【俺の妹】伏見つかさエロパロ20【十三番目のねこシス】at EROPARO
【俺の妹】伏見つかさエロパロ20【十三番目のねこシス】 - 暇つぶし2ch350:秘密の関係 19/35
11/07/04 20:24:12.75 YNNy2n1y
「それはお断りします」
「愛のこもったプロポーズを一蹴!?」
「どうみてもセクハラです。本当にありがとうございました……ほんと、死ねばいいのに」
「まったまたぁ。そんなこと言って俺がマジで死んじゃったら、おまえ泣いちゃうだろ?」
「ええ泣きますね、きっと。悲嘆にくれる桐乃を慰めながら、涙を流します
……邪魔なお兄さんを消したおかげで、桐乃が永遠にわたしだけの親友になったんだって、嬉し泣きです」
「突っ込みどころもリアリティもありすぎだよオイ! 『を消した』って何? おまえが下手人なの?」
「わたし流の冗談です。お兄さん風にいうとセクハラです」
「俺の冗談はそんなに血生臭くない!」
「ええ、イカ臭いですもんね。よく知ってます。おかげでわたしも大変ですよ。
この前なんかお母さんに
『あやせ、あなたは女の子なんだから、スルメばかり食べてちゃダメよ』
と言われてしまいました。だいたい、お兄さんのが濃すぎるのがいけないんです。
舌について離れないし、喉にひっかかる感じもずっとずっととれないんですよ? 
男の人ってみんなこうなんでしょうか? またお母さんがなんですが
『ねえあやせ。ごっくんしてあげたときはね、後でしっかり歯磨きしなきゃダメなのよ』
って叱られちゃいましたよ。もう! どうしてくれるんですかお兄さん!」
「うぉぉぉおい! お母さん勘付いてんよ! ぜってーお察ししてんよ! 
つかおまえのお母さんなんなの? PTA会長なのに放任しすぎじゃね? 
PTAって何? 娘のアレは許すのになんで二次元のアレは許さねぇの? 
どんだけ二次元憎んでんの? プロなの? 利権なの? 
男女共同参画的なアレなの? 目指す未来はBraveNewWorldなの? 
なんなの? 死ぬの? オタク死ぬの? HENTAIディレッタントは根絶やしにされなきゃなんないの? 
そもそもどうしてこんな流れになってんの? どうして唐突に会話が下(しも)い方面に転がってんの? 
つーかあやせおまえキャラ違ってね? 俺のブレっぷりも大概だけどおまえ純情潔癖キャラじゃなかったの? 
なんでそんなんなっちゃってんの? なんでそんなに汚れちゃったの? いや俺が汚したんだけどさ」

351:秘密の関係 20/35
11/07/04 20:25:40.17 YNNy2n1y
「ちなみにお母さんはこうもおっしゃいました。『その男の子、今度うちに連れてらっしゃいな』と!」
「ハイ死んだ! ハイ俺死んだよ! もうね、青少年健全育成条例第二十条だよコレ。
二年以下の懲役又は百万円以下の罰金キタコレ。
いや待て落ち着くんだ俺、まだグレーゾーンは残っている。思い出せ、例の文句を……
そう! この物語の『主人公』は十八歳以上だから……って余計アウトじゃねーか! 
ギリギリアウトじゃん! ギリギリで手が後ろに回るじゃん! しかも俺の親父ソッチの人だし! 
とっつぁんに手錠かけられるなんて最悪じゃねーか! もはやホームコメディじゃねーよこれホームサスペンスだよ!」
「ふむ。手錠、ですか……」
「なぜ手錠に反応!? 物欲しそうな顔してんじゃねぇ!」
「まあ、これまでの話は冗談ですけども。具体的には『お兄さんにはがっかりです』と言った後からが冗談です」
「なんだほとんどが冗談だったのかハハハ……って、
加奈子を手込めにしようってアレは冗談じゃねーのかよ! 一番ヤバげなとこだけ本気かよ!」
「この件に関しましてはスーパーでフリーに行きましょう、お兄さん」
「一番ヤバげなフレーズきちゃった!?」
「おやおや言葉狩りですかお兄さん? 謝罪と賠償を要求したって無駄ですよ?」
「逆差別差別用語で返した!?」
「違います。逆差別差別差別差別差別差別差別差別用語です」
「オイオイそろそろきわどいってレベルじゃねーぞどぎつすぎんだろ! 今度はその熟語連呼して狩らせるつもりかよ! 
『例のあの人』みたく呼ばせんのかよ! けど奴隷を社員に呼び代えただけでしたみたいなオチがつくのかよ! 
現代社会においても憎しみの連鎖は断ち切らせねぇって腹かよ!」
「わたし思うんです。どのみち桐乃がわたしだけのものにならないというのなら、こんな腐った世界なんて、いっそ……!」
「ちげーから! これセカイ系ちげーから! 兄と妹のハートフルボッコストーリーだから! 
俺の後輩みたいな電波飛ばすんじゃない! 
ていうかまさかあいつの言ってた『ベルフェゴールの呪縛』の真のラスボスって、ま、ま、ままままさかおまえだったのか! あやせェ……!」

352:秘密の関係 21/35
11/07/04 20:27:56.93 YNNy2n1y
「キョーッキョッキョッキョ! よくぞわたしの正体を見破りましたねお兄さん! 
そう! タナトス・エロスなどしょせん現世における仮の姿、
その正体は死と生命とを司る『闇天使』にして、時と空間とを止揚せし『因果律の破戒者』! 
そうしてその真名はぁっ! 殺める世界の世と書いて―『殺世』なのです!」
「あやせじゃねーか! まんまだよオイ! 俺のラブリーマイエンジェルのまま何一つ変わりねーよ!」
「お兄さんのはじめての相手は桐乃ではない! このあやせです!」
「誰しも一度はあこがれるその台詞!? 俺も超言いてえ! 言ってやる! 言ってやるぞ! あやせのはじ―」
「そうそう、断っておきますがわたしはお兄さんがはじめてではありませんので」
「え、なにそれ、真剣に凹むんだけど……つーか泣くよ? 割ったり破ったりするよ? 俺だけじゃなくてみんなもさ」
「生理のときに痛がってしてみせればすぐ信じるんですから、童貞って、ほんとちょろいものですね」
「ラわーん! おまっ、そんなリアル展開みんな望んじゃいねーぞ! 
かの芥川先生も『現実の女は萌えない』って言ってたんだぞ! たぶん!」
「ちなみに三回ほど堕ろしてます」
「それなんてケータイ小説?」
「むろんいずれも合意のアレです。なおかつパパはランダムでした」
「お尻が軽いだけかよ! レイプとかじゃねーのかよ! 悲しいのは過去じゃなくて頭かよ!」
「まあ、これも冗談ですけども」
「はぁ……今度はどっから冗談だよ」
「言葉狩りむにゃむにゃあたりからです」
「ほとんど全部じゃないか」
「そこらへんから早くも色々と後戻りしにくくなりましたからね」
「それ以前も相当あぶないとこあったと思うんだがなぁ。だいたいおまえを描写するのに放送禁止用語用いざるを得ないし」
「指摘されてもとぼけていられればいいんですよ、ついうっかり表現ミスというふうに。それが風刺というものです。
ごめんねおにいさん日本語不自由でごめんね、って陳謝すればネット憲兵さんたちもひそかな優越感を味わいつつ許してくださいます」
「でもなぁ……冗談だっつっても、叩かれるときは叩かれんだぞ? 
文は人だぞ? 叩きたいから叩くんだぞ? 自己表現の権利だぞ?」
「言葉の間違いっておもしろいですよね。
漢字なんて人前で声に出さなきゃ読み間違えていないのと一緒ですし、お手軽権力意識です」

353:名無しさん@ピンキー
11/07/04 20:28:32.49 vmV+P0cK
保守。あやせママひでーw

354:秘密の関係 22/35
11/07/04 20:30:09.42 YNNy2n1y
「だからおまえ、そういう挑発的できわどい言動は慎めって。……いくら読み間違いが民主国家最大の不祥事であってもな……あれ?」
「大丈夫ですって。
今しているみたいにメタっぽい発言を二言三言挿入した後、何事もなかったかのように本題に戻りさえすれば、
形式上はどんな脱線だって見逃していただけます。
まるっとなかったことにできます。自分の言葉に責任を持たなくてよくなるんです。わたしたち子供は大人を真似るんです」
「ごめんねおにいさん日本語不自由でごめんね! 
……で、本題ってなんなの?」
「とうぜん加奈子レイプの件です」
「むしろそっちをなかったことにすべき! 
……ったく、いくら加奈子がチビだからって、おまえにそうそうどうにかされるとは思わないがな。
こないだマネージャーしたおかげで知ったんだけど、あいつ結構すげえやつなんだぜ? 
あの侠気はブリジットちゃんが惚れるのも納得だ」
「フフ、加奈子なんてお兄さんと同じくらいちょろいですよ。
鎖骨と肋骨を同時にくすぐればあっという間に『はにゃ~ん』です。
あの娘ったら涙目でびくびくするんですよ? ほんとかわいいんだから」
「経験者は語る!? ちょ、そういうのもうやめたげて! 
あいつアホなんだから変な世界に目覚めたらどうすんの? あいつアホなんだから! 
それから忘れずに指摘しておくが、お兄さんは決してちょろくはない! ちょろくはないぞ! 
身持ちの堅さは乙女座チックといってもいい! セクハラをするのだって、おまえだけだしな!」
「ふーん……」
「なんだその目は……なぜ俺の頬を凝視する……。―そんなに殴りたいの?」
「はぁ……、今はいいです。
お兄さんのほっぺの件につきましては後日あらためて、じっくりしっぽり伺うことにいたします」
「べ、べつにホッとしてなんかいないんだからね! ……というかさ、何かおかしくないか? 
俺とくろ……。…………おほん。たとえ俺が惚れっぽくてちょろいとしてもさ、それはむしろおまえにとって―」
「で、ですが! 加奈子の頭と胸が残念だという点に関しては同意しましょう!」
「あれれー? 残念リストに付け足しなくない?」
「加奈子ったら
『やぁっ、やめろよぉ! 加奈子アホになるぅ! アホになってしまいますからもうやめてくださいおねがいします』
って散々鳴いてましたもん。あの娘、追い込まれて口調の変わったときが一番かわいいんですよね」


355:秘密の関係 23/35
11/07/04 20:33:01.30 YNNy2n1y
「口調が変わるねぇ……あのクソガキもあれでさ、
将来結婚して娘でも出来たら落ち着いて、物腰の柔らかい、いいママさんになるかもなぁ……」
「―加奈子はお嫁になんかいきませんよ」
「あ、あやせ?」
「だってあの娘は、一生、わたしとお兄さんがお世話をしてあげるんですから……」
「やっぱ俺共犯なんすか!?」
「より正確にいうと主犯です。わたしは心神喪失状態にありますのであしからず」
「責任能力捨てちゃった!? 親父の言ってたMD無罪! 悪質ですよあやせさん!」
「まさかとは思いますが、その『あやせ』とは、あなたの想像上の存在にすぎないのではないでしょうか。
もしそうだとすれば、あなた自身が変態鬼畜ロリコン強姦魔であることにほぼ間違いないと思います」
「とうとう俺の妹の親友が透明な存在になっちゃったよ! ……もうさ、おまえの不健全っぷりにはついてけねーわ」
「『ついてけねーわ』……ですか……」
「え? なに急に青ざめて震えてんの? 涙ぐんだ目ぇ伏せるとか。
何気なく放たれた決定的な一言に乙女心が砕け散りましたーみたいな感じになってない? 
いやさっきの本気じゃないからね? ここシリアスパートじゃなくてギャグパートだからね? 
ほんとはついてけるよ? むしろあやせになら一生ついていきたいよ?」
「……ノーサンキューです」
「ですよねー」
「けど先ほどの『もうついてけねーわ』という言葉は、わたしじゃなくて別の女性に言ってあげてください。
たとえば桐乃がいつも嫌いだ嫌いって言っている、あの邪気眼電波女なんかどうでしょうか。
ぜひとも彼女に言ってあげてください。むしろ言え。
それはもう無神経に、無慈悲に、一切の容赦なく、あの女に言い放っちゃいましょう! 
もちろん弁解もフォローも抜きで」
「あーうん。前向きに検討しておく」
「できもしないことの約束が許されるのは幼稚園と国政選挙までですからね? 
それ以外は総括必至です。ブラック研修です。ホームパーティでネットワークビジネスです。
だってテレビでそう言ってましたもん! テレビだから安心なのですっ! たとえ視聴率が低くとも!」
「……もう突っ込めないからな。つーか飛躍しすぎでわけわからん」
「大丈夫ですよ! お兄さんのアレなら絶対にばっちりです! もっと自信持ってください! 
きっと加奈子だっていちころです! 身をもって思い知ったわたしがいうんだから、間違いないです!」


356:秘密の関係 24/35
11/07/04 20:34:23.75 YNNy2n1y
「……いったいナニについて励ましてくれているんだろうね」
「もぉ……お兄さんのえっち……」
「おまえから振ったネタだろうが! ほっぺ押さえて赤らむんじゃねえ! かわいすぎんだろこんちくしょー!」
「やだもうお兄さんたら、かわいいだなんて……
あなたにそんなことを言われたら―気持ち悪いじゃないですかこの変態ッ!」
「ひげぶっ!? ……。ぐっ……こ、ここハイキックするところじゃないよね普通……?」
「お……おおおお兄さん! い、今……す、スカートのなか、見ましたね?」
「わけがわからないよ」
「鼻血出てるじゃないですか! エッチ! 変態!」
「そりゃおまえがカオ蹴っ飛ばしたからだろ!」
「……。もぉ、それならそうと、ちゃんと言ってくださいよ。
鼻血を出すほど興奮したのはわたしに蹴られたからだなんて……
まったく、て、照れちゃうじゃないですか……。ほんと調子いいんだからもう……。
ふ、ふん……どうせお兄さんは、他の女の子にも同じことを言ってるんでしょう?」
「あー、仮にさっきの返答をSM的に解釈したとしてもだ……照れるようなところどこにもなかったよね? 
マゾ暴露は口説き文句とかじゃないよ常識的に考えて」
「あの、お兄さん、わたしに蹴られるのは……もしかして、嫌だったんでしょうか……。
お兄さんが喜ぶと思って、わたし、今までずっと……。
けど、おせっかいだったんでしょうか……ひとりよがりだったんでしょうか……。
お願いします、お兄さん。本当のことを、あなたの本当の気持ちを―教えてください」
「そんな顔で言われたらなぁっ、嫌だなんていえるわきゃねーだろ! 
―俺はッ、あやせに蹴られるのが大ッッ……好きだぁぁぁぁぁ! 
夢に見れば歓声とともに目覚めるくらいっ、超・大・好きだ! 
ハイもローも最高だ! 後ろ回し蹴りなんか丼三杯余裕だぜ! かかと落としでなら死んでもいいね! 
そして桐乃にもらった『しすしす』に誓おう! 
高坂京介は残りの人生を、新垣あやせのサンドバッグを務めるためだけに生きると……!」
「うわぁ……」
「ドン引きかよっ!? 自分から言わせといてドン引きかよ! ほんっとおまえは天使だな!」
「えへへ、どんどん崇拝しちゃってください」

357:名無しさん@ピンキー
11/07/04 20:35:49.44 vmV+P0cK
保守

358:秘密の関係 25/35
11/07/04 20:37:38.99 YNNy2n1y
「今の反語だからね! Ironyだよ? 
積み重ねた言葉で見えないよ君の横顔? こちとらおまえの毒舌で涙目なんだよ!」
「積み重ねた嘘でもう動けなくなってるんですね、お兄さんは。……主に女性関係で」
「ななななにを言っているのかねあやせさん? 
お、お兄さんはべべ別に、ううう嘘なんかつつっ吐いたことありませんよ? 
かかっか、隠し事とかもなっないんだからね? ほんとだよ?」
「……うそつき」
「ぐぬっ……」
「―加奈子の無垢な体を、めちゃくちゃにしたいと思ってるくせに」
「そっちかよ! せっかく話逸れてたのに戻んのかよ!」
「うやむやにしようったってそうは遺憾の意です」
「はぁ……言っておくがなあやせ、俺は断じてロリコンではない。
だからあのクソガキの柔肌なんかには、これっぽっちも興味はない。
ぷにぷににもふにふににもむにもにゅぽっちんぺたりんこにも全然全く反応しない。
本当だ信じてくれ嘘じゃない」
「ではいったい、お兄さんのパソコンにインストールしてあるこれらのゲームはどういうことなの……」
「ちょっ! いつの間に起動しやがった!」
「このなかの妹さんたち、ちっちゃくてかわいい娘ばかりでしたよね。
……まあわたしとしてはりんこりんこそ最萌也と断言しますが」
「ラブタッチの件以来おまえが色々馴染みまくっている点についてはもはや何もいうまい。
だいたいさ、そういうちっちゃい妹どもに欲情するってのは元々俺の趣味じゃなくて桐……箪笥を嫁入り道具にする伝統が廃れつつある
この現代社会における貞操観念と家族制度との相互的瓦解現象に伴う
個人の疏外と自動機械化と形骸化とに対する反動としてみた場合のオタキズムには
その発生の動機からしてある種の純潔崇拝かつ家庭崇拝という
いわばロリな妹萌えが必然的に内包されているのかもしれなくもなくて、
いや待てやっぱそうじゃなくてだ、まあ要するにその、
二次元と三次元は別腹だということであってだな、色々と難しいアレがあってだな、
わかりにくく要約するとつまり現実のババアの肌に向けた拡大鏡は脂ぎった山脈を眼前に躍動せしめるが
二次元のおにゃのこは無限にきめ細かい肌をもつというゼノンのパラドックスがうんたらかんたら……」
「あっ、ちょっとお兄さん! LMAフォルダのパス変わってないじゃないですか!」
「話きけよ」
「こないだ撮ったのなんて、桐乃に見られたらわたし自殺しますよ!」


359:秘密の関係 26/35
11/07/04 20:39:15.54 YNNy2n1y
「いや、その、すまん。ミルキーマイエンジェル眼鏡verが実用的すぎて忘れてた」
「しかもなんですかこの大量のZIPファイルは! 前はありませんでしたよね! 
むろん全てデッリィートです! 根絶やしです!」
「何……だと……? ま、待て……なぜわかった? カモフラージュは完璧だったのに……!」
「『数学課題』や『セキュリティ関連』の、どこが完璧だというんですか。
もちろん『新しいフォルダ』は問答無用でごみ箱行きです。まったくもう。
お兄さんは受験生なんですから、インターネットで時間を無駄にするのはよくありませんよ。
卒業できなくたって知りませんからね? 
その、お兄さんがわたしと一緒に高校に通いたいという気持ちはすごくすごく理解できますが……
けどやっぱりダメだと思うんです、お兄さんとわたしの将来を考えれば。
……親友の兄がダメ人間だと、わたしもダメ人間みたいに思われてしまいますから」
「なんかさ、この頃とみに俺の人権が蹂躙されてるような気がするんだけど気のせいかな」
「わたし言いましたよね? えっちなゲームは許しますし、削除しないでおいてあげます。
けど、お兄さんがセクハラをしていいのはわたしだけなんです。
そこのところ、忘れないで下さいよ。忘れたらどうなるか……わかってますよね? 
…………ふう。さて、色々と捗るようデスクトップはわたしの水着画像を参照して―と、完了しました。
よかったですね、ハードディスクがきれいになって。こまめな整理整頓でごみ箱もすっからかんです。
これでいつ家宅捜索されてもへっちゃらですよ。それはもうどんとこいです」
「ちくしょう……俺のZIPが……。
神様、ごめんなさい……俺は、大切なものを守りきれなかった……ちくしょう、ちくしょう……!」
「謝るのは神様ではなくわたしでしょうに!」
「おまえは俺の嫁か! いくらなんでもひどすぎる!」
「な、なに言ってるんですか変態! 今のセクハラ! セクハラです! 通報しますよ!」
「サーセン失言っしたー!」
「くぅっ……なんて素早い土下座なの。まるで隙がない……!」
「っふ……。俺だってなぁ、成長してんだぜ? 主に桐乃のDVからこの先生きのこるためによ! 
『神土下座の高坂二代目』は伊達じゃないのさ! ご近所限定の二つ名だけどな!」


360:秘密の関係 27/35
11/07/04 20:42:04.73 YNNy2n1y
「情けない格好で情けない台詞を言いながらかっこいい顔しないでください」
「うぉっまぶしっ!? ……あ、あのなぁ、レーザーポインターで眼球狙いはさすがに洒落になんないよ?」
「スタンガンが売ってなかったので、つい」
「ついじゃねーよ! まさか他のやつにもこんな物騒な真似してんじゃないだろうな。マジで通報されんぞ?」
「失礼な! わ、わたしがこんなことできるのは、お兄さんだけですから……」
「もじもじされても嬉しくねー! だいたいおまえは、いちいち凶悪なんだよあらゆる意味でさ。
とにもかくにも没収だ! 危険物はお兄さんがひとまずお預かりします! 
……ところでナイフ隠し持ってたりとかしないよね?」
「ああっ! ひどいですお兄さん! 奪っちゃやです!」
「きょうび一般人が自衛手段を持つのは犯罪なんだぞ? 
ヤツら虫ピン逮捕だってできなくもないんだからな。
護身用と言ったが最後、一発アウトでノルマの足しだ。おかげでウチはメシを食える」
「お兄さんはそうやって……加奈子の貞操も奪うつもりなんですね。権柄尽くに」
「こっからソッチの話題に繋げた!? もうさすがだよおまえ。脱帽だわ。どんだけ粘るんだって話だよ」
「なにを言ってるんですかお兄さん。わたしはなにもしてません。むしろお兄さんがしてるんです。
そう、嫌がって暴れる加奈子を力尽くで組み伏せたいというお兄さんの無意識の願望が、
お兄さんの突っ込みをして加奈子の話題へと幾度となく立ち返らせるんです」
「すごいね無意識! なんでもありじゃん」
「ところでお兄さん―手錠ってどこで買えますかね」
「これまた唐突だが、もう驚いてやらんよ。
そいつで加奈子の自由を奪っていいようにする気だろ? 俺は絶対に加担しないからな」
「違います。加奈子ではなくて、お兄さん用に必要なんです」
「俺かよ!?」
「最近のお兄さんは、隙あらばすぐにわたしの体を触ろうとするじゃないですか。
先週なんか『手じゃねーからセフセフ!』なんてのたまってわたしの全身をくまなくアレでアレしやがりましたし……
そろそろ躾け直さなきゃいけない時期だと思うんですよね。
手錠だけではなくて、荒縄あたりで首をキュっと」
「それ死んじゃうから!」
「ただちに死亡しないので問題ないです。
十数分は猶予がありますので、責任はわたしにあるんじゃなくて、
わたし以外のみなさんこそが背負わなきゃいけないんです」


361:秘密の関係 28/35
11/07/04 20:44:25.65 YNNy2n1y
「……さすがに俺もそのネタはスルーするよ? 叩かれるの嫌だぞ俺」
「もう、どうしてお兄さんはそんなに説教臭くなっちゃったんですか。
加奈子のうなじをむさぼるように見つめていた去年の頃のお兄さんは―
中立ぶっておきながらわたしを反オタクの悪役に仕立て上げ、
『偏見に立ち向かう俺かっけー』していた右傾キモオタお兄さんは、
いったいどこに行ってしまわれたんです?」
「おまえや桐乃に散々痛めつけられているからな。臆病になっちまったんだよ」
「大人になるってかなしい事なの、とでもほざくおつもりですか。……ぶち殺しますよ」
「なんでそうなるんだよ!」
「だいたいお兄さんがふらふらしてるのがいけないんです! 
ふらふらしないよう、手錠でがっちり固定しなきゃダメなんです!」
「おまえさ、手錠ってキーワードに執着しすぎじゃね?」
「で、お兄さん。その手錠って、どこで買えますかね」
「あー、やっぱ密林とかじゃねーの。あっこなんでも売ってるし」
「いわゆるおもちゃのたぐいでしょう? 安物は安心できません。
お兄さんがいつもあそこで購入しているメンズグッズとは違うんです」
「……め、メンズグッズって、あ、アクセサリーとかのことかな……?」
「いえ、そこの棚に鎮座まします器具等のことです」
「あああああれか?! あ、あれは、うん……パソコン機器だよ? 
パソコン機器をメンズグッズって呼び方するなんて、あやせは変わってるなー」
「スタイリッシュに乾燥中の黒いアレは、たしかそう、フリップホールでしたっけ」
「詳しいなオイ!」
「お兄さんのセクハライフに寛容なわたしだからよかったものの、桐乃に見つかったら大変ですよ? 
捨てられるだけじゃまず済まないでしょうからね。おそらくずたずたに切り刻まれます、お兄さんごと」
「……以後気をつけます。はい」
「ほんと、頼りになりませんね。お兄さんほどの片栗粉マイスターなら手錠にも詳しいと思ったのに」
「オタのジャンルが違うんだよ。俺はただのどこにでもいるシスコンエロゲーマーだっつーの。
……おまえが非オタだからこそついでに言っておくが、オタクだからって何でも知ってるわけじゃねーんだよ? 
妙なところで頼りにされても困るんだよ?」
「お兄さんのド変態知識が役に立たないとなると……
やはりここは有名どころ、S&Wあたりのが無難ということでしょうか」


362:秘密の関係 29/35
11/07/04 20:46:07.42 YNNy2n1y
「無難どころかガチじゃねーか! 拉致監禁でもやらかす気かよ!」
「服ほどじゃありませんが結構割高な価格設定ですね。それに複数入り用ですし。
……使い勝手については、今度おじさまと会ったときにご相談してみます」
「おじさま……だと? おまえもしや、妙な趣味のおっさんに春をばら売りしてるんじゃなかろうな? 
お兄さんは援交なんて言葉使わないぞ? 売淫ってはっきり言うぞ? 
『開放的』という形容の前にはちゃんと『股が』って付け足すぞ?」
「やだなぁお兄さんたら、わたしがそういうことをするのはあなただけだって知ってるくせに……。
おじさまといえば高坂大介氏―お兄さんのお父さんのことじゃないですか」
「なにやってんのウチの親父!? いやたしかに適任だけどさ!」
「いえね、撮影の折にですね、桐乃の見学で出くわすんですけど、
そのたびに『息子と結婚してくれ! ウチの娘になってくれ!』ってしつこいんですよ。誰かさんに似て」
「遺伝!? 血筋なのか!? この身に流れるヤツの血が、俺を狂気へ駆り立てるというのかっ……!」
「やんわりと『通報しますよ』と脅しても
『それは私のおまわりさんだ。何かあったらいつでも頼って来なさい。
不届きな輩がいるのなら、おぢさんが合法的な暴力というものを見せてあげよう』
ですもん! 世も末ですね!」
「かっ、かっけー! さすが親父だ、通報されても何ともないぜ! ちょー輝いてんよ日の丸で! 
マジでダーティなオッサンぶりが、いまこそ初めて誇らしい! あこがれちゃうよ公僕に!」
「それで、あんまりしつこいものだからわたし、おばさまに通報しちゃいました。
お兄さんの、お母さんにです」
「待て、こないだのたわしコロッケ事件はお前が原因か! 
親父の二十四時間耐久土下座達成でお袋もなんとか落ち着いたものの、
あの夜俺と桐乃は朝まで真剣十代生討論しちまったんだよ? 
『お父さんとお母さんが別れるならさ、もう兄妹二人だけで生きていこうよ』とか
『あたしたちはずっといっしょにいようね』とか誓わされたりしちゃったし! 
……まあ結局例のごとくエロゲー大会になだれ込んだわけだが」
「むむっ、またそうやって桐乃を畜生道に引きずり込もうとしたんですか」
「違うんだあやせ! 俺は悪くねぇっ! 
そうだ、桐乃だ! 桐乃がエロゲやろって言い出したんだ!」

363:秘密の関係 30/35
11/07/04 20:47:55.48 YNNy2n1y
「たとえそれが事実だとしても、
えっちなゲームで一緒に遊ぶ兄妹がどこの世界にいるというんですか!
 明らかなアブノーマルです!」
「いやいるよ? わりと結構いるみたいよ? 
俺のクラスメイトはしょっちゅう妹とホモゲーしてるっつって自慢してたし、
部活の後輩なんか実姉調教ものをがんがん姉ちゃんとしてるっぽいよ? 
妹の部屋で妹のパソコンを使って妹にいかがわしいことするゲームをやるなんて、べつに普通じゃん。
うん。みんなやってることじゃん」
「……お兄さんのお知り合いって、みなさん頭おかしいんですね」
「それこそキの字筆頭のおまえがいうな! 最近桐乃が心配してんぞコラ!」
「わ、わたしのどこが頭おかしいんですか! 
仮にわたしがおかしくなったとしても、それはみんなあなたのせいに決まっています! 
ああも毎回毎回失神させられたら、誰だって変になっちゃいますって! 
この底なし! セクシャルモンスター! 退治しますよ!」
「はンッ、やれるもんならやってみろよ、あやせェ……!」
「ふ、ふん……そうやって強がっていられるのも今のうちですよ。
今日のわたしには、心強い味方がついているんですからね」
「もしや加奈子か!? 
そ、それとも、もしかするともしかしてェ……き、桐乃だったりしちゃったりして~、フヒ♪」
「いえ違いますしありえませんけど―と言った拍子になんでちょっと残念そうな顔してんですか! 
その豚鳴きが本気だったら、わたし本気もで泣き出しますよ!?」
「いやね、最近おまえの初々しさが薄れて来ちまったからさ、
ここいらで最高にキモい台詞吐いて恥ずかしがらせようと思ってな」
「恥ずかしいという以前に、そんな発想が出来てしまうあなたの存在そのものが気持ち悪い」
「ひでえ言い草は相変わらずだが、俺はそんなおまえが生理的に大好きなんだ。
……で、さっき言ってた心強い味方ってなんなの? 
こないだ頼んだぐるぐる眼鏡、やっとしてくれる気になったの?」
「先日まで『ぐるぐる眼鏡は眼鏡じゃない!』と公言して憚らなかったお兄さんがどうして急に転向したのかは、
今はまだ、あ・え・て問いません。
ですが、今後わたしがぐるぐる眼鏡をかけることは絶対にありえないとだけは言っておきましょう」
「チッ……じゃーなんなんだよ。また桐乃コスでもすんのか? 
あんなん二度と嫌だぞ俺。だってあれおまえが楽しいだけじゃん」

364:秘密の関係 31/35
11/07/04 20:49:17.78 YNNy2n1y
「ぐるぐる眼鏡が駄目だとわかった途端、がらりと投げやりになりましたね。
執着しすぎです。はぁ、いたしかたありませんね……
えへへ。ではでは、このわたしがヒントを出してあげましょうか! 
フフ、今日の主役はですね、わたしもさっき思いついたんですけど、
なんとお兄さんのよく知っているものでして……」
「んだよ桐乃じゃあるめーし、こんなんでいちいちなぞなぞ当てっこなんかやってられっかよ。
おまえってさァ、ほんっとめんどくせー女だな。かわいいのはツラだけってやつ? 
けっ……クソ、クソ、ちくしょうめ……俺のぐるぐる眼鏡……
あーあ、もうなにもかもがめんどくせぇ……
もう妹とかどうでもいーし、受験とかもどーでもいーし、進路は田村屋で妥協すんわ……」
「今のお兄さん何気にものすごくひどくないですか? 
わたし、けっこう真剣に傷ついているんですけど……
ベッドでごろんごろんしてないで、せめてその、もうすこし盛り上がって行きましょうよ」
「あーわかったわかった。とりあえず疑問符か感嘆符乱発しときゃ格好つくだろ。
あー!!! まじだるいし!!!!?????? 
あやせが!!!!! ぐるぐる眼鏡つけてくれねえっていうから!!!!!!!!! 
俺さぁー!!!? ちょー傷ついちゃったし!!????????? 
ふぁぁ!!!!!! なんか眠くなってきちまったわ!!!!!!!!!!!!!!!」
「うるさいだまれしゃべるなうざいっ!」
「かはっ……!? ぐ……フライングニードロップ……かよ……。
オイコラあやせ、いつかの桐乃とまったく一緒な真似してんじゃねーぞ……
つーかどけ。乗りたきゃ俺を仰向けてから乗れ」

365:秘密の関係 32/35
11/07/04 20:50:21.55 YNNy2n1y
「え? いまわたし、桐乃と同じ事しちゃったんですか? 
それってつまりわたしたち似たもの同士の大親友ってことですかね! 
好きなブランドも好きな音楽も好きな異性のタイプも好きな暴力手段もスリーサ……スリーサイズもみんなお揃いだったなんて! 
スリーサイズみたいにあらゆる点でお揃いだったなんて! 
やっぱりわたしたちは、
わたしがちっちゃいころお母さんに連れて行かれたセミナーで習ったソウルメイ……とちょっと待ってください。
『いつかの桐乃とまったく一緒』ってお兄さん、ようはこれ、桐乃にも同じようにされたって意味ですよね!? 
こんなにむごい仕打ちを受けるなんて、寝床で妹になにやらかしたんです!」


366:秘密の関係 33/35
11/07/04 20:51:41.72 YNNy2n1y
「ぐぉっ、誤解だ……だ、だから首を絞めるな……
それにスリーサイズは見たところおまえが負ぎゅぎぎがげげげぼごごごごご……! 
おえっぷ……お、おまえの想像とはたしかに場所も行為も一緒……
おまえと桐乃のスリーサイズのようにぴったり一致してるけれども……ふぅ……ただひとつ、人物、人物が違う。
桐乃に暴行されたのは俺じゃなくて、黒猫―ある程度は知ってるはずだと思うけど、俺の高校の部活の後輩で、桐乃のアッチ側の親友なんだが―
このベッドでそいつに、桐乃がフライングニードロップかましやがったってわけだ。
おまえがさっきしたのと同じようにさ」
「なぁんだ、桐乃が成敗したのはあの邪気眼電波―あれ、なにかおかしくないですかこれも……。
つまりはその邪気眼電波女がお兄さんのベッドに寝てたって、そういう前提になりません!? 
どうしてよその女がお兄さんの布団にもぐりこんだの……」
「すまんすまん間違えちゃったわ今の無しな! 
あれな、思い出してみたらやっぱこのベッドじゃなくて桐乃の部屋だったわ! 
いやーごめんごめんご勘違いさせちまったみたいで!」
「そうよ、思い出してみれば……わたしとお兄さんが初めて結ばれ……
もとい、初めて『処理』をした日、お兄さん、やけに物怖じしなかったというか、
年下の女の子を部屋に上げるのに慣れていたというか……」
「な、なーあやせぇ! 今日のサプライズはなんなのかそろそろ教えてくれよぉー。
俺ってば毎回毎回楽しみにしてるんだぜ? 
なぁなぁあやせってばぁー。ラブリーマイエンジェルあやせたんってばぁー」
「ほ、ほんとうにお兄さんは変態ですね! ……あんまり期待しないで下さいよ。
わ、わたしだって恥ずか、もう! 恥ずかしいんですから……」
「謙遜すんなよー。さっきのフライングニードロップだってすばらしかったじゃないか」
「桐乃よりもですか」

367:秘密の関係 34/35
11/07/04 20:53:11.02 YNNy2n1y
「……。
俺桐乃のこと嫌いになったわけじゃないから、うまく言えないかもしれないけど……
最高だ、あやせ。桐乃よりずっと良い。
あやせのこのしなやかで鋭い足技にくらべたら、桐乃のなんて物足りないよ。あやせの蹴りは最高だ。
脅しも、罵倒もすごくて、桐乃のじゃ全然むかつくだけだけど、あやせには蔑まれるだけでもうすぐにも首くくりそうだ。
桐乃のあんな毒舌に怯んでいたなんて自分で情けないよ。
あの吸い付くような一撃を食らったら、もう桐乃のブヨブヨとした体なんて触る気もしない。
桐乃なんてエロゲ貸してくれるくらいしか価値のないキモオタだよ。
あやせさえいれば俺は……、あやせぇ、あやせぇぇ」
「死ね! ……なぜか思わず死ねと言いそうになってしまいましたけども、
誠を尽くしたお兄さんの熱意は、たしかに伝わりました死ね」
「いや言ったよね? はっきり『死ね!』って返したよね? しかも語尾にもつけたよね?」
「まあまあ、細かいことはお気になさらず。
ではお兄さん、そろそろいきますよ? 今日のビックリドッキリおしぼりグッズは……じゃじゃーん!」
「……あー、それ」
「そうですとも! お兄さんの夜のお楽しみにして無機なる淫婦! 
在野の汚らしい冒険者どもをして神の穴とまで言わしめた黒き魔筒―ってお兄さん? 
なんですかその『はいはい出オチ出オチ』と言いたげなげんなり顔は! 
フリップホールですよ? 黒フリですよ? はぢめてのおもちゃ遊びですよ? 
もっとこう……ね? あの、わたしから言わせる気ですか?」
「なんとなく予想ついてたし、大して面白くもないし、あと女の子が黒フリとか略すな……
つかぐるぐる眼鏡の後じゃな、やっぱインパクトが足りないんだよ。
せめて『京介氏』呼びくらいはしてくれねえとキカンボーMAXとはいかねえな」


368:秘密の関係 35/35
11/07/04 20:54:13.76 YNNy2n1y
「ふ、ふん。お兄……京介氏はされる側に過ぎないから、そうやって余裕ぶっこいていられるんですよ。
する側のわたしにとって、この使い込まれた黒フリは心強い味方なんです。
なぜならこれを使っているあいだ、京介氏はわたしになにもできないじゃありませんか? 
まさしく『処理』にうってつけです! 
今日こそ失神しませんよ! むしろ失神させたげます! 
京介氏は怯えて、竦んで、タケリタケの性能を生かせぬまま果ててゆくんです! 
……近いうちに手錠付きで加奈子の相手もする予定ですからね、今日は色々と鍛えてあげますよ」
「その話題まだ有効だったの!? ……まったく! ほんと! おまえってやつはっ……! 
―『ござる』口調もお願いしていいっスかね」
「―こんな感じでござるか、京介氏」
「ひゃっほう!」
 ―以上のような、ヤマもオチもイミもない殺伐とした会話を交わして数週間後、
あやせは本当に本物の手錠を調達してきたのであった。
官品でなかったのがせめてもの救いである。
(加奈子? はてなんのことやらさっぱりだぜ)

369:名無しさん@ピンキー
11/07/04 20:54:56.27 9yUU7Qtc
おつかれさまでした。

370:名無しさん@ピンキー
11/07/04 20:55:12.81 YNNy2n1y
以上です。続きます。

371:名無しさん@ピンキー
11/07/04 20:57:04.63 vmV+P0cK
リアルタイムで読ませていただきました。
途中途中のパロに笑わされながら読ませていただきました。
面白かったです。(ちょっとくどかったかもですが)

372:名無しさん@ピンキー
11/07/04 21:14:27.75 2aIqk2/F
率直に言って過剰なコントでキャラが崩壊してる
コメディばかりで話が全く進んでない

373: 忍法帖【Lv=8,xxxP】
11/07/04 21:24:12.03 NhFQ1nUk

なんかすげーキャラがぶっ飛んでるな
ギャグっていったらそれまでだけど
面白かったけど、違和感が先立って素直に楽しめなかったかな?といったところ

374:名無しさん@ピンキー
11/07/04 21:56:47.67 K90Bz7sy
よくわかんなかったけどマウスのホイールをくるくるしてたら下に着いてしまった

375:名無しさん@ピンキー
11/07/04 22:46:58.94 LfCJh6ng
>>368
会話が多い
段落がない
改行がない
続きとタイトルだけ書かれてもカップリングが分からない

結論、読みにくい。もう少し読者への気遣いを


376:名無しさん@ピンキー
11/07/04 22:57:32.38 9yUU7Qtc
>>375
キャラ愛があっていいSSじゃないか
奴よりナンボもマシ

377:名無しさん@ピンキー
11/07/04 23:09:33.89 K90Bz7sy
いや本当に読みにくいですよ
そこだけはマジなんで

378:名無しさん@ピンキー
11/07/04 23:10:06.43 LfCJh6ng
>>376
圧は読みたくない文章は書くが、読めない文章は書かない男だ

379:名無しさん@ピンキー
11/07/04 23:15:11.49 RA0/sN9T
SL?

380:名無しさん@ピンキー
11/07/04 23:33:03.79 mI8SJNpu
都合の悪いものは
すべてSLの仕業ってか?
病院『で』逝け(バカは死ななきゃ治らない

381:名無しさん@ピンキー
11/07/04 23:38:16.42 8DVDw1pt
ループ話がしたい方は専用スレにどうぞー

>>368
乙でーす!
次回作もまってまーす

382:名無しさん@ピンキー
11/07/05 01:24:10.31 sqkqlbWQ
>>370
GJです。途中読みながら笑わせて貰いましたwww
掛け合いがセンスあり過ぎて羨ましいです。
続き楽しみにしてますね。

383:名無しさん@ピンキー
11/07/05 01:45:46.81 eXSdzp/c
俺の言いたいことは
>>372が全て言ってくれた


384:名無しさん@ピンキー
11/07/05 02:55:58.22 1Nsky5u8
>>368
崩壊しすぎwww

だがキャラに対する愛は感じられる
次はエロシーンも入れてくれ是非

385:名無しさん@ピンキー
11/07/05 02:57:43.73 /ffDWNje
とりあえずあやせかわいいってことでFA

386:名無しさん@ピンキー
11/07/05 03:21:52.15 6OBKOxfg
下手糞ss書きはSLさんの文章をよく読んで見習うといい
すこしはマシになるだろ。

387:名無しさん@ピンキー
11/07/05 09:02:38.71 LzyKR2te
読みたくない…

388:名無しさん@ピンキー
11/07/05 10:18:25.29 /ffDWNje
なら俺が書いてやる

京介「ええんか!ここがええんか!」パンパンッ

あやせ「お兄さん桐乃に聞こえちゃう」アンアン

桐乃「ちょっとこれはどういうことよ!」バシッ

京介「き、桐乃、コレはだな・・・」パンパンッ

桐乃「私も混ぜなさい!」ヌギヌギ
京介&あやせ「えー」

どや

389:名無しさん@ピンキー
11/07/05 10:39:36.92 LzyKR2te
えー

390:名無しさん@ピンキー
11/07/05 14:05:54.74 QbCPqRYu
>>388
ふさたんでも髪の毛むしって投げつけるレベル

391:名無しさん@ピンキー
11/07/06 01:27:31.38 ZTI9+1ZO
佳乃「ああっ!」
京介「ああっ!」
大介「うっ」

佳乃「ど、どうしましょう…」

大介「うむ…」

なんてことだ。母さんが高熱で苦しんでる桐乃のために座薬を取り出したがふとした拍子に親父の股間に中身がかかっちまった。
わが家の座薬はこれしかなく、桐乃は高熱のため絶対に必要だ。

佳乃「あ、そうだ!あなたの座薬まみれのあれを桐乃に入れればいいのよ!」

大介「なんだって!?正気か、母さん」

佳乃「だってそれしか…」

大介「そんなことならん。親子でそんなことできるわけない」

佳乃「京介、こっちきなさい。」
ん?

大介「母さん、なにを…?」

佳乃「京介のをあたしのアナルにいれるの。これならあなたもしやすいでしょ。体面よりも娘の方が大事でしょ?。それに子供ができるわけじゃないから近親相姦にはならないわよ」

大介「しかし…」

桐乃はもの凄く苦しんでる。少しでも和らげれるのなら俺も母さんとしてもいい。

京介「母さんのいうとおりだ。俺は母さんとするよ」

桐乃の部屋にて

桐乃と親父がいるところで母さんのアナルにおれのチンポを生で入れる。

ぬちゃ

佳乃「あぁん、ほ、ら、あなたも、桐乃にいれなさぁい…んんっ」

大介「…ああ…」

ぬぷ

親父がベッドの上で桐乃の上を向いたお尻に挿入する。

佳乃「いいわよ~ほら腰を動かして桐乃にまんべんなく座薬の液をつけるのよ!

俺と母さんは完全にアナルセックスを楽しんでた。親父と桐乃は服を着てるが俺と母さんは裸で胸を揉んだり舌を絡めたりしている。



392:名無しさん@ピンキー
11/07/06 01:45:21.81 nh/J9+WV
キチガイの文章ですわ

393:名無しさん@ピンキー
11/07/06 02:46:12.61 73KMGoBD
これ前のダッチワイフの人?

394:名無しさん@ピンキー
11/07/06 03:02:46.66 4JSfXakp
俺も見た瞬間そう思った

395:名無しさん@ピンキー
11/07/06 07:50:37.10 zmzccP11
>>388

キョン「ええんか!ここがええんか!」パンパンッ

みくる「キョンくん涼宮さんに聞こえちゃう」アンアン

ハルヒ「ちょっとこれはどういうことよ!」バシッ

キョン「ハ、ハルヒ、コレはだな・・・」パンパンッ

ハルヒ「私も混ぜなさい!」ヌギヌギ

キョン&みくる「えー」


かえても全く違和感がない
不思議!

396:名無しさん@ピンキー
11/07/06 15:14:39.41 fJvnr9wj
ただのアホですわ

397:名無しさん@ピンキー
11/07/06 18:51:50.39 rYpZT30g
応用性の高いことは、素晴らしい事なんだけど?

はい論破

398:名無しさん@ピンキー
11/07/06 23:39:33.51 ZTI9+1ZO
>>393
>>394

覚えてくれて嬉しいです。


ふと思いついたので久しぶりに投下しました。


399:名無しさん@ピンキー
11/07/07 00:12:47.35 ATF5M4O4
あやせ「勝手にジュースもらうわね」がちゃ

あやせ「……」

冷蔵庫を開けたまま静止するあやせたん。

あやせ「ちょっとお兄さんいいですか?」

なんだ?

あやせ「これなんですけど…」

とあやせが指し示すのは白くて太くて長いものだ。
中は空洞になっており、入口から白い液が垂れたままラップでくるんである。

京介「これか?きりたんぽっていうんだぜ」

無垢なるあやせたんはそれをきりたんぽと信じて疑わないだろう。

あやせ「片栗粉Xの間違いですよね?」にっこり

!!!!!!

京介「な…!?」


桐乃「なーに?あ…」

あやせ「な、なんでもないのよ」ばたん

桐乃「なんで閉めるのー?あやしー」

あやせ「な、なんでもないわ(桐乃に見せるわけにはいかないわ)」

桐乃「なんでもないことはないでしょう?それにジュースもまだ取り出してないし…えいっ」がちゃ
あやせ「あ…」

桐乃「あ、これは…!?」片栗粉Xを手にとる桐乃。

あやせ「あ、あのね、これは…」

桐乃「きりたんぽ!兄貴、またつくったのね!」

あやせ「そう、きりたんぽなの…え?」

桐乃「兄貴お手製のきりたんぽなのよ。煮ても焼いても良しの万能食材なの。うちでは母さんも父さんも大好物なのよ!」

あやせ「え?え?話が見えないわ」

400:名無しさん@ピンキー
11/07/07 00:15:24.35 ATF5M4O4
説明しよう。桐乃のパソコンでネット巡回していたところ素晴らしい発明に出会った。他でもない自家製オナホール片栗粉Xの作成法だ。
このお手製オナホールを使用後、台所に捨てる際に母親に見つかったのだ。とっさにきりたんぽと嘘をつき、気づくとその日の夕食の鍋の材料として使われていた。
それが評判だったため片栗粉Xを使用後は冷蔵庫で冷やして食材に利用することとなったのだ。
もちろん家族のものはその用途を知らない。


あやせ「つまり真実をしるのはあたしとお兄さんだけなんですね」
あやせの前には片栗粉Xが輪状に切られたものが並べられている。
桐乃「さあ、食べてみて。生でも美味しいんだから。」パクモグモグ

あやせ「ぇ…」

桐乃は俺のザーメンまみれの片栗粉Xを自分の親友に進める。

あやせ「…(ここで食べなかったら桐乃にこれがきりたんぽじゃないという疑念が生じる…)…い、いただくわ…」



401:名無しさん@ピンキー
11/07/07 01:07:07.92 JWHqUunW
>>400
続きは……続きはまだですか?

402:名無しさん@ピンキー
11/07/07 01:43:18.11 34P6o9eC
わろた

403:名無しさん@ピンキー
11/07/07 02:48:55.26 Dk1JpprV
桐乃の(使用済み)タンポンじゃないんですか?
きりたんぽん

404:名無しさん@ピンキー
11/07/07 03:01:00.99 LJXO7njO
あーあ。
SL氏がいないとすぐにこのザマか。

405:名無しさん@ピンキー
11/07/07 04:16:43.81 1LZ+Aw7V
黒猫かわいい

406:名無しさん@ピンキー
11/07/07 16:35:20.32 LgXBRhQi
ひでぇ話だw

407:名無しさん@ピンキー
11/07/07 18:26:32.01 ULdwCj+p
続きまだですかー

408:名無しさん@ピンキー
11/07/07 21:41:33.45 CUj0bQQN
>>404
まあまあ落ち着け
小ネタは長編を引き寄せる撒き餌になる。

409:名無しさん@ピンキー
11/07/07 21:50:32.02 Gljm+45R
あやせかわいい

410:名無しさん@ピンキー
11/07/07 23:59:35.97 +p0+I6vG
流れはあやせか…
書きかけの鰤ネタは置いといてあやせネタを書くべきか

411:名無しさん@ピンキー
11/07/08 00:07:16.71 3VHw53EN
キャラスレの全年齢妄想ではとまらなくなってこちらに来ました。
公式ツイッターの上海旅行ネタから、とは言っても
桐乃と京介がエッチするだけの話です。

※※※
ここは上海の結構いいホテル。俺は部屋の前で、妹様が着替えを済ませるのを待っている。
何でも俺妹の中国でのイベントということで、俺達は黒猫、沙織と上海に来ているのだ。
昼間の熱烈歓迎が終わり、美味しい夕食をいただいたあとで俺と桐乃、黒猫と沙織とでそれぞれツインの部屋に入った。
さて、のんびりくつろごうかと思ったところで、桐乃が着替えるので少しの間部屋を出ろと言う。
そんなのバスルームでやればいいだろと思ったが、とにかく押し切られる形で俺は部屋を離れた。

桐乃と約束した時間になったので俺は部屋に入る。なぜか電気が消えていたので点けようとすると
「電気は点けないで」との桐乃の声。俺はそれに従い部屋の奥へと進む。

「桐乃……………」
厚手のカーテンが開かれ、ライトアップされた建物の灯りがうっすらと室内を照らす。そこに浮かび上がった桐乃の立ち姿。
一見すると、以前の人生相談の時来ていた寝間着にも見えたが、よくよく見るとそれはいわゆるスケスケなネグリジェってやつだった。


412:名無しさん@ピンキー
11/07/08 00:08:17.07 U5Q+5gLn
「どう、似合うかな?」
桐乃が尋ねるが、俺はしばしの間、桐乃の妖艶な姿に見入っていた。乙女の柔肌、胸の膨らみ、そして……
「ああ、何と言うか、エロ可愛いな、桐乃」
その答えに桐乃がどう思ったかは分からないが、桐乃はさらに話し掛けてくる。
「やっとふたりっきりになれたね、京介。」
それを聞いて俺はまた興奮しちまった。不覚にもリヴァイアサンがむくむくっとかま首をもたげる。それに気付いたらしい桐乃。
「もぅ、京介のえっち…大きくさせちゃって」
「だってなあ」
「でもね、京介。今日はあたしもえっちだから責められないね。それで京介、あの、京介の………」
顔を急に真っ赤にする桐乃。
「どうした?」
「見てもいいかな?京介の、その、ごめん何て言えばいいか自分でもわかんなくて」
ここに来て恥じらいを見せる桐乃な俺はきゅんときてしまった。
「ああ、だったらこう言えよ。『リヴァイアサン』って」
「リヴァイアサンって魔物の名前だっけ?でも、ピッタリな名前かも。
じゃあ改めて、京介のリヴァイアサン、見せてもらってもいいかな?」



413:名無しさん@ピンキー
11/07/08 00:09:37.58 3VHw53EN
※※※
桐乃の目の前で、俺はズボンを下ろす。トランクスを脱ぐ迄もなく、不覚にも元気なリヴァイアサンが隙間から飛び出していった。
「うわあ……」
「もしかして、キモいとか思ってたりするか?」
「ううん、大丈夫。触ってもいい?」
俺が頷くと、桐乃の掌がリヴァイアサンを包み込む。
「リヴァイアサンが、ピクピクしてるよ」
そういいながら桐乃は掌でしごき始めた。
「痛かったら言ってね」
「大丈夫。自分でやる時はもっと激しいんだぞ」
その言葉に安心したのか、桐乃の手の動きは段々はやくなっていく。
「いい、すげえ気持ちいいよ、桐乃」
「いきそうになったら言ってね。京介がいくところを、この目で見たいから……」
「わかった。もっと激しくしごいてくれ……いい、もういきそう……」
桐乃がその言葉に顔を寄せた瞬間、リヴァイアサンから勢いよく精液がほとばしる。
「きゃあん」
思わず声をあげる桐乃の顔を、容赦なく白濁が襲う。妹に顔射……俺はその背徳感に興奮しちまった。
「すまん、大丈夫か?」
「うん。これが京介の赤ちゃんの素なんだね、なんか、変な味がする……」
口元に垂れたものをぺろりと舐めながら、桐乃はそう呟いた。
桐乃の顔を拭ってやったあと、俺は桐乃にリクエストをした。



414:名無しさん@ピンキー
11/07/08 00:10:14.04 JptHFJ0E










415:名無しさん@ピンキー
11/07/08 00:10:41.27 3VHw53EN
※※※
「この前はさ、桐乃が俺を抱きしめてくれたけど、
あの後、俺もこうして桐乃を抱きしめたいって思うようになったんだ」
俺は桐乃の背後に立ち、身体に手を廻す。
「桐乃、楽にしていいんだぞ」
「うん、わかってるけど、変に緊張しちゃって。やっぱエロゲーとは違うよね」
そんなことを言う桐乃が、今は可愛くて仕方がない。
「桐乃のことを感じたいんだ」
そう言って俺は桐乃の後頭部に顔を近付ける。シャンプーのいい匂いにたまらずクンクンしてしまう。
「きょ…京介、あぁん」
俺がぺろりと舌を出してうなじを舐めたら、桐乃が可愛らしい声を上げた。
それがまたたまらないので俺は耳たぶとかも舐めたり息を吹き掛けたりしてみた。
「あぁん、駄目、駄目ったら、もぅ……」
そんなため息を尻目に、俺はいよいよ桐乃のおっぱいに手を伸ばす。
ネグリジェに手を潜り込ませ、何も着けてない乳房を掌に収める。
「おっぱい、前より大きくなってるな」
「いつとの比較なわけ?まあ、確かに大きくなってるのは否定しないケド」
「もっと大きくなると嬉しいんだけどな」
「馬鹿、変態!」
そう言いながらも桐乃は俺のなすがままに身をまかせている。
「あぁ…京介のいやらしい豊胸マッサージで、あたしのおっぱいどんどん成長しちゃうかも…
陸上とか、モデルとかに影響出たら京介の責任だからね……」
「じゃあおっぱいはこの辺にしとく」
俺は黒いパンティ越しに桐乃の臀部をいじくり廻す。むっちりしたお尻の肉付きは、これで陸上やってんだよなと疑問になりつつも、俺を虜にした。
そしていやらしい指は、桐乃の大事なところをまさぐり始める。
布越しに伝わる、濡れた感触。桐乃が感じてると思うと、指先が段々荒々しくなっていく。
「京介が、弄ってる…あたしのを……あはっ…
エッチな兄貴に痴漢されちゃって、あたしいかされちゃう、いかされちゃうよぉ……ああっ、ああん……」
ぶるぶるっと身体を震わせると、桐乃はがくっと膝をおとした。



416:名無しさん@ピンキー
11/07/08 00:12:16.41 3VHw53EN
※※※
桐乃をベッドに横たえさせて、ネグリジェを捲りあげる。
ここまでも十分エロすぎるんだが、ここで終わりになんて、もうできなかった。
「やべぇ、やばすぎるぜ。桐乃。もう止まんない。このまま、最後まで行っちゃってもいいか?」
一応尋ねてはみたが、もし桐乃が拒んだとしても、今の俺は無理やりにでも桐乃を犯してたかもしれない。
だから、桐乃が応じてくれたのには、正直ホッとしたのだった。

「あぁん、さっきあんだけ顔を汚しまくったのに、京介のリヴァイアサンはもう復活してるよぉ……」
「それもこれも俺の妹がエロ可愛すぎるからいけないんだぜ。じゃあ、いくからな」
早く桐乃が欲しくて仕方ない俺のリヴァイアサンが、桐乃の濡れ濡れなおまんこに侵入していく。
ずぬんっ!
「あっっ!!」
「大丈夫か桐乃、無理すんなよ」
「ん、んッ、大丈夫…かな?あんまり京介のリヴァイアサンが大きいから…
でもいいから続けて、リヴァイアサンで、あたしを犯して!!」
その言葉に流されるままに俺は腰を動かし始めた。
ぬちゅぬちゅといやらしい音が響く。
「あっ、あっ、感じる。リヴァイアサン感じちゃうぅ……」
「ううっ、桐乃の締め付けが気持ちよすぎるぜ」
「やん、あん、あん、リヴァイアサンエロいよぉ……エロエロリヴァイアサンで、もぅ、たまらないの」
「くっ、桐乃、もう出そうだ」
「えっ、あっ、ああっ」
俺は間際に腰を引いて身体を起こすと、びゅびゅっと飛び出た精子が桐乃の身体に飛び散る。
「ああん、京介の精子が、熱いよぉ……」



417:名無しさん@ピンキー
11/07/08 00:13:47.79 3VHw53EN
※※※
「さっきはあたしが京介に犯されちゃったから、今度は、あたしが京介を犯すんだから」
そう言うと桐乃は横たわる俺の腰のうえにまたがった。
「ホント、いやらしいリヴァイアサン、でも大好き。京介と、京介のリヴァイアサン……」
桐乃は腰を落として、リヴァイアサンを受け入れる。俺もたまらず腰を突き上げる。
「ああ!!奥までずんってきちゃってるよぉ…いやん、いやん…激しいの、でもイイ、激しいのイイっ!」「おい、そんなに激しいと、こらえきれずに出しちゃうぞ」
「お願い、今度は中に出して!!京介のリヴァイアサンを全部受け入れるから」「いやまずいだろ」
「イイ、いいから」
「あっ、ダメだ」
しかし桐乃は俺を押さえつける。
「そのまま、そのまま京介の精子を注いぢゃって!!あっ、イク、イッちゃうう!!!」
「ああっ、桐乃!!!」
そのまま精子は桐乃の中にとぶどぶと注ぎこまれていった。



418:名無しさん@ピンキー
11/07/08 00:15:52.46 3VHw53EN
※※※
桐乃に中出ししてしまったことで俺の理性は飛んでしまっていた。もうどうなってもいい。
俺はひたすら目の前の桐乃を貪ることしか頭になかった。
「桐乃がここまで淫乱妹とは思わなかったぜ、こうなったら精根尽き果てるまで桐乃を犯しまくってやるからな」
「あたしのことばかり責めても駄目だからね。京介のリヴァイアサンだっていくらあたしを犯しても固いままなんだから」
俺は何がなんだかわからないままに腰をふりまくっていた。
桐乃の喘ぎ声が快感になっていた。桐乃にしても俺になされるままだしな。
「ああん激しいよぉ……感じちゃう、感じちゃう…でもこれで京介の子供ができるね」
「えっ??」
「こんだけ京介に気持ちよくされて、そして京介の子供できるなら、あたし、どうなってもいい……」
「桐乃……」
「京介、お願い、あたしをイカせて、そしてあたしを孕ませて……」
俺はふと我にかえった。そして自分の快楽だけに溺れてたのを反省した。
桐乃の思いに気付くと、より桐乃が愛おしくなってたまらなかった。
「桐乃、好きだよ。愛してる。だから、だから俺の子を孕んでくれ!!」
「うん、うれしい。あたし受け止めるから、兄貴の精子、いっぱいちょうだい……」
「おりゃああっ」
俺はこれまでになく激しく腰を桐乃に打ち付けた。
「ああん、イクイク、京介のリヴァイアサンにイカされちゃう……孕んじゃうぅ……ああっ ああっ 兄貴大好きぃぃ!!!!」
ほとばしる精子が桐乃から溢れださんばかりに注がれていく。
俺と桐乃は快感に震えながら果てたのだった。

419:名無しさん@ピンキー
11/07/08 00:16:32.22 3VHw53EN
これで終わりです。どうも失礼しました。

420:名無しさん@ピンキー
11/07/08 00:17:09.08 yW8i3S9J


421:名無しさん@ピンキー
11/07/08 00:26:25.19 IxRHPeV9
12うへぇ

422:名無しさん@ピンキー
11/07/08 00:27:06.38 SuhsmSd2
乙です
ホントにエッチするだけの話だったw
だ が そ れ が い い

423:名無しさん@ピンキー
11/07/08 00:40:31.90 bi+AllAI
エロパロスレだからって直球で来られても反応に困る。
エロに行き着くまでのギクシャクが欲しい。
ふとした会話で沈黙する二人、どうしても妄想がとまらない自分への嫌悪、相手はどう思っているかの疑心暗鬼。
平気なように振る舞えば空回りしてしまう。突発的に素直に告白し合い今後の生活に思いを馳せる。

俺妹ならそこに桐乃がどうしたって絡んでくる。グループや友情の揺らぎ、近親への罪悪感、祝福されない未来。
誰一人泣かないように、かつ妥協を探って笑顔になるカタルシス。

矛盾してるようだがエロパロスレでエロを書いたら負けない気がする

424:名無しさん@ピンキー
11/07/08 00:57:05.20 r2B6d5j+
>>423
どうしたww

425:名無しさん@ピンキー
11/07/08 00:58:33.33 yW8i3S9J
あやせェ

426:名無しさん@ピンキー
11/07/08 00:59:42.64 SuhsmSd2
>>423
一体ナニと戦っているんだお前はw

427:名無しさん@ピンキー
11/07/08 01:01:20.68 QGR3Vweh
>>423
エロを書いたら負けない気がする

その通りだ


428:名無しさん@ピンキー
11/07/08 01:06:43.63 JzfGIjHM
>>427
正論過ぎてわろたwww

429:名無しさん@ピンキー
11/07/08 01:21:56.15 +FygPjou
>誰一人泣かないように、かつ妥協を探って笑顔になるカタルシス。

みんな笑顔なハッピーエンドもいいけど、誰かが病んじゃうバッドエンドもそれはそれでエロいと思う。

京介にふられてバイブで処女喪失しちゃう闇猫、
京介の心を体で繋ぎ止めようとする桐乃、
お兄さんを寝取った桐乃への嫉妬と親友としての友情との板挟みで、ついに発狂して桐乃をレイプしちゃうあやせたん、
サークルクラッシュの末、頼れる人が京介しかいなくなってどろどろねっちょりぐっちょんちょんな愛欲の日々を送る沙織、
京介にたぶらかされて加奈子を肉便器に調教するブリジット、
一夜かぎりの過ちのはずがなぜか高坂家に居候しているフェイトそん、
そして卒業式の日に伝説の桜の木の下で赤城が言う。
「高坂! 俺と伝説になろう!」

430:名無しさん@ピンキー
11/07/08 02:30:27.85 ltQxQkVq
>>429
せなちー、ハ・ウ・ス! ^ ^

431:名無しさん@ピンキー
11/07/08 04:02:04.32 wAe3lYyV
ふざけた小ネタもどき投下してる奴の気が知れん

432:名無しさん@ピンキー
11/07/08 17:05:38.01 ATIsODke
>>410
何言ってんだ。とっととブリジットネタを投下しろ。
あやせネタはたくさん来てるから少しくらい時間かかってもおkだ。

433:名無しさん@ピンキー
11/07/08 18:35:39.21 lKBmqcBj
藤林丈司は変態

434:名無しさん@ピンキー
11/07/08 21:49:54.37 wUGhUSJd
>誰一人泣かないように、かつ妥協を探って笑顔になるカタルシス。
そんなもんにカタルシスはないww

435:名無しさん@ピンキー
11/07/08 22:12:47.97 SuhsmSd2
いやまあエロパロなんでむきになるなよw

436:名無しさん@ピンキー
11/07/08 22:19:45.68 keRrM1BG
エロパロで熱くなれない奴はどんなことにも冷めている

437:名無しさん@ピンキー
11/07/08 22:37:23.99 yW8i3S9J
そう、何事にも熱くなるんだ

438:名無しさん@ピンキー
11/07/08 22:47:45.20 bi+AllAI
>>434
状況の説明があり、過程を見ることができて、小説なら細かい心理描写もつく。
我々は登場人物の真意に最も近いところにいる。
傍目からはどんなに情けなくても一本筋が通ってれば感動する余地は十分にある。

君は京介の土下座外交を見てなにも感じなかったのか?

439:名無しさん@ピンキー
11/07/08 22:49:52.99 wUGhUSJd
そういうのは初っ端からちゃんと書けてるやつの作品にたいしてだけだな

440: 忍法帖【Lv=9,xxxP】
11/07/08 22:57:09.49 GWRss8G/
そもそも冒頭にキャラスレの妄想からって注釈があるじゃん
そういうこと踏まえてみることも必要じゃないの?

441:名無しさん@ピンキー
11/07/08 23:14:23.84 +FygPjou
頬よりちんこを濡らしたいな

442:名無しさん@ピンキー
11/07/09 02:52:17.34 t6/QIk6t
細かい心理描写とか見たかったらSLさんの作品を読むといい

443:名無しさん@ピンキー
11/07/09 02:57:08.36 VSYjpRK5
あやせが可愛すぎて生きるのが辛い

444:名無しさん@ピンキー
11/07/09 03:25:47.84 pySF3TKO
>>442
どこらへんに心理描写があるんだ?
SLの京介は主体性が希薄だし、あくまでキャラの状況を説明しているだけで
「こう思った」「感情があふれた」なんて表現はなかったはずだぞ。

どこを読んでそう思ったんだ

445:名無しさん@ピンキー
11/07/09 03:36:26.05 2kAvp+iI
はいはーい、専用スレでねー

446:名無しさん@ピンキー
11/07/09 05:31:37.77 KXEkNyio
要はあやせがかわいいってことだろ?
何も疑うことはないさ。
あと加奈子もかわいい

447:名無しさん@ピンキー
11/07/09 10:07:47.69 OGGFC3oh
エロパロも結局はパロディなんだから何をどんな風に書こうが書き手の自由だし、他人のオナニーに自分だけの作品論(笑)を押し付けて文句言うのも愚かな話だろ

人には人の妄想したもの書きたいものがあるんだから、内容に文句あるなら自分で書くかスルーすればいいし、なにより加奈子かわいいよ加奈子メルルコスもいいけど新妻加奈子は正義(*´Д`)ハァハァ


448:名無しさん@ピンキー
11/07/09 11:50:51.69 V1FqvzmK
おわってんなー

449:名無しさん@ピンキー
11/07/09 12:44:59.74 SZDKc1YU
>>446
桐乃だって可愛いですわい!

450:名無しさん@ピンキー
11/07/09 15:47:15.36 5mwSXUAV
逆に黒猫はクソ不細工

451:名無しさん@ピンキー
11/07/09 15:58:26.63 GPwakvpn
キャラsageは不快にしかならないからやめとけマジで

452:名無しさん@ピンキー
11/07/09 17:17:26.76 kKy2CR3L
荒らしに触れるなよ

453:名無しさん@ピンキー
11/07/09 17:52:35.35 zch7wW7c
GJ


さて何回リヴァイアサンといったか数えてみてはいかがでしょうかwwww


454:名無しさん@ピンキー
11/07/09 18:16:58.75 VSYjpRK5
>>450
ちょっと表出ろ

455:名無しさん@ピンキー
11/07/09 18:38:21.18 wzMC5Y78
          ..:::´::イニ三三三三≧ミ{彧ル'
        イ=ミ^三≫:'^⌒^⌒^⌒^⌒^\
      /{{{麥}ル'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
        ::::::云彳:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\:::'
      |::::::::{i:i:| ::::: / ::::::::::::::::::::::::::| ::::::::::::::: |::|
      |:::::::::{i:i|:::::::: ‥  l i ノ ̄ ̄`ヽ、―ニ 二  <表へ出た結果がコレよ
     !::::: {i:i|:::::::i|:::;∴. / ´`ヽ _  三,:三ー二
.      l::::::: {/|:::::::i|::::::i|:::(--  / ̄ ,   ` ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
.       l::::::::(●)ミ,;∴.(  ...|  /!   
       l:::::::八 :::小. :::::::(`ー‐し'ゝL _  
         l::::::::::::\:::∧ ::(--‐‐'´}    ;ー------------
        |::::::::::::::|:丶:::> `ヾ-‐ーー'"  
        |::::::| :::::| :_{^⌒≧=-  __,,∠L:⊥..、
        |::::::|::::::/ \ ゚^'~、{乃    }:::ヽ
        | ::::j/    ≫=- ._V厶.   }}::::::::.
.      厶≪         {{{麥}》   /{:::::::::}
.      /:::::::::::\        人赱人/´::::::::::::::\
     /:::::::::::丶:::丶、____,/ / ∧ \:::::::∨:::::::::〉
     {:::::::::::::\}:::::::::⌒^⌒::{  / 丶  〉::::::::::::::::/

そしていつも以上の不細工と化す黒猫氏であった

456:名無しさん@ピンキー
11/07/09 18:44:50.74 v60NZAQ/
ごめん、ここ俺妹に関係ないキャラは出禁だから

457:名無しさん@ピンキー
11/07/09 20:04:47.83 OGGFC3oh
キャラ叩きは余所でやってね
アンチスレは探せばすぐ見つかるよ
ここはエロパロ、愛でる場所だから叩き良くない

458:名無しさん@ピンキー
11/07/09 20:18:03.46 NxGrko8j
京介×桐乃少ないぞ!
もっと書け!書いてくださいお願いします!

459:名無しさん@ピンキー
11/07/09 20:33:34.06 Yy/upP0h
スレの流れを無視してブリジット×京介物を投下
>>432の激励で何とか書き上げたよ…
では2レス程貰いますわ

460:名無しさん@ピンキー
11/07/09 20:35:54.72 Yy/upP0h
「本当にごめんなさいお兄さん……」
俺がいるベッド脇の椅子にチョコンと腰掛けたブリジットが、何度目かの謝罪の言葉を口にする。
「ブリジットもう気にするなって」
「でも、私のせいで……」
こんな申し訳なさそうな、そして今にも泣きそうな顔をされたら俺も困ってしまう。

この状況を説明するには2時間程前に遡る。
俺はブリジットと一緒に、ある雑誌グラビアの打ち合わせに行っていた。といってもお菓子系タイトルとかのいかがわしい雑誌じゃないぞ。いわゆる女子小中学生向けのティーン雑誌って奴だ。
大体あんな裏地を外して乳首や縦筋丸見えなスクール水着や、局部だけ泡で隠したエロい恰好をブリジットにさせられるか!そんな仕事を入れたら、俺は社長をぶん殴った後ブリジットを連れて逃げるね!
おっと話が逸れたな。ともかく俺達は、撮影スタジオを併設してる雑誌社でどの衣装を撮影に使うのか等を、スタイリストさんとかを交えて打ち合わせしたわけだ。
打ち合わせが終わり帰ろうとした時『今他の女の子の撮影しているのでよかったら見学していきませんか?』
雑誌の担当者から声を掛けられたので、俺とブリジットは見学させてもらう事にした。
ところが見学してる最中、突然壁に立て掛けてあった材木の束がブリジットのいる方へ倒れてきた。咄嗟に俺はブリジットを抱きしめ、自分の身体を楯にした………

あれだけの材木の下敷きになって、左足首捻挫と右手の骨に軽いヒビ、そして後頭部に軽いコブ、この低度ですんだのは運がよかったのだろう。しかし出版社が手配してくれたとはいえ、個室とはねぇ…
事故のお詫びなのか、TVや小型冷蔵庫、それに枕元の壁に鏡付きの洗面台までついてる。詳しくは知らないが、結構高いんじゃないかこの部屋?
「それよりブリジット、肘の怪我は大丈夫か?」
ブリジットの左の肘には、小さな絆創膏が貼られていた。俺が抱き抱え、床に倒れた時にできた擦り傷だ。
「こんなのたいした事ありません。それよりお兄さんの方が入院だなんて……」
「入院といっても、念のため精密検査するだけだから2~3日で退院だから心配するなって」
俺はそう言ってブリジットを安心させようとしたのだが
「それもそうなんですが…あの……その……」
何か様子がおかしい。何と言うか、言いづらい事をどうやって言おうか迷ってる感じだ。それでも意を決したようにブリジットは口を開いた。

「お、お兄さんはしばらく利き腕が使えませんよね!?」
「ああ、そうだな」
どうしたんだ?急に声が上擦りだして…
「だから…その………自分で『処理』できませんよね!?」
…………………はい?
「か、かなかなちゃんから前に聞いたんです。男の人って、定期的に『処理』しないと色々と大変な事になるって…」
あのガキ!何て事をブリジットに吹き込みやがる!まるで俺が、毎日猿の様にオナニーしてるみたいじゃねぇか!
「え~と…、今から『処理』しますね…」
大体あいつは普段から俺の事を舐め過ぎだ。一度キツく言っておく……え?
加奈子の事に腹を立てていた俺は、ブリジットの声に反応するのが一瞬遅れた。
ブリジットは真っ赤な顔しながら、俺の着ていた浴衣(病院が貸してくれた)をはだけ、やや強引にトランクスをずり落ろした。そしてボロンと露出したリヴァイアサンを、その小さな手で握るとゆっくり扱き始めた。
その手技に、俺のリヴァイアサンは素直に反応し、みるみる固くなっていく。するとブリジットは顔を寄せると、その小さな口を一杯まで開きながらリヴァイアサンを飲み込んでいった。
「うっ…」
暖かな口内で、竿に絡み付く柔らかな舌の感触に俺は思わず声を漏らす。そんな俺の様子をちらっと窺うと、ブリジットはゆっくりと唇をスライドさせていく。
ちゅぷ……ちゅぷ………
軽く揺れるポニーテールの動きに合わせ、ブリジットの唾液で濡れたリヴァイアサンが見え隠れする。そして時折、俺の気持ちいいポイントを確認するかの様に俺を見上げるブリジットの視線。
そんな様子を見ている内に、俺は次第に、ここが病室であることを忘れていった…。


461:名無しさん@ピンキー
11/07/09 20:37:18.68 Yy/upP0h
ジュボ…ジュボ…
いつしかブリジットの奏でる口唇奉仕の水音は激しさを増し、俺のリヴァイアサンはこれ以上ない程硬直していた。
カリ首だけを咥え鈴口を舌先で刺激する、かと思えば一杯まで突き出した舌先で竿を下から上に、上から下へツー…と舐め上げていく。快感が単調にならないよう、俺の様子を窺いながら刺激を与えてくる舌技に俺は呆気なく限界を迎える。
「くっ…ブリジット、そろそろ限界だ……!」
「いいですよ…、私のお、お口に遠慮なく出しちゃって下さい」
俺のギブアップ宣言を聞くと、ブリジットはさらに頬を染めながらリヴァイアサンを咥えこんだ。そしてさっきよりも、さらに派手な水音を立てながら顔を激しく上下させていく。それにより俺の射精感はさらに高まっていく。
「出すぞブリジット!」
そしてついに堪え切れなくなった俺は、無意識に動かせる左手でブリジットの頭を掴むと腰を突き出し、激しく射精した……。
射精による腰の痙攣が収まるのを見計らうと、ブリジットはコクン…コクンと喉を鳴らし精液を飲み干していった。その様子に半萎えだったリヴァイアサンがみるみる硬度を取り戻していく。
「ん…んんんんん!?ぷはぁ…」
ブリジットはいきなり口内で再度固くなったリヴァイアサンに驚き、慌てて口を離す。その際に、僅かに残った精液が口元から零れた。
「お、お兄さん!?今出したばかりなのに……」
「いやすまん…お前が美味そうにザーメン飲んでいる様子につい興奮しちまってな……」
「お、美味しそうになんて飲んでないです!ベッドを汚しちゃいけないし、それにお兄さんの出したものだし………」
俺の言葉にブリジットは真っ赤になり抗議しながら、次第に俯き最後にはよく聞こえないくらいの声でゴニョゴニョと呟いた。
「それよりもう一度『処理』しないといけませんよねソレ……」
チラチラとリヴァイアサンを見ながら聞いてくる。
「でも…またお口でしたら、お兄さんはすぐおっきくしちゃいますよね……?」
いやいや!俺そんなに絶倫じゃねーし!今回はたまたまだよ?ブリジットが一生懸命俺の精液飲んでいる様子が健気で可愛くてつい、な……
「だ、だからさっきと違う方法でしないといけませんよね…。と、ところでお兄さん。足の痛みは酷いですか」
ブリジットの問い掛けの意味を理解しつつも、俺は敢えてすっとぼけてみる。
「そうだな~、痛くないといったら嘘だけど、女の子一人跨がるくらいは平気だが…それがどうかしたか?」
すると、ブリジットは『意地悪…』といった表情で俺を見ると、ゆっくりとスカートを脱ぎはじめた……
 


やれやれ……入院したって事務所から聞いたから、見舞いに来てやったのに……元気過ぎるじゃねーか
こりゃもう少し経たないと中に入れねぇな。どっかで時間潰して……
あ?…おいおい、あそこ走ってくるの桐乃とあやせじゃね?ったく面倒くせぇな……
さ~て…どうやって時間稼ぎするかねぇ…ブリジット、マネージャー、こいつは貸しにしとくかんな?
一つため息をつくと、病室の番号を確かめながらこちらに向かってくる桐乃とあやせの方に加奈子は歩き出した。

おしまい

462:名無しさん@ピンキー
11/07/09 20:41:21.82 Yy/upP0h
本番シーンは蛇足かな~って削ったらあんまエロくならなかったような……
もうちょっと構成力を身につけたいもんだ

463:名無しさん@ピンキー
11/07/09 20:48:23.90 VSYjpRK5
おつ

464:名無しさん@ピンキー
11/07/09 22:12:57.83 XmrnynDf
ロリとはやるではないかこやつめ
GJをくれてやるでおじゃる

465:名無しさん@ピンキー
11/07/09 23:03:15.48 RWO48o6Y
すまん。どこがGJなのか解説してほしい。

466:名無しさん@ピンキー
11/07/09 23:09:42.22 2ZLC/RHz
いやうまいと思うよ。
過程も最低限で解説してるし文章もバランスが取れてて読みやすい。


強いて言えば幼女特有の柔らかさとか唾液の甘さ、人としての罪悪感を書けばよかったんじゃないかな

467:名無しさん@ピンキー
11/07/09 23:46:30.53 aXR1ryQ7
こういう小ネタ好きだわw
GJ!

468:名無しさん@ピンキー
11/07/09 23:48:09.66 siNWRpXL
『僕と契約して、魔法少女になってよ!』

甘言に乗せられて、終わりない戦いに足を踏み入れたのはいつの日の事だったろう。


思えば、私がバカだった


あのとき、私は死んでもいいと思ってた。
クラスメート。私の、一番の親友。
容姿でも、成績でも、そしてあいつが注ぐ愛情でも……
私があの子に勝っていることは、太陽が登って沈むように当然のことと思っていたし、密かに優越感も持っていた。

なぜそのことを知ったのかは、もう思い出せない。でも、多分、交わった証がゴミ箱に捨ててあったのを偶然、目にしたからじゃなかっただろうか。

私は逆上して、あいつを締め上げた。そうしてようやく聞き出した相手の名前に…私は絶句した。






469:名無しさん@ピンキー
11/07/09 23:59:27.03 siNWRpXL
あいつの言うところによると、しばらく前から、彼氏彼女の関係は続いていたらしい。

そして、自分が妹に好意以上の感情を向けられていることも、知らされていたのだと言う。
私が時々声を抑えて、あいつを呼びながら一人でしていたそのことまで、知っていたようだった。

買った負けた、どころじゃない。私は、情けすらかけられていた

胸がいっぱいになり、押しつぶされそうで、その場に居られなくなってしまった。

家を飛び出し、どこまで走ったのだろう。
全速力で走ったし、ひょっとしたらあいつが途中まで追いかけていたのかもしれないけど、どうでも良かった。

470:名無しさん@ピンキー
11/07/10 00:16:49.88 5eczmUic
疲れて立ち止まると、曇り空が染まりかけ、もう夜になろうとしていた。

でも、どんな顔をしてあいつと顔を合わせればいいのだろう。

どうにも足が動かず、立ちすくんだその時、
私は出会った

願いを叶える代わりに、魔法少女として戦わなければならないのだ
その、砂糖菓子みたいな甘ったるい生き物から持ちかけられた、契約。

二つ返事で飛びついた。
なんでもできるような強い力には、それ相応の代償がつきものということも薄々分かっていたけれど、どうでも良かった。

かくして私は、時間すらねじ曲げて、あの子の代わりに、兄と結ばれた。

こういう感じのクロスを希望します!
だれかかいてください!><

471:名無しさん@ピンキー
11/07/10 01:54:17.89 1Bma0MjZ
>>470
しょうもない

472:名無しさん@ピンキー
11/07/10 07:59:04.90 v6ZFx6rc
混ぜるな危険

473:名無しさん@ピンキー
11/07/10 08:41:19.63 g+Xqfp3r
つまらない

474:名無しさん@ピンキー
11/07/10 08:41:27.67 2vRGumBL
混ぜるな残念!

475:名無しさん@ピンキー
11/07/10 18:55:31.32 aAv0Br7H
有毒な作品が発生します。ご注意ください。

476:名無しさん@ピンキー
11/07/10 19:21:23.59 r+SriyqA
エロパロ板の空気には合わないな
VIPでなら見たい

477:名無しさん@ピンキー
11/07/11 04:06:51.44 DnkP9cax
あまりにも酷いな。
SL氏はまだか

478:名無しさん@ピンキー
11/07/11 05:00:09.24 lJNX69nn
>>468-470
クロス作品ってのは、元の作品が同じカテゴリだからこそ映えるんだよ
学園×学園、ファンタジー×ファンタジー
なんでもかんでも混ぜりゃいいってもんじゃねぇから
まどまぎ厨はそんなこともわかんねぇのか?

半年ROMってろよカス

479:名無しさん@ピンキー
11/07/11 09:24:40.57 4usRKRsB
事あるごとに何かを叩いては悦に入ってるようだけど、コイツらはどうしてこんなにエラそうな態度なの?

アニメ化以前の平和が全て懐かしい

480:短編『シスコン』 ◆ACPRLbMxAk
11/07/11 20:47:48.04 5jEyWHpx
「これ見てくんない?」
「なんだこれ?」
「アタシの『妹空』がアニメ化されるでしょ?」
「ああ、そうだったな」
「んで、原作だけじゃ足りないんでオリジナルを追加することになったの」
「それが、このシナリオか?」
「そっ! どうよ?」
「どうって‥‥‥読んでみなきゃわかんねえよ」
「じゃあさっさと読む!」
「へいへい」

‥‥‥‥‥‥

「なあ、お前の『妹空』のオリジナルを読んだけどさ、なんか違うんじゃね?」
「え!? どういうことよ?」
「なんというか、手を抜いてあるというか‥‥‥」
「アタシが手抜きしたって言うの?」
「そうは思わねえけどよ、薄っぺらな感じがするんだよ。特に真ん中あたりが」
「ムカツク!」
「おいおい、それはないだろ。俺は感想を言ったまでだ」
「‥‥‥じゃあ、どうすればいいのよ?」
「この『妹空』には、真ん中あたりに手を入れるべきだろうな」
「は‥‥‥?」
「いや、だから真ん中に手を入れろっての」
「なッ!! アンタ正気なの!? 『妹空』の真ん中に“手を入れろ”なんて!」
「正気か?って、いきなりどうしたんだよ?」
「信じらんない! まさかアンタそこまでシスコンだったなんて!」
「はぁ? 意味わかんねえよ!」
「うっさい! このシスコン!!」

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

「‥‥‥と言うことがあったんだけど、お前達どう思う?」
「やれやれ、相変わらず無意識に地雷を踏んでしまう蒙昧な雄だこと」
「京介氏、それではきりりん氏の取り乱し様も仕方ないでこざるよ」
「何で!? 俺どんだけ不味いことをしたっつーの?」
「まずは携帯で、全知識を掌る神に問うてみることね」
「‥‥‥要するに、ググれってことか? 一体何を?」
「『シスコン』を中国語でどう書くか、よ」
「『シスコン』を中国語で、ね‥‥‥ググると‥‥‥『妹控』か」
「じゃあ、その『妹控』の文字をよく見てみなさい」
「え? よく見ると‥‥‥‥‥‥ギャ―――ッ!!!」
「ようやく気付いたようね。無意識なシスコンだこと」
「いやはや、京介氏はきりりん氏のことが大好きなようですなあ」


『シスコン』 【おしまい】

481:名無しさん@ピンキー
11/07/11 21:45:29.80 tdyP3UI5
ハイハイわかったわかった

羊がネズミで家になる シリーズはクイズ板でやれ


482:名無しさん@ピンキー
11/07/11 22:04:09.15 N6TAswqq
>>480
こういうネタ嫌いじゃないです。
ところで作者(伏見)、妹空ってタイトルにしたのは、これ知っていたのか、はたまた偶然か…。
これはさすがに、後者っぽいけど。

483:名無しさん@ピンキー
11/07/11 22:13:11.00 OuhdTiX7
>>480
なるほど、面白かった。
こう言うネタ、好きだ!

484: 忍法帖【Lv=20,xxxPT】
11/07/11 22:27:41.19 LVtSrTKo
流石シスコンw

485:432
11/07/12 00:42:36.46 sXZdwMW9
>>462
遅くなってすまん。良く書いてくれた。
ラストの加奈子も良い!
またよろしく。

>>480
相変わらずセンス良いねー。

486:名無しさん@ピンキー
11/07/12 01:59:07.01 gjzvBLyT
これで責められるのは流石に不憫だなw

487:名無しさん@ピンキー
11/07/12 02:32:08.34 PaisyzHM
>>479
つ鏡

黙ってSLさんを待ってろカス

488:名無しさん@ピンキー
11/07/12 15:41:08.40 V+cGrsfE
あやせかわいいなァ
もっとヤンデレっぽいSSがあってもいいんじゃないか

489:名無しさん@ピンキー
11/07/13 00:33:24.74 xWHy14Uc
VIPスレから
桐乃×京介で【願い】を執筆中です。

URLリンク(ex14.vip2ch.com)

初投稿なので至らぬ点も多いですが、いろいろアドバイスお願いします。

490:名無しさん@ピンキー
11/07/13 00:46:38.42 Ilzq+hmb
 __     __  ___ _____  _____     ___ ___    ___
 |   |    /  /  |  //       | /__  __/ [][] _| |_| |__ _| |_
 |   |.   /  /  /  / /   / ̄ ̄|. l    / /     |    _  | |_  レ'~ ̄|
 |   |  /  /  /  / /   /.  / /    |  |___      ̄|  | / / /   /| |
 |   |  /  /  /  / /    ̄ ̄ /     \__|     |  |  ̄ /_  /  | |_
 |   |. /  /  /  / /   / ̄ ̄ ̄                |_|     |__|   \/
 |   |/  /  /  /. /   /  
 |.     /  /  /  /   / 
 |    /. /   | ./   /  
  ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ ̄.  ̄ ̄ 

491:名無しさん@ピンキー
11/07/13 03:41:45.08 fWDLhGjS
>>489
力の有る書き手(このスレならSL氏)の作品をよく読んで参考にするといいよ

492:名無しさん@ピンキー
11/07/13 08:21:00.32 CXzdOuRH
クロス系ってダメなの?
このスレの人間は、読むと引き付け起こして死ぬのか?

493:名無しさん@ピンキー
11/07/13 08:23:55.64 NAUm5yFe
うん死ぬからやめて

494:名無しさん@ピンキー
11/07/13 08:50:48.84 wjE1OZfI
死にたいから投下して

495:名無しさん@ピンキー
11/07/13 11:29:25.75 Yc/kYWWQ
アニプレ同士ならなんとか

496:名無しさん@ピンキー
11/07/13 11:59:17.68 5qyJ7CLh
というかマジでやめて

497:名無しさん@ピンキー
11/07/13 14:55:11.71 G4NxBEUe
以前、俺妹×とあるのクロスものを見たことがある。
だが、内容はひどいものであった。まず、作者は確実に桐乃アンチであり、アンチ感が強すぎる。
また、キャラが崩壊しまくり非常に駄作であった。読む価値なし。

498: 忍法帖【Lv=21,xxxPT】
11/07/13 17:15:44.43 /8xDeUwe
クロスものでも良作はあるよ
ただ上手く扱えない人が多いだけさ

499:名無しさん@ピンキー
11/07/13 17:23:15.02 Yc/kYWWQ
たとえば他作品の主人公が乗り込んできて俺妹の女性陣に手当たり次第に手を出すとか

500:名無しさん@ピンキー
11/07/13 18:02:27.35 ebOGfB7L
とあるとめだかボックスのクロスはおもしろかった
クロスだからこそ、キャラらしさとか互いの作品を尊重しあうとかが必要なんだと思った

製作速報VIPが落ちてて毎日楽しみにしている安価SSが見れない・・・



501:名無しさん@ピンキー
11/07/13 18:10:36.96 XJxIVZu1
製速でSS書いてる馬鹿がいんのかよ

502: 忍法帖【Lv=10,xxxPT】
11/07/13 18:15:54.71 nVZTLwlU
なんでバカにするのか理解できん
どこで書こうと個人の勝手だろう

503:名無しさん@ピンキー
11/07/13 23:06:43.50 qUI87DA9
>>499
そんなもの誰も望まん!!

504:名無しさん@ピンキー
11/07/13 23:57:38.11 MelJxNeq
そしてオチは誠死ね

505:名無しさん@ピンキー
11/07/14 01:31:02.06 WJpmVK+n
たった一人の書き手が不在なだけで、
こうも糞スレになってしまうとわ・・・・・

506:名無しさん@ピンキー
11/07/14 01:40:27.63 Oqch8hde
そのたった一人の書き手とやらがさんざん引っ掻き回した結果がこの廃墟だがな‥‥

507:名無しさん@ピンキー
11/07/14 01:42:04.24 H2JTEfpT
じゃあ俺が書いてやるよ
3日で書いたる
首を長くして待っとけ

508:名無しさん@ピンキー
11/07/14 02:41:08.11 jqpOBrB4
8巻出てモチベ保てなくなったってのもあるだろ

509:名無しさん@ピンキー
11/07/14 04:43:10.89 to4GF03v
8巻で京介が事実上の賢者化宣言しちゃったから、あまり原作意識しすぎると
桐乃以外のキャラと、どう絡めていいかわからないってのは、ある
二次創作と割り切って、原作のことを忘れれば良いのだけど

510:名無しさん@ピンキー
11/07/14 06:24:27.99 2nmDJKvC
SSVIPまだ見れない…

511:名無しさん@ピンキー
11/07/14 06:46:12.17 h9h1dZ28
鯖代未納で止められるのはあそこではよくあること

512:名無しさん@ピンキー
11/07/14 06:58:31.17 uVwiZoGa
製作速報なんかで書いてるアホのはどうでもいいけど、
SS速報も同じ鯖なんだよな。ここ落ちるとなげーから困る。

513:名無しさん@ピンキー
11/07/14 07:10:02.34 mizAP8lG
>>509
ふるいにかけられた感じ
好きだ→付き合おう
って小ネタレベルの安易な展開が使えず、原作を表現しようとするならより微妙な距離感の描写が求められる。


514:名無しさん@ピンキー
11/07/14 09:59:54.48 6IYlG79m
悪貨は良貨を駆逐するとはよく言ったものだ

早くSS速報直らんかな…

515:名無しさん@ピンキー
11/07/14 11:34:53.56 jqpOBrB4
>>513
きりりん以外は止められちゃったからな
スレも妄想爆発してるのきりりんスレぐらいだし後はお葬式ムードか

516:名無しさん@ピンキー
11/07/14 11:45:39.48 eoYOMTSi
なし崩し的に~というパターンだと、それこそ桐乃が最有力だしなぁ。
無理なく状況を変化させようと思うなら、相当切り込んだイベントが必要だ。

状況を変化させないまま、いろんなものに縛られつつもなんとなく心が触れ合っている図なら書けるかもわからんが
それはそれで需要はあるんだろうが、ここの空気じゃないな。

517:名無しさん@ピンキー
11/07/14 15:42:48.40 eal7TcCg
Vip・・・

518:名無しさん@ピンキー
11/07/14 22:26:19.91 eoptj8BU
保管庫にある、俺の妹がこんなにエロ可愛いわけがないってもうあのあとは投稿なかったんでしょうか?

519:名無しさん@ピンキー
11/07/14 22:36:21.60 9WMXMAjp
エロパロで未完はよくあること

520:名無しさん@ピンキー
11/07/14 22:51:42.94 90wkXXSJ
思いつき短編投下します。
・18レス
・ギャグ、ややエロ
・桐乃視点
・京介×黒猫(の姿をした桐乃)
・キャラ崩壊、ヤンデレ注意

521:マインドスワップ 1/18
11/07/14 22:54:04.30 90wkXXSJ
 ひなちゃんもたまちゃんも姉の急変に戸惑いを見せたけど、それははじめのうちだけで、二
三日も経つとなじんでしまった。あいつの両親も、そんなに訝りはしなかった。ひなちゃんが
手にした妹空とあいつの姿をしたあたしとを見比べて、「またなんだ……」とため息を吐いて
いた。この家では長女の乱心は珍しくないのだろう。夏休みのおかげで学校でへまをやらかす
心配もなかった。ときどき携帯のほうに、せなちーから「部活に来てください!」とメールや
電話が来たくらいで、それも体調不良を装って対処できた。
 高坂桐乃―あたしの元の体には、やはりというべきか、あいつの心が入っていた。なぜそ
れを知ったかというと、体が入れ替わった当日、あいつに呼び出されたからだ。


 ひとけのない公園の真ん中で、自分は黒猫だ、朝目ざめたら高坂桐乃になっていた、そう告
白する高坂桐乃に向かってあたしは、
「何を寝ぼけているのかしら? とうとうビッチ菌に脳をやられてしまったのではなくて? 
まあたしかに、スイーツな脳髄には虫がたかりやすいものね」
 そう言って、あいつ自身のものまねで誤魔化した。
 あいつはあたしの顔で青ざめ、消え入るようにうなだれると、
「そう。すまなかったわね……ううん。ごめん、黒猫」とわざわざあたしの口調で言い直し、
「あたし、なんだか頭痛が痛いから、今日は帰るね」
「そう……お大事に」
 公園の門に隠れて、あいつの背が見えなくなった。とたんに足が震えだした。がくがくと止
まらず、立っていられなくなった。
 あたしは、こんなことができてしまう。できて、しまったのだ。

 ベンチに腰掛けて震えの静まるのを待っていると携帯が鳴った。メールのタイトルは“桐乃
のことなんだが……”で、そして差出人は“高坂京介”―
 “黒猫”の恋人で、“あたし”の兄貴―
 ―ううん、それは違う。兄貴はもう、あいつの恋人なんかじゃない。
 “京介”は今、“あたしの恋人”なのだから……


 そうして、あたしとあいつが入れ替わって、一週間が過ぎていた。


522:マインドスワップ 2/18
11/07/14 22:55:22.03 90wkXXSJ
「好きっ! 好きなのっ! 好きなの京介っ!」
 濡れそぼった京介の首筋に顔を埋めながら、あたしは切れ切れに叫ぶ。
「あなたのことがっ、誰よりも何よりもっ! 京介―!」
 なんどもなんどもキスをする。首筋、顎、鎖骨、肩、唇と、キスの雨を降らす。―痕にな
るように、あたしの証をつけるように。
「好き。好きよ。あなたのことが、好き……あたし、あんたのことが好き」
 なんどもなんどもかきむしる。背の皮が擦りむけ、爪が欠け、指先に鮮血を絡ませて、かき
抱き、突き立て、引っ掻く。―猫が毛玉をいたぶるように、あたしの想いを刻むように。
「もう誰にも渡さない―誰のものにもならないでよ! もういなくなっちゃやなの! ずっ
とそばにいてよ! 私だけのものでいてよ! あたしもあんただけのものになるから!」
 もう汗なのか唾液なのかも、どちらが組み敷き組み敷かれているかさえもわからない。あた
しと京介は、からだじゅうどろどろにしてむさぼり合う。からだの芯はとっくのむかしに開い
てしまい、さんざんにかき回されかき出され、蕩けきっている。ばかになってる。なかで絶え
ずぐねぐねと形を変えるものが、あたしなのか京介なのか区別つかない。
 肌の打ち付くたびにほのかな温もりが広がり、時折一瞬、背筋を駆け上がる途方もない寒気
に打ち消され、再びはじめからやり直される。胸の奥がひどく切なかった。灼けつくようだっ
た。
 京介の肌は火照りでばら色に変わり、汗ばんだ額には乱れた前が張り付いていた。唾にまみ
れた唇は、汗の筋と一緒にてらてらと光っていた。
「好きって言って。ねえ京介好きって言ってよねえ! 私のことが好きだって、ん……キス、
するの……」
 唇がきらきらと橋を渡しながらはなれると、あたしは兄貴の鎖骨に頬をすり寄せて、湿った
肌の香を肺いっぱいに吸い込んだ。思わず頭がくらりとする。ぱんつなんかとは比べものにな
らない、なまのにおいだ。
「好き……だ」
 荒い息をしながら、京介が言った。
「俺も好きだ。好きなんだ。愛してる。黒ね―」
 好きだと言ってもらえただけでよかった。あたしは京介の口に指を差し入れていた。
「ふろへほ?」
 と、あっけにとられた京介をよそに、あたしは開いている方の手で京介の手をつかみ、自分
の口にもっていく。


523:マインドスワップ 3/18
11/07/14 22:57:25.11 90wkXXSJ
 そしていつも京介自身にしているように、京介の指先をちろりと舌先で撫でてから、口をす
ぼめ、丸めた舌で包み込むようにして吸い込んだ。
 ちゅっぱちゅっぱという水音がしだいに、じゅぼじゅぼという下卑た音に変わる。唇の端か
ら唾液が伝い降りているのが自分でもわかる。あたしは今、ひどくみだらな真似をしている。
人間の分際で、猫よりも卑しかった。
 京介はあたしの意図を察したのか、くすぐったそうにしつつも、いたずらっ子みたくにやり
と笑った。それからあたしの差し出したままの手首をがっちりつかんで口を離し、赤黒く染ま
った私の爪の隙間を、舌先でこじ開けようとするように舐めはじめた。京介は舌だけで血と皮
の塊をこそげ落とし、落ちない塊は地道に唾液で溶かしながら、私の指を一本一本、丹念に洗
っていく。
 思ったよりくすぐったいけど、手首の震えを負けん気でこらえているうちに、だんだんとむ
ず痒いのが病み付いてくる。のみならず、京介の指のほうも私の口内を辱めているように感じ
られてくる。
 これは、もうひとつの交合だった。あたしと京介は、下と上の両方で、交わっていた。
 いつしかあたしたちはお互いの手首から手をはなし、させるがまま、なすがままになってい
った。あらかた舐めて口から離すと、もう一方の手を差し出し合い、また同じように指の交合
を再開させる。
 あたしはきれいにしてもらった手を京介の背中に回し、京介もあたしの唾でふやけた手で、
私の腰を抱き寄せた。胸がこすれて、新たな刺激が加わった。京介の腰がかすかに震える。あ
たしがみだらなせいだった。
 私のほうがハミガキするように口腔全体で指をしゃぶるのにたいして、京介はというとぴち
ゃぴちゃと音を立てて舐め回す。ちょっとおもしろい対照といえた。これでは、どっちが猫だ
というのだろう。
―いや、それは違う。
 と、どこかで冷たい声が響き渡った。
―“あたし”は“私”じゃない。“あたし”は、“あたし”なのだ。
 聞きたくはなかった。聞こえないふりをした。
「ひょうふへ」
 恋人の名を呼びながら、私は顔を近寄せた。唇と唇で指を押し挟み、舌と指をぐちゃぐちゃ
に絡ませた。絡んだまま、互いのどこに舌を這わせているのかわからないまま、顔を寄せ合い、
ぴんと伸びた舌先を踊らせる。


524:マインドスワップ 4/18
11/07/14 22:58:57.16 90wkXXSJ
 私はそのうち、指を押し退けて京介の舌に吸い付いていた。それはもはやキスとも呼べない
しろもので、格好も気配りも忘れ去り、まるで渇きを癒やそうとするかのようにじゅるじゅる
と音を鳴らして唾をすすり、鼻を幾度もぶつけ合い、相手の舌を飲み込んでしまおうとしてい
る。濡れた指先がすうすうした。それ以外の感覚はなくなっていた。口づけし、ひとつになっ
ていることこそが自然な状態だった。感覚のないのがなくなるのがいやだった。

 けれど京介は残酷だった。腰の律動を再開したのもつかの間、京介は血走った目で私から彼
自身を引き抜き、私の体をうつむけにした。そして、後ろから一息に貫いた。
「か、はっ……!」
 鈍痛とともに襲い来る戦慄で、私はひどくだらしない顔になっていたと思う。無声の悲鳴で
口をぱくつかせたと思えば、顰めた眉は一瞬で弛みきり、犬のように舌を垂らして、からだじ
ゅうぐったりとなってしまった。
 京介はそんな私の腰を押さえこんで容赦なく前後に動き出す。私は目を見開いて、ベッドに
手足を投げ出したまま、人形のようにがくがくと揺れる。
 まばたきできずに涙があふれる。息もできない。意識がどんどん霞んでいく。
 そしてぼんやりと―
「……猫……黒猫……黒猫っ!」
 そんな声が聞こえた気がして、
「嫌ぁ!」
 あたしは叫んでいた。
 気がつけば、垂れた黒髪が視界を覆っている。京介が背後から手首を引っ張り、あたしは無
理に上半身を反らされていた。つつましやかな乳房が宙づりで揺れているのがわかった。深く
深くからだを串刺しにされる都度、意識が飛んでしまいそうになる。
 意識は途切れ途切れでも、あたしのからだは叫ばずにはいられなかった。
「嫌! 嫌なの! 嫌、嫌ぁっ!」
「なにが嫌なんだっ! 黒猫っ! なにが嫌なのか言って見ろよ!」
「嫌っ……イヤイヤイヤ。違うの……違うのぉ!」
「どこが違うんだ! こんなにアヘっといてなにが違うってんだ黒猫っ!」
「そうじゃ……イヤぁあっ―!」
「黒猫っ黒猫っ黒猫っ黒猫っ……」
 ―あたしはあいつじゃない。
 その言葉が、どうしても言えなかった。もう声すら出ない。意識が途絶える。


525:マインドスワップ 5/18
11/07/14 23:00:50.72 90wkXXSJ
「ひっ……!」
 あたしの腰を抱えたまま、兄貴が立ちあがっていた。私の体はさらなる重力を引き受けるこ
とになり、より強く、より深く貫かれる。
「好きだ黒猫! 最高だ黒猫! もうぜったいに離しゃしねぇ!」
 ―京介はもう離さないと言ってくれた。
 前のめりで髪を揺らすあたしの耳元で、そうだれかがささやいた。
 不意に髪がかき上げられる。
「このきれいな黒髪ロングもっ! ここのしまりもっ! おっぱいだってっ……最高だ!」
 京介は膝をつき、最奥ばかりを執拗につつきながら、両手であたしの胸を揉みくちゃにした。
 ささやきは続く。
 ―“私”は最高だと、京介は言ってくれる。
「あやせもっ! 麻奈実もっ! 沙織もいらないっ! おまえだけが……俺にはおまえだけい
てくれれば……! それでっ、いいっ!」
 ―そう。“私”だけいれば、京介は仕合わせなんだ。だから―
「黒猫……黒猫ぉおおおお!」
 ―“あたし”が“私”になればいい。

 ぞくぞくと快感が走り抜ける。ひときわ大きな快楽の波がすべてを押し流す。迷いも、慎み
も、遺恨も、後ろめたさも、あたしの残滓も、その一切を洗い清めた。
 そうして絶頂の間際、引き抜かれる感覚を手繰り寄せ、
「く、黒猫?」
 私はすかさず回した足で彼の腰を挟んだ。“私”の体は柔らかいのだから、このくらいは容
易いものだ。
「出して」
「お、おい」
「そのまま出してちょうだい」
「で、でも俺たちまだ……」
「大丈夫よ。大丈夫だから。それに―」
 私は振り向いて、彼のかたちを確かめるように、下腹を撫でた。
「あなたの子なら、産んでもいいわ」
「は、は……」
 京介の表情が変わる。やけっぱちめいた半笑いを浮かべたのは一瞬で、瞬く間に彼自身が押
し入った。
「くろねこ、くろねこ、くろね……」
 もはや声にならない。京介は理性の残り滓すらかなぐり捨てて、一心不乱に私を苛む。
「そう! そうよ! そのまま孕ませて! 子宮にザーメン味覚えさせてぇ!」
「はぁっははぁ! 孕め、孕めよこの! 孕め黒猫! 特濃チンポミルク種付けすっから! 
もう学校行けなくしてやっからな! この、このこのこのこの! 黒猫っ、黒猫! 黒猫ぉお
っ……あつっ―」
「あ、は……!? 出てる……? 出てるの……? ああ、これが、膣内、射……精……」


526:マインドスワップ 6/18
11/07/14 23:03:07.82 90wkXXSJ
 幾重もの絶頂で薄れ行く意識のなか―
「きり、の……」
 京介の声で幻聴が聞こえた。おそらくそれは、“私”による“あたし”への惜別の言葉だっ
たのだろう。


 京介の寝言で目がさめた。
「うぅ……違う、違うんだ……桐乃……」
 夢のなかでも妹に悩まされているらしい。私は少々忌々しくなって彼の頬をつねった。
「……ご、誤解だ。黒猫……おまえは俺の……」
 起きてはくれなかったけど、夢の内容は変えられた。
 ベッドから降りると、足の間から冷たいものが伝い降りた。まだなにか挟まっているような
心地で歩きにくい。私は用意してあった絆創膏で蓋をしてから、ティッシュで股を拭った。脱
ぎ散らかされた服のなかから下着と白のワンピースをとり、それからついでにトランクスにも
手を伸ばす。
「っふ……これであと十年は戦えるわね」
 なんて独り言をつぶやきながら、きちんと畳んでジップロックにしまう。
 ワンピースが汚れなくてよかった。これが着られなくなってしまったら、残るは黒いドレス
だけなのだから。白いドレスもあるにはあるのだけれど、あれはこの前、京介ががんばりすぎ
て翼が外れてしまい、未だに直せていないのだ。
 髪をかき分けながら京介の耳に口元を寄せ、
「また明日ね、京介」
 うなされる彼の頬に接吻してから部屋を出た。


 壁の薄いことは、誰よりもよく知っている。京介の部屋のドアを閉めてすぐ、私はとなりの
ドアノブに手をかけた。
 鍵はかかっていなかった。高坂桐乃の部屋には誰もいなかった。
 階段のところで立ちくらみがした。私は桐乃と違って体力がないのだった。壁に寄りかかっ
て下腹に触れる。
 あれからなんど出されたのだろう。三度目からあとは覚えていない。新たな生命が胎動して
いるようにさえ錯覚された。私が私の意志で育んだこれは、まぎれもなく私と京介のものなの
だ。
 私はもう、一人じゃない。
 だから私は、あいつと対面することだってできる。

 案の定、高坂桐乃は一階のリビングに居た。カーテンを閉め切って部屋じゅう暗いなかで、
テレビのまえにちょこなんと正座し、大画面に映したメルルに見入っていた。いや、ただもう
見るともなく見ているだけだった。私が扉を開けた瞬間、びくっと肩が跳ねたのだから。
「帰ってきていたのね。けれど、なぜあなたはいつも顔を出さないのかしら。らしくないわ」


527:マインドスワップ 7/18
11/07/14 23:06:29.92 90wkXXSJ
 私がそう言い放ったとたん、桐乃がすさまじい形相で振り向いた。薄暗くなければ正視に耐
えないほどすごかった。化粧をしていなくとも十二分に美しい顔だちが、これほどまでに変貌
する。それだけの仕打ちを、五更瑠璃は高坂桐乃にしたのだった。していたのだった。
 そう、だからこそ、私は言葉を継ぐことができる。
「いっしょに遊べばいいのに……私たち、友達でしょう?」
「とも……だち……?」
「ええ、そうよ。ぼっちの私には、あなたと沙織くらいしか、ちゃんとした友達がいないのよ」
 桐乃は私の言葉に何か思うところがあったのか、表情をいくぶんか和らげて、そっぽを向い
た。
 そして、本来の高坂桐乃の調子でぼやき始めた。
「と、友達が妙な男に引っかかってるんだから、さすがのあたしもどん引きするっつーの。ぶ
っちゃけるとさ、キモいからもう学校で話しかけんなって感じ?」
「京介は妙な男じゃないわ」
「はぁ? あいつってちょー変態じゃん。ちょっと聞いてよ。こないだなんかあのシスコン、
あ、あたしにね、『おっぱいもませろ』とか言ってきたんだよ? まじやばくない? 妹にセ
クハラするなんて、キモすぎ。あいつの変態顔なんか、もう二度と見たくないし」
「京介はそんなこと言わない」
「うっそだー。そんなこと言ってあんたもあいつにセクハラされてんでしょ? 会うたんびに
眼鏡かけろとか脅されてるんでしょ?」
「眼鏡なんて、絶対にかけないわ。彼は、ありのままの私でいいと言ってくれるもの」
「のろけ乙。あーキモキモ。まじキモ。てゆーかあいつの地味顔自体がもう変態ってか犯罪者
予備軍って感じだよねー。普通さ、あの顔であんなこと言われたらどん引きするっつーの」
「だから、あなたの言うあんなこともこんなことも、京介は言わないわ。あなたこそ、妹ゲー
のやり過ぎで脳が腐ってしまったのではないかしら。大丈夫? 二次元と三次元の区別はつく?」
「うわうっざ。あんた最近だんだん信者じみてない? 京介教に染まっちゃってない?」
「私は彼の恋人だもの。彼の良いところも悪いところも、彼の本質はあなたより何倍も何十倍
も深く、多く知っているわ。あなたこそ、外野の分際でうだうだとわめかないでくれるかしら」
「はいはい。触らぬヤンデレ祟りなしってわけね」


528:マインドスワップ 8/18
11/07/14 23:08:25.48 90wkXXSJ
 桐乃はあきれたように言いながら、手をひらひらと振ってテレビに向き直り、リモコンをい
じりだした。
「さよなら。桐乃」
 私は別れを告げて家を出た。


 帰る途中、あやせに出くわした。
「あ、あなたはっ……!」
 歯ぎしりというものは、実際に聞こえてくるものらしい。ぎぎぎ……と、弓を引き絞るよう
ですごかった。今日見た桐乃もすさまじいが、あやせの顔はよりいっそうものすごい。超怖い
ってものじゃない。視線で射殺すというレベルすら超越している。思わず彼女の手に目が行っ
た。運のいいことに、ナイフは手にしていないようだ。
「あなたのせいで……! 桐乃と、お兄さんは……!」
 私とはちゃんとした面識がないはずなのに、あやせはありったけの憎悪を私にあびせてくる。
どこで私の顔を見知ったのかは、まああのあやせならいくらでもやりようがあるだろう。けれ
ど、そもそもその敵意自体がどうも理不尽なように思われた。
 あやせの望みは桐乃から京介を引き離すことなのだから、京介の恋人である私に殺意を向け
るのは筋違いだ。むしろ応援してもらいたい。よって、私が真正面から相手をしてやる必要も
ない。
「あなた……誰?」
「くぅっ」
 さすがのあやせにも辻斬りめいた行為をためらうだけの分別はあるらしい。悔しげに「ぐぬ
ぬ……」と歯噛みし、
「お、覚えておきなさい! いつかきっと桐乃を元に戻して、お兄さんを取り返しますからね!」
 捨て台詞を吐いて駆け去った。わけがわからない。第三者が見れば、ほとんど変質者みたい
なものだろう。あやせは夏の暑さにやられてしまったのかもしれない。私もただでさえ肌が白
いのだから、日光には気をつけようと思う。



 花火大会の日がやってきた。
 私の浴衣姿を、京介は「かぐや姫みたいだ」と言ってほめてくれた。照れくさかったけど、
すこし縁起が悪いような気もした。私はかぐや姫みたいにいなくなったりしない。夏休みが終
わっても、このままずっと、ずっと京介といっしょなのだから。


529:マインドスワップ 9/18
11/07/14 23:12:15.43 90wkXXSJ
 花火大会の行なわれる港は、いつになく賑わっていた。地方の大きな花火大会にもなるとコ
ミケクラスの民族大移動になるそうだけど、私たちの行った花火大会ではある程度の風流が残
されてあった。展望台のほうは無理そうでも、海辺に面した芝生なら、場所取りをする必要は
ない。私はついついひとけのなさそうなところを目で探ってしまった。あさましいにちがいな
いけれど、そうしたのは京介なのだから、花火大会が終わったら、ぜひ責任をとってほしいと
思う。
 私と京介は花火が始まるまでの間、出店のあたりをぶらつくことにした。いつものデートの
ときと同じように、京介がおごってくれた。
 最初に訪れた出店では、メルルのわたあめをふたつ買った。ひとつはたまちゃんへのおみや
げで、もうひとつは、ふたりで食べるためだ。注文のとき的屋のおじさんが、
「よし来た。嬢ちゃんにはおまけ、兄ちゃんには爆発する権利をやろう」
 と、私たちを茶化して見せた。京介は「ひでーなおっちゃん!」と突っ込んでいたけど、私
はうれしくてしかたない。今の私と京介は、誰が見ても、ちゃんと恋人同士に見えるのだ。
 わたあめを買ったついでに、となりの出店でマスケラとメルルのお面を買った。これで私た
ちはヒーローとヒロインに……まあ、夢の共演ということで、そう見えなくもないだろう。
 ぱんぱんのわたあめはおみやげにして、私たちは通常サイズのわたあめを食べさせ合った。
京介の食べた箇所に私が口をつけると、彼はおもしろいくらいに狼狽した。いつもいつもあん
なことをしてるくせに、妙なところで照れ屋なのだ。
 ヨーヨー釣りもした。私は五千円札入りの風船を狙って駄目だった。でも、京介は私のぶん
のヨーヨーも釣り上げてくれた。京介ってあんがい小器用なところがあるのかもしれない。
 射的屋に寄った。メルルのキーホルダーには掠っただけだった。京介から弾を分けてもらっ
ても、撃ち落とせなかった。ひどい店だ。照準器が狂っているんじゃ、絶対に落とせるはずが
ない。
 射的屋を離れて歩き出すと京介が言った。
「なんつーか、意外だな」
「なにが?」
「いや、おまえはこういうの得意そうだなーなんてさ。まあ俺が勝手に思いこんでいただけな
んだけどさ」
 京介はなんの気無しに言葉を続ける。
「ヨーヨーんときもそうだけど、なんていえばいいのかな。桐乃みたいっつーか」
 私は立ち止まった。

530:マインドスワップ 10/18
11/07/14 23:15:36.51 90wkXXSJ
「おまえと桐乃は親友だからな、やっぱ似たもの……って、どうした?」
「……京介。キスを、しましょう」
「は、はぁ!? なに言ってんだおま、こんなとこ―」
 私は彼の唇を塞いだ。両手で顔をがっちりと押さえて、口内に舌を滑り込ませた。舌の先で
歯の裏側をなぞり、音を立ててすすり上げる。
 それも数秒のことだった。
 京介は我に返るや否や、私の肩を掴んで力尽くで引きはがした。
「ばっ、止めろって! 人に見られたらどうすんだよ!」
 口元を拭いながら、京介があたりを見渡す。どうせだれも見ていない。ほんの数秒のことだ
し、花火の時間も近づいているから、バカップルにかまう人などいやしない。それに、あんま
り私以外の人に目を向けてほしくなかった。
 京介は私の背後に目をこらそうと乗り出したけど、私はすぐに真正面に立って、彼の視線を
遮った。
「桐乃は、こんなことしてくれないでしょう?」
 流し目に彼を見つめながら、唇の端を指で拭うと、その濡れた指をゆっくりとくわえ込む。
私と京介が混ざり合ったそれは、わたあめの名残で蕩けるように甘かった。
「だ、だからなぁっ……!」
 先日の行為が思い出されたのか、京介は耳を赤くして口ごもる。
「そろそろ行きましょう。花火が始まってしまうわ」
 そう言って、京介の腕をぎゅっと抱きしめる。浴衣なので下着は着けていなかった。生地越
しにこわばった突起を押しつけながら、私は耳打つ。
「いいのよ。私を、あなたの妹の代わりにしても……」
「黒……猫……?」
 京介が目を見開いて硬直した。
「おまえ……」
 彼の様子を見て、私はあのときのようにリビドーを刺激してしまったのかもしれないと思っ
た。発散はあとでたっぷりしてもらうとして、今は花火の花火のほうが先決だ。私は彼の腕を
引き、
「行きましょうか、兄さん」
 歩きだそうとした―そのときだった。
「っ……!」
 京介が息を飲んだ。
「兄さん?」
 見ると、彼の上着が不自然な形に突っ張っている。背後からパーカーを引っ張られて、足を
踏み出そうとした格好で、固まっていた。
 私と京介は、ほとんど同時に振り返った。

 夜空が明るんだ。一拍おいて、ドン、と、花火の弾ける音がした。胎内まで響き渡るような、
大きく、重い音だった。



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