11/09/11 16:59:45.09 ao32pt0X
絢子は、『恋人がするように』アナルセックスに応じるよう強制されているらしかった。
背後から抱きしめられ、両腕で男優の頭を包み込みながら何度もキスを交わし、しっかと腰を掴まれたまま直腸を犯される。
カメラはその絢子のブロンズ像のように美しい前身を映しながら、
時に艶かしく踏み変えられる脚を映すこともしていた。
白くすらりと伸びた脚には夥しい汗が流れ、股の下には透明な雫がぽた、ぽたと滴っていた。
汗にしては滴る場所が不自然だ、それは肛門の内部から溢れている。しかし潤滑用のローションにしては透明すぎる。
「あーあ、腸液が溢れてきてやがる。いよいよ本気で感じてンな」
金岡は訳知り顔で笑っていた。腸液、が何なのかは知らない。
だが本能で理解できてしまった。それはきっと、膣の愛液と似たもの。肛門性交で感じた証拠の体液。
それが絢子の肛門から溢れ出ている。
『恋人ごっこ』のアナルセックスは、今やますます深まっていた。
男優がベッドに寝そべり、その上に絢子が仰向けで覆い被さる形だ。
というより、先ほどの後ろから抱く体勢がそのままベッドに移った、と言った方が適切か。
この男優も撮影というものをよく心得ており、絢子に大股を開かせてカメラにはっきりと結合部が映るようにしていた。
絢子はもう相当に感じ入ってしまっているのだろう。そのようにはしたない格好を取らされているにもかかわらず、
大の字に開いた四肢でシーツを掴み、たまらないといった表情で天井へ声を投げていた。
その首にはまるで力がなく、男の肩に預けるままになっている。
まるで恋人が、愛する男に全てを預けるがごとく。
そんなあられもない絢子の様子が、隠す術もなくカメラに撮られてしまう。
何分も、何十分も。