11/06/11 22:39:29.24 IUEfCUOx
ジャンル 陵辱?
―放課後の特別工科学校。
誰もいない教室で、東京行きが決まった荊は机の上に腰を降ろし、窓の外を眺めていた。
静まり返った教室にコンコンと扉がノックされる音が響いた。
「ん、誰や?」
そう言って誰だろう、と思いながら扉に近づいていったとき、扉が開いてわぁっ、とクラスメ
イトの女子たちが四名転がり込むように入ってきた。
荊はいきなりの出来事ごとに思わず後じさりながら尋ねる。
「ど、どうしたんや。いきなり」
「委員長、もうすぐ東京へ行っちゃうんですよね?」
「私たち、これからどうすればいいんですか?」
「ちょ、ちょっと待て、何の話をしとるんや…」
「答えてください委員長!」
鬼気迫るクラスメイトたちの迫力に、荊は教壇のほうに追いつめられて行く。
「みんな、落ち着いて聞いてくれ。東京へ行くからと言っても、もう会えんわけやない。そんな
わけやから……」
その荊の言葉に、女子クラスメイトたちは一斉に俯いてしまった。
「やっぱり戻ってくるつもりはないんだ…」
「委員長いなくなっちゃうんだ…」
「な、何をゆーとるんや。必ず戻ってくるからそのときは……」
「そう、ですか…それじゃあ、それっ!」
荊がそう語りかけたとき、女子クラスメイトたちは突然荊に躍り掛かった。
一人は荊の両腕を後ろに縛り、もう一人は右足の膝を、もう一人は左足の膝をそれぞれ押さえ
つける。
荊は突然のことにあっけにとられ、なすがままになっている。
そして気がついたときには女子クラスメイトたちによって拘束され、身動きが取れなくなっていた。