11/09/08 21:40:33.91 cNkkh+gr
本人も猿も戦士たちも強いし、口も達者だからな。うってつけのキャラだと思ってる
ザンギャックが弱いせいもあるだろうけど
301:名無しさん@ピンキー
11/09/09 09:02:11.40 mOch3A40
攻撃→変身解除→フルボッコの方が好きな奴いる?
変身後スーツの下だけ破かれて、とかは想像するとシュールでさ…
302:名無しさん@ピンキー
11/09/09 20:38:34.64 MPcknuYV
>>301 ノ
スーツが破ける展開が嫌いというわけではないが
変身解除やメット割れと違って本編で見当たらない描写だからイメージしづらい
303:名無しさん@ピンキー
11/09/10 12:04:53.33 gH9WLstj
変身した戦士の服は変身用のフォンやブレスに収納されて
スーツの下はタイムレンジャーみたいな強化スパッツでその下は全裸って思ってる。
304:名無しさん@ピンキー
11/09/10 13:09:35.28 6isoeTx8
私服戦隊は生身だと単なる一般人ぽくてイマイチ
各戦隊特有の共通ジャケットならおk
シンケンは私服だと興味ないけど袴ならいける
305:名無しさん@ピンキー
11/09/11 20:12:01.35 +2KqdO7O
>>303
なるほど。ゆで卵みたいなもんか
306:名無しさん@ピンキー
11/09/11 21:07:32.93 mAvfA/AR
素でそうだと思っていたw
じゃなきゃドレスや着物で変身するヒロインの意味が分からないし
ヒーローの股間もっこりがあり得ない
307:名無しさん@ピンキー
11/09/11 21:47:14.80 lX4y+WDV
中が全裸は暗黙の了解だと思っていたが。
だから>>301はカコイイスーツの股間とか尻だけ露出びろーんってのが
シュールと言いたいんだと思う。
308:名無しさん@ピンキー
11/09/11 22:17:27.35 mAvfA/AR
まあ、確かにビニールないしゴム製なのか
精密メカなのか書いてて自分でもわからないことは多々あるしw
309:名無しさん@ピンキー
11/09/12 00:27:54.25 WltrAT4L
特撮ヒーロー(ヒロインも)エロはスーツ凌辱あってなんぼだと思っている
310:名無しさん@ピンキー
11/09/13 00:32:20.63 w23Lducx
ではそろそろ>>301が生身でやられてほしいヒーローを教えてもらおうか
311:名無しさん@ピンキー
11/09/13 18:41:34.82 r6QENmgy
自分も男女問わずスーツ凌辱が見たい派だな。
できればメットもずっとついたままでメットにもスーツにもぶっかけてほしい。
312:名無しさん@ピンキー
11/09/20 02:16:45.46 9kXmsRDW
電極拷問されるヒーローに期待
313:名無しさん@ピンキー
11/09/21 11:53:07.42 qZwod5Ku
シド先輩のアレは拷問後
314:名無しさん@ピンキー
11/09/21 16:23:51.88 BW8bJ8dJ
「やられ」はスーツがいいけど、拷問は生身がいい
特に通電系は
315:名無しさん@ピンキー
11/09/22 22:02:47.79 YgEXBU6/
そろそろ本編で絶体絶命だと思うようなやれれが欲しいところだな
バスコもキアイドーも強かったが、本気で命取ろうとしてなかったし
316:名無しさん@ピンキー
11/09/23 12:25:03.08 FMWoKxUb
ダマラスあたりが本気出したらすごそうだけどな
317:名無しさん@ピンキー
11/09/25 20:18:50.26 Z0YHlIj5
今日のラスト、特に鎧の絶叫やばかった…
318:名無しさん@ピンキー
11/09/26 23:10:19.55 hScgAI9l
保守
319:名無しさん@ピンキー
11/10/01 09:23:31.10 rmbTSeF1
最近は敵に拉致されての拘束・拷問シーンがないのが残念
320:名無しさん@ピンキー
11/10/05 18:02:48.93 oDOAqib1
かよわい女子に負かされる方が屈辱的ではなかろうか
しかも公衆の面前で、負けるはずのない女子に
321:名無しさん@ピンキー
11/10/05 19:58:49.91 kv6BkRiB
アイムにボロ負けして逆レイプされるバリゾーグ(シド先輩)とか考えちまったw
322:名無しさん@ピンキー
11/10/06 08:07:52.88 vVCqEyFx
女に負かされるヒーロー系SSってほとんど見たことないね
323:名無しさん@ピンキー
11/10/06 22:03:42.37 4URaaUur
前にヒロピンスレでルカとアイムがゴーオン男メンツ逆レイプする話読んだけど
そういうのとはまた違うのか
それ以前にヒロピンスレで女幹部×ヒーローはスレ違いか否か闘争があったけど
(結論はやられるのが男なのはホモ臭いから却下だった)
324:名無しさん@ピンキー
11/10/09 00:59:30.14 +I9cTEf9
女幹部からのやられもいいけど人外幹部からのやられもいい
攻撃方法は多岐に渡り、人外ちんぽや触手でや孕ませも可能!
325:名無しさん@ピンキー
11/10/11 21:45:05.40 CJkDeD53
シド先輩の改造シーンがもろ人外による拘束触手責めだった件について
326:名無しさん@ピンキー
11/10/14 22:18:37.82 Cw8SRgYz
保守
327:名無しさん@ピンキー
11/10/18 13:14:34.52 58POG3vh
マベやられの続きを…
328:名無しさん@ピンキー
11/10/25 16:21:44.53 h5UpH9Rp
☆ゅ
329:名無しさん@ピンキー
11/11/03 03:36:58.73 C0+JL2Dw
バスコガワについて
330:名無しさん@ピンキー
11/11/10 20:52:19.41 SXD7+Xal
保守書き込みばかりで淋しい…
331:名無しさん@ピンキー
11/11/13 23:11:44.41 5f5REMgZ
ライダー旧1号でネタがあるんだけど
設定分かる人どれだけいるかいな、つー不安がある(@_@)
1クールでの改造人間のイメージは後期よりもより物理的なもの、
仮面ライダーは実はショッカー怪人と同種、ヒロインとの関係
(一般で言われる)2号との能力差、新一号との違いetc
なんだかんだでも、もう古い作品だからなあ
しかしやられシーンの妄想では
旧1号>新1号 というのが自分の中で鉄壁
332:名無しさん@ピンキー
11/11/13 23:52:36.52 rHVB5ckg
むしろ旧一号しかしらんw
ぜひぜひカモーン!!
333:331
11/11/14 22:06:44.92 1v6BgLH+
うー~~~ 1名様か…(; <かなり迷うな
留璃子さん登場させて分かる?(もち、彼女をいたぶるわけはなし)
緑川博士、緑川留璃子、本郷の関係をふまえてくれる人が多いと、こっちも書きやすい
(死因の誤解や正体バレの程度もふくめて)
導入でそれなりに番組内容の説明行数がないといかんとなると、こっちは萎えてくるし、
読んでる方もだいたいうんざりに成るよねえ。。
334:名無しさん@ピンキー
11/11/14 22:17:34.17 J43ON3tB
>>333
案ずるより産むが易し。
いや自分は分からない方なんだけど、SSをきっかけに本編見たくなるかもしれないし。
335:名無しさん@ピンキー
11/11/14 22:20:55.27 0Y5UH8nM
やれ、俺はヒーローピンチが見たいのだ
336:名無しさん@ピンキー
11/11/14 22:22:21.98 F/8qVflH
ひと月近く保守ばかりだし、それまで見てなかった特撮作品でも
投下ネタを読んで気になってDVDを漁りだすこともあるので
メジャーマイナー問わずどんどん投下して欲しいな
原典作品の説明ならぐぐれば大概引っかかるし
337:名無しさん@ピンキー
11/11/14 23:07:31.47 Q7ceNbvK
第一話を見逃しても、第二話は脳内で補完しながら見るだろ?
そういうことだ
338:331
11/11/16 19:01:23.53 54HRoEAW
とりあえずthxです 現状1/4ぐらいの文章まとめとります 〆(@_@)
ところでこの手のシチュエーションて、ヒーローが悪役になぶられるの限定?
自分の中ではさ、善意の人同士でも充分恥辱なシーンてあると思うんだけど…
プライドの高いヒーローがフルボッコにやられて、なんとか脱出できたが半身不随化して
排泄その他をヒロインに助けてもらって半泣きするとか
それこそ性的に拷問されまくってポイ捨てされたヒーローに、傷心によりそうように
ヒロインがせまって、和姦だけど号泣してるとか
悶えるシーンだけあげるなら…深手をおって、手当しようがなく、麻酔その他なしで
絶叫しながら手術強行とか
そういうのはあり?
339:名無しさん@ピンキー
11/11/16 23:43:10.72 9OXlV8qD
萌え所は人それぞれだからとりあえず書いてみては?
多分ここの住人は許容範囲が広いだろうしw
340:331
11/11/18 03:47:18.14 /VWsrPru
遅筆ごめん。まだまだ未完ですが、中盤の途中の文体をちょこっと(まだエロはなし)。〆(@_@)
このスレ投稿自体がはじめてなんで こんなノリでヨシかという確認込みで。
(作品テーマが古けりゃ文体も古い、というか、らしくしようとしたら結果的に古くさくなった)
「きさまらは仮面ライダーとよんでいるようだが、こいつは我がショッカーが作ったまぎれもない
怪人だ…まさか本当に人間どものお仲間をつくるとはな…」
ショッカーにとって本郷の脱走は予想外であったものの、
異形体である彼に手を貸す者がいるということも、また予想外の一つだった。
ライダーのマフラーをつかみ、顔を上向かせる。
「この女にずいぶん慕われているようだが、どうやって手なずけた?」
ショッカーにとって、優しさで心を捕らえるなど、反吐が出るような茶番でしかないのだ。
無言のライダーのあご先に戦闘員が再び刃をあてがう。
「いちいち手間のかかるやつだ…この女をどうしつけたのか?答えろ!金か?脅しか?」
本郷はわずかにかぶりを振った。
「…貴様らに…貴様らに言うことではない…」
次の瞬間、怪人の足がライダーの左肩を、右足を跳打する。
骨が砕けている重傷個所への躊躇ない打撃だ。
「ぐ…ぅ」
たまらずライダーが体躯をよじると、はずみで戦闘員のあてがっていた刃先が、
うなじ近辺を浅く切り裂いた。マスクとライダースーツのため浅くすんだものの、
鮮血が細い線となってつたい流れ出す。ほどなく肩に、床に滴り、赤いはんてんを
ライダーの足下に複数えがいた。
「正義感とやらの偽善で気を引いたと言うのが、貴様の答えなのだろう?ライダー」
怪人はライダーの口から語らせたかったのだ。彼が信じている信念や理想を。
ショッカーにとって、もちろんそれらは茶番であり、有害なものでしかない。
…語らせた上で、それらを全て否定し、打ち砕いてやろう…お前の善意を慕っている女性の前でな…
だがライダーはなおもかぶりを振る。
怪人らの質問は、彼ら自身は本気でたずねてなどいない、あくまで自分を痛めつける上での
前座的なものだと本郷は感じとってた。本郷はたとえ嘲笑されようとも、語るべき時は自ら
の信念や正義を堂々と語る。だが大事な女性を質問の引き合いに出された今、ここで内面を
語る気などさらさら無かった。気を引くだと…手なずけるだと…彼女はおろか、「人間達」
とすら今や共闘という形でしか、見守るという形しか許されないこの俺に…
答えなど…貴様らに語る答えなど無い!
341:名無しさん@ピンキー
11/11/18 23:23:50.37 /VWsrPru
「フフフ…よけいな話は拒否か。さっさと殺せとでも言う態度だな、ライダー」
コモドランガーはマフラーを離した。怪人の手にはライダーの血と、泥がついている。
激しいダメージを受ける中で、マフラーにも血や泥がしみ込んでいたのだ。
怪人は気味の悪い舌で自らの手をなめ、周囲の手下に低い声で命じた。
「全員、乗車しろ。ジープにその女ものせろ」
戦闘員たちがばらばらと動き出し、数台あるジープやトラックにつぎつぎと乗り込んでいく。
戦闘員達はルリ子を手荒にジープへと連れて行った。
乗り込む直前、車の前で片膝をつかされているライダーと目線があう。だがそれも一瞬で
ジープの後部座席におしこまれた。
「貴様ら!」ライダーはおもわず身を乗り出そうとしたが、
次の瞬間、左手に冷たく固い金属感とガチャリと言う音を感じハッと顔を向けた。
鉄のかせをはめられたのだ。恐ろしく太く、手首につけるには不自然なほどの長い鎖が
のびている手かせ…
「女を案じるなら抵抗するな、分かっているだろう」コモドランガーはがのびている鎖のはしをつかみ、
値踏みするようにその太さを見た。(この太さなら今のライダーにはひきちぎれまい…)
「ライダー!」
ルリ子は押さえつけてくる戦闘員達たちに抗い、顔だけでもかろうじて車外へむける―
―その時ルリ子はみた。戦闘員の一人が、ライダーの左手につけた手かせからのびる鎖の先端を
もって、トラックの荷台にあがったのを…ゆうに4~5メートルはあるような長い鎖だ。
戦闘員は荷台にあがると積み込んでいるドラム缶のひとつに鎖を結びつけた。
ひざまづかされているライダーの体躯は怪人とともにまだ車外のまま…
怪人達が何を始めるのか、悟ったルリ子の顔から血の気が引いた。
「まさか…そんな、やめて、やめてええ!」
声を上げきるより早くジープの扉がばたんと閉じられた。
ジープ車内からの、くもぐった声で聞こえる彼女の叫びに、ライダーが顔をむける。
コモドランガーはその背を激しく蹴り飛ばした。
ひざまずいた体勢なうえ、片足の大腿骨が砕けている本郷は蹴りに耐えきれなかった。
衝撃をうけ、動いた拍子に傷口が再び血を吹き、激痛を脳天をつく。
地面にのめりこむように体躯が倒れる。
怪人はその脇腹をさらにもう一度蹴り上げた。
「ぐぁ!!」
ダメージが傷の苦痛に追い打ちをかける。既に激しくエネルギーを消耗している分、
耐性ももはや半減している身だ…ライダーは痛みにうめきながら息を荒くした。
とっさにに体を起こせないでいるライダーををそのままにして
コモドランガー自身も荷台に上がり込んだ。
片手を長い鎖に繋がれたまま、一人地面の上に横たわる本郷…
懸命に体を起こそうとする彼に、頭上の荷台から残酷な言葉が投げかけられた…
「2時間の死のドライブだ、楽しめ、ライダー」
342:名無しさん@ピンキー
11/11/19 02:47:11.08 +mc3XlkG
「やめて…お願いだからやめて!あの人、けがをしているのよ!」
ジープの車内ではルリ子が悲鳴のような声を上げて訴えていた。
後部座席の真ん中に座らされ、両どなりには冷酷な戦闘員が二人座っている。
彼ら二人にがっちりと両脇を押さえこまえれ、女の身ではどうにもならない。
ジープの外には、負傷した体を長い鎖でトラックと連結され、地面にたおれた仮面ライダーがいる。
その身を放置してトラックに乗り込んだショッカー怪人達。
ショッカーたちが始めようとする残虐な行為を、ルリ子もライダーもいやでも予測できた。
運転席の戦闘員がゆっくりと振り向いた。戦闘員の中でもひと際背が高く、リーダー格の男…
「やつはこれぐらいでは死なん…だまって見物していろ」
彼は窓から半身を出し、光景を見た。低い音をたててトラックのエンジンがかかる。
その横で、ようやく上半身を起こしたばかりの仮面ライダー…
(おのれ…)
まだ立ち上がりきっていない本郷の耳にエンジンのかかる音が響いた。
すぐ側のトラックが低い音に合わせて振動をはじめる。
(俺を…俺をひきずりまわすつもりか!)
左手首のかせ…つながるながい鎖…この状態でトラックが走り出せば、すでに深手をおっている
右手や左足がどうなるか…改造体といえど、相当のダメージを受けることに成る…
とっさに鎖を断ち切ろうと右手でつかむ。だが負傷した右腕では最大限の力を込めることはできず…
何よりその鎖が本郷自身の力を考慮した物であることを、彼はすぐに悟った。
「むだだぞ、ライダー。貴様にそれは断ち切れぬわ!」
コモドランガーの声が彼の頭上から響く。
本郷は歯がみした。せめてダメージを最小限にとどめる「体勢」に成らなければ…。だがトラックはライダーが
その「体勢」をとるより先にするすると動き始めた。
左手が強烈に引かれ、両足がもつれる。立ち上がりきる前にライダーの上身はふたたび地面に横転した。
またしても傷口部分を強打したが、今度は声をあげることさえできなかった。
間をおかずつぎつぎとダメージが襲ってきたからだ。
左腕一本にかかる強烈な負担。体が勝手に地面の上を転がっていく。顔を伏したままでは土や石がマスクの隙間から入りこんでいく。
全身や大腿部の傷口が地面の上を激しくすり続け、焼け付くような痛みがライダー体をおおい始めた。
トラックは山道に出てスピードをあげ、横転したライダーの体躯を、さらに激しく引きずり始めた。
左手がいまにも抜けそうなほど強くひかれつづけ、体中が地面の上で絶えず転がる。
鋼鋼鉄製のマスクは火花をちらし、スーツの体表は白煙を上げた。
右肩や左足の負傷個所は、瞬時に亀裂をひろげ、激しい流血を始めた。
引きずられる体の後ろに、血痕を断続的な線を引くほどの出血だった。
ライダーは声に成らない絶叫をあげた。
それは体内組織を…肉を切れ味の悪い刃物で直接削られるつづける拷問のようなものなのだ。
しかもそれほど舗装されていない道であることが、過酷さに拍車をかけた。
石や瓦礫がつぎつぎと彼の全身をかすめ、打ち付け、後方へ飛び去っていく。
細かく鋭い物は体表を傷つけ、ときには傷口にのめりむ。
大きな物は高速で投げつけられた岩石のように彼の体を殴打する。
道の凹凸でトラックの車体がゆれれば、長い鎖は大きく蛇行し、
本郷の体躯は時として地面から跳ね上がり、また強く地面に打ち付けられた。
「う…ぐ…」
ライダーは声をほとんど上げなかったが、それは意思でこらえたのではなかった。
片手一本で引きずられ、呼吸の為の胸郭の筋がほとんど直線的にはりつめているためだ。
意識が飛びそうになるほどの痛みの中で呼吸さえも満足にできない…
右肩が負傷していなければ両手で鎖をつかみ、まだ苦痛は分散されただろう。だが砕けた肩は
もはや感覚が麻痺するほど、傷口をえぐられ続けている。力はもはや全く入らない…
(2時間。この状態で2時間だと…俺の余力を完全にそぐつもりか、ショッカー!)
343:311
11/11/19 02:57:29.15 +mc3XlkG
うーn。なんか導入(というか説明部分)を改めて投稿しなくても
このままエロシーンまでつっきて終わりとしても無問題って気になってきた(@_@)
344:名無しさん@ピンキー
11/11/19 12:00:19.34 OfMu37YP
GJ!楽しみにしている
というか、文章はよほど壊滅的に読みにくいとかでなければ
誰も特にこだわらないだろ
エロもあってもなくてもいいし、導入部が長いから悪いとも思わない
むしろそこに至る過程がしっかり描かれていた方が盛り上がるw
345:名無しさん@ピンキー
11/11/20 16:19:46.33 6jkN98Ro
仮面ライダーシリーズはスーツの下の想像がムズイ
皮膚なんだかスーツなんだか分かりにくいところがな
346:名無しさん@ピンキー
11/11/21 00:01:14.20 LPuU/oF+
その辺は適当に補完汁w
今ゴセイ見始めてるけどマジで良かった
やられも殺陣もナイス
下半身の白スーツ汚れもエロい
ゴセイでなんか書いてみたいけど多分本家を見た方がいいw
347:名無しさん@ピンキー
11/11/21 23:21:27.24 Q9frFSxM
響鬼は裸にふんどし一丁。紫にてかってるあれは変化した体組織で筋肉そのもの。
(ネタではなくおもいっきり公式設定)
ザンキさんのやられシーンはここの住人なら必ず見るべし。
昭和ライダーならブラックあたりが全裸だと明言できる。
バッタのみたいに体表が固い。そこに同色の黒ブリーフスタイル。
シャドームーンに殺されるシーンは、やられファンでなくとも絶賛レベルのすばらしさ。
ファイズやカブトは戦隊スーツと同じ、パワードスーツや装甲をまとってるタイプと考えてよし。
電王も装甲タイプだが人格2人なので陵辱考えるといろいろカオス。
2人で1人がより明確なダブルにいたってはスーツ陵辱は簡単に補完できるレベルではない(@_@)
348:名無しさん@ピンキー
11/11/23 21:40:20.23 cNZYJGVp
序盤のイブキのやられもよかったな。
オッシーやられ姿もかこいいよ。
というか、響鬼のスーツはどれもエロかっこいい。
349:名無しさん@ピンキー
11/11/23 23:16:59.87 tcAra3kc
響鬼のスーツがエロかっこいいのには同意!
だが敵キャラに陵辱攻撃させるのに
適当なやつ(幹部に相当する)がいねえ>マカモウ
獣そのもののガウガウ派ばっかなのがな。
化け猫集団におそわれて河原で全裸で死亡の回、悪くないんだが…
進行中の画を想像すると、
要するに毛玉の猫集団にもまれているわけで
なんか悲惨さがな…w
350:名無しさん@ピンキー
11/11/24 01:18:55.74 dBMSStJe
旧ライダーの続き楽しみです
昭和のライダーのやられっぷりは酷くセクシーだと思う
ストロンガーが怪人に体力吸いとられて荒野に置き去りにされたシーンとかドキドキしたなあ
その後駆けつけたおやっさんに頼んでバイクのバッテリーで充電して貰ったんだよな。その見ていて「うわあ~、まさに電動なんだ…」っていう悲しさみたいなのもなんかエロい
351:旧1号-1
11/11/25 23:17:06.45 Dnt1g//6
とりあえず導入部かきましたんで、その部分だけおじゃまします(@_@)
なんだかんだいじくっているうちに、結局本郷とルリ子の説明を入れこんでしまいました。
(おかげで量がふくれあがった)本編をよく知っている人はこのあたりなんて
全然不要…なはず、だと思う。
※※※※
(ここは…ここはどこなの…?)
なんだか頭が重い。体の下がつめたくて固い。ベッドでもソファーでもなく、
ほこりくささを感じる床上の用な場所…
それでいて頬にあたる妙に生暖かい風。そして、生き物の体臭のようなどこか生臭い、
ムッとしたにおいが顔元に流れてくる。
緑川ルリ子は目を開いた。視界にかかる自分の長髪を、首をわずかに傾けてはらう。
そこはうす暗いどこかの室内…彼女は配線管向きだしのコンクリートの天井に顔を向け、
仰向けに倒れていた。ここは…今のにおいは何なの?
彼女は反射的に上半身を起こそうとしたが、次の瞬間、両肩と腕を強く圧迫されてそれを妨げられた。
はっとして首をまわし、周囲の光景に息をのんだ。
黒装束の男が二人、彼女の両腕を片方ずつつかんで開かせ、床に抑え付けている…
黒タイツのような上下に黒手袋、赤いベレー帽子の男たち…
帽子の下からは不気味な色のクマドリをほどこした無表情な顔がのぞき、
冷徹な視線で彼女を見下ろしている。
そして彼らが腰に巻いているのは…鈍い銀盤に鷲の紋章をきざんだベルト。
「…ショッカー!」
ルリ子は驚き、怒り、恐怖に震えながら声を上げた。
父のかたき…父を利用しつくして殺した卑劣な集団組織…眼前の2人はまぎれもなくその先兵の
戦闘員たちだ。瞬時に彼女は悟った…自分は彼らの手に落ちてしまっているのだ…
危機感とともに再びはね起きそうになったが、2人の戦闘員は何の苦もなく彼女の上身を床に押さえ返す。
彼らの仕草は、今は彼女を傷つけるつもりはなく、虜である彼女が、
ただ動くのをさえぎっているだけといった様子だった…
今の彼女自身も体に傷は無く、服装に大きな乱れはなく、
手足は2人の手で押さえつけられているだけで、縄などで拘束されている訳ではない。
だがその現状はルリ子にとって、今後に対する漠然とした不安や、より怒りと恐怖を煽るだけでしかない…
震えながらルリ子は周囲を改めてみた。
部屋の広さとしては12~16畳程度…部屋には目の前の2人以外にも数人の戦闘員たちがいた。
両脇の2名以外は部屋の入り口にあつまり、ルリ子たちに背を向けている。
彼らが何をしているのか、床に横たわったままのルリ子にはわからなかった。
だが不穏な光景の中で、ルリ子にもっともショックを与えたのは、戦闘員らの存在ではなかった。
「入り口」らしき扉のすぐ上、壁に設置させれているショッカーの紋章…
そして平行して並ぶ赤ランプと放送スピーカーのような機器だった。
かつて、ショッカーから逃げ出した人物の口から、
それがどのようなものであるか彼女は聞いたことがあった。
「あれは、ショッカーの頂点にたつ人物が自らの口頭で命令を発し、それを音声伝達するとき使われていた…」
もしここが町外れの車庫や倉庫のような場所なら、そんな装置があるのはありえない…
そのような装置を壁に「固定して設置してる場所」など、もはや答えはひとつしかあり得ない…
彼女はショッカーの手に落ちた。そして、彼らのアジトの奥深くに運び込まれてしまっていたのだ…
352:旧1号-2
11/11/25 23:30:39.08 Dnt1g//6
(でもなぜ…私はいつショッカーに…)
ルリ子は必死に記憶を呼び戻した。
………
(役に立ちたい…協力したい。ショッカーとたたかうあの人達の為に…)
ルリ子は海岸沿いの道路ををバイクで走りながら、それまで幾度となく
心の中で繰り返していた言葉を、そのときもつぶやいていた。
…緑川博士…父である彼が怪死したのは、しばらくぶりに彼女と再会しようとしていた、
その直前だった…眼前で、悪夢のような手段にかかり息絶えていく父…あまりのショックに、
彼女は前後してその現場にいた青年が殺害者だと思い込み、彼を激しく責め立て、憎んだ。
しかし直後に起きた他の怪事件を追ううち、彼女はショッカーの存在と恐ろしさを知り、
同時にその青年がショッカーに立ち向かおうとしていることを理解した…
彼こそ城北大学に在籍していた青年、生体科学者の本郷猛だ。
誤解を深く詫び、父の敵をとるためにも、ルリ子は本郷に協力することをためらうことなく告げた。
そしてもう一人…様々な怪事件を追っているとき彼女はたびたび目にしていた。
同じようにショッカーに立ち向かい、怪人たちや戦闘員たちと戦っている仮面の男…
彼を知っているらしい喫茶店のマスターは、彼を仮面ライダーとよんでいた。
彼は恐れを知らず、高い戦闘力を持って悪人を打ち倒し、
幾度となく彼女らの危機をすくってくれたが、
まだ一度として言葉をまともにかわしたことはなかった。
初めて仮面の男を見たときの印象は、その姿は人というよりむしろショッカー怪人たちに近い姿にみえ、
戦い方や悪への容赦なさも、決して人間のそれではなかった。
だが…見返りなく、協力者も皆無の身で、捨て身で怪事件に立ち向かい、
ショッカーの怪人たちと死闘を重ねること…それがすべて「他人のため」の優しさ故であり、
彼の正義心と使命感からだと知ったとき…彼女はきめたのだ。彼と共闘していくことを。
その日の夕方も、ルリ子は隣町でまたも怪事件を聞きつけたばかりだった。
わずか3日のうちに、複数の女性が年齢を問わず、何人も失踪しているという事件。
今思えばそのときすぐに一言連絡すべきだったのだろう…
なにも本郷でなくとも、親しい喫茶のマスターでも、
…まだ知り合って日が浅かったが、あのFBIの手帳を所持していた滝という男でも…
だが事件を聞きつけた場所から、怪事件の現場がわずか数キロ先だったということもあり、
まず場所を一目見てから詳細に連絡しよう、彼女はそう判断しバイクを走らせたのだ。
そして現場への走行中…そうだ、海岸沿いの道で、低速度の1台のトラックと並走になった。
他に走っている車は皆無であり、追い越すためバイクのスピードを上げようとしたそのとき…
なぜか背後に気配を感じたのだ。同時に潮風の香りとは違う妙な匂いが鼻についたような…
ルリ子ははっきりと思い出した。
ついさっき、目覚める直前に感じた不快なあれと同じ匂いだった!
あの直後、急にエンジンがおかしくなり、あわててバイクを片側に寄せて止め、
様子を見ようとしゃがみ込んだ。その直後は…その後は…
いくら思い出そうと繰り返しても記憶はそこで途絶えている。
ルリ子は目をつぶった。あのとき背後からやられたのだ。
あのトラックも奴らのものだったに違いない…
353:旧1号-3
11/11/25 23:42:17.36 Dnt1g//6
不意に入り口近くの集団がうごいた。扉の向こうから戦闘員とはちがう何者かが姿を現したのだ。
集団を割って室内に入ってきたそれは…まるで両生類のような上半身をもつ化け物…ショッカー怪人だ。
両手の指が不気味なほど長く、トカゲのような頭部を持ち、全身が毒々しい緑色に包まれ、
赤紫の蛇のような眼球を光らせている。彼は室内で捕らえられているルリ子を見やった。
そして笑うかのように口元を広げ、まるで蛇が獲物をみつけたがごとく、
平たくて厚みのある青色の舌を、するすると出し入れを繰り返した…
あまりの気味の悪さに、ルリ子の背筋に悪寒がはしった。
怪人はゆっくりと歩み寄り、横たわる留璃子の左がわにしゃがみ込んだ。
例の不快臭が一気に強まるとともに、この世のものとは思えぬほど不気味な顔が
彼女の真正面を見据える。
「ようやくお目覚めか。緑川博士の娘…」
「お前は…お前はショッカー怪人ね…」
「ふふ…答えるまでもなかろう。 並の女など、我らの姿を見ただけで泣き叫ぶというのに。
…気丈な娘だ。まあ、われわれに歯向かおうというのだからその気の強さは当然なのかもしれんが…」
怪人の視線が留璃子の顔から胸、腹、腰、足下へ、全身ゆっくりと流れ、また顔へ舞い戻る。
留璃子は思わず視線をそらした。怪人の異様な目つきからは、気味の悪さも相まって感情を読み取れ切れない。
だが、口調からは自分を少なからず嘲笑し、それでいてどこか好奇をもって見ているのが感じられる。
(私を…私をどうしようというの…)
考えうる最悪の事態がつぎつぎとルリ子の脳裏をかすめていく…
ショッカーによる被害者たちの酷い死に際や無惨な姿も…
いいえ!ルリ子は弱気を振り払おうと唇をかんだ。
(猛さんにも危険は忠告されていたのよ…ショッカーに対抗しようと決めたときから、
いつかこんな事態に成るかもということは、覚悟していたじゃない!そうよ…弱気なんて絶対にだめ!)
今度は目に意思をこめ、視線をただよわせることなくしっかりと怪人を睨み返す。
怪人の肩がわずかに上下する。せせ笑っているのだ。
「わがショッカーの前に、女というものの気丈さがどこまで持つのか…
今回の実験に加えるのも良いかもしれぬな…」
(…今回の実験ですって? また恐ろしい事件を…)
例の女性失踪事件が思いだされる。やはりあれはショッカーの…
怪人はそれ以上ルリ子に何も語ることなく立ち上がった。
「この女は山ほど使い道がある。絶対に逃がすな」
戦闘員にひくく言い伝えると、床のルリ子を見下ろし、
さらに顔を扉の向こうに向ける…その目つきは一段と不気味な光を増していた…
354:旧1号-4
11/11/25 23:52:20.81 Dnt1g//6
(ルリ子さん、いったいどこに消えてしまったんだ…)
本郷の顔には焦燥の色があった。
彼女が姿を消してからすでに丸3日がすぎていた。
本郷にとってバイクのトレーナーであり、彼が仮面ライダーであることを知っており、
ルリ子のバイト雇用主でもある喫茶店マスター…「立花のおやっさん」によれば、
姿が消えたその日、ルリ子は夕方まで何事もなく仕事を終えて、笑顔で声を掛け合って帰宅したという。
バイクに乗って自宅に向かう姿を立花も友人も見送ったという。
そしてそのまま…自宅にもどることなく、彼女は消えてしまった。
以前もショッカーの動きを探るため、立花の静止をふりきって飛び出していったこともある彼女だ。
だがどんなときでも彼女は必ず連絡や伝言を残してきた。
ましてやアルバイトや大学を無断欠勤などするような人間では、絶対にない。
「まるで過保護だ」「父親じゃないのよ、本郷さん」
1日目はそういって笑っていた立花や彼女の友人達も、
翌々日の昼を回る頃からはさすがに平静ではいられなくなった。
しかもそれと前後して、隣町での女性失踪頻発という事件ニュースが飛び込んできたのだ。
事件を知ったその日のうちに、本郷は愛車を走らせ、隣町に向かった。
行方不明に成ったのはそれぞれ17歳の女学生、22歳のOL、26歳と35歳の主婦…
失踪現場と見られる場所は、女学生とOLは生活道路、主婦の1人は場所不明、
もう一人は駐車場らしいということだった。女性達に互いの接点はなく、
行方不明に成った時間帯もバラバラ、これといった共通点はほとんどない。
(誘拐…まさかショッカーが! ひょっとしてルリ子さんは…)
本郷は事件にショッカーの影を感じ…激しい危機感を覚えた。
立花に事件内容を連絡し、できる限りの情報を集めつづけた。
…そして事件を知ってから24時間経った今、彼の危機感はほぼ確実な物に成ってしまった。
いつもなら、ショッカーらしき事件がおこればその捜査、情報に積極的に関わろうとしてくる
あのルリ子が…怪事件が報道されて丸一日たった今でも全く姿を見せないのだ。
当然自宅に帰った様子も、知人達への連絡もない。
ひょっとしたら彼女がいち早く事件を知り、事件に対し独自でうごいているのかもしれない…
だがそうでなければ…最悪、事件そのものに巻き込まれたのか…
立花に警察への連絡を頼み、本郷はふたたび隣町へ向かった。手がかりをもとめて。
355:旧1号-5
11/11/26 00:01:46.56 OlZ+55dz
「ネズミを探しているのか、本郷猛」
本郷ははっとして顔を上げた。今の声は…
日がしずみつつある夕刻…
本郷は隣町へむかう沿岸道路を、愛用のバイクで飛ばしている最中だった。
エンジンがうなるバイクで走り続けている最中に、他人の声が聞こえる例など、
普通の人間ならそのケースはほとんど限られる。
道ばたの人間が大声を上げる、車で並走しながら間近で声をかける…
だが低い、ささやくような声がはっきり聞こえる例など、
二人乗りでもしていなければあり得ないことだ。
もちろん今の本郷は単身であり、周囲に走る車はみな彼から離れた車線を走り去っていく。
今の本郷の視界の中には、彼に声をかけたらしき人物などまったく見いだせなかった。
彼はバイクを止めた…普通の人間なら空耳のように感じたかもしれない…
だが本郷は改造人間であり、意識してはたらかせれば、その聴覚は人間の比ではない。
邪魔する爆音が絶え間ない中で、音声を聞き分けられる能力も同様だった。
何より…いまの「声」の言葉は、今現在の彼の不安な思考をそのまま指摘していた…。
(空耳じゃない…)本郷は周囲を見回しながら、もう一度聞こえないかと耳をすました。
356:旧1号-6
11/11/26 00:19:18.17 OlZ+55dz
案の定、その声の呼びかけはすぐに再開された。
『フフ…この声は貴様のような改造人間でなければ聞こえない声だ…
貴様、緑川ルリ子をさがしているのだろう?』
「この声の…貴様はショッカーか!」
本郷は周囲を見回しながら声を上げた。まだ声の主らしき姿はみえない。
夕刻の影が長い道路、市街地を挟んで遠くにわずかに見える海…
停車させている道路周囲には建物や森林がある訳でもなく、身を隠す場所などほとんどない。
「どこにいる!やはりルリ子さんをさらったのは貴様達か!?」
『そのとおりだ…彼女に会いたければ、まず我々の言う通りにしろ…
この道路の先20キロのところで、湾岸道から山腹へ入る道分かれ道がある。そこを進め。」
「まて!ルリ子さんは―」
「いいから進め。やがて廃車がつまれた古い駐車場へつく…そこが我らの指定の場所だ。
それからこれは一度しか言わん。駐車場へは一人で今から10分以内に来るのだ。
今来なければ二度と彼女には会えん。二度とな」
声はふっつりと途絶えた。
「ショッカーー!」本郷は叫び、何度も周囲をみまわしたがもはや返答は無い。
(おのれ…ルリ子さん!)予感が的中してしまったことに、本郷は怒りと焦りを感じながら、
再びバイクのアクセルをまわした。
この距離で10分とあれば今の声の発生源を調べたり、立花に連絡したりしている時間はない。
立花と設置を相談していたサイクロンの無線通信機能の搭載…現在はライダー自身との通信や
遠隔操作は可能であるものの、まだ立花が使う一般の通信機器との相互はできていなかった。
ここで単身で山道に向かうことが、ショッカーの罠であるのは火を見るよりあきらか―
しかけてくるであろう罠に対し何ら策を巡らせる時間もない―だが本郷にためらいは無かった。
バイクの速度を一気にあげながら本郷は上身をひくく構え、上着の前面を開いた。
仮面ライダーの変身体勢だ。
露出した白と赤のタイフーンベルトに、バイク走行による疾風が当たる。
たちまち高速回転し始めたタイフーンはエネルギーを本郷の全身にみなぎらせ、
彼の姿を仮面ライダーへと変えた。
ハンドルのスイッチを切り替え、一般型だったバイクも
仮面ライダーの戦闘用高性能バイク、サイクロンに変容する。
桁違いの出力をあげ、うなり、文字通り火を噴くエンジン。
黒青のマスク、黒い体躯、青の手足と胸筋。赤色に光る複眼となびくマフラー。
バイクと一体の変身を遂げた異形の戦士が日が沈みつつある湾岸道路を疾走していく。
(ルリ子さん、無事でいてくれ!)
不安と闘志を胸に秘めながら仮面ライダーは一段とスピードを上げた。
※※※※※
バウイィイーーーーーーン >> 疾走サイクロン
戦闘シーンは苦手気味ですが次のよりかきます(@_@)
357:旧1号-7
11/11/26 00:45:20.64 OlZ+55dz
湾岸道から山腹への分岐点…20キロ先のそこで、ライダーはハンドルを大きく左に切った。
左折時に、小さな標識にをライダーは一瞬目をやった。(須和原山…標高300…山道15)
須和原山へ続く道は舗装された道ではあったものの、湾岸道にくらべ道幅はぐっと狭く、
街頭もごく少ない。半キロも進まないうちに、車線の両側はほどなくうっそうとした森林につつまれた。
もはや日が陰る直前の時間だ。深みを感じる森林の奥はすでに暗く、普通の人間の目視では
木々の間の様子を伺い知ることはもう不可能になっていた。
緩い傾斜で蛇行する山道を仮面ライダーはすべるように走行し、ほどなく指定の駐車場が見えた。
街頭は1,2本しか無く、廃車置き場としてつかわれている古い駐車場…
廃棄される予定、もしくは単に打ち捨てられた車がならび、
数カ所に積みかさなる鉄材や廃車の山がある。
駐車場へ入る直前でライダーはサイクロンをおり、周囲をうかがった。
今のところ敵の姿はない―だが待ち伏せされるとしたら絶好の場所だ―
実際、本郷は敵が見えていなくとも、この場で自分を取り囲むような殺気と気配を感じていた。
周囲の様子を把握することに神経を集中させながら、駐車場の中央へゆっくりと歩いていく。
(10分以内…)ライダーの体内時計は万全な体調時なら驚くほど正確に機能する。
その感覚が、あの「声」を聞いてからすでに8分が経過したと告げている。
…もう日が暮れる…指定の時間はもうすぐ…どう出てくるつもりだショッカー…
後2分…1分… (く…そっちから接触する気はないのかショッカー、間に合わなければルリ子さんは…)
30秒…本郷の心に危機感が高まったそのとき、突然「あの声」が響いた。
「のこのこやってきたか、仮面ライダー!」
あの妙な聞こえ方ではなく、駐車場に直接響き渡る、尊大さのにじむ音声。
声の主は間違いなく「この場」にいるのだ。
同時に、それまで周囲で息をひそめていたような気配が一気に明確なものになる。
廃車の影に身を潜めていたと見られるショッカーの戦闘員らが、つぎつぎに現れる。
「ショッカー、わたしは言われた通りにきた。ルリ子さんはどこだ!」
まだ感情を抑えた声で本郷は叫ぶ。何人もの戦闘員達を眼前にしているが、未だ声の主はみあたらない…
「フフフ…会わせてはやる…このコンドル怪人が貴様を倒した後でな!」
あざけりの声とともに、不意に頭上に異様な気配を感じてライダーはハッと顔を上げた。
上空で風を切る音…すっかり日が落ち、暗くなった夜空に浮かぶシルエット。
大きすぎるその影は野生の鳥などではない。それは空飛ぶ悪魔というとでもいうべき姿だった。
毛の無いダチョウのような頭部、邪悪なぎょろりとした目と鉤のように曲った猛禽のくちばし。
首から下は人間に似ているが、両手はやたら長めで、手先、足先にはするどい爪が光る。やや猫背ぎみの背中に漆黒の羽がはえる…
魔鳥のようなショッカー怪人が飛来したのだ。
「おれはショッカーによってコンドルの飛行力をあたえられている。
飛べぬ貴様に勝ち目などない!いくぞ、仮面ライダー!かかれ、戦闘員ども!」
358:旧1号-8
11/11/26 01:03:46.49 OlZ+55dz
コンドル怪人の攻撃にライダーは苦戦した。
怪人は飛翔能力を使い、かなたから滑空しながらつめ先でライダーのいたぶるように引き裂く。
また、片手の5指を、5本の触手と変化させ、それをまるでむちを振るうかのごとくライダーに叩き付けてくる。
地上のライダーは地面近くに飛来する瞬間を狙って拳をふるい、ときにジャンプして蹴打を加えるが、
空中で自由に体勢や進行方向を変えてくる怪人に、決定打てきなダメージを与えきれずにいた。
同じく地上で攻撃を仕掛けてくる戦闘員らは、場数を踏んだライダーの敵ではない。
だがコンドル怪人の空中攻撃をうけ、ひるんだ隙きをつくように
ナイフや槍でライダーを切り裂こうとしてくる。
徐々にライダーに蓄積されていくダメージ…(くそ、まずこの戦闘員どもだけでも…)
ライダーは雑魚から一掃する作戦をとった。
青い拳に一段と力を込め、最寄りの戦闘員達の上身に鋼鉄の強腕をたたきこむ。
「ライダァァーパァァーンチ!!」
ライダーは手を休めない。次々と戦闘員ら、複数人がまとめて後方へふっとぶ。
ある者は鉄材の山や車の上に落ち、ある者は駐車場のアスファルト上にたおれ、
その肉体は炎と成って消えていった。
戦闘員最後の一人を倒し、ライダーは空をにらんだ。のこりはコンドル怪人ただ一人…
そのときライダーはみた。積み重なった廃車の影から新たに一人、
体つきの小さな戦闘員が走り出してくるのを…
まだいたのかと身構えたライダーはハッとした。
長髪、黒の戦闘服に包まれた女性の体躯。
そして他のショッカー戦闘員のように顔に赤と緑のクマドリをほどこしているが、
その表情と気配は見まごうものではない。
その戦闘員は、ライダーが身を案じ続けていた協力者の一人…緑川ルリ子その人だった。
359:旧1号-9
11/11/26 01:22:44.62 OlZ+55dz
「ルリ子さん!」
本郷は驚愕した。別人のような殺気をもってルリ子はライダーにせまってきた。
狂ったようにライダーに振りかざされるナイフ…
ライダーはかわすと同時に彼女の背後に回り、
手首をひねり上げてナイフを落させた。「正気になれ!私だ!」
ルリ子は振り向いた。乱れた髪の間から狂気の目を光らせ、なおもライダーにせまる。
武器の無いルリ子の手はライダーの首筋をねらってきた。
本郷は降り払おうとしたが直ぐにはできなかった。
女性とはかけ離れた腕力が、マフラーの上からライダーの首をしめつけてくる。
(この力は…ルリ子さんの力ではない…ショッカーめ!)
人間離れした腕力、攻撃されながらも彼女を傷つけられないという手さばきの難しさから、
ライダーは圧倒され、地面に横転した。
(く…操られているのか…それともまさか…)
まさか俺のように改造されてしまったのか?恐怖ともいえる感情が本郷の中にわき起こる。
さらに彼女の肩越しに、滑空しながらコンドル怪人が近づいてくるのが見える。
今ここで怪人の攻撃を受けたら、おそらく彼女まで…
(く…許せ!)
ライダーはやむなく手刀で彼女の首筋をうった。「う…」
ルリ子は事切れたかのようにライダーの上でくずおれる。
ルリ子の体を自分の上からどかした瞬間、触手の手を大きくつきだし、
勢いをつけて滑空してくる怪人が目に飛び込んだ。
5指の触手が束に成り、まるで一本の槍のようになったそれを、
ライダーのま正面目からつきたてるがごとく…
地面に串刺しに成る!
さらに迫ってくる触手の先から半透明の液体が一気に噴出するのをライダーは目視した。
彼のすぐ横では気絶しているルリ子…彼女をそれらの攻撃から守るように、
とっさに横たわったまま体を回転させたが完全にはよけきれなかった。
触手の束がライダーの脇腹をかすめる…
地面を転がったことで触手に突き刺されることはまぬがれたものの、
噴出した液体がライダーのベルトに直撃した。
次の瞬間、怪人の触手の束は地面のアスファルトにのめり込んだ。
360:旧1号-10
11/11/26 01:35:31.01 OlZ+55dz
「ぬ…」
地面に降り立ったコンドル怪人はアスファルトからすぐに触手をひきぬいた。
触手は一瞬にして5指の形にもどった。その先からは先ほどの半透明の液体がしたたっている。
ベルトに直撃したそれによって、ライダーは腹部に焼けるような刺激が広がるのを感じた。
だがそれはごく一瞬のことでライダーはすぐに跳ねおきた。
「貴様、貴様が彼女をあやつっているのか!」
「ふふ、協力者に責め立てられる気分はどうだ、ライダー!」黒い体躯が再び空に舞い上がる。
「おのれ、どこまでの卑劣な……サイクロン!!」
内心怒りに燃えながらも、この怪人には空中戦では勝てない、そう踏んだライダーは愛車をよんだ。
遠隔操作で走行し始めたサイクロンは駐車場内に加速して進入した。
ライダーも走り出し、加速した勢いのままのサイクロンにまがたる。
バイクはライダーを乗せ駐車場から再び山道にとびだした。
「なに、逃げるのかライダー!」
コンドル怪人は飛行力を最大限にあげてバイクに追いすがる。
だがそれは本郷の誘いだった。
猛スピードのサイクロンは怪人を後方に引き離した状態で山道を数百メートル疾駆したあと、
おおきくUターンし、逆にコンドル怪人にむかって加速し始めた。
滑空してくる空中の怪人に対し、地上を爆走し真正面から突っ込むサイクロン。
バイク走行による空気流がベルトのタイフーンを回転させ、
エネルギーが再び全身にみなぎりだす。
空中の怪人を目標にとらえ、車体の最高スピードを維持したまま、ライダーはハンドルから手をはなした。
サイクロンを踏み台にしてジャンプし、体躯をひねりさらなる加速をつける。
全身の力を込め、最大の武器であるおのれの頑脚をくり出した。
「ライダァーーキィィーーーーック!!」
コンドル怪人の上半身に、バイクによる加速をもくわえた、
岩壁をも優に粉砕する圧倒的な破壊エネルギーが蹴り込まれる。
「ガアアアア!!」
咆哮をあげながら怪人は後方に吹っ飛び、落下した。
その体躯は山道脇の森林に突っ込み、衝撃で数本の木々をなぎ倒した。
泥や木の葉をまいちらし、土煙があがる。とどめに十分な一撃だった。
倒壊した木立の中、怪人はよろよろと立ち上がった…邪悪な目を、より一層の憎悪に燃やして…
「ライダー…せっかく毒液を…おのれええ!」
怪人は悪態と断末魔がをあげながら、その身を爆破四散させ…絶命した。
※※※※※※※※
チュドドドーーーーーン>怪人1体が撃破
かっこいいライダーのシーンはこのへんまで(@_@)
361:旧1号-11
11/11/26 01:58:41.96 OlZ+55dz
怪人の爆散は、夜の須和原山の道をほんの一時だけ赤く照らした。
キックの飛躍後、地面への着地体勢のままのライダーの足下に影がのびる。
夜風に乗って肉体や鉄、生き物の焦げた匂いがわずかに周辺に漂い、やがてそれも消えた。
ライダーキックを援護したサイクロンは、無人のままで山道を数十メートル走って停止した。
本郷はゆっくりと立ち上がった。サイクロンを再び遠隔操作で手前に呼びよせる。
ライダーキックの疾走の為、いつしか例の駐車場からひどく離れた場所に来てしまっている。
ルリ子が倒れている駐車場に早く戻らなければ…
だがバイクにまたがった直後、ライダーの上半身は大きく揺れた。
突然、全身に疲労と倦怠に似た感覚が襲ったのだ…戦闘後の脱力感などではない。
さらに目眩ににた感覚が上半身を不安定にさせ、バイクの上で一瞬、突っ伏しそうなる。
(な…)再び背筋をただし、愛車を走らせながら、ライダーはいぶかしんだ。
戦闘し、ライダーキックをはなち、エネルギーはそれなりに消費している。
だが…それほどダメージを受けている訳ではない。キック直前の走行でも、バイクの風力をつかって、ある程度だがエネルギーのチャージもしたのだ。これぐらいでこんな疲労するわけがない…
…なぜこんな…ハッとして、思わず自らのベルトを見やる。
(さっきのコンドル怪人の液体か…?)
先ほど怪人からうけた液体攻撃は彼も気になっていた…あの瞬間は影響はほぼ皆無だったものの、
何の効力も無い攻撃をしてきたとは考えられなかったからだ。
しかも直撃した個所は、仮面ライダーにとって体内へのエネルギーを送り込む場所でもある。
そこから何らかの攻撃が侵入したら…
(まさか遅延性の効力が…俺の体内で…!)嫌な予感を覚えながらライダーはバイクを急がせた。
362:旧1号-12
11/11/26 22:02:09.78 OlZ+55dz
仮面ライダーが駐車場に戻ると、ルリ子はまだそこで意識を失って倒れていた。
ライダーはバイクを停車させ、彼女の側にひざまずき、細い肩を抱き起こした。
ショッカーの戦闘服を着せられたままであるものの、さきほどまでのような顔の険しさはもうない。
あの不気味な隈取りも彼女の顔から完全に消えている。(怪人が倒されて洗脳が消えたか…)
ライダーは安著し、ルリ子の頬をそっとたたいた。
「しっかりしなさい」
「ん…うん……え? ライダー?」
ルリ子はしばらくぼんやりとしたようにライダーを見つめ…ハッとして周囲を見回した。
「ライダー、私ショッカーに捕まって…」
ルリ子の記憶はショッカー基地の中で途切れていた。
だが怪人や戦闘員はおらず、自分はもう捕らえられていないこの場の状況…
もう一度仮面ライダーをみて…彼女は理解した。ホッとため息をつきながら笑顔を作る。
「ありがとう。また、助けていただいたのね」
ライダーは首を振った…彼女は記憶が無い…自分をおそったことなど、彼はあえて語る気もなかった。
「とりあえず、安全な場所まで戻りましょう」
ライダーはサイクロンへ目を向け、ルリ子を促した。早くこの場は離れた方がいい…
本郷は内心で焦っていた…先ほどからの体のおかしさー漠然とした疲労感とめまい…
それが急激に進行し、はっきりとした症例として現れだしていたからだ。
それは本郷がかつて改造される前―普通の人間だったころに経験した発熱の症状に似ていた。
体の内側が痛みを伴いだし、どこか麻痺するような感覚…
しかし今感じている「症状」の度合いは、昔の経験のそれとは比較に成らないほど、はげしい。
しかもそれは液体がかかったベルト周辺や脇腹を中心に、徐々に体に広がるようにわき起こっている。
なんらか薬品か、毒素かわからないが、それは体の内側をじりじりと焼くかのごとく、少しずつ作用している。
エネルギーが徐々に無くなっていくのが分かる…いまわのコンドル怪人の悪態が思い出される…
やつの言っていた毒…このことをいっていたのだ…
「…ライダー?」
傍目のルリ子にも彼の不調が読み取れた。ライダーは自身でも無意思のうちに、
地面に片手をついていたのだ。肩をわずかに上下させ、地面をにらみつけるように頭を下げている。
「…大丈夫。いこう…またショッカーが来ないうちに…」
ライダーがもっとも恐れていたのは今のこの不調状態のとき、更なるショッカーの強敵が現れることだった。
本調子でないうえ、緑川ルリ子がいる。攻撃されたら、自分は勝つことも、彼女を守りきることも難しいかも
しれない…
だが事態は皮肉にも、ライダーの懸念どおりにうごいた。
彼ら2人しかいなかったはずの駐車場一帯に、ふたたび尊大な笑い声が響いたのだ
「ハッハッハッハ…毒を食らったようだな、ライダー!」
とたんに夜の闇の中からたくさんの人影が動き出す。目の前や左右の廃車や鉄材の影、さらには
彼らの背後、山道をはさんだ森林の中から…二人は取り囲まれてしまっていたのだ。
「ライダー!」
ルリ子は思わず彼のそばに寄り添うように身構えた。
(くそ!よりによって!)
ライダーは歯ぎしりする思いだった…気配を読めなかった自分のうかつさをのろい…同時に
今の瞬間までまったく敵の気配を感じなかったことをいぶかしんだ…
これほどの大人数の敵なら、改造人間である彼が気配を感じないことなどありえない…
(なぜだ、なぜ…)
先のコンドル怪人との時より倍の数はいるであろうという戦闘員が次々と現れる。
それは、まき狩りで手負いの獲物を輪の中心に追いやるシーンに似ていた…
そしてコンドル怪人とは違う新たな怪人が一人…集団の中から歩みでてきたのだ。
363:旧1号-13
11/11/27 15:37:55.81 cRT7PHYd
あらたなエンジン音が夜の山道に連なって響く。
駐車場の入り口に、ショッカーマークをつけた十数台のバイクと大型トラックが3台、
白いライトをつけて到着した。バイクから、トラックからバタンバタンとドアを開閉させ次々とおりてくる戦闘員…
ライダーとルリ子が大勢に取り囲まれている駐車場で、更に戦闘員の増員メンバーが加わったのだ。
大型トラックは道を塞ぐかのように停車向きを変え、増員の戦闘員は駐車場の出入り口や、
山道付近にもにずらりと並んだ。すでにライダー達をとりかんでいる上に、2重3重にしく包囲網だった。
「こんな、こんなに大人数を…」
ルリ子はまだ目覚めたばかりで、完全には状況が呑み込みきれなかった。
だが目の前の光景は、ショッカーの本気度、自分らがピンチに立たされたことを理解するのに充分にすぎた。
バイクや大きなトラックのヘッドライトにより、街頭の明かりのみで暗かった駐車場は、
一気に明るくなった。多数のエンジンがの音がなり続け、そこはさながら暴走族の集会と
いった態をなしていった。
白いハイビームが、集団から歩みだしてきた新たな怪人の姿を明確に照らし出した。
緑色の全身にトカゲのような頭部をもち、青色の舌を口からのぞかせる怪人…
「あいつだわ!」
ルリ子はライダーの背後から小さく声を上げた。
自分を捕らえ、ショッカーの基地に拉致した、あのトカゲのような怪人だ。
怪人はふらついているライダーを見て、優位たっぷりにあざ笑った。
「ふふ、コンドル怪人め、倒されてしまうとは……だがその猛毒をくらわせたのは上出来だ…
どうやら貴様を倒すのは、このコドモランガーになりそうだな」
364:旧1号-14
11/11/27 15:45:33.98 cRT7PHYd
コモドランガー…彼は爬虫類、コモドドラゴンをベースに作られたショッカー怪人だった。
ここ数日、彼はコンドル怪人とともに「とある実験」をすすめるため、複数の女性を誘拐していた。そして必ず作戦を邪魔するであろう仮面ライダーを倒すため、今回特殊な毒素を
ショッカーの科学班に作らせたのだ。
それは一度あびれば、改造人間の細胞、体内組織をじわじわと侵し、
いずれ死をもたらす遅延性の効力を持つ猛毒素…
その上、ライダーを倒すために恐るべき「特殊性」を備えているものだった。
「抵抗はやめろ、緑川ルリ子、仮面ライダー。ショッカーの猛毒を食らって戦うなど無謀だ。」
毒という言葉に、ルリ子は顔色を変えてライダーを見た。
本郷と共に、今まで追いかけていた事件の経験から、彼女も
ショッカーが作り出す毒やビールスの恐ろしさを身を持って知っていた。
(く…)ライダーは危機感と焦燥感を感じながら、気力でよろめく体を制し、かまえた。
ライダーの抵抗の気配に、周囲を取り囲む戦闘員達が一歩足を踏みだす。
ルリ子は思わず一歩退いた。
「仮面ライダー…」ルリ子の声に緊張と不安と恐怖がにじむ。
大丈夫だ。ライダーはそう答えたかった…だが自分の体調とこの囲まれた状況下でいいよどんだ。
例の液体―毒が体内を蝕んでいる中、まともな戦闘どころではない…
ライダーは視界の端でサイクロンを見た。取り囲まれている輪の外、2人の位置からわずか
十数メートルの位置にそれは停車している。ライダーはそれによる離脱を思案した。
勝算が薄いなら2人でこの場から脱出するしか、ルリ子を守る手段はない。
卑劣な敵に背を向ける悔しさはもちろんあったが、自分がここで戦い、倒れればルリ子の身があぶないのだ。
だがコモドランガーは彼の必死の思索をもあざわらった。
「フフフ…サイクロンをよんでみろ。」
「…なんだと?」
「いいからよんでみろ。…貴様のマシーンに対する遠隔装置がまだ機能していれば、だがな…」
「…!」
ライダーはとっさに操作を試み、愕然とした。サイクロンとの通信機能が、はたらかない。
ついさっきまでマスクのアンテナとして連動して機能していたはずのそれが、反応しないのだ。
驚き、焦るライダーに怪人は青色の舌を出し、舌なめずりしながらさらに追いつめるように言う。
「貴様、疑問ではないのか?この場に戻った時に我々を全く感知できなかったことを…」
ついさっきの己の懸念をつかれ、ライダーはギクリとした。
「その毒はな、貴様の体組織を破壊するだけではない。改造人間としての特殊機能や感覚までうばっていくという折り紙付きだ。はじめは察知能力程度だが…
そのうち、徐々に貴様の命に関わる機能を破壊していくぞ。
神経、呼吸器官、貴様の回復能力、エネルギー吸収装置までもな!」
毒の効能をきかされて、ライダーの心情は圧倒され、ルリ子は息をのんだ。
改造体に組み込まれているマシーンとの通信機能などは、確かに生命に直接作用する部分ではない。
まず付随的な能力から…猛毒は、まさにじわじわと追い込むがごとく、彼の能力を一つずつ
奪っているのだ。彼の選択肢をひとずつ潰すかのように…
「あきらめろ、貴様にはもう逃げる手段も戦う手段も無い!」
365:旧1号-15
11/11/29 02:37:32.97 AZ00S3nj
怪人の言葉はライダー達への死刑宣告のように駐車場一帯にひびいた。
(なんて…なんてやつらなの!猛毒をこの人に…)
ルリ子は怪人の狡猾さと残忍さに打ちのめされそうになっていた。
卑劣な手段で圧倒し、踏みにじろうとしてくる悪の組織。
しかもその手段に打ちのめされ、いつも頼もしかった仮面の戦士が
毒に苦しみ、絶体絶命の場に立たされて苦悩している…
彼女の目の前で、彼女にも伝わってくるほどに。
ルリ子にとって、この場はまさしく悪夢の一光景に等しかった。
「戦闘員ども、こいつらを捕らえろ!」優位を確信したコモドランガーは周囲に命じた。
己の言葉で2人の獲物は気をくじかれそうになっている…しかも毒に犯された仮面ライダーなど…
彼は自分が手間をかけることもないと踏んでいるのだ。
怪人の合図で周囲を取り囲んでいた戦闘員達が中心の2人に向かって歩を進める。
「ライダー…」ルリ子はライダーのスーツの端を、思わずぎゅっと握り、はっとした。
彼の体がひどく熱い。スーツの上からでも彼の体温の熱さが容易に伝わる。
その上、ルリ子に背中を向けてたつ彼の肩は先ほどよりも大きく上下しはじめていた…
(ライダー、あなた高熱が…)
ライダーはすがる彼女の手を励ますように軽く握りかえしたが、
その手先はわずかに痙攣しはじめている…
すでに毒をうけてから時間が経っていた。
ライダーの体内に回った毒素が、本格的に強化細胞と神経統を浸食し始めたのだ。
背後のルリ子は気づいていなかったが、彼は高熱の苦しさから脂汗すらにじませていたのだ…
仮面の下から漏らす息が熱量をもちはじめ、冷たい夜の空気を白くもらせる。
(おのれ…何としてでも…せめて…彼女だけでも!)
絶望的な状況でも、ライダーは必死に思考をはたらかせようとしていた。
…マシーンをを遠隔操作できないなら駆け寄って搭乗するまで…
マシーンが奪われたのなら奪い返すなり、他の戦闘員らのバイクでも奪い取って脱出するまでだ。
まだ、諦められない…彼の背後には、何があっても守らなければいけない女性がいるのだ。
四方からせまる戦闘員にむけ、彼は再び拳を握りしめ、身構えた―
だがここへきて、本郷体内の毒素は加速度的にその牙をむきはじめた。
高熱の中、ドクン、ドクンと強い脈打ちが体内で続く。
全身に疼いていた痛みが…そのひどさが一段と増し、呼吸器官が痙攣をおこし始める。
近づいてくる周囲に対し、立ち向かおうと懸命にファンティングポーズを構え続けようとするが…
「ぐっ…!」
本郷は体内で、心臓から脳裏に突き上げるような強烈な脈打ちを感じた。
恐ろしいほどの熱さと痛みの波が同時に襲う。
眼前の怪人の姿がかすんでみえ、一瞬、周囲のエンジン音が遠のく。
ライダーはついに体勢を崩し…がくりと膝をついた。
366:旧1号-16
11/11/30 06:50:45.66 T43vNqWX
「ライダー、しっかりして!」ルリ子は悲痛な声をあげ、彼の肩にすがった。
苦痛に震えるバッタの羽もようの背中…かつての背筋の力強さはもうない。
ルリ子は身を屈めてライダーの顔をのぞき込んだ。
マスクの先から滴り落ちる汗、荒い息、光が弱まりつつある複眼…
数十分前では想像もできなかった変容ぶりに、ルリ子は言葉を無くし、首を振った…
(こんな…毒でこんなに苦しそうで…私どうしたらいいの!?)
「立つのもつらくなったか…無様だなものだな、ライダー」
2人の頭上からあざけり声が降る。ルリ子は目尻に涙を浮かべて顔をあげた。
無抵抗の2人に難なく近づき、眼前に立った十数人の戦闘員たちだ。
次の瞬間、ルリ子は長髪を背後から強く引っぱられた。
「…っ 離して!」
背後に立った戦闘員の手だった。無理矢理立ち上がらされ、荒々しくライダーから引き離される。
ライダーは一瞬ふり返り、彼女と戦闘員の方へ向けて立ち上がろうした。
だが苦痛に阻まれ、またすぐに膝をついてしまう。
さらに腹部にからの激しいこみ上げがくる。
「がっ…グハァッ!」
彼はよろめいてアスファルトに両手をつき、マスクの間から体液を激しく嘔吐した。
(くそ…この…なんという効力だ…!)
ライダーはともすればしゃがんでいるどころか、地面にも倒れふしそうだった。
戦わなければいけない、彼女を守らなければならない…上身をただして腰を上げようとするが、
膝立ちでかろうじて体重を支えている足腰は痙攣し、立ち上がるのを拒む。
焼け付くような胸や腹部の苦痛に、体を折りそうになってしまう…
抵抗しようとするルリ子に対し、戦闘員は2人がかりで彼女の両腕を片方ずつつかみ、
動きを封じた。涙ぐむ彼女に押さえつけている一人が低い声で言う。
「貴様はおとなしくしていろ。一緒に痛い目にあいたくなければな…」
その口調には、冷酷さだけでなく、獲物に対する余裕と…どこかこれからの楽しみを
期待するかのような雰囲気が漂っていた。
左右の2人を始め、ライダーの前に立つ彼らが、薄ら笑いすら浮かべていることに
ルリ子は気がついた。
それは労せずして確保できる、弱った獲物を見つけたハンター集団のようだった。
数々の作戦で、仮面ライダーに倒される一方ばかりだった彼らにしてみれば、
戦闘能力をそがれた今のライダーは、鬱憤をはらす格好の標的なのだ…
367:旧1号-17
11/12/02 01:19:27.16 VEUFtap5
(くそっ…ルリ子さんを…この、この猛毒さえうけていなければ……!)
十数人の戦闘員に取り囲まれ、仮面ライダーは激しい無力感を感じていた。
荒い呼吸で苦しげに吐き、這いつくばりながらも、立ち上がることをあきらめないライダー…
彼の顔の下の地面には、彼の汗と吐瀉物による堆積ができていた。
―それは毒素で溶解したライダーの体組織の一部でもありー吐瀉物の中には鮮血が混じっていた―
(いいざまだ、裏切り者め)
見下ろす戦闘員の1人…とりわけ体格の良いその1人は口のはしで笑った…だが目は笑顔のそれではなく、
あきらかに憎悪をたたえている。眼下に見える仮面ライダーのマスク。こやつのせいで今まで俺たちは…
戦闘員は不意に笑みを消し、ライダーの頭部を一切の躊躇無く、まるでボールに対するように蹴り飛ばした。
「…!!」
ライダーの脳内で一瞬火花が散った。
特殊金属マスクの鈍い打撃音がなり、側頭部への衝撃がはしる。
首の筋が傷つくほどの勢いで、ライダーの頭部が横に振れた。
口内にわずかにとどまっていた血痰が一気に吐き散らされる。
「…グ」
唾液にまざった血がライダーのスーツや胸元にかかった。手足が一段と大きく痙攣する。
毒素のため衝撃に耐えうる力が入らない…這いつくばって上身を支えていた腕がガクリと曲がり、
ライダーの体躯は横転しそうになった。
だが横転するより早く、反対側から別の戦闘員に、同じように側頭部を蹴り飛ばされる。
今度は耳の下から顎にかけての蹴打だった。
高熱で苦しむ脳や筋肉が、追い打ちでつづく打撃に、激痛をよぶ。
堪えきれず、再び血痰と汗を飛ばしてライダーの体躯は地面に仰向けに転がった。
別の戦闘員がすぐに彼を攻撃する。今度は腹部を―真上から。
意識が飛ぶほどの激痛だった。ライダーの喉から獣のような叫びが発せられる。
毒で一番浸されている腹部だ。半ば死にかけていた細胞組織の一部がこの打撃で大量に破壊された。
破壊された組織は血をふき、すぐに体内にこみあげた。マスクのすきまから、今度はほぼ完全な血がしたたった。
さらに横転しているため血がのどに絡み、苦しい呼吸がますます遮られる。
だがまともに吐血することを周囲が待つわけは無かった。
戦闘員の一人が弱ったライダーの襟首を荒々しくつかんだ。
別の一人が背後からライダーの肩をつかみ、上身を引き起こし、片腕を後ろにひねり回す。
(うぐ…こ…の…)
ライダーが自由になる手で拳をつくるも、うち重なるダメージのため、まともな力が入らない。
眼前へむけて突き出したそれは、いとも簡単に戦闘員の手の平で遮られた。
嘲笑が戦闘員達の間に流れ、無防備のライダーの上半身に複数人による殴打と、蹴打が浴びせられた。
368:旧1号-18
11/12/03 02:20:57.55 xsJiCfj6
(やめて!お願いだからやめて!)ルリ子はこころの中で悲鳴を上げていた。
声は出せなかった。ライダーへの一方的な暴行が始まった直後から、
戦闘員の一人が騒ぐなとばかりに、彼女の口をふさいでいた。
駐車場の片隅で、戦闘員達にとりかこまれ、サンドバックのようにいたぶられている仮面ライダー。
地面には、彼の数度も吐いた体液、血だまりができている…殴打され、倒れるたびにライダーの体表はその血で汚れた。
「ガァアアッ!」
這いつくばったところを尻を背後から蹴られ、顔面がその血だまりに突っ込む。
悪化する一方の内出血で、血だまりに上乗せするようにまた吐血する。
はがいじめにされて無理矢理立たせられると、ふらつく体勢で、
血汗でひどく汚れた大きな複眼マスクと半身がヘッドライトに照らされる…
夜の闇をバックに、痛ましく、壮絶で、惨めな姿だった。
ルリ子は直視するのもつらく、涙をにじませながら目を伏せた…
殴られ続ける中、今や自分の防御能力までが大きく減じてしまっていることを、本郷は悟った…
万全の体調での変身体なら、たとえ一方的でも戦闘員らの攻撃がここまで強烈にきいてくることはない。
毒素は彼の体表とスーツの機能、緩衝性や耐久性まで大きく損なってきていたのだ…
やがて、黒いライダースーツのところどころにも赤黒いしみができはじめた。
ダメージに耐えきれなくなった体表からの出血がはじまっていた…
『捕らえろ』と命じたはずのコモドランガーは、腕組みをして暴力の光景をどこか楽しそうに見ていた。
彼には戦闘員どもの行為はたやすく予想できていた…ライダーへの恨みをはらすチャンスなど、
こいつらには滅多に無い、しばらく好きにさせてやろう…だが
彼はふと妙なことに気がついた。暴力と毒によりかなり大きなダメージを受けている仮面ライダーが…
(こやつ、なぜ変身解除にならないのだ?)
369:旧1号-19
11/12/03 13:23:53.19 xsJiCfj6
「まて…」ライダーをさらにいたぶろうとしている戦闘員へ、コモドランガーは言った。
一瞬、不満げな顔になった戦闘員らだったが、命じられるままライダーへの暴力をとめた。
怪人が集団の輪の中に歩みよる。「そいつを仰向けにさせろ」
ライダーを羽交い締めにしていた戦闘員も、拘束していた腕をとく。
解放されると同時に支えを失い、ライダーはくずれるように地面に突っ伏した。
戦闘員は足先でうつ伏せに倒れたライダーの横腹をけりとばし、ごろりと仰向けにさせる。
「グ…ゥウ」ライダーのうめき声も、もはや弱々しい。
まだ意識はあるが、戦闘力はおろか、わずかに抗う力すら無くしている仮面の戦士…
怪人は観察者の目で仮面ライダーを見下ろした。
コモドランガーは今回の猛毒素の開発研究に、自分自身もたずさわっていた。
『毒を食らったライダーは、体内出血で苦しみながら徐々に改造人間の能力、戦闘力をなくしていく。
そしてエネルギーが0に近くなり、変身を維持できなくなり本郷猛のすがたになる。
最後は毒により脳細胞まで破壊されて、思考や人格も半ば崩壊して死ぬ…おそらく3時間程度で』
彼はショッカーの科学者達とともに、様々な試用結果を元にして上記のようなプロセスを予測していたのだ。
コモドランガーが今、ライダーの体を確保しようとしているのも、ショッカー基地の研究室へ運んで
毒素で死んだ改造人間の被験体として体内や症例の分析データをとる、その目的のためだけだった。
基地への運搬途中にでもライダーは力つき、絶命するだろう…そう予測していただけに、
絶命どころか未だに変身―怪人体を維持していることが腑に落ちなかった。
ライダーのタイフーンベルトも、あれから一度も風力を得ず、エネルギーが補充されたわけでもないのに…
仮面ライダーとしての本郷猛のデータを、怪人はふと思い起こした。
元来から高いIQをもち、脳改造をまだ受けていない体躯のみの改造人間であり、
自身も人体や生命学を探求する生体科学者でもあり…
(こいつは…なかなか面白いことになるかもしれん…)
残酷な研究にたいする新しい好奇が、怪人の中にわきおこりつつあった。
370:旧1号-20
11/12/03 21:16:15.64 xsJiCfj6
ライダーは、激痛と霞む視界のなかで怪人を見上げ、無念さに心を焼いていた。
(くそ…ろくに抵抗もできずに…こんな…こんな手段で…)
少しの間、自分を見下ろしていた怪人は、思いついたように周囲の戦闘員に何か耳打ちしている…
優れた改造人間の聴覚も、今のライダーは失っている…何を話しているのか理解できなかった。
やがて戦闘員は腰に巻いているバックルの皮ポケットから何かを取り出し、
怪人にみせ、確認したようにうなずいた。
不意に、戦闘員と怪人が二人がかりでライダーの足をつかみ、早足に引きずり始めた。
引きずられる中、一瞬ライダーの視界にルリ子が映り、目が合う。だが互いに何もできない…
彼らは廃車が積んである駐車場の一角―そこは、複数のさびたようなドラム缶が並ぶ場所、
どの円柱も人の腹ぐらいまでの高さのものだー
そこまでライダーを引きずっていくと、また彼の横腹を蹴り飛ばし、再び腹這いにさせた。
瀕死に近く、抵抗できないライダーは、もう引きずられても蹴り飛ばされてもほとんどされるがままだった。
コドモランガーは背後からライダーの両肩をつかんだ。傷ついた体躯を軽々とひきあげ、
その上半身をドラム缶の上に叩き付けるように乗せる。
ライダーは立ったまま、上半身だけドラム缶の上にうつ伏される格好になった。
立っているといっても今のライダーの足腰は筋力が入らず、
体重全部を完全にドラム缶にあずけ、もたれきっている…
(な、貴様ら…何…を…)
思いもしない周囲の行動に加え、無防備で不格好な体勢をとらされ、ライダーは焦った。
ドラム缶の左右に2人の戦闘員が立ち、ライダーの上半身をおさえつける。
抵抗を防ぐのではない。弱った虜の半身がドラム缶からずり落ちないようにするためだ…
うつ伏せを強制されたライダーの背後に怪人は立ち、彼のうなじをマフラーの上から鷲づかみにした。
荒い、苦しい息の中、ライダーは懸命に言葉を発した。
「…いったい私を……俺を、どうする気だ…」
「死体にして基地へ運ぼうかと思っていたが、気が変わった。
貴様は改造人間として、いろいろとイレギュラーなタイプなのでな…」
「…なん…だと」
怪人は不気味な笑い声を発し、ドラム缶とライダーの体躯の間に手を差し込んだ。
予想もつかず、背後からの行為という事態に、ライダーはぎくりとし一瞬過呼吸を起こした。
怪人は毒に最も侵されているであろう部位…彼の腹部を、スーツやベルトの上から強く押しはじめた。
「…な…やめ…ぐっ!」加算される痛み、その感覚の中に何か得体の知れない手つきの不気味さが混じる。
ライダーは体を痙攣させた…ただでさえ激痛に苦しむ個所だ。
怪人の手で圧迫されるたびに、吐き気を伴う痛みが脳天をつく。
両足で背後の怪人を蹴り飛ばしたかったが、力が入らないため、それはただのバタつかせにしかならない…
「このベルトの下は内出血で血の海だな…生体学者なら、上半身の内蔵が破損した場合、
治療の投薬はどうなるか、知っているだろう」
(治療の…だと…)
瀕死の自分の体をいたぶりながらのその言葉に、怪人の意図がよめず、ライダーは混乱しぎみだった。
戦闘員は、無様なライダーの姿に笑みをうかべながら、先ほと確認し合ったものを怪人に手渡した…
彼は怪人がライダーに何をするか、それの所持を確認された時点で理解したのだ。
手渡したそれは、一見したところ薬のカプセル剤だった。だが普通のカプセル剤にしては大きすぎ、しかも細長い。
「感謝しろ。肉体に負担の少ない方法で、少しだけ回復と延命させてやる…ほんの少しだけな」
371:旧1号-21
11/12/05 14:35:48.81 OXx07ylO
ライダーはドラム缶に押し付けられながらも、懸命に首をまわして背後を目た。
コモドランガーは緑色の指で、カプセルをかるく放り、またパシリとつかんだ。
怪人の手の中にあるカプセル剤は2本だった。1つの長さは40ミリ以上、太さの直径は
10ミリ以上はある。
「これはな…細胞の再生力を多少高める特種薬だ。時間は限定的だが」
ショッカーでは、そのカプセル剤は作戦時に負傷した怪人が、
傷の回復を早める時に使用していたものだった。
「普段はこれを砕き、粉末で飲ませているんだが、実は別の投与方法もできるようになっていてな…」
怪人は面白そうな口調だった。
本郷の脳裏をいくつかの単語がかすめる…内蔵が破損した場合の投薬…液体薬なら点滴や注射…呼気吸引
…だが使用するのが固形のカプセル剤であり、自分のとらされている惨めな体勢を考えたとき…
(こいつら…まさか……)座薬か。
彼の嫌な予感は正解だった。
怪人は両手にカプセルを軽く握った状態で、ライダーの尻に手をかけたからだ。
さらにスーツの上から親指と人差し指で、割れ目にそって強くなぞりだす…
(…!)
嫌悪と悪寒のあまり、ライダーの体躯が電気ショックのようにビクリとはねる。
「き…さま……俺の…体内に……それを…」
「いっただろう、これは貴様を延命させてやる薬だとな」
スーツを充分にのばすように割れ目にそって押し続けたあと、今度は左右に押し広げ始める。
「おびえるな。科学者なら分かっているだろう、仮面ライダー。
貴様の内出血や内蔵破損はもうまったなしだ…
薬は血中に注入するのが最上だが、今は液体性のタイプは無い。
わざわざ速効性のある座薬という手段をとってやる事を、ありがたく思え」
372:旧1号-22
11/12/05 14:39:15.70 OXx07ylO
周囲の戦闘員がつぎつぎとあざ笑い、失笑する。
ショッカーの毒の罠にはまって死を目前にし、そのショッカーの手によって延命処置をされる…
しかもその処置が自分を慕う女性の前での、こんな無様な行為なのだ。
本郷にとってあまりに情けなく、屈辱だった。
「やめ…ろ!…貴様からの…延命など……俺…は…」
ライダーの危機感は、単に行為への嫌悪だけではかった。
ショッカーが彼に投与しようとする物質が単なる治療薬であるわけが無い。
「…よせ…やめろ…!」
怪人はライダーの声を相手にせず、肛門内へスーツごと薬品を一気に押し込んだ。
太さ10mmのそれを、束にして2本同時に…
「…っ!…グゥ…う」
嫌悪感や慣れない刺激と痛みに、ライダーの背筋が硬直する。
一切の前処置も無いため、のめりこむ質量による不快感が半端でない。
しかも、行為がスーツの上からという事がより彼を混乱させていた。
「ばか…な…こんな…このまま上からなど…無…理な…こと…」
「フフ…改造人間のスーツは第二の体皮のような性質があるのは知っているだろう?」
怪人は全く手を止めない。
「特に貴様は、伸張性をもつ特殊なレザータイプだ…
この薬はな、溶け出せばスーツに浸透力とより高い伸縮性を与える効果もある。
1点の穴に食い込もうが、充分に伸張することは保証してやろう」
怪人は愉快そうに語っていた。
無様な格好で、混乱し、どこか恐怖すらみせながら、抵抗できずに処置をされるがままの仮面ライダー。
今までショッカーに歯向かってきた男の哀れなまでの姿が、コモドランガーの目には実に心地よかった。
373:旧1号-23
11/12/05 18:00:31.03 OXx07ylO
(く…こんな…こんな姿を…こいつらの…っ)
おしよせる屈辱感、情けなさに、せめてライダーは無反応をつきたかった。
突っ伏され、自分はルリ子を見れなくとも、
背後からは間違いなくこの姿を彼女に見られているのだ…
だが瀕死並みに弱った肉体は、彼の意思にろくに沿わない。
怪人の指とともに、カプセイはぐい、ぐいとスーツを延ばしながら進入していく。
挿入による痛みだけでなく、尻をつかんでいる手つきの気味悪さ、
背後から漂う怪人の不快臭などが合わさって、内出血とは違う吐気をよびおこす。
いやでも体が震え、ドラム缶をガタガタと成らしてしまう。
そんなライダーの痛みや不快感とは反対に、処置はスムーズだった。
改造人間は体内の筋の強さや弾力性も、人間の比ではない。
幸か不幸か、毒素の悪影響は肛門周囲にはそれほど及んでいなかった。
ほとんど乾いたままの無理矢理な行為にかかわらず、
新たな傷もつくことなく、直腸内に完全に2つのカプセルはおさまった。
(グ…ウ…)
下腹部におさまって固定された異物感、感覚から確実な進入終了がわかる。
再度せりあがる屈辱と敗北感に、ライダーの体躯からわずかに抵抗していた力がぬけた…
怪人は勝ちほこったように鼻でせせわらった。
(フフ…貴様のような偽善者は、実験体以上に精神的ないたぶり甲斐がありそうだな…)
薬剤を入れた結果はコモドランガーの言ったとおりだった。
ライダーの驚くほど伸張したスーツは、カプセルを包合したまま直腸内にとどまっていた。
ライダーの体内は毒による高熱で満ちているため、2つのカプセル剤は
すでに融解しはじめていた。表面が液体化したそれはスーツから浸透し、
直腸壁からたちまち吸収されていく。
怪人は長い指を引き抜いた。その先はスーツ越しに滲んだ体液と、溶け出した薬剤で濡れていた。
処置がおわっても怪人はまだライダーから離れない。
彼はこの虜の態度から、嗜虐性を少なからず刺激されていた。
今度は、しまった肛門をより塞ぐように、両尻の端を中央へぐいぐいと寄せる……
「実に惨めなものだな、本郷猛…憎い倒すべき相手に、命を救われている気分はどうだ?」
374:名無しさん@ピンキー
11/12/05 22:56:08.10 OXx07ylO
※※※※※※※※
出張 しばらく他のまちにでてはります(@_@)
能力他の説明すぎて、かなりだらだらに成った
前半(-11ぐらいまで)は反省モンです(_ _)
375:名無しさん@ピンキー
11/12/06 00:03:00.70 9QjJXUGR
乙乙!!
これからも楽しみにしてる!
376:旧1号-24
11/12/11 12:07:03.63 8srNlZ1b
(…!?)
怪人の言葉に、ルリ子は涙に濡れた目を見開いた。聞き間違いではないかと思った。
今、怪人がライダーに向かって発した名前―(…本郷…猛?)
思わずうつむきがちだった顔を上げる。
怪人はライダーの尻をゆすりながら侮蔑しつづけている。
「どうした、本郷猛。いつものように威勢よく言ってみろ。ショッカーには屈しない、か?
貴様は正義心があるから強いだの、怪人ではなく仮面ライダーだなどとほざくようだが、
今の姿は正義など無力だと証明しているにすぎん」
(く…き…貴様…)
ライダーは絶望にたたき落とされた気分だった。
侮蔑以上に、こんな形でルリ子に正体をさらされたということが、本郷の苦悶に追い討ちをかけていた。
知られたくなかった。今は怪人と同類の自分が、ひょっとしたら人間に戻れる日が来るかもしれない。
それは日増しに絶望的なことだと悟りつつあったが、まだ彼は希望を捨てずにいた。
だからこそ隠し続け、影からでも彼女を守ってきていたのだ。それをこんな…あまりに無様な姿の場で…
怒りのあまり、脱力し気味だったライダーの全身が再びこわばる。
怪人の言う、薬剤の効能が現れだしていのだ。毒素のダメージがわずかに軽減されたのがわかる。
だが再び抵抗を始めようとするライダーを、コモドランガーはせせわらった。
(ふふ、そうだ、少しは活きが良くなくては面白くない)
多少回復したからとて、自分たちに対して無力同然な事は何も変わらないのだ…
現実、押さえつけている戦闘員の腕を、ライダーははねのける事ができないままだ。
コモドランガーはルリ子のほうへ向きなおった。
「女を連れてこい!」
377:旧1号-25
11/12/11 12:10:04.91 8srNlZ1b
ルリ子は半ば呆然としていた。(猛さん…あの仮面ライダーが…)
こんな場でなければ、まだ驚きもショックも少なかっただろう。
なぜなら、今までライダーや本郷と行動をともにする中、彼女は薄々とだがそれを感じ取りだしていたからだ…。
「進め」
左右からうながされ、ルリ子は怪人の前まで押しやられた。
歩む間、彼女を黙らすため手で口を覆っていた戦闘員の力が一時的にゆるむ。
思わず深呼吸した彼女の鼻に、ライダーの嘔吐や血の臭いがつく。
「貴様はそこで立っていろ」
両腕をつかまれたまま、ライダーが押さえつけられているドラム缶の横にルリ子は立たされた。
いやでも互いの顔が見える位置だ…怪人はライダーがいたぶられる姿を存分に見せつけてやるつもりなのだ。
「猛…さ…」
再び口を強く塞がれる直前、涙声の呼びかけがもれる。
本郷は一瞬びくりと身をこわばらせた。目をあわせられない…
ルリ子の頭の中では、本郷とともに行動した時間や怪人らの言葉が、「仮面ライダー」についての情報と
いっしょにぐるぐるとかけ回り、現実光景にめまいのように交差していた。
コモドランガーは彼を改造人間、科学者とよび、また別のショッカー怪人は彼を裏切り者とののしった…
一方で茶店マスター、立花の言葉が思い出される
―「彼はショッカーに改造され、人間じゃない体にされてしまったんだ」
―「頭脳や心だけは『無事』であり、彼はその体でショッカーに
対抗していくことを選んだのさ。他人のため…何より自分のためにね」
(それが…それが猛さんなの?!)
思えば、本郷と入れ替わるようにライダーが彼女の前に現れたことは幾度もあった。
心のどこかでもしやという思いがあったものの、彼女は本郷に対し問いつめた事は無かった。
本郷は思い詰めた表情を時々みせる男性だったが、笑顔はやさしく、時として笑ってしまいたくなるぐらい紳士的で…
仮面ライダーも外見や強さとはうらはらに、どこまでも紳士な男だった。
鬼神のようにショッカーをなぎ倒す姿も、他人への優しさゆえだと彼女は知っている…
ときおり見た本郷の寂しげな笑顔の意味を、ルリ子は理解したような気がした。
…そして今、彼はそれまでの行動を否定され、無力に苛まれ、侮蔑されているのだ。
自分を助けようとして毒をくらい、怪人にいいように辱められながら…
ルリ子の目から新たな涙が溢れた。
378:旧1号-26
11/12/11 13:04:01.99 8srNlZ1b
コモドランガーはルリ子の表情に満足気だった。(この状況にどこまで耐えられるかな…仮面ライダー)
ライダーに向き直り、また彼の肛門に指を入れはじめる。
「き、きさま…また…」
辱めの再開、屈辱感に本郷は気が狂いそうだった。
とくに今度はルリ子の…それも正体をさらされた身でやられるのだ。後先を無視できるのなら、
もういっそ殺されてしまいたかった。
「ふふ…あばれるとそれだけ刺激がつよくなるだけだぞ」
例の座薬は、すでに本郷の体内で完全に融解している。挟んでいる固形物が無くなったにもかかわらず、
スーツは尻穴内に伸張して入り込んだままだ…怪人は指をさらに2本、3本と入れていった。
ライダースーツもそれに従い徐々に直腸内でさらにのび、肛門周囲のスーツのしわも徐々に増えていく。
「…っ …グッ」
気味悪い手つきによる、体内への異物感は先刻以上だった。怪人の言う通り、ライダーが抵抗しようと
動けばその刺激はそれだけ倍加し、鈍い痛みが走る。
「ぐ…こ…この…」
(いい中身だ…)
コモドランガーは舌なめずりをした。ライダーの多少の回復により、
体内の筋が想像以上の張りを復活させ、怪人の指を締め付けてくる。
やがて怪人は片手でライダーへの挿入行為をしながら、もう片手で自分の股間を…怪人の男根を擦り始めたのだ。
379:旧1号-27
11/12/11 14:21:42.55 8srNlZ1b
眼前で行われる恥辱ものの行為に、ルリ子は顔をゆがめ、ふたたび顔を伏せた。
突っ伏しているライダーには、背後のその行為は充分には見えなかった。
だが怪人が自分で自分の股間をすりあげているのはわかる。
半透明の唾液―怪人と同じく強い不快臭の漂うそれを手につけながら…
怪人が何をし、自分が何をされるか理解した本郷は激しく焦った。
「く…き、きさま、彼女の前で…」
「ふふ…今更だろう。きさまは基地で実験体にしてやる予定だが、これはその前準備とでも思っておけ」
「実験…だと」
怪人は自分の股間をすりつづける…怪人はライダーのようなスーツを身につけてはいない。
怪人の生殖器を隠し下半身を覆っているのは、表皮と一体と成ったような下履きのような薄皮だった。
その上を刺激すると、まるで生えてくるがごとく男根が勃起し、明確な形をなす。
元々、怪人のそれはすでに半分立ち上がりかけていたのだ…
数回の刺激のみで、体臭をはなつ緑色の改造人間の生殖器がそそり立った。
欲情を顔面にたたえ、怪人は肛門から指を引き抜き、両手をライダーの尻にあてがった。
男根を肛門へ一気に押し込んでいく。
「よせ…グ…グウ!」
怪人の男根は、先ほどの薬剤とは比べ物に成らなどころか、並の人間より倍近い巨大な物だった。
薬剤の効果でスーツや周囲の筋が柔軟になっているとはいえ、一気に入れようとすれば痛みをさける方法は無い。
だが多少の回復を見せたライダーに、怪人は手加減するつもりなど一切無かった。
躊躇無く、スーツの上からグイグイと押し込みつづける。
「…ぐ…グウァァ!!」
背筋まで貫いてくるような痛みに、本郷はついに叫んだ。
「ハッハッハ…どうだ、これが改造体の生殖器だ!」
コモドランガーは征服感を笑いごえににじませる。
「グ…ガ…ガハッ!!」
怪人の男根は大きさ、堅さや熱さも半端ではない。すれる腸壁に密着しているような感覚だ。
ライダーにとって、それが進入し続ける感覚はまるで拷問だった。
怪人の不快なそれで体内を逆流されている恥辱感。ルリ子の顔を眼前にしながらという事態に、気が狂いそうだ。
なまじ回復しているため、つい無意識に腹筋に、足腰に力をいれてしまう。
力を入れるたびに、体内の筋は怪人の男根をよりしめつけ、激痛が上乗せされる。
腸壁を突き上げる不快感も、スーツ一枚を隔てているとは思えぬほどの強烈だ。
再び本郷の息があらさを増し、全身から汗が噴きだしはじめた。
380:旧1号-28
11/12/11 19:50:04.97 8srNlZ1b
「ゥン…うむ…いい体内だ…仮面ライダー」
コモドランガーは、自分の男根をほぼ完全にライダーの体内に収めた。
彼にとってまさに至高の瞬間だった。
自分が軽く腰を揺するたび、あの強敵だったライダーの背中がふるえ、低い呻きがつづく。
血や汗が滲んだ背中、苦痛から離れようと無意識にもがく手足。
自分の意志一つで彼はどうにでもなる、まさに自分の支配下においた瞬間だった。
怪人はライダーの上身を押さえている戦闘員に、離れるように目と顎で合図した。
戦闘員が押さえつけていた手を離すと、代わりに怪人が自分の両腕を突っ伏しているライダーの脇の下に差し込む。
コモドランガーはそのまま上身を完全に倒し、ライダーの背中に覆いかぶさった。
(ぐ…う…う)
汗によって増した怪人の不快臭、圧迫感がライダーの上半身をおおう。
怪人自身も脈打ちが速くなる。彼はあくまで多少いたぶる程度で終わるつもりだった。
だが弱っているはずのライダーの腸内の想像以上のしめつけや、喘ぎつづけるすがたに
怪人は強く刺激され、完全に生殖モードにはいっていた。
脇下から差し込んだ腕を、ライダーの胸の前までまわし、内出血などおかまい無しに強く締め上げる。
ライダーの体表の血がつよくにじみ、改造人間の鋼鉄の骨が、肋骨が一瞬きしむほど強く…
(…グ)激痛が下半身に続き、上身をもかけめぐる。
薬の軽減作用が効いているとはいえ、上半身の体細胞がひどく痛めつけられている事に変わりはない。
「がっ…グァハッ!」
圧迫によってこみ上げが起こり、本郷はまた吐血した。
怪人はさらに不気味な長い舌をだし、ライダーマスクの下の首筋を舐める。
唾液をたらし、どこまでも長くのびる怪人独特の舌で、縄ひもをかけるかのように首全体に巻き付けていく。
それは悪臭と凄まじい悪寒に首から上を支配されるようなものだった。
「…う…やめ…やめろ…!」
またライダーの全身が痙攣し、下半身をよじらせそうになる。
怪人は、ライダーの片足を自分の片足で絡めとり、ドラム缶に押し付けて動きを封じた。
それによりライダーの腸内がより締まる物になる。
徐々に上り詰めだす快感に、怪人は目を爛々とかがやかせた。
彼自身も、ハアハアと少なからず興奮した息づかいをしながらライダーの耳元で言う。
「…いいぞ。やはり改造人間の尻は最高の使い心地だ…」
「きさ…ぐっ…」
怪人は腰を動かし始めた。怪人の腰使いと一緒に、ライダーの下半身がゆれ、ドラム缶にあたる。
「う…ぐぅっ…ぐ…っ」
不快感と激痛しか本郷は感じていなかった。思考が飛び、視界が霞み、耳が遠くなる。
それが毒による症状なのか、行為による加虐によるものなのか、もう分からない。
381:旧1号-29
11/12/11 20:26:02.25 8srNlZ1b
怪人も今はライダーに快感を与えてやろうという気は毛頭なかった。
どこまでも苦しめ…遅かれ早かれ、苦痛のみの方がまだ良かったと思えるときが来る…
一段と高鳴った脈打ちの直後、怪人はライダーの首筋にまわしていた舌と、
上半身にまわしていた腕を、強く同時に締め付けた。
(…グ …グゥッ!!)
激痛と同時に、首と胸のライダーの呼吸がほぼ完全に詰まり、全身が痙攣する。
一瞬後、怪人は大量の精液を放出した。
(…!!)
噴出するそれは、腸内でのびきったスーツにすぐに浸透した。
恐ろしいほどの熱さをもつ精液がじわじわと腸内を満たしていく。
「…ハァ…ハァ…全部受け取れ…ライダー」
ドクン、ドクン、と放出される間、コモドランガーはがっちりとライダーの全身を締め付け続けていた…
密着させ、一滴のこらず体内に吸収させるかのように…
(…ぅ…うぅ………)
精液が染み渡り続け、呼吸もできない間、本郷は不覚にも意識を下半身に集中させてしまっていた…
怪人に犯された屈辱感。腸内の男根が縮小して挿入物の刺激がやわららぎ、
それと引き換えに広がり続ける熱い刺激。一瞬全身の痛みさえも消え、意識が薄れる…
「…悪くないだろう、本郷猛…正義も何かも、忘れさるほどの刺激…」
放出がおさまり、ようやく怪人は締め付けをゆるめた。ライダーの全身からも完全に力がぬけていく…
「…ガハァッ…!」本郷は咳き込み、肩を上下させてドラム缶の上に血痰を飛ばした。
(…お…のれ… こんな…こんな卑劣な怪人に…)
やられたこと…刺激に負けたことに、彼の心と理性がが泣き叫ぶ。
その心痛にをえぐるように、コモドランガーは残忍に彼の耳の後ろから声をかける。
「…ふふ、苦しいか、ライダー… だがまだ終わらんぞ…」
「…!」
怪人は体勢をまったく崩さぬまま、再び腕を、舌を締め付けだす。
ライダーの直腸内では、挿入されたままの怪人の男根が、再度硬化しはじめていた…
382:名無しさん@ピンキー
11/12/11 20:57:22.91 8srNlZ1b
※※※※※※※※※※※
.
話の流れはいくらでも節操無くやろうと思えばやれます。
(とゆーか改造人間設定は想像以上に便利すぎ…)
引きずられるシーンも用意してはいた…はずが
バイオレンスだけが続きすぎ、いっぱつ自分なりのエロを入れました。
(問題ないなら、今後でもどっかで引きずるシーンはいれたいんすが。。)(@_@)
383:旧1号-30
11/12/13 20:03:01.78 3elA0TX3
コモドランガーの野獣のような行為は、それから4度におよんだ。
ショッカー怪人にとって、性行為は暴力と何ら変わらない―
敵や弱い人間を蹂躙して屈服させる手段であり、肉体的な快楽をのぞけば、満たす感情は支配欲や嗜虐性のみ
―脳改造の果てに得る人格は、それ以外の感情を喜びとせず、感情として自覚する事すらも無い。
ライダーは傷ついた肉体で抗うこともできず、その残虐性をただ加虐行為として受け続けるしかなかった。
「ガッ…グフッ! … グゥッ…」
自分の喉から、止めるすべなくつづく苦悶の声も、本郷の敗北感を煽った。
自分が苦痛を見せれば見せるほど、ルリ子も苦しみ、怪人の優越は一層のものになってしまう…
それを理解し、始めのうちはこそ極力こらえていたものの、2度、3度と繰り返される中で耐える限界がすぎていた。
締め付けやゆすり上げがくるたび、哀れな声がマスクの下から断続的にもれ続ける。
端で見せつけられているルリ子も涙が止まらない。
顔を伏せていると戦闘員らがあごをつかみ、上向かせてくる。目を閉じていても、本郷の苦悶の声は絶えず耳に飛び込んでくる。
その彼のうめき声も、もうだんだん弱く小さくなっていく…
はじめは嘲りの言葉を浴びせ続けていた怪人も、やがて発するのは荒い声や喘ぎ声のみになり、
3度目以降では完全に行為にふけることのみに集中していった。
容赦なく腰をつかい、唾液を垂らし続け、並の生物では考えられないほどの発汗をさせながら…
ライダーの血のにじんだ背中や手足も、怪人の体液でさらに濡れ、ぬめり、不快臭にまみれてく。
行為が始まってから1時間になるころ、怪人が5回目の絶頂で放出する。
「…!…ゥ…ゴフッ!!」
ライダーの声に水中の気泡のような音が混じった。消えそうな意識の中、まるで溺死するかのような感覚が本郷を襲う。
圧迫によって悪化した内出血にくわえ、先刻の薬の効果が消えはじめ、
組織の融解がまた進みだした―血や体液が、肺にまで一気にたまりだしたのだ。
肛門から逆流して体内に大量にたまった熱い体液、全身を濡らす怪人の体液、
それらも合わさり、より溺れたかのような錯覚を強める。もはや咳き込みすらもままならない。
そしてそんな呼吸困難の中でも、なおも彼の意識を引きつける腸内の激しい刺激…
(く… おち…る)
本郷は覚悟した。沈む寸前に屈辱感、敗北感、ルリ子を助けれなかった無力感が再度わきおこり、
戦士としての本能がほんの一瞬だけ、拳をつくらせる…だがもう5感が完全に分離しつつある。
目を開き、眼前にしているはずのルリ子の姿ももう見えない…
(…ゆる…して…く……れ…)
本郷の脳理を暗闇がのみこみ、四股から一切の力が抜けていった。
384:旧1号-31
11/12/14 00:31:30.15 Ni8UmJoa
放出を終えて、コモドランガーは締め付けを緩めた。興奮ののこる熱い息を長々と吐く。
軽く上半身をもちあげ、獣のようにぶるっと身震いし、汗や体液を飛ばす。
5回続けての行為…自らが蹂躙した反逆者の体躯を、怪人は優越の目で眺めた。
まだ差し込まれたままの肛門と男根のすきまから、精液がしたたり、ライダーや怪人の足に白い線を作る。
ライダーは自分の吐瀉物の中に顔を―マスクを埋め、体表は汗や体液まみれだった。
白いライダーベルトも血で薄茶色になり、手足の先からは血と混ざった薄茶色の体液がぽたぽたと垂れている。
怪人の両腕や上身も、ライダーの汗と血でひどくよごれていた。
ライダーの体躯の感触から、失神したことを怪人は悟った…最後の締め付けから解放されても、ライダーの息は回復していない…
許されているはずの呼吸がひどく浅く、ヒューヒューと困難ぎみな息をのどにからませ、幾度も弱々しく吐く。
ごぼごぼと泡のような唾液と血を、ときおり震えながらマスクの隙間から垂らしている…
(ふん…少しやりすぎたか)
コモドランガー自身も少し肩で息をしている…彼はまとわりつかせていた腕や舌をライダーから離し、
行為の間ずっと埋没させていた男根をずるりと引き抜いた。
ライダーの尻穴は、今や精液をたっぷりと吸収したスーツが大きく伸張し、腸内で広がりきっている状態だった。
だらだらと垂れる体液が男根との間に数本の糸を引き、そこにはわずかな赤みも混ざっていた。
手加減無しの行為…さすがの改造人間の体内筋も無傷ではすまなかったのだ。
だが怪人はかけらも意に介さない。萎えた自分の男根を、ライダーの足になすり付けて垂れる精液をぬぐった。
(しかしまだ変身解除にならないとはな…)残虐な欲情を満たし終えた怪人の思考内では、
ふたたび冷酷な研究開発者としての意識が首をもたげはじめていた。
(延命など、か。確かに貴様の拒否はある意味賢明だ…仮面ライダー)
怪人は片手でライダーの肩をつかむ。
(だからこそ、簡単には死なせん。)
手刀で背中を―呼吸困難で痙攣している背筋を強打した。
「ガ…ハァッ! …ガハッ!!」
息をつくのと同時に、それまでにないほどの大量のどす黒い血液を本郷は吐いた。
突っ伏していたため、顔面が一瞬で血に染まった。
勢いで血液は激しくはね、ルリ子や怪人にまでその飛沫がかかる。
ドラム缶の上で、それまでの吐物や唾液、体液と混ぜあわさり、みるみるうちに血だまりが広がる。
広がるのにあわせてライダーのマスクやマフラー、上半身が血の海に沈む。
わずかに覚醒した本郷は強烈な血臭をぼんやりと意識した…
(……ウゥ…)
呼吸再起の背うちでも、ライダーは意識が戻ったのはほんの一時だけだった。
毒素と加虐による苦痛、抵抗する体内のひどい疲労、断たれたままの風力エネルギー…全ての面で限界状態だった。
息がつけて肩を上下させた後、多少身を震わせ…彼は再びぐったりとなった。
(フフ…今は眠っていろ…本郷猛。今日の出来事なんぞ、それこそまだ夢のようだったとわかる時が来る…)
怪人は、ライダーを押し付けていた上身を完全に離した。
意識無い仮面ライダーは、背後からの支えを失うとドラム缶の上からずるずると地面に倒れた。
怪人はライダーの襟足を片手でつかみ、邪悪な笑みを浮かべながら、
その体躯をアスファルトの上に―ルリ子の足下に放り投げた。
ルリ子は泣きはらした目で、眼下に投げ出された仮面の男―本郷猛を呆然と見下ろしている。
ルリ子を両脇から押さえていた2名ら、周囲の戦闘員に怪人は命令した。
「貴様らは出発の準備と、基地への連絡をしろ…『コモドランガーが仮面ライダーを生け捕りにした』とな…
こやつらはトラックで連行するから拘束の用意もしろ。」
戦闘員達はバラバラとトラックの方へ走り出す。
(猛さん…)
両腕を解放されたルリ子は足の力が抜け、崩れるようにライダーの側にへたり込んだ。
意識を喪失したまま、うつ伏せに転がる仮面ライダー。
血や汗、体液、吐瀉物にまみれ、上半身の前面はほぼ全体が真っ赤に染まりきっている。
下半身に至ってはスーツが集中線のしわをよせて肛門に入り込み、怪人の精液まみれで匂いを放つ、
そんな無様な姿がそのままルリ子の眼下にさらされる…あまりの光景にルリ子は声を出す事もできない…
「緑川ルリ子、貴様らはショッカーへの反逆者だ。この程度のことは序の口だと覚悟しておけ」
打ちひしがれる彼女の耳に、怪人の言葉が残酷に響いた…
385:名無しさん@ピンキー
11/12/14 00:38:54.62 Ni8UmJoa
※※※※※※※※※※※
とりあえずキリがよさげ…なので
しばらく一応止めとする予定です(@_@)
駄文長文、ぶつ切りな投下でお邪魔いたしました。
386:名無しさん@ピンキー
11/12/15 10:53:41.84 smqrjjXA
イイ!また機会があったら続きをお願いします!
387:おゝとりゲン
11/12/15 17:16:06.19 U2ybcgk2
EXCELLENT!
捕獲された裏切り者、仮面ライダー1号。
このままショッカーの基地に連行、投獄。
どんなみじめな実験検体に貶められるのか。
裏切りの罪を雪ぐにどんな悪の鉄槌が振り下ろされるのか。
それとも、このまま怪人たちの性壷と成り果てるのか。
とても興味津々です。
また気が向いたら続きを読ませて下さい!
388:名無しさん@ピンキー
11/12/15 18:55:18.98 5ssG3N+G
超GJ!続編や次回作も期待
389:名無しさん@ピンキー
11/12/16 00:00:38.78 VC3ijVU7
おまいらエロシーンしか読んでねーだろw
自分もさかのぼるパターンで読んだけどw
ちょっとグロめの改造人間と昭和の感覚がいい。
390:名無しさん@ピンキー
11/12/17 21:45:44.16 rjCPQyGu
感想どうもです。続き、年内投下はちょっと無理かもしれませんが(@_@)
怪人A「この星を愛すると言ったな
ならここで死ぬのが本望だろう。
死ぬがいい。死んで骸をさらせ、この星の土塊となれい!」
怪人B「こんなチンケなしょぼい星が好きなんだろ?
だったらここで死ねて本望ってやつだ。
死んじまえよ。 おめーの図体ならよ、
その辺りのいい肥やしになれるだろうよ」
怪人C「こーんなろくでもない星が大すきなんでしょ。
その星で死ねるのなんて、本望でしょ?
ほら、あの世にさっさといきなさい。
大丈夫よ、 あなたの死体だけはここに残しといてあげるわ。
死体になって腐っちゃえば、
あなたのいう大事な星の養分になれちゃうのよ?」
>>昭和
ガッハッハーな野郎怪人とかド変態怪人とかは昭和のノリの方がやりやすい、
と書いてみてわかった(あくまで自分の場合)
特にライダーの場合は。戦隊なら新旧問わず、そーいうキャラさえいれば。
でも自分の好きな怪人Aタイプは最近少ない。。。
391:名無しさん@ピンキー
11/12/26 02:48:22.72 5ltEwEb7
保守
ゴセイ通して見たけどやられが徹底していて満足
生身やられも容赦なくて素晴らしい
392:名無しさん@ピンキー
11/12/26 04:47:16.63 dTAQ+zcM
ゴセイのアラタがやられるのが読みたい
393:名無しさん@ピンキー
11/12/26 23:38:18.96 5ltEwEb7
いつも真っすぐできらきらしているアラタをレイプ目に追い込みたい
でも見た目可愛くても絶対諦めないたくましい奴だから
どんなにぼこって恥辱与えても堪えなさそう
逆にアヘ顔ダブルピースは簡単にやってくれそうな気がする
394:名無しさん@ピンキー
11/12/27 01:37:26.05 Zh5CbAEL
アラタの純真さゆえの強さ、男気みたいなのは大いに認めれるし、くじき甲斐もあるのだが。
小柄で童顔すぎで、一歩まちがえるとショタな図になってしまうところが非常にムズカシイ。。
陵辱させるならアグリやハイドのほうがまだ書きやすい…
395:名無しさん@ピンキー
11/12/27 02:07:52.69 o0R9EVRV
アグリは割と精神的にもろいのでやりやすい
モネの目の前でレイプがいい
ハイドは(他の二人もだけど)仲間思いなんで仲間を人質にとられたら何でも従うはず
ホモエロ行為を強要させたい
396:名無しさん@ピンキー
11/12/29 10:42:56.18 p5dcNwaW
筋グゴンに襲われるアグリとゴセイナイトの拉致監禁緊縛洗脳シーンはガチで抜ける
397:名無しさん@ピンキー
11/12/29 14:30:45.36 bjvzLgie
昭和期ウルトラの敗北
①マン:対ゼットン
②セブン:対ガッツ星人
③新マン:ナックル星人
④エース:対エースキラー
⑤タロウ:対バードン
あなたのお好みは??
398:名無しさん@ピンキー
11/12/29 18:48:44.55 bjvzLgie
続き
①マンの対ゼットンはウルトラ敗北の原点であり、マンの全ての攻撃を跳ね返し、無敵のヒーローを倒してしまった。
スペシウム光線を吸収されてしまった時のマンの狼狽した仕種がなんともいえない。
どうせなら光線を軽くカラータイマーに当て、マンが苦悶するところを殴る蹴るの暴行を加えた後で
首を締め上げ息も絶え絶えになったところで、放り投げ、今にも停まりそうなカラータイマーを徹底攻撃し散々苦しめた上、
最終的にカラータイマーを粉砕する位の事はやってほしかった。
399:名無しさん@ピンキー
11/12/30 03:53:52.89 Cz6dfgQY
>アグリ
パワー型戦士がそれを上回る怪力モンスターにぼこぼこにねじ伏せられる、
というのは同型間バトルでのやられパターンでは最高部類の一つだと思う。
さらに大地属性ならば、地面にはいつくばっての泥まみれ汗まみれも皮肉をこめれるし、
獲物の大斧や巨大ハンマーを奪い取られ、それでたこ殴りにされるのは
痛々しさもわかりやすく鮮血描写を加えても違和感無く、絵として最高…
>>397 自分なら2か3
400:名無しさん@ピンキー
12/01/02 14:20:36.07 E2f7XLzr
あけましておめでとう
今年もいいやられに巡り合えますように
401:名無しさん@ピンキー
12/01/03 06:34:51.41 NxlZRiMP
ウルトラ兄弟を敗北に追い込む必殺の方法としては、
先ずは人質を取っておびき出す事。この場合女子供が有効である。
①初代マンの場合は、ハヤタを尊敬しているホシノ君辺りが適当か
②セブンの場合は、最愛の人・アンヌ隊員
③新マンの場合は、既に実証済みだが坂田アキ。しかし更に考察を加えると坂田次郎こそ適任ではないか。次郎は人間体の郷のみならずウルトラマンの信奉者であるからである。
④エースの場合は、合体変身の時は特に思い浮かばないが、北斗単独変身時には北斗を兄と慕うダン少年が最適。
⑤タロウの場合は白鳥さおりでも良いが、やはり新マンの時同様の理由で、白鳥健一の方が最適だと思う。
光太郎のさおりに対しての態度からさおりの片思いの可能性もあるから尚更。
⑥レオの場合はトオル君で決まり。
⑦80の場合は担任の中学生なら誰でも可。
何故人質が有効かとの理由については後刻。
402:名無しさん@ピンキー
12/01/04 20:43:39.64 54FTvxxX
メビウスが敵の母艦船首に股間だけ露出で人質も兼ねて恥辱晒し拘束、
カラータイマー破壊→回復を母艦へ無限循環エネルギーに使い
ウルトラ一族全滅というSSをネットで読んで興奮した
403:名無しさん@ピンキー
12/01/05 02:31:21.95 UWYWs3Yq
やられ嗜好ってのは人気ランク的に ウルトラ≧戦隊>その他ヒーロー
って傾向が全般にあるようだけど、
生物的なエロ行為からは一番かけ離れてるタイプじゃない?
父と母で一家はあるけれど。
404:名無しさん@ピンキー
12/01/05 20:21:18.12 m0vcf11t
個人的には
ウルトラ…人間じゃないけど妙な生々しさがエロい
ライダー…スーツが装飾過多なのとストーリーのシリアスさで妄想しにくい
戦隊…昔から馴染みがあってとっつきやすくスーツのシンプルさがやられ心をくすぐる
405:名無しさん@ピンキー
12/01/07 01:05:21.41 yNC6k4Pz
ヒーローやられには流血とか筋骨破壊とか、そっち系の痛みを少なからず絡めたい、
といつも思ってる自分はウルトラでのSSは無理。
(エネルギー減少の表現オンリーで、痛々しさや絶望感をだせるだけの力量が無い。)
悲惨な現実前にしても、大荒れしたり絶叫したりするキャラとも違う(人間体のぞいて)
ので感情表現が難しいとこもある。かける人がうらやましーぜ
というわけで>>402 が死ぬほど気になってます。。
406:402
12/01/07 23:40:07.34 SVEvuvB6
ウルトラマンに危機感を抱いた日本政府がメビウスを攻撃
仲間にも裏切られ、敵に捕らえられたミライが公開凌辱されたり
強制射精して精子を売られたりしていて心身ともにナイスなやられSSだったが
現在は閉鎖?になっていると思う
407:名無しさん@ピンキー
12/01/10 00:50:28.92 +QCzcFZL
やられサイト結構あるね
それこそ惨殺リョナからラブラブwエロまで
408:名無しさん@ピンキー
12/01/15 02:03:03.43 yHE/+uoL
戦隊ネタ見たいけど、洗脳され暴徒と化した一般人に襲われる→抵抗できないヒーローたちという
ネタしか思いつかないw
409:名無しさん@ピンキー
12/01/17 08:36:09.51 A7pt58eN
保守
410:名無しさん@ピンキー
12/01/17 11:38:23.19 TdW3RJuw
>>408
そういうの大好物ですwktk
411:名無しさん@ピンキー
12/01/17 12:21:26.07 9quUTjM8
敗北日和ってどう? 抜ける?
412:名無しさん@ピンキー
12/01/18 00:36:19.51 DgYRWjO5
ボウケンの明石がブルーとブラックにやられる話は抜きまくった
413:名無しさん@ピンキー
12/01/19 11:22:55.15 ei8iu9M+
あれいいね。あの明石が真墨と蒼太の性奴隷になっていく様が。
意外にメンタル面に弱い明石に萌えた。
414:名無しさん@ピンキー
12/01/19 11:51:57.42 uRD7S+Kf
あの人のエロも好きだけどグロも好き。どっちも入ってるのリクエストしたら書いてくれるかな?
415:名無しさん@ピンキー
12/01/20 00:00:19.93 KBaTOd4o
真っ先に反応してしまったけど
そういう事は直接管理人氏に言った方がいいのでは?
ともあれ、あのサイトのおかげでリョナもグロもいけるようになった
ガオシルバーとデカレン話はいまだにトラウマだけどw
416:名無しさん@ピンキー
12/01/21 02:33:32.72 /X0bDxbG
>>414
前リクエストしたことあるけど、サービス精神旺盛なのか願望全部叶えてくれたよw
417:名無しさん@ピンキー
12/01/25 22:58:19.37 mvdKVc72
バスコの非道さを見ていると逆にバスコがリョナられる話が見たくなるな
418:名無しさん@ピンキー
12/01/26 18:12:06.56 Pz72MtIK
初代ウルトラマンのゼットン戦は個人的に鉄板で何度見ても色褪せない
テレポートで背後に回り込まれても存在に気付かない数秒間
端正なマスクを殴られ首を絞められて呻きながら苦しみもがく格闘シーン
398でも挙げられたスペシウム吸収後の愕然とした仕種
ゼットンの二度目の光線をタイマーに受けてビクッと反応するあの瞬間
棒立ちになって目とタイマーを明滅させ呆気なく倒れる一連の流れ
どれも素晴らしい
あれはウルトラマンが言語をしゃべらないのがいいんだろうなぁ
あの秀逸さを文字に起こすのが困難なのがまたその魅力を際立たせてる気がしてならない
419:名無しさん@ピンキー
12/02/02 00:40:05.57 WyAiBPpr
スーツをズタズタに破壊された戦隊っていっぱいある?
最近は火花までCGで欲求不満(´・ω・`)
一度でいいから死ぬんじゃないの?ってくらいのフルボッコシーン作って欲しいなぁ
420:名無しさん@ピンキー
12/02/03 00:29:42.84 wVZkImrL
焦げや汚れまでは見るけどズタズタレベルは思いだせんなあ
421:名無しさん@ピンキー
12/02/06 00:28:28.70 vYomZEWh
199大戦後は皆揃って変身解除だけだったからな
あれが全員スーツずたぼろだったら失禁していたかもしれんw
422:名無しさん@ピンキー
12/02/06 17:48:29.18 x7KEjz3G
ダイナマンのピンクが、数箇所スーツに穴あけられてる動画なら見たことあるなー
大抵は穴あけられても1箇所ぐらいだよね
423:名無しさん@ピンキー
12/02/07 13:53:09.58 kTAPYWVr
それをゴーカイでやってくれたら毎日それで抜くw
424:名無しさん@ピンキー
12/02/11 18:47:10.25 gU1Ohxrc
タイツ
425:名無しさん@ピンキー
12/02/13 03:58:03.71 23T3CaeE
お祭り戦隊だからしかたないけど、やられはしょぼかったなぁ。次のはどうなんだろ
426:名無しさん@ピンキー
12/02/14 07:20:05.97 GYaZo0yR
マベの十字架磔は良かった
スーツならなおよしだったけど
427:名無しさん@ピンキー
12/02/22 02:26:37.96 H57gZu2G
保守
428:名無しさん@ピンキー
12/02/25 08:22:05.47 DzETHBVv
次の戦隊どうなん?男2人だからなぁ・・・
429:名無しさん@ピンキー
12/02/26 00:50:09.94 QFd7+1Gn
量より質!と思って期待しようぜ
430:名無しさん@ピンキー
12/02/26 05:50:09.51 wVua2n+z
5回のしょぼいやられより、一回の見応えあるやられに期待だな。
またしょぼかったら敗北日和の中の人が暴走しそうだけどw
431:名無しさん@ピンキー
12/02/28 02:01:16.62 RXHaVIpD
今巷で話題になってる(?)股間・尻マウスパッド、
戦隊スーツバージョンならちょっと欲しいと思ったw
それから発展して人間をマウスパッドに変えてしまう怪人に敗北して
マウスパッド化され、感覚と意識は残されたまま股間や尻を弄ばれて悶絶するヒーロー…とか妄想
432:名無しさん@ピンキー
12/02/28 20:43:28.75 p7UIza8p
>>431そういえば意外と無いな。
433:名無しさん@ピンキー
12/03/01 21:18:32.34 kldN9fSF
>>428
ロイド達にも期待。
ニンジャマンばりにやられてほしい。