13/03/17 15:44:18.11 S6091txm
「んっ……。
入っ…た……」
小鳥が詠うように、けれど確かな艶と熱を乗せて、三女さんが語る。
「あ…うあぁ……。
は、い……」
『生きた美術品』とまで囃される真っ白な裸体が、俺の前に在る。
品良く尖った顎から流麗な曲線によって繋がれた、握りこめるほど細い肩。
その下に続く薄っすらと肉付いたおっぱいは、確かにささやかではあるけれど女の子を強く意識させる曲線を描き、
僅かな丘陵の頂点には、プクリとピュアピンクの蕾が勃ち上がっている。
薄っすら透けた肋骨と筋が細長い菱形を描き、放たれる独特の艶かしさで頭がクラクラする。
極上の絹を更に超えて滑らかな肌は、柔らかでありながら引き締まったくびれを形成し、
やがて瑞々しさの中に硬さを感じさせる腰骨、そしてひっそりと茂った、髪と同じ宵闇色の柔毛へと収束してゆく……。
「入って、ます……」
クラクラする。
頭に血が上りすぎて、目の中で奇妙な光まで瞬き始めた。
芸術的な身体のラインが収束した先では、茂みに透けてシンプルな縦線がひとスジ通って終わる。本来なら。
だけど今。
俺の視線の先では、つつましやかな女性器が痛々しいくらいめいっぱいに広がって、
脈打つ俺のモノを半ば以上受け入れてくれている。
あまりにもサイズが違いすぎるんだろう。粘膜が伸ばされきって、
これも本来なら姿を見せないはずの、米粒のようなクリトリスまで露出してしまっている。
そう。
三女さんが俺の腰に跨り、俺とセックスをしている。
「入ってますね……」
もう一度、カラカラになった喉を必死で絞りながら、夢のような光景を口にする。
儚く清らか、過ぎるくらいに可憐で、性的な事を一切想像させない麗しの髪長姫が、俺と繋がっている。信じられない。
むしろ神秘的な流線を歪めている事に対する激しい罪悪感で胸を締め付けられる。
俺の腰に乗っているっていうのにまだ頭頂が目にできるほど小さな身体へ、凄まじい負荷をかけてるのがはっきりわかる。
だけど、ああくそっ、だけど!
「入ってます……!」」
緻密な硝子細工を殴り壊すような昏い破砕感。肉棒を痛い程に締め付ける柔肉の悦楽。
背筋がゾクゾク震えっ放しだ。やめるなんて、引き抜くなんて、微塵も考えられない。
「ん……。
ごめ…ね……」
「え……?
そ…そんな、どうして…」
白銀の美貌に悲しみの影が差す。目のあたりにした俺の胸は、更に締め付けられて悲鳴を上げる。
いったい何を謝ってるんだろう?謝るのはむしろこっちだ。
三女さんは明らかに無理をしてまで俺を受け入れてくれてるっていうのに、
こっちは心配よりも身勝手な気持ちよさを優先させて……。