TIGER & BUNNYでエロパロat EROPARO
TIGER & BUNNYでエロパロ - 暇つぶし2ch981:名無しさん@ピンキー
12/10/01 04:30:50.94 pg/BshVb
もうスレも終わりそうだね

虎薔薇兎、3Pで数スレ使います 連投規制引っかかりそうなので
その場合は朝か夜まで空くかも

かなり無理やり・虎徹が調子に乗っている・バニー影薄い

―といった塩梅のため お気に召さない方は数スレすっ飛ばしてください

982:虎薔薇兎 1/11
12/10/01 04:31:39.63 pg/BshVb
「おいバニー、それ取ってくれ、それ」
「それってどれです」
「それだよソレ、その、美味いやつ」
「だから、どれですか!」
 タイガーとハンサムが、私を挟んで先ほどからどうでもいいやり取りを
している。トレーニング終わりがちょうど三人同じ時間になったから、飯でも
食いに行くか!? などとタイガーが食事に誘ってくれたのだ。できれば
二人っきりで、なんて思いもしたけど、実際そんなことになったら緊張と
嬉しさで死んでしまっていたかもしれない。
 ……っていうか、近い。本当に近い。大体何でお座敷タイプなのに同じ側に
三人も座る必要があるのだろう。狭いんですけど!?
「それだって、ソレ」
「ですから!」
 二人とも疲れが溜まっているのか、それほど大した量のお酒を飲んでいる
わけでもないのに結構べろんべろんだ。
「だーから、バニーの目の前にあんだろうが」
「―!」
 タイガーが身を乗り出してハンサムの前にある焼き鳥に手を伸ばす。―
つまり二人の間にいる私に密着するわけで。
 タイガーのそばなのは嬉しいのだけれど、こんなに近いとどうしていいのか
わからない。
「相棒なら分かれよこれぐらい―うわっ、とと」
「きゃああ!?」
「……あー、わりぃ」
 机の端にあったお茶の入ったグラスにタイガーが触れ、グラスが倒れて
しまった。おかげで私のスカートはべっしゃべしゃ!
「ちょっとタイガー、何やってるのよサイアク―って! ちょっと!」
「シミになるだろー?」
 おしぼりを取って私のスカートを拭こうとしているが、それはつまり
布越しにタイガーの手が私の足に触れてしまうという事で。
「い、いいからいいから!」
「遠慮すんなって。俺が悪いんだから」
「いやいやいや! だ、だって―ひ、ゃあ!?」
「んー? どうしたー?」
 へらへら笑いながら酔っぱらっているタイガーが私を見た。慌てて答える。
「な、何でも、ない!」
 そうだ、酔っ払い相手にまともに取り合ってはいけない。相手は酔っ払い
なのだ。もう、ぐっでんぐでんの。だから、いつも以上に無遠慮で、身勝手で。
―私の事、ただの子どもだって思ってるから、私の気持ちなんか全然
わかってないから、そういう事が出来るんだ。
「……そっか」
 少しの間をおいてタイガーが答えると、またタイガーがおしぼりで私の
スカートを―スカート、だよね……? ともかく拭きはじめた。

983:虎薔薇兎 2/11
12/10/01 04:32:30.13 pg/BshVb
「ん、っ」
 ぐっと歯を食いしばる。身がこわばる。
 変なところにお茶を零すから、おしぼりで拭く場所もなんだかきわどい所に
なってしまっている。スカートを拭くのをやめさせたいけれど、そのために
口を開こうとすると、変な声が出てしまいそうだ。それは絶対に駄目だ。
「……っ、あ、う……」
 もういい、もういいよ。お気に入りの服だけど、シミになっても構わない
から。だからもうやめて、タイガー。
 おしぼりは私のスカートの太ももや―もっと、その……エッチなところに
零れた水分を拭き取ろうと動いており、酔っ払っているタイガーはいつも以上
の無遠慮さで私の足をぐっとひっつかんでいる。
 ……だめ、だめっ!
 そう思うのに、声が漏れそうになり、それを必死に我慢しようとすると息が
つけなくなりそうになる。
「―はっ、あっ、あ―たい、タイガー、も、もういいから…… ―っ、
あっ。やっ、ダメ、ダメなの! そこ、ダメ!」
「遠慮するなって。こういうのはー、零してすぐにやんねーと、な、バニー」
「―っ!」
 そうだ、ハンサム!
 忘れていた。酔っているとはいえ、ハンサムならこの事態の異常さに
気付いているはずだ。……わ、私の様子がおかしい事とかも、き、気づい
ちゃってる、よね……? ―それでもいい。ともかく止めてくれないと、
タイガーの前なのに、私、おかしな事になっちゃう!
「ゴシゴシこすっちゃダメなんですよ。こう、裏に他の布を置いて、叩く
ようにして―」
 馬鹿だー!
 ハンサムなのにー! それにそれはソースを零した時とかだ。水かと疑う
ほど薄いお茶なんかでそこまで神経質にする必要は、って―
「なるほど、流石バニー」
「流石じゃないわよ、何言ってるの―いっ!? やだ! やだやだ、タイガー、
やめて!」
 た、たたた、タイガーの手が! 私の! スカートの中に!?
「これでポンポン叩きゃいいの?」
「はい、ばっちりです。流石は虎徹さんです」
「だな! 流石俺だよな!」
「だな、じゃない! ―や、だ……」
 ぎゅっとスカートを抑え込んでタイガーの手の侵入を拒もうとするが、
酔っ払いの力には勝てない。っていうか、裏にあてるはずの他のおしぼり
とか布なんて持って無いじゃないのよ!
「―!」
 タイガーの手が。スカートの中に突っ込んだ手が、じかに私の太ももを
撫で上げた。泣きそうになりながらタイガーを見る。いい加減にしてよ!
そう言おうとして―薄く笑っているタイガーの目とかち合う。
 ……え?

984:虎薔薇兎 3/11
12/10/01 04:33:11.76 pg/BshVb
「シミになると、いけねえよなあ?」
 ぐい、とタイガーが私のスカートを引き上げる。太ももどころか、下着
まであらわになってしまった。そして、男の力でもって、私の足を大きく開く。
「あーあー。こんなになっちまって」
「―っ!」
 カッと全身が熱くなる。
「なんで、ここ、こんなになってんだろうな?」
 にたりと笑いながら、タイガーが私に問いかける。
 恥ずかしい! ……ぬ、濡れちゃって、るんだ。タイガーがスカート拭いて
くれただけで。
「なあ、なんでだ?」
「……っ、それ、は……」
「虎徹さんがお茶を零したからでしょう?」
 さも当然だといわんばかりに背後のハンサムが答えてくれた。
「……っ」
「あれー? そうだっけ?」
「そうですよね?」
 ……それは、その。
 なぜだか、二人とも、薄く、笑っているような気がする。気のせい、だよね?
なんだっていい、とりあえずこの場を乗り切らなくちゃいけない。
「そ、そう……タイガーがこぼした、お茶のせい」
「ふぅん? そうか、そうか。これ、お茶かぁ!」
 こくりと小さく頷く。
「―じゃあ、これも拭かねえとな?」
「えっ!?」
「あ、なんだっけ、叩くように、だったっけ?」
「はい。しっかりとお願いしますよ?」
 ばたつく私を、ハンサムが背後から抑え込んだ。ちょっと、何考えてるの、
なんていう間もなかった。
「ひゃ、あ、あああ!」
 下着越しにではあるけど、けどっ! まともに刺激が与えられて! や、あ、
あぁっ!
「ダメ、違う、違うの! お茶じゃないの! お茶じゃなかったの! だから、
やめ、やめてっ!」
 もうわけがわからない! タイガーの指が、私の中に、入ってきていて、
ぐにゅぐにゅと―やだ、なんで!?

985:虎薔薇兎 4/11
12/10/01 04:33:49.02 pg/BshVb
「ねえ、ハンサムなんで―っ!?」
 助けを求めようと、ハンサムを見る。眼鏡が光っていて、ハンサムがどんな
表情をしているのか、見えない。
 その間も、タイガーの指はうごめいている。息がつけない。苦しい。
「やぁっ……たいが、やめ、てぇ……! へん、こんなの、おかしい、やぁ、
やだ、いやあ―」
 ―あ、だめ。
「ひゃ、あ―」
 声が、もう、止まらない。
 目の前のハンサムが眼鏡を取った。
 少し血走ったような目をしていて―見る間にアップになった、そして。
「ん、う、うううう―!」
 ハンサムに口を塞がれる。
 それと同時に、タイガーからの執拗な責めで、限界に来ていた私は悲鳴
ともつかない声を上げる。
「あ、おい! まだ早ぇだろ!」
「いいじゃないですか。貴方調子に乗りすぎです。ここ、普通のお店なん
ですから、これ以上声あげさせたらややこしい事になるでしょう?」
「ブロンズの居酒屋ならともかく、ゴールドの日本料亭なら見て見ぬふり
ぐらいするだろ、店側も! ―っ、畜生、俺が先にやるつもりだったのに!」
「今から変わります?」
「それは後でいい。そのかわり俺が先に挿れるからな。これは絶対譲らねーぞ」
「はいはい。わかってますよ」
 ぼんやりと二人のやり取りを眺めている。
 おなかというか、下腹というか、初めて与えられた刺激でそこを中心に
体がひくひくしている。足腰が立たない。
 僕だって鬼ではありません、とハンサムが若干不満げに呟いているが―
何を言っているんだろう、どういう事なんだろう。これって夢? 夢でしょ?
欲求不満な私の夢よね? でなければこんな事―
「ん、んん!」
 またハンサムがキスをしてくる。酒気を帯びた吐息が、私の腔内に
広がっていく。混乱で涙が出てくる。

986:虎薔薇兎 5/11
12/10/01 04:34:24.66 pg/BshVb
「嫌がってんだろー!? ……ブルーローズ、オジサンとしようなー?」
 ぐいとタイガーがハンサムを押しやった。泣かせたのは貴方のやり方が―
などとハンサムが愚痴っているが、タイガーはあえて無視しているようだ。
 あむ。
 かぷり、といった表現が正しいのか、タイガーが、私にキスをした。キス、
だよね、コレ。よく訳が分からない。ちゅうちゅうと、音を立てるようなキス。
 ハンサムは甘いお酒の匂いがしたけど、タイガーが飲んでいたのは強い
お酒みたいで、アルコールの匂いが強い。くらくらして、おなかの下の方が
じんわりしてくる。うまく息がつけなかったので空気を吸い込もうと口を
開けたところでタイガーの舌が滑り込んできた。
「んん……っ」
 驚いて顔をそむける。
「逃げんなって―ほーら、捕まえた」
 へへ、と、タイガーが笑い、そう言って舌をからめてきた。どうするのが
正しい事なのかわからず、タイガーにされるがままとなっている。……
さっきイってしまったせいなのか、すごく頭がぼんやりする。でも、すごく、
幸せだ。
「……ん?」
「ああ、すみませんね。腕、よろしいですか?」
 そんな事をしている間に、ハンサムが私の上着を脱がせようとしている。
体中が熱かったし、ちょうどいいんじゃないかなと、こちらもハンサムに
されるがままにする。
「たい、がー?」
「……うっわ、たまんねー……」
 たっぷりキスをした後、タイガーが私から離れていく。もっともっとキス
していたかったのに。ぼんやりとそう思っているとがちゃがちゃと、何やら
せわしない音が聞こえる。
「……そんな急がなくっても、もう彼女、逃げられやしませんよ」
 ねえ? とハンサムが私に笑いかけ、そしてタイガーと入れ替わりにキス
してきた。続いてじかに胸を触ってくる。……ああ、そっか。私さっき、
ハンサムに服、全部脱がされたんだ。……え、なんで? 上着だけじゃ
なくって? 全部?

987:虎薔薇兎 6/11
12/10/01 04:35:03.35 pg/BshVb
「……もっとゆっくりしてらしてもいいのに」
「うっせぇ。……バニー、どけろ」
「はいはい」
「―っ!?」
 ちょ、っとまって。ちょっと待って! な、んでタイガーも裸なの!?
どうしてハンサムもいそいそと服脱ぎ始めてるの?
「た、タイガー……?」
「仲良くぜ? ブルーローズ。な?」
「な、仲良しようくって、これは、その、仲良くの意味が―」
「違やしねぇよ、な、バニー」
「ええ、違いありません」
 え? 違わないわけないでしょ? 違うじゃない。だってこれ、今から
二人がしようとしてる事って、だって。
 タイガーの手が私に触れる。触れられただけでそこが熱を帯びる。ぐっと
顔が近づきちゅっ、と音を立てたキスをされた。
「仲良くないとできねー事だろ? コレって」
「……え?」
「あー、それとも何? ブルーローズって仲良く無い奴ともヤっちゃう
のか? オジサンすっごいショックだなー」
「す、するわけないでしょ!?」
「あ、そう。ちゃんと仲いい奴とやってるんだな。感心感心」
「っていうか、そんなの、その……したことないし」
「―っだよなー?」
 ぎゅうっとタイガーが私を抱きしめた。
 ……なんでそんなに嬉しそうなんだろう。
 こっちとしてはもちろん相手は誰でもお構いなし、なんて事はあり得ない
けど、周りがさっさと彼氏とそういう事になってる中ずいぶん肩身が狭いと
いうのに。
「……キスだって、さっきハンサムとしたのが初めてだったし」
「なっ!?」
 タイガーがぎょっとした顔で私を―次いでハンサムを見た。
「……バディで仲良く半分こ、素敵じゃないですか。なんて顔するんです。
……順当でしょう。逆だったら貴方、絶対承服しないじゃないですか。
ファーストキスぐらい譲ってくださいよ」

988:虎薔薇兎 7/11
12/10/01 04:36:25.85 pg/BshVb
「……し、しょうがねーな。まあ、我慢してやるよ! 大人だからな! 俺はっ!」
 そう言ってタイガーが私を組み敷いた。
 ……っていうか。その。えっと。
「んじゃぁ、さっそく―」
「す、ストップストップストップ!」
 必死になって止める。だって、これは。つまり、その、する、って事よね?
なんで? どうしてそういう事になるの? それに何で二人がこうやって
私に?
「―お前、俺の事好きなんだろ!?」
 えっ!?
「なっ、あ、っ―!?」
「……好きなんだろ?」
 それ以外の答えなんてあるわけがない、と、確信に満ちた顔と声で、
タイガーが笑っている。急にそんな事を言われて、頭が真っ白になる。
なんと言えばいいのか、体が震える。
 好き、すごく好き。
 でも、だって、余りに急すぎて、わけがわからない。だって私、
タイガーに片思いしてて、ハンサムとは喧嘩仲間で。なのに、どうして。
お酒のせい? 誰でもいいの? 何故、どうしてばかりが溢れてくる。
 こんなわけのわからない状態で―怖くて怖くてたまらなくて。こんな
事初めてなのに、体の奥の方で、私の何かがタイガー達が行おうとしている
事を求めている事も、なおさら混乱に拍車をかけている。
「―好きじゃなくってもいいや、好きにさせてやる。俺以外、何も目に
入らなくなるぐらいに、な」
 かあっと、顔が熱くなっていく。
「俺以外、じゃないですよね?」
「はいはい、俺達以外、な。……俺も、バニーも、お前の事、好きなの。
知ってたかー? お前、自分の事で手一杯で、俺らがお前のことどう思ってる
かとか、考えた事なかったろ?」
「えっ……え?」
「だから、実力行使。したくてしたくてたまんねーの、俺達」

989:虎薔薇兎 8/11
12/10/01 07:35:05.88 pg/BshVb
 くちゅり、とタイガーの先端が、私に触れた。
「ひゃ、あ!」
 それだけで全身が震える。体中に電流が走る。そこだけじゃない、体も頭も、
全部がとろとろにとろけてしまったようで、何もわからなくなる。
 ゆっくりとタイガーが沈み込んでくる。
「―っ、う!?」
 逃れたいけど、そうしようとするとハンサムが私を押さえつける。
ゆっくりゆっくり、タイガーとの距離が近づいていき―そしてタイガー
から満足そうなため息が漏れた。
「……あー、やっぱスゲーわ。わかるかー? お前、全部俺飲み込んでん
だぞー? ……っ、と」
 ぬらり、とタイガーがギリギリまで入れたものを抜く。体の中の物が全部
ひっくりかえってしまいそうだ。
「あ、あああ……あっ、う……ひゃ、あああ」
「ほーら、な?」
 そしてめりめりと、また、根元まで私の中に収めた。声が、漏れてしまう。
「こんだけの動きで、もう出そう……っつーか、キツくてもう動けねー。
そっかそっか。俺の事、そんなに離したくないかー?」
 とても嬉しそうにタイガーが笑っている。ハンサムは、はいはいそれは
よかったですね、さっさと出して交代してください。っていうか、次僕が
入れるんですから中で出したら承知しませんからね、なんてやり取りを
している。タイガー達はそんな感じでとても楽しそうだ、でも。
「あ、やだ……痛っ……いた、い……」
 こっちはじりじりというか、じんわりというか、痛い。―っ!? やだ、
動かないで! いた、いんだから、っ!
「おー、そうか、痛いかー」
 よしよし、なんてタイガーが頭を撫でる。
「よーく覚えとけよ? お前の処女奪ったのは俺だからな? お前の初めての
男は、俺なんだからな? ちゃあんと教えてやるからな? 男を。……俺を」
 ぐい、とタイガーが腰を大きく動かす。
「やっ……!」
 痛い、痛い! タイガーの馬鹿! そんな、動いたら、痛いに、決まって
―! 混乱はしているものの、タイガー達と行なう行為に期待していた私の
中は溢れそうなほど滴っていた。潤滑剤としての役目は十分にはたしている
のだろう。でも、痛い、痛くて痛くて、たまらない。
 肌と肌の触れ合う音と、私の水音が室内に響いている。その合間に、私の
苦しげな声も。タイガーの動きは、私の声など無視したものだ。
「ば、かっ。いた、い……やめ、て」
「……ちょっと! 虎徹さん!」
「何だよ、さっさと代わってやろうと思ってるのに」
「い、急ぎませんから、もっと優しくしてあげてください!」
 見るに見かねたハンサムがそういうと、タイガーがくくっと喉の奥で笑った。

990:虎薔薇兎 9/11
12/10/01 07:36:09.43 pg/BshVb
「あ、そーお? じゃあお言葉に甘えまして、と。……でも、そんな心配
いらねーと思うけどなぁ?」
 きゅっ、とタイガーが私の乳首をつまんだ。
「ひゃあ!? たいがー、痛いって―んっ……ん!?」
 思わず漏れた声にはっとする。
「……な?」
 れろん、とタイガーが私の首筋を舐め上げると、またギリギリまで
抜いて、一気に奥深くまで貫いた。
「ひゃあああん!」
 自分の声にびっくりする。なに、何よこの声。誰よ、私こんないやらしい
声、あげるわけ、あげるわけ……っ。
「あっ、やあっ、いやっ、んっ。ちがっ、違う……これは、違うのぉっ!
これ、私じゃない! あぁんっ!」
 痛い。痛い、のに。声が。やだ、違うのに、私、こんな声―!
「コイツ、こういうの好きなんだよ。つんけんしてるけど、すっげーマゾ気質」
 思ってた通りだとタイガーが笑っている。
「へえ、じゃあ貴方とお似合いですね」
「俺サドじゃねーよ。紳士紳士。マゾのコイツに合わせてるだけー」
 そう言ってタイガーはけらけらと笑ったあと、私に向き直り、唇の端を
舐めると私の体を責め始めた。
 痛みはあるのに、一度痛みだけではないものに気付いてしまうともう
駄目だった。痛みによる叫び声じゃない、今度は嬌声が漏れる。いやだ。
はしたない。こんな、だって初めてなのに、こんな声……こんなに気持ち
いいとか、私、おかしいよ!
「違う、私、こんなの……ひぅっ! 違うの、二人とも、私、こんな……」
 初めてなのに、わけがわからないまま、二人に力づくで事に及ばれている
のだから、本当は泣いて叫んで、暴れて、必死で抵抗しなきゃならない
はずなのに。
「違わねぇって。なー?」
「はい。たまらなく可愛らしいですよ」
 恍惚とした表情で、タイガーの体に縋り付いている。なんて様だろう。

991:虎薔薇兎 10/11
12/10/01 07:36:47.32 pg/BshVb
 ハンサムは私を拘束する必要もないのだから、タイガーに縋り付いていた
私の片手を取ると、私の手ごと自分のモノを包みこみ……扱き始めた。
ごつごつして、熱くて、硬いんだけど、柔らかくて。時折ビクビクと震える。
「あ、悪ぃ。我慢できなくなっちまった?」
「もう別に今日のところはこれでいいですよ……貴方彼女に無茶させすぎ
です。貴方のあとに僕の相手とか、鬼のようなことできません」
「何だよー、自分がビビっただけの癖に俺を悪者にするなよ」
 私を間に挟み、ずいぶんと余裕のある会話を交わしている。
「次は僕からですからね。虎徹さんは一人で処理なさってください。って
いうか、貴方はいりません」
「はぁあ!? いらないのはお前の方だっつーの!」
 ぐい、とタイガーが私を持ち上げるようにして自分の方へ引き寄せた。
「ひぅっ……!」
 刺激する角度が変わったことにより、快感の波が私を襲う。もう、口から
洩れるのは言葉でも悲鳴でもなく、喘ぎ声ばかりだった。
「……いらないのはバニーの方だよなー? なー?」
「虎徹さんの方ですよね!?」
 うるんでぼんやりする視界の向こうで何やらどうでもいい事で喧嘩をして
いる。
「どっちも……いら、ない……」
 もう、解放してほしい。気持ちよすぎておかしくなってしまう。何も考え
られない。与えられる刺激にばかり意識がいって、どうにかなってしまい
そうだ。私を、返してほしい。
 カリーナ・ライルはこんな淫らな女じゃない。
 男の人に触れられると、下腹部がきゅんとしてしまうとか、キスした時
どう息を継げばいいのかとか、体を支配する快楽の波の事とか、そういう
事を知らない、一時間前の私に戻してほしい。 
「……まだわかってねーみたいだな、このお嬢さんは」
「そうですね。……虎徹さん、早く終わらせてください。次、僕が入れます」
「おっ、やる気出てきたみたいだな! うーっし、じゃ、もう一頑張りさせて
いただきますか、っと!」
「ひゃ、あ、あ、ああん!」
 サイテーだ、何もかも。
 タイガーも、ハンサムも―私も。
 かわるがわる、二人の男に私は快楽というものを刻み付けられ―同じ
ように、二人の男にも私を抱くという快感を刻み込んでしまった。

992:虎薔薇兎 11/11
12/10/01 07:37:18.63 pg/BshVb
「あっ、どーも。なかなかいいお席でしたよ。っと」
「ええ、ありがとうございました」
 何事も無いようにタイガーは気のいい陽気な男として、ハンサムは皆の
ヒーローバーナビーとして女将へ声をかけている。
 手渡されたチップは―チップというにはかなり高額だった。明らかに、
何か、が行われた後のけだるさ、あるいは匂いが残る室内だというのに、
女将は特に何も言わず細い目をますます細くして、ほほ、と笑うにとどめた。

「車呼んで、このままバニーんち行こうぜ。一回じゃ全然物足りねーわ」
 足腰がまだ立たない私はタイガーにしなだれかかるような形で日本料亭
の玄関先にいる。はたからは酔いつぶれたようにでも見えるのだろうか。
タイガーは私の髪に、顔をうずめるようにキスをしてくる。
「何で僕の家で―!」
「3人でやるんならバニーんとこの無駄にでかいベッドじゃねーと無理だろ。
……嫌ならいいぜ。このまま解散な? 俺、コイツ送ってくから。じゃな、
バニー」
 ひらりと手を上げ、タイガーが方向転換しようとする。
「ちょっと待ってください! 貴方、絶対自分の家に連れ込むつもりで
しょう!? ―わかりましたよ! ええ、僕の家を使ってください!
ぜひともお使いください!」
「わー、やっさしーい、さっすがバニーちゃーん!」
「……ちょっと……」
 何勝手に話を進めているのよ。
 そう言いたかった。だけど、くちゅりと、私の先ほどまで散々この二人に
思い知らされた女の部分が反応を示していた。
「……優しくしてくれないと、ヤだから……」
 精一杯の譲歩のつもりで言ったんだけど―ごくりとつばを飲み込む
二人の様子を見る限り、焚き付けてしまった、みたいだ。
「―もちろんです!」
 ぶんぶんとほほを染め、首を縦に振るハンサムはまだいい。
「もちろんだとも、なあ?」
 にたりと笑うタイガーのあの様子。どうにも今晩、私は引き続きろくな目に
合いそうもないらしい。

993:981
12/10/01 07:39:55.55 pg/BshVb
以上です
いろいろ書けて楽しかった!

994:名無しさん@ピンキー
12/10/01 19:53:36.60 LevjYnzU
最近3P物ふえてうれしい
Sな虎徹ってあんまり読んだことないから新鮮だ、なかなかいいな
GJ!そしてGJ!

気がついたら990こえてたので立てた
TIGER & BUNNYでエロパロ2
スレリンク(eroparo板)


995:名無しさん@ピンキー
12/10/01 23:42:48.99 kbZjulpU
>>981
GJだわぁ
カリーナたんかわいい

>>994
ワイルドに乙るぜ!

996:名無しさん@ピンキー
12/10/02 00:01:15.14 SHJsAcgf
うおークリームたんに続けて薔薇きた!
帰ってきたばっかだから後でゆっくり読むwktk

>>994
乙!そして乙

997:981
12/10/02 23:15:27.52 A7rZu3FS
一言 ありがとう そして ありがとうっ!
長々と書いてしまって申し訳ない事をした…
>>994 ありがとうー!

998:名無しさん@ピンキー
12/10/03 02:43:32.95 TZu/m2Vm
では、埋めよう!そして埋めよう!

999:名無しさん@ピンキー
12/10/03 03:22:41.07 C2md7i/7
ワイルドに埋めるぜー!

1000:名無しさん@ピンキー
12/10/03 06:22:47.97 V0Ko9HEb
1000なら薔薇と炎と龍で3P

1001:1001
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もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。


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