ファルコムでエロ小説PartⅦat EROPARO
ファルコムでエロ小説PartⅦ - 暇つぶし2ch125:聞かせて、世界で一番優しい音楽【前編・3】
11/06/02 00:47:00.02 ZBFW7IM8

※※※

『やだ、たすけて! いうこときくから、おろして!!』
 心のどこかでは無駄だと解っていつつも、口から出る悲鳴は止められない。
 ベッドの上で両足を不自然なまでに開かされた上に、両脇にあるあぶみに足を無理矢理乗せられ、
革紐で固定されていく。
 ふくらはぎと太股には革紐の縁に沿って青痣と擦過痕が走り、自由を奪われた今も新しい傷を作っ
ていく。
『おねがい。おうちにかえしてってワガママいわないから、だから……!』
 震え泣きながら請うても、大人達から返ってくるのは冷たくて空っぽな眼差し。
 やがて、青い液体の入ったパックと、ガチョウの口みたいな形をした金属のハサミを載せたワゴン
が目の前に運ばれ、何度か聞いた番号―それがここでの自分を指す名前だった―が読み上げられ
る。
『これよりグノーシスの経膣投与実験を開始する』
 傍にいた大人の一人が、ワゴンからガチョウの口みたいな金属のハサミ―後年調べたら、クスコ
という器具だった―を取り上げると、こちらに迫ってくる。
『ゃ……』
 薄っぺらいワンピースの裾をめくられ、パンツを履いてない股へクスコがあてがわれる。
 震えが止まらない身体へ、ガチョウの口みたいな部位がずぶっと突きたち、その痛みと金属の冷た
さに悲鳴が出る。
『ゃぁああっ! いたぃいたいっ!! はなしてぇ!!』
 ベッドそのものを動かす程に身体を揺すり、抵抗しても、革紐で抑えられた箇所に擦り傷と痣が増
えていくだけ。
 こちらの気持ちとは無関係に、お腹の中につきたったクスコはマイペースに根元まで入ると、ぐっ、
と左右に開いた。
『ひっ……!!』
 足の付け根から裂かれるような痛みは、悲鳴あげる気持ちすら奪う。
 その間に、青い液体の入ったパックから伸びたチューブが、開いたクスコの合間からするする入っ
ていって、やがて、先端がお腹の中にぶつかってきた。
『やっ……!!』
 もっといたいのがくる。
 頭の中が更に冷たくなる。
『いやぁ、いやぁああぁぁっ!』
 涙と涎で顔をベトベトにしながら再び泣き叫ぶ中、お腹にぶつかってきたチューブの先端がぐぐぐ
ぐっ……と、前へ進み、恐れていた激痛が下半身を電流のように駈け巡る。
『被検体の子宮内へのチューブ装着を完了。これより二時間かけてグノーシス液の投与を行う』
 誰かの淡々とした声の後、青い液体の入ったパックが頭上に掲げられる。
 パックからチューブへ青い液体が流れ始める。少し遅れて、お腹の奥へ突っ込まれたチューブの先
端から冷たい水の感触が広がってきた。
 お腹の中の激痛に奇妙なくすぐったさが混じり、頭の中が大混乱を起こす。
『あぁぁあ! やだぁ、たすけて、たすけてぇえ!!』
 自分は今ちゃんと声を出しているのか、泣いているのか。その前に意識がちゃんとあるのか。
 何もかもが解らなくなってくる中、お腹の中に水が流れ込んでくる感覚と、身体の芯から凍り付い
ていくような寒さが、強く印象に残っていた。


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