エロパロでエロネタ書いて叩かれた 原稿用紙5枚目at EROPARO
エロパロでエロネタ書いて叩かれた 原稿用紙5枚目 - 暇つぶし2ch381:376
13/03/17 15:49:29.98 S6091txm
「泣いてるじゃないですか」
「え……」
小さく震えた彼女を安心させるため、頭をゆっくりと撫で長い髪をなぞる。
何度も何度も、温もりを塗り込むようにくり返す。この子の凍えが治まるようにと。

「綺麗です、三女さん。『姫』も『妖精』も、冗談とかからかいじゃあないんです。
三女さんが本当に信じられないくらい綺麗で、だからみんな心から三女さんをそう呼ぶんです。
信じてください」
「……そんなの…」
「信じてください。
俺、バカだから全然上手く言えなくて、それしか言葉が見つけられないけど。でも、だから信じてもらえるまで何度でも言います。
好きです」
静かにゆっくりとくり返す。三女さんを怖がらせないように。

「好きです、三女さん」
「千葉くん……」
「ガキの頃からずっと好きでした。
俺と同い年なのに家の事とかすげえ頑張ってて、でもその事が辛いとか、嫌だとか全然弱音とか吐かなくて……。
すごく強い子なんだって、憧れてたんです。
昔はこの気持ちを何て言葉にしたら良いのかわかんなかったけど、今ははっきり言えます。
好きです。
だから俺、ちょっとでも力になりたくて受験頑張った……もっと頑張ります。
これからは俺が、三女さんを怖がらせる全部から守ります。どんな事があっても。
だからもう、そんなふうに自分で自分を傷つけるような事はやめてください……」
「……………」
三女さんが無言のまま、けれど首を離して見上げて俺と向き合ってくれる。

神様は居る。

だってこんなに綺麗な微笑は、神様の美しい芸術を造り上げようって意図がないと生まれない。
虹を閉じ込めた瞳は薄っすらと潤んで光を反射し、まるで千の星が瞬いているみたいだ。
その上では僅かに震える長い睫毛が、画に穏やかさを与えている。
薄く上気した頬と艶やかな美唇がまるで処女雪の中に咲いた花を思わせる。
絶世の美少女。自分達が立っている世界とは明らかに隔絶した美しさが、だけど確かに温もり一緒に俺と繋がってくれている。
恵みに満ちた花がほころぶような微笑を俺に向けてくれている。
こんなに幸せな事ってない。

「千葉くん……」
煌く唇がが滑らかに動いて言葉を紡ぎ、僅かに差し出される。瞼がゆっくりと落とされ俺を待ってくれる。
もう言葉は要らない。
俺はゆっくりと首を落として自分の唇を近づけ、重ねた。

「ん………」
三女さんの唇はゼリーのように瑞々しく、柔らかい。
ただ触れているだけなのに蕩けそうなくらい気持いキス。心が通じ合った確信で細胞の全部が震えて歓喜する。

「んはっ……?」
唇を割ってぬるりと三女さんの舌が潜り込んできた驚愕で、一瞬時間が止まる。
唾液にまみれた侵入者は、すぐに舌へ絡みついてきた。
その感触は信じられないほどに柔らかく、軟体動物のようにとらえどころが無い。
それでいて確かな意志でヌルヌルと巻きついてくる。

「ん…ふぅっ……」
「んちゅ…。こくっ……」
小さな口腔から唾液が送り込まれてくる。さらりとした口内分泌は、不思議と甘い味がした。
まろやかで、クリーミーで、さながら上質の蜂蜜のようだ。俺はすぐに夢中になって、口いっぱいで味わい嚥下していく。
ああっ…なんて美味いんだ……。
想像を超えたディープキスの世界にまどろむ。お互いの粘膜が擦れあうたび、頭の中がゆるゆると蕩けていく。
甘露は飲めば飲むほどにまた欲しくなり、飲み込むほどに熱が生まれる。
想いを伝えきった満足感と幸福感で、ひとたび追いやっていた欲望がまたムクムクと頭を持ち上げてきた。


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