11/04/14 23:53:26.76 wuyk/P0x
>>195
大作乙です。GJ!
シャブPの復帰作は是非コレで!w
201:名無しさん@ピンキー
11/04/15 01:49:40.64 2QT9ihz8
>>195
鬼!変態!精神異常者!!
GJです!!
202:名無しさん@ピンキー
11/04/17 05:42:33.19 TC0Z4w/N
このスレの先代の保管庫含めて、DXBEAT系使ってた各スレの保管庫が一斉に死んでると思ったら、こーゆーことだったのね…
今さらだけど一応書いとく。
>旧米国サーバー管理会社の経営上の問題のために、各サーバーがアクセスできない状態になっています。
>現在、管理の引き継ぎを行っている所でございますが、復旧できる見込みが厳しい状況です。
>(2011/01/24 00:00 AM)
公式より
203:名無しさん@ピンキー
11/04/18 18:07:14.72 glVOm1gR
GJだけど
こんがり焼けたら二目と見れない体になるんじゃ
売春できないんじゃ
204:名無しさん@ピンキー
11/04/22 01:08:35.18 ZblmwUZh
GJ過ぎなのですが、1A流すだけでも人は即死してしまいますご主人様!
205:名無しさん@ピンキー
11/04/22 17:07:19.94 eDFqUQLd
作者はマジキチ
206:名無しさん@ピンキー
11/04/24 16:37:12.15 KyzqeP9T
60アンペアってブレーカーか何か見たんだろうけど
人体に流れたら即死だろうね
207:名無しさん@ピンキー
11/04/25 05:42:45.54 udU514SJ
せめて死なないように家庭用の100Vに
208:名無しさん@ピンキー
11/04/25 08:19:58.55 dfRLnZrz
確かに突っ込みどころ満載でしたが、読み応えがあり非常に興奮しました
これで2~3日はネタに困らない
GJでした
209:名無しさん@ピンキー
11/04/25 23:53:34.16 4QmS27hp
どう見てもガセネタだとは思うが
よもや>>200のネタが現実味を帯びてこようとは・・・w
酒井法子(40)に日活ロマンポルノの撮影開始情報
URLリンク(wjn.jp)
210:名無しさん@ピンキー
11/04/26 15:21:14.54 bnthcLgj
(^ω^)っかわいいウンチは大体よーすけ
211:名無しさん@ピンキー
11/04/26 18:13:33.21 ol2mqqvO
ついにシャブって美奈子ちゃん!制作か。
股間が熱くなるな。
212:名無しさん@ピンキー
11/04/29 17:01:38.35 Q4DwJ3KT
シャブ漬けにして犯り捨てか
ドキドキワクテカするね
213:名無しさん@ピンキー
11/04/30 12:29:37.10 xannds6W
まさに俺得シチュだな
214:シャブりつくされる女
11/05/01 03:09:03.23 Idm9TcLd
※この物語はフィクションです。実在ののりPとは一切関係ありません
ヤクザはいつの時代も嫌われ稼業だ。
マスコミの主導する街頭アンケートでは、身奇麗な女が眉を顰めて憤慨する。
「ヤクザなんて最低だと思います。人を騙して搾取して、悪いと思わないんでしょうか!」
なるほどもっともだ。だが笑える話でもある。
その女共が憧れ崇拝する『芸能界』には、ヤクザをも超える外道が巣食っているのだから。
数年前、薬物問題で世を騒がせたアイドル・大橋優佳。
あれなども業界人に食い物にされた一人だ。
大橋優佳は北陸地方の田舎に生まれ育った。
一日にバスが数本という本格的なド田舎だ。
人もまばらな商店街の外れで、偶然旅行に来ていたスカウトの心を射抜いたのだから、
その素材は一級品だと言って良いだろう。
『工夫のないセーラー服の上に、昭和みたいな丈の長いスカート。
芋臭い事この上ない格好だったけど、その中身には一瞬で惚れたよ』
事実、スカウトマンはそう証言している。
元々、日本人離れしたすらりと長い脚をもっており、地元ではにわかに有名だったらしい。
いわゆる『村一番のめんこい娘』というやつだ。
その美貌は、上京してからのダンスレッスンでいよいよ磨き上げられた。
北陸出身ゆえの白い肌、都会ではそうは見かけない清楚で純朴な雰囲気、新生活への希望に満ちた瞳。
これだけの条件を備えた新星アイドルが、ブレイクしない理由はない。
雑誌の表紙を飾り、ネットでの人気投票では根強い支持を得、バラエティにも取り上げられた。
機転を利かせた面白い発言をする訳ではないが、そのわざとらしさのない生真面目さ・清楚さに、日々カルトじみたファンが増していった。
清純派アイドル。
大橋優佳が取り沙汰されていた時代、その謳い文句は彼女の為にあったと言っていい。
その彼女が転落するきっかけは、あるドラマへの進出だ。
有名若手俳優・観月健二が主演を張る『ヤドリギの花』。大橋優佳はそのヒロインに抜擢された。
当時上り調子にあったとはいえ、通常では考えられない栄誉。
優佳サイドが2つ返事で了承した事は想像に難くない。
真面目な優佳のことだ、女優としての初仕事にも魂を込めて挑んだのだろう。
泣き、笑い、憤り。優佳は劇中のヒロインになりきり、周囲が思う以上の熱演を見せた。
それに呼応するように他の役者の熱も上がり、ドラマは大成功を収める。
そしてラストシーンでの主人公とヒロインの熱愛がそのまま現実に顕われたかのように、
収録後も大橋優佳と観月健二の2人は親密さを増していった。
ただし、これを純愛などと反吐の出る呼び方をしてはならない。
観月健二は、外でこそ穏やかに笑い、『女を大事にしてくれそうな男ランキング』不動のトップを保っているが、その女癖の悪さは業界でも指折りだった。
奴にしてみれば、自分の中で及第点に達した女を、とりあえずつまみ食いしてみたに過ぎない。
無論、表面上はそんな気を微塵も見せないのが、外道の外道たる所以だ。
215:シャブりつくされる女
11/05/01 03:09:32.53 Idm9TcLd
観月健二が優佳を『喰った』のは、ドラマ収録を終えてから半年後の事だった。
優佳はオフの日、健二のマンションに呼び出された。
テレビなどで紹介されている自宅とはまったく間取りの違う、プライベートマンションだ。
そこに迎え入れられる事は、女に特別な思いを抱かせるだろう。
2人の砕けた空気を見る限り、もう何度も交際を繰り返している事が窺えた。
夜景を肴に色とりどりの酒を飲み、巨大なスクリーンで映画を鑑賞し、身を寄せ合う。
やがて優佳はバスルームに姿を消した。
おそらく彼女は、その時すでに、健二に抱かれる事を覚悟していたのだろう。
健二がバスルームの扉を開き、シャワーの降る中で優佳を抱きしめた時、彼女はさほど錯乱はしなかった。
「安心して。力を抜いて」
健二はベッドに腰を下ろし、全裸の優佳の乳房を弄びながら囁く。
なるほどその様は女を大事にする男のそれだ。
彼の指は楽器を奏でるような繊細さで膨らみを揉み解し、未熟な女を目覚めさせる。
「はっ……は、ぁ……っ」
優佳の表情と、刻一刻と形を確かにしていく乳首から察するに、それは多大な心地よさをもたらすらしい。
そうしてたっぷりと始まりの挨拶を施したあと、指は優佳の脚の間へと割り入った。
「ん」
優佳が初々しい声を上げる。
「処女なの?……大丈夫、痛くしない。最初の一瞬はつらいかもしれないけど、
すぐに頭がおかしくなるくらい気持ちよくさせてあげるよ」
健二はそう囁きながら、優佳の潤みで指を蠢かす。
端正な顔や自信に満ちた態度ゆえか、若いながらに妙な説得力があった。
「可愛いよ、優佳」
夜景の広がるガラスにうっすらと姿を映しこみながら、健二は優佳を蕩かし続けた。
優佳はすでにほだされているようだ。
無理もない。これほどの男に大切さをアピールされながら尽くされて、心動かない女のほうが少ないだろう。
恋愛経験の乏しい生娘ならば尚更だ。
寝台に投げ出された優佳の脚の間は、十分なほどの潤いを見せていた。
指が蠢くたびに水気のある音を立てるほどに。
経験がなくとも、愛する男への気持ちが性のガードを緩めているのか。
216:シャブりつくされる女
11/05/01 03:10:06.58 Idm9TcLd
「さ、いくよ」
十分すぎるほどに蕩かしを施した後、正常位に向き合って健二が言う。
優佳は小さく頷いた。
「おねがい…………します」
不安そうに上目遣いで囁く様は、普通の女ならばカマトトぶっている、となる所だが、
優佳にあってはそれが自然体なのだから驚くばかりだ。
半身を起こした白肌が汗に光り、艶やかな黒髪がシーツに広がる。
まるで姫君のようなその身を抱けるとなれば、さすがの健二も興奮する事だろう。
だが奴はまだ仮面を外さない。
「力を抜いて、まず一度大きく深呼吸をしてみるんだ。そうしたら俺を信じて」
そのように囁きながら、胸を上下させた優佳の中に、ゆっくりと腰を押し進めた。
「んんッ……!」
優佳の眉が下がり、唇が引き結ばれる。手足の強張りが純白のシーツに皺を作る。
だがその苦痛は一瞬で峠を越え、大きな息とともに弛緩に至った。
「無事に入ったね」
健二は穏やかな笑みで告げる。
「……はい。入ってるの……解ります。私、大人になったんですね」
優佳も感極まった様子だ。
その髪を幾度か撫でてから、健二はゆっくりと腰を動かし始めた。
「ああ、すごく気持ち良いよ。優佳の中は最高だ。
まだ誰も知らないんだよな。優佳は見た目だけじゃなく、中身もこんなに可愛いなんてさ」
機を見て褒めちぎる事も忘れない。
性教育の教科書にでも載せられそうな、綺麗なセックスだ。
理想的な身体つきの男女が、向き合って互いを労わるように繋がっている。
ぱんっ、ぱんっと肉の当たる音が優しく響く。
あまりにも綺麗すぎて、それが性器と性器の結合である事さえ疑わしくなってくる。
だが、結合部を凝視する女の瞳が、紛れもなく繋がりあっているという事実を物語った。
穏やかなセックス。
しかしそれは同時に、優佳にとって堪えきれぬほど心地の良いものらしい。
「ああ、……ああっ……」
いつも品よく閉じている唇から、絶え間なく熱い息が吐き出されている。
上体を支えるべく後ろ手についた腕は、時おり背筋ごとぞくりと快感の竦み上がりを見せ、
はじめ無造作に投げ出されていた脚は、今や踵でシーツを磨り潰さんばかりに張っている。
頬を涙のように伝う汗もまた、火照り具合をうまく象徴していた。
感じ入っているのだ。事を始める前は生娘だった女が。
そのスパイスは抱かれる男への愛だろうか。
それとも、若い娘なら10人に9人が好意を持つ有名俳優を独占している、
自らと繋がりあい、心地良さそうにしてくれている、その夢のような出来事への幸福感だろうか。
女は本能的に自分にとっての“王子様”を追い求める生き物らしい。
であれば、その状況下で感じてしまう優佳を責める事はできまい。
ただし重ねて言うが、そこにあるのは純愛ではない。
なにしろ、俺がこうして大橋優佳の初夜を語り聞かせられるのも、後に残る映像媒体があったからだ。
観月健二が自らの寝室で撮影し、獲物の捕食記録として裏の世界に売り捌いた映像が。
今カメラの向こうで天を仰いだ娘は、そんな事は夢にも思っていないだろうが。
217:シャブりつくされる女
11/05/01 03:10:56.91 Idm9TcLd
初夜で徹底的にセックスの味を覚えこまされた優佳は、すっかりその虜となった。
それは初めて食べたファーストフードに感銘を受け、連日通いつめる行為と似ている。
健二も惜しみなくその堕落に手を貸した。
二日目の夜、優佳はベッドに這ったまま、後ろから挿入を受けていた。
両肩に手を置かれ、一体感たっぷりに深い結合を受け続ける。
あの細い腰のどこに逸物が入るのか、と思えるほどだが、結合音は一定のリズムで繰り返された。
艶めく髪が背中にゆれ、整った顔は目を瞑ったまま顎を浮かせ。
優佳の様は、早くも女の悦びを見出している事が明らかだ。
互いの愛液が腿の間に粘ついた膜を作るころ、健二は優佳の身体を反転させた。
片脚を持ち上げて肩に担ぎ、大きく開かれた恥じらいの部分へ腰を沈み込ませる。
「あンっ、あ……!!」
これに優佳が実にいい声を出した。
まだ成熟には程遠い娘だが、その一瞬の声は女そのものだ。
「いかせてやる」
片脚を担ぎ直して姿勢を安定させながら、健二は確かにそう言った。
明らかに普段とは違う口調だ。本性を覗かせている。
しかし、快楽を待ちわびる優佳にそれを見抜く正気などなかっただろう。
昨日の小奇麗なセックスから一変し、荒々しく横向きに繋がり、乳房を揉みしだく交わり。
だが優佳は、三時を刻むように拡げた脚を何度も強張らせ、快感にうち震える。
純潔を失ってから僅かに2日目の夜。
優佳ははやくも絶頂の味を覚え込まされた。
それは次の日も、また、次の日も。
優佳が快楽を覚えるのに反比例し、健二は演技を止めてゆく。
まるでその分だけ、自らの本性を暴かれる心配がなくなった、と考えているかのように。
事実、一週間もする頃には、優佳は完全に健二の奴隷となっていた。
ワイングラスを傾ける健二の足元に跪き、その逸物を大切そうに舐めしゃぶる有り様だ。
まるで泡姫のような奉仕を強要されていた。
しかし、優佳がそれを嫌っている風はない。むしろ健二に奉仕できる事を誇りに思っている様子でもある。
完全に健二という男とそのセックスに酔わされているようだ。
根から純朴な彼女には、それを避けることなど叶わなかったことだろう。
そうして骨抜きにされた彼女に、ある日とうとう健二はクスリを使った。
いわゆる『シャブ漬け』だ。
クスリを使ったセックスは、一度やると忘れられない。
何度も快楽を刷り込みながら適量ずつクスリを用いると、どんな人間でも確実に中毒に陥る。
金のある限り、いや汚銭に手を出してまでクスリを求め続けるようになる。
クスリを提供する側の人間、つまり健二は、そうして優佳を性奴隷として繋ぎとめると共に、潤沢な貢ぎを受け続けるという寸法だ。
俺達ヤクザも女をシャブ漬けにする事はある。
だがそれは、あくまで女に稼がせる為の最終手段だ。組の利益にならない限りはやらない。
だが観月健二という男、いや芸能界という魔窟に住む連中は、遊び感覚でその一線をあっさりと踏み越える。
外道を超える外道、と俺が呼ぶのも、少しは理解できるだろうか。
218:シャブりつくされる女
11/05/01 03:11:12.96 Idm9TcLd
逃亡劇の末、やつれ切って連行される優佳の姿は、改めて俺が語るまでもないだろう。
優佳は自分の意思で逃げていたのではない、と俺は思う。
彼女の性格なら、世間で疑惑が持ち上がった時点で自主を望むはずだ。
それをさせなかったのが彼女の事務所か、健二らクスリの関係者だったのかは解らない。
ともかく彼女は、塀の中で全てを明らかにした。
その段になってなお男を庇うほど馬鹿でもないのだ。
観月健二は芋づる式に逮捕された。裏にある暴力団組織にも捜査の手が伸びた。
黒幕も明らかになり、これにて事件は終了だ。
表の世界では。
ここからは、極めて信憑性の低い話となる。
そうであれば実に淫靡だ、というある種都市伝説めいた部分がある事も認めよう。
俺がこの話の根拠とするのは、裏のルートから仕入れた数本のビデオだ。
そこに映っているのは、懲役を終えた大橋優佳だとされている。
もっとも画面は全体として薄暗く、彼女の印象も数年前と比べて若干変わっている為に、
俺自身も眉唾物という気はしている。
だが、『なまじ名の売れた大橋優佳が、芸能界を追放された後も行く宛てがなく、
業界のお偉いさんの慰み者にされている』という状況説明に、成る程と思う部分もあったのだ。
ビデオは前述の通り薄暗い。
コールタールのような濃い飴色に染まったそこは、どこかのバーか。
直感で特別な場所だと解る。
上品な場、という意味ではない。金の有り余る好事家連中の溜まり場、ということだ。
品のなさという点ではある意味スラムの酒場よりひどい。
暗いバーの中央にはお立ち台のようなテーブルがあり、そこに白い影が浮かんでいる。
目を凝らすと、それが座り込む白い肌の娘だと解った。
逃げられないようだ。
天井から下がった鎖で手首の枷を繋ぎとめられ、脚も太腿と膝下を縄で縛り合わされている。
勿論というべきか、服など一切纏っていない真裸だ。
219:シャブりつくされる女
11/05/01 03:11:54.46 Idm9TcLd
意外に素晴らしいその裸は、テーブルを囲むように座る男達の視線に晒されていた。
薄暗い中にも下卑た笑みが浮かんで見えるようだ。
そして、男達の視線はただ女の裸をなぞるだけではない。
粘つくような視線は、彼女の腹部から、震える脚をさすり、尻穴で止まる。
確かに女の尻は、何度か浮き沈みしており、何か妙だ。
注意深くその尻の付近に目を凝らすと、事情が飲み込めた。
テーブルの上、女の尻の下にイチジクの形をした容器が転がっている。
計四つ、いずれも潰されて使用済みの状態だ。
捨てられている場所からして、中身がどこへいったかなどは愚問だろう。
ぐるるるう……と女の腹が鳴った。
「お、お願いしますっ!!トイレに、トイレに行かせてください!!!」
女の声が映像内に響いた。
広くはない場所らしく、声が反響して聞こえている。
男達はただ笑っていた。
「お願いです、もう、もう限界なんです!!このまま出てしまいそうなんですっ!!!」
女の必死さはかなりのものだ。
正面に、横に、振り仰いだ背後に哀願の視線を向けている。
カメラに映った顔は整っていた。大橋優佳らしいかと言えば、らしくなくも無い。
少なくとも、こんな所で惨めな姿を晒さずともいくらでも生き方があるだろうという器量だった。
その彼女が、いよいよ苦しげに身悶える。
限界と見て取ったのか、男の一人が煙草をもみ消した灰皿を女の尻の下に滑らせた。
暗がりの中で宝石のように輝くガラスの灰皿。振り返った女が息を呑む。
「そこにしたまえ」
男が命じると、周りの笑いが大きくなった。
肩を揺らして大笑いする影の中心で、女が俯く。
しかし排泄欲には勝てなかったのか、腰を浮かせて灰皿に跨る格好を取った。
「う、うっ……!!ううっ……!!!」
苦悶か、泣き声か解らない声を漏らしている。
女の肌は雪のように白く美しかった。体型は向こう十年はグラビアでやっていけそうなほどに整っていた。
その女の排泄孔から、破裂音が響く。
「いやああああっ!!!!」
女の叫びは、それでも汚辱の音を掻き消すには至らない。
みちみちと浣腸液で緩んだ便が溶け出していく。灰皿の中に吸殻を覆い隠すように。
溶けたような軟便の後、太さのあるものも続く。時に千切れながら、滑り落ち、また奥から顔を出す。
何日にも渡って排便を禁じられていたのだろうか。
そう思えるほどの量で、灰皿の淵に設けられた窪みから外へ零れ出して行く。
やがては失禁も加わった。
それは灰皿に受け止められるはずも無く、テーブルに染みを広げてゆく。
笑い、笑い、笑い。
惨めな姿をなじり、見目に反してひどい匂いだと罵り、失禁を謗る。
女はそれにじっと耐えていた。
逃げられないようだった。
220:シャブりつくされる女
11/05/01 03:12:15.58 Idm9TcLd
そこから、女は終わりがないかと思えるほどに嬲られ続けていた。
まずは、後ろ手に縛られた背中を上から撮るやりかたで、延々と後背位が映された。
若々しさを際立たせるためか、長い黒髪がリボンで纏められている。
ほっそりしたボディラインも相まり、まるで女子高生を犯しているような映像だ。
顔は見切れており、ちょうどその見切れる辺りから苦しげな声が漏れていた。
「え゛ごっ、んごぉおお゛っっ!!」
排泄を乞うていた時から3オクターブは低い、獣のような声だ。
女が口からそんな声を出せる状況は限られる。
カメラが乱交の正面映像を抜いた。
案の定、男の剛直を喉奥深くまで捻じ込まれている。
それも、顔を持ち上げ、喉奥の突起に逸物を擦り付けるような極めて苦しいやり口だ。
明らかに女の苦悶を愉しむ目的でやっている。
剛直は喉奥の深くまで入りこんだのか、女の顎から喉、乳房に至るまでは吐瀉物に塗れていた。
あのえづき声は、まさに嘔吐している最中のものだったのだろう。
イラマチオも酷いが、それによる締め付けを喜んで犯し抜く背後の男も酷い。
完全に種付け目的での腰使いだ。事実、女の恥じらいからは濃厚な精が絶え間なく溢れている。
後ろ手に縛られたままでの、身体の中心を刺し貫くような前後からの責め。
女はそれを、少し内股になった姿勢で耐え続ける。
乱交映像ばかりではなかった。
別の映像では、女はすらりとした脚を肩の方に持ち上げられ、尻穴を嬲られていた。
大股を開いた脚の、足首、脛、腿、尻肉に至るまでを数人の手が鷲掴みにしている。
そうして脚を戻せなくしたまま、尻穴に指入れを行われているのだ。
尻穴に潜り込んでいるのは男の節ばった指。オイル状のものを纏い、ぬるぬると出入りしている。
その様は鏡を用いて女自身にも見せつけられていた。
女は押さえ込む男達の鼻息を間近に感じながら、排泄孔への指の抜き差しという異常事態に声をなくしている。
テーブルには他にもいくつものアナル責め用の器具が見て取れた。
雰囲気からして、それら全てをたっぷりの時間をかけて用いる事だろう。
当然、指や器具で終わるはずも無い。
十分に解し広げられた暁には、彼女はその後孔をも使われる事となる。
その絶望的な未来をありありと感じながら、女は尻穴に指が出入りするさまを見つめていた。
終わり
221:名無しさん@ピンキー
11/05/01 16:47:35.01 zsMu0ach
ここで終わり、だと…?
GJだけど続きが見たいよ!
でもGJ!
222:名無しさん@ピンキー
11/05/01 17:20:38.68 Us5jToxA
生殺しや…こんなの…
だがGJ!
223:名無しさん@ピンキー
11/05/01 21:46:51.77 BKkkpXpm
ちょ、続きは!!
GJです
続きマジで待ってます
224:名無しさん@ピンキー
11/05/06 21:00:13.53 YKXiwOKs
このスレ的に大先輩(天上人かも)であられる
官能(SM)小説の鬼才・団鬼六氏がお亡くなりあそばしてしまった・・・
URLリンク(mainichi.jp)
225:私でない私 1/17
11/05/09 00:11:08.06 h/KY1BOH
『そんなに優等生じゃないよ。』
それが私の口癖だった。小学生の頃から、ずっと。
確かに成績は常に上位で、部活にも熱心に取り組んできた。素行も悪くはない。
ただ、優等生と思われやすい本当の理由は、私の“いかにも”な見た目だろう。
髪は常に黒のロングストレートだ。
幼い頃は母の言いつけでそうしており、やがて級友に持て囃されるようになると、私自身が進んでそうするようになっていた。
艶のある長い黒髪はどこででも人気を得る。
さらに私自身、顔立ちはいいほうだ。
整形した顔の華やかさにはさすがに適わないとはいえ、素の素材としてはこれ以上を望むべくもない。
もちろん自惚れの意味ではなく、その顔をくれた両親に感謝する、という意味でだ。
くっきりとしつつも優しげな垂れ目に、ぽってりとした唇は、適度に知的で穏やかな印象を与える。
私自身、時に鏡に映った自分をどこのお嬢様かと思うほどだ。
私は確かに気真面目なほうかもしれないけれど、鏡に映った見た目ほどではない。
まるで外面だけが“私でない私”みたいだ。
その清楚な見た目は私に何度かいい思いをさせてくれた。
恋愛に不自由した事はないし、人受けもいい。
けれども逆に、その見た目のせいで嫌な思いも沢山した。
テニスの試合のたび、スコートの中を盗撮されたり、ストーカー被害に遭ったり。
特に忘れられないのが高校3年の時の甲子園観戦だ。
その年は母校が奇跡的に甲子園へ出場し、私もクラスメイトと共に応援に回っていた。
応援団用の白い帽子とパーカー、体操服に身を包んで。
すると、試合模様を写していたカメラマンが露骨に私を撮影しはじめたのだ。
最初は観戦席を回し撮っていた動きが、私をレンズへ捉えた途端に止まる。
メガホンで打者へ声援を送る様も、タオルで首筋の汗を拭う様も、水を飲む様も撮られていた。
「うわぁ、香菜……さっきから超撮られてるよ。
甲子園のカメラマンって、かわいい子ばっか撮るって聞いたけどマジなんだ」
友達がそう囁いてきたのを覚えている。
とはいえ映像はライブ中継だろう。撮るのをやめろと抗議する訳にもいかず、
私はカメラに気がつかない風を装うしかなかった。
結果、試合展開のない間は私の映像がお茶の間に延々と流される事態となる。
226:私でない私 2/17
11/05/09 00:11:45.89 h/KY1BOH
その反響は大きかった。
恐ろしくて私自身では確認していないが、友人の話では、当時ネット上は試合内容より
『あの可愛い子は誰だ』という話題で持ちきりだったという。
私とキスしたい、口に男の物を咥えさせたい、セックスでよがらせたい。
そんな自分本位な書き込みが連日なされ、高校にも私目当ての不審者が押しかけて職員会議まで開かれた。
そんなどこまでも優等生じみた私の見目は、私自身の他にもう一人の人生をも狂わせる。
3つ下の弟、翔太だ。
翔太は、常に優等生だと持て囃される私を見てきた。
自分が頑張っても私ほどには褒められない毎日。
あの子が同じく満たされない友人とつるんで非行に走ったのも、今思えば仕方のない事だったのかもしれない。
けれども私は、朝帰りする翔太を放任主義の親に代わって事あるごとに叱り付けた。
憎らしいのではなくて、その将来が不安になったから。
翔太は昔から泣き虫で、要領が悪く、一人で何も決められないタイプだ。
それが不良になり粋がったところで、悪い人間に騙されるのは目に見えていた。
そしてその不安は、ついに最悪の形で的中する。
「ねえちゃん、お、俺……どうしたら、いいんだろ……?」
翔太はアパートの玄関口で泣き崩れた。
年上の不良に騙されて闇金で借金を重ね、毎日暴力団に脅されているという。
周り中が共犯で頼れる人間もおらず、親に泣きつく事もしたくないので、
大学入学を期に家を出た私を頼ったというわけだ。
私はそれを迷惑とは思わない。むしろよく知らせてくれたと思う。
「……解った。お姉ちゃんと一緒に何とかしよう」
しっかりと翔太の肩を抱いて告げ、その場で行動に移した。
翔太を連れて、脅しをかけているという暴力団の事務所を訪ねる。
翔太自身も騙された側で、まだ話の全容を理解していない。
まずは一度話を整理する必要があった。
こちらが事態を把握していない事には、警察にせよ弁護士にせよ、相談のしようがないから。
もちろん一度話し合っただけで解決するとは思っていない。
けれどもポケットにボイスレコーダーを仕込み、もし恫喝でもされれば録音して証拠とするぐらいの自衛手段は考えていた。
いかにヤクザとはいえ、この法治国家でいきなり一般人をどうにかする事はないだろう。
私達はそう考え、事務所の戸を叩いた時には、当然アパートに無事帰れるものと信じていた。
227:私でない私 2/17
11/05/09 00:13:14.79 h/KY1BOH
妙だと気づいたのは、事務所でいかつい男達に囲まれ、話し合いを始めてからだった。
視線が私に集まっている。犯したい、嬲りたいという露骨なオスの目だ。
私は背筋に寒いものを感じながら、努めて冷静に話を進める。
翔太の負債は利子も込みで800万円。さらに利子は10日で一割という暴利だという。
私はその時点で、こんな馬鹿げた話が通るはずがない、と確信した。
弁護士を通せばチャラとまではいかないまでも、現実的な金額にしてくれるはずだと。
ところが……同時に私は、別の事にも気付き始めていた。
このヤクザ達は普通ではない。大人しく話を聞いているように見せて、“何か”良からぬ事を狙っているように感じる。
「ね、ねえちゃん」
翔太もそれに気付いたらしく、落ち着かない様子で私の袖を引いた。
それを受けて私も話を纏める方に向かわせる。でも、遅かった。
「ぐあっ!!」
いきなり隣に座る翔太が叫び、頭を抱えて蹲った。
その背後には木刀を構えた組員がおり、翔太を殴り倒したのだと解る。
「ちょっと、いきなり何……」
私が抗議の声を上げる前で、さらに数人が翔太を蹴りつける。悲鳴が上がった。
「ちょ、や、やめてよっ!!」
私は止めようとするが、それを後ろから羽交い絞めにして遮られる。
離して、と暴れる私の前で、翔太は数人の暴力団員に痛めつけられた。
脅しというレベルには思えない。
靴で歯を踏みつけて折り、側頭部を殴り、鼻を潰し……そのまま殺しそうな暴力だ。
私の身体に震えが起こった。
「……驚かせて悪いな、お姉ちゃん。だが、こっちももう散々延滞喰らってんだ。
どうあっても、本日この場で800万返す目処を立てて貰わないとねぇ」
血みどろになった弟の襟首を掴み、1人の組員が言う。
私は言葉がなかった。視線が弟のシャツを変色させる血に貼り付いた。
男はじっと私の身体を眺めている。
その視線で、私は悟った。この男達は、私の身体を狙っているのだと。
「方法は問わねぇよ。このクソガキにゃあ払いようもねぇが、姉ちゃん。あんたは別だ。
稼げそうなモノを持って生まれてる。
あんたほどの上玉が“大人の喜ぶ映像”を撮らせてくれりゃあ、800でも返せるさ」
男はそう言って弟を揺さぶった。血が滴る。
私は男の狙いが解っても、どうすべきか決められずにいた。
こんな外道の慰み者になるのは絶対に嫌だ。けれど、そうしなければ弟が殺される。
私が迷っていると、男は今一度翔太を蹴りつけた。
「……ア゛!!」
鈍い悲鳴が弟の口から上がる。このままだと本当に、死んでしまう。
「わ、わかりました!!」
私は反射的に叫んだ。男達が下卑た視線を向ける。
口惜しい。野蛮な恫喝行為だ、法治国家でこんな事がまかり通るなど信じられない。
けれども、私はそのストレートな暴力に、屈するしかなかった。
「……わかりました。……なんでも、しますから。だから、もう弟を蹴らないでください」
「なんでも?そりゃ結構だ。だが800万って金額にするには、普通のビデオじゃあ無理だぜ。
ちょいと変わった撮影をさせてもらう事になるが……いいんだな?」
男の笑いながらの問いに、私は唇を噛みしめた。
端から選択肢など無い。
228:私でない私 4/17
11/05/09 00:14:09.76 h/KY1BOH
気絶した翔太が縛り上げられた後、私は男達に囲まれてストリップを強要された。
「おお、細ぇなあ!だが胸はある方か。グラドルでもイケそうだな」
「うっは、オイシそーな太腿!こりゃまたすげェ上玉が転がり込んできたもんだ!!」
私がブラウスやレギンスパンツを脱ぎ捨てるたび、男からの品評が飛ぶ。
叶うなら張り倒したい下劣さだ。
最後にショーツを足首から抜き取ると、私の性器に視線が集まった。
「そこに座って、足開け」
男の一人が顎でソファを指し示す。
私は男を睨みつけながらも、従った。してやったりという笑いが耳につく。
私はソファに腰を下ろし、男達に向けて脚を開くポーズを取った。
当然隠すべき所を晒すことになる。
すぐに一人の男が私の脚の間に腰を下ろし、秘部を覗き込んだ。
「っ!」
羞恥に足を閉じかけるが、膝を押さえて制される。
男は面白そうに私の顔を見上げながら、指で陰唇を割り開いた。
そして中から覗くだろう粘膜をも凝視しはじめる。
「お、綺麗なピンク色じゃねぇか。まさか姉ちゃん処女か?」
男が嬉しそうに言った。
それはない。私も意中の人と愛を交わす行為くらいした事はある。
とはいえ慣れているかというと、それも違った。
「うへへ、美味そうだ」
秘部を覗いていた男が、急に割れ目へと口をつける。
「ひっ!」
私はつい女らしい声を上げて後悔した。弱みは見せたくない。
けれどやはり、見知らぬ男に秘部を舐められるのはおぞましかった。
「へっ、今どき珍しいウブさだな。アソコ舐められただけであんな顔するとはねぇ」
「今のガキはマンコ舐めさせながら、しれっとケータイ弄るようなのばっかだしな。
ゾクゾクくるぜ。本番の撮影に入ったらどうなるやらだ」
男達は私の表情を愉しんでいるようだ。
私はそれが癪に障り、目線を横に流して意識を逸らす。
秘部を舐られているうち、やがてソファの後ろからも手が伸びて私の胸を掴んだ。
「あっ!?」
不意の刺激に肩が跳ね上がる。
「おお、こりゃすげえぞ!?吸い付くようなモチ肌に、やらけぇ乳だ!!」
男は喜びの声を上げて私の乳房を弄ぶ。
男達の興味がますます高まったのがわかった。
「へぇ、胸は上々かい?だがマンコもいいぜぇ、匂いも控えめで、美味ぇもんだ」
前の男が鳥肌の立つような言葉を吐く。
そこからしばし、秘部を舐られ、乳房を揉みしだかれる状況が続いた。
「おい見ろよ、こいつ盗聴器なんて持ってやがったぜ!?見かけによらず怖えー女だな」
私の脱いだ服を嗅ぎまわっていた1人が、ジャケットからボイスレコーダーを取り出して叫ぶ。
男達の顔が一瞬強張り、次に私を面白そうに眺めた。
「残念だったな、計算通りに行かなくてよ。だがせっかく持ってきたんだ、活用してやろうぜ」
その言葉でボイスレコーダーが私に近づけられる。
そして秘部を舐める音や、性感帯を刺激されて漏れてしまう喘ぎを延々と録音し続けた。
229:私でない私 5/17
11/05/09 00:14:38.97 h/KY1BOH
「ね、ねえちゃんッ!?」
突如、空気の違う叫びを放ったのは翔太だ。
無事に目を覚ましたらしく、縛られたままこちらを見上げている。見開かれたその瞳がつらい。
私は今、ソファで大きく脚を開いて秘部を舐められ、乳房まで揉まれている状態だ。
とても弟に見せられる有様ではなかった。けれども、安心させてやらなければ。
「ショウ、そんな顔しないの。大丈夫、お姉ちゃん殺されたりしないから。
ちょっと我慢すれば、翔太の借金なんてすぐに返せるんだから。
ね、ほら? そんな顔……しないの……」
私はなるべく事もない顔で言ったつもりだった。
けれども、弟の顔が悲痛に歪んでいくのを見て、こちらまで居たたまれない気持ちになる。
「そうそう、未成年の弟クンは邪魔しねーの。お姉ちゃん今、気持ちよくなってんだぜ。
オッパイ弄ってやってもう30分になるか。
でかい房がますますやぁらかく張ってきちまって、乳首もほれ、コリコリだぜ」
後ろの男が私の胸の突起を摘みながら言う。
「……ッ!」
私はとっさに唇を噛んで声を殺したが、胸の先に存在する熱いしこりは否定できない。
ああ、と甘い声を上げるのが正直一番無理のない反応だ。
「気持ちいいんだろ?おい、マンコの方はどうよ、もうドロドロになってんじゃねえか?」
男は前の一人にそう声をかける。
前の男はようやく私の秘部から口を離した。
「さぁ、俺のツバで濡れてて解らねぇ。だがまぁ、ぴっちり閉じてて初々しいぜ。
処女とほとんど変わらねぇ、締まり具合はここ最近の中でも抜群だろうな」
男は私の顔を眺めながらにやける。
その時、ガン、と何かを蹴る音がした。
翔太だ。縛られた脚で、傍らの棚を蹴りつけたらしい。
「クソッ!!テメェら、っざ、けんなよ……ブッ殺してやらぁ!!!!」
翔太の瞳は、今まで見た事もないほどに荒々しかった。
そんな顔が出来るという事は驚きではあるけれど、同時に不安も過ぎった。
「……あ?ナニ粋がってんだ小僧、今度こそマジに死ぬか?」
男達が翔太を踏みつける。
「おう、殺せよ!俺を殺してねえちゃん離せ!!」
翔太も引かない。放っておけば取り返しのつかない事になる。だから私は、一団に呼びかけた。
「あ、あの!そ、そろそろ場所を変えませんか?
私、なんだか火照っちゃってて。でもこんな所じゃ……」
屈辱を押し殺し、色を込めてそう囁く。予想通り、男達の顔が好色そうに綻んだ。
「……ふん、まぁいい。そのガキは適当な所に押し込んどけ、嬢ちゃんの人質だ」
そう結論づけられ、何とか騒ぎは収まる。
私は元通り服を着直し、黒い高級車に乗せられた。翔太の絶望的な表情に見送られて。
230:私でない私 6/17
11/05/09 00:16:10.47 h/KY1BOH
※
連れ込まれたのは、ビルの地下階にある閉塞的な部屋だった。
灰色の壁には一様にビスケットのような穴が空いており、完全な防音仕様だと解る。
天井には強い照明があり、他にも三脚つきのビデオカメラや反射鏡など、撮影用の専門的な道具が随所に設置されている。
そこが裏ビデオの撮影現場だということは容易に理解できた。
その部屋で私は、後ろ手に縛られ、猿轡を噛まされたまま椅子に座らされている。
そして正面からその様をカメラに捉えられていた。
「いいねぇ、さすがは上玉だ。今までにねぇペースで視聴者が増えてやがる」
スキンヘッドの男がノートパソコンを覗き込んで呟く。
どうやら私を映すカメラのデータはそのパソコンに転送されており、会員制サイトのライブ中継として流されているようだ。
その視聴時間に応じて課金がなされ、それに人数を掛けたものが儲け、という図式らしい。
男の口ぶりからして、恐らく私の顔にモザイク処理などはなされていない。
「ほう、相当高い時間帯料金に設定してるっつうのに、もうかなりの人数がいるな。
皆してあの数秒ばかしのサンプル映像に釣られやがったか。
並の女高生ひっ捕まえてきても、ブスだなんだと文句つける目の肥えた連中だってのによ。
このオスブタ共をこうまで惑わすたぁ、恐ろしい姉ちゃんだ」
髭面の男がやはりパソコン画面を覗いて漏らした。
その暴言もマイクに拾われて視聴者に届いているはずだが、男に気にする様子はない。
消費者至上の風潮に照らして考えれば、視聴者は暴言を吐かれてなお見続けるほどのクオリティを認めている、という事だろう。
もちろん、これから私になされる事も含めて。
「お、お客から早速ご要望だぜ。『オッパイ見せてください』だってよ」
スキンヘッドが告げると、私の傍にいる男達が笑みを浮かべた。
そして私のブラウスに手を掛けると、一気に左右に引き千切る。
「んんー!!」
私の抗議の声も聞かず、無遠慮にブラジャーまでも破り去られた。
隠す術を失った乳房がカメラの前に零れ出る。
「おうおう、連中すげぇ喜んでやがるぜ。ヤクザ様万歳だとよ」
「へへ、カワイソーな連中だぜ。オッパイ見るだけでそんなに嬉しいのかよ。
俺なんかは、こうしてやらけー感触を味わったり、この別嬪の体臭を嗅ぐことさえ出来るんだぜ?」
髭面が勝ち誇ったような笑みで乳房を掴み、さらには持ち上げて乳房の下に鼻を寄せる。
「んむううっ!!」
私は再度非難のうめきを上げた。しかし何の効果も無い。
「おいおい、お前が煽るせいで視聴者サマがお冠だぜ?
しゃーねーな、詫びにこん中で一番キッツイ要望を叶えてやるよ。
ふむ……これだ。『この清楚美人に腹が膨らむほど浣腸して、糞をひり出させてやれ!』。
ハンドルネームGUREN、あんたも救いようのない変態だね。だが叶えよう。
……ん、何?そんなS級素人にスカトロはどうせNGだろうって?
アンタこのサイト始めてだね?ここじゃ女にNGなんて言わせねぇよ。
事によっちゃキー局アナだろうが縛ってロウ垂らして、針でもぶっ刺してやるさ。
悪いこた言わねぇ、目ぇひん剥いて見てな。これからこの清楚な女子大生のスカトロショウだ」
スキンヘッドの高笑いと共に、カメラが私の顔をアップに捉える。
私は心が抜け落ちるほどの恥辱を感じながら、それでも屈しまいとその映像を睨みつけた。
231:私でない私 7/17
11/05/09 00:16:43.88 h/KY1BOH
私は一旦拘束を解かれて服をすべて取り去られ、縄で後ろ手に縛り直される。
動画での盛り上がりは相当のもののようだ。
不特定多数の人間に裸を晒す……どうしてこんなことに。そう涙が零れそうになる。
翔太の為という正当性がなければ、とうに泣いているだろう。
縄で縛められた後は、バスルームに連れ込まれて浴槽に片足を乗せるよう命じられる。
またしても大きく秘部を開く形だ。私の人生で2度目のはしたない姿になる。
「きゅっと締まった、いいアナルだな。未使用ってのが一目で解るぜ」
1人が私の後孔を弄くり、ワセリンを塗りこめる。その様子もしっかりとカメラが捉えている事だろう。
でも私には、そんな事は些細な事でしかなかった。
これから私は、浣腸を施され、意思にかかわらず排泄をさせられるのだ。
その時に限って映像に撮られない、というのは余りにも都合のいい空想だろう。
頭が痛い。おかしくなりそうだ。
排泄を晒す?女の子が、そんな事を?この人間たちは、そんなものを見たいの?
理解が出来ない。荒唐無稽な話に思える。
しかし現実は非情に進行した。
円状の硬さと共に、シャワーノズルの外されたホースが私のお尻の穴に押し付けられる。
入る訳がない、という私の思いとは裏腹に、それはワセリンの力で少しずつ滑り込んでくる。
「いっ……!!」
悲痛な声しか出なかった。
ホースがある程度入り込むと、ついに蛇口が捻られる。
人肌程度にぬるいおぞましさが流れ込んでくる。
括約筋の内側から、その奥へ、さらにお臍近くに異常な冷たさを感じさせて。
片足を上げたまま腸内に湯を注がれる私を前に、カメラは無慈悲にも顔を映した。
惨めな顔を撮ろうというのだろう。
私は表情を引き締め、在らん限りの怒りを込めてカメラを睨みつける。
「ほう、惨めなカッコで浣腸されてるってのに気丈な顔だな。
客も喜んでるぜぇ、気位の高い女ほど辱めたいって連中だからよ」
男達にそう嘲笑われても、私は睨みを緩めない。
水道管を水が流れる音とともに、刻一刻と私のお腹は重苦しくなってくる。
ぐるる、という腹の鳴りもしはじめた。額と背中に脂汗が浮く。
「頑張るねぇお嬢さん?もう細っこかった腹回りが膨れてきてるってのによ」
男にそう言われて視線を落とすと、確かにやや体型が変わっていた。
テニスと毎日のストレッチで作った括れがない。
脇腹から腰にかけてが、メリハリのない寸胴になっている。
カメラはハイエナのようにその醜い腹を捉えた。私は憤りに唇を噛む。
232:私でない私 8/17
11/05/09 00:17:10.69 h/KY1BOH
私は耐えた。
お腹の膨らみはカエルのように明らかなものとなり、体中に脂汗が流れている。
浴槽に乗せた左脚が痙攣を起こしたようになってもいる。
私は排泄を乞うことはしなかったが、やがてついに腸の限界が来る。
ぶしゅっという音で後ろの穴から湯があふれ出し、ホースを弾き飛ばした。
じゃあ、じゃあっとたちまち腸内の湯までがあふれ出す。
「おい、構えろ!」
男の叫びで、私の脚の間に洗面器が差し出された。
洗面器への排泄などとんでもないけれど、選り好みできる状況にはなかった。
お腹に力を入れて思いのままに排泄する。
何度も何度も惨めたらしい音が出た。
腸内から止め処なく水が溢れ、内腿を通って脚を伝い落ちていく。黄色かった。
単に汚液だけでなく、その中に目を背けたくなるような半固形のものも混じっていて、とぐろを巻くように右脚を滑り落ちる。
当然、お尻の穴からも何度も質量が抜け出し、洗面器の中に飛沫を上げた。
それら全てがカメラに収められている。
恐らくは私が把握できる範囲をはるかに逸脱した汚らわしさまで、余すところなく。
「う……ううう、ううッウ、うう゛……っ!!」
私は後ろ手に縛られたままで俯き、奥歯を噛みしめて涙を流した。
視界の両端に涙の雫が落ちていき、その中央でカメラのレンズが私の真正面を捉えた。
「最高だぜぇ嬢ちゃん、視聴者サマがもう大喜びだ!
嬢ちゃんほどの上玉が、初出演でここまでハードな事やるとは思わなかったらしいな。
何日溜めてたんですか?って質問が殺到してるぜ、答えてやんなよ」
パソコンを覗く男がそう告げ、周囲の笑いを呼んだ。
「さて、アンコールの声も多いからよ、もう一回かますぜ。全部キッチリと出し切んな。
なんせ視聴者サマの熱いご要望に応えて、この後はアナル調教だ。
時間かけてこってりと指入れしてやる。
その最中にクソを漏らしたりしたらお前ぇ、ライブ映像だからモロバレだぜ」
男達はさらに醜悪な言葉を続けている。
私はお尻の穴に再びホースを捻じ込まれながら、それをぼんやりと耳にしていた。
あまりの羞恥に、感覚は鈍かった。
233:私でない私 9/17
11/05/09 00:17:47.55 h/KY1BOH
※
「うあっ!うあああっ!!」
私は堪えきれず声を上げてしまう。男の中指と薬指の第二間接が、菊輪の窄まりをヌルリといやらしく通り過ぎたからだ。
私は革張りの台に仰向けに寝かされ、お尻への執拗な指責めを受けていた。
手首は万歳をする格好で皮手錠に繋がれ、脚は180度近くに大股を開いたまま、太腿部分に拘束帯を嵌められている。
両脇を晒し、大股を開いて秘部を見せつける惨めな格好だ。
その格好を取らされてから、色々な事をやられた。
繁みの毛一本まで映り込む距離で秘部を接写された挙句、クスコと呼ばれる器具で膣を拡げられ、子宮の入り口までをも映像に収められた。
これに私が過剰気味に反応したのがいけなかったのだろう。
膣の中をペンライトで照らしながら何度も接写され、次に私の顔を撮り、を執拗に繰り返された。
わざわざ子宮の様子をカメラで撮って見せつけられもした。
それを続けられると変な気分になってしまい、やがては膣の奥が潤んだ、潤まないといった水掛論を聞く羽目になる。
腸内の撮影が飽きると、今度はついにその下に息づく排泄の穴が標的にされた。
指先で何度も何度も蕾の盛り上がりを撫で回し、筆まで使って刺激される。
そうして感覚を目覚めさせられると、今度はローションを塗した綿棒を中に挿し入れられた。
1本だけではすまない。2本、3本……お尻の穴が限界まで拡がるように。
綿棒の数が増えるたび、クスコで晒された膣の底にも盛り上がりができ始めたらしく、それを嘲笑われた。
これ以上お尻が拡がらないとなると、その綿棒の塊はゆっくりと前後される。
ローションの助けがあるとはいえ、未知の感覚。私は声を上げた。
それを気に入られてしまったのか、綿棒の塊は何度も私の不浄の穴を通過する。
言うまでもなく、カメラにその様子をしっかりと捉えられながら。
ようやく綿棒が抜かれると、今度は僅かに口を開けたお尻へ男の2本指が入り込む。
それが現状だ。
バスルームで男が言った通り、指入れはこってりとした念入りなものだった。
234:私でない私 10/17
11/05/09 00:18:24.69 h/KY1BOH
男はお尻の穴の責め方というものを心得ていた。
中指と薬指を揃えて浅く抜き差しし、関節部分で菊輪を刺激する巧みさ。
残りの人差し指と小指で陰唇を揉むように刺激し、親指で時おり優しく陰核をなぞる動き。
性器一帯がまるごと快感に潤み、強かったお尻への抵抗感が和らぐ。
さらには空いた方の手で内腿の辺りを撫で回されてもいて、これが地味に効いていた。
お尻への刺激と合わせて内腿をさすられると、括約筋がきゅうと締まってしまう。
その動きを待っていたように2本指で菊の華を押し拡げられると……これはもう衝撃的だ。
「お゛……っ!!」
妙な叫びと共に、勝手に腰が跳ね上がる。
快感、というものとは違うかもしれないが、腰が落ち着いてしばらくも荒い呼吸が収まらない。
「ははっ、また腰が跳ねたぞ。ホント反応いいなぁ、女優としても逸品だ」
「視聴者にも優しいしな。『脚の動きがエロい』ってコメントが山のように来てるぜ」
「ほうほう……腿やら脹脛の筋肉が波打ったり、足先がピーンって張る所がいいのか。
映ってる部分しか情報がないとはいえ、よく見てやがるな」
「確かに。ここで全体見てっと、チチの揺れやら表情やらがエロすぎて脚なんざ目に入らねぇ」
男達は腕を組んで私を見下ろしながら、口々に品評していた。
そんな言葉を耳にすると、意識するまいと思っても脚の強張りが解ってしまう。
たちまちカメラも含めた視線が痛くなる。
炙るような恥じらいが割れ目の奥を刺激し、じわりと何かが滲み出る錯覚を覚えた。
その生ぬるい感覚に取り付かれながら、私は台に後頭部を沈ませる。
革独特の一面に張力が漲った反発。今までそれが何度も私を現実に引き戻してくれた。
しかし今やその感触を得てなお、尻穴責めの妙から抜け出せなくなりつつあった。
わずかしか潜り込んでいないはずの男の指が、長く感じる。
腸の奥まりまで入り込んでいるように。
指に犯されている。排泄の穴を、男の指に犯されている。
こんな公衆の面前で、お尻の穴を、また深く……捻られて……引きずり出されて……。
乱れた思考の末に、私の身体からは力が抜けた。
身体が革張りの上に溶け出したように感じる。
流体の身体の中、お尻の穴の感覚だけが感じられ、その穴からまた、どろどろと熱いものが流れ出しているような……感覚。
235:私でない私 11/17
11/05/09 00:18:52.97 h/KY1BOH
「ひゃっひゃ、おい見ろよ。アップで撮ってやれ!!」
男の品のない声で、私の意識は突如引き戻された。
視界に映るのは、男達のおかしそうな笑み。カメラは私のお尻を接写しており、
それまで淡々と指責めを施していた男までもが笑っている。
「よう、気分はどうだいお嬢様?ああ悪い、解ってんだ。気持ちよかっただろうなぁ。
尻の穴に指ズボズボされて、所構わずクソを漏らすほどによ」
一人の男が私に告げる。
「うひひ、ネットの方も完全に祭り状態だぜ。
まぁこんな清純そうな娘がケツほじられて、さんざっぱら感じた挙句に中身を漏らしたんだ。
変態共にゃあ国宝級の一本になった事だろうぜ」
別の男もパソコンを前に笑った。さあっと血の気の失せるのが解る。
「どんな有り様か気になるだろ。見せてやれ」
その言葉で、自分のお尻の穴が写された画像を見せられる。
朱色に盛り上がった肉の輪。それを2本の指が割り開き、大量の泡を掻きだしていた。
静止画にもかかわらず肉の輪の心地よさが伝わってくるような図だ。
そしてその指の下部分……尾骨を通って背中側に向かう方へ、黄色い筋が見えた。
同じものが穴の周りにも広がっている。無駄なく引き締まった尻穴周辺と、その汚らわしさ。
それはおぞましいというより、むしろ官能的にさえ思えた。
それが私のお尻を写したものでさえなければ。
「時間も時間だ。今日の配信もそろそろ終わりにしようと思ってた所だが、最後にイイ山場ができたな。
ただ尻を弄繰り回して終わりよりずっといいぜ。視聴者も大方が抜けたみてえだしよ」
「ああそうだ。それによ、指抜き差しされるたんびに顎上下させて、ああ、ああって喘ぎながらクソ漏らしてんのは、はっきし言って相当にエロかったぜ。生半可なセックスより、よっぽどな」
男達は笑いながらカメラを止め、私の拘束を解いて撮影の片付けに入った。
その中で私は呆然と座り込む。脳内の価値観が何一つとして繋がらなかった。
236:私でない私 12/17
11/05/09 00:19:54.27 h/KY1BOH
※
撮影後、私は別室に用意されたお風呂に浸かり、一階事務所の宴会に呼ばれた。
とはいえ気分よくお酒を飲めるはずもなく、酌をして回る役だ。
男達は酒が入ったことで、ある人間は陽気になり、ある人間は横柄さが増す。
陽気な方は、跪いて酌をする私の浴衣を肌蹴け、乳房を揉みしだいたり秘部を弄くった。
横柄な方は、私にも呑むよう命じ、何杯も一気飲みをさせてきた。
また私の注いだ酒をわざと男性器にこぼし、舐め清めるよう命じてきたりもした。
よく知りもしない相手の、それも相当に男臭い怒張だ。
大きさにしても今まで触れ合ってきた相手とは比にならず、先端は浅黒く、
根元は何か球状のもので凹凸ができている。
私は何度も生唾を飲み込み、やっとの事で覚悟を決めた。
先端を舌で舐めまわし、唾液を絡め、唇で吸い付きながら舌で輪郭をなぞる。
手で睾丸の入った袋を何度か握りながら、窄めた唇を上下させる。
今まで付き合ってきた人がみな喜んでくれたやり方だ。
「おお、結構手馴れてんじゃん」
ヤクザの中からもそういった声が上がる。
しかし、私に奉仕させる男には気に入らなかったらしい。
「おい、手をどけろ」
男は睾丸に触れていた私の手を離させると、いきなり頭を押さえつけた。
私にしてみれば咥えた男性器を喉奥に叩き込まれる事になる。
「うお゛ぉう゛っ!!?」
目をむいてえづき上げるのは当然の反応だった。
男は男性器を吐き出そうと首を上げる私をまた押さえつける。
「ごぉおお゛おぅえ゛っ!!」
連続の喉突きに、私のえづき声もひどくなった。
「あーあ可愛そうに、あんなデッケェもんいきなりイラマチオかよ」
「テッさんも好きだねぇ。おお、頭鷲掴みにしてグッポグッポ行ってやがる。ひでえわ」
そんな声が聴こえるが、誰も本気で同情などしていない。
むしろ男の太腿に手をかけて逃れようとする私を、面白そうに眺めている。
事実、ようやく男を射精に導いた後も順番に口でさせられ、必ず喉奥まで飲み込む事を強要されたのだった。
237:私でない私 13/17
11/05/09 00:20:54.37 h/KY1BOH
口でしている間にも、相変わらず背後から抱きつかれて割れ目を弄ばれる。
何しろ私自身にも少なくない量のお酒が入っている状態だ。
その状態で口を使われ、蜜壷まで刺激されれば……これはもう、濡れるしかない。
「へへ、そそるねぇ。ついに清楚なお前さんでも、トロトロになっちまったってぇワケだ?」
割れ目から指を抜かれ、糸を引く様を見せつけられた時、私の中の何かが急速に弱まった。
「うおおお、すっげぇ!マジでよく締まるわ」
サーファーのように日焼けした男が私の上で呻いた。その性器は私に入り込んでいる。
私は男に対してMの字を描くように脚を開いていた。
そのまま脚を押さえられて挿入を受ける。
カメラはない。動画の配信時間はとうに過ぎており、この交わりは一円の稼ぎにもならない。
撮影とは無関係なセックス。男達はいわば役得として、私の身体を使っているのだ。
「しっかし儲けモンだよなぁ、まさかこんな上玉とオマンコ出来るなんてよぉ!
M字開脚がこんなに似合うスラーッと長い脚の女なんて、初めてじゃねえか?
おっまけに下唇噛んだこの顔!たまんねぇだろ、どこのアイドルだよマジで!!」
男は興奮気味に叫びながら腰を打ち付けた。
性器の根元に埋め込まれた丸いものがゴリゴリと秘唇を刺激する。
「ああ、ああ、挙句の果てがこの締め付けだよ!まるっきし処女だぜこりゃあ!!
突っ込むたびに中で一回引っ掛かって、そのまま折れそうに締め上げてよ。
これが名器ってやつかよ、悪魔的だぜ!!
名器なんてもんは顔で稼げねぇスケの為に用意された武器だろうが、
なんでお前みたいに見ただけでおっ勃つ女にコレが付いちまったんだよ!
俺の彼女にいっぺん詫びいれろや、なぁ!?」
男の言葉は興奮とともに言いがかりに近いものに変わっていった。
今まで入ってきた男も全員がそうだ。
私に搾り取られたと言っては、負け惜しみのような口調で野次りまわす。
それでも熱心な腰使いは止めない。むしろ熱が入っていく。
丹念に突かれれば、当然繋がりあう私にも影響はあった。
パンパンという肉を打ち付ける音に合わせて喘ぎが漏れそうになる。
それを指を噛んで耐え忍んだ先に、不意に腰の抜けそうな予感がする事もあった。
経験はないものの、おそらく中逝きと呼ばれるものだろう。
快感の象徴だ
私はそれを嫌い、腰が抜けそうになる度に頭を振って絶頂の感覚を振り払った。
それらの動作は、男達に清楚と受け取られ、余計に奮起させてしまうようだったけれども。
「チッ、ここまで気持ちいいなら、ゴムなしの生でやりてぇなあ」
「そう贅沢言うな。1人をこの人数で輪姦そうってんだぜ?
一々生でやってりゃあ膣んなかがザーメン塗れで、気色悪いだろうがよ」
「それもそうだ。でも生の感触が気になるよなぁ」
男達は好き勝手な意見を交わし、入れ替わり立ち代わり、私の中に入り込んだ。
238:私でない私 14/17
11/05/09 00:27:01.07 h/KY1BOH
それから2時間ほどが経った頃、事務所へバイクの乗りつける音がし、ノックの音が続いた。
招き入れられたのは坊主頭の子供だ。まだ学生だろうか。
手には宅配ピザの箱があった。
「ま、毎度有難うございます!あのっ、ピ、ピザのお届けに上がりゃーした……」
暴力団事務所への宅配が怖いのだろう、声が震えている。
角刈りの男が財布から金を出す間、その視線は彷徨い、やがて私とぶつかる。
私はその時まだ事務所の片隅で犯されていた。
片脚を男の肩に担ぎ上げられ、横向けのまま深々と結合する。
腕は雰囲気が出るからと後ろで縛られ、口にもようやく咥えられる太さの怒張を捻じ込まれていた。
ピザ屋の子はそんな私を見て硬直していた。
「なんだボウズ、ヤりてぇのか」
財布から万札を抜いた角刈り男が訊ねる。小さな背筋が伸びた。
「あ、いや俺はっ……!」
「なぁーに、いいんだぜ?どうせここにいる人間全員で輪姦してる最中だ。
今さらガキの1人増えたところでどってこたぁねえ。
よぉーく見てみな、別嬪だろ?ボウズのクラスメイトにあれほどのがいるか?
あそこまでの相手と出来る機会がそうそうあると思うか?」
男の囁きに、ピザ屋の子の喉が鳴る。
彼は鼻を膨らませて私を見ていた。私の顔、胸、脚……。
私にはその視線が痛い。
「…………みないで…………」
何とかそう言うのが精一杯だった。
その瞬間、ピザ屋の子は脅えたように身を竦ませ、勢いよく飛び出していく。
「オイ、金!」
角刈りの言葉も聞こえていないようだ。
「……へへ、若いねぇ。だがどっかにチクらねぇか?」
「いや、あれは無理だな。何年野球やっても部長になれねぇタイプよ」
男達はそう嘲笑いながらピザに喰らいつく。
私はまた片脚を抱え込まれてグッグッと力強く犯されながら、あの子供のことを思い出していた。
どこか頼りなげな、守ってやらなければならない存在。
そう考えた時、翔太の顔が脳裏に甦り、先ほど見た顔と重なる。
「う!!」
その瞬間、私の中を強い電流が流れた。明らかな絶頂の予感。
私を抱いていた男もそれに勘付いたのか、一気に奥まりを突いてきてしまう。
「………………くっっ!!!!!」
その瞬間、私の奥で何かが弾けた。
膣の奥が何度も痙攣するように収縮するのがわかり、足先まで震えがくる。
男の笑いが聴こえた。
「オイ、お前いまイッただろ?なぁイッたよな、俺に突かれてよ!
傑作だぜ、そんなにさっきのガキに見られたのが善かったのかよ!?」
男は声高に叫び、脚を離して私の腰を持ち上げるようにして挿入しなおす。
「ああ!」
私は声を上げた。絶頂を迎えたばかりの中が蠢く。
他の男達も私の絶頂に興味を示しはじめているようだ。
私は初めて経験する膣内での絶頂に浸りながら、この先、一体何度絶頂を迎えるのだろうとうち震えた。
239:私でない私 15/17
11/05/09 00:27:38.43 h/KY1BOH
※
翌日の夕方からも、ライブ中継での撮影が行われた。
昨日の動画のせいか、開始時点ですでにかなりの人間がいるという。
「いっ、いくいくいくいくっ!!ああっいく、いくう、いっちゃううっ!!!!」
私は恥も外聞もなく叫び、身を捩っていた。
バスルームの洗面台に腰掛け、陰核にシャワーを浴びせられながら。
シャワーの強度はかなりのもので、またその水圧以外に、ゴム手袋をした指で優しく撫でるように転がされてもいる。
私の手首はタオル掛けに結わえ付けられ、逃げることも叶わない状態にあった。
「すげぇなぁ。嬢ちゃんの、もう小ぶりなアズキみてぇになってんぜ」
「皮もズル剥けだしな。あのままもう何回クリ逝きしてんだ、20回くらいか?
40回連続逝きなんて無茶なリクエストだと思ったが、案外速攻かもな」
「その視聴者サマの意見も残酷だぜ。
『清楚って聞いてきたけど、叫んで暴れてるばっかりで清楚かどうか解らない』とさ」
「へ。クリトリスでアクメし続けて、清楚さを保てる女なんざこの世にゃ居ねえって」
「そうそう。お嬢ちゃんが気持ち良さそうなんだからそれでいいだろ。
あの蕩けきった顔見てみろよ、エロすぎだろ。
まぁクリトリスじゃなくて、ケツの方が気持ちイイのかもしれねぇけどな」
クリトリスを柔らかく刺激され続ける私は、同時に今日もお尻を嬲られていた。
昨日と同じようにこってり丹念に指入れをされる。
「気持ちいいだろ?」
お尻に指を入れる男は、隙を見て私の耳元で囁いた。
最初は不快なだけだったその囁きも、時間が経つにつれて頭に刷り込まれてくる。
気持ちいい。クリトリスが気持ちいい、おしりも気持ちいい。
いく、クリトリスでいく、おしりを弄られながらクリトリスでいく、おしりでも……いく。
そうして、快感を得るたび、絶頂を極める度にお尻の快感と繋ぎ合わされる。
陰核の快感をお尻の快感だと何度も何度も刷り込まれ、
やがて陰核に刺激が与えられずとも、お尻の方を弄繰り回されただけで繁みの奥が潤むようになってしまう。
「ああっいくっ、もう、やすませ……ッあああいくいぐいぐっ、またイグんうううっっ!!!」
私は脳の信号が人為的に切り替えられた事実に恐怖しながらも、今はただ絶え間なく押し寄せる快感に身悶えるしかなかった。
240:私でない私 16/17
11/05/09 00:28:13.32 h/KY1BOH
その後も私のお尻への調教は執拗に続いた。
ある時は、私は裸のまま後ろ手に縛られ、片脚のみを天井から吊り下げられた。
縦方向に大きく脚を開いたまま秘部を晒す格好だ。
その状態で、さらに目隠しまでもが加えられる。
「いやっ、怖い!!」
私は堪らず叫んだ。
視界が遮られ、解るのは人の気配と、恥じらいの部分を見られているという事実だけ。
気が触れそうな状況だった。
その状況下で、丸見えになったお尻の穴を開発される。
その日は指入れもそこそこに、様々な道具が使われた。
アナルパールというらしい、いくつもの球が連なった道具。
アナルバルーンと呼ばれる、腸内を強烈に膨らませる心臓に悪い器具。
時には冷たく硬い栄養剤の瓶さえも捻じ込まれた。
けれども、それまでの調教ですっかり肛門の性感帯を目覚めさせられた身には、そのどれもが明らかな快感。
視界を奪われたことで感覚も鋭敏になり、お尻を弄られ、それをビデオに撮られている、という余りにもひどい状況で感じてしまっていた。
唸りを上げるバイブレーターが何度も抜き差しされる中、ついに足首に蜜が垂れるのを感じる。
「おうおう、嬢ちゃん、とうとう尻穴ほじくられて濡れたのかい」
間髪入れず指摘された事で、私自身の心もその事実を受け入れる。
機械的な羽音をお尻の穴から生じさせながら、私は幾筋も、幾筋も、蜜を溢していた。
「あ、あああ、あああ…………あ」
堪えようもなく声が上がった。
秘裂だけではなく上の口からも涎が零れていく。
床へ爪先立ちになった足指にも、太腿にも、背筋にも首筋にも、脳天にまで快感が走り抜ける。
見守る男達から雌の心を満たす声が掛けられる。
ネットの向こうの人間達からも好評を得られているらしい。
けれども私には、そんな事はどうでも良かった。私にはそれよりも、この快感に身を委ねる事のほうが心地良いのだから。
241:私でない私 17/17
11/05/09 00:28:48.39 h/KY1BOH
※
「あああ、あああああ、あああ……あああ、ああ…………」
自分の上げる声が耳元で煩く聴こえる。
私はベッドの上で膝を突き、お尻を大きく突き出す格好で這っていた。
後ろでは逞しい身体つきをした男の人が、私のお尻の穴へちんぽをねじ込んでいる。
正面から撮るカメラへの映りがいいよう、わざわざがに股に脚をひらく形での抜き差しだ。
実に大変なものだと思う。私などは楽なものだ。
ただ被害者ぶった哀れそうな顔をして、向こうが突き込んで来てくれるのを待てばいいのだから。
「フッ、フッ、フッ、フッ……!!!」
後ろの彼はトレーニングの時のような息を吐き、全力を込めて腸を穿ってくれる。
そもそも日本人では稀な極太さをもつ上に、あちこちに真珠の埋め込まれた力作だ。
それを男の逞しい力で叩き込んでくれるのだから、どうなるか。
真珠でゴリゴリと菊輪が擦れ、腸の形をへし曲げられ、奥を突かれる。
コレはもうたまらなく気持ちいい。
「んああーーーーーっ!!!!」
私は下半身全てを震え上がらせながら、シーツを掴んで乱れた口元を隠す。
私のようなアバズレに、なぜそんな楚々とした癖があるのか、自分でもわからない。
まるで私の内面に、“私ではない私”がいるみたいだ。
「へっ、相変わらず気持ち良さそうにセックスするなぁ嬢ちゃん。
解ってるか?抜き差しされる尻穴から、背筋にどろーって液が垂れててよ、やらしいぜぇ」
別の男の人が私に声をかけて来る。
あの人は、いつも私の喉奥までちんぽをくわえ込ませる人だ。
始めは苦しくて、ビデオの前で嘔吐した時は死にたくなったけど、今は喉奥に呑み込むのが気持ち良い。
私はひどい事されるほど感じるから。もっともっとひどい事がいい。
今まで私が死にたいと思ったぐらいにひどい事をフルコースでして欲しいぐらい。
こうしてバックでお尻を犯されるのなんて普通すぎる。
どうせなら、浣腸したまま縛って吊るして、極太でお尻を犯すのをまたして欲しいな。
その情景を下からカメラで撮影するの。
犯されるたびに私の顔が歪んで、おっぱいが揺れて。
そのうちお尻セックスで堪えきれなくなって、カメラへ向けてうんちが垂れるのよね。
私がいくら泣き叫んでも、浣腸されたお尻からは止まらなくって、一突き毎にひどい事になる。
それでも前の穴からも蜜が垂れるものだから、映像を観た人には誰からも同情されなかったっけ。
ギロチン台みたいな場所に頭と手首を固定されて、前後から犯されるのも凄かったな。
前からは口の中に思うままにちんぽをねじ込まれて、ゲロゲロ吐いちゃう。
同時に後ろからも犯されて、前で吐かされるのと同時に動かれて、あんまりにも苦しいから内股になっちゃうのよね。
そしたら、見栄えが悪い、脚開けって腿を真っ赤になるまで叩かれたっけ。
そうして惨めたらしく爪先立ちのがに股のまま犯されて、私は可愛そうに泣きじゃくるのよ。
それが余計に虐めたい心をくすぐるんだって、もしかしたら私、あの時点で気付いてたのかな?
……私って本当、救いようのない変態だよね。
でも私の映像が有名になった今になって、どこかの球場にいた清楚な娘なんじゃ、なんて言われてるらしいの。
おまけにその噂を真に受けて、1人の男の子が『ねえちゃんゴメン』って叫びながら自殺未遂までしたんだって。
笑っちゃう。そんな人達には、ハッキリと言ってあげたい。
『そんなに優等生じゃないよ。』
……って。
END
242:名無しさん@ピンキー
11/05/09 07:57:12.35 4lNahXNg
GJです!!
お姉ちゃんハァハァ
最後は完璧堕ちたか
弟自殺したのね
243:名無しさん@ピンキー
11/05/09 07:58:48.29 4lNahXNg
あ、未遂か
244:名無しさん@ピンキー
11/05/09 16:31:00.69 zihBdAZC
神ktkr!!
開始時の女の子の述懐が調教を経て堕ちてしまった彼女の重さを際立たせている。
エロさもクオリティも素晴らしい。
もうね、金取っていいっていうか金払いたいレベル。
もうほんとGJマジGJ
good jobならgod jobでした。
245:名無しさん@ピンキー
11/05/09 23:39:12.60 0OQ9+6ev
これはすごい…
GJです!
246:名無しさん@ピンキー
11/05/16 10:58:56.63 yX3YH/0N
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
247: 忍法帖【Lv=5,xxxP】
11/05/18 20:13:33.14 +yp64Ocj
「あ、気がついた?先輩」
雄二の声でささらは目を覚ました。しかし、先程とは状況が変わっていた。
目の前は真っ暗で声もあまり出せない。そうやら自分は目隠しをされておりと口を塞がれているようだ。
さらに手足は縛られ、股は開いてる状態。そしてなにより秘唇には何か振動があった。
「んっ――んんんんっ!」
「今、先輩の膣内の中にはバイブを入れてるんだ。もしかしてチンポの方が良かった?」
「んんっ!んぐっ!んんんっ―」
「でも今はお預け。これから大事なことをするからさ」
(大事なこと?まさか――)
ささらには薄々分かっていた。恐らく、貴明をここに連れて来るのだと。そして貴明の目の前でまた自分を犯すのだろう。
しかし、雄二の言ったことはささらの考えていたこととは全く違っていた。
「これから雄二を殺しに行くんだ。先輩はもう俺のものだからね」
(そ、そんな――)
「一緒に犯そうと考えていたんだけど、もし貴明に襲われたら嫌だからな。ごめんな先輩、貴明と一つになれなくて。そして悪いけど、
先輩は少しの間眠っていてくれないかな?用が済んだらもっとしてあげるから・・・」
(待って、そんなことをしたら――ダメ・・・意識が・・・)
ささらの意識は落ちていった。雄二の手にはクロロホルムの薬瓶を握っていた。
「さて、そろそろ行くか。貴明は屋上にいるだろうし」
雄二は机に薬瓶を置くと、ポケットからバイブのリモコンを取り出し強度を最大にした。
バイブは勢いよく振動し、ささらの膣内で暴れまわる。眠らせていてもささらの体は、ビクンッ!ビクンッ!と震えていた。
それを見るとクククッと笑い、雄二は保健室を後にした。
248:名無しさん@ピンキー
11/05/18 20:15:07.64 +yp64Ocj
屋上の扉を開けるとそこには貴明がいた。貴明の表情は既に怒りを通り越している。
しかし雄二はそんなことを気にせず軽々しく話しかけた。
「どうだった?さっきの画像は」
「てめぇっ!先輩になんてこと―」
「いいじゃないか。お前もしたいだろ?もししたかったら先輩のところへ案内してやるよ」
「許さなねぇ・・・ぶっ殺してやる!」
貴明は拳を握り雄二に向かって突進した。雄二はやれやれと首を振り、
「そうか・・・残念だな」
バシュッ!
貴明の体から血しぶきが飛んだ。雄二は改造のエアガンを手にしており、引き金を引いていた。
弾は貴明の右肩に命中した。続けて貴明の腹部、太ももに当てていく。貴明はなす術も無く倒れた。
「雄二・・・どうして・・・」
「どっちにしろお前は死ぬんだ。せいぜい苦しみながら死ぬんだな。俺は先輩と続きをすることにするよ。
じゃあな。ハハハハッ!!」
雄二は貴明の苦しさと悔しさの表情を見て笑うと屋上から立ち去って行った。
「ちくしょう・・・ちくしょうっ!」
撃たれた右手をおさえながら、貴明は誰もいない屋上で涙を流し続けた。
雄二が保健室に戻ってもささらはまだ眠り続けていた。だが秘唇からは愛液が溢れシーツにはシミが出来ていた。
ささらが目を覚ました時は正気を保っていられなくなるだろう。最悪、精神が崩壊するかもしれない。
しかし雄二にはどうでも良かった。これからはずっと犯せるのだから。
「もっと犯してあげるよ先輩。もう俺のことしか考えられなくなるぐらいに」
雄二は不気味に笑みを浮かべた。
249:名無しさん@ピンキー
11/05/18 20:16:39.84 +yp64Ocj
382の弟子です。途中で放り投げて大変申し訳ありません。
今回は思い切って書きました。後悔はしてないです。
250:名無しさん@ピンキー
11/05/22 01:41:29.89 9YjnAljw
>>249
続き読みたいです
251:名無しさん@ピンキー
11/05/23 19:13:23.81 x/Am0peh
>>249
GJ!
同じく続き読みたいです
それと…ひょっとして
愛佳SS(鬼畜)
【URLリンク(www.geocities.jp)】
の作者様でしょうか?
もし当人様でしたら、どうか続きをお願いいたします
由真が職員室前で捉えられ、愛佳・タマ姉共々、図書委員長&手下達に輪されて
チンポ・ザーメン堕ちしたシーンが見たい…。
252:382の弟子 ◆254Tglpcrg
11/05/24 01:16:53.91 yD//sFaX
>>249です。
>>251
残念ながら違います。
僕は他の人の作品の続きを一度だけ書いていただけですから。
あと、続きはありません。
けじめをつけたくて、過去にほったらかしにしてたやつをまた書き直して投下しました。
ご期待に添えず申し訳ありません。
253:名無しさん@ピンキー
11/05/26 11:20:36.99 7stzj2Ue
>>252
…382の弟子さん的に>>252の「愛佳SS(鬼畜)」の続きみたいなのをリク…
って可能でしょうか?
これの作者、音信不通でエタった?…な感じだし…
由真が捕まってXXされるシーンが、みたひ…
254:名無しさん@ピンキー
11/05/26 21:25:32.83 SJPS1mfh
>>253
お前常識知らずなやつだな
255:名無しさん@ピンキー
11/05/27 08:35:46.46 8SD3OHa+
自演臭が
256:名無しさん@ピンキー
11/05/27 12:51:53.35 9RXBRt7t
>>253
クレクレ君は帰れ。カス
257:名無しさん@ピンキー
11/05/29 08:36:04.78 pUhGL2+L
楽しんごはむしろ嫌いな方の芸人なんだが
どどすこ~という奴で
泣き叫ぶ女の周りを囲む男達が
「どどすこ~シャブ注入(笑)♪」
と楽しそうにしてるのがなんか浮かんだ
258:名無しさん@ピンキー
11/05/31 01:25:50.60 vswA1Hv1
保管庫更新されないな…
259:名無しさん@ピンキー
11/05/31 02:57:06.83 BC7XrfBK
2/23までは順調に更新されてて、それっきりなんだよね
あそこまで放置プレイだと、
管理人氏になんかあったんじゃないかと不安になってくる
260:名無しさん@ピンキー
11/05/31 18:22:14.26 5qT0jv/o
>>257
ミスキャンパスから成り行きで芸能界デビューした知性派アイドル、荻島ユミ。
もともとアイドルになりたい訳では無かったので、誘われるがまま入ってしまった芸能事務所は893と深い関わりが…
ぼちぼちコアなファンがついたユミは、事務所が持ってくる仕事に嫌気がさして移籍を目論むものの
それに気づいた社長が激怒して893のパーティーにほうり込まれる…
まで想像した。
261:名無しさん@ピンキー
11/05/31 19:11:08.57 41DNlNQJ
>>260
綺羅 光の作品『隷嬢天使 唯梨の獣字架』がそんな感じの設定だったな
262:名無しさん@ピンキー
11/05/31 20:09:05.83 2wIQXX2L
>>259
震災で亡くなったとか?
263:名無しさん@ピンキー
11/06/01 00:18:39.76 J0kkXmVp
>>262
縁起でもないこと言うなよ。
ところで臨時用に誰か作れる?
264:名無しさん@ピンキー
11/06/01 02:24:37.28 gMbC86nD
wiki使えば、「まとまった時間がある人なら」誰でも作れるっしょ
ログはミラー変換器から生成できるし。
9章~12章が未収録で、1スレあたり20作品以上あるから、合計80~100作品程度収録かぁ…
265:名無しさん@ピンキー
11/06/01 14:08:34.36 4geNoAAE
>>264
確かに。俺なんか作る暇なんてないから無理だw
266:名無しさん@ピンキー
11/06/03 15:31:55.24 OC7u4p0O
というわけで他力すまないが、土日暇な奴よろ
267:いきができない1/14 ◆L5HDQw/jy.
11/06/07 11:37:46.95 CQiy229P
あきらめることはかんたんだ。
***
最初にそうなってしまったのは、たしか私が高校の受験先をどうするかで悩んでいた時期だった。
うちは母子家庭ということもありあまり裕福ではなく、昼間高校に通うような余裕はなくて夜間か
通信制ならうちの家計でも大丈夫そうだと、私は考えていたのだが。三社面談で母さんが『将来のこ
とを考えると普通の高校に進むべきだ』と言い出したのだ。
そんなの無理だと、うちの家計だと学費が払えないし、奨学金もいつかは払わないといけないんだ
からと説得したが母さんは頑として聞いてくれなかった。
今でさえ家族三人の生活費を稼ぐのに、休みなく働いてるというのに。この上高校に通うための学
費まで稼ぐとなったら、母さんは倒れてしまうんじゃないだろうか。だが―そうする理由は分かっ
ていた。
先生は母さんの心意気に打たれ、同意し、私に高校へいくように強く迫ってきた。受験の成績がよ
ければ特待生として学費が免除されるところを教えてくれた。
最終的に、母さんも先生も私の意志に任せるといってくれた。
私の意志―、
私としては一刻もはやくうちから出て行きたかった。
自立して一人暮らししたかった。
誰にも縛られず、なんの負い目も感じず、友達を家に呼べるような環境に行きたかった。
余計なことで悩みたくない。
―私の意志、私の考えに重い蓋をして、私の行動を妨げてくる存在がうちにはいる。
こんこん。
扉を二度ほど叩く。返事はない。
「……」
こんこん。
再度扉を叩いた。
すると扉になにかが投げつけられ、ひどい音がした。
しかし、いつものことだったので動じることもなかった。
「……兄さん、私、茜だよ。ちょっと話があるんだけど」
すると、扉の向こうから声が返ってきた。
「なんだ茜か、どうした?」
「ちょっと話があるの、部屋、いれてくれない」
「……」
兄さんはしばらく考えたのち「いいぞ」と応え、鍵を開けてくれた。
扉を開くときつい臭いがした。汗の臭い+カビの臭い+食事の食べかすの臭い+それにあちこちに
転がるティッシュから放たれる臭い=酷い悪臭。思わず顔をしかめてしまうほどの。
「どうしたんだ、茜」
兄さんは机に向かったまま、こちらを振り返ってくれない。パソコンでなにかやっているようだが、
よく分からなかった。カチカチとクリックが繰り返されている。
パートにいっている母さんが帰ってくるにはまだ当分時間はあったけれど、念のため扉は閉めた。
母さんは私が兄さんの部屋にはいることをよく思ってない、私も兄さんみたいになられたら困るから
だろう。兄さんの部屋にはいると、母さんは理由をつけて私を叱りつける。
マンガの本/フィギュア/おもちゃ/食器―さまざまなものが散らばっている兄の部屋、私はそ
れらを踏み壊さないように、兄の聖域に取り込まれないように、扉の前から話しかけた。
「相談、あるんだけど」
「……相談?」
そういってようやく私のほうを振り返った。
兄さんはなにも履いておらず、その上片方の手はその醜悪な一物を握りこんでいた。
私の視線に気づいたのか、兄さんは引きつったような笑みを浮かべた。
「ああ、悪いな。オナニーの最中だったんだ。でも話くらいなら聞いてやれるよ」
これが兄さんの数少ない楽しみだった。
兄さんに逆らわないし説教もしない私に、自分が自慰しているところを見せ付けたり、私が洗濯籠
に放り込んだ下着を盗んだり、私の鞄の中に精液を撒き散らしたりして自らの性欲を吐き出す。
それでも直接手を出してこないのは、兄さんが引きこもった理由が女性関係にあるからなんだろう。
268:いきができない2/14 ◆L5HDQw/jy.
11/06/07 11:38:19.27 CQiy229P
兄さんは中学校時代からいじめにあっていたのだが、高校生になるといじめられなくなって、私か
らみたら青春を謳歌しているようにみえた。
だがある日帰ってきた兄さんは、いきなり部屋に閉じこもってしまい。以来、学校へ行かず、部屋
から出てこなくなってしまった。
後で聞かされた話によると、兄さんが好きな女の子に告白してオーケーされたそうなのだが、その
子と教室でセックスしようとしたらクラスメイトたちが現われ、どっきりだったといわれ、笑いもの
にされた。というのが兄さんが引きこもりになったきっかけだった。
―それは私が受験先を悩んでいる理由を作った原因でもある。
「兄さん、私ね、今年高校受験するんだけどさ。その志望校で悩んでてね」
「うん?」
兄さんの荒い息遣いが室温をあげているような気がした。
「私さ、バイトしたいから夜間の学校に行こうと思ってるんだけどさ、母さんが許してくれなくて」
「バイト?」
兄さんの手が一瞬止まった。
「なんでバイトするんだ。小遣い欲しいのか、それとも家の金稼ぐ気か。バイトなんてしなくてもあ
のババアが稼いでくれるだろ、それに父さんの保険金だってまだ残ってるんだから、お前はそんなこ
と気にするなよ」
「お小遣いほしいってのもあるけど、それになんていうか、自分で自由にできるお金欲しいって思っ
て」
「だめだめ、高校生がアルバイトなんて、おまえ、危険だよ。危ないだろ。どんな目にあわされるか
わかんないし」
そういって兄さんは反対した。
「じゃ、兄さんも私が昼間、普通の高校に通うべきだって思ってるの?」
「それがいい」
兄さんは深く頷いた。
「高校生活、青春なんて一度しか味わえないんだ。そういうのは経験しておいたほうがおまえのため
だ」
自身は高校生活で挫折して引きこもってるくせに、よくいう。
「……本当に、そう思う?」
私としても、本当だったらそれが一番だった。
普通の高校生として勉強に遊びに恋にと、青春を謳歌してみたい。今の友達と一緒の高校を受験し
たい。
だけど、
「ああ、勿論だ」
やはりそうできない理由がある。
―兄さんだ。
兄さんが家に引きこもっていて、なにもしないでお金をただただ浪費していくせいで、うちの家計
は逼迫していく、追い詰められていく。金銭的にも、精神的にも。母さんは今働けてるからいいけど
、もう若くない、いつまで無理が続けられるかも分からない。それに五年前に死んだお父さんの保険
金だって、そう多くはない。いつまでも母さんは兄さんのことを養えない。
将来的なことを考えれば、兄さんと母さんを養うために、私がいい就職先をみつける必要性がある
のかもしれない。
だが、私は兄さんのことを養いたくなんてない。
私はこの家から出て行きたかった。
ヒステリックな母親、ひきこもりの兄。暗く陰鬱な家。
一日でも早く家から出るためには、バイトしてお金を稼ぐ必要があった。そう、私が夜間の学校に
行きたいといっているのはそういった理由からだった。
お金をためて一人暮らししたい、その時に余計な負担を負いたくないから奨学金もらってまで高校
に行きたくない。
おそらくは母さんはそうした私の考えを読み取っているのだろう、だから私が家から出て行くのを
防ぐため、私に母さんを見捨てられない負い目を背負わせるため、普通の高校にいけといっているの
だろう。一緒に兄さんの面倒を見続けろと、私にいっているのだ。
「それなら……」
こちらにも考えがある。
「兄さんにお願いしたいことがあるの」
「……なんだよ」
私は兄さんの目を強く睨みつけ、いった。
「もう引きこもるのはよして、家から出てアルバイトでもいいから働いてよ。兄さんがそうしてくれ
るなら、私だって普通の高校に通うよ。兄さんが働いてさえくれるなら」
突然の言葉に、兄さんはぽかんと口を開けた。
269:いきができない3/14 ◆L5HDQw/jy.
11/06/07 11:38:49.15 CQiy229P
「母さんだってもう若くないんだよ、いつまでも兄さんの面倒なんか見てられないし、私だって兄さ
んのためになんか働きたくない。だからさ、兄さん働いてよ、お金稼いでよ」
兄さんは首を横に振り、乾いた笑い声をあげた。
「な、おい、どうしたんだ、ババアみたいなこといって。落ち着けよ、茜」
兄さんは立ち上がると、私のほうへと近づいてきた。
私はいつでも逃げられるようにドアノブをしっかりと掴み、更にいった。
「パソコンばっかやってるけど、知ってる? パソコンいじるのにも電気代とかプロパイダー料金と
かかかるんだよ、ただじゃないんだよ。それに母さんのカードで買い物してるけど、あれだってただ
じゃないんだよ。毎月カード会社からいくら請求されてるのか知らないわけじゃないよね」
「お、おい、やめろ」
どんどんと言葉があふれ出てきた、今まで我慢して兄さんにいえなかったことが、全部吐き出すこ
とができる気がした。
だから、つい―
「私は兄さんのこと、飼いたくないんだよ」
―いってしまった。
「…………え」
「今の兄さんなんて飼われてるだけだよ。ただひたすら一日中家にいて、ずっとパソコンいじってる
だけで勉強もしないで、お金だって稼いでるわけじゃない」
「そ、それは今勉強してんだよ」
「なにを? ああ、FXとかそういうのの勉強してるんだっけ? でも、あれって初期投資にもお金
かかるんだよね、そのお金ってどこから出す気なの、まさかお父さんの保険金じゃないよね。兄さん
知らないかもしれないけど、もう保険金なんて殆どないよ。兄さんの無駄遣いのせいで!」
私の言葉に兄さんは沈黙してしまった。どうやら結構ダメージがあるらしい、この調子で言い続け
たら、もしかしたら兄さん更正してくれるかもしれない。
そう思った瞬間だった。
「……ちがう」
「大体兄さんは―え?」
「ちがうちがうちがうちがうちがうちがう、ちがうッ」
兄さんはいきなり叫ぶと、こっちに向かって突進してきた。
「へ、ちょっとなにす、きゃっ」
突然のことによけられず、兄さんの体当たりをまともに食らい、扉に叩きつけられてしまった。
ドアノブを回した状態で掴んでいたせいで、私と兄さんはもつれ合うように廊下に飛び出してしま
った。
私は背中を地面にぶつけ仰向きで倒れこんだ。
「おまえ、ちがう」
その私の上に兄さんが覆いかぶさってきた。
兄さんは血走った目で私のことを睨みつけながら、うわごとのように何かつぶやき続け、そして拳
を振り下ろした。
「―うぐっ」
眉間に拳がぶつけられ、めまいがした。
「なにするの、兄さん。やめて」
私の言葉は、しかし、兄さんには届いていなかったようだ。
「ちがう、おまえ、あかねじゃない。あかねがそんなこというはずない」
そう言いながら兄さんは私のことを殴りつけてくる。
私は腕で顔を守りながら、兄さんが落ち着いてくれるのを待つことにした。
そうして数分もの間、兄さんは私のことを殴り続けた。腕や身体が燃えるように痛みを発していて、
どこが痛いのかよく分からなくなってきていた。
「こんなのうそだ、ゆめだ」
兄さんはずっとうわごとの様に呟き続けている。
「そうだ夢、ゆめなら、ゆめだっていうなら」
そういうと兄さんは私の制服のスカートを捲り上げた。
「え、ちょっと、兄さんっ!?」
「きれいだな茜は」
兄さんは閉じようとする私の両足を強引に広げると、陰茎を押し当ててきた。
「ひっ」
パンツ越しに感じる不快な感触、熱く、ぬめっとしている、兄さんのそれはまがましいものに感じ
た。
「やめて、兄さん」
「かわいいなあ、あかねは」
パンツを少しだけずらして陰部を露出させると、そのまま陰茎を押し込んできた。
270:いきができない4/14 ◆L5HDQw/jy.
11/06/07 11:39:19.49 CQiy229P
「ひぐっ、ぅぅぅ……や、ぁ……」
身体が引き裂かれていくような感覚がした。股を裂かれて、そのまま半分に引き裂かれしまうんじ
ゃないかとすら思った。
あまりの痛みに抵抗することすらできなかった。
「あかね、いたいの? かわいそう、いまきもちよくしてあげるね」
兄さんは私の頭を優しくなでると、腰をゆっくりと振りはじめたようだ。
どうやらいきなり奥までは届かなかったようで、兄さんはこじあけるために何度も何度も私の穴を
突いてくる。
その度に頭の中が白くなる、考えられない、痛みが身体全体を犯しているようだ。
「あかね、あかね」
兄さんは私の名前を呼びながら、私の顔を舐め始めた。酷い口臭に、吐き気を催すほど。舌は頬を
舐め、唇を舐め、鼻を舐め、鼻の穴を舐め、眼球まで舐めようとしてきた。顔中が兄の唾液で侵され
ていく、兄さんの口臭が私の顔にしみこんでいくようだった。
私は歯を食いしばって、堪えた。
痛いのも/臭いのも/不快なのも―なんとか耐えることができた。
いきなり実の妹を冒しはじめた気が狂った兄、下手に抵抗して刺激したらどんな目にあわされるか
分からない―だから、なにもしなかった。
そうだ。あきらめることはひどくかんたんだ。
部屋から出なくなったまでか、私に性的な嫌がらせをするようになっていた兄が、いずれこういう
ことをしてくるのはなんとなく予想ができていた。だからそうされる前に家をでたかったけれど、私
は遅すぎた。
兄さんが引きこもってしまったことも諦めた。
兄さんが私のパンツを盗んで、それで自慰することも諦めた。
兄さんが私の留守中に部屋に入り込んで、私のベッドの中で自慰していくことも諦めた。
だから、こうして兄さんに冒されることも、諦めることができた。
そう、諦めることなんて簡単なんだ。
そうだ。
「だ、だすぞ、あかね」
私は兄さんの精液が膣を満たしていくのを感じながら、思った。
兄さんを飼うことも諦めてしまえばいいんだ。
痛みのせいで感覚はあやふやで、身体の一部で起きていることでしかないのに、膣だけでなく身体
全体に注ぎ込まれているような感じがした。
兄さんは私の中で射精し終えると、私の身体の上に倒れこんできた。
「……ごめん、茜」
小さく呟かれた声。
「俺、最低だ……実の妹とセックスするなんて」
私への謝罪―のようでいて、違う。それはただの自己満足、自らがした行為に陶酔するためだけ
の言葉でしかない。
その証拠に、兄さんは射精し終えたばかりだというのに、まだし足りないというように腰を動かし
続けている。
そうして、母さんが帰ってくる時間まで私は兄さんに突かれ続けた。
***
―嫌なことを思い出してしまった。
それもこれも高校生時代の制服を着てほしいと兄さんにいわれたからだ。
「あかね、あかね、気持ちいいよ」
私の下で気持ちよさそうによがる兄さん。
処女を奪われてから十年の歳月が経っていた。
今の私は高校を卒業して、父がかつて勤めていた地元の銀行に働いていた。私と兄さん、二人分の
生活費を稼ぐぐらいの給料はもらえている。
そう、今この家には二人しか暮らしていない。私と兄さんの二人きり、母さんの姿はもうない。
母さんは私が高校を卒業する前日に、手紙一つ残して姿をくらませた。
手紙にはこう書かれていた。
『茜へ。
お母さんはもう疲れたので、でていくことにしました。
お兄ちゃんのことはお願いします』
たったこれだけ。
271:いきができない5/14 ◆L5HDQw/jy.
11/06/07 11:39:50.09 CQiy229P
酷い親だと思うけれど、母さんとしてももうこんな家にはいたくなかっただろう。夫に他界され、
息子は引きこもり、その息子は妹と肉体関係にある。こんな家にいたら気が変になってしまいかねな
い。母さんのことを考えると、追いかけることなんてできなかった。
それに見捨てられてもしょうがなかった。
だって、兄さんも私も、もう世間からしたら気がおかしくなっているようなものだから。
兄さんが引きこもっていることは近所でも知られていた、そのおかげでか私は近所の人たちから異
常に優しくしてもらえた。就職が決まったのだって、兄が引きこもっているからのようなものだった。
面接のときに人事部の部長はこういった。
『お兄さんの面倒までみないといけないのは大変だろうけど、うちとしても出来る限りサポートして
あげるから』
やさしい妹/しっかりした妹/責任感ある妹―そういう言葉で褒めてくれたけれど、でも私を端
的にあらわすなら『股のゆるい女』のほうが正しいような気がする。
『なんでも相談してよ、力になるから』
人事部の部長はそういって、私の肩に手を置いた。私はその手を自分の胸に誘導し、掴ませた。
そうすることで私の給料は同期たちよりも、少しだけ高かくなったし、楽な部署に配属させてもら
えた。
ギブ・アンド・テイク。
セックスさせてやる代わりに私はいくつもの代償を得ることができたし、それに私自身、セックス
してる間だけは全てを忘れられるから、セックスは好きだ。
だから、課長に部長に係長、幾人もの男に抱かれた。男たちは全て妻子もちで、社会的に重要なポ
ジションだったから、私との関係が露わになることを恐れた。それでも私のことを抱き続けた。
だがどんな男たちとのセックスよりも、私にとっては兄さんとのセックスのほうが好きだった。
他の男たちには社会的地位も家庭もあるが、兄さんには私しかいない。兄さんは私しか抱いたこと
がないし、私しか抱くことができない。私がいなければ兄さんは死んでしまう、そう考えると暗い愉
悦が浮かんでしょうがなかった。
「あかね、きもちいいよ」
兄さんの上で腰を振っていると、兄さんが喘ぐようにそういった。
「ふふ、そうでしょ」
私はそういって兄さんの唇にキスをした。
昔は耐えられなかった兄さんの臭いも、もうどうでもよくなってしまっていた。獣のような臭いの
兄さん、その臭いが私をより興奮させる。
「うっ」
兄さんが辛そうなうめき声をあげた。
「兄さん、射精そうならいつでも射精していいんだからね」
私がそういうと、兄さんはこっくりと頷き、射精した。
膣を満たしていく兄の精液、どくんどくんと注ぎ込まれていく子種、私たち兄妹のセックスにはコ
ンドームはなかった。
いつか兄さんの子を孕み、その子を産もうと考えてすらいた。
そうすることによって無気力な兄さんが、いつの日か変わってくれるんじゃないか―と。
でもそれは本心じゃない。
私が兄さんの子供がほしい理由はもっと単純だ。
兄さんを産みたかったのだ。
いつか老いてしまう兄さん、その兄さんの代わりに私を抱いてくれる人がほしかった。いつか兄さ
んが私のことを抱けなくなってしまう、その日のために兄さんの代わりがほしかった。
射精すると満足そうな笑顔を浮かべて兄さんは眠ってしまった、私も兄さんと繋がったまま眠りに
就くことにした。いつの日か兄さんの子を孕めるその日を夢見て。
◇◇◇
―眠りからさめると、いつもそうだ。
セックスしていた妹は会社へと出勤してしまい、俺は孤独の中目が覚める。
居間へいくと妹が用意した飯が載っていて、あれこれと注意書きがそばに置かれている。『これは
電子レンジで温めてから~』『デザートは冷蔵庫に~』それに従って妹の作った飯を食べる。
そうして食べ終えると部屋へ戻り、パソコンをスリープ状態から復帰させ、掲示板を覗く。
いくつものスレッドが立っている、その中から適当に選択し閲覧する。
或いは。
動画サイトを開き、アニメやゲームの動画をみたりする。
そうしているだけで気づけば日が暮れ、妹が帰ってくる。
272:いきができない6/14 ◆L5HDQw/jy.
11/06/07 11:40:18.57 CQiy229P
晩御飯は妹と一緒に食べることになっている。
「兄さん、今日はなにしていたの?」
いつもそう聞かれるが「ネット」としか答えられない。面白いことはあったのだが、人に話そうと
するとどれも色あせてしまって、話す気になれない。
それなのに妹は満足そうに微笑んでくれる。
妹は俺の行動を否定しない、全てを受け入れてくれる。
そう、こうして食事中であっても妹の乳房を掴むと、妹は静かに微笑みそれを受け入れる。
「ふふふ、兄さん、どうしたの。おっぱいほしいの」
まるで子供でもあやすように妹はいうと、衣服をはだけ乳房を露出し、椅子に座った俺の上に座る
と乳房を顔に押し付けてきた。
「好きにしていいんだからね」
そういわれ、俺はそうすることが義務であるかのように、妹の乳房に顔を埋めた。
「まったく、兄さんは甘えんぼさんなんだから」
妹は股間を俺の下腹部に押し付けてくる。
ぐりぐりとされている内に俺の陰茎は勃起していき、妹はそれに勘付くと、俺のパンツを下ろして
自分の中に迎え入れた。
「苦しいでしょ、今楽にしてあげるからね」
茜はそういいながら腰を動かす。
初めて犯したときはあんなに締め付けてくるようだった膣も、いまではとろとろと絡み付いてくる
だけで、抵抗してこない。
あの日、俺に冒されて以来、妹は変わってしまった。
それまで汚物をみるかのようだったのが、いきなりやさしくなった。俺のどんな求めにも応じるよ
うになった。アダルトビデオのような行為を、茜はすべて受け入れた。
なぜ、そうなってしまったのか分からなかったし、気にもならなかった。だっていつでもやれるマ
ンコが手にはいったのだ、それを拒絶する理由なんてない。
だから俺は茜を好き放題に冒した。
けれど、最近、怖くなってきた。
茜はすべてを受け入れてくれる、俺の存在を容認してくれる、その理由が分からないから怖い。
俺が兄だから―実の親ですら見捨てて逃げていったのに。
俺のことが好きだから―好きになられる理由がわからない。
茜がどうして俺に優しくしてくれるのかが分からない、怖い。
それに、いつ見捨てられるか分からないということが怖かった。
父さんのように死んでしまう可能性だって、母さんのように見捨ててしまう可能性だってある、い
つまでもこの関係が続いていくとは思えない。
それでも身体は茜の身体を蹂躙する。
立ちバックで挿入した状態で台所までいくと、シチューのはいった鍋の蓋を開け、シチューの中に
妹の頭を突っ込んだ。
「ふっ―うぐ、ぐ、ごぶっ」
もがく妹を押さえ込みながら、コンロの火をつけた。
少しずつ煮えていくシチュー、妹は更に激しくもがく。
時折、息を吸わせるために引き上げ、再びシチューに突っ込む。
そうして二分ほども妹の顔をシチューと一緒に煮込んでやると、突き飛ばして床に倒した。
「や、う……火傷しちゃう」
か細い声でそういった。
俺は「そうだな」と頷き「それなら冷やしてやるよ」
冷凍庫から氷を取り出すと、妹の膣に押し込んだ。
「ひぃっ、な、なにこれ」
シチューを手で拭いながら、妹は自分の膣に更に氷が押し込まれるのを見て、声にならない悲鳴を
あげた。
合計で五つほども押し込んでやると、腹が冷えたのか、妹はおしっこをもらしはじめてしまった。
俺はそれを浴びながら、妹のアナルに陰茎をあてがい、押し込んだ。
「ひぐっ!?」
膣に比べてまだ使い込まれていないアナルは、少女だった頃の妹を思い出させてくれる。
しかし挿入される側としては、膣とは比べられないほど痛いらしく。
「やだ、やめよ、いたいよ」
抜こうとして必死にもがき始めた。
だが、妹を押さえつけながら、俺は何度も腰を叩きつけた。そうするたびに肉壁の向こうにある氷
の堅さが伝わってくるようだった。
尻穴で射精すと、陰茎を抜いて、今度は妹の口に押し込んだ。
「綺麗にしろよ」
273:いきができない7/14 ◆L5HDQw/jy.
11/06/07 11:40:47.85 CQiy229P
そういうと妹は従順に俺の陰茎についた汚れを舐め取っていく、そうやって丁寧にされていると、
気持ちよくなってしまって口の中でも射精してしまった。
流石に二連続でだすと疲れてしまい、すこしめまいがした。
俺は部屋へ帰ることにした。
その脚を妹が掴んだ。
「だすなら、ナカでだしてよ兄さん」
少し怒ったような口調。
いつの頃からか、妹は中出しを好むようになっていた。いや、好む好まざるに関わらず俺は妹の中
で射精し続けてきてはいたのだが。気づいたときには、そうっすることを妹のほうから要求してくる
ようになっていた。
俺としてはどちらでもよかった。
ただ最近考えることがある、これでもし俺たちの間に子供ができてしまったら妹はどうするんだろ
う。俺の子供を産むのだろうか?
妹と俺の子供……。
「茜、そんなに子供がほしいのかよ」
皮肉めいた言葉を向ける。
すると妹はシチューまみれの顔に恥ずかしそうな笑みを浮かべ。
「うん、私、兄さんの子供がほしいの」
理解できなかった。
妹は、茜はもしかしたらおかしくなってしまってるんじゃないだろうか?
―いや、俺がおかしくしてしまった、のか。
***
ある日の晩、妹が暗い表情をして帰ってきた。
働き始めてからというもの、妹がそういった表情を浮かべて帰ってくることはよくあることだった。
会社の上司と反りがあわないとか、先輩から些細なミスで叱られたとか、愚痴につきあわされたとか
―まあ、俺には理解できない話だ。それは茜もわかっているらしく、あまり俺へそうしたことは話
さない。
いや、引きこもりの兄に向かって、仕事の愚痴をいってもしかたないのだろう。
食事ができたからと呼ばれたのでリビングへ行くと、テーブルに一人分の食事が用意されていた。
茜はどこかで食べてきたのだろうか、ソファに寝転がっている。
俺は椅子に座り「いただきます」というと、後は黙々と食事を口に運んだ。
「……ねえ、兄さん」
寝っ転がったまま、なにげない口調で茜はいった。
「私が結婚するっていったら、どうする?」
「……うん?」
一瞬、いわれた意味が分からなかった。
結婚? 茜が? 誰と? ―それは俺の妹には縁遠い言葉だと思っていた。
「け、結婚って、茜……お前好きな男とかいるのか」
俺は出来る限り平静を装おうとしながらも、どうしても動転してしまう気持ちを抑えられなかった。
茜が結婚するっていうことは、つまり俺と茜の家に別な誰かが来るということか。いや、茜が俺を
置いてでていってしまうという可能性だってある。―冷静でいられるわけがない。
慌てふためきそうになっている俺をよそに、茜は至極冷静な声で答えた。
「うん、いるよ」
茜はそういうと身体を起こし、俺のほうをみて笑った。
「兄さん」
「へ?」
「兄さんのこと好きだよ。てか好きじゃなかったら、こうやって養ってあげないよ。うん、きっと放
り出してるよ、嫌いだったらさ」
爽やかな笑みを浮かべていう茜、その笑顔を見た瞬間心に痛みを感じた。
その痛みとは、もう長年の付き合いだった。俺の心には針が刺さっていて、ことあるごとにそれは
深く刺さっていくし、段々と本数も増えていっているような気がした。
「……茜」
その痛みを緩和する方法を、俺は知っている。
けれど、俺はそれをすることすらせず、ただ自らの心に深く深く針を突き刺していくだけしか出来
ない。
そしてまた俺は針を刺す。
274:いきができない8/14 ◆L5HDQw/jy.
11/06/07 11:41:20.22 CQiy229P
「そうか。それなら……」
言いながら立ち上がると、服を脱ぎながら茜へと歩み寄っていく。
茜は穏やかな笑みを浮かべながら、自らの衣服を脱ぎ始めた。
妹の愛に応える方法はいくらでもあることは知っていた、それでも俺にはこうすることしかできな
かった。
そうだ。
所詮俺なんかにできることなんてないんだ。
ただのひきこもりの三十路手前の小太りの男に出来ることなんてない。高校は卒業できなかったか
ら中卒だし、働いた経験もないから履歴書に書けることなんて殆どない。
この空白期間はなんですかなんて聞かれても、「家で妹を冒してました」としか答えられない。空
虚な時間、真っ白な俺の歴史。
俺はただ寝て食べてセックスするくらいしかできない。そうだ、今も自責の念に潰されているよう
でいて、妹の顔を見ただけで勃起してしまっている。なんとかの犬みたいだ。
結局、今日も仕事から帰ってきて疲れている妹とセックスをしていた。
俺はソファ寝てしまっていたようで、妹がかけてくれたのであろう毛布がかけられていた。その毛
布にくるまりながら、もう一度寝ることにする。眠りにつくまでの間、なにか考えていようと頭をめ
ぐらせることにした。
直ぐに思い浮かんだのは茜の言葉だった。
『私が結婚するっていったら、どうする?』
茜がどうしてそんなことをいったのか考えてみることにした。
あの後行為をしたことを考えると、茜はただ俺へ好意を伝えたかっただけなんだろうと楽観的にも
考えることはできた。
そう考えるには俺と茜の―いや、茜の置かれた状況は絶望的な気がする。
父親は死に、母親は失踪し、それらのせいもあって親戚とは縁遠く、頼れるものはいないにも関わ
らず、ひきこもりの実の兄を養っていかなければならない。
誰かと交際しても、俺がいるせいで家へ連れて来ることは嫌だろうし。俺だって、妹が俺以外の誰
かとセックスする所なんて考えたくもない。それに妹は俺のことを好きだといってくれている、俺の
ことを愛しているといってくれる。だからいつまでも兄妹仲良く暮らしていけばいい。
ただ近親相姦は一般の道徳的感覚からいくと禁じられている。というか、兄と妹が肉体関係になる
なんて、あってはならないことだと考えられている。
それは世間の話であって、家から出ない俺には関係がないことだ。俺に通用するルールは、この家
のルールだけ。家の外のルールなんてしったことではないし、興味もない。
けれど、茜はそうもいかないんじゃないだろうか?
茜ももう二〇代半ば、結婚していてもおかしくない年齢だ。
それなのに浮いた話のひとつもないのであれば、職場や周囲の人間が心配に思って見合いの場を用
意したりして、男を紹介するのは十分有り得る話だ。
そういった場を勧められて、果たして茜は断ることができるんだろうか。会社での立場や人間関係、
色々な要因が絡み合って断れないということもあるんじゃないだろうか。断るとしてもどう断るんだ
ろう、まさか正直に『兄と愛しあっています』なんていえないだろうし。
そうやって断れずにいった見合いやコンパで、好みの男がいたとしたら茜はどうするのだろうか。
いくら愛しあっているとはいえ、俺と茜は兄と妹だ、結婚することはできないし。ひきこもりの俺
が茜を養っていくことなんてできるわけがない。
「……いや」
それでも、茜は俺を選んでくれるはずだ。俺のことを愛しているといってくれるはずだ。茜自身に
とっても、愛のない結婚生活を送るくらいだったら、たとえ貧しくても俺との生活を選ぶはずだ。
……本当にそうなんだろうか?
茜にとって俺はただの重石でしかないんじゃないだろうか。
俺には他人から好かれる要素なんてなにひとつとしてない、俺と茜を繋ぐのはただ肉親であるとい
うことだけ、それもひきこもりの兄貴なんて疎まれることはあっても、それを好ましいと考えるよう
なやつはいないと思う。
実際、茜が中学生だった頃いわれたことがある、そうだあれは俺がはじめて茜を冒した日のことだ。
『私は兄さんのこと、飼いたくないんだよ』
妹はそういっていた。
ニートである俺の面倒をみたくないと、養いたくないとそういっていた。それなのに、今はこうし
て俺の面倒をみている。
それがどうしてなのか考えないようにしていた、茜に訊くこともなかった。どうして無職でひきこ
もりの俺を見捨てず、養ってくれているのかなんて訊けるはずもない。
好きだから。
275:いきができない9/14 ◆L5HDQw/jy.
11/06/07 11:41:55.59 CQiy229P
愛しているから。
そう思うようにしていた、考えないようにしていた。
だけど、いつまでもこの関係が続くとも思えなかった。いつかは終わりがくる、終わらせなければ
ならない関係だとは分かっていた。いつまでもひきこもってていいはずがないと、理解していた。
それでも俺のことを庇護してくれる茜の存在に、そのやさしさの外にでたくなかった。この家から
でたくなかった。茜のそばから離れたくなかった。
そう、―そうなんだ。
俺は茜のことが好きなんだ。
この閉ざされた世界の中で、自ら閉ざしてしまった世界の中で唯一好きなんだ。自分自身よりも、
茜のことが好きだった。いつまでも茜のそばにいたかった、茜の臭いが染み付いたこの家からでたく
なかった。
「……だったら」
口元が裂けるようにして、笑みが浮かんだ。
「もう茜を」声が震えていた。「茜のことを」自分の口なのに、なにを言おうとしているのか全く分
からなかった。「茜を俺から開放してやるべき……だろ?」
それは、俺という存在に唯一残された優しさだったのかもしれない。
「そうだ……茜を、楽にしてやろう」
***
「……ん?」
身体の一部に痛みを感じて目が覚めた。
なにが起きているのか直ぐには分からなかったけれど、なにをされているのかは理解できた。
「兄さん、どうしたの……?」
暗闇の中、兄さんが無言で私のことを冒していた。
「まだしたりなかったの?」
話しかけても兄さんは応えてくれず、ただ黙々と私の膣を突いてくる。
こうしたことがこれまでになかったわけじゃない。それこそ私が高校生の頃にはよくあった、私が
無防備なところに来て胸を揉んだりキスをしたり。別にそうせずともいえばさせてあげたのだが、あ
の頃の兄さんは実の妹であっても女であるということに恐れを覚えていたような気がする。
しかし、前戯もなく挿入したせいもあるだろうが、普段よりも兄さんが激しく突いてくるため、痛
かった。
「ねえ、兄さんもう少しゆっくり動かして」
そういおうとしたのだが、半ばで私の言葉は止められた。
「―ぅぐっ!?」
兄さんの手が私の首を掴み、締め上げた。
「んーっ、う、ぐぐっ」
ソフトSM的な感じで兄さんがそうしてくることはあったけれど、そうするときはいつも兄さんは
力加減を抑えてくれているのが分かる―だが今日は違った。
息ができない。
首を押さえつけられるのも痛かったが、それ以上に呼吸できないということが苦しくてしょうがな
かった。
どうして突然こんなことをするんだろう。
そう思い兄さんをみて、背筋が凍った。
「あ……ぐっ……ん……」
兄さんの表情には愉しんでいるようなところは一切なく、私のことをみつめてくる目からも感情は
読み取れなかった。
―殺される。
本能的にそう思った。
理由は分からなかったけれど、殺されるというのならば、せめてわけを話してからにしてほしかっ
た。
「ぁめっ……うう……」
兄さんの手首を掴み引き剥がそうとするがうまくいかない。身体をじたばたと動かし、兄さんの下
から這いでようとするがそれもうまくいかない。私の倍ほどもある兄さんに覆いかぶさられているせ
いで、うまく身体が動かせない。
それにじたばたするほど兄さんの手が強く食い込んでくるような気がして、こうやって暴れないほ
うがいいんじゃないかとすら思えた。
だが、まだ殺されたくなかった。
276:名無しさん@ピンキー
11/06/07 11:43:35.00 CQiy229P
きせいかいひ
277:いきができない10/14 ◆L5HDQw/jy.
11/06/07 11:44:50.84 CQiy229P
なんで兄さんこんなことするんだろう、わけがわからなかった。気づくと目尻から涙が溢れだして
いた。
諦める事は簡単だ。
とてもとても楽なことだ。歯を食いしばって、意固地になってもがくよりも、一切抵抗せずに諦め
てしまうことのほうが楽だ。
でも、これは、自分の命ばかりは諦めることができなかった。
―いや、
私は、抵抗をやめた。
兄さんがそう望むのなら、殺されてもいいかと思えた。
私を殺した後兄さんがどうやって生きていくのかは分からなかったが、でも兄さんがそう望むのな
ら、それでもいいんじゃないか。
そう思うと楽になっていた。首は痛く、苦しかったが、辛くはなかった。それよりも脳裏に甦って
きた記憶のほうが辛かった。
あれはそう私が中学生の時だ。
その日、珍しく私の友達が家に遊びに来ていた。といっても、その子が塾へ行くまでの一時間ほど
の時間だったが、それでも珍しいことだった。
私は家にいる兄さんが知らない人間が来たら嫌だろうと思い、それに兄さんを他人に見られたくな
かったから、家に誰も寄せ付けなかったのだが。その子とは学校で仲良くしていたため、断りきれな
かった。
私はその子にお茶を出そうと思い、台所へ行くと下卑た笑いを浮かべた兄さんが立っていた。その
下半身はむき出しだった。
思わずヒステリックな声をあげそうになった私、その首を兄さんは掴んだ。
『―ひぐっ』
兄さんは笑い。
『あの子かわいいな』
そういった。
その瞬間脳裏に兄さんが友達を冒すイメージが沸いてきて、恐怖した。数少ない友達が兄さんに汚
されてしまう、それだけは避けたかった。
だが―、
『見てたら勃起しちゃったから、やらせてくれよ』
そういって兄さんは私の背後に回ると、尻を突き出させ、スカートの中に手を突っ込むとパンツを
ずり下げ、挿入した。
私は友達に勘付かれまいと声を殺したが、兄さんはお構いなしのようだった。
『なあ、あの子処女かな。お前頼んだらやらせてくれないかな』
『……やだ』
『なんでだよ、いいだろ減るもんじゃないし』
私は涙をこぼしながらいった。
『兄さんのちんちん、他の子に使わせたくない』
それは、本心ではなかった。そういわなければ暴走した兄さんが、本当に友達をレイプしてしまう
んじゃないかと思ったから。兄さんの興味を私のほうへひきたかった、それだけだった。
その虚偽の言葉でも、兄さんは満足してくれた。
『そうかそうか、それならしょうがないな』
兄さんは嬉しそうにいいながら私のことを後ろから突いてくる。一度射精すれば満足して部屋へ帰
ってくれるだろう、そう思いながら私は声を堪え続けた。
ただ、その時には下腹部に快感とは違う感覚を覚えていた。
立った状態で後ろから突くのが初めてだったせいだろう、兄さんの動きはとてもぎこちなく、その
せいで時間がかかってしまった。
『茜ー? どうしたの?』
そうしている内になかなか戻ってこない私を心配して、友達が部屋から出てきてしまった。
『ん、いっ、今いくから待ってて―ぁうっ』
私は台所からそう叫んだ。
今この姿を見られるのはまずい、なんとしても避けたかった。セックスによって熱くなっていた身
体が、一気に冷めていくようだった。
『あ、そっちにいるの』
友達はいいながら、私の声を頼りにして台所へ向かって来ているようだった。
『やめっ、だめ、こないで。今行くから!』
必死で叫んでも、友達には悪ふざけに聞こえたようで、友達は笑いながら。
『もー、どうしたのー』