11/09/14 21:04:59.31 vSWDsZZJ
>>507
軽く手を振り上げ、男鹿は『イナゴ』の体を一気に横にぶん投げた。大きく回転し、『イナゴ』は地面に叩きつけられた。
暫く『イナゴ』はビクンビクンと震えていたが、やがてピクリとも動かなくなった。
「アーイー!」
嬉しそうなベル坊の声をBGMに、男鹿は女の黒髪に、網をボスンと振り下ろした。
★
『イナゴ』の真名は『白藤杏子』といった。
何の因果か、彼女は先刻捕獲した種島ぽぷらの直属の上司であった。
黒髪をショートボブにカットした大人の雰囲気を身にまとった美人さん(28歳)であり、そののびやかな肢体は二名ほどを
除けば「ぼんきゅっぼん」ばかりのスタッフが集うワグノリア(元職場)の中でもずば抜けて魅力的だった。
ただ、管理人としては最高に無能であり、暇さえあれば店の食糧を盗み食いしていた。
そのあたりが『イナゴ』のイナゴたる所以なのだろう。
男鹿の招集により、一行は全員草むらの東部分に集まった。
「なんか言うことあるか、おばさん」
「うむ。まずおばさんと言うのをやめろ」
額に大量の青筋を浮かべて、しかし表情は崩さずに杏子は返した。
「こうなってしまったのも私の失策だ。悔いはない。さっさとやれ」
「…むしろ盛大に嫌がってくれた方がいいんだけどなぁ」
男鹿が呟くと、古市は「お前も下衆になってきたんだな」と悲しそうに言った。
「んじゃあまぁ、遠慮なく」
そうぶっきら棒に呟くと、男鹿は両手を「万歳」の状態にして縛られている杏子の豊満な乳房に、その手を伸ばした。
ごにゅ、ごにゅ、と、先刻の種島のそれとは比べ物にならないほどの質感と弾力性が、その肉塊からは感じられた。
「・・・っ、んんっ…」
顔では何も感じぬそぶりをしておきながら、杏子の薄い唇からは小さく規則的に息が漏れていた。
目の前の光景から顔を朱に染めながら、男鹿以外の一行はこのゲームの趣旨について議論していた。
「このゲームは、昆虫をピンで『刺している』所を写真で撮ればいいんでしょ?」
「そう書いてありますが…」
「だから今そのための前戯をやっておるのだろう?」
「だったら出さなくていいんじゃないですか?」
「あぁ、なるほどな」
「挿入(さ)した時点で撮ればいいわけですからね」
「おーい男鹿、よかったな、ミイラにならなくて済むぞ・・・って聞いてねえか」
その通りだった。
男鹿は賢者モードから既に思春期少年モードに舞い戻っており、布の「破片」しか身にまとっていない杏子に対し、
容赦のないペッティングを叩き込んでいた。