【アクセル・ワールド】川原礫総合 2層目【SAO】at EROPARO
【アクセル・ワールド】川原礫総合 2層目【SAO】 - 暇つぶし2ch2:名無しさん@ピンキー
10/12/01 21:12:55 RCwMRQ0a
            _     _
       , -─ゝ `ヽr'´    `>
     ∠   -─- ミ   二 ´ ̄ >    どうなさいました………?
    , '   ニ-‐ r─ ミ  -‐    、\    作者様……
   / /    | r;ニV三、 ヽ ヽ.  l  \  さあ さあ お気を確かに……!
.   l /       :|     |    l  | ヾ`
  │    /    l |     :|. トi     |   ROMるには及ばない……!
  │   / / ,1 L_    :!│l ト、ヾ |   作者様のスレの残りは
.   ! !   / / レ'  `ヽ   ゝ!´ヽ! \ 、|    まだ998もある……!
.   | |   ノヾ、二raニ   ('ra二フ"レ′
    |  _,、イ|            `ー-;  :|    まだまだ……
   |  ヾニ|:|           - /   |   神作誕生の可能性は残されている…!
   | | |  |  ヽー----------‐ァ :|
    | |  |  |   ` ー-------‐´  ト    どうぞ……
.   | l/ヽ. ヽ     ー一    / |  存分に妄想を文章にしてください……!
  _レ':::;;;;;;;;ト、 l.\           ,.イ , l     我々は……
 ̄:::::::::::;;;;;;;;;;| ヽ. l l ヽ、..__.// |ル^::ー-    その姿を心から
:::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;|.  \!         , ' :|;;;;;::::::::::     応援するものです……!
::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|    \   /  :|;;;;;;;;;:::::::

3:名無しさん@ピンキー
10/12/04 01:01:33 P68HCZJ/
フェアリー・パーティーが読みたい

4:名無しさん@ピンキー
10/12/04 11:18:20 sP8Ps/IQ
前スレ埋まった
状況開始!!

5:名無しさん@ピンキー
10/12/05 00:35:04 9sPOBYOx
落ちないか心配だw


ところで何気にシンカー羨ましいよな、ユリエールさん見た目は大人の女性なのに乙女っぽいし
多分ベッドでも健気でいじらしいんだぜ……ユリエールさん……

6:名無しさん@ピンキー
10/12/05 07:07:42 4GLD2wXW
Sword Art Days

┌?─┬アリシャ ──┐┌─┬─リズベット
│  ライダー         ││パドさん
└─┬サクヤ ───┐| |┌─┬─シリカ
  ソーン            |││|   フーコ
チユ父─チユ母(スグ)┬┐|││|┌─┬─エギル
(レコン)    ┌──┘│|││|│アッシュさん
       チユリ     │|││|│┌──┬ユリエール─ハル父
クラディール┬─ キリトさん(キリコ)┬アスナ └─┐   (シンカー)
 ラスト・ジグソー .┌┘││        │         .│
           │  ││  ┌─┴──┐    │
.クライン─┬─┘  │└┬ユイ(白の王) 黒雪姫┬ハル
     チェリー    │  │             ??
  恭二──シノン┬┘ ういうい
           ニコ

7:名無しさん@ピンキー
10/12/05 07:56:05 4GLD2wXW
↑からわいたあらすじ。

キリトさんに隠し子がいっぱいいる原因はユイの陰謀。

パパとママの行為を夜な夜な見ているうちに自分もパパの子供がほしくなって、
将来クローン技術が発達したときのためにキリトさんの精子採取をたくらみ、
仮想世界をハッキングしてパパとエッチさせてあげると、スグ・シリカにもちかける。

夢と誤認させたALO内でスグがキリトを誘惑、擬似近親相姦してるあいだに、
現実世界でシリカがキリトさんと合体しつつ精液採取。
ユイはハッキングでの倫理コード解除と認識操作&ログアウト防止を担当。

こうしてシリカ妊娠&夢で妹を抱いた記憶が残ったキリトさんの自制心弱体化成功。
ユイは採取した精液とアスナの遺伝子を掛け合わせた受精卵作成に着手。
成長させたユイ細胞にさらにキリトさん精子を掛け合わせた遺伝子工学の結晶がういうい。
のちに黒雪姫とういういがその事実を知ったことが、第一期ネガ・ネビュラス崩壊につながる。

一方で味をしめたスグはリズやアリシャ、サクヤ等も巻き込みキリトさんと仮想Hしまくり。
キリトさんの子種が本人も知らないまま各地にばらまかれることに。
女性陣の何人かは偽装結婚で妊娠をごまかしたが、
ユリエールさんのように夫にバレたり、シノンのように経済事情から育児を断念する者も。

え? クラインとエギル? ALO内の性別はユイがいじれるし、現実世界でもiPS細ぼ(ry

8:名無しさん@ピンキー
10/12/05 12:58:42 2oiknDKz
こ れ は ひ ど い www

9:名無しさん@ピンキー
10/12/05 14:36:37 ozW61J+1
ユイはわるい子だなあw
いいぞもっとやれ

10:名無しさん@ピンキー
10/12/06 00:10:02 YpyDsSm/
>>6
オバフロの家系図かよw

11:名無しさん@ピンキー
10/12/06 02:58:28 HONlqfBH
>>6 >>7
クラディールだけは説明できないだろw

12:名無しさん@ピンキー
10/12/08 05:20:29 J3ZsZCVa
師匠は絶対平均よりエロに興味があって淫乱で性欲も強いと思う

13:名無しさん@ピンキー
10/12/08 11:49:30 J2Ixtp/s
そういやアインクラッドにはラミアやサキュバスとかのアレなモンスは居たんだろうか?

14:名無しさん@ピンキー
10/12/08 23:59:17 0JM5Uo9J
テイムしてあんなことやこんなことをしたいのかい?

15:名無しさん@ピンキー
10/12/09 01:49:44 oQBXPLCI
アイクラッドには絶対売春してた人が居ると思うw

16:名無しさん@ピンキー
10/12/09 01:53:58 83r8QbIx
>>15から物凄い18歳未満臭がする

17:名無しさん@ピンキー
10/12/09 11:04:33 tchHWD7k
>>14
倫理コード解除したPC限定して襲ってくるんじゃね?
つか、触手花モンスター居たんだし、居たかもな
うん、妄想の余地がある

18:名無しさん@ピンキー
10/12/10 12:35:53 YNUYzUt8
保管庫あったっけ?

19:名無しさん@ピンキー
10/12/10 13:09:20 QKxmyvcj
まだないよ

20:名無しさん@ピンキー
10/12/10 13:22:09 GECFoKiT
保管庫が必要になるほど投下されたわけでもないしな

21:名無しさん@ピンキー
10/12/10 22:48:28 KmCSFe/7
超感覚回避→闇風狙撃→狙撃合戦→剣技勝負
→ファントム・バレット→二刀流で決着

この流れの全てに燃えまくったぜ
脳汁溢れまくりだったわ

22:名無しさん@ピンキー
10/12/10 22:53:05 01IbQt0O
まだ日付変わってねーぞ
と書きこもうとしたらここ本スレじゃなかったw

23:名無しさん@ピンキー
10/12/10 22:53:36 KmCSFe/7
本当に申し訳ない……
誤爆してしまった……
本当にすみません…

24:名無しさん@ピンキー
10/12/11 01:31:53 3hPKoUtT
規制で書けないからこっちに
5巻発売のあたりで本スレにバレ書き込んだ糞ビーターは
全員サクシニルコリンを注射されればいいんだ

25:名無しさん@ピンキー
10/12/11 01:36:05 IMwoCKCC
うっかりとかビーター気取りというんじゃなくて完全に悪意をもった愉快犯がいるんだよな
それこそ1巻発売前から、茅場=ヒースクリフをコピペしまくったりとかな

26:名無しさん@ピンキー
10/12/11 01:46:24 Mt1sS9Le
そういう奴って間違いなく割れ厨だよな
まぁネット時代に読んでた人がそんな奴だと思いたくないだけなんだけどね……

27:名無しさん@ピンキー
10/12/11 03:21:05 nGz3afbQ
割れ厨は発売直後の盛り上がりには、参加出来ずに
同時期に唐突に積んでたの崩したとか、ようやく読了とか言って
わらわら湧くやつらであって、ネタバレする馬鹿はネタバレする馬鹿でしかない

28:名無しさん@ピンキー
10/12/11 19:58:50 /mj7q11w
黒雪姫先輩がまんまるの童貞を美味しく頂く話を読みたい

29:名無しさん@ピンキー
10/12/11 20:27:08 i6PVRzKw
女の子たちがまんまるを調教してるつもりが、いつの間にか調教されてたって話じゃないの?

30:名無しさん@ピンキー
10/12/11 20:53:28 p42uuLQu
ハルはそんな鬼畜じゃなくね?w

31:名無しさん@ピンキー
10/12/11 21:00:53 /mj7q11w
>>29
そういう感じも込みでw

>>30
でも結構エグいエロゲも好きな気配が

32:名無しさん@ピンキー
10/12/11 23:03:04 V7exKAyz
シリカに尻尾コキされたいです

33:名無しさん@ピンキー
10/12/12 15:34:56 jjSSefXs
SSマダー

34:名無しさん@ピンキー
10/12/12 19:59:31 yvKsEtZs
SS書こうとしてるんだけど、GGOとかALOみたいなゲームにも倫理コードってあるんだっけ

35:名無しさん@ピンキー
10/12/12 20:05:45 M8zfF99O
>>34 あるよ

36:名無しさん@ピンキー
10/12/13 01:32:56 zV4Yyp/o
普通に中高生がプレイしてる一般ゲームなのに大丈夫なのか>倫理コード

37:名無しさん@ピンキー
10/12/13 06:28:20 eukniVbH
コードないとセクハラし放題だろ。
SAOにあるのはコード解除。

38:名無しさん@ピンキー
10/12/13 11:11:50 UKRX1hWC
茅場さんのこだわりで「ザ・シード」の倫理コード解除はできないとかないだろうか

39:名無しさん@ピンキー
10/12/13 11:15:21 rMl+n2Tp
エロパロやる分にはそこらへんは都合よく解釈しても誰も文句いわんだろう

40:名無しさん@ピンキー
10/12/13 13:50:52 q0bfw0V4
ザ・シード規格のアンダー・ワールドって何でもありだよな

41:名無しさん@ピンキー
10/12/13 14:23:32 txgXoaMA
たぶんエロゲーも大量に出てるだろうなw

42:名無しさん@ピンキー
10/12/13 15:00:13 kOHt0v9Y
むしろ茅場さん自身はそういうの規制されないで欲しがってるんじゃないの
そういうエロスもあって当然のものなんだから
あーリアルで茅場さん並の天才がゲームとかに全熱意注いで革新起こしてくれないかねぇ……

43:名無しさん@ピンキー
10/12/13 20:41:00 xsZzVuri
電脳茅「ほう、こんなシチュエーションでこんなことを…やはりこのテの分野は奥が深い。
   技術はあっても発想は真似できんな…早速体験してみるとしよう。アバターの性別を変更して…やはり髪色は黒にするべきか。
   おっと、倫理コード解除を忘れるところだった」

そうして電脳美少女茅子さんはAVRMMOのアイドルになりましたとさ

44:名無しさん@ピンキー
10/12/14 00:10:46 6SeXK/4k
>>42
そして始まるデスゲーム

45:名無しさん@ピンキー
10/12/14 10:58:14 vGoQdnUw
しかしAVRMMOなんて出来たら、風俗産業は涙目なんてものじゃない気が……

46:名無しさん@ピンキー
10/12/14 14:41:42 2xcO3NJd
むしろVRに成った事で取締りからすり抜け易くなるし従業員の健康管理も楽になる
さらに嬢の外見は幾らでも作れるからリアルでどれだけブサでも問題無くなるし
とメリット尽くめです本当にありがとうゴザイマシタ

47:名無しさん@ピンキー
10/12/14 15:26:33 zLmmhwYr
誰が風俗にわざわざ金払ってまで行くんだよ

48:名無しさん@ピンキー
10/12/14 16:09:03 Sv8uZwaq
それでも本物の感覚を求める人は求めるんじゃね?
キリトとかアスナレベルになったら本物と変わらない感覚もってそうだけど

49:名無しさん@ピンキー
10/12/14 22:22:32 7ftPJsNX
エロゲがVRで進化したら風俗いらなくね?
高級娼婦は無くならないと思うけど、安い風俗は軒並み潰れる予感。

一つ疑問に思ったんだが、フルダイブ中に性的興奮を覚えたとして射精出来るんだろうか・・・?
夢精みたいな状態になるならそれもそれで困るが。

50:名無しさん@ピンキー
10/12/14 23:04:05 hDtkcACo
1巻から読み直してんだが、倫理コード解除を知らなかったキリトさんは
性的情動を感じるのはほぼ二年ぶりだったわけで……解除した瞬間に絶頂とかあり得そうな気が。

51:名無しさん@ピンキー
10/12/15 04:13:03 6+WIEIj8
むしろアスナは解除して何をしていたのか

52:名無しさん@ピンキー
10/12/15 04:25:40 0sTpT7jR
投下マダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
前スレ最後の盛り上がりはいずこ

53:名無しさん@ピンキー
10/12/15 08:57:40 9hiGhDQn
>>50
若い衝動に悶えてたようなことは言ってたから、欲求はあるけど性的刺激だけがカットされてたんじゃね?
それでよくシリカとかリズとかと同衾して大丈夫だったもんだ

54:名無しさん@ピンキー
10/12/15 09:46:07 cDd9gbmG
ヒースクリフってずっと賢者モードだったのかな

55:名無しさん@ピンキー
10/12/15 12:07:19 Kc8seYBM
現実に戻れば凛子さんが……

56:名無しさん@ピンキー
10/12/15 18:31:39 QDLOG6UA
他の事に集中してりゃ意外と忘れられるもんだよ。
人間ってのは他の欲求が満たされてこそ性欲が意識できるわけで。
忘れられるくらいでないとゲームのストレスには耐えられない、とも言えるかもな。

ただし純肉体的な本能として言えば
生命の危機に際して勃起したり射精したりする例もある。

ただしゲーム内では純肉体的な感覚は切り離されているものなので
直接的にムラムラとかは来ないものなのかも知れん。

人為的に神経信号をエミュレートできても
実際の肉体からの自然な信号がないという事は
様々な感覚を失う事でもあるらしいからな。

57:名無しさん@ピンキー
10/12/16 04:54:26 MSJoqdXh
普通にキリト×アスナを書こうとしてるんだが、どうもアスナのキャラがよく分からない。
Web含めて作中の心情や動静を見ると、完璧超人の菩薩キャラのようで、どこか壊れた人間性も見え隠れしてて、
ある意味女版キリトのようなアクティブの塊のようなキャラ性もあるようにも思える。
各場面場面においてどういうリアクションを取るのが「アスナらしい」と言えるのかパっと浮かんでこない。浮かんできてもしっくりこない。
キリトさんの行動パターンならすぐ浮かんでくるんだけども。

いったいアスナって何キャラなんだ。

58:ユカラカキ ◆57bPn7v4tg
10/12/16 11:58:03 VsOcFMGO
前スレで領主さんズのSSを投下すると言っていた者です。
その前に、昔某所で書いたリズの話が加筆修正し終わったので、こちらを投下したいと思います。
(昔、読んだ方もいると思いますが、諸般の事情により内容は微妙に変わっています)

短い話ですが、前編エロなし、後編エロエロということで分けさせてもらいました(後編は今日の夜か明日に投下します)。

内容はキリトxリズで、外伝「心の温度」のIF話です。

59:「カラダの温度」 ◆57bPn7v4tg
10/12/16 12:01:06 VsOcFMGO

(Sword Art Online 二巻 『心の温度』、リズベットとキリトが手を繋ぐシーンからのIF)


「ね……手、握って」
 体を左に向け、ベッドロールから自分の右手を出して、隣に差し伸ばす。キリトはわずかに黒い瞳を見張ったが、やがて小声で「うん」と答え、おずおずと左手を出してきた。指先が触れ、二人ともぴくっと引っ込めてから、再び絡めあう。
 思い切ってぎゅっと強く握ったキリトの手は、さっき飲んだスープのカップよりもずっと温かかった。手の下側は氷の地面に触れているのに、その冷気をあたしは全然意識しなかった。
 人間の温かさだ、と思った。この世界に来てから、常にあたしの心の一部に居座り続けていた心の渇きの正体が、今ようやく解かったような気がしていた。

 しっかりと手を繋いだまま、あたしは微笑み―勇気を出してキリトに言った。

「して……いいよ」

 この世界で初めて知った温もりを……もっと感じたい。
 女のあたしから誘うのは躊躇いがあったけれど、キリトの性格じゃ絶対に手をだしてくれないだろう。だから自分から行かなきゃ。

「え?」

聞こえなかったのか、不思議そうな顔をするキリト。その惚けた表情に愛おしさを感じると共に猛烈な恥ずかしさも襲ってくる。
「だ、だから、シテいいんだってば!」
「だから、何がいいんだ??」
この状况で本気で解ってない?!そう理解した瞬間。
……かち――ん、と来た。
「だから!エッチしてもいいって言ってるの!」
頭に血が上ったせいか、あたしはとんでもない事を大声で叫んでいた。


60:「カラダの温度」 ◆57bPn7v4tg
10/12/16 12:02:46 VsOcFMGO

「え……エッチ?!」
 キリトの顔がみるみる内に赤くなってゆく。
 それ以上に赤くなっているであろうあたしは、彼を睨みつけたままそれでも小さく頷く。
 滅茶苦茶―恥ずかしい。

 お互い赤くなったまま、数秒。

「……で、できる……の?SAOで」
 キリトのギクシャクしたその言葉で、彼が本当に何もかも知らず、あの雰囲気でさえ"そういうこと"を思い浮かべられなかった事が解かる。 
 途端、あたしから怒りがすぅぅっと引いてゆく。代わりに羞恥が更に体温を上昇させる。
「知らなかったんだ……」
「知りません……」
 少し、呆れてしまう。戦闘に明け暮れている攻略組はそんなものなのだろうか?……いや、と頭に浮かんだ攻略組みの親友を思い出して心の中で苦笑する。
 あんな真面目な子でさえ、真っ赤になりながら倫理コード解除設定について質問してきたのだ。キリトだけが特にこういう情報に疎いのだろう。
 
「オプションメニューのふかーいところに、倫理コード解除設定があるの……まったく」
「その……経験がおありで……のわぁぁぁ!」

 最後まで言わせず、体を起こしてキリトの顔面へパンチ。当然、避けられたけど。
「あ、危ないって。ここ圏外だから、オレンジになるだろっ」
「あんたが失礼なこと言うからでしょ!こ、このうら若き乙女にむかって!」
 ベットロールから上半身を上げた状態のキリトへ今度は軽くタックル。―その胸に顔を埋める。
「リズ……」
 キリトの腕があたしの背中に回る。温かい。
「もっと……強く、抱いて……」
ぎゅっ、と腕に力が込められ、体の芯がびりびりと?れた。
「はぁっ……」
堪えきれず、深い吐息を漏らす。

61:「カラダの温度」 ◆57bPn7v4tg
10/12/16 12:03:56 VsOcFMGO

「キス―したい、からさ」
「うん」
 お互い倫理コードを解除してゆく。なんだか服を脱ぐより……恥ずかしい。
 ぴとっと頬をくっつけても、唇でなぞっても無粋な警告は出なくなった。感覚が微妙にリアルになっている。
 初めて同士。そう思うとゾクゾクと多幸感が身体中を走る。

 ちゅ。

 軽く、あたしとキリトの唇が重なる。
 温かさが、唇から……キリトと触れている全てから伝わってくる。
 
 ちゅぴ、ちゅぷ。

 唇を開くと舌が入って来た。おずおずと舌を差し出してキリトに味わってもらう。
 うっとりとするような痺れが舌先から流れ込んできてキモチイイ。
 身体の奥が燃えるように熱くて、じんわりと足の間が……。

「ファースト、キスなんだからね」
 つぅっと糸を引いて唇が離れると、あたしはそう言ってキリトを甘く睨んだ。
 もう"経験がおあり……"なんて言わせないぞ、と。
「ごめんってば」
 誤魔化すように、またキス。今度はキリトのベッドロールに引き寄せられてサれた。強引なそのキスにまた、あたしの心と身体は熱く火照る。
 キリトの舌とあたしの舌がエッチな動きで絡まっている。
 唾液が交換されて味が脳内に再生される。―オイシイ。
 
「ねぇ、キリト。……ねぇ」
 甘い声が出てしまった。もう、あたしの頭の中はキリトともっと深く繋がりたいという思いでいっぱいだった。


62:ユカラカキ ◆57bPn7v4tg
10/12/16 12:05:09 VsOcFMGO
次回、エロに入ります。


63:名無しさん@ピンキー
10/12/16 12:53:30 5eKdF68p
GJでした
圏外だからオレンジのくだりで処女喪失は大丈夫かとか思っちゃったが、膜がないから問題ないのか
後編全裸待機してます

64:名無しさん@ピンキー
10/12/16 16:08:28 E81QahGh
冬に全裸待機は辛いぜ

65:名無しさん@ピンキー
10/12/16 22:01:14 2cllxms6
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!
リズさいこおおおおおおおおおおおおお

66:名無しさん@ピンキー
10/12/16 23:11:18 emVYuHiR
早く
寒い

67:名無しさん@ピンキー
10/12/16 23:20:10 emVYuHiR
すま
sage忘れ

68:ユカラカキ ◆57bPn7v4tg
10/12/17 03:46:16 DWM5yk6P
遅れました。後編投下します。

69:ユカラカキ ◆57bPn7v4tg
10/12/17 03:47:16 DWM5yk6P

 キリトに抱かれたまま身体を密着させる。
 唇を重ねながら舌を絡め続けていると、我慢できないというようにキリトの手があたしの胸をまさぐり始めた。 
 はっきりと故意と解かるその指の動きは、倫理コードが解除されていなければ何も感じない上に、キリトを一発で黒鉄宮の監獄へ転送する為のボタンが表示されていただろう。
 けれど、今は―。

「ふぁ……ぁ」

 キリトの指が動く度にエッチな声が出てしまう。
 今まで開放されることが無かったあたしの……性感が、身体中を敏感にさせていた。きっとキリトもそうなんだろう、瞳が熱に浮かされたようにぼやけている。あたしに、欲情してくれている。
「リズ……」
「ぁっ、ぁ、そこ、だ……め」
 服の間から胸の先端を擦られただけで、甘い痺れが全身を走ってゆく。とろとろとエッチな液体がショーツを濡らし始めてるのが解かる。
 キリトの硬いモノが、あたしの足に当たって自己主張している。
「ね、熱い……から、その―脱が……」
「お、倫理コード解除すると服も脱がせるようになるんだ」
「ちょっ、こらぁ!ヘンな脱がし方……ぁぅぅ」
 乱暴な脱がし方なのに、スルスルと脱がされてしまう。装備扱いの服は倫理コードが解除されると、脱がす方向に力を入れると簡単に脱げてしまうらしい。妙なところで親切設計だった。

70:「カラダの温度」 ◆57bPn7v4tg
10/12/17 03:48:17 DWM5yk6P

 そのお陰で、あたしは簡単に裸にされてしまう。……なのにスカートとソックスだけ残しているのはキリトの趣味?
 ぐっと足が割り開かれると、冷気があたしの大切なトコロに触れて、ゾクリと身体が震える。熱いのに寒い。
 キリトの喉がコクリと唾を飲み込んだ。一瞬でさっきの余裕がなくなっていた。
「リズ、俺……その……」
 興奮のあまりかすれた声が聞こえる。そのキリトの瞳はあたしの一番恥ずかしい場所を凝視している。
「あ、あまりみない……で」
 それでも足は閉じることが出来ない。羞恥と同時に"キリトに見られている"というだけで身体が動かないから。もう、あたしのソコは小さく収縮してトクトクとえっちな液体を染み出させ続けている。
「あ……ああ」
 キリトが慌てて自分の服を消してゆく。あたしのは脱がせたのにずるい、と心の隅で思いながら、ピンク色に染まった頭で"その時"を待った。

「―リズ」

 キリトの優しい声と同時に、熱いモノがあたしの秘所に当たる。

キリトがあたしの中に入ってくる……。
そう思うと、入り口に触れられただけなのに、奥から溢れてくる蜜が止まらない。
「リズ……」
「うん、つながろう……もっと深く」


71:「カラダの温度」 ◆57bPn7v4tg
10/12/17 03:48:50 DWM5yk6P

  ずぷ。ずぶずぶ……ぐちゅ。じゅぷ……。

キリトのがあたしの中に少しづつ沈んで行く度に、口でした時以上のイヤラシイ音が聞こえてくる。でも、あたしはその音に恥ずかしがるどころじゃなかった。
「ふぁぁ……ぁ」
キリトと繋がってる箇所から、これまでとは比べ物にならない程、強く甘い痺れが湧き上がって頭と身体が溶けそうになる。
 無意識にキリトにしがみ付き、もっと深く感じようとしている自分の動きで、ソレが快感だと気づいた。
「うそ……やだ……やぁぁ、あたし、初めてなのに……気持ちよくなってる……」
初めては痛いもの。雑誌やマンガで得た知識がぐるぐる回る。
あたしは初めてでこんなに感じてしまう、えっちな子だったのだろうか?
SAOと現実が違うことすら今の私には思い至らなかった。
 そんな不安を抱えたまま、でもキリトのモノを深く咥えこもうと、腰だけははしたなく動いてしまう。

「リズ、うぁっ……だっ、め、だって、動いたら俺……」
「はぁ……んっ、ゴメン、止まらないの……キリトの気持ちいいよぉ……」


72:「カラダの温度」 ◆57bPn7v4tg
10/12/17 03:49:33 DWM5yk6P

ぐちゅ、ちゅぷ、ちゅぽ。ずぷぅ。

 あたしの中にキリトのものが押し入り、引かれる度に、強烈な打撃のような感覚が走る。
 それに浚われないよう、耐えるため肩にしがみつく。
ふと、キリトとあたしの結合部を見ると、無毛の性器同士が繋がっているのがはっきりわかる。
あたしの……快感で大きくなってしまった肉の芽の下にある割れ目を貫いて、トロトロの液体が絡んだままぐちゅぐちゅ音を立ててる。

「ぁぁ……ヤラシイ……で、でも……気持ちよくって、キリトぉ、ホントにあたし初めてなんだからね。キリトだから、キリトのせいで、こんなにえっちになってるんだから!」
「解ってるって……リズ」

宥めるようにキリトがキスをしてくれる。キリトの優しい瞳、言葉……大好き、愛してる。
もう、あたしの思考はとろとろに溶けていた。それでもキリトを感じるために動かしている腰はとまらない。
……恥ずかしい、でも幸せ。
「俺もう……っ」
キリトの切羽詰った声。あたしで感じてくれてる。そう思うだけで、幸福感と快感で身体が震える。
「いいよ、キリト。あたしの中に」
キリトの突き上げが強くなる。突かれる度にまだ成長途中のおっぱいも少しだけ跳ね回る。時々、先端がキリトの胸板に当って、頭の中に火花が散る。
「リズっ!」
「あっ……ふぁ……溶けちゃう……溶けちゃうぅーーー!!」
キリトが熱い液体をあたしの中に注ぎこんだ瞬間……あたしもキリトを抱きしめながら絶頂を迎えた。


73:「カラダの温度」 ◆57bPn7v4tg
10/12/17 03:50:35 DWM5yk6P

◇ ◇ ◇

エピローグ

……朝。
眩い朝日を感じ、あたしはゆっくりと瞼を開いた。見渡すと既に周囲には白い光が満ちている。
「ゆ……め?」
段々、意識がはっきりしてくると……昨夜のコトを思い出して全身が一気に赤くなる。夢なんかじゃ、ないことはぐちゃぐちゃになったキリトのベットロールが証明していた。まだ、ベットリと濡れてる。
「……!!」
感情表現が豊かなSAOのシステムだから、頭から湯気くらい出ているかもしれない。
慌ててキリトを探すと、彼はランタンの炎でお茶を沸かしている処だった。そして、あたしと視線が合うとほんの少し赤らんだ顔で微笑んだ。
「……おはよ」
「おはよう」
 我ながら恥ずかしそうな小さな言葉に、キリトも照れたような朝の挨拶を返す。
 

 
 湯気が立ち上るお茶を啜りながらあたしはキリトを見つめる。
「ねぇ……」
「ん?」
「……このまま、ここから出られなかったらどうする?」
「毎日、リズとエッチして暮らす」
「―なっ!?ば、ばかっ!えっち!!」
 くつくつと笑っているキリトの腕を肘でつつく。
「……でも、それも悪くないね……」
 言って、頭をキリトの肩にもたれかける。途端、キリトの顔が近づいた。
 あたしは素直に目を瞑り、キリトに唇を委ねる。 


 今日はずっと、倫理コードを解除したまま過ごしてしまいそうだ、なんて思いながら。


74:ユカラカキ ◆57bPn7v4tg
10/12/17 03:55:13 DWM5yk6P
これで終了です。

尚、この後、キリトとリズの関係は本編の流れに戻って行きます。
リズはHしたとしても友情を選んだと言うことで。

ただ、ズレた歯車はまた違う方向に運命を動かして―っという展開をまた後日書きます。

前スレで書いた領主さんズの話はもう少し後になります。
(一応、話を繋げる予定なので)

75:名無しさん@ピンキー
10/12/17 06:11:08 j/GuLhZG
㌧。通勤電車の中で読むわ~

76:名無しさん@ピンキー
10/12/17 08:31:56 wuk5vRm1











・・・・・・ふう



77:名無しさん@ピンキー
10/12/17 09:51:56 VIEJwfkX
>>74
GJだぜ!

78:名無しさん@ピンキー
10/12/17 11:07:55 0yS+KKHI

あと領主サンはとてもえらい、間違えたエロイ

79:名無しさん@ピンキー
10/12/17 12:33:33 XTLpe/g/
よかったぜ
次作も楽しみに待ってる

80:名無しさん@ピンキー
10/12/17 21:59:51 pU88kDZK
エロいわ!

81:名無しさん@ピンキー
10/12/18 00:29:34 opGiwb+U
>>74
最高に良かったわ。九里さんが書いたキリト×アスナよりずっと良かった。

あと、
「あ、危ないって。ここ圏外だから、オレンジになるだろっ」
のセリフがキリトらしくうまいと思った

82:名無しさん@ピンキー
10/12/18 00:36:53 iTOrVeQ+
こういうこどもがいるんじゃ早晩糞スレになるだろうな

83:アスナ×触手
10/12/18 01:09:15 ClZ1z/m5
結婚後のアスナです。1巻の内容だけど、なぜか書きたくなったので書きました。

84:アスナ×触手
10/12/18 01:09:55 ClZ1z/m5
アインクラッド第二十二層の森で、アスナは果物や木の実を脇に抱えたバスケットに詰め込んでいた。
葉を透かして降りてくる陽光に目を細めると、ほっと一息ついて誰が切ったのか、切り株の上に腰を下ろす。
「いっぱい採れたなあ……キリトくん、喜んでくれるかな」
釣りに出かけて食材を釣って来てくれるキリトに申し訳なさを感じ、はるばる森まで足を踏み入れたのだ。あの黒髪の剣士は心配そうにしていたが、アスナだって負けず劣らずの名にし負う一流プレイヤーなのだ。
被った麦わら帽子を取ると、栗色の長いストレートヘアがそよ風にたなびいた。葉っぱがくるくると飛び上がっていく様を、はしばみ色の大きな瞳が追いかけていく。
森の中は温かみがあって、それでいて静謐だから居心地がいい。湖のほとりにキリトと一緒に購入したログハウスは言うまでもないが、木に囲まれているというのは、存外に気分がいい。
都会育ちのアスナにとって、見渡す限りの緑は新鮮で鮮烈だった。これが現実なら、とてもじゃないがノースリーブでは出歩けないだろう。虫に刺されるだろうし、葉っぱなどで肌を切ってしまうかもしれない。
仮想のもたらす心地よさ―草木の香りや土の匂い、陽の暖かさや風の涼しさは、電気信号の変換だと言ってしまえばそれまでだが、いま感じている全てだということに変わりはない。
肥沃な大地の香りに鼻腔を膨らませると、穏やかな空気がアスナの中を通り抜けていく。
キリトと二人で、ピクニックや散歩に来るのもいいかも知れない。手をつないで歩く姿を想像したら、アスナの頬が緩んで幸せそうな笑顔をつくった。
「よし! もっとたくさん集めて、おいしい料理を作ってあげよ」
すくっと立ち上がって帽子をかぶると、バスケットを片手にアスナはどんどん森の奥へと足を進めていく。
身の丈ほどもありそうな葉っぱを押しのけていくと、少し開けた場所に出た。目の前には太くて大きな木がどんと構えていて、枝には黄緑色の果実が生っていた。
「おいしそう。キリトくん、ああいうの食べるかなあ」
アスナは手を伸ばしつつ、木の枝に近づいていった。背伸びをして果実を取ろうとするのだが、よろけてしまい、足が何かにぶつかった。ガサガサと葉っぱが揺れたかと思うと、真下から触手が伸びあがってアスナの四肢を絡め捕った。
「きゃあッ!?」
突然のことだったので、レイピアを引き抜く余裕もなかった。地面からは身体が浮き、宙に吊り下げられている状態だ。
触手型のモンスターのようだが、二十二層にモンスターはいないと聞いていたからまったくの無警戒だった。じたばたと暴れるも、踏ん張りどころのない空中では、力が全くかからない。
どう対応したものかと逡巡していると、新たに伸びてきた触手がアスナの剥き出しの肩を撫でた。ぬるりとした感触に、背筋がぞっと冷えた。
アスナの恰好は花柄のチュニックワンピースで、ノースリーブのためか肌の露出が多い。このままではダメージを負ってキルされてしまう―。
脳裏に浮かんだのは、キリトの顔だった。先日、結婚をし、夜をともにしたパートナー。そんな彼の心配を裏切ってしまった罪悪感が胸に去来した。
「このッ……!! やあ!!」
力任せに手足をばたつかせても、触手は微塵も緩まない。解決策が見つからない間にも、わらわらと数本の触手がアスナの周りでうねうねとその先端を揺らしている。
どこから伸びてきたのかと、真下を見ると、ラフレシアのような巨大な植物が大口を開けていた。オブジェクトはグロテスクで、毒々しい紫色だ。その口から触手は生えている。
二の腕や太ももにまとわりつく触手は、植物の蜜のせいなのか妙にぬめっとしていて気持ちが悪い。
ネットサーフィンをしていると、見たくなくともこういう触手が女の子を襲っている画像が目に入ってくることがある。アスナはそれに吐き気すら覚えたが、いまほどではなかった。
生理的に受け付けない感覚が、肌の上をナメクジのように這いずり回り、思わず手に巻きつく触手を掴んでしまう。グミを握っているような弾力がある。それが余計に受け入れがたかった。
身じろいでいると、一本の触手がアスナの胸をつんつんと突いてきた。すると追随するように触手が伸びて来て、アスナの胸をぺたぺたと触っていく。
「やっ……やめて!!」
狂おしく絶叫するも、そもそもあらゆるモンスターはプレイヤーの言葉に耳を傾けたりはしない。動物を説得するに等しい、無意味な行為だ。


85:アスナ×触手
10/12/18 01:10:32 ClZ1z/m5
先端を舐めるような動きを見せる触手に、アスナは戦慄を隠せなかった。吐き気と背筋に走る冷たいものが身体を震わせる。
太ももに巻きついた触手は、螺旋を描くようにぬるぬると這いあがってきて、もっとも触れられたくないところに触れた。
「…………ッ!?」
湿った感触が下着越しに伝わってくる。アスナは太ももを閉じているのだが、掴みどころのない触手はするすると太ももの間から顔をのぞかせる。内ももを通る粘り気に全身の産毛が逆立った。
アスナは薄目で自分のヒットポイントバーを見やり、驚きに目を瞠った。バーはモンスターに襲われているにもかかわらず、一片たりとも減少していなかった。
どういうことだろう。これはモンスターではないのか……?
身体中を走るおぞましさは感じるし、こいつらの見た目はどう鑑みても敵のそれだ。数いるモンスターの中には、触れているだけでHPを削っていくタイプもいるが、攻撃されてHPの減らない的には相見えたことがなかった。
ともかく、一刻も早くこの状況を脱しなければならないのだが、縛られていてウインドウメニューを呼び出すこともできなければレイピアを引き抜くこともできない。まさに刀折れ矢尽きた状態だ。
アスナの逡巡を見透かしたように、触手が次々と伸びて身体を締め上げてくる。大腿部やお腹を強い力で締め付けてきて、自分の筋力パラメーターでは如何ともしがたかった。
意志あるように蠢く触手が服の中に侵入を開始した。脇や裾から蛇のようにするりと直接肌を舐めまわしてくる。
「ッ……!! い、や」
ワンピースだったからブラジャーは身につけていなかった。そこを触手が目ざとく攻撃してくる。生温かな湿った異物が、アスナの乳首を執拗に弄ぶ。
触手は胸だけではなく、下着の中にも手を伸ばしていた。ねっとりとした物が股間を擦ってきて、全身が粟立った。反射的に閉じようとした脚を掴まれ、大きく広げられる。手はバンザイをしているように絞められている。
「んっ……あっ…………くうっ……!!」
胸や股間を弄られる恐怖に、思わずアスナは瞼を下ろす。皺の寄った眉間にはぽつりと汗の玉が浮かんでいて、冷や汗が触手の粘液と混じっておぞましい感触を生み出す。
そろそろと一本の触手がアスナの眼前で揺れる。先端には小さな穴が開いていて、そこからあふれ出る粘液が涎を垂らしているみたいだ。そいつがアスナの唇に触れると、
「……ッ!!」
目いっぱい口を開けて噛みついた。歯を立てて噛み千切ろうとするのだが、ゴムを噛んでいるようでまるで効果がない。
触手は噛まれたまま、ぐちゅりとアスナの口腔に食指を伸ばして蠕動する。
「! やあ…………ンんンッ!!」
アスナはなおも顎に力を込めて噛みつくのだが、触手はなんてことなしに蠢いては粘液を垂らしていく。舌が触手に絡め捕られ、唾液と粘液が口の中で混ぜ合わさって溢れかえる。
口元から混然となった液体を零しながらも、アスナは吐き出そうと舌で触手を押し返す。
暖簾に腕押し柳に風で、逆に舌を刺激されて、奥まで突っ込まれてむせるばかりだ。
「ん、ごほっ……えっ……ぷぁッ」
アスナに絡みつく触手たちは、常に動きを止めない。手の中で握った触手のにゅるにゅるとした動きは、まるでアスナに扱かれているようだ。
触手の先端から出る液体が胸を汚し、滑りが良くなった分乳首を執拗に弾いてくる。股間も同じで、下着はすでにアスナのものか触手の体液かでぐじゅぐじゅに濡れていた。
クリトリスと割れ目を刺激しながら、蛇のように股を這いずり回される感覚に、頭から足先まで痙攣する。
「んっ……ンんンんンんっ!! ぷぁ、んぶっ」
アスナの胸が寄せられ、その間の溝を触手が蠕動しながら往復する。胸の間にわずかに挟まった触手が擦れる感触が、おぞましくて嫌悪と恐怖にそそけ立った。
ワンピースがあらゆる方向に引っ張られて、徐々に破れていく。布の引き裂かれる音がかすかに聞こえ、アスナの裸身が白日の下にさらされた。
陽光を照り返す白い柔肌は、いまは触手が吐き出した粘液でべとべとになっている。下着も剥ぎ取られ、その中でぽっかりと開く穴に触手が先端を宛がった。


86:アスナ×触手
10/12/18 01:11:11 ClZ1z/m5
「……ッ!! ンぶッ!! ンんン!! ンッ―!!」
アスナは涙を流しながら、頭を振って必死に抗おうとする。強靭な触手はそれを許さず、アスナの身体を強烈な力で絞めて、縛りつける。
禍々しい紫色のグロテスクな物体が、膣を割って入って、アスナの中に侵入してくる。
前戯がしつこいほど長かったのと、触手自体の粘性のために、抵抗なくアスナは触手を受け入れてしまう。
そうだ。そもそもどうしてアスナは触手にいやらしいことをされているのか。
先日、キリトと夜をともにするにあたって、アスナは倫理コード規制を解除していた。キリトと触れあうための障害でしかなかったそれは、二十二層に来てからは設定しなおしてなかった。
セックスなどの行為では……HPは減らないのか。
アスナはいまさらながらに考えに至ったが、時はすでに遅かった。
深くまで入り込んできた触手は、キリトのモノとは太さも長さも比べるまでもなかった。より押し拡げられた膣は、どうしようもなく触手を締め付ける。分かりたくもない触手の全貌が、肌身を通じて分かってしまう。
「ン――ッ!!」
膣壁を擦りながら、触手がぐるぐると回り出す。今まで感じたこともない出鱈目な衝撃に、アスナはわれ知らずに身体をのけぞらせる。
ピストン運動に回転が加わり、それでいて蠕動すると言うのだから与えられる刺激は計り知れない。人間相手では到底ありえない動きに、アスナは全身をなぶられているのを感じる。
こないだ……キリトくんのを感じたばっかりだったのに。
黒髪の剣士の体温や匂い、指の細さ、何よりも身体を全身で感じたのに。
あの感覚がまだアスナの中に残っているから、この触手が与えてくる感覚を否定できなかった。デジタルだけどデジタル以上の実感をアスナは持ってしまう。
宙づりにされていたアスナは、現在はラフレシアのような花弁の上に載せられている。手は相変わらずバンザイをしているようで、広げられた脚の間では触手が蠢いている。
口と膣を塞がれたアスナは言葉を発することもできずに、ただ群がる触手に蹂躙されるだけだ。
手の中をにゅるにゅると動いていた触手がかすかに震えると、アスナの髪に向かって白い液体を吐き出した。栗色の髪をねっとりと汚していく液体は、まるで男の出す欲望のようだった。
アスナは目を閉じて必死に触手の蠢動に耐えていてそれには気付いていない。
膣の中を掻きまわされると、アスナの女の部分が過敏に頭をもたげてしまう。すでに何度か果てていたが、触手はそれでも動きを止めない。アスナの体液を貪るように、どんどん膣を嬲っていく。
アスナはもはや抵抗する力を失っていて、口の中はもう唾液と粘液で溢れていた。口角から顎を伝って液体が垂れる姿は、淫靡で艶っぽかった。
口を膣に見立ててピストンしてくる触手も震え始めると、勢いよく口の中で白い液体を吐き出した。
さすがのアスナも驚愕に目をも開くも、打つ手がないので嚥下するしかなかった。それでも飲み切れない液体が、口の中の物と混じり合ってこぼれ出る。
蜜なのか、それは甘くて蜂蜜みたいだった。
触手は口の中だけでは飽き足らずに、アスナの顔にも白濁を吐き出していく。小作りな美貌を精液にも似た液体が滴る様は、欲望のはけ口にされた囚われの姫君といった様相だ。
アスナは肩で息をしながら、呆然と遠い目をしている。
触手はクリトリスを刺激しながら、中でも暴れまわる。もう普通で満足はさせないと言わんばかりに、触手だけに許された動きをしてくる。
アスナは全身を汚されて、徐々に何かが出そうな感覚に身を襲われる。それはキリトと繋がっている時に感じた、あの人だけに許したつもりのものだ。
「……い、やっ…………こんな、化け物に…………イかされる、なんて」
忌々しげにつぶやくアスナだったが、ぐったりと投げ出された手足では抵抗も空しい。ただ犯されるだけで、しかし終りがいつなのか分からなかった。触手は無限の勢いで数を増やしていたからだ。
自分の中で、触手が膨れてぷるぷる震えているのが分かる。
「あアッ…………クううッ―――イやあッッ!!」
勢いよく、アスナの中を液体が満たした。どくどくと子宮まで届きそうな勢力で、中で粘液が流動するのに、アスナは身体をびくびくとのけぞらしながらエクスタシーを感じていた。
「あうううううう…………ッ!!」
全身を痙攣させて、やがて触手が出て行ったあとも、アスナはその余韻でしばらくは頭がまっしろになったままだった。


87:アスナ×触手
10/12/18 01:12:54 ClZ1z/m5
その後、アスナは花のベッドの上で何度となく触手と交わった。体力ゲージは減ることはなかったが、精神力のゲージがあったらとっくに尽きているだろう。
全身をどろどろの液体にまみれさせたアスナは、虚ろな瞳で横たわっている。その間にも、触手は彼女の口や膣に入り込んでは、好き放題に白濁を吐き散らしていく。
ただ人形のように犯され続け、体力も減らないのでイき続ける。無限地獄の中で、アスナはキリトに謝っていた。
キリトくんごめんなさいキリトくんごめんなさいキリトくんごめんなさいキリトくんごめんなさいキリトくんごめんなさいキリトくんごめんなさいキリトくんごめんなさいキリトくんごめんなさい。
アスナは快感に溺れていた。心地よい絶頂が休む間もなく身を襲い、抑えがたい快楽がどんどん外に放出される。ただ気持ちよかった。死んでしまうくらいの快感だった。
全身を嬲られ、舐められ、辱められ、犯され、蹂躙され、アスナは触手に身を委ねていた。
決して現実では感じ得ることの出来ない快感に。

(終わり)


以上ですが、いかがでしたでしょうか。
機会があれば、朝田詩乃/シノンも書きたいのですが……リアルでの詩乃はともかく、GGO内でのシノンははたしてどう描けけばよいのやら。
個人的にはリーファで一本したためたいですね。ネタがないのですが……。
なにはともあれ、感想なんぞを聞かしてくれると嬉しいです。

88:名無しさん@ピンキー
10/12/18 01:26:49 opGiwb+U
まさかの三夜連続更新キター

89:名無しさん@ピンキー
10/12/18 01:33:26 3O648/Q+
新しい職人さんキター
巧いっすね
リーファには是非キリトさんとのらぶらぶキボン

90:名無しさん@ピンキー
10/12/18 01:43:38 eQHIuu0r
乙乙
このアスナをみたキリトの様子も見てみたいw

91:名無しさん@ピンキー
10/12/18 02:19:38 y+h2gzfB
触手gj!

92:名無しさん@ピンキー
10/12/20 22:54:14 vICtoDGE
職人ズありがとう

93:詩乃×恭二
10/12/21 19:56:51 KTO55Mvg
上でアスナ×触手を書いた者です。
ちょっと長いかもですが、詩乃と恭二で書きましたのでお付き合いくだされば幸いです。

94:詩乃×恭二
10/12/21 19:57:50 KTO55Mvg
詩乃は闇の底でゆっくり瞼を開けた。目の前に、白く、華奢で、しかしどこか強い手が差し出されている。
そちらを見上げれば、サンドイエローのマフラーを巻いた仮想の自分―シノンが不安げな表情で身を屈めていた。色の薄い唇が何かを囁きかけてくるのだが、まるで向こうの世界のように声は詩乃に届かない。
……だからってもう、どうにもならないよ。
先刻の呟きが詩乃の脚を掴んで、底なしの闇に引きずり込む。水面に揺れる光が遠ざかって、手足を動かせないほどの闇が視界を満たしていった。

恭二は、右手の注射器を詩乃の首に押し当てたまま、上半身からトレーナーを引き抜こうと試みているようだ。しかし片手ではうまくいかず、顔に苛立ちの色が見える。やがて引きちぎらんばかりに布地をぐいぐい引っ張り始める。
その動きに合わせて、詩乃の身体が左に傾く。途端に注射器の先端が肌を滑ってシーツの上に突き刺さったが、詩乃は生気の欠けた瞳でぼんやりとそれを見つめていた。
すべては無駄だったのだ。そう―これは現実ではない。無数に重なった世界の、たった一つの相で起きている取るに足らない出来事でしかない。きっと、それらの世界のうちには、《全てが起きなかった世界》もあるはずだ。
闇のなかでぎゅっと手足を縮め、小さく凝固した無機物へと変化しながら、詩乃の魂はひたすら暖かい光のなかで笑っている自分の姿を追い求めた。
だぶっとしたトレーナーに腕が引っ掛かり、挙手するように右腕が伸びた。支えなくトレーナーが引き抜かれると、あっという間にタンクトップ姿になっていた。
床にわだかまる冬夜の冷気が、詩乃の六畳間でこぽこぽと音を立てる加湿器が発生させる暖気と混じり合う。タンクトップにショートパンツというラフな格好の詩乃には肌寒いはずだが、何も感じない。
シノンである時に身に着けていたような、機能素材じみた光沢を持つ小面積の下着はつけてはいない。それどころか、詩乃はフルダイブ前にブラジャーを部屋の隅のカゴに放っていた。
恭二はタンクトップの上から、今度は確かな手つきで腹部を撫でさすってくる。
さっきまで目の前の少年の思い通りにさせず、また刺激せずに時間を引き伸ばそうとしていたのが自分だとは思えなかった。
今までの行為が嘘のように、詩乃は茫然と宙を見据える。そこには笑う自分や穏やかだった恭二、シノンを救ってくれた黒髪の剣士の姿が浮かんでいた。
腹部から手のひらが徐々に上に登ってくる。年相応に膨らんだ胸にちりっとした熱が走り詩乃が僅かに反応を見せると、恭二が下劣な笑みを浮かべて囁いてくる。
「朝田さん……僕の、僕だけの朝田さん」
熱に浮かされたように陶然とした声を漏らす少年を、詩乃はガラスを隔てたところから眺めていた。右耳下のかさついた指の感触や、さすられる胸の嫌悪感は感じるものの、自分がされているとは思わなかった。
詩乃は自分を殺して、男に押し倒された少女を俯瞰していた。
タンクトップはいつしか捲り上げられ、膨らみが晒されていた。恭二のささくれ立った指が直に胸に触れても、詩乃は表情を失ったまま微動だにしない。
跨られた太ももの上で、何か硬いものがむくむくと大きくなっていくのが分かった。恭二が興奮で勃起しているのだろう。
しかし詩乃はそれを嫌とも思わなかった。もはや何もかもがどうでもよく感じられたし、ならば恭二の好きなようにさせてやればいいと諦観していた。
恭二の手つきがより露骨になってくる。手のひらで包み込むようにして胸を揉んでは、乳首を親指と人差し指でつまんでくる。奇妙圧迫感に、詩乃は思わず目を瞑る。
瞼の裏には昨日から今日までに起きた、信じられないような出来事の数々が映し出されている。
GGOでキリトと出会ったところから始まり、アンタッチャブルゲームでの光景、BoB予選での屈辱、死銃のこと―。
めくるめく出来事に翻弄されながらも、詩乃はキリトと共に立ち向かったことで達成感を味わっていた。初めて一緒にいて安堵を憶え、膝に頭まで載せたことは、今までにはなかったことだ。
耳を塞ぎたくなることもあった半面、言い知れぬ喜びを感じたことも否めない。
そんな気が遠くなるような時間をかけた果てがこれだと言うのか。
沈殿していた意識が、ふわっと浮き上がってくるのを感じる。ゆらゆらと水面で揺れる光の粒が、だんだんと大きな出口のように面積を大きくしていく。
冷たく冷え切っていた指にほのかに灯りだした炎が、氷を溶かしていくように詩乃のしこりを取り除いていく。ぽっかりと開いていた胸の穴が、GGOでのことで満たされる。


95:詩乃×恭二
10/12/21 19:58:18 KTO55Mvg
詩乃は目を見開いて、屹然と胸元に顔を埋める恭二の身体の下に腕を潜り込ませると、突っ張るように腕を伸ばした。
微かに重みが遠ざかったものの、シノンであるならまだしも、現実の詩乃の力では痩せぎすとはいえ男の子である恭二をリフティングするのは容易ではなかった。
突然の抵抗に恭二は無意識で、詩乃の頭の横の注射器を手繰り寄せた。冷たい氷のような先端が首筋に当てられるが、詩乃は首を動かしてそれを避けた。
シーツに注射器が突き刺さった瞬間を逃さずに、詩乃は左手で注射器のシリンダーを強く握って、同時に右手で恭二の顎に掌底を喰らわせた。
蛙の潰れたような声を発して恭二は仰け反った。詩乃は何度も右手を突き出しながら、必死に注射器を奪い取ろうとする。だが、利き手で注射器を握る恭二と、滑りやすい部分を握る詩乃とでは、綱引きに有利と不利が画然と表れていた。
体勢を整えた恭二が右手を強引に引っ張りながら左手を振り回すと、その拳が詩乃の右肩をしたたか打ちつけた。
左手から注射器がずるりと抜けると同時に、詩乃はベッドの頭側から転がり落ちて、背中をライティングデスクに衝突させた。はずみで抽斗が一つ抜け落ち、中身を床に撒き散らす。
「なんで……?」
突き上げられた顎を押さえながら、恭二が信じられないといった眼差しを向けてくる。息を詰まらせた詩乃は喘ぎつつ顔を恭二と向き合わせる。
「なんでこんなことするの……? 朝田さんには、僕しかいないのに。解ってあげられるのは、僕だけなのに……ずっと、見守ってあげたのに…………」
その言葉を聞いて、詩乃は思い当たる節があった。
数日前の遠藤たちの襲撃から恭二が助けてくれたのは、偶然ではなかったのだ。詩乃の後を付け回して、GGOにログインしてシノンを迎えていたのだ。
有り体に言ってしまえば、ストーカー。
「新川くん……」張り付く唇を持ち上げ、詩乃は言った。「……辛いことばっかりだったけど……それでも、私、この世界が好き。これからは、もっと好きになれると思う。だから……君と一緒には、行けない」
立ち上がりざまに床に突いた右手に、硬いひやりとしたものが触れた。瞬時にそれが何であるのかを察し、手探りでグリップを握って、詩乃はゆっくりと重いハンドガンの銃口を恭二に向けた。
現実世界の詩乃の恐怖の象徴、シノン誕生の所以、GGOの縮図―モデルガン《プロキオンSL》。
意識せずとも、詩乃の見る景色ががらりと急変していく。
郵便局のリノリウムの床、観葉植物。
目の前のベッドで膝立ちになった恭二は、一度も去ることのなかった幻影に呑み込まれて、あの日の男に変貌した。右手に握った注射器は、旧式の自動拳銃へと容貌を変える。
そして詩乃の握るモデルガンもまた、忌まわしき諸悪の根源―黒星に様変わりする。
どうしようもない寒気に、全身の毛という毛が立ちあがっていく。嫌だ、もう見たくない。今すぐ、ここから逃げ出したい。でも逃げてもどうにもならない。
精神を揺るがせるアンチノミーが、板挟みのように詩乃の身体を釘付ける。
詩乃は軋むほどに歯を食いしばって、親指で銃のハンマーを起こした。構えられたプロキオンSLを凝視しながら後退る恭二は、怯んで瞬きを繰り返し、開いた唇から掠れた声を流す。
「……何のつもりなの、朝田さん。それは……それは、モデルガンじゃないか。そんなもので、僕を、止められると思うの?」
「これはもうモデルガンじゃない。トリガーを引けば実弾が出て、君を殺す」
恭二に照準を合わせたまま、じりじりと足を動かし、床を横切ってキッチンへと向かおうとしたのだが。
「朝田さんが……僕を…………殺す?」
恭二の愉快そうな声音に、背中を冷たい汗が伝った。歪んだ笑みに口角を引き攣らせている顔を、詩乃は惧れのこもった瞳で怪訝そうに見た。
「そっか…………朝田さん、まだ銃に拒否反応が出ちゃうんだね」労わるような、憐れむような、悄気た声で恭二が続ける。「シノンとしてGGOで強くなっても……意味がなかったんだ」
違う、意味はあった! 詩乃はそう叫ぼうとした。しかし、恭二は遮るように機先を制していく。
「朝田さん、その銃を見ることもままならなかったんだね……。モデルガンだって、言ったよね僕。ザスカーから送られてくるモデルガンは、弾が込められてないんだよ?」
モデルガンとは言え冷静な佇まいを崩さない恭二に、詩乃は絶句した。

96:詩乃×恭二
10/12/21 19:59:19 KTO55Mvg
いくらGGOで《ウルティマラティオヘカートⅡ》を巧みに操っても、現実世界で握るグリップの冷たさや銃の重さには耐えることが出来なかった。たまらずに脚から力が抜けて、眩暈がするからだ。
PTSDに対するプレイセラピーに似た克服方法を取ったまま、しかし詩乃は壁を突き破ることが叶わないでいた。
詩乃を戒めていたアンチノミーは恭二に取り払われて、両足にこめていた力がアースのように抜けていくのを感じる。
「ほら、僕他のプレイヤーの家に侵入したりして、モデルガンも検分したんだよ。いやーでも、精巧な造りは見事だよね、弾の入ってない銃は価値もないと思うけど」
泰然自若とした足取りで恭二が近づいてきて、銃を構えたまま震える詩乃を卵を羽毛の奥深くで護るようにそっと抱いた。人肌の暖かさに、詩乃はあっと声を漏らし、銃を取り落とした。
ふたたび目の前が真っ暗な闇に彩られていく。
詩乃は精一杯の力で恭二の胸に腕を押し当てて退けさせようとするのだが、青ざめた顔で視線を泳がせている状態では、満足な力はこれっぽっちも発揮されない。
強く手首を掴まれると身体を翻されて、ベッドの縁を背もたれに上半身をシーツに押し付けられる。今度は手首をがっちりと掴まれていて、自由なのは投げ出された脚だけだ。
しかし詩乃はもう抵抗するだけの気力を持っていなかった。
恭二の顔がぐっと近くなる。息が顔にかかって、その唇が控えめに詩乃に当てられる。すぐに離れたかと思うと、やにわに激しい口づけをしてきた。
貪るように舌が蠢き、唾液を絡め取りながら詩乃の口腔を動き回る。荒い息で鼻腔と口腔が満たされ、情熱的な音が、加湿器の音だけがこぽこぽと鳴る室内に響く。
糸を引いて舌が口から抜かれると、恭二が興奮していることが手に取るように分かった。
顔が首元に埋まると、そつなく舌を這わせ始める。首筋に宛がわれた舌の熱さが通り過ぎると、唾液に濡れたところに恭二の息がかかり一瞬で寒々しいものになる。
隈なく舐めようとしているのか、もぞもぞと耳の下で動く恭二の髪の毛がくすぐったかった。
恭二が掴んでいた手首を片手に任せると、空いた左手で詩乃のタンクトップを頭から抜いた。
剥き出された女性の象徴に恭二がむしゃぶりつく。縦横無尽に動く舌が乳首を捉えると、ころころと転がされる。ぴりっとした感覚に詩乃は顔を顰めて下唇を噛む。
ただただ不快な刺激だった。唾液の饐えた匂いが身体中から立ち上っていて鼻もちならないにも拘わらず、視界に入る銃のおかげで、詩乃は竦むばかりで抵抗さえ出来ない。
呆然と天井を仰ぐ詩乃の身体がどんどん自分のものでないような錯覚に襲われる。
意識的にこれは現実の詩乃ではなく、虚構でのアンリアルなデータの産物なのだと思い込む。私じゃない、私じゃないと呪詛のように言い聞かせた。
恭二の手がショートパンツに伸びると、男らしからぬ器用さでボタンとファスナーを外し、尻の下に手を入れて引っこ抜く。
下着があらわになると、初めて見る異性のリアルの下着に興奮しているのか、恭二が音を立てて唾を呑み込んだ。だらりと投げ出された脚を広げられると、まっさきに下着の上から触れてきた。
自分でだって見ない場所を、同級生の異性の男子に凝視され、あまつさえ触れられているという状況に、詩乃は恐怖を禁じ得なかった。
下半身を弄ってくる指の感触はたどたどしいが、どこが女性的な感度を帯びているのかは知っているらしかった。男の子なのだから、ネットで見たエッチなビデオなどから得た知識だろう。
手つきは不器用なくせに、一丁前に下着に指を擦りつける恭二を浅ましいと思った。
厭わしい刺激に顔を歪め、軋むほど歯を噛み締めながら耐える。銃を握ったことの拒絶反応か、身体が痺れたように動かないのだ。電磁スタン弾を撃ち込まれたみたいに。
ごわごわとした布の感触を押し付けると、恭二は下着に手をかけてそれもショートパンツと同じ要領で引き抜いた。最後の砦を崩されても、詩乃の身体は嫌悪に粟立つのに力が入らなかった。
「はあ……はあ…………朝田さん……僕の朝田さんの、身体」
鼻息荒く恭二がぼつぼつと呟くと、やにわに手首を強い力で引っ張られ、身体を起こされる。手首を両手に掴まれ床に押さえつけられると、脚を広げて身体を折り曲げた格好になる。


97:詩乃×恭二
10/12/21 19:59:38 KTO55Mvg
恭二は腹這いになると、詩乃の脚の間に顔を潜り込ませた。露出した性器に恭二の息がぶつかり、ぞっとしない。
「こんな匂いなんだ……朝田さんの」愉悦のこもった笑顔を浮かべながら、恭二がまざまざしく言ってくる。「なんか、ちょっと濡れてる……?」
恭二に調子に乗ったようにくすりと笑われ、詩乃の苛立ちが募る。
浅はかな男だと思った。生理的な反射を、鬼の首をあたかも自分が討ち取ったように調子づく男は、ろくでなしだ。だがそのろくでなしにいいようにされているのも事実だった。
恭二はひとしきり女性器を観察し、躊躇いがちに舌を這わせた。詩乃は反射的に脚を閉じようとしたが、恭二がそれを許さなかった。
「っ……! そ、そんなとこ舐めないで……汚い…………」
か細い声で詩乃が告げるも、恭二はその声と反応に増長する。
割れ目に僅かに舌が入り込み、押し付けられるように舐め上げられる。唾液の水気と吐息の熱気が、感じたことのない刺激を下半身に与えてくる。
「んぅッ…………ゃぁ」
さすがに手を振り上げようとするのだが、痺れがまだ身体を縛りつけていて、おまけに押さえつけられているので叶わない。腰を引こうにも、パイプベッドが邪魔して下がれない。
ぴちゃぴちゃと淫靡な音をわざとらしく立てながら恭二が舐めると、詩乃としてはどうしようもなく辱められてしまう。顔が紅潮し、耳にこびりつく水の弾ける音が、蚊の羽音のように不愉快だ。
舌がめちゃくちゃに動き回り、その熱狂さに身体の体温があがっていく。舌先が割れ目の少し上―クリトリスを探り当てると、詩乃のなかで何かが小さく弾けた。
「あッ…………!!」
腰から電気が走り、あっという間に頭から抜けていった。太ももが間欠的に内側にビクン、と痙攣していた。
「朝田さん……ここが気持ちイイんだ」
「ち、違っ―」
詩乃が間髪容れずに否定しようとするのだが、恭二はそれを遮るように舌を忙しなく動かし始める。
ぷっくりとソレが膨らむのを恭二は見逃さなかった。口を窄めて萌芽を唇で挟むと、甘く食みながら舌先で乱暴に刺激した。
「―んああぁッ……!」
電撃的な刺激が下から上へ走り抜けていく。雷が天から地へ落ちるのに対し、蕾が刺激されると文字通り天にも昇りそうだった。
執拗にクリトリスを舐る恭二の息が割れ目にかかると、ひくひくとそこが疼くのを感じる。お尻を生温かい液体が伝うのが分かったが、詩乃はそれが恭二の唾液であることを切に願っていた。
ふやけるくらいに舐め回されて、そのまま恭二は性器全体を口で覆うと、不意に強く啜りだした。
「うああああッ!?」
まるで内臓が出ていってしまいそうな感覚に溺れかけた。バイブレーターのように唇が振動しながら吸われると、全体が刺激されて生気まで吸われてしまいそうだ。
「じゅるるッ……じゅぶっぶぶっ―」
「あっあっアッ―」
強く吸われ、舌先がむやみやたらに性器に触れるたび、詩乃はおとがいを仰のかせた。顔がかくかくとあかべこのように上下するのを、恭二が見上げてくる。
最後に舌がブルドーザーの排土板のように下から上へ昇ると、唾液を零さない配慮からか、詩乃の愛液もろとも丹念に舐め取った。
「ッ―…………」
早く離れてと念じる詩乃のなかでは、舌が外されるまでが何十分のようにも感じられた。やっと解放されて、詩乃は我知らずに止めていた呼吸を再開する。
「はあっはあっはあっ―……はあ、はあ」
散々に甚振られた性器がひりつく。じんじんとした痺れが性器を起点に身体に広がっていくようだった。
「朝田さん……すごく可愛い。僕の舌で感じてくれるなんて、光栄だな」
前後を忘れて夢中になっているのか、恭二の眼差しは狂気的な色を湛えている。その瞳の奥には、性的衝動ともいうべき嵐が巻き起こっていた。
卒然と恭二は立ち上がると、右手を詩乃から離した。左手は依然として掴まれたまま、宙に持ち上げられる。あまりの力強さに、詩乃は戦慄した。この細い腕のどこにこんな力があるというのか。
左手首を万力のような強さで締め付けられ、詩乃は痛みに恭二の指を一本ずつ外そうとするのだが、なかなかうまくいかない。
恭二は右手で荒々しくベルトを緩め、ジーンズを脱ぐ。発情期の犬のように息を吐きながら、ボアつきのミリタリージャケットも脱ぎ捨てていく。目の前にある黒いボクサーパンツは切り立つ崖のように峻嶮だ。


98:詩乃×恭二
10/12/21 20:09:00 KTO55Mvg
「はあはあはあっ、朝田さん朝田さんアサダサン」
狂ったように歪んだ笑みをこぼしながら、恭二が握ったままの詩乃の左手を股間に導いた。
「い、嫌……」
さきの口唇刺激による余韻で、詩乃の口は震える声しか発せない。心臓が激しく脈動して、息が詰まりそうなのだ。
詩乃の手のひらが、暖かくて硬いものに触れた。恭二が手をパンツに引き付けると手のひらに温気が伝わり、その先にあるものが一瞬震えた。
「!」
男の持つ膨らみに、詩乃は竦然となって手を引っ込めようとするのだが、恭二の膂力で足が空を踏むばかりだ。
「ああ……!! 朝田さんが僕のものを……」
不気味にくつくつと笑いながら、恭二は身震いしている。
細い太ももに浮かぶ筋肉は、痩身ながらも男のそれだった。骨ばったすねにも毛深いというほどではない毛が生えている。
恭二は手を一段と股間に押し付け、空いた手で詩乃の無造作なショートヘアを掴んだ。
「あっ……?」
髪を引っ張られる痛みに声を漏らしてしまう。恭二は詩乃の頭を太ももにくっつける。ちょうど詩乃の眼前に、むわっとした匂いを放つ男のものが広がる。
「……う…………」
詩乃は顔に難色を浮かべるが、対する恭二はまるで薬をきめた常習者のように幸喜に満ちていた。
「や……やだ」詩乃は目をきつく絞って、視界から穢らわしい一物を追い出す。「新川くん……やめて…………」
「どうして……朝田さんは僕のものなのに……!」
恭二は猛り立つと、中腰になって上から詩乃の顔に股間を押し付けてくる。
「んッ……!!」
顔を襲うおぞましい感触に、遠藤にピストルのジェスチャーを向けられた時のように、胃が収縮する。
マーキングするように男根を擦り付けてくる恭二が頭を解放すると、その手でボクサーパンツを素早く脱いでいく。声も出ぬ間に、詩乃の鼻先に露出した男の性器が突き付けられる。
初めて生で見る男のものは、グロテスクで毒々しいナリをしていた。赤黒く屹立するものは詩乃の顔の半分ほどの長さもあるし、先っぽに穿たれた穴からは室内灯に光る液体が玉のように覗いていた。
「あ……あ…………」
しかしその形状は、詩乃のなかにわだかまる色濃い記憶を引っ張りだす。
真っ直ぐに伸びたフォルムは―銃身のように見えてしまう。その先でぶら下がる二つの玉が、なぜだか拳銃のグリップに重なってしまう。
詩乃は五四式・黒星をそこに見ていた。照準を合わせられ、いつでも発砲できるぞと言わんばかりに主張する銃口を。
「あああああああッ!!」
思いも寄らなかった状況に詩乃は半狂乱となって、銃口から照準を外そうともがいた。恭二の手から這這の体で逃れ、壁とパイプベッドの作る角隅で頭を抱えて蹲る。
「違う……黒星じゃない……違う……違う…………」
頭の奥では分かっているのだが、身体が、目が、どうしても黒々としたものを憶えている。途端に、手にこびりついた火薬が鼻を衝く激臭を放つ。手がカタカタと芯から揺れる。
発砲音が鼓膜を突き抜けて脳を揺るがした。詩乃は歯の根が合わぬままに、おずおずと顔を上げた。
プロキオンSLを基本的なアイソセレス・スタンスで構えた恭二と目が合った。焦点を失ってぐらぐらと揺れる視界のなかで、黒い穴のような瞳が浮かんでいた。
それはあらゆる暗がりに身を潜めて、いついかなる時も詩乃を撃ち殺す機会をうかがっていたあの男の目だ。
詩乃はたまらずに金切り声を上げた。歯をカタカタと鳴らし、目尻に涙を浮かべる。黒い銃口が自分を捉えている。撃たれる、殺される!
「ほら、現実なんてクソ喰らえだよ。所詮こんなもんさ。……ねえ、朝田さん、そう思わない? そう思うでしょ?」
カチリと撃鉄を起こし、恭二がモデルガンに暴虐という名の幻想の弾をこめる。
「僕たちには次があるんだ……ねえ、一緒に行こうよ次に」恭二はだらりと銃を持った手を下ろし、ふたたび詩乃の頭を掴んで股間に寄せ付けた。「ほら、口開けて舌出して」

99:詩乃×恭二
10/12/21 20:09:24 KTO55Mvg
左こめかみに銃口が押し当てられる。それだけでも、詩乃に口を開かせるのには十分すぎる仕打ちだった。狐疑逡巡する間もない。
瞼を下ろし、恐る恐る口を開けて、舌を伸ばす。舌の先に何かが押し当てられる。
「こっち見てよ、朝田さん」
ぐりぐりと銃が動く。詩乃は逆らうこともできずに、目を開けて恭二を見た。見るからに恍惚そうな笑みを湛えていて、命令を加えてくる。
「手で握って」
顎で詩乃の手持無沙汰の手を示す。そろそろと恭二のそそり立つものを握る。その上から恭二が詩乃の手を覆い、上下に揺すりだした。こうやれということか。
詩乃は何も考えられない頭で、その動きを真似る。皮のようなものが伸縮し、手の動きに引っ付いてくる。
頭の横にある拳銃のせいで、GGOで培った反骨精神が音を立てて瓦解していくのを肌身で感じた。
「ああっ―朝田さんが僕のものをしごいてる…………!」鼻の穴を膨らませながら恭二が嬉々として言う。「朝田さん……っ! 朝田さん……っ!」
急に頭を強く掴まれたかと思うと、恭二が股間の雄々しいものを詩乃の口に入れようと腰を突き出してきた。咄嗟のことで口を閉じることもできず、あっさりと口腔にペニスが突き立てられる。
「ンッ……!? ンんンんん――」
やにわに舌で押し返そうとするのだが、そうすると恭二が快哉を叫び、ますます気を良くしたのか、ペニスを出し入れしてくる。
「んぶっ―おえっげほっごほッッ!!」
喉の奥まで入り込んでくる一物に、詩乃は苦悶の表情に顔を歪める。男臭い汁が舌や内頬にこびりつくのが気色悪く、吐き気を催す。
詩乃は両手で恭二の太ももを掴むことで、苦しみに耐えている。爪を立てて力一杯掴んでいるのに、蛙の面へ水をかけているようなものだった。
「あ~……いい、いいよ朝田さん」
頭を揺すり動かして、より深くペニスを咥えこませようとする。喉の奥に棒がぶつかるたびに、口から情けないくぐもった声が漏れていく。
上下の唇の間を往復するペニスは太く硬く、舌を掠めて抽出されると何とも言えない男の味が口に広がり、どうしたって噎せてしまう。溢れる唾液を嚥下することも出来ず、口角から唾液がこぼれて口元を汚す。
恭二が口からペニスを引き抜くと、中腰になって詩乃の耳元で囁いた。
「朝田さん……苦しくされたくはないでしょ? だったら、さ…………朝田さんから舐めてきてよ」
想像を絶する提案に、閉口する。自分からあんなものを舐めるだなんて、冗談でもやりたくなかった。その思いを見透かしたように、恭二が眉間に銃口を向ける。
そうされるともう、詩乃はお手上げだった。
「うん、偉いよ朝田さん」恭二が白々しく言い、詩乃の頭を犬をあやすように撫でた。「じゃ、よろしく」
言うが早いか、恭二は詩乃と入れ替わるようにパイプベッド側に立ち、そのまま腰を下ろした。詩乃の背後はベッドの縁からライティングデスクになった。
恭二が座って脚を広げる。詩乃は直視できずに、部屋のあちこちに視線を彷徨わせる。目に入ったのは、左側の壁にある姿見だった。一糸纏わぬ姿で恭二の前に跪く自分を見て、泣きたい衝動に駆られた。
……私、何やってるんだろう…………こんなことして……させられて。
恭二は銃口を詩乃から外さずに、監視するように一挙手一投足を眺めてくる。逃げ場なんてなかった。逃げ切るだけの余裕もなかった。
詩乃は目尻に玉のように浮かんだ涙を、瞼を下ろすことで流した。そのまま恭二の膝を割って間に入ると、中心で天を衝くように聳え立つ男の象徴に手を伸ばす。
手のひらに生温かなものが収まり、不規則なリズムで脈動している。
「……どうすれば?」
無機質な冷たい声音を意識し、おそらく王座の貫録で自分を見下ろして下劣な笑みを浮かべている恭二に訊ねる。
「舐めてよ」
「…………どういう風によ」苦々しい気持ちに胸が痛くなった。
「ソフトクリームを舐めるように、下から上へ」
あくまでも強要されているといった風に、詩乃が悔しげな表情で恭二の股座に顔を埋める。不快な匂いが鼻を衝くのが抜き難い。舌をあかんべーの意味を込めて伸ばし、這わせる。
舌に広がる何ともいえない味に身体が強張る。舌触りは不快極まりないもので、とてもじゃないが人間が舐めるものではない。それでも、恭二はさきの行為に味を占めたためか、強要してくる。
詩乃はいっそう顔を歪めつつ、下から上へと顔を動かす。先端から液体が垂れてきて、舌を汚す。その味を自覚せずに意識から追い出す。まずいことに変わりはないのだ。


100:詩乃×恭二
10/12/21 20:09:48 KTO55Mvg
諦めに近い溜息を漏らしながら詩乃は嫌々舌を動かす。膝に置いた両手から、恭二が快楽に身震いしているのが伝わってきて殊更憎たらしかった。
どす黒い感情が湧き出すのに、心のどこかで新川恭二をいまだに信じている自分がいる。こんなことを平気でする人じゃないと、半ば本気で思ってさえいた。
自分のなかに潜む二面性の意識が、恭二への擁護や悪罵を雨後の筍のように表出してくる。
「あー…………朝田さん…………咥えて」
詩乃は天使と悪魔の喧嘩を心に抑え込んで、小さく口を開くと恭二のものの先端を含んだ。
「…………」
口を使っているから、どうすればいいのかを目線で訊ねる。上目遣いで恭二を見上げると、多幸感に細められた二つの瞳が自分を見下ろしていた。
「あ、ちょっと待って」恭二が腰だめの姿勢でライティングデスクに、拳銃を構えていない方の手を伸ばした。戻された手には、詩乃の淡い水色をしたセルフレームの眼鏡が掴まれていた。
片手で器用に展開させると、ブリッジを押して詩乃の顔にかけさせた。
「うん、やっぱり朝田さんには眼鏡がないと」
値踏みするような目つきに詩乃は目を伏せた。恭二のなかの朝田詩乃像は固定観念のように腰を据えているらしい。いわく、拳銃で人を撃ったことのある女の子、眼鏡をかけてる女の子―
「とりあえず、咥えたまま頭を上下に動かして。手でしごいてたみたいに」
自分の理想を相手にまで強要する現実離れした思考回路が、死銃事件を起こさせたのだろうか。いや、現実はおろか虚構からも乖離してしまったいま、恭二の精神はどこにあるのだろう?
取り留めもない思考に頭を使っていると、詩乃の後頭部にそっと手が当てられる。早く咥えろという催促だ。もともと私の意見なんてお構いなしなのだ。
詩乃はゆっくりと自己主張の激しい塊を呑み込んでいく。太さと長さに憂き潮に立つ思いだ。むわっとした臭味に涙がこぼれる。その涙を呑んで、ようやく口が一杯になった。
気乗りしないが、さきの手の動きを瞼の裏に浮かべ、口での再現を試みる。顎の引き上げを繰り返すと、どうにかそれらしくなったと思えたが。
「違うよ朝田さん。もっと、頭全体を動かせて」
四の五の言えば要求ばかり。一瞬、思い切り噛みついてやろうかと考えたが、今も目を開ければ視界にちらつく銃を意識すると、すぐに伝法な気勢が萎んでいく。
頭を持ち上げ、ペニスが口から出そうな所ですとんと落とす。恭二の膝に手を突いて、腕も使って顔を上下に動かしていく。
「っうう…………いい、気持ち、いいよ朝田さん」
何も恭二のためにしているのではなかったから、勝手に喜んでいる声を聞くと心外だった。しかし切除できない脅威を放置したままでは、逆らうことすらままならず、従順に命令に従うしかなかった。
詩乃は頭を上下に揺すって、口全体で恭二のものに、不本意ながら性的な刺激を与えていく。動くたびに眼鏡が跳ね上がるものだから、むしろ外した方がやりやすいくらいだ。
「朝田さん……舌も使って」
野放図に指図してくる恭二に嫌味を言ってやりたくなった。
しぶしぶ、詩乃は極力使うまいとしていた舌をペニスに宛がった。唇と舌の与える刺激が如何ほどのものかは詩乃には知る由もないが、肩に置いてくる手の震えから推し量れば、多分に極楽なのだろう。
舌の剣は命を絶つとはよく言うが、言葉を失っては舌鋒など丸みを帯びた錆でしかない。思いつく限りの罵詈雑言を浴びせてやりたかったのに、口は見当違いな行為に使われている。
意に沿わぬことを根気よく続けたり、自分を押し殺して辛抱に徹することにも限度がある。
恭二は命令を湯水のように溢れさせ、詩乃に次から次へと飲み干させようとする。飲んでも飲んでも、強引に口に流し込まれては、いささか我慢に堪えない。
「……ぷぁ…………いい加減に、してよ…………」
息を求めて肩を大きく上下させ、呼吸を整えようとする。顎を開きっ放しだったからか、耳のすぐ下あたりが倦怠感に包まれていた。ズレた眼鏡の位置も直さぬままに、恭二に食ってかかる。
「私は……、新川くんの…………げほっ……オモチャじゃ………………ない」
毅然と睨み上げたはいいが、視線をぶつけられた恭二は飄々とした態度を崩さず、皮肉めいた口調で当然のように言いのけた。
「何言ってるのさ、朝田さん。朝田さんはもう僕のものじゃないか」
言うや否や、いつからだろうか、恭二は左手に持った携帯電話のパネルを操作し、その解像度の高い画面を詩乃に向けてきた。画面の中では、自分が恭二の一物を熱心に咥えこんでいる動画が映し出されていた。


101:詩乃×恭二
10/12/21 20:11:00 KTO55Mvg
「こんな好色めいた自分を見ても、そう言えるのかな? 朝田さんは」
「……なんて…………卑劣な」詩乃は眼鏡の奥の瞳をぎらつかせ、キッと眼前の男を睨みつける。「こんなことして……させて…………何が楽しいわけ? 何がしたいわけ?」
「女の子が僕の慰みものにされてるなんて、それだけで天にも昇る気持ちだよ。ましてや、憧れの朝田さんが…………こんな…………やらしいこと、してるなんて」
積もり積もった不満と怒りが飽和点を超え、詩乃の肩がわなわなと震え始める。
「新川くん…………目を醒ましてよ…………こんなの…………君じゃない、よ……。まだ、今ならやり直せる。私だって、許せるかもしれないから……だから…………」
訥々と詩乃が心の裡を吐露していく。こんな行為を強要されてなお、詩乃の恭二への信頼はヒビが所々を走っているものの健在だった。
「……なんだ、朝田さん…………」恭二が沈鬱な表情を浮かべたのも束の間、おもむろに嘲りの色を滲ませた。「そんな……そんなつまらないこと、気にしてたんだ」
ゆらりと立ち上がった恭二の目はファナティックで、雫も心が動いた様子は感じられなかった。
「朝田さんは僕の憧れだよ…………カッコいいし、クールだし。でも、僕のものだ。朝田さんのおっぱいも口も、髪もマ○コも何もかもが―僕だけのものだ」
毀誉褒貶相半ばの言い様に、詩乃は開いた口が塞がらなかった。同じ人間とは思えないほど、恭二が興奮のあまり口走った言葉の一つ一つは理外の理だった。
これがあの怯懦な新川恭二だとはにわかには信じられなかった。引きも切らずに、恭二が何かに取り憑かれたかのようにうわ言を並べていく。
「朝田さんは僕だけを見てくれてればいいんだよ。きちんと僕が次の舞台に案内してあげるから……」恭二がベッドの脇から、サクシニルコリンの入った注射器を摘まみ上げた。
恭二が詩乃の右手に回り込んで退路を塞ぐと、じりじりと注射器の先端を首筋目がけて伸ばしてくる。詩乃は激情と悲歎を綯い交ぜにしたような複雑な表情を浮かべた。
腰を低く浮かせて悪漢の魔手から逃れようとするのだが、恭二はそれぞれの手に銃と注射器を握っていて臆病風に吹かれてしまう。
今恭二をむやみに刺激すれば、少年はためらうことなく注射器を押し当てて液体を注入するだろう。最初から勝つことが設定されていない、まさにアンタッチャブルゲームに他ならない。
詩乃は肩を薙ぎ打たれ、右肩からベッドに倒れ込んだ。すかさずに恭二が跨ってきて、手を凶器もろともシーツに押し付ける。腹部に感じる重みに呻き声を上げる。
「朝田さんはじっとしていればいいんだよ……すぐ、終わるから…………」
ぐいぐいとベッドの足側に押しやられ、恭二が後ろへ膝行する。腰が下がったのを見て、詩乃は恭二が何の行為に及ぶのかを悟り、声を張り上げた。
「嫌ッ!! 新川くん、やめてッ―!」
詩乃はじたばたと恭二の胸の下で暴れるも、圧し掛かってくる男の体重を押しのける程の力は、もともと現実の詩乃には備わっていない。これが仮想空間なら話は違ったろうが。
「大丈夫、朝田さんは僕と一つになるんだ……一つに…………一つに」
腰を低めて尻を突き出すような姿勢を取ると、恭二は猛々しいものを詩乃の穢れを知らない秘所に宛がう。
「嫌……嫌ああああ!!」
泣き喚きながら必死の思いで抵抗をするが、腕は押さえつけられ、脚は空を蹴り上げるばかりで、てんで効果がない。詩乃の制止を振り切って、恭二は断行する。
膣が押し拡げられて、その大きさに合わせてペニスがゆっくりと自分の中に入ってくるのを感じた。
圧倒的な無力感に苛まれて、詩乃は歯噛みして涙を流す。喉は嗄れんばかりに喚き声を上げ、手足は空しく宙空を掴み、蹴り上げる。
じわじわと潜り込んでくる一物は太く、とても入るとは思えない大きさだ。純然たる恐怖が詩乃の身体を侵食して、徐々に精神までをも蝕んでゆく。
「もう、少しで……」
恭二が腰を引いたり押し当ててきたりすると、少しずつ奥まで硬い杭が打ち込まれてくる。裂けるような痛みと生理的な嫌悪感がとぐろを巻き、詩乃を押しつぶそうとする。
一瞬、恭二の動きが止んだかと思ったのも束の間、一気に締め付けが強引に拡げられて、ずっしりと重たい衝撃が詩乃の全身を貫いた。息をするのもままならないほどの刺衝だった。


102:詩乃×恭二
10/12/21 20:11:23 KTO55Mvg
「ぜ、全部入ったよ、朝田さん」
「ッ――…………」
嬉々として報告してこなくても、肌身で感じていた。形のない絶望が胸に渦巻いて行き場もなく停滞していた。おそらく、この竜巻は一生涯自分のなかを吹き荒れ、凄惨な状態にしていくだろう。
身体が消え入りそうな喪失感を身を以って知ると、あれほどまでに駆られていた激情が雲散霧消していき、手足からは力が一挙に抜けていった。肉体的にも精神的にも、土足で踏み躙られてしまった。
恭二がそんな詩乃を憐れむような目で見下ろしてくる。呆然自失となった詩乃は、しかし恭二に対して冷罵する気力すら絞り出せなかった。
初めのうちは遠慮がちに動いていた腰も、次第に波に乗るように勢いを増して、恭二は陶然とした顔つきで詩乃の身体に杭を打ち込んでいく。
「っはあ、はあ…………朝田さん、僕の朝田さん」
詩乃は歔欷の声を上げ、恭二にされているぞっとする行為を意識しないように努める。はたして、それは不可能なことだった。
あのグロテスクで禍々しいブツが詩乃を突き上げるたびに、頭の奥底で火花がバチバチと弾け、まざまざと恭二と交わっていることを知らしめされるのだから。
「うっ―ぅッ…………」むせび泣く詩乃の涙を恭二は舌で舐め取った。「ッはあ…………ああ……………………」
詩乃の喘ぎともつかない切ない声音に、恭二が逐一反応してくる。
「朝田さんも、気持ちよく、なってよね…………僕が、して、あげるから」
まるで罪悪感を感じていない恭二の救いようのない心胆に呆れ返った。目を覆うような行為に無理に及んでおいて、この言い様はあんまりだ。
「ふざけ…………ないでよ…………」
だのに、自由に動くのは口を置いて他になかった。手足は脱力しきっていて、まともに機能すらしない。
「ふざけてなんかないよ。朝田さんは僕がちゃんと、イかせてあげるから」
どの口がほざくのか、恭二は腰の動きをたちまち激しくし、詩乃の奥へ奥へとペニスをめり込ませてくる。突かれるごとに目の奥がチカチカと明滅して、ともすれば意識を持っていかれそうだ。
恭二が詩乃の左肩を持ち上げるように捻らせると、側位の姿勢をとった。前側位という体位で、恭二は詩乃の左太ももに抱えるように腕を回しながら腰を振りだす。
刺激の種類が変わって、詩乃は思わず伸吟してしまう。今まで当たってなかったところにペニスが擦れて、慣れない触感に顔をしかめた。いわゆる肯綮に当たったという奴だ。
「ンッんんぅ―っああああ!! アッい……嫌っあああ」
身体を横にされたまま突かれると、痛みが引いて、代わりに快楽の波が打ち寄せてくる。それは次第に高さを増して、砂浜を呑み込む勢いで嵩を増していく。
「嫌ッ……ああっ―ッ!! お、お願い新川くん、もっもう抜いてぇッ―…………」
眉根を寄せて必死に抗議するも、恭二にはスパイスにはなれど劇物にはならなかった。
激甚な腰使いに翻弄されながら、快楽の波は高さを増して襲ってくる。詩乃は身体をくの字に折り曲げたり弓なりに仰け反らせたりと、やり場のない感覚を持て余していた。
つま先から頭頂部までがぴりぴりとした痺れに覆われる。あれほどまでに感じていた慨嘆が波にさらわれて、今となっては杳として行方が知れなかった。
「うあアッ!! ヤッ―壊れちゃう……っ!」
詩乃が上げる嬌声は恭二にとって火種にしかならないことはわかってはいる。けれど、何かを撒かなければ頭がどうにかなってしまいそうだった。狂おしく頭を殴打してくる快感に抗う術を探るために。
恭二に手や口での辱めを強要された時は、面従腹背の意思を持っていた。それが今はどうだろう、傍から見たら快楽に身を捩ってよがっているようにしか見えないのではないか。
辱められ、挙句の果てに凌辱の限りを尽くされ、詩乃は口惜しさに涙を流して歯噛みする。
艱難辛苦を経た先に、一体私は何を見るのだろう。
「朝田さん、ほら、これ」
シーツに右頬をつけた詩乃の眼前に、プロキオンSLが差し出される。黒々とメタリックな光沢を帯びたそれに、否応なしに身が竦んでしまう。
「い…………や……」
「ほら、舌出して舐めてよ、ねえ」
拳銃の口を、詩乃の唇に押し付けてくる。今にも引鉄を引かれそうで、詩乃は熱のこもった息を吐き、そろそろと舌を銃口に触れさせた。目尻から垂れてくる涙が舌に落ち、しょっぱさにまた涙が出てくる。


103:詩乃×恭二
10/12/21 20:12:26 KTO55Mvg
詩乃は銃身を、恭二のものを舐めるかのように舌で舐めた。金属の苦い味が舌に広がるが、もはやそんなことはどうでもよくなっていた。
「はは、凄い…………何だか二人で朝田さんを犯してるみたいだ」
詩乃の疑似フェラに、恭二が嗤い声を上げて快哉を叫ぶ。詩乃は捨て鉢になって、啜り泣きながら拳銃に奉仕する。その淫らな姿に、身を裂かれそうだったが、銃を前にして平静を保ってられなかった。
「あふっ……ううっ、ひっく…………ちゅぷっあむ、んむ、れろ」
詩乃を突き立てる恭二は、ますます興奮した様子で腰を振っている。心なしか、膣に収まったペニスがさきよりも膨らんでいる感じがした。
いやでも膣は反射で収縮し、醜悪な男性器を締め付けてしまう。そこではあらゆる言葉や行動が意味を成さず。ただただ人間の本能のやり取りが交わされるだけだ。
「ッ~~~…………朝田さん、僕も、そろそろ…………」
恭二の息遣いがいっそう荒くなると、腰のスピードも勢いを増した。掉尾の勇を奮って、恭二は欲望を全て吐き散らす気だ。
「あっああ―だ、ダメッ!! 中は…………中には出さないでッ!!」
声を振り絞って、詩乃が涙交じりに叫ぶ。
「どこに!? どこに出して欲しい!?」
「―外以外ならッ……どこでも、いいわよ…………勝手に、すればいいじゃないの!」
詩乃はシーツをぎゅっと掴みながら、自らのなかで膨らんでいく風船が弾けるのに身構えていた。恭二は恬として、昂りに身を任せていた。
硬く太いペニスに膣内を掻きまわされると、風船にどんどん空気が入ってくる。まるで尿意のようで、しかし画然とした隔たりを感じる。これが、恭二の言うところの『イく』の予兆なのだろうか。
執拗に突かれた膣は、じんじんとして自分のものでないみたいだ。自分ではこんなことしないのだから、当然と言えば当然なのだが。
「あっ―イく………………!!」
ひときわ強くペニスを突き刺して、恭二が迅速に腰をグラインドさせて引き抜いた。
膨れ上がった風船は弾けなかったものの、あと少し何か衝撃に見舞われれば、押し留める間もなく破裂することは目に見えていた。
恭二はペニスをしごきながら詩乃の胸に跨ると、あろうことか顔の上に勢いよく白濁した液体を吐き出してきた。
顔を何度も撃つしたたかな衝撃に、詩乃の風船が耐えきれずにはち切れた。顔に射精されながら、詩乃はまだ堅物が入っている感覚の残っている膣をひくつかせ、果てた。
荒波が身体の内側から一気に細い出口を通り抜けていくような快感だった。快楽の刺激は長く長く尾を引いて、恭二が全ての精液を詩乃の顔や髪にかけ終えた後も、身体は意識とは裏腹に悦びに打ち震えていた。
顔を埋め尽くさんばかりの精液が、強烈な異臭を放っている。眼鏡や瞼、鼻の穴や口にも容赦なくどろりとした液体が浴びせられたのが分かる。
口角から忍び込んでくる液体を差し止めようと口をもごもごと動かせていると、口に肉感的なものが押しあてられて唇を割って入って来た。
「朝田さんのエッチな汁で汚れちゃった…………ほら、舌使って掃除してよ」
詩乃としては断固として拒否したかったが、身体のあちこちが気だるくまた痙攣しているため、顔を引くことすら満足にできない。このままでは二進も三進も行かないと判じ、詩乃は止むを得ず舌を這わせた。
饐えた味が舌の味に広がり、こびりつくようにして鼻から抜けていった。まだ残っていたのか、先から精液らしき液体もまだ出てきた。
恭二がペニスを引き抜くと、顔の上をそれが這うのを感じる。精液を肉身に塗りつけると、また口に宛がい、それを舐め取れと要求してくる。
無理やりにペニスを口に突っ込まれ、喉の奥まで嬲られる。噎せたことで、口内に落とされた精液が喉を伝って食堂に流れていった。張り付くような粘り気が、異物感を増大させる。
顔にかかった精液を何度も何度も舐め取らされ、それが終わると詩乃はようやく瞼を上げた。案の定、眼鏡は白濁で使い物にならなかった。わずかな隙間から、したり顔の恭二が覗いていた。
恭二は携帯画面を詩乃に向けた。そこにはてらてらと室内灯に光る、夥しい量の精液を顔に浴びた自分が映っていた。髪にも糸を引いて、精液が垂れていた。


104:詩乃×恭二
10/12/21 20:15:32 KTO55Mvg
「朝田さんは……まだ銃に対して怖がってるね。僕と一緒に、克服していこうよ。拳銃も、僕のこの銃も」
恭二は自分の少しも衰えていない一物を指差した。
「身体に馴染ませれば、きっと治るよね、うん、そうだ」
言い聞かせるように勝手に呟くと、恭二は「もっと可愛がってあげるからね、僕の朝田さん―僕だけのシノン」と言い、視界から外れた。
扉の開く音がしたが、詩乃はどこか遠くにそれを聞いたような気がする。
すごい匂いと、喉のはりつきと、膣に残る異物感が、恭二が去った後も詩乃の心身を責め苛んだ。
倦怠感の海に沈みかけたところで、チャイムが鳴ったが、その時には詩乃の意識は薄れ、現実の世界から乖離し始めていた。


(終わり)




以上です。
シノンでもいつか書きたいですね……この文章力でおこがましいですが。
リーファはビジュアル的に最高に好きなので、今度何かSAOであればいいな。

105:名無しさん@ピンキー
10/12/21 20:21:41 3ohupPrU
乙!今から読ませてもらうぜ
しかし最近ここが賑やかで嬉しい限りだ

106:名無しさん@ピンキー
10/12/21 22:59:39 jtckMUyf
最近は素晴らしい確変具合だな
いいぞもっとやれ

107:名無しさん@ピンキー
10/12/22 04:32:35 +NgkTODF
俺こういうのダイスキ。マジGJ!

108:名無しさん@ピンキー
10/12/22 09:02:10 exYQ4pIW
九里さんこんなとこで何やってんすかw

109:名無しさん@ピンキー
10/12/25 02:38:37 khOZVpAQ
え?何?なんで新スレこんなに伸びてんの?
お前らちょっと本気出しすぎだろ

110:名無しさん@ピンキー
10/12/25 02:47:52 k3VHK4qc
うおー、キリトを出せー

111:名無しさん@ピンキー
10/12/27 22:13:02 476m5BgP
>>110はクラインか

112:名無しさん@ピンキー
10/12/27 22:50:48 v/VoKVqz
友人兼オカンだよなあいつ

113:名無しさん@ピンキー
10/12/27 22:55:28 oDpG/Mzx
全裸待機を始めてからもう3日か・・・・・・

114:名無しさん@ピンキー
10/12/28 20:46:23 jmq/yNtg
このお礼はいつか必ず、肉体的に! で頼んだ

115:名無しさん@ピンキー
10/12/29 13:46:57 we+/mygd
クラインさんもいますがなw

116:名無しさん@ピンキー
10/12/29 14:31:37 50pdZ7BV
>>114
確かにあの言い回しは妙だったなw

117:名無しさん@ピンキー
10/12/29 15:59:53 QUQFHiDd
で、ユカラカキ氏というのは「カラダの温度」や「領主さんたちの色仕掛け?」を始めとしたSSを
リバースに書いてた蒼蒼さんと同一人物でおk?

118:名無しさん@ピンキー
10/12/29 16:30:46 we+/mygd
>>117
昔スクランスレで同一人物だと知って驚いた覚えがある

119:ユカラカキ ◆57bPn7v4tg
10/12/29 17:49:40 l1jwK7yS
>>117
はい、同一人物です。

>>118
……スクランの方にも、もう少しで復活する予定です。

少し前までスランプで。
長い間放置してしまいました。申し訳ないです。

120:名無しさん@ピンキー
10/12/29 18:50:12 pkPAS0IX
検索してみたけど、リバースには SS 少ししかないのか。
この間のカラダの温度みたいな面白い SS をこれからも読みたい

121:名無しさん@ピンキー
10/12/30 16:59:12 HkfsYQ3u
既出だと思うけどこれってどうなの? このスレの評価とか

SAO voice
URLリンク(saov.r10u.com)

122:名無しさん@ピンキー
10/12/30 17:10:00 HWpzB3X0
存在は知ってるけどなんかスルーしちゃってるなあ

どうせなら本スレで訊けばいいのに

123:名無しさん@ピンキー
10/12/30 18:09:33 PAbe6uJX
>>121
ここで聞くって事は、エロパロssを朗読して欲しいってことか?w

124:名無しさん@ピンキー
10/12/30 18:21:20 HkfsYQ3u
エスパー現る

じゃなくてw
2 次創作だろうからここで聞いてみた。まあ本スレの方が反応ありそうだけど

125:名無しさん@ピンキー
10/12/30 19:33:26 AdN3p79J
>>124
アスナ以外はゲラウトヒアって感じかな

126:名無しさん@ピンキー
10/12/30 20:23:27 VW9YI7V6
俺は何回も聞いてたら段々慣れてきてまぁこれはこれでって感じになった


127:名無しさん@ピンキー
10/12/31 22:52:29 3naTAt8q
>>119
領主さんたたちのリアルネームも創作ですか?
本編中ではサクヤだけ女子大生だとわかる一文がありましたけど

128:名無しさん@ピンキー
11/01/01 12:22:26 qYD5BQd8
SAO
今年もエロい話がたくさん読めますように

129:名無しさん@ピンキー
11/01/03 10:54:42 RdWsgmTx
SAO
>>74 の続きを待ってます

130:名無しさん@ピンキー
11/01/04 03:17:50 8B1/+2K+
フレイヤかぁ
ロカセナでも指摘されちゃうほどのビッチなお方じゃないか

131:名無しさん@ピンキー
11/01/04 11:33:36 GCn3uUY7
>>130
バッカお前ぇ、きっとカーディナルさんがモテないクラインさんに気ぃきかせて、昼は淑女夜は娼婦な完璧女神にしてくれてるに決まってるじゃねぇかwww

132:名無しさん@ピンキー
11/01/04 20:17:21 8B1/+2K+
スリュムの花嫁って、トールじゃねぇかw

133:名無しさん@ピンキー
11/01/04 21:35:21 GCn3uUY7
>>132
しーっ!そのオチ言っちゃダメーwww

134:名無しさん@ピンキー
11/01/04 21:44:17 kvfO4af6
クラインさんの女っ気のなさは異常
いやまだわからんけどさ

135:名無しさん@ピンキー
11/01/04 21:53:24 8B1/+2K+
>>133
うむ、すまん……

仮に元ネタ通りだったとして
クラインさん戦神の加護貰えそうだなw
スレ的には残念すぎるが……

136:名無しさん@ピンキー
11/01/04 22:08:26 ClRMvlYO
クラインのくせに生意気な

137:名無しさん@ピンキー
11/01/04 23:39:27 Hu/lMfBo
>>134
リズとか結構ウマ合いそうな気がしなくも無い
SAO攻略記念パーティで酔っ払って朝チュンとか

138:名無しさん@ピンキー
11/01/05 16:13:43 UJ/epESY
スリュムヘイム城最後の戦い―おそらくはだか―

なんてアホな読み間違いを……
誰かパーティーみんな全裸でボス戦のSS書いてください

139:名無しさん@ピンキー
11/01/05 19:40:55 /Rwuf70D
ティーゼ・ロニエのは無いのか~

140:名無しさん@ピンキー
11/01/05 22:17:38 XOqypQjq
あーーー誰か
ロニエのレイプ書いてくれないかな……

141:ユカラカキ ◆57bPn7v4tg
11/01/06 01:06:02 GYgwPTBZ
「カラダの温度」の続きという設定で、リズxアスナの百合もの投下します。
百合や、ヒロイン同士であってもキリト以外の人物との絡みが苦手な人はNG設定お願いします。

尚、この話もリバの方に投稿した内容に手を入れたものです。
ただ、リズは前回、キリトと関係をもっているのでリバに投稿した時とは若干状況が違ってきます。



自分はNTRものや陵辱も書くので、不安に思う方もいるかもしれないので一応宣言を。
(ハーレム展開からの不意打ちNTR・陵辱はダメージ大きいと思いますゆえ)

カラダの温度から始まる物語は、1つのシリーズとして全て同じ世界・時間軸で繋がりを持たせるつもりです。
そして、このシリーズはヒロインxヒロインはあっても、キリト中心のハーレム展開です。
他の男性キャラによる陵辱・NTRは"絶対に"ありません。


また、NTRや陵辱ものを書くときは、このシリーズとは全く別の世界・時間軸の話として描き、前もって注意書きを入れます。

では、投下します。


142:「友情と愛情」 ◆57bPn7v4tg
11/01/06 01:07:22 GYgwPTBZ

「リズ。……エッチなこと教えて」


  始まりは、この一言だった。

 
セルムブルグ市の高級住宅街にある、アスナの家。

最初に招待された時には、その豪奢な外観と値段に驚愕したものだけど、それ以上にアスナ自身のカスタマイズした部屋の美しさと、センスの良さが際立っていて、あたしがこれまで見た家の中でも最高のカスタマイズをされた居心地の良い場所だった。
その上、一生懸命もてなそうと、いそいそとコーヒーや料理を振舞ってくれるアスナの姿は健気で可愛い。
お客としてぼーっと座っているだけで、嬉しそうに世話を焼いてくれるアスナを見てると、こんなお嫁さんが欲しいな、なんて思ってしまう。……あたしは女だけど。
 
だから、今日、店に来たアスナから、
「リズー、私の家に泊まらない?久しぶりにおしゃべりしよ」と招待された時にも否応無く誘いを受けた。
居心地の良いアスナの部屋で、料理スキルを極めた彼女の淹れるコーヒーを飲める機会は逃せない。

 
……夕方、約束通りアスナの部屋に行き、
勝手知ったる他人の家という感じで、くつろがせてもらっていたものの、アスナの様子はいつもとは違った。


普段なら、すぐに美味しいコーヒーを入れてくれる筈なのに、あたしの顔を見て、真っ赤になったり、口を開きかけては黙り込み、目を逸らしたり。
その挙句に言った言葉が。
 
コレだったのだ。

143:「友情と愛情」 ◆57bPn7v4tg
11/01/06 01:07:59 GYgwPTBZ

……コーヒーを出される前で良かった。
もし、飲んでいる途中で言われたら、盛大に噴いてただろう。
 
「………」
思わずアスナを見つめてしまう。
僅かな潤みを湛えた大きく愛らしい瞳、小ぶりながらも綺麗に整った鼻筋、透き通るように白い肌に、頬にはほんの少しの朱。
唇は荒れ等一切無い、清純さを醸し出す桜色。……綺麗。
 
女性相手に、そういう気持ちを抱いたことはこれまで無かったけど、アスナならいいかなぁ……って、あたしは何を考えているんだ。

「あ……そ、そうじゃなくて!倫理コード解除設定について、教えて欲しいなー……なんて」
アスナの頬に、更なる朱が差す。
上目遣いで、おずおずとあたしを覗き込む仕草が女の私でもゾクッとする程、コケティッシュで……食べたくなってしまった。

「そっかぁー、キリトとの仲はそこまでいってるんだー」
心の中に生まれた妖しい気持ちを誤魔化すために、アスナの想い人の名をだしてからかう。

……あたしの好きな人のことでもあるので、殆ど自爆だって気はするけど、この際仕方ない。
彼とは一夜を過ごした仲だとしても―もう、心で決着はついている事。
  そう言い聞かせて、動揺をアスナに気取られないよう、からかうような笑みを浮かべてみせる。

「なっ……違うよ、た、ただ、その……ね、念の為」
真っ赤になって言い訳するアスナの様子が可愛くて、あたしは更に追撃を重ねる。
「うんうん、ちゃーんとデキたら、お赤飯炊いてあげる。……ってこの世界には、お赤飯無いけど」
「リズ~。怒るよ、もう」
ぷくっと、アスナが白磁のように美しくなめらかな頬を膨らませて、睨んでくる。


144:「友情と愛情」 ◆57bPn7v4tg
11/01/06 01:09:11 GYgwPTBZ

「閃光」の異名をとるSAO最強ギルドのKoBの副団長として憧れながらも恐れられている彼女が、こんな子供っぽい可愛らしい姿を見せるということは多分、キリトとあたし以外に誰も知らないんじゃないかと思う。
そんな、いじけながらも甘えてくる仔猫のような態度を取られると『リズのこと信頼してるよ』そう言われているようで、幸せな気分になる。

「倫理コード解除設定の方法については知っているけど……あたしも試したこと無いよ?」

彼女の想い人であるキリト本人と一晩中、思いつく限りのコトを"試した"のは、墓まで持ってゆく秘密なのでとぼけるしかない。
  信頼されてるからこそ言えない事もあるってことを、あたしはこの年で学んでしまった。
  ちなみに―キリトとHした夜のことを思い出して、倫理コードを解除してしまう夜も……結構ある。
  その度に自己嫌悪に陥るものの、キリトともう一度!なんて思わないように発散しないと、どうにかなってしまいそうなのだから仕方が無い。
「うん、解除設定方法を教えてもらえれば、あとは何とか頑張ってみる」

  だから、アスナのこの言葉につい反応してしまった。

「それ、一人エッチ宣言?」
「なっ!り、リズのえっち!」

  笑いを堪えて、アスナの頬を"つん"と指で突付く。薄く薔薇色に染まった柔らかい肌の感触が心地いい。
 
「はいはい、あたしはエッチです。さ、解除方法教えるからウィンドウ出して」
「うぅぅ~」 
ついつい、お姉さん口調になってしまう。
それも仕方が無い。可愛いモードのアスナは保護欲を大いにそそるのだ。

145:「友情と愛情」 ◆57bPn7v4tg
11/01/06 01:11:23 GYgwPTBZ

「はい、まず、オプションからリファレンスに入って、マナーの項目……」
「あ、こんな処に……」
「そう、普通気付かないよね」
 厳重に隠されたその項目について説明しながら、深い階層に潜ってゆく。
 そして、YES/NOボタンが表示される処までをアスナに示して、YESを押す。
 アスナは、この初めての体験にどんな反応を示すんだろう?

「はい、出来た?」
「……うん……あんまり、変わらない」
「あたしも、ちょっと感触が違うかな?程度」

 実際、倫理コードを解除しても"ナニ"かしていなければ僅かな違和感だけしか無い。
 アスナもモードが解除されてるんだろうなというのは解る筈。ただ、親友が目の前にいるのに自分で微妙な部分を触るのは、ちょっと避けたいのだろう。

 そのまま、あたしが帰ってしまえば、アスナは自分で「確かめ」られるだろうけど、それは露骨過ぎてきっと乙女心が許さないであろうことは解る。
 あたしだって、このまま帰るのは色々と想像してしまって恥かしい。

 ……そうだ!
 
「アスナ、胸、少し触っていい?」
「え……?リ、リズ?!」
「ち、ちがう、ちがう。ほら、他の人が触ってハラスメント防止コードが出なければ、ちゃんと起動しているってことだから」
 ……なんで、こんなに慌ててるんだ、あたしは。
 まあ、邪な気持ちが無いと言えば、嘘になるけれど。
 だって、本当に本当にアスナは女の子から見ても可愛いんだから仕方が無い。

146:「友情と愛情」 ◆57bPn7v4tg
11/01/06 01:12:32 GYgwPTBZ

「そ、それじゃ……ちょっとだけだよ?」
「解ってる。ソコはキリトのものなんでしょ?」
「―!ち、違うってば!リズのばかー」

 ほんの僅かに芽生えた欲情を隠し、真っ赤になって軽く拳をふりあげるアスナに、降参というように笑いかける。

 そして、ひとしきり一緒に笑いあった後。

「優しくしてね」
 アスナは、殺し文句じゃない?!と思わせるような言葉と共に目を瞑り、ソファに腰掛けた。
 ぞくぞくぞく。あたしの心に芽生えた得体の知れないモノがまた、大きくなった。

 ……優しくって言われても。
 あたしは「優しくする」目標部分に視線を移す。
 白地に赤い十字架が染め抜かれた、派手なKoB制服。
 その胸部を覆う布地を大きく持ち上げているアスナの……うん、結構……大きいよね。

 こくり。

 唾を飲み込んでから、その膨らみへそっと掌を添える。
 
 くにゅ……。
 掌に余る、溶けてしまいそうな程柔らかい感触。
 下から持ち上げるようにして、指を小さく屈伸。すごい、指が沈んでしまいそう。
 大きな胸って、こんなたっぷりとした質感があるのに、つきたてのお餅みたいにふわふわなんだ……。
 これは、自分の成長途中の胸では解らない経験だ。

「ふぁ……」
 色っぽい吐息がアスナの唇から漏れる。
 その声に触発されて、少しずつ、胸に触れる手が熱情的に……捏ねる様に動く。

147:「友情と愛情」 ◆57bPn7v4tg
11/01/06 01:13:38 GYgwPTBZ

「ぁ……ん……リズぅ」
 明らかに『確認』以上のコトをしているのに、アスナからは怒るどころか、甘えた声が返ってくる。
 もっと可愛い声が聞きたくて、あたしは、掌で形を変える大きな胸の中心を探すことにした。
 二本の指で乳房の中央をはさみ込むようにして、ゆっくりとチョキの形から指の間を狭める。
 ……一部分だけ硬めの感触の場所で止まり、人差し指と中指がソレを捉えた。

「……ダメぇ……くぅん……」
 そんな声でダメって言われても説得力無し。
 あたしは心の中で、そう答えながら、服の上からも硬めの弾力を伝えてくる先端をきゅっと摘んで、優しく囁いた。

「アスナ……気持ちいい?」
 違う。本当に聞くべきことはハラスメント防止コードが出ているか否か。
 でも、それを聞いたら終わってしまう。

 ううん……理由なんて、どうでもいい。
 
 あたしの頭の中はもう、アスナを可愛がりたい。
 アスナを鳴かせたい。そんな欲望で頭がいっぱいだった。
 多分、あの夜から何度も何度も自分を慰めている内に、どこかオカシクなってしまったのかもしれない。

 目の前にいるのは、その夜を過ごした"彼"と恋人になるであろう親友なのに。
 
「うん……気持ちいい、ぁっぁっ、きもちいいよぉ、リズ」
 頬を上気させて、蕩けた声を返してくれる。
 その風情は殺人的な程可愛くて……あたしの理性の糸は、この瞬間、完全無欠にプツっと切れた。

 やわやわとアスナの膨らみを弄びながら、耳元に唇を寄せて囁く。
 一歩踏み出すための言葉を。

148:ユカラカキ ◆57bPn7v4tg
11/01/06 01:19:08 GYgwPTBZ
今回はここまで、次回、エロに入ります。
このSSは修正箇所が少なかったので明日には投下できると思います。

途中、余白がおかしなことになっていましたが、これは使用しているテキストエディターの使い方を間違えたからです。次回から気をつけますorz


尚、答えられない質問もあるので、スルーしている問いがある時は察してください(汗

149:名無しさん@ピンキー
11/01/06 01:55:27 6Sk1RUvD
乙です
続き楽しみにしてます

てかキリトハーレムにwktkせざるを得ない

150:名無しさん@ピンキー
11/01/06 22:19:09 SqjSCDfw
ここで終わるのかああああああああああああああ!!
ビンビンにボッキした。

>>129 だけど本当にありがとう!!

151:ユカラカキ ◆57bPn7v4tg
11/01/07 00:09:32 tXr58x7l
>>147の続きを投下します。

152:「友情と愛情」 ◆57bPn7v4tg
11/01/07 00:10:48 tXr58x7l

「キス……しよ」
「ぁ、でも。っ、そこ、やぁぁ」
「キスの練習だから、ね?」

 姉のように優しく言い聞かせると、戸惑ったように小さく震える。
 アスナはきっとキリトとキスはしてるんだろうな。

 湧き上がる嫉妬。
 でも、「どちらに」嫉妬しているのか、自分でも解らない。

 アスナもキリトも大好き。

 そんな気持ちを込めて、アスナの形の良い唇を、あたしの唇で塞ぐ。
 アスナは腕の中で一瞬硬直して、すぐ蕩けるように身体の力を抜いてゆく。
 その反応を了解の証ととったあたしは、唇を押し付けるだけの接吻から、小さく舌を伸ばしてアスナの口腔へ忍び込ませた。
 
 ちゅ……くちゅ、ぴちゅ。
 
 美味しい。
 アスナとのキスの味なんて、味覚にプリセットされているはずも無いのに、あたしは確かに、最上の美味を味わっている感触を得ていた。
 キリトとは全く違う柔らかな女の子の味。幾らでも……食べられる。舌をいっぱいに伸ばしてアスナの舌に絡め、吸い上げる。

 多分、凄い光景だと思う。
 あたしのような幼く見られる童顔の女の子が、女性でも見惚れてしまう程の美少女とエッチなキスをしているのだから……。

153:「友情と愛情」 ◆57bPn7v4tg
11/01/07 00:11:36 tXr58x7l

 キリトが見たら、どう思うかな?

 そう考えると、熱い何かがせり上がる感覚に囚われる。
 けれど、それが刺激的で気持ちいい。

 キリトに……見られたい。
 キリトと一緒にアスナをいじめて、可愛がりたい。
 口付けの間、そんな妄想が浮かんでは消え、あたしを昂ぶらせる。

 あたしって……かなり危ない性癖の持ち主かも。

 ちゅぷ……。
 ようやく、長い口付けが終わりを迎える。
 名残惜しくて、すぐに何度も軽いキスを繰り返してから、唇を離して……アスナを抱きしめる。
 勿論、胸への悪戯はそのままにして。

「あふぅ……。もう!リズ、強引だよぅ」
 アスナが、ぷいっといじけたようにソッポを向く。
 けれど、いつもは透き通るように白い頬が、薔薇色に染まっている。

 だから、あたしは優しくこう聞く。

「イヤだった?」
 掌でアスナの膨らみを優しく撫で、唇は小さな耳朶へ触れて。

「ぁぁっ……ううん」
 コツン。身体をあたしの方へ凭れかけて頬を摺り寄せるアスナ。
 小動物みたいなそんな仕草が、再び、あたしの保護欲をそそる。
 ううん……嗜虐心かもしれない。

154:「友情と愛情」 ◆57bPn7v4tg
11/01/07 00:12:45 tXr58x7l

「リズだから……いいよ」
 さっきもそうだったけれど、アスナは天然で殺し文句をさらりと言う。
 嗜虐心が更に燃え上がる。

「それじゃ、アスナの裸。見せてもらおうかな。直接触りたい」
「さわって……リズ、えっちなこと教えて」

 最初に言われた言葉と同じ。けれど、意味は違う。
 アスナの掠れた声が、それを物語っている。
 多分、欲情を抑えきれなかったさっきのあたしと同じ状態。
 ううん、唇やおっぱいをあたしに刺激されてたのだから、もっとかもしれない。

 アスナがゆっくりとウィンドウを操作し、着衣を一つずつ消して行く。
 下着姿になった時、一つ熱い溜息をついて唾を飲み込んでいる。

 最後の一枚が消え、生まれたままの姿に。
 ううん。この場合はデータで構成された体なのだから、その表現は相応しくないかもしれない。

 何にせよ、アスナの綺麗な身体の曲線を隠すモノは何もなくなった。
 
 質量を感じさせる大きさにも関わらず、きゅっと前方へ張り出したような形の良い乳房に、あたしと同じように少し幼い感じのする乳暈と乳首がつき難い桜色の先端。
 そこが今、乳暈ごとぷくっと持ち上がって、主人の興奮を伝えるように尖ってる。

 白桃のようなお尻に繋がるウエストは、優美なくびれを形作っていて、アクセントとしてのお臍が可愛い。
 その下……美しい三角形を形成しているアスナの大切な場所は……。
 僅かに花開いた無毛のスリットからサーモピンクが覗き、透明の液体が太ももを伝うまでに流れている。

155:「友情と愛情」 ◆57bPn7v4tg
11/01/07 00:13:38 tXr58x7l

「リズ……恥かしい……」
「ほら、隠しちゃだめ」

 腕を交差させて隠そうとするアスナの腕に手を添えて広げさせる。
 隠すものの無い、雪の降った丘陵のように透き通った白い乳房。
 部屋の光を反射してピンク色に照らし出される。
 あたしは、その先っぽに顔を近づけて、その愛らしいサクランボを唇で摘んだ。
 
「っ……ぁ」
 アスナが首を仰け反らせ、あたしに押し倒される形でソファーに倒れかかる。
 ふるふると先端を咥えられていない左の乳房が、あたしを誘うように艶かしく揺れる。

「ちゅぅ……はむ……んくっ」
 口の中で、硬く、それでいて弾力のある突起を吸い上げてから、
 舌先で中央の小さな切れ目を強くなぞる。

「ひゃんっ!くぅん!ぁぁっ、むね、そんなにされたら!」
 アスナの甘い悲鳴が耳に心地いい。
 あたしは、もっとアスナをいじめる為に、舌で転がしている先端を乳暈の根元から歯で柔らかく扱いて、乳首を挟む。
 ぴんっと瑞々しい乳肉が持ち上がる。

 くちゅ……ちゅぅ。
 最後まで扱き終わって、唇から桜色の突起を解放した途端、
 ぶるんっと音が立ってもおかしく無い勢いで、乳房が跳ね回る。

「っ……ぁぁ……やだぁ、私のむね、こんなに……エッチに」
 荒い吐息を漏らしながら、
 アスナは、あたしの唇によって踊る自分の乳房を魅入られたよう見つめて、呟いた。

156:「友情と愛情」 ◆57bPn7v4tg
11/01/07 00:14:45 tXr58x7l

「えっちなアスナには、おしおきが……必要だよね?」
 あたしは、豊かな丘陵を舌でなぞりながら、引き締まったお腹へ降ろしてゆく。
 もう胸を隠そうとしていないアスナの腕から手を離し、そっと両のふとももに添える。
 とろけそうな柔らかさをもった太股を押し広げると、中央にある小さな船型のピンクが鮮やかな色を見せ、そこからトクトクと透明な液体を湧き出させていた。
 無毛の恥丘に、ツンと硬く顔を出している芽も可愛らしく自己主張していて、あたしを誘うように光っている。

「おしおき……ぁ……やぁ、開いたらみえちゃう」
「見るだけじゃないよ。ここに……オシオキを」
「ぇ……ぁ……」

 あたしが囁くと、アスナが真っ赤になって顔を反らす。
 けれど、否定の言葉も、抵抗の気配も無い。つまり……言うのは恥かしいけど、シテ欲しいって事だろうな。なんて解り易いんだろう。
 あたしは小さく笑うと、オシオキする為、唇を下腹から降ろして、アスナの大切な場所へ舌を伸ばした。
 
「ふぁ……っ」

 舌がほんの少しだけ触れただけなのに、耐えられないと言うような吐息が漏れる。
 その微かな声に混じる甘さが心地良くて、あたしは、更にピンクの溝を往復させてから、包皮から少し顔を覗かせている肉芽を舌で擽り、ねぶった。
 
「ぁああ!!やっ、やだっ、そこ!だめぇぇ!」

 ぷちゅ、くちゅ……あたしの舌が肉芽の包皮を剥いて舐め上げる度に、
 アスナが脚をじたばたと動かして、嬌声を上げ続ける。
 イヤって言っているのに、あたしの唇に腰を押し付けるように動いてるのが、嬉しい。
 もっと気持ちよくしてあげるね、アスナ。


次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch