10/10/08 14:25:28 e6MUFCTh
私はついに切れて、ベッドに仰向けになりました。
美春は無言のまま、私のズボンのジッパーに手をかけました。
ふとみると美春は肩を震わせて泣いていました。
泣きながら私に奉仕しようとしているのです。
俺は・・・美春のことを心配するようなふりして美春とただやりたかっただけかもしれない。
誰もいない家に連れ込んだのも、話しあいなんかじゃなく、
最初からその気だったんじゃないのか。
いけない。やってはいけない。やればあいつらと同じになってしまう。
俺は美春の体が目的なんかじゃないんだ。
やってしまえば美春に説教する資格もなくなってしまう。
私はやせ我慢をしながら、乱暴に美春の手を払いのけ言いました。
「もう好きでもなんでもない昔の男にそんなことするなよ!」
「ちがうちがう。私はまだ伸ちゃんのこと・・・」
「俺のこと好きなのか?じゃあ山崎とは会うな。」
「え・・・?・・・・」
「なんで奴は美春にそんなことやらせて平気だと思う?
美春のことほんとは好きでもなんでもない。体目当てだからじゃないか。
自分の女にいかがわしい行為をさせてラブホ代稼がせて、
自分は美春とやるだけか。最低な男だろ。
そんなこともわかんないのか。しっかりしろよ、自分を無くすなよ。
俺のこと好きなら、もうそんなバイトするなよ!山崎と別れろよ。」
美春は仰向けに寝ている私の左右に両手をつき、覆いかぶさるように、
上から私を見つめながら、甘えるようなトロけそうな口調でいいました。
「・・・・戻ってもいいの?許してくれるん?こんな美春でも好き?」
私は超至近距離で下から美春を見上げる格好です。
呼吸の度に動くセーラー服に包まれた柔らかい胸が私に触れ、
彼女の吐息が私の顔にかかりました。
香水のような不自然に強烈じゃない、例えようもない、仄かな甘酸っぱい汗が混じった
彼女の体臭がふわっと鼻腔から伝わって下半身に直撃するのです。
もうダメだ!込み上げてくる文字通りの激情に、私は負けてしまいました。
しかし、それは決してハッピーエンドの抱擁ではありませんでした。
私は彼女に恥知らずのとんでもない行為を要求してしまったのです。