織田信奈の野望はエロパロat EROPARO
織田信奈の野望はエロパロ - 暇つぶし2ch144:犬千代×サル 後日談
11/01/20 18:42:28 T/O8tOPb
 ―良晴、何であの夜わたしを抱いたの?―
 
 わたしは先週の良晴との性交以来、その事ばかりが頭の大多数を占めていた。
あれ以来、わたしの心と身体は良晴をひどく渇望していた。
 今まで男の人は殺す時にしか接していなかった。物心ついた時には、姫さまや勝家など女性しか側にいなかったからだ。
いても信澄などの馬鹿な男ばかりで、わたしは男なんて好きになるはずがないと思いこんでいた。
 だって、現に自分が好きなのは姫さまとういろだけだったのだから、何も間違ってはいない。
 なのに、あの男・・・・・・、良晴がこの織田家に来てから、わたしの日常がガラリと一変した。
心なしか感情を押し殺していた姫さまもよく笑うようになり、ピリピリしていた家臣団も気が緩んだように、皆和気藹々とした雰囲気で過ごすようにもなった。
 もちろん、自分も・・・・・・、良晴のおかげで五月蠅いけど、つまらなかった日常が、心から楽しいと思える日々を送れるようになった。
 そんなわたしが恋に落ちる日もそう遠くはなかった・・・・・・。でも、そう思っているのは何もわたしだけではない。
 自分には勝ち目がない・・・・・・、だって胸はないし、顔だってそう可愛くない。
 それに・・・・・・、わたしは自分の気持ちを押し殺しても、優先すべき大切な人の気持ちを成就させなければいけない。
それはもちろん。わたしに居場所をくれた・・・・・・、姫さまその人であった。

145:犬千代×サル 後日談
11/01/20 19:40:27 T/O8tOPb
 姫さまの気持ちは、痛いほど伝わってきた。
だから、わたしは自分の恋心を押さえて、いつも通りに良晴に接していたのだが・・・・・・、
 そんな時、
「・・・・・・犬千代、エッチしようぜ」
 と、良晴に甘い声で囁かれて、わたしは自分の恋心を押さえきれなくなり、ついには良晴と肉体関係を結んでしまった。
 好きな人に抱かれるのはなんて気持ちが良いんだろう、良晴はこんな子供みたいな身体でも好きだと、何度も私の目を真っ直ぐに見据えて言ってくれた。
 私は良晴に抱かれながら子宮に射精されながら、あることを決心した。
 それは、『もう良晴には必要以上接しない』というものであった。
 これ以上良晴に過剰に接していたら、本当に自分の気持ちを押し込められなくなる。
 そうなる前に自分から離れようと思い立ったのだ。
 だから・・・・・・、
「・・・・・・良晴、もうこんな事しないで」
 そんな辛辣な言葉が口を出たのだ。今でも鮮明に覚えている、あの時の良晴の顔を。
「・・・・・・ぃ。おい」
 だから、わたしは――。
「おいッ!!! 犬千代、聞いてるのか!」
 と、不意に耳元で良晴の声が大音量で聞こえてきたので、わたしは思わずビックリして飛び上がる。
「・・・・・・//////ッ?!?!?! よ、しはる?」
「何ボーッとしてんだ? ほら、行くぞ」
 と、耳がキーンと痛み目を白黒にしているわたしにそう言い、何気ない素振りで手を差し出す良晴。
わたしは差し出されたその手を見て、一瞬無意識にその手を取りそうになるも、自を制して伸ばしかけた手を慌てて引っ込める。
「・・・・・・良晴、姫さまはどうした?」
「? あ、あぁ・・・・・・、あいつなら言うだけ言って、疲れたのか奥の部屋に引っ込んだぜ」
 と、わたしが手を引っ込めたことに少しだけ眉をひそめたが、すぐにいつもの調子で私に苦笑しつつそう話した。
 

146:犬千代×サル 後日談
11/01/20 19:52:47 T/O8tOPb
 そんな良晴に私は、
「・・・・・・そう」
 と、素っ気なく返し、良晴を追い越してサッサッと歩き抜こうと試みる、が。
「おい、待てよ!」
 と、良晴が肩に手を置き、行かせまいとするも、わたしはその手を振り落とし、無視して歩く。
 その背後で良晴が何なんだよ、と少し苛立った声音で呟くの聞きながら私は歩く。
 
 良晴、ゴメン。犬千代はこうするしか他にない。
 大切な姫さまの気持ちを踏みにじるわけにはいかないから。
 
 わたしは涙を流しながら、一人静かにあの時の良晴がくれた大切な物を思いつつ、清州城を跡にしたのであった。


147:犬千代×サル 後日談
11/01/20 19:59:43 T/O8tOPb
 えーと、オマケで書きました。なので、文章は短いですが、そこはあしからず。
犬千代の気持ちというか、その後の決意を書いてみました。
 原作はたぶん、良晴は信奈と結ばれるはずです。なので、原作でも犬千代の気持ちは報われることがないんですよね・・・・・・。
でもでもでも!!! 人たらしの良晴がみなを幸せにしてくれること望んでいたりします。←コレは私の希望です。
 なんか、読み返すとなんだコレは・・・・・・、と思いますが、そこは勘弁を!!
 文章やエロ文はエロゲームをして学んできます!! それでは、また来週に。
 読んでくださり有り難うございました!!!

148:名無しさん@ピンキー
11/01/20 22:14:33 5yw+2K/P
GJ、そして犬千代視点の願いを叶えてくれてありがとうございます。
次の投稿お待ちしています。

149:名無しさん@ピンキー
11/01/23 03:30:36 EZXFYBva
GJ
犬切ないよ犬

150:名無しさん@ピンキー
11/01/23 19:39:08 f3HuTh8M
GJ
犬千代は一番最初に良晴にデレているのに、扱い悪いんだよな…

151:名無しさん@ピンキー
11/01/23 23:00:17 GL0J7rRT
織田信奈の野望5巻が、来月ついに発売みたいですね
新キャラ滝川一益の登場や、信奈と良晴のクリスマスの話もあるようで、
いまから楽しみで仕方がないです

投稿作品用のネタがいっぱいあるとうれしいのですが……ネタ欲しいネタ
それにしても信奈と良晴のクリスマス……クリスマス当日にクリスマス
ネタを考えていた、あの日を思い出します;;

152:梵天丸×サル
11/01/24 00:04:21 vLYNawSl
 織田信奈の野望5巻!! 今から発売日が楽しみです!!
 今回は木、金に渡って投稿しますのでよろしくお願いします。
 はぁ~、信奈も良いけど、梵天丸とかの出番をもっと増やして欲しい。
金髪ロリ娘ってツボなんですよね、私の。絶対良晴に好意を抱きやすいキャラですよ!
 だって今まで廻りにいなかったタイプの人間ですし。
 あぁ~、早く来い来い! 2月15日!!

153:梵天丸×信奈×サル
11/01/27 20:18:33 xGkOkZRW
「頼もう! ここに織田信奈はおるかッ!」
 と、ある麗らかな昼下がりの清州城によく透き通った、それでいて張りのある声が響いた。
なんだなんだ!! と織田家の家臣団や守護兵などが声のする方へと駆けつけた。
 するとそこには二人の美少女が、城の門扉を守護する門戸兵を相手に争っていた。
「いいから、そこを退け!! 我は織田信奈に用があるのだ!! お前ら雑魚には用などない!!」
「はわわわわッ!! 梵天丸さま~、困りますよ~!!」
 と、漆黒の南蛮合羽を身につけ片目に眼帯を付けた金髪美幼女と、小柄な黒髪のいかにも気弱な美少女がなにやら小競り合いを続けていた。
「何を・・・・・・、貴様ら! ここをどこだと思っておる!! 我が君主、織田信奈様の居城であるぞ!!」
「そうだ、お前のような南蛮者が訪れてよい所ではないぞ!! さぁ、早くいね!!」
 と、ついに痺れを切らした門戸兵が声を荒げて、二人の少女を追い返そうとするも・・・・・・、
「~~~~~~ッ!! この無礼者め!! 我を誰だと思っておる!! 黙示録のびぃすと、奥州の覇者、その名も“邪気眼竜政宗”であるぞ!!」
 と、金髪少女はそう勇ましく叫んだ後、ババッと眼帯をむしり取る。
 すると、そこに現れたのは血のように赤い瞳、そう実に見事なオッドアイがそこにあった。
「な、な、な、目の色が違うぞ!!」
「こ、これが、噂に聞く“魔眼”か!!」
 と、驚愕に満ちた声が辺りに響く。それに同調するように今まで黙って見ていた家臣団たちも騒ぎ始める。
「あぁ~、だから言ったじゃないですか~。人前で外すのは止めましょうと~」
「うるさい、黙るのだ。小十郎は我のすることに口出しするではない」
 と、頭を抱え喚く小十郎を諫める梵天丸。
 すると、ちょうどその時に―、
「あれ、お前・・・・・・、梵天丸じゃねぇか?」
 後ろから自分が望んでいた声が聞こえ、思わず笑みがこぼれた梵天丸であった。  

154:梵天丸×信奈×サル
11/01/27 20:38:36 xGkOkZRW
 声のする方にゆっくりと振り向くと、そこには間抜け面をした織田家の侍大将、相良良晴が立っていた。
「久しいな、良晴。堺の町で会って以来だから・・・・・・、え~と、何日ぶりだっけ、小十郎」
「十日ぶりでございます、梵天丸さま」
 と、小声で梵天丸に伝える小十郎。梵天丸は仰々しく咳を一つかました後、
「そう、十日ぶりだな、良晴。しばらく見ぬ間に随分逞しくなったようではないか」
「あぁ、そうだな。何せ殿を勤めたくらいだからな~。そら一線越えりゃ、逞しくもなるってもんだ。
にしても、お前・・・・・・、信奈の城に何のようなんだ?」
 と、挨拶もそこそこにいきなり本題に入る良晴に、梵天丸はつまらなそうに唇を尖らせた。
「ふん、相変わらず忙しい奴だ。まぁ、よいだろう。織田信奈のお気に入りの貴様が来たのなら話は早い。
我を織田信奈のところに案内しろ、大事な話があるのだ」
 

「で、何でまた余所の女の子を、ノコノコとあたしのところに連れてきてんのよ、あんたは!!」
 と、梵天丸を信奈が居座る天守閣に連れてきていきなり足蹴にされる良晴。
 何だがすごく不機嫌そうであった信奈はそれでも収まらないのか、何度も執拗に良晴の身体を踏みつけていた。
「ぐぇ! いてぇ!! やめ、やめろよ!! 俺、が、何したって言うんだよ!!」
「うるさい! あんたはあたしの下僕だという意識はないの!! 主人の嫌がることをして、本当にあんたはサル、馬鹿ザルねッ!!」
 と、端から見たら夫婦げんか、もしくは痴話げんかにしか見えない諍いを見ていた梵天丸は、
「アハ、アッハハハハハハハハ!!!」
 と、盛大な笑い声を上げ、大げさなくらいに腹を抱えて爆笑していた。
 その笑いようときたら、側に控えていた小十郎でさえ、ギョッとして身を引いたほどだ。
 
 

155:梵天丸×信奈×サル
11/01/27 20:59:22 xGkOkZRW
 あまりにも梵天丸が笑うので、信奈はカァーと苛立ちが募り、ボロ雑巾になった良晴を放り、
梵天丸に猛然と詰め寄った。
「ちょっと、あんた!! 何笑ってるのよッ!!」
 怒りに染まった瞳をものともせず、梵天丸は笑いをかみ殺しながら、だが毅然とその視線を受け止めていた。
「ぷ、ぷぷ。いや、なに噂通りだと思うてな。“うつけ者”織田信奈に仕える、“未来から来たサル”相良良晴・・・・・・。
まるで始終と言うより夫婦のようでないか!!」
「な、な、な、そんなわけないでしょう!! 誰がこんなサル相手にするのよ!!」
 と、梵天丸の言葉を聞いて、顔を真っ赤に染め慌てふためく信奈。その様子では図星だと伝えているようだ。
「ふふふ、そうか。なら・・・・・・」
 と、梵天丸はニヤリと意地の悪い笑みを浮かべ、トトト、と良晴の元へと歩み寄り、ボケッとした表情を浮かべる良晴の
唇を奪ったのだった。もちろん、された方の良晴はパニック状態である。
「!?!?!?!?!?」
「ちゅ、はぁ・・・・・・、織田信奈。我が今日ここに来た目的を教えてやろう! それは!!」
 梵天丸さま、あわわわ~!! と狼狽える小十郎、そこで伸びきっている良晴、そして・・・・・・、怒りと羞恥心で震えている信奈に指を突きつけ、
「この相良良晴を、貴様から奪い、我の物にするためにだ!!」

156:梵天丸×信奈×サル
11/01/27 21:03:57 xGkOkZRW
 え~と、導入編が一応終わりました。明日からエロシーンに入ります。
良晴を取り合って、梵天丸と信奈が肉体で迫るというものです。
 いわゆる3Pですね、上手く書けるかな~。
 自分的には梵天丸ちゃんの処女をどう破るかが楽しみであり、一番創作意欲がわく所であります。
この前に信奈処女破ったしね・・・・・・。何はともあれ、次もよろしくです。
 では今日はこの辺で、また明日会いましょう。

157:名無しさん@ピンキー
11/01/28 13:07:54 3nbRfGxb
わっふるわっふる

158:名無しさん@ピンキー
11/01/29 02:31:01 Cm3X7dGD
わっふるわっふる

159:名無しさん@ピンキー
11/01/29 23:23:13 fGtQXOgv
>>156
GJです 梵天ちゃんVS信奈とても楽しみです

個人的に気になった点があったので、指摘させてもらいます
重箱の隅をつつくような指摘なので、パロディーだから細かいことまで指摘されても…、と思ったなら無視してください


気になったのは、清州城が居城という点と十日ぶりという点です
居城に関しては、2巻の時点で信奈が小牧山に拠点を移している描写があるので、清州ではないと思います
今回の話は梵天丸に会った後の話なので、岐阜や本能寺あたりでよかったのではないでしょうか

そして、梵天丸と会ってから十日たったころは、良晴も信奈も京都を中心に活動しているか、金ヶ崎の撤退戦の真っ
最中ではないかと思います
また、小十郎は出羽で留守番だったはずなので、十日程度で梵天丸と行動しているのは無理があるように感じました

日時や場所を固定することは、状況を思い浮かべやすくする反面、設定や話の流れを限定してしまうので少しぼかし
た表現でもいいんじゃないでしょうか


作家志望の方ということなので、文才のない一読者が気になった細かいところに突っ込ませてもらいました
気に障ったらすみません
続きを期待しています これからも頑張ってください

160:梵天丸×信奈×サル
11/01/30 10:06:14 6OnbQk8L
 あ~、そうでした。すみません(汗)。ご指摘有り難うございました。
一応、本読んで確認してたのですが・・・・・・、本当に申し訳ありませんでした。
 これからもミスとか指摘してくれたら有り難いです。

161:梵天丸×信奈×サル
11/01/30 10:30:53 6OnbQk8L
 一方、梵天丸にそう宣言された信奈はというと・・・・・・。
 ポカ~ンとした表情で固まっていたが・・・・・・、小十郎の信奈様という声かけで、ハッと我に返り、
真っ赤な顔で猛然と立ち上がり、そんな巫山戯たことを宣った梵天丸を怒鳴りつけた。
「あ、あんた、自分が今何言ったか分かってるの!? 誰が誰を私から奪うって? 寝言は寝てから言いなさいよ!!」
「ふん、分からないならもう一度言ってやろう。我が、貴様から、この・・・・・・」
 梵天丸は信奈の殺気のこもった視線を涼しい表情で受け止め、これまたアホ面を浮かべておろおろと狼狽えている良晴の腕を取り、
グイッと自分の方に引き寄せた。
「この相良良晴を奪い取り、我が先鋭に加えるためだ!!」
 横で小十郎が先鋭? 先鋭とは何でございますか? と頭上に疑問符を浮かべて尋ねる。
もちろん、信奈も良晴も同じだ。みんなしてこの小さな金髪美幼女を見つめる。
「・・・・・・小十郎、お前が知らないとはどういう事だ? 前にも言ったはずだ。我は父上やみんなを見返すために、天下を勝ち取るのだ! そのためには我が見ためた優秀な部下を手に入れる必要があるのだ!!
だからだな、まず手始めに良晴・・・・・・、貴様を我の配下に加えてやろうと思ったのだ」
 と、その愛らしい顔には似つかわしくない、実に悪者じみた笑みを浮かべる。
 信奈はいきなり現れて、好き勝手に振る舞う梵天丸にほとほと呆れ返っていた。
梵天丸の言い分は実に子供じみていて、まるで子供が玩具が欲しいと駄々を捏ねているようにしか見えなかった。


162:梵天丸×信奈×サル
11/01/30 11:11:42 6OnbQk8L
「・・・・・・いい加減にしなさいよ、このガキんちょ。いい? 天下を取ると言うことは、この織田家とも戦わなければいけないのよ?
見たところ、あんたに付き従う主従はこの小十郎、とやらしかいないわけだし。そんなやつがこの私に勝てると思っているの?
それにサルを奪うですって? 巫山戯ないで、サルは私のものよ!!」
 と、信奈はいつにない様子で、自分より幾分か小さな幼女を睨み付ける。
「ふん、堂々巡りだな。なら、こうしよう。良晴にどっちがいいか決めてもらおうではないか」
 と、梵天丸は肩をすくめて怒り狂う信奈を見据え、いわゆる妥協案を提案した。
 すると信奈は何ですってぇ? と眉をくの字にひそめる。
「妥協案・・・・・・。この相良良晴はスケベだというのを巷で聞いておる。ならば、このスケベ者が好むやり方で、どちらが良晴に相応しいか決めようではないか」
 まさか・・・・・・、と信奈は嫌な予感が全身を巡るのを感じ、たらりと冷や汗を額から一筋流す。
 案の定、梵天丸は南蛮会羽を脱ぎ捨て、白のドロワーズ一丁姿になる。もちろん上は裸だ。
 良晴は梵天丸の白く輝くような裸身に釘付けになり、それを見た信奈にはり倒されていた。
「ぼ、梵天丸様!! それはいけません!! 嫁入り前に殿方に肌をさらすなど!! たとえ、お天道様が許しても、この片倉小十郎が許しませぬぞ!!」
 と、お堅い小十郎はそんな主を注進するも、それを聞き入れる梵天丸ではない。
「うるさいぞ、小十郎。お前は奥の部屋に引っ込んでいるのだ。これは我と織田信奈の戦いである。何人たりとも邪魔はさせぬ!!
我が天下を取るためにはこうするほか道がないのだ!!」
 と、梵天丸の必死さが伝わったのか、小十郎は複雑な表情のまま、それでもかしこまって「御意」とだけ言い残すと、
一礼して部屋の奥へと引っ込んだ。
 それを視線だけ動かして確認した梵天丸は、・・・・・・すまぬ、小十郎と小声で謝罪した後、
気を取り直した風に良晴達に向き直った。
「さぁ、良晴。これからいいことをしようではないか。お前の好きなやり方でな」
 と、遅々とした動きであったが確実に良晴へと近づいていく梵天丸。良晴は逃げるでもなく、ただただ自分の元へと歩み寄ってくる梵天丸を見つめる。
 しかし、それを許さぬ信奈は慌ててその間へと割り込み、ババッと両の手を広げて行く手を遮る。
「どけっ! 織田信奈、我は急いでおるのだ。我には時間がないのだ!! 一刻の猶予もないのだ!! 早く天下を取らねば・・・・・・!!」
 梵天丸は歯をむき出しにし、信奈に向かってそう怒鳴りつける。何だかその表情はどことなく焦っているように見えた。


163:梵天丸×信奈×サル
11/01/30 11:35:35 6OnbQk8L
「・・・・・・梵天丸。何でお前そんなに必死なんだ?」
 と、今まで黙っていた良晴が不意に口を開いた。梵天丸はその言葉を聞いて、ビクッと肩を大きく震わせた。
「何を言っている? 我は別に・・・・・・」
「嘘言うなよ。堺の町であったとき、お前はそんな風になりふり構わず行動を起こす奴じゃなかったはずだ。俺を手に入れるために、信奈の居城に来るなんて、
わざわざ打ち首にされるのに等しい行為だぞ。何せ、敵国の、同盟国でもない城に無断で入り、その城主である信奈の気に障ることをしたんだからな。
俺はお前がそんな馬鹿な行いをする奴とは思ってもみなかったが・・・・・・。何故だよ、梵天丸。何で、お前はそんなに急いでいるんだ?」
 梵天丸は良晴の言葉にうぐっと顔を歪め、ポロポロと真珠のような涙を零した。
 良晴と信奈はいきなり泣き出した梵天丸に驚き、慌てて梵天丸に駆け寄る。
 流石に小さな女の子が泣く姿は信奈も弱いようで・・・・・・、先ほどの鋭い雰囲気は影を潜めていた。
「な、何で泣いてるのよ!! さ、サル!! あんた、この子に何言ったのよ!!」
「お、俺は何も言ってねぇよ! でも、その梵天丸悪かった!! 気に障ったんなら謝る!! この通りだ!!」
 と、良晴が平謝りを繰り返すも、いっこうに泣きやむ気配はない。
 しかし、梵天丸は泣きながらも、辿々しく口を開いた。
「よ、良晴が、悪、いわけではない。ぐす、ひぐ、我は自分でも知らずうちに、ひぐっ、焦っていただけなのだ。
一週間前・・・・・・、父上が話していたのを、うぐっ、こっそり聞いてしまったのだ・・・・・・」
 何でも、堺の町から帰った後、久しぶりに父に会いに行こうと部屋に赴くと、話し声が聞こえてきたらしく、
梵天丸は好奇心のあまりつい盗み聞きをしてしまったのらしい。
 しかし、聞いたその内容は梵天丸を愕然とさせるものであった。
「ち、父上は・・・・・・、ひぐ、我を嫁に出そうとしておるのだ。これで肩の荷が下りる、南蛮混じりがおらぬようになるからと。
はは、確かに我はいらぬのだ。父上に跡継ぎ・・・・・・、ようは我に弟が出来たからな。おなごである我は、うぐ、ひぐ、厄介な存在というわけなのだ」
 梵天丸はそこまで一気に捲し立てると、一層激しく泣きじゃくる。


164:梵天丸×信奈×サル
11/01/30 12:23:27 6OnbQk8L
 良晴は堺の町で梵天丸に会った際に交わした言葉を思い出した。
『我は南蛮人との間に出来た子供。城の者も我を厄介な存在として扱い、我にはどこにも居場所がないのだ。
唯一側にいてくれる小十郎も、父上が送ってきたお目付役というやつなのだ。我に、真の友達はいないのだ』
 良晴はまだ幼い少女でしかない梵天丸が気の毒になった。未来の国なら、梵天丸は誰からも疎まれず、蔑まされず、
人気者として平和な日々を送ってこれたはずだ。しかし、生まれる時代がこうも違うとこの様な扱いを受けるのだろうか?
 それを思うと、何だか居たたまれなくなってきた。
 もちろん、信奈も同じ考えであろう。特に、無理に結婚させられるという部分には痛いほど共感しているはずだ。
梵天丸は厄介払いという名目だけで結婚させられようとしているのだから、世事にも疎い良晴でも怒りが沸々とわき上がっているのを感じた。
「だからだ、我が天下を取ればその様な結婚を受ける必要はないと。そう、思ったのだ。だから・・・・・・、
我は良晴を・・・・・・」
 梵天丸はすまなさそうに頭を下げる。良晴はそんな梵天丸の肩を掴み、無理矢理自分の方へと顔を向かせた。
「梵天丸ッ!! そんな結婚受ける必要はねぇぜ!! 自分のやりたいようにやれ!! お前はいつか必ず大物になるんだから!! 俺に堺の町で言ったことは嘘だったのか?」
「そ、そんなわけないだろう!! 我は至って本気である!!」
 梵天丸は涙が浮かんだ瞳で、気丈に良晴を睨み付ける。血のように赤い瞳は燃え上がるような怒りでギラギラと輝いていた。
 それを見た良晴はフッと息を漏らし、いつもの気の抜けたような笑みを浮かべた。
「それでこそ、梵天丸だぜ。お前はクヨクヨしているより、その方が性に合ってるよ」
 梵天丸は持ち前の洞察力で良晴の思惑を看破し、恥ずかしそうに目を逸らした。
 それを見ていておもしろくないのは信奈である。すっかり蚊帳の外だった信奈はゴホンと咳をし、自分の方に意識を向けさせると、
「梵天丸、って言ったっけ? あんたの境遇はよ~く分かったわ。だけどね、あたしのサルといい雰囲気になるのは許しておけないわね」
 信奈は何言ってるんだ? と良晴は首をかしげるが、やはり女の勘は鋭いということか。
「・・・・・・同情を貰おうとして、わざわざその話を持ち出すなんてね。ガキの癖に侮れないわね、本当に」
「信奈、何言ってるんだよ。梵天丸がそんなことするはずねぇだろう?」
「ふん、男はこれだから・・・・・・。梵天丸、涙を見せて男をその気にさせようなんて、このサルには効いても、あたしには通用しないわよ」
 梵天丸はチッと不満そうに舌打ちした後、涙をゴシゴシと拭い取り、自分の作戦の邪魔をした信奈を睨み付けた。
「全くいいところで・・・・・・、こうなったら、実力行使だ!!」
 と、叫んだ後、梵天丸は勢いよく良晴に飛びかかり、その勢いを利用して良晴を押し倒した。
 

165:梵天丸×信奈×サル
11/01/30 12:51:03 6OnbQk8L
「ウゲッ!!」蛙がつぶれれたような声を漏らし、良晴はあっけなく畳の上に押し倒される。
 信奈は慌てた様子で、良晴の上に乗った梵天丸を引きはがそうと試みる。
 先ほどのしんみりした雰囲気はどこに消えたのか、ギャーギャーと騒ぎまくる美少女二人。
「ちょっと、退きなさいよ!! このチビ助!!」
「我の邪魔するな!! これから良晴とまぐわうのだからな!!」
「な、なによそれ!! この私でさえしたことないのに、チビ助がするなんて十年早いわよ!!」
 と、激しくいがみ合う信奈と梵天丸。痺れを切らしたのか、梵天丸は良晴の着物の間に手を潜り込ませ、
俺の半立ちした一物を取りだした。それを見た信奈はキャッと悲鳴を上げた後、手のひらで顔を覆うが、指の隙間が空いているのでまんで意味がなかった。
 その一方で梵天丸は興味津々で良晴の一物を見つめる。その視線に呼応するかのようにムクムクと、良晴の意思に反して固く、大きく勃起していく。
 梵天丸はそれを小さな手で掴み、上下にしごく。梵天丸の手が動く度に良晴は喘ぎ声を漏らす。
「ははは、面白いな、コレ!! 良晴、気持ちいいのか?」
「あぁ、きもち、いい・・・・・・」
 と、うっとした表情で呟く良晴を見ていた信奈は、自分も負けじと着ていた着物をかなぐり捨て、ほぼ全裸で良晴の一物に白魚のような手を這わす。
「こら!! 織田信奈!! 我の邪魔をするでない!!」
「うるさいわね!! いい? 良晴を気持ちよくするのはこの私なんだから!!」
 と、二人の間で火花が散ったと思うと、競い合うように良晴の一物を扱き始めた。そのダブルの刺激に良晴はあっという間に達してしまい、
二人に大量の精液を浴びせてしまう。熱い熱い精液が二人の顔に、胸に、足にかかってしまい、戸惑ったような表情を浮かべ、互いに顔を見合わす。
「・・・・・・これはどうなのだ?」
「・・・・・・引き分けね」
 と、妙に悔しそうな信奈と梵天丸。射精の開放感に気をやれていた良晴は、二人の次の行為に気づくはずもなかった。
 梵天丸は良晴の精液でドロドロになったドロワーズを脱ぎ捨てて、未だ固く張り詰めた良晴の一物を、自分の膣口にピトッとあてがう。
「あぁ~!! ちょっと、あんた何しようとしてるのよ!!」
 梵天丸の取った行動に気づいた信奈は慌てて止めに入るも、梵天丸は徐々に腰を下に下ろしていく。
「うぐ、ぐぁ、あぁ、っっっっ!! ん、んぅぅぅぅ!!!」
 梵天丸は痛むのか、ボロボロと涙を零しながらも、歯を食いしばって良晴の一物を己の胎内に収めていく。
「んぅぅぅぅぅぅぅ!! い、いたっ!! あぁぁぁぁぁあぁ!!」
 梵天丸が吼えるような叫び声を上げるのと同時に、良晴の一物が完全に胎内に収まった。
 信奈は二人の結合部を興味深げに見つめる。思ったよりも生々しくて信奈は頭がクラクラするのを感じた。 

166:梵天丸×信奈×サル
11/01/30 13:33:33 6OnbQk8L
 金髪の美少女が喘ぐ姿はもの凄く扇情的で、信奈は身体の奥底がキュンと疼くのを感じた。
「はぁ・・・・・・、はぁ、こうも痛いとはな。? どうした、織田信奈? まさかお前、我と良晴がするのを見て、
感じているのか?」
 信奈は悔しそうに唇を強く噛み締めると、恥ずかしそうに目を逸らす。
梵天丸はつまらなそうにそんな信奈を一瞬だけ見つめると、拙い動きではあるがゆっくりと腰を上下に振り始めた。
「はっ、はぁ、はぁぁ、あぅ! いたい、が・・・・・・、何だ、これぇ!! きもち、いい!!」
 信奈の居室にグプ、グプグプと粘着質のある水音が響く。
「うぉ!! 梵天丸、すげっ、気持ちいいぞ!! お前の膣、きつくて、ヌルヌルで・・・・・・!!」
「そ、そうか!! 良晴、我でもっと気持ちよくなるがいいぞ!!」
 二人の世界に浸る良晴と梵天丸を見ていた信奈は、意を決して自分も行動に出ることにした。
 信奈が狙いを定めたのは、良晴の口であった。
「さ、サル・・・・・・」
「ど、どうした? 信奈、ウグゥ!!」
 信奈は良晴がこちらへと意識を向けた瞬間をねらって、良晴の口に自分の秘所を押しつけた。
良晴の生暖かい息が何度もかかって、信奈はそれだけで達してしまいそうになった。
 それに気づいた梵天丸は目を三角にして、信奈に文句を言う。しかし、その間も腰を振るのは止めないが。
「織田信奈!! 何をするのだ!! 良晴が窒息したらどうしてくれる!!」
「何よ!! あんたばっかりいい思いはさせないわよ!! それにサルはあたしのあそこで窒息できるなら本望よ!!」
「そんな人間いるわけがないだろう!! お前はうつけではなく大馬鹿者だな!!」
「な、なんですって~~~!!」
 と、良晴の身体の上で掴み合う二人。だが、良晴が動き出したのをきっかけに二人は怒鳴り合うのを中断された。
 梵天丸は高みに登りつつあった身体に、今の良晴の強烈な突きにあっという間に達してしまう。
 信奈も信奈で梵天丸と良晴の性交を見ていて、熱くぬかるんでいたあそこに、良晴の下で送られる快感は強烈すぎて、不覚にも高みに登ってしまった。
「「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」
 二人は喘ぎ声を発しながら、良晴が与えてくれる快感に身をゆだねていた。
 あれから信奈と梵天丸は競い合うように、良晴との性行為に及んだが、良晴が打ち止めになったので、
両者引き分けで幕は閉じたのであった。

 梵天丸はいやに艶々した表情で、顔が赤くなった小十郎を引き連れて清州城を後にした。
 それを見送るのは窶れた良晴と、梵天丸同様艶々した満足そうな表情の信奈であった。
「・・・・・・なぁ、信奈」
「何よ?」
「さっき梵天丸に何言ってたんだよ?」
「・・・・・・内緒よ」
 と、信奈は意味深な笑みを浮かべて、軽い足取りで清州城に帰って行った。疎い良晴だけを置いて。
 
 信奈は良晴が気絶した後に、梵天丸にこう言ったのだ。
「梵天丸――」
「・・・・・・何だ?」
 顔も上げずに信奈の問いに答えた梵天丸に、信奈は妙に照れた声音で、
「ま、また来なさいよね。あんたとの決着はついてないんだから」
「い、いいのか?」
 信奈の放った言葉に驚いて顔を上げる梵天丸に、信奈はいいわよ、と頷いて見せた。
  

167:梵天丸×信奈×サル
11/01/30 13:45:26 6OnbQk8L
 それを見た梵天丸は信奈の膝に顔を埋めて、泣きそうな声でありがとう、とただ一言だけ呟いたのであった。
 

 自分の城へと帰る道すがら、梵天丸は今まで見たことのない笑顔であった。
野に咲く小さな白い花を手に取り、それを宙に放った。それは風に舞って遠く彼方へと流れていく。
「・・・・・・楽しそうですね。梵天丸様」
 と、傍らに歩く小十郎はいつになく嬉しそうな表情で、自分の主である梵天丸の顔をのぞき込んだ。
「あぁ、とても楽しい。今までの人生で一番楽しいぞ。我の人生は、ここから始まるのだからな」
 梵天丸は実に清々しい表情で清州城を振り返ったのであった。
 

 その瞳には、もう迷いはなった――。

 

168:梵天丸×信奈×サル
11/01/30 13:48:24 6OnbQk8L
 以上で書き終わりました。長々付き合ってくれて有り難うございました。
ところで、すみませんが・・・・・・、これから一週間ほど投稿を停止させていただきます。
 試験がありますので・・・・・・。次の投稿は、2月10日になると思いますのでよろしくお願いします。
 それではでは。

169:名無しさん@ピンキー
11/02/02 04:25:39 0MRocP7v
ぐっじょ~
梵天かわいいよ梵天


170:名無しさん@ピンキー
11/02/14 03:35:55 YseG0TAL
みんな新刊読んでるンかな?
あらたなキャラも出たことだし期待

171:名無しさん@ピンキー
11/02/15 20:38:28 qMxTFVu7
勝千代ちゃんの可愛さは異常でござる

172:名無しさん@ピンキー
11/02/16 00:47:58 IRgTA3nV
一益幼すぎ
あの挿絵でティンときちゃう人はヤヴァイw

173:名無しさん@ピンキー
11/02/16 21:11:14 aPZDEPBA
十兵衛ちゃんの花嫁姿が可愛すぎです
見た瞬間、鼻血が吹き出るかと思いました

ネタが欲しいとは言ったけれど、こんなに新キャラが次々と登場するとは……
勝千代ちゃんや姫とのカップリングの作品に期待をせざるを得ないですね

新刊で一番印象に残ったのは、信奈が美濃に援軍を送る時に激怒した長秀さん
以前投稿した本能寺の変の話の中で、似たような長秀さんを書いた自分としては
怒りのあまり抜刀しそうな長秀さんにニヤニヤしてしまいました

174:名無しさん@ピンキー
11/02/26 12:01:11.36 94+osHWG
イラストも素晴らしい
てかみやま零のイラストからの連想でどうしても子宮頸管粘液が

175:名無しさん@ピンキー
11/02/26 22:44:57.15 GnXYYu5W
>>174
そんなイラストを描かれたら、私のようなにわかSS投稿者の出番がなくなってしまうじゃないですか




……で、そのイラストはどこにあるんですか?


176:名無しさん@ピンキー
11/02/26 23:04:35.52 94+osHWG
>>175
絵師がエロ小説の挿絵を描く仕事もしてるからそういう場面が想像しやすいってだけだからw

177:名無しさん@ピンキー
11/03/03 00:29:36.15 7fWU2Jd1
>>174
(・ω・)ノよう、俺

myシリーズ良いよな
わかつきひかるはどれ読んでも同じ内容だけと(笑)

178:名無しさん@ピンキー
11/03/07 13:40:00.69 fN+hq+Tz
ハーレム保守

179:名無しさん@ピンキー
11/03/07 21:59:14.64 KD6wmwtl
新刊出たのに相変わらず人いないなぁ
2月10日投稿予定だった>>168さんの作品はいつになったら読めるんだろう……

勝千代ちゃんはいいキャラだけど、胸大きすぎ……
個人的には十兵衛ちゃん位が好み

180:名無しさん@ピンキー
11/03/14 20:48:41.45 mDTX826Y
保守ー
山内一豊とかは今後出てくんのかな

181:名無しさん@ピンキー
11/03/22 18:51:57.12 zGRyq7MS
次新キャラが出るなら、朝倉、浅井との戦いが終わって、良晴が長浜に城を貰ったころに三成登場かな?
信奈は、良晴と離れたくないけど十兵衛とくっつかないように、ということで長浜を与えたりして……


今更、馬揃えくらいしか見せ場のない一豊とか出てきても空気化決定でしょ


182:通りすがり
11/03/27 17:03:04.91 leJB2bXV
初めまして。織田信奈の野望にハマってる者です。自分は、良晴が長浜城主になったら、次に三成や正則・清正辺りと秀吉が可愛がっていた将がロリキャラとして出て来るんじゃないかと思います♪

183:名無しさん@ピンキー
11/03/27 20:00:00.88 ELw7nSfI
>>182
本スレでやれ
【織田信奈】春日みかげ 4【の野望】
スレリンク(magazin板)

184:名無しさん@ピンキー
11/03/27 21:39:48.09 FRMiROK6
>>183
賑わってるスレならともかく、作品投稿はおろか雑談すらほとんどないこのスレから人追い出してどうするよ
しかも、話の流れからして>>182>>181へのレスも含まれてるから、即本スレ送りは過剰反応では?

というわけで>>183の作品投稿期待


185:名無しさん@ピンキー
11/03/30 00:39:17.01 vvNKNu/9
>>129
気長に待ってます!

186:名無しさん@ピンキー
11/04/02 11:30:50.15 k2HyHnSJ
保守

187:良晴×信奈2
11/04/09 00:30:52.99 j33k/+Ps
 俺と信奈が一線を越えてしまったあの夜以来・・・・・・、どこかギクシャクとした雰囲気に
包まれており、以前とは打って変わって喧嘩をすることもめっきり減った。
 顔を突き合わす度に、あの夜にいたしてしまった情事のことを思い出し、顔を赤らめて
モジモジと指を絡ませて黙る始末。 
 はぁー、何が天下一の女好きだよ。これじゃあ、天下一のヘタレ男じゃねぇーか。
 信奈一人とセックスしたくらいで―――、カァーッ!! 情けねぇ!
 俺は日が経つにつれて、今まで自分が言ってきたことに激しく後悔していた。
 思えばここに来る前までは、女の子と手もつないだこともないのに、順序を越えてしてしまうなんてーーーー。
 酒に酔ったにしても程があるぜ―――。
 
 さてさて、そんな風に項垂れる俺はというと・・・・・・。
 
 今日は非番ということで、長屋の自分の家でゴロゴロと惰眠を貪っていた。


188:良晴×信奈2
11/04/09 00:44:48.33 j33k/+Ps
「あー、暇だなぁ。かといって外なんか彷徨く気はねぇしなぁー」
 俺はゴロゴロと囲炉裏の周りを芋虫のごとく転がり回る。
 せっかくの上天気だというのに、何故か俺は外へと出かける考えにも至らなかった。
 何だろう、なんかうっかり信奈と鉢合わせになるのが怖いんだろうか。
 はー、本当にヘタレだな、俺って奴は―――。
 と、俺は自分で自分に嫌気が差し、ブルーになる気持ちをどうしようかと悩んでいると、
「相良殿、伝令でござる!」
 タイミング良く信奈の小従が俺の元へと尋ねてきた。
 俺はこれ幸いとばかりに急いで跳ね起き、小従の元へと駆け寄る。
「よう! それで伝令って一体何だ? この相良良晴様に仕事なのかよ?」
「いや、その、仕事ではありませぬ。此度の伝令は姫殿下直々のものでして・・・・・・」
「の、信奈!? な、何なんだよ――、一体・・・・・・」
 俺は柄にもなくみっともない声を上げたが、そんな俺を気にする風でもなく、小従は信奈からの伝令を口にする。
「『ちょっと! サル! 私の所に十日も来ないなんてどういう事よ!? 早く来ないと、あんたの侍大将の身分を取り上げた上に、
打ち首にするわよ!!』とのこでして―――」
 つまりは早く来なさい、っていうことか―――、俺は信奈という人間性をとことん理解しているので、
打ち首にするということも、おそらく本気であろう。
 俺はまだ殺されたくはないので、小従に了承の旨を伝えると、渋々重たい腰を上げて、信奈の待つ居城へと赴くことにしたのであった。

189:良晴×信奈2
11/04/09 00:49:59.90 j33k/+Ps
 2月10日に投稿すると言っていた者です。皆さん、二月ぶりです。
投稿が遅れたのには理由がありまして、今まで規制がされていて全く投稿が出来なかったんです。
 これからは遅れた分を取り戻すためバンバン投稿いたしますので、どうぞよろしくお願いします。
 信奈との2回目エッチということなので、なるべくエッチシーンを多めに書こうと思っております。
なので途中で途切れるかもしれませんが、そこはご了承下さい。
 それではまた(^^)//~~

190:名無しさん@ピンキー
11/04/09 02:03:38.94 UQY0gzVX
2ヶ月、俺は待ってたぜ!
全裸で!

191:名無しさん@ピンキー
11/04/09 10:01:27.72 619393ZX
職人さんキターー!!
これでこのスレも安泰だ、ありがたやありがたや

自分も待ってました
全裸ではないですが……
作品投稿されたら本気出す(キリッ



192:良晴×信奈2
11/04/09 14:02:10.93 j33k/+Ps
十日ぶりに信奈の住まう城へと訪れた俺は、胸中に渦巻くモヤモヤとした暗雲と共に、
門を守っている門兵に用件を伝える。
 門兵は仰々しく頷くと、閉じていた門をもう一人の門兵と力を合わせて開ける。
 ギギィと音を上げて重たい木の門が開き、俺はグッと拳を強く握りしめると門を潜った。


「フン、やっと来たのね。遅かったじゃない。ねぇ? サル……」
 と、城の最上階にある信奈の居室に赴いた俺が見た光景は、うず高く盛った座布団の上に胡座を掻いて座る信奈の姿が映った。
その表情はニヤリと大胆不敵に歪んでおり、俺の姿を確認した信奈はフフンと鼻で笑った。
「聞いたわよ、犬千代から。あんた、この私に会いたくないからって仕事の時以外は家に引きこもっていたそうじゃない。
そんなにこの私に会いたくないわけ? あ、あんた。もしかして私の他に執心な娘が……」
「ばっ!! そ、そんなわけねぇだろッ!! な、何誤解してんだよ!?」
 俺は慌てて信奈の言い分を否定したが、当の信奈は俺の言い分を素直に聞くわけもなく……、
「フン、どうだか……。信じられないわよ。だってあんたは底の知れないスケベザルだもの。どこで不貞を働いているか分かったものじゃないわ」
 信奈はストッと座布団の上から飛び降りると、突っ立っている俺の元へと大股で歩み寄ってきた。
いつものうつけスタイルではなく、深窓のお姫様のような艶やかな着物姿なので歩きにくそうであったが、
持ち前の運動神経でいつもと変わらぬ速度でズカズカと歩み寄る信奈。
 俺は信奈が近づいてきていると分かっても、まるで蛇に睨まれた蛙のごとく一向に足が竦んで動けなかった。
 これが天下無法の織田家のオーラか……。

 

193:良晴×信奈2
11/04/09 14:48:53.18 j33k/+Ps
「ば、馬鹿じゃねぇの!! ってか、お前の中の俺のイメージってどんなんだよ!? 俺はこう見えても一筋だぜ!!」
 と、負けじと言い返す。
 だが、信奈は般若のような表情でどんどん俺へと迫ってくる。
 あと数メートルといったところで俺は思わず目を固く瞑る。怒りに狂った信奈が俺の頬を思い切りはたくと思ったからだ。
だがいくら待っても頬には衝撃は来ず、俺は恐る恐る瞼を上げると、目の前には顔を俯かせてプルプルと震えている信奈の姿あった。
 ポタ、ポタと幾つもの水滴が畳に落ち透明な染みを作る。俺は信奈の豹変ぶりに驚き、慌てて信奈の肩に手を置き、もう片方の手で信奈の顎を掴み、
俯かせていた顔を上げた。
 すると、信奈は滅多に見せない泣き顔を浮かべおり、瞳には大粒の涙の粒が止めどなく溢れ、スンスンと必死に涙が零れないように鼻を鳴らして耐えていた。
「お、おい。何泣いてるんだよ、信奈……」
「フン、泣いてないって、言っているでしょう!!」
 バシッと信奈は俺の手を払い、目の端に付いた涙の粒を手の甲でグシグシと拭う。
だが、頬を流れ落ちる涙は一向に収まらず、信奈はいつしか拭うのを止めて、ただただ押し寄せてくる悲しみに身を委ね、
すっかりと黙り込んでしまった。
 それからただ一刻と無為な時間が過ぎていき、俺はどうしたものかと首を捻っていると、その静寂を破るかのように信奈がポツリと
己の胸の内を吐露し始めた。
「どうして……、どうして、会いに来てくれないのよ。あの夜以来から、何だか余所余所しくなちゃって。私がどれだけ寂しかったか……」
「信奈……、その……」
 俺は信奈に叩かれてヒリヒリと痛む手を気にせず、再三信奈の肩に手を置いた。
信奈はそれに気づくことなく、俺の胸元を強く掴んで泣き顔を見せないように顔を埋める。
その間も信奈の告白は止まらなかった。
「あんた、いつまでも私の傍にいるって、約束してくれたじゃないッ!! あの約束は嘘だったの?
結局はあんたも私の身体だけが目当てだったの?」
「ば、馬鹿野郎!! そんなわけないだろッ!?」
 俺は力の限りに叫ぶと、信奈の細い肢体を折れよとばかりに強く抱きしめた。



194:良晴×信奈2
11/04/09 15:15:06.94 j33k/+Ps
「きゃっ!? さ、サル!! ちょ、ちょっと、あんたいきなりなにす―――」
 信奈はいきなり抱きしめられた感触に驚いたのか、俺の腕の中から逃れようともがく。
「信奈、俺が悪かった!! 俺、あの夜にお前としてからどう接していいか分からなかったんだ。
普段あんな事言っているけど、俺は本当は臆病者で意気地なしだった。だけど、俺はお前の泣き顔を見ていたら
今までの俺は間違いだったことに気づいた。お前はお前。俺が惚れた織田家の姫でもない、普通の女の子の信奈。それでいいんだよな。
なぁ、信奈。今まで避けてて悪かった」
 俺は信奈に殺されるかもしれないと分かりつつも、今信奈から離れるわけにはいかなかった。自分の思いを率直に、嘘偽りなく信奈に打ち明けなければ。
そんな思いが俺の心を強く動かしていた。
「そ、そんなこと、今更言われたって……。許すわけないじゃない。あんたはそれほどのことをしたのよ……」
 信奈は顔を俺から背けてボソッと呟く。しかし、その声音は先程に比べて比較的穏やかなものになっており、
信奈の機嫌を治すまであとちょっとというところか。
「……じゃあ、どうやったら許してくれるんだよ?」
 俺ははやる気持ちを抑えてそう言うと、信奈はジロリと俺の顔を上目遣いに見つめる。
「……私のことを放っておいた十日分、この私を愛しなさい。―――これは命令よ」
 俺は無言で信奈の唇を了承の代わりに塞ぎ、倒れ込むように信奈の身体を畳の上に押し倒したのであった。

195:良晴×信奈2
11/04/09 15:19:07.75 j33k/+Ps
 今日はここまでです。次回からエッチシーンに入ります。
 順番からして愛撫→口→本番→口→本番2回目でいこうと思います。
なのでめちゃくちゃ長くなると思いますが、そこはご了承下さい。
 信奈が終わったら、次は誰を書こうかなと悩んでおります(><)

196:名無しさん@ピンキー
11/04/09 18:57:36.21 oQtvTW9I
>>195
GJ!!!

コミック化で人が増えるのに期待

197:名無しさん@ピンキー
11/04/09 19:44:36.46 619393ZX
>>195GJ!
>>191ID被り記念カキコ

198:名無しさん@ピンキー
11/04/09 19:45:00.64 619393ZX
>>195
GJです続き期待


エロ書けないなぁ……もうエロ無しでいいかなぁ……


199:191.198
11/04/09 21:45:04.32 619393ZX
>>197
あら不思議
うち、マンションじゃないんだけどな……
近所の方?ww

200:名無しさん@ピンキー
11/04/09 22:35:01.48 wkd2fxio
絵柄で買って読んでみたら十兵衛、半兵衛、梵天丸がよかった。
勝家はおっぱい要員だな。

そんで良晴がサルのごとく信奈をはじめとする女の子達に手を出しまくって制裁を受ける話が思い浮かんだ。

201: 忍法帖【Lv=5,xxxP】
11/04/12 22:19:23.10 Uj3o8z1t


202:名無しさん@ピンキー
11/04/16 15:51:57.01 LaIKQQ2p
>>200
これは良晴が毎日寝る相手を代えていて、それがみんなにバレてniceboatなのか
みんなで大乱交するけど、扱いに差があると文句が出てniceboatのどっちなんだろう?

203:名無しさん@ピンキー
11/04/16 21:52:04.97 gvu0KmE9
前者かと。十兵衛あたりが半蔵に調査させてバレてって感じでしょ。
もち十兵衛もヤられてると。
避妊具なんてないし、
全員妊娠してたらどうなるんだろ。

204:名無しさん@ピンキー
11/04/17 02:04:03.35 V83xMvOp
ポテバラでみんな並んで記念撮影だろ?
孕ませ!炎の戦国大名 みたいな感じで。

205:名無しさん@ピンキー
11/04/20 19:08:36.07 bm9FYMvs
>>198
別に俺はエロなしでも大丈夫ですぜ

職人さんが増えるのはよき事也

206:名無しさん@ピンキー
11/04/28 09:33:58.96 1Rcbk3a4
6月に織田信奈の野望6巻がでるらしいですね

毎回予想もつかない展開が繰り広げられていますが、これからどうなるのかとても楽しみです
十兵衛ちゃんと半兵衛ちゃんの出番が増えてほしい……

207:名無しさん@ピンキー
11/05/04 04:14:05.62 MgQjwSGB


208: 忍法帖【Lv=12,xxxPT】
11/05/09 20:10:00.80 nDTwXCrc
ほせ

209:名無しさん
11/05/15 22:25:16.56 lX6iLkL9
最近更新がないな

210:名無しさん@ピンキー
11/05/25 18:48:57.70 ZLfTT3h+
新刊まで待て

211:名無しさん@ピンキー
11/05/29 23:23:33.76 aWHZt/Bv
なかなか作品が完成しない自分を追い込むために投稿宣言

来週の日曜日までに必ず作品を投稿します

212:名無しさん@ピンキー
11/06/04 00:58:38.96 xCe6I7xx
待っとるでよ

213:名無しさん@ピンキー
11/06/05 23:28:46.91 VI9mYbcF
宣言通り投稿します
中々完成形にまでたどり着かずこんな時間の投稿になってしまいました
いつもより最終確認の時間が少なく誤字脱字等々あるかと思いますが読んでみてください

良晴×半兵衛ちゃんモノ(エロ有)です
感想、御指摘お願いします


214:名無しさん@ピンキー
11/06/05 23:32:13.41 VI9mYbcF
「まったく、信奈のヤツ」
 相良良晴は姫路城に用意された自分用の部屋で一人、人使いの荒い主人に対して文句をたれていた。すでに夜も遅く、普
段の良晴であれば、すでに床に入り深い眠りに就いていてもおかしくない時間帯であった。
 しかし、良晴は布団を敷き終えてはいるものの、蝋燭が薄暗く灯る部屋の中で眠れぬ夜を過ごしていた。その理由は、先
ほどから零れる良晴の愚痴の内容にあった。
「いきなり中国の毛利を討伐しろだなんて、相変わらず無理難題を吹っかけてくるよな。うちの連中も長篠の戦で疲れてる
のによぉ」
 先日長篠において行われた、戦国最強と目されていた武田の騎馬隊との戦を終え、上洛以来の連戦も一段落かと思われた
矢先、良晴は主である織田信奈に呼び出された。長篠において自身も鉄砲隊の一翼として家来を従えて戦った良晴は、十分
な恩賞(例えば美少女とか美少女とか美少女とか)を期待していた。しかし、そんな良晴を待っていたのは信奈の非情な命
令であった。
「サル、今すぐ兵を率いて中国の毛利討伐に向かいなさい。いいわね、今すぐよ!!」
 信奈のこの一言により、良晴は織田軍の一武将として中国の大大名である毛利の討伐にむかうこととなった。すでに信奈
に従い数多の戦に参加した良晴であったが、今回の毛利討伐はこれまでの戦とはまったく違うものになる事が予想された。
 良晴の頭の中には心配事が山のように積みあがっていた。自分の知る歴史で今は亡き羽柴秀吉がそうであったように、毛
利討伐を順調に進めることができるのか、そしてこの世界においても本能寺の変が起こってしまうのか。もし起こってしま
ったなら、自分はどうすればよいのか等々……。ただの高校生にすぎなかった良晴にとってこれらの問題は難題ばかりであ
り、良晴の頭を悩ませていた。
 そしてなにより、今の良晴の頭にある最大の心配事それは―

「良晴さん」
 考え事に耽っていた良晴の耳に、障子の向こうから呼びかける声が聞こえた。発した者の儚さを感じさせる小さな声は、
良晴のよく知る者の声のようであった。
「半兵衛ちゃん?」
 障子を開け、尋ねてきた人物を確認すると、声の主は良晴が思った通り相良良晴の軍に欠かすことのできない軍師、竹中
半兵衛その人だった。
「はい、夜分遅くにすみません。お休みではなかったですか?」
「まだ大丈夫だよ。それより中に入って。夜風に当たり過ぎると体に悪いからさ」
 半兵衛の体を気遣い室内へと促す良晴の言葉に、半兵衛は無言で頷くと音も無く部屋の中へと入った。
「それで、こんな夜遅くにどうしたんだ?」
「今宵はお願いがあって参りました」
 突然の来訪に戸惑う良晴とは対照的に、普段の気弱な姿からは想像出来ないほどの凛とした雰囲気をまとった半兵衛は、
開口一番にそう切り出した
「ど、どうしたんだ、改まって?」
 普段とは違う半兵衛の様子に、良晴は困惑していた。半兵衛の願いならばどんなことであっても叶えたいと思う良晴では
あったが、今良晴の前に座り、良晴を見つめる半兵衛の目からは並々ならぬ決意を持ってこの場にやってきた事が窺えた。
「と、とりあえず言ってみてくれないかな」
 話を聞かないことには何も始まらないと思い、良晴は詳しい内容を話すように促した。
 しかし、半兵衛の“お願い”とは良晴の想像をはるかに超えるものであった。
「はい。今宵は良晴さん……いえ、殿の子種を戴きたくお願いに上がりました」
「…………はい?」


215:名無しさん@ピンキー
11/06/05 23:35:05.37 VI9mYbcF
 良晴は何を言われたか理解できなかった。
(こ、子種? 子種って言ったか? 子種って所謂せいs……いやいや半兵衛ちゃんがそんなこと言うわけ無いだろ!! ドン
だけ溜まってんだ俺は……。きっと小牧とか彦根とかの領地が欲しいって話なんだろ。そうだ、そうに決まっている)
 頭の中で考えを巡らせた良晴は、ぶんぶんと首を振り己の邪な考えを振り払おうとする。
 しかし、そんな良晴の様子を自分の要求への拒絶と取ったのか、半兵衛は悲しげな顔で良晴に話しかける。
「やはり私のような家臣には、子種は戴けないでしょうか?」
(やっぱり子種って言ったぞ?!それはつまり俺に抱かれたいって事なのか? それにしてもその悲しそうな顔は反則だろ!!)
「ちょっ、ちょっと待った。少し混乱してるから確認させてもらうけど、半兵衛ちゃんは俺の子種が欲しいとそういう事でいいのか?」
「はい」
「それはつまり、お、俺にだ、だだだ抱かれたいって事なんだよな?」
 普段口にする機会の無い「抱く」という表現に良晴は予想以上に緊張し、思わずどもってしまう。
「はい、そうです。お願い出来ますでしょうか?」
 そんな良晴とは対照的に、半兵衛は真剣な話しぶりで良晴の問いに答える。しかし、良晴にはそんな半兵衛の様子が普段
の半兵衛とは全く違う、まるで別の誰かのものであるように感じられた。
「俺としては半兵衛ちゃんとそういう事が出来るのは大歓迎だけど……。どうして俺の子種が欲しいのか訳を聞かせてくれ
ないか? もしかすると子供が出来る可能性だって……」
「かまいません。むしろ、ぜひこの私を孕ませて頂きたいのです。それがきっと今の私に出来る唯一の、そして最後のご奉
公になるでしょう」
「最後って……」
「殿は御存知のはずです。…………私の命は、もう長くはありません」
「!!!」
 半兵衛の言葉に言葉を失う良晴。それは今まであえて考えようとしなかった事柄だった。毛利攻めに出発した頃から頭に
あった不安。良晴の知っている歴史では、竹中半兵衛は本能寺の変が起こる前に若くして亡くなってしまっている。
「私の智謀のすべてをあなた様のために捧げると誓いながら、道半ばにしてこの有様。本当に申し訳ありません」
「しかし、今の良晴さんにはわたしの代わりに、勘兵衛さんがいらっしゃいます。佐吉ちゃんも、いずれは優秀な家臣とな
ってくれるでしょう。もうわたしがいなくても相良軍は磐石でしょう」
「それでも、殿と信奈さまの天下のため力を尽くせなかったことが、この半兵衛の心残り。ですから殿の子種をいただき、
子をなして、その子にわたくしの代わりを務めさせたいと思います」
 そう言って良晴の目を見つめる半兵衛の目の輝きは、主への忠を貫こうとする熱い想いを感じさせながら、一方で今にも
消えてしまいそうな風前の灯の最後の輝きのようでもあった。
 己の願いを伝え終えた半兵衛は、話をしている間一言も口を挟まなかった主の顔を窺った。良晴は、俯いたまま黙り込ん
でいる。


216:名無しさん@ピンキー
11/06/05 23:40:17.80 VI9mYbcF
「ふざけるな、竹中半兵衛重虎!! そのようなこと二度と口にするな!!!」
 それまで黙りこんでいた良晴は、急に顔を上げたかと思うと半兵衛を激しく怒鳴りつけた。
 普段の良晴からは想像出来ないほどの怒りを含んだ、しかも名指しの大喝に、そしてその言葉の内容に半兵衛は目に涙を
浮かべ、絶望を感じてしまう。そして、部屋を後にする力もなく床にへたり込むと、そのまま動けずに項垂れてしまう。
「…………」
「…………」
「…………」
「……だけど」
 良晴の言葉に項垂れる半兵衛に、良晴は優しく話しかける。
 半兵衛が恐る恐る顔を上げると、良晴は先ほどまでの怒りが嘘のような笑みを半兵衛に向けていた。そして次の瞬間、良
晴はその顔を耳まで赤くするとそっぽを向いたまま言葉を続けた。
「そ、その……半兵衛ちゃんのことは抱いてみたいし、子供も欲しいかなぁとか思ったり……」
「えっ?」
 良晴の態度の急変に戸惑う半兵衛に手招きをすると、良晴は自分の近くに来るよう促した。恐る恐る近づいた半兵衛は、
突然良晴に手をひかれたかと思うと次の瞬間には良晴の膝の上に座らされ、後ろから抱きすくめられていた。
「よっ……良晴さん?!」
 急に抱きしめられ混乱する半兵衛を抱きしめながら、良晴は半兵衛の耳元で己の想い、そして願いをささやいた。
「俺の役に立ちたいっていう半兵衛ちゃんの気持ちは嬉しいけど、俺は役目がどうとか、子供を身代わりになんて考え方は
大っ嫌いだ。俺は大好きな女の子と幸せになるために、半兵衛ちゃんを抱きたいんだ。それじゃあ駄目かな?」
 良晴のその言葉に一瞬ポカンとしてしまうものの、その言葉の意味するところを理解すると、半兵衛は自分の胸の中が暖
かくなるのを感じた。それはあの月夜に感じた、隠れて生きていたいと思っていた自分の全てを変えてしまった感情が再び
芽生えたようであった。深い闇を照らす満月の優しい光のような優しさが、今再び半兵衛の心を照らしていた。
(あの日から随分時が経って、体の不調や死への恐怖で私の心の中の月は曇っていたんですね)
 しかし、今ならばわかる。そう自分は死を恐れるあまり、忘れてしまっていた。目の前の優しい青年が目先の損得や己の
欲望を優先するような人物でないことを……。

「ふふふっ」
「ど、どうしたんだ半兵衛ちゃん?」
 いきなり笑い出した半兵衛に驚く良晴の手を取り自分の手で包むように握ると、半兵衛は良晴に尋ねた。
「良晴さん、もし私があなたを愛していると言ったら、私を抱いてくれますか?」
「それはもう喜んで」
「でも私は軍師です。子種を得るためにあなたを騙しているかも知れませんよ?」
「そんな考え方もあるな。だけど……」
「だけど?」
「半兵衛ちゃんはそんな嘘はつかないだろう?」
 そう言って良晴は、あの月夜に見せたものと同じ笑顔で半兵衛に笑いかけた。
 半兵衛はまったくどこまでも甘い人だろうと思ってしまう。人を騙してでも己が優位を保たなければ、明日をも知れぬと
いうこの時代になんと甘い考えだろうかと。しかし、そんな誰にでも甘く、誰にでも優しい人だからこそ、自分は軍師とし
てそして一人の女として目の前の青年に惚れたのだと思うから……。
 半兵衛は良晴への返答として、自らの唇を良晴の唇へと重ねた。


217:名無しさん@ピンキー
11/06/05 23:42:38.11 VI9mYbcF
 良晴が自分用にと用意していた布団に半兵衛を横たえ、蝋燭の明かりを消すと、はだけた着物の隙間からのぞく半兵衛の
白く透き通るような肌が月明かりによって照らし出された。
「良晴さん、その……そんなに見つめないでください。恥ずかしいです」
「見るなと言われても困るんだけど……。やっぱり好きな子はずっと見ていたいからな」
 良晴の言葉に赤くなる半兵衛。そんな半兵衛の様子に良晴は我慢しきれなくなり、自分の唇を半兵衛の唇に重ねた。
「ふわっ、んっ、ちゅっ、ちゅっ」
 まずは唇を合わせるだけの軽いキスを繰り返す。しかし、次第に物足りなくなると、良晴は半兵衛の口内に自分の舌を入
れ込んだ。
「よ、よしふぁるさ……んちゅっ……んんっ……んっ」
「はんべぇ……ちゃ……んっ……」
 いきなり口内に侵入した良晴の舌に驚き、始めは良晴のなすがままになる半兵衛であったが、次第にたどたどしいながら
も自らの意思で舌を絡め始める。半兵衛と舌を絡ませながら、良晴は半兵衛の着物の隙間に手を入れ、その乳房を揉み始めた。
「ふぁっ!! そ…そこは」
 新たな快楽の発生に声を上げる半兵衛。良晴はそんな半兵衛の着物の帯を外すと、着物を脱がしながらその乳房を揉み続けた。
 半兵衛の胸は織田家随一の胸を持つ勝家のものとは比べるべくも無いが、妨げるもののないその胸の感触は今まで触れた
経験のない良晴にとっては表現する言葉を見つけられないほどの魅力と感触を具えていた。その柔らかさの虜となった良晴
は、その胸を幾度となく揉みしだく。
 しかし、そんな良晴の愛撫に対して半兵衛は何を思ったか、申し訳なさげな表情を浮かべた。
「す、すみません」
「どうしたんだ、半兵衛ちゃん。俺なんかやっちまったか?」
「いえ、私の胸はその……そんなに大きくないので……揉み応えも無いですよね」
「そ、そんなことないぜ。俺は小さ……半兵衛ちゃんぐらいの胸でも問題無いというか、それはそれで良さがあるというか……」
「小さい胸でも問題ない……やはり良晴さんはすでに露璃魂の病にかかってしまったのでは?」
「だ、だから俺はロリコンじゃない。その大好きな半兵衛ちゃんの胸だから好きなんだ」
 あわてる良晴を疑わしげな瞳で見つめる半兵衛。どうすれば分かってもらえるかと悩む良晴は、半兵衛の口端が微かにつ
り上がっていることに気がついた。
「……半兵衛ちゃん」
「何ですか、露璃魂良晴さん」
「わかってて言ってるだろう?」
「……何のことですか?」
 良晴の言葉にぷいっとそっぽを向く半兵衛。しかし、それはこれ以上笑っている顔を見られないようにするためなのか、
半兵衛の身体は笑いをこらえるためにプルプルと震えていた。
「まったく、そんな冗談を言う子にはお仕置きが必要みたいだな」
 そう言うと良晴は胸を揉んでいた手を下半身へと移動させると半兵衛の秘所に差し入れ、同時に口で乳首を吸い始めた。
「きゃあっ!!! やっ、だめぇ……」
 良晴の突然の行動とそれまで感じていたものとは、比べ物にならないほどの快感に半兵衛は次第に甘い声を漏らすように
なってしまう。自分の愛撫で、感じている半兵衛の顔を目の当たりにして、良晴の行動はさらに激しさを増していく。
「なんだか……へんで……なにか来ちゃいます!!」
 快感の波に襲われ、口端から涎を垂らす半兵衛の姿に興奮した良晴は、半兵衛の膣内をかき混ぜながら、乳首を吸ったか
と思うと、敏感になっている半兵衛の乳首を甘噛みした。
「だ……だめです、だめ。おかしくなっ……きゃあああああぁぁ!!!」
 必死に快感に耐える半兵衛だったが、良晴の甘噛みがトドメとなりその身体がビクビクッと痙攣する。良晴が力なく横に
なる半兵衛の膣内から指を抜くと、その指は半兵衛の愛液によって濡れていた。
「ううう……良晴さんなんて大嫌いです」
 恨めしそうに良晴を見つめる半兵衛の顔は、言葉とは裏腹に信じられないほどの艶めかしさで彩られ、良晴を求めてやま
ない様子であった。


218:名無しさん@ピンキー
11/06/05 23:45:40.16 VI9mYbcF
「半兵衛ちゃん、そろそろ挿入れるからな」
「は、はい。お願いします」
 そう言って着物を脱ぐと、良晴の男根はすでに大きくなっており、先端には先走りが光っていた。
 愛しい相手とはいえ、初めて男を受け入れる不安から堅く閉じられていた足を開くと、一度イったことによって、半兵衛
の秘所からは愛液が溢れ月明かりに輝いていた。良晴が半兵衛の膣口に己の亀頭を擦りつけると、クチュッという厭らしい
水音が起こり、良晴を一層興奮させた。
「ああっ、良晴さんが私の中に入って来てます!!」
 愛液が潤滑油となっているものの半兵衛の狭い膣内を進むことは容易ではなく。良晴の太い男根は半兵衛の膣内を押し広
げながら少しずつ奥へと進んでいた。そして、ある程度進んだところで、良晴の男根はその進行を止めてしまう。
「も、もう全部入ったんですか」
「ごめん、半兵衛ちゃん。これからが本番だ」
 動きを止めた良晴の男根の先には、半兵衛の乙女の証がある。いまさらやめる気などないが、良晴は痛みを感じるであろ
う半兵衛のことが気がかりであった。
「痛いかもしれないけど、少しの間だけ我慢してくれ」
 そう言って良晴が半兵衛に口付けすると、半兵衛は良晴を見つめ静かに頷くと良晴を強く抱きしめた。半兵衛の了解を得
た良晴は大きく息を吸い込むと、腰を強く前に突き出した。
「ああああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
「くっ!!」
 処女膜を突きぬけ、良晴の男根が奥にまで到達する。身を裂かれんばかりの痛みに耐えるため、半兵衛は歯を食いしばる。
それと同時に、良晴の背中にこの小さな少女のどこにこれほどの力があるのかと思わせる強さで爪が突き立てられた。
 良晴は良晴で奥歯が折れてしまいそうなほどに歯を食いしばり、背中に感じる痛みと、強烈な締め付けから来る快感によ
る射精に堪えていた。背中の痛みはともかく半兵衛の膣の締め付けは、経験のない良晴に射精を促そうとする。
 痛みと快感の荒波が収まると、良晴は半兵衛とつながる部分に生暖かい感覚を感じた。二人の接合部からは半兵衛の愛液
とともに純潔を失った証である血が流れ出していた。
「半兵衛ちゃん、全部入ったよ」
「ほ、本当ですか?」
 苦しそうな顔の半兵衛の目には涙が浮かんでおり、良晴にも半兵衛の感じた破瓜の痛みが、自分の想像も及ばぬほどのも
のであることが感じられた。
「ごめんな半兵衛ちゃん。痛みが治まるまでこのままでいるからさ」
「いいえ、大丈夫です」
 半兵衛のつらさを察し、痛みを和らげようとする良晴の言葉に半兵衛は首を横に振った。
「私は大丈夫です。もっともっと良晴さんのことを感じたいんです。だから、これが嘘なんかじゃないってことを、私に感
じさせてください」
 いまだに涙を浮かべながらも優しく笑いかける半兵衛の笑顔に、良晴は改めて目の前の少女と一つに慣れたことを嬉しく
思った。


219:名無しさん@ピンキー
11/06/05 23:48:17.65 VI9mYbcF
「そ、それじゃあ続けるからな」
 半兵衛を気遣ったものの良晴の身体は、半兵衛を求める気持ちが暴走する寸前であり、気を強く持たねば獣のように半兵
衛の身体を蹂躙しかねなかった。それほどまでに半兵衛と一つになった快感はすさまじいものであった。
 二人の結合部分からは半兵衛の破瓜の血に加え、良晴の先走りと半兵衛の愛液の交じり合った液体がとめどなく流れ出し
ていた。良晴が抽送を繰り返すたびに、愛液が良晴の男根に絡み良晴の腰の動きが激しくなっていく。
 それと同時に膣壁からの快感が良晴を襲い、良晴の男根がその大きさを増していった。
「ああっ! 良晴さんのが私の中でまた大きくなってます!!」
「半兵衛ちゃんの中が気持ちよすぎるんだ。気を抜いたらすぐにでも出ちまいそうだ」
 男根が大きくなる事で、良晴が膣壁から受ける締め付けも強まっていく。膣壁の締め付けは愛しい男の精を絞り取ろうと
しているようであり、良晴は今にも射精してしまいそうであったが、男として一人だけ先に達してしまうことだけは何とし
ても避けたかった。
「はぁぁ、良晴さん、良晴さん!!」
 押し寄せる快感に自分がどこかに消えてしまいそうな感覚を覚えた半兵衛は、繰り返し良晴の名前を呼び、良晴の手を強
く握りしめていた。

「は、半兵衛ちゃん。俺もそろそろ限界だ。膣内に出すぞ」
「はい、お願いします。良晴さんの子種を私にください」
 そういうと良晴はラストスパートとばかりに腰を強く振り始める。
 最早いつ絶頂に達してもおかしくない状況の中、二人はすべての感覚を使ってお互いを感じていた。その姿が、声が、匂
いが、そして二人の繋がりが愛しかった。
「っ……はんべえちゃ……で……る……!!」
「ああっ、ああああああぁぁぁぁぁ!!!」
 頭の中が真っ白になりそうになりそうな快感の中、良晴は己の男根を半兵衛の奥深くまで突き入れると、それまで体験し
たことがないほどの精を膣内へと迸らせた。
ビュルッ、ビュルルッ、ビュルルルルルゥ――!!!
「はああああっ!! 良晴さんの子種が私の中に入ってます!!」
 良晴の射精は本人も信じられないほど長く、そのすべてを出し切った時良晴の腰から力が抜け倒れこんだかと思うと、そ
のまま半兵衛を抱きしめていた。

 

「良晴さん、良晴さんに抱いてもらえて私はとてもうれしかったです。これでもう思い残すことはありません」
「半兵衛ちゃん……」
 良晴は半兵衛の言葉に悲しそうな表情を浮かべる。遥か未来から来た自分が、これから起こる悲しい事実を知るのみで、
どうして目の前の愛しい少女を助けることができないのか、そんな思いが良晴の心を蝕んでいた。
 そんな良晴の心中を察したのか、半兵衛は優しく微笑むと、良晴の頬に自らの手を当てた。
「そんなに悲しそうな顔をしないでください。戦ばかりのこの世界では志半ばで亡くなることなどよくあることです。それ
に―」
「私は良晴さんに出会わなければ、自分の生きている意味もわからないまま、美濃で一人朽ち果てていたことでしょう。あ
なたがいたから私は人を愛することを知り、そして愛する人と一つになることができました。だから私は自分の人生に満足
しています」
「ただ……私がいつまで生きていられるかはわかりませんが、最期まであなたのそばにいさせてください」
 優しく笑いかける半兵衛の顔は本当に幸せそのものであり、死を目の前にした者の顔ではないかのようであった。
 半兵衛を見つめる良晴の目からはとめどなく涙が溢れていた。そして、大切な人を誰にも奪われたくはないというように、
この幸せな時が永遠に終わらないようにと半兵衛を強く強く抱きしめた。


220:名無しさん@ピンキー
11/06/05 23:51:01.69 VI9mYbcF





「重門、重門」
 広い城の庭を一人の女性が歩いていた。どこか幼さを残すその女性の美しい髪が、春盛りの桜色の風に吹かれる様はさな
がら天界の天女を思わせた。どうやら人を探しているらしいその女性は、尋ね人が見当たらないことに焦っているのかその
可愛らしい顔を曇らせながら辺りを見回していた。
「あ、母上様」
 やがて女性がある一本の木に近づくと、頭上から子供の声が降ってきた。良家の子息であろうか、その出で立ちは一目で
よい生地であることが分かる服で彩られていた。しかし、やんちゃ盛りがどこで遊んでいたのか、服の所々には土の汚れが
目立っていた。
 どうやら女性の尋ね人はその子供だったらしく、ようやく見つかったことに安堵の溜め息を漏らした。しかし、傍目から
見ても明らかに目立つ服の汚れに目が付くと、女性の細い眉がつり上がった。
「母上様、ではありません。今日は、皆で醍醐寺に花見に行くと言っておいたでしょう。それなのに余所行きの服をそんな
に汚して!!」
 スルスルと子猿のような器用さで木から下りてきた子供を、女性は叱りつけた。
「しかし、虎之助姉さまや市松姉さまは、子供は元気が一番だと……」
「まったく、あの二人は。あなたは信奈様の信忠様や犬千代殿の利長殿よりも年上なのですから、年長者としてしっかりし
ないといけませんよ」
 厳しく聞こえるその声も、我が子のことを思って注意していることがうかがえ、重門と呼ばれた子も素直に母親の言葉に
頷いた。
「わかりました、母上様」
 我が子の言葉に女性は優しく微笑んだ。




221:名無しさん
11/06/05 23:57:23.78 45iC/nql
新作お疲れ様です!GOODでした!

222:名無しさん@ピンキー
11/06/06 00:00:41.05 VI9mYbcF
「お~い、半兵衛ちゃん、重門」
 時間が無いのか急いで支度をし直そうと急ぐ親子に向かって、声をかける人物が現れた。その人物、この城の主である相
良良晴が笑顔を浮かべながら二人に駆け寄ってくる。
「皆もう待ちくたびれているぞ。重門が見つかったのなら、出かけよう」
「しかし、重門は着物が汚れていますので、着替えてから……」
「子供は元気が一番。別に畏まった場所に行くわけじゃないからいいだろ」
「しかし、今日は各地の大名方もいらっしゃるのに……」
「別に問題ないだろ。俺としては半兵衛ちゃんと重門がいれば問題無しだぜ」
「もう、そんなことを恥ずかしげもなく……」
 良晴の言葉に半兵衛は顔を赤くしてしまう。そんな両親を見慣れているのか、重門は笑みを浮かべながら二人の様子を見
つめていた。

「まったくあのサルはいつまでイチャイチャしてるのかしら。……いつも半兵衛ばっかり」
「そうです、半兵衛殿だけではなく、この十兵衛ともイチャイチャしろなのです」
「……えこひいき」
 そんな良晴と半兵衛を待っている面々は、皆口々に不平不満を口にする。とはいえ文句を言いながらも、口端には笑みが
浮かんでいる。口々に文句を言うものの、言うほど良晴が不公平をしているわけでもなく、相も変わらず誰にでも優しい態
度の良晴なのは変わりなかった。
 良晴のそんなところに惚れてしまったのだから仕方がないという思いが皆の顔に張り付いていた。


 結論から言えば、良晴と半兵衛が一夜を共にした日を境に半兵衛の体は日に日に回復へと向かっていった。
医師曲直瀬ベルショールの話によれば、
「男の精を受け、その精力を身体の回復に当てる類のものじゃろう」
とのことであったが、結局詳しいことはわからないままであった。
 なにはともあれ、半兵衛が回復したという事実に、良晴は踊り出さんばかりに喜んだ。
 そして、嬉しさのあまり、良晴と半兵衛は共に過ごす時間が多くなっていった。その話が織田家中に、そして主である信
奈の耳に届くまでに大した時間はかからず、信奈は京の本能寺で公家相手に開くはずだった茶会の予定をすっぽかして、毛
利討伐真っ最中の良晴のもとに信じられない速さで現れた。
 そして、二人の間にある甘ったるい雰囲気を感じ取った信奈に加え、一万以上の兵を従えて現れた十兵衛までも巻き込ん
で一悶着あったのだが、それはまた別のお話。

「みなさんお待ちのようですよ、殿下」
「そ、その呼び方はやめてくれ。俺たちはその……夫婦なわけだし……」
「ふふふ、はい。行きましょう、良晴さん」
「そ、そうか……それじゃあ行こうぜ」
 嬉しそうに笑う半兵衛に見惚れたのか、顔を赤らめた良晴はそっぽを向きながら半兵衛に手を差し出す。その手を取り合
い歩き出した三人の視線の先には共に戦い、つらく厳しい戦国の世を生き延びた仲間の姿があった。


 良晴と半兵衛の行く先には、二人が結ばれたあの日に想像したような絶望の未来などなかった。
 そして、大切な人たちと新しい世界へと旅立つ、そんな明るい未来が良晴たちの前には広がっていた。


223:名無しさん@ピンキー
11/06/06 00:14:32.93 aA5UtN4g





今回はここまでです

この話は織田信奈の野望のSSを書こうと思い立った時に、最初に思い浮かんだ話でした
しかし、この話の冒頭部分が長くなったため、その部分は第一作の本能寺の変の話として投稿することになりました
話の内容上エロは絶対必要だと思っていたのですが、想像以上に難航してしまいました

次はいつになるかわからないと言っていたら、4か月以上経っていました
待ってるコメをくださった方々本当にすみませんでした
エロ有は初めてだったので至らぬ点だらけだと思いますが、御感想、御指摘をいただければ幸いです


今月半ばには最新刊の発売ということで、皆様お楽しみのこととは思いますが、新刊発売前に小ネタを投稿したいと考えています
良晴×勝千代モノを予定しており、ほとんど完成していますので発売日前には投稿できると思います
今回のSSとともに、皆様の新刊発売前の暇つぶしになれば幸いです


224:名無しさん@ピンキー
11/06/06 03:33:07.11 gSj5DniE

次回も楽しみに待ってます!

225:名無しさん@ピンキー
11/06/06 05:16:25.15 bz06Lzba
乙GJ

226:223
11/06/07 00:17:23.18 u7jjCOQg
投稿後にミスに気付きました

>>215の勘兵衛さんは(黒田)官兵衛さんのつもりで書いてます
投稿予定のSS内で変換した(山本)勘助の影響だと思います
間違いがないか確認したはずでしたが、確認期間が短かったので
気付かないまま訂正し忘れていました

本当にすみませんでした




227:名無しさん@ピンキー
11/06/07 02:59:19.65 EOyrGaX9


228:名無しさん@ピンキー
11/06/07 02:59:51.28 EOyrGaX9
しくじったw

処女膜って膣口にあるよね?

229:名無しさん@ピンキー
11/06/08 23:14:44.94 r5UAJZtr
いいえ

>>223
乙!待っててよかったです
途中ちょっと切なくなりましたが半兵衛ちゃんにも幸せな未来をくれてありがとう

230:223
11/06/12 17:45:00.29 ZM9W5Ezn
遅くなりましたが、なんとか発売前に完成したので投稿します。
宣言通り、良晴×勝千代モノです

小ネタですので短いですが、楽しんでいただければ幸いです




231:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/12 17:49:39.02 ZM9W5Ezn
「はぁ……あああ……よしは…るっ……」
「勝千代!!」
 ここは甲斐の国躑躅ヶ崎の館の中の一室。その部屋の中から男女の艶かしい声が漏れ聞こえる。室内には蝋燭の薄暗い明
かりの中、男女が絡み合う影が浮かび上がっていた。
 女の名は勝千代。この館の主であり、戦国最強と名高い武田信玄その人である。その信玄が蝋燭のみが照らす部屋の中、
男の腕に抱かれ、喘ぎ声をあげていた。
 さぞかし信玄の信頼厚い武田の重臣が伽役を務めているのであろうと思えば、相手の男は先日まで武田家と激しい戦を繰
り広げた織田家の武将の一人、相良良晴であった。
 何故、武田と敵対する織田家の武将相良良晴が、信玄―勝千代―と関係を持っているのか、それは勝千代の軽い思いつき
が始まりであった。



 その日、武田家が擁する真田の忍びは躑躅ヶ崎の館に一人の男を連行していた。この男こそ相良良晴であった。
 連行された良晴自身も忍びである石川五右衛門を擁していたものの、真田の忍びはその警戒の網すら易々と潜り抜け、良
晴を甲斐へと連行していた。
 初めはほんの戯れのつもりであった。勝千代は良晴を害するつもりは微塵もなく、ただ先の戦のさなか偶然出会い、別れ
の言葉もかけぬままに別れた、「天命を動かす者」である良晴に今一度会いたいと思っただけであった。
 良晴もそんな勝千代の思いを察したのか、警戒を解き相変わらずの軽い口調で勝千代と話し始めた。
 そんな良晴の気遣いを、勝千代は嬉しく思っていた。武芸も知謀も持たぬ良晴ではあったが、その憎めない態度はどこか
先の戦で亡くなった武田家の軍師山本勘助の姿を彷彿させていた。
 武将として完成された武田信玄とはいえ、長年自らのそばで公私わたって仕えていた勘助の死は、少なからずその心に影
を落としていた。そんな心の隙間を女にだらしない、自分を信玄と知ってもなお恐れることのない青年と語り合うことで埋
めたいと考えていたのかもしれなかった。

 しかし、勝千代が良晴を館に招いたその日は、いつもと何かが違っていた。
 良晴と面会をするにあたって、勝千代は人払いをしていた。たとえ、良晴が不埒な行動に出たとしても瞬時に対応できる
と考えており、また家臣に良晴と話をする中で現れてしまうかもしれない弱い自分を見られたくないという思いがあった。
 そのため、勝千代の部屋には勝千代と良晴の二人だけがおり、敵同士ということを忘れ他愛のない話に興じていた。
 しかし、二人は話をしていくうち、次第に言葉少なになっていった。
 勝千代はそもそも幼いころから男との付き合いが希薄であった。家臣の多くは勝千代の父信虎に目をつけられることを恐
れ、信虎追放後には勘助の考案した「信玄」を演じる勝千代の姿にしり込みをし、距離を取っていた。
 だからこそ勝千代は気兼ねなく話のできる良晴に、本人も気づかぬうちに惹かれ始めていた。
 良晴は良晴で、織田家の諸将と比べても遜色ない、むしろその上を行く美しさを持つ勝千代の魅力に惹かれていた。
 そして、どちらからともなくその距離を縮めたかと思うと、二人は唇を重ねていた。そうとなれば止める者のない若い二
人はお互いが欲している何かを求めるように激しく絡み合った。

232:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/12 17:53:38.56 ZM9W5Ezn
 貪りあうように口付けを交わしながら、良晴は男であれば凝視せざるを得ないその豊かな乳房を揉みしだいた。勝千代の
乳房に触れた時の感触は、一瞬で良晴の理性を吹き飛ばして余りあるものであった。
 絡み合う二人は、そうあることが当然であるかのように邪魔な衣服を脱ぎ棄て、互いの身体から発せられる香りに酔い痴
れる。良晴の男根はこの上ない程に硬く反り立っており、良晴は本能の赴くまま勝千代の膣口まで自らの男根をねじ込んだ
かと思うと、そのまま勝千代の膣内の奥深くまで突き入れた。
「あああああああぁぁぁぁ!!!」
 初めて体験する破瓜の痛みに悲鳴を上げる勝千代。しかし、その痛みが良晴の抽送から来る快感によって塗りつぶされる
までそれほど時間はかからなかった。
 そして、すでに理性などひとかけらも残っていない良晴に勝千代の身体を気遣う余裕などなく、獣のように腰を振り勝千
代の膣が与える快感に溺れていた。勝千代もそんな激しい良晴の抽送に次第に絶頂へと登っていく。
「よし……るっ、あた、あたし……」
「勝千代ちゃん、もうでち……ま……」
 快楽に支配された二人が行為をやめることなど不可能であり、良晴はついに己の精を勝千代の奥深くへと迸らせた。
「はぁぁぁ、んんっ、あたしのなか…よしはるが…よしはる……」
 生まれて初めて感じる絶頂に頭の中が真っ白になるかと思った瞬間、同じく絶頂に達した良晴の精を身体の奥に注ぎ込ま
れ、勝千代の中で何かが壊れてしまった。そして、二人の行為がそのまま一度きりで終わるはずもなく、勝千代の部屋の明
かりは深夜まで消えることはなかった。
 翌日眼を覚ました勝千代は、己の仕出かしたことに愕然としてしまう。天下統一を目指す武田信玄が、敵方の武将と閨を
共にするなどあってはならないことであった。
 勝千代はこれ以上状況が悪化しないようにと、早々に良晴を国元へ帰した。二人が一夜を共にしたことが世間に広がれば
勝千代の破滅は確実、その事実を良晴も理解しており決して他言しないと勝千代に誓うと自らの屋敷へと帰って行った。
 しかし、事態がそのまま収束に向かうことはなかった。勝千代は一夜の間に良晴無しではいられない身体となっていた。
数日もすれば、良晴の男根に突き上げられる感触を欲するようになり、ついにはこらえ切れなくなり再び良晴を呼び寄せ、
行為に及ぶ結果となってしまった。
 こうなってしまっては、最早後戻りなどできようはずもなく、良晴と勝千代は幾度となく逢瀬を繰り返しては身体を重ね
た。





233:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/12 17:55:49.12 ZM9W5Ezn



 そして、今宵もまた情欲に塗れた逢瀬が始まった。
「よし……はるっ!! 今は駄目だ、やめっ……!!」
 良晴は勝千代の感じる様を楽しみながら、その豊かな乳房を時にその手で、また時にはその唇を使い蹂躙する。もちろん
抽送もおろそかにすることはなく、太く膨れ上がった男根を激しく突き上げ、堪え切れなくなると勝千代の反応を気にする
ことなく膣内に射精した。
「もう……だっ…め……。おかしくなるぅ……」
 勝千代は、そんな良晴の手練手管にただただ翻弄されるばかりであった。胸を、陰核をいじられ幾度となくイカされ、イ
ッたそばからまた激しく突き上げられた。
 押し寄せる快楽の波に、勝千代の口端からは涎が垂れ、自らの身に降り注がれた涎や涙が膣外に吐き出された精液ととも
に勝千代をいやらしく彩っていた。最早そこに戦国最強の武将として完成された武田信玄の姿はなく、ただ快楽におぼれる
一匹の雌がいるだけであった。

「もっ……もう、出るっ!!」
 そう言うが早いか良晴は勝千代の膣内にその精を迸らせた。もう何度目とも知れぬ射精に、二人の接合部からは膣内に収
めきれなくなった、それまで溜まっていた精液が溢れ出ていた。
ヌプッ……ゴポッ、ドプッ……
 良晴がこれ以上は出せないという程の精液を吐き出した男根を抜くと、溜まりに溜まった塊のような精液が、勝千代の膣
から溢れ床を汚した。
「良晴の子種が……あたしのなかに……たくさん……」
 己の痙攣する秘所から溢れる良晴の精液を眺めながら淫らに微笑むと、勝千代は力の入らなくなった身体を良晴に預けた。




234:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/12 17:58:09.11 ZM9W5Ezn



「もう……行くのか?」
 勝千代は、暗闇の中音もなく服を着る良晴の背へと声を掛けた。
 今日もまた信奈のもとに帰ってしまうのかという恨めしい声にも、帰ってほしくない、このままここに居てほしいという
懇願の声にも聞こえるその言葉に、良晴は申し訳なさそうに苦笑いを浮かべた。
「会いたくなったら、また呼んでくれ」
 床の上に舞い戻ると、良晴はそう言って勝千代の前髪を掻き上げ、その額に唇を落とした。
「あっ……」
 突然の接吻に驚くと同時に、勝千代の体が震え秘所から再び愛液が溢れた。そして、そんな勝千代の様子を気にした風も
なく背を向けると、良晴の気配は次第に遠ざかっていった。
「良晴!!!」
 赤子が母親を求めるように、良晴がいるであろう場所へと手を伸ばしたものの、その指に触れるものはすでになく、勝千
代の手はただ空を切るだけであった。
 後を追おうにも、幾度となく繰り返された絶頂により勝千代は足腰に力が入らず、力なく良晴の精液と汗の匂いが染み付
いた床に身体を横たえることしかできなかった。

「良晴、私はいつかお前を手に入れてみせる」

 そうつぶやくと勝千代の意識は深い闇の中へと堕ちていった。





235:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/12 18:00:36.73 ZM9W5Ezn



今回はこれで終わりです
いつの間にか前回の投稿から一週間経っていました
完成間近だと思っていましたが、読み返してみると色々未完成な部分が山積みでした

ある日ポッと浮かんだネタなので、これまでと比べて短いです
いつものように感想、御意見を頂けると幸いです

15日にはついに最新刊が発売されますが、最新刊の発売でこのスレがもっと賑わうことを願っています



236:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/13 19:19:45.60 q+Ot1rvD
GJ ありがとうございます

237:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/15 14:34:31.91 v1gdsBgv
>>236
GJ!
今日が発売日か

238:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/16 14:58:15.34 vs8/jSi6
修羅場の下地がどんどん出来ていくw

239:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/30 18:44:49.67 /467jND4
目立たないヒロイン達がんばれよ

240:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/30 22:08:05.91 HlWdSUnq
とはいえ明らかに信奈一択な状況だからなぁ……
信奈にはもっと自重してほしい
そして良晴の花嫁候補に名乗りを上げた(無視されたけど)犬千代とかにも頑張ってほしい


それと同時に、本編でありそうにないシチュエーションをここに投稿してほしい

241:名無しさん@ピンキー
11/07/05 01:42:05.27 k7IIwvf/
十兵衛ちゃんが切なすぎる…

242:名無しさん@ピンキー
11/07/05 11:13:19.45 2Esud2cK
戦国時代には側室という素晴らしい制度があるのに、どうして一人にしぼらなきゃならんのだw
信奈が正室、他はぜんぶ側室で丸く収まるのに。

243:名無しさん@ピンキー
11/07/06 00:39:48.04 iDEXERjt
信奈の姪っ子は旦那の手のついた女をイビリ殺す猛女です。
その血の源流が信奈だろうから……

244:名無しさん@ピンキー
11/07/06 23:54:02.51 fC3iYMMA
本スレの方でここの作品が話題にあがってたね

これを機に、ここに興味を持って作品を投稿する人が現れんもんかねぇ……

245:名無しさん@ピンキー
11/07/07 00:01:20.84 SZHpbH4J
頭の中で妄想は出来ても文章に起こすって難しいんだよなあ
文才があったとしてもキャラの口調をトレースするのがまた難しい
壁が多いわん

246:名無しさん@ピンキー
11/07/14 00:14:59.58 yBb/agbW
文才あるなしはともかく、キャラのトレースは確かに難しいですね

私の場合はシリアスなシーンだからと十兵衛ちゃんを丁寧な口調にしてみたらなんかあってなかったり、
半兵衛ちゃんモノ執筆中に、新しく発売された新刊を読んで半兵衛ちゃんのキャラの方向性に疑問を持っ
たりと、キャラがつかめないことがよくありました

とはいえここは二次創作の場ですし、プロが書くわけでもないので、このスレの皆さまから指摘を受けて
成長していくつもりで作品を投稿してみたらいいんじゃないでしょうか?





247: 忍法帖【Lv=9,xxxP】
11/07/24 11:09:41.31 c3dD7Kv5
ほす

248: 忍法帖【Lv=1,xxxP】
11/07/30 02:38:33.40 9KcwVo/2
保守します

249:名無しさん@ピンキー
11/08/14 15:54:51.40 pdX8FDPr
保守

250:名無しさん@ピンキー
11/08/14 19:40:42.43 Zf8vDSEL
藤林丈司は裏切り者

251:名無しさん@ピンキー
11/08/24 21:02:25.98 uhXDBAc8
ほしゅ


252:名無しさん@ピンキー
11/08/24 23:23:00.86 cYa+Vony
人いないね

253:名無しさん@ピンキー
11/09/02 17:20:13.70 Y1rsu+AA
待ち保守

254:名無しさん@ピンキー
11/09/03 08:20:11.04 7ABLuCvP
松永久秀の淫謀の続きまだー?

255:名無しさん@ピンキー
11/09/22 19:10:35.96 ULsmGFv2
他にもキャラを

256:名無しさん@ピンキー
11/09/22 21:00:36.33 YBWg7j6w
藤林丈司は裏切り者

257: 忍法帖【Lv=25,xxxPT】
11/10/01 10:18:10.40 Kplr6Tgr


258: 忍法帖【Lv=26,xxxPT】
11/10/09 21:20:43.32 NpcKMlLs


259:名無しさん@ピンキー
11/10/28 21:32:39.21 WNc85gAa


260:名無しさん@ピンキー
11/11/03 19:46:50.03 V+X62DrT
アニメ化age

261:名無しさん@ピンキー
11/11/17 01:43:56.63 cpeyg7RT
7巻は妄想のタネがかなりあったな

262:名無しさん@ピンキー
11/11/17 11:28:41.39 YICJxfbh
アニメが始まれば、ここも少しは人がくるだろ。

263: 忍法帖【Lv=29,xxxPT】
11/11/24 00:24:48.28 6tio3x11



264:名無しの暇人
11/12/08 20:51:17.25 N5o1wA/f
保守

265: 忍法帖【Lv=2,xxxP】
12/01/19 15:13:03.39 SMG3k/6x
ほしゅ

266:名無しさん@ピンキー
12/01/21 21:26:54.85 ZJVYHV5X
ほしゅ

267:名無し
12/01/26 23:21:50.84 sf188YZF
保守

268: 忍法帖【Lv=3,xxxP】
12/01/28 14:00:44.13 qvhlQDul
アニメ化間近だが、なかなか盛り上がらんなぁ

269:名無しさん@ピンキー
12/02/11 23:05:12.24 I8EO1gfU
てすと

270:名無しさん@ピンキー
12/02/14 18:32:43.45 YUGQO4/C
アニメ化したら賑わうぜ

271:名無しさん@ピンキー
12/02/17 19:23:40.41 1HMMBSbj
 良晴×氏康ちゃんのエロパロを書いてもいいでしょうーか?

272:名無しさん@ピンキー
12/02/17 22:10:46.91 YdUL8lMG
>>271
おながいします。

273:良晴×氏康
12/02/18 15:34:06.55 hKSzD24r
 俺、相良良晴は何故か―――。
 
 両手両足を荒縄で拘束され、どこかの城の座敷牢に仰向けに寝転がっていた。

 まぁ、簡潔に言えば拉致られて監禁されたのである。

 そして、一番理解できないのが・・・・・・。

「ふふふふ、気分はどう? 相良良晴」

 俺の真上に白装束を着た北条氏康が鞭を片手に、ほくそ笑みながら見下ろしていたのだから。

 俺は不意に後頭部がズキリと痛むのを感じ、思わず顔を顰めた。

 それを見た氏康はくすっと淫猥に微笑み、俺の腹の上へと腰を下ろし、日本人形のように端正な
顔を俺の顔へと近づけた。

 その近さときたら、息が鼻にかかるくらいの距離である。

「ねぇ、相良良晴。あなたがここにいる意味を知りたい? うふふふ、この質問を尋ねるのは
少々愚問だったかしら?」

 と、氏康は顔にかかる艶やかな黒髪を手で払いのけながら、淡々とした声音でそう問いかけてきた。

「ぐっ――。な、何を言いたいんっすか、氏康さん」

「ふふ。その戸惑い怯える表情ゾクゾクしちゃう。あー、そうそう。さっきの質問だけど、私が直々に
風魔に命じて攫ってきたの。今頃、あの織田信奈が慌てふためく様がイヤでも目に浮かぶわ」

 詠うように言う氏康。
 

274:良晴×氏康
12/02/18 15:43:05.28 hKSzD24r
 そんな氏康を見て、内心良晴は悔しそうに歯がみした。

(そーいや、氏康はあの蒙古斑を俺に見られたことを根に持ってるんだよな。まさか、こんな強硬手段に出るとは思わなかったぜ。
つーことは氏康が狙ってるのは俺の命か?)

 自分の考えに冷や汗を垂らした俺の表情を横目で確認した氏康は、

「―――俺の命を狙ってる、とか考えてるんでしょ? 相良良晴」

 スゥーと目を細めながら放った氏康の言葉に、俺は心臓がドクンと激しく
脈打つのを感じた。

 いちいち的を得ている氏康の発言に、俺は寿命が十年縮まる思いであった。

「まぁ、安心しなさい。殺しはしないわ」

 俺の内心が見えているのか、氏康は意地悪く笑いながら俺の耳元に唇を寄せながら
楽しそうな声音で囁いた。

 それから何を思ったのか、俺の袴を縛る腰布に白魚のような手を這わし、それを乱暴な
手つきで引きちぎった。袴をずり下ろすと、なんと褌にまで手をやった。

 それに気づいた俺は慌てて氏康を止めにかかる。



275:良晴×氏康
12/02/18 15:52:57.98 hKSzD24r
「お、おい! 何してんだ、やめろよ!!」

 しかし、俺の制止を華麗に無視して、氏康は俺の褌を解き終わる。

 すると、半立ちになった俺のちんこが氏康の眼前に晒される。

 空気に触れた俺のチンコはビクンと小さく震えた。

 氏康は俺のちんこをまるで汚らわしいものを見るかのような目つきで見下ろし、
事もあろうに俺のチンコを思い切り握りしめたのだ!!

 戦が嫌いな氏康であったが、それでもこの時代の少女らしく力は半端なく強い。

 そんな氏康に力一杯握られ、俺はあまりの痛さに気が遠くなりそうであった。

「いてててて!!! は、早くその手を退けてくれ!! も、もげちまう!!」

 元々、サドッ気のある氏康のことだ。

 案の定、俺の情けない悲鳴を聞いた氏康は、

「うふふふふ、いーや。大体あなたをここに連れてきたのは、あなたを肉体的精神的に苦しめて、
私好みの奴隷に仕立て上げるのが目的なのよ」

 人差し指で俺の顎をクイッと持ち上げながら、ニヤリとせせら笑いを浮かべて言い放った。

「さぁ、どんな責め苦を与えてやろうかしら。ふふふ、楽しみね」

 

276:良晴×氏康
12/02/18 15:56:22.09 hKSzD24r
 今日はここまでです。氏康ちゃん可愛いよ。ヒロイン候補になって欲しいこの頃です。

 さて、ここで皆さんにアンケートを取りたいと思います。

 この2つの中から選んでください。

 1・このまま氏康のサドSEXを読みたい
 
 2・良晴の逆襲。氏康を性奴隷に仕立てるSEXが読みたい

 このどちらかに投票してください。僅差であれば両方書きたいと思いますので、
よろしくお願いします。

277:名無しさん@ピンキー
12/02/18 18:11:35.61 mWXsI92a


278:名無しさん@ピンキー
12/02/18 22:55:12.22 2qF4ja0H


279:名無しさん@ピンキー
12/02/18 23:38:56.68 hKag6kwX


280:名無しさん@ピンキー
12/02/19 00:10:17.18 apRfe4uP
2

281:名無しさん@ピンキー
12/02/19 10:49:33.11 UJwpRSdz
2


282:名無しさん@ピンキー
12/02/19 11:36:51.26 GfDORte6
1

283:名無しさん@ピンキー
12/02/19 13:03:12.19 ywhuwy4V


284:名無しさん@ピンキー
12/02/19 15:27:42.73 BeMQsaQe


285:良晴×氏康
12/02/19 20:21:10.07 Yn7ADyKX
アンケートに答えていただき有り難うございます。むむむむ、意外と接戦ですね。

 両方書くことにしますが、まずは要望の多い2の方を書きたいと思います。

 明日に投降予定ですので、よろしくお願いします。

286:良晴×氏康 M√
12/02/20 20:46:57.34 XQcf1IyJ

 氏康が一人悦に入り、俺が一人ポツンと蚊帳の外に放り出されていると・・・・・・。

「相良氏。相良氏」

 俺の耳に微かにだが、いつもの聞き慣れた舌っ足らずな声が聞こえてきた。

(こ、この声は・・・・・・。お、お前もしかして五右衛門か!?)

 小声でそう問いかけると、

「うむ。そうでゴザル。拙者相良氏が北条氏にちゃらわれぇてから、あわてておいかけちゃんちぇちょざる・・・・・・」

 ・・・・・・相変わらずの噛み噛み具合だな五右衛門の奴。

 でも五右衛門が着てくれたならこっちのもんだぜ!!

(た、頼む五右衛門!! 俺の縄を斬ってくれ!!)

「それはいいでゴザルが・・・・・・。一体どうするのでゴザル?」

(まぁ、安心しろ。必ず信奈の元に帰るからよ。そん時は織田家にとって有益な報を持って
帰ってくるからよ)

「・・・・・・御意でゴザル」

 俺の言葉に怪訝そうに眉を顰める五右衛門ではあったが、一応主君の命なので大人しく従った。

 手にしたクナイで俺の手足を縛っていた縄を断ち切ると、足音も立てずに
その場から去っていった。

 晴れて自由の身になった俺は、五右衛門が断ち切ってくれた縄を持ち、
一人でまだブツブツと独り言を呟いている氏康の手首を握りしめ、
勢いよく押し倒した。

「キャッ!! ちょ、ちょっといきなり何するのよ!! って、縄が!! なんで斬られてるの!?」

 突然の出来事に思考が回らず戸惑いの表情を浮かべ狼狽える氏康。

 その表情からは、いつもの冷静沈着な関東の雄、小田原城の城主である北条氏康の姿は
どこにもなかった。


287:良晴×氏康 M√
12/02/20 21:12:02.99 XQcf1IyJ
 俺に押し倒された氏康は傍らに置いた鈴に手を伸ばすも、

「おっと、そうはさせないぜ!!」

 目ざとくそれを発見した俺が、氏康の手首を掴んでそれを阻止する。

 未だ暴れる氏康の両手首を掴み上げ、先程の縄を用い頭上できつく縛り上げる。

「ッ!! い、痛い!! は、早くほどきなさいよ!!」

 と、大袈裟に痛がり泣き喚氏康。

 しかし、残念かな。この座敷牢は拷問などの際悲鳴が漏れぬよう、城の地下深くに作られ、
また壁には防音処理が施されているため、氏康の叫び声や助けを呼ぶ声は外には漏れないのだ。

(氏康ってドSのくせして、案外痛がりなんだな。・・・・・・なんか気が引けてきたけど、
ここは信奈のためにも俺は心を鬼にするぜ!!)

 涙目で痛みに耐える氏康を見て、流石に良心の呵責に悩んだ俺であったが、
俺は織田家の未来のためにも猿から鬼になるぜ!!

 俺は興奮によって血走った目を更にぎらつかせ、身動きの取れない氏康へとのし掛かる。

「ちょ、ちょっと!! 早く私の上からのきなさいよ! さもないと・・・・・・」

「さもないと? うん? どうするんだ氏康さん? 風魔でも喚んで、俺を殺すよう仕向けるか?」

 ニヤニヤと意地の悪い笑みを浮かべてそう返す俺を見て、クッと悔しそうに唇を噛む氏康。

 それ幸いと俺は氏康の持っていた鞭を手に取り、ピシッと強く引っ張った。

 氏康は俺の手の中で限界まで引っ張られた鞭を見て、恐怖にビクッと大きくその細い体を嘶かせ、
青白い顔をますます顔を青ざめる。

(あー、なんつーか美少女の氏康が怯える姿を見るってのは、こうそそられるもんがあるな。
俺はてっきりドM体質なんだと思ってたけど、結構ドS体質なんじゃないだろうか?)

 等と思いつつ、恐怖心で身を固くしている氏康を見下ろす。

 俺と目が合うと、エグと顔を歪ませる。

(あー、ヤベ!! すっげ萌えるんッスけど!! 
ここまで氏康さんに心ときめく日が来るとはなぁ~。でも、ま。いつでもときめいてちゃ仕事になんねぇし・・・・・・)

 と、俺は気を取り直して目下に横たわる氏康に向き直る。

「悪いな、氏康さん。これは信奈の為なんだよ」
 
 一応氏康に向けて謝罪の言葉を口にすると、
俺は一思いに氏康の白装束を引きちぎるようにして脱がしにかかった。

 氏康の白い肌が露わになり、俺の視界に氏康の控えめな胸が飛び込んできた。

 

288:良晴×氏康 M√
12/02/20 21:29:27.35 XQcf1IyJ
 胸は勝千代ちゃんくらいのが好みなんだけど、案外つるぺたなのもいいな、
と信奈の胸に影響を受けた俺は不覚にもそんな感想を抱いてしまった。

 しかし、今は氏康の胸に見惚れている場合じゃない。

 俺が今成すべき事は・・・・・・。

 氏康のその白い美乳へと、

 ヒュンッ!!!! バシンッ!!!!

「ひっ!! あぐ!!」

 氏康の可愛らしい悲鳴が、暗い座敷牢に響き渡る。

 そう、俺の目的とは信奈の天下統一の邪魔になりかねない&裏でコソコソ信奈と
俺の命を狙っている氏康を、俺の言うことを聞くように仕立てるのが狙いなのだ。

 元々、ドSな氏康は自尊心が人一倍強い為、その自尊心を粉々に砕けるような調教を施せば―――。

(ふふふ。我ながら下卑た考えだぜ。しかし、これしか方法はねぇし。あー、でも氏康の泣き顔たまんねぇーな)

 鬼畜な発想に嫌気がさすも、そんな外道な自分に酔っている俺がそこにいた。

 と、また話が脱線したな。

 さて、そろそろ話を元に戻そうか。

 俺はキュッと強く唇を噛み締めると、黒い瞳を涙でうるうるにさせた
氏康のの胸へともう一発鞭を振り下ろした。

 ヒュン!! バッチーン!!

 と、革で出来た鞭が白い美乳に食い込む音と共に、

「ひっ!! いぎ!! いやぁぁぁぁぁ!! い、いたいよぉ!!」  

 氏康の身体が鞭によって与えられる痛みに反り返る。

289:良晴×氏康 M√
12/02/20 22:02:19.80 XQcf1IyJ
 氏康の白い乳房に鞭の摩擦によって出来たミミズ腫れが痛々しく残っていた。

 白と赤のコントラストが非常に美しい。

 俺はいつしか自身のチンコがギンギンに勃起しているのに気づき、
亀頭の先からカウパー液が滲み出ていた。

 あまり男に触れる機会がなかった氏康は、初めて見るフル勃起チンコに
目を見開け固まっていた。どうやら驚きで声も上げられない様子であった。

「―――はぁ、は、あぅ。さ、さがら、よしはる!! な、なにが欲しいの!!
今すぐに私を解放すれば、何でも望むものをあげるわ!!」

 氏康はこの地獄のような仕打ちから一刻も早く解放されたい一心で、
普段の氏康らしからぬ言葉を宣う。

 俺は氏康の嘆願を笑ってスルーし、恐怖心に支配された日本人形のような端正な顔へと口を寄せ、

「んー、そうだな。じゃあ、俺は氏康さん、いや千代丸が欲しいなぁ」

 俺はあえて氏康の幼名を口にして言う。

 案の定、氏康はその名を聞いた途端目の色を変えて俺の顔を睨み付ける。

「ぐっ!! 何故織田の家臣であるお前がその名を知っているの!?」

「さぁな。つーか、今そんな事気にしている暇ないと思うけどな―――」

 俺の言葉を聞いた氏康は眉を顰めるが、どうやら俺の言葉の意味は真に理解できてない様子。

 さて、分かってないなら、分からせてやろうホトドギス。

 俺は残りの白装束を剥ぎ取り、氏康を素っ裸にさせると、細いけれどしなやかな流線の両足に手をかけ、
ガバッと左右に大きく開けた。

 自分でもまともに見たことがない恥ずかしい部分を、こんな身分の卑しいサルに見られるなんて!!
と、プライド高い氏康は屈辱に肩を大きく振るわせた。

(屈辱!! 屈辱だわ!! こんなサル顔の男にわ、私の恥ずかしいところを晒すなんて!!
北条家末代までの恥!!)

 と、氏康は青白い肌を怒りで真っ赤に染め上げた。

しかし、怒りに打ち震えている氏康などどこ吹く風。

 俺は慣れた手つきでチンコを上下に扱き上げながら、ろくに濡れてもいない氏康の
オマンコへと手を伸ばす。

 思った通り体が細身な事から性器は成熟しておらず、まるで○学生のようなオマンコである
(ちなみに無毛)。

 しかし、こんな事で引き下がる俺様ではない。

 俺は大きく息を吸い込むと、パンパンに腫れたチンコを手に取り、
氏康のオマンコの入り口―――、つまりは膣口へと亀頭を押し当てる。

「・・・・・・じゃ、千代丸の処女、俺様が頂くぜ」

 俺はそう氏康に告げると、腰を前へと押し出すのであった。

290:良晴×氏康 M√
12/02/20 22:04:00.44 XQcf1IyJ
 今日はここまで。エロシーンは次回ということで。

 あー、それにしても氏康ちゃんは最高ですよ。8巻でも出番がありますように。

 それでは、また次の機会に。

291:名無しさん@ピンキー
12/02/21 00:05:32.56 xD0wb8hr
GJ乙

292:名無しさん@ピンキー
12/02/21 17:31:36.08 Qj/xD84C
GJです
これは続きに期待せざるを得ないですね

それにしても2を希望された方が結構多かったですね
そういったシチュエーションを読みたい人、結構いるんですかね?


293:名無しさん@ピンキー
12/02/21 22:58:55.43 Yv0dOFwX
きたいきたいきたい

294:名無しさん@ピンキー
12/02/23 18:12:44.49 NOxaPdiL
mada-

295:良晴×氏康 M√
12/02/26 14:41:30.02 Rc31D6/P
2

 クチュ―――とした粘着質な音がしたのを合図に、亀頭が氏康の膣口へと
完全に埋没する。

 その後は簡単だ。実にスムーズな動きでどんどんと奥へ進んでいく。

「い、いや!! やめて!! あぅ!! ひぎっ、いやいやいやぁ!! お願い!! やめてぇぇぇ!!」

 俺は氏康の弱々しい抗議の声を無視し、半ば自分の快感の為に挿入を続行する。

 ズ―――、ズッ―――、ズズゥ―――、ズ。

 膣肉をかき分けるようにして奥へ奥へと入っていく、俺のチンコ。

 痛いくらいに締め付けてくる氏康の膣に、俺は危うく達してしまいそうになるも、
そこは男の意地と気合いで乗り切る。

「あ、あぐ!! い、いたい。た、助けて、小太郎。あぅ!! い、いたいよぉ!! ひぐ!!」

 氏康は今まで味わったことのない痛みに、ぐすぐすと大粒の涙を零しながら弱音を吐く。

 まぁ、それもそうだろう。

 ろくに濡れてもいなかった膣に、乱暴とさえ形容できる挿入。

 これで泣くな、と言う方が無理であった。

「ぐっ!! すげぇ締め付け!! チンコがもげそうだ!!」

 俺はあまりの強い締め付けに声を上げてしまう。

 しかし、今の氏康は自分のことで精一杯のようで、俺の声など気にしている
余裕はない様子。

 浅い呼吸を繰り返して、何とかこの痛みから逃れようと必死であった。

 ヒュー、ヒューと少しだけ開いた口元から息が漏れ、氏康の白い肌には
珠のような汗がビッシリと浮かんでいた。

 汗で額にへばりついた前髪をかき分けながら、俺は腰を推し進め、ついに氏康の処女の
証でもある処女膜へと辿り着く。

「じゃ、じゃあ千代丸の処女もらうぞ」

 上擦る声でそう宣言すると、俺は一思いにパン!! と音が鳴るほどの
勢いで叩きつける。

 ブチィ!! ブチブチ!! ブリュ、リュュュュ~~~~!!

「ひっ!!!!! あ、あぐ!! あ~~~~~~~~!!」

 氏康は尋常ではない痛みに目を大きく見開け、パクパクと酸欠の肴のように、
何度も口を開閉させる。

296:良晴×氏康 M√
12/02/26 14:58:41.98 Rc31D6/P
 そのあまりの痛さに、氏康は俺の体にきつくきつく抱きつき、
俺の背中に爪を突き立てる。

 チクッとした痛みに思わず眉を顰める俺だが、今の氏康に比べたら
屁でもないので、我慢することにした。

 しばらく身動きできずにジッと待っていると、ようやく痛さ半減されたのか、
赤い顔の氏康がこちらへと憤怒の表情で睨んでいた。

「―――許さないわよ。相良良晴。必ず、必ず殺してやるから―――」

「おー、怖い、怖い。んじゃ、俺は殺されないように頑張りますか、と」

 俺は下手するとちびりそうになるのを堪えながら、
呪詛の言葉を吐く氏康へと憎まれ口を叩く。

 それから徐々にではあるが、腰を動かし始めると、氏康の悲鳴まじりの喘ぎ声が
室内に響き渡る。

「あー、ヤベ。腰が気持ちよくて溶けちゃいそうだぜ」

 俺はチンコを通して伝わる氏康の性器の気持ち良さにとろけた声を上げ、
必死に腰を動かす。

「ひっ!! あぅ、あぐ、いぁ!! あ、あぁん。ぐす、うぐっ――、こ、小太郎、たすけて。
サルに犯されているの。お願いだから、たすけて」

 氏康の呻き声まじりの喘ぎ声をバックミュージックに、俺は発情期に差し掛かった犬や猿の様に
腰を振りたてる。

 氏康の破瓜の血が混じり、ピンク色の愛液が二人の結合部からゴポリ、ゴポと次々と溢れ出てきて
ちょうど良い潤滑油になり、激しい性行を可能にしていた。

 氏康と俺の結合部を二人の体液が交じった愛液がグチュグチュと泡立ち、
より淫猥な雰囲気を醸し出していた。

 俺は腰を前後左右に動かしながら、汗ばんだ顔を氏康へと向ける。


297:良晴×氏康 M√
12/02/26 15:21:32.88 Rc31D6/P
 氏康はもはや糸の切れた人形のように為すがままであった。

 だが、それは体だけで、大粒の黒い瞳には強い恨みと怒りの色が浮かび、
今にも俺を焼き殺さんばかりに、激しく色づいていた。

 こんな状況に陥っても気丈な氏康の態度に、俺は敵ながら天晴れと感服してしまう。

 しかし、感服しているばかりでは、この強者である北条氏康を手中にする―――つまりは俺の
思い通りに動くくぐつにする―――ためには、多少氏康の心を挫くくらいでないと。

「そんな目で睨んでもいいのかな? 氏康ちゃんよ」

 俺は再び鞭を手に取り、ペロリと舌なめずりしながら言い放つ。

 ピシッと空気を裂く音と共に鞭がしなる。

 それを見た氏康はひっと短く悲鳴を上げ、身を捩り逃げようとするも―――。

「あぐぅ!! ふぁ!!」

 俺は逃げようとする氏康の子宮へと、思い切りいきり立ったチンコを突き入れる。

 ゴツという音と共に、俺のチンコが子宮の奥へと到達し、氏康のお腹がぷく~と膨れあがる。

「あ、あぅぅぅ~。お、おなか、おなかがふくれちゃたよ。こ、こたろー、こわい、よ。こたろー」

 譫言のように呟き続ける氏康。

 あれほど俺への怒りに燃えていた可愛らしい瞳も、子宮への強烈な一撃に、
暗く濁り焦点が合ってなかった。

 ともするとこのまま正気を失ってしまいそうな氏康へと、
俺は手にした鞭を振り下ろす。

 勿論、限界まで俺のチンコを受け入れ、これでもかと膨れあがっている腹へだ。

 空気が震える程の重たすぎる衝撃に、氏康はビクンと大きく細身の裸体をビクつかせ、

「ひっ!!! い、あ―――!! い、いた!! ひだいよぉ―――!!」

 と、獣の叫び声のような断末魔の声を上げ、耐えきれないほどの激痛に畳の上をのたうち回る。

 俺はそれに追随するかのように何度も、何度も白く美しい体に鞭を振り下ろす。

 ビシッ!! ヒュン!! ビシィィィン!! バシッ!!

「ひゃ!! あぐ!! あ、いぁ!! うぁあん!! やめ、やぇて!! おね、おねがいだから!!
いぁ!! 言う、いふこときくから!!」

 体に無数のミミズ腫れをつけながら、氏康は息も絶え絶えにそう懇願する。

 

298:良晴×氏康 M√
12/02/26 15:59:29.23 Rc31D6/P
 俺はその言葉を聞くと、ふむと顎を手に置き考える仕草をした。

(そろそろか? いや、こいつの言葉は信用できねぇし。こうなればーーーー)

 俺は氏康の言葉が本当かどうか、一つ試すことにした。

「ふぅ~ん。じゃあ―――」

 俺は口の端をつり上げ、氏康の細い腰を掴むと仰向けに寝転んだ。

 すると必然的に俺の腰の上に氏康が跨る体勢になる。

 まぁ、いわゆる騎乗位というやつだ。

 俺は動きたくなる衝動を必死に堪えながら、より結合が深くなり苦しそうな
表情を浮かべる氏康へと指示を飛ばした。

「ほら、動いてみろよ。さっきの言葉が本当なら、の話だけどな」

 ククク、とさも可笑しいというように笑う俺を見下ろし、悔しそうにギリリ
と歯をかみ合わせる氏康。

 しかし、手を縛られる上に、膣にはサルのチンコが限界まで入っている。

 でも―――、動きたくない。否、体の言うことがきかない。

 動かなきゃ、動かなきゃ。

 何度も自分に言い聞かせる。

 ここで言うとおりにしなければ、また鞭を打たれる。
 
 もう、痛いのはいや。

 

299:良晴×氏康 M√
12/02/26 16:09:38.29 Rc31D6/P
 氏康はグッと涙を堪えて腰を浮かせるため、俺の腹の上に縄で縛られた手を
支えとして置いた。

 足の力を使って懸命に腰を浮かせようとするも、まるで石のように重く、自分の意思とは裏腹に、
サルの上にペタンと座ったままの状態で固まっていた。

(ふ―――、やっぱりまだ奉仕は無理か。まだまだ調教が足りないようだな)

 俺はやれやれと首を横に振ると、おもむろに氏康の頬を強く叩いた。

 バッチィィィィィン!!!!

 頬を叩いた、手の平と頬肉がぶつかる際の乾いた音が心地よく響く。

「いぅ!! あ、ぐぅ―――」

 氏康の青白い頬が赤く染め、1.5倍くらいにプクゥ~と膨れあがる。

 ちょっと強く叩きすぎたようだ。

 氏康の真珠のように小粒で愛らしい唇からは、皮が捲れたのか、肉がきれたのか、
赤い血がツゥーと顎を伝って俺の腹の上にポタポタと落ち、赤い血の華を咲かせた。

 ジンジンとした鈍い痛みに、氏康は溢れんばかりの涙を目尻に浮かばせる。

 それでも声を上げないのは武将の誇りか、意地であろうか。



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