11/06/05 10:18:18.97 /1R5Co/k
深作葵の捜索を済ませ、シャワーを浴びてさっぱりとした時間。
さて、今晩は少し大人しくしていないとなどと考えている時だった。
「―真奈ちゃん」
「…………?」
背後から、声をかけられ振り返るとようやくゲームを終えたのであろう迷砂の姿があった。
「あの、今晩なんだけど……」
「…………」
「あ、あのねー…えっ、えーっと……」
迷砂の顔が真っ赤に染まる。
つまるところ、明日はサーバーのメンテナンスの日だから今晩は……。
「お風呂入ってくるね」
珍しいことを言って逃げるように歩いていく迷砂の後ろ姿を見ながら顔が熱くなるのを感じた。
これがあの子からの夜枷の―お誘いなのだから。