ファルコムでエロ小説PartⅦat EROPARO
ファルコムでエロ小説PartⅦ - 暇つぶし2ch215:聞かせて、世界で一番優しい音楽【中編・9】
11/07/03 11:28:37.48 e3zHdc9J

※※※

 クロスベルにまたいつもの夜がくる。
「はぁ~……」
「ランディさん、とてもオヤジ臭いです、それ」
 自分の部屋のソファーに身体を預けて気の抜けた声を吐くランディに、遊びに来たティオも思わず
呆れてため息を漏らす。
 シャワーも浴びて、とっておきのボディソープで身体もしっかり洗った。着ているルームワンピー
ス―白と緑のボーダー模様に、中心から少し左側にずれた位置に赤いジッパーが縦走するデザイン
―の下には、例のレモンイエローのブラとパンツを装着済み。一サイズ大きなブラの隙間はパッド
が二枚ずつ使ってようやく埋まるレベルだったのには凹んだが、それでも、今日こそは……! と、
ティオが緊張で胸を熱くしながらランディの部屋に来れば、部屋の主はソファーで軟体生物のように
だれていた。
「そうは言ってもよぉ……安いし日持ちするし皆も多用するからって、ホールトマトの缶詰1ダース
はねぇよ……」
 そこに別の缶詰とか食材とかも加わったんだぜ……と、ぼやくランディに、ティオは少しばかり同
情する。が。
「お酒のツマミにと、共用食材をちょくちょくつまみ食いしていたのですから仕方ないかと。それに、
以前、調理酒と称して自分用のワインを経費で買いましたね?」
 冷製な口調でティオが突っ込むと、ランディがうぐっと息を詰まらせた。
「……そんじゃ、つまみ食いする悪いオヤジは、今日は疲れたからとっとと寝るとしますか」
「ならばマッサージにスパークダインをかけてあげます」
 むくれた表情を造ってソファーから立ち上がろうとしたランディの前にティオはエニグマを手に立
ちはだかる。
「ちょ! そこはレキュリアとブレスにしろっての!」
「こっちの期待に勘付いておきながら袖にしようとしたお返しです」
 ソファーに再び腰を落として慌てるランディをジト目で見つめながら、ティオはエニグマをテーブ
ルに置いた。
「……まぁそこまで気合い入ってりゃあ、ロイドだって気付くだろうなぁ」
 ランディがソファーに座ったままティオの胸元に右手を伸ばす。彼女のライトブルーの髪の毛を人
差し指に絡ませつつ、ルームワンピースのジッパーを―ここを下ろすだけでルームワンピースを脱
がせる事が出来るジッパーを小指でいじくる。
「……だって……いつもキスだけで先に進まないから……」
 声のトーンを暗くして呟くと、ティオは力なく俯いた。
「……ま、そりゃ順番を経てからって約束だったからな」
 ランディが、ティオの髪に絡めていた人差し指を引き抜く。
 ライトブルーの髪の毛が、くるくる廻りながら解けていく。
「……キスの時間だけが長くなっていくのが……ですか?」
 ティオは俯いたまま率直に問うと、視界の外にいるランディの雰囲気が尖った。
「確かに、わたしは、ランディさんの愛読するグラビアの人達みたいなナイスボディには程遠いスタ
イルです……」
 ティオは、俯いたまま言葉を続ける。考えて、暗記して、鏡の前で上手な語り方と仕草を練習して
きた言葉を続ける。
「でも、わたしだって、もう子供じゃありません……キスだけで眠るなんて、もう、いや、です」
 緊張は否応なく高まり、心臓の打つリズムは急加速する。
 シミュレーションした計画ではここで顔をあげてランディを見つめる予定だったけど、緊張で興奮
しすぎた心臓が全身を震わせて、顔が持ち上がらない。
(仕方ありません……少し予定を変更します)
 ティオは震えの止まらない右手をなんとか持ち上げると、胸元のジッパーを摘んだ。
 ジッ……ジジッ……。虫の羽音にも似た音をたててジッパーが降りていく。着ているルームワン
ピースが左右に開き、雪のように白い肌と、レモンイエローのブラがチラリと顔を出しくる。
 ランディが息を呑む音が微かに聞こえてくる中、ティオはジッパーを全部下ろした。
 ルームワンピースが左右に開き、ティオの身体から勝手に滑り落ちていく。
「こ、これ、でも、だめ……で、すか?」
 歯の根が噛み合わなくなる程ガチガチに緊張しながらティオが顔を持ち上げた刹那、ブラのカップ
からパットが一つ落っこちた。



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