パワポケでエロパロ22at EROPARO
パワポケでエロパロ22 - 暇つぶし2ch400:名無しさん@ピンキー
11/07/10 01:40:59.65 138pw2Lj
「兄貴!いいDVDがあるんですけど、どうっすか?」
野球の練習を終え、帰宅の準備をしていたときのことだった。寺門に勧められたのは、何の変哲もないアニメ映画のDVD。
「風邪の谷のナウい鹿…?ああ、数年前話題になってたな」
「えっ!よく知ってますね。てっきり知らないかと思ってましたけど」
「あぁ。よく電器屋のテレビのCMで見たんだ」
「あ、そうですか…」
冷たい視線を向けられる。仕方もない。放浪時代の情報取得手段といえば、道端に落ちてる新聞を拾い読みするか、テレビは公共の場に置いてあるのを見るしかなかったものだ。
まぁしかし何にせよ、映画は時々武美と見に行く程度。家で見ようというような気も起こらなかった。
「ははっ、まぁあいにく俺はそんなのには興味ないんでな。じゃあ」
 断りの言葉を言い捨て、立ち去ろうとする。…が
「ちょちょ、待ってくださいよ!」
 突然腕をつかまれ、後ろに引き戻された。危うく倒れこみそうになったが、何とか踏ん張って立ち上がる。
「…っとっと、危ないな!何するんだよ」
「いやいや、これバイト先の先輩に借りたんですけど、ホントに泣けるんですよ!血も涙もない兄貴でも、絶対に感動しますから!」
「なに人のこと悪魔みたいに言ってるんだ!」
「おねがいしますよぉ、みてくださいよぉ」
 変な声で懇願してくる寺門。どう考えても怪しかったが、これ以上練習で汗をかいた体でベタつかれるのも嫌だった。
「…わかったよ。借りてみるよ」
「やったぁ!ありがとうございます!じゃあ、返すのは4日後でお願いします!」
 了承した途端ニヤニヤ喜びながらDVDを手渡し、早々に立ち去っていく寺門。ますます怪しい。
「………ま、いいか」
 DVDをバッグの中に詰め込む。まぁ見ずに返してもバチは当たらないだろう、感想聞かれても適当に答えればどうにかなるだろうし。
 そんなことを考えながら帰路に立つ。このDVDが事件を起こすとは、その時思いもしなかった。


401:名無しさん@ピンキー
11/07/10 01:42:06.57 138pw2Lj
事件が起きたのは、その3日後。
日曜日というわけで、練習は休み。武美もカシミールの手伝いに行っている日である。
何もすることがなく、とりあえず野球道具の整理でもしようとバッグをあさっていた時だった。
「…?…なんだこりゃ」
バッグの奥底に入り込んでいた物体を取り出す。出てきたのは寺門から借りていたDVD。
「あ、そういやこれ借りてたな…確か明日返す約束だったっけ」
 妙に懇願してきた寺門の顔が頭によぎる。さすがにあれだけ頼んできたんだから、見ずに返すのは悪いだろうか。
それに、あんなに勧めてきた理由も気になる。こういう娯楽が好きそうには見えない寺門が勧めてきたんだから、よほど素晴らしい映画なのか。それとも、何か裏があるのか。
そんなことを考えながら、DVDのパッケージを開く。
「あれ?なんだこのディスク」
 取り出したDVDのディスクはなぜか表面が油性マジックで塗りつぶしてあった。違和感を感じながら、レコーダーにDVDを入れる。その予感は的中した。
「…何だ…こりゃ」
 テレビに映ったのはアニメではなく、何処ぞとも知れぬ病院の一室。病室にいるのは男性ばかりで、そこに若くスタイルの良い女性が入ってくる。ミニスカートに胸元の大きく開いたナース服。
このDVDが何であるかはその場面で悟ったが、そのときの俺は停止ボタンを押すことが出来なかった。その女優のスタイルが良かったのも要因の一つだが、これが男の性というやつなのだろうか。


402:名無しさん@ピンキー
11/07/10 01:42:56.50 138pw2Lj
しばらく進むと、予想通りおもむろに看護婦が服を脱ぎだし、患者の上にまたがり腰を振り出した。 
「あっ…あん…はぁ、はぁ、…んっ」
 男なら誰でも一度は抱きたいと思うであろう体つきだ。形の整った胸部に加え、細くてすらりとした体。 
こんなナースが誘ってきたとしたら、俺はどうするだろうか。…いや、俺には武美という大切な存在が……武美?
(ブツン!)
頭の中に武美の顔が浮かぶやいなや、反射的にリモコンへと手を伸ばし、レコーダーを停止した。黒くなった画面を見つめながら、大きなため息をつく。
「はぁ……何やってんだ俺。武美っていう大切な彼女がいるってのに、他の女性に情欲を持ってしまうなんて…」
 そのままレコーダーからDVDを取り出し、パッケージへと戻す。すると今度は武美に変わって寺門の顔が頭に浮かんできた。
「…しかし寺門は結局何がやりたかったんだ?アニメDVDとか言いながらこんなアダルトDVD渡してきやがって…訳分からん。ホントに分からん、何やってんだあいつ」
「それは、こっちの台詞だねぇ」

403:名無しさん@ピンキー
11/07/10 01:46:09.52 138pw2Lj
「………………!!!?」
一瞬で体が凍りつく。後ろから聞こえてきたのは…誰の声だろうか。
いや、よく聞き取れなかったなぁ…女性の声だった気がするけど、まさか武美じゃあるまい、まだ帰ってくるには早すぎるし…あ、そうだ。
きっと回覧板か何かを届けに来てくれたご近所の人だ!いや~こまったなぁ変なところを見られてしまって。まぁ、なんとかごまかせばだいじょうぶだろう。
そんな儚い期待を抱きながら、口元に軽い笑みを作り後ろを振り向く。…やっぱり聞き違いではなかった。
振り返った先にいたのは、両手に買い物袋をぶら下げた武美の姿。顔は…なぜか満面の笑みだ。
「お…お早いお帰りですねぇ」
なんとか声をしぼり出す。しかし、何言ってんだ俺
「あはは、今日はなっちゃんがお昼過ぎに帰ってきて『今日はもういいわよ武美、私がやるから。お買い物でもしてきて早く家に帰ってあげなさい、小波さんが家で寂しがってるんじゃない?』って言ってきてくれたから、お言葉に甘えさせてもらったの。
でも、小波さんは別に寂しがってなかったみたいだね♪」
 ザクリ。鋭いナイフが俺の左胸に突き刺さる。未だに武美の表情には笑みが浮かんでいる。
「い…いつから……」
 息絶え絶えになりながら、もう一度言葉をしぼり出す。最早何を言うべきかもわからなかった。
「さぁ?確かあのナースさんが服を脱ぎだした頃だったかなぁ~?」
「……………(バタッ)」


404:名無しさん@ピンキー
11/07/10 01:46:46.18 138pw2Lj
その翌日、グラウンドに着くと俺はまっしぐらに突撃した。
「じもぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん!」
「あ、兄貴。どうしたんすか?」
 ストレッチをしながら、何食わぬ表情。そこに問題のDVDをつきつける。
「…どういうことだ、こりゃ」
「あ、見てくれたんすね!なかなかいい体してますよね、あの娘」
「あのな…そうじゃなくて、なんでこんなことやったんだ」
「へ?」
 ぽかんとした表情をする寺門。その顔面をバッドにぶん殴ろうという衝動が起きたが、なんとか抑えきった。しかし寺門の口から出てきたのは、衝撃の告白だった
「あはは、ドッキリですよドッキリ!実際はバイトの先輩から借りたんじゃなくて、中古で売ってあったのを買ったんですけどね。アニメの映画のパッケージは拾ったものなんすけど…」
「ドッキリ…だと…」
 怒りをこめながら言葉を放つ。しかし、寺門はその怒りに気付かず言葉を続けた。
「ええ。喜んでくれるかなぁ~って思いまして。俺もうあの娘にはまっちゃいましてねぇ。あの娘の作品集めてるんすよ。兄貴も気に入ったんならまた2本くらい貸しま…」
「バカヤロー!」
 思わず、右頬を殴りつける(さすがにバットではなく拳でであるが)
 寺門は勢いよく後ろに倒れこんだが、すぐさま体勢を立ちなおし起き上がった。
「痛いなぁ…何すんだよ兄貴!」
 頬を押さえながら、驚いた表情でこちらを見つめる寺門。
「あのなぁ…お前のせいで…俺は……ぐっ」
 不意に目頭が熱くなる…が、こんなことで泣くまいと歯を強く食いしばった。近くでキャッチボールをしていたチームメイトの視線を感じる。…何やってんだよ、俺
そんな俺を見てからか、寺門が申し訳なさそうにこちらに近づいてきた。
「すいません…あれっすかね、ナースものは苦手だったとか…」
 で、何を言ってんだお前は
「申し訳ありません!今日は練習後ラーメンでもおごりますから、元気出していきましょう!」
「…替え玉頼んでもいいか?」
「いいっすよ、勿論!…じゃ練習に」
「チャーシュー大盛りにしてもいいか?」
「え、あ、はい、いいっすよ」
「餃子も頼んでいいか?」
「…チャーハンもつけましょうか?」
「ああ、すまないな」
「…じゃあ、練習始めましょうか」


405:名無しさん@ピンキー
11/07/10 01:47:14.05 138pw2Lj
…というわけで、その日はなんとか青草とキノコのソテー、一尾魚つきという夕食を避けられた。残りの6日間は粗末な食事で生活することになるのだが。

武美との関係はというと、事件当日こそ会話が少なくなっていたが、その翌日からは普通に話しかけてくれるようになった。
食事の時間こそ「そろそろご飯の支度してきたら?」という感じでそれとなく追い出されるのだが、食事を終えて帰ってくると「おかえり~」と笑顔で迎えてくれた。
なんとなくそのときが辛かったりもしたのだが。
 
事件から1週間後の朝、「おはよ~、ご飯出来てるよ」という声で目を覚ました。
約束どおり自給自足期間は1週間で終了。料理の内容も焦げた卵焼きやらパン1枚だけやら悪意の込んだものでもなく、今までどおりのもの。
見た目も今までどおりいびつだったが。
と、そんなこんなでその日からはいつも通りの武美との生活が帰ってきた…という訳ではなかった。
別に態度が冷たいわけではない、以前と比べて会話が減ったわけでもない。
ただ、武美の秘密を知った日からほとんど欠かすことのなかった情事は、完全に日々の生活パターンから抜け落ちていた。


406:名無しさん@ピンキー
11/07/10 01:49:06.80 138pw2Lj
そしてあの事件から2週間後、日曜日。
俺は風呂に入りながら考えにふけっていた。
(ダメだよな…このままじゃ)
ほとんど今までの生活と同じだ。しかし、拭いきれない違和感がある。
このまま煮え切らない関係を続けるわけにもいかない。
(これからの生活の為にも、きっちりこの件にはケリをつけとかないと)
武美と話をしよう。そう決意して、俺は浴槽から出た。

「あ、小波さん、はい!」
「?…なんだ、これ」
「見てわかんないの?牛乳だよ、牛乳!」
 武美が差し出してきたのは、コップいっぱいに注がれた真っ白な牛乳。
見て分からなかった訳ではないが、差し出してきた意図がよく分からなかった。
「風呂上りに冷たい飲み物をグイッっていくのって、やっぱロマンだよねぇ。ビールもいいんだろうけど、やっぱ風呂上りは牛乳でしょ!牛乳なら9歳のあたしでも飲めるしね」
 妙にニコニコ笑顔で話しかけてくる武美。断る理由も無いので、とりあえず受け取り一気に口に流し込んだ。
「おおっ、いい飲みっぷりだねぇ」
「んぐっ、んぐっ…ぷはぁ。牛乳を飲むってのは久しぶりだな」
 俺からコップを受け取った武美はそのままコップを流し台へと持っていった。
ルンルン調子で戻ってきた武美に、とりあえず声をかけてみる。


407:名無しさん@ピンキー
11/07/10 01:49:57.74 138pw2Lj
「あのな、武美…」
「あ、そういえば今日見逃せないドラマがあるんだった!」
 武美は俺の呼びかけを無視して、テレビの電源をつける。聞こえなかったのだろうか、それともわざと無視したのか。何にせよ一度決めた以上、今日中に決着をつけねばならない。意を決して再び武美に話しかける。
「なあ、武美」
「このドラマ、脚本家が良いんだよね。前回のこの人のドラマだってありふれたハッピーエンドじゃなかったし。一緒に見る?」
 間違いない。女の勘というやつなのだろうか、何か仕掛けてくるであろうことに勘づいている。何か話したくない理由でもあるのだろうか。
だが参ってもいられない。先ほどの誘いを無視して今度は強い口調で話しかけてみる。
「ちょっと武美。話が……うっ!?」
 その瞬間、目の前の世界がうねり始めた。頭に鈍い痛みを感じる。
「なんだ…こりゃ……」
「小波さん!大丈夫!?」
 思わず倒れこむ。額を押さえながら見上げる先には、武美の姿。
だが心配している様子はない。むしろしてやったりというような顔をしている。
「これは…一体どういうことだよ…」
「えへへ、さっきの牛乳にちょいと睡眠薬を入れといたんだ♪大丈夫、別に副作用はないから」
「なん…で……」
「何が起こるかは、目覚めてからのお楽しみで~す♪」
にこにこしながら手を振る武美。小悪魔のような表情だ。若干の不安と恐怖に襲われながら、俺の意識はフェードアウトしていった。


408:名無しさん@ピンキー
11/07/10 01:50:38.46 138pw2Lj
「んん…」
 目の辺りに光を感じ、眠りから覚める。そのままゆっくりと目を開く。
「…どこだ、ここは」
 仰向けの状態で、天井を見やる。背中には布団の感触。しかし、いつも寝ている敷き布団の感触ではない。
部屋の電灯は消されていて、ついているのはベッドのそばにあるステンドライトの光だけだったが、それでも部屋の半分くらいは照らし出されている。
ステンドライトのそばに置かれてある目覚まし時計に目をやると、針は午前3時を差していた。
不意に、眠る前の記憶が頭の中をめぐる。風呂上り、牛乳、ドラマ、睡眠薬、笑顔で手を振る武美の姿……そうだ、こうしちゃいられない。とりあえずここから出て武美を問答しないと。そう思い、起き上がろうとした途端
「………!!?」
 手が動かない。何かに縛られているような感じがした。
「ぐっ、なんだ、こりゃ」
 なんとか体を反転させて両手の先を見やる。縛っていたのは一本の細長い縄だった。手首の先をがんじがらめにされ、並大抵でほどけそうな感じではない。
縛られた先は木製の短い柱のようなもの。そこで俺が寝かされていたのはベッドの上だったということに気付いた。
「これは…いったい…」


409:名無しさん@ピンキー
11/07/10 01:52:19.07 138pw2Lj
「こ、な、み、さ~ん♪やっと起きましたかぁ」
「……?」
 聞こえたのは武美の声。声のほうを見やると、ライトで照らされされていなかった暗闇から一つの人影が現れてきた。
もちろんそれは武美であった…のだが、どうも様子がおかしい
「あれぇ、どうしたんですか?」
「どうしたんですか…じゃないだろ。なんだ、その格好」
 ボタンのついた薄手の白衣に、純白のナース帽。俺の目に飛び込んできたのは、ナースコスプレをした武美の姿だった。
(ナース……ん…?………!!)
 突然額に冷や汗が走る。確か武美にバレたあのDVDもナースの……まずい、何か企んでる……そう感づくやいなや、一人で焦る俺を尻目に武美は俺の額に手を当ててきた。
「だいじょうぶですか?顔色が悪いみたいですけど」
 そのまま屈みこんで、顔を近づけてくる武美。思わず目をそらしたが、その先に飛び込んだのは
「な…!」
 武美の胸だった。ナース服のサイズが合わないせいか、2つの大きな胸はいつも以上に自己主張をしている。
「う~ん、顔が赤くなってきましたねぇ。少し熱っぽいみたいですよ?」
 笑顔でこちらを見つめてくる。いたずらっ子のような幼い笑みに、それに似つかない大きく実った2つの胸。
下半身が徐々に熱くなってくる。あの大きな胸にむしゃぶりつきたい、揉みしだきたい、自分の欲望を満たしたい。2週間近くご無沙汰の俺にとって、そんな気持ちを起こすのにはこの程度の誘惑で十分だった。
勢いよく起き上がり、間髪入れず武美をベッドに押し倒す……そんなつもりだった。が
「うぐっ!?」
 あまりに間抜けだった。飛び起きようと手をベッドにつけようとするが、つくはずもない。縄で縛られているのだから。
情けなくもがく俺に対して再び武美は笑顔を向ける。
「だめですよぉ、勝手に動いちゃあ…ん?」
そう言うと突然武美はベッドに飛び乗り、勢いよく俺の下着をずり下ろした
「なっ……?」
「あらあら、こんなに大きくしちゃって」
 下着の抑圧から解放された俺の男根は、天井を向いて大きく膨らんでいた。
自分の準備は出来ているのに、目の前に愛する女性がいるというのに、欲望を満たせない空虚感。 
「正直に言ったら、いいことしてあげますよぉ?」
おもむろに自分の胸を揉みながら誘惑する武美。我慢の限界に達した俺は、遂にプライドを捨てた。


410:名無しさん@ピンキー
11/07/10 01:54:42.64 138pw2Lj
「は…早くしてくれ…」
「え、何をですか?」
 おのれトボけるかぁ!わざとらしくキョトンとする武美に、そう言いそうになった。じわじわと体が震えだす。怒りからではなく、抑えきれない欲望からだ。
「はっきり言ってくれないと、分かんないですよぉ。それにちゃんと『~してください』って言ってもらわないと」
「パイズリ……してください…」
「え?なんていいましたか?」
「武美さんのおっぱいで、パイズリをしてください!」
「はいはい、よくできました~♪」
 笑顔を見せながら頭を撫でてくる武美。完全にペースに飲まれてしまったが、そんなことは気にしていられなかった。
そのまま武美はボタンに手をかけ、一つずつゆっくりと下ろしていく。一つ一つ外されていくたびに露わになる武美の谷間。胸近くのボタンをいくつか外した辺りで、武美はベッドに跳び乗ってきた。
バストトップは見えないにしろ、2つの胸が作り出す美しい谷間を見るだけで、俺の男根の大きさは限界に達した。
「…は、早く」
「はいはい、いまやりますよぉ」
親指をあてがい、谷間を押し広げてゆく。そしてその谷間にゆっくりと俺のモノを包み込んでいく。深く入り込んでいくにつれて男根を刺激する柔らかな感触。深く包み込まれていくたびに、俺の体は快感で震えた。
「ぐっ……はぁ…はぁ…」
「は~い、それじゃいっきますよぉ!いっぱい出して、元気になってくださいネ♪」
「は…はい…」
 なすがままにされている俺を見るのが楽しいのだろう、武美はくすくすと笑いながら両手で胸を挟みながら、ゆっくりと男根を刺激していく。
なんとも言えない柔らかい感触に挟み込まれるたびに、思わず息が乱れていく。
「くぁ……はぁ…」
「どうですか?気持ち良いですかぁ?」
「は…はい…気持ち良いです」
 笑顔で問いかけてくる声。男としてのプライドうんぬん以上に、こらえきれない欲望を満足させることの方が俺にとって重要だった。
「もっと激しくしてくださいって言ったら、もっと強く挟んであげますよぉ?」
「……なんだって…?」
「あっ、従わない気ですか?いいもん、それじゃしてあげないから」
「な…も、もっと激しく…してください」
「は~いわかりましたぁ」
 そう言うと武美は胸を鷲摑みするように持ち換え、円を描くように胸を動かしだした。最初は遅く、徐々に刺激のスピードを速めていく。片方では小さく、もう一方では大きく。右胸は左回りに、左胸は右回りに円を描く。
不規則に刺激していく柔らかな感触で、俺のモノは限界を迎えだしていた。
「あん…どんどん小波さんのが熱くなってきてますよぉ。そろそろ限界みたいだし、じゃあトドメを差しますか♪」
 そう言うやいなや、武美は今までにないスピードで、激しく胸で挟み込んでいく。
「うっ…うぐっ……うああああ!!」
 ほんの一瞬現れた理性の健闘もむなしく、俺は大きな叫び声を上げた。一度、二度、三度……大きな脈を打ちながら快感が武美の胸の中へと流れ込んでいく。何度も荒く息を吐く俺に、武美はしてやったりの笑顔を向けた。


411:名無しさん@ピンキー
11/07/10 01:55:42.78 138pw2Lj
「くすっ、なかなか可愛かったですよ、小波さんの声」
「…ぐっ……」
 屈辱的な一声。だが俺はなんと言うこともできなかった。快感の余韻に浸った後、再び考え込む。
結構な量を出したとはいえ、俺の本能は未だに満足しきっていない。しかしこの状況とあっては武美に服従せざるを得ない。ここで俺は、武美の狙いに気付いた。
(プライドか、俺のプライドが狙いかぁ!)
「うわぁ~、すごいいっぱい出ましたねぇ。胸の中がとっても温かいですよぉ♪」
 そう言いながら、胸を引き抜いていく。そしてこちらの目を見て、ニヤリと微笑む。これじゃ終わらせないよ、まだ小波さんのプライドをぶっつぶしてあげるんだから!…と言わんばかりの表情だ。  
(せめて…この縄がほどけたなら…)
 両手をあくせくと動かしてみる。無駄か…そう思った途端
「……………………………!!!?」

「え~っと、んじゃあ、次はそろそろおっぱいを見たいんじゃないですかぁ?ねっ?」
「……………」
「あれぇ?返事がありませんねぇ」
「…そうだな」
「…むぅ?」
 眉をひそめ、怪訝そうな表情でこちらを見つめる武美。
「いやいや、『…そうだな』じゃなくて『はぁはぁ…お願いします…この愚かな風来坊に武美さんの神々しいおっぱいを拝ませてください…』って言ってもらわないと。はいリピートアフターミー!」
「その必要は……ない!」
 にやりと口をゆがませ、瞬時に起き上がると俺は武美をベッドに押し倒した。そのまま仰向けになった武美の方を押さえつける。
…形勢逆転。
「…………ホワイ?」
 先ほどまでニコニコとしていた武美の目は点のようになりこちらに問いかけてくる。その額からは汗が流れ出しており、焦っているのが見え見えだった。
「残念だったな武美…お前が油断しているスキに、縄はほどかせてもらったぜ!」
 ガーン!と言わんばかりに武美の口がぽかんと開く。とはいえ、こちらも狙って出来たわけではない。
快楽に狂っているうちに暴れていた両腕で勝手にほどけたか、それとも本能を押さえる役目を失っていた理性が俺が気付かぬうちに縄をほどかせていたのか。
どちらにせよ、無意識のうちに腕が自由になっていたのは確かだ。
「なんで…そんな…どうして…強く縛ったはずなのに…ひぅ!」
 現実から逃れようとする武美の頬を掌で掴む。反撃開始だ
「第2ラウンドといきましょうか、可愛いナースさん」
「ふぁ……ふぁい……」


412:名無しさん@ピンキー
11/07/10 01:56:54.78 138pw2Lj
凍りついた表情から一転、武美の目は許しを懇願するかのようにこちらを見つめてくる。だがそんな願いをよそに、俺は白衣のボタンをそそくさと外していく。
ボタンの締め付けから解放された2つの胸がぷるんと震える。両胸の間は先ほど流し込んだ白濁の液体でいっぱいになっている。
俺はそれを指ですくうと、ローションのようにそれを胸へと塗り広げた。薄ピンクの乳頭が見る見るうちに硬くなっていくのが分かる。
「ははっ、ほんとにエッチなナースさんだなぁ」
「やぁん…小波さんのスケベ」
「それはお互い様だろ」
 ライトの光に照らされつやつやと輝く2つの胸を、下側からわしづかみにする。プリンのように柔らかな乳は揉むたびにプニュプニュと変形していく。耐え切れなくなった俺は間髪いれず右側の乳頭にしゃぶりついた。
「ひっ…あぁん!もうちょっと優しくしてよぉ…」
「しょうがないだろ…あむ。武美がかわいいからついイジめたくなるんだ…じゅる」
強く吸うたびに武美の口から甘い吐息が漏れる。今度は左の胸へとしゃぶりつく。口中に広がる柔らかな感触。いつの間にか武美の胸は精液やら俺の唾液やらでベトベトになっていた。
口を離し、武美の顔を見やる。赤く染まった顔は既に興奮しきっているように見えた。俺はそれを確認すると、武美のスカートへと手を伸ばした。真っ白なスカートを外した先には、これまた純白の下着が隠れていた。
しかし下着の表面には愛液で出来たのであろうシミが出来ている。
「あらら、せっかくの綺麗な下着にシミができちゃってますねぇ。ほんとにスケベだなぁ、このナースさんは」
 人差し指でコツンと額を叩く。一方の武美は不満げな様子だ。
「はぁ…ちゃんと縄が縛っててくれたなら、小波さんと純白下着ストリップが楽しめたんだけどなぁ…残念だねぇ」
「そりゃ楽しそうだが、こっちとしてもアレ以上むちゃくちゃなセリフ要求されちゃたまらないからな」
 笑いながら返答し、愛液で満ちた場所を下着の上からゆっくりと撫で始める。


413:名無しさん@ピンキー
11/07/10 01:58:40.58 138pw2Lj
「あ…ふぁ…あん…気持ちいいよぉ…」
 快感にもだえる武美の頬をなめると、ぴくぴくと体が震えているのが分かった。イタズラのつもりで、秘部を強く刺激してみる。
「ひゃあ!あっ……ちょ、ちょっとぉ!だからもうちょっと優しく…」
「そんなこと言いながら、体は震えてるじゃないか。感じてるんじゃないのか?嘘を言っちゃいけませんよ、ナースさん」
「ふぁ…こなみさんのいじわ…」
 言葉を言い終えないうちにもう一度ぐっと刺激を与える。その瞬間
「ひゃあ!んあっ…あああああん!」
 武美のびくびくと震えだした。下着のシミが濃くなっていくのが手の先から感じられる。
「…あれぇ?まさかこんなのでイッちゃったんですか?本当に淫乱なナースさんですねぇ」
 再び挑発してみる。反論が返ってくるのかと思ってたが、返ってきたのは意外な言葉だった。
「はぁ…も、もうダメだよぉ…」
「?…なにがダメだって?」
そう問いかけると武美はとろんとした眼をこちらに向けてきた。どうやら限界が来ているらしい。
「あぁん…もう限界だって…早く……」
「え?何を?」
 とぼけた顔で応答する。そしてニヤリと口をゆがませる。ここで借りを返さねば。
「うっ……だ、だから…分かるでしょ…早く…」
「いやぁ、分かりませんよナースさん。はっきり言葉にしてもらわないと」
 うぅぅと下唇を噛みしめる武美。何とか言うまいと耐えていたが、遂に口を切った。
「あん…もう!早くあたしの中に小波さんのを挿れてよぉ!もう我慢できないよぉ…」
「はい、よく言えました♪」
 わざとらしく微笑を浮かべ、武美の額を撫でる。またも悔しげな表情を浮かべる武美。これでおあいこだ。…とはいえ、こちらの欲望も限界に近づいてきていた。


414:名無しさん@ピンキー
11/07/10 02:02:26.75 138pw2Lj
「それじゃ、挿れるぞ」
「うん…お願い」
 ゆっくりと下着を脱がせていく。びしょびしょに濡れきった武美の秘部を挨拶代わりにぺろりとなめると、武美の体が大きく揺れた。
「あぁん!も…もう前戯は入らないから、早くして…」
「はは、分かった分かった」
 こちらが2週間ぶりなら、あちらも2週間ぶりというわけだ。思っていた以上に武美も溜まっていたらしい。言われたとおりにゆっくりと武美の中へと男根を挿入していく。愛液で満たされた武美の膣内は、なんともいえないほど心地よく、暖かかった。
「あん…小波さんのが入ってくる…やっぱり、あったかいなぁ」
「武美こそ。やっぱり武美の中は最高だよ」
 甘い言葉を交し合ったところで、素早く腰を動かしだした。びちゃびちゃといやらしい音が部屋中に響いていく。
「んん…あぁ…あん!はぁ…いいよぉ、小波さんの…とっても…あったかくて……あっ…気持ちいい…」
「俺もだ…武美」
 おもむろに武美が俺の腕をつかんできた。
指先から伝わってくる熱、腰を動かすたびにだんだんと激しくなっていく喘ぎ声、小さなへそ、激しく揺れる2つの胸、そしてとろんとした表情でこちらを見つめる瞳、吐息を漏らす口元、美しくたなびく茶色い髪の毛、首元……
すべてが愛おしく感じられ、俺の欲望は限界に達した。
「くっ…出すぞ、武美。大丈夫か?」
「うん…いっぱい出して……あん…小波さんのがほしいから…んっ…あっ…」
 武美の言葉を聞き、限界の力で強く突き上げていった。快楽の時はすぐさまやってきた。
「くっ…た、武美…うっ」
「小波さん、うぁ、気持ちいい…きもちいいよぉ…ふぁっ、ああああああぁ!」
 武美の中へと欲望が流れ出していく。今日二度目ながらも、俺の男根は何度も脈を打っていった。
そのままゆっくりと倒れこむ。倒れた顔のそばには快楽の余韻にひたる武美の姿。そっと口づけをする。口づけをするがいなや武美は激しく舌を絡ませてきた。それに負けじとこちらも絡ませていく。おそらく10分以上は求め合っていただろうか。


415:名無しさん@ピンキー
11/07/10 02:03:13.57 138pw2Lj
「……ごめんな」
 唇を離し、最初に俺の口から飛び出したのは謝罪の言葉だった。武美はなぜ謝罪されたのか理解できていないようだった。
「…何言ってるの?別にあたしは気持ちよかったけど」
「いや…まだあの件許してもらってもいないのに…こんなことしてしまって」
「……ぷっ、あはははははははは!」
「?」
突然武美は笑い出した。どういう意図か分からずおもわずたじろいでしまう。
「…あの…」
「ははは…やっぱまだ気にしてたんだねぇ、あのこと。あたしは当日で許してあげてたんだけど」
「え?」
「あのDVD、野球のチームメイトから借りたんでしょ?しかも最初はアニメのDVDって伝えられてたとか」
「…知ってたのか」
「あはは、自分で言ってたじゃん」
 思わずぐぅと唸る。なんとか伝えようとした言い訳、それがもとから耳に届いていたとは。
「はは…それに、ちゃんと一言目も聞えてたからね」
「一言目…?」
 必死で頭の中の記憶をたどる…が、思い出せない。疑問の眼差しを向けると、武美は笑顔で答えてきた。
「わかんない?ほらあれだよあれ、え~と確か『何やってんだ俺。武美っていう大切な彼女がいるってのに、他の女性に情欲を持ってしまうなんて』だったっけ。なかなか嬉しかったよ、あの言葉」
 武美の出した言葉が、俺の記憶の闇で隠された部分とリンクする。それと同時に思わず顔が紅潮していくのを感じた。
「あっ照れてるね小波さん!…あれ?泣いてる?」
「ぐっ…な、泣いてないぞ!」
 強がりを見せるが、俺の目が意図に反して潤んでいるのは確かだった。チクショウ、なんだこの気持ちは
「ずるいなぁ、こちとら涙を流せないってのに!」
「あ、あくびだあくび!もう俺は眠たいから寝る!」
「ははっ、照れてる照れてる。かわいいなぁ」


416:名無しさん@ピンキー
11/07/10 02:04:59.97 138pw2Lj
満面の笑みを見せる武美。最後の最後でペースに飲まれてしまったか…まぁいいか。許してもらえたし武美の笑顔をたくさん見れたし、今日はいい一日になった。
と、ここで気にかかることが出てきたので、武美に聞いてみることにした。
「ところで…なんでナース服のコスプレなんかしたんだ?」
 頭に?を浮かべて不思議そうな顔をする武美。
「あと腕を縛られていたのも…やっぱりアダルトDVDを見た懲罰かなにかだよな」
「ん…まぁそうだねぇ。見ることは見たんだから、なんかやり返しときたいなぁっていうのはあったし。失敗に終わっちゃったけどね。…でもコスプレした彼女とエッチするっていうのも、男の人のロマンなんじゃない?」
「う~ん…そういうもんか?」
 すると突然武美はベッドから飛び降り、こちらを向きながら体を一回転させた。…改めてみると、このコスプレ姿はたまらない。ひらりと舞う白衣に豊満な体…さしづめ白衣の天使といったところか。…月並みな表現だが、やはり天使というのがピッタリ来る。
「えへへ、かわいいでしょ~。ネットオークションで安く落としたんだけど、なかなか気に入ってるんだ、これ。あ、そうだ、どうせだったら他のコスプレもしてあげようか?猫耳とか制服とか…あ、小悪魔ってのもなかなかグッと来るね。
あとは警察官とかシスターとか…裸エプロンってのもいいんじゃない?」
 続々と出てくるコスプレの数。武美が変装しているのを考えるとどれもよだれが出そうではあるが…いや、ここはリクエストではなくカッコいい言葉で返してやろう。
「いや…いいよ。俺はそのままの武美が一番好きだから」
「……なにそれ」
 半眼であきれた表情を向けられる。その瞳の奥にちょっと喜びの気持ちが見えたような…気がした。



417:名無しさん@ピンキー
11/07/10 02:11:07.05 138pw2Lj
これで終了です。「コスプレものでも書いてみるか」と思ってとりあえず彼女は自分が一番好きな武美、
コスプレはナースにしてみるかと思ったところ
「ナース=白衣=天使=武美」
というインスピレーションを感じたので書いてしまいました。

反省点としてはナースコスという設定を生かしきれてない、自分は地の文が苦手ってとこです
拙い文章ですが最後まで読んでくださった方がいたら有難うございました

418:名無しさん@ピンキー
11/07/10 02:44:32.11 lSzVov/8
>>417
GJ!
武美はやっぱりかわいいしエロいな・・・

419:名無しさん@ピンキー
11/07/10 08:48:02.62 +egF5KJg
GJ!
やっぱり武美はかわいい


420:名無しさん@ピンキー
11/07/10 10:11:19.37 q2/Esvuj
甲斐も書いてくれ

421:名無しさん@ピンキー
11/07/10 19:02:17.30 6hXuCpRZ
>>417
ニヤニヤした。
風来坊が縛られたままの展開ももうちっと見たかったが攻められる武美はかわいいのう。
GJ。

422:名無しさん@ピンキー
11/07/11 02:13:07.46 +DJ3qqpK
GJ! 武美まじ天使

423:名無しさん@ピンキー
11/07/11 13:43:04.60 22inUsMd
のりかも書いてくれよ

424:名無しさん@ピンキー
11/07/11 22:36:08.79 +DJ3qqpK
さすがにそれは無理だな

425:名無しさん@ピンキー
11/07/11 23:38:16.35 XA0JB9FS
>>417
GJ!
最初強気に攻めてたのに形勢逆転した瞬間しおらしくなる武美かわいい

426:名無しさん@ピンキー
11/07/12 08:19:23.02 w8Rr4068
まとめ見たら、小ネタレベルのも載ってたな。
いやまぁ別に良いんだけどさ。

427:名無しさん@ピンキー
11/07/12 12:23:04.39 DQ/hHXTz
昔からそうだったでしょ、気にする事じゃないさ

428:名無しさん@ピンキー
11/07/12 14:22:02.82 1IdZW2U6
台本形式
アナルセックス
スカトロ

こんな作品でも投下していいでしょうか?

429:名無しさん@ピンキー
11/07/12 15:45:06.51 Uyr+K+B5
小ネタかそうでないかの分け方はいろいろあるしね
気が向いたら、ウィキの作品一覧に作品のkbでも添えとくよ

430:13@有名大学に通う19歳
11/07/12 19:13:01.15 1IdZW2U6
さら「あふ~ん、もれちゃうわ~ん」
ブッピブビビビ、プスッ、ブスゥ~
野グソスポットをさがすさら、果たして見つかるのか?

続く

431:13@有名大学に通う19歳
11/07/12 19:19:06.63 1IdZW2U6
さら「ああ~ん、もうだめ~ん」
ブピュピュッ、ブリュリュリュ、ビチャビチャ!!
ついにウンコする場所を探せず漏らしてしまう

続く

432:名無しさん@ピンキー
11/07/13 00:50:06.11 KvTlBuka
>>429
俺は今のままでも構わないとは思う

433:名無しさん@ピンキー
11/07/13 01:59:42.66 QA+whFIw
まぁよほど酷い物でなければ、全部載せても良いんじゃない?
小ネタ含めてもそこまで数が多い訳でも無いし。

ただ、タイトルはあった方が見つけやすくていいなとは思うな。
必須にしろとか言う訳では無いけど。
特にスレに書いてなければ、載せる時に載せる人が勝手に付けても良いんじゃね?

434:名無しさん@ピンキー
11/07/13 02:05:41.14 7BYGexnQ
いやタイトル勝手につけるのは駄目だろ
余計なことせずに今まで通りでいいだろう

435:名無しさん@ピンキー
11/07/13 02:13:38.97 TyPUetFt
今までそれで問題なかったしね

436:名無しさん@ピンキー
11/07/13 08:30:42.88 QA+whFIw
まぁ確かに勝手につけるのは駄目にしても
スレでの番号だけだと後でもう一回見ようとか思った時に不便だから、何か良い手はないかと思ったんだ。
何か良いアイディア無い?

437:名無しさん@ピンキー
11/07/13 12:36:12.55 KvTlBuka
これ以上はまとめwikiの議論スレで話そうぜ

438:名無しさん@ピンキー
11/07/13 17:38:55.47 czPGcLJt
じゃあ今から、パワポケの女の子の台詞でグッときたものを一人ひとつずつ挙げよう。

俺は天本さんの「夢中にさせてくださいね」だな。

439:名無しさん@ピンキー
11/07/13 18:49:25.99 r0QwQgTj
鈴音の「今日は覚悟を決めて頂きます」とかなんとか。菊野の祝言を断る辺り。

440:名無しさん@ピンキー
11/07/14 13:10:16.98 th6D16oa
台詞というのなら詩乃の「私も、愛しとーよ」に敵うものは無し。

441:名無しさん@ピンキー
11/07/14 13:23:04.46 03mVwlaj
智美が1・3主のサイボーグ化に気づく場面。
「今は、それだけで十分……」

442:名無しさん@ピンキー
11/07/14 14:04:32.05 jmOu0+og
ユイさんの「もう少しこのまま……」

443:名無しさん@ピンキー
11/07/14 22:16:47.21 Z3SLkPLT
さらの「バイバイっ!」
うわぁぁぁぁぁぁいやだぁぁぁぁ

444:名無しさん@ピンキー
11/07/14 23:15:47.73 Eu+ru2yH
麻美の「あの時、ケガをして良かった。って。笑顔で言うよ。ケガをした時の事を思いだしながら、笑顔で言うよ」
月並みかもしれんがグッと来た

445:名無しさん@ピンキー
11/07/14 23:55:53.00 /WAIPm5R
「よ!元気?・・・・・・おまたせ。」
条件も相まって、すごくグッと来た


446:名無しさん@ピンキー
11/07/15 00:19:50.69 0437kgNp
「げ、元気でな!」

447:名無しさん@ピンキー
11/07/15 01:41:27.97 dZpU6aKt
お、七夕のヤツ完結したんだ。
GJ!

448:名無しさん@ピンキー
11/07/15 05:46:20.26 +B/jJwb4
グフフ いやらしいですな

449:名無しさん@ピンキー
11/07/16 01:15:59.48 OaGSBD4d
>>445
確か15人登録が条件だっけ?

450:13@有名大学に通う19歳
11/07/16 14:16:27.17 wfenB8+b
>>431の続き
小波「なんかくせえええええええええええええええええええ?」
鼻が曲がるほどの臭いの先に糞をもらしたさらがいた
小波「もうがまんできねえええええええええええええええええええーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
さらに抱きつきアナルにチンポを入れる

続く

451:名無しさん@ピンキー
11/07/16 14:18:19.73 wfenB8+b
GJ!!
ダイレクトな表現がたまらないな
臭さがこっちにまで伝わってきそうだったぞ

452:名無しさん@ピンキー
11/07/16 14:18:50.25 wfenB8+b
おっと……珍しいなID被りなんて


453:名無しさん@ピンキー
11/07/16 15:11:48.16 1y+Yu16G
ここまで堂々とした自演を久しぶりに見た

454:名無しさん@ピンキー
11/07/16 15:39:30.18 OaGSBD4d
>>453
さわっちゃダメよ

誕生日が判明してるキャラって誰がいたっけ?

455:名無しさん@ピンキー
11/07/16 16:32:31.40 1y+Yu16G
たしかさらは10月18日だった気が…
あれ?違ったかな?
ならばナオも同じだよな…あれ?
うろ覚えでスマン

456:名無しさん@ピンキー
11/07/16 17:14:39.19 y9DA4/FM
明日香:9/14
瑠璃花:9/25
桜空奈桜:10/18
天本さん:10/25
維織さん:10/29

秋生:9月1週
ミキ:9月2週

俺が記憶してる限りではこれぐらいかなあ

457:名無しさん@ピンキー
11/07/17 01:13:13.73 mKg3SQka
見事なまでに秋ばっかw

458:名無しさん@ピンキー
11/07/17 04:19:54.18 Su1QYak8
誕生日を主人公に聞かれて考えるのが面倒くさくて主人公と同じだって言っちゃってなにが欲しい?って聞かれて冗談で子供って言ったらじゃあそうしようってことになって親子全員の誕生日が同じになっちゃう真央のSSを誰か書いて下さい

459:名無しさん@ピンキー
11/07/17 12:02:08.56 qKN/QWHe
裏サクセスものって少ないんだな。色々出来そうで面白そうなのに。
表では彼女同士の絡みが少ない事も多いから、そこもクリア出来るし。
七夕の人の続編期待してるぜ。

460:名無しさん@ピンキー
11/07/17 12:04:52.46 qKN/QWHe
主人公の誕生日イベントは大体あるけど、二年目のは好感度足りなくて起きない事も多いよな。
逆に彼女のは大体一回しかない。

461:名無しさん@ピンキー
11/07/17 21:28:55.97 PBibu66W
7裏の作品が未だ0だったのにワロタ
登場女性キャラは確か秋生に智美、鈴音さん、詩乃、タマちゃん、ようこ先生
仲間以外なら美咲とか綾華さんとかいた気がする
悪いメンバーじゃないのに、なんで書かれないんだろうな

462:名無しさん@ピンキー
11/07/17 21:34:40.34 stDe17KM
お前が書くの待ってんだよ言わせんな恥ずかしい

463:名無しさん@ピンキー
11/07/17 22:16:24.25 qopEwR2E
7裏がサクセス的にあまり評判よくないから、やりこんだ人間が少ないのかも知れない。
それに大正、昭和って、微妙にリアリティがあるから、話の背景にちょっと気を使ってしまう。

464:名無しさん@ピンキー
11/07/17 23:12:56.16 2MuA4HmA
>>459
同じキャラでも表と性格変わってる奴も結構いるし、
いざ書こうとするとそこらへんのギャップで思うように筆が進まんのよね

465:名無しさん@ピンキー
11/07/18 03:16:17.67 Er1TDFq1
天本さんとイルとかが特にだな
逆にレンなんかは割と書きやすかったりするけど

466:名無しさん@ピンキー
11/07/18 09:55:54.29 3X/zscJM
イルはイルで結構貴重なキャラだった

467:名無しさん@ピンキー
11/07/18 11:19:21.85 Gv1NuE3Y
他にキャラが違うというと…大神?エリとかもキャラ付けが足されてるな。
まぁでも性格に大きな変化があるのはイルくらいな気も。

好きなSSを一人一個挙げていかないか?
まとめスレももうかなり膨大な数あるから、全部見るのはきついものがあるし
気付かなかった名作があるなら知りたい。

468:名無しさん@ピンキー
11/07/18 15:41:22.71 lencgAMh
>>467
最近来たさらの「信じること」ってのがいいかも。
非エロだけども、バッドエンドをグッドエンドにするあたりGJだと思う。


469:名無しさん@ピンキー
11/07/18 16:29:24.48 Er1TDFq1
あのバットはバットで味のある物だけどね
下手すりゃトラウマ物だが

470:13@有名大学に通う19歳
11/07/18 16:34:25.13 /p0sWMKs
>>450の続き
さら「あっあ~~ん」
残っている糞が気持ちいいぜ!
グッチュグッチュズチュズチュズッポ~ン
俺は必死にピストンを続けた!
さら「あ~ん、あ~ん」
小波「」うう・・・でるううううううううううううううううううううううううううううう!

471:13@有名大学に通う19歳
11/07/18 17:16:16.43 /p0sWMKs
小波「ふぅ・・・最高だったぜえええええええええええええええええええええええ!?」
ウンコまみれのペニスを引き抜いたが
さら「もっとして~ん」
ブピピッ!!
残り糞が俺の体に降り注ぐ
小波「よし、いくぜーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
こうして夜は更けていった

エンド


472:13@有名大学に通う19歳
11/07/18 17:18:52.72 /p0sWMKs
OMAKE

さらのウンコの臭いについて
とにかく臭い
そして量も多い
極太一本糞を毎日ひりだしているのでアナルも頑丈になってしまった
しかしアナルセックスばかりしているのでゆるくなりよく漏らしてしまう

何か書いてて興奮してきた

473:13@有名大学に通う19歳
11/07/18 17:49:31.67 /p0sWMKs
GJまだー?

474:名無しさん@ピンキー
11/07/18 18:38:17.26 X3VUnKNx
>>467
イルは性格もだけどSS書く側としては口調コピーが超難しい
性格把握できてもあの独特の口調がコピーできる気がしない、関西弁馴染み無い他地域の人間だから余計にな


お気に入りは一個限定か、色々あるけどあえて絞るなら天本さん「平穏な日々」
SS書くようになった大きな要因が平穏な日々だったから思い入れがある、要因は他にもあるけどね

475:名無しさん@ピンキー
11/07/18 20:16:48.75 s7Q8QQuD
お気に入りねぇ
武美の「夏の夜」って作品はたまに読み返してる。おかげで大体内容覚えたけど

エロいながらもストーリーが感動できる話だったよ。
俺もそんな話をいつか書いてみたいわ

476:名無しさん@ピンキー
11/07/18 23:36:42.73 Gv1NuE3Y
レスありがとう。

芳槻さら「信じること」
広川武美「夏の夜」

か。確かにどっちも名作だ。
管理人さんの武美物は全部面白いよな。
「たけみのはろうぃーん」とかも良い感じの長さで、オチもあって好きだ。エロは言わずもがな。

477:名無しさん@ピンキー
11/07/18 23:48:14.20 RKzrHTuc
そろそろ夏をテーマにした作品なんて来てほしいなあ

478:名無しさん@ピンキー
11/07/18 23:53:20.91 8uUq1YsP
どの作品も優劣つけがたい
そういえばもう3、400作品位あるのかすごい量だな

479:名無しさん@ピンキー
11/07/19 00:20:08.59 uDiOtJl6
例年新作はいつ頃発表だっけ
パワポケの為に3DS買ったんだぜ

480:名無しさん@ピンキー
11/07/19 00:24:50.98 2a2JH+sr
>>479
10月くらいだったはず
個人的に14はまだDSで出すと思うけど

481:名無しさん@ピンキー
11/07/19 00:26:34.91 pNC+Ndv7
白瀬の「子供は好きか?」はノンエロだけど一番のお気に入りだな。
明日香の「Re:heating」も好きだ。

482:名無しさん@ピンキー
11/07/19 00:53:31.92 m16/LrAG
エンゼルの「小説は事実よりも奇ならず」はかなり好き。
エロはあっさりしてるが、エンゼルの心情描写が上手い。
維織の「それでも私は寝ている」も設定が好きだ。短くまとまってるのも良い。
非エロだけど桜姉妹の「貴方と出会うまで」シリーズもゲームで明かされた部分を上手くまとめてて良いね。

483:名無しさん@ピンキー
11/07/19 01:18:22.32 oVgSJXx8
このスレは職人に恵まれてるからねえ
俺もいろいろあるけど「バ漣タインデー」がイチオシかな、漣がエロくてたまらん
あと奈桜の20:324-329もいい、奈桜かわいい

しかし最近投下が少ないから、何かしら投下がほしいなあ

484:名無しさん@ピンキー
11/07/19 11:42:56.55 m16/LrAG
バ漣タインデー良いね。ベタと言えばベタだけど発想の勝利だわ。
投下が少ないからこそ過去作を再読というのは良い流れだと思う。

485:名無しさん@ピンキー
11/07/19 12:27:16.88 oVgSJXx8
新たなネタの発展に繋がるかもだしね

486:13@有名大学に通う19歳
11/07/19 19:15:57.41 Wu1z4KrA
◆EqHQZWqzBの作品が出てこなくて◆EqHQZWqzB憤死wwwwwwwwwwwwwwwww
ざまぁwwwwwwwwwwwwww

487:名無しさん@ピンキー
11/07/19 19:40:24.82 TDzZ23Y/
>>477
夏は海水浴とか花火大会とか、四季の中でもネタが豊富なイメージ
最近は保管庫で涼しくなれるような作品読み漁ってるよ

488:名無しさん@ピンキー
11/07/20 00:02:46.45 fhu4BxtP
よーし考えてみよう
みんな、夏といえば?

489:名無しさん@ピンキー
11/07/20 00:07:36.02 tUFoIiUJ
やっぱり海と夏祭りでしょ。アイスネタも捨てがたい
過ぎてしまったけど梅雨ネタで互いにびしょ濡れになって雨宿りとか
夏だから夏菜か夏海で一作書いてみたいな

490:名無しさん@ピンキー
11/07/20 04:09:52.02 bEMpWrPT
以前投稿した七夕SSの続編(というか番外編)まとめスレに掲載しました。
海洋冒険編SSもっと流行るといいなぁ。

491:名無しさん@ピンキー
11/07/20 04:12:47.97 bEMpWrPT
>>489
『夏』目准「………………」

492:名無しさん@ピンキー
11/07/20 08:11:49.83 tUFoIiUJ
>>491
orz
うわー、忘れてた
そういえばそうだった
>>490
GJ
女の戦いは恐ろしいなw

493:13@東京の有名大学に通う19歳
11/07/20 15:53:45.68 tqmgie26
            ゙'.    '.;`i  i、 ノ  .、″
             ゙'.     ,ト `i、  `i、    .、″
                |    .,.:/""  ゙‐,. `    /
             `  .,-''ヽ"`    ヽ,,,、   !
                、,、‐'゙l‐、      .丿 : ':、
               、/ヽヽ‐ヽ、;,,,,,,,,,-.ッ:''`  .,"-、
              ,r"ツぃ丶  ``````   ../  `i、
          ,.イ:、ヽ/ー`-、-ヽヽヽ、-´    .l゙`-、
         _,,l゙-:ヽ,;、、             、、丶  ゙i、,,、
        ,<_ l_ヽ冫`'`-、;,,,、、、、.............,,,,、.-`":    │ `i、
      、、::|、、、ヽ,、、.    ```: : : ```      、.、'`  .|丶、
     .l","ヽ、,"、,"'、ぃ、、,、、、、.、、、.、、、_、.,,.ヽ´    l゙  ゙).._
    ,、':゙l:、、`:ヽ、`:、  : `"```¬―'''"`゙^`     : ..、丶  .l゙ `ヽ
   ,i´.、ヽ".、".、"'ヽヽ;,:、........、           、、...,,,、-‘`   、‐   |゙゙:‐,
  ,.-l,i´.、".`ヽ,,,.".`   `゙゙'"`'-ー"``"``r-ー`'":      _.‐′  丿  ,!
 j".、'ヽ,".、".、"`''`ー、._、、、           、._,、..-‐:'''′   .、,:"  丿
 ゙l,"`"`''ヽヽ"`"`  ```゙'''"ヽ∠、、、、ぃ-`''''": `      、._./`  ._/`
  `'i`ヽヽヽ`''ーi、、、: :                   、.,-‐'`   、/`
   ``ヽン'`"`  : `~``―ヽ::,,,,,,,,,,.....................,,,,.ー'``^    ,、‐'"`
      `"'゙―-、,,,,..、、               : ..,、ー'"'`
           : `‘"`―---------‐ヽ``"''''''""

494:13@東京の有名大学に通う19歳
11/07/20 15:53:51.49 tqmgie26
            ゙'.    '.;`i  i、 ノ  .、″
             ゙'.     ,ト `i、  `i、    .、″
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             `  .,-''ヽ"`    ヽ,,,、   !
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          ,.イ:、ヽ/ー`-、-ヽヽヽ、-´    .l゙`-、
         _,,l゙-:ヽ,;、、             、、丶  ゙i、,,、
        ,<_ l_ヽ冫`'`-、;,,,、、、、.............,,,,、.-`":    │ `i、
      、、::|、、、ヽ,、、.    ```: : : ```      、.、'`  .|丶、
     .l","ヽ、,"、,"'、ぃ、、,、、、、.、、、.、、、_、.,,.ヽ´    l゙  ゙).._
    ,、':゙l:、、`:ヽ、`:、  : `"```¬―'''"`゙^`     : ..、丶  .l゙ `ヽ
   ,i´.、ヽ".、".、"'ヽヽ;,:、........、           、、...,,,、-‘`   、‐   |゙゙:‐,
  ,.-l,i´.、".`ヽ,,,.".`   `゙゙'"`'-ー"``"``r-ー`'":      _.‐′  丿  ,!
 j".、'ヽ,".、".、"`''`ー、._、、、           、._,、..-‐:'''′   .、,:"  丿
 ゙l,"`"`''ヽヽ"`"`  ```゙'''"ヽ∠、、、、ぃ-`''''": `      、._./`  ._/`
  `'i`ヽヽヽ`''ーi、、、: :                   、.,-‐'`   、/`
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           : `‘"`―---------‐ヽ``"''''''""

495:13@東京の有名大学に通う19歳
11/07/20 15:53:55.75 tqmgie26
            ゙'.    '.;`i  i、 ノ  .、″
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496:13@東京の有名大学に通う19歳
11/07/20 15:56:45.52 tqmgie26
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497:名無しさん@ピンキー
11/07/20 18:06:41.66 zn3AjNGQ
>>490
GJ!
エンゼルかわいいよ
13裏は修羅場になりやすいよね

498:名無しさん@ピンキー
11/07/20 18:31:33.06 O6VRL+Kq
>>490
GJ!13裏はカズやらレンやら武美やら人気彼女が多いから作品も増えていくといいな

武美の作品見るたびに思うけど、やっぱり「スタイルいまいち派」と「スタイル抜群派」に分かれてる気がする
どちらでもウェルカムだけどね。

499:名無しさん@ピンキー
11/07/20 18:56:19.56 Tdi6NzQU
>>497
13裏だけでなくここ3作やばすぎだろw

特に12裏は二人行くところまで行き着いてるのが・・・

500:名無しさん@ピンキー
11/07/20 19:25:15.29 VcRS25ch
個人的には11裏と13裏は鈍感主人公がまんべんなくフラグを立てまくった(そして鈍感ゆえに折る)
12裏は行き着くところまでいった感じだな

501:名無しさん@ピンキー
11/07/21 00:31:50.88 8pGd8ktU
>>490
GJ!
さぁ早く、緊縛お仕置きシーンを書くんだ。ページ抜けは感心しないぞ?

502:名無しさん@ピンキー
11/07/21 00:56:37.35 OzKDxueP
12裏主とアマルダさんとイーベルにトモも加えて4Pか…。

え、このベッド三人用?

503:> 是非五十鈴編も見てみたい>>539 GJ! 夏海さんエロイよ夏海さん夏らしいSSで良いなあ これからどんどん投下が来てほしいね



504: 忍法帖【Lv=11,xxxPT】
11/07/24 21:25:53.50 GZdTsNkq
超GJじゃないですか!

505:名無しさん@ピンキー
11/07/24 23:52:04.47 sr1j7uGS
OH……これすごく萌えるんですけど

506:プラゴミ
11/07/25 17:54:04.76 OdumqF8W
久しぶりだねDT諸君!
まあこの世界の神たる僕の崇高なる作品達で
心行くまでめいいっぱい抜きたまえ(笑)

507:名無しさん@ピンキー
11/07/25 19:17:45.99 0fA3NtDf
夏はやっぱり海の作品だな、見てて涼しくなる

さあ次は夏菜か准の作品を待つばかりだな

508:プラゴミ
11/07/25 19:25:15.58 1lDG2v8s
>>554
帰れ偽者


509:名無しさん@ピンキー
11/07/25 20:14:45.94 AnUUcmas
そういえば海ネタの話は多いけど
夏祭りネタの話ってあまり書かれてない気がするなあ


510:名無しさん@ピンキー
11/07/25 20:20:34.78 yHJ0euHz
>>557
夏祭りからどうやってそういうシーンに持っていくかが難しくて…

511:名無しさん@ピンキー
11/07/25 20:29:58.31 y9xVando
>>558
そこで浴衣で青姦ですよ

512:名無しさん@ピンキー
11/07/25 20:33:27.19 AnUUcmas
>>559
13主ならすげえありそうだなw
甲子園終わるのってたぶん8月20日くらいだから
甲子園から帰った後に夏祭りに行くとかありそう

513:名無しさん@ピンキー
11/07/25 21:00:35.22 yHJ0euHz
夏祭りって7月じゃないの?

514:名無しさん@ピンキー
11/07/25 21:16:36.68 0fA3NtDf
場所にもよるんじゃない?
家の田舎なんかは8月にあったりしたし


515:風見
11/07/25 21:19:22.11 GqB0gGAz
俺の公開オナニーSS見るかい?抜けるぜ!?

516:名無しさん@ピンキー
11/07/25 22:57:38.17 /i2DSI3F
>>560
ならば相手は冴花かね。
真琴も捨てがたいが。

517:夏:夏の海空
11/07/25 23:43:51.96 xIW1II4L
覚えていてくださっている方がいるかわかりませんが、夏、投下させていただきます。


518:夏:夏の海空
11/07/25 23:46:57.61 xIW1II4L
sage忘れ申し訳ありません…

―夏は夜。月のころはさらなり―
窓辺から、闇夜を照らす街灯を見つめ、何の一節だったか、と首を捻る。
きっとこの詩の生まれ故郷の遠い昔の夜は、静寂に包まれた趣深いものだったのだろう。
だが、今は違う。元々は星月の独壇場だったはずの闇を、我が物顔で闊歩するネオンサイン。ギラつくカーライトに支配される都会の町並み。
わずかとなった、光の届かない淵では、文字通りの怪物達が闘いを繰り広げている。それほどまでに、今日の『夜』は狂乱で凶悪だった。
最早、『夜』は夏の代名詞の座には相応しくないのかもしれない。かといって、じゃあ代わりにひとつあげろと言われても困るのだが。
「あの」
「……ん?どうした?」
暗色にまみれた俺の思考とは対照的な、明るく、甘く、かわいらしく、そして幼い声に振り返る。
風呂上がりの小さな体が、首をかしげて俺を見つめていた。


519:夏:夏の海空
11/07/25 23:49:37.42 xIW1II4L
「どうしたんですか?そんなに外ばっかり見つめて」
「ああ、ちょっと昔のこと思い出してた」
「また、ですか」
ため息混じりの口調に苦笑する。俺だって一昔前の主戦場は闇の側だった。
サイボーグやアンドロイドと言った、ヒトあらざるモノ達相手に立ち回る日々。
それなりに充実していたし、仕事に疑問を持ったこともなかった。そうとも、確かに『なかった』んだ。
数年前の、あの任務までは―
こうして、俺はよく過去を振り返る。我ながら年寄りじみているとは思うが、それは何もよっぽどの未練があるとかそんな訳じゃない。
ただ、闇に融けるエージェントから光の渦中のプロ野球選手へと。あまりにも変わってしまった自分が、時たまかつての俺を……、
この子の言うところの、『仮面を被っていた』頃の自分を思い起こさせる。それだけだ。だから、今の生活を手離そうなんて気はさらさらない。
今の俺には、野球の無い暮らしなんて想像できない。


520:夏:夏の海空
11/07/25 23:51:56.74 xIW1II4L
それと、もう一つ。
「もう。せっかく久しぶりの二人きりなのに。あのですね、後ろを見返すのはいいですけど、前もしっかり見つめてくださいよ。
今この時に、目の前に居るわたしを」
この子だ。子どもっぽさたっぷりにぷっくり頬を膨らまして、俺を睨み付けているこの子の存在。
依存しきっていた。拠り所だった。野球と同じか、それ以上に。
「あはは、ごめんごめん。子どもみたいに拗ねるなよ」
「あーっ、またバカにして!別に拗ねてなんか無いです!」
うそつけ。
そっぽを向いて口を尖らせちゃって、どこからどう見てもいじけた子どもそのものじゃないか。
「悪かったよ」
溢れる笑いを噛み殺しながら、明後日の方向を向いてしまったこの子の肩を、後ろから優しく抱きかかえる。
心地よいシャンプーの風と共に薫る、この子自身の、柔らかくちょっと甘ったるいミルクみたいな香り。
「あぅ……」
俺のお気に入りの、この子の魅力を一番堪能できるポジション。
向こうも満更でもないのか、気持ち良さそうに俺に体を預けてくれる。
癒しの一時だった。どちらかと言うと、恋人同士と言うより父と娘のような雰囲気だが。
「……なんだか、またバカにしてません?子どもみたいだって」
「へっ?いや、そんなこと無いぞ」

521:夏:夏の海空
11/07/25 23:55:14.94 xIW1II4L
ズバンと図星を撃ち抜かれた。こう見えても(これまた失礼かもしれないが)この子は、時たま妙な鋭さを発揮する。
いつぞやは、白瀬の業務連絡を聞き咎められて、咄嗟に友人の妹だと言って取り繕ったこともあった。
……白瀬、か。
一応、俺と白瀬の関係は途絶えてはいない。
情報処理が専門の彼女は、オオガミの動向を逐一知らせてくれる。頼れる『友人』だ。
だから、たまには飯を一緒に食ったりする。
何だかんだで付き合いも長く、気心知れた仲だ。俺としても、できるだけこの関係は維持したい。
とはいえ、未だに会う度第一声が、『そろそろ別れた?』なのには辟易するが。
「あぁもう、またぼーっとして。なんですか、わたしがそんなに魅力ゼロですか。どうでもいいんですかぁ!」
ああ、折角直した機嫌をまた損ねてしまった。
「そんなこと無いって。どうでもいいわけ無いじゃないか」
「むぅぅ」
「そんなに怒るなよ。ん、じゃあさ、今度は二人で考えようか」
「何をですか?」
「休みの予定。もうすぐオールスターだろ」
「あ、今年も出られるんですか!?あれ、でも……」
「うん、今年の成績じゃ無理かな」
「う、やっぱりそうなんですか。残念です」


522:夏:夏の海空
11/07/25 23:58:19.68 xIW1II4L
「でもその代わりにさ、もう前半戦最後の登板終わったし、しばらくオフが続くんだよ。たまにはどこかにお出掛けしようか」
「あは、良いですねソレ。そうだなぁ、何がいいですかねぇ……」
遠足前の小学生のように、興奮に体を震わすこの子が何とも微笑ましい。
しかし、あのオールスターからもう一年、なのか。
―去年。22勝2敗と圧倒的な数字を残した年。
前半戦だけで12勝を挙げていた俺は、名だたる投手たちと肩を並べ、オールスターに出場を果たした。
大歓声の中、マウンドに立った俺に、この子の声が聞こえた気がした。
あの熱狂的なスタジアムで、4万分の1を聞き分けられるはずがないのだが、その声に導かれるように首を向けると……。
いた、のだ。小さな体を精一杯乗り出して、俺を応援してくれていたこの子が。
感激のあまり無双状態に入った俺は、3回を投げて奪三振7と圧巻の投球で、MVPを手にした。
祝福の壇上でインタビューされた俺は、嬉々として言い放った覚えがある。
「応援してくださった野球ファンの皆さんと、そして何より大切な人のおかげです。」と。
そうして、高揚を湛えたままベンチに帰った俺は、当然のように『彼女教えやがれ』
と同じチームの面々に詰め寄られたわけで。


523:夏:夏の海空
11/07/26 00:00:59.58 xIW1II4L
しぶしぶだが写真を見せてしまったことを、自分の軽率さを、すぐに後悔した。俺だって、初対面の時は中学生くらいだと勘違いしたんだ。
よく考えれば、周りの反応も予想するにやすかった筈なのに。……次第に、写真を取り囲む仲間たちの、不穏な空気を肌で感じた。
背中をつうと汗水が伝う。エージェント時代の危機察知能力は告げていた。

ヤバい、早く逃げろ。

しかし、時すでに遅し。いや、写真を渡した時点で結末は不可避だったのだろう。
結局俺は、何度この子は成人だと説明しても全く聞き入れてもらえず、犯罪者だのロリコンだの好き勝手レッテルを貼られ、
非難半分、妬み半分の拳に轟沈した。その時たった一人だけ、俺の味方をしてくれたクローザーの先輩が居たのだが、
その人も今年から違うリーグに移籍してしまった。
今期は新天地で、どうも思うような投球が出来ていないみたいだが―
「……ですからね、やっぱり夏は花火だと思うんですよ。打ち上げ花火の豪快さも、線香花火の儚さも、どちらもいとをかし、なんですよ」
「へっ?あ、ああ。確かに花火は良いな」
「……次はないですよ」
じと目が痛い。仏の顔も三度まで。しかし、花火か。確かに悪くはないが。


524:夏:夏の海空
11/07/26 00:04:43.95 opL9SV1A
―夏は花火。月の頃はさらなり―

語呂が悪い。何かこう、もっとしっくり来るような二文字のものはないか。ぐるりと首を回し、部屋を見回すと、テレビに繋いだままのゲーム機が目に入った。
こないだチームメイトと遊んだカートリッジが刺さったまんまだ。
何故だかウチのチームで流行しているそのゲームは、相手を爆弾で焼き尽くすという物騒なものだが、
その燃えまくる姿はウチの中継ぎを微妙に揶揄しているかのようで……。

その時、ぱあん、と頭の中で、爆弾が弾けた。

まるでゲームみたいに、弾けとんだ障害物の外郭から、一つのアイテムが浮かび上がってくる。
それは、蒼く、冷涼な、まさに夏にうってつけの……
「海だ。」
「ふぇ?」

―夏は海。月の頃はさらなり―

語呂もぴったり、良いじゃないか。
「海だよ。海に行こう。夏は海だ。」
「……どうしても、ですか?」
「うん。どうしても。」


525:夏:夏の海空
11/07/26 00:06:51.30 opL9SV1A
語呂もぴったり、良いじゃないか。
「海だよ。海に行こう。夏は海だ。」
「……どうしても、ですか?」
「うん。どうしても。」
まったく、何で思い付かなかったのか。夏と言えば海、当然じゃないか。
「やーです……。それだけは勘弁してくださぁい。」
「何でだよ。暑い夏には冷たい海、最高じゃないか。」
「わたし、カナヅチなんですよ……。」
初耳だ。成る程、そりゃ渋るのも無理はない。床にぺったり座り込み、ぶぅぶぅ不満を溢す姿は何とも父性を刺激するもので、
いつもの俺なら光の早さで前言撤回してあげるのだが、今回ばかりはそうはいかない。
「浮き輪があるよ。浮き輪」
「いやです。みっともないじゃないですか」
「そんなこと言わずに」
「いくら頼まれても、ダメなものはダメなんです」
「お願いだ」
「無理です」
「頼むから」
「イヤったらイヤです」
「うっわー」
「……」
食い下がる俺に、撥ね付ける相手。押し問答。元々頑固なこの子だ。真っ向からぶつかってもまず折れないだろう。
「とにかく!海なんてダメです。絶対ダメなんです。さあ、この話は終わりにしましょう!」
駄目だ、埒が明かん。そもそも大人と子どもが口で張り合って勝てるわけがなかったんだ。
グーにはパー、対左には左、子ども相手には……

526:夏:夏の海空
11/07/26 00:09:01.97 opL9SV1A
「かき氷だ」
「!」
「海の家でかき氷を買ってあげよう。どうだ?」
「そ、そんなのに釣られるわけないじゃないですか、子供じゃあるまいし」
「そうかぁ。じゃあ焼きそばも付けたげようと思ったけど、いらないか」
「!!!」
たらした餌は、思いの外効果的だったようだ。
目はぐるぐる、あー、とかうー、とか声にならない音を発して悩んでいて、正直、見てるだけで充分面白い。
後は、しばし待つだけ。この子の天秤が傾くのを。
「……し」
し?
「仕方ありませんね!今回だけ付き合ってあげますよ!」
「おお、ありがとう」
釣れた。さぞかし今の俺は、ひねこびた笑いを浮かべているだろう。
「あー!なんですかその顔は!?べ、別に食べ物の魅力に負けて釣られた訳じゃないんですからね!」
「はいはい」
「本当ですよ!わたしは大人のカンヨウリョクで」
「はいはい」
「だから本当なんですってば!その見透かしたような返事をやめてください!」
「はいはい」
「ぐむむ!わかりましたよ、もういいです、そんなこと言うんでしたら……!?」
チュッ。
小さな唇に、そっと寄せる。
危なかった。少しからかいすぎた。
また拗ねられたら面倒だ。
そのまま、動きの止まったこの子を抱えあげて、ベッドにダイブ。

527:夏:夏の海空
11/07/26 00:11:14.22 opL9SV1A
「ぁ……?」
突然のことに、目を白黒させているこの子に、優しく告げる。
「そんなにカッカするなよ。わかってるよ、俺は。君のことなら、ちゃあんと理解してる。だから、今日はもう寝ようか」
ぱちん。小気味良い音がして、部屋も夜になった。薄い布団に潜り込む。俺とこの子の、二人だけの根城。
どちらともなく向かい合い、交わす二度目の口づけ。
「んん……、ほんとーに、わかってるんですかぁ?わたしの、こと」
「ああ、あたりまえじゃないか」
「じゃ、じゃあ.今からわたしが望むことも、とーぜん、わかってますよね?」
「勿論だ」
会話もそこそこに、柔らかい唇を狙った、三度目の正直の獰猛なキス。狂おしいようにお互いを貪り合う、情熱の儀式。
そうして、理性を捨てた美少女と野獣は、宵の闇に沈んでいった。


528:夏:夏の海空
11/07/26 00:13:52.74 opL9SV1A
青い空。
燦々と輝く太陽。
寄せては返し、流麗な曲を奏でるさざ波。
例のゲームの導き、と言うわけじゃあないが、間違いなくここは海だった。
しかもただの海水浴場じゃない。平日と言えども、夏のかきいれ時に人っこ一人いない、穴場中の穴場だ。
ざざぁ、と海水が足にかかる。透き通るような冷たさが、何とも心地よい。
―久しぶりの休暇だ。久しぶりに、心から楽しめる日が訪れた。思えば、今シーズン前半は苦難の連続だった。
2勝11敗。およそエースらしからぬ惨憺たる成績で迎えた折り返し。
しかし、俺は声を大にして叫びたい。どうして勝てないのか、と。
決して調子が悪いわけではなかった。ここまで完投五、うち完封三。防御率だって2.18と十分責任は果たしている。
なのに。打線の援護が壊滅的で九回二失点で負け、八回一失点で負け、七回無失点でマウンドを降りれば、決まって中継ぎに勝ちを消される。
八回投げきって九十球、エラーのみの自責0で負けなんてのもあったし、
八回までゼロで抑えて、自分でタイムリーを放ち、五点差で後を託してあっさり逆転された時は目を疑った。


529:夏:夏の海空
11/07/26 00:16:38.45 opL9SV1A
「完封したら勝てる」んじゃあない。「完封したら負けない」だけだった。
増えるはずの白星は露と消え、増えないはずの黒星が着々と実をつけていく。
いつかは勝てる。そう思い続けて投げ続けていたが、いつの間にか前半戦が終わってしまった。
勿論、今日の主たる目的はデートだ。久しぶりの遠出を楽しむのが本懐だ。
ただ、気分転換の意味もあった。解放感に浸り、暗黒そのものだった前半戦を忘れ去って、心機一転、後半戦を迎えるために。

(まさかこのまま三勝で終わるってことは……、ないだろ、流石に。)

明るい日光のもと、少し思考が楽観的になった矢先、背中に悪寒が走った。
そういえば、居た。去年、投げれども投げれども勝てず、圧倒的な無援護を誇り、結局三勝十二敗で一年を終えた悲運のルーキーが。

(確か名前が、カミモリ?いや違う。えっと、なんだったか)


530:夏:夏の海空
11/07/26 00:19:33.93 opL9SV1A
「……カロカロ?」
「カロカロって何ですかぁ……?」
思わずこぼれた呟きが、消え入りそうな声に拾われた。か細く、悲痛とさえ思えるその声色。
「いや、なんでもないよ。それより……!?」
何かあったのかと心配して、ふと振り向いて、そして。

―感嘆。

言葉にならない溜め息が、微かに口から漏れた。白を基調に、オレンジ色の水玉やら何やらをあしらった水着。
露出は控えめ、明らかに子供用ぽかったが、その明るい色調も相まってかえってこの子に異常な程マッチしている。
もじもじ恥じらい、しゃがみこんでしまったその姿も、狙ってやってるんじゃないかと勘ぐってしまう程、魅力的で……魅力的?

(いや、違うな)

魅力的。
その形容は、間違ってはいない、が正解でもなかった。
無論、元が美少女なこの子だ。水着姿が様になっていない、と言うわけではないが……。
それでもやはり、表現としては適切ではなかった。
今俺の中に渦巻く熱情は、熟した女性に抱くそれとは似て非なる全くの別物だ。
じゃあ、一体何なのか。この得体の知れない、情欲を焦がし、身震いさせる刺激は何物なのか。
数秒考えて、答えが見つかった。


531:夏:夏の海空
11/07/26 00:21:56.16 opL9SV1A
(ああ、なるほど。……背徳感、か)

百五十に満たない身長。あどけない顔つき。太陽に向かってぴょこんぴょこん跳ねた、鳥の羽毛みたいなオレンジ色の髪の毛。ごくごく緩やかな曲線に形どられた、変化に乏しい腰のライン
。ちょこんとアクセントを加える、かわいらしいおへそ。
そして、何より。
布越しに自己主張するには些か足りない、それ。
この大海原のように、のっぺり平坦な、それ。
良く言えば可愛らしい、悪く言うと貧しい、それ。
だが、薄氷の未発達なそれこそが、この子の特徴を見事に統括していて。結局、この子の魔力は幼さに凝縮されていた。
その『幼艶さ』こそが、俺に、ある種の禁忌的な劣情を感じさせていたのだった。


532:夏:夏の海空
11/07/26 00:24:53.89 opL9SV1A
そ、そんなに凝視しないでくださいよぉ……。」
俯き、しゃがみこんでしまったこの子が、弱々しく呟く。
「ごめんごめん。でもさ、そんなにこそこそして。何がそんなに気になるんだ?」
首だけがもち上がった。突き抜けるような青空とはあまりに不釣り合いな、よどんだ顔色。
未だ熱冷めやらぬ俺とは対照的な、死んだ魚の目が、生気の欠片もない声で答えた。
「……全てが。今この海にいる全てがわたしを嘲ってる気がするんです。思えば、昔からそうでした。小学校、中学校、高校……。
年を追うごとにわたしの仲間は減っていき、残ったのは劣等感だけ。
言われなくてもわかってるのに。わたしがすこーしだけ魅力に乏しいことぐらい。わたしの体はすこーしだけ足りないことぐらい……」
「そんなことないって」
「そうなんです!」
「大丈夫だから。さ、立って。」
縮んだこの子に、手を差しのべる。しぶしぶ繋がれた手をゆっくり引き上げると、驚くほど軽く持ち上がった。
「う……」


533:夏:夏の海空
11/07/26 00:26:55.54 opL9SV1A
よっぽど気になるのか、泣きべそをかいてしまっている。苦笑しながら、繋いだ手をぐっと引き寄せると、そのまま、ぴと、とくっつかれて。胸板に顔を埋められて、ああ、改めて感じる。
乳白の肌のなめらかさは、これ程心地よいものか。
消えてしまいそうな矮小さが、何といとおしいのか。
この密着を許してしまう、あまりに憐れな双実よ。
何てことはない。この子は、足りないことにより完成されていた。
「な、もっと堂々としてたらいいんだよ。」
「……。」
「大丈夫。俺が保証する。美空ちゃんは綺麗だよ。」
ミソラ。それが、この子の名前だ。
ミソラ。声に出すと、より鮮明になる。
あどけない、仮に分類するとしたら「可愛い」類いの名前。
かといって可愛さ一辺倒と言うわけではなく、例えば半月の夜のような、
どこかセンチメンタルな情感の入り込む余地のある名前。
いい名前だと思う。似合っているとも思う。
もっとも、名前が合うかどうかなんて、賭けみたいなものだが、その点においてはこの子は勝利していた。

534:夏:夏の海空
11/07/26 00:29:23.25 opL9SV1A
「……綺麗、ですか。かわいい、じゃなくて」
二つの丸い目が俺を見上げる。期待と、若干の疑惑が合い混じった色を宿して。その目を見据えて、俺は優しい口調で言う。
「そーだ。水着もよく似合ってるし、俺の方が気後れしちゃいそうなくらい、綺麗、だ。」
よほど照れ臭かったのか、固く結ばれた顔が、だんだん赤くなっていく。やがて、一面が朱に染まると、徐々に赤みは引いていった。
そうやって、赤くなって、もどる。
温度計のような流れを三度繰り返し、そろそろ俺がデジカメを持ってこなかったことを後悔し始めたころ、化学反応はようやく止まり、
そして。
「そうですかぁ……、キレイ、ですかぁ……、えへへぇ……」
くしゃっと、綻んだ。破願一笑、心底嬉しそうな表情だった。
「そうだよ。だから、ほら。背筋を伸ばして。」
「えぇと……、こ、こうですかぁ?」
腰に手を当てて、海上にすっくと屹立する姿は、なんとも勇ましい。
見事になだらかな胸丘には、何となくビー玉でも転がしてみたくなる。
きっと一点の引っ掛かりもなく、海へと真っ逆さまに落ちていくだろう。
しかし、褒められてよっぽど感動したのか、端からでも自信に満ち溢れているのがよーくわかる。
その佇まいに満足した俺は、密かに罠を張り、
「どうです?わたし、もっとキレイですか?」

535:夏:夏の海空
11/07/26 00:33:03.28 opL9SV1A
「ああ。堂々としてて、胸を張ってて、最高だ。……まぁ、もっとも」
一旦言葉を切って、
「張る胸は無いけどな。」
一気に突き落とした。
さっきの体勢で固まってしまい、そのまま後ろにひっくり返ってしまいそうなオブジェを見つめると、ふつふつと笑いが沸いてくる。
この子をいじるのは、堪らなく楽しい。

―ざわあ、ざわぁ。

妙に場にそぐう波の声を、二度、三度と聞いた元・オブジェは、ようやく息を吹きかえした。ゆらり、ふらつきながら立ち上がり、
その全身から暗黒のオーラを立ち昇らせて……、
「むがぁ!!」
半分泣きながら、一直線に突進してきた。
が、黙って受け止める体勢に入っていた俺にとって、そしてこの子にとっての誤算が三つ。
一つは、砂浜というのは意外なほど足をとられやすいこと。
一つは、偶然にも波が向かってきていたこと。波打ち際とはいえ、水の抵抗力はなかなかバカにならない。
そして、もう一つは、ちょっとやりすぎたこと。
思ったより傷ついたのか、激情に任せてこの子が突っ込んだ方向に、俺は居なかった。誰もいない、虚空へ向かって走り、途中で足をもつれさせて。
「あ」
べしゃ。
見事に、転んだ。顔から、いった。砂に、埋もれた。
慌てて抱き起こすも、漫画のひとコマのような、余りにシュールな光景にしばし言葉を失う。

536:夏:夏の海空
11/07/26 00:35:14.39 opL9SV1A
えっと……俺のせい、なんだよな、これ。
「あー、美空ちゃん?」
「……」
「その、なんだ、ごめん。」
「むが」
「ちょっと調子に乗りすぎたよ」
「むがむが」
「でも、まさかそんな見事に転ぶとは……」
「むががぁ!むががむがぁ!」「ああごめんごめん!そうです全部俺のせいでございます」
「む」
「ちょっと度が過ぎました。この通り謝ります。ごめんなさい」
「むぅ」
「だからさ、そろそろ機嫌直して、普通にしゃべってほしいなぁ……」
―ざぶん、ざああ、ざああ。消え入りそうな呟きも、波に呑み込まれる。
やっぱりだ。無機質なふりをした、意地悪な波の歌声は、対岸の火事だと言わんばかりにこの非常に居心地の悪い空気を煽ってくる。
……さすがに息苦しくなってきた。
「な、美空ちゃん」
「……追加で」
「ん」
「かき氷、焼きそば、それにフランクフルトを追加で許してあげます。わたしは大人ですから。寛大ですから」
思わずコケそうになる。結局、それでいいのか。

でもそれは、叶わぬ夢なんだよ。

537:夏:夏の海空
11/07/26 00:37:21.11 opL9SV1A
とはとても言えず、代わりに、口を真一文字に結び、ふんぞり返ったこの子を、黙って抱き締めた。
「あ、あの?わかったんならまず返事をしてくださいよ!」
「……」
「そ、それに、ちょっと苦しいです。強すぎます。潰れちゃいます。もっとちっちゃくなっちゃいますよぉ……」
大丈夫。その点は心配する必要ないから。
喉まで出かかったツッコミを、何とか堪える。これ以上意地悪するときっとこの子は拗ねてしまう。
それに、一つ、とても重大かつ残酷な現実を、俺は伝えねばならない。
「あのな美空ちゃん。心して聞いてほしい。」
若干手を緩め、目を見て口を開く。
ただならぬ雰囲気に、自然と静まりかえる空気。
「この海は、穴場だ。今日だって、いくら平日とは言え海水浴シーズン真っ只中なのに、俺達の貸し切りだ。」
「はい」
「もとより、穴場である必要があったんだ。俺は美空ちゃんの水着姿を、どこの馬の骨かも知れんやつらに見せるつもりはなかった。……君は、俺だけの天使だ」
「……はぃ」
ぽっと頬を赤く染めて、微かに頷く。

538:夏:夏の海空
11/07/26 00:40:25.44 opL9SV1A
俺も一つ頷いて、続ける。
「人の出入りが少ない分、砂浜も綺麗だし、気兼ねなく遊べる。なかなか素晴らしいと思ったんだ。ただ、人気がないってことは、つまりだな……」
「つまり……?」
「非常に言いにくいんだが、ここに海の家は、ない。」
ぷちん、ぷちん、ぷちん。
かき氷、焼きそば、フランクフルト。この子を操っていた三つの糸が、呆気なく切れた。
「あ」
ばしゃん。
ささえを失った操り人形は、当然のように、海中に没する。
海が、本日何度目かのちゃちゃを入れていた。

すいません、あと半分強ありますが、予想外に長かったので一旦切らせていただきます。
長い割にgdgdです。
あと、准や夏菜を期待していた方、申し訳ありません。
夏は一番好きなキャラで行かせていただきました。

539:名無しさん@ピンキー
11/07/26 00:42:20.43 9blAbU3t
リアルタイムGJ!
美空はあんまなかったから嬉しいな
続きも期待してる

540:名無しさん@ピンキー
11/07/26 00:46:13.90 uHjuoOVH
これはねぇ
もう思わずGJしちゃうねぇ

541:名無しさん@ピンキー
11/07/26 00:48:41.06 oWA51COl
>>586
おお、GJ
8主と美空の関係がいいね、手玉にとってる感じとかほんわかしててよかった
別に自分の書きたいキャラで書けばいいと思うよ、続きも楽しみにしてます

あと前半部分のネタが凄く濃かったねw
西武流行のボンバーマンや俺達とかコバロリとか武田勝とか加賀とか野球好きにはたまらん

542:名無しさん@ピンキー
11/07/26 01:05:36.18 K20D8XFR
>>586
乙乙。
8主がドSの上にロリコンだww
しかし美空っていいもんだな。

543:名無しさん@ピンキー
11/07/26 01:45:29.08 ZquERP+u

いやあ・・・俺達にロリ様、マケルクーンにカロって本筋以外のネタで笑ってしまってそっちに意識持ってかれるんだがwww

544:名無しさん@ピンキー
11/07/26 02:21:45.66 Fg9aKs6I
投下ラッシュは突然に

545:13@東京の有名大学に通う19歳
11/07/26 13:16:21.05 +aCo6SSH
さらのアナルオナニーを見た小波が発情するという展開でSS書いてもいいでしょうか?
これは傑作になるぞおおおおおおおおおおおお!!

546:夏:夏の海空
11/07/26 22:18:13.47 opL9SV1A
では、続きを投下させていただきます。

547:夏:夏の海空
11/07/26 22:21:28.87 opL9SV1A
天然のゴンドラに揺られ、この子はけらけら笑う。
つい十分ほど前まで足がつかなくて怖いだの、波に浚われそうだの言って、俺を引っ付かんで放さなかったのが嘘のようだ。
「あー、コホン、あー、うーみーはーひろいーなーおおきーいーなぁ―」
よっぽどご機嫌なのか、懐かしい歌まで聞こえてきた。
……上手い。きっちりと音程を捉えている。それに加えて、この子特有のシャボン玉のようにふわふわした声質は、
満ちゆく癒しの粒子となって俺の体に染み渡っていく。天上の響きだった。ともすれば眠ってしまいそうだった。
「つーきーはのぼるーしー」
永眠してしまう前に、満面の笑みで歌うこの子に、遠い目を向ける。
……あの後、硬直してしまったこの子を立て直すのに相当苦労したものだ。
盆と正月とそれからクリスマスを一片に取り上げられ、完全にグロッキー、何を言っても青菜に塩の鬱状態に陥ったこの子を救ったのは、
やはりと言うか、知ってたと言うべきか。

548:夏:夏の海空
11/07/26 22:24:03.60 opL9SV1A
『帰りに。帰りにこないだのお店のスペシャルパフェを買ってください。それまで我慢しますから』
とかく、女の子と言うのは甘いものに弱いらしい。
(ちなみに、パフェと言うのは女のロマンであり、決して子供っぽくなどはない、とのことだ)
「ひはしーずーむー……もう、また!」
何はともあれ、かくして息を吹き返したお嬢ちゃんは、ついさっきの悲嘆に暮れた闇から一転、光のどけき表情で、
朗々と童謡を紡いでいたのだった。
……分かりやすい。あぁ分かりやすい。
この子は、どこまでも自分の気持ちに正直だ。
楽しければ笑い、悲しければ泣き、腹が立ったら怒り、褒められると照れる。
その素直な心がどうしようもなく子どもっぽいのだが、同時にそれは美徳であり、この子の醍醐味でもあった。
そう、それは干したての布団のように暖かで―
あれ?
「…………」
なぜ、この子は怒っているのだろう。
ぷっくり頬を膨らませ、右手を海に垂らし、きっと睨んで俺をロックオン、しなやかに腕を振り。
「えい!」
「わぶっ!」
海水が、俺の目にダイレクトヒットした。
痛い。かなり痛い。

549:夏:夏の海空
11/07/26 22:27:55.75 opL9SV1A
「ま・た・ぼーっとしてぇ!何なんですかもう!そこまでわたしがどうでもいいと!?
わたしみたいなぬりかべは見てもつまらないってことですかぁ!?」
「ま、待て、誤解だ。今の懸想は美空ちゃんのことを」
「もんどうむよう、もんどーむよーですっ!さっきもぼーっとしてたじゃないですか!
大体何なんですかカロカロって!お友達ですか?ガロのキャラクターですか?
それとも踏んでも踏んでももとに戻る亀の骸骨ですか!?えい!えい!えいっ!」
「ぶわっ!た、タンマ!確かにオトモダチだけど面識はない!」
水飛沫の弾幕が俺を襲う。流石にこれは避けきれない。このままだと俺の残機はゼロだ。仕方ない。学生時代以来だが『アレ』の封印を解くとするか。
急遽戦闘体勢に入った俺は、忍者のごとく素早く海中で印を結び、水弾をチャージする。
エネルギー充填80パーセント……対ショック対閃光防御オン……エネルギー充填120パーセント!
「よし、喰らえ美空ちゃん。
拡散坂田砲、発射!」
びしゃん!
「きゃあ!」
「どうだ、見たか美空ちゃん!」
「ケホッ、な、なんですかその威力!ドゥームズデイですか!?メタルストームですか!?」


550:夏:夏の海空
11/07/26 22:31:00.67 opL9SV1A
「いや、この圧縮水弾砲台の名は『拡散坂田砲』と言う。坂田が開発した、あの発禁水鉄砲『DQT2000』に勝るとも劣らない超弩級の砲台だ!
結局拡散するのか圧縮するのかは知らん!」
「誰ですか坂田って!」
「中学の同級生さ!発射!」
「ひゃああ!?ま、負けませんよ!えい!えい!えい!」
「無駄だ。潜伏!」
美空ちゃんの行動を読んでいた俺は、素早く海中に身を潜めた。
「あ、あれ?どこにいっちゃったんですか!?」
いきなり標的が消え、困惑した美空ちゃんを尻目に、俺はゆっくりじっくりと再びチャージを開始する。
三十秒……一分……二分……よし。
美空ちゃんの死角に回り、限界まで水が装填されたのを確認、満を持して俺は潜伏を解いた。
「ど、どこですか?出てきてくださいよぉ!」
「お望みとあらば!」
ふぁ、とちょっぴり泣きそうな顔でこっちを向いた美空ちゃんに、俺は素早くエイミング。
勘弁しろよ美空ちゃん。これこそが、坂田がとある野球(バラエティ)ゲームを参考に開発したと言う、一子相伝の秘技だ!
「いくぞっ!坂田式潜伏射撃っ!!」
最大限に圧縮された水流は、最早砲弾、と呼ぶことすら生ぬるかった。
狂おしいほどの激流は比類なき威力をもって、一直線に対象へと向かう!


551:夏:夏の海空
11/07/26 22:36:25.09 opL9SV1A
「きゃあああ!?」
ばっしゃーん!
豪快な音を立てて、強烈無比な一撃が突き刺さった。
(ふふん、俺の射撃の腕前もまだまだ現役だな。
しかし、ちょっと大人げなかったか。ああ見えて負けず嫌いだからなぁ)
はっはっは、と暫し勝利の余韻に浸っていた俺だが、次第に不味いと感づき始めた。
なんだか、美空ちゃんの様子がおかしい。
「あ、あれ?大丈夫か?」
深く俯き、肩をぶるぶる震わせる姿はとても痛々しく、しゃくりあげてしまっている。
しまった。やり過ぎたか。
「美空ちゃん」
「……」
「ごめん。年甲斐にもなく熱くなりすぎた」
「……」
「あー、その、こんなことしでかした俺が言うのもなんだが、泣かないで……ぶぁ!?」
突如沸き上がった水柱が、ゼロ距離で俺を捉えた。
「やーいやーい!ひっかかったひっかかったぁ!」
やられた!
「くそ!まさか嘘泣きとは……?」
でも、大きな瞳には今にも溢んばかりに、涙が浮かんでいた。懸命にこしらえたのだろう泣き笑いもすぐにしぼんでしまい、
それでもぱっちり二重を瞬かせて強がっていたが、つぅ、とひとすじ、堪えきれなかった雫が海に落ちた。
なんだ。泣いたふりじゃなくて、泣いてないふりじゃないか。

552:夏:夏の海空
11/07/26 22:38:37.68 opL9SV1A
「悪かったよ。男が女を泣かせちゃあダメだよな」
「……泣いてません」
「俺も調子に乗りすぎたよ」
「いいですか、ひっく、わたしは決して泣いてませんから。子どもじゃあるまいし」
「うん」
「わかればいいんですよ。……まったく、あんな足もつかないところで、急に独りぼっちにするなんて、ぐすっ……、
怖くって、心細くって、わたしは、カナヅチなんですよ……」
「ごめん。反省してるよ」
「ああもう、しばらくこっち向かないでください。さっき海水が目に入ったせいで、目が痛くって、
ひぐっ、な、涙が止まらないんですから」
「……わかった」
「それと、わたしはもう疲れましたから、どこか人気のない場所を見つけて、そこまで連れていってください」
妙な注文に首をかしげながらも、俺は黙って従った。
泣く子と地頭には勝てぬ。昔からそう決まっているのだ。


553:夏:夏の海空
11/07/26 22:41:30.98 opL9SV1A
ざぁー、ざぁー。
穏やかなさざめきに耳を休め、遥か地平線を見つめる。
今日俺達をさんざからかってくれやがった海も、たまにはセンチな気分になるのか、静かな雰囲気を更に深める、そんな波だった。
周りを岩場に囲まれた、人気のない入り江。
切り立った崖が生む日陰に、愛する人と二人っきり。
二人だけの楽園、そんな表現が本来ならば似合う筈、なのだが。
つーん。
空気を切り裂く音が聞こえてきそうなほど、あからさまに俺は遠ざけられていた。
―ざぁーん、ざぁーん。
こうなると、静かなさざ波の音も逆になんだかチクチクして、非常に居心地が悪い。
―ざぁーん、ざぁーん。
もしかしてお前。
―ーざぁーん、ざぁーん。
わざとやってるだろ。それ。
―ざぁーん、ざぁーん。
前言撤回。やっぱり根性悪いな、コイツ。
しかし、どうしたものか。
意地悪な海から目を離し、すがるように空を仰いだ。
ちらっと横目で見ると、流石にもう涙はしまっていたが、未だにぷっくり頬袋を作り、
むすっとした表情でひたすらに海を見つめる女の子が映る。
やっぱり、やり過ぎたよなぁ。普段は多少怒らせても誇張でもなんでもなくあめ玉一つでコロッと笑うこの子だが、
ひとたびこのモードに入ってしまうとちょっとやそっとでは元に戻らなくなってしまう。

554:夏:夏の海空
11/07/26 22:43:37.69 opL9SV1A
最後に見たのは確か半年ほど前、久し振りのデートと白瀬の緊急連絡が被り、土壇場でキャンセルとなった時だったか。
しかも緊急連絡と言うのは白瀬の嘘で、何となく喋りたかったから呼んだのだ、と言われて激怒、
結果俺は一日に二人の女に泣かれると言う憂き目にあったのも記憶に新しい。
……あの時は、俺が何を言ってもしばらく口を利いてくれなかった。
でも、この子も心のどこかでは不可抗力だったと分かっていたのだろうか、単に気持ちの整理がつけられなかっただけだったらしく、
一週間後、この子が涙ながらに俺に謝ってめでたく終戦となった。
果たして今回はどうだろうか。悩む間もなく、答えは出た。
非は完全に俺にある。となると、動かねばならんのは俺だ。じゃあどう動くべきか。
そうして自問を繰り返していると、いつの間に頬袋をもどしたのか、ボソッとした呟きが聞こえた。
「……今度は」
「ん?」
「今度は何をぼんやりしているんですか?」
「うん。美空ちゃんに、どうやって謝ればいいのかなって」
どうやら、意外にも向こうから取っ掛かりをくれそうだ。
「別に、わたしはそんなに怒ってる訳じゃないんですよ。わたしは大人ですから」
語尾を強調して、この子は続ける。

555:夏:夏の海空
11/07/26 22:45:07.47 opL9SV1A
「ただ、せっかく二人でデートに来てるのに、わたしを放ってぼーっとしたり、あまつさえ海のど真ん中でひとりぼっちにしたり。
一人の男性として、れ、れでぃーをえすこーとする役目をほっぽりだすのはどうかなー、と思っただけです。ええ、それだけですとも」
ははぁ。
あからさまに俺を詰る口調は、とある予想を抱かせた。
この子はなんとかして、俺より上に立とうとしてるのだろう。普段俺にからかわれてばっかりだから、その鬱憤を晴らすための下克上と言ったところか。
面白い。お手並み拝見といこう。
「ですから、わたしは別に謝ってほしいわけじゃありませんし、そもそも最初から気にしてません。ただ、ペナルティを受けてもらいます」
「ペナルティ?」
「はい。まぁ要するに、わたしの言うことを一つ聞いてくれればいいです。まさかとは思いますけど、断れませんよね?大人なら」
「……ああ、そうだな」
ふむ、と荒い鼻息をふかし、この子は俺に向き合うように体勢を変えた。
さて、何が来る?
「……じゃあ、言いますよ。わたしがいいと言うまで、決してぼんやりせずに、わたしの目を、体を、わたしだけをじっと見つめていてください」
「……へ?うん、わかった」
なんだ、そんなことか。
思いの外かわいらしい要求に若干拍子抜けする。
何やらぶつぶつ呟くこの子に疑問を抱きつつも、俺は命令通り、この子を見つめた。
この子も、俺の視線に応じて堂々と俺を見つめ返して。

556:夏:夏の海空
11/07/26 22:47:24.26 opL9SV1A
じーっ。
互いの瞳が、見えない糸で結ばれた。
……しかし、綺麗な目だ。
美しい二重瞼と、長い睫毛の台座に座する翡翠色の澄んだガラス玉は、この子の映し鏡のように純な輝きを放っている。
一度目が合うと、ピリリ、と電気的な刺激を持って、俺をキャッチして離さない。
成る程。君の瞳は百万ボルトってのは、あながち嘘でもない。ちょっと古いかな、などとぼんやりしていたら、一瞬、この子の瞳が揺らいで、そして、消えた。
「あれ?」
いきなり結合を解かれた俺の視線は宙を泳ぐ。
しかし、それもつかの間、再度目の前に現れた瞳は、先程より明らかに大きく、してやったりといった色を浮かべ、再び俺の視界を奪い去った。
「んむ!?ん……む……」
「ん……っ、みゅ……」
やられた。ようやく俺は、何が起こったか理解した。
この子は始めから狙っていたのだろう。
俺をじっと見据えて、気が抜けるのを見計らって視線を切る。困惑する俺を尻目に、身軽な体躯を活かして接近、そのまま俺の唇をふさいだワケだ。
不意討ちを喰らった俺にはなすすべがない。あっという間に主導権を握られ、なすがままにされてしまう。
圧倒的優位に立ちこの子も満足したのか、そっと唇を離した。一筋の銀糸が、口と口を繋ぐ。いとおしげにそれをしまったこの子の顔を見て、俺は驚愕した。
潤んだ目は虚ろ、頬はほんのりと上気し、はふぅ、はふぅ、と熱っぽい息を吐いている。
俺を見て舌舐めずり、恍惚の表情を浮かべ、それでも尚捨てきれない幼さも手伝って強烈なフェロモンを発散していた。

557:夏:夏の海空
11/07/26 22:48:27.04 opL9SV1A
普段のこの子、夜のこの子。
その両方をよく知る俺から見ても、ここまで性欲に囚われてしまった姿は明らかに異常だ。
これじゃまるで娼婦、いや、発情期の獣そのものじゃないか。
ん、獣……?
―美空、お前は『オオカミ憑き』なんだよ。暗示にかかりやすく、しかもそれが肉体的変質を伴うのさ―
忘れもしない、かつてこの子にニセの幸せを植え付けた元凶、上川達也の嘲笑混じりのセリフが、ふと頭をよぎる。
「あーっ、またぼんやりしてぇ。そんなイケない人にはぁ……、こうですっ!」
「いっ!?つぉ……!」
必死に思索に耽る俺が勘に障ったのか、悔しそうに身を震わせて、この子は俺の想像外の暴挙に出た。
すでに海水パンツの中で天を仰いでいたソレの枷を外し、勃ち上がった剛直を、あろうことか足で挟んだのだ。
むにむに、むにゅむにゅ。
うまいこと緩急をつけ、ぷにぷにの足裏でやんわりと刺激される。
気持ちいい。非常に気持ちいいのだが……
(おかしい。いくらなんでも絶対におかしい)
暗示、特異体質、肉体的変質。頭の中で、三つのピースが行き場を求めふわふわ漂う。
(考えろ!一体この子に何があった?)
カシャリ、カシャリ。記憶のフィルムを巻き戻し、原因を探る。
(確かに泳いでる間はなにもなかったんだ。となると、その後、ここに来てからのはずだ。
二人で海を見つめて、この子に詰られて、こっちを向いてくれと言われて……む?)
そう言えば、俺がこの子を見たとき、この子は何やら呟いていた。
ぶつぶつぶつぶつ、俺に向けて、と言うよりは自分に言い聞かせるように。
(そうだ!あれからこの子は飛びかかってきた。あの呟きは何だ?
仮に俺ならどういう時に自分に語りかける?
先発登板前の一時だ。何のために?
自分を奮い立たせるため、とどのつまり、それは)

558:夏:夏の海空
11/07/26 22:49:47.01 opL9SV1A
―自己暗示。
導きだされた解は、いとも容易く迷える三つのピースを適所へと嵌め込んだ。
間違いない。これで辻褄が合う。
この子は、自分で自分に暗示をかけたのだ。
特異体質にブーストされた自己暗示により、理性のタガを一時的に外したのだろう。
俺に目を見てほしいと言ったのは、過去にそうやって暗示をかけられたことがあるから。
出来るだけ近い状況を再現して、より高い暗示効果を得ようとしたこの子の企みは、見事成功を納めたワケだ。
(まさか、ここまで気にしてたとは思わなかった……、ってのはいじめた方の身勝手な言い分だよなあ。
どうせもうすぐ暗示は切れるだろうし、仕方ない。受け入れるか、この子の『逆襲』)
すると、思い出したかのように激流がやって来た。
思考で誤魔化していた白濁の蠢動が、今にも俺の腹底を突き破ろうとしていた。
……どうやら受け入れようが、受け入れまいが、あまり関係なかったみたいだ。
「ふふふ、あれぇ、なんだかぴくびくしてきましたよぉ?」
「……ああ、そろそろだ」
「いいですよ、思いっきり出しちゃってくださぁい」
爪が甘いなぁ、と思う。相手の望むままに行動させちゃ、せっかく優位に立った意味がない。ま、お言葉に甘えましょう。
どちらにせよ、俺の辛抱も限界なのだから。
「う……、くぁっ……、……ふぅ」
「きゃっ!」
びくんっ!と一際大きく波打ち、苦しげに呻いていた俺のモノは、溜め込んだ弾を発射した。やがて頂点に達し、勢いを失った白濁液は重力に従い落下する。
ぽとぼとぼと。自分の白い肌を汚すそれを、事も無げにこの子は掬い取って、赤ん坊のようにちゅぱちゅぱしゃぶり、押し黙った。
俺もまた、放出の快感に横たわり息をつく。
迎えた一つの区切りに、互いが弛緩していた。

559:夏:夏の海空
11/07/26 22:51:02.21 opL9SV1A
「……どうですか」
「ああ、気持ちよかった」
「そうじゃなくって、わかりましたか?」
「何が」
「いいようにされる側の気持ちですっ!」
ああ、やっぱりそっちか。
実は途中からわざと従ってました―なんて言えるはずもなく 、俺はゴニョゴニョ言葉を濁して、でもな、と続ける。
「俺は決して美空ちゃんを無下にしたことなんてないぞ。
そりゃたまに子どもっぽいなぁって思うことはあれど、本心で君のことをただの子どもと思ったことはない。俺は君のことが、『女性』として大好きなんだ。もはや離れようったって離れられないし、離す気もない。勿論、嫌われたくもないさ」
俺はこの子の目を見る。
この子の焦点はしっかりと俺を追いかけていて、確信した。
もう暗示は切れている。
「そんなことわかってます」
この子は顔を赤く染めて、しかし憮然として言った。
「わたしはとても大切にされてます。わたしは愛されてます。わかってるんです、そんなこと。……子どもっぽいというのは体型以外認めませんが」
体型は自覚あるのか。
「わたしだって大好きです。
離れたくないです。いつだって側にいて、手を繋いでいたいです。だけど、好きだからこそ」
「好きだからこそ?」
「不安にもなりますよ。わたしは自分を省みて、鏡の前の自分を見つめて、本当に恋人なのか、たまーに疑っちゃいます。でも、そんなのは愛の力で吹き飛ばせます」

560:夏:夏の海空
11/07/26 22:52:22.94 opL9SV1A
愛の力。
口に出すのも憚られるほど眩しいフレーズも、この子は息をするようにスッと飛ばす。
「それでも、愛では吹き飛ばせないものだって、それどころか、むくむく膨れ上がる物だってあります。それは、あぁ、また軽くあしらわれちゃってる、って言う悔しさです。ですから!」
すぅぅ。この子は胸一杯に空気を含み、思いっきりふんぞり返った。
「今回のは、言わば仕返しです。逆襲です。下克上です。どうですか、参りましたか!?」
誇らしげに胸を張るこの子。しかし、俺の目が着目したのは、まな板上のふたつのぽっちだった。
起ち上がった二粒の隆起は、貧弱な膨らみの代わりにわずかながらはっきりと水着を押し上げている。
(成る程、これが『肉体的変質』か。……おあえつらむき、だな)俺だってハイ参りましたで終わる気はさらさらなかった。
せっかくこの子の方から仕掛けてきたんだから、不覚は取ったもののカウンターの一発ぐらい入れてやろうと思っていたところだ。
ちょうどいい。にんまり笑い、完全に油断しているこの子を抱き締めた。
「ふむぎゅ、あ、あれ、参ったんじゃなかったんですか!?」「ああ参ったさ。負けて悔しいから、次は俺のリベンジだな」
「そんなのずるい!」
「ずるくなんてないさ。いいか美空ちゃん。敗北と降参は、俺みたいな人間にとっては違うものだ。
前にも言ったと思うけど、俺は必要なら噛みついてでも相手を殺すように訓練されてるんだよ」
「ひっ……」
「……まぁ今のは言葉のあやってヤツだから、そんなに怯えられても困るんだけど、つまり」
慌てふためるこの子の耳元に、息を吹きかける。
「油断大敵」
あまりの展開に目を剥くこの子に、俺は飛びかかった。
さぁ、第二ラウンド開始だ。


561:夏:夏の海空
11/07/26 22:53:40.70 opL9SV1A
「ぷはぁ、美空ちゃんの口の中、すっごく熱いね。とろとろしてる」
「ゃぁあ……、ふ、ふぁ」
「はは、キスだけでこんなになっちゃうか」
「うるさいです……」
第二ラウンドは俺の圧倒的優勢だった。
早々とロープ際に追い詰めてラッシュをかける。
唾液をたっぷり交換して、舌で丹念に蹂躙して。
でも、全てを吸い付くしはしない。
ダウンなんてされたら、テンカウント。そんな猶予をあげる気はなかった。
再び手を伸ばす。今度は胸元、ぴったりフィットの水着の上から、わざと優しく、ふゎっと撫でる。
「ひゃああ、ゃ、あぁ!」
「……ずいぶん気持ち良さそうだな」
「ひぅ……悔しい」
「ん?」
「悔しいんです!何でいっつもいっつも手のひらで転がされるんですかっ!今日こそは上手くいったと思ってたのに……」
「いや、自己暗示ってのは俺も感心したよ?よく考えたと思うけど」
「し、知ってたんですか……」
「うん、途中で気付いた」
ふぐむ、と破裂寸前の擬音と共に、この子は口をつぐんでしまった。
「だからさ、そんなに落ち込まなくて良いんじゃないかな。ただし、リスキーな手段だけどね」
「あ……」
種も仕掛けも、全て把握されてしまったのを知ったのか、肉体の魔術師は硬直した。
その無防備な姿を、文字通り丸裸にしていく。
息を呑む声を聞きながら、俺は嬉々としてセパレートの上パーツを剥きとった。


562:夏:夏の海空
11/07/26 22:55:04.86 opL9SV1A
―ぷるん、には程遠い。ぽよん、ですら過大評価だ。
ぶにゃぶにゃ?いや違う。
「いやぁ……」
「ほら、太陽さんにお披露目だ」
白日のもと、二つの神秘が露になる。
もう何度も目にした、だが見飽きることのない至高の部位。
揉むことはおろか、掴もうとする手すら空を切る、平らな丘。この子の怨嗟と俺の興奮、両方の的。
大人への階段を一段目で踏み外してしまい、それっきり進んでいない。
それがこの子の胸。枕詞はぺったんこ。
「……小さいよな」
「い、言わないでください!」瞳の水瓶に、涙が溜まっていく。
「大丈夫だよ、俺は美空ちゃんのべたんこが大好きだから」
「だからぁ!」
「ごめんごめん泣かないで。お詫びに……はむ」
「ふぁ、あ」
平らな土台に、ピンと屹立する赤の一つを、俺はくわえこんだ。ペロペロ、ペロペロ、舌で転がす。弾く。
充分ねぶった後、今度はそっと手を添えた。
この子の胸は俺の手のひらにすっぽりと収まってしまい、その存在はとても儚いものだ。
しかし、押せば沈む。ぷにぷにと、確かな意地を持って俺に向かってくる。
この子らしい胸をそっと包み、俺は優しく揉みしだいた……もとい、撫で上げた。
次第に大きくなる喘ぎ声。
断続的に吐き出されるこの子の熱は、そのまま俺の悦びに変換される。先程の暗示とはまた違う、
理性と本能の狭間でもがくこの子の表情に誘われて、
明らかに海水ではない液体でびしょ濡れのそこをなぞると、この子が軽く身じろぎした。

563:夏:夏の海空
11/07/26 22:56:42.32 opL9SV1A
水着越しでもはっきりわかる特有の感触に目を細めながら、ゆっくりゆっくり、この子の意識を手繰り寄せていく。決してノックアウトせず、かといって安寧を与えるわけでもなく、なまくら刀でじわじわと。
「んあぁっ!ぁあ!あ、の、わたし、わたしっ!」
しかしながら、『肉体的変質』により異常な感度を得てしまったこの子では、なまくらですら耐えがたかったのか、次第に小刻みに震えはじめた。
どうやら、頂点へと達するためのエネルギーが充填し終わったらしい。
間違いない。今、この子の意識は、股間をまさぐる俺の左手に集中している。
ちょっぴり邪悪な笑みを浮かべて、俺は隠していた右手でこの子の乳首をつまみ上げた。
「ひぁあんっ!ああああああっ!!」
―そう。左はフェイク、本命は右だったんだよ、美空ちゃん。
「お、おっと?大丈夫か?」
「はぁ、はぁ、ふあぁぁ……」死角からの急激な刺激に翻弄され、頂点へとかけ上がったこの子は、腰が砕けたかのようにぺたんと砂浜に座り込んでしまった。
息も絶え絶え、未だ余韻に小さく震えていて、どうやら動けないらしい。
「すごかったな、こんなにおもらししちゃって」
「はぁ……、ぁ、お、おもらしじゃ、ありません」
顔を真っ赤にして反論するこの子。俺は口の端を歪めて笑った。
「本当に?」
「本当にです!」
「じゃあ、何で俺の手はびしょびしょなのかな?」
「う…………」
我ながら意地悪だと思う。知っていても答えられない問いを、答えを知りながら質問するのだから。
恨めしそうに俺を睨むこの子だが、全く怖くない。
「ま、いいか。俺も美空ちゃんの厭らしいトコたっぷり見れたし、そろそろ帰ろっか?」
「えぇ……?」

564:夏:夏の海空
11/07/26 22:57:56.48 opL9SV1A
これも、意地悪だ。
愛撫だけでこんなにまで乱れてしまう状態のこの子が、前哨戦だけで満足できるはずがない。
その辺の性欲は、この子だっていっちょまえに持っている。
「えぇと、浮き輪、浮き輪と。どうした、まだ立てない?」
「……言わなくてもわかるくせに……」
その通り。だけど俺はわざとらしくかぶりをふって、あたかも残念そうに告げる。
「わからないな。きちんと説明してくれないと」
「うぅっ……その、えっと、わたし、すっごくじんじんして、物足りなくて」
ぼそぼそこの子は呟く。
しかし俺は取り合わない。もうワンステップ、この子が登ってくるのを待つ。
「うん。それで、俺はどうしたらいいんだ?」
「ですから、ですからぁっ!」ぱちぱちぱち。だんだんまばたきが増えて、目は充血し、落涙寸前の様相を呈していくこの子。
流石にかわいそうか。そろそろ勘弁してやるか、と思った矢先、この子は唇を噛みしめ、ほとんど泣きながら叫んだ。
「もう我慢できませんっ!このままお預けなんて無理です!
お願いですっ、わたしの中を、わたしのスキマをぐちゃぐちゃに埋めてくださいっ!」
思わずのけぞってしまった。
こんなに童顔の子に、外見だけなら中学生にすら間違われる子に、俺は不浄の象徴とも言えるモノをねだらせたのだ。
僅かな罪悪感と、それを遥かに上回る興奮がブレンドされて、悪寒と熱気が同時にやって来たような、奇妙な感覚を覚える。
「ひぃ、ひっく」
「よしよし。美空ちゃんの気持ちは痛いほど伝わってきたから、もう大丈夫だ。……ありがとう、そして、いただきます」

565:夏:夏の海空
11/07/26 22:59:24.16 opL9SV1A
砂浜を見渡すと、やや背の低い岩があった。
この子を抱き抱え、その岩までエスコート。
「うん。そうやってかがんで、あ、もう少しお尻をつきだしてね、そうそう」
そうこうしている間にも、この子の股部からは止めどなく密が溢れだす。これ以上待たせるのは酷だと思い、この子を覆う最後の布を、俺はそっと取り外した。
「ううぅ……」
恥ずかしそうにこの子は呻いた。これでもう、生まれたままに剥かれてしまったのだから無理もない。
「美空ちゃんのお尻、可愛いね」
体躯に似合った慎まやしかな膨らみ。溶けてしまいそうな乳白色が、俺の網膜を優しく焼き付ける。むにゅむにゅ。半球を右手でつかむと、確かな弾力を持って押し返してきた。
この子だってやっぱり女だ。脂肪のつくべき場所は合っている。ただ単に総量が極々僅かだっただけらしい。
「でも、胸よりお尻の方が柔らかいな」
「ふむっ!」
思いっきり足を踏みぬかれた。「あいたたた……、悪い悪い。でも、たまには良いかも、この体勢」
「なんで、ですか?」
「美空ちゃんのお尻の穴から、いやらしいとこまで全部丸見えなんだ、こっちから見ると」
「ふむぅっ!」
再び襲いくる足を、今度は避けた。
「下らないこと言ってないで、早くしてくださいよぉ……、ひゃぅ」
とっくに決壊してしまったダムがはしたなく水漏れを続け、岩影に新たな溜め池を作る。
その綻びを修繕する前に、もう一度だけ、じっくりこの子の秘所を観察。


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