【MH】モンスターハンターでエロパロ 27匹目【モンハン】at EROPARO【MH】モンスターハンターでエロパロ 27匹目【モンハン】 - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト553:はららなれ【中】 ◆287D8nmR8U 11/05/10 21:51:52.38 IQ2A0hF9 「今はまだこんなことを申し上げますのは酷だと存じております。なれど私も長ですの。この先のこと、少しお話しなくてはなりませんわ」 そう切り出した村長の笑みは心情を見せぬものだった。ジコンは何とはなし面白くないと思う。 「ギルドに新しいハンターさんの斡旋を依頼しました」 「…わかってるさ、狩れない俺の居場所はここにゃァないってんだろ?」 「……」 目を軽く伏せた村長に、ジコンは溜息を吐いた。強がりでもなんでもなく、もうこの小屋を使い続けるわけにはいかないだろうと思っていた。 与えられた条件は村の守護で、それができないならばいつまでも居座るわけにはいかない。 「いつまでに出ればいいんだ。出来れば傷くらいは治したいんだが」 口を軽く結んだままの村長に静かに問いかければ意外な返事がよこされた。 「ジコンさまさえよろしければ、いつまででもいらっしゃっていただきたいのです」 ジコンは驚き、軽く目を見張った。 「あんた、そんなこと言ったって、俺のねぐらはどうすんだい」 ユクモの村は小さい。今ジコンの住まうこの小屋はハンターに優先的に宛てがわれるべきものだし、かといってそうそう新しく築くわけにもいくまい。 ジコンが出ていく他ないのだ。 気付かぬほどの躊躇うような空気を拭うように村長は言った。 「私の家の客間…いかがですか」 「何を言って、」 「村長としての判断です。これまで村を守ってくだすったあなたさまに、皆とても感謝していますわ。村を守るために腕を失ったあなたさまを追いやってはどうなるかなど。新しい住いを確保できないならば、仕様がありませんでしょ」 「それだけか」 静かに言った村長の言葉に間髪入れずジコンは返した。 村長の肩が小さく跳ねたが、覚えずそのようなことを発したこと自体に驚いていたジコンは気付かなかった。 「……勿論。今申し上げた通り、それだけですわ」 「なかったことにする気か」 「……」 気まずい沈黙が落ちた。底の見えぬ村長の瞳が一瞬揺らぐ。細波のようであっても、その隙をジコンは逃しはしなかった。 「そういうつもりなら、断らせてもらうぜ」 今度こそ、村長は固まった。強張った面持ちのまま小さく呟く。 「どうして」 睨むよう、村長の眼を見据えながらジコンは言った。 「俺が、もう狩りもできねぇあんたに惚れてるだけのただの男だからさ」 場違いにも部屋を細く吹き抜けた風が膚をなめていった。それに攫われるように言葉が途切れる。 ややあって村長の眼に浮かんだ涙は止めようもなくはらはらと零れ落ち、その雫にジコンは見蕩れ、気付けば残された右の手を伸ばして顎を掬い口付けていた。 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch