【主と】ハーレムな小説を書くスレ【共に】29Pat EROPARO
【主と】ハーレムな小説を書くスレ【共に】29P - 暇つぶし2ch2:名無しさん@ピンキー
11/09/12 19:45:05.60 9DfQhB1U
外部リンク集(保管庫付) ハーレム小説リンク集
URLリンク(marie.saiin.net)
ハーレムスレ 補助掲示板
URLリンク(jbbs.livedoor.jp)


■過去スレ
28P スレリンク(eroparo板)
27P スレリンク(eroparo板)
26P スレリンク(eroparo板)
25P スレリンク(eroparo板)
24P スレリンク(eroparo板)
23P スレリンク(eroparo板)
22P スレリンク(eroparo板)
21P スレリンク(eroparo板)
20P スレリンク(eroparo板)
19P スレリンク(eroparo板)
18P スレリンク(eroparo板)
17P スレリンク(eroparo板)
16P スレリンク(eroparo板)
15P スレリンク(eroparo板)
14P スレリンク(eroparo板)
13P スレリンク(eroparo板)
12P スレリンク(eroparo板)
11P スレリンク(eroparo板)
10P スレリンク(eroparo板)
09P スレリンク(eroparo板)
08P スレリンク(eroparo板)
07P スレリンク(eroparo板)
06P スレリンク(eroparo板)
05P スレリンク(eroparo板)
04P スレリンク(eroparo板)
03P スレリンク(eroparo板)
02P スレリンク(eroparo板)
01P スレリンク(eroparo板)

■関連スレ
[エロゲー] ハーレムゲー、女性同時多数シチュスレPart13
スレリンク(hgame板)
[エロゲー] 【独占ハーレム】主人公がモテモテなエロゲ3重婚
スレリンク(hgame板)
[エロ漫画小説板] 主人公がモテモテな小説&漫画
スレリンク(erocomic板)

■誘導用(似て非なる属性)
嫉妬・三角関係・修羅場系総合SSスレ 第57章
スレリンク(eroparo板)
寝取り・寝取られ総合スレ16
スレリンク(eroparo板)
■ものすごい絶倫キャラが女を次々壊すエロパロ■2
スレリンク(eroparo板)
孕ませ/子作り/種付/妊娠/妊婦/出産/HR総合【15】
スレリンク(eroparo板)
【職人】MC・催眠系総合スレ その10【求む】
スレリンク(eroparo板)

3:名無しさん@ピンキー
11/09/12 19:46:07.46 9DfQhB1U
前スレのをそのままコピーしただけなんだ、もし、間違っているものが
あったら指摘し、適時修正してくれるとありがたいんだ。


4:名無しさん@ピンキー
11/09/12 20:33:33.87 BI0m/NU8


5:名無しさん@ピンキー
11/09/12 21:40:26.48 OYp/zP44


6:名無しさん@ピンキー
11/09/13 00:08:01.67 0ALAi/Pd
>>1きのと!

7:名無しさん@ピンキー
11/09/13 17:17:57.71 5ii+1K7B
>>1
おつん

8:名無しさん@ピンキー
11/09/14 00:37:24.61 enbKXZF0
女狂屋敷の続きが読みたい
最後に投下された直後に例のゴタゴタがあったし、嫌になってしまったのかな…

9:名無しさん@ピンキー
11/09/14 15:46:25.92 B/2VpN22
俺も読みたいね、あの話は個人的にかなり気に入っている。


10:名無しさん@ピンキー
11/09/14 18:23:30.34 e+PRkUxs
>>8
千歳さんの秘密とか知りたくて悶々としている俺も通りますよ。
しんちゃんハーレムで年末年始なんて凄いコトになりそうな予感してたのに...

11:名無しさん@ピンキー
11/09/14 20:44:31.15 RWUW74Cd
小足刻み蟲さんの続きを待っている。
あの都合のいい世界の話がもっと読みたい。
いい感じのところで続くになってしまったし。

12:名無しさん@ピンキー
11/09/14 23:58:53.94 fv/OC2fh
漢字で一画しかないのは「一」と「乙」だけ
つまり何が言いたいかっていうと、>>1

13:名無しさん@ピンキー
11/09/15 18:56:41.27 fSRvW5F3
ここって作家さんが長く居着かないスレだよね

14:名無しさん@ピンキー
11/09/16 11:09:50.28 xrhtrpvs
>>13
お前のような奴がいるからだろ


15:退魔の血筋 ◆YMwSWNMzA6
11/09/16 23:44:15.10 G0iHxqmZ
やる気が起きたので投下する

16:退魔の血筋 ◆YMwSWNMzA6
11/09/16 23:44:54.29 G0iHxqmZ
その日、我が家に珍しい客人がやって来た。
「お久しぶりですわね太一様」
絵理奈・ローゼンハイム、近隣で一番の名家の娘である。
以前に彼女が妖魔に取り憑かれた事件があって以来、俺たち姉弟は懇意にしている。
「なぜあなたがここに? 用件があるならこちらから出向いたのに」
「私が呼んだんだ」
不意に車椅子に乗った姉さんがやって来た。
「姉さん、どうして?」
「うむ、いい加減もう一人くらい女が必要だと思ったんだ」
「まさか姉さん、絵理奈さんを巻き込むつもりなのか?」
「安心してください、覚悟して参りましたから」
「そんな……」
絵理奈さんは清らかな女性だ。
透き通るような白い肌、流れるような金の髪、吸い込まれるような碧眼。
姉さんが戦乙女なら絵理奈さんは聖女だった。
「絵理奈さん、あなたにはもっと相応しい方がいるはずだ。
何も俺なんかの子を宿さなくても……」
「そんなことありません、あなたは自分が考えているより素晴らしい方です」
「そうだぞ太一、私が程度の低い男の子を孕んだとでも言うつもりか?」
その言葉に俺は尻込みしてしまう。


17:退魔の血筋 ◆YMwSWNMzA6
11/09/16 23:45:25.68 G0iHxqmZ
姉さんの人を見る目に間違いはない。
それに絵理奈さんだって思慮深い女性だ。
一時の感情の迷いで大きな決断をくだすような二人ではないが、
しかし本当にいいのだろうか。
「太一様、私のこと……お嫌いですか? それとも魅力がないとか?」
「そんなことはないよ、俺にはもったいないくらいだ」
あれ? 俺何を言ってるんだ? これじゃまるで抱く気満々みたいじゃないか。
「そうだろう、絵理奈は美しいからな。太一もまさか嫌がったりしないだろう」
「嫌がったりはしないけど、でも」
「太一、男は度胸だぞ。それに女に恥をかかせるもんじゃない」
いいのかそれで? 何かが間違ってるような気がする。
絵理奈さんはこうやって座っているだけでも楚々として美しく
一枚の絵画のような趣のある人だ。
清らかでまるで降り積もったばかりの新雪を見るようなそんな気分にさせてくれる。
そんな女性を俺が汚すって言うのか?
「太一様、絵理奈を太一様のものにしてくださいませ」
ドクン
そのセリフを聞いた瞬間、俺の心臓が高鳴った。
絵理奈を組み伏せ思うさま貪るところを想像してしまったのだ。


18:退魔の血筋 ◆YMwSWNMzA6
11/09/16 23:45:55.16 G0iHxqmZ
「太一よ、自分に正直になれ。お前は絵理奈のことを欲しているはずだ」
生唾を飲み込む音が嫌に大きく響く。
俺は、ついに首を縦に振ってしまった。

スルリスルリと衣擦れの音が聞こえる、それは絵理奈さんが服を脱ぐ音。
俺に食べられるために皮を剥く音でもあった。
「太一、もう振り向いてもいいぞ」
その姉さんの合図とともに振り向くと、そこには二つの美しい裸体があった。
黒い下着だけの姉さんと白い下着だけの絵理奈さん。
二人はグラビアアイドルも霞むような美しさと性的魅力に満ち溢れた。
「絵理奈、太一の股間を見てみろ。
股間が膨れ上がっているだろう?
あれはお前を自分の女にしたがっているということなんだ」
「や……そんな、嬉しいような恥ずかしいような……」
恥じらいに身をよじるような仕草が逆にそそるものを感じさせた。
俺はたまらず制服を脱いで下着姿になり、彼女たちが横たわるベッドへと上がった。
きしむベッドと自分の心臓の音。
彼女たちの息づかいが嫌に大きく響いた。
「今日の主賓は絵理奈だ、可愛がってやってくれ」
言われるがままに絵理奈さんのほうを向くと、彼女は上気した顔で俺を見ている。


19:退魔の血筋 ◆YMwSWNMzA6
11/09/16 23:46:18.64 G0iHxqmZ
「太一様……」
「絵理奈さん」
美しい肌はシミ一つなく透き通るようで、触ることすらもためらわせた。
軽く握っただけでアザになってしまうのではないかという危惧。
だけどそれが逆に情欲をそそらせる。
「太一様、私キスがしたいです」
「それはいい、太一のキスは腰まで痺れるからな」
「そんなに……」
痺れてたのか姉さん……という思いは置いといて、
絵理奈さんの唇を思わず凝視してしまう。
柔らかそうなプルンとした唇、この唇を今から味わうのか。
「ところで絵理奈は男性とこういうことをした経験は?」
「あの……私の通ってる聖アントニウス女学院は幼稚舎からのエスカレーター式なので
同年代の男性とお会いすること自体が……」
なんということだろうか、絵理奈さんは純粋培養の温室育ちだったのだ。
こんな比較対象すらない中で俺に全てを捧げようとする女の子を食べちゃっていいのか?
「案ずるな、お前は女たちを幸せにできる男だ。
絵理奈も幸せにしてやるがいい」
そう言われてしまっては仕方がない。もう覚悟を決めるしかない。
俺は絵理奈さんの可憐な唇に自分の唇を重ねた。
「んちゅ……んん……はむ……んぁ……」


20:退魔の血筋 ◆YMwSWNMzA6
11/09/16 23:46:43.59 G0iHxqmZ
驚いて逃げる舌をからめ取り、絵理奈さんをかき抱いた。
「んはぁ、本当に腰まで痺れます……」
「ふふふ、太一にもっと凄いことをしてほしくなったんじゃないか?」
「もっと凄いこと……?」
呆けた顔をする絵理奈さんのブラをそっと外す。
「やん……」
「綺麗だ」
顔を赤らめる絵理奈さん、その胸はプルンと美乳で、
姉さんとは違った魅力に満ち溢れていた。
俺はその先端にあるピンクの突起にむしゃぶりついた。
「ひゃうっ あん やぁぁ」
意外にも敏感な絵理奈さんは乳首を舌で転がされただけで感じてしまっていた。
「可愛いよ絵理奈、やはり私が見込んだだけのことはある」
「お姉様ぁ ひゃう 私怖いです」
「案ずるな、太一にその身を委ねるんだ」
乳首を舌で弾くたびに絵理奈さんは可愛く身悶えしていく。
いつの間にか俺はこの極上の料理を前にしてギチギチと
男の象徴を最大限まで勃起させていた。
頃合いと見た俺は乳首から舌を離して彼女の姿を見た。
くったりと脱力した彼女は息も荒く、高ぶった性感に翻弄されているのが見てとれた。
俺は自身の下着を脱ぎ捨て、彼女のパンツへと手をかけた。


21:退魔の血筋 ◆YMwSWNMzA6
11/09/16 23:47:08.67 G0iHxqmZ
スッと下ろそうとすると彼女の腰が一瞬震えた。
だが俺は構わず引きずり下ろした。
「あ……はぁ……」
敏感な部分が外気にさらされ、絵理奈さんは小さな喘ぎを漏らした。
やはり綺麗でいやらしい。
しっとりと濡れそぼったそこは密やかな美しさがあった。
「絵理奈さんって意外とエッチだね、オマンコがチンポを欲しがっているよ」
「やぁぁぁ……言わないで……」
指摘されると恥ずかしさからか、ヒクンヒクンと震えて蜜を吐き出す。
完全に発情した男を知らぬそこはそれでも自分の本懐を遂げようと
全霊をこめて男の悦ぶ姿へと変貌しているのだ。
俺はヒクつく肉の花弁を割り開き、ゆっくりと舌を這わせた。
「あっ!? ひぃっ!?」
強すぎる快感にのけぞる絵理奈さんは舌を振るうたびに腰をビクビクと振るわせて快感を露わにした。
独特の美味なる蜜が次から次へと溢れ出て、男のものを欲しい欲しいと
訴える秘所を舌でなぶり犯した。
「凄いだろう絵理奈? これをされると私もたまらずイかされてしまうんだ。
処女には刺激が強すぎたかな」
姉さんに見られているということがさらなる興奮を呼んだ。
愛する姉さんの前で他の女を犯しているのだ。


22:退魔の血筋 ◆YMwSWNMzA6
11/09/16 23:47:37.96 G0iHxqmZ
「太一よ嬉しいぞ、私が仕込んだ性技で処女を快楽に溺れさせるとはな」
そう言って姉さんは自慰を始めてしまった。
姉さんの喘ぎを聞きながら他の女の蜜を味わうのは腰が抜けそうなほどの刺激だった。
思わず勢いこんだ俺は絵理奈さんの可愛らしいクリトリスを吸いたてた。
「あ……!? ああぁぁぁぁ!!」
ビクンビクンと震える身体がのけぞって、不意に脱力してベッドに沈みこむ。
絵理奈さんはイってしまったのだ。
それも盛大に。
ハァハァと息を荒げた絵理奈さん、だけど俺は休ませるつもりなどなかった。
「や……ダメ……」
「どうしてだい? これをしなければ君は僕のものになったとは言わないよ」
そう言って俺はペニスの裏スジでクリトリスをこすりあげた。
軽い喘ぎをあげながら、絵理奈さんは少しだけ怯えていた。
「安心しろ絵理奈、初めは痛いかもしれないがすぐに気持ちよくなる。
太一の形に馴染ませられるのは何というか至福だぞ?」
そう言って姉さんは絵理奈さんの頭を優しくなで始めた。
それを見た俺は今がその時と感じて、たっぷりと絵理奈さんの蜜をまぶしたペニスをあてがった。


23:退魔の血筋 ◆YMwSWNMzA6
11/09/16 23:48:09.33 G0iHxqmZ
「んあぁ……うぅ……痛ぁ」
穴の拡張とともに引き延ばされた処女膜が痛みを与えているようだ。
「これ以上入れば処女を完全に失ってしまう。
絵理奈さん、いや絵理奈。俺だけの妊婦奴隷として生涯仕えてくれるかい?」
絵理奈の顔に一瞬迷いのような感情が走った。
「本当は……本当はあなたを独り占めしたかった。
だけどあなたは独り占めするには大きすぎる。
だからせめて私を独り占めしてくださいませ……」
そう言う絵理奈の覚悟に俺も気持ちを定めてた。
ゆっくりと、だが確実に絵理奈の中を穿っていく。
背中に回した絵理奈の爪が食い込んでいく。
絵理奈も耐えているのだ。
「痛いならやめようか?」
そう言うとフルフルと首を振った。
やめてほしくはないらしい。
だから俺も迷うことなく彼女の中を抉り進む。
不意にズンと先端が壁に突き当たった感触に出会う。
そここそが膣の最奥、子宮口だった。
「……太一……様……」
「絵理奈、そこが赤ちゃんを作る場所だ。
赤ちゃんがお腹の中にいるのはとても幸せなことだぞ」
「あたしも……ほしーです……」
痛みで朦朧とした様子の絵理奈だったが、それだけはハッキリと言った。


24:退魔の血筋 ◆YMwSWNMzA6
11/09/16 23:48:39.72 G0iHxqmZ
だから俺も容赦なく彼女の膣を俺専用に作り替えるべくピストンを始めた。
「痛ぁ……あぅぅ……」
苦悶の表情を浮かべた絵理奈、姉さんとの時はこうだったろうかと疑問に思いながら、
しかし人それぞれということもあろうと思って考えるのをやめた。
ゆっくり、ゆっくりと馴染ませるように彼女の膣肉を抉っていく。
そうしていくうちに彼女の口から甘い吐息が漏れだした。
「あはぁ……ん……ぅ……」
「慣れて来た?」
「まだ痛い……ですけど……何か違う感覚が……んん」
「それが太一のものになるってことなんだ」
「太一様の……ふむぅ」
姉さんが絵理奈の唇を奪った。
くちゃくちゃと唾液が音を立てて淫靡だ。
俺は構わずに絵理奈の膣襞を堪能し尽くす、何度も何度も
長い時間かけて。
そうしていくうちに絵理奈の中は俺のペニスを味わうような動きを見せ始めた。
「ぷはぁ……太一様ぁ もうダメです、来てくださいませぇ」
「く……行くぞ、孕め!」
「あふぅぅ!」
ドクドクと信じられない量のザーメンが溢れ出していく。
その全てが絵理奈の膣穴へと注がれていく。


25:退魔の血筋 ◆YMwSWNMzA6
11/09/16 23:49:14.35 G0iHxqmZ
「あぁぁ……温かい……」
清らかだった絵理奈の奥の奥まで汚し尽くす。
その快感が尋常じゃない量の射精を実現させた。
「くっ……うっ」
ズルリとペニスを引き抜くと、絵理奈のそこからは血混じりの白濁液が溢れてくる。
「これで……私……太一様のものに……」
「よかったな絵理奈」
「……お姉様」
女同士だからこそ通じあうものがあるのだろうか。
二人は優しく微笑みあっていた。
それはとても絵になる光景で、不覚にも俺は再度の高まりを感じずにはいられなかった。
「おや太一、絵理奈を犯しただけでは足りなかったか。
しょうがない奴だな、仕方がない。
私で好きなだけ発散するといい」
そう言って絵理奈の上に四つん這いになった姉さんは既にトロトロに蕩けていた。
俺はそんな姉さんの尻を掴み、ねじ込んだ。

26:退魔の血筋 ◆YMwSWNMzA6
11/09/16 23:50:30.14 G0iHxqmZ
とりあえず絵理奈はここで終了
もう少し文章力があればと悔やむ日々

27:名無しさん@ピンキー
11/09/16 23:55:01.64 uWKPxp9C


全快の姉さんがみたいな

28:名無しさん@ピンキー
11/09/17 18:22:59.84 Q5VTHLG5
>>26
GJ
ハーレム拡大に積極的なヒロインがいると安心クオリティー。



29:名無しさん@ピンキー
11/09/17 20:10:59.15 Q5VTHLG5
俺はしがないサラリーマンで、安いとは言えボーナスが出たんで気晴らしに娯楽施設に遊びに行ってみた。
脳に直接データを送り込んでお好みのストーリーの主役になって物語を夢の中で楽しめるアトラクション、そのリクエストに「宇宙海賊になって大冒険」といっておいた。
しかし、いざ始まってみると、あんまり宇宙海賊は関係なくただ延々とハーレムプレイを楽しむイケメンのハーレム主になっていたわけだが。
夢から覚めたあとオペレーターに感想を聞かれたので、夢の内容を話したら登録したストーリーとちょっと違うと首を傾げられた。
とりあえず店を出て、家に戻ろうとしたら、ものすごい美少女とすれ違った。
なんかどこかで見たことがあるなーとおもったらさっきの夢の中で出てきたハーレムの女の子のひとりと瓜二つ。
なもんでおもわず夢の中で出てきたその美少女の名前を呟いたら、
「なんでその呼び名を知ってるの!?その呼び方はあの人しか知らないはずなのに!?」と詰め寄られてしまった。
なんとか彼女をまいて家に帰ってみれば部屋にはほかの女達が何人も踏み込んでいた。
なんとそいつら全員さっきの夢にでてきたやつらだった。

このあたりでなんか思い出してきたよ。
そういえば俺はこいつらのハーレム主でマンネリに変化を付けようと逃げ出して顔を整形して記憶を封印してたんだっけ。
思い出した途端にポンコツ家政婦ロボットの中から美少女が現れて、「やっと思い出したみたいね、これからどうするつもり?」とか聞いてきた。

もちろん、以前のハーレムの女達を集め直して、さらにもっと女を増やしてやるぜ。

人間てのはおかしなもんで、あれほどマンネリで逃げ出したかったハーレムも、いざ逃げ出して退屈な毎日が続くと、あの頃のハーレムが恋しくなっちまう。


さぁ、久しぶりにハーレムを楽しもうか!





というネタを考えた。
タイトルは「スペースアオダイショウ」あたりで。

30:名無しさん@ピンキー
11/09/17 20:48:18.03 zTu4VKuM
>29
まずは、件のオペレータだな。

31:名無しさん@ピンキー
11/09/17 21:11:10.90 GYNCg1ol
>>26
GJ!
考えてみたら主人公はかなりのシスコンだな。
とはいえ自分専用の女とか独占欲刺激される表現はやはりいいもんだ。



32:名無しさん@ピンキー
11/09/18 11:15:18.15 HYFaiegI
>>29
股間にサイコガンをもつ男

同じ蛇でも、せめて男性器を連想させる鎌首を持った毒蛇にしてやれよ
ハブとかマムシとか

33:名無しさん@ピンキー
11/09/20 03:43:10.86 hPlHcTZ6
ほしゅ

34:名無しさん@ピンキー
11/09/24 20:04:05.26 DfAoM+pK
URLリンク(www.scienceplus2ch.com)
ニュートリノは光より速い? 科学ニュース+板住民の反応

これを見てタイムマシン出来るじゃないかと思ってしまった俺は阿呆。
とはいえ、現代の主人公が(時代と地域によるが)過去にタイムスリップ
してハーレム作る話も作りやすくなったな。


35:名無しさん@ピンキー
11/09/26 00:14:25.66 LQBlR9aL
恥ずかしながら、初投稿です。
なかなか話が進まず、まだ序章といったところですが……
お手柔らかにお願いします。


36:名無しさん@ピンキー
11/09/26 00:14:59.84 LQBlR9aL
残暑もようやく和らいだ九月下旬。台風一過で雲ひとつない青空の下、
庭の掃除に勤しむ少女。台風のおかげで大量に落ちた落ち葉を竹箒で集める
作業はかなり大変だ。そう暑くもないのに30分もしていると、次第に
汗ばんでくる。そういえば、去年の11月頃だっただろうか、落ち葉の山に
さつま芋を入れてみんなで焼き芋を焼いたのを思い出す。お昼ご飯までは
まだずいぶん時間があるのに食べ物のことを考えてしまうのは、育ち盛り故か。

落ち葉の山が出来ると、チェインバーの早苗様が近づいてくる。その涼やかな
表情には汗一つ浮かんでいない。

早苗「唯さん、この辺りの落ち葉は全部集められたようね。
そうしましたら、落ち葉をビニール袋に入れて焼却炉まで運びなさい。」
唯「分かりました。早苗様。」

両手をお腹の前で合わせて、肘の角度は45度にして、お辞儀は60度。

早苗「いいお辞儀ね。でも、竹箒はお辞儀する前に地面に置いてから。」
唯「はい。申し訳ありません。」

早苗様に指摘されて、慌てて竹箒を地面に置く。慌ててしまうと、
今度は竹箒を地面に置く仕草が見苦しくなってしまう。そうすると
また「申し訳ありません」と早苗様に謝るのだが、気持ちが焦って
しまうせいで、今度はお辞儀が崩れてしまう。


37:名無しさん@ピンキー
11/09/26 00:15:23.31 LQBlR9aL
早苗「ふふ、いいのよ、そんなに恐縮しないで。でも、普段から意識して
いないと。いざご主人様の前に立った時、失礼があってはいけないでしょ。」

早苗様に優しく言われると、同性ながら頬がぽぉっとしてしまう。
それと同時に『ご主人様』という言葉を聞くと、それだけで胸が熱くなって
鼓動が高鳴ってしまうのだ。

早苗「それから、そこの落ち葉を焼却炉まで運んだら、ここはもう終わりに
していいわ。皐様がお呼びよ。」

今度こそきちんとお辞儀をしてから、仕事に戻ろうとすると、まだ早苗様の
話は終わっていなかった。『皐様がお呼びよ』という言葉に、はしたなくも
「えっ」と言葉を漏らしてしまう。静かに歩み去ろうとする早苗様の背中に
「早苗様っ」と声をかける。

唯「―お待ち下さい。皐様がお呼びとは……?私、何か粗相を致しました
でしょうか?」
早苗「私は、皐様のご用件までは伺っていないわ。ごめんなさい。」

早苗様は微笑を残して立ち去って行った。―皐様が、私に……何の用かしら。


38:名無しさん@ピンキー
11/09/26 00:15:45.73 LQBlR9aL
唯が鎌倉市の郊外にあるこの屋敷にやって来たのは約一年半前のことだった。

高い塀に囲われた敷地の内側には庭と言うより森に近い木々が生い茂り、
ボートが浮かべられる池さえあった。門から木々の間の石畳の上を5分ほど
進むと、木々の抜けた先に二階建てのコの字形の洋館が建つ。
欧羅巴の小さなホテルを思わせるその建物は、戦前にとある財閥の当主が
建てたものであり、『本館』と呼ばれる。そして、本館の奥には渡り廊下で
繋がる平屋の日本家屋が建てられ、『離れ』と呼ばれる。本館と離れと
少し距離を置いたところには『寮』と呼ばれる三階建ての簡素な建物が
建っている。

この三つの建物には約80人の男女が住むんでいる。と言っても、男性はこの屋敷の
当主である桐原真ただ一人である。その他は全て女性であり、真に仕えるメイド達
であった。唯もその一人である。敷地内でメイド達は名字を名乗ることはなく、
ただ名で呼ばれる。メイドとして仕えるに至る理由は様々であるが、唯の場合は、
両親が真に援助を受けてその見返りとして差し出されたのであった。唯は中学卒業を
待ってから、期待と不安を胸に屋敷への門をくぐった。

最初はメイドとしての見習い期間で、トレーニーと呼ばれる。その期間は1~2年
に及ぶ。ここで、メイドとしての礼儀作法や仕事、心構え、主人に対する忠誠を学ぶ。
また、徹底した食事制限や運動カリキュラムでメイドに相応しい体型を作り上げる。
トレーニーとして仕えるメイドは15~19までの少女とされ、処女・非処女
は問われていない。このトレーニーとしての期間に、少女たちは篩にかけられ、
見込みのない者は暇を告げられる。

39:名無しさん@ピンキー
11/09/26 00:16:03.61 LQBlR9aL
トレーニーの仕事は、屋敷の下働き全般であり主人の視界に入ることは許されない。
8年前、遥というトレーニーの少女が本館の中で迷ってしまい(広いと言っても
慣れれば迷うことはないのだが)、偶然真の目に止まり、トレーニーになってから
僅か半年でレディに取り立てられるということがあった。それ以来、そんなチャンス
を狙ってか、トレーニーの中には主人の目に留まろうと画策する者達も増え、
今では、故意にせよ過失にせよ、トレーニー期間に主人の目に触れた者は即刻
暇を出すという規則が作られることになった。

唯は、屋敷に来てから一年三ヵ月後、無事トレーニー期間を終了し、ウェイティング
となった。ウェイティングになって初めて正式なメイドと認められ、メイド服が支給
される。ウェイティングになると、一気に仕事が増える。トレーニー達と共に
下働きをするだけでなく、チェインバーやレディといった先輩メイド達の世話も
しなくてはならない。

さらに、メイドの本分である主人への奉仕の仕事もウェイティングになると
与えられることになる。まだ、自分から話しかけたり、目を合わせたりする
ことは許されないが、主人の視界に入ることは許される。ウェイティングに
任される仕事は、二つ。朝当番と入浴係である。


40:名無しさん@ピンキー
11/09/26 00:16:24.08 LQBlR9aL
朝当番とは、ご主人様を起こす仕事である。真は普段離れで寝起きしている。
朝当番を命じられた者は6時半に離れに行き、カーテンを開け、天気によっては
窓を開けて新鮮な森の空気を部屋に入れる。レコードに針を落としてから、静かに
真の寝台の上に上がる。ここで真が起きてしまえば、朝当番の仕事は「おはよう
ございます、ご主人様」と挨拶をし、真にバスローブを着せて浴室に案内するまで
となる。真が起きなかった時は……真の性器に口で奉仕をすることが許される。
真はいつも裸で寝ており、下穿きを脱がせる必要はない。いや、朝当番の奉仕を
受けやすくするために、裸で寝ているのだ。真は性器に絡みつく舌と口腔の柔らかな
温かい感触で目を覚ます。真が「おはよう」と言ったら、朝当番はすぐに奉仕を
止めなくてはならない。真が黙っていれば奉仕を続けることが出来る。そして、
真を絶頂にまで導けば、精を飲むことが許される。これは朝当番を命じられた者に
とって最高の栄誉であり、ご褒美であった。唯は、ウェイティングになってから、
三ヶ月。朝当番は既に五回経験しているが、未だ精を飲ませてもらえたことは
なかった。同じ時期にウェイティングになったメイドが嬉しそうに、ご主人様の精を
飲ませて頂いたという話を聞くと「おめでとう」と微笑みながら言うものの、
心の中は複雑だった。しかし、嫉妬という感情はご主人様に仕えるメイドにとって、
もっとも忌むべき感情であり、唯はその感情を押し殺す。自分も次こそはと心に
誓っているが、まだ次の朝当番の日は決まっていなかった。

入浴係とは、言葉のとおり、真の入浴を担当する係である。真は屋敷にいる時は
毎日二度入浴する。浴室は離れにあり、朝担当の浴室係は真が起きる前から準備をして、
真が朝当番に案内されて浴室に来るのを待つ。ウェイティングが任されるのは
ほとんど朝の入浴である。二人一組で担当し、真の身体と髪を洗い、きれいに
肌を拭いて服を着せるまでが仕事だ。この時、ウェイティングのメイド達は
真の肌に直接触れ、身近に接することが出来るが、あくまでも冷静に仕事を
こなさなければならず、決して欲情してはならない。真の性器も丹念に洗うのは
当然であるが、射精にまで至らせる必要はない。むしろ、風呂場で真を射精させ
貴重な精を浴室に吐き出させることは、無作法とさえ言えた。入浴係の仕事は
職人的なテクニックを要し、訓練は欠かせないが、入浴係の訓練はウェイティング
になってから始まるため、唯はまだ訓練中の身であった。


41:名無しさん@ピンキー
11/09/26 00:16:45.40 LQBlR9aL
ウェイティングの期間は1年から3年。文字通り、真に選ばれるのを待つ期間で
ある。真に選ばれると、レディと呼ばれる真の傍で仕えるメイドとなり、本館に
部屋が与えられる。現在のレディは10人。約80人のメイド達の中から選びぬかれた
美姫達だった。彼女達は、ウェイティングの期間中に主人に見初められ、レディ
として選ばれる。その瞬間から、本館に移り、全ての下働きから解放され
真の身の回りの世話に専念することになる。すなわち、もっとも近くで奉仕する者で
あり、夜伽もほとんどレディ達の中から指名される。

チェインバーは自ら志願、あるいはキーパーに薦められて就くことになる。
ウェイティング期間が1年を過ぎ、2年が過ぎ、自分より後にウェイティングに
なったメイドがレディになると、ウェイティングのメイド達は次第に自分は
レディには選ばれないのではないかという不安に襲われる。たとえレディに
なれなくても、メイドとして主人に仕えることの喜びに変わりはない。
ウェイティングの期間が長くなればなる程、メイドとしての技量は上がり、
屋敷にとっては必要な人材になっていく。そうするとウェイティングとしての
下働きやレディの世話などに時間を費やすことは人材活用の点から非効率となる。
そこで、これらの仕事を免除し、トレーニーやウェティングの指導・教育、
自分の得意分野を活かした仕事に特化して主人のために働くのがチェインバーである。
チェインバーになると、寮内に個室が与えられ、トレーニーやウェイティングからは
レディと同じく『様』付けで呼ばれることになる。また、真に直接接する機会も
多いことから、夜伽や夜の入浴係として指名されることも稀にあり、さらには、
これまで二例しかないが、チェインバーになってからレディに指名されることも
ないではない。

42:名無しさん@ピンキー
11/09/26 00:17:06.15 LQBlR9aL
現在、屋敷には、10人のレディ、18人のチェインバー、31人のウェイティング、
23人のトレーニーがいる。平均年齢は、22.7才。その全てが自らの主人であり
屋敷の当主である桐原真を尊敬し、深く慕ってした。10人のレディ達の年齢は
一番上が34才、一番下が18才である。そして、レディのうちの一人はキーパーと
呼ばれ、82人のメイド達の指導監督にあたっている。その人物こそが唯を呼び出した
皐であった。

皐は、34才。この屋敷に来て真に仕えるようになってから17年。今となっては
数少ない真が屋敷の当主になった時に集められた最初のメイド達の一人である。
5年前に四代目のキーパーとなった皐は、チェインバーからレディになった二例の
うちの一人でもある。この五年間で屋敷の運営方法を改革し、メイド達の教育や管理も
より効率的かつ合理的なものへと変化させた。それまで曖昧だった休暇についても
制度化し、退職金制度も充実させた。労働条件の改善に尽くしながらも、主人に仕える
というメイドの本分については、些かの妥協も許さなかった。先に挙げたトレーニー
期間中における主人の視界に入らないようにすることの徹底もその一つである。
これにより、トレーニー達は誰かが抜け駆けするんじゃないかという疑心暗鬼に
捉われることなくメイドとしての仕事の習得に専念することが出来るようになった。
その一方で視界に入ったら即暇を与えるという罰については、よく事情を聞いた上で、
それが本当に不可抗力であれば、ごく軽い罰で済ませた。このように厳しいながらも、
硬軟併せ持った柔軟な姿勢から、メイド達には笑顔を見せない厳格なキーパーとして
恐れられながらも、主人からの信頼は篤く、メイド達からの人望も集めていた。

唯は、その皐に呼び出されていたのだった。唯達、ウェイティングの指導は、
チェインバーによって行なわれるので、キーパーに直接呼ばれることはこれまで
なかった。皐の世話をするのはウェティングの中でもベテランやチェインバーが
しているので、直接お世話することもない。唯はなぜ皐に呼ばれたのか不安で
堪らなかったが、仕事中はムダ話は厳禁であるため、同じウェイティングの親しい
仲間達のところに行き相談することも出来ず、一人煩悶していた。

43:名無しさん@ピンキー
11/09/26 00:17:24.65 LQBlR9aL
―もしかして、お暇を出されるのかしら……。唯はそのことを考えるだけで
背筋が凍りつく思いだった。ウェイティングになって、ご主人様のより近くで
お仕えすることが出来るようになった。そして、朝当番では短い時間では
あるがご奉仕もさせて頂いている。唯は今の仕事にとても充実を覚えていたし
喜びも感じていた。この屋敷を出されたら、一体何をしたらいいのか……考える
だけで途方に暮れる思いであった。

粗相があったとすれば、昨日の朝当番の時だろうか。まだ一度も精を頂けて
いないということもあり、少し気負ってしまったかもしれない。ご主人様に「おはよう」
と言われた時、また駄目だったと少し落胆してしまった……。ご奉仕の最中に
自分の気持ちを優先させてしまうなんて、メイドとして失格だ。その後、どうした
だろうか……。確か、ご主人様が水を飲みたいと仰られて、それを準備して……
初めて頼まれたことだったので、少し動揺してしまったかもしれない。ご主人様の
部屋の中に何があるかというのは、予め研修で教わっていた。冷蔵庫から地下水を
くみ上げた清水をコップに注いで、お渡しした。あの時、何か言われたような……
自分が何と答えたかよく覚えていない。直接お声を掛けて頂いたのは、屋敷に
上がった日にご挨拶した時以来だったから、気が動転してしまったのだ。
―もしかすると、あの時粗相をしてしまったのではないか……。

早く皐様の部屋に行かなくてはいけないと思いながら、気が重く、自然と
落ち葉をビニール袋に詰める作業がスローになる。気持ちもどんどん重くなって
いった。そんな唯の堂々巡りの思念を遮ったのは同じウェイティングのメイドの
声だった。声の主は莉子。唯よりも10cmは背の高い伸びやかな手足の健康的な
美少女だった。


44:名無しさん@ピンキー
11/09/26 00:17:43.45 LQBlR9aL
莉子「唯、どうしたの?手が止まってるわよ。」
唯「莉子さん……ダメよ、お仕事中に。早く仕事にお戻りになって。」
莉子「私の担当している所は、もう済んだのよ。それで、ぐずぐずしてる
唯のところを手伝いに来たんじゃない。感謝しなさい。」
唯「ありがとう。でも、お仕事中は『さん』付けよ。」
莉子「唯ったら、ホント生真面目なんだから。誰も聞いてないわよ。
……でも、分かったわ、唯さん。」

ぺろりと舌を出す仕草がとても可愛い。莉子は軍手を付けた手で落ち葉をビニール
袋に押し込んでいき、みるみる落ち葉の山が減っていく。莉子は唯より一つ上の
18才。屋敷に来たのはほとんど同じ時期で、ウェイティングになったのは莉子の
方が一月早かった。寮では同部屋でメイド達の中では一番仲のいい相手といって
いいだろう。

莉子「何かあった?ほら、また、手が止まってる。こんなんじゃ日が暮れてしまうわ。」

唯は少しの間逡巡した。早苗様から皐様に呼ばれていると言われたが、このことを
秘密にするようにと言われたわけではない。莉子に話してもいいものだろうか。
莉子が、唯の顔を覗きこんで「どうしたの?」と聞くと、唯は思い口を開いた。

莉子「皐様に!?一体、何のご用かしら……」
唯「私にも分からないわ。莉子さんは、皐様に呼ばれたことってある?」
莉子「んー、一人で呼ばれたことってないわね。」
唯「……そう。」


45:名無しさん@ピンキー
11/09/26 00:18:01.12 LQBlR9aL
―やっぱり、普通にあることじゃないんだ。大抵のことなら、わざわざ私を
呼ばなくても、早苗様に伝言すればいいだけのことだ。誰かを介してでは伝えられない
ことなのかしら……。

莉子「ほら、そんな顔しないで。まだ悪いことって決まったわけじゃないんだから。
私たちの想像のつかないようないいコトかもよ。ここは、私がやっておくから、唯は
皐様の部屋に行きなさい。これ以上、遅くなったら、それこそお叱りを受けるわよ。」

確かに、そうだ。唯は、作法どおりに丁寧にお辞儀をして「ありがとう」と莉子に
言ってから、本館に向かう。この敷地内で走ることは運動カリキュラムの時か泥棒を
追いかける時しか許されていない。唯は早歩きで本館へと急いだ。


46:名無しさん@ピンキー
11/09/26 00:18:18.70 LQBlR9aL
本館に着くと、化粧室に行き身だしなみを整える。ウェイティングの服装は全て
規定どおりに定められ、他の人と差異を出せるのはせいぜい髪型くらいだ。
唯のショートボブの髪型は屋敷に来た時から変っていない。鏡を見て、リップを
塗り、カチューシャの位置を整える。服装の乱れは、皐様が一番嫌うところだ。
爪も清潔に磨かれていることを確認し、化粧室を出た。

本館の右棟(入り口玄関から向かって右側を右棟、左側を左棟、真ん中は真ん中と
メイド達は呼ぶ)には、食堂に厨房、洗濯室や教室などがあり、主としてメイド達の
働くエリアだ。その一階の奥まったところに、キーパーの部屋がある。来るのは
トレーニー期間を終えた時以来だ。唯は、もう一度、自分の身だしなみを確認してから、
ドアを三回ノックする。

唯「唯です。早苗様から皐様がお呼びと聞いて伺いました。失礼します。」

皐様はキーパーの執務室では大抵デスクに向かい膨大な事務作業をこなしている。
「わたしに、わざわざ返事をさせる手間を取らせないで」とウェイティングになった
時言われており、ノックして名を名乗ったら返事を待たずにドアを開けて部屋に
入るのが決まりだ。作法どおりに丁寧にお辞儀をする。この時も、60度以上に
傾けてはいけない。メイドがそれ以上深くお辞儀をする相手はご主人様だけだからだ。
皐様は、キーパーというウェイティングのメイド達からすれば、雲の上の地位に
ありながら、メイド達が自分に必要以上に媚びることを嫌っていた。

47:名無しさん@ピンキー
11/09/26 00:18:36.49 LQBlR9aL
お辞儀をして顔を上げると、大きなマホガニー製のデスクに向かい、本を読んでいる
皐様の姿があった。その本は表紙を見ると外国語のようだ。豊かな黒髪に切れ長の
瞳、通った鼻筋に、薄い唇。いかにも和装が似合いそうな容姿ではあるが、シンプルな
シルクの白いシャツに黒の細いパンツという姿もとても似合っていた。唯から
すると、なぜご主人様はすぐに皐様をレディにしなかったのかと、皐様がチェインバー
からレディになったという話を聞いた時は不思議に思ったものだ。しかし、この話には
続きがある。皐様は、ウェイティングになってから一年も経たないうちに、自ら
チェインバーに志願したそうなのだ。その時、皐様はこういったと伝えられる。
レディになってご主人様のお近くに仕えるのに相応しいメイドは他にもいる。
自分が、チェインバーになれば、ご主人様に接する時間は少なくなるが、その分
より多くの時間を自分にしか出来ないご主人様のための仕事に使える、と。
それから程なくして、そのことを他のレディから聞いたご主人様は、慌てて皐様を
レディに指名したということだ。だから、レディになりたかったら、二年でも三年でも
ウェイティングにしがみ付きなさい、チェインバーからはレディになるなんてほとんど
ありえないんだから、とチェインバーの先輩メイド達はウェイティングの後輩達
に言うのだった。

皐「唯さん、ご苦労様。少しそこに腰掛けて待ってもらえるかしら。」

皐様の柔らかな声が耳に心地よく響く。唯はお辞儀をしてソファには座らず、立って
待っていようとすると、皐様が此方を見る。その視線に気付き、ソファに座った。
皐の視線が本に戻ると、唯は控え目に目だけを動かして室内を見回した。本が隙間
なく積まれた天井にまで届く本棚、壁に掛けられた過去三人のキーパーの写真、
本館の前でご主人様を中心にメイド達が並ぶ写真、座り心地のいいふかふかのソファ。
ここは代々のキーパー達が守ってきた歴史を感じさせる部屋だった。

48:名無しさん@ピンキー
11/09/26 00:18:53.57 LQBlR9aL
どのくらい経っただろうか。皐様が本を閉じて、唯の方を見た。唯は背筋を伸ばし
その視線を受け止める。

皐「台風でずいぶん葉が落ちたでしょう。ご苦労だったわね。私が思っていたよりも
いくらか早く来たみたいだけど、仕事はしっかり終ったのかしら。」
唯「はい。莉子さんが手伝ってくれましたので。」

本当は、莉子に途中で任せてきてしまったのだが、ウソにはなっていないはず。しかし
皐様はウソがとにかく嫌いだ。皐様が口を開く前に、もう一度口を開いた。

唯「申し訳ありません。正確には、莉子さんが後はやってくれると言ってくれたので
お言葉に甘えてしまいました。」
皐「そう。唯さんはずいぶん仕事が遅いのね。それとも、唯さんの周りだけ他のところ
よりも葉が多く落ちていたのかしら。」
唯「いえ……申し訳ありません。早苗様から皐様がお呼びと聞いて……正直
言いますと、少し気が動転してしまいました。初めてのことでしたし、何か粗相を
してしまったのではないかと……。」
皐「そうだったの……確かに、突然怖い怖いキーパーに呼び出されては、驚いて
しまうわよね。ごめんなさい、そこまで気が回らなかったわ。」
唯「いえ……そんな……申し訳ありません。」

皐から頭を下げられると、思わず立ち上がり、両手を前に出して大きく振る。そんな
唯の仕草がおかしかったのか、皐の顔にこの日初めて笑みが浮かぶ。釣られて、
唯の顔も綻んだ。


49:名無しさん@ピンキー
11/09/26 00:19:13.11 LQBlR9aL
皐「唯さんにとって、悪い報せじゃないのよ。少し、というか、かなり異例なこと
ではあるんだけど……。」

唯は微かに首を傾げて、皐様の言葉を待つ。

皐「今夜の夜伽、ご主人様が唯さんにお命じになったわ。今日の後の仕事は全て
免除するから、今夜の夜伽に備えなさい。細かい作法については、恵麻さんから
説明させるわ。」

皐はデスクの上の電話の受話器を手に取ると、恵麻の部屋に電話をかけている。
唯は、頭が混乱して返事すら出来ていなかった。―ヨトギ、ヨトギって……
もしかして、夜伽のこと!?

皐「もしもし、恵麻さん。私の部屋に来て下さる。」

皐が受話器を置くと、改めて唯の方を見る。皐の表情と声はいつしか厳格なキーパー
のものに戻っていた。

皐「唯さん、ご主人様からの直々の指名よ。返事はどうしたの。」
唯「はいっ。つ、謹んでお受け致します。」

唯は、立ち上がり作法どおりにお辞儀をした。

50:名無しさん@ピンキー
11/09/26 00:35:16.45 6DG2s8uT
支援?

51:名無しさん@ピンキー
11/09/26 01:08:55.87 eXgSuNwR
規制か?

とりあえず乙
続きに期待

52:名無しさん@ピンキー
11/09/27 21:01:41.70 veGFt+xC
これが序章って事かな
乙、続きに期待してます。

目覚しフェラっていいよね大好き

53:名無しさん@ピンキー
11/09/28 01:43:21.61 zL6lCDmV
49からの続きです。


恵麻の部屋の電話が鳴る。新しいお菓子のレシピをノートに書き留めていた
手を休め、受話器を取る。

恵麻「もしもし……畏まりました、皐様。」

レディ同士は本来ならば、『さん』付けで呼び合うことになっているが、
キーパーだけは別格である。鉛筆で、頭の中のインスピレーションを
走り書きすると、姿見で身だしなみを確認してから部屋を出た。

レディになると、メイドとしての品格を損なわなければ、服装は自由となる。
この日の恵麻の装いは、キャメルベージュのタックスカートに黒の七分丈の
タートルネック、白のハーフエプロン。肩にかかるエアリーミディアムの
ピンクブラウンの髪はフェミニンな雰囲気を醸し出している。
現在、21才。レディの中で二番目に若く、友里と真の寵愛を二分していると
言われているメイドであった。

ここで言う寵愛というのは、必ずしも正確な表現ではない。主人である真の
最も傍に仕えるレディともなれば、皆が主人の寵愛を受けているからこそ、
数多いるメイド達の中から選ばれているのである。そして、真は決して
飽きっぽい性格ではなく、新し物好きでもなかった。ただ、真にもやはり
雄としての性とも言うべきか夜伽に選ぶメイドに時折偏りが生まれることが
ある。そして、今はその偏りが10人のレディ達の中で恵麻と友里に生じている
のであった。

しかし、夜伽により多く選ばれたからといって、メイドとしての価値が高い
というわけでは必ずしもなかった。メイドは真の生活のあらゆる場面でサポート
することが使命であり、料理、掃除、洗濯といった家事仕事や、ビジネス面での
サポート、一緒に趣味を楽しんだりすることと、夜伽との間に価値の上下はない。
ただ、一つ違う点があるとすれば、メイドとしての奉仕は、メイドが主人に
一方的に捧げる愛であるのに対し、夜伽の場面では、それが双方向になる場合が
あるという点で、メイド自身にとっては充実感や満足度は異なるといえよう。
そして、夜伽を重ね、より主人からの愛を実感したメイドは、さらに良いメイドに
なっていくこともまた事実であった。

それ故、夜伽に関しての寵愛を一度は受け、それを失ったメイドであっても、その
ことについて誰を恨むわけでもなく、その失われた時間をむしろ他のことで主人の
役に立つように努めるのだった。主人に仕えるメイドの最も忌むべき感情は嫉妬で
あり、その感情を多く抱く者は、メイドとして失格なのである。


54:名無しさん@ピンキー
11/09/28 01:44:20.62 zL6lCDmV
皐が恵麻を呼んでからドアがノックされるまで、3分ほどだっただろうか。
その間、唯はソファに座り、皐が自ら紅茶を淹れるのを眺めていた。皐の動作には
全く無駄がない。トレーニー期間からコーヒー、紅茶、お茶の淹れ方には長い時間
を費やしているが、唯にとっては苦手な科目の一つであった。一人で練習している
時には上手く出来ても、誰かに見られているとうまく行かないのだ。

恵麻「恵麻です。失礼します。」

ノックの音で、ふと我に返りドアの方を見ると、長身の女性が入って来る。直接
言葉を交わしたことがなくても、その女性が恵麻と分かる。唯も立ち上がり、
お辞儀をする。顔を上げれば、155cmの唯よりずいぶん背が高い。166cmの莉子
よりも高いだろうか。ピンクブラウンの髪に包まれた顔はとても小さく、身体は
細い。体型の維持のためにどれだけの努力をしているのであろうかと思うと、
つい体系維持の努力を怠りがちな自分を戒めた。

唯「はじめまして、恵麻様。私は……。」
恵麻「はじめまして。唯さんでしょ、知ってるわ。」
唯「えっ……どうして…でしょうか?」
恵麻「当たり前じゃない、同じご主人様に仕えるお仲間でしょ。……と言っても、
なかなか思い出せないという方も中にはいらっしゃいますけどね。」

にっこりという言葉の似合いそうな恵麻の笑みを見て、唯も微笑む。自分もいつか
あんな素敵な笑顔を浮かべることが出来るのだろうかと思いながら。

皐「恵麻さん、お休みのところ悪いわね。昨夜は夜伽ご苦労様。」

皐が淹れ立てのティーカップとお皿を持って恵麻に近づく。恵麻は紅茶を見て、心底
嬉しそうな表情を浮かべて、礼を言って受け取る。

恵麻「わぁ、皐様の紅茶が頂けるなんて……シアワセ。昨夜は、ワインを頂きながら
古いフランス映画の鑑賞をご一緒させて頂きました。思いの外、ブルゴーニュの赤
の酔いが回ってしまったのか……あるいは映画が退屈だったのかは分かりませんが、
早々にお休みになられました。」
皐「そう。それじゃ、あまりロマンチックな夜とはいかなかったのね。」
恵麻「いえ……私にとっては、ご主人様と過ごす時間は、いつもロマンチックそのもの
ですわ。」


55:名無しさん@ピンキー
11/09/28 01:44:42.41 zL6lCDmV
唯は、レディ達の会話を憧れの眼差しで見ていた。何て素敵なお二人なんだろうか、と。
自分もいつかこんな会話がしてみたい。二人の醸し出す雰囲気に酔いしれていた唯にも
皐はティーカップを渡す。唯は、丁寧にお辞儀をしてから、受け取った。恵麻の立ち姿
を真似して、唯も立ったまま紅茶を頂いた。

皐「ところで、恵麻さんを呼んだのは外でもないわ。今夜、ご主人様は夜伽のお相手に
唯さんをご指名になられたわ。唯さんにとっては、初めての夜伽ですから、恵麻さんが
作法を教えてあげて。」
恵麻「はい……初めての夜伽なのに……ご主人様からご指名があったのですか。」
皐「えぇ、しかも、まだウェイティングになって三ヶ月目よ。異例なことというのは、
私も分かっているの。でも、これは決定事項よ。分かりましたね。」

恵麻は目をぱちくりさせて、しばしきょとんとした表情を浮かべていたが、カップに
残った紅茶を一気に飲み干すと、ティーカップとお皿をデスクに置いた。

恵麻「畏まりました、皐様。せっかく淹れて頂いた皐様の紅茶をゆっくり楽しむことが
出来なかったことをお許し下さい。唯さん、こうしてはいられないわ。早く準備に
取り掛かりましょう。」

唯も紅茶を一気に……飲み干すには至らず、ティーカップをデスクの上に置くと、
恵麻に手を引かれて皐の部屋から出て行った。


56:名無しさん@ピンキー
11/09/28 01:45:02.24 zL6lCDmV
恵麻は右棟2階の使われていない一室に唯を連れていった。使われていないとはいえ
室内は清潔に保たれており、ドレッサーには必要なものは全て揃っている。恵麻は
ドレッサーの椅子に唯を座らせて、自分は背後に立ち、肩越しに鏡を通じて唯と
視線を合わせた。―可愛い子ね。この子一人を見ていたら、そんな目を惹く容姿
ではないのかもしれない。でも、10人の自己主張の強い美貌を持った少女たちが
集まったら……この雛菊のような少女の魅力が一際輝くことだろう―

恵麻「唯さんは、いくつ?」
唯「17…になったばかりです。」
恵麻「そう。私が夜伽を初めて勤めたのは19の時だったわ。すごく緊張したこと……
それ以上の期待と幸福感に包まれていたのを今も覚えているわ。何度も頭の中で想像
したことがいよいよ現実になるんだ……って。唯さんもそうでしょ?」
唯「……はい。でも、ご主人様のことを頭の中で……そのようなことは決して。」
恵麻「いいのよ、恥ずかしがらなくても。私だって、二年前までは寮に居たんだから
隠してもムダよ。ご主人様のことを想ってもいいけど、ご主人様をオカズにして
自慰をしてはいけない、なんて、きっと一番守られていないルールね。聡明な貴子様
がどうしてこんなルールを作ったのかは、愚かな私にはとても分からないわ。あっ
今、私が言ったことは皐様にはナイショよ。それで……したことあるんでしょ、
ご主人様のことを想って。」

唯は顔を真っ赤にして俯くものの、鏡の中の恵麻の視線は逃がしてくれない。小さく
頷きながら、顔を上げて「でも……破瓜はしてません。」

恵麻「そう、唯さんは処女なのね。私は、ご主人様が初めてでなかったから……。」

恵麻は少しだけ寂しそうな顔をするも、すぐに笑顔に戻る。

恵麻「じゃあ、まずはエステを予約しないと。唯さんはまだ若いし、必要ないかも
だけど、初めての夜伽は特別綺麗な身体でお勤めしたいわよね。」

電話を取ってエステの予約をする恵麻。エステティシャンもこの屋敷内のメイド
である。恵麻は皐の部屋に居た時よりもリラックスした様子で唯に対しても言葉遣いは
少し砕けている。唯と恵麻の年齢差が4つであるのに対し、恵麻と皐の年齢差は13
であることからすれば、これも当然か。同じレディであっても恵麻にとっては皐は
未だに畏れ多い存在であった。


57:名無しさん@ピンキー
11/09/28 01:45:49.36 zL6lCDmV
夜伽とは何か。それは、メイドの仕事の一つである。主人は、通常19時に夕食を
食べて20時過ぎに夜の入浴をする。その後の離れの寝室に戻った後の時間を一緒に
過ごすことを『夜伽』と言う。時に性奉仕、性交渉を含むが、必ずあるわけでもない。
主人である桐原真は39歳であり、未だ老いは程遠く、精力も人並み以上であれば
複数の女性と連日交わることを望むこともあるが、そうは言っても、毎日メイドを
抱くことを義務付けられるとすれば、それはもはや主人ではなく奴隷であろう。

メイドの仕事は主人の眠るまでの時間を、リラックスして過ごしてもらうことである。
時には、複数の者が同時に指名されることもあり、服装も離れの内部ではメイドの
品格を損なうものでも主人が望めば良いものとされた。そして、メイドは主人が
眠りについた後、朝当番が来る前に部屋を出なければならない。時には、主人から
自分が起きるまでいるようにと命じられることもあるが、その時は朝当番の仕事が
なくなってしまうので、朝まで一緒に過ごしたメイドは、その日の朝当番に付け届け
をして謝罪するのがメイド間のルールであった。

毎夜の夜伽について、誰を指名するかは、主人の権限である。主人は多くの場合、
レディの中から選び、時にウェイティングの中から気に入った者やチェインバー
の中から選ぶこともある。しかし、時折、主人は指名をキーパーに委ねる場合がある。
この時、キーパーは、ウェイティングの中から未だ夜伽の経験のない者やしばらく
夜伽に呼ばれていない者を選ぶのである。ウェイティングのメイド達の多くに
とっては、主人との夜伽は大きな喜びであり心の支えでもあるので、キーパー
としてはそういった者達に主人の情けを与える機会を作るのも役割であった。

このような慣習から、主人がこれまで夜伽に呼んだことのないメイドを夜伽に
指名するということはなかった。少なくとも、メイド制度が整ってからのこの
12年間では、トレーニーの時に見初められた遥を除けば、皆無であった。
稀にこれに近い例としては、朝当番や入浴係の時に主人が気に入ったメイドがいた
場合に、キーパーを通じてそろそろ夜伽に呼んでもいいんじゃないかと打診し、
しばらくしてから、主人が夜伽の指名をキーパーに委ねた際に、そのメイドを
選ぶことはあった。それは、夜伽をするだけの訓練が済んだかどうかの判断を、
メイドを束ねる立場にあるキーパーに委ねていることの証であった。

それ故、ウェイティングになってから僅か三ヶ月で、未だ夜伽どころか入浴係
の経験も無い唯が名指しで主人から夜伽に指名されることは異例のことであった。
しかも、唯より先にウェイティングになりながら、未だ夜伽を経験していない
メイドもいるのである。皐は、主人の真意を図りかねるものの、主人の強い意向を
受けて唯を呼び出し、指名があったことを伝えたのだった。

58:名無しさん@ピンキー
11/09/28 01:46:11.75 zL6lCDmV
恵麻が唯のためにエステを予約した後、二人でサンドイッチのランチを取る。
恵麻はランチを取りながら、唯に夜伽の作法を教えた。

恵麻「最初の夜伽の時は、ご主人様が『離れ』にいらっしゃる前に、『離れ』で
お待ちするの。遅くとも20時半にはお部屋に入っていた方がいいわね。夕食は
早めに食べておいた方がいいから、17時に食べましょう。最初の夜伽なら、ご主人様
は必ずお情けをかけて下さるから安心して。昨晩は一度口に出したきりだから
今夜はきっと唯さんのことたっぷり可愛がってくれるはずよ。」

恵麻が『可愛がってくれるはず』と言うと唯は赤面してしまう。頭の中の想像では
唯は何度もご主人様に可愛がってもらっていた。しかし、いざ本当にそんな場面が
訪れるとすれば、果たして自分は正気を保っていられるだろうか。それに、唯には
不安なことがあった。

唯「もし……もし、ご主人様にお情けを頂いているのに……私の身体が……そのぉ
ご主人様の愛情を感じられなかったらどうすれば……初めてだと、なかなか身体が
気持ちについていかないことがあると聞いています……。」

唯にとって、それはもっとも恐ろしいことであった。気持ちはこんなにご主人様を
求めているのに、身体が痛みや苦しさを感じて喜べなかったら。もし、痛がる素振り
なんて見せたら、もう二度と夜伽には呼ばれないかもしれない。かと言って、演技が
出来るほどの経験は当然ない。だから、莉子と初めての夜伽のことを話していて、
既に経験を済ませている莉子のことを羨ましいと感じることさえあった。

恵麻「大丈夫よ。ご主人様は初めての女性の相手をするのに慣れていらっしゃるから。
それに、初めてをご主人様に捧げるってことはとても幸せなことよ。唯さんのアソコに
初めて入るのがご主人様の男性器で、ご主人様の形に馴染んでいくのって……。」
唯「あと……そのぉ、ご主人様の……男性器のことは何て呼べば……。」

唯は消え入るような声で聞く。その恥ずかしげな表情は恵麻から見ても、可愛すぎて
恵麻は唯がご主人様に必ず愛されるであろうことを確信した。恵麻は秘密めいた笑みを
浮かべて答える。

恵麻「安心して。ご主人様が教えてくれるわ。」

59:名無しさん@ピンキー
11/09/28 01:46:30.75 zL6lCDmV
唯は、全ての準備を整えて、離れに向かう。服装は、恵麻が選んでくれた。

恵麻「唯さん、着痩せするタイプなのかしらね。ご主人様好みのエッチな身体
してるわ。」

お風呂に入った後、広い衣裳部屋で下着姿になった唯を見て恵麻は言った。唯は
見られているのが同性であってもじっくりと見られてしまうと、恥ずかしかった。
しかも、目の前の女性は長身で細身で腰がきれいに括れていて、高いお尻の位置
から細く長い脚が伸びている女性の憧れのような体型であり、それに比べれば
自分の体型などは色気のない幼児体型に見えてしまう。

恵麻「ブラのサイズはいくつ?C?今、少しきついんじゃない。Dを着けてみたら。
ほら、こっちの方がちょうどいいでしょ。でも、今日はこっちにしましょうか。
どう、このベビードール。唯さんに似合いそう。」

唯はブラを着けず、白いベビードールを着て、その下に白いショーツ、白のハーフ
ストッキングを穿く。そして、仕来たりどおり、その上に恵麻から借りたハーフコート
を羽織る。本館内では、メイドとしての品格を損なう格好で歩き回るわけにはいかない
ので、ハーフコートで服装を隠すの。渡り廊下を渡り、トレーニーが寝ずの番を
務める詰め所を抜けて離れの広い寝室に入った。ご主人様はもう浴室に入っている
ようだ。ご主人様が出てきたら……この部屋で二人きりになる。唯の心臓は早鐘の
ように高鳴り続けた。

唯にとって異常に長い時間が過ぎた後、入浴を終えた真がナイトガウンを纏って
寝室にやって来た。唯は気配を感じると、立ったままご主人様にだけする45度の
深いお辞儀をして夜伽の挨拶をする。

唯「今宵の夜伽を勤めさせて頂きます、唯と申します。何分、初めての夜伽故……
粗相のなきよう精一杯勤めさせて頂きます。」

唯はお辞儀の姿勢を保ったまま、真の言葉を待った。

60:名無しさん@ピンキー
11/09/28 01:48:49.20 zL6lCDmV
今回はここまでです。

また続きを書かせて頂きたいと思います。

61:名無しさん@ピンキー
11/09/28 12:25:32.78 7bKC0Ndo


こういう屋敷の主人になりたいな

62:名無しさん@ピンキー
11/09/28 16:05:39.08 uY8YuT2d
思わせ振りな展開がいいな。大長編の予感

63:名無しさん@ピンキー
11/09/30 01:12:30.91 o74rXzSa
いろいろな意味で丁寧。良い。

64:名無しさん@ピンキー
11/09/30 22:03:12.41 m5192gca
トレーニーと聞いてマクドナルドのバイト思い出した

65:名無しさん@ピンキー
11/10/01 00:32:06.58 uMvTSXGr
更新マダーー

66:名無しさん@ピンキー
11/10/01 11:47:04.80 BUGgFsD9
しきたりやら、儀礼やら、心得やら、考えるのって、直接エロでないけど楽しいよね。
設定厨ぽいけど、いい感じ。

67:名無しさん@ピンキー
11/10/01 12:06:35.66 6kfw8WuQ
コメントありがとうございます。
59の続きです。


真「顔を上げなさい。」

主人の声でゆっくりと唯は顔を上げる。その背は唯が見上げる程に高い。
唯はこの屋敷に来てから、主人以外の男性を見ていない。休暇に実家に
帰省するメイドや、街に買い物や遊びに行くメイドも少なくはないが、
唯は敷地から一歩も外に出ないという意味では少数派と言えた。
顔を上げたものの、主人の顔を1秒と見詰めてられない。なぜなら
主人が自分のことも見ているからだ。しかし、いつまでも顔を俯いていては
かえって失礼に当たると思い、顔を上げて主人の首の辺りで視線を
彷徨わせる。

真「少し酒を飲む。用意してくれ。」

真は唯の横を通り過ぎて革張りのソファに腰を下ろす。ソファは部屋の
バルコニーに向けて置かれており、バルコニーは池に張り出した形で
設置されており、月明かりがソファの前のテーブルに差し込んでいる。
唯は「畏まりました」と言ってお辞儀をし、室内の一角に設えられた
バーカウンターでお酒の準備をする。トレイの上に、スコッチウイスキー
のボトル、グラスを置き、氷は四角い大きな氷をアイスピックで砕いて
小さくしたものをアイスペールに入れる。おつまみの種類はいくつかあり
何がいいか聞くべきなのかと悩む。分からないことがあったら、聞いた
方がいいとは分かっているのだが、失礼なのではないかと思うと、言葉が
出ない。すると、ソファに座った真が、そのことに気付いたのか唯に声をかけた。

真「つまみは適当でいい。それから、唯も自分の飲むものを用意しなさい。」

自分の悩みを見透かされたことの驚きよりも、主人に自分の名を呼ばれた
ことに舞い上がってしまい、「畏まりました」と答えるのが、数秒遅れた。
名を呼ばれたのは、屋敷に来て約一年半で初めてであった。主人の甘く低い
テノールの声で呼ばれると、普段は何とも思わない『唯』という平凡な名
がずいぶん上等に思えてくるから不思議だ。それから急いで、つまみを準備
する。チョコレートにナッツにビーフジャーキーを皿にそれぞれ載せて
主人の下に配膳する。

68:名無しさん@ピンキー
11/10/01 12:07:16.29 6kfw8WuQ
真「唯の飲み物はどうした?」
唯「私は……結構です。」
真「私は用意しなさいと言ったはずだ。二度同じことを言わせるな。」

指導されたように1対1の水割りを作っていると、主人に静かな声で叱責される。
「申し訳ございません」と言って頭を下げると、飛び跳ねるようにして
立ち上がり、バーカウンターで自分の飲み物を用意する。通常であれば
主人と同じ席で酒食を共にすることは、メイドの立場では決して許されない
ことだが、夜伽の時間は特別であるということを失念していた。夜伽の時間は、
メイドとしての本分よりも、主人の意向を優先すべき、というのが決まり事
であった。それ故、服装についても貞淑であるべきメイドに相応しくない服装も
許されるのであった。唯は冷蔵庫の中からオレンジジュースを取り出し、グラスに
注ぎ、急いで戻った。

真「ここに座りなさい。」

テーブルの横に正座する格好で酒を作り、グラスを渡すと、主人が
ソファ自分の横をポンポンと叩いた。主人の隣に座るなんて畏れ多いと
思いながらも、主人の意向が優先と思い直す。それに、隣同士に座れば
主人の視線から逃れられるという気持ちもあった。主人の瞳は、唯にとって
太陽にも似て、とても直視は出来ないのだった。

真「その服、よく似合ってる。唯には白が似合うな。」
唯「ありがとうございます。」
真「そう固くなるな……と言っても無理か。まぁいい、気にせず緊張していなさい。
いずれ回数を重なれば慣れる。」
唯「慣れるなんて……ないと思います。こんなにご主人様のお傍に居て……
名前を呼んで頂いて。……胸がいっぱいです。」
真「唯は、私の傍で私に仕えるのが仕事であろう。傍に居て緊張ばかりしていては
私に仕えることなど出来ないではないか。」
唯「申し訳ありません……緊張せぬよう努めます。」

唯は手に持ったグラスを見詰めながら、ぎこちない会話を交わす。オレンジ
ジュースは唯が飲んだことのないくらい美味しいものであったが、今は喉を
滑り落ちる冷たさしか感じられない。会話は長くは続かないが、主人は
それも然程気にすることのない様子であった。唯は、時々主人のグラスを見て
残り少なくなれば、酒と水を注ぎ足し、氷を重ねた。

69:名無しさん@ピンキー
11/10/01 12:07:47.80 6kfw8WuQ
真「ベッドへ行こう。」

主人のグラスが空き、グラスを受け取り酒を注ごうとすると、主人が唐突に
行った。いずれあるべき言葉ではあったが、唯にとってその言葉は待ち焦がれた
ものであり、不安ゆえにいつまでも言わずにいてくれればと願う言葉でもあった。
立ち上がり、ベッドに向かう主人を見送り、テーブルを片付けようとすると
主人が「後でいい」と告げる。唯は、心の準備も未だ整わぬまま、数歩歩いて
広いベッドの脇に立つ。主人はその中央に既に寝そべって、肘を付いて横向きに
なって唯を見た。

真「緊張してるな。緊張するなとは言わないが、せめて怖がらないで欲しい。
唯に怖い思いをさせるつもりはない。出来ればリラックスして欲しいんだが
……まずは奉仕をしてもらうか。朝当番は何度もしているから、慣れている
だろ。」

主人の優しい言葉に、唯は涙が零れそうな思いだった。寮では、夜伽をした
メイドは皆から質問責めに遭うのが通例であった。既に何度も夜伽に呼ばれた
メイドは言葉少なではあるが、初めて夜伽をしたメイドは興奮もあり、いかに
自分が主人に愛されたかを誇らしげに語り、唯もそれを聞いて、自分の時は
どんな風に愛してもらえるかを日々妄想してきた。メイド達が口を揃えて言う
のは、主人の優しさであった。唯は、今その主人の優しさに初めて触れて
胸が詰まる思いで、少しでもその気持ちに応えようと改めて決意するので
あった。

唯は、深くお辞儀をしてから、ベッドに上がり、膝立ちで進むと主人が広げた
脚の間に座ってガウンの紐を解き、肌蹴させる。朝に見る主人の男性器は
いつも隆々と聳え立っているが、今はまだそこまでの状態ではなかった。
唯は「ご奉仕させて頂きます。」と口上を述べてから、それに捧げ持つよう
にして両手を添えると顔を静かに近づけて唇を付けて舌をねっとりと這わせて
いく。すると、主人の分身は少し反応を示し、唯を嬉しくさせた。

真「朝当番では、まだ最後までさせたことはなかったな。今日は時間はたっぷり
あるから、最後までしてみなさい。」
唯「ふぁ…ぃ、…ありがとうございます。」

70:名無しさん@ピンキー
11/10/01 12:08:09.47 6kfw8WuQ
主人の精を飲めるという期待で顔が綻ぶのを隠せぬまま、お礼を言うと、顔を
横にして主人の分身を下から上へと何度も舐め上げる。朝当番の時は、いつ
「おはよう」と言われるかと焦ってしまい、うまくできないと自覚していた。
時間を気にしなくていいというのは唯にとってはこの上ない手助けであった。
―しかし、朝当番の時と違うのは、主人の視線であった。奉仕に没頭しよう
しても、主人の視線を感じると、集中出来ない。―私なんかを見てくださる
なんて勿体無い―主人の視線を独占することに唯は未だ慣れていなかった。

真「唯、こちらを見なさい。私は単に唯の口に出したいわけじゃない。唯と
心を通わせたいんだ。」

唯の心と顔と……股間が熱くなる。唯は視線を主人に向ける。……さっきまで
よりは長く見詰めることが出来た。視線を逸らし、また視線を交差させる。
奉仕をしながら主人に見詰められているのは、見守られているような気がして
不安が取り除かれるのを感じた。主人の視線は、監視やあら捜しをするものでは
なく自分を見守るものであることに、今初めて気付いた。

真「手も使っていいんだぞ。手で扱きながら、口と舌と顔の動きをシンクロ
させて。……そう、視線も忘れずに。唯のいやらしい顔たくさん見せてくれた
方が興奮する。」

主人の視線と言葉を浴びて、唯はいつしか雑念を捨てて、奉仕に没頭していた。
もっと主人に奉仕したい、心を通わせたい、自分を見て欲しい、と思うとこれまで
よりも積極性が出てきていた。固く大きく膨らんだ真の分身を口に深く咥え込み
ながら、根元を手で柔らかく握って顔と一緒に上下に動かす。舌を竿に絡みつかせ
涎がたらたらと零れるのも構わず、苦しささえも唯にとっては奉仕の喜びで
あった。さらに……いつしか唯の心と身体も昂り始めていた。唯は無自覚ながら、
奉仕に没頭するうちに、秘所からは蜜が溢れ、ショーツをぐっしょりと
濡らしている。

71:名無しさん@ピンキー
11/10/01 12:08:33.97 6kfw8WuQ
真「出すぞ。」

主人の言葉に、喜びが湧き上がると共に口で受け止めるための心の準備をする。
主人が言葉を発してから10秒後、唯の口の中に熱い迸りが放たれる。唯はそれを
咥内で受け止める。舌に広がる苦味と酸味、匂いが唯の頭を陶酔させ、少しずつ
飲み下していく。主人の貴重な精を飲むことの出来る喜びで、頭がくらくら
してくるほどであった。

射精が終った後も、咥えたまま残滓を吸い上げるように鈴口に吸い付く。主人の
精は唯にとっては麻薬にも似て、一度飲んでしまえば、また何度でも少しでも
味わいたくて仕方なかった。それから、口を離して、丁寧に舌で主人の分身を
清めていく。

唯「ご奉仕させて頂きありがとうございます。……んっ、あれ……。」

知らぬ間に唯の大きな瞳から涙が零れていた。唯自身も自分の涙に戸惑ってしまうが
気持ちが昂ぶって涙が止まらない……。

唯「すいません……んひっく……初めて、ご主人様の…飲ませて頂いて……
グスッ……嬉しくて…ぇ。」

上半身を起こした主人が唯の頭を優しく撫でながら、目尻から零れる涙を親指で
拭いてやる。そして、ティッシュを取って泣きじゃくる唯の涙を拭く。唯は頭に
触れる主人の掌の温かさで、次第に心が落ち着いていくのを感じていた。

真「落ち着いたら顔を洗ってきなさい。それから、口もゆすいで。」
唯「はぃ……畏まりました。お見苦しいところをお見せして……。」
真「いいから、行きなさい。」

唯は、正座の姿勢のまま頭をベッドに付くくらいまで下げてから、洗面所に
向かった。鏡を見ると、泣き顔で目を赤くし、鼻水も少し垂れていた。こんな
顔を見られてしまった恥ずかしさで顔を赤くしてから、顔を洗う。口をゆすいで
しまうのは、まだ主人の味が口の中に残っているので名残惜しかったが、洗口液
で口を何度もゆすいだ。


72:名無しさん@ピンキー
11/10/01 12:08:56.67 6kfw8WuQ
今更ながら、唯は自分のショーツがぐっしょり濡れていることに気づいた。溢れた
蜜はショーツからも零れ、腿にも跡が残っていた。奉仕しただけでこんなに濡らして
しまうなんて……ご主人様にはしたない子と思われてしまうと思えば、唯はいちいち
赤面してしまう。色白の唯の顔は、羞恥による赤面を容易に見る者に伝えて
しまうのであった。唯は少し迷ってから、ショーツを脱いで洗い物の籠に入れて、
ウェットティッシュで秘所と腿を丁寧に拭いて、洗面所を出た。

部屋に戻ると、主人はベッドで目を瞑っていた。もしかして、もう寝てしまった
のかと、気落ちした気分と僅かな安心の気持ちがないまぜとなった。唯が静かに
ベッドに近づくと、主人の目が開いた。奉仕の時に目を合わせたおかげで、主人と
見詰め合うことにも少しだけ慣れた。主人の隣に来るようにという視線に頷くと
主人は起き上がり枕を背にベッドに座り、唯も主人の横に座った。

真「唯は初めてだったな。―キスの経験あるのか?」
唯「…あ、ありません。男の子とはあんまり話したことも……。」
真「こんなに可愛いのにな。唯のことを他の男に取られる前に、メイドに出来て
よかった。」
唯「そんなお言葉……私には過ぎたお言葉です。メイドの皆様はみんなお綺麗で
優しくて……私もいつかそんな風に……なりたいです。」

唯が言葉の末尾に決意を込めて言って、主人の顔を伺う様に視線を合わせると、
主人の手が伸びて唯の顎に触れる―主人の顔が近づいて、二人の唇が軽く触れ
合った。

真「これが唯のファーストキスだな。ベッドの上でというのも散文的か……」
唯「……ありがとうございます。」

初めてのキスに頭がぼーっとしてくるも、お礼の言葉だけは最後は消え入りながらも
何とか紡いだ。主人の顔がまた近づいてくる。また唇が触れ合う。唇が主人の唇に
挟まれ、擦りあう。唯はキスの心地よさを初めて知った。唯の理性が蕩け始め、
身体から力が抜けていくのを感じる。主人の腕が唯の肩に回されると、自然と
しなだれかかってしまう。唯の両腕はだらりとして、手持ち無沙汰に開いたり
閉じたりする。主人に自分から触れることは、まだ勇気が必要であったが、
主人の唇が離れると、唯は目を閉じて控え目に唇を突き出してキスを求めた。
―キスして欲しい、唯は切実に願い、それは叶えられた。主人の舌が唯の口の中に
入ると、今どうなっているか分からなくなっていく。力はますます抜けて、
手を上げることすら出来ない。主人が覆い被さってくると、唯はそれに身を委ね、
ベッドに身を横たえる。主人の右手が唯の左手を取ると、唯はその手と指を絡め、
ぎゅっと握った。

73:名無しさん@ピンキー
11/10/01 12:09:44.89 6kfw8WuQ
ここまでです

74:名無しさん@ピンキー
11/10/01 13:54:04.17 rKhWca0d
うおお超GJ!
くっそレベル高っけくっそw

75:名無しさん@ピンキー
11/10/01 16:03:25.14 uMvTSXGr
いいな、唯w
思ってた以上にえろいww

76:名無しさん@ピンキー
11/10/01 20:22:22.93 6kfw8WuQ
72の続きです。


主人の愛撫が始る。ベビードールの上から唯の硬さの残る乳房を掌で包み込むと
撓むように揉む。そして、主人の唇は唯の頬から顎のラインを唇でなぞり上げると
首筋へと降りていく。唯の息遣いが少しずつ荒くなっていく。恵麻の言うように
主人は処女の扱いに慣れていた。左手は唯の身体を愛でるように撫でていき、
その手付きは感じさせようというよりも、強張る身体をリラックスさせるための
ものであった。主人の左手は、やがてベビードールの裾から腿の内側へと入り
込む。その手が脚の付け根まで達した時、主人は口を開いた。

真「下着付けてないんだな?……汚してしまったのか?」
唯「っ……すいません。」
真「唯は濡れやすいんだな…覚えておくことにしよう。」

唯は目を瞑ったまま消え入るような声で伝えるが、主人が微笑んだような雰囲気を
感じて、ますます恥ずかしくなった。主人の前戯は優しく高価な陶器を扱うような
動きであった。しかし、初めて男性の手に触れられる唯にとっては、主人の触れる
箇所全てに肌が粟立つような感覚を覚え、いつ導火線に火が点いてもおかしくない
ような心地で、これが嵐の前の静けさであることを未経験ながら感じ取っていた。

主人の手が唯の膝の裏から内腿、脚の付け根までを何度も往復し、そろそろ唯の
口から吐息が漏れそうになると、不意にその指の先が秘唇に触れ、唯の口から
息遣い以上の意味を持った声が漏れてしまう。それに呼応して肩口にキスを落として
いた主人の顔がベビードールの肩紐に沿って胸元へと近づいていき、唯の乳房に
顔を埋めた。

主人の指技は匠だった。触れているのはごく僅かで動いているか動いていないかも
分からないほどの動きながら、そっと秘唇の割れ目を撫でられるだけで、唯の口
からは溜まらず声が漏れ、蜜は奥から泉のように湧き上がる。唯の身体は快感故に
ぴくぴくと震え始める。自慰では決して訪れえぬ快感が唯の小さな身体を包み込み
始めていた。唯は怖かった―これから起こる事が、身体の奥の何かとてつも
ないものが呼び起こされるのではないかという不安で叫びだしそうになるのを堪え
ながら、主人が与えてくれる快楽に身を委ね、甘い喘ぎにも似た声を漏らし始める。

77:名無しさん@ピンキー
11/10/01 20:23:19.45 6kfw8WuQ
唯「―っん、ひぃ…ゃぁんっ。」

唯は不意に絶頂を迎えた。膣口の入り口に指の腹を押し付けられ、それと同時に
陰核に甘い刺激が加わると、もう限界だった。自慰で覚えた絶頂よりも、その
余韻は甘く、罪悪感も感じずに済んだ。主人の「イッたか」という言葉に、
何も言うことはできず、目を瞑ったままコクリと頷いた。

真「イク時は、口に出して言うんだ。これはメイドとしての心得だから覚えて
おくように。」
唯「か…しこまりました……ご主人…さまぁ。」

唯の声は震えていた。未だ主人の息遣いを身近に感じる程に互いの身体は密着し、
片方の手は握ったまま、もう片方の手は唯の身体を優しく撫でている。
まだ始まったばかりなのだ。これから未知の世界に連れて行かれる。不安は
大きくなるばかりであったが、主人に手を握られていると、唯はほんの少しだけ
安心できた。

その主人の手が離れた。唯は目を開き、縋るような視線で主人の姿を追うと、主人は
唯の両膝を持って、M字に開かせると、その間に身体を入れた。―もうすぐだ
……一度は力が抜け切ってリラックス出来た唯の身体が再び強張る。主人は唯の
身体を起こし、ベビードールを脱がせた。唯のお椀型の乳房と、控え目な乳輪
が主人の目に晒される。灯りはベッドサイドの淡い間接照明とカーテン越しに
差し込む月明かり。優しく短いキスを交わすと、唯の身体はそのまま寝かされる。
身に付けているのは、もはやハーフストッキングのみ。唯の口元は震えて歯を
鳴らしながら、濡れた瞳で主人を見上げた。

主人は、自らの分身に手を添えて、唯の秘唇に宛がうと、膣口を探るように何度か
先端で探るように突く。主人の分身は熱く、唯の全身は触れられるだけでバターの
ように溶けていく心地だった。主人は、唯と視線を合わせて見詰めてから、少しずつ
分身を唯の中に押し込んでいく――


78:名無しさん@ピンキー
11/10/01 20:23:53.54 6kfw8WuQ
唯「んんっ……ぁあぁっ―」

唯の身体は異物の侵入に強く抵抗した。少し入っただけで、息が出来ぬような苦しさ
を覚えて喉の奥から悲鳴が響く。―ダメ、こんなの入りっこない―それが唯の
正直な感想だった。

主人は慌てることなく、入らないとみると、それ以上強くは挿入しようとせず、まだ
先端のいわゆる亀頭の半ば程のところで腰を止めた。身体を折って唯の上半身と自分の
胸板を密着させると、唯の唇を奪い、最初から舌を唯の口内に侵入させて荒々しく
蹂躙した。激しいキスに唯は応えることも出来ず、ただただされるがままとなり、
鼻で荒く息継ぎをしながら、唾液が流し込まれればそれを飲み下した。しかし、今は
キスの快楽よりも、何より唯の両脚の間から侵入を試みる異物の痛みと苦しさが
身体を支配し、それどころではなかった。感情はただ一つ、このままでは主人に嫌われて
しまうのではないかという恐怖だった。唯はその恐怖から逃れようと、初めて自分から
主人の身体に縋りつくように両手を伸ばして主人に触れた。主人の二の腕や胸板は
どこも固く頼もしかった。その固い胸板の圧で乳房が撓み、乳首が軽く擦れると
もどかしい気持ちになる。互いの動作は静かであったが、唯にとっては嵐のような時間
が過ぎていくうちに、いつの間にか主人の分身の亀頭部分までを唯の身体は侵入を
許していた。

真「大丈夫?」
唯「ぁぅう……だいじょ…ぶです。気持ちいいです。」
真「ムリしなくていい。苦しいと思うが、少し我慢してくれ。だんだん唯の身体に
私のものが馴染んでいく。もう頭は全部入ったぞ。唯の中は狭くて、締め付けも
きついが、とても具合がいい。」

二人の身体は密着していた。唯の顔の目の前に主人の顔があり、鼻と鼻とが触れ合う
ほどだ。それでも唯の身体には主人の重さはほとんど感じられない。きっと主人が
ムリな体勢を取っているのだということに、この時は気付いていなかった。主人は
身体を密着させたまま唯の上半身にキスを落とし、両手は身動き取れない唯の身体を
這い回った。脇腹から脇の下を撫でられ、声を漏らす唯。いつしか万歳を取らされて
脇の下にまでキスをされるとくすぐったくて身を捩る。主人は唯の身体の力が抜けた
時を見計らってほんの数ミリずつ唯の中に侵入していく。やがて主人の竿の半分までが
唯の中に埋められた。

真「唯…分かるか?入ってるの。よく我慢出来たな。もうほとんど入ってる。」
唯「……うれしいです。」
真「これから少し動く。痛くても我慢しろ。」

79:名無しさん@ピンキー
11/10/01 20:24:27.48 6kfw8WuQ
唯の顔には汗が滲み、身体からも汗が噴出していた。唯の秘所から侵入を果たした
主人の熱い分身が、その熱を唯の全身に行き渡らせているようであった。主人の『動く』
という言葉に、唯は気が遠くなる思いであった。それは主人への慕情だけでは何とも
しがたいものであった。動いていない状態でも、膣口は裂けそうな痛みがあり、
そこから鈍痛がお腹にまで伝わってくる。息苦しさはいよいよ深刻でさっきからただ
ひたすらぜいぜいと荒い息遣いだけが室内に響いていた。唯は、ご主人様に対して、
こんな自分が申し訳なかった。主人は、具合がいいと言ってくれたが、きっと気休めに
過ぎないのだろう。ご主人様の分身さえも受け入れられず喜びを感じることの出来ない
ような身体なら、もう暇を出されてしまうに違いない。

主人は予告どおりに腰を使い始めた。ある一定量を保っていた痛みと苦しさは、
跳ね上がり、唯は悲鳴と言うほかない声を上げて、その痛みを忘れるように首を振って
泣きじゃくり、両手は主人の身体を押し返そうかというようにすごい力で主人に
押し付けられた。唯は全ての感覚を感じないようにと、目をぎゅっと瞑り、身体を
無闇矢鱈と動かし言葉にならない悲鳴を上げて、痛みと苦しさを堪えた。主人の
身体は、唯がいくら押してもびくともしないが、それでも押し続けた。傍から見れば、
それはレイプにしか見えないであろう。しかし、その内実は、主人はメイドに
対し優しく労わる気持ちで接しており、メイドもまた主人のことを受け入れたいと
いう気持ちでいっぱいであった。しかし、その互いの気持ちも少女の未熟な身体が
通じ合うことを許さなかった。

――少しだけ痛みが引いた気がして、抵抗の力を弱めた。その時、気持ちも
ガードが緩み、遮断していた感じないようにしていた痛みと共に、感じたことのない
快感が唯の中に生じていることに唯は気付いた。これは何だろうと、思うと、感覚を
開くと、また激しい痛みが全身を走る。しかし、痛みと同時に全身を満たすような
快楽の波が身体をそっと洗っていく感覚も確実にあった。―これがエッチの快感
…なの?―一度、その快楽に気付くと、その快感が主人の分身との結合部から、
主人が動く度にポンプから汲み出される湧き水のように生まれていることが分かり、
しかもそのポンプから汲み出される快楽の量は時間が経てば経つほど増してくる
のだった。

唯「ひゃぅう―はっ、はぁう……ぃいっ、ぁんっぁんあんっ。」

主人を押し返そうとしていた手はいつしか主人にしがみ付き、悲鳴は切羽詰った
喘ぎ声へと変っていく。ポンプから出る水は、もうすぐ唯の持つ容量を超える。
それが分かっているのに、水はどんどん汲み上げられて、止めることは出来ない。
溢れてしまったら、一体何が起きるのか……不安と恐怖に表情を歪ませて、
ただひたすら主人にしがみ付く。快楽が唯の身体から溢れ出した時、唯は
声にならぬ声を上げていた。

80:名無しさん@ピンキー
11/10/01 20:24:55.33 6kfw8WuQ
真「イッたか?」

主人の声がどこか遠くに聞こえる。目を開いても何も見えない。唯は目を開いた
つもりになっていたが、瞼を開く力もなかった。唯は呆けたような声で「わかり
ません」と答えた。これがイクということなら、自慰で得ていた絶頂とは一体
何だったのか。あまりに激しく強烈な快感に、自分の身体の中にこんな感覚がある
なんてと怖くなる気持ちさえする。一度動きを止めていた主人の動きが再開
される。痛みはもう意識しなければ感じない程度となり、息苦しさもさっきまでのが
ウソのように感じられず、口からはすぐに堪えきれぬ声が紡がれる。

真「イク時はちゃんと口に出していうんだ。同じことを二度言わせるな。」
唯「はい……あんっ、そんな……すぐにっ…ご…主人さまぁ―きゃふぅ、
きゃぅんっ―や、いぃやぁ…すぐ、またすぐに、い……イキますっぅ。」

すぐにまた絶頂を迎えるが、今度は主人は休む時間をくれなかった。主人は
身体を起こし、唯の腿を抱えて、ずんずんと腰を振り、打ち付ける。今の唯は
快楽で荒れ狂う海に浮かぶ小船のように、寄る辺なく、主人の身体に手が
届かないと知るや、シーツを握り、あまりの快感に我を失いそうに鳴る自分の
身体と意識を保とうとした。

唯が二回立て続けに絶頂を迎えると、主人の動きがゆっくりとなった。もう竿の
七分まで挿入を果たしているか、主人は性器の形を唯の膣内に馴染ませるように
腰を鎮めたまま、唯の上半身をじっくりと愛撫する。唯の身体はさっきまで以上に
敏感となり、どこを触れられても、それだけで声が出てしまう。唯は自分の出す
エッチな声が恥ずかしくて、目を開けることも出来ない。キスをしながら、主人に
舌を出すようにと言われると、小さなピンク色の舌を差し出して中空で絡ませ、
誘われるままに主人の口の中にも舌を入れて舌同士を絡ませた。その度に主人の
分身に絡みつく唯の膣壁は主人の竿を締め上げ、亀頭に吸着しそれ自体がえも
言われぬ感触を主人の分身に味合わせるのだった。この時、主人も射精衝動を堪える
ことに耐えていたとは、唯には気付くすべもない。

小休止を終えて、再び主人が動き始めると、主人にもゴールは見えていた。そのゴール
に向かって、唯を追い詰め、タイミングを見計らいつつ、唯が絶頂を迎える直前で
引き金を絞り、唯の中に精を吐き出した。

唯「イキますぅ―ぁあ、ご主人様の熱いのぉ、たくさん……嬉しい……ご主人様の精を
上の口だけじゃなく……、下の口にも頂いてぇ。……、―えっ、ご主人様の……まだ?」
真「私のは、一度じゃ満足しないようだ。もう一度唯を味合わせてくれ。今度は
後ろからだ。四つん這いになれ。」

81:名無しさん@ピンキー
11/10/01 20:25:28.72 6kfw8WuQ
その後のことは、よく唯は覚えていない。くたびれきった身体に鞭打って身体を起こし
四つん這いになって、主人を迎えた。主人の分身は、今度は驚くほど簡単に奥までの
挿入を果たせた。後ろからだとまた当たる場所が違った。唯にとっては正常位の時
より、感じるポイントに主人の先端が当たってしまい、ひたすら快楽を貪った。
いったことを主人に報告も出来ぬほどに狂わされると、やがて意識を手放した。


唯が目が覚めると、外はもう明るい。今生まれたのではないかというくらいによく
眠れ、寝ていたことすら覚えていなかった。昨日あれだけ疲れたはずなのに、身体は
軽く、力が漲っているようだ。―昨夜は、初めての夜伽で……初めて精を飲ませて
もらって……その後、いっぱいいかせて頂いて……それから―はっと身体を起こして
時計を見る。時計の針は……もう7時を回っていた。ご主人様はどこに?そう思うと
今更ながらに、浴室から水音が聞こえてくる。入浴中か、と思うも、自分の今の状況に
一気に血の気が引いていく。ご主人様のベッドで夜を明かしてしまうなんて、しかも
自分はまだウェイティングの身で、今回が初めての夜伽だというのにだ。こんな増長
したメイドが過去いただろうか。夜伽のメイドが朝まで離れの入り口にある詰め所を
通らない時は、朝当番で詰め所に来たメイドは、詰め所のトレーニーから朝当番
不要と告げられる。この日の朝当番だったメイドのことを思うと、胸が痛む。唯は
幸いなことに、その前日の夜伽のメイドが朝まで主人と過ごして朝当番が不要に
なるという経験はなかったが、それがどれだけ自分を失望させるかは容易に想像
できる。しかも、朝まで過ごしたのがレディではなく、ウェイティングのメイドで
自分の後輩だとすれば、いくら温厚なメイドであっても心穏やかではいられない
はずだ。

ベッドの下に落ちていたベビードールを拾って、とりあえず身につける。寮の朝食の
時間は7時半だ。それまでに戻らないと……気持ちは焦る一方だが、何も言わずに
出て行くわけにもいかないだろう。じりじりする思いで主人を待っていると、浴室から
メイドに服を着せてもらった主人が出てきた。

82:名無しさん@ピンキー
11/10/01 20:25:55.25 6kfw8WuQ
真「おはよう、唯。あんまりよく寝ていたから、起こさずにいた。」
唯「おはようございます、ご主人様。申し訳ありません、図々しく朝まで過ごした
上、ご主人様のベッドで寝過ごしてしまうなんて……。このような粗相をしてしまい
何て申し開きしたらいいのか……。」

いつも完璧にしなくてはと心がけているお辞儀も、崩れてしまい、半べそを
かいて平身低頭する。主人がすでに朝の装いをしているのに、自分が未だベビー
ドール姿というのも申し訳なかった。そんな唯を主人は鷹揚とした態度で慰めた。

真「申し開きなんていい。私が唯に朝まで過ごすよう命じたと、皐には私からも
口添えしておく。そもそも、初めての唯に二回も求めた私が悪いのだ。私も
年甲斐もなく励んでしまった…許せ。」
唯「許せだなんて……そんなこと仰らないで下さい……。それに、私、ご主人様が
出された後、お掃除もさせて頂いておりません……でしたよね?本当に申し訳
ありません。」
真「もういいから。早く行かないといけないだろ。夜伽ご苦労であった。
下がってよい。」

自分が仕出かしてしまったとんでもない粗相に、この程度の謝罪で済ませていいのか
と不安になるも、きちんとした謝罪をする時間がないのもまた事実であった。唯は
それから部屋を出るまで、何度も謝罪をしてから、寝室を飛び出す―一度飛び出して
からハーフコートを忘れたことに気付き、ハーフコートを取りに戻り、ハーフコートを
羽織ってから、もう一度深々と作法から外れたお辞儀をして部屋を出た。


詰め所のトレーニーに一礼をして、駆け足にならぬようこれまでで最速の早歩きで
本館に戻り、昨日着替えをした部屋へと急ぐ。本館は主人を朝食に迎える準備で
忙しそうで、幸いなことに唯に気を留める者はいない。部屋に入り、急いでメイド
服に着替える。シャワーを浴びる時間はなさそうだ。それでも、最低限の身だしなみ
として髪を梳かし、カチューシャの位置を整えて部屋を出た。一瞬恵麻には挨拶を
していきたいと思うも、そんな時間はなく、恵麻の部屋に向かってお辞儀をした
だけで済ませた。

83:名無しさん@ピンキー
11/10/01 20:26:26.69 6kfw8WuQ
本館を出て、寮の1階の食堂に向かう。時間は……ぎりぎり間に合わなかった。
唯が大食堂に入ると、ちょうど「いただきます」の挨拶をした後で、遅れて食堂に
入って来た唯に約60人のメイド達の視線が集まり、少しの間ざわついた。
朝食の時間に遅刻することは、当然規律違反であり、反省文を書くことと、夕食抜き
の罰が与えられる。唯はこれまで一度も遅刻したことはなかったが、自分の席に
付く前に担当のチェインバーの所に行き、遅刻したことを報告する。

唯「申し訳ありませんでした。」
早苗「夜伽ご苦労様。但し、遅刻は遅刻よ。後で反省文を書いて持ってきなさい。
席についていいわ。」

お辞儀をして、早苗の元から離れて、自分の席に付く。周囲の視線が痛い。唯が
昨夜夜伽を勤めたことは皆知っている。この様子だと、唯が主人から直々に指名された
ことも伝わっているようだ。初めての夜伽の上に、朝まで共に過ごし、あまつさえ
朝食に遅刻してくるなんて、調子に乗っていると思われるに違いない。唯は、自分の
ことを噂されているように思い、居た堪れなかった。そんな唯を助けてくれたのは
向かいに座る莉子だった。莉子は唯の額に手を宛てた。

莉子「唯さん、少し熱がありそうね。朝食は食べないで、部屋に戻った方がいいんじゃ
ないかしら。早苗様には私から言っておくから、部屋に戻りなさい。」

唯は、莉子の言葉に甘えて「ありがとう、莉子さん」と言ってから食堂を出た。唯が
食堂から出ると、食堂から自分のことを噂する話が聞こえる気がしたが、唯はほとんど
駆け足で自室に戻った。ベッドが二つとライティングデスクが二つ置かれただけの
簡素な部屋である。ウェイティングになると、それまでの4人部屋から2人部屋に
変る。唯の同部屋は莉子であった。しばらくぼーっとしていると、莉子が戻って来た。
エプロンのポケットからトーストを出して、唯に渡した。

莉子「もぉ、唯ったら、すごいじゃない。初めての夜伽で朝までご主人様と一緒に
過ごすなんてぇ。昨日なんて、唯が皐様に呼ばれた後、唯の噂で持ちきりだったのよ。
最初の夜伽なのに、いきなりご主人様からご指名って、一体、唯何したの?抜け駆け
してご主人様の気を惹くようなことしたんじゃないかって疑う子もいるのよ。」
唯「そんなことしてないわ、信じて、莉子。私だって、どうして突然指名されたのか
さっぱり……。」
莉子「私も含めて6人抜きだもんね。あー羨ましいなぁ。私のデビューはいつに
なるのかしらね。まぁ、そんなこと言ってもしょうがないわね、それより、昨夜は
どうだったの?後で、みんなから集中砲火に遭うと思うけど、私にだけ、先に教え
なさい。」


84:名無しさん@ピンキー
11/10/01 20:26:46.33 6kfw8WuQ
唯は照れて言いたくないという素振りを見せるものの、莉子に押し迫られて渋々と
いう様子でぽつりぽつりと話し始める。正直なことを言えば、唯も誰かに話した
かったのだ。

唯「そんな特別なことなんて何もなかったの。でも、とても優しくして頂いて……
最初はすごく痛がってしまったんだけど、途中から気持ちよくなってしまって……
最後の方は、実はあんまり覚えていないの……。」
莉子「そんなこと言って。唯は自分の心の中にしまっておきたいんでしょ。でも
唯ならそうよね。朝まで過ごすよう命じられるなんてすごいじゃない。きっと
すごく気に入って頂いたんじゃないの?唯の身体、結構エッチだもんねぇ。」
唯「そんなことないわよ…莉子の方がスタイルいいじゃない。細くて胸もあって。
ご主人様には、多分、気に入ってもらえなかったわ。たくさん粗相してしまったもの……。
夜伽にはしばらく呼ばれないと思う。」

夜伽の指名が早かったからといって、レディに早くなれるというわけではなかった。
最初の夜伽で相性が悪いと、しばらく夜伽に呼んでもらえないことも多く、そうすると
レディの座は遠ざかる。大事なのは、むしろ二度目にいつ呼ばれるかであった。
最初の夜伽を勤めた後は、主人が望めば夜伽に指名される。早ければ三度目に
呼ばれた後にレディに指名されることもあるし、20度以上呼ばれてから、レディに
指名されることもあるのだった。レディに選ばれるかは、全て主人の気持ち次第であった。

それからも、莉子は唯に根掘り葉掘り話しを聞いた。この時、莉子が唯から聞いた話は
その日の夜には寮中に広まることになる。しかし、この話を唯から直接聞いたのは
結局、莉子だけであった。なぜなら、この日の昼に、唯は11人目のレディに指名され
その日のうちに、本館に移り住むことになったからであった――。


85:名無しさん@ピンキー
11/10/01 20:33:49.15 6kfw8WuQ
これで一応終了です。
読んでいただいた方、ありがとうございました。


86:名無しさん@ピンキー
11/10/02 01:47:29.15 U8KpW9cy
>>85
来てたー!
なんというGJ

読ませるわ~

87:名無しさん@ピンキー
11/10/02 17:04:44.70 3Vmfe0NC
厳密に言うと、ハーレムものなのか、これ
単なる主×メイドのような
とりあえず、乙

88:名無しさん@ピンキー
11/10/02 19:29:13.15 VI2gpb4V
いやハーレムじゃん
ハーレム構成員の一人が今回の主人公だったんだろ
それに、ほかのメイドさんたちの話も書いてくれるかもしんないじゃないか!
というわけでGJ!

89:名無しさん@ピンキー
11/10/02 20:33:22.46 w9pHvMN8
GJ!!!
もしよければ他の娘っこの話も読みたいのですが‥
裸にガーターで待ってる


90:名無しさん@ピンキー
11/10/03 14:19:04.69 LkmeeNss
>>87
メイドスレ向きな話にも見えるよな。
ハーレムぽさが薄いのが気になるのは確か。


91:名無しさん@ピンキー
11/10/03 21:13:52.98 H4YnWO0g
>90
なんかさ、複数のメイドに夜伽を命じそうに見えないのがな。

92:名無しさん@ピンキー
11/10/03 21:19:38.00 PLO3G81D
毎日屋敷中のメイドを集めてハーレムプレイするくらいがいい

93:名無しさん@ピンキー
11/10/03 22:16:05.75 lFAZXTWx
多分だが、作者は女性なのでは?
女性視点というのは、結構新鮮な気がしたな
主が空気だもんなwwww

94:名無しさん@ピンキー
11/10/03 23:17:42.29 LkmeeNss
エロいのはエロいし、文章の書き方は好きな方なんだけれど
主の描写というか男としての存在感が無い。
むしろ、女性中心だけで回ってしまっているようでレズというか
百合小説のような雰囲気があるのよね。


95:名無しさん@ピンキー
11/10/03 23:29:04.39 T7gVDlJD
タイプの違う二人の少女にWパイズリさせて、乳房の感触の違いを楽しむとか、
姉妹の尻を並べて味比べとか、露骨なモノを読んでみたい。

96:名無しさん@ピンキー
11/10/04 01:07:10.30 GgV7WIdo
GJ!
確かにメイドスレの方がしっくりする気はするが、このスレチな訳じゃないし、
他の子との事も想像がかきかきたてられてよかったよ。

ただ、何故か主人がガチムチ毛むくじゃらで、アルムおんじ並みのヒゲ親父で脳内再生された

97:名無しさん@ピンキー
11/10/04 10:43:17.65 OHKjEKuo
>>96
メイドスレは、主人とメイド1対1の純愛が好まれる傾向があるので、
少しでもハーレム要素を入れるならこっちのスレの方がいいよね。

このペースで一人に絞ったSSを何人分か投下して、
最後に全員参加のハーレムプレイという構成でもいいかも。


98:名無しさん@ピンキー
11/10/04 16:14:38.56 1bLuRAgk
主が男の娘っぽいメイドハーレムの需要はありますか?

99:名無しさん@ピンキー
11/10/04 19:56:53.41 dlxV5Iw1
誘い受け乙
まあ書きたきゃ書けば
注意書きしとけば叩かれないかもね

100: 忍法帖【Lv=3,xxxP】
11/10/04 21:51:22.16 wbxHh1Yn
テス

101: ◆DYW6d/nzvM
11/10/05 01:33:00.35 7ViVuG4C
>>99
誘い受けのつもりはなかったのです。ごめんなさい。
需要がなかったらスルーしてください。

タイトルは「上津美千鶴の平穏な一日」です。
トリップもつけますので、もし不快でしたらどちらかをNGワードにしてください。

※注意:主人がロリショタです。

登場人物:よみがな
上津美 千鶴(かむづみ ちづる)
本條 玲香(ほんじょう れいか)
円城寺 日菜(えんじょうじ ひな)
水野 冬百合(みずの ふゆり)
麻月 美沙緒(あさつき みさお)
松木 夜宵(まつき やよい)
大島 美月(おおしま みつき)

102:上津美千鶴の平穏な一日 ◆DYW6d/nzvM
11/10/05 01:35:44.45 7ViVuG4C

1.可愛いご主人様の朝は早い 

 絡みつく舌の感触で目が覚めた。
 この必死に貪るような吸い付き方は……玲香さんかな?
 体を起こして下に目を向けると予想通り、ぼくの可愛いメイドさん達の内の一人、メガネ美人の本條玲香さん
が、ぼくの足の間に四つん這いになり、はしたない音を立てながら、ぽってりとした唇で勃起を咥え込んでいた。
 きりっとした切れ長の目にメガネが良く似合う玲香さんは24歳。ツヤのある長い髪を普段はアップにまとめ
ており、仕事のできる美人秘書といった風貌だ。実際、事務処理能力はとても高く、うちに来てまだ日が浅いに
もかかわらず、書類関係は現在彼女が取り仕切っている。
 そんな彼女が、今は髪を下ろし、お仕着せのエプロンドレスも脱いで、扇情的な下着姿を晒している。
 こぼれんばかりの大きな胸を覆うのは、紫のブラ。カップにはブラックレースをあしらい、中央に小さなリボ
ン。ガーターベルトはブラとお揃いの紫で、そこから伸びた真っ赤なサスペンダーが、紫のフリルで縁取られた
黒いフィッシュネットを吊っている。パンツは履いておらず、むき出しの白いお尻が揺れている。空腰を使って
いるんだ……ふふ、えっちだね。
 その後ろには、縦横の幅1m程のキャスター付きの姿見が、4m四方ほどの特注ベッドの脇にくっつけるよう
にして置いてあり、玲香さんの秘密の部分が、真っ赤に充血し濡れそぼった陰唇から、淫らにひくつくお尻の穴
まで、くっきりと映っている。

103:上津美千鶴の平穏な一日 ◆DYW6d/nzvM
11/10/05 01:37:18.92 7ViVuG4C
 ぼくは玲香さんの口唇奉仕を受けながら、可愛く揺れる白いお尻越しに鏡をのぞき、自分の寝乱れた髪を指で
梳いて軽く整える。
 さらさらのショートヘア。
 黒目勝ちの円らな瞳。
 長い睫毛。
 桜の花のような唇。
 うふふ、ぼくってば、あいかわらず極上のニンフェット。
 この外見と、「千鶴」なんていうお嬢様めいた名前でよく誤解されるけど、残念ながらぼくは女の子じゃない。
そして、同性愛者でもない。そりゃ、男からラブレター貰ったりとか、男から告白されたりとか、男からナンパ
されたりとか、男から(以下略)は日常茶飯事だけどさ。でもその度に、全てまるっとお断りしてる。
 まあ、女装癖はちょっとあるかもしれないけど。だって、女の子の格好したぼくも、すごく可愛いんだもん。
それにメイドさん達もぼくを着せ替え人形にしたがるし。でもでも、学校にはちゃんと男子の制服で通ってるし、
普段着だって男物だ。髪もほら、別に伸ばしてないでしょ?
 それなのに性倒錯者疑惑がなかなか払拭されないのは、この外見や名前以上にどうもぼくが上津美家の一員で
あることが原因みたい。
 つまり、
「金も地位もある旧家の人間なんて、みんなどこかしら精神を病んでいるに違いない!」
 っていう感じ。
 なんというか、分かりやすい偏見だよね。あるいはやっかみかな。
 まったく。
 ぼくは、こんなにも女性を愛しているというのに! 
 ぼくは、こんなにも女性を愛しているというのに!
 ……大事なことだから、二回言ったよ?

104:上津美千鶴の平穏な一日 ◆DYW6d/nzvM
11/10/05 01:38:00.73 7ViVuG4C
 その証拠、っていうわけでもないけど、ベッドの上には玲香さんの他に、二人のメイドさんがぼくの両脇に裸
で横たわっている。二人とも、ぐったりという感じで熟睡中だ。昨夜、ぼくと三人で遅くまで愛し合っていたか
らね。
 可愛らしい寝息のハーモニーを伴奏に、玲香さんが、荒い鼻息とペニスをすする音を寝室に響かせている。
「ふあっ、んんっ……おはよう、玲香さん。うふふ、もう腰がおねだりしてるね。それに、やらしい穴が両方と
も、鏡に映って丸見えだよ」
 あれ? そういえばこの鏡、ここに置いた覚えはないぞ? 確か部屋の隅に置いてあったはずなんだけど……。
「ねえ、この鏡、玲香さんがここに移動させたの?」
 こくこく。
 咥えながら頷く玲香さん。
「ぼくにおまんこ見せるために?」
 こくこくこく。
「うふふ、まったくぅ、この露出狂めっ!」
「んうぅ~」
 ぼくの言葉責めにも、嬉しそうに反応する。
「おちんちんを待ちきれずに、よだれを垂らしてぱくぱくいってるはしたないところを見てほしかったの? 相
変わらず変態だなぁ、玲香さんは! それに舌の動きも、もう、えろ過ぎるよ。ぼく、もうイっちゃいそう……
あっ、んんっ! そんなにがっつかないで。今、飲ませてあげるからね」
 その言葉に応じるように、玲香さんは口をきゅうっと窄め、上下に頭を振る。さらに、舌で先端の切れ込みを
ほじるように刺激し、射精を促す。間を置かず、ペニスの根元から先端にかけて痺れるような感覚がやってきた。

105:上津美千鶴の平穏な一日 ◆DYW6d/nzvM
11/10/05 01:40:36.07 7ViVuG4C
「んっ! で、出るよっ! ふあっ、はううぅ……っ!!」
 限界に達したぼくのペニスがびくびくと震えながら、玲香さんの口内へ、朝一番の精液を注ぎ込む。
「んぅぅぅぅ……うぅぅぅっ……んぅぅぅぅっ……!」
 勢い良く吐き出されるぼくの欲望をいっぱいに受け、玲香さんは恍惚の表情を浮かべながらも舌を蠢かせ続け
る。空腰が止まり、ググッと後ろに突き出された股間から淫液が勢い良く飛び出し、鏡を濡らす。
「あれ? お潮吹いちゃったね。もしかして、お口に出されただけでイっちゃったの? うふふ……玲香さんっ
てば、本当にえろい体になったよね」
 玲香さんは、ぼくのセリフに目を細めると、射精直後の敏感な亀頭に追い討ちをかけるように、舌を絡め、し
ごきたてる。そしてストローのように先端を唇ではさみ、ちゅぅぅぅぅぅっ……と思い切り音を立て、中に残っ
た精液を残らず吸い上げる。
「やっ! ふあっ、やあぁんっ……!」
 イったばかりのペニスには刺激が強すぎて、ぼくは思わず仰け反り、恥ずかしいあえぎ声を出してしまう。

106:上津美千鶴の平穏な一日 ◆DYW6d/nzvM
11/10/05 01:41:54.99 7ViVuG4C
 玲香さんは管の中の最後の一滴まで搾り取ると、精液をこぼさないよう唇を締めながらゆっくりと顔を上げて
いく。そして、ちゅぷ……という音とともにペニスを解放すると、口の中に溜めたゼリーのような白濁液をちゅ
くちゅくと咀嚼し、転がし、その味をじっくりと味わう。口を開け、口腔内で糸を引く様をぼくに見せつける。
つー……と、口の端から垂れる涎混じりの精液を音を立てて啜り、唇の周りに付いた分も舌で拭い取ると、喉を
鳴らしながら嚥下し、全身をぶるぶるっと震わせた。性臭のする息を大きく吐き出すと、まだ硬さを保ったまま
のペニスに顔を押し当て、いとおしそうに頬擦る。こういう、うっとりとした表情の彼女は年齢よりも随分幼く
見えて、保護欲と嗜虐欲を同時にそそる……僕以外の男には、絶対に見せたくない顔だね。
 それにしても、なんか暗いなぁ。今、何時だろう?
 時計を見る。
 ああ、3時か――3時?!
「なっ、ちょっ、ちょっと玲香さん!」
「あぁん、千鶴さまぁ、おはようございますぅ」
「おはやすぎるよ! まだ夜明け前どころじゃないよ!?」
 ぼく2時間も寝てないじゃん!
「は、はいぃ……申し訳ありませぇん……。私、その……朝まで我慢できなかったんですぅ。だってぇ、昨日は
えっちしてもらえなかったんですもん……」
「だって玲香さん、昨日は仕事大変だったでしょ? 呪いの言葉を吐きながら書類の山に埋もれてたじゃない。
邪魔しちゃ悪いと思ったんだけど」
「邪魔なんて、とんでもないです……千鶴さまに可愛がっていただけるほうが嬉しいです」
 ぼくのペニスを、根元から舐め上げる。


107:上津美千鶴の平穏な一日 ◆DYW6d/nzvM
11/10/05 01:42:46.46 7ViVuG4C
「んぅー……だいたい千鶴さま、こんなに可愛いお顔で、こんなに可愛いロリータボイスで、見た目すっごい美
少女なのに、それなのに、こーんなにおっきくて硬くて立派なおちんちんついてて! しかもしかも、とーって
も絶倫! なんですもんっ。もう……こんなの、反則ですよぉ。我慢できるわけ、ないじゃないですかぁ」
 うーん、まあ、そうかもね。玲香さん、もうすっかり淫乱だもんね。
 玲香さんがぼくの下で働くようになって、2週間とちょっと。とある大手企業に勤めていた彼女を、ぼくがス
カウトしてきたんだ。
 非常に魅力的な容姿にもかかわらず、長らく恋人がいなかった玲香さん。彼女のちょっとキツそうな見た目が
男を怯ませるのか、それとも仕事一筋で奥手な性格が災いしたのか……たぶん、その両方だったんだろう。さす
がに処女ではなかったけれど、むしろそれだけに、健康的な肉の欲求を密かに持て余していた。
 そんな時目の前に現れたのが、ぼくだ。
 少女めいた、可憐で清楚で愛らしく幼い―ただし、性器だけは大人顔負けの―十二歳の美少年の肉体にい
ともあっさりと溺れた彼女は、すぐさま会社に辞表を出し、そのまま、ぼく専属のメイドの一員になったんだ。
 いや、実は彼女が仕事を辞めたのはそれだけが理由って訳ではないんだけどね。まあそれはまた別の話。
 しかし、まさかここまで堕ちてくれるなんてねぇ。
 てきぱきと書類を片付けびしびしと指示を出す、『頼れる凛々しいお姉さま』な姿しか知らない前の職場の人
達は、こんなとろけきった、えろえろモードの玲香さんなんて、想像も付かないだろうなぁ。
 ぼくの前だけで乱れてくれるっていうのはとっても嬉しいんだけど、でも言う時にはビシッと言わないといけ
ないよね。

108:上津美千鶴の平穏な一日 ◆DYW6d/nzvM
11/10/05 01:43:35.60 7ViVuG4C
「じゃあ何? 玲香さん、自分がえっちしたいからぼくを起こしたの? それって、メイドさんとしてはどうか
なって思うよ?」
「も、申し訳ありませぇん……いっぱいいっぱいご奉仕しますからぁ、お許し下さぁい……」
 玲香さんはそう言って、左手で勃起の皮を根元に引っ張ると、右手でまだ射精後の感覚が回復しきってない先
端を包み、思いきり擦りあげた。
 うわっ、射精直後にこの責めは、つらい……っ!
「れ、玲香さんっ!? ちょ、っと……ひゃうっ! やめっ、やめなさいっ! んっあぁっ! あああっ!」
 ぼくの静止も聞かず、玲香さんはさらに激しく責め立ててくる。右手のひらを亀頭に押し当て、ぐりんぐりん
とローリングさせる。
「ああん……びくびくいってますぅ……気持ち良いですかぁ?」
「やっ、やめな、さいっ、てばっ! あひいぃ! やぁっ、だっ、だめぇ…………!」
 ぼくは腰をひねって、柔らかい指による甘い責め苦からなんとか逃れる。そして、ばっと身を起こすと、玲香
さんを仰向けに押し倒し、しっかりと組み敷いた。
「れ、玲香さん! もう……もう許さないんだからねっ! 言ってもわからない人には、お仕置きしちゃうぞ!」
「きゃあんっ、ご、ごめんなさい……お仕置き、いやですぅ……」
 その言葉に反して、とっても嬉しそうな玲香さん。メガネ越しの瞳が『してして(はーと)光線』を放ってい
る。まったく、しょうがない人だなぁ……。
 でも、そんな顔をしていられるのも、今のうちだけだよ。ぼくだって、たまにはご主人様としての威厳を示さ
なきゃだもん。
「玲香さん……今日は本気でお仕置きだからね。覚悟してよね」


次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch