あの花でエロパロat EROPARO
あの花でエロパロ - 暇つぶし2ch123:名無しさん@ピンキー
13/10/29 08:04:36.55 ID75uWgv
いいぞ腐れビッチどんどんやれ

124:名無しさん@ピンキー
14/03/21 23:38:22.01 rEvtz4+V
アナル

125:名無しさん@ピンキー
14/03/22 01:13:20.80 lgHFhgrq
じんたん

126:名無しさん@ピンキー
14/05/01 16:25:00.22 0Luzlasf
じんたんがめんまれいぷする話

127:名無しさん@ピンキー
14/05/06 20:14:53.48 26QVkYmg
てすと

128:名無しさん@ピンキー
14/05/06 20:20:56.79 3RUIHpD2
さーせん
単純に書くのをサボってたのと、一時期2ちゃんに書き込めくなってたので、投稿できませんでした
2ちゃん書き込めるみたいなんで、「存在論」の続きを投下してみます
全然キリのいいところまでじゃないけどね

129:存在論
14/05/06 20:36:52.78 3RUIHpD2
彼の頷きに、私は思わず顔をほころばせてしまった。嬉しさのあまり、勢いよく彼に抱き付いて、口付けようとする。
だけど、彼は反応を示さなかった。
私は困惑して、彼の顔をじっと見つめる。その顔は何かに苦悶しているのを感じさせた。
この世にいる相手を放っておけなくて。
この世にいない相手に申し訳なく思っていて。
そんな感じだった。
勿論、私は前者の有利を疑っていない。
ただ、彼の想いが後者にとらわれているのだと考えれば、彼が私との行為に積極的になれないのも分かる気がした。
よく考えれば、彼は私の一方的な申し出を許可したのであって、愛し合うことを許したわけではない。
彼の無反応も当然のことかもしれない。その事実に、私は胸を刺されたような気分になる。
だけど、後退するつもりはなかった。彼の心のある部分を変えることは、私にはできないだろう。それはもう、どうしようもないほど分かっていた。
その部分を変えられなくても、困らせたり、歪ませたりすることは出来るんじゃないだろうか。
私との快楽を拒もうとする彼を、私はじっと見つめ続ける。
「こんな時でも、めんまのこと、忘れられないんだ?」
挑発の言葉に、彼は私を見返してくるが、私も彼を見つめ返す。気圧されたのか、先に顔を反らしたのは彼の方だった。
「羨ましいなあ。思われててさ」
私はわざとらしく言ってみせるが、本心からの言葉だった。
「でも、体は素直だね」
私はまた、彼の漲っている部分に手をあてていた。
彼は驚いて体を引くが、その後ろに逃げ場はなかった。彼の背中がロッカーに当たる。
私は焦らずにじっくりと彼との距離を潰していく。
彼の表情が悲壮なものになる。私はイタズラっぽく笑って彼の胸に指を突き付けた。

130:存在論
14/05/06 20:39:27.52 FFxerZLm
「別に怒んないよ、あんたが私に欲情してたって」
「ち、違ーよ!お前に欲情なんか」
「じゃあ、そのテントは何だっつーの」
私はちょいちょいと、彼の股間を指差す。
彼は慌てて、違う、これは、とか言い訳している。往生際の悪いやつ。
「もう観念しなさいよ」
私はそう言って、彼の漲りを力いっぱいに触る。余裕ぶってみせていても、こんな事未だかつてした事ないので、胸はバクバクしていた。
密着した状態なので、彼の掠れたうめき声みたいなものが聞こえた。それを可愛いと思ってしまった。言葉で畳み掛ける。
「さっき、してあげるって言って認めたでしょ。ホントにしてあげるから、じっとしてなさい」
彼は押し黙っているが、やはり抵抗があるようで、股間を触る私の手を自分の手で退けようとする。
でも、経験がないなら抵抗するのも、無理ないかも。AVみたいに男女が出会って即ハメる、という訳にはいかないよね。実際、私にも経験とかない訳だし。
ここは最もらしいこと言って、丸めこむのがいいかもしれない。
彼の耳元でそっと囁く。
「好きな人に、恥ずかしいところを見られてもいいの?」
彼はギュッと目を瞑った。彼の昂ぶりがドクン、と跳ねて、私に存在を主張する。
「ここで私が解消してあげたら、そんな事にならなくても済むんだよ」
彼は苦悶の表情のまま。返事をしないので、また股間を握ってやった。
「わ、分かった」
彼が切なそうに息を漏らしながら言う。
ようやくスタートラインに立てた気がして、私は彼に気付かれないように、胸を撫で下ろした。
「その前にひとつ聞きたいんだけど」
彼の申し出に、私はまた水をさす気かと怪訝な顔になるが、彼の言葉は予想外の威力を秘めていた。
「俺はこういう……経験とかないんだけど、お前にはあるのか?」

131:存在論
14/05/06 20:40:58.25 FFxerZLm
「え?……いやあ、その」
私はしどろもどろになる。見栄を張ろうかとも思ったけど、すぐにバレると考えて、素直に真実を告げることにした。
「私も、経験とかないけど」
途端に彼は呆れた顔をする。私の格好を見て、さらに「本当か?」と訝しむような表情までしてくる。
ひどい。ショックだし、傷付く。
ぶっちゃけて言えば、ケバさと処女かどうかって事は、すぐには結びつかないものだと思う。結びつく瞬間が来てないだけかもしれないけど。
私の友達ふたりのケバさなんて私以上で、どっからどうみてもビッチ。下ネタを大声で言ったりして、自らビッチアピールするほどだけど、ふたりとも絶対に処女だ。上手く説明できないけど、私にはわかる。女の直感ってやつだ。
逆につるこみたいな清楚な女の子が処女だって保証もない。やることはやってそうに思えるし。あの女に先を越されているのかと考えるとなんだか無性に腹が立つが、それはまた別の話。
「じんたん、私のこと、クサレビッチとか思ってるでしょ?」
彼が勢いよく噴き出す。図星かよ。実に心外だ。
「べ、別に思っててもいいよ」
歯ぎしりしながら私はなんとか言葉を紡ぐ。
「でも、思うだけにしてよ。ホントかどうかなんて本人にしか分からないんだから」
彼はコクコクと頷く。今の言葉に本人的にも思い当たることがあるのだろう。
「じゃ、じゃあ、する……から」
改まって言うと、なんだか滑稽な気がした。彼は身構えているけど、私に経験がないと聞いて、警戒心が薄れたように見える。なんだか屈辱だ。
思い知らせてやる、と思ったところで私の体が硬直する。どういう手順を踏めばいいのかわからなかった。
抱きしめても、キスしても拒まれているし、股間にいきなり触るのは気が早すぎじゃ、と思って、それすら既に行ったことに気がつく。
計画では、キスしたり抱きしめたりしてるうちに、なんとかなるってつもりでいたんだけど。そんなに甘くはいかなかった。甘い想いをしてみたかったんだけどな。
感傷に浸っていると、彼がごくっと、生唾を飲み込む音が聞こえた。体はさっきから密着した状態だ。奉仕の開始を告げても、考えこんでしまって何もしない私に、逆に恐怖を感じてしまったのかもしれない。これから何をされるのだろうか、と。
買い被りすぎだ、とおかしくなって私は笑う。それでなんだか気が軽くなった。
結局奉仕なんて、自分のしたいようにやってみるしかない。愛する人への行為だけど、私には練度がないし、私達には経験がない。
なるようにしかならないだろう。なんだかんだいっても彼のチンコ、既に勃ってるし。


「結構期待してるみたいじゃん、あたしに何をされるのかさ」
耳元で囁いてから、彼の喉の周辺を舐めてやる。
彼は、ちが、とかなんとか呟いたけど、私の行為にまた喉を鳴らしてしまって、上手く言葉にならない。
彼の上下したばかりの喉仏に吸いついて、執拗に舐める。
背も私と同じぐらいでどっか頼りなく見える彼も、こういう部分はやはり男の子なんだなあ、と私は思う。

132:名無しさん@ピンキー
14/05/06 20:44:39.94 fzu7SCLg
いいとこなんだけどここまでしか書けてませんでしたわ
次からはホントにファックがはじまってるかと
続き書くかわかんないけどね

133:名無しさん@ピンキー
14/05/07 21:03:02.78 moIXJuCB
ヽ(・∀・)ノ

134:名無しさん@ピンキー
14/05/09 01:00:50.78 nO3Rnkru


135:名無しさん@ピンキー
14/07/01 19:49:13.10 ZEY7kUR+
めんまとじんたん

過疎って居るようなので暇つぶし程度のを(^^;
---------------------------------------
 地元の最底辺の高校に進学する羽目になり、結局、不登校を続けている俺は宿海仁太。
 初夏のせいか今夜は蒸し暑く、そう……こんな時期に幼い頃、仲が良かっためんまは
死んだんだ。

 お母さんがロシア人のハーフでめんまは銀髪碧眼で妖精みたいだった。
 裏山にあった使われて無さそうな小屋を秘密基地に改造して俺ことじんたん、めんま、
あなる、ゆきあつ、つるこ、ぽっぽの6人で超平和バスターズなんて結成して、毎日遊
んでいた。

 そんなある日、俺が基地近くで一人で遊んでたら、めんまが大事な話があるって話し
かけてきた。
「じんたん。あのね? めんまはじんたんのこと、好きなの。じんたんはどうおもう?」
 恥ずかしげに頬を赤らめて、俺のことをきらきらした眼で見つめていた。

 俺はなんか、そう言うのは違うって気がしてた。仲良しだけど、へんなもんに変わっ
ちまうのはイヤだったんだ。だから、
「すきとか、そんなのはへんだよ。ば…ばーか、めんまのばーか!」
「なんで…? だめなの?」
 めんまのつぶらな瞳には大粒の涙があふれ出して、居たたまれなくなった俺はめんま
を置いて逃げ出した。後ろから、あーんあーんって泣き声がずっとしていて、どうした
らいいか判らなくなって、そのまま家に帰ってしまった。

 その夜。めんまの親から電話が掛かってきて、めんまが家に帰っていないので知らな
いかと親に聞かれたけど、どうなったか判らないので知らないって答えた。
 しばらく経ってからまた電話が掛かってきて、警察がどうとか聞こえてきて、怖くな
ってきた俺は留守番するように言われ、親父は懐中電灯を持って出かけて行った。

 あの山の中で、めんまは迷子になっちゃったのかな。怖いだろうな、心細いだろうな
と思ったけど、足がすくんで動けない。
 心臓が変にドキドキして眠れないまま、11時を過ぎる頃、親父は帰ってきた。

「仁太、大変なことになってしまったよ。……めんまちゃんが川に落ちて亡くなった」
 人生で一番ショックを受けたと思う。ほんと、目の前が真っ暗になるんだな。
「な…なんでだよ! 昼に遊んだばかりなのにどうして、どうしてだよぉぉー!」
 俺のせいなのか?! 泣いているめんまのこと放って置いたから、悲しくなってうっか
り川に落ちちゃったのかな。きっとそうだ、そうにちがいない!
 俺は、ずっと泣いていたそうだ。泣き疲れて寝てしまったので俺はよく覚えてない。

 翌日、警察の人が来て、話を聞かれて、もう、何でもかんでも話した。それから俺は、
なにもする気が起きなくなって家にこもっていた。

 数日後、お葬式になって、超平和バスターズのメンバーはみんな泣きはらした目をし
て、俺はめんまのお母さんにいっぱい謝った。青白い顔したお母さんは泣きながら俺の
話を聞いて、何度もうなずいてた。
 あの可愛いめんまとはずっと会えないんだと思うと、もう秘密基地に行く気がしない。

136:名無しさん@ピンキー
14/07/01 19:50:05.07 ZEY7kUR+
 そんなある日、あなるがうちに来てみんなで集まっているから行こう?と誘いに来た。
 親父も行ってあげなさいと言うので、気が進まなかったけどいつもの道を歩いてい
って、秘密基地まで来るとみんない居た。
「じんたんも読んで見ろよ」「めんまのにっきみたいなの」「俺が見つけたんだよ」
 かわいらしい日記帳には、めんまの字で俺たちのことが書いてあった。
 こんなこともあったなあ、あんなこともあったなーと思い出しているとまた泣けてく
る。そして、めんまがしんじゃった日のページを見ると「じんたんのばか」って書いて
あって、どーんとした衝撃が来た。
「おまえ、なにがあったかしってるんだろ? いえよ」「けんかしたの?」
「もしかして、なんかしちゃった?」「俺、ゆるせないかもしれない」
 ゆきあつ、あなる、つるこ、ぽっぽが俺をじっと見ている。口が、すごく重い。
 何度か、ため息をついて、やっと言葉が出た。
「あのさ、めんまがね? おれのことをすきだっていったんだ」
「マジかよ!」「「えぇーっ!」」「てめ、じんたん、やっぱゆるせない」
「その…俺、わけわかんなくなっちゃって、ばーかとか言って逃げた。めんま泣いてた。
 ずっと泣いてたのに逃げて、ごめんっ、きっと、ごめん、俺のせいだぁ!」
 俺がそう言って泣き出したのを機に、みんなで「めんまー!」と呼びながら大泣きし
て、めんまのお母さんにこの日記帳を渡しに行こうぜ!とみんなで行って、お母さんに
感謝された。仏壇に飾られためんまの写真にお線香上げて、みんなで手を合わせたっけ。
 それで気持ちが吹っ切れたのか、超平和バスターズは復活して、また秘密基地で遊ぶ
ようになったんだよな。

 夜になれば人目も減るので引きこもっている俺は散歩くらい出来るようになる。
 今日は、めんまのことを思い出したせいか、いつの間にかに【本間】って表札がある
家の前に来ていた。来て、どうなる訳じゃないのにでも、やりきれない思いが高まって、
でも、俺にはなにも出来ない。頭をふるってなにやってんだと思いながら道を引き返す
となにか…背中を引くような感覚があって、変な胸騒ぎを感じつつ、振り返ってみると、

「…じんたん。どうしたの?」

 街灯もまばらなこの路地に銀色の髪、白いワンピース、ずっと会えなかった懐かしい
顔がそこにあって、こっちを見て首をかしげていた。

「…めんま、なのか? じょ…成仏できてなったのかよぉ」
 ゾーッとした。あの時より背が高くなって、でも、めんまに間違いない…と思う。
「じょうぶつって、なに? それより、さ、じんたんのうちにあそびにいきたいな」
 そう言って手を繋いできたけど、触れるよ。華奢でひんやりしているけど、確かに、
幽霊じゃないと思う。
「いたいよ、じんたん。ねぇ、だめなの?」
 あの時のことがフラッシュバックした。今度…今度、冷たくしたら、二度と会えない。

「あ…ああ、いいぜ。ほんと…久しぶり、だなぁ」
「うふふ~じんたん、ぜんぜんきてくれないんだもん」
 これが夢だっていい。あの時のこと、謝れるんだ。何となく急ぎ足になって、家まで
来てしまったが……玄関を開けると親父の靴がないから、ややこしくならないな。

137:名無しさん@ピンキー
14/07/01 19:50:36.51 ZEY7kUR+
「ほら、上がれよ」「おじゃましまーす!」
 めんま、裸足だった。やっぱり幽霊なのかな。そう思いながら居間に上がると、
「ねーぇ、じんたん。めんま、おなかすいたよ? なにかたべたいなー」
「しょうがねぇなあ。ラーメンでも作ってやるから、そこに座ってろよ!」
 台所下のドアを開くと5パックの袋麺があったので2つ取りだして、鍋に水を入れて、
ガスコンロに乗せて点火した。袋を開けて、冷蔵庫を見るともやしとハムが残っていた
のでハムを包丁で適当に切って、フライパンを出してもやしと一緒に炒めた。
 お湯が沸いたので麺を投入して、吹きこぼれないように火力を調整して~、
「すごーい。じんたん、おりょうりできるんだね」
「料理ってモンでもないけどさ。お湯が跳ねるとやけどするから近寄るなよ?」
「うん。ここでみてるよ」
 別に背筋がゾッとするわけじゃないし、邪悪な感じもしない。振り返るとニコニコし
ているし、透き通ったりしてないしなぁ。
 3分経ったので火を止め、スープを鍋に入れてよく混ぜて~ラーメンどんぶりを2つ
出して、麺を分け、もやしとハムを乗せてスープを注いで~出来た。
 こぼされちゃ大変なので俺がどんぶりをちゃぶ台まで持っていって、二人分の箸を持
ってきた。

 俺の向かいの座布団に座っためんまは今か今かと待ちわびている。うーむ。
「じゃ、いただきまーす」「いただき、ます!」
 不器用に箸を持って、ずるずる~熱々っと食ってる様子は人間に見える。
「どしたの? じんたんも食べなよ! おいしーよ!」
「お…おう」
 異常な事態にラーメンの味がよく判らない感じで、俺もメンマも食い終えた頃、
「ただいまー。あれ? ラーメン食べてるんだ。どんぶり2つも出して、どうしたの?」
 げぇっ!と思ったけど、親父にはめんまが見えないの、か。

「……その、そろそろ帰ってくる頃だと思って作っておいたけど、つい、食っちまった」
 慌ててて、どんぶりを台所に片付けて…ほんとに麺が減ってるし。汁をシンクに流して
さっさと洗剤つけて洗って~水切りに並べておいた。
「あははっ、そんなにお腹空いてたのかぁ。いいよ、僕は自分の分を作るから」
『おじさん、ひさしぶり~! げんきしてた? めんまのことおぼえてる?』
 親父は夕飯の支度をしているとこみると声も聞こえないようだ。俺は小声で、
「……親父は忙しいみたいだから、俺の部屋に行こうぜ?」と話しかけると、
『うん!』大人しく俺の後についてきてくれたのでほっとした。

 二人でとんとんと階段を上がって俺の部屋に入ると、
「うわーっ! これがじんたんのへやなんだぁ。あ、これなあに?」
「えっ? ポケモンって知らないか。…ちょっとやってみるか?」
「おもしろそー! やりかた、おしえてー、おしえてー!」
 あの時のことをどうやって謝ろう、何を言おうかと思う俺の戸惑いを他所に、めんまは
はじめてやるゲームに夢中だ。とりあえず、喉が渇いてきたので俺は下に降りて二人分の
麦茶をトレイに乗せた。
「仁太、それ、二人分だよね。誰かお客さんが来てるの?」
 うーっ、どうすっかなー。そうだ!

「その、さ? めんまの命日だから、供養的な?」
「あぁっ! そうだったねー。うん、ごめんね、じゃましちゃってさ」
「いいよ、昔のことだし、さ」
 ふーっ。適当にごまかせた。部屋に戻ってくるとめんまはベッドの上でゴロゴロしながら
無邪気にゲームを続けていたので、トレイを置いて脇に座った。
「まあ、麦茶でも飲めよ」「ちょうどノドかわいてたんだ~」
 ゲーム機を脇に置いて、一緒に麦茶を飲んでいる。今がチャンスだ、と思う。

138:名無しさん@ピンキー
14/07/01 19:51:09.18 ZEY7kUR+
「あのさ、前に俺のことを好きだって言ってくれたよな?」ものすごドキドキしてくる。
「うん。へんじ、まだきいていないよ? めんまのこと、きらい?」
「そんなことない! ……ごめん、逃げちゃってさ。あの後、どうしたんだ?」
「びっくりしちゃってないちゃった。それでね? かえろうっと思って歩いていたら、みた
 ことないはながさいていて、あぶなそうなとこだったけど、てがとどきそうだったの!」
「う…うん。それで、花は採れたのか?」
「やった! とれた! と思ったら、ぐらっと来て、すごいいきおいでおちちゃった。
 なんどもあたまとかばーんってあたってかわにおちたら、からだがうごかなくてきっと、
 しんじゃったのかな? もう、わかんない」

 長年、もやもやしていたものがすーっとした。でも、俺のせいも少しはあるよな。

「そうか。おっちょこちょいだなあ。でもさ、俺が一緒に付いていてやったら、そんなこと
 にはならなかったよな。めんま、ごめんなぁー……」
 しんみりと泣けてきた俺にめんまが俺の頭をなでなでしてくれている。
「じんたん、なかないで。じんたんのせいじゃないよ? うっかりしちゃっただけ」
 思わず、俺はめんまに抱きついていた。ちょっとひんやりした感じだけどほのかに温かい
よ。こんなことがあるなんて、信じられないけどすげーうれしい!
「あの時は、逃げちゃったけど、今なら言える。俺も、めんまのことが大好きダッ!」
「わぁーっ! じゃ、こいびとだね! すきすきどうしはこいびとなんだよ?」
「あぁ! 恋人だとも、さ!」
 すごい落ち着く。でも、めんまが見えるのは俺だけなのかな。とりあえず、あなるに電話
してみるか。久しぶりだから緊張するがスマホのアドレス帳から~……出た!
『あの…俺、宿海だけど』
『えっ?! なに? あんたから電話なんて、どーしたの?』
『お願いがあるんだ。今から、あの秘密基地に行けるか?』
『うん……そうだね、めんまの命日、だもんね。いいよ』
『じゃ、これから行くから、待ってるよ』
『わかった。じゃね!』
 よーし。こうなったら、あなるにも会ってもらおう。親父にみたいに見えないかも知れ
ないけど、今の俺はそうでもしないと落ち着かない! LEDライトを探し出して、
「めんま、今から秘密基地に行かないか? あなるも来るってさ!」
「いいね! よるにいくなんて、どきどきだねー!」
 そっと階段を下りて行くと、親父はもう、寝ちまったようだ。玄関の戸をそっと閉めて、
二人で手を繋いで山の方に向かって行った。バカ扱いされたっていい。俺の横で浮かれてる
こいつはきっと、あの、めんまなんだ!

 夜道をライトで照らしつつ、秘密基地に行くと灯りがついていて誰か居る。中に入ると、
「あれっ?! じんたんじゃないか。 ひっさしぶりー!」
『ぽっぽー! めんまだよ!』
「ああ! お前、まだここに来てるのか? そうだ、今日はめんまの命日だろ?」
「うん…そうだよな。どうしてあんなことになったのか。めんまぁー!」
 やっぱり見えないし、聞こえないのか。でも、もしかして俺と手を繋いだら、どうか?
「ちょっと試したいことがあるので手を出せ」
「なんだよ? ほい…手を繋いだりしてガキっぽいぜ……おい、まさか?」
「驚くだろ? めんまの家の前あたりで会ったんだ。ぽっぽ、どう見える?」
 めんまは基地の中をくるくる飛び回るようにしてはしゃいでる。

139:名無しさん@ピンキー
14/07/01 19:51:39.65 ZEY7kUR+
「俺たちより年下に見えるけど、まちがい……無いと思う」「だろ?」「ああ」
「おひさしぶりー! あ、ぽっぽもいるじゃん。なに手を繋いでんのよ?」
「いいから、お前も手を繋げ!」「なによ、いきなり……えっ?!」
「えへへー。あなる、ひさしぶりだねー。めんまのこと、おぼえてる?」
「きゃぁーっ! あり得ない……マジあり得ない。ほんとに…めんま、なの?」
「ほんとだよ。ぽっぽ、あなる、そんなにだきしめたらいたいよぉ~」
 二人とも涙を流しながら、めんまにすがりついている。
「ふぅ。なんか、もっとはっきり見えてきた。宿海、これ、どういうこと?」
「わかんねぇけど、触れるし、うちでラーメン食ったりもしてたよ」
「よーし! ゆきあつとつるこにも知らせてやらないとな!」
 ポッポはゆきあつやつるこの番号を知っているらしく、慌ただしく電話している。
『久しぶり! ちょっと基地に来いよ! めんまが居るぜ! あぁ…マジだから!』
『つるこ? 基地にめんまが居るからさ、ほんとだってば。とりあえず来いって!』
 30分もしないうちにまず、ゆきあつがダッシュでやってきて、
「おいっ! めんまが居るって、どういうことだ!? どこにいるんだよ!」
「まあ、待てよ」「そうだそうだ」「気持ち悪いな、握手なんてよせよ…ええっ?!」
「おひさしぶり。めんまが居るって、なんのこと? 握手? えっ、嘘でしょ……」
「みんなそろったね。あらためまして、おひさしぶり~~。めんまだよっ!」

 めんまが言うには、俺のことがずっと気になっていたから引きよせられたんだって。
 どこからだって? さぁ? そんなことは知らないがそこから繋がりが出来て、俺を
介してしっかり思い出せた人にはこうやって話したり、触れたり出来るんだってさ。

 みんなが気に病んでいた事故のことをめんま本人から説明されて、
「そうだったのか。ずっと宿海がやらかしたと思ってたよ」
 ゆきあつ、てめぇ!
「あたしは…その、信じてたよ? でも、やっと安心した」
 あなるまで疑ってたのかよ。まあ、しょうがないけど。
「変質者に襲われてとかそういう事件だって私は思ってたから、ほっとしたわ」
 つるこ…そういう事件はママあるけどさ。
「めんまの靴を見つけてたけど、あそこから落ちたのか。でも、ほんと良かったぜ!」
 ぽっぽはそうか、その場所で遺品をか。

 その後は、思い出話に花が咲き、ゆきあつがめんまに告白するがじんたんと恋人だよ?
と言った為、大変な騒ぎとなり、ゆきあつとぽっぽに俺が殴られのでめんまが泣き出して、
なだめたりとまあ、賑やかな命日となった。

「たぶん、めんまはずっといられないの。とりあえず、またね!」
 何となく、めんまがぼやっとした感じに見えてきた。お別れなんだな。
「そうか、再び会えたと思ったら、もう、か。…でも、忘れないよ。めんま!」
「ぜったい、また会えるよ。ずっと待ってるよ、めんま!」
「こんなこと奇跡みたいだから、二度と無いかも知れない。でも、またね」
「命日は毎年あるんだから、来年もこいよ、めんま!」
「うんっ! また、遊びに来るよ。じゃあねー!」
 無邪気な表情で手を振って、すぅーっとめんまは消えていった。

 祭りが終わった後のような奇妙な静けさの中、俺たちは再会を誓い、メアドや番号を
交換し合って、解散した。
[newpage]
 帰り道、あなると二人で歩いていたら、
「あんた、めんまのことが解決したんだし、学校に来なさいよ?」
「うっせーな。……でも、そうだな。いつまでもうじうじしている場合じゃないか」
「明日、迎えに来るから。いいわね?」
「はいはい。じゃあな!」
 分かれ道に来たのであなるは帰って行った。

140:名無しさん@ピンキー
14/07/01 19:52:17.97 ZEY7kUR+
 なんかやり遂げたようなテンションで俺は家に着き、そっと玄関の扉を開いて、靴を
脱ぎ、なんか汗かいちゃったなと思って給湯器の電源入れて、脱衣所に来た。
「…いっしょにおふろはいろ?」
「うはぁ?! なんでまだ居るんだ?」
 いそいそとワンピースを脱いでいるので俺もTシャツやジーパンを脱いでいる。
 さっさと裸になっためんまがはやく~!とひっぱるのでタオルで前を隠しつつ、浴室
の照明のスイッチを入れて、中に入った。いったい…どういうことなんだよ。
 シャワーを出して、なんかじっと見てるのでばしゃーっと浴びせると怒ってシャワー
ヘッドを奪って俺に浴びせたりしているうちにお湯になってきたので止めて、ボディシ
ャンプーをポンプしていると、
「そのね? こいびとどうしっていっしょにおふろはいったりするんだって。…それと」
 めんまもポンプして掌にためて俺の身体を撫で回して洗ってくれてる。
「ああ、そういうモンらしいな。じゃ、俺も洗ってやるよ」
 すべすべやわやわとした肌が心地いいな。めんまも気持ちよさそうだし…ちょ、そこ、
「おっきくなってきた! どうしてこうなるの? じんたん」
「め…めんまの手が気持ちよかったからだよ。ま、まあ、もういいからさ」
「めんまにもやってみて! ほら、ここでしょ?」
 うーむ…ぷにぷにというかいいのかな。ぬるぬるした感じが面白いけど熱くなってき
てる気がするっていうか俺の手をぎゅって掴んでフルフルしているけど、なんだ?
「じんたん…めんま、その…ふわっ! あふぅ~っ!」
 もじもじして掌にじわーっとぬるぬるが増えてって、うっわっヤバイと思ったので、
シャワーを出してお互いの泡を落として、すっきりさせたけど、落ち着かないので一緒
に浴槽に入った。ざばーっと流れていく湯が心地いいけど。

「えっちだったね、じーんたーん。うふふ~」
「ああいうの初めてだ。でもさ、さっきお別れしたのに、どうしたんだよ」
「もうちょっといられそうだったから、みんなのとこにいってるの」
 同時に行けるワケが無いと思ったけど、幽霊みたいなモンだから出来るんだろうな。
「恋人…だよな。じゃあさ、めんま……」「ん……」
 俺が顔を近づけると目を閉じたので、キス、した。裸で抱き合って、キスまでした。
 思い残しがあっちゃいけないよな。そう思った俺はめんまを抱き上げて浴槽から出て、
俺も後に続き、風呂場から出た。タオルでお互いの身体をよく拭いて、なにも着ないで
穏やかに光る瞳で俺を見るめんまには言葉など要らない感じだ。

141:名無しさん@ピンキー
14/07/01 19:52:47.96 ZEY7kUR+
 階段を上がって、部屋に戻ってくると部屋の灯りを消して、窓明かりだけの陰影を深
めた中、儚く愛おしい身体をぎゅっと抱きしめた。
 夢見心地な表情のめんまとキスを重ね、ベッドに寝かせて俺は覆い被さって、いい匂
いがする髪の毛を嗅ぎや形の良い耳や首筋にキスをして、慎ましやかな乳房に掌を当て
てやわやわと揉んでいると身じろぎするので起ってきた乳首を指先でうりうりしている
と甘い声がして、今、俺だけのめんまだって実感が強まってくる。
「うふぅ…おっぱいがむずむずするよぉ…あっ…ふぅー…じんたーん」
「すごく愛おしいよ、めんま。痛くないか?」
 乳房ばかりじゃどうかと思って、さっき触ったあそこを弄ってるんだけどもう、ぬる
りとしてきているせいか、首を振って、
「もっとしてみて? んっ…じんたんのゆび、とってもえっちー。あははっ」
 じゃれていちゃいちゃしているような感じなんだけど、白黒の窓明かりの中、肌が汗
ばみ、うずうずと身体をよじらせたりする姿がエロく、なだらかなお腹がいい感じなの
で顔を埋めてみたら、特別な暖かさを感じた。どこまでも優しく、癒やされていくよう
な、お日様のような感じが俺の心を緩ませ、どーっと涙が出てきた。
「ないてるの? じんたん。 ずっとつらかったよね。めんまがじんたんをずっと包んで
 いてあげるよ。しんぱいしないでいいよ。じんたーん……」
 顔を上げるとめんまははにかんでいて、俺は生まれ変わったような気分で身体を起こ
して、そっとエロ動画で見たようにしんなりした両太ももを起こしてそこを見やすくし
て、先走り汁で濡れそぼってるちんこを握り、潤んでいる柔らかなひだに当ててずるり
と先が入るとお腹に向けて温かさが流れてきたような感じになり、みっちりとやわやわ
としたもので包まれて、眉をしかめ、軽く呻いためんまと俺は腰にかけてのこわばりが
解けるように、一体となった。
「これが…恋人同士、なのか」
「うん…とっても、とーってもしあわせだよ、じんたん」
 ほんとだなと思いながら、愛らしい顔を見つめ、口づけをしながらも俺の腰は動きを
止めず、さきっぽから溶けちまったような快感を味わいつつ、高まる思いが肌から香る
のか、その好ましい匂いを嗅ぎ、しなやかでどこまでも柔らかな感じが続き、
「じんたん…じんたん…はっ…はっ…ああっ…いい…もう…もうっ」
「めんま!…めんま!…もうっ…好きだ、めんまっ!」
「すき…すきっ!…あっ…あっ…ああーっ!!」
 どうしようもない衝動が駆け抜け、ぐっと背筋を反らせるめんまをぎゅっと抱きしめ、
跳ねるように動く腰に向け、俺は堪らぬ熱い思いをびゅっ!びゅっ!と注ぎ続けた。

142:名無しさん@ピンキー
14/07/01 19:53:17.87 ZEY7kUR+
 はぁはぁしているめんまは、さっきのように薄れ始めている。窓の外は明るくなり始
め、夜明けが近い気がした。
「もう…じゅうぶんかな。めんまはとってもしあわせだったよ。ありがとう、じんたん」
「十分じゃないだろ……めんま。俺は、待っているから。絶対、戻ってこいよ!」
 もう、全然、実体がない感じで空気のようなこの身体を全力で抱いている。
「ふぅー…そうだね…めんま、がんばってみるよ。じゃね…じん…た―」
 ふわーっとした風が広がるようにその姿が揺らぎ、最後の笑顔の残像さえ…かき消えた。

 刻々と朝の気配を感じ、明るくなっていく部屋の中で一晩だけの奇跡を思い返していた。
 窓を開けてたなびく雲にめんまの行方を捜したが、そんなことなど無意味だな。

 今度、めんまが戻って来たときは、もっとマシな男になっておかないとなと吊しっぱな
しの制服のほこりを払い、鞄と教科書とかを詰め込んでみてから、汗臭いことに気付き、
シャワーを浴びてこようと軽い足取りで部屋を出た。


 その後、めんまが採ろうと思った花って、どんなだろうと思ってみんなでぽっぽの記憶
を頼りに行ってみたが、その辺りは崖崩れを起こしていて、結局、めんまにしかどんな花
だったか判らなくなってしまった。

 でも、俺たちの足下に咲いて風にそよいでいる可憐な白い花は、めんまっぽかった。
-----------------------------------
おわり

143:名無しさん@ピンキー
14/07/01 21:29:19.64 xz6nirvB
GJ


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