【俺の妹】伏見つかさエロパロ19【十三番目のねこシス】at EROPARO
【俺の妹】伏見つかさエロパロ19【十三番目のねこシス】 - 暇つぶし2ch50:名無しさん@ピンキー
11/05/31 02:02:27.46 r24z6DEV
後日譚にも期待してるぜ!

51:名無しさん@ピンキー
11/05/31 08:21:07.32 p/KlZKv+
かなかなかわいいよう

52: 忍法帖【Lv=2,xxxP】
11/05/31 09:13:33.71 sNBOyIBd
乙! 加奈子かわいいよ加奈子

53:名無しさん@ピンキー
11/05/31 12:41:42.65 zR5Ve8vN
中高生ぐらいの子どもが海外に行くチャンスがあれば、背中を押してあげるのが普通だと思うけどね。


54:名無しさん@ピンキー
11/05/31 13:58:19.66 bVDoixoz
なんだその普通はどこから来たのか知りたい

55:名無しさん@ピンキー
11/05/31 16:03:45.26 2wIQXX2L
「普通」は人それぞれ

56:名無しさん@ピンキー
11/05/31 16:53:42.83 zR5Ve8vN
>>54
俺、俺の同学年の連中、先輩たちが、海外の高校、大学に特待生で行くのでそれが『普通』だと思っていた。
お前んところはちがうのか?

もっとも、理由はわからんが、親の許可が降りずに行かせてもらえない奴が時折いたけどね。


57:名無しさん@ピンキー
11/05/31 16:57:53.60 AECohgmE
息子なら行かせるけど、娘なら嫁と離婚しても行かせない

58:名無しさん@ピンキー
11/05/31 17:09:22.39 E++a48Tq
>>53
お前がそう思うならそうなんだろう、お前ん中ではな。

59:名無しさん@ピンキー
11/05/31 17:10:10.07 Z/2HEf87
>>56
価値観なんて人それぞれ。絶対なんて無いんだから

60:名無しさん@ピンキー
11/05/31 17:37:02.61 /zcMNnv8
完全にスレチなので他行ってください

61:ADRY
11/05/31 19:23:13.62 ZlRgjfA6
こんばんは。
予告通り、今から 一生の願いに、一生の幸せを の後編を投稿します。

最新の8巻や、俺妹Pの中から頂いたところが多々出ます。
後編も、京介×あやせです(当たり前か)。
登場人物は、少し増えます。みんな大好きナイスイケメンとか。

ではでは

62:名無しさん@ピンキー
11/05/31 19:24:17.22 ZlRgjfA6
次の日、俺は秋葉原に来ていた。
遊びに来たワケじゃないぞ。ちゃんと対策を練るために、ある奴と待ち合わせしてるんだよ。
なんで秋葉かって?
…そいつが指定してきたんだよ。

正直、秋葉は何度も来ているから別の場所にして欲しいと頼んだんだけど、そいつは秋葉以外、何度も行ってるから嫌だって拒否しやがった。
まあ今回は俺がお願いする立場だから、出来るだけそいつの要望に応えるのが筋ってもんだろうし、今回は文句を言わない。

携帯を開く。約束の時間は過ぎている。

「何やってんだ、あいつ…」
イライラしてくる。
これがあやせなら全然苦じゃないんだけど。
如何せん、俺自信あまり気に入ってねぇ奴だからイライラが倍増する。

「きょうすけくーん!」
と、突然デカイ声で誰かの名前だろうものを呼ぶ声が聞こえる。
きょうすけという名前に身に覚えがないわけじゃないが、ありふれた名前だから他人ってこともある。ここは聞かなかったことにしてさっさとここから離れよう。

「どこに行くの!?高坂京介くーーーん!!!」
「フルネームで呼ぶんじゃねえ!!!」
なに公衆の面前で人の名前を大声出して公表してくれてんのこいつ!?

「あ、聞こえたんだね!よかった!!」
「何が『よかった!!』だこのドアホ!」
駆け寄ってくるそいつの頭を、おもいっきり叩いておいた。
「あ痛ァ!」

涙を浮かべながら頭をさする姿を見たら、さっきまでのイライラも大分すっきりした。

「んで、何遅刻してんだお前?」
「イテテテ…、ちょっと仕事の方が長引いちゃって…」
「それならそうと連絡しろよ」
「そんなに遅れそうじゃなかったからいいかなと思って…」
「――ハァ…」

こいつと会うのは3回目だが、相変わらず変な奴である。

「それはそうと、久しぶりだね京介くん」
「出来れば二度とお前には会いたくなかったけどな」
「酷いなぁ…ホントに」
そう言って顔をしかめるこの美形野郎は、御鏡光輝。
俺と同い年なのに、プロのデザイナー兼モデルという美少年。
いちいちわざとらしく見せるキザっぽい仕種も格好よく思えるほど、その容姿は完成している。

初めてあった時はなかなかいい奴だと思ったんだけど、後のあることによって、俺のコイツへの好感度はマイナスを下回っている。
そのため、こいつは俺にとってあまり会いたくない奴の一人なのだが…。

「会いたくないって言っているわりには、今日誘ってくれたよね」
「うっせ。理由がちゃんとあんだよ」
「うん、まあ、わかってた」
「わかってただァ?」
「友達だからね」
キザっぽく言うが、それが嫌味を感じさせない。コイツのスキルだ。
まあ俺はコイツが何を喋ろうとムカつくのだが。


63:名無しさん@ピンキー
11/05/31 19:24:54.79 ZlRgjfA6

「俺はお前を友達と認めない。つか拒否する」
「酷い!」
「いいから行くぞ!」
御鏡を置いて、歩き出す。

「あっ!ちょっと待って!」
「早くしろ!」
「そうじゃなくて!」
「…なんだよ?」
こっちは早く話を始めたいってのに。

「秋葉原、紹介してくれないかな?」
「…は?」
何言ってんのコイツ。

「僕、秋葉原には全然来たことがなくて…」
「…」
ああ、忘れてた。
こいつ、桐乃と同じ隠れキモオタだったんだ。
しかも属性が桐乃寄りの。
まあオタクで秋葉に来たことがないってなると、秋葉を回ってみたくもなるわな。

でも、出来れば早く話を始めたいんだが…。
つか、コイツの為に秋葉原を紹介してやる義理もねえし。

「…俺も詳しいワケじゃねぇけど、よく行くコースで良いなら教えてやるけど」
「全然!それで全然いいから!」
「たく…、さっさと行くぞ」
「うん!」
まあ、今日は俺の頼みを聞いて貰うつもりだし。
その対価に、こいつの頼みを聞いてやるか。

――それ以上の、理由はねえぞ。



「いやぁ、楽しい場所だね!秋葉原って!」
「…そうかい」

ある程度秋葉を回って、俺達は某ファーストフード店で話をしていた(メイドカフェはさっき行った)。
まあ、御鏡のオタ話を流し流し聞いているようなもんなんだけど。

「それで、京介くん」
「ん、なんだよ?」
「僕に用事って?」

このタイミングでそれを聞くかよ…。
話に脈絡もなかっただろうが。

――まあ、いっか。
いつ話をしようか考えていたとこだし、こいつが振ってきてくれたのは、正直ありがたかった。

「話ってのはな…」


俺は事の始まりを御鏡に話した。


64:名無しさん@ピンキー
11/05/31 19:25:38.40 ZlRgjfA6





とりあえず、あやせのことを一通り話し終えたのだが、御鏡は

「ああ、そのことか」
と、意外な反応を返した。

「知ってたのか?」
「うん、その子と一緒に僕もヨーロッパに行く予定だし」
「ん、どういうことだオラ?」
「た、ただあやせちゃんと美咲さんが一緒に行くのに合わせて、ついでに僕も連れていかれるってだけだよ?な、なんでそんなに睨むの…?」
なんだ、そういうことか。
付き添いとか言ったら危うくピーするところだったぜ。
つか、こいつ今あやせちゃん呼びやがったか?馴れ馴れしくして、どういう関係だ?
…まあいい、今はそんなことを問い詰めるよりも大事な話があるし。
だけど、後日覚悟しとけよ?御鏡。

「な、なんか君に背中を見せるのが怖くなってきたんだけど…」
「安心しろ、気のせいじゃねえよ」
「全然安心出来ないよ!?」
「もうそんなことどうでもいいからよ、話を続けるぞ」
「僕の命がかかっているんですけど!?」
御鏡の叫びは無視して、話を続ける。

「それで、お前に協力してほしいんだよ」
「何に?」
「あやせの海外行きを阻止するのを」
「…本気で言ってる?」
「冗談言ってるように見えるか?」
「見えない」
「そういうワケだ」
「ちょ、ちょっと待って!」
「なんだよ?」
「今回の話は桐乃さんの時とは違うんだよ!?桐乃さんと違って、あやせちゃんはそのことを承諾してるんだから…!!」
「承諾つっても無理矢理だろ?あやせが嫌だって言えばいいだけならなんとかなる」
「そんな簡単に言うけど、あやせちゃんは多分、一度決めたことは梃でも動かない子だよ?」
「知ってる。そういうところは桐乃に似てんだよな」
「それに、それを阻止するっていうのはあやせちゃんの気持ちを踏みにじることになるんだよ?他人の京介くんにそんな資格があるの!?」

――あー、メンドくさい奴だなホント。

「…あのなぁ、んーなのはどうでもいいんだよ」
「めちゃくちゃだよ!?言ってること!」
「めちゃくちゃなのは承知の上だ!」
ダンッとテーブルを叩いて立ち上がる。

「納得いかねえんだよ!よりにもよって、なんであやせが連れて行かれなきゃなんねえ!?なんであやせは行くなんて言っちまいやがった!?
桐乃のためだァ?あいつはホントにそう思ったのかよ!?

…だとしたら言ってやんなきゃいけねえ!聞いてやんなきゃなんねえ!!止めてやんなきゃなんねえ!!!あいつに本当の気持ちを…言わせなきゃなんねえんだよ…!!」


65:名無しさん@ピンキー
11/05/31 19:26:36.92 ZlRgjfA6

俺は床に座り、手を付ける。
属にいう土下座だ。

「桐乃が泣いてたんだよ…。助けてって、俺にすがりつくしかないぐらい、苦しんでんだよ…!俺だって苦しいし悲しい!

…でも、桐乃の為にも、自分の為にも、あやせの為にも…!立ち止まって考えてる暇なんてねえんだよ!もう思い付く全てにすがって頼むしか出来ねぇんだ…!!」
俺だって、桐乃と同じだ。
一人じゃ何にもできないから、誰かに頼るしかできない。
頭を下げても、恥を忍んでも、俺にはこうするしかできねえんだ。

「――頼む御鏡!お前の力、貸してくれ…!!」
「きょ、京介くん…」

土下座しながら、俺はあの時のあやせを思い出していた。

『――さようなら、お兄さん』
そう言って微笑んでいたあやせを。

その時フラッシュバックしてきた光景は、桐乃だったんだ。

『――じゃあね、兄貴』
そう言って、アメリカに留学していった桐乃となんら変わらない。

あの時は、もうどうすることも出来なかったけど、今回はまだ時間があるんだ。

何もしないで後悔するよりは、全力を尽くしたほうがいいに決まっている。


「――キミのことを、僕は少し勘違いしていたのかもしれないね」
御鏡が、ゆっくり口を開いた。
「桐乃さんの為に身体を張っている姿を見て、僕は京介くんのことを『理想の兄貴』みたいに思っていたんだ」
「んなわけねーだろ」
キッパリと否定する。

「桐乃の時も、今回のこともなんだかんだ言っても結局自分のためだ。桐乃の為でも、あやせの為でもねぇ」
「うん、わかってる。京介くんは僕が思ってた以上に自分勝手で、わがままで…いい加減だ」
…わかってるけどさぁ。
改めて言われるとなんか傷つくな…。

「でも、そんな京介くんだから、守れるのかもしれないね」
なんか勝手に納得されてるけど、俺にはよくわからなかった。

「わかったよ。そこまでさせてノーとも言いづらいし。――僕個人としても、京介くんに協力したくなった」
「本当か御鏡!?」
「うん。だけど、話をする場を設けるぐらいしか、僕には出来ないと思うよ?それでもいいかな?」
「十分だ!話は俺がつける!!」
「うん、僕もその方がいいと思うよ」
「本当にすまねえ御鏡!」
もう一度、俺は頭を下げた。

「――まぁ、それはいいんだけど…」
「ん?どうした?」

「いい加減、立たない?目立ってるよ?」



その後、再びこの店に来たとき、俺が『土下座男』として語り継がれていることを知るのだが、それはまた別の話である。


66:名無しさん@ピンキー
11/05/31 19:27:20.27 ZlRgjfA6


――そうして後日、

俺は緊張していた。
原因は、俺がいる場所だ。

株式会社エターナルブルー日本本社。

ヨーロッパに本社がある、高級化粧品メーカーの日本本社だ。
化粧品メーカーではあるのだが、化粧品だけに留まらず、別ブランドでアクセサリー等も扱っている世界でも有名な会社…らしい。
なにせ、それを思い出したのはつい最近で、曖昧な入れ知恵のため、俺はよく分かってないんだよ。

なぜそんな場違いなところに来ているかというと、御鏡の指定した場所がよりにもよってここだった。
実は、御鏡は、エターナルブルーの別ブランドを任されているアクセサリーデザイナーという一面も持っている。
御鏡に相談したのも、その一面があってのことだ。最も美咲さんに近い存在だからな(ちなみに美咲さんが社長をやっているのが、このエターナルブルーだ)。
だから、話す場所なんかも御鏡に頼んだら、まさかの会社内だ。
受付の人とか、すれ違いざまに見てくる人とかの視線が痛い痛い。

「早くこいよ、御鏡ィ…」
「もう、来てるよ?」
「は?」

声がしたほうを見ると、すぐ近くに御鏡がいた。
「お前…いたなら声かけろよ」
「いやぁ、慣れない場所で落ち着かない様子の京介くんを見てたら、なんか面白くて」

とりあえず一発叩いとく。
「イッタい!!」

「バカ言ってねえで早く行くぞ。準備終わったんだろ?」
「うん。今、二人で話をしてるよ」
「うっし!んじゃ、案内よろしく」
「社内も案内しようか?」
「いいよ、二度と来ねえだろうし」
「わからないよ、将来ここで働いているかもしれないし」
「ないない。いいからさっさと案内しやがれ」
「はーい」

御鏡に付いて、俺も歩き出す。
なんかさっきよりジロジロ見られている気がするが、気にしないようにする。

つか、広いなぁオイ。
流石世界で名を上げている会社だ。設備もパネェ。
何もかもが俺にとっては、目新し過ぎて、ついキョロキョロしてしまう。

「ここだよ、京介くん」
「へ?」
気づいたら、扉の前にいた。
いつの間に着いたんだよ。

目の前の扉を、じっと見る。
他と比べると、結構小さな扉だった。
「大きな会議室は少人数には無用だろうと思ってね。個人面接なんかで使う会議室にしたんだけど、よかったかな?」
「全然オーケーだ。むしろナイスだ、御鏡」
話しやすい環境にしてくれたことに感謝するぜ、御鏡。



67:名無しさん@ピンキー
11/05/31 19:28:02.59 ZlRgjfA6

――ここに、美咲さんとあやせがいる。
ドクン、ドクン、と心臓が高鳴ってきた。
ここに入ると、逃げることは出来ない。それに、失敗も許されない。
最初で最後のチャンスと思わなければいけない。
「京介くん。前に言った通り、美咲さんとあやせちゃんには、今日君が来ることを知らせていない。それに、二人と僕達以外にこの部屋には誰も入らない。完全に、美咲さんとあやせちゃんだけと話をする場所になっている。――心の準備は、いい?」

深く息を吸って、吐く。
ここまで来たら、後はなるようになれ、だ。

「オーケー、行こうぜ」

それを聞いた御鏡は軽く微笑み、扉を開いて中に入って行く。
それに、俺も付いて行った。


中は、少し小さなテーブルに、椅子が前後2つずつ置かれた若干狭い会議室になっていた。
すでに対面で座っている二人が、こちらに目をやる。
俺を見るなり訝しげな目を向ける美咲さんと、ありえない物を見たように驚いている、あやせ。

やっと、顔が見れた。
思わず顔が緩む。

「…御鏡くん、どういうこと?」
鋭く、突き刺さるような声で、御鏡に問う美咲さん。
「いやぁ、どうしても話がしたいって言って、聞かなかったので…」
しかし、そんな刺のある言葉も気にした様子もなく、御鏡は軽く言う。

と、そこで美咲さんの視線がこちらに向けられる。
「あなた…、桐乃ちゃんの彼氏、だったわよね」
「覚えていてくれたんですね」
じゃあ、話は早い。
「んじゃ、桐乃の彼氏ってのは、嘘だったってことも、知ってますよね?改めて、高坂京介。高坂桐乃の兄です」

「…それで、桐乃ちゃんのお兄さんが、今更何の用かしら?桐乃ちゃんのことはもう諦めたから、あなたに話すことはないわよ?」
「いやぁ、それが俺にはあるんすよ」
「あら、何かしら?」
あやせが座っている横に移動し、本題を切り出す。

「あやせの海外行き、なかったことにしてください」
「…なにを」
「ちょ、ちょっとお兄さんなにを言って…!」
あやせの言葉を遮り、話を続ける。

「海外に行くのは、もう少し先ですよね?だから、今のうちにキャンセルしてほしいんです」
「無理よ。もうこれは決定したこと。私にとっては最優先事項なの」
「そりゃ奇遇だ。俺の最優先事項は、あやせの海外行きをやめさせることだからな」
「…あなた、あやせちゃんの何?」
「知り合いです」
「そう、友達でもなく?」
「ええ。ただの知り合いです」
「なら、あなたにあやせちゃんが自分で決めたことを止める権利なんてないんじゃないかしら?親友の桐乃ちゃんならまだしも…、家族でもなんでもない、ちょっと知っている程度のあなたに」
「普通ならそうでしょうよ。俺もそんなこと、重々承知の上です。――だけど、止めなきゃならない理由があるから、俺はここに来たんです」
「理由?それはあやせちゃんの将来を奪うことになっても、止めなきゃならないような理由なのかしら?」
「当たり前です」
キッパリと、言ってやる。



68:名無しさん@ピンキー
11/05/31 19:28:38.92 ZlRgjfA6
「なら、聞かせてくれない?その理由とやらを」
「桐乃に頼まれたからです」
「…は?」
美咲さんは、『何言ってんだコイツ』みたいな目で俺を見ている。
「あなたは、何?妹にお願いされた。…それだけの理由で、止めに来たと言うの?」
「ええ、そうですよ?」
そう、言ってんじゃん。
「あいつ、落ち込んでたんですよ。あやせが海外に行くって知って。そんで泣きながら俺に頼んできたんです。――これで止めてやんなきゃ、俺がやるせなくなっちまう。だから、止めにきたんです」
そう、桐乃やあやせの為じゃなく、俺自身の為に。
「それに、どんな条件を出したのか知りませんけど、あやせは桐乃の親友なんです。あいつの為にも、こいつの為にも、二人を離すわけにはいかないんです。だから、取り消して下さい」
「…あなた、言ってることが無茶苦茶よ?」
まあ、そうだろうな。
桐乃と俺の為に海外行きを取り消せなんて、自分勝手にも程がある。
だとしても、
「俺には、それ以上の理由はないんですよ。―つか、他のどんな理由もいらないんです。俺は、この理由一つで、あんたを納得させるつもりですから」
「………」


――実は、秋葉での御鏡と俺の話には続きがある。

話をする場所、日程などはその時は決まらなかったのだが、ある程度の対策を練ることはしていた。

「京介くんも一度話してわかったと思うけど、美咲さんはとても手強いよ」
「ああ。それはよくわかる」
心を見透かしているようなあの目を、今も覚えている。

「だから、まず正論で討論したら勝ち目はない。だけど、京介くんならなんとかなるかもしれない」
「具体的にはどうすればいいんだ?」
「何もしなくていい。いいや、何もしちゃダメなんだ」
「はぁ?」
負け試合してこいって言ってんのかコイツは?

「あ、いや勝てないって言っているんじゃないんだ」
と、俺の心を見透かしたように言う。
「んじゃ、どういうことだよ?」
「京介くんは、理屈なんて通じない。どんなに正論を並べたって、自分勝手な意見で、頑として譲らない。――そして、最終的に、無理矢理相手に言い負かされたような錯覚に陥らせる」
「…酷い奴だなオイ」
「そうだね」

自分自身に向けた皮肉に、御鏡はフォローもしようとしない。なんか腹立つな。

「だから、京介くんはそのままで戦うのがベストだ。何も考えずに、素直にぶつかっていったほうがいい。そうすれば、多分勝てる」
「結構な自信だなオイ」
お前のことじゃねーのに。

「うん。僕自身が京介くんに負けたからね。大丈夫だよ」
「…そうかい」
いつ、俺がお前を負かした?覚えがないんだが…

「物忘れが早すぎるよ、京介くん」
何故か、御鏡はクスクスと笑っていた。
わけがわからん奴だ。







69:名無しさん@ピンキー
11/05/31 19:30:04.60 ZlRgjfA6
――と、そのアドバイスのおかげ…ってわけでもないが(今までこの話を忘れていたからな)、順調な滑り出しのようだ。早速、美咲さんが言葉に詰まっている。



だけど…、本当の戦いは、ここからだ。
美咲さんを負かしても、コイツが断らないと、意味がない。
ただ、コイツは非常に頑固で、一度決めたことは譲らない、桐乃に似た性格をしているため、一番厄介なのだ。

「さっきから黙って聞いていたら、勝手なことばかり…!」
そう言って、隣で勢いよく立ち上がった…

新垣あやせが、最も厄介だった。







「――少ししか話したことがないから、なんとも言えないんだけど…。あやせちゃんを言い負かすのは、正直最も難易度が高いことだと思うよ」
あの時、御鏡はそう言っていた。
「奇遇だな。俺もそう思う」
俺もそれには大いに同意だった。

「だから、あやせちゃんには本当の意味で、本音をぶつけないといけないと思う。嘘八百を並べたって、あやせちゃんには通用しない」
「だろうな」
あの時俺が付いた嘘も、嘘だったってバレてたらしいし。

「でも、恐らく彼女が一番の嘘つきだろうね」
「ん?俺のあやせを馬鹿にしたか今?」
殴るぞキサマ。
「そうじゃないよ、彼女は思い込みが強いだろうから、自分の本音じゃない嘘の自分を、自分だと信じ込んでいると思う」

――こいつ、あやせとは少ししか会ったことがないんだよな?なんでそこまでわかんだ?
御鏡は、あまり敵に回さないほうがいいタイプのようだ。
あの時御鏡に喧嘩売った俺、よくやったよホント。

「だからあやせちゃんに勝つためには、あやせちゃんの本音を引き出すしか方法はないだろうね。そして、それが出来るのは…」
「俺だけってか?」
「御名答。だから頑張ってね」
「簡単に言いやがって…」

あやせに刺されたりでもしら、お前を呪うからな御鏡。







70:名無しさん@ピンキー
11/05/31 19:30:46.84 ZlRgjfA6
――そして、ついにその時が来た。

「さっきから聞いていれば、お兄さん自分勝手な意見ばかりじゃないですか!私の意見も聞かないで、勝手に話を進めないで下さい!!」

俺に向かって、怒鳴るあやせ。
ぶっちゃけ迫力あって怖いんだけど、こんなんで負けてはあまりにも惨めなので、負けじとあやせの方に身体を向ける。

あやせの目を見る。目を離すこともなくこちらを睨んでくるあやせは、やっぱり怖い。

「んじゃあやせ、お前に聞くけどさ」
「な、なんですか…?」
「お前は、桐乃と離れるのは嫌じゃないのか?」
「…そんなの」

あやせは拳を握り締め、何かに耐えるように顔をしかめた。
「嫌に…決まっているじゃないですか…!」

そうだな、お前は俺に言ったよな。

離れたくないって。

桐乃と離れ離れになるのは、絶対イヤだって。

「だったら、なんであいつと離れる選択をしちまうんだよ?おかしいじゃねえか」

「それは…」
あやせの言葉が詰まる。

「お前は桐乃のためと思ってるのかもしんねーけど、それで桐乃を悲しませてたら元も子もねえだろうが?」

「そう…かもしれませんけど」
「そうかもしれない、じゃなくて、そうだろうが!桐乃の為を想うなら、桐乃の傍にいてやってくれよ!あいつには、お前が必要なんだよ!!」

「…桐乃桐乃って、さっきからそればっかり…!」

あやせの目が更にきつくなった。
ヤバい、マジ怖い。
こんなあやせ、初めて見た。

「桐乃なら大丈夫です!…桐乃にはソッチの友達がいるんでしょう!?それに、加奈子だっています!!」
ちなみにソッチというのは、桐乃のオタク趣味のことだ。何度も言うが。

「私の代わりなんて…いくらでもいるじゃないですか!!」

「お前…!!!」

あやせの口から、一番聞きたくなかった言葉。
誰よりも桐乃の親友であるかとを誇りとしていたあやせから、『自分の代わりはいくらでもいる』なんて言葉を、聞きたくはなかった。

「あやせ、それ本気で言ってんのか!?」
こちらも、更にあやせに詰め寄る。

「お前と桐乃が喧嘩した時、桐乃言ったよな!?『アンタと同じぐらいエロゲーが好き』だって!!」
…あれは今思い出しても、何言ってんだって思うトンデモ発言だった。
桐乃は、あやせかエロゲーかという選択に、どちらかという選択をせずに、どちらもという選択をしたのだ。

やると決めたこと全てに全力を注ぐ、桐乃らしい選択だった。
「あいつは、諦めなかったんだ!お前も、エロゲーも、自分の大好きなもの全部!!…それなのに、お前は簡単に諦めちまうのかよ!?」


71:名無しさん@ピンキー
11/05/31 19:31:18.79 ZlRgjfA6

「――大好きな桐乃を、そう簡単に諦めんのかよ!!?」
もう、誰の声も耳に入らない。
唯一俺に聞こえるのは、目の前のあやせの声だけだ。

「だったら尚更行かせるわけには行かねえ!力づくでもお前を止める!!んな馬鹿なことを言ってるお前を、俺はそのまま見捨てるなんて出来ねえ!!」

その時、

パンッいう乾いた音と、俺の右頬に衝撃が、同時に響いた。

あやせが、平手打ちをかましてきやがったのだ。

「いっ…てぇ…!」
「お兄さんに…お兄さんに何がわかるんですか!?」
右頬を押さえながらあやせの方に向き直ると、
「あ…やせ…?」
ボロボロと涙をこぼすあやせが、そこにいた。

「私は、ずっと桐乃の為に…桐乃を守る為に、全力を尽くしてきました!桐乃の親友でありたいから…!!桐乃の傍にいたいから!!!」

ぐしゃぐしゃの顔になりながらも、あやせは怒鳴り続けた。

「でも!全部自己満足だったんです!!桐乃を守っていたのも、桐乃の傍にいたのも…、全部、全部お兄さんだったんです!!!」
「…!!!」
「悔しかった…!私が何年もかけて築いてきたものを、お兄さんはたった数ヶ月で超えてきた!!
桐乃の為に私が出来なかったことを、お兄さんはいとも簡単に成し遂げた!!
――だから、悔しかった!羨ましかった…!お兄さんという存在が、憎くて憎くて仕方がなかった!!」

初めて聞いた、あやせの本音。
異常なぐらい桐乃の為を思ってくれて、桐乃の心配をずっとしてくれていた、少女の嫉妬。
俺は、そこまで憎まれていたのだと、今初めて実感した。
平気なのかって?

ショックに決まってんだろうが!!!!
やべえ、本音が聞けたけど泣きそう。俺負けそう。

「…でも、それ以上に」

と、あやせの話は終わってなかったようだ。

「お兄さんという存在が…、私にとっても、必要になってたんです」

「…え?」

俺が、なんだって?

「私が桐乃の誕生日プレゼントを考えるのを手伝って貰った時、本当は会うのも嫌でした。
――でも、桐乃の一番欲しい物を知っているのはお兄さんしかいないと思ったから、お兄さんにお願いしたんです。
そんな私に…あんな酷いことをした私に、お兄さんは嫌とも言わずに、協力してくれましたよね?私、わからなかったんです。なんであそこまで協力してくれたのか」

あの時、俺は桐乃が欲しいであろうプレゼントに、メルルのコスプレ大会の優勝商品であるメルルの限定フィギュアを提案した。
そんで、メルルにめっちゃくちゃ似ている生意気中学生の来栖加奈子のマネージャーになってやったんだったっけ。

「その後も、私の個人的なお願いなんかも聞いてくれて…。私は、本当にお兄さんっていう人がわからなかったんです」

「――だけど、そんなお兄さんに惹かれていっている私がいて…、憎くて仕方がないお兄さんのことを考えちゃう私がいて…!」
「あやせ…?」


72:名無しさん@ピンキー
11/05/31 19:31:41.75 ZlRgjfA6

おいおい、これって…

「そうして、私気づいたんです…。お兄さんは、桐乃だけじゃない、皆に優しいんだって。助けを求める全てに、手を伸ばしてくれる人なんだって」

言いすぎかもしれませんが、とあやせは付け加えた。
「それに気づいた時、もっとお兄さんに惹かれいく私がいたんです。――必要もなく、手を伸ばして欲しいと思う私がいたんです」

そうなのか?
いつも会うたび会うたび、嫌そうな目をされてた気がしてたんだけどな。

「でも、一番お兄さんを必要としているのは、桐乃なんです…!私は、お兄さんを求めちゃダメなんです!お兄さんは、桐乃の傍にいてあげなきゃダメなんです!!
――そう思っているのに、私はお兄さんを求めたくなっていくんです。…お兄さんが、必要になっていったんです」

あまりにも唐突過ぎる衝撃的告白に、言葉が出なかった。

「だから、いい機会だと思ったんです。この話を貰った時。桐乃の為にも…、私の為にも」

…おい。もしかして、それは

「――お前が海外に行くのを決めたのって、桐乃の為であり、…俺のせいだったのか?」

あやせは、イエスともノーとも言わず、沈黙している。
だけど、この状況でこの沈黙は、ある意味答えのようなものだ。

「そっか…」
何となく、そんなことを呟いていた。

御鏡に目をやる。
微笑んで、こちらを見ていやがった。何がおかしいってんだコイツ。

『――あやせちゃんには、本当の意味で、本音をぶつけないといけないと思う』

リフレインしてくる言葉。
ああ、わかってるよ。


「…あやせ」

あやせの肩を掴む。
桐乃と同じぐらい、小さい肩だ。

こんなに小さいのに、誰かの為なんて、いっちょ前に考えてたのかよ。
お前も、桐乃と同じぐらい馬鹿な奴だな、あやせ。

最初から、俺に話してくれてたら、よかったのによ。

「あやせ、行くな。ここにいろ」
肩を掴んだまま、言う。

「無理ですよ。またお兄さんを求めたくなってしまいます」
「求めればいいじゃねえか。迷う必要も、悩む必要もねえ。いつでも俺はお前の為に傍にいてやる」
「…わかっています、お兄さんがそう言ってくれることは。―それが、苦しいんです!私には、お兄さんに優しくしてもらう資格なんてないのに…!」
「資格ってなんだよ?そんなもん、存在しねえよ。俺がいいって言ってんだから」
「その言葉に甘えたら、私が桐乃を裏切ってしまうかもしれない!それも、怖いんです!」
「大丈夫だ。それで喧嘩しても、俺がなんとかしてやる」
「…でも!私はお兄さんの妹でもない!赤の他人なんです!そんな私が」
「こっちを見ろあやせ!」
ビクッとしたあやせは、下を向いていた顔を、ゆっくり上げた。
その目をじっと見る。

73:名無しさん@ピンキー
11/05/31 19:32:17.14 ZlRgjfA6

もう逃げない。
もう逃がさない。

「俺は桐乃が大嫌いだ。我が儘で、理不尽で、俺なんかと違って良く出来た妹が大嫌いなんだ!」

「…でもな、そんな大嫌いな妹を、必要としている俺がいる」
「お、お兄さん…?」
「わかってるぜ?おかしなこと言ってることぐらいはさ。――でも俺は妹が、桐乃が傍にいてくれないとダメなんだよ。あいつはもう、俺から切り離せないところにいるんだ。
…でもな、あやせ」
改めて、自分の心に確認する。

大丈夫だ。
俺の気持ちは、嘘じゃない。

「桐乃だけじゃ、だめなんだ。――桐乃と同じぐらい、俺はお前のことを必要としているんだ…!!」
誰も、代わりなんて務まらない。
俺は、新垣あやせが必要なんだ。

「お前がどこかに行くなんて、考えたくねえ…!!認めたくもねえ!!」

あやせの肩を掴む手が、段々と震えてきた。

「俺は、お前が必要なんだよあやせ!!どこにも行ってほしくない!――お前も、俺の傍にいてほしいんだよ!桐乃の為じゃなく、お前の為でもなく、俺の為に!!」

これが、俺の本音。

貪欲な、俺の望み。

自分勝手な、俺の我が儘だ。

「これが俺の気持ちだ、あやせ。これ以上、俺が言えることはない。これ以上お前を止められない。だから、これが最後だあやせ。――お前は、どうしたい?」

ここまで言うと、あやせは、心ここにあらずみたいな顔をしていた。

「あやせ…!」
あやせの肩を少し揺らそうとした。が、その寸前にあやせの肩が震え出した。
「わ、私…。私は…」

ポロポロと言葉を紡ぎ始めたあやせを、俺は黙って見る。

「私は…、桐乃と…」

止まっていた涙が、再びこぼれだした。

「桐乃と――お兄さんと…、一緒に、いたいです…」
「…あやせ」

あやせの頭を胸の辺りに寄せ、手を背中と頭の上に置いてやる。

そうしてやると、抑えていたものが爆発したのか、泣き声は更に大きくなった。

「ごめん…なさい!私…、私…!」
「いいって、あやせ」

俺は、あやせの頭を撫でる。


74:名無しさん@ピンキー
11/05/31 19:32:56.56 ZlRgjfA6

「言ってくれてありがとうな?すげー嬉しかった。


――だから、今は泣いていいから」
「う、う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…!!」

あやせが泣き止んで落ち着くまで、俺はあやせの頭を撫で続けた。


今まで我慢していたのだろう、桐乃の為に。自分の為に。
その枷が外れた今、あやせを止めるのは酷ってもんだ。

今は、感情のままに泣かせてやっておこう。






――そうして、数十分後

俺、御鏡、あやせはエターナルブルーの外に出ていた。

「―美咲さんは、あやせさんを諦めるとのことです」
御鏡から最初に言われたのは、今回の結果だった。
いろいろあったけど、これは成功したと言っていいだろう。
しかし…
「意外と簡単に諦めんのな。桐乃にはあんなにしつこかったのに」
「いやぁ、実は美咲さんはあまりあやせちゃんに執着してなかったんだ」
「はぁ?」
「あくまでも、美咲さんにとってあやせちゃんは桐乃ちゃんの代わりだった…そういうことだよ」

あやせちゃんには失礼だと思うけどね、と付け加える御鏡。
あやせも重々承知の上だったのだろう、気にした様子はなかった。

「でも、元々条件の一つだった『桐乃さんを海外に誘わない』、は無くなっちゃったことになる。つまり、また桐乃さんは海外に誘われることになるよ?」
「そんなの、何度でも諦めて貰うさ」

そう言うと、御鏡はクスッと笑い、「そう言うと思った」と見透かしたように言った。

「…そろそろ、来るかな?」
「ん?なんか呼んだのか?」
「うん。今回の、関係者の一人をね」
「関係者?…って、お前まさか!!」


「――あやせ!!」


聞き覚えのある声がこだまする。

声がした先にいたのは、


我が家の自慢の妹様、高坂桐乃だ。

「桐乃…」
あやせが、ボソッと親友の名前を呼ぶ。
ヅカヅカと歩いて来た桐乃は俺達に目もくれず、あやせの前に立ち止まった。

75:名無しさん@ピンキー
11/05/31 19:33:35.38 ZlRgjfA6

そして、何も言わずに―

パァンッ!

あやせに、平手打ちをかました。

「こんの…バカ!」
そう、怒鳴って。

「き、桐乃…!」
「アンタは黙ってて」
「はい!でしゃばってすみませんでした!!」
ギロッと睨まれると、なんか逆らえなくなる俺。
蛇に睨まれた蛙とはまさにこのことだ。

「桐乃…」
頬を抑えるあやせに、桐乃は言った。
「バカ!バカバカバカ!あんたわかってる?あやせが海外に行くって言われてどんな気持ちだったか!どんなに辛かったか!!自分勝手に話を進めて!
私のため?何様!?確かに相談したのはあたしだけど、そこまでして欲しいなんて言ってないっつーの!!」
「お、おい桐乃!」
流石に言い過ぎだろう。
間違っていたとはいえ、あやせはお前の為にしたんだから。

桐乃を制止しようとした俺を、御鏡が肩を掴んで止めた。
「な、なんだよこんな時に」
「あの二人は大丈夫ですよ」

ほら、と御鏡が目をやった先を見る。
再び、あやせと桐乃に目を向ける。

「桐乃…」
言葉を紡ごうとしたあやせを、桐乃は遮った。
ガバッと、あやせに抱き着いて。

「き、桐乃…?」
困惑しているあやせに、桐乃は言った。

「あやせが…いなくなったら、あたしどうしたらいいの…?
いつも支えてくれたあやせがいなくなるなんて、あたし嫌だよ…?

あやせは一人だけなんだから――だから、もうどこにも行こうとしないでよぉ…」
そう言った、桐乃の声でわかる。

桐乃は、泣いていた。

前見た時はあやせが泣いていたけど、今回は逆だった。

状況も、なにもかも逆だった。

ただ一つ違うのは、あやせはどこにも行かないってことだ。


「桐乃…」
あやせも、桐乃の肩に手を回した。

「ごめんね…ごめんね、桐乃…!」

そう言ったあやせも、また泣き出してしまった。


76:名無しさん@ピンキー
11/05/31 19:34:02.20 ZlRgjfA6
暗くなったとは言え、人通りが多い街中で、泣きながら抱き合う少女二人は、なんか変な絵だった。

だからといって、それをどうこうしようとするような空気が読めない俺ではない。

このあと、俺達は再び数十分待たされることになったのだが…

待つ時間が苦、なんてことは、塵ほどにも思わなかったね。





「――あ~…、久しぶりに泣きまくったら喉乾いた!」
「久しぶりって、前も泣いてただろうが」
「うっさい黙れ!」
「うぼぉ!」
コイツ、ボディーブローかましてきやがった…!

「女性に涙をカミングアウトするのは、失礼なことだよ?京介くん」
相変わらずの微笑面で、そう言ってきた御鏡を睨む。
だけど、御鏡はそれに怯むことなくニコニコしていやがる。
慣れてきやがったな、コイツ…。

「ってわけで、今からファミレスでも行かない!?もちろんあんたの奢りで」
「ふざけんな!!俺よりも金持っているであろう御鏡に奢って貰いやがれ!!」
「…あんた、こういう時に『任せとけ!』ぐらい言えないの?だから甲斐性ないのよアンタ」
「ぐうぅぅ…!」
好き放題言いやがってこのアマァ!

「つか、ファミレスに行くのは賛成なんだけどよ…。そろそろ帰らねえと親父達に怒られるぞ?」
「…あ、もうこんな時間なんだ…残念」

俺も、少し残念だった。
こんなメンツで集まることなんて、二度とないだろうしな。

「まあ、また改めて遊びに行こうぜ、な?」
「うん、賛成」
「てめぇは誘わねえぞ」
「ここまで来て仲間外れかい!?京介くん!!」
「お前を仲間だとは認めない」
「酷い!」


とまぁ、今日はみんな帰ることになり、この奇妙な集まりはお開きとなった。
帰り用に御鏡が、自社の車を2台呼んでくれたのにはビビったね。

車には最初、俺と桐乃、御鏡とあやせで分かれて乗ろうと言っていたのだが、俺があやせの親に説明するためと無理矢理理由を付けて、俺とあやせ、桐乃と御鏡で分かれることにした。
桐乃は、納得いかないって顔をしていたけどな。

それに、御鏡はウチの親も知ってるから(親父は嫌ってるけど)、多分コイツが送っても問題ないだろう。

「私がいないからって、あやせになんかしたら、殺すから」
「しねえよ。とっとと乗りやがれ」
シッシッと手を払う仕種をする。
相変わらず不機嫌そうな桐乃は、やっと車に乗り込んだ。

「それじゃ、僕も」
「今日はありがとうな、御鏡。本当に、助かった」
コイツがいなかったら、何も出来ずに終わっていただろうと考えると、本当に感謝してもしたりなかった。


77:名無しさん@ピンキー
11/05/31 19:34:40.38 ZlRgjfA6


「――御鏡!」
「…ん?どうしたの?」
「あ、まあ、その…」

車に乗ろうとしていた御鏡に、俺は声をかけた。

「…今度ウチに遊びに来い。もう少し詳しく秋葉を紹介してやるよ」

そう言った俺を、御鏡は不思議そうな目で見ていた。

「…なんだよ?」
「あ、いや、その…」

「…いいの?」

その時、俺は何を思ったのか、とんでもないことを言ってしまった。

「友達、だからな」

「…ふふふ。うん、必ずお邪魔するよ」

それじゃ、と言った御鏡を乗せた車は、すぐに見えなくなった。

「んじゃ、俺達も行くか」

「…はい」

御鏡達を見送った後、俺とあやせも、車に乗り込んだ。




俺達を乗せた車は、途中まであやせの家を目指していたのだが…
「ここで停めてください」
と言ったあやせによって、途中下車することになってしまった。


送ってくれた車を見送って、俺はあやせに聞いた。

「なんで、途中で降りたんだ?あやせ」
「お兄さんとお話をしようと思いまして。――お兄さんも、私と一緒に来てくれたのは、同じ理由なんじゃないですか?」
「まあ、そうなんだけど…。でも、別にあやせの家の前で話してもよかったんだぞ?」
「嫌です。家の前で大声だして親に見られたらどうするんですか?」
大声出す気はねえけどな。
まぁ、もう降りてしまった後だし、同じことか。

俺は、先を歩くあやせについて行った。







78:名無しさん@ピンキー
11/05/31 19:35:05.88 ZlRgjfA6
「ここって…」
「はい、お兄さんと私の思い出の場所です」

俺の家の近くにある、児童公園。
あやせの言う通り、考えたらいろいろあった場所なんだよな。

ここで、桐乃とあやせは仲直りした。
ここで、俺はあやせに犯罪者予備軍認定された。
ここで、俺はあやせに人生相談を受けた。
ここで、俺はあやせにハイキックをかまされた。
ここで、俺はあやせに防犯ブザーを鳴らされた。

…ろくな思い出ねえなオイ。

「お兄さん、どうしたんです?苦虫を噛み潰したような顔をしてますよ?」
「…なんでもない」
「そうですか?ならいいんですけど…」

そうして、俺はあやせが話し始めるのを待っていたのだが…

…桐乃といい、あやせといい、話があるって言った奴は、なんで話し出すまでに時間がかかるのかね?

それからしばらくして、やっと喋ったあやせは、こんなことを言ってきた。

「――お兄さん。私、待っているんですよ?」

「な、何を?」
「お兄さんの気持ちを、私に言ってくれることです」
「気持ち…?」
「はい。―私は、こういうのは、先に男の人に言って欲しいんです」
「…スマン、さっぱりわからん」
「もう…私はちゃんと行動で示したんですよ?だから、お兄さんも逃げないでちゃんと言ってください」
「行動って…あっ」

その時、この前のあやせとのデートで、あやせが俺にした口づけを思い出した。
行動っていうのが、このことだとしたら…

不意にあやせに目をやると、スカートを掴んでいるあやせの手が、少し震えているのがわかった。

――この娘は、平然を装って、精一杯の勇気を振り絞って、俺の答えを待っているのか。

ここで答えないなんてことをしたら、マジで嫌われてしまうかもしれないし、ちゃんと答えないとな。

…まあ、答えなんて最初から決まっているんだけど。

「あやせ」

あやせは、ビクッと全身を強張らせる。

「俺、お前のことが大好きなんだ。だから…」




「俺と、結婚してくれませんか?」


79:名無しさん@ピンキー
11/05/31 19:35:28.32 ZlRgjfA6

「嫌です」
「え?」
あれ?今、俺フラれた?

「あ、あやせ?どうして…?」
「なんでいきなり結婚なんですか!?順序飛ばしすぎです!!」
「ゆ、ゆくゆくはそうなるんだから、同じことだろ!?」
「全然違います!結婚する時は、改めてプロポーズするのが普通です!」
「そ…そうなの?」
「そうなんです!――ああもう!!お兄さんのせいで全部台なしじゃないですかぁ!!」
「お、俺のせいかよ!?」
「当たり前です!!もう…、今度はちゃんと言ってくださいね!?」
そう言って膨れる、あやせ(←可愛い)。

「えっと…、また言わないといけないの?」
「当たり前です!!」
「改めてってなると、なんか恥ずかしいんですけど」
「自業自得です!!私だって、聞くのは恥ずかしいんですから、おあいこですよ!?」
「そ、そうなの?」
「そうなんです!!」

――と、言うわけで、俺はもう一度あやせに告り直さないといけないという、羞恥プレイをする羽目になった。


「あやせ」
「…はい」
「俺、あやせのことが大好きなんだ。だから…」


「――俺と、付き合ってくれませんか?」


「――はい…!」

こうして、


俺とあやせは、晴れて恋人同士となった。


80:名無しさん@ピンキー
11/05/31 19:36:36.36 ZlRgjfA6


「…ふふ」

「…へへ」

不思議なもんだ。
あのあやせと、こうして恋人同士になるなんて、想像もしてなかったしな。

改めて、あやせを見る。
俺の彼女であり、最愛の人。
この娘が、俺がずっと一緒にいると、誓った娘なんだ。

間違いない。
俺は他の誰でもない、あやせを選んだんだ。

「…ん?」

あやせを見ていると、ある物が目に入った。

「あやせ、そのペンダントって…」
「これですか?――あの時、お兄さんから貰った物ですよ」
「ああ、やっぱり。使ってくれてんだ」
「もちろんです。お兄さんが始めてくれたプレゼントですから」
嬉しいことを言ってくれるものだ。

と、そこで俺はついでに、あやせに聞いておきたかったことを聞くことにした。

「…なあ、あやせ」
「なんですか?」
「あの時のデートって、結局なんだったんだ?」
前にも聞いたことなのだが、あの時は話題をすり替えられて、聞けなかったんだよな。

「あれは…、あの時の私にとっての、最後の我が儘のつもりだったんです」
「我が儘?」
「海外に行く前に、お兄さんの誤解を解いておきたかった…。それに、最後くらい、楽しい思い出を作っておきたかった。――だからあれは、お兄さんとの最初で最後のデートをしようと思った、私の我が儘だったんです。」
なるほど。
だから、あの時のあやせは、違和感を感じるほど素直だったのか…。

「あと、あやせ…」
一番聞いておきたいけど、一番聞きにくい質問をすることにした。

「あの時の…、キ、キスは?」
そう聞いたとたん、あやせの顔が真っ赤になった。
「あ、ああれはその…!―衝動に任せてしまったんです」
「衝動?」
「お兄さんが私に駆け寄って来てくれて、とても嬉しかったんです。――だけど、同じくらい、悲しくもなったんです。
だから――あのキスは、ありがとうって気持ちと、さようならって気持ちが入り混じったものだったんだと、…今は思います」

「そう、だったのか…」

あの時、もう少しちゃんとあのキスの意味を考えていれば、もう少し早く動けたかもしれないと思うと、あの時浮かれまくっていた俺を、殴りたくなった。

「…でも、それを含めた全てのおかげで、今こうしていられるのかもな」
「?何か言いましたか?」
「なんにもない」




81:名無しさん@ピンキー
11/05/31 19:37:11.41 ZlRgjfA6
――そう。

ここまで来るのに、いろんなことがあったけど、その全てがあったから、俺はこうしてあやせと繋がったんだと思う。
そう考えると、今まで起きた全てのことが、よかったって思えるんだよ。


「さて、名残惜しいけど、そろそろ帰ろうぜ。あやせ」
「はい…そうですね」
「そんな落ち込むなって。また会えるだろ?」
「…はい」
「それじゃあ、行こうぜ。送っていくからさ」
俺は公園の出口に向かって歩き出した。

「あ、ちょっといいですか?お兄さん」

「ん、なんだ?まだ何か」
喋りながらあやせの方を振り向くと、また言葉を遮られた。

今度はキスされたわけじゃないぞ?

抱き着かれたんだよ。
そりゃあもう、ドスン!ギュッて感じで。

「あやせ…?」


「…お兄さん」
「ん?なんだ?」
「…夢じゃありませんよね?――お兄さんは、傍にいてくれてますよね?」
――ああ、可愛いなぁもう!

あやせを、ギュッと抱きしめる。
「夢じゃないぜ。俺はここにいる

たとえ、見えない場所にいても、俺はお前の傍にいるから」

「…だから、お前も俺の傍にいてくれ、あやせ」
「はい…!」


――もしまた、あやせが苦しい思いをしていたら、

悲しい思いをしていたら、

何度でも言ってやろう。

「お前の傍に、いつもいる」と。


「お前を、いつでも助けてやる」と。

夢で終わらせねえよ。

俺は確かに、ここにいるんだから。


82:名無しさん@ピンキー
11/05/31 19:37:56.95 ZlRgjfA6


一生かけて、叶えてやるさ。

『桐乃と、お兄さんと、一緒にいたい』

そう望んだ、あやせの、願いを。









その後、あやせとの交際を知った桐乃と、黒猫を巻き込んだ一問着が起きるのだが、それはまた別の話。


***


――数ヶ月後、

俺は渋谷駅で電車を降りて、全力疾走していた。

改札を抜け、待ち合わせの場所に急ぐ。

「うおぉぉぉぉ!」

待ち合わせ場所が見えてきた。

そこにいる、一人の少女がこちらに気づいたのか、軽く手を振ってくれている。

近づいていくにつれ、段々とハッキリしていく、そのシルエットは…

間違いなく、俺の愛しの彼女―新垣あやせだ。

「すまん…ちょっと遅れた…」
呼吸を整えながら、あやせに話かける。

そんな俺に、
「許しません」
と、あやせは笑顔で死刑宣告をした。

「ど…どうすればいいでしょうか?」

「うーん、そうですね…」
少し考えている仕種をして、あやせはすぐに、思いついたように言った。

「お兄さん、少し目を閉じてくれますか?」
「え…?」
辺りをキョロキョロ見渡して、あやせに確認する。
「…ここで?」
「はい」
ニッコリと笑っているあやせは本気だ。

「―わかった…」


83:名無しさん@ピンキー
11/05/31 19:38:14.81 ZlRgjfA6
覚悟を決めて、目をつむる。
なんでもこいやオラ!



「…お兄さん」

「ん?――んん…!?」

あやせの優しい声がして、頬に手を当てられた。そして…




「っへ、いはひいはひあやへいはひ!」



頬を、つねってきた。


パッと離してくれたが、まだズキズキとしている。

「な、なにすんだあやせ!!」
すっげー痛かったぞこんにゃろう!!

「ははは、あははははは…!」

「あ、あやせ…?」

見たこともない、あやせの大笑いに、驚いてしまう。

「ははは…―お兄さん」
「な…なんだ?」
「私、今とっても幸せです」

そう言って、ニッコリと笑ったあやせは、今まで見てきたどんな笑顔も霞むぐらい、可愛かった。

「これからもずっと、――いえ、一生、幸せでいさせてくれますか?」

そう聞いてきたあやせに、ごく当たり前のように俺は答えた。
「もちろんだ」

この時、俺は思ったね。


俺は、最高に幸せだってな。






Fin.



84:ADRY
11/05/31 19:41:42.17 ZlRgjfA6
以上です。

最後は何度も迷走して、4,5回書き直しました。

この終わり方が、納得のいくものとは言えませんが、
よかったと思っていただけたら幸いです。

ここまで読んでいただいて、本当にありがとうございました。

85:名無しさん@ピンキー
11/05/31 19:57:49.05 AECohgmE
京介が京介らしくて、すげー良かった
御鏡との絡みが読んでて楽しかった
オチは無難だけど、もっとはっちゃけた終わり方が見たかった

86:名無しさん@ピンキー
11/05/31 20:05:08.18 46fLCyVn
すごく自然に読めた
京介のらしさも、あやせの思いもしっかり伝わってよかった
8巻から思ってたことではあるけど御鏡と京介の絡みは面白いなw
GJでした

87:名無しさん@ピンキー
11/05/31 20:59:51.91 vxMEAN4J
乙!

最近は長編が増えるねえ

88:名無しさん@ピンキー
11/05/31 21:02:57.63 ZsYQ0Lv+
乙です!
あやせも桐乃も御鏡も可愛いなw
BLは好きじゃないが野郎同士の会話も良かったです
次も楽しみにしてます

89:名無しさん@ピンキー
11/05/31 22:05:28.33 GhWCcKne
乙です
9巻に載る事になっていると言われればそのまま信じてしまいそうなクオリティでした。

誤字なんですが、ペンダントのとこで
「初めて」が「始めて」になってました

90:名無しさん@ピンキー
11/06/01 01:53:14.72 8D2rEGFD
>>84
GJ!
読後の満足感がすごいよ

91:名無しさん@ピンキー
11/06/01 02:28:06.50 ChAvXXb9
美咲さんマジ空気

92:名無しさん@ピンキー
11/06/01 03:12:17.64 +qJHwFSh
gjだがエロパロなのにエロがないとはこれいかに

93:名無しさん@ピンキー
11/06/01 03:44:30.02 8D2rEGFD
そういうこと言うなってーの

94:名無しさん@ピンキー
11/06/01 04:08:00.03 sfCTkhGG
>>84
GJっした!
あやせ可愛すぎるぜー。次も期待して待ってます

95:名無しさん@ピンキー
11/06/01 07:18:46.54 8nUxnMqc
>>93
いやー割と深刻な話だぜ。
せっかくssまとめが2つあるのに肝心の作品がこれでは存在価値がなくなってしまう

96:名無しさん@ピンキー
11/06/01 09:02:18.70 YnPZRp3F
いやー割と深刻な話だぜ。(笑)
どうでもいいわ氏ね

97:名無しさん@ピンキー
11/06/01 20:11:28.83 5Rb7KP/q
>>95
憂国の士を気取ってるわりには自分でSS書いて投下したりはしないんですね(笑)

98:名無しさん@ピンキー
11/06/01 20:14:31.47 SqQ6W4H+
>>84
相変わらずのハイクオリティ。
良い物読ませていただきました。

99:名無しさん@ピンキー
11/06/01 20:15:43.98 o9k/vodF
この雰囲気の悪さは確かに深刻、職人も投下を自粛する可能性がある

100:名無しさん@ピンキー
11/06/01 20:19:39.86 zdY08L5j
はいわかりました。では次の方どうぞー

101:名無しさん@ピンキー
11/06/01 20:32:52.44 xlZXA+UX
友人が世界に羽ばたく機会を潰して喜ぶSSってどうよ。

まぁ、おまえらには想像もつかないことなんだろうけど。

102:名無しさん@ピンキー
11/06/01 21:10:02.40 tlpu2yUx
>>101
どんだけ捻くれてるんだよw

103:あやせのテディベア物語
11/06/01 21:14:49.80 tZVtl5ow
「あ、あやせ…」
俺は、赦しを乞うために弱々しい声で彼女の名前を呼んだ。
「どうしたんですか?お兄さん。まさか、これで終わりだなんて事はないですよね?」
薄暗がりの一室。
俺達は、ベッドの上で全裸になって、結ばれたままの姿だった。
あやせは、騎乗位で俺の身体に跨っている。
上気して薄桃色に染まった頬、白くきめ細かい素肌に、汗でしっとり濡れた長い黒髪が、どこまでも艶かしい。
「うう…。す、すまん…俺はもう、限界だ。勘弁してくれ…」
俺は既に4回射精させられ、肩で息をしている状態だった。
「…」
「ひっ!?」
一瞬、窒息しそうなほど重苦しい空気が、あたりを包み込む。
「やだなぁ、お兄さん」
そう言って、あやせはまるでいつもと変わりない屈託ない笑顔で言った。
いや、目は笑っていない…。
「私とするって言ったじゃないですか。ホテルを泊まりにしたのだって、一晩中楽しむためじゃないんですか?」
「し、した…。もう、充分にしたよ…」

104:あやせのテディベア物語
11/06/01 21:17:15.83 tZVtl5ow
俺が半泣きになって首を振ると、あやせはペロリと小さく舌舐めずりをして、
「駄目です」
と、無慈悲に言い放った。
「あ…あうぅ」
「だって、私はまだ2回しかイッてないんですよ?お兄さんが4回も出したのに、それじゃ不公平じゃないですか」
あやせの白く細い指先が、上から俺の胸元をサワサワとまさぐる。
「あ、はわぁ…ッ」
その刺激に、俺の全身が泡立った。
「それに…。お兄さんのココも、まだまだ満足してないみたいですね?」
「あっ!あっ、あっ!だ、だってそれは…あ、あやせが締め付けるから!」
黒髪の悪魔が、俺に跨ったままゆっくりと腰を上下に動かし始める。
「あ!ああっ!動かないで、ぐうぅっ」
何度も精を放出して過敏になった亀頭部分を、少女の淫蜜に濡れた膣肉がまんべんなく擦り上げていく。
たまらず、俺は悲鳴を上げた。
「あそこがこんな元気なまま帰ったら、お兄さん桐乃に何をするか分からないじゃないですか」
少しずつ、あやせが腰をピストンさせるスピードが上がってくる。
「しない!何もしないから!やめて!あぁ…助けて!」

105:あやせのテディベア物語
11/06/01 21:19:58.54 tZVtl5ow
大の男が必死に懇願したにも関わらず、あやせはクスクス笑いながら、
「駄目ですよ。全部出し切るまで、絶対に逃がしません」
と、言った。
「あっ!あっ!くぅううっ!?」
あやせが、遠慮なく腰を打ち付けてくる!
何かが再び俺の身体の奥底からせり上がってきた。
「あ、あぁ…ッ!い、イく。またイっちまう!!」
あやせが、俺に跨ったまま、まるで踊るように身体をくゆらせる。
こんな滅茶苦茶にされてなお、彼女の白い肌が、絶妙なバランスで形作られた美乳が、美しく…この上なくいやらしい。
「いいんですよ、お兄さん。我慢しなくても…」
ゾクゾクする程エロい表情で、あやせが囁いてきた。
「ほら…。たっぷり感じて下さいね」
上から、彼女は俺の胸元にしなだれかかり、俺の乳首をチロチロと舐めしゃぶる。
下半身は、俺のモノを深く咥え込んだままグリグリと激しい抽送が続いていた。
「あ~~~っ!!!」
「ぁ、やんッ!」
ドクン!
と、電撃のような強い刺激とともに、俺は5回目の絶頂を迎えた。
「く…ぅ」
あやせはあやせで感じているのか、薄っすらと目を潤ませつつ、余韻に浸っているようだった。

106:あやせのテディベア物語
11/06/01 21:24:12.91 tZVtl5ow
「あ…あ…」
俺は身体を痙攣させながら、射精感が過ぎ去るのを待つ以外になかった。
「ふふふ、ビクビクいってる…」
そっと、指で髪をかき上げて…あやせが呟いた。
どぎつい快感がようやく落ち着いた頃。
ようやく解放してくれる…。そう思ったのも束の間、あやせはまた俺の乳首を入念に吸い始める。
俺は半狂乱になって泣き叫んだ。
「やだ!もう嫌だッ!あやせ、もうやめて!死ぬ!本当に、死んじまう」
肉棒は、こんなにされてもなお硬度を失おうとしない。
俺は恥も外聞もなく、彼女の同情を引こうと顔をクシャクシャにして泣いた。
…ガリッ!
「いぎゃああっ!」
あやせは、あろう事か俺の乳首に噛み付いてきた。
噛まれた箇所が内出血をおこしている。
あやせは、痛みでヒリヒリする俺の乳首を再びしゃぶりながら、
「お兄さん…。大きな声を出すと、私…びっくりして噛んじゃいますよ?」
と、低い声で言った。
「あ…あぁ…」
「うふ…。そんな情けない顔しないで下さい。でないと…」
うっとりとした表情で、あやせが耳元で熱っぽく告白する。
「私、もっと興奮しちゃいます」

107:あやせのテディベア物語
11/06/01 21:26:03.29 tZVtl5ow
…変態。
俺は、つい口に出しそうにしたその言葉を慌てて飲み込んだ。
「可愛い私のお兄さん…。もう、誰にも渡さない。もちろん桐乃にだって…」
「え…え…?」
グン、と…俺のペニスがさらに硬くなる。
「もし誰か他の女になびく事があったら…」
あやせは、形の良い唇で俺と接吻を交わす。
小さな舌が、俺の上下の歯を割って口内に侵入してきた。
ちゃぷ、ちゅく、ちゅっ…
深い深いディープキスを交わした後、あやせがようやく唇を解放すると、透明な糸が、下に垂れて落ちた。
「その時は、殺しますからね」
そう言って、俺の耳たぶを軽く噛むあやせ。
「うっ!うぐっ!?」
信じられない事が起きた。
あやせは、挿入されたまま腰を動かす事なく…キスと言葉責めだけで俺を6度目の絶頂に導いたのだ。
「うっ、うっ…」
びくん、びくんびくん…。
「あは♪またイった」
もう吐き出すものもなく、俺のモノはただ空打ちを繰り返すばかりだった。
その瞬間、俺はあやせとの間に何か決定的な関係が構築されるのを感じた。
この綺麗な顔をした貪欲な魔物に、俺はすっかりやられてしまったのだ。
もう一生、逃れる事などできはしない…。

108:あやせのテディベア物語
11/06/01 21:28:14.47 tZVtl5ow
そんな絶望的な予感にも関わらず、俺のモノは硬くなったままである。
分かっている。
俺はこの娘に恐怖を覚えつつ、一方で期待もしているのだ。
もっと自分を滅茶苦茶に壊してくれる事を。
泣いても、叫んでも、彼女は俺が真っ白に燃え尽きるまで、絶対に自分を放さない。
…そんな奇妙な確信がある。
幸せなのか、恐ろしいのか、俺には分からなかった。
分からないが、ただ一つ確かなのは…。
俺が望む平凡な人生は終わりを告げ、新たにあやせの愛玩人形としての生活が始まったという事だけだった。

続く

109:名無しさん@ピンキー
11/06/01 21:42:11.28 DIan+VIt
>>108
続くんかいw
京介がうらやましい

110:名無しさん@ピンキー
11/06/01 22:54:22.35 KnIZGMT1
ワッフルワッフル

111:名無しさん@ピンキー
11/06/02 00:09:48.79 /CIUtoRf
おう三作品ともGJだぜ
あとエロが少ないのは何カ月も前から…って話題もこれで何度目だろうか

112:名無しさん@ピンキー
11/06/02 00:24:05.59 caRz0cTu
↑せっかくうやむやになったのにわざわざ掘り返す馬鹿

113:名無しさん@ピンキー
11/06/02 00:41:05.33 oI4QuusX
URLリンク(rush-life.com)

114:名無しさん@ピンキー
11/06/02 01:42:18.07 9UDfmXPu
↑ブラクラ危険!

115:名無しさん@ピンキー
11/06/02 02:06:22.75 nmFm6YgU
>>108
Sあやせヤベエ
勃起したwww

116:名無しさん@ピンキー
11/06/02 02:09:06.41 8vioTZTf
>>108
続きマダー?
あやせってヤンデレ似合うなあ。

117:名無しさん@ピンキー
11/06/02 13:00:11.96 7zO8eXqL
>ADRY氏
楽しく読ませて頂きました。
んで、無粋なツッコミになってしまうのですが
前編のまなみの「み」の字が「美」になってます。
「実」ですよね? 自分自身同じ間違いをしてたんでアレですが

118: 忍法帖【Lv=1,xxxP】
11/06/02 16:54:30.53 3B+lLgAM
みんなよく間違えるよね

119:名無しさん@ピンキー
11/06/02 17:14:07.71 gt0K47qX
「麻」の「実」と覚えるのだ

120:名無しさん@ピンキー
11/06/02 17:39:01.47 zlIG61Xn
京介に素で間違えられ地味にへこむ真奈美

121:名無しさん@ピンキー
11/06/02 18:23:48.61 +zf/HG21
俺の麻奈実がこんなに美しいわけがない。

個人的には瀬菜ちゃんの方が良くわからなくなる。

122:名無しさん@ピンキー
11/06/02 20:07:01.62 FQc8wETB
瀬名と瀬菜?

123:名無しさん@ピンキー
11/06/02 22:20:58.54 uN8UJ+jR
エロとかやめてくれないかなぁ・・・
そういうスレじゃないんだよ

124:名無しさん@ピンキー
11/06/02 22:28:27.82 LlHqc961
>>123


125:名無しさん@ピンキー
11/06/02 22:28:47.03 jVyAnWFj
>>123
え?

126:名無しさん@ピンキー
11/06/02 22:29:04.32 5Fc8FYKJ
>>123
なかなか斬新なこと言うな

127:名無しさん@ピンキー
11/06/02 22:41:52.72 SMU8JMEa
コロンブスの卵だな

128:名無しさん@ピンキー
11/06/02 22:50:14.24 88UCn18l
なんでこう入れ食いになるんだろうな

129:名無しさん@ピンキー
11/06/02 23:06:36.52 6hWrs4pg
ちょっとおつむが悪いから

130: 忍法帖【Lv=4,xxxP】
11/06/02 23:38:14.10 Gg2yyCXD
>>123
ごめん大爆笑したwwwww

131:名無しさん@ピンキー
11/06/02 23:49:43.27 FpBk56R0
ストロスカーンの事件でミラーマンを思い出した。

桐乃に身だしなみに気を使えと手鏡を渡される→通学中に手鏡を開こうとするが落とす→間一髪のところでキャッチする→ミラーに映ったのはあやせたんの理想郷



132:名無しさん@ピンキー
11/06/03 00:04:52.02 iEUMf5Xd
俺が痴漢で捕まるワケがない

133:名無しさん@ピンキー
11/06/03 00:22:22.56 RmgakuUw
まあ、相手があやせだった場合、そこで人生終了だから痴漢で捕まるとか無いわな。

134:名無しさん@ピンキー
11/06/03 01:44:05.33 OlzoBuF9
モロとかやめてくれないかなぁ・・・
そういうスレじゃない「 黙 れ 小 僧 !!(AAry」

135:名無しさん@ピンキー
11/06/03 01:50:48.54 OeEG9DNR
エロない作品の方があるのよりレベル高いしね

136:名無しさん@ピンキー
11/06/03 05:50:51.46 ofxSpGuU
GJ!職人様がた、大変美味しく頂きました

一つ、気になった事を…
>>12野次馬共エクストラエクストラ~
おそらくエクストラってのはよくあるetcのつもりだと思うのですが、
あれはエクストラではなくエトセトラね

初心者の癖に職人様に指摘入れるなんて恐れ多いですが…


137:名無しさん@ピンキー
11/06/03 06:43:26.23 1Zl8TAla
>>135
それを言っちゃもう戦争だよ……

138: 忍法帖【Lv=21,xxxPT】
11/06/03 07:13:02.75 u1B9Wbo/
まじエロ展開はむずいからな

139:名無しさん@ピンキー
11/06/03 07:37:05.09 dOjTVmIR
割り切ってエロのみなら楽なんだけどな

140:名無しさん@ピンキー
11/06/03 08:27:25.72 lc7TsbhT
結論の出ない不毛な議論で過疎ったスレは数知れず
荒れることがわかってるのにわざわざ議論する必要はないだろ

141:名無しさん@ピンキー
11/06/03 09:23:30.40 lRN/4Tri
エロいの書くのが難しいって分かってていちいちそれを言うかね……
そんなことより新妻加奈子について語ろうぜ!

142:名無しさん@ピンキー
11/06/03 10:42:11.09 kcDmByi/
てs ♥

143:名無しさん@ピンキー
11/06/03 10:45:37.07 kcDmByi/
ほぼ忘れたけど変な夢見たから憶えてる限り書き起こし

/*/
京介くんが携帯を忘れていった。
こっそり中身を見る。
データ。フォルダ。SDカード切り替え。
そこで見つけた「黒猫」フォルダ。
開いて見た。
そこには、私が見たことのない姉の姿があった。
京介♥と書かれた紙を咥える全裸の姉。
秘所を広げて中まで曝け出した姿。
ナンダコレ
妙に冷静になった頭でSDカードを抜き出し、
そして、砕いた。
砕いた後ふと思う。
コピーしてはいないだろうな。
姉に感化されて、私もそれなりにパソコンの勉強をしている。
それなりというか積極的に、か。
だから、気づけたし、気づいてしまったら行動せざるを得なかった。

桐乃さんに電話をかける。
お小遣いが貯まったから服を買いたい。アドバイスして欲しい。
できれば選んでくれたら嬉しい、と。
二つ返事で了解された。
ちょろかった。

週末、桐乃さんと買い物。
着せ替え人形にされた。
散々着せ替えされた挙句、服は1着も買わなかった。
桐乃さんが選ぶ服はどれも値が張って予算を軽くオーバーしたからだ。
金額を抑えた服を選ぶこともできたようだが、桐乃さんは最初から買わせるつもりがなかったらしい。
自分の古着をプレゼントしてくれると言う。
そして、私は計画通り高坂家に招待された。
余談だが、高坂家に行くための電車賃は桐乃さんが払ってくれた。
というか6ヶ月定期券を気前よく買ってくれた。いつでも家に遊びに来て、お姉ちゃんには内緒だよ、と。
気前がいいというか金銭感覚狂ってるというか……
寒気を感じたが、こうして私は6ヶ月いつでも使える足を手に入れた。

高坂家。
桐乃さんの部屋。
また着せ替え人形にされた。
我慢した。
目的は別にある。
幸いあの男は留守だった。図書館で勉強中らしい。
一通り着せ替えが終わって、何着か見繕って貰った後、桐乃さんはジュースとお菓子を用意するため下に降りていった。
この時を待っていた。
隣の部屋。あの男の部屋に忍び込む。
鍵はかかっていなかった。というか鍵は付いてなかった。
桐乃さんの部屋には付いてるのになあ……
あっさりと侵入成功。

144:名無しさん@ピンキー
11/06/03 10:46:42.76 kcDmByi/
目的物。PC。机の上に発見。
電源を付ける。
早く起動しろ
早く起動しろ
早く起動しろ
起動した。
この日のために用意したUSBメモリーを差し込む。
ファイル検索ソフト起動。
データベース化完了。
黒猫で検索。
ヒット。
だがコスプレ写真のみ。
少し考え込む。
…………瑠璃で検索。
ヒット。
フォルダを開く。
パスワードを入力してください。
……パス付きとかやってくれるじゃん。
でも、お前の思考など分かってるっての。
megane
パスワードを入力してください。
oppai
パスワードを入力してください。
meganeoppai
開いた。
ちょろすぎる。
そこにあったのは、予想通り、姉の醜態、画像、動画データ。
…………なんで、
なんで、こんな男に入れ込むんだろう。
……莫迦だな。
全て選択USBにコピー。
完了。
そして用意してきたホワイターを起動……する前にwmv|mpg|avi|3gpで検索。
ヒットヒットヒット
……うぇ、気持ちわる
スクロール。下へ。下へ。
これ以上問題のありそうなものは……
…………LMAフォルダ?
よく分からないが今後使えるネタになるか。
コピーし終えた後、ホワイター起動。
ぐっばいデータ達。
もう二度と復活しないでよ。

部屋を出る。桐乃さんはまだ下にいるらしい。
もう用はないのでお暇させて貰おう。

桐乃さんはもう少し遊びたいと残念がっていたが、遊ばれるのは懲り懲りなので逃げるように帰路についた。
帰り道ぶらぶら歩きながら考える。
どうせあの男はまた姉に要求するだろう。そして姉はそれに応えるだろう。
釘を刺しておく必要がある……釘ってホームセンターに売ってたっけ。
後、針金とペンチも必要かな。
どんな声で鳴くのか楽しみだ。

以上。

145:名無しさん@ピンキー
11/06/03 10:49:31.48 nAOy3g+/
怖いわ

146:名無しさん@ピンキー
11/06/03 11:02:20.12 7c4Uz5Pf
エロなしはそういうスレあるんだからそっちでやってくれ

147:名無しさん@ピンキー
11/06/03 11:27:33.50 DVIvzx86
はいはいわろすわろす

148:名無しさん@ピンキー
11/06/03 12:34:04.20 A2UrbHPX
空気悪いなww
なんでもいいから作品投下して欲しいよ
無駄に長いのはやめて欲しいけど

149:名無しさん@ピンキー
11/06/03 13:34:46.94 dJple/6F
>>144
おつ!
京介にげてーー!次も期待してます

>>146,>>147
もう一度>>1を読み直そうぜー

150:名無しさん@ピンキー
11/06/03 13:35:12.99 Cm3Mcsc5
>>144
京介クズすぎワロタ

151:名無しさん@ピンキー
11/06/03 18:43:30.85 FEVQXoFm
らぶりーまいえんじぇるフォルダは危険物すぎる

152:名無しさん@ピンキー
11/06/03 18:47:04.07 ysAkqtTX
>>144GJ

>meganeoppai
京介ワロスwwwwwwww

153:名無しさん@ピンキー
11/06/03 19:02:30.70 AWeRboBW
>>144
日向の好感度上げが足りなかったな…南無

154:ADRY
11/06/03 22:08:30.71 LF0ggt35
こんばんは。先日投稿した一生の~にたくさんの感想、指摘、本当にありがとうございます。

しかも、まとめの方でたくさん修正していただいてもらってしまってすみません・・・。

んでもって、未確定の予定なのですが、今2本書いてて、そのうちの1本をここで。
もう1本は別のスレかアプロダで(VIPを第一候補に考えています)投稿しようかなと思っています。

まだ書き終わってもないので、どうするかわかりませんが・・・。

とにかく、読んでいただけて本当に嬉しかったです。ありがとうございました!!

155:名無しさん@ピンキー
11/06/03 22:18:26.82 xJc/IONL
>>154
やっと書きこみできるようになった
乙です!
次も楽しみにしているぞ

156:『ひみつのまほう』
11/06/04 02:06:13.68 +xSRjgxS
登場人物
高坂京介 来栖加奈子 新垣あやせ

語り
高坂京介


エロは苦手ですが、やってみます。


157:『ひみつのまほう』
11/06/04 02:06:42.35 +xSRjgxS
「加奈子って、変わったっしょ?」

目の前に居るクソガキ、いや、今では“元クソガキ”と呼ぶべき来栖加奈子が
俺に同意を求めながら話し掛ける。
三つも年下でありながら、俺に向かってタメ口全開なのが気に食わないが、
言っていることそのものには全面的に同意できる俺が居た。
そう。こいつ、加奈子は俺と付き合うようになって変わった。

「髪型も変えたしィ」

加奈子はかつてのツインテールを止め、ストレートヘアに髪型を変えた。
ただし、俺とふたりきりの時限定だけどな。
これで黒髪なら超ストライクなのだが、残念なことに加奈子は生来の黒髪を
染め続けている。桐乃と同様、仕事の都合だから仕方ないとはいえ残念だ。

「呼び方も変えたしィ」

コレが一番効く。かつては『オメー』とか『クソマネ』とか言われていたが、
今では『京介』と呼ばれるようになった。これもふたりきりの時限定な。
俺の周囲の女共は、『アンタ』『京ちゃん』『貴男』『京介氏』『お兄さん』
『高坂先輩』という呼び方だったので、『京介』と呼び捨てにする女の子の
存在は実に新鮮だ。もっとも、恋人同士なら普通なんだろうけどな。

「体つきも女っぽくなったっショ?」

確かに‥‥‥以前の小学生のような体型とは少し違う。
胸もホンの‥‥‥少しだけ大きくなって、以前とは感触が変わった。
そして‥‥‥アソコも‥‥‥グフフッ。



158:『ひみつのまほう』
11/06/04 02:07:21.91 +xSRjgxS
「‥‥‥オイ、オメー!? 加奈子が話しているとき別のこと考えてんのかヨ?」

う‥‥‥、二人きりなのに『オメー』呼ばわりするってことは怒っているのか。
加奈子って、怒らせると意外と怖いんだよな。

「さっさと白状しろヨ。一体ナニを考えていたんだっつーの!?」

俺は加奈子の躯の変化を考えていたことを即ゲロしてしまった。

「こ、この‥‥‥すけべ! そんなコト、考えていやがったのかヨ!?」
「スケベって、お前!? 意味わかんねーよ!」

俺は俺の下でベッドに仰向けになっている全裸の加奈子に反論した。
無論、俺も全裸であり、そして‥‥‥つーか、この状況で躯のことを考えて
スケベ扱いするんですか、加奈子サン?

「あーあ、こんなすけべと一緒に居たら、ナニされるかわかんねえし」

そう吐き捨て、ベッドから出て服を着ようとする加奈子を俺が見つめていると、

「ナニ見てんだヨ? すけべ! あっち向いてろヨ」

加奈子のスケベと非スケベの判定基準はかなり風変わりだ。
俺とさっきまであんなにスケベなことをしていたってのによ。
だが反抗しても仕方ない。俺は加奈子の言う通り、壁を見つめることにした。

‥‥‥‥‥‥



159:『ひみつのまほう』
11/06/04 02:07:58.90 +xSRjgxS
「オッケー、オッケー、京介! もういいゼ。うんじゃな!」

服を着終わった加奈子は、軽い感じの言葉を残し、部屋のドアの前まで行くと、
何かを思い出したかのように、そこで立ち止まった。

「京介」

そんな加奈子の声に反応して、ドアの前に佇む加奈子に俺が目を向けると、
加奈子は俺に背を向けたまま、自らのスカートを捲り上げた。

「なッ!!!」

ω ← こんな風な生尻である。加奈子のヤツ、パンツ穿いてねえ!
ふと横を見ると、ベッドの脇の床に加奈子のパンツが落ちている。

「お前、ちゃんとパンツ穿けよ!」
「うん? ぱんつぅ? お家の中くらいいいジャン!」
「どこぞのアニメキャラみたいなセリフを言うな!」
「オメーのせいだろ。『脱がせっぱなしはダメ』って教わらなかったのかヨ?」
「何だよ、それ!? まるで俺がパンツを脱がせたみたいじゃないか!」
「違うのかヨ?」
「いや‥‥‥違わない。つーか、いいから、ちゃんとパンツ穿け!」
「んじゃ、穿かせてくれヨ」

また始まった‥‥‥
落ちている妹のパンツを見て、首がもげそうなビンタを喰らったのとは大違いだ。

「わかったよ。こっち来い」
「にひひひ、このすけべ」

俺は床から拾い上げた加奈子のパンツを両手で持ち、加奈子の前で片膝を着いた。
怪しげなプレイの様相を呈している、と妄想したあんた、それは正解だ。
そして俺の目の前には加奈子のスカート。
そのスカートは、加奈子の秘部を俺の目から護る最後の砦という状態だ。
そんな怪しい状況にある俺が持つパンツに、加奈子は右足、左足とその華奢な
脚を差し入れた。
俺はそれを確認すると、パンツを加奈子の太股の付け根に向けて一気に上げた。

「うっひゃっ!」

俺の手が加奈子の太股の裏側に振れた途端にこの奇声だよ。
さらに加奈子は悪戯心を出したのか、俺の目の前でスカートを捲り上げる。
だが、スカートが捲り上がったと同時にパンツが秘部を隠したので、
いやらしい光景が展開されることはなかった。

「ちぇ~!」

加奈子の恨めしそうな声が俺の頭の上から聞こえた。

とまあ、こんなことをするのが、今では俺たちの平常運転だ。
ふん。どんな誹りを受けようと、俺は爆発などしないからな!

‥‥‥‥‥‥



160:『ひみつのまほう』
11/06/04 02:08:23.89 +xSRjgxS
数日後、今となっては“元”ラブリーマイエンジェルとなった黒髪の美少女
新垣あやせから呼び出された俺は、またもやノコノコと誘き出された。
加奈子という恋人が居る分際で何を期待してんだ、このリア充クソ野郎は?
という印象を俺に持ったあんたは、あやせの性格を理解していないと断言できる。
あやせの呼び出しを拒絶したら一体どうなるか、冷静に考えてみてくれ。
刺されるなんて俺はご免だからな。わかるだろ?
それはともかく‥‥‥あやせの最初のセリフはどうせ、いつもの通りだろう。

「お兄さん、ご相談があります!」

やはり予想通りだ。やれやれ、今度はどんな相談だと言うんだ?

「はい‥‥‥実は加奈子のことなんです」

う‥‥‥。俺は全身の毛穴が開く感触を味わったね。
あやせの呼び出しなんて、どうせロクな話じゃないとわかっていたはずなのに。
しかも今回は加奈子のことだと? すげえ嫌な予感がする。

「あ、あいつが一体どうしたんだ?」
「最近、加奈子、わたしや桐乃とあまり遊ばなくなったんですよ」
「それって、つまりどういうことなのかな?」

思い当たるフシのある俺は爆弾処理の如く、探り探りあやせに問いかけた。

「多分、加奈子に彼氏ができたんじゃないのかと思うんです」
「へ、へぇー。あいつに彼氏ねえ‥‥‥」
「はい。でも加奈子ってああいう娘でしょ?
 おかしな人に引っかかっている気がしてならないんです」

オイ、今何つった? いくら俺でも聞き捨てならんぞ!
‥‥‥と言いたかったのだが、とても言える相手じゃねえよ。死にたくねえし。

「それにわたしの友達が、加奈子が彼氏と一緒に居るところを目撃したようです」

な、なんですと? 何時のことだ?

「加奈子よりもずっと背が高くて‥‥‥そう、お兄さんと同じくらいで」
「‥‥‥」
「それと、お兄さんのようにスリムで華奢な感じだったらしいです」
「‥‥‥それで、その彼氏はどんな顔していたのかな?」

片足をトラバサミに突っ込む気分であやせに問いかけた。

「爽やかな感じの、どちらかと言えばイケメンだと聞きました」
「そ、そうなんだ」
「なんでニヤついているんです? 気持ち悪いですよ」
「気のせいだ」
「その彼氏、”イケメン”らしいですから、お兄さんとは正反対のタイプですね」

いやね? 俺は別に自分のことを爽やかなイケメンだなんて微塵も思ってないよ?
でもね? こういう風に真っ向から否定されると、そりゃ傷つくってもんだぜ。



161:『ひみつのまほう』
11/06/04 02:08:50.80 +xSRjgxS
「‥‥‥それで? 俺に相談ってのは何だ?」
「お兄さんに加奈子の後を尾行して貰って、加奈子の相手を探って欲しいんです」

この女、人を扱き使おうとしやがって。自分でやるという選択肢はないのかよ?

「わたしが尾行したらあっという間に加奈子にバレてしまいます。
 その点、お兄さんなら加奈子の印象も薄いから変装すればバレませんよ」

無理! だって俺と加奈子は恋人同士だもん! 変装したって無理!!
と言いたかったのだが、とても言える相手じゃねえよ。あやせだもんな。

‥‥‥‥‥‥

さらに数日後。俺は以前から約束していた加奈子とのデートに出かけた。
不本意ながら、あやせに命令、いや頼まれた“加奈子の彼氏を探る“という
ミッションも同時に実行しなければいけないんだよな。
さて、どうしたものか‥‥‥

「おーし! 今日行くところは――」

加奈子とのデートでは、いつも加奈子が主導権を握っている。
何処に行くのかもガンガン決めてくるんだよな。
麻奈実の「どこでもいいよ」や、桐乃の「行きたいトコを当てなさいよクイズ」
に比べたら超イージーモードと言えるほど、スゲー楽だぜ。

そんな、いつもの調子で加奈子とのデートの刻は過ぎていった。
だが、そんな刻を掻き乱す影が俺に忍び寄っていることを俺は知る由もなかった。

‥‥‥‥‥‥

「ちょっとトイレ行ってくんゼ」

そう言い残して加奈子はデートの場を一旦離れる。
『花摘み』とか表現に気を使えないのかね? ムードぶち壊しだぜ。
などと脳内で加奈子に文句を言っていると、透明感のある悪魔の囁きが聞こえた。

「こ・ん・に・ち・は、お兄さん」

‥‥‥えーっと、ムードぶち壊しの次は、俺ブチ殺しですか?
俺を呼ぶその声に恐る恐る振り向くと、黒髪の美少女・新垣あやせが居た。

「え‥‥‥、あ、あやせ!? どうしてココに?」
「お兄さんが女の子と、で・え・と・しているという情報が入ったんです!」
「情報って! 誰がそんなコトをあやせに吹き込んだんだよ?」
「わたしの情報網を甘く見ないで下さい。その女の子、何処に居るんですか!?」

こ‥‥‥怖ええええ! あやせさん、怖えええええ!
恋人でもない男のデートの現場に踏み込むなんぞ、並の神経じゃねえよ!

しかし‥‥‥あやせの知り合いで、かつ俺の顔を知っている人物って言ったら、
ごく限られるよな? 桐乃と麻奈実くらいしか居ないんじゃないか?
桐乃があやせに“通報する”なんてそれこそ考え難い。そんな回りくどいことを
するようなアイツじゃない。麻奈実だって似たようなものだ。
すると、一体誰があやせに通報したんだ‥‥‥?



162:『ひみつのまほう』
11/06/04 02:09:23.80 +xSRjgxS
「聞いているんですか、お兄さん? 彼女さんを紹介していただけませんか?」

あやせのトゲのある重々しい言葉で、俺は修羅場という現実に引き戻された。

「な、なんで!? どうしてあやせに紹介しないといけないんだ?」
「ふ~ん。やっぱりデート中だったんですね?」

しまった‥‥‥。何という自爆。
いや、そんなことよりも、加奈子がこの場に戻って来たら、どうなるんだよ?
俺、死にたくねえよぉ!

「お兄さん? 彼女サンを紹介していただけるんですよね?」
「わかったよ‥‥‥ちょっと連れてくる」
「待っていますからね? お・に・い・さ・ん」

背中に刃物を突きつけられた気分の中、俺は加奈子を探す羽目になった。
こうなったら、加奈子をあやせの前に連れてきて、加奈子と付き合っていると
あやせに白状するしかないよな。
正直に言ったところで、まさか命までは取られまい。多分。きっと。

「オイ、京介」

一大決心をした俺を呼び止めるロリボイスの主はもちろん加奈子である。
さて、加奈子を説得し、恋人としてあやせの前に引っ張り出さないといけない。
あのさ、加奈子――と言おうとした俺の言葉を加奈子は遮った。

「京介、ゴメン」
「ん? 何が?」
「実は加奈子、京介が女の子とデートしてるって、あやせにタレコんだんだよね」

とんでもないカミングアウト、ktkr。一体何で? 俺を殺すつもり?
俺の強ばった表情を伺いながら、加奈子がさらに続ける。

「加奈子たちってサ、付き合っているってまだ誰にも言ってないジャン?」
「そう言えばそうだよな。なんでだろ?」
「なんつーか、チョット恥ずかしいし‥‥‥あ、京介のことじゃねえヨ!」

いや、それ、何となく解るぞ。
「俺たち、付き合ってるぞ!」って積極的に言い触らすって恥ずかしいよな。
それに自分で言うのも何だが、俺たちって意外な組み合わせだし。
でも、何で加奈子はよりにもよって、あやせにタレコミをしたんだ?
そんな疑問を持ちつつ加奈子の表情を見ると、加奈子は顔を赤らめて呟いた。

「でもヨオ、付き合っていることを知られたいって気持ちもあるし」
「だからあやせに、俺のデートを目撃したってタレコミをしたのか?」
「うん‥‥‥ゴメン」

加奈子と付き合っているくせに、俺がハッキリした態度を取らずに曖昧な
状態のままで居たからこそ、不安になった加奈子がタレコミという形で
俺たちのことを自慢したかったのだろうな。
クソ! 加奈子に謝らせるなんて俺、最低だぜ。

よし、決めたぞ!
俺は加奈子の腕を取り、あやせの居る方に向かって歩き出した。



163:『ひみつのまほう』
11/06/04 02:09:59.68 +xSRjgxS
「オイ、ナニすんだヨ!?」
「今からあやせに俺たちが付き合っていることを言う」
「正気かヨ!? そんなコトしたら、加奈子たちの明日はねえぞ!?」
「心配するな! 俺がそんなコトさせない!!」

くぅ~! この瞬間の俺ってイケてねえか? 恋人のために命を張る俺。
もし俺が女だったら問答無用で惚れるね。あやせ、驚くんじゃねえぞ!

「あやせ! 話がある!!」
「お、お兄さん!?」
「実は俺、こいつと付き合い始めたんだ!」
「は‥‥‥‥‥‥‥‥‥?」

あやせは?マークを10個くらい浮かべたような表情で俺を見る。

「お兄さん?‥‥‥もう一度言って下さい」
「だから、俺はこいつと付き合っているんだ!!」
「しょ、正気ですか、お兄さん?」

この女、失礼なヤツだな。いくら意外な組み合わせと言ったってそれはないだろ!

「正気だとも! だがな、お前に俺たちの愛を邪魔なんてさせないぞ!」
「くぅっ‥‥‥この、変態!」
「変態だと? 俺のドコが変態だと言うんだ!?」
「そんなモノと付き合って居るなんて、変態にも程がありますよ!!」
「『モノ』だと? 聞き捨てならんな。お前、こいつの友達だろうが!」
「わたしにそんな友達居ません!」

この女! 加奈子を友達じゃないって言うのか!
俺は加奈子の居るはずの方を振り向くと、そこに居たのは‥‥‥

某エロゲ販売促進用のビニール製等身大人形だった。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥え?

加奈子のヤツ、いつの間に変わり身の術を身につけたんだ?
はははは、お茶目さん。
と、事態を把握したところであやせの顔を見ると‥‥‥
俺を巨大なシュレッダーに放り込みたいような表情をしていた。ああ怖い。

そこから先の記憶がない。
残っているのは、顔面に鈍痛を感じながら地面にキスをしている俺に
加奈子が話しかけた以降の記憶だった。

「京介、大丈夫かヨ?」
「お、俺、一体どうなったんだ?」
「あやせ様の顔面ハイキックが炸裂したんだよ。加奈子も初めて見たけどヨ」
「あ! お前があんなコトするから、俺は――!」
「いや、やっぱ、あやせ相手に説明できっかヨ? 無理だべ?」

確かに‥‥‥。俺が人形と付き合っていると言ってあの蹴りなのだから、
加奈子と付き合っているなんて言ったら‥‥‥殴? 刺? 炙? 埋?
いずれしろ、考えたくもねえ。いずれにしろ、告白しなくてよかったのかもな。

‥‥‥‥‥



164:『ひみつのまほう』 ◆ACPRLbMxAk
11/06/04 02:10:39.86 +xSRjgxS
「今日は悪かったナ、ごめんヨ」

畜生。また加奈子に謝らせちまった。今日の俺はますます最低だ。
加奈子と付き合っているのに、『加奈子は俺の彼女」と毅然と言えないなんてな。

「そんな落ち込むなって、京介」
「いや、俺が全部悪いんだよ。お前が恋人だって誰にも言えないなんて最低だよ」
「そんなコト言うなヨ。加奈子は今で満足なんだからヨ」
「‥‥‥情けないぜ」
「何だか、元気ねえジャン」
「これで元気を出そうって言ってもな‥‥‥」
「よしッ! “ひみつのまほう”を京介にかけてやっから、元気出せヨ!」

そう言うと加奈子は、俺の背中に両腕を回して俺を抱き寄せた。
俺と加奈子の顔が超至近距離になる。そして、

「えいっ!」

きゅっ

加奈子の掛け声と同時に、そんな音が俺の下半身から脳に伝達された。

「うおおおおおおおおお‥‥‥!!」

加奈子は“俺”を絞め付けてきた。

「す、すす、SUGEEEEEEE!」
「おー、元気出たジャン!」

ベットの上で求め合っていた俺たちに“ひみつのまほう”の効果は絶大だった。
俺たちは一気に燃え上がり‥‥‥そして俺は加奈子にコッテリと搾られた。

‥‥‥‥‥‥

「にひひひ。どーよ、加奈子って?」

加奈子がいつものように俺に“まほうの出来”を訊いてくる。
俺もいつものように応えた。

「最高です。加奈子様」

「ねえ、加奈子って、変わったっしょ?」

髪型をストレートに変えて、俺を『京介』と呼ぶようになって、
体つきも女っぽく‥‥‥なった‥‥‥よな?
そして、“ひみつのまほう”も使えるラブリーうぃっちに変貌した加奈子。

ああ、本当に加奈子は変わったよ。最高さ!


『ひみつのまほう』 【了】


165:名無しさん@ピンキー
11/06/04 02:37:32.60 +iJbkStt
>>164
乙です。
リア充は○ね!って言ってやりたい。


166:名無しさん@ピンキー
11/06/04 02:49:37.97 shp2gvqt
ここはエロスレじゃないんだけど。

167:名無しさん@ピンキー
11/06/04 03:03:35.61 pl9vvpzd
ラブラブっすなあ

168:名無しさん@ピンキー
11/06/04 03:18:11.36 UasdtgFU
>>164
GJ!

169:名無しさん@ピンキー
11/06/04 05:54:48.57 /uunGc13
あやせがくるぞー

170:名無しさん@ピンキー
11/06/04 09:35:25.17 X+bujeqz
>>166
えっ

171:名無しさん@ピンキー
11/06/04 09:40:28.56 VzDn7Q44
ついにスレタイも読めなくなった方がいらっしゃったと聞いて

172:名無しさん@ピンキー
11/06/04 10:53:10.82 OpnfLary
何でわざわざ荒らしに反応するの?
>>123とかと合わせて見ればワザとやってるって分かるだろ?

173:名無しさん@ピンキー
11/06/04 18:51:47.17 4OEa5b/8
妊婦モノ誰か書いてくれないかなー

174:名無しさん@ピンキー
11/06/04 19:53:29.76 qUVmOO3T
ブリジットのボテ腹…だと…

175:名無しさん@ピンキー
11/06/04 19:56:54.71 evV/7hJW
ばっか、日向ちゃんだろ

176:名無しさん@ピンキー
11/06/04 20:22:10.66 gVdpDFCt
日向は普段はからかって優位に立とうとしてるけど
ベッドでは囁かれる隠語に顔を真っ赤にして感じまくるドMっ娘

177:名無しさん@ピンキー
11/06/04 20:26:34.51 NrDUF3Jj
初潮前だから大丈夫だろと調子に乗って中出ししまくってたら実は嫌われるのが嫌だから言い出せなかっただけでお赤飯炊き済みで身篭っちゃう話でいいから書いてくれ

178:名無しさん@ピンキー
11/06/04 20:47:40.28 FraxvBAl
小学生が妊娠したとして、出産できるの?

179:名無しさん@ピンキー
11/06/04 20:50:42.61 rU85P6ZR
いつだったか新聞で11歳だかそこらの子が子供産んだって記事みたことあったような
外国の話だケド

180:名無しさん@ピンキー
11/06/04 21:01:58.08 RUmw/YKm
低年齢の出産例リストがどこかにあったのを見た覚えあるけど、ほとんど帝王切開だったな
ちなみに相手はほとんどの例で不明、判明しているものの中では実兄が結構多かった

181:名無しさん@ピンキー
11/06/04 21:05:38.18 VW58eWZ4
>>176
ただの黒猫じゃねえか

182: 忍法帖【Lv=4,xxxP】
11/06/04 22:42:12.27 3QFG7pgK
ギネス記録は7歳だったけど記録に挑む馬鹿が居るから載らなくなった

183:名無しさん@ピンキー
11/06/04 22:49:36.06 FraxvBAl
7歳って出産以前に妊娠が無理そうなんだけどw

184:名無しさん@ピンキー
11/06/04 23:09:04.78 j39lWptv
>>183
大体強姦だからな。

185:名無しさん@ピンキー
11/06/04 23:11:31.82 bRnzRQtF
>>178
でも20歳で成人として扱われるようになったのなんて最近も最近の話じゃないか?
俺は小学生でオナニー覚えて猿みたいにしてたけど、そういう欲求が出てくるという事は身体的には可能であるという事だと思う

186:名無しさん@ピンキー
11/06/04 23:42:45.09 pl9vvpzd
つまり珠希を目覚めさせればいいわけだ

187:名無しさん@ピンキー
11/06/04 23:44:08.91 SIEzuU++
妊娠が出来るのと、安全に出産できるのとは別の話ですからねえ…。

188:名無しさん@ピンキー
11/06/04 23:58:18.51 FraxvBAl
>>186
珠姫が出産したら世界一だなw

189:名無しさん@ピンキー
11/06/05 00:04:15.02 +gMQGCIg
難題であればあるほど乗り越えたときの感動がある
だから珠希とぱこぱこしても問題はない

190:名無しさん@ピンキー
11/06/05 00:10:33.51 Qz2+xlod
つまりロリ猫として大事にエロエロすればいいわけだ

191:名無しさん@ピンキー
11/06/05 00:26:42.56 bBzBrkC7
挿入だけがエロじゃないしな

192:名無しさん@ピンキー
11/06/05 00:53:22.32 LAS6cOIK
黒猫三姉妹をじっくり自分好みに開発していく…
最高ですね

193:名無しさん@ピンキー
11/06/05 02:00:36.00 oMQ9h/mt
珠希ちゃんにソフトにいじめられたい

194:名無しさん@ピンキー
11/06/05 02:23:35.77 g31QsnsD
おにぃちゃんのおちんちん、おぼうしかぶってますよ?

195:名無しさん@ピンキー
11/06/05 03:26:50.60 G5/U7Ysa
>>192
最高ですね

196:名無しさん@ピンキー
11/06/05 05:17:08.23 dW4zUZEw
しかしよく確認してみると三姉妹だと思ったのは、猫耳をつけた大介・部長・赤城の三人だった。

197:名無しさん@ピンキー
11/06/05 17:06:03.47 vVxBVlMW
瀬ハ

198:名無しさん@ピンキー
11/06/05 19:53:02.50 98ZR0pSR
>>192
逆に黒猫三姉妹に、じっくりと開発されていくのも最高

199:名無しさん@ピンキー
11/06/05 21:59:44.59 vdiZyZqT
あやせに限界まで抜かれるのと
桐乃or黒猫で限界まで抜くの

メガネを集めて顔射と
ロリども集めて足コキ



それとも…          アッー!

200:名無しさん@ピンキー
11/06/05 22:22:12.24 gMoWuVxX
もっとこう、むっちりしたスタイル抜群、お色気担当のきりりんを描写してほしいな

201:名無しさん@ピンキー
11/06/05 22:40:46.05 ejQbJESK
>>200
沙織「・・・」

202:名無しさん@ピンキー
11/06/06 03:36:11.81 3Svu/do8
>>201
とりあえず、ぐるぐるメガネをはずしてみようか


203:名無しさん@ピンキー
11/06/06 04:34:07.17 1P8IEWN0
>>201
そして、きれいなドレスをきてみようか

204:名無しさん@ピンキー
11/06/06 06:15:15.43 cayQS2AJ
>>201
お前仕事してないだろ

205:名無しさん@ピンキー
11/06/06 20:17:57.00 Dcz/LwhH
兄想いの妹桐乃の念願が叶って、兄妹2人きりで温泉旅行に。桐乃は無邪気に兄の愛を求めようとするが、兄は躊躇し肝心な所で逃げてしまう。
悪徳マッサージ師に弄ばれ、悶々と自慰を繰り返して待つ桐乃の前に、覚悟を決めた兄が現れて…。抑えつけていた欲望が溢れタガが外れたように求め合う…。

206:名無しさん@ピンキー
11/06/06 21:52:08.01 zLWk4Lgz
>>203
いや、ドレスはドレスでも
「透け透けドレス」、で下着は「黒のエロエロ下着」でw

207:名無しさん@ピンキー
11/06/07 02:06:09.87 Si9wWYXf
ここまで「ガーター(色は白)」なし

208:名無しさん@ピンキー
11/06/07 04:07:12.23 V3BcBp1k
ガーターは黒に決まってるじゃん


いや、黒ガーターは黒猫で
桐乃は白ガーターか?

209:名無しさん@ピンキー
11/06/07 06:15:42.84 NlxLwTuO
一方沙織はコスプレで来た

210:名無しさん@ピンキー
11/06/07 08:30:39.46 et7iDDcQ
沙織は年下・頼られキャラ・高戦闘能力・メガネがあるからな

あれ?年下以外は一応地味子もあるような・・・

211:名無しさん@ピンキー
11/06/07 13:21:38.10 NlxLwTuO
地味子にはオタ知識とおっぱいがない

212:名無しさん@ピンキー
11/06/07 15:42:52.15 tuQc/hdn
地味子って結構なかったっけ? 沙織ほどじゃないけど

213:名無しさん@ピンキー
11/06/07 17:32:38.18 8+N0T8Fb
巨乳度で言ったら瀬菜ちー>沙織>地味子の順で高火力だったような…

俺妹世界では眼鏡キャラ=巨乳の法則でもあるのか?

214:名無しさん@ピンキー
11/06/07 17:37:15.57 clmafF4U
大介「えっ///」

215:名無しさん@ピンキー
11/06/07 17:55:43.94 apvLT3Ry
部長「えっ」

216:名無しさん@ピンキー
11/06/07 18:25:48.00 gqDdBXOy
部長はともかく、大介さんの胸囲はきっと瀬菜ちーを遥かに上回るだろw

217:名無しさん@ピンキー
11/06/07 22:34:05.79 np5Y2l5s
網タイツから溢れるスネ毛

218:名無しさん@ピンキー
11/06/07 22:50:35.62 gER3JPS4
ブリーフから滲み出す臭気

219:名無しさん@ピンキー
11/06/08 02:13:14.94 YoSVGwyp
>>217-218
おまいら止めれw

220:名無しさん@ピンキー
11/06/08 06:07:30.22 fwcKpT5l
↓大介のエロ画像

221:名無しさん@ピンキー
11/06/08 09:20:37.28 m4AqsHZy
pixivにゴロゴロ転がってるだろw>>大介さんエロ画像

222:名無しさん@ピンキー
11/06/08 21:29:10.95 Jpo2Eacq
本当だw

高坂大介 で検索
54件(R-18 25件)

223:名無しさん@ピンキー
11/06/08 21:41:50.73 7GDv8yqn
に、にじゅうごけん…だと…?

224:名無しさん@ピンキー
11/06/08 22:00:01.55 ToFRDjrf
世も末だな・・
瀬名は喜ぶかもな

225:名無しさん@ピンキー
11/06/08 22:14:49.43 m/kUuPF4
瀬菜の画像より多かったりして

226:名無しさん@ピンキー
11/06/08 22:53:02.51 PbOovL67
>>218
桐「くんかくんか、……お父さんの臭いも悪くないかも」
京「……(泣)」


227:名無しさん@ピンキー
11/06/08 22:56:25.53 Jpo2Eacq
>>225

赤城瀬菜 56件

赤城瀬菜 R-18 8件


エロの需要は大介さん以下でした。

228:名無しさん@ピンキー
11/06/08 23:33:40.44 5Eok/+XN
>>226
ネタにしてもキャラを理解してないとしか言いようが……
京介以外の男に反応する桐乃とかねーよ

229:名無しさん@ピンキー
11/06/08 23:41:38.22 Pdt0q1tK
二次創作や小ネタにすら噛みついちゃう桐乃過激派って

230:名無しさん@ピンキー
11/06/09 00:39:42.15 ifNRGpF0
最近エロ作品無いなぁ・・・つーワケで昨日はこれで抜いた

URLリンク(www.akibaos.com)

231:名無しさん@ピンキー
11/06/09 00:42:38.32 fJfrF4/h
糞猫にはレイプがお似合いだな

232:名無しさん@ピンキー
11/06/09 00:44:20.31 8OA9a210
人の好みにけちはつけんが・・・

俺の理想をまともに描写してるのはクリームとなごみぐらいかなあ。
どれもこれもただやればいい、デレさせればいいって手抜きがひどい。

233:名無しさん@ピンキー
11/06/09 00:44:30.53 fmm0xlje
大介のエロ画像に反応するあやせ

悪くないだろ?友達のオヤジの逞しさにあやせの雌が刺激されて…みたいな?

234:兄さん以外に…… 1/2
11/06/09 02:18:16.75 Z9Bd9rXJ
「お、おい黒猫……やめとこうぜ、勝手に見るなんてさ。バレたら殺されっぞ?」
「あなたは妹の秘密が気にならないのかしら? 心配は無用よ。少なくともあと三十分は帰ってこないもの」
「近所のコンビニ行くだけだろ。そんならすぐ―」
「ええ、だから家の外に、私の妹たちを待機させておいたわ。……っふ。今頃あの女、滑稽に萌え転がっている最中でしょうよ。私と京介がハードディスクをチェックしているとも知らずにね」
「……」
「あら? フォトショップなんて、何に使うのかしら? 妹ゲーではないソフトをインストールしているなんて珍しいわね」
「さあな。加奈子の写真とかいじってんじゃね?」
「あっ……」
「どうした? おまえの妹たちの盗撮写真でもあったの?」
「いえ、違うわ……」
「これは……『漆黒画像フォルダ』?」
「ククク……ついにあの女もマスケラにハマったようね。私から送信するメール全てに、マスケラ画像を添付し続けた甲斐があったというものだわ」
「もはや嫌がらせじゃねーかそれ!」
「とうとうあの女も近親相姦以外で悶えるようになったというわけね。ねえ兄さん、悔しい?」
「は?」
「あの女が、兄と妹の禁断の関係ではなく、ルシシンという不健全なものに没頭するようになったのよ? これは、寝取られたようなものではなくて?」
「……別に、二次元に嫉妬するとかありえねえし」
「あなたの返答のシリアスぶりに私は一抹の不安を覚えるわ……」
「つーかさっさと開こうぜ。パスかかってないんだろ」
「え、ええ……」
「たくよぉ、女どもってのは男の友情っぽいのを見ればなんでもホモカップルにしたがりやがる。どうせこの中にあるのも顎の尖ったハンコぅえっ!? ……なん……だと……!?」
「……ねえ兄さん。どうしてあなたのコスプレ画像が、こんなところにあるのかしら。……しかも大量に」
「……」

235:兄さん以外に…… 2/2
11/06/09 02:22:45.80 Z9Bd9rXJ
「夏コミのときに撮ったのとも少し違うようね……って、こ、これは……!」
「ええ! ちょ、おまっ!」
「ねえ兄さん……」
「な、なにかな?」
「どうしてあなたと、あなたの妹が、マスケラ二期のクライマックスを再現しているのかしら……?」
「……」
「どうして私の顔が、ことごとくあの女のビッチ面に差し替えられているのかしら……?」
「そして、どうしてあなたたち兄妹が、『契約の儀式』を行っているのかしら……?」
「ちょっ待てよ! 俺全裸写真なんか撮った覚えねーぞ! そもそも風呂以外で全裸になったことなんか……あ!?」
「あるのね……」
「一昨日のことだが、朝起きたら何も着てなかったんだ。そんときはさ、夜中に蒸し暑くて脱いじまったのかなー、なんて思ったんだけど……」
「そう……そういうこと……」
「く、黒猫さん……」
「寝取られたのは、私だったというわけね……ふっ、フフフフフ……」
「黒……猫……?」
「―違うわ。今の私は復讐の天使、『闇猫』よ」
「……なぁ闇猫さん。どうして俺のシャツのボタンを外すのかな?」
「この前の『儀式』の続きをするのよ」
「ふ、ふーん。……それからさ、どうして俺のベルトを緩めているのかな?」
「『儀式』に必要なことだからよ。純潔を奪われ、穢れてしまったあなたの魂を浄化するための『儀式』にね」
「そ、そっかー。じゃあさ、ちょっと後ろ、向いてもらえないか」
「はぁ? この期に及んであなたはまだ世迷いご……」

「―ふぅーん。ねぇ黒いの。京介とする『儀式』って、なんなの」
「/(^o^)\」
「あたしにも教えなさいよ。あんたたちが今まで、あたしのパソコンでなにをしていたのかも含めてさ」
「\(^o^)/」



236:名無しさん@ピンキー
11/06/09 02:40:10.29 IJwqhCfk
アキハバラー

237:名無しさん@ピンキー
11/06/09 08:53:53.86 wa8hIaGL
HD見るのはアカン

238:名無しさん@ピンキー
11/06/09 08:54:12.59 5hmNJllq

かわいい

239:名無しさん@ピンキー
11/06/09 17:21:54.80 fJfrF4/h
アキハバラーのセンスが分からない糞猫死ね

240:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/09 20:41:23.73 QVv5W419
過疎ってんなぁここ

241:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/09 20:43:33.25 lveJ9jd4
オワコンだからね

242:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/09 20:53:32.85 wG2f+Kyh
ハルヒはオワコン(終わらないコンテンツ)だったのにね

243:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/09 21:09:45.56 mXikU+qr
焼き畑式のやり方で人気出したからな
残った物は燃えカスだけ

244:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/09 21:13:25.86 LDJyusD4
俺妹は燃えもしなかったがな

245:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/09 22:28:29.40 fmm0xlje
この板のハルヒスレは終わりまくってることで有名なのだが

246:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/09 22:42:41.43 zzKq9LNn
アニメ化をきっかけにだんだんと勢いがなくなっていった感じだなぁ
アニメの監督が黒猫派だったっぽくて、桐乃のキャラが改悪、黒猫の出番増という流れに、
そのくせ脚本が黒猫のキャラもいまいち掴めてなかったみたいで、黒猫すらも結局微妙な感じに。
8話に至っては、桐乃どころか他の全てのキャラが原作とかけ離れた仕様になってる始末
挙句の果てには、そこそこ人気のあったコミック版を、一体何を考えてか黒猫ヒロインに路線変更してタイトルも変更とか、
スピンアウトするにしても普通やらんだろという露骨なあざとさを見せ付けてくるし。

これで萎えるなってのが無理なんじゃね?

247:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/09 22:47:02.18 aLWrxLYa
あのいけださくらの漫画人気あったのか?
原作の勢いで惰性買いされてただけだと思ってたわ…

248:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/09 22:49:37.64 lveJ9jd4
要するに黒猫が戦犯でおk?

249:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/09 22:51:09.01 VLHcfYSp
>>248
戦犯はアニメ監督・構成

250:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/09 22:53:11.84 lveJ9jd4
黒猫寄りに舵切ったのが原因なんでしょ?

251: 忍法帖【Lv=2,xxxP】
11/06/09 22:57:59.48 vrqe8XM9
その黒猫もあっさりと放逐されてしまった……転校ェ

252:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/09 23:01:09.75 q+6hiS/B
>>251
何がしたいのか分からんなw

253:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/09 23:04:07.29 lveJ9jd4
人気低迷の責任取らされたんじゃないの?

254:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/09 23:13:40.37 zzKq9LNn
まあ黒猫がお役御免で放逐の流れは、ある意味予定調和だったんだがね。
この作品が誰と誰との関係性を主軸に置かれているかを思えば。
そこを無視して過剰な黒猫プッシュに走ったアニメ監督やコミック編集部が、一番の戦犯と言えるかもなぁ

255: 忍法帖【Lv=2,xxxP】
11/06/09 23:21:13.42 vrqe8XM9
それ以前の問題だろ。黒猫ルートに入れないなら人気投票とかやるべきじゃなかったw

256:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/09 23:24:26.40 lveJ9jd4
なまじ中途半端に人気が出たのが痛かったな
所詮舞台装置に過ぎないのに

257:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/09 23:24:28.85 /XrNffri
桐乃を米帝に売り飛ばした辺りからおかしくなったw

258:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/09 23:33:22.82 B/qQxamj
人気投票って言うより誘導アンケートって感じだったけどな
もうここからは緩やかなりそれなりになり人気は落ちるだけでしょうよ

259:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/09 23:36:06.80 lveJ9jd4
アンケ誘導してまで超凄いオナニー(笑)を見せつけようとして結果がこのザマ

260:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/09 23:39:12.91 ifNRGpF0
何でここワカメの溜り場になってんだw
人居ないのいいことに住み着いちゃったのか?

261:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/09 23:41:44.97 2PQ0aYVu
赤いのNGしたらすっきり


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