11/06/29 16:13:03.72 +shN39gM
>>171
最後の部分が欠けてました……
丸ごと訂正
「あやせたんすげー可愛い。鼻血出そう」
「今何か言いました?」
「浴衣、似合ってるって言ったんだよ」
「そ、そうですか?
お兄さんなんかに誉められても全然嬉しくないですけど、
一応は、誉め言葉として受け取っておきます」
あやせはフイと顔を背け、
「今日お兄さんと一緒に出かけるのは、桐乃に頼まれて、仕方なくですから。
その点だけは勘違いしないで下さいね」
「へいへい」
俺のことは精々、ナンパ避けにでも使ってくれ。
お前の美貌には到底釣り合わない地味顔だが、それくらいの役には立つぞ。
「わたしはお兄さんのことが嫌いです。
でも、卑屈なお兄さんはもっと嫌いです。
わたしの隣を歩くなら、せめて、堂々と胸を張って下さい」
そ、そそ、それってつまり……。
「今日一日限りなら、お前の彼氏を名乗ってもいいってことか!?」
「もうっ、またそうやってすぐに調子に乗る……!
お兄さんがわたしの彼氏?
あ、有り得ないですから。妄想は大概にして下さいね」
これくらいの暴言は慣れたモンだ。