ロボット、アンドロイド萌えを語るスレ:α10at EROPAROロボット、アンドロイド萌えを語るスレ:α10 - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト160:雲流れる果てに…6 ◆lK4rtSVAfk 10/11/19 14:21:11 9e+rL20W 「嫌らしい目で私を見るからですっ。しばらく顔も見たくありませんっ」 サトコのわめき声が、ふすまの向こうから聞こえてくる。 脳震盪を起こした僕は、シズカの膝枕で介抱されながらそれを耳にした。 遂に家庭内別居だよ。 つか、そんなに僕の顔を見たくなけりゃ、自分の家に帰ればいいのに。 こんなになっても、まだ僕とシズカがエッチするのを邪魔する気でいるのだ。 「君って奴は、まったく。大人になれば毛ぐらい生えるのは当たり前だろうに」 僕は恨めしげにシズカを見上げた。 「けど……クロー秘蔵のコミックでも……女の股間には…毛が生えてない……女は生えないのが普通と…思っていた……」 アレは生えてないんじゃなくて、描かれた当時の自主規制ってやつだ。 って言うか、その話はNGで願いたい。 「なら……シズカも……毛……欲しい……サトコだって……生えてる……」 あんなもの、あってもなくても同じだろうに。 他人が持ってるモノをなんでも欲しがるのはよくない傾向だ。 そのうち「オチンチンが欲しい」なんて言い出すんじゃないだろうな。 「ペニスは不要……クローのがあれば……充分……」 シズカはこっちが赤面するようなことをサラリと言ってのけた。 まあ、それほど欲しいってのなら、植毛の技術を応用すれば簡単だろうけど。 「それならば……次のご褒美には……毛を要求する……」 だったら手柄を挙げられるように知恵を絞るんだな。 とにかく、今は陰毛の心配なんかしている場合じゃない。 このままじゃ、ロボコップ計画の存続すら危ういんだから。 「禁止されたのは……機動捜査だけ……足で情報を稼ぐのは……許されている……」 だから、何の情報を稼ぐつもりなのかね。。 「一昨日のロボカーと……昨夜の事件の関係を……洗う……」 なるほど、2つの事件はロボカーが絡んでいるというところに共通点がある。 一昨日のロボカーは警察を首都高に引き付けておくための囮で、その裏で宝石店を狙う強盗犯人に操られていた。 昨夜のロボカーはどうだろう。 少なくとも、騒ぎのあった時刻に大きな事件は発生していない。 首都高を荒らした目的は、別にあったと考えていいだろう。 第一、ロボカーの性能だけを見ても両者の差は歴然としている。 それでも2日続けてロボカー騒ぎが起こったのは偶然とは思えない。 「これは、昨日逮捕した技術者をもう一度叩く必要があるな」 そうと決まれば善は急げだ。 捜査一課の取り調べがそこに及ぶ前に、奴の口を割らせるのだ。 その半時間後、僕とシズカは新霞ヶ関の本庁舎にいた。 重要事件の被疑者は所轄署ではなく、警視庁本庁舎の留置場にお泊まりいただくことになっている。 一昨日逮捕された技術者もその例に漏れず、ここの22階に留置されている。 「ああ、クロード主任。残業ですか?」 厳重にガードされた受付で、僕は顔見知りの看守に呼び止められた。 以前、この留置場はサイボーグどもに襲撃され、徹底的に破壊されたことがある。 そのサイボーグ軍団を壊滅させたことで、僕は看守たちから英雄視されているのだ。 「うん、一昨日ぶち込んだ技術者だけど。ちょっとでいいから、話をさせてくれないかな?」 僕は愛想のいい笑顔を見せて看守に頭を下げた。 途端に看守は困惑した顔になった。 奴を逮捕したのは特機隊の僕だが、事件そのものは既に捜査一課が担当している。 僕たち特機隊は猟犬の集団である。 被疑者を逮捕しても手続書を作るくらいで、その後の処理は事件を所管する部課や所轄署に引き継ぐのだ。 だから僕には例の技術者を取り調べる権限はない。 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch