういえば、飲んだ紅茶の量の割に尿意を覚えていない。
(頻尿も悪い事ばかりではないのね)
 人間も生物の例にもれず戦闘の前には排尿本能が高まる。更に頻尿体質も相俟って戦の前にはやたらと膀胱の様子が気になり、
時には姫の誇りと尿意の板挟みになったウェヌスにとって、これだけでも支配虫を宿し体質改善した甲斐があるというものだ。
 あの頻尿体質は意識しすぎる事によるものだったような気がしないでもないが、淫乳分泌に寄与するならば真実体質によるものだったとしてもよしとしたいウェヌスである。

103:名無しさん@ピンキー
11/10/17 01:47:09.15 proI+cuC
 最初こそ頑張って飲んでいたりのんも次第に飲みきれなくなり、ついに口からこぼれ落ちた母乳がブラウスに滴り落ちた。
「あらあらあら、お行儀の悪い事」
 こぼれた淫乳を指で拭おうとして意識が逸れ、更に大量に漏らしてしまうりのんの様子を愉快そうに眺めつつ、触手を伸ばしてりのんのティーカップを絡み取り引き寄せ、中身を自分のカップに移した。
(やれやれ、とんだいじめっ子だ)
 椅子の上で丸まって日向ぼっこしながら寝ていたあんみつが主の危機に動き出したと思いきや、りのんの事は一瞥しただけでウェヌスと暢気に話し始める。
「あら、わたくしりのんの事は尊敬できるお友達だと思っていますわよ? でもお友達の間でも多少のからかいあいはむしろ友情の表れではなくって?」
(からかい……ね)
「何か文句でも、淫獣」
 ティーポットに新しいティーパックを入れ、かつりのんに淫乳を注ぎながら、更に触手をあんみつに突き付ける。
黄色と青緑というどこか毒々しい色をした触手がしなやかな鞭のように風を切るが、あんみつは涼しい声で答えた。
(どうやら極星帝国の僕らの世界理解は偏見と歪曲に満ちているようだね)
「アルフハイムの古人曰く、好きな子はいじめるのが礼儀だそうよ」
 その言葉を実行するように更に二本触手を伸ばし、りのんの頬を往復ビンタの要領でしかし軽く叩いた。
叩くたびに表面から母乳が分泌され、すべらかな頬を滴り落ちていく。
 そして、もう一本。今度はりのんの頭上に伸ばし、シャワーよろしく母乳の雨をたっぷりお見舞いした。
返信したりのんの長い髪がミルクにまみれ、先端から雫となって垂れていく。
 下着が透けて見えるほどブラウスが濡れ、足元に淫乳の水たまりが出来るに及んでようやく満足したのか触手を引き戻す。
それでも口に突っ込んだ一本はしばらく残して遊んでいたが、やがてそれも引き抜いた。
しかし最後にとどめとばかり大量噴乳したので触手が抜けると同時にりのんの口からは汚水が排水口から逆流するような音を立てて大量の母乳が流れ出た。
「さあ、りのん。ミルクはそれで充分でしょう? 口の中に私のミルクが残っているうちに紅茶をお飲みなさい」
 新しく淹れた紅茶を注がれたカップを、触手ではなく右手で持ってりのんに差し出す。
「ミルクでお腹いっぱいだよ…… でも、いただきます」
 ハンカチで右手を拭き、カップを取り上げて傾けたりのんは感嘆の声を挙げた。
「おいしい」
 頷くりのんに、乳房も元通り小さくなったウェヌスも満足気に微笑んで頷きを返した。「でしょう?」
 しかしりのんは顔を曇らせた。
「でも制服汚れちゃった……」

104:名無しさん@ピンキー
11/10/17 01:48:08.20 proI+cuC
 口から溢れたり、触手ビンタで飛び散ったウェヌスミルクはりのんの制服のあちこちに染みを作っている。
 こちらは流石に自分の服を汚すようなヘマはしていないウェヌスが諭すように口を開く。
「あなたのはわたくしのと違って魔法で出したものでしょう。他の姿に変身すれば綺麗になるのだから文句を言うものではないわ」
「そうなんだけどね、なんかね」
 姿勢を変えながら制服の様子を確認するりのんの姿は艶かしく、口に出そうか迷っていた気持ちに後押しを加えられたウェヌスは先程から考えていた事を告げる。
「では変身して着替えるといいわ」
「うん?」
「……ねえりのん、今度はあなたのミルクが飲みたいのだけれど……」
「わたしの? うーん……ウェヌスちゃんみたいに出るかどうかわかんないよ? でもがんばるね」
 首を傾げてしばらく思案したものの、決然と頷いたりのんの答えに満足そうな笑みを濫かべる。
「では、まず変身なさい。こんなふうに……」
 誰も聞くものなどいないが、耳元に口を寄せて囁く。
 舌を伸ばせば届く距離であり、りのんはひょっとしたらウェヌスが下を伸ばして耳朶を舐めてくれるのではないかという期待を囁きが終わり離れていく瞬間までずっと抱き続けていた。
 結局その期待が裏切られた事に内心落胆しながらも、りのんはウェヌスに言われたとおりの姿に変身するべく呪文を唱える。
「みらくる・まじかる……へーん、しん!」
 光に包まれて少女の衣装が変わる。
 胸を覆うのは黒い革のビスチェ。だが乳房の部分は露になっており、青水晶のピアスに飾られた乳首が黒の中に白く浮かび上がっている。
 陰部と尻を覆うパンツに該る部分はない。両手と両足にはこれも革のブーツとロンググローブが、ベルトで装着されている。
そして普段はクリトリスにある青水晶が、今は首に巻き付けられた首輪を猫の鈴のように飾り淫靡に輝く。
 青水晶のピアスはともかく、ボンデージスーツはステラ・ブラヴァツキをはじめWIZ-DOMの魔導士たちが愛用している服装である。
女としての肉体の魅力を増幅する衣装を纏う事で魔力を高めるのだという。それを身に着けた事でりのんもWIZ-DOMらしくなったといえるのかも知れなかった。
「えへへ、ちょっと恥ずかしい」
 自分の姿を確認してはにかむりのんの手を、ウェヌスが取って握り締めた。しかし行動に戸惑う前に、口から発せられた言葉こそが彼女を驚かせる。
「りのん……ごめんなさい」

105:名無しさん@ピンキー
11/10/17 01:48:37.21 proI+cuC
「ん?」
 問い返して見つめたウェヌスの瞳はこのお姫さまには珍しく殊勝な色に染まり心底申し訳なさ気である。
「あなたには申し訳ないと思っているわ」
「え? え?」
 ウェヌスの指が首輪に触れる。今のりのんの服はりのん自信の魔力で作られているものだが、実体化しているため他者が触れて干渉する事が可能である。
「……首輪が緩んでいるわよ」
 りのんの方ではそうは感じておらず、むしろきついくらいだと感じていたのだが、おそらく同年代の少女の大多数がそうであるように首輪というものを自分に巻くのは初めての経験なので実はそうだったのかも知れない。
「あっ」
 ウェヌスはりのんの首輪を取り、自分の陰部に擦りつけてから再び巻きつけてやった。
穴一つきつく着けたのでかなり苦しい。着けられた瞬間には目の前が暗くなり星が飛んだほどだ。
「ありが……とう……」
「礼には及ばないわ。謝るのはわたくしの方なのだから。許して欲しいなんて言えないけれど」
 どうやら、首輪をきつく締めた事について謝っているのではないらしい。では、何が……?
 事態をまるで理解出来ず戸惑うりのんを他所に、ウェヌスは自分の話を先へ先へと進めそして遂に終点に達した。クライマックスはりのんを抱き寄せ、愛おしくかき抱いて、耳元で切なげにささやく。
「先に謝りましたからね」
 そして、キスをする。―りのんはそう思った。
 しかし、それは優しい口付けなどではなく―りのんの口に入ってきたのは舌ではなかった。触手のかけらが舌に絡みつき喉に這入ってりのんの口を塞ぐ。
(ウェヌス、ちゃ……)
 声を封じられ、それでも行動の意図を問おうと見た武装戦姫の瞳は、先程までとは別人のように冷たかった。
触手を口に突っ込んで淫乳を溢れさせた時は、子供をからかって遊ぶ母親のような目をしていた。
菓子を目の前で振り手を伸ばせば遠ざける。それを何度も繰り返し、泣くか泣かないかのところでちゃんと菓子をくれる、子供が可愛くて仕方がない目だった。
 しかし今のそれは、おおよそ人間に向ける視線ではなかった。より正確にいえば人間(ひと)と認めた存在に向ける視線ではない。
幸か不幸か葵とは異なり。初めて戦った時も一人前の戦士と認められていたりのんには向けられる事がなかったものだ。
 通気性の悪いスーツの背中を冷たい汗が流れる。

106:名無しさん@ピンキー
11/10/17 01:48:57.74 proI+cuC
 能面のようだった顔の口元が不意に笑みの形を作った。
「はっ! ……乳牛の分際で人間様の言葉を唱うなどと生意気な」
「んっ? んんんーっ!」
 無論りのんの口からは出るのは人語ではない呻きで、耳にしたウェヌスは楽しそうに笑い転げる。
「あぁははははっ! そう、そうよそうなさい。雌豚らしくめぇめぇとうめくがいい! あーっはっはっ!」
 なるほど謝っていたのはこのためだったのかと理解した。
 豚じゃなくて牛だよおと突っ込もうとするが口の中に触手が詰まった状態では喋れない。
―いや、仮に詰まっていなかったとしても、首輪を掴んで吊るし上げられている状態では喋れたかどうか。
 首輪は首を軽く締め付けるほどにぴったりと巻かれているが、ウェヌスは首輪と首の間に指をねじ込んで持ち上げた。左腕だけでりのんを吊るし上げたが、モーニングスターに比べれば軽いものなのだろう。
 変身したりのんの方が背が高い為だろう、膣から触手が伸びて脚に絡み付き、膝を折らせて締め付ける。
 圧迫感にりのんの意識が一瞬若干遠くなる。息をするのも苦しい。
「いいザマね、獣畜生(けだものちくしょう)風情が。お似合いの姿ですわよ?」
 足を折り畳まれたおかげで顔を付き合わせられる高さまで降ろしてもりのんの体は床につかない。
 ウェヌスはりのんを吊るし上げたまま、左乳首を右手の親指と人差し指で挟み、抓りはしないものの握力を持って押しつぶす。
 苦痛の息が漏れたところで、今度は銜えて舐め上げた。まずは滴るほどに塗りたくった自分の唾液を音も高らかにすすり、それから前歯で蹂躙してやる。
「さぁ、だらしなく緩んだ乳腺から母乳をほとばしらせるがいい、淫らな雌犬が」
 牛、豚、犬。設定がコロコロ変わっているなあと思うりのんだが、実は雌犬と書いて心の中ではビッチ―女狐と読んでいた事までは知る由もなかった。
「わたくしに鶏卵を捕らせて犬のようだと吐かしていましたわね? はっ! おまえの方が犬ではないか!」
 唾液を飛ばしながら―気品を旨とする彼女の名誉のために断っておくとりのんのあちこちを舐め上げており、
また抑制しようとしていなかったからである―罵倒され、ウェヌスにしゃぶられねぶられかみつかれ吸われているうちにりのんの乳首からもミルクがにじみ始める。
「あははははッ、いたぶられて母乳を垂れ流すなんてとんだ被虐体質ですわね」
 それを味わったウェヌスは正直な感想を口にする。
「自分の母乳の方がわたくしの口には合いますわね。それに少し量が少ないかしら。全く、乳牛のくせに」
 口が塞がっているし、自分の乳首を銜えられるほど柔軟なわけでもないりのんはウェヌスの感想を素直に受け容れた。
さっきのウェヌスのミルクは本当に美味しかったから自分のがそれより美味しくなくても何の問題もないし恥でもない。

107:名無しさん@ピンキー
11/10/17 01:50:01.19 proI+cuC
 強く吸って口の中にりのんミルクを溜めた状態で紅茶を飲む。
 味はさて措き、りのんの母乳でミルクティーを飲みたいと宣言したからには実行しようとする。根の所では真面目なお姫さまである。
 ともかく、満足したので解放してあげる事にする。―と、解放する為に何をしなければならないか、心がちくりと痛んだ。
「ちょっと我慢なさい」
 首輪はその構造上、一旦締めなければ外せない。ただでさえきつく締めているのだ。りのんはきっと苦しいだろう。指を抜いてから、なるべく苦しくないように手早く首輪を外してやる。
「……大丈夫? 少し苦しかったかしら」
 返事をしようとすると、口に詰まっていた触手はりのんがその存在を思い出す前に自ら這い出て床に落ちた。
「……うん、ちょっとね」
「先に謝っておいたとはいえわたくしも少し興に乗りすぎたようですわね…… りのん、わたくし……」
 俯く琥珀色の瞳は先程とは別の意味で直視できない。
「う、ううんっ、ウェヌスちゃんに動物扱いされてりのん、すごく気持ちよかったよ。もっといじめてもらってもよかったくらい。ほら、あそこがびっしょびしょだよ」
「そう言ってもらえると気持ちが楽になりますわ」
 ウェヌスはりのんの喉元に口寄せた。喉笛を噛み切られるか頸動脈を食いちぎられるかと思ったが、温かい舌が首輪の痕を優しく舐めた。
「こんなに赤くなって……痛かった? 苦しかったでしょう?」
「ウェヌスちゃん、くすぐったい」
 首を舐めまくるウェヌスは自分よりも動物っぽいとりのんは思った。動物のおかあさんのようである。
「お風呂に入って一晩寝ればなおるよ。……くすぐったいってば」
 だいたい首の前半分を丹念に舐めたところでウェヌスはりのんを抱き寄せて、露出した胸と陰部に自分のそれを押し付けるように抱き締めた。

108:名無しさん@ピンキー
11/10/17 01:50:21.70 proI+cuC
「大好きよ、りのん」
「私もウェヌスちゃんだーいすき」
 りのんのくちびるがウェヌスのそれを塞いだ。
 入り込んでくる舌を、ウェヌスも同じく舌で受け止め、ボンデージスーツの背中を抱きしめた。
 正直にいってあまり触り心地は良くないが、だからこそ性的なプレイ時に着るのには向いているのかも知れない。しかし自分が着るのは気が進まないとも思う。
「えへへ、触手を詰められるのもいいけど、ちゃんとキスするのも気持ちいいね」
「そうね……触手を使わなくても、舌を絡めるだけでもあなたとなら充分に快いわ」
 りのんが指を伸ばし、ウェヌスの口元を濡らす唾液を拭う。
「ウェヌスちゃんの舌にちょっとだけわたしのミルクティー残ってた」
「美味しかった?」
「うん」
「そう…… りのんは一生懸命搾り出してくれたものね」
「ウェヌスちゃんが優しく吸ってりのんをミルクを出す動物にしてくれたからだよ。りのんはウェヌスちゃんみたいに自分ひとりでは出せないもん」
「あなたもいずれ自分で出せるようになると思うわ」
 りのんの目が眩しかった。
 極星帝国時代、イレイザー狩りと称して小生意気な天使共を捕まえてはこうして家畜のように嬲っていたが、こんなうれしそうな目で見られた事はなかった。
 憎々しげな視線で睨みつけてくる心を折り砕くのも楽しい物だったが、この瞳を向けられるのもまた違った趣があって良いものだ。
動物をペットとして飼った事はなかった。馬は飼っていたが武器がモーニングスターなので乗る事も少なく、
近しく感じた記憶はない。しかし動物を買う楽しみが少しわかった気がする―そう思って、苦笑する。
(りのんは人間ではありませんか。人間の、わたくしの大切な同胞ですわ……)
 足が向かった先は湯沸かしポットの前で、何の気なしに持ち上げて水位を確認する。
「あら、もうお湯がないわね」
「あっ……ごめん、さっきなくなりそうだったのにほきゅうするの忘れてた」
「また沸かせばいいのよ」
 大人びたボンデージスーツでいかにも子供っぽい顔をするりのんに、ウェヌスはボトルに汲んだ浄水を持ち上げて笑った。
自分には変身しても重いそれを軽々と持ち上げ、そして片手で給水する彼女はすごいと素直に思う。

109:名無しさん@ピンキー
11/10/17 01:51:14.12 proI+cuC
 扉が二度ノックされた。
 視線を送られたりのんは頷きを返し、入室を促した。
「どうぞー」
「お待たせー」
 扉が開いて、葵が入ってくる。簡易的な魔法だが、この部屋の扉と窓には術者であるりのんが承認した人間以外には開けられない魔法がかかっている。
 それに階段のところに感知魔法がかかっているので、やってくる相手が葵である事はりのんにはわかっていた。
 だから慌てて服を着る必要もないし、開けた葵も二人が全裸と卑猥な装束である事にいちいち驚かない。
「それともお邪魔だったかな?」
 多分にからかいの色を込めた挨拶を、金髪全裸の姫は正面から受け止めて笑顔で返す。
「ごきげんよう、葵。あなたが来るのを待っていたといえばそうだし、来ないで欲しかったというのも本当よ。だってあなたがやってきたら教科書を返さなければならないもの……面白かったわ」
「え? おも……面白かった?」
 意外な言葉に聞き返すが、ほほえみとともに帰ってきた答えはやはり同じだった。
「とても」
「そうなんだ……」
(極星帝国の人間は頭おかしいって言いたいのかな)
「違うよっ!」
 ウェヌスは顔を赤くして大音声を張り上げる葵をにこにこ笑って見ていたが、落ち着いたところで声をかける。
「ねえ葵、この紅茶はりのんが淹れたもの」
 ウェヌスの言葉を承けて、りのんがポットから紅茶を注ぐ。
「それにこうしてわたくしのミルクを加える」
 ウェヌスは勢いよく淫乳を注いでからカップを葵に差し出した。
「さて葵、あなたの蜜をここに垂らしてくれないかしら。甘くて美味しいという、あなたの自慢の淫蜜を」
「三人で回し飲みしよう」
「口移しもいいんじゃない?」
 りのんとウェヌスの魅力的な提案に、葵はパンツを脱いで応えるのだった。

第六話『カップ一杯の媚薬』

110:名無しさん@ピンキー
11/10/17 02:21:09.76 proI+cuC
「こないだ捨て猫を拾ったんですよ」
 武器の献上に来ていた工廠(アーセナル)の見習いが武器を広げる手を休めて言った。
「あらおまえ、身無し子が捨て猫を拾ったの? 類は友を呼ぶわね」
 少女といって差し支えない歳の女領主は休めた手を咎める事もなく鼻で嗤ったが、両親を戦争で喪ったという点に於いては彼女も同じである。
領主とお抱え工廠の見習い、身分の違うふたりが親しくしているのも、歳が近いという以上に同じ悲しみを抱くところが大きいのかも知れなかった。
―無論、意地っ張りの領主がそのような事を口に出す事はないし、指摘しても認めないだろうが。
「拾ったのはあたしだけど、工廠のみんなで世話してるんですよ。お姉さまも今度見に来てくださいよぉ。
マジで可愛いんですって。特に食事の残りの肉をやると飛びついてくるあたりが……」
「誰が猫なんか。ドラゴンならまだ乗って使えるだろうけれど……ああ、この刀はなかなかいいわね」
 少女領主は与太話に付き合いきれないとばかりに見習いが持ってきた武器の中から刀を取り上げて鞘から抜き放ち見つめた。それを見た見習いは締まりのない顔で笑う。
「えへへ」
「何? ついに発狂したの?」
 胡乱気に眉をひそめる領主様に、見習いは喜色を隠せない声で答える。
「それあたしが打たせてもらったんですよ」
「ふぅん」
 小さく頷いてから、領主は見習いのくりくりした瞳を真顔で見据え、静かな声で言った。
「精進なさい。いずれわたくしの為に武器を任せるかも知れないわ」
 その言葉に見習いは息を飲んだ。彼女の得物がなんなのか、そして一見簡単そうなそれを巧く作る事の難しさは親方や職人達から聞いて知っている。しかし彼女は大きく息を吸い頷いた。
「任せてくださいお姉さま。さいっこーのを作って見せますよ」
「ふふ、頼もしい事」
 見習いを値踏みするようだった顔が花のように笑う。少女は姉のように慕う彼女のこの顔が大好きだった。身分違いは当然承知しているが、いつか彼女のようになれたらと願っている。
「さて……お茶にしましょう。おまえはこれが楽しみで来ているのだものね」
「わーい、やったぁ」
 少女はくりくりした目を輝かせて小躍りする。
「なるほど」
「へ?」
「おまえがさっき言っていたでしょう。猫に餌をやるとどうとかって。おまえの言っていた通りだわ」
「あ、あたし猫と同じですかぁーっ?」
 情けなさそうな声で鳴くところも、なるほど何かの動物のようだった。

111:名無しさん@ピンキー
11/10/17 02:27:02.61 proI+cuC
以上です。

りのんがキャスター、葵がランサー(サイコスピア)、ウェヌスどんがアーチャー(投げるので)
に当てはまるなあとFate/Zeroを見ながら思ってたりする今日この頃。
残りの赤緑黒の三人もサーヴァントクラスに当てはまるのかなあと思いつつあちらは七人なのでした。
アサシンは固定だしね! カフレスティスとかザラザラさんとか面白そうなキャラは多いですが。どっちにしろ極星枠は埋まってるか。

112:名無しさん@ピンキー
11/10/17 15:02:22.43 V41IcCPm
乙です。
ドS姫大活躍だなw

113:名無しさん@ピンキー
11/10/17 21:43:38.69 TOyEjFE6
>>98
いいぞ、もっとやれ

114:名無しさん@ピンキー
11/10/18 10:53:48.74 JybZjvwN
>>111
乙です。
ドSっすなぁ

それにしてもまとめ管理人の仕事早すぎわろた。

115:名無しさん@ピンキー
11/10/18 18:24:10.24 QOiWqYqe
>>67
ジューンブライド"清川理恵"
「見ないでください…いやぁっ」
愛する人と結ばれささやかながら幸せな生活を手に入れたはずの花嫁を待っていたのはマインドブレイカーによる狡猾な罠だった
マインドブレイカーによって捕らえられた夫の命を救う為、身体を要求された女に選択の余地はなく
愛する夫の目の前で自らを慰め、命じられるがままにマインドブレイカーの上に跨った
「あぁっ、嘘っ、こんなの、気持ちいいはずなんて、あぁっ」
男に貫かれた瞬間、清川理恵の頭は真っ白に染まった
背徳的な行為に対する嫌悪、夫に対する罪悪感に涙を流していたはずの心に溢れるのは心地よい快楽
もっといじめて欲しい
「ごめんなさい…私、今とっても幸せです」
甘い毒に犯される様に身体が小刻みに震え、唇の端からははしたなく唾液が零れ落ちる
清川理恵は快楽の虜となり、マインドブレイカーの新たな奴隷がまた一人増えた瞬間であった

116:名無しさん@ピンキー
11/10/19 00:19:35.07 xELWc+Qx
ウェヌスはどこで寝泊まりしてるんだろうと考えて浮かんできた話。
宝瓶宮の扉とか懐かしすぎる。今回結構ひどいですごめんなさい。


 瀟洒な邸宅が居並び華麗さを競う高級住宅街の外れに、ひときわ壮麗な豪邸がある。数年前までは美しくもどこか薄気味の悪い屋敷だったが、最近では漂う雰囲気も春の陽のように暖かい。
 その屋敷の二階奥、かつて戸主の妻が使っていた部屋の扉を、この家の令嬢が敲いた。
「おはようございます、殿下」
 挨拶する声はやや不明瞭であり、そして暗い。しかしその暗さはかつてこの屋敷を包んでいたものとは理由が異なる。
「入れ」
 雨戸や夜用カーテンは既に開けられ、そよ風に揺れるレースカーテンから朝の陽射しが射し込んでいる。さわやかな朝である。
 令嬢はおずおずと部屋に入ったが、ドアのところから中には入ろうとしない。部屋の主に遠慮しているのではない。
今のこの部屋にはとても入れないのだ。
「おはようサヤカ。今日もいい天気ね。気持ちのいい朝だわ」
 今この部屋を支配するプリンセスに名前を呼ばれた鳥羽沙夜香は引きつった顔でぺこりと頭を下げた。
「殿下、水を」
「そこに置きなさい」ウェヌスは沙夜香の言葉をあからさまに遮って言った。
萎縮しながら水差しとコップの載った盆をテーブルに置く沙夜香の背中に続く言葉が投げかけられる。当然彼女の作業が終わるのを待とうという発想はない。
「食事は七時から食べる。卵料理はニンニクとキノコのオムレツにして」
 細かく刻んだニンニクを加熱して香りを移したバターでキノコを炒めた物を包んだオムレツである。
香ばしいニンニクの香りが食欲をそそる一品だ。
オリーブオイルでも作るが、ウェヌスの好みはバターである。キノコも鶏卵もバターとの相性がよい。
それに、有塩バターを使えばバターの塩味と風味でテーブルでの調味なしに美味しく食べられる。
本来ニンニクは香りを出すためのものでバターだけを使うのだが、彼女はバターでニンニクを炒めたフライパンにそのままキノコを入れてニンニクも完成品に入れてしまう方が好きである。ニンニクを食べると元気が出るからだ。
「おまえが作ってくれるかしら」
「……いえ。フィルフィアに伝えておきます」
 ―ヴァンパイアである鳥羽沙夜香にとっては聞くだけで吐き気がする料理である。
「ふん、ああそう」
 ウェヌスはつまらなそうにそれだけ言って手をひらひら振った。
 触手を自在に使いこなす彼女はメイドの手など借りなくても一人で着替えられる。無論、その気になればの話だ。
「失礼いたします」
 沙夜香は恭しく一礼して退室するが、無論主から労いの言葉がかけられる事はない。

117:名無しさん@ピンキー
11/10/19 00:21:48.10 xELWc+Qx
 鳥羽家は明治時代から日本に住まい、組織的に結束していないダークロアにあって積極的に同胞との連携を強め、
東京に於いて主導的な立場を務めるヴァンパイアの名家であった。
 その嫡子である沙夜香は生まれながらにして将来の栄光を約束されていた。
人間とのハーフであり彼女が雑種と蔑む夜羽子・アシュレイに能力の面では敵わなくとも、高貴な血筋を混じりなく継ぐ者として敬われて生きる事が出来たはずなのだ。
 それが狂い始めたのは高等部の時からである。
 沙夜香は当然のように周囲に慕われ、当たり前のように一年七組の学級委員に選出された。そして生徒会に出席したのが運の尽きだった。
 圧倒的支持で生徒会副会長、つまり二年生が達しうる最高の役職に就いた男―雜賀恭一と出会ってしまったのだ。
 マインドブレイカーであり、イレイザー襲来を予見して撃退のための戦力を欲していた恭一にとって、沙夜香は格好の駒だった。
 出会って目が合った瞬間から彼のマインドブレイクが始まり、会議終了後それらしい口実で二人きりになって完全に支配が完了した。
恭一にブレイクされる前の沙夜香は血筋だけご立派で能力は惨憺たるものだったので、赤子の手をひねる用にあっさりと完了したらしい。
 さてそれから恭一の計画は着々と進行し、彼の代の生徒会は全員が彼の支配する能力者で占められる程になっていた。
 ところが、到底いち学校の能力者ではイレイザー撃退などならず、もっと協力者を増やそうとしたのが恭一の転落の始まりだった。
 新入生の中にマインドブレイカー、それも無意識ながらも既に能力者の卵を支配している少年を見つけた恭一は、これぞ天の助けとばかりに
―実際にはそれこそが彼の破滅の引き金だったのだが―彼、秋月俊平に協力を要請したが、俊平は他人の心を好き勝手にするなどと願い下げだと断った。
 無論簡単に諦めるような恭一ではない。将を射んと欲すれば先ず馬を射よとばかりに俊平と同居している幼馴染で電撃系能力者の卵、名波杏子を支配した恭一だったが、
俊平との交渉の手札にするため構い過ぎたのが沙夜香の嫉妬を買った。
 激情に駆られた沙夜香は杏子を吸血し眷属と化した。これが恭一にブレイクされて恋情に満たされ能力も強化されていた沙夜香の絶頂期だったといえる。恋敵を排除した沙夜香はご満悦だった。
 ところがこの行為は俊平を激怒させる事となる。
 恭一は幼い頃からマインドブレイカーの能力を自覚し鍛錬したため他人の心を操作する事に慣れすぎていた。俊平の事もどこか侮っていたのかも知れない。
同じマインドブレイカーには精神支配は効かないと知りつつ、それでも操れると思っていたのか。
沙夜香から杏子を引きずり込んだと報告を受けた時も、大勢に影響なしと高をくくっていたのだろう。
 何よりも、地球を異星人から救うという行為は非の打ち所もなく正しくて、その崇高さが恭一自身を酔わせていた。
その美酒は俊平もきっと酔わせられると確信していた。
 沙夜香を支配するにあたり自分への恋心を受け付け、その愛情を一身に受けながらも彼は恋心への理解が足りなかった。
それが破綻した時何を生じさせるのか、全く思いが至らなかった。
 果たして俊平はハッピーマンデーとその前後を利用して数日姿を消し、帰ってきた時には謎の触手のようなもの―支配虫を従えた強力無比なマインドブレイカーとなっていたのである。

118:名無しさん@ピンキー
11/10/19 00:23:44.82 xELWc+Qx
 沙夜香の手はあの日の感触を今でも覚えている。
 生徒会室に闖入してきた秋月俊平に視線を投げかけられた途端、沙夜香の目は引き寄せられるように彼の瞳を凝視した。
 視線が重なった途端、沙夜香の肉体は彼女のコントロールを受け付けなくなり、首から上が絶叫して制止を懇願するのも聞かず、
ヴァンパイアの怪力で恭一の手足を握りつぶし、男性器を引きちぎった。
いつか抱かれて挿れられる事を願っていたそれは、あろう事かてのひらの中でただの肉塊に成り果てた。
 沙夜香の絶叫に、誇り高く弱みを見せた事のなかった恭一の苦悶の叫びが重なり合唱を奏でた。
 彼自身それが恋心だったと自覚にしたのは失ってからだったようだが、愛する幼馴染をバケモノと化した沙夜香に対する俊平の怒りはそれだけでは収まらず、
彼女の手は自らの翼を引きちぎり、そして自らの牙を力任せに引き抜いて、奥歯は砕ける勢いでそれを噛み砕いた。
 そして―
 自分と愛する人を自らの手で傷つけさせられて心身の痛みに泣きむせぶ彼女は恭一や従者の家系を越えて親友とも呼べる幼馴染だったワーウルフの忍の目の前で男子生徒達に輪姦された。
学園のアイドルとして沙夜香を畏敬の目で見ていた男達は俊平により性欲を増幅されケダモノとして沙夜香を犯し抜いた。しかし記憶を消された彼らはきっと全てを忘れて、急に『留学』した憧れの副会長の事を懐かしく思っているのだろう。
 自ら牙を抜き噛み砕いて吸血能力を封じられた沙夜香だったが、俊平は彼女のヴァンパイアとしての特性は増幅した。
かつては日光の下では能力を使えなかった沙夜香は恭一のブレイクによってそれを克服した。しかし今度は逆に日光に極端に弱くなったのだ。すなわち、日焼け止めクリームを塗ってもなお、太陽光を浴びればたちまち重度の火傷を負う。
今や彼女に残された唯一のヴァンパイアの能力である。
哀れな杏子をそうして葬ったように、日光を浴びれば即死するまでに程度を高める事も出来たのだろうだが、敢えてそれをせず苦しめるようにしたのも俊平の憎悪の深さを表していたといえる。
 本来この家の令嬢である彼女にウェヌスのメイドをさせているのもその一環なのだろう。もっとも、ウェヌスにとってもいい迷惑だったようでその扱いは酷いものだ。あるいはそれも俊平の狙いだったのかも知れないが。

119:名無しさん@ピンキー
11/10/19 00:25:22.00 xELWc+Qx
「殿下より、朝食は七時からで、卵は……その、キノコと……」
「ニンニクとキノコのオムレツですね」
 キッチンメイドのフィルフィア・フォルシュは言い淀む沙夜香にその先を言わせないように承けた。
いかにエルフの鋭敏な聴覚とはいえ、種々の調理音が響く厨房から二階のそれも本来女主人の寝室の声が聞こえるわけではない。
沙夜香の反応やウェヌスの性格から推し量ったのだ。
 沙夜香の沈痛な面持ちがそれを肯定する。かつては高飛車で反感を覚える事もあったが、それでもかつて仕える間にそれなりの愛着は湧いた相手だ。
メイドに零落し、かつての使用人と共に働く今の境遇にもともと温厚な性格のフィルフィアは同情を禁じ得ない。
「了解しました」
 早速料理を始めるフィルフィアに小さく頷いて、沙夜香は食堂を後にした。
 これからウェヌスが食事をする食堂では、一年前までは彼女がこの家の令嬢として食事をしていた。
恭一の支配を受けてからは居候、いや賓客として滞在する彼も食卓に加わり楽しい時間を過ごした。
なお、いくらヴァンパイアといえ毎日生き血を吸っているわけではなく、普段の食事は普通の人間と変わらない。
勿論ニンニクは使われないためこの家の厨房にニンニクが入る事は百年来なかったのだが、フィルフィアは今や長らくそこに当然のようにあったものであるかのようにニンニクを扱っている。
フィルフィアに罪はないが、言い様のない寂寥感を覚える。
 早く寝たいと思う。ウェヌスが出掛ければレディメイドの彼女は眠る事が出来る、
 ベッドも棺桶も既にない。彼女の寝床は日差しを避けて夜中に行った二十四時間営業のスーパーでもらってきた、
しかも染み込んだ汗がにおい、あちこちの破れを布ガムテープで補修して見た目もみっともない段ボールである。
使用人室の片隅に置かれたそれが、鳥羽沙夜香に残されたこの屋敷で唯一の安らげる場所なのだった。

120:名無しさん@ピンキー
11/10/19 00:27:21.46 xELWc+Qx
 毎朝ラジオで放送されている体操をやるのがこの屋敷に来てからのウェヌスの日課である。
なんといっても時間が定められているのが日々の習慣にするには良い。
 高級なステレオセットから流れる放送に合わせて、ウェヌスは鍛え上げられた肢体を躍動させる。
武装戦姫(アームド・プリンセス)と名乗る彼女だが、今その身には寸鉄も帯びていない。
支配虫の洗礼を受けてから全裸で動くのが楽しいウェヌスであった。
 汗をかいても拭きやすいだけでも全裸の意味はある。深呼吸で体操を締めくくる頃にはウェヌスの体は火照っていた。
肌に浮かび上がった玉の汗をタオルで拭い、沙夜香に用意させた水を注いで飲み干す。目覚めてから初めて摂る水分が全身に染み渡っていくようだ。
「ふぅ……」
 深呼吸で吸い込んだ空気をゆっくりと吐き出すウェヌスに、窓辺から声がかけられる。
(おはよう)
「おはよう淫獣」
 朝の陽射しを浴びてレースカーテンの向こうから影を写すのは須藤りのんの使い魔もといパートナーのあんみつである。
(今日は宜しく頼むよ。しかし……本当にいいのかい?)
「もちろん。りのんや葵には学校の授業があるのだから、ゴミ掃除は手の開いているわたくしがやるべきでしょう」
 ウェヌスは花のようにほほえんだ。
 りのんが正義の魔法少女として行なっていたはぐれモンスターや妖怪を退治する役目を、彼女が学校に行っている間代わりにやってのけようというのである。
 ―もっとも、友情というよりはむしろ最近戦闘していないので何でもいいから暴れたいというのが本当のところだ。
「それに、水晶の巫女を見つけたら今度はわたくしが覚醒させたいですもの」
 乳首の根元が徐々に膨らみ、やがて先端から金色のものが競り出てくる。彼女の黄水晶のピアスである。
朝日を浴びて煌く様はまさに明けの明星の名にふさわしい。
(そうだね。がんばろう)

121:名無しさん@ピンキー
11/10/19 00:29:04.95 xELWc+Qx
「でも……」
 空になったグラスに水を注いで煽り、ウェヌスは話題を変える。
「モーニングスターを持っていけないというのは残念だわ」
 ウェヌスが見つめる先、ベッドの反対側にはウェヌス愛用のモーニングスターが圧倒的存在感を持って置かれている。
毎晩のようにメンテナンスしているので何時でも実戦が可能なのだが、あんみつはそれを断固として禁止している。
(君が体を鍛えるためといって階段を使ってくれる、
モーニングスター持ってエスカレーターを駆け上がったりエレベーターでジャンプしたりする子じゃなくて本当に良かったよ)
 ウェヌスにもモーニングスターを剥きだして持ち歩くと余計な目を付けられるというくらいの用心はあったので最近流行りのショッピングカートに偽装していたが、
それでも馬鹿でかくて目立ち、実際電車の中では可愛い女の子が家電製品か何かをカートに乗せて運んでいると注目を浴びていた。
それに重量がものすごい。ふとした拍子に重さに起因するトラブルを発生させてしまいかねない、というのがあんみつの言い分である。
 ウェヌスも理性では理解出来るし納得もしているが、しかし自分の半身ともいえるモーニングスターの仕様を、それも自分の意志によらず他者に強制されるというのは
素直に承服し難い所があり、文句の一つも言いたくなるというものだ。
(わたくしにとっては半身のようなものなのよ。りのんの魔法でなんとかならないのかしら」
(難しいだろうね。自分の衣装を作り出すだけでもかなりの高等魔法なんだよ)
「ふうん、流石りのん」
 りのんが褒められるのは自分の事のようにうれしいウェヌスである。
「そういえば、前から訊こうと思っていたのだけれど」
(僕のスリーサイスは秘密だよ)
「銃はどこで買えるのかしら?」
(銃?)
「ええ。ええと……」
 ウェヌスがテーブルの上から雑誌を取り上げて開いたページには、いかにも無骨そうな拳銃の写真が載っている。
 ベッドの反対側にはモーニングスターをはじめとして武器の数々。テーブルの上には格闘技やら兵器の本。これだけ見れば女の子の部屋にはなかなか見えない。
「これよこれ。銃なんて火薬で弾を飛ばす非力な輩のための武器だと思っていたけれど、腕力がなければ重量や反動に耐えられないというのはなかなか見所があるわね」
(ふーんああそう。対戦車ライフルでも振り回してなよ)
「アンチマテリアルライフル! いいですわね。どこで買えるのかしら」
(極星帝国ではコンビニやスーパーで対戦車ライフルが売っているのかい?)
「コンビニエンスストアやスーパーマーケット自体がありませんわよ。アンチマテリアルライフルなんて……ああ、リリアさんが持ってましたか。ある事はありますわね」
 真顔のウェヌスにあんみつはかぶりを振った。
(日本では銃を買うのは無理だよ。それに持ち歩くのは止めた方がいい。見つかると厄介だよ)
「面倒な国ですわね……それだけ平和という事でしょうけれど。とまれ、わたくしは食事を摂ってきます」
 全裸のままでも構わなかったが、フィルフィアはともかく沙夜香ごときに裸身を晒すのは業腹だった。用意しておいた服を取り上げる。
(僕も行くよ。朝はパンだろう?)
 腹が減ってはなんとやらだ。あんみつは窓枠から飛び降りた。
 着地した先は、ちょうど今から着用しようと手を伸ばしたウェヌスのブラジャーの上だった。

第七話『爽緑の羽ばたく朝』

122:名無しさん@ピンキー
11/10/19 01:23:43.18 xELWc+Qx
「おはようございます、お姉さま!」
「あら……」
 元気よく挨拶する工廠(アーセナル)の見習いを、この地を治める領主は胡乱気な眼差しで見やった。。
「本当に来たのね」
「はいっ! 本当に来ました!」
「なんという事。冗談だったのに」
「ええーっ!? お姉さまに武芸を教えてもらえるなんて、あたし昨日から眠れなかったんですよぉー。そんな事言わないで教えてくださいよー」
 領主のそっけない言葉を承けて懇願する見習いの声が、早朝の靄混じりの空気を震わせた。
 しかし、領主の言葉は嘘だった。
 『興味があるならおまえにも教えてあげるわ。わたくしの武器を作るのならわたくしの仕方を知っておいた方がいいでしょう。やる気があるならあしたの朝早くに来なさい』
 冗談などではなく、領主自身彼女と一緒に早朝の鍛錬をこなすのを楽しみにしていた。眠れなかったのは、工廠の仕事をこなして疲労困憊だった見習いよりもむしろ領主の方だったかも知れない。
「まあ来てしまったものは仕方ない。構えてみなさい」
「はいっ!」
「全然違う……こうよ」
「こう、ですか」
 領主が持つところからゆっくり構えて見せるが、見習いは首を傾げて相変わらずとんちんかんな持ち方をする。
「そうではなく……」
 業を煮やした領主は自分の剣を放り出し、見習いの背中から抱きつくように手を回して持ち方を教えてみせる。
「こうよ」
「こ、こうですか」
「ええ。そのまま振ってみなさい。……ええ、そうよ」
 指導するうち熱が入ってきたのか領主の体が密着してくる。背中に感じる感触に、見習いは思わずに居れない。
(お姉さま、本当に胸ちっちゃいなー)
 そんな失礼な事を思われているとはつゆ知らず、領主の方は早速この弟子を可愛いと思い始めていた。
 否、もともと可愛い妹分だったのかも知れないが、ともかく未だ自分も未熟ではあるが、しかし持てる技術はせめて全部教え込んでやろう、とそんな事を考えはじめていたのである。

123:名無しさん@ピンキー
11/10/19 01:30:06.45 xELWc+Qx
以上です。

緑のメイドということでエルフメイドか鬼メイドあたりを想定してたらフィルフィアがいた。
しかも今気付いたけど宝瓶宮の扉の口絵イラストレーターじゃないですか。

アンドロイド・タイプJは機械だけ狂わせると思ってたら人間もいかれさせるみたいなので
三人娘が花火大会に行ったらアンドロイド・タイプJの毒電波で見物客乱交中で
それはともかくタイプJやっつける三人娘も浴衣タイプJもこの際浴衣の浴衣バトルとか妄想してたらもう秋。

124:名無しさん@ピンキー
11/10/19 01:37:11.28 xELWc+Qx
>>115
清らかな花嫁が汚れるとか悪堕ちもそうだけど落差萌えというかギャップ萌えというか。
旦那さんの反応も気になるところです。
そこでマインドブレイカーと旦那のウホッな展開になったら嫌かもですが。

125:名無しさん@ピンキー
11/10/19 12:41:27.97 lmv1tY3t
俺は男でも女でも構わず食っちまうマインドブレイカーなんだぜ

126:名無しさん@ピンキー
11/10/19 14:47:57.77 cWH2wpqs
MBに目覚めるのに性別は関係ないしな

127:名無しさん@ピンキー
11/10/19 16:22:26.99 7mHYYWCc
俺はメカフェチのマインドブレイカーなんだぜ
無生物以外は帰ってくれないか!

128:名無しさん@ピンキー
11/10/19 19:47:34.90 Hfytnj25
おまいらの妄想力でブレイブカイザーをエロくしてみてくれ

129:名無しさん@ピンキー
11/10/19 23:43:58.12 vejIkzEJ
ブラックブレイブカイザーと無理矢理合体させられるSARASAやメアリーピュアとかか

130:名無しさん@ピンキー
11/10/21 00:29:09.94 oz6DwOQM
やはりハーベストIだろう

131:名無しさん@ピンキー
11/10/21 15:08:49.76 pEVqurlz
レイプカイザーとは良く言ったものだ

132:名無しさん@ピンキー
11/10/23 04:01:40.65 46qrweCX
ずっと何気なく気になってたんだけど
冥約の羅盤師ってデフォルトでぱんつ見えてるワカメちゃん状態?

133:名無しさん@ピンキー
11/10/23 17:20:27.79 w9ylCODO
影には見えんし、たぶん黒ぱんつだろうな
露出魔か

134:名無しさん@ピンキー
11/10/23 22:44:07.22 aHLYok4Y
カフェメイドちゃんのおっぱいもみもみ

135:名無しさん@ピンキー
11/10/23 23:17:37.22 MHImfsju
パンツ見せてれば風水的に運気が上がるんです!

136:名無しさん@ピンキー
11/10/24 00:16:55.82 aCD1+anK
趙鏡香ちゃんパンツみせて

137:名無しさん@ピンキー
11/10/24 00:43:04.10 J0Lvzfg3
羅盤師とカフェメイドと趙鏡香がスカートたくし上げて
三者三様のぱんつ見せてる画像ください

138:名無しさん@ピンキー
11/10/24 01:30:05.35 VTbj3wt8
アクエリアンエイジ日常編

真由美「口でクソ垂れる前と後ろにサーとつけろ!」
東海林光「真由美ってそんなキャラだったっけ?」
結城望「ドン引きです」
アシュレイ「くっくっくっ…影響されやすい真由美を操るなど我にとっては朝飯前」
真由美「まそっぷ!」
ステラ「また貴様か…」
真由美「フルメタルジャケットって映画、マジ本当に面白いんだってば。光も見たらきっとはまるよ」
光「そうね…」(本当は見た事がある人)
望(言えない…二人の間に凄い温度差があるなんて私には言えない)
アシュレイ「ただいま、はーマジあの糞BBAの説教長かったわー」
真由美「ステラさんもすっかり先生が板についちゃったよね」
光「どうでもいいけれど、貴方はどうしてココにいるの?」
アシュレイ「え…暇だから?」
望(森に帰れよ…ニート)
アシュレイ(うるさい ぶちころすぞ、ヒューマン)
望「高貴さも信念も理念もなく、昼間から出歩き、勢力拡大もしない
意味もなく学校に出入りし、学生に戻るわけでもない
挙句、お金がないからって東海林さんの家にやってきてご飯を食べる
貴様それでも吸血鬼のつもりか 恥を知れ」
アシュレイ「うぐっ…」
光「私は気にしてないわ」
アシュレイ「だっておwww」(ドヤ顔)
望「くっ…」(貴方臭いんです。洗ってない犬の臭いがしますよ。ちゃんとお風呂入ってるんですか)
アシュレイ「は…入ってるもん」(既に涙目)
望(図星なんですね、見た目は女の子なのに小汚いなんて不潔です、ドン引きです)
真由美「こらこら、あんまりアシュレイをいじめないの」
アシュレイ「うっうっ…」
望「光さんからも何か言ってあげてください」
光「そうね…そんなに気になるなら望がアシュレイの面倒見てあげたらどうかしら?」
望「はぁああああ?」(美少女らしからぬ反応を示す望)
真由美「それがいいわね」(何も考えていない)
アシュレイ「えー」(凄く嫌そう)
こうして望はアシュレイの世話をする羽目になった

東海林家庭
アシュレイ「ドドドド…知っているか貴様、吸血鬼はな!! 流れる水で溶けて死ぬ」
望「だから?死ぬならさっさと死になさいよ」
アシュレイ「ふう…まあ、いいわ。一つ聞いておきたいんだけど。あのさ…ここってお風呂じゃなくて外だよね、超絶美少女の私にこんなところで裸になれっていうの?」
望「この家にはあんたを入れるお風呂なんてないの…嫌なら森に帰れば?」
アシュレイ「酷い…私の知ってる望ちゃんはもっと優しかった!!」
望「そうね…あんたが人の家に勝手にあがりこんでぐーたらぐーたらニート生活してなければね」
アシュレイ「私だって好きで魔物やってるんじゃないのよ!」
望「はいはい…一年前から毎日そんな事言ってますよね」
アシュレイ「助けてえーりん!!」
望「じゃあ、百歩譲ってあげるから真由美さんの所へ帰りなさいよ」
アシュレイ「フッ…真由美ちゃんの所より東海林家の方がご飯が美味しいのよ!!」(ドヤ顔)
望「まあ、このままじゃどうにもならないし…ついてきなさいよ」

139:名無しさん@ピンキー
11/10/24 01:30:53.76 VTbj3wt8
東海林家
アシュレイ「あのさ…望ちゃん。このままお風呂に突っ込まれたら吸血鬼じゃなくても溺死するんじゃないかな?」
望「私には無抵抗で縛られる貴方の思考が理解出来ませんけど…」
アシュレイ「裸になって縛られるなんてする事は一つじゃない!!」
望「そうですか、よかったですね」
アシュレイ「ちょっと、何このロープ!? 切れないんですけど!!」
望「斎木インダストリー社製単分子ワイヤーです、本来なら輪切りになるはずなんですけど…」
アシュレイ「待って、話しあおうよ。お風呂には入ります。勝手にご飯食べません。望ちゃんの服を勝手に借りません。約束するから許して、ね?」
望「私の洋服がなくなってたのって…やっぱり……」
アシュレイ「だって光ちゃんの服って好きじゃないしさ、真由美の服はラフか制服ばっかりだしね」
望「で…他には何をやったんですか?」
アシュレイ「うん? 望ちゃんが翼君を好きすぎるあまり、アレやコレやしちゃってるとか。引き出しの奥にあんな物をしまってるとか見てないよ」
望「脅迫のつもりなら無駄ですよ? だって貴方はこれから溺死しますから」
アシュレイ「ぎゃあーん、助けてまゆみん!!」
真由美「はいはい、そこまでね」
光「望はやりすぎ」
アシュレイ「正義は勝つ!!」(ドヤ顔)
真由美「お前も少しは反省しろー!!」
アシュレイ「グフッ」
翼「おいおい…帰って来て早々隠れろとか、黙って見てたらさっきから何してんだよ…部屋が必要なら確か倉庫が空いてたし、とりあえずそこでいいなら貸すぜ」
真由美「いいんじゃないかな?」
光「そうね…私は構わないわ」
望「う…うん…翼君がそう言うなら」(後で腐れ吸血鬼が二度と出て来れないようにしておこうっと)
アシュレイ「よし、私が東海林家に養子になってあげる。もっと広い家に引っ越そう」
光「……」
望「え……」
翼「アシュレイ、今日は帰っとけ…」
アシュレイ「え…私何か変な事言った?」
真由美「帰ろっか、アシュレイ。私が送ってくね」

公園
真由美「アシュレイがバカなのはいつもの事だけど、今回のは不味かったと思うよ」
アシュレイ「ちょっと酷くない? 大体地球シリーズからヒロイン入れ替えってありえないし」
真由美「ちゃんと話を聞こうね」(頭を掴まれるアシュレイ)
アシュレイ「ギブギブギブ、マジ、壊れる、私の頭がバカになっちゃうってば」
真由美「あのね、超能力者の家庭事情はね。大抵の場合複雑な家庭環境ってやつなのよ」
アシュレイ「覚醒者に対する風当たりとか、異能者と一般人の隔たりぐらいは私にも解るよ。でも、お互いに無理して一緒にいても幸せにはなれないんじゃない?」
真由美「誰でもそんな風に割り切れるほど強くないよ…」
アシュレイ「望んで覚醒した人ばかりじゃない。覚醒して、力を得た代わりに多くのものを失った。その痛みも私は解るよ」
真由美「じゃあなんで…」
アシュレイ「真由美には解らないかもね…それでも私から見れば真由美達は私よりずっと多くのモノを持っているって事が。じゃあ、私は行くよ。光さん達には謝っておいてくれると嬉しいな」

東海林家
光「ねぇ…翼は寂しくない?」
翼「覚醒した時はこの力を恨んだりもしたけどな…今はそうでもないな。気にするなんてらしくねえよ、姉貴」
光「そうね、あんまり暗くなっていたら望にまで心配かけるものね」
翼「それに姉貴には俺がついていてやるよ。嫁にいくまではな」
光「私は別に…一緒に暮らしてもいいわよ?」
翼「それを世間ではブラコンと言います。望が風呂あがったらさっさと入って寝ろや」

東海林家風呂場
望「はぁ…」(あの無神経女…翼君の家の事情も知らないくせに。でも、今回の事で解っちゃったな…私じゃ二人の心の隙間を埋められてないんだって)
(結局…私は二人にとって家族の代わりでしかないのかな)
望「私じゃやっぱり……翼くんの、力になれないのかな……」

学校
真由美「アシュレイ見てないよね?」
望「最近は見てませんけど…どうかしたんですか」
真由美「ううん、何でもない」(夜羽子の奴、あれから連絡もよこさないし…どうしたんだろ)

140:名無しさん@ピンキー
11/10/24 01:44:48.66 VTbj3wt8
とある町
光「これは…」(報告にあった極星帝国軍が既に全滅させられているなんて…一体誰が?)
アシュレイ「光か…」
光「アシュレイ…?」
アシュレイ「ああ…それ以上近づかない方がいい」
光「嫌だと言ったら?」
アシュレイ「近づくなと言ったんだ。二度も言わせるな」
真由美「寂しがり屋粛正サイキックパーンチ!!」
光「真由美!?」
アシュレイ「真由美か…」
真由美「しばらく見ない間に随分とやさぐれちゃったみたいね」
光「最近、二人とも姿を見ないと思ったら…なるほどね」
真由美「話は後よ、この寂しがり屋の駄々っ子はぶん殴ってやらないと解らないみたいだからね」

学校の保健室
ステラ「なるほど…それでコレを力ずくで連れてきたというわけか」
真由美「いてて…EGOは慈善事業集団じゃないもの。私の友達でも敵対勢力の人間を無償で見てくれるほど甘くはないの」
ステラ「貸し一つだな、藤宮真由美」
真由美「ok、覚えておくわ」

学校の保健室・夜
ステラ「目が覚めたか」
アシュレイ「ここは…」
ステラ「藤宮真由美が心配していたぞ。持つべきものは友だな」
アシュレイ「私の事は放っておいてよ」
ステラ「フフッ…若いな、お前達は」
アシュレイ「別に、一人でも寂しくなんてないのに…」
ステラ「本当に得難いモノは失って初めて気がつくものだ。孤独に不器用な生き方を貫くのもいいが、時は遡れんぞ」
アシュレイ「BBAうっさい 私帰る!!」

141:名無しさん@ピンキー
11/10/24 01:54:12.20 VTbj3wt8
公園・夜
望「貴方の声が聞こえたから迎えに来てあげましたよ。風邪を引く前に帰りましょう」(傘を差し出す望)
アシュレイ「勝手に心を読まないでよ…それに帰ってもどうせ、私は邪魔者でしょ」
望「真由美さんも顔を会わせづらいって言ってましたけど…正直、貴方が居なくなってから暗いんですよ、皆」
アシュレイ「所詮ね…どんなに近くてもね、他人は他人だよ」
望「アシュレイさんが本当に一緒にいるのが嫌なら居なくてもいいんじゃないですか?
友達とか、家族とかそんなの周りが勝手に決めた事です
糞ムカつく話ですけど結局は私も貴方と同じなんです
自分だけの居場所が貴方に取られた様な気がして、貴方に八つ当たりしてました
でも、貴方が居なくなっても私の居場所は出来なかった
自分の居場所は自分で作るしかないんですよ」
アシュレイ「…………」
望「私、テレパスだから解るんです
嬉しい気持ちも悲しい気持ちも、嫌な事も全部
……私も貴方も本心からお互いが嫌いなわけじゃない
貴方は本当に一人で居たいって望んでいますか?」
アシュレイ「うっさい、バカ…解ってるわよ、私が悪かった事ぐらい」
望「仲直りしましょう」
アシュレイ「今更…どの面下げて、帰れるのよ」
望「どんな貴方でも貴方は貴方です。夜羽子さんがあの家に帰りたいと思うなら私はそれを応援します」
アシュレイ「うわああああん!!」

東海林家・夜
翼「お帰り」
光「お帰りなさい」
真由美「あ…怪我は大丈夫?。ぶっとばしてごめんね、夜羽子」
アシュレイ「ううん…それより…あの…皆、迷惑をかけてごめんね」
真由美「そんな事ないよ」
光・翼(お前が言うな)
望「アシュレイさんの部屋も用意しておきましたから」
アシュレイ「あの…望ちゃん、どう見てもあれは犬小屋だと思うんだけど……」
望(はぁ?…まずはペットからスタートですよ、アシュレイさん)
翼「意地悪するなよ、望。三人で話し合ってな…お前が嫌じゃないなら望が一緒の部屋で良いってさ」

こうして東海林家の平和は守られた
アクエリアンエイジ日常編-完-

142:名無しさん@ピンキー
11/10/24 02:11:04.71 tn9WjA65
>>137
巻き込まれたカフェメイドカワイソスww

143:名無しさん@ピンキー
11/10/24 11:21:35.74 bwnVxLlE
あんなエロい服着て何を今更www

144:名無しさん@ピンキー
11/10/24 20:24:10.31 epR95lZK
水瀬版か早瀬版か藤真版か
それが問題だ

145:名無しさん@ピンキー
11/10/24 21:06:56.93 8tc0bFbx
>>138-141
こういうカオスも好きだぜw

146:名無しさん@ピンキー
11/10/24 21:13:07.32 GdYgboqg
>>144
三者三様のパンツなんだろう?
カフェメイドだけで三者三様を実現できる
素晴らしいな!

147:名無しさん@ピンキー
11/10/25 01:35:14.02 mldrwAAR
ドローキャラのあそこはドロドロだぜ

148:名無しさん@ピンキー
11/10/25 08:53:54.72 nRkRPBuk
今日は冷えるな……

149:名無しさん@ピンキー
11/10/25 10:50:10.17 bqibxAPU
誰に抱きしめて温めてもらいたい?
それと抱きしめる方がお好みかな

150:名無しさん@ピンキー
11/10/26 01:43:58.90 rzVEosY+
イグニスエクエス

151:名無しさん@ピンキー
11/10/26 01:59:18.72 t7ZwSWZW
今日はアヌビスとネフティスに挟まれて川の字で寝るかな

152:名無しさん@ピンキー
11/10/26 17:06:11.10 yGPfApYM
アヌネフ親子久しぶりに見た気がする

153:名無しさん@ピンキー
11/10/26 20:39:06.23 HyZ6yeiD
少し前のニュースだけど
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
アヌビスを連想した俺はこのスレの中毒なのかも試練
アヌビスの彼氏は死んだらミイラにされるのだろうか

154:名無しさん@ピンキー
11/10/26 21:10:50.66 xpFUMcy6
月面基地のふかふかベッドでアビシャグたんを抱き枕にして寝る

155: ◆1OAwqH848g
11/10/27 23:22:44.11 NoV58gY/

>>151さんの書き込みを見て&>>138さんを読んで、なんとなくティンと来たので書き込み。
自分に置き換えて読んで下さると嬉しいなっ!?

というわけで三人で寝ることになったわけですが
アヌビス「……どうして私が一番真ん中なんですか?」
MB「だってアヌビスが一番小さいし、真ん中じゃないと川の字にならないだろ?」
アヌビス「納得は出来ますが腑に落ちません」
MB「可愛い、って言ってるんだよ」
アヌビス「……それで誤魔化せるとは思ってませんよね?」
MB「じゃあ、どうしようか?(ちゅっ)」
アヌビス「んっ……も、もう……そんなにくっついたら川の字じゃ無くなる……じゃなくて、母様が起きちゃいますから……」
MB「止める?」
アヌビス「嫌じゃないですから……もう少しだけちゃんと、キス、して下さい……んっ、はっ……」
MB「……好きだよ」
アヌビス「もう少し抱きしめて、それから……あ、愛してる、って言って下さい……」

いじょ。
差寒いし、俺もそろそろ寝ようw

156:名無しさん@ピンキー
11/10/27 23:54:22.35 PomYx2v9
もはやバカップルと言って差し支えないレベルww
いいぞもっとやれ

157:名無しさん@ピンキー
11/10/28 01:39:54.08 l/GSlBBG
妹天使「てへっ・・・ごっめーん、お兄ちゃん。私ったら忘れ物しちゃったー♪」
愛花「彼ならまだ帰ってないわよ。それにしても兄妹揃ってドジなんですね」
妹天使「おい、そこのビッチ。兄貴を侮辱したな?」
妹天使「兄貴を虐めていいのはこの私なんだよ!腐れマ〇コ!!」

愛花「だ、誰が腐れ…よ!!妹だからって調子に乗らないで」ぽかぽかぽか
妹天使「そんな短いスカート履いてお兄ちゃんを誘惑ですか?。さっきからチーズ臭いんでそれ以上近寄らないで下さい、あなたの使い込まれた真っ黒な腐れま○こから匂ってきてますよ」
愛花「っ!? 失礼ね…毎日ちゃんと洗ってるし、つ…使った事なんかないんだから」
妹天使「はぁ? テンプレツンデレキャラなんて何年前の流行ですか? んなもん今時はやんないんですよ、あからさまな媚び笑いなんてしちゃってドン引きです。少しは個性ってもんを勉強してくださいよ先輩」
愛花「うっうっ…私、別に媚びてなんか……」
妹天使「あー、そうなんですかー、へー。おにいちゃんに写メ見せてもらいましたけど、いい笑顔でーしーたーよーねー?あれで媚びてないとか言えるあたり、大したもんですよねー。私なんかとっても真似できませーん」
愛花「もうやめてよ…どうして妹さんは私をいじめるの……」
妹天使「誰が『妹さん』なんて名前なんですかー?私はお兄ちゃんの妹であって、あなたの妹でもなんでも無いんですけどっ!?確かにあなたは私より年上で、年上ってことは敬愛して見習うべき存在のはーずーでーすけどー。
私には「詠」って言う、恥ずかしくない名前があるんですよ?」
愛花「じゃあ…詠ちゃんはどうして私にそんな冷たくするの」
妹天使「・・・はー・・・こんだけ言ってるのにわかんないとか、妹に媚びてお兄ちゃんに取り入ろうとか。本当に腐れ×××ですね・・・」
愛花「ごめんなさい…」
妹天使「もういいですよ、お股は緩いし頭は悪い。そんな人には何言っても無駄ですし、無駄無駄、何もかも無駄なんですよ。そもそもただでさえ弱くて足手まといなのに、頭まで弱いとか生きてて恥ずかしくないんですか?
どうでもいいですからもう金輪際お兄ちゃんに会いに来ないで下さいね?
ウジウジしててウザいですし迷惑ですし、その癖、お兄ちゃんを罵って何様のつもりですか?
ああ・・・空気を消耗するだけの存在でしたよね。あなたって生きてて何の役に立ってるんですか?
はっきり言って存在するだけで迷惑ですから
あなたが頑張っても世界の運命は変えられないし、他の勢力から目を付けられてておにいちゃんも危ないんですよ。
いいかげん分かってくださいよ。それとも私があなたまで守ってあげなきゃいけませんか?、ねぇ?」
愛花「足手まといでごめんね…これからは全部、全部、詠ちゃんに任せるから……私、帰るね」
妹天使「余計な事言わないで結構です。二度とお兄ちゃんに付きまとわないでくださいね」

重い足取りでトボトボと渡来愛花は彼の家を後にした…
アクエリアンエイジ第1弾、「始まりの地球(ほし)」完


158:名無しさん@ピンキー
11/10/28 01:44:48.99 Imm9jEbf
実はネフティスは起きているに1000アクエリ

159:名無しさん@ピンキー
11/10/28 06:49:17.88 NRmMLW+j
>>157
腐れマ○コってフ○ャチン野郎って意味で男に使うスラングでもあるんだな

160:名無しさん@ピンキー
11/10/28 15:11:43.39 NtEGCNY4
ネフティスにも同じ事を言っているに500アクエリ

161:名無しさん@ピンキー
11/10/28 23:18:21.94 0r+HyWH1
この間世界が出たと思ったら地球発売ですね。
世界征服と地球征服って同じなんでしょうか。


 扉の前に立った日向葵は大きく息を吸い込んだ。重いもの―例えば植木鉢、そして扉を動かす時は息を吸い込んで呼吸を止めて力を込める。
 開かずの教室と噂になるほど注目を集めていない、地味で忘れ去られている教室の扉は音もなく開いた。葵の教室よりよほど静かである。
この様子だと開閉音で入室を気取られる心配もないかも知れないと思ったところで、そもそも生徒の立ち入りがほとんどない階だという事を思い出した。学園祭では一般教室以外に特殊教室も使用するが、この階ではそれもなく外界の喧騒から隔絶されている。
 学校に来るといえばこの教室が定位置のお姫様はもうすぐ学園祭だという事をそもそも知っているのだろうかと考えながら入ると、教室の中には誰もいなかった。
 もっとも、机の上には表紙からして拳銃の写真のいかにも物騒そうな雑誌があるし、電気ポットは電源プラグを抜かれず保温状態になっていたり、
ストールがたたまれてロッカーに入っていたりするので離席中というだけの事らしい。葵にも大体行き先の検討は付いている。
 それにしても、この手の雑誌はやっぱり読者プレゼントで拳銃とか爆弾とかが当たったりするのだろうか。
 武器なら何でもいいのか銃器にも興味津々のお姫様は自分で独り占めするような狭量な事はなく、教科書を貸してもらったお礼に読んで構わないと言っていたが、こうして目の前にしてもまるで興味が湧いてこない。
 とりあえず流し読みだけでもしてみようかと思って手を伸ばしたが、他の事を―とてもいい事が閃いて、葵はその手を引っ込めた。

162:名無しさん@ピンキー
11/10/28 23:20:12.89 0r+HyWH1
 準備万端で―といっても取り立てて特別な準備がいるわけでもなく―待っていると、見つめる先の扉の向こうに気配がした。
 りのんの魔法によりここの扉を開けられるのは葵の他にはりのんとウェヌスしかいない。今の葵にとってはそのどちらでもよかったが、ほぼ確実にウェヌスだろう。
「おかえりなさいませ、お嬢さま!」
 待ち伏せていた相手がドアを開けるや、深々と礼をして出迎える。
「……は?」
 頭上から呆気に取られた声が返って来る。
「お一人ですか?」
 体を起こして姿勢を直すと、今度は葵が見下ろす形になる。りのんが変身していなければ三人の中では葵が最も身長が高い。
「……りのんはご母堂と買い物に行くそうで今日は帰ったわ」
「へぇー、そうなんだー……じゃなくって」
 小さく咳払いして調子を整え、練習した通りの口上を一挙にまくし立てる。
「おかえりなさいませ、お嬢さま、お一人でのご帰宅ですか? ……学園祭でうちのクラスはメイド喫茶やるの」
「ああ、なるほど。ええと……ただいま帰宅したぞと言えばいいのかしら? ずいぶん殺風景な自宅だけれど」
「本番の教室は飾るから大丈夫だよ。りっちゃんがいろいろ持ってくるって言ってたし……」
「りっちゃんというのはクラスメイトなのかしら」
 りのんもりっちゃんになるし、リリアにムーの国王リユューク、あとついでに炎の翼で羽を焼いて飛行を封じる事で
同族狩りに駆り出されている虜囚の天使もりっちゃんと呼べなくはないと思いつつ問う。リリアはリリちゃんらしいし、リンはリンちゃんで良さそうだが。
「うん。清川理恵だから理っちゃん。メイド喫茶の発案者なんだよ」
 美人で明るくクラスのみならず学年、いや学校全体の人気者である。
「ふぅん……葵はメイドをするの?」
「うん。女子がメイドで男子が裏方。女装メイドもいるけどね」
 女装メイドと聞いて露骨に顔をしかめる。
「それはぞっとしないわね。葵に接客してもらうのは無理でもせめて女のメイドに付いてもらいたいわ」
「大丈夫、友達が来たら状況次第だけど行っていい事になってるから……シフト表渡すね。
えっと、ご注文はお決まりですかお嬢さま」
「アールグレイのミルクティーとザッハトルテ、クリームを添えて」
 しかし葵は何事もなかったかのように聞き流す。
「ホットケーキセットお飲み物はホットコーヒーですね! かしこまりましたお嬢様」
「まあ、いいですけど」
 無論ウェヌスもこの場でそんなものが出てくると本気で思っているわけではないが、飲み物くらいは注文通りに出してもらいたい。しかしここは葵に付き合う事にする。
「ホットケーキはね、メイドがチョコシロップで絵を描くんだ。描ける絵だけだからあんまり無茶言っちゃいけないけどね」
 本当はオムライスにしたかったようだが設備や材料、更に調理時の匂いの問題などで断念してホットケーキに変更し、
調理の予行演習時にそれでは何を描こうかという話になった時、八組の月島薫子という生徒がやって来て無理難題を言ったらしい、というのが葵の知る事情である。
理恵の口ぶりでは相当な無茶を言われたようだ。
「今はホットケーキないからコーヒーだけね」
「買い置きのクッキーがあるわ。出しましょう」
 葵がコーヒーを淹れる準備を始めていたので、クッキーはウェヌスが取り出す事にした。戸棚を開いた背中に、電気ポットの前から声がかかる。
「本当はね、パックのコーヒーなんだ。だからこうやってちゃんと淹れるのはウェヌスどんだけの特別だよ。そのかわり今の私はメイド服じゃないけどね」
「メイドにはさんざん淹れさせてきたもの、わたくしにとってはこのほうがレアだわ」
 返事の代わりに水音と、コーヒーの香りが返ってきた。どちらかと言えば紅茶の方が好きだが、コーヒーの香りは紅茶とは違った趣があって嫌いではない。ましてや、それを淹れるのが葵なのだ。

163:名無しさん@ピンキー
11/10/28 23:21:37.49 0r+HyWH1
 愛らしい顔に笑みを濫かべ、ウェヌスは小袋に詰めて包装されていたクッキーを小袋から取り出して皿の上に並べていく。二個ずつ包装されている三袋なのでつまりは六個である。
 彼女達とりのんは新学期の開始直後にマインドブレイカーにしてこの学校の生徒会長である秋月俊平に呼ばれ、これに似た形を目にしている。
生徒会室の床にはこの混迷の時代アクエリアンエイジを争う六つの勢力のシンボルマークが円をなすように等間隔に描かれているのだ。
それらのうち丁度一つ措きに並んだ三つが淡く光っていた。光が三つ、能力者も三人―光っているのが三人の属する勢力である事はすぐにわかった。
 俊平の先代の生徒会長であり、そして彼の運命を変えた雑賀恭一が共闘しようとしたステラ・ブラヴァツキの愛用の武器『悪行の杖』(ワンド・オブ・マレフィキア)は
両手で正三角形を一つずつ描き、重ね合わせて六芒星にする事で起動するものだった。
 生徒会室の床でもまた、六つの勢力シンボルが頂点となり六芒星を描く陣の上で三つの頂点が過不足なくその半分である正三角形を描き出していた。
葵とウェヌスにはわからなかったが、りのんの目には明らかに魔力が循環しているのが見えたらしい。そしてりのんが魔法を使って見せるに及んで、彼女を包んだ魔力の輝きが二人にも三角形が描かれた事の効果を実感させた。
 勢力を便宜上並べた時に奇数番目に来る三人が最初に集まったのは偶然だったが、実に幸運だった。三人の能力は大いに増幅されるだろうし、マインドブレイカーや能力者が集まっている状態を隠蔽する事も出来る。
奇貨を呼び寄せたのはあるいは彼のマインドブレイカー能力だったのかも知れないと思うと、俊平は大いに満足だった。

164:名無しさん@ピンキー
11/10/28 23:23:07.13 0r+HyWH1
「それはそうと葵、いつまでその格好をしているのかしら」
 りのんの魔力が強くなったのは明らかだし、葵の超能力も未開発だったので気付きにくかっただけであの時点からポテンシャルではりのんの魔力以上のものがあったらしい。
 それに比べて自分はどうか―
 話題を切り替えるような事をウェヌスが口にしたのは、自分に対してだったのかも知れなかったが、葵は特に気付いた様子なく答える。
「だって、学校の中だし。ウェヌスどんも制服じゃない」
「ええ、そうですわね。正規の既製品ですわ。あなたやりのんと違ってね。その点では偽学生のわたくしが本物のあなた達よりまともだわ。―りのんは魔法で作ったもの、あなたは……」
「朝から誰にもバレなかったと思うよ。私の超能力もそれなりになってきたのかな?」
 おどけて笑う葵に、ウェヌスは一瞬真顔になったがすぐに笑みを作って返す。
「何を今更……初めて会った時からあなたのヒマワリの槍には刺さったら殺られると警戒していたのよ?」
「実はあの時私が使えた超能力はあれだけだったんだよ。それもヒマワリを媒介にしてなきゃダメだったしね。りのんちゃんの役に立ちたくてあんみつに教えてもらって…… 今は超能力だけで作れるようになりました」
「ふぅん、いいお話ね。……ところでなんでりのんはちゃん付けなのにわたくしはどん付けなのかしら」
「あっ、うどんおいしいよね。カップうどんでどんっていう……」
「……メイド喫茶でうどんを出すつもりなの?」
「それもいいかもね。カップ麺とお湯と箸と薬味置いといて、店番の子がメイド服着て」
「暇を持て余しそうですわね。ところで……」
 湯と言われて電気ポットを見やったウェヌスが、振り向きざまに振り上げた腕で葵のスカートを高々と捲り上げる。
「詰めが甘いわね、葵」
 本来ならパンツか『はいてない』べき部分には、紺色の―スクール水着があった。
「階段を登って来る時見られなくてよかったわね」
「あはは……だって、裸だともし能力が切れたら全裸じゃない……」
「スクール水着でも五十歩百歩でしょうに。それも学校指定と違うものでは目立って仕方がないわ」
 葵が今身に着けているのは肩紐の部分がサックスブルーのパイピングになった競泳タイプのスクール水着であり、学校指定のものとはまるで違う。
 そして、その股間の部分は周囲に比べて色が濃くなっていた。
「……ぐっしょりですわよ。こんなに濡らして本当に淫乱なメイドだこと」
 生地を濡らす愛液を、ウェヌスは揃えた人差し指と中指で掬って舐めた。葵の陰部は、愛液がスクール水着の表面に染み出るほどに濡れている。
「あら、今日のは甘くない」
 能力の根源が植物にある葵の愛液は甘くて美味しい糖蜜であり、ウェヌスが堕とされる際も釣られなかったとはいえそれを餌にされたのだが、今日のそれは彼女のものと大して変わらない、極普通の愛液だった。
「蜜にはしようと思わなきゃならないからね。コーヒー入れる?」
 期待を裏切った事の罪滅ぼし半分、もう半分は飲み物に愛液を垂らす背徳感が病み付きになっていた。前回は紅茶だった。コーヒーに垂らすのは今回が初めてになる。
「そうね……お願いしようかしら」
 頷いて、葵は制服に変化させて展開していたアストラルアーマーを解除した。
これは念動力で実を守る鎧や兜を作って身に纏う超能力であり、普通は宝石の結晶のような形になるが、この校内に於いて白水晶の巫女である葵は能力が増幅されている事と、
変化させて擬する対象が着慣れた制服である事で可能になったのである。
メイド服にも変化させられるなら服装もちゃんとして学園祭の練習をしたいところだがそれは出来ない。
 アーマーの消失で下に着ているスクール水着が露わになったが、薄手で伸縮性に富む生地ゆえ、体の線がほとんどそのままに出―乳首と、その根元の白水晶のピアスがはっきりと見えている。
 なるほど、実際に見に着けているのはこの格好という状態で一日を過ごしたのでは濡れてしまうのも仕方ないのかも知れないと思うウェヌスも少しばかり興奮を催したが、
その目の前で葵は更にスクール水着も脱ぎ捨てて、取り上げて床に置いたコーヒーカップを前にM字開脚をして蜜を滴らせ始める。
 武装戦姫はその様子をしばらく眺めていたが、受ける感想が前回見た時と変わらない事を自問して確認し、同じだと判断して呟いた。

165:名無しさん@ピンキー
11/10/28 23:23:58.23 0r+HyWH1
「葵、あなた結構陰毛が濃いわね」
「そう、かなあ?」
 そもそも誰かと陰部を批評し合った事など最近までなかったし、比較対象であるりのんは変身前はうっすらとしか生えておらず、変身後は完璧に手入れされた毛並みが美しく茂っている。ウェヌスの方は金色なので黒い葵とは単純に比較出来ないだろう。
「いい機会だから剃ってしまいましょう」
「ええー、いいよ別に」
「陰毛には雑菌が繁殖してしまうのよ」
「毎日洗ってるし、過剰にきれいだと却ってよくないって聞いたよ?」
「いいからわたくしに任せなさい!」
 初めて会った時の威圧されるようなオーラは今でも印象に強く残っている。それを放たれては葵は引くしかなかった。
「わかりましたよろしくおねがいします」
「ふふ、わたくし素直な子は好きよ」
 ウェヌスは懐に手を入れ、取り出してそのまま流れるように展開した。金属音と共に、その手の中に鋭く光るナイフが現れる。
まるで手品のようだとりのんが感心していたバタフライナイフである。
「さあ、コーヒーが冷める前に剃ってしまいましょう」
 実のところ冷蔵庫に入れてある五百ミリリットルの紙パック牛乳を入れるつもりなので冷めるも何も無い。
ましてや熱い飲み物も苦いのも苦手でおまけにコーヒーをストレートで飲むとトイレに行きたくなるなどと葵やりのんには言えるはずもない。
「ウェヌスどん、せめてカミソリとかないの」
「あら、こちらの方がいいかしら?」
 取り出したのは枯草色に塗装されて背には鋸刃が刻まれた大きなサバイバルナイフと、葵も日本人なのでよく知っている―実物は遠足で行ったどこかの城趾に立てられその藩の史料を展示している博物館で一度見たくらいだが―日本刀である。
 数秒考えて、葵はこくりと頷いた。
「今手に持ってるのでお願いします」
「よろしい。それでは、淫蜜をたっぷり出す事ね。足りないと巧く剃れずに傷付けてしまうかも知れないわ。切り落として割礼してしまうかも……」
 かつてウェヌスに言った言葉を返された葵は苦々しく笑い、その陰部からは滴るほど大量の淫蜜がどろりと流れ出る。
 再度指で掬って舐めると今度は甘く、金髪の姫は口の中に広がる優しく愛に満ちた甘さをしばらく楽しんでから、映画の撮影に使うカチンコという道具のようにバタフライナイフを鳴らして作業を開始した。

166:名無しさん@ピンキー
11/10/28 23:24:35.63 0r+HyWH1
「学級の出し物でメイド喫茶をやるのはわかったわ。園芸部の方では何かやらないの?」
 床屋で髪を切りながら店員がするように、葵の陰毛を剃るウェヌスが話しかける。
あるいはそれも本やら、どこで覚えたのやら使えるようになったインターネットで調べてきた知識によって作法だと思っているのかも知れない。
「もちろんやるよ。これが夏だったらヒマワリの迷路作るんだけどね!」
「りのんから聞いているわ。楽しかったようね」
 葵とりのんがヒマワリの迷路で遊んだのはウェヌスが仲間入りする少し前の出来事である。
「来年の夏はウェヌスどんも一緒にやろうよ」
「もちろんそのつもりよ。きっと一着で踏破してみせるから」
 意思表示なのか、バタフライナイフの持ち手部分を軽く開いて打ち合わせて音を立てる。
「楽しみだなあ。今から考えとかなきゃ……でね。うちの部は鉢植えの展示即売をやるんだよ」
 陰毛を剃るのに集中するふりをして時間を稼ぎ、いかにももっともらしく頷いてみる。
「園芸部らしいわね」
 おそらく人入りは少ないのだろうと想像したが、葵が語る内容からも予想が正しいだろう事がわかる。
「鉢植えの世話と管理は部長が張り切って一人でやってるし、当日の店番は一年生の仕事だからね、私はクラスのメイド喫茶に専念出来るってわけ」
「そう、頑張る事ね。わたくしも行ってあげてもいいわ」
「来てきてサービスするから。本番ではちゃんとメイド服も着るし……でも蜜はなしだからね」
「そうね。というより、葵が当然のように蜜のサービスをしていたら色んな意味で嫌だわ。
最低限の常識は失って欲しくないし、あの味はわたくし達だけの特別なものにしておきたいもの」
「うん、そうだね。……ここでならいつでも蜜出してあげるからね」
「ええ、お願いするわ……はい、出来上がり、綺麗になったわ。赤子のよう」
 ウェヌスがどいてくれたので見てみると、葵の陰部からは初等部の時に生え始めて以後ずっとそこに茂っていた陰毛が一本残らず剃り落とされていた。
幼い頃に戻ったような気分になるが、しかし虚飾を脱ぎ捨てた陰部は成長を遂げ立派な雌の機能を具えたそれである。
 幼い頃の自分とオトナの自分がここで出会ったようで、なんだか胸の奥が熱くなってくる。
「ウェヌスどん、これからどうするの? タオルで拭ったり水で洗うよね、普通このあと」
「そうね……わたくしが舐めて綺麗にしようと思っていたけれど?」
「じゃあそれでお願いします」
 それを切に望んでいたのだが、いかにもウェヌスどんがそう言うなら別にそれで構わないよという体裁を取り繕って葵は頷いた。
 ―熱くなったのは胸の中だけではなく、陰部もすっかり熱くなっていて、頷いたウェヌスの舌が触れた途端に陰毛と一緒に剃り落とされた以上の量の淫蜜が漏れ出して彼女の顔と制服を濡らした。
 子宮の奥から湧き上がる快感に酔い痴れながら葵がふと目をやった先には、彼女が淹れて淫蜜を注いだコーヒーが、すでに冷め切った様子でぽつんと佇んでいた。
 行為が終わったら淹れ直そうとウェヌスの都合をまるで知らず心の片隅で思いながら、葵はさらなる快感に身をのけぞらせる。
 そしてウェヌスは、剃り落とされて陰部に付着していた陰毛が淫蜜と一緒に口に入ってきて舌に絡まるのに閉口しつつも健気に葵にクンニリングスを施すのだった。

第八話『始まりの恥丘』

167:名無しさん@ピンキー
11/10/28 23:52:38.01 0r+HyWH1
「おまえ……」
 工廠(アーセナル)見習いの姿を見た領主姫は絶句した。
 しかししたり顔の見習いには何が姉のように慕う領主をそうせたのかがわかっていない。
「どうですすごいでしょう! 親方や兄(あに)さん達が持ってけって」
 見習いは親方や兄弟子たちから可愛がられているようで、戦災孤児でありながらこうして立派に育っているのがその証拠だ。
「まあ……そんなところだろうとは思うけれど、おまえはそれをどうするつもりなの」
「どうするって、これで極星帝国のためレムリアのためお姉さまのため! がんばるんですよっ!」
「わたくしはてっきり店でも開くのかと思ったわ。そんなにたくさん担いで」
 工廠でも見習いなら兵士としても新入りの彼女が背負っている籠には、工廠自慢の武器の数々がぎっしり詰められている。
旧知の姫でもそう見えるのだから、何も知らない者には行商人に間違われても無理もない。
「えっへっへ、売れますかねえ」
「売れば売れると思うけれどやめなさい」
 彼女の工廠の武器防具は長い伝統を持ちレムリアはおろか極星帝国全土でも評価が高い。
領主姫も値段は知らないが、先の王位継承戦争での活躍から現在人気が高騰しているらしいとアイテム蒐集を趣味にしている知り合いから聞いている。
それも親方が手ずから打った一本ともなれば、売り方次第では相当な値段になるのだろう。
 それを籠に放り込むようにして運んでいるのだから、彼女が腰に佩いているロングソード一本をすら指を銜えて欲しがる傭兵達からすれば罰当たりな話である。
 もっとも彼女の名誉のために言っておくと、工廠の娘として育てられた彼女は武器の扱いに通暁しており、
一見乱雑に入れているようでも武器同士が傷つけあって損なう事がないように最善の注意を払っているし、万が一破損したとしても修理するだけの腕前を持っている。
領主が今回の行軍に彼女を連れてきたのも、戦力としてよりむしろ武器職人としての腕前を買っての事だった。
無論、最大の理由は彼女と彼女を溺愛する工廠一同の熱意である。
一族郎等を失った彼女が遺領を継いで暮らせているのも、加増されたのも工廠を抱えているおかげというところが大きい。
その工廠の長に頭を下げられて、この見習いが姫の下で戦いたいと言っているのでどうかどうか末席に加えて頂けないかと言われてはそう無下に出来ようはずもない。

 ともあれ、ついに姉のように慕う領主姫の麾下に入る事が出来た彼女の喜びようは飛び上がらんばかりで、見ている姫の方が気恥ずかしくなるほどである。
「お姉さま、あたしもお姉さまみたくカッチョイイ二つ名を名乗りたいですねえ」
「一億万年早いわ」
「ええーっ?」
 不満そうに頬を膨らませる見習い戦士の頭をなだめるようにポンポン叩きながら、一応訊いてやる事にした。
「それで? 何か腹案はあるのかしら」
 途端に顔が明るくなる。
「へっへっへー、実はですねえ、もう考えてあるんですよねえ」
「ふうん。じゃあ便所にでもこもって便器殿にお聞かせ差し上げて。彼の事だからきっと静かにおまえの話に耳を傾けて聞いてくれるでしょう」
「ええーっ、お姉さまに最初に聞いてもらいたいんですよお」
 情けない声を挙げてすがりつく頭の上で二本のポニーテールが揺れた。姉と慕う姫が一本なので二本にしたらしい。
「面倒くさいですわね」
 姫は渋面を作ったが、すぐに表情を緩める。もとより、妹分の初めてを誰かに譲るつもりはなかった。
「仕方ないから聞いてやりましょうか。さあ、申せ」
「はいっ! もーしあげます! あたしは、ここまで育ててくれた工廠のみんなのために、みんなの作った武器がすごいんだって事を実演するためにっ」
 息切れしたのか、それともずっと温めていた名前は万全の呼吸で言いたかったのか、あるいは伍長の問題だったのか―
工廠見習いの新入り戦士は言葉を区切って息を吸い領主姫の瞳を見据え、そして大きな声ではっきりと言った。

「アーセナルウォリアーって名乗りたいです」

168:名無しさん@ピンキー
11/10/28 23:54:10.52 0r+HyWH1
以上でございます。
惑星環境でも萌え萌えなアクエリでありますように。

>>151 >>155
二つ並べた布団の間の谷間の部分に寝てるアヌビスを妄想しました。ああもう可愛いな。

>>157
こんなの思いつきました。

 最近詠の様子がおかしい。
 おかしいといっても毎朝屋根の上でニワトリの真似をしたり、全裸で肛門にトイレブラシを突っ込んだ状態で逆立ちして登校するのではない。
 家の内外を問わず無視していたのが、朝は部屋まで起こしに来て一生に登下校し、夜はおやすみのキスをせがみに部屋にやってくる。
 前のように兄の洗濯物を分けて洗わず一緒に洗っているし、干している最中にくっついても何も言わない。
 取り込んだ洗濯物をいとおしそうに眺めているし、洗濯機の前で汗ばんだ兄の下着を嗅いではお兄ちゃんのにおいがすると言ってうっとりした目をしていた。
 一度、風呂に入った時に洗濯籠に放り込んで眠り、夢精してしまって替えのパンツを取りに脱衣所に行ったら籠の中のパンツがなくなっていた事があった。
 翌日の夜には何事もなかったかのようにタンスに入れられていたので見間違いかと思ったのだが、今思えば詠が部屋に持ち帰って自慰の種にしていたのだろう。
 味噌汁に雑巾の絞り汁やおしっこを入れるどころか、食卓につくと装い立ての味噌汁を持ってくる。
具も兄が好きなものばかりで、豆腐も絹になった。昨日に至っては豚汁だ。
 兄の食器も率先して洗い、目を話せば間接キスをしてみたり食器をベロベロ舐めている。
 風呂だって、兄が入った後は汚いから先に入ると言っていたのが、お兄ちゃんの汗の溶けこんだお風呂がいいのと言い出して真夜中にこっそり飲んでみたり、さらには一緒に入りたいと言ってきてさすがにそれは却下した。

 それらの報告を聞かされた渡来愛花はふむふむと頷いた。
「ふーん、あの詠ちゃんがねえ。変われば変わるもんだね」
「そうなんだよまるで聖女だよ」
 その物言いに苦笑する。
「何よそれ、大げさだなあ。天使みたいでいいじゃない。っていうか変態よねそれ」
 愛花のその言葉が引き金となり、詠はイレイザーの天使として変態を遂げ兄や愛花と袂を分かつ事になるのだが、今の愛花がそれを知る由もない。

169:名無しさん@ピンキー
11/10/29 11:37:55.43 +88cvIiz
乙だが始まりの恥丘はひどいw

170:名無しさん@ピンキー
11/10/30 05:48:51.75 2Yz3JeH9
それ変態違いやwwww

171:名無しさん@ピンキー
11/10/30 23:59:03.05 shVsvQHh
肉餃子と野菜餃子のどちらにしようか考えながら極星令嬢を眺めていたら
幼少の砌、大人になったら誰かステキな男の子と踊ることを夢見て雪だるま相手に練習するレミリアに
「そんな雪だるまよりわたしとおどりなさいよ!」と腕や服を引っ張るフォルナ

そして時は流れて大人になってばらばらになって死んでしまった姉の
辛うじて(ポニーテールを引っ掴んで)持ち帰った頭部を雪だるまの胴体に載せて
「これでお姉ちゃん生き返った! 生き返ったよウヒョヒョヒャッハー」とか錯乱するフォルナと
「それ……前後逆だから……」とずれた突っ込みをするアリーナ・クーニグに
したり顔で「フォルナの気持ちはよくわかるよ……」で二言目にはいつものように「今なら、この剣を抜くことができる……!」と言って済ませるエイラ・ロウに
マイペースというか何も考えてないナオス
という妄想を思いついた。

ところでアリーナの「貴方は何色がお好みかしら? 私と気が合うといいのだけれど」というフレーバーに
実はヴァンパイアらしく色は血の赤と闇の黒に白しか認識出来ずまるでわからないので大好きなあの人と同じ色を好きになろうとするアリーナという妄想、
そして「俺が好きなのはどどめ色なんだ」と言われてウキウキドキドキしながらどどめ色の服を着て
「これ素敵な色でしょう? 私、ドドメイロって大好きなの!」と恋乙女スマイルで語って周囲にドン引きされるアリーナ萌え。

172:名無しさん@ピンキー
11/10/31 10:46:51.07 R9cdEBdi
それでお前はどっち食ったんだ

173:名無しさん@ピンキー
11/10/31 23:54:59.93 8xcRsfS6
どっちも200円だったから肉餃子買った

174:名無しさん@ピンキー
11/11/01 00:47:02.09 /LU2HFBZ
惑星メインキャラを背の順に並べたらうめが一番小さいのかな
愛花はデカそう

175:名無しさん@ピンキー
11/11/01 07:57:39.78 akOt1m2y
バストサイズは背に反比例して大きそうだが
愛花は貧乳だし

176:名無しさん@ピンキー
11/11/01 12:01:26.02 qyU2ho6s
愛花もそんなに小さくはないだろ
服装のせいじゃないか

177:名無しさん@ピンキー
11/11/01 23:09:37.60 YqpSLnzM
渡来愛花ちゃんと日向葵ちゃんは虫が苦手らしいので制服の背中に毛虫入れてあげたいれす

178:名無しさん@ピンキー
11/11/02 16:49:59.38 AX4qgp07
渡来のフレーバーが全部真代兄に向けられてるのは何とかならんのか

179:名無しさん@ピンキー
11/11/02 20:54:32.53 no6Y8Cm/
白石つばさのフレーバー「明日りのんちゃんにも見せてあげよーっと♪」の
見せてあげるものを触手とかふたなり化性器とか想像して連鎖堕ちフラグだよなあと思ってしまった。
うちの場合見せてあげて堕とすのはりのんちゃんの方ですが。

まあ触手生やさなくても絵を描くのが好きで無口な少女が変身したらハードエロマンガ描くとか
変身解除後に読み返して赤面するとか真夜中こっそりトイレで(鍵かけられるので)読み返してみるとか。

180:名無しさん@ピンキー
11/11/03 21:55:44.45 pxcIQwV8
樒って意外と強力なんだな

181:名無しさん@ピンキー
11/11/04 09:58:35.73 6UlIqLCR
シキミは下手すると死ぬからね

182:名無しさん@ピンキー
11/11/04 22:11:07.79 6K+59/vV
>>178
オリオンの連中のフレーバーもほとんどがまなに向けられてるものだけどね

183:名無しさん@ピンキー
11/11/05 20:22:58.81 DmWHQ6pA
主人公としてドブレを立てるなら立てるで顔がまるで見えてこない
どんな背景を持つどんな性格のどんなキャラなのかわからない
コミカライズで描くつもりなんだろうか?

184:名無しさん@ピンキー
11/11/06 19:44:49.24 J107qMxG
久遠寺みやこちゃんの絵がたまらんね
バックで突きまくりたいれす

185:名無しさん@ピンキー
11/11/08 15:54:26.68 +5VCjUaD
クスコ突っ込みたくなるな

186:名無しさん@ピンキー
11/11/08 22:37:48.45 Z3DwKX99
真代妹の太腿はさすがにエロい
べっかんこうは伊達じゃねえ

187:名無しさん@ピンキー
11/11/10 02:37:02.33 if5/LkFW
皆口茗子が「お母さん、わたし頑張ってるよ!」と言ってるのを見ると
アヘ顔ダブルピースで風俗嬢頑張ってるイメージが湧くのを何とかしたい

188:名無しさん@ピンキー
11/11/10 23:46:37.14 YnsCT/as
お前らなら嫁のキャラクタープロフィールの「好き」欄に

と書き足すのは当たり前だよな?

189:名無しさん@ピンキー
11/11/11 00:10:58.35 yLMG3SXZ
それは『俺』って書くのかそれとも自分の名前を書くのか『現在のマインドブレイカー』あたりで妥協するのか

190:名無しさん@ピンキー
11/11/11 07:21:24.60 zIqjdhjH
俺って書くと一気にその子が俺っ娘+自分大好きっ子に

191:名無しさん@ピンキー
11/11/11 10:43:19.21 eBFfzgj6
田舎から出てきたので一人称俺の里山絵美

192:名無しさん@ピンキー
11/11/12 11:24:58.12 c5sQgJAL
自分大好きっ子の渡来愛花

193:名無しさん@ピンキー
11/11/13 11:33:53.83 x9o0fvqL
Lv1 キャラクタープロフィールを眺めてニヤニヤ
Lv2 プロフィールを見てこんなの俺の嫁じゃないと憤怒
Lv3 プロフィールの「好き」欄に自分の甘えを書き足す
Lv4 プロフィール欄に「俺の嫁」「俺と同棲中」と書き足す
Lv5 完全に好みのプロフィールを一から作る
Lv6 完璧なプロフィールを作るためブロッコリーに入社

194:名無しさん@ピンキー
11/11/13 17:27:42.92 +Wh6t3fs
屋式内でドジをしてド長と綾乃からエロいお仕置きをされる里山絵美

195:名無しさん@ピンキー
11/11/13 19:21:13.15 7wy5ICJ3
SagaIで一番好きな非ネームレベルブレイクがバニーガール
SagaIIで一番好きな非ネームレベルブレイクが調理兵
だったので始まりの地球の非ネームレベルブレイクには大満足だ


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