11/11/22 21:42:04.55 r4sQ2KCc
『あたしより、京介は、、黒いのとか、ま、麻奈実さんとか、、どうすんの?
あんたのせいで、、、まぁそれはあたしも同じか…………』
「聞いてくれ、桐乃、俺さ………………」
俺は自分なりの"みんなが幸せになれる未来"を桐乃に素直に話し始める。
桐乃との電話を切った後、俺はドラッグストアに行き、買い物をした。
店先を出た所で、あやせからメールが届く。
『さようなら』 でもそのメールを見た時、帰り道を歩きながら俺が考えた事は…………
悪戯っぽい桐乃の笑顔 蠱惑的な黒猫の微笑 暖かさに満ちた麻奈実の笑み
自分の中にあった彼女達の笑顔を、彼女達への気持ちを絶対に忘れない為に、
心に刻む為に何度も、何度も必死に思い浮かべた。
俺がその時、考えた事は…………俺の心にあったものは、本当にそれだけだった。
おわり
次回、気が向けば、多分、完結編に続く
751:名無しさん@ピンキー
11/11/22 21:52:35.21 TarmW/ly
>>750
乙
久し振りにこのスレでSSを読んだ気がする...
752:名無しさん@ピンキー
11/11/22 22:49:59.74 z5amBM29
この際あやせSSオンリースレでいい
753:名無しさん@ピンキー
11/11/22 22:53:29.47 e8H5SYed
おい少なくとも加奈子は必要だ
754:名無しさん@ピンキー
11/11/22 23:55:42.28 AOvzalL+
ごみ
755:名無しさん@ピンキー
11/11/23 00:19:28.49 uYAozMae
スレが伸びてるけどSLでも来たのか?
756:名無しさん@ピンキー
11/11/23 00:35:48.98 S/uwLXv7
SLが来てたら、今頃900
757:名無しさん@ピンキー
11/11/23 02:35:54.00 0BIQ0ikL
途中でなんちゃって哲学に入ったのはちと退屈だった。
中頃の問答を1/3ぐらいに圧縮して後半の懺悔に繋げるとよかったんじゃないかと思う。
にしても各々のフォローが綺麗だわ。哀れな女ってヒロイン補正もあるからだろうけど誰一人貶めようとしないのは好印象。
さて、何すっかわかんないっていってんのに出ていった京介。こっからどう転がるようにナルかが楽しみだわ。
乙
758:名無しさん@ピンキー
11/11/23 05:05:56.58 rj83pgxD
このまままともな書き手が現れないままスレ終わりそう…
759:名無しさん@ピンキー
11/11/23 09:26:21.00 jI+2mKTD
>>736-750
乙。
桐乃の想いがすっごい切なくて、でもあやせの感情も、麻奈実や黒猫それぞれの気持ちもあって…。
皆が京介のことを想ってて、でもお互いの関係を壊さないように四苦八苦して、そんな板ばさみな状況が、
繊細に書けてたと思う。完結編も期待してるよ。
760:名無しさん@ピンキー
11/11/23 12:35:38.84 rIFaS/Y+
愚痴とか馬鹿じゃねえの?
vipでも書いて自演コメしてろカス(嘲笑)
761:名無しさん@ピンキー
11/11/23 14:21:07.24 YzclCC4U
ここはvipじゃないから細かく改行入れなくていいと思うよ
意図があってやってることならアリだけど
762:名無しさん@ピンキー
11/11/23 19:26:51.76 vkqOZRu3
藤林丈司
763:名無しさん@ピンキー
11/11/25 23:05:41.02 Fy1+ZOcS
乙
なんかあやせが何かしそうな怖さがあるのはいつもだが
今回の人はちょっと質が違って展開がハラハラする。
やはりあやせが一番京介と相性良いよな~
ここ荒らしまわってるのは黒猫好きな人かと思ってるんだがどうだろう。
黒猫の話ほとんど無いからここは目障りだろう。
764:名無しさん@ピンキー
11/11/25 23:42:49.11 n3Np6Qdt
荒らし分析とかいらないです
765:名無しさん@ピンキー
11/11/25 23:45:36.30 8+4+I7oR
荒らしは荒らしであって誰好きとも関係ないだろ
碌な根拠もなしに一々関連付ける意味がわからなさすぎる、陰謀論好きなのかしらんがw
766:名無しさん@ピンキー
11/11/26 04:39:56.67 d4qoUggj
むしろ、763が黒猫嫌いなんだろうということだけはわかったw
いや、対立荒らしは単なる荒らしであって、誰が好きとか嫌いとかいうわけでもないか
767:名無しさん@ピンキー
11/11/26 08:23:58.73 ut68H7Vs
ふと、京介が恋人作った上で桐乃と浮気するという展開が思い浮かんだ
「自分の気持ちにけじめ付けたいから、最後に一度だけ抱いて……」と桐乃がセックスを要求
でも一度だけにとどまらず、その後もズルズルと関係が続くみたいな感じで
その後京介も桐乃もそれぞれ結婚して、桐乃には子供もいるけど、その子供は本当は……
と、ここまで妄想したはいいが、文章にするモチベーションが涌かない。書き上がるのはいつになることやら
768: ◆XUsplk79ik
11/11/26 14:01:59.76 9zd+Wok+
久しぶりに拙作を投下してみます。
以前の自分の作品の設定をつまみ食いして引き継いでいます(他の作品と繋がっているわけではない)ので注意。
具体的には、
・京介×沙織
・時系列的には京介が大学1年、沙織が高2(他のキャラも同様)
・京介が沙織のマンションに住み込んでいる。早い話が同棲
・交際時間は深くは考えてないが、短くても半年程度
・京介と沙織の仲は桐乃と黒猫は認めている。また、沙織も桐乃と黒猫が京介にちょっかい出すのを認めている
こんな感じです。
久しぶりなのでいろいろ粗いと思いますがご容赦ください。
769: ◆XUsplk79ik
11/11/26 14:02:25.52 9zd+Wok+
「沙織ってござるござる言ってた割に忍者のコスプレしたことないよな」
「ほえ?」
何の気なしにつぶやいた俺の発言がきっかけだった。
「いや、今でこそあの眼鏡ほとんど使ってないけどさ。ああいう口調だったからそういえばくの一にでもなったことあるのかなっと」
とはいえ、『~氏』とか考えるに別に特定の何かってわけでもなかったのだろうが。
「あれは彼方さんの『コスプレ』とでも言うべきものでしたからね。なるほど、考えてみればその発想は無かったですわ」
「しょっちゅうニンニンとか言ってた気もするが」
「そういえばそんなこともあったでござるなぁ~ふふっ」
「おい」
口をωにして顔をほころばせる沙織に軽くチョップで小突きを入れ、沙織はてへっと舌をちろりと出す。
死ぬほどあざといが、加奈子の次ぐらいには似合うから困る。いや、麻奈実とタイぐらいか?
そんなことを居間のソファに体を預けながら考えていたところ、
「……また他の女の子のこと考えてました?」
「別に?」
こういうことには意外なほど鼻が鋭い奴だったりするのがこの沙織である。
なぁにぃ聞こえんなぁとばかりに目を上に泳がしてわざとらしくうそぶく。
「……新垣、あやせさんでしたっけ?」
「―ッ!?」
未知の角度からの追求に思わず背筋が凍った。
なんでそんなことを……と訊こうとしたが、それでは自白したようなものだと思いとどまる。
770: ◆XUsplk79ik
11/11/26 14:02:59.78 9zd+Wok+
「『最近友達の―あやせって言うんだけどさァ―の様子がおかしいのよね。
そんで聞いてみたら”今度の休みにお兄さんと久しぶりに会うんだよ”って返ってきてさ。
あのバカに釘刺しておいた方がいいんじゃないの?』って匿名希望の方から投書を戴きまして」
ご丁寧に口調までトレースしてくれたおかげでバレバレである。
あ……あんのバカ妹がぁーッ!!と逆ギレしそうになったが、よく考えてみればこれに関してはあやせが軽率なだけで桐乃に罪はない。
ああそうさ、ばれなければ黙っておくつもりだったのは認めるよ。これに関しては完膚なきまでに俺が悪い。
って誰に言ってるんだろうか俺。
「別に京介さんが誰と会おうとわたしは止めませんよ?けども、彼女たるわたしには一言でも言伝してほしかったですね。
わたしの許可無く手を出していいのは桐乃さんと瑠璃ちゃんだけです」
あいつらならいいのかよ!と心の中で突っ込みながら、ばつの悪そうに俺は沙織を見た。
その悲しげな表情に、自責で思わず唇を噛んだ。
「いや、悪かった。ちょっと欲を出しちまった俺が本当に悪い。こんなできた彼女がいるってのにな」
「まったくですよ。
さて、話がまとまったようですし、コスプレでもしましょうか」
「えっ?」
「忍者のですよ。さっき言ってたじゃないですか」
そういえばそんなことも言ってたっけな……あまりの冷や汗にすっかり忘れてたぜ。
「忍者っつっても結構広い気がするが。ハットリ君のでもするのか?くの一はいなかったような……」
「ああ、それに関してはきちんとツテがあるので大丈夫です」
「ふぅん?すると俺は?」
「漆黒で構いませんよ。ちょっとした都合もあるので」
「うぅん、なんか面倒くs―」
にっこり。
「やらせていただきます」
「よろしい。それでは向こうで着替えてきてくださいな」
首を二度縦に振ってマンションの外に出る。
すっごいニコニコしながらキレるのがうちの娘の特徴でもある。というかやっぱあれ超恐ええよ!
771: ◆XUsplk79ik
11/11/26 14:03:29.56 9zd+Wok+
「この格好をするのも何度目なのかな」
というほど多くもない気もするが。最初に素顔の沙織を見た時から指折り数えられるぐらいか?
なんにせよ沙織に付き合わされて結構コスプレをしてきたが、これが俺に一番合っていると自分でも思うことはある。
沙織も『姉さんの旦那さんが元ネタ』だとか言ってたし、そのへん思い入れがあるんだろうかね。
用意の済んだ俺は元いた部屋の玄関に手をかけてノックをした。
「おーい、戻っていいかー」
「はーい」
許しを得た俺は取っ手を回してドアを開けると、沙織の意外な姿に心を奪われた。
くの一っちゃらしいんだが、黒を基調とした軽装で、沙織の豊満なボディが余すところなく表現されている。
ってかこれは……
「……SO(ステラ・オーシャン)3のクレア?」
「ご名答!どうです?似合いますか?」
ふわっと一回転して腰を低く落とし、右手を閉じたチョキの形にして口元に寄せる。
元のキャラが貞淑で温和なグレーの長髪ということもあってか、はまりすぎて怖い位である。
「―いや、すっげえかわいい」
「ふふっ、お褒めに預かり光栄です。京介さんも良くお似合いですよ。さあさあ中へ」
「お、おう」
語彙力のない自分が恨めしいが、あげつらった言葉も変だと自己弁護してみる。
そうして忍者というか隠密に導かれて俺は部屋の中に入ったのだが―
772: ◆XUsplk79ik
11/11/26 14:03:55.08 9zd+Wok+
「……なにこれ?」
部屋の中には縄に鞭といった―いわゆる、そういう系のシロモノ?が並べられていた。
というか、こんなのが部屋のどこに隠されていたのかという疑問もあるが、
「隠密といえば捕縛、尋問じゃないですか。だから京介さん、お願いしますね」
「いや、その理屈はおかしい」
「わたしは夜魔の女王の放った斥候という設定でお願いします」
「人の話を聞け!」
そもそも漆黒はダークヒーローではあるがそんな趣味はないと思うんだが。
黒猫に聞かせれば「漆黒はそんなこと言わない」とか一蹴されそうである。
「大丈夫です、人は誰しも暗黒面を持ってるものですから。さあ!京介さん」
やけにノリノリで怖いぐらいの沙織さんがちょいちょいと手招きをしてくる。
そのやたら扇情的な仕草に思わず俺も劣情を煽られてきた。
「……なに、そんなに俺にやって欲しいの?」
「……京介さんじゃなきゃ頼みませんよこんなの。言わせないでください恥ずかしい」
「わ、わかった」
好いた女にそこまで言われたら据え膳ってレベルじゃあるまい。覚悟を決して俺は沙織を縛りにかかる。
ご丁寧に部屋周りには引っ掛ける用のフックみたいなものがついていた。
世の中には色々便利なものがあるもんだな……と変にしみじみと思いながら縄を結っていると、
「あ、そうそう京介さん」
「ん?」
「この衣装、別に破っても構わないんで。脱がしたいならそれでもいいですけど」
「……」
けろっとした顔で言い放ちやがる。
こいつ、たまに痴女の素質があるんじゃないかと疑わざるを得ない時があるんだよな。
嫌いかと言われればうん、大好きSA!と答えるところだが。
773: ◆XUsplk79ik
11/11/26 14:04:30.83 9zd+Wok+
薄暗い部屋の中、両手両足を部屋の壁と縄で拘束された女が一人いた。
「ここは……?」
「ようやくお目覚めかね」
そこから姿を現したのは、黒いマント姿に身をうつした漆黒―つまり俺だった。
「女王の為に御苦労様、と労っておこうかな?」
「下種が……一思いに殺せ!」
「殊勝な心がけだが―その容姿、殺すには惜しいのでな」
「なん……だと?」
「要は、俺の女になれ、ということだ」
「ふざけるな!誰がそんな……」
「そうだ。その強気な態度。それが実にいい。
まあいい、俺の手でじっくりと俺の味を教えてやる」
我ながら歯の浮くような台詞だが、いわば小芝居のようなものなのだから気にしたら負けだ。
沙織もそのへんがわかっているからこそ余計なことは言わない。
彼女に下種とか言われると地味に傷ついたりもするんだが、まあいい。今はとにかく雑念を捨てることだった。
俺―漆黒は徐に彼女の首筋を掴み、強引に唇を奪った。
「―んッ!?」
「俺謹製の媚薬だ。割と即効性だぞ。さて、次は―」
力いっぱいに首元から忍装束を引き千切る。
見た目よりも割とやわい作りだった。そういう意図だったと内心苦笑せざるを得ないが―
その何度見ても飽きない大きな双球が外気に晒され、俺は生唾を飲み込んだ。
「普段の力さえ出せれば……貴様なんぞに……!」
「その縄も貴様等の力を削ぐように出来ているのでな。無駄なあがきはよすことだ」
「くっ……」
いかにも悔しそうな素振りで俺を睨み付ける。
なんかどこかで聞いたようなセリフだが、今は考えるのはよそう。
漆黒はこね回す様な動きで両手を胸へと動かし、乳首をきゅっと摘み取る。
時に強く、時に優しく。
「うっ……ああっ……」
「どうだ、愉しくなってきただろう?」
「だっ……誰が!」
「そうか。では、こちらも味わうとするか」
「あっ……」
残っていた衣装を股の下まで裂き取り、残っているのは白いショーツ一枚となった。
そこをショーツの上から丹念に舐め回す。
女の体が電撃を受けたようにビクンと跳ねた。
774: ◆XUsplk79ik
11/11/26 14:04:55.71 9zd+Wok+
「ああっ……ひ、卑劣な……」
「お仕置きに汚いも何もあるまい。現にお前のここは悦んでいるぞ?」
「き……貴様の薬のせいだろうっ」
「ん?言っている意味がわからないな。あれはただの栄養剤だぞ」
「なっ……」
「お前は自分が快楽に溺れていると認めたのさ。それが真実だ」
「姑息な真似を……!」
「何か違いがあるのか?違わないさ、ははは」
残ったショーツも破り捨て、露になった秘所に人差し指を滑らかに差し入れる。
今だきつさを失わないそれはまさしく名器と呼ぶにふさわしいだろう。
そしてそれがある一点に到ったとき、
「んっ……くっ…あっ…あ…あああああっ!!」
体をバイブのように著しく痙攣させ、目の前の女はイき果てた。
あ、そういやバイブ使うの忘れてたな。まあいいや、俺ももう我慢できん。
ヒャア、がまんできねぇ0だ!
「ま……まだ……!」
「心までは屈さぬか……ますます気に入った。まあいい、夜はこれからだ。じっくりと可愛がってやろう。まず一発目を受け取るがいい」
「な、何を!」
漆黒は名も知らぬ女の腰を持ち上げて後ろ向きにさせると、むき出しにした性器をそこにあてがった。
「やっ……やめろッ!?」
「悪いが、それはできない相談だな」
あくまで余裕そうに、漆黒はずぶりと思い切り差し入れた。
775: ◆XUsplk79ik
11/11/26 14:05:17.79 9zd+Wok+
「ぐっ……うううううっ!!」
「なんだ、非処女か。とんだ淫乱女だったのではないか、ははははっ!」
「そん、な、ことっ……あぁんっ!」
初めても戴いたんだが……と恍惚に一瞬浸るも、すぐに打ち消して一心不乱に腰を振る。
「ほうらっ、中に出すぞ!」
「っ!?や、やめろっ!それだけは!」
「ペットの言葉に耳を貸す奴がいるか?」
「ぺ、ペッ……あっ、うぁあっ!」
内心すまんとおためごかしをしながら、俺は欲望を素直に沙織の膣内に解き放った。
「んっ……ああ……あああああああ!!」
キューッと収縮した膣に一滴残らず搾り取られ、ズルリと自分のモノを抜く。床に倒れた沙織の蕩けた表情は抜いた後だというのに未だ魅力的だった。
もう腰がガクガクで正直立ってるのも辛かったが、漆黒としての矜持で直立し続けた。
776: ◆XUsplk79ik
11/11/26 14:05:46.45 9zd+Wok+
「パーフェクトです、京介さん。惚れ直してしまいましたわ」
「感謝の極み」
うっとりとした沙織の表情に頑張った甲斐があったかな、と自分を讃えようとしていた矢先―
「さて、第二幕の開始ですわね?京介さん?」
「えっ」
「だってまだあの『わたし』は堕ちてませんからね。物語はちゃんとやりきらないと」
「ちょっ―」
明日はあやせと待ち合わせがあるんだけど、
「京介さんに拒否権はありません」
にっこり。
ああ、そういえばこいつ知ってたんだっけか、そのこと……
もはや言葉は不要だった。
俺は黙って深く頷き、夜が更けても絞られ続けたのだった、マル。
次の日、俺がげっそりとした表情で遅刻までしてしまい、あやせに深く心配されたのは言うまでもなかったとさ。
777: ◆XUsplk79ik
11/11/26 14:08:03.13 9zd+Wok+
終わりです。
沙織とSO3のクレアって似てね?っていう着想から思いついたネタ。
漆黒出した割に耽美感が出せなくて(というかよくわからなくて)残念。
あとそういえば設定項に書き忘れましたがこの沙織、かなり絶倫です。
778:名無しさん@ピンキー
11/11/26 20:10:25.88 qvFeACSQ
知らないキャラなのでググったけど、似てる・・・のか?
沙織がエロ可愛いんで別に良いんだけどさ
779:名無しさん@ピンキー
11/11/26 23:04:16.57 sODK1BB/
>>777
乙
健全なエロパロを読んだ気がした。
780:名無しさん@ピンキー
11/11/27 13:42:47.01 C/8thcWp
>>777
希少な沙織ものオツです
781:名無しさん@ピンキー
11/11/30 22:40:48.72 jGXBY654
テスト
782:名無しさん@ピンキー
11/11/30 23:51:35.95 jPsf+z7Q
0点
783: ◆36m41V4qpU
11/12/01 05:04:43.64 NwE+uyC/
家出編
前書き(読みたくない人は飛ばしてね)
スペースを空けてるのは伝わってないかも知れないが、行間で意味を出したかったから。
()を使わないと、なんちゃって哲学が、ますます増えたけど、一応直接表現もやってみた。
本当は黒猫とか別のキャラも登場させたかったが長くなるのと、どうせ書くならやっぱり
あやせが一番可愛い感じで無双にする為にこうなった。
だからオチの続きを(自分では)想像する余地を残したつもり
コテ付けたのは、この世界観で、また別の話を書くかも知れないのと
VIPでも人が来て欲しいと思ったので。
こういう形になったのも感想や批評してくれた人のお陰なので感謝。
読んでくれた人にも感謝。
"37℃" "Antipyretic" "Stummer Dialog"の完結編で
京介×あやせで
784: ◆36m41V4qpU
11/12/01 05:08:01.90 NwE+uyC/
"A Nexus"
暗闇はやっぱり苦手…いつも、わたしの忘れた記憶を呼び起こさせる………
『さようなら』とメールした後、それでもわたしは更に、闇を求めて目を閉じた。
「お母さん、わたしね………」
『あやせ、あなたは良い子でしょう、何で言う事が聞けないの?
わたしはあなたをそんな子に育てた覚えはありません』
「………でも、わたし」
お母さんの悲しそうな顔、いけない
「ごめんなさい、ごめんなさい。お母さん、ごめんなさい」
お母さんを悲しませたらいけない、いけない
『あやせは本当に良い子ね、お母さんとても嬉しいわ』
おもちゃもいらない、お菓子もいらない、おねだりなんてしないもん
「バイエル、弾ける様になったの」
「先生がね、新垣さんは頑張り屋さんだって褒めてくれたの」
「お父さんがプレゼントしてくれたご本、もう全部読んだよ」
だから 今度、お父さんとお母さん……わたしを動物園に連れて行って……
「お父さん、お仕事頑張ってください。ちゃんと、わたし、お留守番出来るから」
わがまま言わない………
絶対、わたし……泣かない……
『新垣さん、一緒に帰らない?』 「え?」
髪を染めてる女の子、不良だ!仲良くしちゃいけない
『あやせちゃんに一目置いてんだよね、あたしって。あん(た)あやせちゃんに
勝手に親近感抱いてるって言うかさ、ぶっちゃけ迷惑だった?』
……………
『ほら、あやせ、こうすると美人度上がるっしょ?あやせは黒髪が綺麗だし、スタイル
も良いから、絶対に似合うと思ったんだよね、ほんとバッチリ。それにさ、メイクだけじゃなくて、
服もピッタリじゃん。まぁその服あたしのだけどね、にゃはは』
785: ◆36m41V4qpU
11/12/01 05:09:32.31 NwE+uyC/
「桐乃さん、有り難う」
『ちょっとぉ、どんだけ他人行儀、あんた?うちら、もう親友でしょ!』
「う、うん……あ、ありがとう、桐乃」
『って何で(驚)?せっかくメイクしたのにさ………。あ~じゃぁさ、ほら、ほら、
やり方教えてあげるから自分でやってみぃ、ね?』
本当に、本当に、ありがとう桐乃
「お母さん、わたし、モデルのお仕事したいの!」
お母さんの悲しそうな顔……
それでも……わたしは
「学業と両立させます。ちゃんと責任感を持って一生懸命に頑張るから。
だからお父さん、お母さん認めてください!」
『やったじゃん!あやせ。まぁこれからはライバルだから、敵同士…だかんね!
な~んてね………冗談、冗談、心配いらないって、全部、あたしに任せとけって!』
ライバル……なんて、敵同士なんて絶対にならない、なる筈ないよ、桐乃
でも
『俺は高坂京介------そっちは?』
『あやせ、結婚してくれ』
『------冗談だと分かっててもさ、ほんとごめんな』
「-----いってらっしゃい、お兄さん」
さようなら、お兄さん
『あやせ、、、、これが本当のあたしなの』
「お兄さん、わたし、桐乃よりも可愛くないですか?
桐乃よりもわたし魅力ない、、、ですか?
わたしなんかじゃ桐乃よりも…すき…になれないですか?」
『俺が見た中で、あやせのウエディングドレスが一番似合ってたし、一番綺麗だ』
『あんた、、、あたしの気持ち知ってる癖に、、何でこんな酷い事すんの?
うちら、ずっと一番の友達だったのに!!絶交した時、京介が仲直りさせてくれた時、
約束したでしょ、それなのに、、、裏切ってさ、あたしの気持ち裏切って!!!』
786: ◆36m41V4qpU
11/12/01 05:10:50.31 NwE+uyC/
『あやせちゃん、しっかり、きょうちゃんを捕まえててあげなさい。
わたしね、あやせちゃんなら、きょうちゃんと一緒に幸せになれると思ってるんだ。
きっとね、わたしって、きょうちゃんが黒猫さんとお付き合いした時に、あの時に
応援してしまったから、多分………あの時点で、もう』
『自分の心に言い訳しすぎて、その言い訳に結局、自分自身が説得されちゃった。
誰かを好きって気持ちにも賞味期限があるんだ、きっと。
だから、わたしはずっと勇気がなかった、情けないよね、め! だよ。
だから、あやせちゃんは、こんなお姉ちゃんになっちゃ、ダメだよぉ?
だから、あやせちゃんは今の自分の気持ちを、ちゃんと大切にしてあげなさい』
『よし、じゃぁ付き合うか。何か照れくさいな……ってこれじゃダメだ!
俺の馬鹿!、馬鹿!、馬鹿!大切な事を忘れるなんて本当に、情けねぇ。
え?あ~こっちの事だよ、気にするなって。
別に、おまえにSMプレイを強要してるわけじゃねぇって、おい!
彼氏に向かって初めて言う台詞がそれかよ!
あ?……い…き』
『なり、、お、おまえ…滅茶苦茶、大胆だな……全然嫌じゃねぇけど。
えっと………………何だっけ?あ、そうだ!
俺ら、付き合うって決めた以上は、俺はずっとおまえの彼氏でいるつもりだからな!
でも俺は、自分で言うのもなんだが、ヘタレのシスコンで、致命的に鈍いときてる。
だ、だから自虐プレイじゃないんだって(汗)
こんな俺だけどよ、あやせの為にもっと、ちゃんとした立派な彼氏になるから!
あやせを必ず幸せにするから、だからさ……何だ…とにかく、これからよろしくな』
『あやせ好き、あやせ愛してる、俺はあやせのものだ』
『ああ、ずっとずっと好きだ、ずっと前から好きだ』
『あやせ、これからはいつでも好きな時に来てくれて良いからさ。
いや違うな、俺がいつでも来て欲しいから渡すよ』
*** *** ***
「はぁはぁ」
俺は息をきらせて、走っていた。
ついさっき、俺が感傷的に、色々な事を追憶していた時に、加奈子から電話があったの
だが………
『京介、ひっさしぶり!じゃーん』
「よぉ、本当に久しぶりだな、元気してたか?」
『京介、誰か男紹介してくれよぉー。加奈子にはいつも超お世話になってんだろお?
だから、少なくとも、おまえよりもイケメン限定で!』
「おいおい、いきなり何を言い出してるんだ、おまえ…訳分からん奴だな」
『ばっくれんなよ。ネタはちゃんと上がってるんだっつーの。
しかも、加奈子をダシに使いやがって、おまえらどんだけお盛んなんだョ(笑)』
787: ◆36m41V4qpU
11/12/01 05:12:29.78 NwE+uyC/
加奈子は、俺とあやせが付き合った事を最初から知っている。
そして、一番最初に祝福してくれたのも加奈子だった。
こいつは案外(と言うと悪いが)良い奴で、今回の件で分かる通り、あやせとも仲が良いし、
桐乃ともちゃんと今まで通りに付き合ってるらしい。
加奈子が俺の存在をどういう形で捉えてるのかは分からないが…あやせがどれほど
加奈子のお陰で救われたのかは容易に想像出来る。
「へ?」 『おいおい、もうとぼけんなって。しっかし、あやせがねー意外過ぎるつーか、
イヤ、意外なのは京介の方か。イヤ、セクハラマネージャーだからむしろ当然だナ』
どうやら、加奈子の話を聞く限りでは、あやせは親に、今夜は加奈子の家に泊まると
言って嘘をつき、その口裏を加奈子に合わせて欲しいと頼んだ(命令した)らしい。
考えてみれば、あやせはまだ高校生なのだ。門限ってものがある。愚かにも、俺は
桐乃と喧嘩して、妹を家に残し、自分が頭を冷やしに外に出てきた感覚で考えていた。
「……………………まぁーな」
『ったく、頼んだ本人の携帯には繋がらないしよぉー。とにかくちゃんと誤魔化した
かんな。京介が伝えとけよ。いちゃつきやがって、幸せを加奈子にもお裾分けしろっ』
「本当にいつも有り難うな。おまえにゃ、マジで感謝してっからよ」
どう考えても、そんな素敵な夜になるとは思えないのだが……加奈子に余計な心配を
かけたくはないから、こう言うしかなかった。
何であやせの奴は、俺に『さようなら』とメールした癖に、門限の時間になっても、
帰宅しなかったんだ?
あやせの携帯にかけたが、当然繋がらない。
『このままわたしを置き去りにして……………今、わたしを見捨てたら、
本当に、本当に、、わたしは何をするか分かりませんよ、お兄さん』
さっき、部屋であやせが言っていた言葉を思い出す。
俺が勝手に信じていただけで、あやせは本当に、俺に見捨てられたと思っていたのか?
とにかく俺は急いで部屋に戻ると、ドアを開けたのだが…………
多少は、期待していた俺の希望は見事に裏切られ、部屋の照明は消えたままで、
辺りはしんと静まりかえっていた。
当然、あやせも、あやせの靴や大きなバックや歯ブラシなんかも……ここにあやせが
実存した事を本質的に証明するものは、何ひとつ残っていなかった。
俺がプレゼントしたチョーカーを除いては……。
あいつは本当に………親にも、加奈子にも嘘をついて何処かに行ってしまった。
俺は無意識に、そのチョーカーをポケットに突っ込むと、部屋を飛び出した。
あやせが行きそうな所を考えながら走り出したのだが全くと言って良いほど
検討がつかなかった。
あやせの知り合いに確認しようにも、そんな人物は誰一人、思い浮かばない。
俺はあやせの事が、性格云々じゃなくて………本当に何も分かってなかった。
分からないなんてレベルじゃない、あいつの事を何も知らなかったんだ。
加奈子に何度も連絡しようかどうか迷ったが、多分それは余計な心配をかけるだけで
何の解決にもならないと直感して辞めた。
788: ◆36m41V4qpU
11/12/01 05:13:49.76 NwE+uyC/
あやせが言った通り、刹那的にでも抱いてやれば良かったんだ。
あいつに、ちゃんと捕まえててやるなんて偉そうな事を言って、結局心どころか
あいつの身体さえ……掴み損ねて、あやせは消えた。
さっき誘惑してきた時のあやせが思い浮かぶ。
あの目も眩みそうな美貌で、理性さえ麻痺させる媚態に満ちたあやせの顔と
あいつと喧嘩した時、他の男の話をして俺を嫉妬で狂わせようとした時の声が
頭の中で共鳴して、どんどん悪い事を、嫌な事を、最悪の事を考えそうになる。
俺はなるべく別の事を考えようとして、結局さっきの追憶の続きをはじめた。
麻奈実が学校を休んだ時、桐乃が突然留学してしまった時、黒猫が俺に
別れを告げて転校してしまった時………
麻奈実の時は、桐乃に相談したんだった。
桐乃が留学した時は、黒猫が色々気を遣ってくれた。
黒猫が失踪した時は、麻奈実に相談しようとして結局、桐乃に助けられた。
俺はあいつらの為にいつも頑張ってきたつもりだったけど、実はあいつらに
いつも助けられていたんだ。
俺は、誰にかけるのかも分からず、ポケットの中の携帯を掴もうとした…………
多分掴んでいれば、また泣き言を言った筈だ、いつもの様に………間違いなく。
でも携帯の代わりに俺が掴んだのは偶然にも、チョーカーだった。
無意識に、あやせが持って行ってしまった手錠の代わりに、右の手首にチョーカーを巻く。
俺は頭の中で何度も反芻する
麻奈実が居なくなった時、麻奈実を信じて自分で行動してたら?
桐乃が留学した時に、桐乃を信じて自分で行動してたら?
黒猫が失踪した時に、黒猫を信じて自分で行動してたら?
チョーカーを眺めながら、あやせが握っていてくれた右手を思いっきり握りしめると
微かに温もりを感じる。
あいつは言った
『わたしは………自分から……居なくなったり……しない』
と……。
あやせが消えた今こそ、あいつを信じるんだ。もうあの時とは違う。
あやせの為に、追憶した過去の為にも……今度こそ、絶対に失うわけにはいかない。
それは奇跡や宿命なんて大げさなものではない………とても静かで、優しくて、
暖かい予感みたいなもの、俺があやせを好きになった理由そのものなのだ。
789: ◆36m41V4qpU
11/12/01 05:14:24.38 NwE+uyC/
もう二度と戻らない(戻れない)"もしも"が、俺の中で本当に過去のものになった事を
その瞬間に実感した。
その事実は俺をとても切なく、悲しい気持ちにさせたが、立ち止まってるつもりは
もう無かった。
だから…………俺は静かに歩き出した。
*** *** ***
どれくらい時間が経ったのだろう……わたしは目を閉じたまま眠っていた。
『おまえは何もしない、そして俺は必ず戻ってくるから…さ』
『さようなら』と自分でメールした癖に、京介さんの言葉が頭の中を何度も過ぎる
そして、その思い出が強烈に、わたしの後ろ髪を引く。
悲しいと吠える癖に、構って貰うと尻尾を振ってしまう、まるで寂しがり屋の犬みたいに。
それが漠然と思い浮かんだ、自分のイメージ。京介さんに手錠をされてエッチな事を
された時、チョーカーをプレゼントされた時から、、、あの時も全然嫌じゃなかった。
そして、わたしは………。
わたしがもっと素直で良い子なら、お兄さんは頭を撫でてくれたのかな?
「………ワ…………ン…」とかすれた小さな声を出して苦笑した。
"猫"なら、彼女はきまぐれだったのかな?と何の意味も無く、、ふと考える。
それにやっぱり猫の方が可愛い気がして、ちょっぴり嫉妬………したけど………
今日一日……彼女と電話で話していた時の京介さんの顔が一番楽しそうだった。
そして、それはわたしが好きな京介さんの顔だった。
わたしは
幼い頃に、飼っていた青い小鳥の事を思い出す。
あの時、桐乃の手を強く掴んだ事を思い出す。
あの時、京介さんの腕を指が食い込むほど握りしめた事を思い出す。
好きという感情が抑えられない、失う事を恐れて自分から壊してしまいそうになる……
小鳥を籠から出して逃がした様に、
桐乃の趣味を認めて自分の友情を押しつけるのを辞めたように、
だから、今度は、京介さんを自由にしてあげよう…………
もう、こんなわたしの事なんて、どんなに嫌らわれて、拒否されて、振られても、
きっとわたしは京介さんに対して、感謝以外の感情は、何も残らないのだから。
だから、なるべく笑って、さよならしよう…わたしの大切な人をこれ以上傷つけない為に。
京介さんとの思い出があれば、沢山泣いても、きっといつかは笑顔になれるから………
790: ◆36m41V4qpU
11/12/01 05:15:55.99 NwE+uyC/
でも……突然、眩しい光に照らされる。唖然としていた、わたしを大きな手が引き寄せる。
まるで、光そのものが強い意思を持っていると錯覚をするほど、優しくて、確かな温もりが
わたしの身体を、優しく包み込んだ。
「……………やっと捕まえた」とクローゼットのドアの先から声が聞こえた。
『どうして………?』と言おうとしたが、強引に……今までに無いほど…強引に……
抱き寄せられて、口を塞がれた。
ついさっき決心した事を言おうとしたけど、彼の本気の力で押さえつけられた
わたしは何も出来なかった。
お互いの歯が何度かぶつかるほど激しく口唇を押しつけられる、わたしの舌が
何度も貪られる……唾液も、吐息も…わたしの全部が京介さんに吸い取られてしまう。
身体が熱くなって、意識が麻痺してきたわたしは、吸い取られた言葉の事も忘れて、
危うく、自分から京介さんを何度も求めようとしてしまった……。
どれくらいの時間が経ったのか、やっと押さえつけていた手を緩めてくれて、
唇を強引にわたしに押しつけるのも辞めてくれたのだけど(でも唇同士はふれたままで)
腰に手を回されて、半ば強引に京介さんの膝の上に座らされた。
だから京介さんの声は音と言うよりも、触れたままの、唇から振動で伝わる。
「俺はおまえの言いたいことが分かってるつもりだ。でもそれだけはダメだ。
その代わり、おまえがして欲しい事なら、"儀式"でも何でもしてやる!
もうカッコつけるのは辞めた……からさ」
あんなに我が侭を言って、いつも困らせて…だからこんな風になる事を…………
期待なんてしてなかった、でも京介さんはわたしを見つけてくれた。
そして、ここまで言ってくれてるのに……こんなに求めてくれてるのに…………
"でも"わたしは……。
「最初は、同情で付き合った癖に!本当のわたしの事はずっと、見て無かった癖にっ!
さっきだって、わたしを見捨てた癖に!だからもう遅い、、全部、遅いんだから!!!」
まだ足りない、やっぱり足りない………いくら求めても、求めれば、求めるほど
カラカラに渇いて、余計に欲しくなって…………際限が無なんてない…………だから
そう思った時、そう言おうとした時、わたしの渇いた心を、わたしの頬を雫が濡らした。
京介さんは何も言わず、音も立てず静かに泣いていた。
ただ、わたしに触れたままの唇が微かに震えだして、その震えは段々大きくなって
ついには肩まで揺らしながら、号泣した。
男の人がこんな風に、人前で泣くなんて、信じられなかった。
沈黙した嗚咽は、わたしから完全に言葉を奪って、ただ彼を何とかし(てあげ)たい
と思う動機と暖かい涙を、わたしに与えた。
同時に、わたしは京介さんのしょんぼりした背中が好きだった記憶が蘇る。
ヘタレでも、情けなくても、シスコンでも……鈍くても、エッチで浮気性でも
それでも構わない…だから、わたしは別に、欲くて、求めてただけじゃない………
不器用で歪な、"まごころ"だけど………あなたに、ずっと、ずっとあげたかった。
791: ◆36m41V4qpU
11/12/01 05:18:06.62 NwE+uyC/
*** *** ***
俺は何で泣いてるんだろう?原因も分からず、ただ羞恥心もプライドも無く、
俺はあやせの前で、嗚咽していた。
桐乃の前で何度か泣いた事が微かに頭を過ぎったけれど、もうそれが理由で今のこの涙を
止める事は、どうしても出来なかった。
あやせは何も言わなかった。ずっと黙って、ただ俺の背中をさすってくれていた。
それでも泣きやまない俺に対して、彼女は……………
「ちゅっ……ぺろ……レロ…むちゅ…ベロ……」
最初はキスされているのかと思ったが……そうじゃなかった。
あやせは、唇を押しつけると舌を出して、俺の頬を、頬に流れた涙の雫を舐めだした。
必死に、何度も、何度も、何度も…………滑稽な筈なのに、俺の胸は熱くなり……
ますます涙が止まらなくなったが、それでもあやせは、俺の頬が全部あやせの唾液に
変わるまで、決して辞めなかった。
俺はやっと「ありがとう」と言い、あやせの髪と頬を横から撫でた。
「京介さん、それ好き…だ、だから、もっと………してっ………く…ださい」
さっきは、桐乃にするみたいに頭を撫でる事をあれほど拒絶したのだが、今回は
何故か、ごく自然にあやせに触れる事が出来たし、彼女の嬉しそうな笑顔を見て……
俺の変な拘りが、このあやせの笑顔を曇らせてたのかも知れないと反省した。
「俺はあやせとずっと一緒に居たい。もう理屈も理由もないんだ。だから……さ……」
「ねぇ、京介さん、何でわたしがクローゼットの中にいるって分かったんですか?」
「本当に何の理屈も理由もない。ただ居て欲しいと………信じただけだ。
まぁ………鈍い俺だから何度か回り道したし、おまえを随分待たせちゃったけどな」
「わたしを信じてたのに、さっきは何で泣いたの?結局、振られると思って悲しくなった
んでしょ?本当に信頼してたら……」
「麻奈実がさ、さっき話してた赤城と付き合う事になりそうなんだ。
そして俺の妹とはちゃんと良い兄貴になるって話してきた。
黒猫とも、ちゃんとある約束している。
俺には本当にあやせしか居なくなった。
だから泣いたのかは分からないけどさ………こんな話って、やっぱ俺って情けないよな」
「そうですね、凄くみっともなくて、情けないから、ほっとけなくなっちゃいました……
………わたし」
「実際、不安だったのかもな。おまえの言う様に、最初は、あやせが危なっかしくて
心配で付き合う事にした。そして、俺の勝手なイメージでおまえの事を見てた。
さっき、おまえを捜し回って、走り回ったけど、でも俺はあやせの事を何も
知らなかったって痛感させられた。
だからおまえに、見た目だけとか、身体だけでも良いって言われた時に………
俺は何も言えなくて、ちゃんと反論も出来なくて、あやせを余計に傷つけた。
だからその事については謝るよ。変に誤魔化したり、カッコつけたりして、すまなかった」
792: ◆36m41V4qpU
11/12/01 05:19:10.40 NwE+uyC/
「でもさっきは見捨てたわけじゃない、おまえを信じてたつもりだったんだ」
これだけの事を言う為に、本当に、随分遠回りしたが、やっと言えて良かった。
「そんなに、わたしを信じてるなら、わたしのコトがちゃんと分かってるって言うなら、
わたしが今して欲しいコ・ト・…当ててください。当ったら仲直りしましょう、ね?」
ウインクして、魅惑的な顔になったあやせが、挑発する様に俺にクイズを出した。
俺はさっきしたみたいに強引にキスする、もう自分が風邪だった事なんてすっかり
忘れていた。理屈も、理由も、クイズも関係なく……純粋にしたいから、した。
「それもして欲しいコトですけど、一番じゃないから………ハズレですね。
やっぱり……わたし達って相性悪いのかなぁ。残念です…ねぇ、京介さん?」」
こいつがずっと"京介さん"としか呼ばない事に違和感を感じた。
"儀式"なのかとも考えたが、俺に髪を撫でられている、あやせにはもうそんな気配は
微塵も感じられなかった。本当にただ、ただ美しい俺の彼女だった。
「んじゃ、また尻ぶった叩くか……アレはあやせのお気に入りだからな」
やっと余裕が出てきた俺は、何とか冗談を言ったつもりだったのだが……
「それもして欲しいコトですけど、一番じゃないから………ハズレ」
冗談とも本気とも取れぬ態度に対して、いささか俺の理性は、失われ始めて……
やっぱりあやせの言う様に、俺らが変態なのは、間違いないのかも知れない。
変な性癖に目覚めないか心配した将来の不安は、既にリアルな懸念に変わっていた。
「もう本当に強情ですね、京介さんの、、が、わたしにずぅっと当たってるのにっ!
それとも処女厨なのは…………冗談だった事が、実は的を射てましたか?
はぁ~でも、良いんです……それでもわたしの気持ちは変わりませんから。
あなたがどんな変態でも、応える自信……わたしにはちゃんとありますからっ!」
こいつが何を言ってるのか皆目検討はつかないが、何か相当ヤバイ匂いがするのは
確実に分かった。
「あ、あのさ、、おまえがもう"儀式"を求めてないのは、何となく分かるんだけど
それって結局どういう事だったのか、教えてくれないか?
それが分からないと、ちゃんとクイズに答えられないと言うか……」
『…桐…………3つ……の……処女………………』と耳打ちされた。
「ははは……あ、あやせさん、そんなの、おかしいですよ!って言うかさ。
キ○ガイみたいなフリをするのは、もう良いからね!だ、だ、だから本当の事を言おうぜ。
俺ら、ちゃんとした恋人だろ?全く……冗談ばっかり、どっちが変態だよ、もう(戦慄)」
あやせは無言で、さっき隠れていたクローゼットから、最近よく持ち歩いている
大きなバックを取り出すと、おもむろに俺に中身を見せる。
………メイド服、ブラウンのウッグ、眼鏡があった(様な気がするだけの事にしておく)
793: ◆36m41V4qpU
11/12/01 05:20:30.30 NwE+uyC/
「もし、わたしが無理やり儀式実行したら、京介さんは、わたしの事が嫌いになって
逃げ出して、わたしの事を捨てましたか?正直に言ってくださいね?
わたし……絶対に、もうどんな些細な嘘も、誤魔化しも、許すつもりないから……」
「一回全力で逃げ出して、それでもおまえがやるって言うなら付き合ってやったと思う。
あやせは困ったちゃんなのは分かってるけど、同情以外の感情があるのは今なら分かる。
ぶっちゃけおまえが、NTRの話しなくなったのは儀式とか言い出してからだもんな。
おまえと別れるくらいなら、おまえが他の男の話をするくらいなら、もう超変態で
あやせと一緒に何処までも堕ちるやるさ」
半分は本気で、半分賭けで………俺はそう言った。
さっきみたいに、いくら諭してもダメなんだ、あやせを全部受け入れて、もしこいつが
傷つくなら、俺も一緒に痛みを感じてやる。
俺の彼女が堕天使で、地獄の案内人………だとしても、もう離れるつもりはない。
もう、絶対にあやせを一人にはしないって決めたんだ。
でも同時に、『とても静かで、優しくて、暖かい予感みたいなもの』を今なら
信じられる気がした。
「ふふ、京介さん……良いコ・ト・しましょう?もうしちゃいましょう……ねっ?」
そう言った時のあやせの笑顔は純真で、清純で、純粋でとても気高く感じられて、
本当に天使を見たら、こんな気分になるのかもなと俺は、不思議な感慨に耽った。
どうやら、何とか………賭けには勝てたらしい。
何でこいつは、あんな悪魔の発想する癖に……こんなに可愛く笑えるんだよ、全く。
「本当に、儀式はもう良いのか?」
「儀式ならもう終わりました。魔法ならちゃんと、京介さんにかけられちゃった…から」
こっちだって、ずっと魔法も、あやせ菌にもかかりっぱなしだったんだ。
でもあやせには伝わってなかった。だからこれからは、今からはもう照れは捨てて
全部あやせの望み通りにしてやろう。
誰かに聞かれて見られたら恥ずかしくて、死にたくなる様な事でも平気でやってやるさ。
「そっか…………分かった。で、おまえのお気に入りの手錠はどうする?」
あ~ついに、こいつとするんだなと考えると緊張で声は上ずるし、さっきは別れるか
どうかの瀬戸際だったのに、今はあやせが目を潤ませて、頬を高揚させてる姿を見ると、
更に俺に胸や臀部を押しつけてる状況を鑑みると、自然の摂理で当然痛いほど硬くなる。
794: ◆36m41V4qpU
11/12/01 05:22:56.13 NwE+uyC/
「もう!お兄さ…(ん)…あっ、京介さんは…本当に、何も分かってないんですねっ!」
そういう事か…全く、、、何でそんなに俺に魅惑の魔法を重ねがけしようとするんだ?
「可良いな、あやせは…良いんだぜ?おまえが癖で言ってしまう"お兄さん"のままでさ。
おまえしか見てないんだから………今更、何ズレた心配してるんだよ、ったく」
「……ご、ごめんなさい……で、でも、でも……………」
「手錠はプレイで使うなら良いけど(もう立派な変態だ)、今は必要ないで良いんだな?
心はちゃんと繋がってる。今は…身体は身体同士で繋がりたい、、、で合ってるか?」
恥ずかしそうに、ぎこちなく、でもしっかりとあやせはコクリと肯いた。
こんな最高に可愛い彼女が相手なんだから、今だけは、俺も全力で"男"にならなきゃな。
俺はキスしながら、あやせをお姫様だっこしてベットに運ぶ。
何でだろう、あやせの裸なら本当に何度も、何度も見た筈だが………
DVD事件の時は、自分で全裸になってたし(長時間クローゼットでそのままだった)
あやせの部屋ではいきなり下半身を脱がせたのに、今は服を着たままのあやせを
目の前にしているだけで、今までと比べものにならないくらい興奮して、緊張して
完全硬直しちまった、やっぱ情けねぇ………。
自称"男"改め、単なる童貞小僧に成り下がった俺は、キョトンとした表情で見ていた
あやせに
「ふふ、良いですよ…ほら…………ボク………お姉さんとエッチなお勉強しましょう?
ほらぁ……こっちにおいで」
と誘われた。
*** *** ***
緊張してしまったお兄さんの手を取ってわたしは自分の服を脱がさせる。
同時にわたしも手が震えたけど、お兄さんの服を脱がした…………けれど
「あのお兄さん……ソックスがまだ…………」
「あ~・あ~・あ~」お兄さんは両手で両耳を塞いでて、ひたすら大声を出していた。
そうか、ニーソックスが好きなんですね、そんなに好きなら今度踏んであげよう……。
「ねぇ、わたし、あなたの事を考えて自分でしてるって……言いましたよ…ね?」
「あ、あ、ああ、そう言えば言ってたな……」
わたしは自分の震えた手で、再び、お兄さんの震える手を取ると
「今は、京介さんが、わ、わたしの代わりに触って……ください」
自分で言ってて恥ずかしかったけど、もう全部して欲しいから言っちゃった。
「んじゃ、あやせは俺の代わりにしてくれ、、まぁおまえはもうプロ級……い、痛てぇ。
あ、あやせさん…つねるのは禁止でお願いします」
「はぁ、はぁ…何で…上手なのか…は、お兄さんに喜んで欲しいからぁ…あっ…」
本当はもう、お兄さんに触られる前から…わたし……………
795: ◆36m41V4qpU
11/12/01 05:25:00.26 NwE+uyC/
「れ、練習してたからっ…あっ…ぁん…こんなエッチな女の子で…で、引きましたかぁ?」
お兄さんから没収したDVDを参考にしようとしたのだけど、お兄さん以外のはやっぱり
見たくなかったから……自分の指を、あなたのだと思って、試行錯誤してた………
「うぅ…ぐ……いいや…嬉しいに決まってるだろ!最高に魅力的だぜ…あやせ……」
"練習した"と言ってもお兄さんが変な誤解しなかったのが嬉しかった。
嫉妬して欲しいと思うよりも、普通にわたしの事を思ってて欲しいんだ、今はもう
「わ、わたしぃ…ずっとぉ、ずっとあなたに、こうして欲しいと思ってたの…ン…
だから…だからぁ……はぅ……今…気持ちいいっ……れす…あぅ…きもちぃいっ」
京介さんに褒めらながら、されると本当に……心も身体も感化されちゃって……
もう多分、どんなお願いされても聞いてしまうんだ、わたしは……きっと
「あ・や・せ・」と言われて、また強引なキス、優しく口を塞がれるのも好きだけど
今日は、、今はこっちのキスの方が好き……だからわたしも思いっきり強引にする、
京介さんの愛情に負けない様に……ちょっぴり痛いくらいに
お兄さんが右手に巻いていたチョーカーを外して、わたしの首につけてくれた。
これも考えてみたら儀式の様なもの……儀式と言うよりも……もっとエッチなもの。
そして、頭をまた優しく撫でられて、『お願いしても良いか?』と唇が振動した。
だから言葉でお願いされなくても、本当はもう自分がしたくなっていた事をする……
「うぐぐ……やっぱぁ……凄いなぁ、おまえ……頭が変になりそうだわ…俺」
「はぁむ……レロ…ちゅぱ……お兄さん…わたしね…………わたしっ……」
「ど、どうした?」
「お兄さんは、わたしに…その…見たこと無いのかって聞いたでしょ?
わたしが無いって言ったら、父親は?って、言いましたよね?」
「……うん、、言ったな」………何でこんな話をしたのかと言うと
「………わたしの家って多分、教育方針で、物心ついた時にはもうお父さんと
お風呂には入らなくなってたんです。それにわたしは一人っ子で兄弟も居ないから…」
「へ?だ、だから?」…………ちょっぴり意地悪したくなったから
「もちろん、わたしはそういう、いかがわしいDVDも漫画もゲームも見ないから
だからわたしが見た事があるのは……もちろん触った事があるのは…………
あなただけなのに……なのに、京介さんは!京介さんの裏切り者!!!!!」
「ひょ?ぐげぇ……ちょっと……おま…おお…ぎゃぁあ………ヤ、バ、イ…」
「パク…ちゅぱっ……わたしは、わたしはきょう、だけなのに、はむぅ……きょうは、
きょうは!ん~~~~~他の女の、、、んはぁ……人のも見て、レロ…だから、、、
はぁ…許せない、、、はぅ…許せない!、、はむ…許さない!、だ、だから見るな!!
もう見ちゃ~ちゅぅぅ~だ、だ、ダメなんだからっっ!!!!!!!!」
前の罪悪感と言う名前の嫉妬じゃなかった…独占欲・純度100%の完璧な嫉妬。
やっぱりこんなに独り占めして、束縛したがったら、嫌われちゃうのかな?
わたしが不安になって憮然としていると、結局また頭をよしよしされてしまった。
「俺はそういうの見ても絶対に出さねぇから……したい時はあやせにお願いすっから。
もう俺が渡したカギ捨てちゃったのか?」
796: ◆36m41V4qpU
11/12/01 05:25:52.62 NwE+uyC/
「も、持ってます……もちろん」 「なぁ思いっきり変態チックな事を言って良いか?」
「ふ、ふんっ……な、何を今更」とニーソを履いたままの足で、お兄さんのを軽く蹴った。
嬉しそうな顔をしたから、追加で、踏んであげた。
「お互い、ソロ活動禁止で良いんじゃねぇ?そしたら会った時、燃えそうだしよ」
何で世紀の大発見をしたかの様な自信満々の顔で、こんな事言えるのだろう?
何でこんな事を言われて、わたしはちょっぴり嬉しくなってしまうんだろう………。
「お兄さんだけ我慢してください……。そ、そしたら、会った時、お兄さんがしたい事
いっぱい、してあげるから。それがダメなら結婚までエッチもセクハラも禁止ですっ!」
「よ、よし!、むしろ……それ(が)で良い!でもテレエッチなら良いよな?」
その後、わたしが了承するまで17回ほど『でもテレエッチなら良いよな?』と聞かれた。
電話でも求められたらするし、本当は…わたしだって一緒に我慢するつもりなんだから。
お兄さん、わたしがあなたの事を思って一人でしたのはいつからだと思ってるんですか?
そして、それまでずっと、どれだけわたしがイクの我慢してたのか知ってますか?
京介さんがお願いするなら、わたしは何だってするんだから、しちゃうんです…からっ!
「あやせが気持ちよくしてくれたから、次は俺のターンだな。もし怖くなったら
いつでも言えよ。別に無理やりする事じゃないんだし、このまま続きするか?」
「わたし…今日初めて、親に嘘ついたんです。凄い大嘘。でもこんな風になるって
期待してたわけじゃ全然無くて……だから嬉しくて……悪い子だけど罪悪感も無くて。
でも親に嘘をつくのは今日が最初で最後です。言ってる意味、分かりますか?」
「ああ、今日ちゃんとあやせを俺のものにして、正式に、おまえの親に挨拶に行くよ」
「分かってるなら、ちゃんとして………し、してくれないとぉ、ぶち殺しますからっ!」
*** *** ***
今まで聞いた中でもっと萌え殺される危険性が高い"ぶち殺します"を聞いて俺は………
おまえの透き通る様な白い肌が透きだ! サラサラのストレートの黒髪が好きだ!
大きくて全部を見透かされそうなその目が、長い睫が、柔らかい頬が好きだ!
何度も、何度もキスしたおまえのぷっくりとした唇が好きだ!
「お兄さん…褒めてくれて嬉しいんですけど、心の声が漏れてきてます……から。
それにやっぱり見た目ばっかり……じゃないですか、もうぉ!」
おまえが今話している、その声が好きだ! あやせが作ってくれた料理が好きだ!
俺に対していつも健気で、時々かなり我が侭で、凄くエッチなあやせの性格が好きだ!
あやせと一緒にいると、とても静かで、優しくて、暖かい気持ちになれるんだ。
だから俺はあやせ、おまえの全部が好きなんだ!
「ふぅ……………はぁ~~え、遠慮しなくて良いんですよ…………京介さん。
も、もうっ………容赦なく、全部、全部、全部、好きにして良いからあぁっ!」
これは、あやせの照れ隠しなのだろうか?
『ぶち殺しますよ』と同じイントネーションで誘惑された。
797: ◆36m41V4qpU
11/12/01 05:27:13.73 NwE+uyC/
「本当にさぁ……もう褒め言葉だけしか思い浮かばないんだ。おまえのこの髪も……」
と言ってあやせの髪を撫でつつ、抱擁する。
「あっ…ん…はぁ……ねぇ、ねぇ…お、お兄さんに…お、お願いがあります………。
京介さんがわたしを求めてくれたから……聞きたくなっちゃった質問です…………。
あなたは動物の中で、"狐"と"狸"と"猫"と"犬"なら誰(が)………何が一番好きですか?」
艶めかしい表情なのだが、目だけは真剣な眼差しを俺へと向けてあやせは問うた。
流石は、あやせ…俺の彼女だ。この期におよんで、超意味深な謎を投げかけてくる。
そもそも"誰"って何だ?
何となく予感がする、、この質問の解答を誤ったら、重大な事態を引き起こすだろうと。
期待する解答を与えなかったら、俺とあやせは致命的に何かが損なわれるんだろうと。
「(難問過ぎて)全然分からねぇ…………」
あやせが悲しそうな顔をして。プイっと横を向いた、全く………本当に退屈しねぇな、
こいつと一緒にいると。
「な~んてな…………"犬"が好きだよ。 俺は、あやせ……おまえが一番好きだ」
ある意味、これがあやせの"最後の試練" で "聖(堕)天使 最後の封印"だった。
あやせが本当は別の言葉で質問をしたい事は知っていた。……でもこいつは気を遣って、
婉曲的に聞いたんだろう、俺が最低野郎になる事を避ける為にさ。
あやせが舐めてくれた頬を(照れくさくて)……かきながら、この瞬間も、さっきよりも俺の彼女の事が、どんどん好きになる自分を誇らしく思った。
もう何も迷う事も、悩む事もない……これが俺の出した答えなんだ。
二度と同じ質問を俺の彼女にはさせるつもりはない、そんな質問なんてしなくて済む様に俺は……あやせを全力で掴まえ続ける。
だから、俺は今の気持ちを、その愛情そのものを込める様にあやせを愛撫し始めた。
「はぅ……ずっと…きょうに頭を撫でられたから…だから…多分…エッチにぃ…
エッチなコト考える様に……なっちゃった…んです………………だ、だから…ぁ……
べ、別に答え……聞いたからじゃ、それ、関係無い……んだからっ…!」
「あやせ、好きだ……この照れてる顔もさ……本当に綺麗だ、もう絶対に離さないから」
さっき、あやせが抱いてた独占欲らしきものが、俺の中で拡がるのが……
あやせを愛撫しながら、痛いほど……文字通り……さっきあやせがしてくれたのに……
もう痛いほど自覚される。
「おまえは、俺が胸に興味ないとか言ってただろ?あやせ…これでもそう思うか?」
あやせの桃色の乳首を躊躇無く、断固として吸った。
「んぁ……きぃ…もちぃぃ…れ…す……気持ち…あぅ…あぁ……あん……」
「パク……俺はそんな事、聞いてないぞ?あやせ」
最初は俺なりに考えながら、あやせの反応を見ながらやってるつもりだったのだが
やってる間に夢中になって、もうひたすら吸ったり舐めたり、そして空いてる手で
吸ってない方の胸を揉みまくる。
798: ◆36m41V4qpU
11/12/01 05:31:10.26 NwE+uyC/
「…ぅん……おっぱい…好き…れす…か?わたしぃ……のおっぱい……きょう……」
「ああ、滅茶苦茶好きだ……もう俺のものだからな!あやせ……わかったか?」
「ぁあ、、あ゛あん…わかったからぁ…ねぇ……きょうぉ…もっとっ…もっとっ……」
あやせが、胸に埋めている俺の顔を思いっきり両手で抱きしめた。
俺は一瞬その力に怯んだが、それでもやっぱり断固として愛撫を続けた。
今日は…今日だけじゃない、これからはあやせが望んだ事を全部叶えてやるんだ。
「いっぱい、してるやるから!おまえがもうイヤって、言うまでしてやる!!」
キスマークをつける要領で思いっきり吸って、指でちょっと痛いくらいつまむ…でも
「んっ…あん…ああっ…足りないっ……もっと…きょう、きょう…好きっ……」
あやせの魅力で、こいつの身体に幻惑されていたが……"身体"だけじゃダメなんだ。
「あやあや…愛してる…愛してる…愛してる!」
強引に感じさせるのは辞めて…軽くキスしながら、目を見つめて胸を優しく愛撫する…と
「っあ……イ…ギュ……あっ……イッく……イッちゃうっ…わたしぃ…あんッ……はぁ…
ぅん、あ゛……イグ………あ゛、あ、゛あ゛っ!」
身体を痙攣させて、本当に軽く涎を垂らしながら、あやせは可愛く昇天した……。
俺はあやせの手を握って、俺の胸に当てさせた。今度は、あやせが俺の頭をよしよしと
撫でてくれる……俺は自然に笑みが溢れて、あやせも自然ににっこり笑った。
二人共黙っていたけれど、あやせが目を閉じて肯いたので、軽くキスしてから
ニーソの足先、踝、ふくらはぎと、続けて明らかにセクハラする気分で撫でた。
右手で左足、左手で右足を触っていると…左右それぞれ意思をもった生き物の様に
足が揺れ始めて、反応を楽しみながらゆっくり膝、太ももと続けて今度は口で愛撫した。
俺は急がない様に、ワザと自分で自分を焦らしてる気分でゆっくり愛撫を続けて、
やっと太ももの付け根まで辿り着いたのだが……もう触って確認する必要も無く
(それどころか見て確認しなくても分かるほど)濡れていた。
何か言おうとしたが、とても間抜けな気がして、黙って舐め始める。
前に、あやせの家で強引にやった時は何も考えてなかった。むしろ尻をぶった叩く事で
必死になっていたのだが………今回はそこだけに意識を集中する。
しかし三十秒もしないうちにあやせは………
「……イ…キッ…そう…きょう……わたしぃ……もう…あっあっ…あ゛っんん…あ……」
舐めながら、見えるあやせの顔は恍惚然としていて、俺にまたあの独占欲や
今度は強烈な支配欲まで、かきたてさせる。
SMよろしく尻をぶった叩いたあの時よりも、今の方が自分の中の嗜虐心が何倍も、何倍も
刺激されるのを感じる…………だから俺は
「あ……あ゛っあああ……あ゛…あん…きょう……きょうっ……イ゛ク゛…」
あやせが昇天しそうになった途端にわざとペースを緩めた。
そして、落ち着きそうになったら、また責める……時々強く吸ったりもした。
この美しい少女が、自分の意思通りに反応するのが快感だった、俺は我を忘れていた。
「い゛じわ゛る゛っ……きょうの意地悪………でもっ………はぅ…でも……」
799: ◆36m41V4qpU
11/12/01 05:34:16.77 NwE+uyC/
「んぅっ……きょうがっ…きょうっ…がぁ……あ゛……いじわるぅ……しゅたい…ならっ……
しぃたいならっ………いっぱいぃ…していいィよぉ…だ…からっ………
わたしっ…我慢しゅるぅ……イ゛ク……かないで…ずっと……我慢しゅ…る…からっ」
全然違う、支配されてるのは俺だったんだ。こいつの魅惑的な身体の虜になって……
「きょう……きょうっすけ…さぁん…しゅき……あっ…いしてるぅ…からっ……」
やっと気付いた。
こいつの健気な愛情に籠絡されて、俺にはもうどんな自由も残されてない事にさ。
俺の心も身体も、完全に、あやせにものになっていた。
まぁ、別にそれで何か変わるってわけじゃない。
一生この愛しい彼女を、俺の大切な恋人を守ろうと改めて、思っただけなんだ。
結局、俺は気がつくと、何度も、何度も、何度も昇天するあやせを強く抱きしめて、
何度も、何度も、何度もこう絶叫してた………
『あやせ…俺も好きだ、愛してる………愛してる…あ・い・し・て・る!!!!!』
ってさ
*** *** ***
多幸感、安らぎ、喜び、嬉しさ……素敵な感情が全部一気にわたしの身体を貫いて
京介さんに、何度も、何度も、何度も感じさせられた。
本当に夢の様な時間……初恋の人に……あ、そうか、わたしが京介さんを好きになった
のは(自分の気持ちに気付いたのは)夢の中で、京介さんに出会ってからだった。
幸せ過ぎて、怖いって意味が今なら本当に身にしみて分かる。
夢の中のあなたは目が覚めると消えてしまった……ねぇ………京介さん……わたし
「あやせ……?」
ベットから降りて、何かを取りに行こうとする京介さんの手を握って、首を横に振った。
「今日……大丈夫な日ですから。でも、何か有ったら責任取ってくださいね」
馬鹿な事を言ってるのは分かってる。でも、どんなものにも邪魔されたくなかった、、
あなたと一つになりたい……もう、何にも邪魔されたくない……
「ダメだ、おまえが大切だから、今、俺が短絡的な欲望に流されちゃいけないんだ」
わたしは、素直に肯いた。もう……責任取りたくないんですね、なんて言わない。
本当にわたしの事を思ってくれてるのが伝わってくるから…何も言う必要なんて無い。
「あやせが黒いウエディングドレスで、俺に告白してくれただろ?
だから今度は俺がちゃんと言うから、ちょっと先になっちまうかも知れないけど……
必ず俺が言うからさ。だから、それは、その時までのお楽しみだな」
「でも今、ちゃんと予約はしてくださいね……こ、これでも、人気物件なんだからっ!」
「ああ………もちろん、だから俺は、もうメロメロなんだって。
そもそも、俺が取りに行こうとしたのって、おまえが考えてたものだけじゃないんだぜ。
まぁこれは、何の効力も無いから、、今は単なる……紙切れだけどさ、ほら」
800: ◆36m41V4qpU
11/12/01 05:35:40.38 NwE+uyC/
"高坂京介" "新垣あやせ"と書かれた、今は本当に、ただの紙切れ……だけど
「はぁ~な、何で、、こんな確実にわたしが"ぶち殺されちゃう"もの用意してるなら、
わたし達が、喧嘩してる時に見せてくれなかったの?
わ、わたし、自分で"儀式"なんて言ってて、馬鹿みたいじゃないですかっ?!」
「ほら………あやせ足開いて」 「あっ…ぁん…はぅ……は、はい」
「隠してるつもりは無かったんだ」 「きょうの嘘つき!、変態の処女厨!、シスコン!」
「ほら、あやあや…キス……」 「はむっ……ちゅっ…ぁあっ…れろ……むちゅぅ」
「あやせと恋人同士だと絶対に、ほんの一瞬も、おまえから目が離せないな。
彼氏になれてマジで、良かったわ……こんな俺と付き合ってくれて感謝してるぜ。
こんなにも、俺を夢中にしちまう、世界で一番可愛い彼女になってくれてよ。
まぁ、でも、こんな時まで罵り合ってる場合じゃないんだが………なぁ?(苦笑)」
「ふふ、やっぱり、わたし達って相性ピッタリですね、京介さん。
実は………わたしも、今、全く同じ事を思っていたところなんですっ(♪)」
「これからも多分、何度も喧嘩するだろうし、おまえを泣かせてしまうかも知れない。
でも最後は必ずあやせを笑顔にするから、これからもずっと俺の隣に居てくれ……あやせ」
「はい、ずっとずっと、京介さん側にいます……もう絶対に、あなたから離れない」
『はい、ずっとずっと、京介さん側にいます……もう絶対に、あなたから離れない』
はい、ずっとずっと、京介さん側にいます……もう絶対に、あなたから離れない
今も幸せ過ぎて、やっぱり怖い……これからも何度も、我が侭を言って困らせるし
京介さんが言う様に泣いちゃうと思う。
それでも
京介さんと一緒なら、沢山泣いても、必ず笑顔になれるから………
そしてわたしも、あなたを笑顔にしてあげたいから…………
「あ~あ………俺、あやせに言わなきゃいけない大切な事、こってり忘れてたわ。
何の為に、あやせにカギ渡したり、これ見せたりしたのか………忘れてた(汗)」
「京介……さん?」
「ちょっとだけ………………言い遅れたけど、あやせ、、あ!、俺、今、凄く
滅茶苦茶、凄く良い事を思いついた!
これは男の野望と言うか、ロマンだから、悪いが、ちょっと小芝居に付き合ってくれ!」
独り言の様に言って、わたしが好きな、いつもの少年みたいな目をキラキラ輝かせて……
はぁ~こうなっちゃうと、この子は……もう止めても無駄なんだ。
「行ってくる!」
さっさと服を着るとわたしを放置して、ドアを開けて出て行ってしまった。
ロマンって、これの何処が男の野望なんでしょうねぇ?
よくも、こんな美少女を、エッチな気分のまま裸で寝かせて、部屋を出れましたね?
全く……もうぉ!
本当にあなたこそ、ほんの一瞬も、わたしの心から、消えてくれないじゃないですかっ!
801: ◆36m41V4qpU
11/12/01 05:36:36.49 NwE+uyC/
やれやれ……。
そして気がつく、"あの時"と同じだ。
わたしが京介さんを諦めようと思った時……のこと。
『-----いってらっしゃい、お兄さん』
"過ち"だと思って、笑顔で見送って、京介さんを送り出した時……のこと。
あの時はもう戻ってきてくれるなんて、思ってなかった………
泣いちゃダメだ、今は京介さんが居てくれるのに、、でも……もうわたし…………。
その後、せっかくメイクし直したのに、最高の笑顔で言いたかったのに、意味は無かった。
でもそんな事はもうどうでも良い………二度と嘘はつかないと決めたからのだから
あの時の笑顔よりも、今の顔の方がわたし自身、ずっと好きなんだ
チャイムが鳴った。
わたしはドアを開けて、あなたを出迎える。
最初は単なる、親友の兄だった人
あこがれた、わたしの初恋だった人
好きで、好きで、しょうがなくて恋いこがれた人
今は……………これからも、ずっと、ずっとわたしの大切な人
「少し、いや結構長く……言い遅れちまったけど」と言われて、優しく抱きしめられた。
「----------ただいま、あやせ」
あの時忘れていた言葉を、もう失ったと思っていた言葉を、あの時は言えなかったけど
本当はずっと、ずっと言いたかった言葉を、今、やっとわたしは言う事ができた………
「京介さん----------おかえりなさい」
京介×あやせ【"37℃" "Antipyretic" "Stummer Dialog" "A Nexus"】
inspired by『過ちのダークエンジェル』 『妹のウエディングドレス』
本当に、幸せで、おわり
802:名無しさん@ピンキー
11/12/01 13:52:36.03 w0MACV/P
かなりの連作お疲れ様でした!
803:名無しさん@ピンキー
11/12/01 15:12:45.64 nhdUSERf
力作乙でした!
哲学部分は要らないって感想があるようだけど、自分としては登場人物の心理描写が丁寧で良かったよ。
文章も回ごとにどんどん読みやすくなっていったし。
しかし桐乃派としては桐乃の心情を思うと切ないな。
麻奈実といい黒猫といい、誰かが泣かずには幸せが手に入らない展開が上手に書けてたと思う。
804:名無しさん@ピンキー
11/12/01 18:46:46.22 hRMz73ZV
つまんなかった
805:名無しさん@ピンキー
11/12/01 22:25:26.10 lks4U79p
面白かった乙
806:名無しさん@ピンキー
11/12/02 01:51:18.80 imfG6TXC
ウェイトレスさん、このパフェ、チェリーが乗ってないよ
807:名無しさん@ピンキー
11/12/02 07:29:10.59 GEXhYP+s
>>806がチェリーだから問題ない
808:名無しさん@ピンキー
11/12/02 23:15:14.07 Vu10m+l+
楽しかった
ありがとう
809:名無しさん@ピンキー
11/12/04 20:59:06.87 SBSy+7PE
おもしろかった
最後まで楽しませてくれてありがとう
810:名無しさん@ピンキー
11/12/05 10:48:45.88 8ASUvJf9
つまんね
811:名無しさん@ピンキー
11/12/05 15:11:41.07 8xtRxFMx
ねんまつ
812:名無しさん@ピンキー
11/12/05 19:23:11.91 wtecFRIU
マランツ
813:名無しさん@ピンキー
11/12/05 19:44:41.63 ky/S7B/J
つねまつ
814:名無しさん@ピンキー
11/12/06 07:49:27.33 4QAWNAq5
ちょろまつ
815:名無しさん@ピンキー
11/12/07 18:12:46.28 mT25+bWI
あやせ物で被っちゃいますが、投稿します。
短いですが、どうぞ
816:名無しさん@ピンキー
11/12/07 18:13:34.23 mT25+bWI
12月はじめ、街がクリスマスムードに入り始めた頃、昨日の雨が引き金となり急に冷え込んだ昼下がり
『お兄さん、相談があります。』
一通のメールで呼び出された俺は、懐かしい公園であやせを待っていた。
あれから3年、大学に進学した俺はあやせと疎遠になっていた。
「お待たせしました」
相変わらずのとんでもない美人だ。以前より艶っぽさが追加された姿に思わず見とれてしまった。
同級生とか大丈夫なんだろうか。
「おう、久しぶりだな。元気にしてたか?……って、あんまりよくなさそうだな」
「お久しぶりです。桐乃から様子は伺ってましたが、お変わりないようで」
声にも覇気が無い、一体どうしたんだろう。顔色が優れないのは気のせいではなさそうだ。
あやせは、その事に対して答えを返さない。
「……それで、俺に何の相談なんだ?」
あやせは、少し顔を俯かせゆっくりと語り始めた。
「最近、私がテレビに出演するようになったのはご存知ですか?」
「ああ、実際に見たことは無いが話は聞いている」
大学で出来た友人が『新垣あやせ』がえらい可愛いと言っていたのを聞いたんだがな。
そいつは、まさか俺と知り合いだとは思いもしないんだろう。
「そのテレビデビューと俺への相談に何の関係があるんだ?」
「ある俳優さんから、事務所へ仕事のオファーが来ました」
2月から始まる大掛かりなドラマへの出演依頼だそうだ。
なんでも俺でも名前を知っているような脚本家の作品で、主演の俳優があやせを推薦した。
普通は事務所が売り込んで売り込んでやっと脇役が取れるところを主演の一人として迎えられるんだとか。
事務所は、二つ返事で飛びついたのだが……あとから条件が追加された。
「事務所から、その俳優さんとお付き合いしないといけないと言われました。
仕事のためと添えられて……私はすぐに断ることが出来ませんでした」
力なく語るあやせが小さく見えた。
817:名無しさん@ピンキー
11/12/07 18:14:52.30 mT25+bWI
むかつく話だ。
まぁ、つまり、よく言われる業界の黒いうわさってヤツだな。
だが、そんな奴に一般人の俺がどう介入できるんだ?
「話はわかった。確かにむかつく話だし、お前を助けてやりたいとは思う」
だが、どうやって?
俺が気を使って最後まで言わなかったが、あやせは気付いたようだ。
「……お兄さんは自覚が足りません」
「えっ?」
「何でもありません。私が見立てますから、一緒に服を買いに行きましょう」
「悪いが話が見えん」
「私とデートしてください」
しばらく、ぽかんと口を開けたまま立ち尽くしていた。
その後、あやせに引っ張られ、本当に服を見立ててもらい上から下まで新調した。
818:名無しさん@ピンキー
11/12/07 18:15:45.24 mT25+bWI
数日後、俺はあやせと渋谷でデートをした。
めかし込んだあやせは、本当に天使のようで
顔も知られ始めている事も含め
めちゃくちゃ目立っていた。
そこかしこで、
「あれ新垣あやせじゃね?」
「まじだ」
「すっげーかわいい」
「隣の男って彼氏?なんであんな地味なのと」
「私はちょっといいかなって思うよ」
などなど、聞こえてくる。
肝が冷えて寿命がマッハだ。
電車で初めて作戦の詳細を説明され、これが偽装デートだと知った……まあ、最初からわかってましたよ、ほんと。
呼び名をお兄さんから京介さんへ替え、腕を組んで歩く。
あやせのやわらかな感触や、時折香る、いい匂いにこのまま死ねたら天国へ行けると何度本気で思ったことか。
最初は戸惑っていたけれど、あやせの様子につられて、楽しくなってきた。
途中からは、自然な態度で接する事が出来たと思う。
だってな、あやせのやつ本当に楽しそうなんだぜ。
事務所と俳優への逆襲が決まれば、それはそれは爽快なんだろうな。
……ああ、これが偽装じゃなければ、うぅ。
ふと、四年前の桐乃とここへ来てアクセサリを買わされた事を思い出す。
「お兄さん……いえ、京介さん、今、女の人のことを考えてましたね?」
何でこうも女って鋭いんだろうか。
「いや、前に桐乃とここへ来たことがあった事を思い出しただけだ」
「……シスコン」
……あやせさん、その目で睨むのはやめてください、お願いします。
819:名無しさん@ピンキー
11/12/07 18:16:38.74 mT25+bWI
そして3日後、結果が出た。
週刊誌に俺たちのデートの様子が記事になっていた。
あやせのマネージャーのツテでフリーの記者に週刊誌へ写真を売り込む事をこっそり頼んだそうだ。
『年上のイケメンとラブホへ消える?!』
渋谷のラブホテルの近くで姿を消した事になって……。
まぁ週刊誌なんて、若い奴は見ねえしいいか、なんて軽く考えていた。
だからオッケーしたんだが、
この後、もっと大きな騒ぎになるとは思っても居なかった。
あやせの両親にまで飛び火した。
ご存知の通り、あやせの両親は国会議員とPTAの会長だ。
そして、あやせは高校三年生の未成年。
ニュースに取り上げられ、写真がでかでかとテレビに映される。
俺には目線が付いているが、これ、知り合いには絶対ばれるだろ。
夕食後にリビングでのんびりお茶を飲みながらテレビを見ていたもんだから、危うくお茶を噴出すところだった。
「これ、あやせちゃんよね」
「……新垣さんの娘か」
「こ、これって!!」
お袋、親父……そして、桐乃の順に視線が俺へと向く。
いやな汗がどっと噴出す。
「俺、急に用事が出来たから、ちょっと言ってくるわ!」
リビングを飛び出し、玄関から出ようとして、後頭部に衝撃を受け、俺は意識を失った。
桐乃にフライングニードロップを食らい、俺の逃亡は阻止されたそうだ。
それから一時間、お袋、親父、桐乃の三人に囲まれ、正座をさせられた。
何も疚しいことをしていないと必死に訴えるも、誰一人として認めてくれなかったのは涙が出そうだった。
さすがに作戦の事については語るわけにはいかなかった。
桐乃の活動に対して親父が動くと思ったしな。
一時間だけで終わったのは、新垣家から電話があったからだ。
親同士が話しをし、新垣家に集まることが決まり、俺とあやせを囲み
尋問が三時間も続いた。
桐乃が不気味なくらい静かだったのが一番怖かった。
桐乃に夜中に叩き起こされて、本当の事情を聞き出されたのは言うまでもない。
それに、麻奈実、沙織、黒猫、かなこ、赤城兄妹、大学の友人からメールやら電話が大量に来たんだが、これがまた大変だった。
沙織と黒猫には桐乃が説明をしてくれてどうにか落ち着いた。
この二人には本当の理由も言ってある。
他のやつにはさすがにいえないからな、本当に大変だったぜ。
大学でもこそこそしなくちゃいけなくなったし、寿命が十年は縮んだと思う。
820:名無しさん@ピンキー
11/12/07 18:20:43.67 mT25+bWI
あやせは待ち構えていた報道にたいして、堂々としていた。
『あれは、道に迷っていただけで……皆さんが想像している事とはまったく違います。
彼は、親友のお兄さんです。
いえ、お付き合いしているわけではなく、色々とお世話になっているので
お礼にと一緒に遊びに行っただけです。
誤解を招くような事になってしまい、申し訳ありませんでした。』
粛々とした態度や、本当に申し訳なさそうな雰囲気が、テレビに映されるたびに
あやせの人気は上っていった。
一躍時の人となったあやせに、事務所も無理を言わなくなったという。
TVCMのオファーや出演の依頼が何件も来ているのだとか。
あやせの勝ちだ。
しかし、ここまでのシナリオを考えていたのかと考えると……やっぱり、あやせは怖い。
けれど、利用されたとはいえ悪い気分じゃなかった。
あれから、ちょくちょくメールで呼び出されるようになった。
まあ、付き合っちゃいないがな。
天使の笑顔が間近で見れるのは、最高だぜ。
おわり
821:名無しさん@ピンキー
11/12/07 18:24:17.54 mT25+bWI
ではでは、ばいなら
822:名無しさん@ピンキー
11/12/07 19:42:39.78 Yz/8mucy
おつかれ
面白かった
823:名無しさん@ピンキー
11/12/07 19:51:26.09 4lvAkeed
乙。
あやせ、何という策士ww
そしてJKタレントあやせたんマジ天使
824:名無しさん@ピンキー
11/12/07 20:12:07.81 b8vRSH0Y
久しぶりに面白いSSだった(^_^)
825:名無しさん@ピンキー
11/12/07 20:35:23.50 Y3WyFyqq
乙!!!
続きが見たい
826:名無しさん@ピンキー
11/12/08 00:13:22.00 sNFjjkPu
URLリンク(blog.livedoor.jp)
これってこのスレにまんまなタイトルなかったっけ?
827:名無しさん@ピンキー
11/12/08 00:21:44.22 kqiPmRcf
いつの話題だよ・・・
828:名無しさん@ピンキー
11/12/08 02:26:41.67 aLn0u5Mp
乙でした。
>何も疚しいことをしていないと必死に訴えるも、誰一人として認めてくれなかったのは涙が出そうだった。
まあ、原作見る限りのあのおかんでは致し方ないとも思うが、親父は話しくらいはきちんと訊くんじゃねぇ?
自分の息子が本当のことを話しているかどうかわからなくて、他人の嘘を暴くようなこともするかもしれない警官とか、
やってられないだろう。
京介が、事情があって本当のことを話していないことは疑問に思っても、「疚しいことはしていない」という言は信じた
ような描写が欲しかったかな、個人的には。
>それに、麻奈実、沙織、黒猫、かなこ、赤城兄妹、大学の友人からメールやら電話が大量に来たんだが、これがまた大変だった。
麻奈実はそういうの疎そうなのによく気が付いたな。情報源になり得そうなあやせが拘わってるんだから、
裏の事情含めてフォロー済みか、もしくは一切教えていないのどちらかになっていそうなのに。
赤城兄はともかく瀬菜ちゃんが気にしてるのも違和感がないこともないなぁ。少しは気にされている設定なんだろうか。
それとも友達である黒猫を気にしての行動なんだろうか。
あと、なんで「かなこ」だけ平仮名表記なんだ?
829:名無しさん@ピンキー
11/12/08 03:38:34.92 6kljv2dT
>>828
長いからもう一つ話が投下されたかと期待したじゃないか
830:名無しさん@ピンキー
11/12/08 07:38:00.03 bJv/HVEw
なんでこんなきもいやつが沸いているんだ
831:名無しさん@ピンキー
11/12/08 12:29:44.91 i3KDlOhS
皆さんありがとうございます
>>828
大分前に書いて放置してたやつでして
実はその2つは直前に書き足したんです
客観的さが足りないのとめんどくさがりで描写を減らしてしまいがちです
実は12-372も私なんですが黒猫がオナニーしてるのが描写が足りなくて伝わらなかったり……w
つづきは、あったりしますがそれはまたいつか気分がのったときにでも
832:名無しさん@ピンキー
11/12/10 16:07:46.44 WWLTbTcg
加奈子を・・・加奈子を書けください・・
833:名無しさん@ピンキー
11/12/17 00:13:11.61 kELCcWEr
乙です
834:名無しさん@ピンキー
11/12/17 14:47:58.54 Q9SjRaej
か
835:名無しさん@ピンキー
11/12/17 15:00:47.56 cytFFl4b
な
836:名無しさん@ピンキー
11/12/17 16:08:02.32 FnSa4xv6
し
837:名無しさん@ピンキー
11/12/17 16:21:48.24 EahKiask
ば
838:名無しさん@ピンキー
11/12/17 18:13:03.74 wjmQqgHR
り
839:名無しさん@ピンキー
11/12/18 23:33:45.57 2XMP+wpB
金縛り
加奈子縛り
840:名無しさん@ピンキー
11/12/19 01:30:30.39 z/CJy/h9
そろそろ誰かSS投稿しようぜ
加奈子緊縛ものでも良いからさ
841:名無しさん@ピンキー
11/12/24 22:27:26.29 8yHrfUBk
oh…
842:名無しさん@ピンキー
11/12/25 15:00:45.84 8TKGFrMi
キリノとネネみたいなNTR書いてよ
あんだけ兄貴一筋の桐乃が媚薬とナニで落とされるとか興奮するわ
843:名無しさん@ピンキー
11/12/25 16:10:12.56 hYkB3EWS
死んどけ
844:名無しさん@ピンキー
11/12/25 18:36:42.78 3M6TsWyt
>>842
あれいいよな
絵も上手いし
845:名無しさん@ピンキー
11/12/25 19:50:52.84 hhJ1ebVY
んなNTRよか
「京介分身、桐乃orあやせor真・沙織or他…の三穴物、ただし夢オチ」なのを…。
846:名無しさん@ピンキー
11/12/26 00:58:29.62 aRcYDY6D
>>842
裏切ったのに妊娠してあっさり捨てられるとこまで想像つくからすごいわアレ
ネネさんを黒猫かあやせにすれば完璧か
847:名無しさん@ピンキー
11/12/26 22:38:31.03 naAGcUss
>>846
キリノは正直フェラシーンの時点で堕ちてただろアレw
ネネさんは嫌がってたけど、キリノはもうノリノリだったし
848:名無しさん@ピンキー
11/12/28 22:06:33.21 qkN7qk27
いいかげん書き込まないと落ちるぞw
849:名無しさん@ピンキー
11/12/29 01:17:11.74 n7bc5xxE
NTRなら、相手は瀬菜の兄貴か同好会のショタっ子の方がいいわ
850:名無しさん@ピンキー
11/12/29 02:37:41.90 3xFzkXoY
豊富そうに見えて実は数が少ない桐乃SS。
フェラだけで終わる奴と連動オナホになるやつが実用派SSで、
実用性とかそんなものを飛び越えた頂点に君臨するのが「もしも桐乃がデレたなら」
他は小ネタと小ネタもどきの産廃しかない
851:名無しさん@ピンキー
11/12/29 04:22:26.05 B/TBlVC2
ア、さよか
852:名無しさん@ピンキー
11/12/29 10:46:41.11 6P5Yxb3c
エスエ、ルさんがいれば重厚なエロい作品を書いてくれるだろうに。。。
戻って来ないかなぁ
853:名無しさん@ピンキー
11/12/29 20:17:10.60 Upe6b0gO
君たちが追い出したんでしょうにwww
854:名無しさん@ピンキー
11/12/29 21:22:29.09 LPnkr3CQ
>>850
ネガキャン乙
855:名無しさん@ピンキー
11/12/29 23:16:51.62 sORGIjiP
機関車はエロ書いてたっけ?
856:名無しさん@ピンキー
11/12/31 17:26:01.19 CmBroHww
おっぱい
857:名無しさん@ピンキー
12/01/01 11:24:24.53 1vn0ZLsw
麻奈実と結婚する男は、甘えん坊であれば幸せだろう。
穏やかな妻に優しく世話をされる日々を送れるのだから。
瑠璃と結婚する男は、オタクであれば幸せだろう。
オタクな妻と、肩を寄せ合い同人活動にとりくむ日々を送れるのだから。
桐乃と結婚する男は、マゾであれば幸せだろう。
優しさのかけらもない妻に、日々見下され罵られる日々を送れるのだから。
858:名無しさん@ピンキー
12/01/01 14:17:29.78 cncpUaEl
桐乃に優しさがないとかどんだけ文盲なんだよ
859:名無しさん@ピンキー
12/01/01 15:39:09.12 R4hBbHnj
桐乃に優しさはあるだろうけど基本的に罵倒と自慢ばっかりだからな
マゾであれば幸せってのは間違い無い
860:名無しさん@ピンキー
12/01/01 18:41:48.07 FnyoKozL
基本的に桐乃の罵倒は不安と照れ隠しから来ているからなあ。
そこから徐々に本心に素直になっていく過程がいいんじゃないか。
そこまで行くのにすっごく根気いりそうだけどねw
861:名無しさん@ピンキー
12/01/01 18:59:34.37 izl1TAUa
桐乃も二次元だけど、リアルのツンデレって
ただのむかつくDQNだよね的なキャラだな
862:名無しさん@ピンキー
12/01/01 19:46:24.92 nFIO7xPg
リアルと空想の区別ぐらいつけようね
863:名無しさん@ピンキー
12/01/01 20:30:12.40 cncpUaEl
>>861
お前、自分のレス読み直してみろ。もしそれでどこもおかしいところが見つけられなかったら、病院行って頭診てもらえ
864:名無しさん@ピンキー
12/01/01 21:22:53.85 JJBmE0GH
どっちも、なんだかなあ
865:名無しさん@ピンキー
12/01/01 22:16:18.16 FnyoKozL
桐乃の言動の全てがリアルかは別として、
思春期に異性やきょうだいに対して素直になれないのはリアルでもよくある話だと思うけどなあ。
866:名無しさん@ピンキー
12/01/01 23:21:26.81 v50k1UtL
母ちゃんと一緒に買い物や電車に乗るの恥ずかしい的なやつか
867: ◆MivHiRX.bQ
12/01/04 16:43:51.82 T/UGW4KE
妹に冷たくされるのもそういう思春期的なものだと思ってたらいまでも冷たい
868:名無しさん@ピンキー
12/01/05 00:38:23.94 HSkWeBdp
>>867
二次元妹モノ小説のヒロインと三次元妹をいっしょにすんなよ
とりあえず馬乗りになってビンタしてやれ
「人生相談があるの!」と言ってやれ
869:名無しさん@ピンキー
12/01/07 14:37:16.18 OSpHi73H
>>867
京介さんみたくすらっとした細身の隠れイケメンになってから考えろ
キモガリデブの兄貴に懐くわきゃないだろう桐乃じゃなくても
870:名無しさん@ピンキー
12/01/08 10:31:54.29 US+mVC5B
>>869
鏡見てから書き込めよ毛虫野郎
871:名無しさん@ピンキー
12/01/08 16:27:36.60 1rd5R5dG
イケメンでも現実で桐乃みたいな反応してくれる妹なんてねーよ
あくまで妹モノのヒロインだからありえるキャラだろうが
872:名無しさん@ピンキー
12/01/08 16:37:50.26 KJ0keXi3
お前が知らないだけで
現実には近親相姦するような兄妹もいるんだよ
873:名無しさん@ピンキー
12/01/08 19:16:38.14 1rd5R5dG
そりゃ現実でも兄妹で恋愛するようなことはないわけじゃないだろうさ
だからなんなんだ
874:名無しさん@ピンキー
12/01/08 22:19:49.28 dgAzfa39
どうでもいいから誰かSS投下しろ
875:名無しさん@ピンキー
12/01/08 22:59:54.84 1rd5R5dG
このスレ要るか?
876:名無しさん@ピンキー
12/01/09 01:08:41.22 62IiThxk
まあエロパロ自体が縮小傾向だしなぁ
SS投下も他に場所が無いわけでもないし
エロパロ板自体がなんだか寿命な気はするな
継続するも良し、廃絶するも良しなんじゃね?
続けたい人が続ける分には問題ないだろう
877:名無しさん@ピンキー
12/01/09 01:28:42.15 eybe1ZPZ
原作は爆死してゲームに逃げたしなー
878:名無しさん@ピンキー
12/01/09 07:39:47.21 5TTEbVq0
爆死の使い方間違ってない?
879:名無しさん@ピンキー
12/01/09 15:56:45.77 4o49c51O
こういう会話での「爆死の正しい使い方」を主張するってのも、なんか笑える
880:名無しさん@ピンキー
12/01/09 20:29:08.42 4ovez4LS
↑余程悔しかったんだね
881:名無しさん@ピンキー
12/01/09 21:16:16.12 62IiThxk
めちゃくちゃどうでもいいなwww
882:名無しさん@ピンキー
12/01/09 22:29:05.68 46pelBWL
取り敢えず爆死だとか使うやつはにわかが多い
883:名無しさん@ピンキー
12/01/09 22:36:32.38 NAmjlOId
爆死って聞くと大仁田厚を思い出すな
884:名無しさん@ピンキー
12/01/09 23:16:12.01 hGoAuumm
爆死したのは黒猫厨だけだろ
885:名無しさん@ピンキー
12/01/10 09:14:47.68 QuKAYPz0
チューチューうるせえよ
886:名無しさん@ピンキー
12/01/14 03:04:21.58 tWMqDBcw
復活して欲しい未完SSは
↓
887:名無しさん@ピンキー
12/01/14 04:05:42.15 BiqtZKaP
もしも桐乃がデレたなら
888:名無しさん@ピンキー
12/01/14 08:03:53.69 ct11JE4T
エロカワ先生のと
桐乃のエロ夢(京介多数?×桐乃)もの
889:名無しさん@ピンキー
12/01/14 20:50:16.41 pBD0aruX
俺の幼なじみがこんなに不人気なわけがない
890:名無しさん@ピンキー
12/01/15 00:58:51.71 mBXE/bpQ
願い
891:名無しさん@ピンキー
12/01/15 21:20:57.69 mBXE/bpQ
>>888
エロカワ先生とか桐乃のエロ夢ってのがどれかも分からんニワカなんだがタイトル教えて貰えないだろうか
892:名無しさん@ピンキー
12/01/16 01:40:32.33 EfwCI3bX
くんかの新作
893:名無しさん@ピンキー
12/01/16 07:36:12.76 T06EkIJ0
>>891
>エロカワ先生→まとめで作者別・無名→3スレ目615氏
「俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない」 ※陵辱←陵辱になってるが
実際は京介がヒロイン達に欲望を抱いて独占・調教陵辱ハーレム化
>桐乃のエロ夢(京介多数?×桐乃)→まとめ1スレ目523
894:名無しさん@ピンキー
12/01/16 13:16:31.29 CPQp4ILR
エロカワ先生についてはタイトルでググレの方がいいんじゃないか?
ブログで書き直してる方が内容が濃いぞ
895:名無しさん@ピンキー
12/01/16 15:50:20.06 00lSfIfU
>>894
同人誌ばっか出てくるんだがキーワードもう一つ頼む
896:名無しさん@ピンキー
12/01/16 16:14:56.27 CPQp4ILR
俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがない エロパロ
2ページ目の真ん中あたり
897:名無しさん@ピンキー
12/01/16 16:22:15.08 ep/5lRLj
>>896
自画像が牙出してるやつ?入り口がマジ怖いんだけど
898:名無しさん@ピンキー
12/01/17 01:16:28.54 nNbmD70y
>>893
マジthx
899:名無しさん@ピンキー
12/01/17 02:34:34.09 wb05qlRm
とりあえず読んだ。口調にと性格に違和感があるがどうして味がある主人公だな
900:名無しさん@ピンキー
12/01/17 07:27:51.66 P0JsPlqF
>>893
まとめ1スレ目523氏のは
これから二穴・三穴挿入(にもなってないのだが…)っ時でエタってしまったのか?
これの続きは俺も早く見たい
901:名無しさん@ピンキー
12/01/18 03:09:34.49 87UQ/fwA
作者氏の復帰は絶望的だから誰か続き書いてくれ
902:名無しさん@ピンキー
12/01/19 01:02:01.86 4j2koVeN
京介が桐乃とぶつからなかったら後編みたいなIFルートか
903:名無しさん@ピンキー
12/01/22 23:01:54.04 ARChwugl
作者は被災したんだっけ?
904:名無しさん@ピンキー
12/01/23 08:17:03.53 /Ur0nhku
どっちのほう?
905:名無しさん@ピンキー
12/01/26 23:48:30.95 SGe6MYNm
良作はただ去り逝くのみ
906:名無しさん@ピンキー
12/01/28 07:02:09.58 RVKVy7Tn
このスレもうある意味ないな
907:名無しさん@ピンキー
12/01/28 07:49:48.49 GEdiIqOr
存在する意味が無い人から言われても…
908:名無しさん@ピンキー
12/01/28 08:51:59.37 NPBo9vN1
いやま、どんな人から言われたとしても
存在する意味はもうないと思う
もちろんあるのも自由だけど
909:名無しさん@ピンキー
12/01/28 15:34:08.88 7mw8jXwO
俺芋P2出るし若干賑わうかもしんないけどな
910:名無しさん@ピンキー
12/01/29 00:49:29.47 nEBBbqxf
あ
911:名無しさん@ピンキー
12/01/29 01:00:09.15 U18pmz8D
あんな糞ゲー買うくらいなら中古のセガサターン買ったほうがマシ
912:名無しさん@ピンキー
12/01/31 14:55:59.41 +aTpUB2d
>>911とりま密林でサターン注文してきたわ
913:名無しさん@ピンキー
12/02/05 18:34:17.80 H+Lh6uQy
誰もこねぇw
914:名無しさん@ピンキー
12/02/06 10:17:50.14 p1qi6ZFV
終わったか
後は落ちるの待つだけ
915:名無しさん@ピンキー
12/02/07 00:01:44.04 bSfQ/O56
まだあったのかこのクソスレ
916:名無しさん@ピンキー
12/02/07 00:42:38.94 IMEEeXeK
ならくんなカス
917:名無しさん@ピンキー
12/02/07 06:35:41.58 ktM2+15d
ksk
918:名無しさん@ピンキー
12/02/09 13:24:02.05 36PhSwbC
同人であったブラコン妹がただひたすら兄貴とイチャイチャする話みたいなSSを頼む
919:名無しさん@ピンキー
12/02/09 20:07:44.11 NTlOTxpN
自分で
920:名無しさん@ピンキー
12/02/11 03:11:38.61 FVGH/OGX
>>919が張り付きなうえ、このスレを潰したいと言うのが、ヒシヒシと伝わってくる3文字だな。
921:名無しさん@ピンキー
12/02/11 04:01:10.59 2sRJ4v/N
心配するな
誰かが潰さなくても勝手に潰れる
922:名無しさん@ピンキー
12/02/11 07:15:20.94 kDJoSuE8
ksk
923:名無しさん@ピンキー
12/02/11 13:43:24.29 MKN2vacy
ksk
924:名無しさん@ピンキー
12/02/12 06:43:28.54 fE0YwkA5
ksk
925:名無しさん@ピンキー
12/02/12 09:04:23.61 MXyozJfw
ksk
926: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】
12/02/14 00:13:10.83 0lLMahtN
ksk
927:名無しさん@ピンキー
12/02/14 00:43:14.39 2i0m+xk6
うざい死ね
928:名無しさん@ピンキー
12/02/14 01:58:23.81 O+Yindp3
ksk
929:名無しさん@ピンキー
12/02/14 10:51:15.78 r/eR0b/4
ksk
930:名無しさん@ピンキー
12/02/15 12:33:41.59 Sb5caa3k
ksk
931:名無しさん@ピンキー
12/02/15 13:25:00.32 V6q3i5za
ksk
932:名無しさん@ピンキー
12/02/15 21:35:37.69 CpJfIgs1
荒らしか
おおかた陵辱好きとかのカスだろな
933:名無しさん@ピンキー
12/02/16 07:37:18.64 Gj5szgTU
もういらないんだろ?埋めちゃおうぜ
次スレいらないからな
ksk
934:名無しさん@ピンキー
12/02/16 10:55:01.46 3BciAXdJ
ksk
935:名無しさん@ピンキー
12/02/16 11:39:40.69 k4E7zTjH
>>933
おまえが誰からもいらねって思われてるよ
936:名無しさん@ピンキー
12/02/16 14:18:52.84 v4TjtOOF
あやせのテディベアの続編こないかな。
わくわくしてるんだが
937:名無しさん@ピンキー
12/02/16 14:43:26.74 1XjE37Ll
どんだけSS来てないと思ってんだよ
新刊出て、勢いが盛り返したらまた新たに立てたらええやんか
上見る限り、いらんと思ってる奴も自演含めたとしてもそれなりにいるってこった
938:名無しさん@ピンキー
12/02/16 16:04:40.02 oD/3OIag
要らんと皆が思えば消える
要ると思ってる奴がいれば消えない
そんだけの話
要らんと思ってるなら見に来なければいいだけだろ
939:名無しさん@ピンキー
12/02/16 21:27:24.32 T8fcZ5t1
もうお前らいらんだろ
940:名無しさん@ピンキー
12/02/16 21:40:52.36 cXBFG24g
ksk
941:名無しさん@ピンキー
12/02/16 23:57:09.07 TzGGzQ7j
このスレは荒らしによって保守されてるから、逆に落ちることはない
942:名無しさん@ピンキー
12/02/17 00:39:26.29 lIjEMx19
その内それすらもなくなる
943:名無しさん@ピンキー
12/02/17 00:49:47.24 xNWyD3mB
その加減がわからなくて、いつまでも保守を続けてしまうのが粘着荒らしというもの
944:名無しさん@ピンキー
12/02/17 00:54:03.14 h6bEinOM
そのうち書く
945:名無しさん@ピンキー
12/02/17 08:16:30.93 Xf1NLWjS
ksk
946:名無しさん@ピンキー
12/02/17 13:40:37.82 lJjToDi0
KSG!
947:名無しさん@ピンキー
12/02/18 09:59:50.07 zGd9vmF/
題名「なるようになるしかない」
・京介x桐乃と京介x真奈美
・1巻の当たりのつもり
--------------------------------
俺には、もったいないくらいの頭が良くて、スタイルもいい妹が居る。
しかし、そいつは普通人の俺には異様に冷たく、あんた呼ばわりで、
とても理不尽だ。世の中にはツンデレというのがあるらしいが、あいつは、
デレが無いのでツンツンだよ、とほほ。
「おはよう、桐乃」
「チッ、おはよう」
朝の挨拶もこんな感じだ。朝から険悪である。気を取り直して、朝食を
取り、高校へ登校する。
「おはよう、京ちゃん」
「おはよう、真奈美。ああ、おまえが居るから俺は生きていけるよ」
「どうしたの?朝から」
「最近、桐乃が異様に冷たいんだ。わけがわからない」
「なにか、心当たりあるの?」
「無いんだよ」
「きっと、京ちゃんは悪くないよ、大丈夫だよ」
真奈美は、俺の横に寄り添ってくれる。
「そうかな、そんな気になってきた」
真奈美の笑顔とぬくもり、それで俺は今日もやっていけそうだ。
特にどうと言うこともない一日が終わり、俺はうちに帰ってきた。
誰も居ない玄関を抜け、2階の自室に戻って、宿題を片付け始めた。
しばらくしたら、隣の桐乃の部屋のドアが開いたので帰ってきたようだが
触らぬ神に祟りなし、だな。
「ふたりとも~ご飯よ~」
母の声だ。ああ、そんな時間か。と部屋から出るとちょうど、桐乃も
出たところだ。
「あ…あんた、人生相談あるから、後であたしの部屋に来て」
「じ、人生相談?何か深刻なことがあったのか?」
「とにかく、いいよね?」
「ああ」
俺の頭にはもやもやとしたものが立ちこめたが、このところの桐乃の
様子の原因がつかめるかもしれないと刑事のような気分で俺は夕飯を食
べた。俺の父親は警察官で厳しい。食事中も基本的には会話もない。
「いただきます」
こうして、もくもくと晩飯を食べ、父から学校の様子など聞かれ、俺
たちは、そつなく答えたりしつつ、食事を終えた。
「ごちそうさまでした」
俺と桐乃は食器を洗い、片付けて、2階に上がっていく。
「ついてきて」
「ああ」
俺は桐乃の部屋に入る。桐乃は本棚を動かして、
「見て」
本棚の裏側には、まるでゲームショップのアダルトコーナーのような
パッケージが並んでいた。原画集まである。俺は、衝撃を受けていた。
「あたし、こういうの好きなのよ」
「…知らなかった。こんなに買うにはずいぶん金がかかると思うが」
「あたし、父さんには言ってないけど、モデルのバイトとかしてるのよ」
「スタイルがいいとは思ってたけど、意外だな」
「ばか、もう。それでなんだけど、判らないことがあるの。たとえば、
今、このゲームをしているところなんだけど」
桐乃はノートPCを開いて、マウスで操作している。ゲームを立ち上げ、
セーブデータをロードして、その、シーンが展開された。画面の中では
二人の思いが高まって、セックスが始まっていた。俺は邪険にされてる
桐乃とどうしてこんな扇情的な画面を見ているのだろう。桐乃はほおを
赤らめ、もじもじし始めた。
948:名無しさん@ピンキー
12/02/18 10:00:57.92 zGd9vmF/
「そ、それでね?こう言うのを見ていると変なことが起きるのよ」
「変なこと?」
「触ってみれば、判るから。こんな感じ」
桐乃は俺の手を取って、パンツの中に差し入れた。熱いな。そして、
ぬるぬるし始めてる。これは…。
「ねえ、これってもしかして病気なの?」
これは、言葉を選ばなければ。あれだけのアダルトものを見て、桐乃
は判らなかったんだ。たぶん、本能で非常に気になったけど、それでも。
「こほん。これはだな、健康な女子ならば、こうしたのを見るとそうな
ってくるのは…自然だな、うん」
手はパンツの中のままだ。中を探ってみるとやはり、愛液だな、これ
は。指がスムーズに出入りするくらいだから。
「そこを触られてると何か、変な気持ちになってきたよ…気持ちいいかも」
「桐乃は、どうしたい?すっきりしたいとか?」
「うん。こうなるとおなかが重いというか変なのよ」
「じゃあ、ベッドに仰向けに寝てくれ。俺は必要なものを取ってくるか
ら、ちょっと待っててくれ」
「うん…」
桐乃がベッドに移動している間に俺は、こういうことがあるかもしれ
ないと買って置いたコンドームを取りに行って、隠し場所から引出した。
念のため、2個切り離したが俺の心臓はバクバクだった。これはどう
見ても、そういう流れだよな。でも、何だ、治療、治療なんだ。桐乃が
病んでしまっている。だから、大丈夫だ。うん。俺は、桐乃の部屋に戻
った。
「お待たせ」
「それ…なに?」
「ああ、これは必要なものなんだ。これがないと問題が生じるというか」
「そうなの…」
桐乃はしおらしい。
「これからすることは、儀式みたいなものなんだ。だから、驚かないで
素直に従って欲しい。終えたら、きっとすっきり治ってるよ」
「うん。じゃあ、始めて?」
「ああ」
俺は桐乃にキスをした。ちゃんとした手順でしないとな。すでに欲情
している桐乃はちょっと驚いたが素直に俺のされるままになっていた。
柔らかな唇の間に舌を入れて吸い合う。俺の手は桐乃の小ぶりな乳房
を優しく揉みし抱いていた。桐乃は息が荒くなってきた。
「どうだ、少し楽になってきただろう?」
「ぼうっとして…いい気持ちになってきた」
「順調だな。じゃあ、服を脱がせるぞ。俺も裸になる」
「そうしないとダメなの?」
「ああ」
桐乃がうなずいたので、俺は桐乃のスウェットを脱がし、ブラジャー
とパンツを取った。俺も同様に裸になった。そして、桐乃を抱きしめた。
「気持ちいい」
「そうだな」
桐乃の体と俺の体は磁力を帯びたように引き合っていた。肌の感触が
気持ちいい。俺はもう一度、キスをして、首筋、鎖骨、そして、乳房に
キスをした。立ってきた乳首を優しく愛撫し、舐めた。
「ゲームと…同じだね」
「そうだよ。桐乃も同じように体験するんだよ」
「うん」
949:名無しさん@ピンキー
12/02/18 10:01:31.39 zGd9vmF/
なめらかなおなかの方に移動し、さっきの熱かったそこにたどり着く。
もわっとしてぬめるそこを丁寧に舐めていく。桐乃は小さく声を上げ
たり、ため息をついたり。舌を膣に入れて、ほぐしていく。桐乃の太も
もを開き、逃げようとする桐乃を愛撫していくと桐乃は俺の頭を押さえ
てよがり始めた。膣に指を入れて中を広げていき、クリトリスを優しく
舐めていく。桐乃は腰をそらせて快感に耐え、指を2本に増やし、奥ま
で弄り、クリトリスを吸い上げていたら、ブルブルし始めて、やがて、
ぴゅぴゅっと潮を吹いて、イった。
「どうだ、桐乃」
「すごく良かった。ばーんって訳がわからない感じで。でも、あそこが
まだむずむずする」
「よし、ちょっと待ってくれ」
俺は、コンドームを取り、封を切った。慎重に表裏を確認して、もう
ぬるぬるになってる俺のちんこに根元まで装着した。
「それって、おちんちんに着けるんだ」
「ああ。で、これを桐乃に入れる」
「入れる?あ、あぁ、入ってくる。なんか、すごい」
俺はぎんぎんになったちんこを桐乃の膣に押し当てて、ゆっくりと
挿入した。暖かくて柔らかな感じに俺のが包まれていく。何ともいえな
い心地よさに危うく射精しそうになってしまった。危ない危ない。
「よし、奥まで入ったぞ。これをこうして、出し入れしていく」
「あ、あ、これ、これなのかな。いっぱいになってくる」
「桐乃の腰を重くしていたのは、こうしないと解消されないんだ」
桐乃は感じ入っている。ゆっくりとゆっくりと腰を使いつつ、つんと
立った乳首を揉んだり、乳房を握ってみたり。はぁはぁと喘ぐ唇が愛お
しくなり、キスしたり。体がなじんできたのでどんどん激しくしていく。
桐乃は汗ばみ、体をよじり、高まっていく。
「なんか、もう、ダメ。京介、京介~!」
「ああ、そろそろかな。じゃあ、行くぞ」
「行くって?ああ、もうダメ、あたしもいくいく~」
「うっ!」
俺は、桐乃に中出しした。もちろん、コンドームしているから大丈夫
だ。してなかったら、危なかった。
「どうだ?桐乃。すっきりしたか?」
「すごく、さわやかな気持ち。ありがとう、京介」
気持ちのこもったキス。
「俺もいい気持ちだ。このところ、桐乃が辛そうだったから、心配して
たんだぞ?」
「ごめんなさい。でも、どうしていいか判らなかったの」
「そうだな。じゃあ、汗かいちゃったから、風呂に入ってこいよ」
「一緒に入ろうよ」
「親父たちがいるから、それはヤバイだろう」
「あ、そっか」
俺は桐乃のあそこを拭いてやり、俺はコンドームを取って、縛った。
「それ、あたしにくれない?記念に」
「ああ、いいよ。でも、ちゃんと隠しておけよ」
「うん、ありがと。これ、京介のおちんちんから出てきたの?」
桐乃はしげしげ見ている。
「ああ、精液だよ。気持ちよかったからいっぱい出た」
「そうなんだ~へ~。どんな味なんだろう?」
桐乃は机にあったはさみでコンドームを切って、中身を飲んでしま
った。
950:名無しさん@ピンキー
12/02/18 10:02:26.17 zGd9vmF/
「おいおい」
「だって、ゲームの中の子は飲んでたよ?なんか、生臭いような、でも、こくん」
「飲んじゃったのか」
「毒じゃないんでしょ?」
「そうだけど、ちょっとエロかった」
「やだ、京介のおちんちん、また大きくなってる」
「いいから、風呂に入ってこいよ。俺は着替えて部屋に戻るから」
「あん、もう」
俺はそそくさとパンツをはいて、スエットを来た。
「ありがとう、京介。助かったよ」
「ああ、良かったな。じゃ、おやすみ」
「おやすみ」
桐乃にいつもの笑顔が戻ってきた。これでいいんだよ、これで。
俺は独りごち、自室に戻った。気分転換にPCを立ち上げて、インター
ネットをうろうろしているうちに部屋にノックが。
「お風呂、空いたよ」
「ああ。もう、口調が柔らかいな、桐乃」
「ふふふ」
俺は風呂に向かった。風呂場に入ってから、あれ?口の中に何か?と
思ったら、桐乃の陰毛だった。はあ、なんかとんでもないことしちゃっ
たなあと思いつつ、シャワーを浴びて、体を洗い、風呂に浸かった。
これで平凡な日常が戻ってくるんだと思ってるとにやけてきた。
成り行きとはいえ、俺もこれで脱童貞、大人の仲間入りってやつだよ
な。さてと、風呂から上がるか。もう一度シャワーを浴びて、脱衣所で
パジャマに着替えて部屋に戻った。ベッドに寝転がると吸い込まれるよ
うに寝てしまった。
翌朝は、桐乃と顔を合わせるとうれし恥ずかしな感じで母さんに怪し
まれたりしつつ、まあ、なんてことは無く学校に向かった。
なんて事無く授業を終えて、帰り道は、真奈美に会ったので一緒に帰
った。公園によって、ベンチに腰掛けて、あれこれ話したり。
「京ちゃん、今日はなんか雰囲気違うよ?」
「そうかなあ。このところ、桐乃がおかしいって話してたじゃないか」
「うん。桐乃ちゃん、どうしてる?」
「昨日の夜、桐乃から相談があるって呼ばれてさ」
「うんうん」
「あいつ、何というか……性知識がおかしいんだ」
「えっ?!」
「エッチなゲームとかあるだろう?女の子なのにあいつ、ああいうのを
こっそり買っていて、その、ゲームしていると体がおかしいって言うん
だ」
「な、なにそれ。からだがって?」
「聞いてみるとたぶん、ふつうに感じてるっていう風だったから、こう
すればいいよって、教えてあげたよ」
「…教えたって、どういう…。」
「ちゃんとしたよ。そうしたら、桐乃が判ってくれて穏やかになった」
「へ、へー良かったわ。桐乃ちゃんもこれで安心ね。ねえ、きょうちゃ
ん、今度はあたしが不安になって来ちゃった」
「えっ?今度は、真奈美まで。どうしたらいいんだろう」
真奈美は俺を見つめて、そして、目を閉じている。これは、あれかな
やはし。真奈美の肩を抱いて、そして、唇を合わせた。昨日の勢いか、
つい、頼りない真奈美の舌を堪能してしまい、真奈美は俺にもたれか
かってきた。
「京ちゃん。あたし」
「真奈美。俺たち、いつの間にか恋人同士になってたのか?」
「あたしは、そのつもりだったよ?京ちゃん」
真奈美の真摯な瞳から目が離せない。幼なじみだったけど、いつの
間にかこんなに愛おしい存在になっていたんだな。
951:名無しさん@ピンキー
12/02/18 10:03:10.14 zGd9vmF/
「今日、うちに寄るか?」
「うん」
家までの間、真奈美は腕を組んで寄り添って帰った。
「ただいまー」「おじゃましまーす」
「なんか、誰も居ないみたいだな。まあ、俺の部屋に行こう」
「京ちゃんの部屋、なんかひさしぶり」
一緒に階段を上がって、部屋に入った。真奈美は鞄を置いて、ベッド
に腰掛けてる。いつのまにか胸も大きくなって。
「やだ、京ちゃん。どこ見てるの?」
「いやその、真奈美も女らしくなったなって」
「じゃあ、さー…京ちゃん」
真奈美はベッドにあおむけに寝転がり、こっちを誘うように見てる。
俺は制服を脱いだ。
「真奈美、俺は…」
「京ちゃん、いいよ。あたしのこと、好き?」
「ああ、好きだよ、真奈美!」
思いのままキスをして、ブレザーやワイシャツを脱がして、お互い、
裸になった。真奈美はぼうっとされるがままになっている。俺は、耳の
裏にキスしながら、
「真奈美、かわいいよ」
「京ちゃん…」
なんて、昨日とはノリが全然違う。真奈美のおっぱいは大きい。それ
を見ていたら、あれをしたくなる。俺はちんちんを真奈美のおっぱいに
挟んでパイズリした。
「京ちゃんたら、もう」
「真奈美のおっぱいを見てたら、たまらなくて、ごめん」
「いいよ。京ちゃんのおちんちんだもん」
むちむちして吸い付くような肌触りがたまらない。真奈美は乳房の間
からひょいひょい出てくる俺の亀頭をぺろぺろ舐めるもんだから、たま
らず俺は、真奈美のおっぱいに射精した。
「あったかい。これが京ちゃんの精液なんだ」
俺の精液を胸になでつけたり、舐めたりしている真奈美が異様にエロ
い。俺は真奈美の股間にむしゃぶりついた。
「あぁっ、いきなり」
熱くなったそこをなめ回し、吸い、弄った。
「京ちゃん、京ちゃん。いい、いいよ」
つい、夢中になって真奈美は、イってしまいぐったりとした。
俺は、コンドームを探しにベッドを降りようとした。
「京ちゃん、着けなくていいよ。はじめては生でしたいから」
「大丈夫かな」
「大丈夫だよ。きっと」
「真奈美、じゃあ、入れるぞ」
「来て、京ちゃん」
熱くぬめる真奈美の膣口に俺のちんちんを押し当て、押し込むと
痺れるような快感が背筋を走った。ああ、これが生なんだ。
「京ちゃんが入ってる」
「ああ、真奈美と一つになれたよ」
「京ちゃん」
「真奈美」
抱き合って、つながりあった。熱く柔らかい真奈美の体はたまらない。
すぐに高まってきて、真奈美も俺の動きに良く反応して、もう俺は、
我慢出来なくなり、夢中で腰を使っていくと真奈美は高い声とともに
イった。俺はギリギリでちんちんを引き抜いて腹の上で射精した。
「はぁはぁ。中出しでも良かったよ?」
「はぁはぁ、それは、さすがにまずいと思った、から」
ウエットティッシュでそれを拭いて、真奈美の股間もぬぐって、
俺のも拭いた。