【お焚き上げ】投げSS供養スレ【墓場】 2at EROPARO
【お焚き上げ】投げSS供養スレ【墓場】 2 - 暇つぶし2ch13:名無しさん@ピンキー
11/03/14 16:32:26.99 WpXLae04
もう一本二次の投げSSを。パワプロクンポケット4RPG風ファンタジー編より。
途中まで書いたが断念。


ユイさんが変な薬を飲んで身体がおかしくなったので、魔王様と治療に悪戦苦闘する話です。
母乳・奇乳注意。

『魔女っ娘ユイさんの災難 ~助けて! 魔王様~』


ユイは憂鬱だった。もう何日も、魔王城で宛がわれた部屋から外に出ていない。
今日も、目が覚めてから殆どの時間を、広々としたベッドで過ごしている。身体を動かす気分になれなかった。

「やっぱり……あれは不用意だったかな……」

誰に聞かせるでもなく、ユイは溜息をついた。いつになく息苦しい。寝返りをうつことにすら、気力が削がれていく。
ユイにとって認めたくないことだったが、今の状況の原因はほぼ彼女自身の行いだった。



数日前。

『こんにちわ……悪魔グループの者です。平生から弊社をご贔屓くださり、誠にありがとうございます……』
『えっ、悪魔グループ?』

ユイは思わず声を上ずらせた。ユイにとって、悪魔グループという単語は、あまり聞きたいものではなかった。
魔王城に雇われる以前、不可抗力ながら悪魔グループの記念式典に飛び込んで暴れ回り、式典をぶち壊しにした過去があったからである。

『おや、人間のお客様とは珍しい……ということは、部屋を間違えてしまったようです。申し訳ございません』
『べ、別に気にしなくていいわよっ。それより、この城のどこかに用があったのかしら?
 実は私、こう見えてもこの城に雇われているの。部屋を探しているなら、案内ぐらいするわ』

ユイは修行中の魔女であった。修行中、といってもクリフの崖の向こう、魔物のテリトリーに家を構えていたこともあり、
魔法使いとしての実力は飛び抜けている。ユイ自身それを誇りに思っていた。
しかし、勇者コナミとの旅の中で強力なライバルと出会い、ユイはさらに魔法を磨くことに貪欲になった。
そんな時にユイは、人手不足の魔王城から高額の給金でオファーを貰った。
最初こそ二つ返事でそのオファーを受けたものの、かなり恵まれた待遇だったせいか、今では魔王城にすっかり馴染んでいた。

『お心遣い痛み入ります。ですがお客様のお手を煩わせるわけには―』
『いいわよそれぐらい。ちょうど区切りもいいところだし、私も雇われだから、お客さんの案内ぐらいしないとね』

ユイの部屋の前を立ち去ろうとする悪魔部長を呼び止めて、ユイは部屋から出てきた。
魔物と普通に会話するのも、魔物だらけの魔王城で暮らす内に慣れていた。何しろ、同僚の大半は魔物である。
悪魔部長を目的の部屋まで送っていくと、ユイは悪魔部長から小瓶をひとつ渡された。

『お気持ちばかりにこれをお納めください。弊社の試供品ですが』
『試供品? それならありがたくいただこうかな~。何の試供品なの?』
『主に淫魔(ルーズ)が使う媚薬です。これを摂取いたしますと、人間の男を発情させる体質になります』
『媚薬ですって……残念ながら私には使うあてが無いわ。ここまで来れるほど根性の座った男なんて、なかなかいないもの』
『そうですか……これは失礼。貴女には無用の長物でしたか』
『……え。そ、それは……そのぉ』

結局ユイは、悪魔部長の押したり引いたりの手管に乗って、試供品を受け取った。
魔物用の媚薬を人間に押し付ける辺り、ア○ウェ○にも劣らぬ手並みかも知れない。
部屋に持ち帰ってよくよく観察する。手のひらに収まるほどの小瓶の中には、透き通った紫色の液体。
粘度は弱く、軽く振るだけでさらさらと波打った。気泡が湧くようなこともなかった。


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