11/09/05 21:43:40.21 pff9rnXA
>>647
蘭丸が童貞じゃない…だと!?
濃姫あたりが信長に命じられて公開筆下ろしショーか、胸が熱くなる
宗麟も可愛い顔して好色とかどうしろと言うんだ!
天海様の手解きで全国各地の美女を性的に食う金吾とかたまらんぞ
武蔵は色事に興味ないみたいだから童貞でもおかしくないけどな
640:名無しさん@ピンキー
11/09/05 22:32:22.69 xs8dafLn
>>637
かすがの魅力は尻なんだと何度言えば
>>639
蘭丸は童貞かもしれないけど処女ではないよなw
武蔵に一票
幸村も怪しいwてか絶対早漏、長政さまも早漏金吾も早漏
641:名無しさん@ピンキー
11/09/05 23:06:27.35 OI9q1oh6
かすがの魅惑的な尻を両手でつかんで股間に顔を埋めてぺろぺろする金吾を妄想した
後悔はしていない
幸村あたりはお館様や佐助辺りが手を回して脱童貞していそうだが煩そうだな
個人的には恋に恋している慶次とかお宝一番なアニキは童貞でもおかしくないと思っているよ
642:名無しさん@ピンキー
11/09/05 23:29:14.39 WvLWk7jA
なんだかんだで童貞ばっかw
643:名無しさん@ピンキー
11/09/06 11:54:12.38 xpA4PqDw
逆にいろいろ食べつくしてるのは誰なんだろう既婚者以外で
644:名無しさん@ピンキー
11/09/06 12:39:08.70 MTtEddts
けんしんさまは処女童貞だろうが全て愛でるタイプだろうが
どっちでも納得してしまいそうな気がする。
645:名無しさん@ピンキー
11/09/06 16:43:14.01 0pjEz9bU
>>643
松永先生の全国美女巡りはありえそうだ
646:名無しさん@ピンキー
11/09/06 17:02:25.92 36jTNZBM
天海様は経験豊富?それともまだ?
647:名無しさん@ピンキー
11/09/06 20:37:59.46 0pjEz9bU
>>646
お坊さんだから女犯は禁止だろうけど他人のを見るのは出来そう
良く似た方ならもっとこれこれこうやっちゃうけど
648:名無しさん@ピンキー
11/09/06 21:47:54.56 r8Qqj95T
破戒僧だから何してもいんじゃね
649:名無しさん@ピンキー
11/09/07 00:24:47.96 VWgsbJDL
>>646
天海様はふぅ…っと現れて、金吾に破廉恥な知識を授けるために来たんだよ
つ官能小説用語表現辞典
で、お館様ってどうなの?
ねっとりなの?
650:名無しさん@ピンキー
11/09/07 03:02:50.89 kD6RXPTE
>>649
お館様は精力抜群だろうから炎のごとく激しい感じだと予想
651:名無しさん@ピンキー
11/09/07 08:08:40.63 6ldohdjY
炎wwwww
652:名無しさん@ピンキー
11/09/07 17:44:17.31 ENY5PHcW
ねっとりというと松永先生の印象かな
同じ炎属性だけどお館様の激しさとは違うじりじりと身を焦がす炎っていう感じ
653:名無しさん@ピンキー
11/09/08 16:52:54.56 r1C0UFam
>>652
何故かロウソク責めを妄想
654:名無しさん@ピンキー
11/09/08 19:04:36.31 QFsKb57f
じわじわねちねち調教するのなんか得意そうだなー
ついでに松永・半兵衛・明智が揃ったら凄そうだなとふと思った
655:名無しさん@ピンキー
11/09/08 20:25:50.96 t/H/z090
天海さま恍惚度ってw
名前だけならまさしくエロパロ板にふさわしいな
656:名無しさん@ピンキー
11/09/12 01:27:18.80 RzScCvdQ
恍惚度MAXの天海様ならどれだけエロいのか楽しみ
満腹度MAXの金吾だったら朝まで離れない精力MAXコースなのかもしれない
天海様仕込みのテクで全国美女めぐりか
657:名無しさん@ピンキー
11/09/13 16:47:41.87 q0EVw3ha
>>654
松永先生なら緊縛調教される孫市とか気になる
明智はむしろ虐げられることに喜び感じそうだ
半兵衛による鞭調教も良さそうだけど
658:名無しさん@ピンキー
11/09/26 23:19:42.79 +7cJhToo
ほしゅ
宴でのかすがのポールダンスに期待
659:名無しさん@ピンキー
11/09/27 19:35:58.16 YIYvPQEh
>>658
ラジオで佐助と三成の中の人が宴プレイでコメントしていたけどエロさに期待しているよ
660: 忍法帖【Lv=8,xxxP】
11/10/06 03:59:15.56 fZjLN7Fa
保守
PVで見たけどかすがのポールダンスがいいなぁ
でも下品なエロスじゃなくて可愛いエロスかな
661:名無しさん@ピンキー
11/10/07 00:45:09.23 12Wj0ddG
慶次が煽ってたなw
けんしんさまの反応が見たい
662:名無しさん@ピンキー
11/10/19 02:46:31.38 W7PG9CuH
人がいない…
宴までの辛抱か
663:名無しさん@ピンキー
11/10/21 03:36:27.76 yU8Ufj8j
北条のじっちゃんプレイ動画みてご先祖が憑依したじっちゃんとのセックスとか考えたらその後の腰痛が大変そうだと思った
まあ、あの勢いなら種付け沢山出来そう
664:名無しさん@ピンキー
11/10/25 07:49:57.24 CWZ0wYCn
ものすごく今更な上に史実ネタですまんが、家康の正室の別名が「鶴姫」なのを知って吹いたw
しかし、BASARAにそっちの鶴姫が出てきた場合、なんだか「私だけの太陽でいてくれないあなたなんていっそ…」的な
ヤンデレになりそうな予感が…(悲劇の人でもあるのも確かなんだが、天下人の正室なのに堂々と「嫉妬深い」って
評価されちゃう史実の奥方マジパネェっす)
665:名無しさん@ピンキー
11/10/26 00:26:29.99 +HiVhSmj
築山殿は家康や信長に消されたようなもんだから、悪く書かれやすいんじゃないかな
ちなみに家康とその鶴姫との娘が「亀姫」
宴まであと16日か
かすがのポールダンス見たいから宗麟からやろうかな
ばいーん
666:名無しさん@ピンキー
11/10/26 03:56:27.52 yL9KPplv
>>664
「鶴姫」という名前は結構居るよね
宴まであと少し
自分はまつの尻を堪能したいよ
667: 忍法帖【Lv=4,xxxP】 !
11/11/02 22:06:26.47 52jB8QtI
雑賀孫市(サヤカ)が大谷軍に輪姦で陵辱されて
中出しを20回もされて妊娠輪姦ファックエンドを
同人かなんかで希望したいですね。
668:名無しさん@ピンキー
11/11/03 23:05:13.00 uNenjB5L
だれかいますか?
669:名無しさん@ピンキー
11/11/04 04:53:17.46 N3gkbhfa
>>667
かすがで敵軍に捕まって~というネタの本なら見た事あるけどね
孫市で本能寺に行った時の怯え方考えると何かあったんだろうなとは思う
妊娠まではいかないけど輪姦ネタぐらいなら
670: 忍法帖【Lv=5,xxxP】 !
11/11/04 17:16:40.08 TJLN/2Tm
あとマザコン疑惑の宗麟が幼児プレイで
孫市(さやか)のおっぱいをちゅうちゅう吸って
パイズリして、そして宗麟が孫市(さやか)のまんこにズコバコして
宗麟「あ~んいいよおお、もう僕でそう」
孫市(さやか)「ああああん!!ダメ!!限界!!中に出してね!!たっぷりとね!!」
っていうの希望したいね。
671:名無しさん@ピンキー
11/11/04 20:49:20.38 eBmS4BNN
ポールダンスが上手く出来ないためザビー教の人たちに上手く踊れるように白濁した愛を注がれまくるかすが
べちゃべちゃのどろどろになってポールの下でうつろな目をしてぐったりしているのを受信した
672: 忍法帖【Lv=2,xxxP】 !
11/11/08 15:15:30.90 rGhMNo30
孫市(さやか)が松永久秀に責められ
自分の部下が久秀の爆破や豪火で虐殺され
そして孫市(さやか)一人だけ生き残ってしまい
そして松永が孫市(さやか)を強姦(レイプ)するのってどう?
松永「けいからは、純血と誇りをもらおう・・・・!!」
孫市(さやか)「さ、さわるなっ!!や、やめろ!!あああああ
やめてくれえええ、 あああああああん!!ああああ
もう・・やめてえ(泣)、 許して・・・。
・・・・・これからは貴方の肉便器となりますから。」
松永「はははははあっ!!流石の雑賀衆も落ちぶれてしまったようだなっ!!」
ラストは虚ろな目になって
松永の正処理玩具にされ、妊娠8ヵ月になって腹ボテでファックされる
「ああああああん♥松永様ああ♥胸揉むのやめてえええ~♥
ミルクがびゅうびゅうでちゃう~♥それに松永様のミルクで
お腹の赤ちゃんの栄養なって届いてる~♥」
っていうようなん感じで
誰でもいいですから、同人誌かエロパロ小説で
孫市(さやか)の陵辱が見てみたいです。お願いします。
673:名無しさん@ピンキー
11/11/10 03:11:09.67 DWSLZ+Wt
宴発売記念保守
674:名無しさん@ピンキー
11/11/10 21:31:05.84 o0EOqYiQ
宴で松永さんが鶴ちゃんにセクハラ発言をしたと聞いて・・・
675:名無しさん@ピンキー
11/11/10 21:46:42.28 2V/FlDj/
流れをぶった切って申し訳ないですが温めていた佐助とかすがのエロをそろそろ投下してもよろしいでしょうか・・・
676:名無しさん@ピンキー
11/11/10 22:29:31.83 ZNUZBLZ4
しばらく投下なかったし、二人とも宴でPC復活だし、ぜひ頼みます
677:名無しさん@ピンキー
11/11/10 23:17:46.14 nFTlwTIL
>>675
わっふるわっふる
678:1(佐助×かすが)Mamo
11/11/11 02:20:02.37 Aiy5xPDg
どうも。(多分)2年前くらいに「宴」というタイトルで佐かすを投下しましたが、懲りずに再度投下ー
エロ有りなのでご注意願います。
上杉軍の忍、かすがはついにこらえきれずに床に膝をついた。
最後の香炉をかち割ったところで己の体に限界がきたようだった。
「なんだこの香は・・・ただの神経毒でもなければ麻痺毒でもない。」
毛利軍の陣地で至る所に配置された香炉の香りがかすがの体力を奪っていった。
同時に自身の体の奥からざわざわと疼かせる熱がずくん、と音をたてた。
それは媚薬。即効性は無いものの時間を確実に染み付く媚臭が、本能が、かすがに警告音を発していた。
「くそ・・・なんという失態だ・・・。」
毛利と大谷の密会を聞きつけ、偵察に来たがこの有様である。
誰もいない路をすり抜け目的の場所にたどりつく予定だったが、代わりに配置されていた香炉をただの「腐食香炉」だと見誤ったのが不覚だった。
「くそっ・・・駄目だ、ここは駄目だ・・・。ここから出なければ・・・」
自分に言い聞かせるようにして、まずは脱出することに目的を変えた。
幸い香炉を壊した所を目撃されてはいないし、肉体的なダメージもない。
震える膝をようやく浮かせることに成功したかすがは、すぅ、と浅く深呼吸して一気に退路まで走りぬけた。
同時刻、毛利領で大谷吉継は思い出したように喉を鳴らして小さく笑った。
「・・・何だというのだ」
不快そうに眉をわずかにゆがめ、毛利が吐き捨てるように言った。
「いやなに、こちらが用意させたあの香炉が役にたっているかどうかと思っただけよ。」
「フン、下世話なものを持ち込みおって・・・」
「まぁそう言うな。どうやらいらぬ心配だったようだ。」
「・・・」
大谷はそれだけ言うと、あとは興味を無くしたかのように同盟の話に戻っていったのであった。
「はぁ・・・はぁ・・・ここまで、来れば・・・」
森の中で人気がないのを確かめてかすがはその場に腰をおろした。
熱で頭がぼうっとするのを感じながら額に手を当てる。
鳥と小動物らしき鳴き声を耳の奥で感じながら上を見上げれば背の高い木々が空の色を覆っていた。
深い葉の冷たい風が心地いい。
しばらくすればこの火照りもおさまるだろうか。
太い木の感触を背中に感じながらかすがの意識は沈んでいった。
ふわり、と自分の体が宙に浮かぶ感覚と、火照った頬よりも熱い感触をそこに感じたのはどちらが先だっただろうか。
かすががぼんやりと焦点の定まらない目を開けたのは少し離れた所で聞こえる水の音からだった。
それと同時に額に冷たいものが乗せられた。
そろり、とそこに手をやると綺麗に畳まれた布に浸された水の冷たい温度。
横たわっていた体をおこそうとしたが力が入らなかった。
湿気で濡れた岩肌が目についた。辺りは薄暗く、どうやら洞窟の中のようであった。
679:2(佐助×かすが)Mamo
11/11/11 02:21:58.87 Aiy5xPDg
「おー、目が覚めた」
聞き覚えのある声がかすがを覚醒させた。
視点だけを横に移動させると、やはり見覚えのある男だった。
パチパチと枯れた音を立てている火のそばで佐助はパッと顔を輝かせる。
その顔にホッと小さく安堵の息を漏らしてしまったのに気づいてかすがは慌てて反対側に顔をそらした。
「な・・・なんで貴様がここに居るっ!?」
「ソレはこっちの台詞だってば。俺様はたまたまこっちに用があっただけだもん。」
ああ、そうか。こいつも毛利と大谷の密会の話を聞きつけてやってきたのだ。
そう結論に達するまでに瞬きの時間も必要なかった。
「貴様に話す必要は無い!!」
「あっそ。大体は察しはつくけどさ。あんな所で倒れてちゃ殺されても文句は言えないけど、その理由も言えないっての?」
「・・・」
押し黙るかすがは、妙に自分の体が熱くなるのを感じながら佐助の気配に神経を集中させる。
「何もしなかっただろうな・・・?」
冷静に言ったつもりだったが声が裏返ってしまった。
「は?」
少しして含み笑いが後ろの方から聞こえてきた。
おそらく肩を震わせて笑いをこらえているのだろう。すぐにそう聞いたのを後悔する。
「いやいや、さすがに病人の寝込みを襲うほど俺様飢えてませんって」
笑いをこらえながら返答されるのに腹が立った。
佐助の方にむき直ると思い切り睨みつけてやる。
「んで?体の調子はどうなの?」
つい、と体をかすがの横たわる傍に移動させてあぐらをかいて座り込んだ。
佐助が熱を測るようにかすがの頬を手のひらで覆う。
その途端、体の奥にある今まで意識したことの無かった場所がずくん、と音をたてて疼いた。
「あ・・・・!!」
「・・・かすが・・・?」
思わず艶かしい声を上げてしまったかすがに驚いて、佐助は弾かれたように手を離す。
「だ、大丈夫だ・・・。」
「・・・大丈夫じゃないでしょ。もうちっと横になってな。」
額に置かれた布を取り替えようと佐助が手を伸ばした瞬間、またあの奇妙なうずきが襲ってきてかすがは佐助の手を振り払ってしまっていた。
「ダ、ダメっ・・・・」
佐助が厳しい目をしてかすがの顔を覗き込む。
間近で佐助の顔を見ただけでまた体温が上昇したような気がした。
「どこか痛むのか?」
「いや、痛くは・・・ないが・・・なんだか変なんだ。体中が熱くて・・・触られると少し・・・つらい。」
「つらいって、どうつらいんだ?」
680:3(佐助×かすが)Mamo
11/11/11 02:23:21.88 Aiy5xPDg
どう・・・と言われてもこの感覚をなんと説明したらいいのか分からない。
「くすぐったいような・・・からだの真ん中がうずうずするような・・・」
「・・・」
そう言って佐助の視線をうかがいながら説明する間にも疼きの感覚は短くなっていく。
佐助は戸惑ったようにかすがに触れかねる様子で手を彷徨わせる。
もう、触れなくてもじっとしていられなくなり、腰が揺れ動いてしまう。
体の真ん中が痛いくらいに熱くて、誰かに触れてほしくて、抱きしめてほしくて・・・
・・・これは・・・。
欲情している?
「今日、何か変わったモン見つけたりしなかった?」
心当たりがあるとでも言いたげに、ふぅ・・・と佐助はため息をついて尋ねた。
「・・・・・」
「ソイツに何か含まれてたのかもな」
かすがの長い沈黙ですべてを察したのか、佐助はそれ以上何も聞いてこなかった。
「何かって・・・」
「その・・・体の変調をきたす『何か』だよ。いつものかすがとさ・・・その、匂いが違う。」
佐助はもう、かすががどういう意味で苦しんでいるのか分かってる様子だった。
分かった上でどうにも出来なくてかすがから視線をそらした。
『いつもと匂いが違う』と言われていつもだったら『お前はいつも人の匂いを嗅いでいるのか、この変態!!』と罵っていただろう。
だが、そう罵る気力すらかすがにはもう無かった。
「・・・っ!はぁ・・・はぁ・・・ぁ・・・」
「・・・かすが、そんなにつらいか?」
「さす・・・け」
乱れた声でかすがが呟く。
「いや・・・大丈夫だ・・・だから、しばらく放っておいてくれ・・・」
それは完全な強がりでしかなかった。
それくらいかすがの体は、狂ってしまいそうなほど疼いて叫びだしそうになっている。
しかし佐助にこの状態をどうにかしてなどと言えない。
そんな恥ずかしいことを頼むくらいなら、いっそ狂ってしまったほうがいい。
「大丈夫と言われてもなー・・・どう見たって」
「だから大丈夫だと言ってるだろう・・・これくらい、我慢できる・・・」
「・・・っ」
佐助は顔をわずかに歪めて地面を睨みつける。
「佐助・・・?」
「そんな顔すんなって。襲いたくなっちまうだろうが。」
「え・・・」
681:4(佐助×かすが)Mamo
11/11/11 02:24:47.65 Aiy5xPDg
一瞬の間。
かすがの手首は掴まれて佐助の体温に覆いかぶさられていた。
何が起こったのか分からずにかすがは視線のやり場に困ってしまった。
ただ、自分の体も熱いはずなのに佐助の体温が更に熱いのを体感してしまった。
「あーあ・・・参ったね・・・」
「あ・・・」
佐助の唇がゆっくりと近づいてくる。
かすがは息を荒く吐き出しながら、それを受け入れるために目を瞑った。
だが・・・
「いやいやいや、ダメだ、ダメだダメだ・・・」
佐助は体を起こして頭を強く振ると、自分に叱咤するように拳で頭を何度も叩いた。
「ちょっと待ってな。いい方法思いついたし。」
「・・・?」
かすがの額に置いていた布をサッと取ると、どこからか汲んできた水の入った器に浸し、それをかすがの枕元に持って戻ってきた。
そして布を固く絞ると、かすがに差し出した。
「これで体を拭いてみろよ。俺様は外に出てる・・・」
「え・・・?」
「こうなっちまった原因はかすがが見つけたモノのだと思うし、その匂いさえ拭き取っちまえば楽になるかも、と思ってさ。」
「あぁ・・・そうか」
「ま、あくまでも可能性だけどね。」
佐助は器をかすがの横に置くと、慌しく背中を向けた。
「入り口の所にいるから。何かあれば声をかけな。」
「・・・・・すまない。」
佐助の体が入り口に消えていくのを確認してから、かすがはそろそろと服を脱いだ。
「・・・んっ・・・」
体の中で蠢く衝動を我慢しながら腕、脚、腹と、手の届きやすいところを拭いていく。
火照った体の熱を取るように何度も、何度も。
だがこれで楽になるはずのにおかしい。
体を責め立てる疼きがさっきよりもずっと強くなっている気がする。
「何だ・・・コレは・・・あ・・・」
体の奥から何かを待ちわびるようにとろりとした体液が流れ出してくる。
脚をこすり合わせると、足の付け根あたりが蜂蜜を零したように濡れているのがわかった。
「ん・・・あ・・・」
体の上を滑っていく布のざらざらした感触でさえ、たまらない刺激になる。
気がつくとかすがは脚を何度も擦り合わせていた。
だがそれだけでは足りなくて。
蜜が溢れてくるその場所に指を忍ばせた。
682:5(佐助×かすが)Mamo
11/11/11 02:26:23.90 Aiy5xPDg
指が脚の間に触れた瞬間、全身が跳ねるほどの衝撃がきた。
「ん・・・ん、うっ・・・」
ゆっくり指を滑らせていくと、がくがくと体が快感に震える。
頭がおかしくなりそうな疼きが、ほんの少しだけ癒される。
だけどまだ足りない。
これだけじゃ、体の熱を治めることなど不可能だろう。
だが、どこをどうやって触ればいいのか、かすがには見当もつかなかった。
こんなことをしたことがないからわからない、でも早くなんとかしなければおかしくなりそうだった。
男女の交わりを前提とする房術には長けているはずなのに、一人でする行為などには縁がなかったため、その戸惑いは想像を絶するものだった。
つらくて堪らなくて涙が溢れそうになったその時・・・
「かすが」
入り口のほうから声がかけられた。
「あっ・・・や・・・」
かすがは自分が恥ずかしい行為をしていたこと、あられもない声を無意識のうちに上げていたことに気づいて固まってしまう。
振り返るのが怖くて、壁のほうを向いたまま脱いだ服を引き寄せて背中を丸めた。
「・・・悪い、かすがの苦しんでる声かと思って覗いちまった・・・」
「・・・っ!」
佐助は何も悪くはないと頭では分かっている。
あんな声が聞こえたら誰でも驚いて覗いてしまうだろう。
だが、こんなことをしていた時の声、そして姿をよりによって佐助に見られてしまうなんて、恥ずかしさで死にそうだ。
「・・・すまない・・・本当に・・・」
絞り出すように言った声は震えていた。
「謝るなって。元々はそんなもん作ったヤツが悪いんだからさ。」
「し、しかし・・・これしきのこと耐えられなかったのは私のせいだ・・・」
どんなに香の効果が強くとも我慢すればいいだけのことだったのに、それができなかった。
かすがの両目から溢れ落ちた涙がひざにぽたぽたと落ちた。
「なぁ、かすが・・・これから俺様の言うことが余計なお世話だったら聞き流してほしいんだけどさ・・・」
「え・・・?」
佐助は一度躊躇したかのように息を呑み、そしてゆっくりと言葉を続けた。
「つらいなら俺様が楽にしてやってもいい。一度イけばその、少しは楽になるだろ?」
「そ・・・それは・・・」
「いや勿論、最後まではしないけど。ただ、なんつーか・・・少し触るくらいのことはしてやる」
その言葉にはほんの少し照れが混じっているのがわかった。
「やっぱ・・・余計なお世話だったっか」
重ねて問う佐助の声にかすがは背中を向けたまま首を横に振った。
「た・・・たのむ・・・」
「・・・・・」
どういう意図なのかは分からなかったが、大きなため息と共に佐助の気配が背中にぴったりと張り付いたのが感じ取れた。
それだけでかすがの心臓は破裂しそうになっていた。
後ろから手が伸びてきて、引き寄せていたかすがの服をつかむと地面に置いた。
683:6(佐助×かすが)Mamo
11/11/11 02:27:32.77 Aiy5xPDg
「さっきはどうやってた?同じようにやってみな。」
「・・・・・っ・・・・・」
かすがはおそるおそる右手を足の間に這わせた。
刺激よりも恥ずかしさで頭の中身が飛び出しそうだった。
「それから?」
「このまま・・・ゆっくり・・・」
さっきの自分の指を思い出し、そっと手と指を動かしていく。
とろけるような快感で体が細かく震えた。
「んっ・・・・はぁ・・・」
佐助の前だからと、つい声を押し殺してしまう。
必死に声を出すのを耐えていると、小さなため息が耳元で聞こえた。
「それじゃあ少し物足りないんじゃないの?」
「だが・・・私は、やり方を知らないんだ・・・」
「しょうがないなあ、もう・・・」
佐助がかすがの手の甲を包み込むように重ね、ゆっくりと動かし始めた。
首筋から頬にかけて佐助の髪の毛が当たり、本当にすぐ傍にいるんだということを感じ取ることが出来る。
「どこが一番感じるか、言える?」
足の間に忍ばせた指をへそから下へゆっくり滑らせながら佐助が聞く。
その指が濡れた場所に辿りついたとき、それまでとは比較にならないくらい大きな刺激があった。
「あっ・・・そ、こ・・・」
手前の方に硬い部分があって、そこが一番感じるのだとわかった。
頭の奥がじんと痺れる。
自分でも同じ場所を触ったはずなのに、さっきとはまったく違っていた。
刺激が何倍にも膨れ上がっている。
「ふぁっ・・・あ・・・」
佐助に動かされたかすがの指がぷっくりと膨れた部分を強めに撫でた。
「あっ・・・んんっ・・・!」
佐助をはねのけてしまいそうなくらい大きく腰が動く。
「どういう動かし方がいいかは個人差があって、こうやって撫でるのがいい子もいるし・・・」
今度は軽く揺らすように上下に動かされる。
「あっ・・・・や・・・」
「今みたいに揺さぶるのが好きな子もいる。」
「ん・・・・・それ・・・凄い・・・・」
「・・・そっか」
かすがの指を支えながら佐助の手はさっきと同じ動きを何度も繰り返し始めた。
一度だけでも体に電気が走ったような、痺れるような快感が何度も繰り返される。
684:7(佐助×かすが)Mamo
11/11/11 02:29:13.56 Aiy5xPDg
「声は・・・我慢しなくていいから・・・」
「・・・っ!!っあぁ・・・あん・・・んっ・・・」
「指・・・そのまま動かしてな」
言われるまま、佐助の手に教え込まれたかすがの指が動きを繰り返しだすと、重ねられていた手はするりと滑ってもっと奥に入り込んだ。
かすがの体がゆっくり開いて佐助の指を飲み込んでいくのがわかった。
「んぅっ・・・あ・・・あ・・・っ!」
「かすがは・・・奥か、入り口側・・・どっちだろうな・・・」
さぐるようにゆっくりと、指を出し入れしてかすがの反応をうかがっているようだった。
奥の少し手前に指先が触れたとき、かすがの体が大きく揺れた。
指でその場所を強く押され、引っ掻くようにまさぐられる。
まるで頭の中を直接かき回されているような強烈な刺激にかすがは耐えきれず背中を反らした。
「やぁっ・・・・・!!あっあっ・・・!それ・・・ダメ・・・!」
「うん」
頭の奥から襲い掛かってくるような、津波のような快感。
次第に堪えきれないほどの快楽の波が間髪をいれず押し寄せた。
「あ・・・・は・・・あ・・・・・あ・・・あああっ・・・・・!」
目の前が一瞬真っ白になる。
体ががくがくと震えて、意識が白の中に沈んでいきそうになった。
「イけたみたいだな、っと」
佐助がよしよし、と頭をなでながら体を離した。
そばに落ちている布を取って再び水に浸して絞るとかすがに渡す。
そのままかすがの横に座って再び頭をなでる。
「少しは楽になった?」
「楽に・・・・・?」
火でもついてしまったように全身が熱くて、体の奥はさっきよりも余計に疼いている。
こんな余韻だけじゃなくて、もっと強い刺激が欲しくて、もっと確かな交わりが欲しくなっていた。
「楽になんか・・・なっていない・・・」
泣き出しそうなのを我慢して、かすがは唇を噛む。
「んー・・・ダメか。もう一回試してみる?」
佐助が真面目な顔で唸った。
『このまま抱く』という選択肢は佐助の頭に無いらしい。
「・・・・・抱けばいいだろう・・・」
「へ?」
「さっきの勢いのまま私に襲い掛かってきたみたいに・・・・・っ」
悔しさで涙が一筋流れた。
そうだ、男なら女を組み敷いて好きに犯せばいい。
そういった行為を恥らう生娘でもないのだ。
「・・・・・っ」
佐助が苛立ったように髪をかきむしり、小さくしたうちをしたのが聞こえた。
「俺様だってさっきから我慢してるんだっての」
「じゃぁ何故・・・・・」
片手を上げて、佐助はかすがを軽く制した。
「今のかすがはいつものかすがじゃない。」
「は・・・?」
「俺様としてはこーんな弱ってるかすがじゃなくて俺様自らの力でかすがを落としたかったのになーって。」
佐助がいつになく真面目な顔で続ける。
685:8(佐助×かすが)Mamo
11/11/11 02:33:45.06 Aiy5xPDg
「多分正気に戻ったら俺様は燃えないゴミとして捨てられます。まぁそれでも抱きたいって思ってる俺様も居る、と」
「分かってる。私がお前を利用してるということは。」
『そっか』
そう聞こえた気がしたが、気がつくと唇を塞がれていた。
その口付けが深くなっていき、かすがはうっとりと佐助の首にしがみついた。
全てを脱いだ佐助と向かい合わせになると、よく鍛えられた綺麗な筋肉のついた体が眩しくて、かすがは軽く目をそらした。
過酷な修行や任務の中でついた無数の傷跡すら美しいと思った。
「ん・・・・・」
ゆっくりと宛がわれた佐助のものにかすがの入り口がそれを受け入れようとやんわりと開く。
奥に押し入ってくる感触に自分の体が貪欲に飲み込んでいくのが分かる。
「あ・・・・入って・・・くる・・・・・・・ん・・・っ」
「すげ・・・・・かすがの中・・・融けそうなくらい熱・・・」
「んっ・・・・・あ・・・・・!」
ぐいっと強く押し込まれて、かすがの背中が反り返った。
体の奥に壁があって、そこに佐助のものが突き当たったような感覚だった。
「あーあ、全部入っちゃったな」
大きく息を吐き出しながら、佐助が少し自嘲気味に笑う。
「後悔・・・しているのか?」
「はは、まさか」
『かすがは?』と聞きかけて佐助はそう聞くのをやめた。
『今のかすが」は『いつものかすが』じゃない。
そう言い聞かせるように浅く引き抜いたものを同じ速度でゆっくりと戻す。
「んっ・・・・・はぁ・・・・・」
感動にも似た悦びで包まれたかすがの体は、その行為を待ちわびていたのだとわかった。
何度も抜き差しを続けられているうちに、かすがの体の奥からまた蜜が溢れてきて、その動きを滑らかにする。
「あ、んっ・・・・・!」
胸の天辺を触られて、体の奥にぎゅぅ、と力が入ってしまう。
力は入れていない。
本当にそっと触られただけだったのに全身が反応して奥がぎゅっと締まった。
「・・・・・っ・・・・・中が締まったぜ。そんなに気持ちいいんだ・・・・・?」
そう言いながら佐助は先端の蕾を指先で柔らかくこねるように弄り、舌先で舐めあげる。
その度に、制御できないかすがの体は勝手に佐助のものを締め付けた。
「んう・・・・っ・・・・いい・・・あっ・・・・・あんっ・・・・」
「うん、俺様も超気持ちいい・・・・・」
佐助の指は不思議だった。
いつもなら触れられてしまってもなんとも思わないような場所なのに、少しの刺激で翻弄されてしまう。
佐助の唇が蕾をそっと摘むだけで、頭が痺れるくらい感じてしまう。
体の熱がどんどん上昇していって止まらない。
その熱は丸い大きな塊となって、出口を探して彷徨っている。
「あ・・・・・佐助・・・・・あっ・・・・ダメ・・・・・」
「・・・・・イきそう?」
「あ・・・・・そう・・・・だな・・・・・イく・・・・・のかも・・・・・」
「・・・・・ははっ・・・・」
「んっ・・・・・!」
低く笑う佐助の声が、かすがの腹の中に響いた。
「・・・・・いいぜ、イけよ・・・・・」
686:9(佐助×かすが)Mamo
11/11/11 02:34:41.42 Aiy5xPDg
その声は、かすがにとって他のどんな行為よりも刺激的な快感だった。
佐助の熱い杭がかすがの中を貫き、それがかすがの中の塊を押し出すように動く。
それが喉の辺りまできた時、みだらな声となってからだの中から押し出された。
「あっ・・・・・・ああっ・・・・・・・!!」
全身が痺れて動いてくれない。
頭の中が真っ白でぼんやりする。
「は・・・・あぁ・・・・」
びくびくと中が震えて波を打つと、佐助は動きをぴたりと止めた。
「そーんなに締め付けんなって・・・」
深く息を吸い込みながら佐助が呟く。
「・・・・・気持ちいいの、か・・・・?」
「あー・・・うん、困るくらいに?」
苦笑気味に頷いたあと、ゆっくりとかすがの中から出て行った。
にちゅり、と音がして、またかすがの体はわずかに震えた。
「んじゃ、ここまで」
「え・・・・・?」
「どうしても何も、かすがをイかせるためにやってたんじゃない」
それはそうなのだが・・・
「お前は、いいのか?」
「ああ、俺様は構わないよ」
「そう・・・か・・・」
そんなにきっぱり言われてしまうと、それ以上は何も言えなくなってしまい、かすがは熱を失った体を抱きしめて唇を噛んだ。
自分から佐助を利用していると言ったはずなのに、寂しいと思ってしまった。
「んじゃ、俺様は一眠りするからかすがも少し寝とけよ?」
手早く衣類を整えた佐助はそう言って岩壁を背にして座り込み、寝る体勢になった。
「あ、ああ・・・」
かすがも自分の衣装を手に取り、素早く身につけ横になった。
しばらくして佐助の規則正しい寝息を確認すると、音を殺して立ち上がる。
「・・・礼はいつか必ずする」
そう佐助に小さく呟くと、まだ夜も明けぬ闇に溶け込んだ。
687:終(佐助×かすが)Mamo
11/11/11 02:35:38.91 Aiy5xPDg
おしまいー。ご拝読ありがとうございました!!
688:名無しさん@ピンキー
11/11/11 02:43:57.67 7cGhi0fV
GJ!
ごちそうさまですた!
佐助せつないな...
689:名無しさん@ピンキー
11/11/12 01:25:32.07 rkuQNdGz
宴でアニキと鶴姫の会話が滾る
690:名無しさん@ピンキー
11/11/12 12:06:00.34 4A3ld+Cz
>>678
某18禁乙女ゲーまんまなんだが
691:名無しさん@ピンキー
11/11/12 23:33:03.18 DqHk/Joe
>>675乙!
佐助も優しくて切ないが、最後のかすがもいいなぁ
>>689
鶴ちゃんのとこも守ってあげようとしてたね、やり方がひどいけどw
692:名無しさん@ピンキー
11/11/13 00:09:29.08 BO+UjLoE
石田大谷に鶴姫が輪姦されるの希望
693: 忍法帖【Lv=6,xxxP】 !
11/11/13 01:35:20.47 79gMUoHW
孫市(さやか)が松永久秀に陵辱されるのを希望
誰か、このスレで書いて。
694:名無しさん@ピンキー
11/11/13 04:25:43.06 fef8XIoq
おおお!!孫市の陵辱お頼み申すううう!!
695:名無しさん@ピンキー
11/11/14 01:30:40.90 SNGgscvt
流れからセリフから某18禁とまるきり同じだね
696:名無しさん@ピンキー
11/11/14 03:14:05.12 8KMS8hfK
強気な受身の孫市も萌える!
697:名無しさん@ピンキー
11/11/14 18:28:08.25 UarwetEl
>>690 >>695
それ本当?
698:名無しさん@ピンキー
11/11/14 19:22:02.64 g8GNnthf
特にエロシーンがセリフ、地の文共に一致
セリフの語尾や一部を改変しただけのコピペレベル
ゲーム名も出した方がいい?
699:名無しさん@ピンキー
11/11/14 22:23:58.24 TrKdt9sQ
天下統一で松永が鶴ちゃんの胴丸狙ってた。
鶴ちゃんも「脱げっていうんですか!?」って。
松永のお供に鶴ちゃん付けたら犯罪臭があっがてワラタw
700:名無しさん@ピンキー
11/11/15 00:21:35.06 CiASyzoJ
>>698
他のスレでも某18禁乙女ゲーのパクリ見かけたことがある。
同一人物じゃね?
だいぶ炎上して過疎ってたからこのままスルーでおk
701:名無しさん@ピンキー
11/11/15 19:54:36.40 rl4Tuu8X
>>699
なんというセクハラw
鶴姫で松永のとこ行ったら、友好的な撤退台詞で驚いたよ
アニキは鶴ちゃんに負けたら手下になれとか言ってたが
何を命じるつもりなのかと
702:名無しさん@ピンキー
11/11/15 20:16:19.01 llQqDexF
>>701
まさか宵闇の羽の方に鶴ちゃんを護らせていたのは•••
703:名無しさん@ピンキー
11/11/15 21:12:15.88 /WJ7F/RC
松永さん鶴ちゃんをどうするつもりなの・・・
704:名無しさん@ピンキー
11/11/16 01:43:09.76 XuCNAIIX
あんなことやこんなことして巫女の力を奪うんですね分かります
705:名無しさん@ピンキー
11/11/16 21:56:31.16 ljsdZCp2
金吾のストーリー第一章で姫御膳をおいしそうだなんて言うのを聞いてなんてマセガキだと思ったわ
金吾も鶴ちゃんを性的にまぐまぐしちゃうとか
706:元親×孫市 1
11/11/17 22:26:38.23 Hr3Cg9c1
元親と孫市のエロ投下ー
「もう準備万端なのか」
孫市は元親の逸物を取り出し、笑いながらそう言った。
「まあな。戦ってるときからさやかの身体が気になって仕方なかったんだよ」
「フン、とんだ助平野郎だ」
「男ならみんなそうだろ。心当たりありすぎるんじゃねえか?」
「初めはな。だが一度でも戦えばみんな逃げ出す」
この勝負に勝ったら抱かせろ、という元親の申し出に今日はあっさりとうなずいた孫市に戸惑いながらも、孫市の寝床で2人きりになるとそんな戸惑いは吹っ飛んでいた。
「うおっ!?」
孫市は途惑いなく元親のものを咥えた。
思わず腰がひけてしまいそうになるのをどうにか堪える。
じゅううううう、じゅぷ、じゅぷ・・・
元親は孫市を甘く見ていた。
そこそこ助平で技術もあるだろうとは思っていたがよもやここまでうまいとは想像もしなかった。
「くう、く、おいさやか・・・・・」
思わず孫市の頭をつかむ。
「なんだ・・・?」
「やべえ、もう出るぞ」
「なにぃ・・・・・!?」
孫市は行為を続行しながら怒りの声を上げた。
「この・・・そ」
ドクッ!ドプ・・・・
孫市が何か言おうとしたが、それを遮って元親が勢いよく射精した。
出ると分かっていたはずなのに、孫市は白く濁った精液を避けようとせずに受け止めた。
微笑を浮かべながら唇を舐めまわし、精液を口内へ運んでいく。
「ふむ、いい濃さだ。しかし言いたいことがある」
「何だよ」
「この早漏めが」
グサッ!!
言葉の槍が元親の心臓に突き刺さった。
「悪かったよ!想像以上にお前の口の中が気持ちよくてな」
「仕方のないヤツだ。だがまだ硬さは失ってないな。続きだ」
「お、おお・・・あたぼうよ」
元親は寒気を感じながら作り笑いを浮かべた。
孫市の目には貪欲な情欲で燃えた目で見ている。
壁に手をついた孫市が尻を突き出した。秘所はもちろん肛門さえも漏らしたように愛液で潤んでいた。
「さあ、お前の番だ。好きにするがいい・・・」
元親は孫市の腰に手を添えてにやりと笑った。
「好きに・・・ってそれならこのまま後ろの穴に突っ込んでやろうか?」
「うん?」
脅しのつもりでそう言ったのだが、孫市は不思議そうに振り向いた。
「両方使うなんて当たり前だろう。突っ込むための穴が二つもあるんだからな。」
孫市はにんまりと見下すように笑い、誘うように自らの尻を割り開いて見せた。
「マジかよ」
707:元親×孫市 1
11/11/17 22:27:39.05 Hr3Cg9c1
孫市の太ももまで垂れてきた愛液を逸物に絡めると、後ろ入り口にあて、腰を推進める。
「ん、くうっ・・・・!!い、いいぞ!んう、もっと強くやれ!!」
「分かってるって!」
尻と太ももの肉が衝突し、孫市の乳房が弧を描いて揺れる。
「んはぁ・・・んっ・・・もっと力をこめろ。んんぅ、童貞じゃないんだろう。工夫を、ん、して見せろっ!」
「くそっ・・・注文をつけるたぁ何様だよ」
「孫市様だよっ!んっ、あぁっ・・・・・!」
元親は孫市の腰を強く掴みなおすと、動きを大きくさせた。
「いいぞっ、はっ、はぁっ!ん・・・いいっ!」
ぐっと腰を沈めて前後にグラインドしてやると孫市は舌を卑猥に伸ばして喘ぐ。
「いいっ、きそうだ・・・ふぅう!元親!!」
「こっちも、そろそろだぜ!」
「んっ!んぅう・・・くあぁぁあっ!!んんぁあああああーっ!!」
寝床の外に響くぐらいの絶叫を上げて孫市は絶頂に達した。それでも腰の動きを止めない。
孫市の中が何度も収縮し、元親の射精感も一気に駆け上がってきていた。
「は、はあ、出すぜ!」
「くうっ、出せ!!奥にぃ・・・・んぅ、いあぁああ・・・・っ!」
元親の腰が跳ねて射精をする。精液は孫市の奥へ注ぎ込まれた。
孫市は激しい痙攣を起こし、過呼吸気味に酸素を吸おうとした。
「はぁ、はぁ・・・・んふ、ふふ・・・なかなか良かったぞ、元親」
「そりゃどうも」
孫市は恍惚とした笑みを浮かべて、確かめるように逸物が抜かれた尻の穴から精液が落ちていく様子を眺めていたが、ちらりと元親に視線を向けた。
「おい、何を満足そうな顔をしている」
「・・・へ?」
「早漏なら回数で私を満足させてみろ。前の穴が残っているんだぞ。まだ出せるんだろう?」
「ちょ・・・!」
ものすごい力で肩を掴まれて、気がつくと元親は床の上に押し倒された。
「さやか、お前なあ。・・・くそっ!こうなったら何度でもきやがれってんだ!」
「ふふ、そうこなくてはな」
元親の返答に楽しそうに笑うと、孫市はゆっくりと腰を沈めた。
半刻後、完璧に搾り取られた元親だけが部屋に転がっていた。
「もしかして俺・・・犯された?」
おわり
708:名無しさん@ピンキー
11/11/17 22:28:54.63 Hr3Cg9c1
↑「元親×孫市 2」のつもりが「1」のまま投下してしまいました。
すんません( ゚ω゚;)
709:名無しさん@ピンキー
11/11/17 23:07:10.08 0mSaS3w6
>>708
孫市姐さんが漢前すぐるwwww
GJ
710:名無しさん@ピンキー
11/11/17 23:32:33.74 OD63A3us
レイパー石田の鶴姫強姦ネタもくれw
711:名無しさん@ピンキー
11/11/18 04:05:25.26 0qbyLBd8
宗麟3章の毛利を見るに30歳まで童貞を貫いて魔法使いになってしまったのかと思った
712:名無しさん@ピンキー
11/11/18 20:37:30.86 sie1AC2t
やっぱ市→明智だな
713:名無しさん@ピンキー
11/11/18 23:50:52.11 x+GkjDKb
いつきと鶴姫の輪姦エロくれ
714:名無しさん@ピンキー
11/11/19 11:06:05.54 kCxPJnzu
>>706
遅ればせながらGJです!いい姐さんでした!
715:名無しさん@ピンキー
11/11/23 06:20:50.63 ikmchmml
無印の時から思ってたけど宴でもやっぱり信長とお市に妄想をかき立てられる
716:名無しさん@ピンキー
11/11/26 16:00:50.25 lhMZOQEz
このスレの濃姫様の人気の無さは異常
2ストーリー後の設定で、未亡人濃姫様の心の隙間に入り込み散々レイプされたり、市の闇の手に淫らに弄ばれたり、まつに欲求不満ですよねって濃厚レズプレイされたりとかさぁ
何が言いたいかというと乱れる濃姫様が見たいんです!
717:名無しさん@ピンキー
11/11/26 23:13:08.57 HOKDeQgo
金吾さんが女の子だったらたぎらね?色々苦労してちょっと卑屈になってて気が弱い料理が上手なぽっちゃりっ娘、良い物食ってるからきっと巨乳
変態僧侶に調教されて言いなりになっちゃう巨乳ぽっちゃりっ娘
義理のじいさんに性的虐待されちゃう巨乳ぽっちゃりっ娘
DV男にケツ鞘スパンキングされちゃう巨乳ぽっちゃりっ娘
爽やかガチムチに優しくされて体を許しちゃう巨乳ぽっちゃりっ娘
金吾さん性的すぎるだろ
718:名無しさん@ピンキー
11/11/27 00:09:35.26 udPA+fyU
女体化とかBASARAである必要がない改変はチラシの裏へどうぞ
719:名無しさん@ピンキー
11/11/27 02:30:17.01 9+hxZvEc
女体化とかキモイしイラネ
それより石田大谷の鶴姫輪姦をだな
720:名無しさん@ピンキー
11/11/27 06:01:45.49 VbnbSdLl
>>717
>>1
721:名無しさん@ピンキー
11/11/27 10:24:29.65 SuPie7Qd
でもまあ保管庫行くと女体化作品結構あるわな
腐臭い萌語りせずに素直に文にして黙って投下しようね
722:名無しさん@ピンキー
11/11/27 11:59:48.22 kELWyNoc
>>717
>>1にある避難場行け
特殊設定のエロ話出来るぞ
723:名無しさん@ピンキー
11/11/27 14:22:44.87 m4Evv9Ow
そういえば>>1の特殊な設定うんぬんて言うの見て、現パロとかそういうのかと思って避難所覗いたら
ほぼ女体化しかなかったんで、苦手な自分は慌ててブラウザ閉じたわ
ところで宴の最上ルートでのまつねえちゃんのムービーのアングルがヤバイ
脚から腰に上がっていくあたり
人質まつに性的に何もしなかった最上は確かに紳士だ
724:名無しさん@ピンキー
11/11/27 18:26:19.65 H2XTAMl9
>>716
普通に人気あると思うぞ。
3から登場してないから最近は作品も投下されてないけど、
保管庫で過去に投下された作品を読めば、かなり満足できる。
725:名無しさん@ピンキー
11/11/28 20:38:44.97 hXoUB09o
いつきと鶴姫の輪姦希望
726:名無しさん@ピンキー
11/11/29 02:25:21.62 zsy7MmGm
宴天海ストでぶっ壊される市が可哀想ながらもエロかった。
天下統一だと魔の手の中?に長政いるっぽいんで、愛のある触手プレイができますね。
727:名無しさん@ピンキー
11/12/03 12:26:40.19 TqqTsVld
>>723
あのまつ姉ちゃんの太ももから尻へのカメラはエロいよな
利家が羨ましい
五郎丸にまたがる姿も中々なものだったよ
728:名無しさん@ピンキー
11/12/04 01:22:35.97 0SsrTpxB
女性陣はほどよくむっちりで良いな
あと、何度見てもかすがのポールダンスと勝利ムービーがエロくて吹く。抱かれたいとか欲求不満すぎw
729:名無しさん@ピンキー
11/12/04 02:05:49.85 jpcNhO13
かすが抱かれたいとか言いつつ
佐助に謙信との事を聞かれると破廉恥とか言ってて笑ったwかわいいなかすが
730:名無しさん@ピンキー
11/12/08 10:40:46.79 m6zWBeHH
謙信様とかすがが結ばれた初夜ss読みたい
甘々なんだろうなきっと
731:名無しさん@ピンキー
11/12/09 07:36:19.85 yKtbxohd
宴謙信様の天下統一台詞は何度聞いてもにやけてしまう。
732:名無しさん@ピンキー
11/12/09 20:28:49.94 rlayzl6l
かすがはポールダンスなんてぜんぜんエロくない
審査に引っかかるとしたら勝利デモの乳寄せだろう
あれはけしからんもっとやれ
733:名無しさん@ピンキー
11/12/16 00:35:59.20 j3kCef32
家康小説の孫市はエピローグから察するに家康とやったんだろうなと思う
734:名無しさん@ピンキー
11/12/16 16:02:09.78 mxQQTi+2
石田と大谷と石田軍による鶴姫輪姦希望
それか伊達といつきの和姦くれ
735:名無しさん@ピンキー
11/12/17 11:44:36.60 DtVnVuKL
736:名無しさん@ピンキー
11/12/17 16:02:09.92 niKN5a/5
濃姫が一番エロい
737:名無しさん@ピンキー
11/12/17 17:45:13.06 8TJA7MQQ
濃姫とまつと市の人妻組の太ももエロいよな
いつきや鶴の太ももは色気がない
かすがと孫市は尻にこそエロを感じる
738:名無しさん@ピンキー
11/12/18 13:41:31.14 jKMUaIT2
誰がなんと言おうと僕は鶴姫ちゃん!
739:名無しさん@ピンキー
11/12/18 16:53:23.90 QSX7VgxM
どうぞどうぞ
740:名無しさん@ピンキー
11/12/19 02:59:26.04 9ej+Kp8a
なんかちょっと前から大谷&三成コンビの鶴姫輪姦希望の人いるけど
キャラ的に無理じゃない?
三成はそういうの嫌いそうだし大谷は果たしてできるのかどうかw
ま、あきらめれwww
741:名無しさん@ピンキー
11/12/19 03:33:15.43 G8r7LU2f
腐女子きめえ
742:名無しさん@ピンキー
11/12/19 16:05:29.76 S0I1ylkz
石田はキモイ腐やらうぜぇキャラ厨がくっついてるから正直話題にもしたくない
743:名無しさん@ピンキー
11/12/19 17:20:07.64 O8HqgoO4
おまえは誰と闘ってるんだ
ラストパーリーと宴でお市×天海様に目覚めた
触手に攻められる聖職者…ああ…イイッ!
744:名無しさん@ピンキー
11/12/20 02:34:17.62 tGZKFHmT
>>740お前わかってないな
鶴姫みたいな世間知らずの可愛い娘が石田や大谷みたいな醜い男にマワされるのがいいんだろ
745:名無しさん@ピンキー
11/12/20 18:53:57.97 jIaNEa6H
むしろ泰平になった後、第五天の扱いに困った石田や大谷が監視もしやすく報告も断らないだろう小早川にお市を押し付けるSSなら書いた事ある。
746:名無しさん@ピンキー
11/12/20 20:20:34.36 vGCWCSl5
と、投下は?投下はしないの?
747:名無しさん@ピンキー
11/12/21 00:08:54.51 NjOSHBLY
イ、イサキは?イサキは取れたの?を思い出したじゃないか
748:名無しさん@ピンキー
11/12/21 13:40:39.72 pef/tMV2
かすがとまつ以外イラネ
749:名無しさん@ピンキー
11/12/21 16:45:13.85 mVZfKFrX
市と天海はいいな
750:名無しさん@ピンキー
11/12/22 03:01:59.07 KsxCmRte
鶴姫輪姦いいじゃん
お市も混ぜて乱交パーリィだな
751:まつ×モブ(前編)
11/12/22 20:36:00.06 nD1wNkb4
戦場の中・・・俺は武器を振るい続けていた。
大した意味はなかった・・・他の連中と違って物心ついた頃に戦場に居た俺には、一振りの刀(こいつ)が全て。
何をするにも一緒だった、上杉軍に仕官してからもそれは変わらなかった。
それが、折れた時・・・俺は覚悟を決めた。
薙刀の刃が喉元に迫るが、恐怖はなかった。十数年の人生なれど、それも相方たる刃あってこそ。それを失った俺に生きる意味などなかった。
「・・・抵抗は、しないのですか?」
将であろう女が語りかけて来る・・・恐らく俺の眼が何も映してなかったせいだろう。
「俺は長年の相棒を失った。十数年を共にしたこいつの後で他の刀や槍を使う気はねえ・・・煮るなり焼くなり好きにしな。」
戦場に座り込み、俺はその時を待つ。一蓮托生、潔く首を刎ねられる覚悟だった。
「・・・その刀、それ程に大事な物なのですか?」
何を言ってるんだ、この女は・・・将ならさっさと首を刎ねて手柄にすれば良いだろう?
酷く苛々する・・・どう足掻いてもこの女の間合いからは今この状況で逃れられん。嬲るなり刎ねるなりさっさとすれば良いのだ。
すると何を考えたのか、女は折れた刀身と柄を拾い上げた。
「・・・知り合いに腕利きの鍛冶師がいます。打ち直してもらいましょう。」
その言葉に、思考が停止する・・・何を言ってるんだ?この女は正気なのか?俺は敵だぞ?
それは前田軍の兵を数多く斬ったものだ、眼の前の将の部下の血を夥しい量吸ったものなのだ。それを打ち直す・・・?
「・・・正気か?」
そんな言葉が俺の口から零れたのは、ある意味当然だった。
何処の馬鹿がわざわざ業物でもない刀を持ち帰り、あまつさえ打ち直そうと提案して来るのか。真意が分からない。
すると次にその女が語ったのは、俺には意外過ぎる言葉だった。
「私にはどうしても、貴方がここで死んで良いような人には見えませんが?」
・・・俺が、死すべき人間ではない?どう言う意味だ?
俺は人殺しなのだ、命令だからと時には味方さえ斬った悪鬼なのだ。
それを・・・悪鬼が戦場で死ねぬ定めならば、何処で死ねと・・・。
そう考えた時・・・女の手が俺の手に重なった。
「私はまつ・・・貴方は?」
理由は分からない、ひょっとしたらその眼に魅入られたのかも知れない。
或いは、敵にさえ優しい言葉をかけるその懐の大きさに無意識に感じ入ったのかも知れない。
ふと、女の手に握られた相棒の柄を見やる。気のせいか、柄は愚か折れた刃さえ煌いているように感じる。
「貴方にも見えるのでしょう?武器の声が・・・貴方と共にありたいと言う叫びが。」
「武器の・・・声・・・。」
もしそうならば、声を発さぬこの相棒は・・・一体何を求めているのだろうか?
・・・考えるまでもない、この相棒はこの方に力を貸せと言っているのだ。
何時の間にか大勢が決したのか、上杉軍が撤退していく・・・そんな中、俺はこの方の前に膝をついた。
虫の良い事だと一笑に附されよう、あるいは裏切り者と罵られよう。
構うものか、その程度の事。
この方は今、俺が初めて眼にした存在であり何より共に歩んで来た相棒が望んだのだ・・・。
今まで力を貸してもらった身、今度は俺の番・・・相棒の願いに応えよう。
「・・・どうか私めを、貴女様の兵とさせて頂きたく存じます。」
この日・・・俺は生まれて初めて、自分から誓いの言葉を立てた。
・・・あれ?エロシーンまでいかなかったぞ(汗)
752:名無しさん@ピンキー
11/12/23 23:26:00.87 QVxIrTWp
鶴姫輪姦マダー?
753:名無しさん@ピンキー
11/12/24 18:15:05.78 tQPYkWcL
卿には自給自足という手もあるのだよ
754:名無しさん@ピンキー
11/12/25 06:30:56.15 PBTHrVr1
久しぶりの投下というのに
つーことで>>751後半はまだかね?待ってる
755:名無しさん@ピンキー
11/12/25 12:02:35.71 7ZqcGrAB
前編乙です!自分も後編待ってますぞ!
756:天海×市(1)
11/12/25 15:00:36.27 1oWpZQGs
真夜中。彼女にあてがわれている寝所にそっと忍び込んだのは、一人の僧。
浴衣姿の女は布団の上で膝を抱えたまま、虚ろな目で闇を見つめている。そこに生気はなく、
闇の中にほのかに漂う女の甘酸っぱい香りだけが彼女の存在を教えていた。
「心を失った者は、もはや人ではない……人として、扱うことも……」
闇を見つめ続けるその瞳にはいつの間にか侵入した僧の姿すら映っていなかった。
乱暴に浴衣の帯に手をかける。あっけなく倒れた女は、ただの人形のようだった。
「あなたにできるのは、奉仕くらいです……」
乱れた浴衣の中からいくぶん痩せたものの、たわわな双乳と張りのある太ももがのぞく。
憐れな境遇であっても、変わらないその女体は獣欲を刺激する。
彼が求めているのは奉仕などではなかった。ただの欲求のはけ口。
目に光のない、陰気な女などこうして役に立つのがお似合いだろう。
第五天魔王? 魔王の妹? そんなもの、この女が理解できるわけがない。
目の前に横たわるのは、ただの哀れな女。
「さ……ま……?」
おぼつかない彼女の唇が誰かの名を呼ぶ。
太ももをあらわにした乱れた浴衣姿のまま、彼女は僧の胸に飛び込んだ。
「…………さ、ま……どうか、抱いて……! 強く、強く……!!」
胸にしがみつく彼女が求めている人物は、天海にも予測がついた。
「いいですよ、その身をもって私の高ぶりを処理してもらいましょう」
冷たく言い放つと、決して慈しむような手つきではなく、犯すように彼女の股を押し開き、
自らは下半身だけをくつろげていきり立った欲棒を乱暴に秘口にあてがう。
「ぁあっ!」
容赦なく侵入する男の淫根に、まだ受け入れる準備のできていない秘貝が軋み、
衝撃に彼女は悲鳴をあげる。
「……あっ、ぁ……」
これまで一人の男しか知らない、きつくぎこちない彼女の膣内。澱んだ絶望に身を沈めて
いながらも、その器官は交わるたびに彼女が求める一人の男の快楽を約束しただろう。
「な、……まさ、さま……市、痛い……っ」
喘ぎながら訴える彼女は、夢うつつの中でかつての夫に抱かれている。
「痛い……? 自分からも動いてごらんなさい、すぐに気持ち良くなりますよ……」
身体の下で苦痛に眉をしかめる彼女を抱きかかえ、繋がり合ったままふわりと軽いその裸身を
自らの腰の上に座らせた。
「う、うぅん……あぁ……」
しなやかな裸身がくねるたびに淫根が膣内を裂いて深く突き立てられる。
奉仕を待ち、膣内に欲槍を突き立てている僧は冷たい目で腰に跨る姿を見ている。
「市が、動くの、ね……」
ひんやりとした頬や肩の肌とは違い、熱く波打つ彼女の中が危なっかしくも揺すられ始める。
「そう、私を楽しませるのです……できますね?」
彼女はおぼつかない様子で探るように安定する体勢を探していたが、背をのけ反らせるように
して上半身を起こすと、男の腹の上に両手をついてしなやかな腰を上下させ始めた。
「ふふ、男の楽しませ方は、わかっていますね……」
怒張した男根に抽送のたびに内壁が心地良く絡みつく感触に、僧は思わず吐息を漏らす。
溜まっていた獣欲を放出するには丁度いい相手だった。
「はぁっ、はぁっ……」
腰を揺らして奉仕する彼女の体温と呼吸が徐々に熱くなり、男の呼吸と重なる。
それと同時に蜜壷の深いところから芳醇な愛汁が溢れ、軋んでいた二人の間をとろかすように
埋めて行く。
757:天海×市(2)
11/12/25 15:01:34.90 1oWpZQGs
「あっ……いい……!」
愛蜜に包まれ、敏感さが増したと感じたとき、予想だにしない快楽が男の身体を駆け抜けた。
「あっ、あぁぁあっ……い、いけない! そんな、こんなに……!」
突如身体の芯に響くように自らを襲った快楽に恐怖すら覚えた僧は、腰の上で揺れながら
抽送を続ける彼女に、負けてしまう、という思いが頭をよぎった。
とろりと濃い愛液が陰嚢まで滴っている。それは麻薬のように男の絶頂を加速させてゆく。
馥郁としたしびれ薬に酔うように、男の性器は溜まっているものを吐き出そうと愛蜜と
極上の女貝に誘われるまま、射精の準備を始めていた。
これまで夫しか知らないはずの彼女の性器が、こんなにも麗しく、男を堕としてゆく
魔性のものだったとは。
生娘の純粋さと、遊女の手管を併せ持つような、本能が離れるのを拒むような、名器。
脳天へ直結するような、予想だにしなかった快楽に僧がなすすべもなく彼女の腰使いに
喘いでいると、その様子に気づいた彼女が抽送を緩める。
「市……下手……?」
不安げに彼女が問う。
「そ、そんな、ことは、はぁっ……あ、ありませんよ……」
余裕なくではあったが、なだめるように答えると、彼女は少女のようにはにかんでいる。
「良かった……いつも、すぐに離れてしまわれるから……こんなに、深く長くつながって
いられて、嬉しい……」
そう言うと、彼女はまた自らの腰を揺すりはじめる。
「あっ、あ、あぁ……っ」
僧の口から性の快楽に悶える悲鳴が漏れる。
熱い蜜壷からはとろけるような愛蜜がとめどなく溢れ出し、相手が夫だと思っている彼女の
激しくも繊細な腰使いが男の欲情をくすぐる。浴衣がはだけた裸身は惜しげもなく抽送のたびに
たわわな豊乳を揺らし、蜜壷の奥に男根を咥えこむたび、甘い喘ぎに酔った彼女の乱れる様は
妖艶だった。
(もう、これ以上は……!)
限界が近づいた僧は彼女の中に吐精してはいけないという一握りの理性を思い出す。
自らの腰の上に跨っている彼女を降ろそうとしたとき、予想外の言葉を言われる。
「イヤっ! 抜かないで……離れないで……!」
蜜に絡めとられた淫棒は彼女の秘貝にぴったりと吸い込まれ、むっちりした太ももで身体の
両脇を挟み込まれている上に、しなやかな両腕がしっかりと肩を抱いている。
「どきなさい、このままでは、中に出……は……ぁ!」
悦楽の中で、男は襲っているのか襲われているのか分からなくなってしまった。
彼女のまわりに蠢く魔手のことを思い出す。
ときに彼女を守り、ときに残虐に攻撃する魔の手は、今蜜壷の中で達しそうになりながらも
快楽に抗えないでいる男根を締めつける秘壷そのものだった。
破壊しそうにきつく締め付けられながらも、細かな神経をねっとりと愛撫する。
うねり、吸い込んでくる膣内に、男の身体の最も敏感な部分を執拗に可愛がられては、
なすすべもなく、いいようにされているしかなかった。
しがみついている彼女の身体から、密着した胸を通して心臓の鼓動が響いているのが伝わる。
そして、その鼓動と同じように震えながら、肉棒は限界の痙攣をし始めていた。
「あっ……ぁ!」
男は抗えない欲望の声を上げながら、劣情が熱い汁となって男根を駆け上がる。はけ口を
求めていた性汁は彼女の中にぶちまけられることに、この上ない悦びを感じるように
際限なく吐き出され続けた。
「市……いっぱい、ながまささまを、注がれてる……」
甘い声で彼女はそう言い、男の胸の上に身体を預け、絶頂の快楽に幸せそうに微笑んだ。
758:天海×市(3)終
11/12/25 15:03:23.30 1oWpZQGs
気を失うように倒れ込んだ女の肌はかつての幸せに包まれたようにほんのりと桜色に
色づいていた。
彼女の幸せそうにぴったりと閉じられた瞼の長いまつ毛が美しく夜の光を受け止めている。
「あなたが抱かれた相手は私ではない……」
行為の最中に呼んだ名を思い出す。ならば、自分は……?
「私は、一体あなたに誰を見ていたのでしょうね……」
柔らかな女の身体は彼の内にある郷愁を思い起こさせる。女の中に出してしまえば鬱陶しい
わだかまりなど忘れてしまえると思っていたのに。
わだかまりは確かに消えたが、思い起こされる郷愁が、今の彼には切なかった。
眠っている彼女の右足をそっと足首から膝へ、膝から腰へと撫で上げてゆく。
なめらかな肌には傷一つなく、求めている印が見当たらないのがどこか切なかった。
郷愁の中で、いつも見る印がある。右の太ももにひらひらと舞い踊る蝶の刺青。
「帰蝶……」
蝶は飛んで行ってしまう。自由に、どこまでも……見つめている者の気持ちなど知る由もない。
つなぎとめておくことのできない蝶があった場所と同じ右足の太ももに、胸の内のすべてを
伝えるように、彼はそっと口づけをした。
【終】
759:名無しさん@ピンキー
11/12/25 17:22:18.81 9VX+ZUmc
乙 エロ切なくてよかった
760:名無しさん@ピンキー
11/12/25 17:29:17.27 7vwOJ+wl
鶴姫輪姦希望
相手は石田と大谷で
761:名無しさん@ピンキー
11/12/25 21:50:56.65 VOOQQWF3
鶴姫輪姦希望ばっかりほざいてるやつ同一人物だろうけどたまには自分で自給自足しようZE☆
762:名無しさん@ピンキー
11/12/25 22:48:40.90 BuXMvhqt
乙です
変態じゃない天海様いいな
763:クリスマスネタ
11/12/26 00:51:13.70 M4olvfdE
そういや今宵はクリスマスだったな、もう26になったけど
松永さんは戦の最中にクリスマス休暇を取ったとかなんとか
というわけでサンタ松永さんネタ
松永さんの口調ムズカシイ
乙女の二人、メリークリスマス
今日は南蛮では降誕祭で、子供にとっては贈物をもらえる日なのだよ
だから、君たちにはこれを贈ろう、私の著した房中術の書だ
何、おら字が読めないだ、と?
では独眼竜にでも読んでもらいたまえ、右目でも構わぬよ
うん、単語が難しい?ボウチュウジュツって何ですか、とな
ならば西海の鬼にでも尋ねるがいい
はは、礼など結構、結構
では良い夜を…
764:名無しさん@ピンキー
11/12/27 15:23:39.09 soD/6vAH
>>763 松永先生gj
765:名無しさん@ピンキー
12/01/08 14:07:48.70 ohSJdSj7
姫はじめはまだですか
766:名無しさん@ピンキー
12/01/08 16:43:11.59 W7xgWMf7
鶴姫輪姦姫はじめ希望
767:名無しさん@ピンキー
12/01/11 12:18:46.21 ptDIVwIU
石田と大谷で鶴姫輪姦マダー?
768:名無しさん@ピンキー
12/01/11 15:38:48.88 +8dPzaGg
無双スレのゆよらの香りがする
769:名無しさん@ピンキー
12/01/11 17:25:37.09 kgGK3p+c
588さんのサイトからきますたw
よろしくお願いします(。-ω-)ノ
770:名無しさん@ピンキー
12/01/12 01:18:17.37 H89QVIAn
濃姫のうなじ舐めたい
771:名無しさん@ピンキー
12/01/12 17:03:32.21 tjsGs3m1
鶴たんといつきたんの振り袖姿似合うと思うんだ
かすがと孫市も普段露出高い女性が着物姿になったりしたらエロいと思う
濃姫まつ市の人妻組はそれぞれ異なる色気があって見たいんだけど旦那怖いわwww
772:名無しさん@ピンキー
12/01/13 12:35:11.18 f3JhPmJY
筆頭に種をねだるいつきたんを読みたい
773:名無しさん@ピンキー
12/01/19 04:09:16.89 MHI/mCXK
◇ ミ ◇
◇◇ / ̄| ◇◇
◇◇\ |__| ◇◇
彡 O( ^ω^)/
( P `O
/彡#_|ミ\
【ラッキーAA】
このAAを見た人はコピペでもいいので
10分以内に3つのスレへ貼り付けるお
そうすれば2日後から好きな人から告白されるわ宝くじは当たるわ
出世しまくるわ体の悪い所全部治るわでえらい事だお
774:名無しさん@ピンキー
12/01/24 04:38:54.86 vSzdyko3
鶴ちゃんいつきちゃんのちっぱいを揉んでみたい
775:名無しさん@ピンキー
12/02/03 19:23:59.88 TWaNkIc9
一時間以内にレスがなければ
かすがが慶次に嫁ぐ
776:名無しさん@ピンキー
12/02/03 19:46:30.42 gicaWqBm
かすがはわたくしのつるぎですよ
777:名無しさん@ピンキー
12/02/04 01:38:27.34 5ofaEpW+
謙信様さすがです
つーかワロタ
778:名無しさん@ピンキー
12/02/04 01:46:10.76 cApwo1iQ
石田が夢吉を秀吉様ァァァって言いながら犯す獣姦モノが読みたい
779:名無しさん@ピンキー
12/02/04 21:27:22.09 M8QdXJ1R
よし。ならば一時間以内にレスがなければ、孫市姐さんが松永先生に囲われる。
孫市姐さんあんまりないね (((´・ω・`)
780:名無しさん@ピンキー
12/02/04 21:32:01.77 B7u0jWO2
カラスめ
781:名無しさん@ピンキー
12/02/05 21:54:10.23 FL+BcN1T
石田×孫市のエロくれ
782:名無しさん@ピンキー
12/02/06 21:08:28.34 L1WAg1Bb
同じ居合いキャラでも謙信さまは遅くて石田は早そう。
果てるのがw
783:名無しさん@ピンキー
12/02/06 21:42:11.47 mCQNiMeC
早漏で力おしのテク無しで、なおかつ最中ずっと「イヤエスイエヤス」
駄目だこんな石田しかうかばねえ…
784:名無しさん@ピンキー
12/02/07 18:22:05.84 eA0EnVwg
>>783
石田「イェャスゥゥ」
ズッコンバッコン
孫市「……。」
ジャンル的にはギャグエロだろうかw
785:名無しさん@ピンキー
12/02/07 21:07:18.26 UpsH0Ph7
>784
孫市姐さん、蹴り飛ばしていいよそれw
786:名無しさん@ピンキー
12/02/08 23:57:44.66 /h2Ovu93
石田「イエヤスゥゥゥゥゥ」ズッコヌッコ
孫市「…」
石田「イエヤスゥゥゥゥゥ!」ズッコヌッコバッコ
孫市「……」
石田「イエヤスゥゥゥゥゥ!!」ズコズコズコッ
孫市「……!」
石田「イエヤスゥゥゥゥゥ!!!」スコーンパコンスコーン
孫市「……あっ!」
石田「イエヤスゥゥゥゥゥ!!!!」
孫市「んっ!あんっ!」
石田「イエヤスゥゥゥゥゥ!!!!!」ビュルビュルトプッ
孫市「~~っ!」
石田「…ふぅ」スッキリ
孫市「…ふぅ」スッキリ
2ラウンド目
石田「ヒデヨシサマァァァ」ズッコヌッコ
孫市「…」
以下無限ループ
787:名無しさん@ピンキー
12/02/09 19:18:01.22 nD14DCEl
それでイケる孫がすごいわw
788:名無しさん@ピンキー
12/02/11 10:34:50.06 b9ahCDTl
何かスーパーテクwwwがあるんじゃないか?
789:名無しさん@ピンキー
12/02/12 18:08:56.19 JpvVJpnM
三孫萌え
790:名無しさん@ピンキー
12/02/18 01:01:39.66 Cna8BLWI
三鶴萌え
791:保守ついで
12/02/26 00:24:38.80 JU3Ui52D
てす
792:篭絡(松永×孫市)1/2
12/02/26 00:26:48.71 JU3Ui52D
あ。書きこめた。とりあえず書きたかったので書いてみた
・松永×孫市でやや鬼畜気味だがエロは控えめ
――――
地下牢の薄闇の中で、のたうつ髪が見えた。
ちゃら、ちゃらと鉄ずれの音と、なまめかしい息遣いも聞こえ、そっと目を細める。
「気分はどうかね」
牢の中の影は、かろうじて顔をあげこちらをにらみつけた。
けれど、その目許が濡れているのを認め、喉を鳴らして笑ってみせる。
「満足いただけなかったかね。我慢強い卿のために、とっておきの香を用意したのだが」
「…………………」
牢の四隅に香炉を置き、卿がくわえている轡にもたっぷりと染み込ませてあるのだから、さぞ楽しめただろう。
あざ笑うような言葉に、瞳に激昂の光が宿るが。
「ふ、うっ!」
「ああ失敬」
宙に浮いた鎖が、ちゃらちゃらと揺れた。
後ろにいた三好に灯りをつけろと手で示す。ほどなく、牢の中が照らし出された。
「……これはこれは」
天井から伸びた荒縄に、両腕を戒められて。膝立ちの『彼女』の足の間には、一本の鎖。
「おや、濡れているか?」
鎖を軽く持ち上げれば、細腰は逃げる動きをみせる。
「気丈なのは好ましいが……賢いとは言いがたいな。雑賀、孫市」
「っ!」
鎖が持ち上がったはずみに、ぽたぽたと水音がした。わざと気付かぬふりをして、なおも鎖を揺らし続ける。
「っ……うっ」
もう舌を噛む力もないと見て取り、轡を取り去った。
「気分はどうかね?」
「最悪だ……っ!」
本当に気が強い。並の女なら理性など吹き飛び、狂ったように男を求めているはずだが。
そうでなければ、女の身で雑賀衆を継ぐ事などできないか。
「生娘ではあるまい。それとも先代は、夜事は教えてくれなかったのかね?」
「黙れ!」
動いた弾みに鎖が擦れ、わずかに震えたものの。怒りの方が悦楽より勝ったらしい。
「まったく強情だな」
793:篭絡(松永×孫市)2/2
12/02/26 00:28:25.61 JU3Ui52D
交渉に来たのに、これでは聞く耳など持ってもらえないだろうな。
独り言のようにつぶやきながら、手を下におろす。
「あ!」
ぐしゃりと濡れた音がした。待ちわびていたかのように、ぷくりと膨れた豆が指先に触れる。
「ほう?」
にらんだ視線は一瞬で、すぐにゆらゆらと腰が揺れはじめた。あ、あ、と切れ切れの悲鳴をあげるたびに、潤みが増してゆく。
「嫌がってるわけではなさそうだな」
「だ、誰が………あう!」
指先でひねりあげる。震え上がる体内に、そのまま指を突き込んだ。
「あああっ!」
「これは名器だ。使わぬのは勿体ないな」
品定めでもするような口調にまたも怒りを露にしたが、すぐに熱に蕩けたらしく。
豆をいじりながら中を引っ掻き、深くつき入れたり浅い部分を撫で回したりしているうちに、だんだんと抵抗もやんできた。
「あ、ああ、う」
漏れる声も艶っぽく濡れ。これだけ色情の香に浸かっていれば、いかな鋼の女でも蕩けるか。
鎖にちらりと目をやる。触れるか触れないかのこれに、必死になって股間をこすりつけていたのは明白だ。
「………まつな、が………っ!」
こぼれた声に、夢中で弄っていた手を止めた。なにかね、と鷹揚に返す。
「なにが……目的だ……」
かすれかすれに告げられた。
「なにが、か。雑賀衆にも興味はないし天下もいらぬのだが、なに、卿から貰いたいものがあってね」
「ひ」
茶をたてるがごとくかき混ぜてやると、胎内が引きつるのがわかった。
のぼりつめるのが嫌だとでも言うように首を振る、その耳元でぼそりとつぶやく。
「卿からは、その名を貰おうか」
「いや……い、あ、あああああっ!」
派手に吹き出したものに思わず手をひいた。恍惚としたその表情に、もはや戦場での面影はなく。
薬というのは恐ろしいものだな、とひとりごちて、涎のつたう顎をそっと撫でる。
「卿を取り返しに来る者も居よう。これより、たっぷりと仕込んで、その者達を驚かせてやろう」
「………………」
「なに、ひとりではない。卿を待っているのは至上の極楽だ」
ゆえに、邪魔になるであろうそれは、この松永久秀が貰い受けよう。
「雑賀孫市という、その男名を。卿は今より、サヤカというただの女だ」
――――
で濃姫孫市とか三好三人孫市とか考えてた。インフルで頭沸いてたな。
794:名無しさん@ピンキー
12/02/28 00:03:05.62 BG2wwIuv
GJ!
続きは!
続きはないのか?!
795:名無しさん@ピンキー
12/02/28 22:12:07.18 wkBnsEcJ
卿からは続きをもらおう
796:名無しさん@ピンキー
12/02/28 23:36:48.22 XeCGQYF1
三孫か親鶴希望
797:名無しさん@ピンキー
12/03/10 17:41:00.38 ZBG+IQPK
その二組ならここで頼むよりピクシブ漁った方が早いぞ
798:名無しさん@ピンキー
12/03/23 18:44:04.86 9mXusyyP
保守してやるっ!イエヤスゥゥ!!
799:名無しさん@ピンキー
12/03/26 04:30:12.93 mW3iNlrT
>>792-793
GJ!
良い感じにエロい松永と孫市姐さんがステキです
800:名無しさん@ピンキー
12/03/27 12:28:51.48 M7hfjGZq
保守
801:名無しさん@ピンキー
12/03/29 14:20:59.42 Fy3nu1eu
ほっしゅ
あんまりみない組み合わせとかも見たいな
小十郎×かすがとか伊達×孫市とか良さそう
802:名無しさん@ピンキー
12/04/04 08:49:21.39 wZAYKIXT
保守柿?えっなになにっ!ぼくだけ除け者にしないでよぉ!
803:名無しさん@ピンキー
12/04/15 23:30:34.47 F3DnatMt
保守
804:名無しさん@ピンキー
12/04/20 02:12:16.10 m9fuI4CX
保守
女性陣は太ももの露出度高くて中々よろしいのだが意外にかすがのガード固くてな
805:名無しさん@ピンキー
12/04/23 02:52:05.23 EEqN43PB
作品事態がパクリ推しか(;´д`)だからファンもパクリするのか・・・パクリじゃなく泥棒だったけど
806:名無しさん@ピンキー
12/04/23 08:11:23.40 xM6NZLTl
三孫の純愛セクロスキボン
807:名無しさん@ピンキー
12/04/25 16:34:03.16 nRlVhrzQ
818:名無し曰く、[sage]
2012/04/25(水) 12:53:56.09 ID:zXty5I9N
結局Bって武将の名前出せば馬鹿が釣れるだろっていうゆとり用ゲームだよな
歴史が好きだからBだけじゃなくて近年多い「名前が武将の少女キャラ」も嫌いだが
なんか日本人っていつからこんなに堕落したのかね
歴史の偉人をおとしめて楽しいって狂ってる
808:名無しさん@ピンキー
12/04/26 15:07:33.22 bmexuYeP
>>806
ピクシブ行けば幸せになれるよ
809:名無しさん@ピンキー
12/05/07 22:31:42.85 NExueXCh
ここのおかげで幸濃に目覚めました泣
810:名無しさん@ピンキー
12/05/14 19:10:37.16 hvNp+Kgz
やっぱり孫市ねえさまの石田一生契約ルートは
二人の結婚に近い形なのかと妄想する毎日
石田は恋とかに無縁そうな感じなのにとか
思うだけで俺のハートぶちぬかれる
811:名無しさん@ピンキー
12/05/15 16:06:18.24 KTNd05Pv
三孫の新婚初夜マダー??
812:名無しさん@ピンキー
12/05/17 06:14:18.64 4c9+/lzq
うぐぐ就鶴が足りぬ
813:名無しさん@ピンキー
12/05/17 12:17:20.91 S4h+lYHx
就鶴信者はきもいのが多い
多いと言っても元の人数が少ないけど
本当に多かったら石田厨の様に叩かれてるだろう
814:名無しさん@ピンキー
12/05/17 16:23:03.19 WZcxPv9e
パチンコに孫市と鶴姫は参戦みたいだが市不在は珍しいな
織田軍残党に監禁されているんじゃないかと補完しとくわ
815:名無しさん@ピンキー
12/05/23 05:39:15.99 Y5kD/N0x
>>814の書き込みに驚いて調べたら7月から稼働するとあった。
ちなみに残念過ぎる会社が作ってる。
CGは綺麗っぽい。
スロットはザビーに噴いたのと、かすがに噴いたw
内容は一回でいいやって感じ。
パチはPVで見た感じプレミア扱いで魔王兄妹カットインとか連勝で本能寺ルート出るんじゃないかな?
3の織田組枠不在だったらいろいろ酷いと思う。
バトルタイプだからラスボス扱いかもね、信長と市は。
816:名無しさん@ピンキー
12/05/25 02:18:39.50 AuQ9J/qc
>>815
情報ありがとう
自分が見た資料だと影も形もなかったからどうしたのかと思ったよ
817:名無しさん@ピンキー
12/05/31 03:54:25.11 SCZSy5HT
お市青の大谷と市を見てる限りあの二人に何もなかったとはとても思えないのだが
818:名無しさん@ピンキー
12/05/31 23:53:08.75 Bv8hcze2
目隠しとかするしあのルートエロいよな
あの市をあやしてる感じも怪しいプレイに見えるw
819:名無しさん@ピンキー
12/06/02 15:03:14.70 c6nxYsOb
毛利のところに見せびらかしに行く様はどう見ても
美人で従順な彼女をゲットして浮かれた喪男そのものだったな
820:名無しさん@ピンキー
12/06/10 04:13:40.01 1LWHvmZO
大谷×市の場合どうヤるんだろうな
やっぱり大谷の指示に従って市がアレコレ致すのか
821:名無しさん@ピンキー
12/06/10 04:28:59.42 3BVnZQOH
あの飛んでる球体を小さくしてアナルビーズみたいに入れるんじゃね
822:名無しさん@ピンキー
12/06/10 05:54:32.11 zlB2UzOb
>>821
ちょっと吹いたわw
823:名無しさん@ピンキー
12/06/15 18:20:59.71 3h542f/x
市のエロさはいつみてもけしからんな
淫乱モードに入ってもらってもかまわない
824:名無しさん@ピンキー
12/06/15 18:24:41.97 3h542f/x
連投スマソ
アニキと孫市ねえさまの大人な時間はまだかな
ねえさまの女な側面も見てみたい
825:名無しさん@ピンキー
12/06/16 01:30:16.21 a6N3yUnY
早く股開いてお市様ぁ
だって俺らは魔王軍
織田再興の贄となれ
826:名無しさん@ピンキー
12/06/16 05:06:53.73 UX4ep3TV
家康と鶴姫の組み合わせにハマってるが、この二人だとなかなかエロまで到達しない
827:名無しさん@ピンキー
12/06/16 09:25:00.80 oHs/+dO8
三孫のエロきぼん
828:名無しさん@ピンキー
12/06/17 01:04:41.86 TTWP6Dak
>>826
純愛上等!
829:名無しさん@ピンキー
12/06/17 01:58:18.23 UPW8dxLw
実写版って嘘だろorz
あれは酷い事故レベル過ぎだ…
830:名無しさん@ピンキー
12/06/17 11:01:55.79 jGFyVjhG
実写版何あれwww
コスプレの方がまだクオリティ高いと思った
831:名無しさん@ピンキー
12/06/18 00:07:16.72 n8RddRWu
実写AVでも出ない限りこのスレでは関係ないな
832:名無しさん@ピンキー
12/06/18 01:08:16.48 OvPENXa6
親鶴+三孫の乱交が読みたい
833:名無しさん@ピンキー
12/06/20 23:51:12.45 r43Egjnx
>>831
かすがのえろいシーンはあるかもしれんぞ
ただし、女優さんは巨乳ではないが
834:名無しさん@ピンキー
12/06/21 23:49:28.05 xkWdlfJ7
かすがは乳要員なのに巨乳でないとな?
虚乳かすがは断じてかすがじゃない!
835:名無しさん@ピンキー
12/06/25 07:52:15.78 tlqOXrtm
そりゃかすが本人では決してありえないだろ
現実に生きる女優さんなんだから
836:名無しさん@ピンキー
12/06/26 14:02:21.70 UtUewveC
舞台鶴姫ちゃんだってつるぺたどころか巨乳だしな
いつきは将来的に巨乳になるような気がしている
鶴姫は今の時点である程度育っちゃってるんで貧乳のままだと思う
837:名無しさん@ピンキー
12/06/27 15:13:48.66 cl3g/P6S
小十郎とかすがというのも悪くないと最近思うようになった
タッグにしてコンボっぽいことしたりアシストにして二人を並べてネタを考えてる自分がいる
838:名無しさん@ピンキー
12/06/27 21:18:45.91 G3s3LOjz
小十郎とかすがなら月夜のktkrくんだな
下半身だけ出して埋まってるかすがにやりたい放題だろ
839:名無しさん@ピンキー
12/07/01 04:16:37.39 HXD+hK3R
>>836
いつきたんはうっすら膨らんだ胸がいい
育ったら巨乳だとは思う
鶴姫ちゃんはああいう貧乳好きにはたまらないな
全体にひょろっとしていて肉の薄さがたまらないわ
840:名無しさん@ピンキー
12/07/03 19:29:53.70 IYMB6Sah
>>837
孫市に第二衣装を着せて佐助と組ませてニヤニヤするのもいいぞ
お揃いの迷彩服で臨時にタッグを組んだ女隊長と部下的な
841:名無しさん@ピンキー
12/07/04 15:27:37.54 +1IiSTiR
>>840
やってみたが見た目だけとはいえ、すげーイイ感じだ
孫市と佐助でいろんなところ巡ってみるわ
耳川あたりは臨場感もありそうだな
842:名無しさん@ピンキー
12/07/09 03:41:45.11 LnXF7MRf
いつきたんや鶴ちゃんのちっぱいを撫で撫でしまくってみたい
843:名無しさん@ピンキー
12/07/14 03:56:38.49 7tv9n939
お前ら夏だぞ!
かすがとか孫市とかきわどい水着をドヤ顔で着てくれそうな女性もいいが慎ましやかな人妻系もいいな
844:名無しさん@ピンキー
12/07/14 06:53:27.49 B+8lEDm6
濃姫のスク水なんてご褒美です!!
845:名無しさん@ピンキー
12/07/14 16:18:14.58 TV//mD7o
濃姫様は競泳水着が似合いそうだ
846:名無しさん@ピンキー
12/07/15 00:09:07.02 07WR7S9x
市はホタテブラ
847:名無しさん@ピンキー
12/07/15 14:56:49.27 m7/nY9dL
かすがに日焼け止めを塗るふりをして破廉恥なことをする佐助
848:名無しさん@ピンキー
12/07/15 22:01:30.10 WZSIcwC7
>>846
長政さまが許しません!
849:名無しさん@ピンキー
12/07/16 02:23:28.38 IlTWF6p6
市は長政が死守して無難なワンピースだと思う
かすがと孫市あたりはビキニがいいな
850:名無しさん@ピンキー
12/07/16 22:48:31.69 DsBnndyz
かすがは黒かゴールドのスリングショットかなと思ったけど、通常運転過ぎるからあえてパレオとか付けて欲しい。
851:名無しさん@ピンキー
12/07/16 22:52:05.30 Fqsc0zDz
かすがは普段が性的すぎるので
逆にいっそ体操着+ジャージでプールサイドで見学女子で。
そして「なんで今日は見学なのー?」とニヤニヤからかわれるといい。
852:名無しさん@ピンキー
12/07/18 15:50:41.03 YfsnWz6a
体操着とジャージの中に手を突っ込まれてモゾモゾしてる絵しか思い浮かばない
853:名無しさん@ピンキー
12/07/18 15:54:36.27 zrFzkKEs
まだ初潮きてないいつきが「オラ、水泳皆勤賞だべ!なして風邪でもねーのに皆休むだべ?」と素で聞いてくる
854:名無しさん@ピンキー
12/07/27 13:54:27.77 35NNoHFt
鶴姫がなんかかわいいキャミワンピース風な露出少なめの水着を孫市姉様とかから勧められて着てそう。
市は無難なワンピースにプラスして羽織り物を長政様に着せられてそうな感じ。
信長と松永先生は暑くてもあの格好しか浮かばないw
浜辺で茶会www
蘭丸、いつきが楽しく西瓜割りの中に鶴姫も混じってたらほのぼの。
で、棒で叩かれる砂に埋められた黒官が絶叫なら尚いい。
金吾さんはちゃっかり西瓜だけ食べて大人組に叱られていそうだなぁ。
855:名無しさん@ピンキー
12/08/04 09:15:05.64 qtvU0+Hv
松永に対して鶴姫は「貴方は大きな幼子です。お腹を空かせて泣いているのが
わかります。」と言うのが気になったんだけど
こういうシュチュエーションもアリじゃないかな?
松永と鶴姫の幼児プレイというのは?
松永がおむつはいておぎゃあおぎゃあとか?
そして鶴姫のおっぱいを舐めて、オマンコも舐め
そして本番って言うエロもありなんじゃないか?と言う気がする
こういう松永ってどうだい?
856:名無しさん@ピンキー
12/08/04 16:31:22.90 A6Kxj8Ep
そういうのもいいかもしれんが笑ってしまうwwギャグかと思ってしまいそうだ
わかってて松永から仕掛けるって感じならアリ…かも?
「私は幼子なんだろう? ならばそれ相応の対処をしたまえ」
「確かにそう言いましたけど…あっ!そ、そんなところ舐めないでください…っ!」
「そんなところとは何処かね。幼子である私には皆目検討もつかないな…おや、硬くなってきた」
みたいな
857:名無しさん@ピンキー
12/08/04 18:40:12.89 FRJe6G/8
鶴姫のつるつるおまんこ舐めたい
858:名無しさん@ピンキー
12/08/05 19:36:14.07 MgJ11Vy9
>>843 際どい水着をドヤ顔で着こなす孫市ねえさまが、スク水鶴姫とサザエ採りに興じる姿を幻視した。
何気に雑賀衆と伊予河野軍の耐久力てすごいよな。
三成が居合わせたら、ひとり前のめりで苛立って岩を砕きまくってそうだ。
859:名無しさん@ピンキー
12/08/05 21:34:08.36 gdhsf46P
あんまりきわどいとかえって萌えないから普通のビキニくらいまでがいいな
860:名無しさん@ピンキー
12/08/06 23:51:28.32 W+8j4Vpi
いつきは第二次性徴前っぽいからつるつるおまんこだと思うが鶴姫は初潮迎えていそうな年齢っぽいからうっすら生えているといい
>>855
ちっぱいをちゅうちゅう吸われて「お乳なんて出ないですよぉ~」と涙目になる鶴姫いいな
861:七夕節句 前編 1/12
12/08/08 23:04:03.80 pBPQZIiJ
つい最近BASARAに興味持って、ゲーム自体は一切未プレイなのに無謀にも推参仕りました
・一日遅れましたが仙台七夕ということで伊達いつです
・予想以上に長くなったので前後編に分けます。前編はエロの欠片もないので好みに合わない方やエロ以外要らないと言う方はスルー願います
・青森県、特に津軽地方の方超御免なさい。訛りが再現不可能なのに加え、ゲーム内で津軽独立が語られてないようなのでご寛恕下さい
・一応容量等見ながら前編だけ投下します
七夕節句 前編
―まれにあふ こよひはいかに七夕の そらさへはるる あまの川かせ
文月、夏の盛り。
北国の奥州と言えど、ここ米沢の夏は暑い。
野山には色濃く硬い草の葉が茂り、乾いて罅割れた村道からは陽炎がもうもうと登り立つ。
社に続く石段には昨日の夕立によって地の中より追い立てられた蚯蚓が貼り付き、哀れに干乾びた屍を晒していた。
鎮守の森に油蝉の声が姦しく鳴り響き、肌に感じる熱気をいや増す。
空は目に刺さる程に青く、日の光が剣戟の閃きのように獰猛に地上を灼く横で、入道雲が湧き立ち、夕の刻に雨の槍を降らさんと、南中の今から首を擡げて機を伺っていた。
朱夏の米沢城に、しかし隻眼の主の姿はなかった。
862:七夕節句 前編 2/12
12/08/08 23:05:24.38 pBPQZIiJ
南部氏の支配する日の本最北端の地、陸奥には独立の気風の強い民が住む。
彼らは暮らしの困窮を是正する為ならば支配階級たる武士にすら逆らうことを恐れない。
夏の水田の大敵は雑草と虫だ。
北国では夏、日が落ちるのが極端に遅くなり、そして朝は早くなる。春や秋であれば申を示しているだろう時間になっても尚高くある日の中、村人は傘を被り、顎から汗を滴らせながら総出で田の除草を行なっていた。
追肥を撒き、田に馴染ませる。
肥やしの臭いと汗と泥に塗れる、やんごとなき身分の者が見れば厭うような重い労苦の末に、この国を支える米を始めとする五穀は作られる。
彼ら農民は、自分達こそがこの日の本の礎であるという静かだが確固たる誇りを持っていた。
農村の例に漏れず、その村にも稲荷神である宇迦之御魂神を祭る社があった。
単に社があるだけではない。この村にこそ、稲穂の女神は奇特なる恵みを授けた。
863:七夕節句 前編 3/12
12/08/08 23:06:13.00 pBPQZIiJ
「おー、いつきちゃん! どうしたべ、そんなに急いで。」
背を伸ばして腰を叩いた村人が、畦道を駆ける人影に気付き叫んだ。
名を呼ばれた娘は綺羅に光る銀髪を翻して振り返る。
「今日は約束があるだ! ごめんなあ、明日必ず手伝うべ、堪忍してけろ!」
両の手を口の脇に当てて大声で答えると、娘はぴょこりと辞儀をして南の方角へと走って行った。
「ああ……そういや今日は七夕だったべな。」
「また来るんだべか、あのお侍。」
作業の手を止めて首に掛けた手拭で汗を拭きながら、村人達は顔を見合わせた。
三年程前、近隣の村々と組み国境を越えて一揆を起こした彼らが、野に屍を晒して鴉や山犬に啄ばまれることなく生き永らえたのは、ひとえに鎮圧にやって来た侍がある種の酔狂者だった故であった。
そしてその侍達との戦の先頭に立ったのが、当時は短身痩躯の小娘に過ぎなかったいつきである。
稲穂の女神の寵愛を受けた白兎のような娘は、今やすっきりと女らしく成長したしなやかな肢体で短い影だけを伴に村外れと駆けて行く。
気の早い秋津が一匹、いつきの頭上を追い抜いた。
864:七夕節句 前編 4/12
12/08/08 23:09:58.93 pBPQZIiJ
道祖神の並ぶ村道の外れ、柵の間際まで一気に駆け下りてきたいつきは息を整えにかかった。
ここまで来る途中で乱れた髪を直す。
かつては二本の三つ編みが兎の耳のように頭上で愛らしく揺れていたものだが、今の彼女は髪を真っ直ぐに伸ばし下ろしていた。
普段の農作業では結ってはいるが、縛めを受けない銀糸の束は真夏の光を受けて、冬の川面のような済んだ光を辺りに散らした。
髪を手櫛で整え終えると、額に手をかざして木漏れ日を遮りながら道の果てを見晴かす。
一日千里を走る漆黒の竜馬であっても、南奥州からここ陸奥の西端までは相当の距離がある。
最初の一年目はまさかと思った。二年目で単なる気紛れでないとわかり、そして今年が三年目。
いつきは最早疑ってはいなかった。
蒼い侍は約束を違えない。今年もきっと来る。
年に数度しか見られないような錦が夕の空を彩った。
牡丹や桜、菖蒲の色合いが雲を染め地上の草木も見慣れぬ色に塗り替える。
遠く村の水田からは、蝉に替わり蛙の歌声が空気を満たし始めるのが聞こえてきた。
柵に腰かけたまま、夕凪の妖しい絢爛の中をいつきは待った。
来ると言ったのだ、七夕の日に。明日の朝日が昇るまでは、きっと来る。
865:七夕節句 前編 5/12
12/08/08 23:11:09.79 pBPQZIiJ
夜風の生温さを知覚し、いつきは自分がうたた寝をしかけていたことに気付いた。そのまま柵から後ろに落ちて頭を打たなかったのは幸いであった。
慌てて眼を擦り、頭を振って意識を澄ます。
今はどのくらいの時間だろうか。いつきは北の空を見やった。いつも変わらずそこにある子の星の周りを巡り季節と時間を正確に刻む北の星並びは、日が沈んでから一刻程経った頃合いを告げていた。
「……まだ、それほど遅い刻じゃないべ。」
そう自分に言い聞かせた。期待と不安が夜周りの見張り番のように時折いつきの中で交代する。
何か、あったのだろうか。彼に限ってまさかとは思うが、何せこの戦乱の世だ。
いつきの中で案じる気持ちの方が大きな勢力となりかけた時、聞き覚えのある蹄の響きが風に運ばれてきた。
いつきは弾かれたように南の方角を見た。
明かりは空の満天の星のみ。あの黒と蒼の色彩は夜の闇に容易に紛れる。だが、彼がいつもの通りのいで立ちで来るならば、夜目にも映える兜の弦月が星明かりを弾く筈だ。
目を凝らすいつきの前に、果たして、彼はやって来た。
866:七夕節句 前編 6/12
12/08/08 23:12:40.40 pBPQZIiJ
青毛の駿馬の姿が一際濃い影となっていつきの視界に現れたかと思うと、いつきが柵から飛び降りて一歩を踏み出す間にもうその姿は近くまで辿り着いていた。
「Long time no see, 随分と待たせちまったようだな。」
今宵は青い羽織の下に具足こそ纏ってはいないものの、六降りもの刀を腰に佩いた長身でありながら重さなどないかのように愛馬から飛び降りた者は、隣国奥州の主である伊達政宗であった。
いつきが彼への言葉を選んでいる間に、性急な質の奥州の筆頭は彼女の姿を見て口笛を吹く。
「こりゃ見違えたな。女は化け物って言うが、去年と全然違うじゃねぇか。」
懐かしさも喜びも安堵も、幾許かの恐縮の気持ちもこの言葉ですっかり霧散してしまったいつきは声を荒げた。
「化け物とは御挨拶だべ! 竜に化け物なんて言われたくねえだよ!」
「そう吠えるな、これは褒め言葉だ。」
神の寵愛を受けたとはいえ一介の村娘であるいつきとは天地の差のある身分の奥州筆頭は、それでも気さくに手を伸ばしていつきの頭を撫でた。
「光陰矢の如し、ってな。」
愛らしく大きな栗色の瞳を瞬いて、銀髪の乙女は伸びた背でも尚届かない隻眼を見上げた。
「その髪、随分と遠くからでも目印になったぜ。」
これも褒め言葉なのだろうか。異国の言葉は論外として、彼の台詞は一々余計な諧謔に富み過ぎているきらいがある。
867:七夕節句 前編 7/12
12/08/08 23:17:27.16 pBPQZIiJ
「おめえさんはそんなに変わらないだな。」
揶揄でも皮肉でもなく、いつきはそう言った。
年齢、性別、地位、境遇。彼のような立場に在る者にとってそれがどう受け取られるかなどは考慮しなかった。想像のしようもなかったが。
本音の読みにくい切れ長の視線が降って来た。
「そう見えるか。」
いつきは頷いた。少なくとも背は伸び切ってしまってこれ以上変わらないようだし、元から眼帯で隠された右目の他に体で損なった部分があるようでもない。(戦乱の世ではそうした災難は珍しくもない)
「まあ、見た目はそうだろうな。」
軽くそう言うと、政宗は来た方角を振り返った。
数瞬遅れて、複数の蹄の響き。
「筆頭~! お待ちください!」
「速過ぎますよ~!」
二組の人馬が宵闇の中から近づいて来る。
どうやら主の最後の力走に引き離された家臣が漸く追い付いたらしい。
「……安心しただよ。一人で来るような無茶をしたかと思っただ。」
どこか冷静に呟いたいつきに政宗はHa、と短く笑いかけ、「流石に奇襲を受けた時やら不測の事態に備えて伝令役程度は連れて来ないとな。」と付け加えた。
昨年、そしてその前は、近くまで他の所用があったらしく、伊達軍そのものが伴についており、到着もまだ昼の内であったのだった。
「小十郎さは一緒じゃねえんだな。」
「アイツは城でオレの代役だ。」
本来なら片時も主君の側を離れない忠臣である、厳つくも優しい竜の右目を思い出し、いつきは奔放な主に仕える片倉小十郎や他の家臣の苦労を密かに心中で労った。
前髪を奇天烈な形に整えた家臣二人が、やはり息の荒い馬を宥めながらやって来た様を見て、いつきは一層気の毒になる。
「お前らが遅い。奥州伊達軍の名を貶めたくなければもっと精進しろ。」
そこに追い打ちがかかり、いつきは居た堪れない程になってきた。そもそも彼が自分と会うなどという身分や立場から考えられない筈の行動を起こさなければ彼の家臣達が苦労することもなかったのだ。
868:七夕節句 前編 8/12
12/08/08 23:19:36.03 pBPQZIiJ
「あ、あの、お侍さんたち、ごめんな、おらのせいで……」
いつきが思わず謝ると、強面の侍達は「滅相もない!」と揃えて首を振った。
「申し訳ありやせん筆頭、仰せの通りです。」「俺達もっと鍛錬します。」
「こいつらの言う通りだ、お前が謝る必要はねぇ。ところで……」
政宗は二人の家臣に手振りで合図を送る。
「悪いが今晩、こいつらをどこかの家の土間にでも置いてやってくれ。
タダ飯を食わせてもらうつもりはない。ちゃんと土産は持って来た。」
家臣もニッと笑って馬に乗せた風呂敷包みをいつきに掲げて見せる。
「奥州の味噌だ。暑さの中でも腐りにくくて味も良い。」
わあ、といつきはまだ少女らしさの残る無邪気な笑顔を見せた。
「すごい、きっとみんな喜ぶだよ。甚平さの家なら多分二人とも泊めて貰えるだ。
馬屋も大きいから三頭とも繋げるだよ。今案内するべ。」
いつきは銀髪と着物の裾を翻して駆け出し、三人の騎馬武者を手招いた。
村の求心的な存在であるいつきが信頼する政宗の家臣となれば、村人もそう警戒はしなかった。
村人の夕餉は生憎と済んでいたようだったが、奥州の侍達が持参した味噌と、それを使い漬けられた漬け物(片倉小十郎が丹精込めて作った野菜だと言う)を宿賃として供された村人は一宿を貸すことを快諾した。
「いつきちゃんの言う通り、侍らしくない侍さん達だべなあ。」
家主の甚平の妻が土産の品を吟味しながら、粥を振る舞われた後に夫と早くも打ち解けて縄ないを手伝いながら談笑する侍二人を見やった。
869:七夕節句 前編 9/12
12/08/08 23:21:16.29 pBPQZIiJ
家臣二人と三頭の馬を預け、いつきに続いて戸をくぐった政宗は星明かりの下、いつきの表情に気が着いた。
「解せない、っていうか、不思議そうな面だな。」
「うん……、二人とも、まるで百姓みてえだな、と思って。」
縄をなう二人の侍の手慣れた様子を思い出し、いつきは呟いた。
「そりゃそうだろう。侍と言っても全部が全部、毎日城や屋敷でふんぞり返ってる訳じゃねぇ。
普段は田畑を耕し、農民同様の暮らしを送っている者の方が多い。あいつらもそういったクチだ。」
政宗の言葉に、いつきは驚いて振り返った。
「そうなんだべか?」
「小十郎が良い例だろ。まあ、流石にアイツの仕事は侍としての本分が占める割合の方が重いがな。」
彼が特別なのではないかと思っていた。
「おら、お侍はみんな、おらたち農民と全く違う暮らしをしているんだと思っていただよ。」
「そりゃ良かったな。一つ賢くなったって訳だ。」
いつきははっとして政宗を見上げた。
前を向いたまま、薄い唇の端だけを持ち上げて。こちら側からは右目を隠す眼帯しか見えないその横顔に、いつきは察した。
「……みんな、同じ人間なんだな。」
「You could say so.」
政宗は顔を僅かに右に傾け、左目でいつきを見やった。
いつきはむず痒さと温かさの同居した奇妙な心持で幾分か歩く足を速めた。
「あの、おめえさんに見せたい場所があるだよ。」
着いて来てくれるだか? さらりと銀髪を揺らして緊張した面持ちで見上げるいつきに、政宗は「All right.」と短く答えた。
870:七夕節句 前編 10/12
12/08/08 23:23:46.92 pBPQZIiJ
いつき曰く、村の水源へ。夜道を歩く大小の人影を、全天を埋め尽す星々が照らす。
綺麗だな、といつきは見慣れた星空であったが不意に思った。
夏の夜は天の川が燦然と煌めき空を雄大に横切る。
「あ、」といつきは声を上げた。
どうした、と問う政宗に、いつきは白く細い指で空を指して見せる。
「あの星、おめえさんみたいだ。」
いつきが指差した方向を見透かした政宗の眉間に皺が寄る。
「ど、どうしたんだべ。おら、何か悪いこと言ったべか?」
政宗は一つ溜息をつくと、逆に隣を歩く少女に問うた。
「なんであの星がオレみたいだと思った?」
いつきは心の臓が一瞬速く強く打つのを知覚しながら、落ち着いて答えようと努めた。
「青くて綺麗で、夏の空で一番きらきら強く光ってるだ。」
その答えを聞き、政宗は「I see.」と呟き、「なら許す。」と続けた。
「許す……ってことは、おらやっぱり悪いこと言ったんだべか。」
政宗はまたも理由を説かず、質問を返した。
「……他には?」
「他って?」
「他の奴……そうだな、例えば小十郎はどの星になる?」
いつきは慌ててもう一度空に目を走らせた。
一際明るく輝く青白い星の左下、白い星が天の川の真ん中で輝いている。
「あの星……だかなぁ。まるで青い星のお供みたいだべ。青い星の次に明るいし。」
それを聞き、政宗の眉間の皺が緩み、替わって唇にまた微かな笑みが浮かんだ。
「そりゃinterestingだな。じゃあ、お前の星はどれだ。」
「え、おら!?」
農民に過ぎない自分を空の星に例えるなど、烏滸がましいのではないかと案じる心持でいつきは赤面した。それでも再度空を見渡す。
「うーん、あの星、だべか。」
いつきが指したのは青白い星の右下、天の川の対岸にある、明るいが他の二つの星よりは若干控えめな輝きの星だった。
「おらは、おめえさんたちと離れたところさ住んでいるし……身分も……違うだ。
だからあの二つの星とはちょっと離れてる少し暗いくらいの星が丁度いいだ。」
先程の侍と百姓の話の後で卑屈めいたことは言いたくはなかったが、それでもいつきの正直な本音だった。
しかし、いつきの耳に聞こえてきたのは独眼竜のくぐもった笑い声だった。
「Amusing! クク……こいつは傑作だな。」
流石に詳しい説明もされぬまま、一人で勝手に気分を害したり興をそそられたり笑ったりする政宗に、いつきの方が次第に腹を立て始めた。
「なんだべ、ちゃんと教えてくれねえと、おらわからないだよ!」
Ah、悪いな、と独眼竜は右手を軽く上げて村娘の怒りを宥めた。
「お前がオレに見せたいって言う場所に着いたら説明してやる。」
871:七夕節句 前編 11/12
12/08/08 23:27:26.91 pBPQZIiJ
夏の虫が鳴く野の道を歩き続けていた二人はやがて、村の水源へと辿り着いていた。背の高い葦を掻き分け、泉のほとりへと出る。
「さあ、着いただよ、ここだべ。」
「ほう……こりゃ、見事だな。」
そこは村で最も澄んだ水が流れる場。
その辺りを埋め尽すのは一面の蛍、蛍、蛍……。
まさに地上の天の川だった。
黄色味を帯びた緑の淡い光が切なく明滅しながら空中を漂い、あるいは草葉のそこかしこに散らばる。
幻想的な光が立体的に空間を彩る様に、遠近感が狂わされそうになる。ましてや隻眼の政宗にとっては如何許りか。
水源のほとり、柔らかい下生えを一度手で撫ぜ、夜露が然程着いていないことを確かめたいつきが腰を下ろす。
「さ、約束だべ、さっきの星の話を聞かせてけろ。」
昨年までは村人達も交え、彼らの息災を伊達軍の皆々が尋ね、そして侍達が自分達の合戦の首尾を語って聞かせる賑やかな訪いであったが、今年は初めて二人きりとなった。偶には国取り以外の他愛もない話も良いだろう。
いつきの左隣に政宗も六爪を外した腰を下ろす。この位置ならまた彼と目を合わせ難くなるが、死角を外に作らない癖が身に染み付いているのだろうから無理もなかった。
872:七夕節句 前編 12/12
12/08/08 23:28:41.23 pBPQZIiJ
「あの星……お前がオレに似てるって言った星、あれはな、織女だ。」
「しょくじょ?」
「織姫のことだ、七夕の。」
南天を見上げて政宗が説明し、いつきは両手を口に当てた。
「そうだったべか! おら、農民だから季節さ計るためのお星様の位置や動きは知ってるだども、
あの三つの星は夏になると一纏めで見えるってことくらいしか知らなかっただ。」
織姫に例えられたのなら彼が一瞬不機嫌になったのもわかる。
「それは悪いこと言っただな、すまねえだ。」
いつきは謝ると、左下の白い星を指した。
「じゃあ、あの白い星にも名前あるだか? 小十郎さの星。」
「あれは後七夕だ。」
「あとたなばた?」
「七夕の星の後に続いて登って来る星って意味だ。」
「へえ~!」
いつきが感嘆の声を上げた。今度は自分の見立てが的外れでなかったと知り嬉しくもなる。
「じゃあ、あの右下のおらの星は?」
「あれが牽牛だな。」
「けんぎゅう。」
「彦星だよ。」
いつきは驚いてもう一度三つの星を見た。後七夕よりも織姫から離れているあの星が彦星だったとは。確かに村では牛を飼っているが、男星に自分を例えてしまったのかと思うと気恥ずかしくなる。
「逆のほうが良かっただかなあ、でも、やっぱりあの一番明るい青い星はおらには勿体ないべ。」
ほう、と溜息をついていつきは天の川を跨ぐ三星を改めて見上げた。
周りには蛍、空には満天の綺羅星。暫くの間、声も無く空を見上げていたいつきは、肩に温かく重い感触が回ったことに気が着いた。
873:名無しさん@ピンキー
12/08/09 06:17:51.46 /yz5dM95
GJであります!
874:名無しさん@ピンキー
12/08/12 01:06:40.33 VLsKuL8Y
G・・・GJ!GJっ・・・・!!!
875:名無しさん@ピンキー
12/08/13 20:22:24.36 8vh4NGkA
久しぶりの職人様降臨!!後編が楽しみ過ぎるGJ、GJ、GJ!!
876:名無しさん@ピンキー
12/08/13 21:04:39.60 pLcRJdKI
GJ!!!!!!
877:七夕節句(政宗×いつき) 前編 10/12改訂版
12/08/14 02:57:26.01 OsLQXQ6v
ちょっと仕事で忙しくて後編をお待たせしてますが、その前に……
前編の懺悔その一。名前欄にカプ表記入れ忘れてました面目ないorz
前編の懺悔その二。10/12の星の話でミス連発。
念のため調べたら後七夕(はくちょう座α星デネブ:1.25等)より牽牛(わし座α星アルタイル:0.77等)の方が明るい。
さらにこの季節(新暦8月9日頃)のこの時間帯(夜10時頃)は織女(こと座α星ヴェガ:0.03等)より明るい春の麦星(うしかい座α星アルクトゥルス:-0.04等)が西の空に沈まずに残ってるので織女が一番明るい星ではない。
麦星は農業にとって大事な星だったので農民なら見逃す筈はない。
(ただ、麦星の色は橙色なので織女とは印象が大分違う為、12/12の「一番明るい青い星」って表現はそのままにします。織女の色は資料や見え方によって青だったり白だったりもしますが)
いつきちゃんに嘘は言わせたくないので、この部分の描写の差し替えをうpります
あと、6/12にも誤字ありましたので訂正 ×六降り→○六振り 口と書いて「ふり」と読ませるのが本来らしいですが
―――――――――――――
いつき曰く、村の水源へ。夜道を歩く大小の人影を、全天を埋め尽す星々が照らす。
綺麗だな、といつきは見慣れた星空であったが不意に思った。
夏の夜は天の川が燦然と煌めき空を雄大に横切る。その大いなる流れを地表から辿るように眼で追って天頂近くを振り仰ぎ、「あ、」といつきは声を上げた。
どうした、と問う政宗に、いつきは白く細い指で空を指して見せる。
「あの星、おめえさんみたいだ。」
いつきが指差した方向を見透かした政宗の眉間に皺が寄る。
「な、なしたべ。おら、何か悪いこと言ったべか?」
政宗は一つ溜息をつくと、逆に隣を歩く少女に問うた。
「なんであの星がオレみたいだと思った?」
いつきは心の臓が一瞬速く強く打つのを知覚しながら、落ち着いて答えようと努めた。
「青くて綺麗で、空の天辺でいっとうきらきら強く光ってるだ。」
その答えを聞き、政宗は「I see.」と呟き、「なら許す。」と続けた。
「許す……ってことは、おらやっぱり悪いこと言ったんだべか。」
政宗はまたも理由を説かず、質問を返した。
「……他には?」
「他って?」
「他の奴……そうだな、例えば小十郎はどの星になる?」
いつきは慌ててもう一度空に目を走らせた。
一際明るく輝く青白い星の左下、白い星が天の川の真ん中で輝いている。
「あの星……だかなぁ。まるで青い星のお供みたいだべ。どっか優しそうな光で、川の真ん中さじっとしてる辛抱強そうな星だ。」
それを聞き、政宗の眉間の皺が緩み、替わって唇にまた微かな笑みが浮かんだ。
「そりゃinterestingだな。じゃあ、お前の星はどれだ。」
「え、おら!?」
農民に過ぎない自分を空の星に例えるなど、烏滸がましいのではないかと案じる心持でいつきは赤面した。それでも再度空を見渡す。
「うーん、あの星、だべか。」
いつきが指したのは天頂近くで一際輝く青い星の右下にある、これもまた青い星、天の川の対岸にあるせいか風情はどこか寂しげであった。
「おらは、おめえさんたちと離れたところさ住んでいるし……身分も……違うだ。
だからあの二つの星とはちょっと離れてるくらいの星が丁度いいだ。」
先程の侍と百姓の話の後で卑屈めいたことは言いたくはなかったが、それでもいつきの正直な本音だった。
いつきは政宗に再度窘められるかと微かな危惧も抱いたが、しかし、彼女の耳に聞こえてきたのは独眼竜のくぐもった笑い声だった。
「Amusing! クク……こいつは傑作だな。」
流石に詳しい説明もされぬまま、一人で勝手に気分を害したり興をそそられたり笑ったりする政宗に、いつきの方が次第に腹を立て始めた。
「なんだべ、ちゃんと教えてくれねえと、おらわからないだよ!」
Ah、悪いな、と独眼竜は右手を軽く上げて村娘の怒りを宥めた。
「お前がオレに見せたいって言う場所に着いたら説明してやる。」
―――――――――――――
以上差替でした
くどくて済みませんでしたが、仙台暮らしが長かった身としては七夕絡みで色々間違えちゃ洒落にならんのでorz
後編についてはもう暫くお待ち願いますorz
878:名無しさん@ピンキー
12/08/14 21:15:24.89 d2ECkAL5
GJすぎます…!後編楽しみに待ってます!
879:名無しさん@ピンキー
12/08/16 23:33:09.71 SHK+lTVI
前半お疲れ、後半楽しみにしてるよー
本編と関係ないけど861はゲームに触れてないのに何故バサラというか伊達いつに興味もったの?
伊達いつはアニメじゃ全然絡みなかったしちょっと気になったので
880:名無しさん@ピンキー
12/08/17 00:38:07.63 avfQq2hn
折角、久方ぶりに職人さんが作品を投下してくれたのに、わざわざそんな事聞いてくるとか……
881:雑談につきスルー推奨
12/08/17 00:56:59.21 ylNt0buA
ID:pBPQZIiJです、目下続きを執筆中です
慣れ合い自分語りは>2のお館様に鉄拳食らいそうですが創作中の息抜きの雑談ということでご容赦を
>879
・以前親父から上杉謙信女性説について聞いた(そん時は親父のホラだと思った)
・動画サイトのどっかでBASARAの話題を目にした(そん時は田村由美の漫画の事かと思ってた)
・謙信さまとかすがちゃんの宝塚動画を見て親父の話が本当だったことに驚いて爆笑した後、暫くBASARAのことは忘れてた
・ようつべで偶々仙台知事選のPRを見る(そして実家にいた頃武将隊がどうのという話題があったの思い出した)
・無料配信でアニメ2期1話を見て、音楽と動きの素晴らしさにハマった
・ウィキで登場人物について調べつつ色んな動画やピクシブ見て回ったらいつきちゃんのキャラ(世直し系純真少女)がどストライク
・年齢差身長差身分差等の大きいカップルが元々好きだった(某所の伊達いつMMDがかなりの破壊力だった)
・自分の生活圏が東北~北海道なので気候風土文化等のイメージが色々湧き易い
こんな感じですかね
昔は日本史苦手で、仙台いた頃は仙台嫌いで伊達政宗にも興味無かったんですが
青葉城址や七夕祭りなんて地元の人間が行くもんじゃねえとか思ってたくらいで
引っ越してから逆に故郷が恋しくなり、震災のせいもあって気にかけるようになりまして
伊達いつに片倉さん含めた東北トリオには郷愁みたいな気持も有ります
BASARAに興味持った切欠だし、先祖が新潟の出で性別不明キャラ好きなんで謙信様も興味深いですね
あとお館様格好いい
まだ難しいけれどこの二人でなんか書けるようになりたい(エロは多分無理っすが)
もっと仕事安定したらゲームも買う予定です
PSP持ってないのにバトルヒーローズが一番好みの話が多いので迷う
882:名無しさん@ピンキー
12/08/18 03:10:56.05 eHZe2HI9
きっかけは何であれ、好きなゲームの同志ならあれこれ詮索しなくていいじゃないかと思うな。
職人さんが親切で丁寧な雰囲気で好感度が更に上がったよ!
わざわざ書き直し掲載内でキャラに嘘をつかせたくないって処に本当に愛を感じたしね。
残暑厳しい中での後半執筆無理しないで下さい。
883:絵
12/08/27 18:16:23.20 QaZnpw7W
ご無沙汰です
他の職人さんのご参加を心待ちにしつつ文章と格闘してましたが、
苦戦して挫折し掛けたので己を奮い立たせる為に絵を描いておりました
>1で謙信さまが絵もうpしていいと仰ったので、エロパロ共通うpろだに
2点上げさせて頂きます
ペンタブも画像専用ソフトも無いのでシャーペンがりがりの薄い白黒の落書きですが
それでもおkでしたら無聊の慰みにして頂ければ幸いです
エロパロ専用うpろだ
URLリンク(u3.getuploader.com)
伊達いつ
エロ皆無で雑談付きという代物ですが
URLリンク(u3.getuploader.com)
パス puff
かすが15禁、お市18禁くらいのエロ絵です。女性キャラそれぞれのピンで絡みではありません
URLリンク(u3.getuploader.com)
パス venus