11/02/09 00:34:35 6w3a9r99
ゆっくりと、恐る恐る榊はそれを口に含んだ。
コンソメのような塩気と、だがしかし新緑のような香りを含んだ太いそれを、自らの唇に触れさせるのには正直抵抗があった。
口内に、唾液をうんと含ませて。
柔らかな、艶めいた唇に優しく挟まれていたそれは、静かに、この美少女に飲み込まれていく。
黒光りするそれが、榊の口を、犯す。
コトが終わるまでは一言も喋らない、そういう約束だった。
しかし榊は、うぐ、とも、むぐ、とも取れる声を抑えることができずにいた。
そしてそれが、木村のサディズムには著しくマッチしていた。
「榊くん…。」
メガネの奥底の、優しい目。
だがそれは、中断など許さないという強い意思を榊に感じさせていた。
それが榊への、同調圧力であった。