擬人化した狂暴な♀動物が逆レイプする【十九匹目】at EROPARO
擬人化した狂暴な♀動物が逆レイプする【十九匹目】 - 暇つぶし2ch706:うふ~ん
うふ~ん DELETED
うふ~ん

707:名無しさん@ピンキー
12/03/26 20:39:01.85 ycYDUbWX
わっふるわっふる

708:名無しさん@ピンキー
12/03/26 21:13:47.83 dQN2xjdi
おっきしたお!

709:名無しさん@ピンキー
12/03/26 23:49:58.34 TjfuhdUJ
わっふるわっふる


710:名無しさん@ピンキー
12/03/28 01:27:14.03 wizB6174
続き・・・ますよね?
終わりなら終わりって言ってくれないとGJって書き込みづらい・・・


711:蒼き龍
12/03/29 17:22:03.21 u/miHdzp
新参者ですw
文才がなさそうなこの僕が、SSを書こうと思って、いざメモ帳に向かった直後、
書くネタがないと思ってしまった。

要するに安価。>>720に。
ヤる相手とシチュエーションを書いてくださったら結構ですw
なんとかできない可能性もありますが、そこは気合で乗り越えたいですw

712:蒼き龍
12/03/29 17:22:40.34 u/miHdzp
下げるの忘れてましたw

713:名無しさん@ピンキー
12/03/29 18:29:33.55 kXE/CONH
気持ちは嬉しいけど安価遠い

714:蒼き龍
12/03/29 20:52:41.62 u/miHdzp
む・・・では、>>715にしましょう

715:名無しさん@ピンキー
12/03/29 20:57:17.95 sWozPDAY
未開の地で絶滅動物の娘に遭遇し
子孫繁栄の為に逆レされる

716:蒼き龍
12/03/29 21:01:49.39 u/miHdzp
速いですねw
難しい内容だ・・・・だけどヤってみせる!

717:蒼き龍
12/03/29 21:02:32.64 u/miHdzp
きっといつか投稿します・・・ですので、待っていて下さい・・・・その時まで!

718:名無しさん@ピンキー
12/03/29 23:56:25.23 s+Ikoq3y
期待しないで待ってるわ
投下ばっかりに気とられてさっさと仕上げちまわないでじっくりのんびり書いてこいや

719: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】
12/03/30 00:32:14.99 SWTHg8jE
まあ、こういうやつがちゃんと投稿した験しがないんだけどね

720:名無しさん@ピンキー
12/03/30 03:35:40.04 nWvnsC9l
あらしのよるに

721:名無しさん@ピンキー
12/03/30 09:19:18.69 wtY8LsIG
狼♀×ショタ羊♂ですね、わかります。

722:名無しさん@ピンキー
12/03/30 09:20:38.55 8AOzTvR9
いやヘタレ青年狼♂×包容力のある羊♀でしょ

723:名無しさん@ピンキー
12/03/30 09:23:17.70 8AOzTvR9
つーか羊じゃなくてヤギじゃね?

724:名無しさん@ピンキー
12/03/30 11:22:01.56 VeHwxoQ8
映画の山羊は雄なんだよな

>>721のSSを見てみたい

725:名無しさん@ピンキー
12/03/30 11:30:00.29 xgYbjWPO
ウルフくんとうさぎさん

726:名無しさん@ピンキー
12/03/30 14:42:41.07 nWvnsC9l
>>724
今度のアニメは雌だな

727:名無しさん@ピンキー
12/03/30 18:39:59.94 tvQl5zNI
狼♀xゴッツイ雄ヤギ!

「いやぁ…いやぁあああ やめてっやめて!」
「あんっ、もっと突いてくださいの間違いだろっ!」
 てめぇは狼のくせに ヤギのガキを孕むんだ」
「イヤ…孕みたくない…お願い…ヤメテ…胎はやめてぇ」
「何が やめてぇ~ だっ、
 てめぇの肉襞がオレ様のチンポを咥えて放さねぇじゃねぇか!
 ああっ?もっと欲しいんだろ?」

728:名無しさん@ピンキー
12/03/30 19:50:18.00 YTZGyLIV
あ、ここそういうスレじゃないんだ

729:名無しさん@ピンキー
12/03/30 20:46:41.73 wsEDBf1Z
立場がちょっと逆だったなぁ…….♂♀的な意味で

730:名無しさん@ピンキー
12/03/31 08:10:12.02 PEhFJX//
>>705の続きです
忙しくてやっとかけました

ゆっくりと、ゆっくりと、彼女は膣口を緩めた。
「うわあっああああ・・・ああああっっっっ!!」
ぷしゅうううううううううううううう
満タンに溜まった容器に、亀裂が入ったかの様に精液が飛び散った。

「ひぐぅ!あぁぁああ゛ぁぁああっ!!!!」
ようやく味わえた射精感、僕は失神寸前だった。
溜まりに溜まっていたせいか一瞬で終わるはずの射精がもの凄く長い。
「ごんなのっ・・・おがじぐなりぅっっ、あっ、ああああっ!!!」
少ししか出せないもどかしさは、出したいのに出せないもどかしさを遥かに上回っていた
「まるで女の子みたいに喘いじゃって、もうあなたは私たちの精液バンクよ
これからあなたの子どもが生まれるの
今度はその子らがあなたを犯して、また新しい子が生まれるのよ」
これからもこの快楽が続く、嫌なはずなのに辛いはずなのに僕の顔は蕩けるように笑っていた。
「えへへへっ、こんなのがずっと、あんっ、続くんだ
えへへへへっ、死んじゃうっ!」
「大丈夫、死なないわよ
ちゃんと口移しでご飯も与えてあげる、睡眠だってとらせてあげる
でも食事中も睡眠中もずっとおちんちんイジイジしてあげる
ずっと、ずっとね」

731:名無しさん@ピンキー
12/03/31 08:10:43.30 PEhFJX//
そして、とうとう射精を終えてしまった。
彼女の膣から出されたペニスはビクビクと弱々しく痙攣している。
「まだ少し残ってるわね」
彼女は果てたばかりの萎えたペニスに口を近付け、吸引する。
射精後で感度の増した僕は、耐えきれず失神した。
「ごちそうさま、おいしかったわよ」
そしてまた、精液を溜めるために刺激される。
失神しているのに、僕の男の部分だけはずっと起き上ったままだった。

━━・・・何度、犯されたのだろう。
結構な時間がたった気がする。
彼女たちの繁殖能力は凄まじく、数えきれないくらい増殖した。
1匹いれば50匹いる、とはよく言う。
薄れ行く意識でそんな事を考えていた。
絶え間なく犯される中、彼女たちはこんなことを話していた。
”地上の人間を制圧した”と。
ああ、人類は滅亡したんだな。
何かで聞いたことがある。
人類が滅亡した世界で生き残る生物の事を。

この世界はゴキブリ娘に制圧されてしまった。

732:名無しさん@ピンキー
12/03/31 08:17:41.92 PEhFJX//
ゴキブリ娘難しい
ひたすらおちんちん弄る話になったから感動も糞もないです
ああ、スカトロNGだから糞入れたら駄目でしたね

733:蒼き龍
12/03/31 09:26:18.37 aKNd48xP
GJです

734:蒼き龍
12/03/31 11:17:44.74 aKNd48xP
いよっしゃ、できた・・・
注意:僕は文才がありません。
  それでもよいのでしたら、どうぞ、僕の小説を見て下さい。
  短いです。

735:ニホンオオカミの島
12/03/31 11:18:45.57 aKNd48xP
俺の名は"焔龍 悠斗(エンリュウ ユウト)"。24歳の独身だ。って誰に紹介してるんだろうか?

早速と言っては何だが、ここはどこだ?

俺は海外旅行に行くため、飛行機に乗っていたはずだ。

ああ、そのあと・・・飛行機のどっかに穴が開いて落ちたんだっけ?

なるほど納得。で、俺だけここにいると。理不尽だなぁ、オイ。

とりあえず携帯を・・・はい、圏外w

他のやつはどうなったんだ?まさか、俺だけ生き残ってるとか・・・?ないわwソレw

まぁいいか。なんか無人島、ってのもおもしろそうだしな!

テンション上がってきたぜい・・・・なんたって、無人島といえば"冒険"だぜ!?テンション上がるに決まってんだろ!?

「そうときまればYAHOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!早速散策だ!面白くなってきたぞ!」



「つーより、ナイフ持っててよかったわ~、草とか切るのに楽だしな~

でもこれ、もはや短剣の部類に入るんじゃないのか・・・?たしか、刃渡り19.7cmほどだったか・・・?まぁいいや。」

そこで草むらから、ガサッと音がなった。

「!?誰だ・・・・・無人島じゃなかったのか・・・・?ここは?・・・・・・とりあえず、追いかけてみよう・・・

つーか、エアーガンでもモデルガンでもなんか持ってこりゃあよかった」

俺は右手にナイフを持ったまま、その音がした方向に行く。

すると、そこにいたのは・・・

「なんだ、ありゃあ・・・・人間、か?じゃあ、あの耳と尻尾は一体・・・?」

そう、"なにかの耳と尻尾を持った人間"だったのだ。

「変なことに関わる前に、逃げるか・・・」

逃げようと思った。よくわからないものに関わって死んだりでもしたら、嫌だからな。

人は、自分の命が第一なんだと、そう思ったよ。

コン、ドカン

石に躓いてこけた。痛い。音に気づかれたみたいだ・・・まずい!

736:ニホンオオカミの島
12/03/31 11:19:52.73 aKNd48xP
「――――ッ、いってぇ・・・逃げなくちゃな・・・」

タッタッタッタ....

痛い足を必死に動かしながら、逃げる....



「はぁ、はぁ・・・ここならもう追いつかれないだろ・・・」

と、いいつつ後ろを向いた。

誰もいない、よかった・・・そして、何気なく前を向くと。そこには。

「人間・・・?なんでここにいるの?」

さっき見た、"人間もどき"がいた。それも自分に疑問を問いかけている奴の後ろにたくさんいる。

ざっと見たところ、前にいる奴も含めて100人・・・ちなみに前にいる奴の容姿は、というより全員ロリっぽい。

地味に俺のタイプじゃねぇかwああ、あと服は着てるな・・・

そんなことを考えている場合じゃない・・・逃げれるか・・・?・・・今は素直に話を聞くか・・・

「・・・っく、お前ら一体誰なんだ?どうしてここにいる?俺は必死に逃げてきたはずだが・・・?」

「そんなに多くの質問を一気にされても・・・まぁいいわ、順番に答えていくから。

まず一つ目ね。私たちは"ニホンオオカミ"よ。2つ目。絶滅しかけたから。3つ目。ここは私たちの住処よ。

ちなみに貴方が見たのは餌場。つまり貴方は餌場から住処に走ってきた、というわけ。わかった?」

うん、とりあえず意味がわからなさすぎるぞ、この状況。

「・・・つーか、ニホンオオカミって絶滅したんじゃねぇのか?」

自分が冷静すぐるwだwれwかwたwすwけwてw

「ええ、あなた方人間の"発見している土地の中"、ではね」

「つまり、どういうことだよソレ?」

「頭の悪い人間ね・・・つまりここは、あなた方人間にとって、"未開の地"なのよ」

「なるほど納得。・・・じゃあなんで、俺がここにいるんだよ?」

「そんなの知ってると思う?私達が」

「知ってるわけもないか。まぁいいや、とりあえず俺がこの島から脱出する方法とかおしえてくんねぇか?」

737:ニホンオオカミの島
12/03/31 11:20:19.49 aKNd48xP
「嫌」

「なんでさ?教えてくれたっていいじゃないか」

「だって、貴方は・・・」

「俺は?・・・俺がどうかしたのか?」

一体何なんだ・・・嫌な予感がしてきたぞ、ナイフを取り出す準備をしようか・・・

「子孫繁栄のための、糧になるんだから」

やけに声が大きいな・・・まぁ、返答は決まっている。

「嫌だね。俺はさっさと帰りたいんだ」

と、いいつつナイフを取り出し身構える。

これでも少しは剣道経験があるんだ。少しだけ・・・三ヶ月程度だけどな。

「へ~、じゃあ・・・強制的に、ヤっちゃってもいいよね・・・。みんな!そこの人間を抑えて!話は聞いていたでしょ!」

「―――――ッ!?」

これはきつい!一気に10程度のニホンオオカミの人間体が襲ってくる・・・速い!狼、だからか・・・?



結果、捕まった。速さが反則すぐるだろw・・・のんきに考えてる場合でもないか。

ここは冷静に、冷静に考えるんだ・・・

まず、このままだと、まずいぞ・・・・搾り取られる!そうして死ぬのか・・・

そんなことは考えるな!生き延びることを考えろ!考えるんだ!悠斗ォォォォォォォォォォォ!!!

「あれ?現実逃避かな?」

「・・・・・・さぁな」

「うふふふふふ・・・逃げようと考えたって、無理だよ?」

「・・・ッチ」

「それじゃ、はじめるけど、いいよね?」

「よくない(キリッ」

「言い切った。言い切ったよこの人・・・まぁいいや、ヤろ~、っと」

738:ニホンオオカミの島
12/03/31 11:21:41.87 aKNd48xP
早速、俺の履いているジーンズに手をかけられる。

手をどけようと思ったが、生憎、俺は抑えつけられたままなのだ。

先ほどの十名に。

と、無駄なことを考えているうちに脱がされてしまったようだ。しかし、だ。

「あれ・・・?勃ってない・・・?なんでだろ?」

ふっふっふ・・・、そう!我がペニスがまだ勃っていないのだ!嫌な予感しかしないが、な。

「まぁいいや。このまま・・・ンチュ」

クッ・・・だが、まだ大丈・・・ウッ!?

「ペチャ・・・クチュ・・・ネチュ・・・ペロリ」

ぐおっ・・・これは、なかなか、だ・・・

「ペロペロ・・・」

・・・ヤベェ。ペニスが勃ってきた・・・

「お、勃ってきたね・・・」

「せ、生理反応、って奴だろ?ハハッ」

俺は某夢の国出身のネズミのような笑いをする、ヤバイ・・・ヤバイぞ、この状況。

「そんな慌てて反応しなくてもいいのに」

「慌ててなんて・・・」

「こっちから見たら十分慌ててるよ?」

「―――――ッ」

ヤッベェ・・・このままだと・・・

739:ニホンオオカミの島
12/03/31 11:22:50.36 aKNd48xP
「さて、前戯も終わったことだし、本番と入りましょっか」

うん、予想通りだ、やったー・・・うれしくねぇ。

どうする・・・もう、流れに任せようか・・・

「お!諦めの兆しがきてるのかな?」

「いんや、まだだ。まだ、諦めるわけにはンムッ!?」

「ンチュ・・・チュ・・・クチュ・・・ペチャ・・・ぷはぁ、どお?ふか~いキスの味は」

「ッチ、くそう・・・不覚にも気持ちいい・・・」

「と、いうわけでほんとうに本番入るよ?」

「やめr」

「答えなんて聞いてないから」

と、いいつつ彼女は下半身のスカートとその下を脱ぐ。

俺は必死で暴れて抵抗する・・・だけども爪を突きつけられて抵抗を止められる。

「コレ以上暴れたら、その体に傷をつけるかもしれないよ?」

「クソったれ・・・ここで終わるのかよ」

「うん。貴方の"人間"としての人生は、ね。」

もういいや。どうにでもなれ。ははは・・・俺って、元から壊れてたのかな?

それとも今、壊れたのかな?ははは・・・

「あれ?諦めた?まぁいいや、ヤっちゃおーっと」

そういって彼女は俺のペニスの上に誇り、そして腰を下ろした。

「ぐっ、ぉぉ」

「ん・・・入ったぁ」

そのまま彼女は腰を動かす。

「う、っく、あぐっ」

「ふふふふふ・・・どお?私の膣の感触は?」

「うぉ、ぁう、ぬぉ」

さっきから情けない声を出して喘いでいるのが俺だ・・・

「どう、なのよ、おし、えてよ」

「うぁ、ぬぐぅぁ、ぐ、ぐぅぉ」

740:ニホンオオカミの島
12/03/31 11:23:10.38 aKNd48xP
「う、く、う、う、うおおおおおおおおおおおおおおおお」

「きゃ、あ、あ、あ、イくうううううううううううううう」

その時、同時絶頂を迎えた。

俺のペニスからは大量の精液が飛び出る。

「あ、あ、入ってくるううううううう、赤ちゃんの素が入ってくるうううううう」

「はぁ、はぁ・・・」

今までで一番出したのは今だと思う。

「うふふ、気持よかったよ~、というわけで他の子も」

「え・・・」

この約100人を相手にしろと?

「ははは・・・もう、どうにでもなれ」

「聞いた?みんな、ヤれ~!!!」



――――今日は、いつだろうか?

それすらも分からない・・・いや、考える意味もない・・・

なんたって俺は、彼女らニホンオオカミの"子孫繁栄のための糧"なのだから・・・

END

741:蒼き龍
12/03/31 11:23:50.24 aKNd48xP
・・・どうでしょうか?
ザコ作品ですが・・・

742:名無しさん@ピンキー
12/03/31 14:02:24.06 F+UHdZ6h
GJこうゆうの大好き

743:名無しさん@ピンキー
12/03/31 15:14:41.74 u4SGPht/
GJだけどあまりいちいち口出しされたり卑屈になられると素直に楽しめなくなるから黙っておくが吉

744:名無しさん@ピンキー
12/03/31 15:46:59.69 0tmBg9f8
隙間を埋めてもちっとまとめて投下すればよかったのでは?
作品自体はGJ!
お疲れ様でした!!

745:名無しさん@ピンキー
12/03/31 16:11:15.19 PEhFJX//
俺もまた書こうかな
純愛スライムに粘液まみれにされながら愛される話と
淫乱ラミアに締め付けられながらじゅぶじゅぶに搾精される話
どっちが刺激的ですか?

746:蒼き龍
12/03/31 16:32:14.25 aKNd48xP
作品が高評価!やった!!!
>>>745自分としてはスライムがいいですね。

747:蒼き龍
12/03/31 18:35:16.25 aKNd48xP
・・・>>739の最後と>>740の最初の間、抜けているところがあるので、追加事項を記載します。

・・・こちらの記載ミスです、すいません・・・

------------------------ここから下、追加事項------------------------

彼女の中はとても気持ち良く、気を抜いたらすぐ射精してしまいそうだ。

そして、腰使いが速くなっていく。

「う、ぬぅぉぉ、ぐぁ、ふぉぃ、ふぇ」

「あ、あ、あ、あん、気持ち良く、なってきたぁ」

そしてラストスパートといわんばかりに速くなる。

748:名無しさん@ピンキー
12/03/31 23:57:59.96 R8/dqcIX
>>740
えがった。


749: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】
12/04/01 00:52:37.12 8+P25QOo
とりあえず空白で改行するのやめてくれ。すごく読みづらい

750:名無しさん@ピンキー
12/04/01 00:59:27.76 Wik11N1x
狼が世話してくれたおねーさんに猛烈になついている動画を思い出した

751:名無しさん@ピンキー
12/04/01 07:31:16.69 saoGqh31
乞食スレ完全消滅記念w






























大勝利確定記念age

752:純愛スライム
12/04/01 16:47:14.52 7gKQ4DJk
「ずっと、ずっと・・・君の事が・・・好きだったのっ」
彼女は頬を紅潮させながら、告白した。
「どうして、・・・僕なんかに」
少年は戸惑い、なぜ自分に告白してくれたのか尋ねた。
「私が、村の子どもたちに酷い扱いを受けたとき、君が助けてくれて・・・
その時から君の事が、忘れらなくて、それでっ」
言葉に詰まりながらも必死に想いを伝える彼女。

だが、少年は疑問に思った。
今、告白してくれている彼女はどうみても自分よりも年上の女性。
助けた記憶、というより、知り合った記憶すらなかった。
「ごめんなさい、お姉さんはどこで僕と知り合ったんですか?
僕、覚えてなくって」
申し訳なく尋ねてみた。
本当に覚えがないのだ。

「あ・・・この姿じゃ、仕方ないね・・・
これなら覚えているかな?」
彼女の身体がぐにゃ、と歪んだ。
まるでジェル状の液体のように形が崩れ、少年の背丈よりも小さくなった。

「あっ!もしかしてあの時の」
思い出した。
数ヶ月前、村の子どもだちから助けた、彼女の事を。

「嬉しい・・・思い出してくれた」
彼女はスライム、綺麗な水源にしか生息しない、絶滅危惧種とされる生物。
「君に、君に会いたくて人間の姿になれるようにいっぱい、いっぱい練習したんだ」
さっきまでの女性の姿に形を変え、嬉しさのあまり、少年を抱きしめた。
「大好きです、私と付き合ってください」
「こんな姿になるまで・・・僕のことを」
彼女の一途な思いに、少年は惹かれた。
「こんな・・・こんな僕でよかったら」
少年がそう言うと、彼女は笑みを浮かべ、涙を流し、強く、抱きしめた。

753:純愛スライム
12/04/01 16:47:38.51 7gKQ4DJk
「ここが私の家です!」
案内されたのは町の郊外にある森、その奥にある美しい水源だった。
「綺麗・・・この森にこんなところがあったなんて」
水面は透き通るように美しく、泳いでる魚がはっきりと確認できるくらい澄んでいた。

「えいっ!」
彼女は僕を湖に押し倒した。
水の底は浅く腰くらいの水位だった。
「もう、なにするんだよ
服がビショビショじゃないか」
「えへへへ、嬉しくってつい」
屈託のない笑みを浮かべ、少年に抱きついた。
「ずっと、一人でここで住んでいたの
それで、寂しくなって森から離れて、人里まで降りたら
人間の子どもたちが遊んでいたの
そしたら、あんな目にあって・・・
その時、助けてくれたのが君だったの
本当に、本当に感謝しているんだからね
だから、これはお礼」
彼女は少年の唇にキスをした。
舌が咥内に入り、絡まる。
彼女の舌はジェルのように柔らかく、口の中で絡まった。
当たる吐息は、温かく、官能的だった。
性知識の欠片も乏しい少年にとってはとても刺激的だった。


754:純愛スライム
12/04/01 16:47:58.50 7gKQ4DJk
すると、下半身の方に圧迫感を覚えた。
「なんか、ここがおかしくなって・・・っ」
少年はズボンから突起する部分を抑えた。
「おちんちん・・・大きくなったんだね
いいよ、私が、ちゃんとしてあげる」
「だっ、だめだよ、こんなとこ」
羞恥心から抵抗する少年を優しく制し、衣服を脱がした。

「これが、おちんちん・・・」
毛も生えていない、皮を被った幼いペニス。
痙攣するようにビクビクと勃っていた。
「そんなに、見られたら、恥ずかしいよお」
誰にも見せた事のない恥部を見られ、赤面した。
「まず、皮を剥かなきゃ・・・」
「痛っ!!」
「えっ!ごめん、大丈夫?」
敏感な部分、まだ幼い少年にはとても刺激が強すぎた。
「なんか・・・とても、変な感じだった
痛いのに、気持ちよくて、もっと・・・もっとして欲しいな・・・
でも、痛いのは・・・怖い」
初めての感覚に少年は、涙目で答えた。
「わかった、・・・今度はやさしくするね」

固い人間の手で触れるからいけないんだ。
彼女はスライムの能力で、手をジェル状にし、ペニスを包み込んだ。
「なにこれっ・・・、あっ、ひんやりして、すごい、あああっ」
少年は腰をひくつかせ、スライムの感触に悶えた。
「すごい、気持ちいい、こんなのおかしくなるよっ、・・・っ!
あ、なんか出る、おしっこ出ちゃうっ!!!!」
びゅる、びゅるびゅるるるるるる
尿道から出たのは、黄色いおしっこではなく、白色のネバネバした汁だった。
「いっぱい、いっぱい、出たね」
彼女は手に付いた精子をペロペロと舐めた。
「ふぇ?おしっこ・・・じゃない?
・・・はぁ・・・はぁ・・・身体・・・おかしくなった・・・のかな?」

755:純愛スライム
12/04/01 16:48:21.85 7gKQ4DJk
今までに体感したことない感覚。
頭はボーっとして、何故か心地よい気分。
「これは、男の子が気持ち良くなった時に出るお汁だよ
これから私の中にいっぱい、いっぱい出してあげるからね」
「また、こんな気持ちの良い事・・・してくれるの?」
「うん!だって君の・・・恋人なんだもん
これよりももっと、もっと気持ちの良い事してあげるよ」

彼女はまだ果てたばかりで敏感になっているペニスに唇を近付け、
口を窄めた状態で鈴口を咥えた。
じゅぼぼぼぼ、じゅぼ、じゅぼぼぼぼぼ
「あああっ!さっき、出たばかりでっ、あっ、まだ、ひゃう、敏感なのにッ!!」
スライムの咥内は変幻自在に形を変え、ペニスに密着し、回転するように動き、吸引された。
日常では、絶対に味わえない未知の快楽に少年のペニスは悦んだ。

「また、こんなに・・・勃ってくれた
もっと、気持ちのいい事がしたいんだね」
ただでさえ、性的知識の欠片もない少年にとって、味わったことのない強烈な感覚。
腰はガクガク震え、これ以上刺激されたらどうなるかわからない。
しかし、小さな男の部分を懸命に大きくさせ、震えながら新たな刺激を待っていた。


756:純愛スライム
12/04/01 16:48:42.52 7gKQ4DJk
冷たい感触が全身を覆った。
ジェル状になった彼女は、まるで融合するかのように
少年の顔以外をスライムで包み込んだ。
「えへへへ、まるで私と一つになったみたいだね」
指先から首筋、陰部に至るまで、すべて包み込まれた。
まるで母体にいるかのような安堵感があった。
しかし安らぎもつかの間、スライムの中が動き出した。

「ひゃっ!そこ、お尻の穴、き、汚いよ!!!」
ジェル状の物質は縦横無尽に動き、少年のアナルに入り込んだ。
「ああっ、なんか、変っ!出たり入ったりして、ダメ、癖になるっ!」
排泄物を出した時の快感を連続して味わうことがこんなに気持ちのいいことだったなんて
「君の中だったら、どんなところだって愛してあげるんだから」
彼女の攻めは強くなるばかり、全身を覆い込まれているので身動きが取れず少年は悶絶した。
「あっ、あっ、あああああぁぁぁぁあっ!」
少年は泣きながら、悦に浸った。
穴という穴を犯され、敏感な部分をスライムで刺激され、まるで女の子のように喘ぐ。
それがイコール恩返しと捉えた彼女はひたすら少年を犯し、愛し続けた。


757:純愛スライム
12/04/01 16:49:01.53 7gKQ4DJk
少年の肉竿は、限界点に達していた。
マグマが放出されるような感覚がペニスを襲う。
「もう、ダメっ・・・射精る!!!!!!」
びゅるるる、びゅるるるるるるるぅぅぅぅぅぅ
ビクビクと震えるペニスから勢いよく出された精液は、
前立腺を刺激された影響か物凄い量を放出した。
「すごい、・・・こんなにいっぱい~」
彼女の体内に白い液体が取り込まれているのが目視できる。
「頑張ったね、えらいえらい」
少年は優しく褒められた。
そして、彼女に全身を抱き込まれながら、少年はゆっくりと眠りに就いた。



━━・・・目が覚めると、森の水源のほとりで眠っていた。
頭がボーっとして記憶が曖昧になっている。
考えていると肌寒さが襲った。
服を着ていなかったのだ。
あっ、思い出した・・・彼女は!彼女はどこにいるの!
やっと状況が把握できた。
夢から覚めたようなそんな心地だったので、理解するのに時間を労した
夢?あれは夢だったのか?

少年は必死で探すが、近くにはいない。
まだ出会って、間もないのに彼女がいなくなっただけで急に寂しさや悲しさが渦のように
廻り、自然と涙が出てきた。
彼女がいなくなることがとても耐えられなくなっていた。

「・・・・・・・わっ!」
背後から急に、彼女が現れた。
「私がいなくて、寂しかったの?」
彼女が言うと、少年は俯きながらポコポコと彼女の胸を叩いた。
「これからも、もっと、もっと二人で愛し合おうね」
彼女は少年に、キスをした。
二人の愛を確かめるように。

758:名無しさん@ピンキー
12/04/01 16:50:41.24 7gKQ4DJk
おーわり
スライムに犯されたいです

759:名無しさん@ピンキー
12/04/01 18:08:08.57 k0+hV1r5
厳密にはスレ違いだけどGJ
こういうスレもあるぞ
スレリンク(eroparo板)

760:名無しさん@ピンキー
12/04/01 21:05:42.71 py2HU6ST
とにかくGJ!
キュートでほんわかした

761:名無しさん@ピンキー
12/04/02 06:50:52.74 7xNxc1Oa
女性主導だしこっちのスレで書いて欲しいわ。
GJ!愛がある逆レイプもまたよし!

762:名無しさん@ピンキー
12/04/02 09:28:58.18 VMwScpR6
嬉しすぎて意欲湧いてきた
次何書こうかな


763:名無しさん@ピンキー
12/04/03 20:01:42.87 iKOOosIb
次回作はバッチコイだがスレタイは順守頼むぜ

764:名無しさん@ピンキー
12/04/10 21:47:47.16 2dw7njJd
落ちてる?

765:蒼き龍
12/04/16 17:24:17.57 F4RKFhcw
久しぶりに来たな・・・このスレ。
猫で思いついたことがあるので現在執筆中です。

766:名無しさん@ピンキー
12/04/17 23:16:05.08 i7opiW2U
楽しみにROMってます

767:名無しさん@ピンキー
12/04/23 22:59:30.96 PN/iaKqK
家の近くの港、釣り人に餌付けされてるとんびがいるんだが…
オッサンやおじいちゃんが釣りしてるすぐ隣で、じっと待ってるとんびが可愛いすぎるあまり、とんびが性的な意味でオッサンを狙ってるように見えてきたw

768:名無しさん@ピンキー
12/04/24 19:48:30.06 isDKlziG
さぁ早いとこその妄想を文章にだな

769:名無しさん@ピンキー
12/04/26 22:10:29.81 3wDioiyN
誰か保管庫更新しろよ

蒼き龍コテハンとか臭いからやめとけ
そのうち叩かれるぞ

もっともここは叩く奴もいないくらい過疎ってるようだがな

770:名無しさん@ピンキー
12/04/26 23:48:06.17 OkZQBlWe
というか貴重な職人に逃げられるのは誰だって嫌だからな

771:名無しさん@ピンキー
12/04/27 22:37:06.98 mMBjHJuL
URLリンク(news.infoseek.co.jp)
♀だったら良いネタに出来たのに・・・

772:名無しさん@ピンキー
12/04/29 23:00:17.89 iTOIJYGY
ところで、暖かくなってきたせいでカメムシが毎日大量に進入してくるようになった。
この虫どもと戦うためにクモさんかヤモリさんあたりに助勢を求めたいんだが、上手く口説くにはどうしたらいいかな。

773:名無しさん@ピンキー
12/04/29 23:08:07.38 UOB483lz
>>772
ヤモリさんもクモさんも自然に居つくようになるから全裸待機しておけばおk

774:名無しさん@ピンキー
12/04/30 05:53:10.92 kXw2am2c
カメムシには捕食者が少ないから、霧吹きで汚い水ぶっかけて疫病やカビに期待するとか

職場で手懐けたぬこがマジめんこい

775:蒼き龍
12/04/30 19:30:15.85 /GAZ7nka
すみません、リアルが忙しくて書けないようになりました・・・
>>769 2chは始めたばっかりなので・・・

776:名無しさん@ピンキー
12/05/05 21:11:57.36 U/aNTyEo
暖かくなってきたからか、干してた布団取り込むときに
小さい芋虫が引っ付いてた。

そのまま、知らん振りして家に入れて夜寝てたら
真の姿と称して半人半虫になった芋虫娘さんにのしかかられて吸精される

なんてな

777:名無しさん@ピンキー
12/05/06 21:20:48.09 oihDlmDA
>>776
さぁ早いとこその妄想だか現実だか知らん体験を事細かく文章にだな

778:名無しさん@ピンキー
12/05/07 08:07:27.13 MUvyHrDG
>>777
もう俺は妄想したぜ

779:名無しさん@ピンキー
12/05/09 06:17:06.61 gULOqrAt
同じく最近暖かくなってきたもんで、よく近くの花壇の石のところに
トカゲを見かけるようになってきた。
そういえば子どもの頃よく捕まえて遊んだっけなあ、とかしみじみしてみて、
…ふと、過去捕まえたトカゲ達が年月を経て擬人化能力を得て逆襲に来る、とか考えてしまった
当時捕まえた数なんて多すぎて覚えてないんだが…

780:名無しさん@ピンキー
12/05/10 21:10:02.46 MBA7NfyJ
まとめ更新してくれた人に感謝
ありがとう

781:名無しさん@ピンキー
12/05/15 23:43:01.67 /f53gb+V
age

782:名無しさん@ピンキー
12/05/17 01:51:35.60 QfRRpOPw
これは熱い…メスライオンと添い寝する男性
URLリンク(www.frablo.jp)

これは……

783:名無しさん@ピンキー
12/05/19 13:54:18.15 74i9TWN3
>>782
完全に猫の目になっとるw

784:名無しさん@ピンキー
12/05/19 18:26:54.85 QlGQZQCG
DEKEEEEEEEEEEEEEE

785:名無しさん@ピンキー
12/05/20 01:16:25.20 2qMtRcWI
>>782
猫www
ライオンじゃないなwww
野生じゃ荒ぶるライオン様も調教しだいでこのとおりってかw

786:名無しさん@ピンキー
12/05/20 06:35:15.60 c36eQQer
オニャノコなのに照英似とはこれいかに・・・

787:名無しさん@ピンキー
12/05/20 07:47:50.05 FSp5CQhF
オスを巡ってメス同士争う時は
このドロボウ猫!って罵りながら
シャレにならん戦いをするわけですね

788:名無しさん@ピンキー
12/05/21 11:11:36.13 w7ySw7Iv
>>787
これがホントの『キャットファイト』ってかw

789:名無しさん@ピンキー
12/05/22 18:10:17.15 4DXKUE32
人外娘の画像を捜そうと思うけど思うように見つからない・・・

790:名無しさん@ピンキー
12/05/22 20:12:24.72 v9gUt2Zx
>>789
ニッチなジャンルだからな。一般はおろかエロゲとかにもあまりないし
書く人も多いとはいえないだろう。
アニメなんかの流行りものとかは数も多いし上手い絵師も題材にするんだが

…だからと言って流行るのもいろいろどうかとは思うがw

791:名無しさん@ピンキー
12/05/22 21:36:08.75 Uwx015an
>>789
おとなしくプライド捨ててピクシブ行けば腐るほどあるでよ
行くか行かんかはお宅次第よ

792:名無しさん@ピンキー
12/05/23 00:26:52.18 7lESK6be
なんのプライドだよw

793:名無しさん@ピンキー
12/05/23 20:54:04.46 lLpqHpZE
>>792
一度現代アートとか何とかで問題起こしたろあのサイト
運営も腐ってるしその辺が、な

SSスレで画像サイトに対する愚痴はスレチだとわかっているが失礼


794:名無しさん@ピンキー
12/05/23 23:42:23.46 OkLLcSox
>一度現代アートとか何とかで問題起こした
>運営も腐ってる

なんだ2chのことか

795:名無しさん@ピンキー
12/05/26 00:59:00.63 f08U0UaD
偶然見つけたんだが、仏教の四天王に仕える鳩槃荼(くはんだ、くばんだ)という鬼神がいるらしい

その鬼神は広辞苑によると人間の精気を吸うというのだが、瓶のような性器を持ち、男を誑かしては精気を吸い取るらしい

また鳩槃荼は鳩槃荼衆という集団の名前であるので、まぁハーレムみたいな展開もあるかもしれない

考えてみればヴェーダまで遡ると紀元前10世紀の時点でこんな夢のような鬼神ちゃんがおわしますのだから人間の想像力って無限大。


796:名無しさん@ピンキー
12/05/27 01:27:14.61 TCdZV6Tx
たいていの神話や宗教にはエロいエピソード結構あるからなあ
エロ本とかがない当時は大衆の娯楽としても結構大きかったとか何とか。

女型の魔物とかも元をたどれば神話とかなの多いし。

797:名無しさん@ピンキー
12/05/27 14:13:23.82 CducC64f
旭化成のCM、独身野郎がラップやら何やら使ってクッキー焼いたら♀ヌコ様が・・・
一瞬このスレ住人が手を加えたのかと目が点になった。

798:名無しさん@ピンキー
12/06/02 23:00:54.26 38D+Czf3
ところでスカトロNGとあるが
放尿っつーか飲尿っぽいのはダメだろうか
アブラムシ娘とか考えたんだが

こう、蟻娘の巣に連れ込まれて食事と称してアブラムシ娘のを…という
もちろん食事が終わったら集団逆れいぽぅ

799:名無しさん@ピンキー
12/06/03 20:21:01.07 mjfaNkCR
放尿程度ならアリじゃねーかとは思うがな
犬だってションベン引っ掛けてマーキングするしセミはテイクオフの時にぶっ放すだろ
表現に入れられたら結構広がるとは思うが…

コレばっかりは俺の意見だけじゃクソほどの価値もないな

800:名無しさん@ピンキー
12/06/03 23:09:48.76 llavt4VG
動物+スカ系は、犬が馬の糞を好んで食うとか、コアラなど多数の草食動物で離乳食が母の糞とか、
キワモノ確定なネタが多数発掘できてしまうが故に、なるべく抑制的に扱う必要があると思うが。
アリマキの例にしても、改変の事例としては飲尿に拘らず母乳として乳頭から分泌することにしても良いだろうし。
もちろん、執筆者の性癖の都合とか、構成の都合上で意外な合理性があるとか、積極的な理由は否定しない。

801:名無しさん@ピンキー
12/06/05 01:37:28.30 vD4DqDih
> 積極的な理由は否定しない。
何かカッコイイ

スカは食糞塗糞まで余裕だぜ!でもニッチすぎてどこにも書いてないぜ・・・

802:名無しさん@ピンキー
12/06/05 09:02:06.33 fFoc96LX
>>800
フンコロガシとか名前の時点であれだしなあw

>>飲尿に拘らず母乳として乳頭から分泌することに
ふむ…アリだな。参考にさせていただく
口移しとかでもいいかなあ

今考えてるのはなんか無理やり栄養を飲ませて飼殺しにしつつエロエロって感じの予定なので
スカは…あまりハードなのはちょっと無理ですごめんなさいorz

803:名無しさん@ピンキー
12/06/06 19:43:52.44 P7bwzsjz
スカトロのスカは古代ギリシャ語で糞の意味だが、古代ギリシャとエジプトの国交を考えると、
スカラベが語源になっている可能性、あるいはスカが共通の意味を指す単語だった可能性が微レ存?

それよりはタマオシコガネに玉を転がされる作品を期待してみる。

804:名無しさん@ピンキー
12/06/07 15:05:51.82 SGMcTKsR
スカの流れ切ってスマンが
まんがタウンの「ぼくの奥さん」という作品がツボった。
微妙にスレチ、どころか真逆なんだが

805:名無しさん@ピンキー
12/06/10 17:01:13.68 xvIEaTj+
ハラショーたちに聞きたいんだが、いつこのジャンルに目覚めた?

俺はさかのぼること10歳の時だぜ、あれは地獄先生ぬ~べ~の
人魚の話だった・・・

806:名無しさん@ピンキー
12/06/10 20:28:27.74 IxUTGuy9
聖剣伝説3でカーミラ達にフルボッコにされた時かな
LOMでペットに出来た時は感動した

807:名無しさん@ピンキー
12/06/10 22:35:42.02 lyPZ6t+a
猫族の戦士ミリー

808:名無しさん@ピンキー
12/06/11 01:14:48.63 4zatG4dH
NHKアニメの「恐竜惑星」と「ジーンダイバー」だな。後は格ゲーの「ヴァンパイアハンター」で決定的になった。

809:名無しさん@ピンキー
12/06/11 08:31:59.45 AgaBpLQu
高校卒業前後くらいになんのきっかけもなく目覚めた

810:名無しさん@ピンキー
12/06/11 12:50:51.74 JUUN/rtY
前から見てはいたけど・・・
今日、自分の誕生日なので記念に初レス
ちなみに俺は自分でもよく分からないうちに目覚めました

811:名無しさん@ピンキー
12/06/11 19:46:01.89 3uaTv6bA
NHKのモンタナとYAT安心宇宙旅行二期で
ロリコンは併発してないぞ 多分

812:名無しさん@ピンキー
12/06/11 22:23:24.69 JYTTvMrs
3歳のときしまじろうで

813:名無しさん@ピンキー
12/06/11 22:38:22.61 KUmP4nJR
うーん…心当たりはいくつかあるが一番古いのだと…
FF5のチャムキュビア?とかいうラミアの亜種の「ほうよう」って技で
当時中学生で「ほうようってなんだろう?」って辞書で調べて
わかった瞬間エロいと思った

814:名無しさん@ピンキー
12/06/12 07:42:30.21 U26VYe1Z
「逆レイプ」が先で、実質このスレで目覚めた

815:名無しさん@ピンキー
12/06/13 20:58:28.70 L1tKXgoY
犬好きが高じて
功を奏して?

816:名無しさん@ピンキー
12/06/20 12:39:22.34 bS2e2Oeb
1週間経過

817:名無しさん@ピンキー
12/06/23 18:40:01.56 dNOeCLtE
研究の一環でアリノスハネカクシを調べてみたらこのスレ的にありだなと思った

818:名無しさん@ピンキー
12/06/30 19:24:53.11 vo0aMSTt
飼ってたメス犬からよく逆レイプって言うか、脚にオマンコをこすりつけられてたなぁ。

819:名無しさん@ピンキー
12/07/01 18:27:11.69 feVAs/1m
兎が主人に発情するってのはあるあるらしいが、
犬でもあるあるなのかね 飼ったことないからワカンネだが

820:名無しさん@ピンキー
12/07/01 19:31:25.84 5bsRl191
割とあるらしい

821:名無しさん@ピンキー
12/07/01 21:11:07.21 0SWYkhI4
マジでか…
そういうのってやっぱり日頃慣れている人にしかしないとかあるのかね?


822:0/16
12/07/08 10:34:56.16 Ug820LKR
毎度っ!
だいぶ前に、ホワイトライオン娘を書いたもんでございます!

思いつきで、蝙蝠美女書いてみましたのでよろしくどうぞ★

823:1/16
12/07/08 10:35:39.88 Ug820LKR
 県立草壁高校。ここも、純潔ヒト科の人間と獣人等が共生する
一般的な(?)ごく普通の学校である。
 身体能力の差はあれど、それぞれの生き方でそれぞれの未来を
これから築こうとしている、前途有望な若者達が集う学校。
 偏差値は、まあ普通の部類。どこにでもある学校である。が、
やはりそこは高校。いろいろな事件や出来事があるものだ。
 山木蓮次郎(やまきれんじろう)は、この草壁高校に通う三年生。
影と存在感は薄く、何を言われても断れないタイプ。適度な長さ
に切られた髪の毛と、黒縁の眼鏡は優等生タイプに見えなくも無
いが、縮こまっているような全体的な印象は、やはりいじめられ
っ子のイメージに近い。そして、実際に多少なりとも蓮次郎は、
そういった境遇の中にあった。
 今学校は昼休み中。学食で昼食を取るもの、教室の中で弁当を
広げる者、食べる時間を惜しんでゲームをする者、グラウンドで
球技にいそしむ者、それぞれがそれぞれの青春を謳歌する時間帯。
 蓮次郎は、いつものように教室の隅っこにある自分の席に座り、
自宅でこさえてきたおにぎりをほおばっている。
「ねーねー!あの噂聞いた?」
「あー知ってる!あの廃墟で出たんでしょ?」
「そうそう!誰もいないはずの廃墟に誰かが居たとか…。」
「こわーい!なんだろー?もしかして幽霊?」
「キャハハ!そんなわけないじゃーん!」
 いかにも女子が好みそうな、ゴシップというか、事件の話題で
今日の教室は持ちきりである。
 ヒトと獣人が共存している世の中である。問題が起こる事もあ
るし、何があっても不思議ではないのだが、今回の事件はそれを
差し引いても不気味さをぬぐいさることはできない。
 というのも、その廃墟というのが、もともと誰が住んでいたか
わからない建物なのだが……かなり豪勢な豪邸で、とても長い間
放置されているものなのだ。しかし特に取り壊されることも無く、
その荘厳な風位を損なうことなく今もそこにある。
 ただ、長い年月をかけてその豪勢さも風化しかけており、その
外観はまさに幽霊屋敷と言ってさしつかえないものとなっている。
 もう誰もいない家屋だろう!ということで、たびたび肝試しと
称して無謀な人間による侵入や探検が行われているようなのだが
最近、そこで事件が相次いでおり、まだ表沙汰にはなっていない
ようだが、学生達の間では恐怖の洋館としてあがめられている。
 命を持つ獣人等なら幾分融通も利くが、霊的なもの、例えば地
縛霊などはたちが悪い。
 蓮次郎的にはとくに関心の無い事柄であり、特に耳を貸す事も
無く聞き流していたのだったが…。
「おい蓮次郎。」
 下校途中、蓮次郎は突然背後から呼び止められ、その声に体を
ビクッ!と震わせた。
「な、何?」

824:2/16
12/07/08 10:36:11.88 Ug820LKR
 蓮次郎が後ろを振り向くと、そこには短髪を立て、ワイシャツ
の胸元をだらしなく広げた男が立っていた。
 普通の人間と違うのは、彼が虎と人間のハーフで、普通の人間
では到底敵うことの無い身体能力を持ち合わせている事だろう。
「なぁ~にオレに黙って帰ろうとしているんだよ?あぁ?約束の
金は持ってきてるんだろうなあ?オイ。」
 その男はゆっくりよたよたと蓮次郎に近づきながら、タバコ臭
いブレザーをはためかせて近寄ってくる。
「じゅ、十万円なんて急に用意できないよっ…!」
「うるせえ!!」
 男は急に目をかっと開いて蓮次郎を殴り飛ばした。
「うわぁっ!!」
 蓮次郎の体が軽々と吹っ飛び、地面に叩きつけられる。
「オレはてめーみてぇなジメジメした野郎が大っ嫌いなんだよ!
それを十万円ぽっきりで見逃してやるってんだから、お前にとっ
ても良い話しだろ?あ?」
 そういって、男は倒れている蓮次郎の腹部に蹴りを食らわす。
「ぐあ…!」
「タクちゃーん。早く遊びに行こうよぉ~?」
「待ってろ真紀。こいつが小遣いくれるっていうからよ。」
 小島拓朗の後ろから、飯島真紀が姿を現す。
「きゃはは!こいつウチのクラスの山木じゃーん!だっさーい。
何ボコられてんの?受けるんだけど!」
 真紀は小麦色の肌に茶髪、と今時のギャル風ではあるが、端整
な顔立ちをしており、スタイルも良く見た目は抜群の美女である。
「あたしもこいつきらーい!いじいじしててキモイもん!」
 このよろしくない性格さえなければ…と言う人間も多いが、逆
にその性格が良い!と一部のM男からの人気は厚いらしい。
「ざけやがってよぉ。本当に金持ってきてねーみてーだな。昨日
あれだけ可愛がってあげたのにまだ懲りてねえようだな。」
 そういって拓朗は蓮次郎のワイシャツを強引に引き剥がす。
「う…!」
 蓮次郎の胸や肩があらわになり、そこには殴られたと見られる
アザが赤くところどころに広がっていた。
「ねーねータクちゃん!あたし良いこと思いついた!」
 真紀が何やら拓朗に耳打ちしている。
 それを聞きおわると、ニヤリ…と薄ら笑いを蓮次郎に向けた。
「面白そうだな…。」





「さっさと歩けや!!」
 蓮次郎は散々殴られ、蹴られた後、強引に引っ張られるように
してある場所に連れてこられていた。

825:3/16
12/07/08 10:36:45.46 Ug820LKR
「うーん、近くで見るとやっぱり不気味だなぁ…。」
 いつもおちゃらけた笑みを浮かべている真紀もさすがに眉間に
しわを寄せている。
「ケッ、なんてことねえただの廃屋じゃねえか。」
 そう、3人の目の前に立ちはだかっているのは、前述の恐怖の
洋館である。
「う…。」
 蓮次郎は、その尋常ならざる雰囲気を醸し出す洋館を目の前に
して思わず戦慄した。恐怖で冷や汗が出てくるのがわかる。
「てめーにはここに入って探検してもらう。それで、金目の物が
あったら取ってくるんだ。わかったな?」
「えっ…?」
 蓮次郎は泣きそうな顔を拓朗に向け、心から嫌そうな顔をした。
「キャハハ!なんて顔してんのコイツ!ほら、早く行ってきなさ
いよー!」
「逃げ出そうなんて思うんじゃねえぞ。所詮ただのヒトが、虎の
オレに敵うわけねーんだからな。早く行きやがれ!!」
「があっ!」
 わき腹を強烈に蹴飛ばされて、蓮次郎は洋館の門に激突した。
 がしゃあん!と派手な音がなり、柵型の門が少し開いた。
「うう…。」
 痛みと恐怖に蓮次郎は真っ青になるが、よろよろと立ち上がる
と門に手をかけた。
 門が、きぃぃ…と軋む音がして開きだす。
 改めて見ると、なかなかに広い洋館だ。柵門を開けると、左右
には庭が広がっており、正面には建物に向けてゆるやかな階段が
連なっている。
 建物は二階建てになっており、西洋風の柱を基調とした威厳の
ある風貌、作りになっている。それだけに、若干風化した現在の
面持ちがとても不気味に感じられる。
 蓮次郎は本当に気が進まなかったが、ひとつひとつ階段を進み
はじめた。
 逃げたとしても、また殴られるし、虎の血を引く拓朗からはと
ても逃げおおせるものではない。蓮次郎は諦めるしかなかった。
 階段をひとつひとつ登るたびに空気が重くなっていくかのよう
な感覚を覚える。背中に冷気を直接吹きかけられるような、そん
なイヤな寒気である。
 自分の身長の二倍はあろうかと思われる、重厚なこげ茶色の門
の前までくると、蓮次郎は後ろを振り返った。
 拓朗と真紀がニヤけた顔で腕組をしている。ふたりとも、早く
行けといわんばかり。
 蓮次郎は早まる心臓の鼓動を感じながら、重い門に手をかけた。
「あー、タクちゃんあいつホントに入ってっちゃったよ!」
「ヘッ、どうせ怖くなってすぐ戻ってくるぜ…。そんときはまた
ボコボコにしてやる。真紀も参加していいぜ。」
「えーやだあ!あたしあんなヤツに触りたくないもん!」
 バタン…
 不吉な音を響かせて、門が閉まった。

826:4/16
12/07/08 10:37:20.15 Ug820LKR
「…?」
「どうしたのタクちゃん。」
 拓朗は、ふと誰かに見られているような気配を感じてあたりを
見回した。
 すさまじい不安感をかきたてられる異様な気配だ。まるで自分
がヘビに睨まれたカエルのような気分になり、拓朗はさっきまで
の余裕はどこへやら、必死の形相である。
 真紀もその雰囲気に気付いたのか、固く身をこわばらせた。そ
の瞬間!
「―!!」
 ふたりはある一点に視線を集中させた。洋館の二階の窓である。
誰もいないはずの建物の二階に、人がいる!!
 影はこちらは向いておらず、あさっての方向に首を傾けている。
「タクちゃん、やばいよ…早く逃げよう!」
 真紀がおろおろとした様子で言うのだが、ふたりは金縛りにあ
ったようにその場を動く事ができなかった。
 ぎぎぎ…
 そんな音が聞こえてきそうな不自然な動きをして、影の首がだ
んだんとこちらへ向いてくる。
 そして、ゆっくりだった動きが唐突に瞬間的になり、拓朗と真
紀の方へ瞳を向けた(!)。
 窓の向こうは暗く見えづらいのだが、その暗さの中でもっと暗
い何かこの世界とは別のようなものが居たのである。
 恐ろしい程の強大な恐怖に、ふたりは支配されていく。それの
瞳は明らかに二人を見ていた。見られているふたりはガタガタと
体を震えさせはじめた。
 すると、それの口元が亀裂のように避けた。冷たいというより
冷酷さを物語るようなそれの笑みだった。
 その瞬間、ふたりは弾け飛ぶようにその場から全速力で走りだ
した。それは、ふたりの姿が見えなくなると、ふっと窓の側から
離れ、どこぞへと移動していった…。





 ぎいいい…と、不穏な音を屋内に響かせて門は閉まった。
「ご、ごめんくださーい。誰かいらっしゃいませんかー?」
 まだ日が沈んでいないのもあって、多少暗いが建物の中の様子
は見える。中は、赤い絨毯がしかれており、まず目に入ってくる
のは、正面に見える階段だ。
 その階段は二階へと続いており、左右に別れている。
 フロアの中央上には巨大なシャンデリアがあり、それらが日の
光を受けて、キラキラときらめいている。
 外から受ける印象とは全く違う。外観と比べると恐怖はさほど
は感じない。
「こんにちわー。」
 蓮次郎は再び穏やかに声を上げた。
 声を発していないと恐怖に押しつぶされそうというのもあった
し、なぜか蓮次郎はここに人が住んでいる印象を受けたのである。

827:5/16
12/07/08 10:37:53.27 Ug820LKR
「どうしよう…。」
 大方の予想通り、蓮次郎の声に反応するものはいない…かに見
えたがそのとき(!)
「わあっ!」
 ばたばたばた…!と頭上から音がして反射的に蓮次郎は身をか
がめた。
"ばたっ”
 蓮次郎は足元に何かが落ちたような音がし、慌てて視線を移す。
すると、赤い絨毯に一匹の蝙蝠が落ちていた。
「なんだ、蝙蝠かぁ驚いた。」
 普通に生活している分には蝙蝠はそれほどお目にかかれないが
霊や妖怪よりは幾分マシである。
 蝙蝠は時々羽をバタつかせているが、どこにも行く気配が無い。
見ると羽に釘が刺さっており、そこから若干の血が滲みでている。
「どうしよう…。」
 蓮次郎は迷いに迷ったが、そっと蝙蝠の体に手を乗せてみた。
蝙蝠はたまにピクピクしているが、暴れる様子は無い。
「よし…!」
 蓮次郎は意を決して、蝙蝠の羽に刺さっている釘に手をかけた。
「せーのっ…!」
 ず…!と、少々嫌な感覚はあったが、釘は無事に蝙蝠の手から
抜く事ができた。
「大丈夫かな…?」
 しばらく様子を見ていると、蝙蝠は再びバタバタと羽を動かし、
あっという間に天井の方へ上がっていってしまった。
 ふうっ…と息をつくと、また静寂が押し寄せてくる。
「困ったなあ…。」
 金目の無いものはもう何も無かった、と言って戻ろうか?いや
そんな事言ったらまた殴られるだろうし…うーん…。
「いつっ…!」
 考え込んでいると、右手に痛みが走った。人差し指から、一筋
の血が流れている。どうやら、釘を持った時にケガしてしまった
ようである。
 蓮次郎は、ブレザーの胸ポケットからハンカチを取り出して、
とりあえず手に巻こうとした。と、その時――!
「わあっ…!!」
 なんと、シャンデリアが光り輝き、部屋の電気が一斉に付いた
のである。
 そのまぶしさに、蓮次郎は目を細めたが、気配を感じた。
 正面の階段から、誰か降りてくる…!
 蓮次郎は恐怖でその場に凍りついた。またもや冷や汗が背中を
つたい、体を冷やしていってしまう。
「誰…?」
 階段を下りながら、それは蓮次郎に問いかけた。
「いや、あ、あの…!」
 だんだん目が慣れてくると、それが女性なのがわかった。しか
も、恐ろしい程に美しい女性だ。

828:6/16
12/07/08 10:38:24.73 Ug820LKR
 黒く長いドレスに身を包み、髪の毛は栗色でアップにされてい
る。気品に溢れるというのはこういうことをいうんだろうなあと
蓮次郎はこんな時なのに、気楽にそんなことを考えていた。
「誰なの?勝手に人の家に入りこんで…。」
「あ…!」
 蓮次郎は女の瞳を見入った瞬間、体が全く動かなくなってしま
った。まるで金縛りのように、体に力を入れようとしても力が入
らない状態である。
 女は、蓮次郎に近寄ると、じっと蓮次郎の目を見つめた。
 蓮次郎は、その漆黒の瞳に見つめられ、吸い込まれるような、
全てを支配されてしまったかのような感覚に襲われた。
 女は無表情だった。透き通るように白い肌と黒いドレスのコン
トラストに、なぜだか蓮次郎は目がクラクラした。
「いいわ。貴方は悪い人間じゃなさそうね。それに…。」
 そういうと、女は蓮次郎の右手をとって眺めた。
「貴方はとても…フフ…。美味しそうね……。良い匂い…。」
「…!?」
 女の表情が和らぎ、少し頬が上気しているように見えた。
 女は、蓮次郎の右手を顔の近く持ってくると、人差し指にそっ
と自分の舌を這わせて、流れる血を舐めた。
「ふふ…。」
 女の細く長い指がまるで、白い蛇のように蓮次郎の手に絡む。
「うあっ…!」
 蓮次郎はその艶かしくも官能的な感覚に思わず声を上げてしま
った。それを聞いて、女は亀裂のような笑みをこぼす。
 女は流れた血の跡まで舐めとり、最後に手の甲に唇を当てて、
手を元の位置に戻してやった。
 女の顔は、始めの無表情とは一変して赤らんでおり、蓮次郎の
事を熱っぽいまなざしで見つめていた。
 蓮次郎の体はいつの間にか金縛りが解け動くようになっていた。
「どうして私の家に来たのか、正直に話したら何もせずに帰して
あげるわ…。」
 女はそういうと、ぐいっと蓮次郎の体を引っ張っていった。





「へぇ…。そういう事だったのね。」
「はい…。勝手に入り込んでごめんなさい!」
 蓮次郎は拓朗と真紀に言われて泣く泣くここへ来た事を正直に
すべて話した。
 ここはリビングというか、食堂のような所である。長いテーブ
ルに置かれた装飾品、赤い絨毯、壁にかかる巨大な絵画、芸術品
等、高価そうなものがいたるところにあって、蓮次郎は空いた口
がふさがらない状態だった。
 改めて頭を下げる蓮次郎を見て、女は優しく微笑んだ。

829:7/16
12/07/08 10:38:59.00 Ug820LKR
「いいわよ。許してあげるから。」
「すみません…。」
 そういって、蓮次郎はある事を思い出した。
「あ!そういえば、その二人がまだ家の前で…!」
 それを聞くと、女はくすくす…と笑った。
「もう帰ったみたいよ…。」
「えっ?そうなんですか?」
「ふふ…そんな事より、ちょっと体を見せなさい。」
「ええっ?」
 女はおもむろに椅子に座っている蓮次郎の制服を脱がし始めた。
「や…!何を…!?」
「…じっとしてて。ケガを見てあげるから。」
「えっ…。い、いや、大丈夫ですよ!これくらいなんとも―!」
 と、言いかけて、蓮次郎は顔をゆがめた。
 女が抑えたのは先ほど拓朗に蹴られた脇腹だった。
「ここ以外も酷く痛んでいる箇所がいくつかあるわ…。仲間を助
けてくれたお礼に診てあげる。」
「え…?仲間?」
 首をかしげた蓮次郎を見て、女は微笑むと指先を上へあげた。
「キィッ。」
 すると、その指先に一匹の蝙蝠が止まった。
「あ…!その蝙蝠は…。」
「この子、貴方にありがとうって言ってるわ。刺さってしまった
釘を抜いてくれたんですってね。」
「えっ?い、いえいえ、別にそんな…。」
 蓮次郎は照れくさくなって、頭を掻いた。
「私はフレアよ。」
「あ…!俺は山木蓮次郎っていいます!」
「蓮次郎…ね。フフ…。まだ私、日本に来て日が浅いの。よかっ
たら友達になってくれる?」
「えっ…!」
 蓮次郎はフレアの笑みを目の当たりにして、顔を真っ赤にした。
本当に美女である。切れ長の目、艶のある髪の毛、全身から漂う
オーラ、全てが随一であった。
 今まで、ろくに異性と話した事もない蓮次郎にとっては刺激が
強すぎるのも無理はないだろう。
「あ、あ、あの、俺でよ、よければ…。」
 しどろもどろになりながらも、蓮次郎は言い切る事が出来た。
「ありがとう。さあ、まずは背中を見せて…。」
「は、はい!」
 洋館の主は、この美しい荘厳さに満ちたフレアであった。
 おそらく、フレアは獣人か何かであることは間違いない。そし
て良い人だろうと蓮次郎は思った。
 聞くと、フレアはつい最近ドイツから日本に移住したばかりで、
最近はその引越し等の手続きで忙しくしていたらしい。

830:8/16
12/07/08 10:39:31.23 Ug820LKR
「人の家を幽霊屋敷だなんて、失礼だわ。」
 そういいながらも、フレアは笑顔で蓮次郎に包帯を巻いている。
「ふふ…、でも確かに肝試しに来た連中もたまにいたから、ちょ
っと脅かしたりしてあげたけどね。」
 フレアの悪戯っぽい微笑みに、蓮次郎は、ほっと安心した。
「せっかくの豪邸だから、逆に外装を直したら誰も寄らなくなる
んじゃないかなあ。」
「ふふ…実はもう手配していて、来週中にはピカピカになってる
はずよ。今のうちに幽霊屋敷の主を楽しんでおかなくちゃ。」
「そうなんですか?楽しみですね!俺も何か手伝えることあった
らやるんで遠慮なく言ってくださいね。」
「ありがとう。―はい!これで痛みも大分和らぐと思うわ。男
なんだから、やられてばかりじゃダメよ。」
「ありがとうございます!」
 手当てが終わり、蓮次郎は改めて礼を言った。すると…
「あ、あれ?なんで…涙が…?」
「蓮次郎…。」
 両親と幼い頃に死別して、ずっとひとりで生きてきた蓮次郎。
このように人の温かみに触れる事ができたのはいつ以来だろうか。
久しぶりの人の心のあたたかさに触れて、涙腺が緩んでしまった
のだろう。
 その様子を見て、フレアはきゅっ…と胸を締め付けられるよう
な思いになった。
「蓮次郎、今夜は夕食を一緒に食べましょう。」
「えっ…!」
「いつもひとりの食卓じゃ私も味気ないし…。それとも私とじゃ
嫌かしら…?」
「そ、そ、そんなことないです!で、でも…。」
「フフ…じゃあ決まりね。もうこんな時間。すぐに用意するわ。」
「は、はい!ありがとうございますっ。」
 深々と頭を下げる蓮次郎を見て、フレアは思わず舌なめずりを
したのであった…。





「…もの凄いベッドだなあ。」
 結局、フレアの豪邸に泊まる事になってしまった蓮次郎であっ
た。
 思いのほか話しと波長が合い、初対面にも関わらず、かなり楽
しく食事が出来たふたり。フレアも、久しぶりの日本にひとりで
暮らしていて、やっと話し相手ができて嬉しかったのだろう。
 ドイツ産のお酒なども多少たしなみ、良い気分になってしまい
もう時間は0時を過ぎてしまった。
 そこで、強引にフレアは蓮次郎を泊めさせてしまった。
 かくして、蓮次郎はこの体が全て埋まってしまうんじゃないか
と思えるほどに柔らかく、弾力のある、そして大きいベッドに体
を横たえているのである。

831:9/16
12/07/08 10:40:08.09 Ug820LKR
「それにしても、きれいで優しい人だなあフレアさんて。」
 思わず呟いてしまい蓮次郎は恥ずかしさで赤面した。
 なぜこのような自分に仲良くしてくれるのか、それはわからな
いがあのような魅力的な人と仲良くさせてもらえるのは、凄く嬉
しい事だ!と、蓮次郎は思った。
 容姿もそうだが、性格も話してみるととても穏やかで、凄く落
ち着いていて安心感がある。あたたかい気分になれる。
 そうこう考えているうちに、蓮次郎はうとうとと船をこぎ始め
たのであった。
 その頃、フレアは自室で荒い呼吸を止める事が出来ず、狼狽し
ていた。
 はあはあ…と肩で息をして顔はほんのり赤く染まり、目は若干
うつろな状態である…。
「ダメ…。はぁ…欲しい…。もっと欲しい…我慢できない…。」
 うわごとを発しながらベッドから立ち上がり、ふらついた足取
りで部屋を出ていった。
「蓮……蓮次郎…。」
 その足は確実に蓮次郎の居る部屋に向かっていた。
 いつも、冷静で落ち着いた雰囲気を保っているフレアだが、今
日はその穏やかさを保つ事ができない。
 蓮次郎の指を、そして流れる血をすすった瞬間から、フレアの
体は芯から火照り、彼女自身、それを抑える事ができなくなって
いたのだった。
 気がつくと、フレアは蓮次郎の寝ている部屋のドアノブを静か
にまわしていた。
 かちり…
 すっとドアが開く。静かに素早く体を部屋にいれて、元通りに
ドアを閉めた。
「蓮次郎…。」
 はぁはぁ…と息をして、フレアはゆっくりとベッドに近づく。
 蓮次郎は、すぅ…すぅ…と寝息を立てており、眼鏡を外したそ
の寝顔はとても安らかで…。フレアはその姿に愛おしさを感じて
いた。
 ワイシャツは3段目までボタンが外れており、若干乱れた胸元
が見え隠れしている。白く、触り心地のよさそうな胸板、そして
スッと白く伸びた首すじ。
「ふふ…ふふふ…。」
 フレアはうつろな目でずずっ…ずずっ…と足を引きずりながら
蓮次郎に近寄っていく。
「ゴクリ…。」
 フレアは自分の口内にあふれ出す唾液を飲み込んだ。
 今までに無かったご馳走が目の前にある。飢餓状態にあった欲
望が暴走しだし、フレアは自分を抑える事ができなかった。

832:10/16
12/07/08 10:41:31.65 Ug820LKR
「蓮…。」
 フレアは蓮次郎の顔に両手を添えた。幼子のように寝息を立て
る蓮次郎の事が本当にいとおしく、そしてそれを手に入れたい、
支配したい、食べたいと心の底から思う。
 フレアは、濡れている自らの唇を、蓮次郎の唇に触れ合わせた。
途方も無い快感と安らぎがフレアを包む。
 蓮次郎の唇は適度に温かく、心地よく、フレアは何度も何度も
唇と唇を衝突させた。
 そして、幾度目かの接吻の後、唇を触れ合わせたまま、自分の
舌を蓮次郎の口内に忍ばせた。
「んっ…。」
 蓮次郎の喉から息が漏れた。今ので起こしてしまったか?一瞬
フレアは思ったが、もうそんなことは関係なかった。
 構わずに、自分の思うがままに、舌を這わす。
「んふぅ…くちゅ…。」
 フレアは自分の舌と蓮次郎の舌を絡ませた。自分のと触れ合う
度に、心地よい快感と安堵感が身を包む。
 と、その時―!
「フ、フレアさんっ!?」
 蓮次郎の瞳がパッと開かれた。蓮次郎は反射的にフレアの肩を
押さえて、迫り来る獣をなだめた。
「な、な、何をっ…?」
 と、言いつつも蓮次郎は自分が何をされていたのか分かってい
たのだろう。顔を真っ赤に紅潮させ、その体は震えていた。
 そんな蓮次郎の様子も、今のフレアにとってはただただ愛しく
感じさせてしまう。
「何って…?ふふ…わかるでしょう…?」
 中断されたフレアはそれを続行するべく、また蓮次郎に接近し
ていく。
「ま、ま、待ってくださいっ…!」
 また、蓮次郎は近づくフレアを押しのけようとしたのだが、今
度はまったくもってビクともしない。
「ふふ…。怖がらなくていいのよ…。貴方は私のもの…。」
 ぴったりと二人の体が重なる。フレアは、純白の薄いネグリジ
ェに身を包んでおり、見事なまでに艶やかな肢体が鮮やかに形を
作っていた。
 そして、フレアの目は真紅に輝き、背中には先ほどまでは無か
ったはずの漆黒の翼が生えていた。
「蓮次郎…あなたの体と…そして心はなんて良い匂いがするの?
私をこんなに夢中にさせてしまうなんて…ふふ…イケナイ子。」
 フレアは、また蓮次郎の顔に両手を添えた。魅惑的な微笑を浮
かべた女。蓮次郎はいまさらながら、フレアの正体に気付いた。
「フ、フレアさん、あ、あなたは、ヴァン―。」
 言いかけた蓮次郎の唇に、フレアはそっと人差し指を添えた。
「フフ…。そう…あなたの思っているとおり…私は、闇夜に血を
求める蝙蝠…さまようヴァンパイア…。蓮次郎、あなたは既に私
のもの…。もう絶対に離さない…。」
「フレアさん、ちょっと…ま―!!んぅっ!」

833:11/16
12/07/08 10:42:13.55 Ug820LKR
 蓮次郎の言葉をさえぎるようにして、フレアの唇が蓮次郎の唇
に覆いかぶさった。
 左手で蓮次郎の後頭部を押さえ、右腕はぎゅうっと蓮次郎の背
中を押さえ、抱きしめていた。
「ふ…!うむぅっ…!」
 フレアの魅惑的な肢体と唇に支配されて、蓮次郎の体から少し
ずつ力が抜けていく。
「蓮…。ふふ…あなたの体…美味しいよ…?美味しくて美味しく
て私、もうどうにかなってしまいそう…。」
「ひぁっ!やっ…!」
 フレアは唇を合わせたまま、左手を蓮次郎の胸元へ入れた。
 思ったとおり、蓮次郎の胸板は触り心地がよく、フレアはさわ
さわ…と自分の手を蓮次郎の体とすり合わせた。
「ひぃっ…!」
 その度に、蓮次郎はびくんっと体を跳ねさせている。その瞳は
徐々に抵抗の光を弱まらせ、代わりに涙を溢れさせている。
「やぁっ、やめてくださいぃっ…!」
 そう弱弱しく抗う蓮次郎を見て、フレアはぞくぞくぅっと体を
駆け抜けていく快感を覚えた。
「ふわぁっ…!くっ…!」
 蓮次郎は体をひねらせて、なんとかフレアの体の下から脱出す
る事に成功した。
「ちょ、ちょっと待ってくださ―!」
 蓮次郎は言葉を切った。自分がどのような立場に居るのか、改
めて思い知らされたからである。
「じゅるっ…。」
 フレアは淫靡な光をたたえた真紅の瞳で何も語らず、舌から滴
る自らの唾液をすすり上げた。
「良い匂い…。蓮の体から、良い匂いがするぅ…。食べたい…!
いいでしょう…?私のモノなんだから…。」
 真紅の瞳に、蓮次郎は体がすくんで動けなくなった。自分はも
はや、この美しく艶やかなヴァンパイアに抵抗する術はない。そ
う思った。
「蓮…好き…。」
 フレアはそれだけ言うと、また蓮次郎に近づいていく。
「はっ…!うぅっ…!」
 蓮次郎は反射的に身を引いて、ベッドの上を仰向けのまま後ず
さりしていく。
 フレアはわざと、その後ずさりと同じくらいの速度で蓮次郎に
四つんばいで近づいていく。それはまるで、獲物を追い詰めてい
くかのように無慈悲で、結果が見えているかのような動作だった。
「あっ…!」
 どんっ…!と背中がベッドの柵に当たり、もはや後ずさる事は
かなわなくなった蓮次郎。
「フフ…。もう逃げないの?逃げないのなら頂きましょうか…。」
 満面の笑みを浮かべて、フレアは再度蓮次郎に近寄っていく。
 蓮次郎はそれをどうすることも出来ず、瞳に涙を浮かべて震え
ていた。そんな蓮次郎を、フレアは優しく抱きしめた。

834:12/16
12/07/08 10:42:46.45 Ug820LKR
「ふふふ…良い子ね…。そのまま、じっとしてるのよ…。」
「フ、フレアさんっ…んぅっ…!」
 再び、フレアは口付けを交わして、自分の舌を蓮次郎の舌に絡
ませていく。
「んぁ…ふぅっ…。」
 だんだんと、蓮次郎の体から緊張が解けていく。徐々に自分に
支配されていく蓮次郎を感じて、フレアはぞくそくとまた背中に
走る快感を体いっぱいに感じ、歓喜の涙を流した。
「んっ…。」
 フレアの唇が、蓮次郎の唇から離れ、頬をつたい、顎へ、そし
て首すじへとだんだん降りていく。
「ふふふふ…。」
 蓮次郎の首すじは、フレアにとってこの上ない至高の空間だっ
た。はやる気持ちを押さえつけて、丁寧に舌で愛撫していく。
「ひぃっ!あううっ…!」
 おそらく蓮次郎はここが弱いのだろう。先ほどよりも強く体を
反応させているが、ヴァンパイアの強靭な力で押さえつけられ、
どうすることもできない。
「蓮…好き…。」
 再びフレアはうわごとのように呟くと、口から生えている鋭い
牙を、蓮次郎の白く新鮮な首すじへ突き立てた。
「ぎっ…!」
 蓮次郎は、首にナイフを刺されたような痛みを感じて、思わず
小さく悲鳴をあげた。
 その瞬間、フレアは両腕を蓮次郎の背中に回して、優しく抱き
しめた。
「ああっ…!」
 蓮次郎は首から、自分の血が流れていくのを妙にリアルに感じ
ていた。しかし、恐怖を感じなかったのはフレアにぎゅっと抱き
しめられていたからだろうか。
 こくっ…こくっ…。
 フレアの喉が幾度となく鳴っている。しばらくすると、フレア
は蓮次郎の首から顔を離し、深いため息をついた。
「ふぅ……。」
 その顔は幸せに満ちており、極上の何かを感じている顔であっ
た。蓮次郎は薄らいでいく意識の中で、その美しく満たされた表
情をぼんやりと見つめていた。
 もともと、貧血持ちの蓮次郎である。今までの事もあわさって、
意識が遠のいていくのも仕方ないことであろう。
「蓮…!まだ…私は足りない…!」
 フレアはそういうと、再び蓮次郎に覆いかぶさった。
 暖かなフレアの肉感が蓮次郎を包む。大きな乳房が弾み、適度
に柔らかい体が重なると、吸い付き溶け込むような感覚さえ覚え
る。
「蓮の血はやはり本当に美味しい。今までいろんな血を味わって
きたけどそれと比べても、段違いに貴方の血は美味しい…。」
「フレ…ア…さん…。」
「そして…。こんな極上の血を味わってしまうと…私は…。」
 フレアは言い終わる前に、ネグリジェを脱ぎ捨て、荒々しく蓮
次郎の体にまたがった。

835:13/16
12/07/08 10:43:25.84 Ug820LKR
「ほら…もう、こんなになってるでしょう?…さっき、蓮次郎を
飲んでる時、実は一回…。」
 フレアは気持ちよさそうに目を細めて、指先を自分の股間へ持
っていく。すると、静かな部屋に、ぴちゃり…と滑り気のある音
が響いた。
「もう、我慢出来ない…。蓮、あなたの全て、私に頂戴…。」
 フレアが素早く蓮次郎のズボンを脱がしてしまい、蓮次郎はま
た最後の力を振り絞って抵抗する。
「ま、待ってくださいっ…!それはっ…。」
「ダメよ…。もう貴方は私のもの。だから、私は貴方のすべてを
もらえる権利があるの…。」
 フレアは優しく蓮次郎の頭を撫でた。
「じっとしてて…気持ちよくしてあげるから…。」
「ひっ…!そ、そこはぁっ…!」
 フレアはトランクス越しに、すでに怒張した蓮次郎のそれに触
れていく。
「フフ…もう蓮もこんなになってる…嬉しい…。」
 フレアは優しい微笑みでそう言った。
「やめてくださいぃっ…!ひぁっ!」
 するっと、フレアはトランクスの中に手を入れた。白く長い指
が、蓮次郎のそれを絶妙に刺激していく。
 蓮次郎はたまらず、腰をびくびくと跳ねさせてしまう。
「ふふ…気持ち良い…?」
「やぁっ…!はひぃ…っ!」
 蓮次郎が目をぎゅっと瞑ると、ひとすじの涙が流れる。
「んっ…。」
 落ちようとするその光を、フレアはすばやく舌で拾った。
「蓮…かわいい…。かわいい顔してる…。」
 フレアは嬉しそうに目を細めてそう言った。すると、だんだん
と蓮次郎の尿道がせりあがってくるのがわかった。
「あら…もうイキそうなの…?ダメよ。今日は、私の中でたくさ
ん出してもらうから…。」
「えっ…?」
 息も絶え絶えながら蓮次郎が疑問を投げかけると、フレアは最
後トランクスも脱がせて、蓮次郎の体にまたがった。
「たくさん私の中で…気持ちよくなって…ね。」
 すでにフレアのそこは溢れており、それが白い太ももをつたっ
てベッドを濡らしていた。
 フレアは蓮次郎のそれに照準をあわせて、ゆっくりと腰を下ろ
していく。
「フ、フレアさんっ…!だめですっ…!」
「フフ…大人しくして…。」
 と、その時(!)

836:14/16
12/07/08 10:45:28.87 Ug820LKR
「ねーちゃーん!!ただいまー!!」
 ふたりの世界を、ふたりの静寂をつき破り、壊す元気の良い声
が洋館に響き渡った。
「ねーちゃんどこー!?ねえ!!どこにいるんだよー!!せっか
く人がドイツから予定を早めて日本に来てやったのにー!」
 フレアは部屋の外から聞こえてきたその声を聞いて、ガクッと
首を垂らし、恐ろしく不機嫌な顔になって呟いた。
「まったく!カイったらこんな時に帰ってこなくていいのに!今
何時だと思ってるの!!」
 そういいながら、フレアはいそいそとネグリジェを着ている。
「……。」
 蓮次郎はぽかーんとした表情で、ホッとしたような残念なよう
な、なんとも言えない顔をしていた。
 それを見て、フレアはとててて…と近寄ってきた。
「蓮、ごめんね。また今度しましょ。」
 そういうと、蓮次郎を抱きしめて唇を合わせた。
「ちょっと待ってて。弟が帰ってきたみたいだから。」
 そう言って、フレアは部屋を出て行った。
 取り残された蓮次郎は、わけがわからないまま、ボフッとベッ
ドに横たわってため息をついた。
 そして、今までの事が夢だったのでは?と思い、自分のほっぺ
たをつねってみる。―痛かった。
「フレアさん…。」
 蓮次郎は先ほどまでの狂おしい程に美しいフレアの姿を反芻し、
ぼうっと顔を真っ赤にさせた。今更ながら、多大な恥ずかしさに
襲われ、ボフッとベッドに身を預けた。
 そしてそのまま、安らかに寝息をたてはじめたのである…。





「ふーん。これがそのねーちゃんのお気に入りかあ~!」
「えーっと…。」
 栗色の短髪、青く大きい瞳、整った顔立ちの美少年。
 カイは、蓮次郎の周りをくるくると回りながら言った。
「確かに…すんごく良い匂いがする…!ねーねー、ちょっとだけ
もらっていいー?」
「え!?」
「ほら、カイ!蓮が困ってるでしょう。やめなさい。」
 蓮次郎とフレアの情事の翌日。今日は土曜日で学校は休みだ。
蓮次郎は朝起きて、ふかふかな巨大ベッドから抜け出し、食堂へ
行くと、フレアとカイのふたりが雑談している最中だった。
「コーヒーでいい?」
「あっ、は、はい!」
 黒いドレスを着たフレアを見て、蓮次郎は昨日の事を思い出し
てしまう。ぼっ!と顔を真っ赤にした蓮次郎を見て、フレアはク
スクスと笑みをこぼした。
「フフ…。昨日は良いところでカイに邪魔されちゃったから…。」
「でもねーちゃんにしては珍しいね!こんなおとなしそーな男を
選ぶなんて!この前なんて、すげー高いスーツ着た男―。」
 ゴツン!と良い音がして、それきりカイは言葉を切って、その
場に頭を押さえてうずくまった。

837:15/16
12/07/08 10:48:41.12 Ug820LKR
「余計な話しはしない!」
 ふーっと右拳に息を吹きかけて、フレアが言った。
「何すんだよっ!いーじゃん話したって!減るもんじゃないし!」
 涙目になったカイが、フレアを睨みつけて言い放った。
 そのやりとりを見て、思わず蓮次郎はプッと吹いてしまった。
「仲が良いんですねえ。」
「良くないやい!にーちゃんも気をつけた方がいいよ!自分の欲
しいものはすぐ強引に奪って、飽きたらポーイ!だからね!うち
のねーちゃんは!」
 そういって、カイはイスから高く飛び上がった。その瞬間、そ
れまでカイの体があった場所に、フレアの鋭い回し蹴りが空を切
る。凄い切れ味だ。
「あぶねーなっ!こんなん当たったら死んじゃうだろ!」
「余計な事は言わないでって言ったでしょう?お仕置きして欲し
いの?」
 パキパキと指を鳴らすフレアを見て、カイはさすがに青ざめた。
「わ、わかったよぉ!だから乱暴はやめて!」
 すると、フレアは拳を下ろして、ため息をついた。
「わかればいいのよ。」
 そういって、カップを手に取り、コーヒーを入れに行く。
 そのやりとりを、あっけに取られて見ていた蓮次郎。
 あれ?カイ君が居ない?
「にーちゃん…、ちょっとだけ!ちょっとだけだから…静かにし
ててね…!」
「えっ?」
 蓮次郎が振り向く間も無く、首すじにざくり…とナイフを突き
たてられたような感触が走る。
「あ―!」
 蓮次郎は思わず悲鳴を上げそうになったが、カイの手に口を塞
がれ、声を漏らす事はできなかった。
「は…ふぅ…っ!」
 蓮次郎はカイの体をどかそうと、逃げようと体を動かすのだが、
カイはびくともしない。
 こくっ…とカイの喉が鳴り、蓮次郎の血がカイの体を満たして
いく。
「ふーっ、ごちそうさま★…思ったとおり、にーちゃんって物凄
く美味しいんだねえ。ふふふ…僕、なんか変な気分になっちゃう
なあ…。」
 そう言って、カイは座っている蓮次郎の顎に手を添えた。そし
て、頬を首すじを手でススッ…と触っていく。
「はぅっ…。」
 蓮次郎は、カイの瞳が青から赤へと変化していくのをぼーっと
眺めていた。朝は貧血持ちにとって、魔の時間。そこで血を吸わ
れたのだから、蓮次郎の意識がぼんやりするのも無理はない。
 その瞬間、カイは背筋に凍るような殺気を覚えた。全ての物を
破壊し、食べつくす…究極の吸血鬼の怒りを背中で感じた。
「カイ…あなた今何してたの…?ねえ…。」
 フレアが、無表情でカイを見つめていた。その瞳は真紅に輝い
ている。

838:16/16
12/07/08 10:49:22.25 Ug820LKR
「私の蓮に手を出すなんて、良い度胸ね…。やっぱり久しぶりに
お仕置きが必要のようね…。」
 そのセリフを聞いて、蓮次郎は喉を振り絞って言葉を吐いた。
「け、けんかはやめてください…!カイ君も悪気があったわけじ
ゃ無さそうだし、俺は大丈夫ですから…!」
 たっぷりと目を潤ませて、はぁはぁと息をする蓮次郎を見て、
フレアとカイは、きゅんっ…と胸を締め付けられるような心地良
さを感じた。
 すぐにでも蓮次郎を抱きたい、モノにしたい。そんな甘い感情
が二人を支配していく。
 潤んだ蓮次郎の唇に思わず近づこうとしてしまったフレア。頭
を左右に振って、理性を復活させる。
「仕方ない…。今回は蓮に免じて許してあげる。けれど、今度も
しまた蓮に手を出そうとしたら…分かってるわね?」
「わ、わかってらい!」
 カイはそう言いつつも、蓮次郎の心地よさ、恐ろしい程の血の
美味さに魅了されていた。また隙をついていただいちゃおっと!
「カイ!」
 そんなカイの気持ちを知ってか知らずか、フレアがカイを一喝
する。
「それじゃ、蓮も起きてきて事だし、朝食にしましょう。」
「ほいほーいっ!」
「あ、ぼ、僕も何か手伝います!」
 立ち上がろうとする蓮次郎をフレアが優しく制した。
「いいのよ蓮、あなたは座ってて。まだ貧血が治ってないでしょ
う?ゆっくりしてなさい…。」
 そう言うと、フレアはおもむろに蓮次郎の唇にキスをした。
「―!!」
 またまた蓮次郎は顔を真っ赤にさせて、口をぱくぱくしている。
「あーっ!ずるいよねーちゃん!僕も僕も!」
「はいはい、キッチンはこっちよ。」
 フレアはカイの襟を掴んで引きずっていった。なんだかんだで
仲のよい姉弟なのである。
 二人の美しきヴァンパイア。彼らと知り合う事によって、蓮次
郎の人生は大きく変わっていく。
 この楽しく愉快で、時に暗黒な物語は、まだ、今はじまりを告
げたばかり。
 蓮次郎はまだこの時、フレアと草壁高校のクラスメートになる
ことになろうとは夢にも思っていなかったのである…。


~to be continue?~

839:あとがき
12/07/08 10:52:21.19 Ug820LKR
以上でございやす!
続くかどうかはわかりませんww
いろんな複線を回収するには続きを
書くしかないんですけどねw

ではでは、失礼いたしますm(_ _)m

840:名無しさん@ピンキー
12/07/08 16:32:09.07 EeS4S3B5
GJです
つづきを かいても いいんだぜ (むしろ書いてください)

そして私も作品投下。ヤモリ娘です。
ヤモリっぽさとはなにか、結局よくわからないまま仕上げたものですがどうぞ。

841:ヤモリさんのあつい日①
12/07/08 16:34:07.07 EeS4S3B5
「ぅあー…あっちー…」
今日の最高気温は33度。最高の真夏日だ。
クーラーなんてない僕のボロアパートは、人間が生存するには辛すぎる環境となっていた。
…天気予報では午後から大雨で冷えるって言ってたのになあ…
「それにひきかえ、そっちは元気そうだよなあ…」
そういって僕は網戸のほうを眺める…正確には、そこにいる一匹の生き物を。

そこにいたのは一匹のヤモリ。
この暑さにも全く応えず、じっと網戸につかまっている。

このヤモリは僕が去年越してきた時からずっとベランダにいる奴だ。
ここを根城にしているのか、少なくとも僕がアパートにいるときはこいつもここにずっといる。
エサのほうは部屋の中の明かりに引き付けられた虫と、アパートのすぐ近くにある石垣のあたりで何とかしているようだ。
初めのころは僕が近づくとちょろちょろとどこかに行ってしまったものだが、今では慣れたのか手を近づけても全く動じない、というかむしろ寄ってくる。
最近では犬か何かのように指をぺろぺろとなめてくるようにもなった。
そこまで来ると愛着もわくもので、僕のほうも天候がすぐれないときなんかには部屋の中に入れてやったりと半分飼っているような状態だ。

「お前はすごいよなあ…ぅあー…ねむ」
―そんな風にヤモリを眺めながら、僕は昼食を済ませた後で満腹だったこともあり、いつの間にか眠ってしまった。


―すっかり暗くなったころ。
目を覚ましたのは、激しい雨の音のせいだった。
「―ん…って、すっごい降ってるなあ」

外は台風でも来たかのような豪雨、風もかなり強いようである。天気予報も伊達ではないということか。
(そういえば、ヤモリは大丈夫だろうか)

野生の生き物だから何かしら対処はとるだろうと思いつつも、少し心配になってベランダへの戸をあけてみる。

そこにヤモリの影がなかったのを、確認した瞬間。

「―すき、あり」

上から降ってきた『ナニカ』に一撃を食らって、僕は昏倒する羽目になった。


842:ヤモリさんのあつい日②
12/07/08 16:35:53.79 EeS4S3B5
―目を覚まして、まず頭の中に浮かんだのは「強盗」という可能性。
何かこの状況を把握できるものはないか、とっさに部屋の中を見渡した僕はとんでもないものを見てしまった。

「……め、さめた」
はだかの、おんなのこ、である。
いや、厳密には裸ではない。僕が布団代わりにしていたバスタオルを羽織っている。
し、しかし前ががら空きで、胸とかおなかとか、そ、その下とかまるみえである。
「…?」
こっちが訳の分からない状況に頭の中が真っ白になっているのを、その謎の女の子は首をちょこんと傾げて眺めていた。

しばらく経って。
取りあえず落ち着いた(それでも彼女を直視はできない。童貞だものしかたないじゃない)僕は彼女に話しかけてみた。
…しかし、美人だ。どこかぼーっとしたような表情だが、染めているのかややくすんだ灰色の髪に、褐色の肌。背は150後半くらいと見えるが割と出るところは―って、そうでなく。

「…あ、あの。まず、あなたはどなたですか?何の目的があって、こんな貧乏学生のアパートに?」
すると彼女も(僕が固まっている間ずっと僕のほうを凝視してじっとしていた)どこかたどたどしく口を開いた。
「わたし、やもり」

…はあ?
「あめ、すごい。ここ、あめ、こない。にげる」
えーと。
「雨宿りがしたかった、と。なるほど、それはまあ…いろいろ問題があるとしてとりあえずは分かりました」
しかし。
「ヤモリ、というのはどういうことでしょうかね…?まさかベランダにいたヤモリが人に姿を変えたとでも?」
「うん、そう」
即答ですか。―ああ、頭のイタい人か、かわいそうに。
美人だけどさすがにこれは無理だ、というか怖い。
「しんじて、くれない?」
「当たり前でしょうが。ファンタジーやメルヘンじゃあるまいし…警察に電話しますから、まずは服を―」

そういうと、彼女は
「―じゃあ、はい」
いきなり、羽織っていたタオルを脱ぎ捨てた。

「ちょ、な、なにやって―っ!?」
その下にあったのは、僕が(エロ知識から)想像していたのと大体合致するきれいな褐色の肌と―想像できるはずもなかった、これまた褐色の鱗に覆われたおおきな「しっぽ」だった。

「しんじて、くれる?」
「…え、いやちょっと」
ずいっ、と彼女が顔を近づけてくる。
近くでよく見ると、彼女の指先にも鱗のようなものがある。先ほどから何度か彼女がしゃべるときにちろちろのぞく舌も、明らかに人のものではない。
とても作り物には見えないし、これは、本当に…
―というか、それ以前に顔が近い。

「わ、わかりました!信じますから離れて、何か着てください!」
「ん」
ぼーっとした表情のまま、どこか満足そうにうなずいて彼女は体を離し―途中で、動作を止めた。

「……」
「ど、どうかしたんですか?は、早く服を着て…!」
中途半端に離れたせいでまた丸見えになった彼女の体に、僕がまたむらむらしていると

「…さかり。こうび、する」
「は?」
突然、彼女がそんなことをつぶやいた。

843:ヤモリさんのあつい日③
12/07/08 16:37:36.46 EeS4S3B5
「?…しらない?…こども、つくる」
「え、いや、ちょっとまってなにをいって」
「??…おまえ、さかり」
そういって彼女は僕の股間に手を当ててくる。
「ちょ、どこさわって」
「せいしょくき。ちんぽ。きもちいい、はず」
ストレートに言われて僕が再び固まったのにかまわず、彼女は言葉を続ける。

「わたし、さかり」
そういって彼女はもう片方の手を僕の手と重ね…そのまま、彼女自身の股間へと導いた。
―ぬちゃり。
「ん、あぅ…」
「―!?!?!?」
そこは、すでにねっとりと熱を帯びており、僕の指に絡みついてきた。
女性のアソコなんて今まで触ったことなどあるはずもなかった僕の思考は、そこで完全にフリーズした。

「…ね?」
「あ、ぁあ、うあ」
もう完全にパニックになっている僕は、彼女のぼーっとした―けれど今は明らかに熱を持った―瞳に射抜かれて、もうまともに言葉をしゃべることもできなかった。
そんな僕の様子を見ていた彼女の口が、にやり、と、笑みの形にまがった。

「…おまえ、おいしそう。ふるえてる。―きめた、わたし、おまえ、おかす」
「ぇ―ん、むぐぅううう!?」

彼女はいきなり僕の顔を両手で押さえると、無理やり唇を合わせてきた。
しかも僕が驚いているうちに、明らかに人間ではありえない長さの舌を差し込んできたのだ。
僕の口の中は、そのまま食道まで届くのではないか、というほどに深くなめまわされ始めた。
「ん、ぐぷ、れろ、んぐ、ちゅううぅ、えろ…」
「ん、んう、ん゛う゛うぅぅぅぅ…!」


「―んはぁ。…やっぱり、おいしい…♪」
「―ん、ぁふぁ…あ、う…」
どれだけの時間が経っただろうか。
僕の唇が解放されたのは、僕の口の中が彼女の唾液の味しかしなくなり、僕の頭の中が彼女の舌のこと以外真っ白になるまで蹂躙されつくしたころだった。
完全に骨抜きになった僕を、彼女は獲物を見る目で射抜く。―と、その目が、急に伏せられた。

「―いつも、おまえ、いいやつだった」
「…は、ぇ?」
突然、彼女が独白を始めた。

「のどかわくひ、みず、くれた。おなかすいたひ、むし、くれた」
「こわいへび、やっつけてくれた。さむいとき、ここ、いれてくれた」
「たくさん、たくさん、たすけてもらった。おまえいないと、わたし、しんでた」
「それだけじゃ、ない」
「おまえ、わたし、おいだす、しなかった。ほかの、にんげんみたい、こわがる、しなかった」
「あそんで、くれた。いっぱい、いっぱい、たのしい、くれた」

そこまでいって、彼女の目がまたこちらに向けられる。
その目はさっきまでの獲物を見る目ではなく―情欲に満ちてはいるが、とても優しいものだった。
「―だから、わたし、おまえ、すき」
「つがい、なりたいくらい、すき。こども、うみたいくらい、すき」
「だから、わたし、かわった。にんげんみたい、かわった」
「…おまえ、わたし、すき?つがい、なりたい?」
そこまで聞いて、だいぶ冷静になった頭でぼくは考え、

「…その、今のあなたはきれいだと思いますし、僕も相手はほかにいませんし…いいです、けど」
いってはみたが恥ずかしい。というか本当によかったんだろうか。
相手は人間じゃないとか社会的にどうなんだとかそもそも外ではその尻尾どうするんだとか、いろいろなことが頭の中を駆け巡る。

844:ヤモリさんのあつい日④
12/07/08 16:39:54.16 EeS4S3B5
―しかし、そんな悩みは、

「…!…そうか!うれしい!」
彼女がぼーっとした顔に初めてはっきりわかる笑顔を浮かべ、
全身で抱え込むように押し倒され、
「…ぅうう!やっぱり、がまん、むり…!こづくり!つづき、する!」
その笑顔が一瞬でまた捕食者の獰猛な笑みにかわったあたりで、頭の中からきれいさっぱり消し飛んだ。


「ん、じゅぷ…ちんぽ、おおきい。におい…すんすん。ぁ、すご、い…おいひ、ぐむ、ぐぽっ…」
「う、くああ、ぁ、あああ…」
あれから、またしばらく後。
押し倒された僕は、まずご丁寧に再び口の中を長い舌でじっくりたっぷりねちねちと蹂躙された。
おかげで僕の口の中は、今日一日だけで性感帯として十分やっていけるぐらいに開発されてしまった。…明日からの日常生活大丈夫だろうか?
そして今、口のほうは解放されたが、今度はペニスをその長い舌で持って絡め捕られ、彼女の口に含まれてしまっている。
ぬるぬると絡みつく彼女の舌と、むぐむぐ、と彼女が咀嚼のような動きをするたびに締め付けられる肉の感触で、すでに何度も射精しているのだが、彼女は一向にやめてくれる気配がない。

「あ、また、でる、れるぅうう、っ―!」
「んぉ…」

―どぴゅっ!
「あ、ぁぁ、ああ~…」
「う゛むっ…こくん、こく」
彼女は僕のペニスが射精を始めると、その精液を貪欲にすべて飲み込んでしまうのだ。
しかも、それだけでなく、
「…ちゅううううう~」
「ひぃあぁああ!?やめっ、すわなぁ、あ゛あぁあ…」
…このように、尿道に残っている精液もすべて吸い尽くそうとペニスを強力に吸い上げてくるのである。
しかもこの間も長い舌はペニスにまとわりついてれろれろとなめまわしを続けているので、射精してもすぐ勃起させられてしまうのである。

3回目くらいで、僕も危険を感じてがくがくの体に鞭打ってどうにか彼女を振り払おうとした。
しかし、僕の体にしがみつくような形で抱きついている彼女の両手足の滑り止めは、しっかりと僕の体を捕まえており、無理に体をよじれば痛いだけになっていたのだ。
しかも流石変温動物、持久力でもこちらが負けているようで、「彼女がへばったら隙をついて脱出」という当初のプランはすでに粉々である。

そして、彼女より僕の限界のほうが早くやってきた。
「…?…おかしい。ちんぽ、たたない…?」
舌での愛撫を加えてもだらりとしたままの僕のペニスを握りながら、彼女が不思議そうな顔をする。
「はっ…はーっ…だから…もう…げんかい、なんですって…」
息も絶え絶えになりながらそう抗議しつつ、やっと終われるという安堵を抱いた僕だったが。

「…うそ」
ちょっとムッとしたような目でこちらを見る彼女は、まだ解放してくれる気がないようだ。
「せいし、まだ、あるはず。わたし、わかる…それに」
「それ、に…?」
「まだ、たまご、せーし、もらってない」
ああ、そういえばフェラだけで絞りつくされたんでしたね僕。…なんか情けない気が。

845:ヤモリさんのあつい日⑤
12/07/08 16:40:51.13 EeS4S3B5
「…むー…。…あ、じゃあ、あれ、ためす」
いきなり何かを思いついたようで、彼女が自分のしっぽに手を伸ばす。
そのまま尻尾の先端を握ると、それを口に含んで唾液を塗り付け、そのまま―

―僕の、不浄の門のほうへ―

「―っひ、ちょ、ま、待ってください!や、そっちは―」
流石に少々の痛みも構わず全力で抵抗する。そこまでされたら完全に「おわって」しまう気がする。
「おまえ、うるさい…じっと、する。―ん、ちゅ」
「あ、むぅ―」
三度、唇で口をふさがれ、とろん、と力が抜けてしまって。

ずぶり。


「―ん゛ぅう゛む゛むむううううううぅぅー!?」
「ぷは。…あ。ちんぽ、たった」

―すごく、太いものが、おしりに入っている。
それは、思ったよりすべすべしていて、僕のおなかの中でずぶずぶと前後に動いている。

「―ん。じゃあ、わたしも、もらう」
「あ゛っ、あひ、ひぬ、ぼく、しぬぅうう…」
そのまま、彼女が、僕の上に覆いかぶさってきて

ぬぷ、ぐぷぷぷ…っ

あたたかくやわらかいものに、僕はつつまれた。
「ふぁぁぁ…き、きたああぁぁぁ…っ♪」
「あ゛ー、あー、う゛ぁあ~…」
もはや半ば意識を飛ばしている僕の上で、彼女が腰を振る。
「んっ、あつぃ、ちんぽ、あつい、すごいぃぃぃ…♪」
彼女のなかはそこまできついわけではなかったが、執拗なまでに絡みついてきた。
まるで「絶対にはなさない」といっているかのように、襞すべてがペニスにまとわりつき、吸いついてくる。
…僕は、なすすべなく射精した。
どぶっ、どぷ、どくん…
「あ、ひゃあぁぁぁぁ…ん…んぅ、う~…♪」
「ぁ!あ、あ゛っあ、あ!……ひぃ…ひぃぃ…ん」
射精のこれまでと比べても異常なまでの快感と体力が尽きたことから、僕の意識は闇に包まれていく…ところが。

846:ヤモリさんのあつい日⑥
12/07/08 16:42:45.80 EeS4S3B5
「―だめ…もっと、しゃせー、する…!」
ぐりっ。
「ぎひぃいぁあ!?」
彼女の尻尾が腹の中で動いて、強制的に覚醒させられた。

「ひ、ぎひぁ…やぁ…。もう、らめ、ですからぁ。やすませ、おねがぃ」
「…おまえ、ほんとうに、よわってる、みたい」
でしょう?だから今日はこの辺で―

「―ハァ…よわってる、えもの、フゥ…かる。これ、あたりまえ」
「ぇ―」
「それに、いま、おまえ、すごい、よくじょう、する。…ゥウウウウ!!モウムリガマンデキナイ!シャアアアアアァァ―ッ!!」

ああ、そうですか。いままでがまんしてこれだったんですね。なるほどなるほど。
さて、哀れな獲物はもうあきらめたほうがいいってことでしょうかね。あはは。

―ぃやだあああああああああぁぁぁぁあむぐううぅぅぅぅぅぅぁ…

ずるり、ずるり。びくん、びくん…


二日後の朝。
僕の部屋には彼女の姿があった…ちゃんと服(僕の男物だけど)を着て―縮こまって正座している。
「…ごめん…」
「あやまってすんだら警察はいらないんですがねえ…?」
「…むぅー…。だって…」
「だってじゃない!」
「…ぁううー…」
あの後、結局次の日の昼くらいまで彼女に犯され続けた僕は、危うく過労と脱水症状でぶっ倒れるというところまで行った。
脱出の機会は唐突に与えられた。「おなかすいた。ごはん」とか言って彼女が僕を解放したのである。
…正直、まだ下半身はがくがくで、まともに立つこともできない。あと体中の感覚がバカみたいで、服に擦れるだけで声をあげそうになる。
夏休みに入っていなかったら本当に危なかった…。
そして今は反省タイムというわけである。

…そこで、彼女が反撃に出た。
「…でも。きもちよさそう、だった」
「うぐっ…!」
苦し紛れともとれる彼女の言葉…だが、すでに否定できない。
僕は昨日までの行為で、彼女によって完全に「そういうふう」にされてしまったのだ。
その反応を見て、彼女があの捕食者の目をしてにんまりと笑う。
「おまえ、たべられる、なぶられる、すき」
「ぐ、ぐぐぐっ…!」
「ちがう、いわない。…ほら、やっぱり、うれしい」
「ぐあ、ぅ…!」
「どうする?…じっとする、おそう、よ?にげる、しない、おかす、よ?…ふふ、どうする、の?」
にたにたといやらしい笑みを浮かべる彼女。すでに服を脱ぎ始めている。
反抗しようと思えば、できるだろう。
逃げようと思えば、まだ間に合う。
でも、僕は。

「…ご飯食べてから。―それから、なら」
…せいぜい、これくらいしか言えないのだ。
「ごはん!?ん、たべる、はやく!」
ご飯と聞いて一瞬でいやらしい笑みを消して子供のように目を輝かせ始めた彼女を眺めつつ、
(やれやれ…これはもう、一生くっつかれるだろうなあ…ま、それでもいいか)
なんて思ってしまう僕は、もう手遅れなのかもしれない。

847:あとがき
12/07/08 16:47:47.99 EeS4S3B5
以上になります。いかがだったでしょうか。
楽しんでいただければ幸いです。

ニホンヤモリって複数の県でレッドデータブックに登録されてるんだそうで、
もっと大事にすべきと思うわけですよ。

848:名無しさん@ピンキー
12/07/08 22:42:55.10 zuCVW7rG
               ,, -―-、
             /     ヽ 
       / ̄ ̄/  /i⌒ヽ、| 
      /  ●/   / /          
     / ///// ト、.,../ ,ー-、  
    =彳      \\‘ ̄^     
    /          \\ \  
   /         /⌒ ヽ ヽ_> 
   /         │   `ー.'


849:名無しさん@ピンキー
12/07/08 23:13:18.27 6veM4Uw5
久々の大量投下に万雷の拍手を送ります

850:名無しさん@ピンキー
12/07/09 02:14:15.59 FmFwn+gO
おお、眼福眼福。

851:名無しさん@ピンキー
12/07/09 11:32:44.69 qCqXrljF
>>847
久しぶりの投稿乙
楽しませてもらいましたよ

852:名無しさん@ピンキー
12/07/10 12:45:00.79 c9uPzOI4
ヤモリさんと交尾して繁殖の助けとなりたい

853:名無しさん@ピンキー
12/07/10 13:57:32.67 aOE5yLTP
コウモリさんに本気で抵抗して無理矢理屈服させられたい

854:名無しさん@ピンキー
12/07/15 14:50:54.84 1iWZ1sMz
買い物から帰宅(´・ω・`)
アイス美味しかったお(´・ω・`)

855:名無しさん@ピンキー
12/07/19 19:31:51.37 ctKJhEIC
そろそろ蚊がウザったい季節になってまいりました。
でも大量の蚊娘によってたかって吸い尽くされると考えれば我慢でき…できるか!

856:名無しさん@ピンキー
12/07/22 01:17:05.13 yq/qZY1S
でもまぁ確かに血を吸いにくるのは雌だけなんですけどね

857:名無しさん@ピンキー
12/07/22 01:23:18.57 yq/qZY1S
ごめんなさい
さげわすれました

858:名無しさん@ピンキー
12/07/22 03:22:55.93 Gov9GfGC
だが皆妊婦だ


つまり人間を犯して孕んだ上で血も頂くわけか

859:名無しさん@ピンキー
12/07/25 20:13:02.45 +yqq5OMU
カマキリよりはマシか

860:名無しさん@ピンキー
12/07/26 19:11:43.24 R1iGxA0+
ヤッたら即カニバ直行だもんな
まだ同化で済ませてくれるチョウチンアンコウのほうがマシか

861:名無しさん@ピンキー
12/07/27 02:19:37.51 kfg7H4yK
カマキリのオスはうまく逃げれば喰われない
つまり男はヤり逃げってことですな

862:名無しさん@ピンキー
12/07/30 01:03:22.11 i2YT8n+5
URLリンク(www.youtube.com)
狐さん

863:名無しさん@ピンキー
12/07/30 22:38:43.08 +fLWGtud
結合したまま自分の身体が一体化していく……その様子に悦楽の表情で眺める鮟鱇娘

864:名無しさん@ピンキー
12/07/30 23:37:30.78 cM9RiqCU
チョウチンアンコウはアンコウの近縁ではあるが、腹鰭の有無や雄の生態など、意外と差異が多い間柄だったりする。
雄が雌に寄生して外付けチンコ化するのは、あくまでチョウチンアンコウの方。
普通のアンコウは雄も雌とだいたい同じサイズで、ちゃんと自前で餌を捕る。

と思ってたが、
> アンコウ - Wikipedia
URLリンク(ja.wikipedia.org)
> 産卵時期などにオスのキアンコウがメスに捕食されるケースがある。
カマキリやクモに類似のことをやらかす、肉食系女子なのな。

865:名無しさん@ピンキー
12/08/05 00:57:00.27 bCljoJlw
6日経過
蚊に刺されまくってる俺にそろそろいい知らせでも来ないかねー……

866:名無しさん@ピンキー
12/08/05 15:03:43.55 A6Sj0MQA
羽虫が群れて塊になってる蚊柱ってあるだろ。
あれ、メスが一匹で多数のオスが交尾のために群がってるんだそうだ。

オスメスを反転させて、擬人化したら、蚊娘の輪姦祭りだな。

867:名無しさん@ピンキー
12/08/07 03:22:40.55 YwLXhOt1
女王蟻も女王蜂もそれに該当しそうだな

868:名無しさん@ピンキー
12/08/07 08:13:37.42 S+0jBD4B
蚊の雄は文字通りの草食だしな

869: 忍法帖【Lv=6,xxxP】
12/08/08 01:38:41.66 +8/ICOap
アカイエカって普段は家の壁に張り付いてて、夜になったら血を吸うために飛び回るらしい

それってつまり夜這(ry

870:名無しさん@ピンキー
12/08/09 19:21:15.91 xisH0X/N
夜這いっつーよりむしろストー(ry

871:名無しさん@ピンキー
12/08/09 19:45:37.27 ifhc8rJ+
どっちにしたってご褒美です

872:名無しさん@ピンキー
12/08/10 07:23:22.24 o+pP66ZF
1つ屋根の下に同居するヤモリさんとアシダカ姐さん

873:護国炎虎@刈流兵法免許皆伝
12/08/10 22:50:09.41 s9VyaOV/
>>841
乙。抜いた

874:名無しさん@ピンキー
12/08/15 01:35:04.93 ga39yJNT
どうも、一年くらい前に蜘蛛娘を書いた者です。
今回は二番煎じを覚悟で「鶴の恩返し」を元にしたえっちぃ話を投稿させていただきます。

875:名無しさん@ピンキー
12/08/15 01:37:25.42 ga39yJNT
「今日は降るなぁ……こりゃあ」

使い込まれ、色素の薄くなった褞袍(どてら)を羽織った青年『与平』は、灰色の空を見上げ、不安そうに呟いた。
木こりである与平はその風貌のとおり、決して裕福ではなかったが、生真面目で温和なその人柄から、村きっての好青年であるともっぱら評判であった。
ところが、彼は昔から変に女娘と縁が無く、二十六を過ぎてもなお妻帯を持たない独り身である。
同じ村に住む同じ歳頃の知り合いの男達が一人また一人と妻を娶る中、彼らを羨む事は度々あれど、野心も低く無欲であった与平は、ひたすら地味な仕事をこなしていくだけの人生に何ら不満を抱くことは終(つい)ぞありえなかった。
しかしながら、今日みたいな日に限って与平は、夫婦仲となった友人達を少しばかり、妬まざるを得なかった。
雪国に住む与平のカンが正しければ、今晩は雪が降ることになるはずである。そうなれば、凍えるような夜を一人で過ごさねばならなくなるのだ。
仕事の都合上、村からは歩いて半時(三十分)かかる場所にある小屋に移り住む事を余儀なくされているため、同郷の者たちが家族を囲って団欒の時を過ごす中、与平は一人孤独と寒さに苛まれなければならない。
だが、彼はそのような不条理に対して地団駄を踏むほど、もう小童ではない。
過去に何度か同じような経験をしてきている与平にしてみれば、さほど身構えるほどの重態ではないのだ。「慣れ」が彼の孤独を癒し、寒さを和らげてくれる。少なくとも彼はそう信じている。
『さて、今晩をどうして、やり過ごそうか』という言葉が、与平の頭の中を埋め尽くすように反芻される。
与平がどこからともなく聞こえてくる鳥の嘶く声を聞き取ったのは、そんな風に思案に明け暮れている時であった。
まるで苦痛を訴える叫びにも聞こえる痛ましい鳴き声。少し経ってから鳴り止んだかと思うと、時を待たずして再び寒空に響き渡る。
与平は、理由は己にも分かっていなかったが、何故かその鳥の声がどうにも自分に助けを求めている気がしてならなかった。
いずれにせよ、気掛かりになっていた与平は、音のする方向にある林へと赴いた。
地面に積もった枯れ葉を踏み鳴らし、枯れ枝を掻き分けて、次第に大きくなっていく鳴き声に導かれるまま、道無き道を行く。
そうして、ようやく音源まで辿り着き声の主視認したとき、与平は瞠目した。


876:名無しさん@ピンキー
12/08/15 01:38:08.08 ga39yJNT
「つ、鶴が罠にかかってらあ・・・」

与平が耳にした鳴き声の主は、トラバサミに片足の自由を奪われた鶴であった。
狩人が仕掛けたものに誤ってかかってしまったのだろう。羽根が抜け落ちることもいとわず、純白の翼をばたつかせ必死にもがいている。
しかしながら、トラバサミは鶴の足を力強く噛みついて離さず、鶴の足掻き徒労に終わり、無駄に体力を消耗するばかりだ。
このままだと野垂れ死ぬか、罠を仕掛けた狩人に捕まるか、野犬に喰われるか…。
どちらにしろ、この鶴には哀れな顛末しか待ち受けていないに違いないだろう。

「可愛そうに…今助けてやるからな」

鶴の不幸を見かねた与平は、罠から鶴を助けることにした。
職業柄、こういった手作業には手馴れていた与平は、要領よく罠を解除する事が出来た。

「足を怪我しているな。どれ、じっとしていろ」

鶴の足に血が滲んでいるのに気付いた与平は、おもむろに裾の一部を引き裂いて、鶴の怪我をした足に巻き付ける
鶴もまた、不思議なことに与平が触れているにもかかわらず、暴れることなく、手当てが終わるのをじっと待っているかのようであった。

「これでよし。もう罠にかかるんじゃあねえぞ」

手当が終わると、あたかも感謝の意を示すかのように、鶴は甲高く美しい声で幾度も与平に向かって大きく鳴いた。
そして、純白の翼を大きく広げたかと思うと、息もつかせぬ間に、空高く舞い上がり、そのまま飛び去っていってしまった。
まるで恩情の篭ったかのような鶴の行動に与平は、胸の奥から熱いものが込み上げてくるのを確かに感じ取った。

「良いことをした後っていうのは、気持ちいな…」

与平は鶴が曇天の向こうへと消えていくのを見届けると、元来た道を戻り、暖かい気持ちに包まれたまま、爛々と帰り路に着くのであった。







その晩、与平のカンは見事的中となった。しかし、その脅威は彼の予想をはるかに上回っていた。
轟々と叫び声を上げながら生きとし生けるもの全てを凍て尽くす猛吹雪。木戸はガタガタと鳴り、吹き荒ぶ風音が家の中にいても鮮明にと聞き取れた。
これほど酷い猛吹雪は、与平は未だかつて経験したことがなく、不安に駆られていた。
当然、冷え込みも生半可なものではなく、手持ちの薪で暖が間に合うかどうか分からない。与平は改めて薪を多めに採りに行かなかったことを後悔した。

877:名無しさん@ピンキー
12/08/15 01:38:59.02 ga39yJNT
そんな時であった。自然の猛威が雪国を襲う中、人里離れた与平の家を尋ねる物好きが現れたのは。

戸口がトントンと叩かれる乾いた音。
雪が叩きつけるものとは明らかに違う音色に、訪問者であると悟った与平は急いで赴き、戸を開いた。

「夜分遅くにすみません。どうか宿を貸して頂けませんか?」

荒れ狂う吹雪の中現れたのは、雪のように汚れのない真っ白な着物に身を包む、年の頃は二十であろうかという若い女。
腰までスラリと伸びた長い髪は、不思議なことに全て白髪に染まっている。しかしながら、老婆のそれのような朽ちた印象はなく、むしろ「白銀」と名称するにふさわしい壮麗さであった。
美人画をそのまま形にしたかのような整った顔立ちの彼女は、繊細で見目麗しい、まるで絹糸のような美しい乙女であった。
与平は戸板を掴んだまま、しばし息をするのを忘れるほど見蕩れてしまった。

「あの…、どうかなされましたか?」

瞬きせず立ち尽くしていた与平に、女は訝しげに声をかける。
女に呼ばれてようやく我に帰った与平は初めて、彼女が自分の家の戸を叩いた者であると改めて理解した。

「い、いや、申し訳ない。こんな酷い吹雪の中大変だったでしょう。どうぞ、入って下さい」
「ああ、ありがとうございます」

女は安堵したのか、先の僅かに強張った顔をほころばせ、柔和な笑みを浮かべた。
与平は、美女の微笑みにたじろぎながらも中に招き入れ、女が身体の雪を払っている傍らで彼女の荷物と傘を預かった後、部屋へと案内した。





女は名を「おつる」と言った。
何でも、友人の元へ赴く道中、吹雪に見舞われてしまい、今日中に友人の元へ行くのを諦めて、宿を借りて雪をやり過ごそうと思い立ったが、近くに屋敷はおろか、小屋一つさえ無く、襲い来る吹雪に堪えながらも、やっとの思いで見つけたのが与平の家だったのだという。

878:名無しさん@ピンキー
12/08/15 01:39:45.08 ga39yJNT
「わたくしめが難を逃れられたのも、与平さまのおかげ。このご恩は一生忘れません」

おつるは見るもの魅了する華麗な所作で、床に手をつけ頭を垂れる。その丁寧な振る舞いと言葉遣いに、彼女の育ちの良さが伺えた。
容姿の高貴さと相まって、与平にはたとえ彼女が、自分は異国の姫君であると告白をされても、驚かない自信があった。

「いやぁ、俺は当然の事をしたまでです。それより、貴女みたいな人にこんな小汚い家屋で一晩過ごさせるかと思うと、こちらとしても申し訳が立たないぐらいで」
「そんなことありませんわ。むしろ、こんなわたくしめには勿体無いくらいですわ」
「そう自分を卑下しなさらないで下さいな。むしろ乞食と見分けの付かないくらいボロい自分とこのボロ屋敷が惨めに映ってしまうくらい、貴女はお美しいのですから」
「まぁ、そんな…」

与平は彼女を持ち上げるつもりが、自分が真顔で恥ずかしい台詞を言ってしまったことに、口に出してから気付く。しかし、全てが後の祭りであった。
言われたおつるはというと、今にも湯気が出そうなほど顔が真っ赤になり、縮むように俯いている。掌を何度も組み直したり、正座して伏せた足がモゾモゾと動いたり、とにかく落ち着きがない。
落ち着きがないのは、言った本人も同じ事で。視線は宙を泳ぎ、上手く次の言葉を紡ぎ出そうにも、中々思い浮かばず、おろおろしている始末であった。
そうして、途切れた会話をなんとかして嗣ごうとした結果「そろそろ食事にしませんか?」と提案するに至った。

「それなら、わたくしが作って差し上げますわ」

恥じらいから脱したらしいおつるは、顔を上げて与平に言った。

「来客にそんなことはさせられませんよ。今夜はさぞ疲れたでしょうし、俺が作るからそこで待っていてくださんな」
「もし、与平さまがいなければ、私はあの猛吹雪の中で没していたでしょう。貴方様には命を助けられた大恩がある。それを少しでも御返ししたいのです」
「しかしなぁ…」
「どうか遠慮なさらないで下さいませ。それにわたくしは元来、料理は好きな方なのです。貴方様のような素敵な殿方のために作るとなると、なおのこと頑張り甲斐があるというものですわ」

おつるは満面の笑みを浮かべ、煌々とした眼差しで与平を見つめる。
彼女の輝く琥珀色の上目遣いに射止められ、堪らず気恥ずかしくなった与平は、降参の意を示すように目を伏せた。

「そ、そこまで言われると、男として断れないじゃないですか…」

彼女の熱い視線攻撃に根負けし、与平は渋々おつるの要求を飲んだ。
すると、おつるは「さっきのお返しです」と言い、悪戯が成功した時の小娘のように茶目っ気たっぷりに、しかし上品に笑った。
今度は与平の顔から湯気が出る番であった。





「な、なんて美味しいんだ…。この味噌汁…!」
「そう言ってくださると、作り甲斐があったというものですわ」

白い湯気が立ち昇る茶碗の縁に口をつけた瞬間、与平はその味わい深さに衝撃を受けた。
自分が普段作っているのと同じ素材を使っているとは、与平には到底想像が及ばなかった。

「しかし、なにゆえ、ここまで美味しくなるのか…。やはり、隠し味かなにかあるのでしょうか?」
「ふふふ、大したことはしてはいませんよ。そうですね…、もしかして味噌をだし汁に入れて煮る時、温め過ぎていたりしていないですか?」
「ええ、いつも沸騰するぐらい煮ていますが…」
「そこです。味噌汁はあまり煮過ぎると、味噌の風味が飛んでしまうのです」
「そ、そうだったのか…」
「料理はほんの少しの手間で、味が大きく変化するのですよ」

その後、与平とおつるは、二人で湯気の立つ飯を箸でつつきながら料理の話題で花を咲かせた。


次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch