ふたりエッチでエロパロ Part10at EROPARO
ふたりエッチでエロパロ Part10 - 暇つぶし2ch1:名無しさん@ピンキー
10/04/29 02:33:53 EFTdjtBC
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄           ┃
| ふふ…真に早く出かけて欲しかったろ?..        ┃
\                                .  ┃
   ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄         .. ┃
    ∧ ∧      チュプッ                  . ┃ ゆ、優良さん…
   (,,゚Д゚)  グプッ                        ┃  ∧∧
   / ⊃∧∧    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ... ┃  (゚Д゚;)
 ~(  ヾ゚   )  < んんっ…そうよ!          . ┃ ⊂ ⊂
   U~ u u ヽノ  | 早くこのち○ぽ欲しかったのぉ!  ┃  |  |~
       (_(____つ  \____________    ┃  し`J

ここは、ふたりエッチ本編に物足りない人がSSを投稿したりそれを楽しんだりするスレです。
優良さんが他の男とHする本編にはあり得ない展開や
真が他の女性達とHするこれもあり得ない展開などをSSにしてくれる神をマターリと待ちましょう。
前スレ
ふたりエッチでエロパロ Part9
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前々スレ
ふたりエッチでエロパロ Part8
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過去ログ
ふたりエッチでいかせて下さい
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ふたりエッチでいってみよう
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ふたりエッチはどうなるの?
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「ふたりエッチでイっちゃうの? 」
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「ふたりエッチってそんなにイイの?」
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「ふたりエッチってどうなの?」
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ふたりえっちでいっちゃって
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2:七の人
10/04/29 02:35:33 EFTdjtBC
責任を取って立てましたw
皆さんいますか??
少し待ってからまた投下しますね^^;

3:名無しさん@ピンキー
10/04/29 03:27:59 jc7Ahh79
>>1=七の人さん乙
前スレ容量ギリだったから書き込めんかったけど、gj! 続き楽しみに待ってます。

4:七の人
10/04/29 09:35:35 EFTdjtBC
えっと、皆さん移動してきてますかね??^^;
一応前スレで投下した最後の奴も貼りましょうか??
SSスレで投下したことあまりないんで教えて下さい


5:名無しさん@ピンキー
10/04/29 12:25:14 jc7Ahh79
前スレからの話。今んとこそんなにレス数使ってないから、改めて乳編をまとめて投下してはいかが?

6:七の人
10/04/29 21:25:18 EFTdjtBC
んじゃ、投下したところまでまとめて投下しますね。
今ラストの直前まで書いてるんで今晩中に乳編を終了できると思います。

7:七の人
10/04/29 21:26:24 EFTdjtBC
幼馴染み優良姉ちゃん 乳編①

「お邪魔しま~す」
呼び鈴で玄関に迎えに来た優良の前に、扉を開けて一人の細身の青年が入ってくる。
「勇吉君、いらっしゃい♪」
優良は笑顔で迎え入れる。
青年は優良の田舎に住んでいる勇吉という青年で23歳。
実家のそばの大学を卒業し、実家を拠点に就活をしていたがこのご時世でなかなか決まらないでいた。
そこで都会での一人暮らしも考え、優良の住む街で就活を始めた。
「遠かったでしょ?」
「うん、少し遠かった。幼い頃はもっと近いように思ったんだけど……」
白のブラウスにゆったりとしたスカート姿の優良の問いかけに、スーツ姿の勇吉は優良に鞄を渡し革靴を脱ぎながら答える。
「幼い頃はお出かけというだけで楽しくて、長時間でもあっという間だったもんね」
優良は勇吉が上がると廊下を通り居間に案内をする。
「おお!広い!」
「結婚して子供が出来たときのことも考えて引っ越したの。最初の家は少し狭かったの」
シワになるからと勇吉から上着を受け取るとハンガーにかけて壁に掛ける。
端から見れば若夫婦のように見えるかもしれない。

勇吉に冷たい飲み物を出すと優良も向かいに座る。
「えっと、今日は旦那さんは?」
「平日ですから仕事です♪」
笑いながら答える優良。
「そか、普段は引きこもりだから平日とかの感覚がなくなってる」
勇吉もまた苦笑いで誤魔化す。
その後、今日の面接の結果とか就活の話をするが、いつの間にか田舎の話に変わる。
「優良姉ちゃんが結婚したって聞いた時は驚いたな~。優良姉ちゃんの婆ちゃんが凄く喜んでいて、どうしたの?って聞いたら結婚したって言うんだもん」
「ずっとOLをしていて縁談したの。私が結婚したの変かな??」
優良の問いかけに勇吉は首を傾げて考える。
「変というか……。小さいときから遊びにきた優良姉ちゃんを見てきたから、幼馴染みのお姉ちゃんはお姉ちゃんのままなんだと思っていたから驚いたというか……」
「そうねぇ。小さい頃よく一緒に遊んでいたよね」
遠い目をしながら昔を懐かしむ優良。
「俺が中学に入った頃急に遊びに来なくなって、十年くらいぶりに遊びに来たと思ったら旦那と一緒で凄く色っぽくなんっているんだもん、そっちでも驚いたよ。」
勇吉は笑いながらジロジロと優良を見る。
「色っぽく……褒めても何もでないんだから!」
幼馴染みの言葉を真に受けないようにしているが、自分のスタイルに自信がなくジムに通っている優良にとっては嬉しい一言で、思わず顔が赤くなるのが分かる。
「ええ!?ホントに色っぽいと思うけどな~。特に胸とか……」
「!!もう!ジロジロ見るんじゃありません!」
優良はぷいっと顔を背ける。
「そういうところ相変わらずだね。優良姉ちゃんは」

そして、話は思わぬ方向に展開していく。

<つづく>

8:七の人
10/04/29 21:27:13 EFTdjtBC
幼馴染み優良姉ちゃん 乳編②

「それにしても、優良姉ちゃん幸せそうだね。」
ご機嫌を損ねて顔を背けてしまった優良をやっとの思いでなだめ再び話を再開する。
「うん、幸せだよ♪真さんは優しくて、少し風邪引いただけでも凄く心配をしてくれるの。ただ……」
顔を真っ赤にして俯いて何か呟いている優良。
「優良ねえちゃん?何かあったの?まさか酔うと暴力を!?」
勇吉の言葉に優良はあわてて顔を上げて否定する。
「ううん!違うの!そんなんじゃなくて……」
手を振って否定するも肝心なところで俯いてしまう。
「だったらどうしたの?」
「……過ぎるの」
「えっ?何て言ったの?」
勇吉は立ち上がり俯いている優良の顔をのぞき込む。
「エッチ過ぎるの!!」
勢いよく顔を上げた優良の顔は相当恥ずかしいらしく耳まで真っ赤になっている。
「……」
「一晩に6回したりするし……いつも色んな事を……」
恥ずかしそうに俯いて指をいじりながら真っ赤になっている優良を見て、勇吉は少し笑いながらため息をついて話し続ける優良を眺める。
「場所だって砂浜とか、旅行先のベランダで花火を見ながらとか……マニアックだし……」
「……」
無言で話を聞いている勇吉を優良は上目使いで様子を窺う。
「勇吉君?」
「……淫乱……」
この後言うまでもなく優良は再びご機嫌を損ね、勇吉がなだめるのに苦労した。

「……私のことより、勇吉君はどうだったの?」
未だに頬は熱を帯びていたが、来客でもあり勇吉も時間があるわけでもなかったので会話を再開した。
「どうって……聞きたいことは大学でのことなんだろうけど何にも無かったよ。未だに女性と手を繋いだこともないよ」
勇吉の返事に優良はキョトンとする。
「小さい頃、よく手を繋いでお散歩したりしたじゃない」
「それを言ったら一緒に風呂に入った事も……」
今度は二人とも顔が真っ赤になって、沈黙が辺りを包み込む。
「……で、でも近所の由美子ちゃんとかいるしきっかけは……」
優良の場の空気を変えようとする言葉に勇吉はため息をついて顔を横に振る。
「俺の性格上……ねぇ。だからこの歳まで童貞だし……。」
ため息をついて落ち込んでいる勇吉を見ながら、今度は優良が対応に困り頬をかく。
「でもでも、私も結婚するまで……」
苦し紛れの言葉に勇吉は再びため息をつく。
「でも、今は頑張る日々だし……旦那さんが羨ましいよ……こんなスタイルのいい……」
本当であれば怒るところなのだが、自分の発言で落ち込ませているので怒れないで優良も戸惑いを隠せないでいた。
沈黙の時が続き、その沈黙を破ったのは優良であった。

「胸……触ってみる?」

ここからさらなる方向へと展開していく。

<つづく>

9:七の人
10/04/29 21:28:01 EFTdjtBC
幼馴染み優良姉ちゃん 乳編③

「胸……触ってみる?」
その言葉に勇吉は、頭が取れるのではないかというほどの勢いで顔を上げて優良を見つめる。
「えっと……?」
やっとの事で絞り出した言葉は全くの意味不明なものだったが、それは優良の言った言葉の意味を言葉として理解するのに困り自然に出たものだった。
「えっと、触らせて貰えるなら是非とも」
優良が冗談で言っているのではないか?と疑い半分で返事をする。
「本当にいいの?」
勇吉は優良の胸を見ながら聞き直す。
「……うん」
顔を耳まで真っ赤にして俯きながら頷く優良。
「触る……だけだよ?」
やっとの思いで顔を上げた優良は恥ずかしさからか潤んだ瞳で勇吉を見つめる。
その表情を見た勇吉は戸惑いながらも立ち上がり優良の横に行く。
「本当に……いいの?」
未だに幼い頃から綺麗なお姉さんとして接してきた優良が、見るからにスタイルの良いその体に触れさせてくれるとは信じ切れないでいた。
「いいよ……触って……いいよ」
相変わらず耳まで真っ赤になっている優良の優しい笑みに、お姉さんの優しさを感じる。
「それじゃ……触るよ?」
ゆっくりと優良の横乳に腕を伸ばし人差し指でそっと触れる。
「んっ!」
幼馴染みとはいえ旦那以外の男に、乳を触られびくっと体を震わせる。
「うわっ!柔らけぇ!」
その感想は心の底から出た本音だった。
向かいに座っていても分かったその大きさだが、そばで見るとさらに大きく感触も言葉に出来ないような感触だった。
だから『柔らかい』という簡素的に思える感想が本当に一番的確な正しい感想だった。
「……突っつくだけでいいの?」
優良のその言葉に勇吉は聞き返すこともせず、背後に回り両手を2つの膨らみに伸ばしていた。

<つづく>

10:七の人
10/04/29 21:28:56 EFTdjtBC
幼馴染み優良姉ちゃん 乳編④-1

両脇の下から両腕をくぐらせると、ブラウスとブラの上からそっと乳に触る。
「!!」
優良は顔を上げ再び体をびくっと震わせると、再び虚ろな瞳で俯く。
「うおっ!本当に柔らけぇ!」
その手のひらに重みと張りを感じて発せられた感想は1度目の感想と似たものだったが、さらなる深い感動が込められていた。
「本当に恥ずかしいんだからね……」
全身の火照りと旦那への言い訳が脳裏を駆け巡る優良の言葉には、体の火照りと同様に熱と湿り気を帯びた息が混じっていた。
その言葉を背後から優良の肩越しに見ていた勇吉は純粋に可愛いと思ってしまう。
「えっと……俺が勝手に触っているから優良姉ちゃんは雑誌でも読んでいてよ」
そばにあった読みかけらしき雑誌を優良の前に置くと、優良はコクッと頷くと読み始める。
気が散ったおかげか全身から力が抜けてさらに乳の重みが手のひらに伝わってくる。
「それにしても……この感触はやみつきになるね」
優良の肩のそばに顔を近づけると耳元に囁くように言う。
「そう……なんだ」
雑誌を読み始め緊張は解けたものの、その言葉には熱と湿り気が籠もっているのは変わらなかった。
勇吉は頷くと2つの膨らみをゆっくりと上下させると、心なしか優良の瞳が虚ろさを増す。
「うん、この柔らかさは……凄い」
上下させていた膨らみを今度は軽く押してみる。
「そ、そ……うなんだ……」
今度は手のひらを少し開閉させながら上下に動かし始める。
「……触るだけじゃなくて……揉み始めたぁ……」
その言葉にもはや力はなく完全に力が抜けきっていた。
「ダメ……かな……?」
勇吉の問いかけにゆっくりと顔を横に振る。
「いいよ。でも服の上からだけだからね。あとブラがあるから……優しく……ね」
俯いて目を閉じながら呟く優良に勇吉は理性を奪われそうになる。
「えっと、雑誌を読んでる?」
ゆっくりと左右別々の方向に動かし揉みながら勇吉は、からかうように問いかけてみる。
「よ、読んでるよぅ……」
優良は慌てて目を開けるとページをめくる。
その様子に思わず笑いながら、少しづつ動きを大きくしていく。

11:七の人
10/04/29 21:29:54 EFTdjtBC
幼馴染み優良姉ちゃん 乳編④-2

数分したとき優良が急に顔を激しく振る。
「どうしたの?」
手のひらにその質量を伝えてくる乳の熱がさらに増しているのを感じながら、優良の耳元で問いかける。
「な、なんでもない」
なんでもない事は一目瞭然、明らかに慌てている様子だったが勇吉はあえて聞き返さず、代わりに乳を揉み力を上げ速度を速めてみる。
優良はビクッと体を震わせるとさらに顔を激しく振る。
さらに数分がたったとき……。
「……ん…ぁ……んぁあん……」
その反応を勇吉は見逃さなかった。
「優良姉ちゃんひょっとして……感じてる?」
「これだけ揉まれていたら感じてくるもん……」
勇吉はその言葉を機に乳を揉み上げる力と速度のリミットを解除する。
「んあぁ!は、激しすぎるぅ!や、優しくって……」
優良の言葉を無視してブラウスの上・ブラの上を気にせず攻め上げていく。
「んぁあ……あぁんぁ……」
静かな部屋の中に優良の喘ぎ声と熱と湿り気を帯びた息が満たされていく。
「んんぁあ!はぁんあ……!」
息が荒くなっていき最後の時が近づいているのが童貞の勇吉にも理解できた。
「あぁんぁ……も、もう……」
優良の力抜けそうなときそれは起こった。
ぽ~ん!ぽ~ん!
夕時告げる時計の音だ。
「やべぇえ!!!」
その音に部屋の時計、音源を見た勇吉は乳から手を離して慌てて鞄を手に取る。
「はぁ……はぁ……どう……したの?」
「終電!いや、本当の終電じゃないんだけど、最終バスに間に合う為の最終の電車の時間!!」
たった今までの行為で脱力しきっている優良をよそに勇吉は居間を飛び出す。
「ありがとう!ご馳走様!」
バタン!
勇吉はそのまま家を飛び出していき優良は慌てて後を追いかけ居間から玄関に走る。
「そんなぁ~!この気持ちはどうしたらいいのぉ!?」
2人が出て行った居間の壁には上着が掛けられたままになっていた。

そして、優良は気がついていなかった。
自分のブラウスの胸……乳の位置だけがシワシワになっていて少しだけ手汗がついているまま人前に飛び出していることに。

<つづく>

12:七の人
10/04/29 21:31:07 EFTdjtBC
幼馴染み優良姉ちゃん 乳編⑤

「はい、ついでだからクリーニングにも出しておきました!」
「あ、ありがとう……」
居間で優良から上着を受け取りながら勇吉は顔色を伺う。
あれから2週間、上着は初めてここに来たときより綺麗な状態で袋に入ってそこにあった。
「えっと……優良姉ちゃん……怒ってる?」
答えは分かっていたが、一応さらに機嫌を損ねることがないように恐る恐る聞いてみる。
「怒ってません!」
つまり怒っていますという事。
「忘れていって悪かったってば……」
「……真さんに見つからないようにするのが大変だったんだから!それに……」
優良は言いかけたところで口を塞ぐ。
「それに??……もしかして、触るだけじゃなくて揉んだことを怒っているの?」
「!!ち、違います!」
優良は拗ねて横を向くが、その顔は耳まで真っ赤になっている。
「え……それじゃ、もう少しのところで止めたこと?」
「!!知りません!」
さらに向きを変えて勇吉に背中を向けてしまう。
「両方のことで怒っているんだ~。それにしても、あの後どうしたの?梨香ちゃんから聞いたんだけど翌日は遅くまで寝ていたそうだね?」
勇吉の言葉に優良は背を向けたままため息をつく。
「梨香……余計なことを……。自分でしても冷めなくて真さんと新記録……」
「……淫乱……」
その言葉に優良は無言で俯き顔の赤さをより深いものにする。
数刻の無言の時が流れ最初に動いたのは勇吉だった。
「優良姉ちゃん……」
相変わらず背を向けたまま俯いている優良にそっと抱きつく。
「勇吉君!?」
突然の事に全身の力込める。
「もう一回触らせて?」
その言葉に優良は慌てて勇吉の腕を振りほどくとこの間座ったのと同じ椅子に座る。
「ダメ!これ以上はダメです!私はもう結婚しているんですからね!」
声を荒げて戒めるとテーブルに置かれていた雑誌に視線を落とす優良に、勇吉は戸惑いながら横に行くとそっと横乳に触れる。
その感触はあの時同様言葉にしにくいほど心地よい柔らかさだった。
「本当にダメ?」
「!!ダメです!」
勇吉の手を叩くと脇を締めて雑誌のページをめくるが、ションボリとしながら向かいの椅子に座る勇吉をチラチラと上目使いで何度も見つめる。
再び沈黙に包まれ時計の音だけが部屋に響く。
「……今度こそ……触るだけよ?」
勇吉は今度こそ首が取れるのではないかというほど勢いよく顔を上げる。
「それから……」

この言葉から勇吉と優良の関係がさらにステップアップする。

<つづく>

13:七の人
10/04/29 21:31:41 EFTdjtBC
幼馴染み優良姉ちゃん 乳編⑤

「はい、ついでだからクリーニングにも出しておきました!」
「あ、ありがとう……」
居間で優良から上着を受け取りながら勇吉は顔色を伺う。
あれから2週間、上着は初めてここに来たときより綺麗な状態で袋に入ってそこにあった。
「えっと……優良姉ちゃん……怒ってる?」
答えは分かっていたが、一応さらに機嫌を損ねることがないように恐る恐る聞いてみる。
「怒ってません!」
つまり怒っていますという事。
「忘れていって悪かったってば……」
「……真さんに見つからないようにするのが大変だったんだから!それに……」
優良は言いかけたところで口を塞ぐ。
「それに??……もしかして、触るだけじゃなくて揉んだことを怒っているの?」
「!!ち、違います!」
優良は拗ねて横を向くが、その顔は耳まで真っ赤になっている。
「え……それじゃ、もう少しのところで止めたこと?」
「!!知りません!」
さらに向きを変えて勇吉に背中を向けてしまう。
「両方のことで怒っているんだ~。それにしても、あの後どうしたの?梨香ちゃんから聞いたんだけど翌日は遅くまで寝ていたそうだね?」
勇吉の言葉に優良は背を向けたままため息をつく。
「梨香……余計なことを……。自分でしても冷めなくて真さんと新記録……」
「……淫乱……」
その言葉に優良は無言で俯き顔の赤さをより深いものにする。
数刻の無言の時が流れ最初に動いたのは勇吉だった。
「優良姉ちゃん……」
相変わらず背を向けたまま俯いている優良にそっと抱きつく。
「勇吉君!?」
突然の事に全身の力込める。
「もう一回触らせて?」
その言葉に優良は慌てて勇吉の腕を振りほどくとこの間座ったのと同じ椅子に座る。
「ダメ!これ以上はダメです!私はもう結婚しているんですからね!」
声を荒げて戒めるとテーブルに置かれていた雑誌に視線を落とす優良に、勇吉は戸惑いながら横に行くとそっと横乳に触れる。
その感触はあの時同様言葉にしにくいほど心地よい柔らかさだった。
「本当にダメ?」
「!!ダメです!」
勇吉の手を叩くと脇を締めて雑誌のページをめくるが、ションボリとしながら向かいの椅子に座る勇吉をチラチラと上目使いで何度も見つめる。
再び沈黙に包まれ時計の音だけが部屋に響く。
「……今度こそ……触るだけよ?」
勇吉は今度こそ首が取れるのではないかというほど勢いよく顔を上げる。
「それから……」

この言葉から勇吉と優良の関係がさらにステップアップする。

<つづく>

14:七の人
10/04/29 21:33:40 EFTdjtBC
ああ……同じのを2つやってしまいました><
削除とかできませんよね><
スミマセン

15:七の人
10/04/29 22:13:00 EFTdjtBC
幼馴染み優良姉ちゃん 乳編⑥

「それから……」
一呼吸を置いて俯いてしゃべり出す。
「それから……シワになるとイヤだからブラウス……脱ぐね」
勇吉が興奮して横に移動してくる間に、優良はモジモジしながらブラウスを脱ぐ。
「おお……」
感嘆の声が出るのも無理はない。
服を着ていても分かるほどの大きな胸……大きく形も良い乳がピンク色のブラに包まれて姿を現した。
「……から、直に触って……いいよ」
聞き取れないほどの声で呟く。
「えっ?」
「擦れてイヤだから直に触っていいよ!もう!服着ちゃうよ!」
恥ずかしさの限界を超え瞳が潤んでいる。
「ご、ゴメン!それじゃ遠慮なく……」
ピンク色のブラの中に手を忍び込ませていく。
「す、すげぇ……」
「ん……触るだけ……だよ」
かたや手のひらに伝わってくる弾力と吸い付くような感触に感動の声を上げ、かたや他人のしかも旦那以外の男の手の感触に声を上げる。
下乳や何度か突っついた横乳を大人しく触っていた勇吉だったが、頂上の異質の突起に触れた途端手の動きが止まる。
「乳首……硬くなっている……」
勇吉の言葉に優良は俯いたまま顔を背ける。
「優良姉ちゃんもしたかったんだ……」
「……いうなぁ……」
か細く呟くその仕草に勇吉の我慢はいとも簡単に崩れ去る。
ゆっくりと揉み始めると、自然とブラがずれて乳首があらわになる。
「可愛い~」
仕草も乳首もすべての感想がその言葉だった。
「……また揉み始めたぁ~。約束が違うよぉ……」
虚ろな瞳で抗議の視線を送るが、優良にはもはや振りほどく力は残っていなかった。
勇吉のいうとおり、2週間前のあの日からこうなることを期待していたように体が反応する。
「んぁ……」
堪えることもなくすぐに待ちわびたように、熱と湿り気を帯びた息があふれ出してくる。
「……また硬くなってきた……」
「そ…そう……ぁんはぁ……」
破壊衝動にも似た激しくしたい衝動を抑え、ゆっくりと慌てず優しく2つの膨らみを揉み上げる。
「勇吉君の手……温い……」
「優良姉ちゃんのおっぱいも温かくなってきた……」
それは表面の冷たさが、勇吉の手で温かくなってきただけではない熱の帯かただった

16:七の人
10/04/30 01:16:22 sTlWu+ou
幼馴染み優良姉ちゃん 乳編⑦-1

「勇吉……君、ブラの外し方……分かる?」
「漫画で読んだだけの知識だけど……」
勇吉は片手でバックホックを外そうとするが上手く外すことが出来ず戸惑ってしまう。
「……恥ずかしいけど……」
優良は人前でブラを外す恥ずかしさから目を閉じてホックを外す。
「おおお!」
それまで所々隠れていた部分もすべて姿を現し、形の良い乳が姿を現す。
「あんまりジロジロ見ないでよぉ~恥ずかしいぃ……」
優良は自分の乳に息をのんでいる勇吉を上目使いでチラチラと見ながら呟く。
旦那相手でも最近になってやっとなれてきた異性の前で服を脱ぐという行為を、幼馴染みとはいえ旦那以外の男の前でする。
さらに上半身だけ裸というシチュエーションに、恥ずかしさのあまり意識が遠のきそうな感覚に襲われる。
「それじゃ、触るね」
再び背後に回ると脇の下から両乳にそっと手を伸ばす。
「んんっ!」
恥ずかしさから極限まで敏感になった触覚に優良は飛び跳ねるように反応する。
「優良姉ちゃんのおっぱいって……」
下乳の湾曲にそって、そっと付け根から撫で上げる。
「ひゃぅ!」
「本当に良い形だよね。大きいし吸い付くように貼り付いてくるし……虜になる」
「いうなぁ……」
すでに力が入らないのか勇吉に身体を預け押し寄せる悦楽の波に身を任せる。
「大きくなぁれ~」
イタズラに付け根から絞り出すような動きで、壊れ物を触るようにゆっくりと優しく揉み上げる。
「急に大きくなったら……真さん……に疑われ……ちゃうよぉ」
虚ろな瞳で揉まれている自分の乳を見つめる。
勇吉はゆっくりと指を這わせて乳輪に触れるが決して中央の敏感な突起には触れないように優しく慎重に撫でる。
「んふぁ……んあ……勇吉君……じらさな」
「ま~だだよ」
優良が言い終わるよりも早く、かくれんぼの時のように笑いながら囁き、わざと乳輪から離れて手のひらで下からゆっくりと揉み上げる。
「お願い……じらさないでぇ」
その言葉に勇吉は笑いながら耳元で頷く。
「それじゃ……」

17:七の人
10/04/30 01:17:10 sTlWu+ou
幼馴染み優良姉ちゃん 乳編⑦-2

「それじゃ……」
乱暴に硬くなっている乳首を指先でつまむ。
「ひゃん!もっと優しく……」
「そんなこと言って、また硬くなったよ?さぁ、可愛い声を聞かせて」
両手で乳を鷲づかみにするといきなり激しく揉みしだく。
「ん……あんぁ!んふぁ……」
優良の甘く湿り気を帯びた吐息が部屋に響く。
2人ともいつの間にか時間の感覚がなくなる。
数分……いや十数分したか分からなくなってきた頃、優良の反応と身体に変化が起こる。
「はぁあ!?んんぁ……うぁんぁ……はぁ!」
「優良姉ちゃん……イキそう?」
優良は無言で小さく頷く。
「いく顔みたいなぁ。いっちゃってよ」
イタズラに笑うと勇吉は揉む勢いを早めていく。
「い、いちゃうよぉ……んあふぁあ~!」
揉み上げるリズムに合わせて優良は激しく身体を揺らす。
そして……。
「いっちゃえ」
勇吉の言葉に合わせて優良は身体をこわばらせて、全身を浮かせるように伸び上がる。
「い、いくううううう!んあああああ!」
びくっ!びくっ!と身体を震わせると、すぐにグッタリと椅子にもたれかかる。
「はぁ……はぁ……いっちゃ……た」
「可愛かったよ。優良姉ちゃん♪」
勇吉が笑いながら優良の頭を撫でると、優良ははにかみながら微笑む。
「気持ち……良かったよ。部屋がぼんやりとして少し暗く見えるよ……」
「!!」
すっかり時間を忘れて乳揉みとその快楽に浸っていた。
周りの音が聞こえなくなるほどに。
「終電!!」
勇吉は慌てて時計を見るとかなりのギリギリな時間になっていた。
「勇吉君、私は上半身裸だから送っていけないよ。約束を破って揉んだ罰です。頑張ってね♪」
絶頂の後の虚脱感から姿勢を変えずに、玄関に向かう勇吉を視線だけで見送る。
上着を羽織って飛び出していく姿を見送る優良の表情には幸せそうな表情に満ちていた。

虚脱の優良、焦りの勇吉……それぞれの状況で見落としていた。
テーブルの下に置かれたリクルート用の鞄の存在を。

<乳編~完~>

18:七の人
10/04/30 01:24:14 sTlWu+ou
乳編終了です。
一先ずこんなんでスミマセン><
少しでもおかずにして貰えたら光栄です。
次からは秘所編です。
時間が空くかもしれませんし、すぐに投下できるかもしれませんw
投下の際にはまたよろしくです。
あ、この2人はキチンと進みますんでご安心をw

19:名無しさん@ピンキー
10/04/30 09:30:37 4SgQG88h
もっとじっくり攻めても良かったかなー、とは思ったけどヨカッタです。
リアルの放が忙しい様ですから、あまり無理せず身体を大切にして、完結まで挫けないで頑張って下さいね。

でも・・・、早く続き読みてーーッ!ってのが本音W

20:名無しさん@ピンキー
10/05/02 00:57:49 BxCP7W8v
>>7>>17 gj!
新スレたってたのな。知らんかった。

それにしても、克は猫ヶ谷中心でやってく気まんまんだな。これでますますふたりエッチがやっつけに…。
ブログ見ても話題に挙げてる時の文章からしてテンションの差が明らかだよ。
『もうゴールが見えてきた』とか書いてるし、連載も、あと1年。長くて2年くらいだろうか?

21:名無しさん@ピンキー
10/05/02 03:29:28 V/uouH7L
このスレの平均年齢は幾つくらいなんやろうか・・・

22:名無しさん@ピンキー
10/05/03 13:58:33 dRRpv5zP
勇吉、乳モミだけでイカせるとか、童貞のくせにテクニシャン過ぎだろW
というツッコミは置いといて、秘部編、結合編が待ち遠しい今日この頃。

23:名無しさん@ピンキー
10/05/04 04:26:26 dHVI/NqZ
きっと、私たちを油断させるため、勇吉は童貞といったけど、実は泣いた女は星の数・・・
続きがんばってください!!

24:名無しさん@ピンキー
10/05/04 10:35:08 8j0Dp75T
そういや最初にこのシチュ書いた人のも、そんな設定だったっけな。
それなら、ところどころ垣間見える、童貞らしからぬ余裕っぷりも頷ける。

25:七の人
10/05/04 11:42:07 pQNi/00y
なんか盛り上がってますね^^;
嬉しい限りですw
実は少し個人的な経験も入ってるんで^^;
それはさておき、余裕の理由とかも決めてはあるんですけど書いた方が良いですか?
皆さんで想像してもらった方が良いかなと思ったんですが。。
勇吉は童貞は童貞です。風俗もないです。
まぁ、色んな意味で出身が『村』ですから。w

26:名無しさん@ピンキー
10/05/04 14:18:45 dHVI/NqZ
七の人氏
理由はないほうが楽しめそうだし、ふせて、ストーリーで明らかになった方がいいかもしれないです。
続きおまちしてます

27:名無しさん@ピンキー
10/05/05 11:27:20 ymWP9tsd
文章が中学生レベルなのが惜しいね。
あと、真に対する背徳感を感じつつもどうしてもやめられない…ってな感
じの優良さんの心理描写は欲しいところ。
これではただのショタ好き発情嫁でしかない。

28:七の人
10/05/05 12:06:42 aRBzuZ+Y
そうですよね……中学生レベルの文章ですよね……。
背徳……確かに抜けてますね。
もう少し時間おいてみます。

29:名無しさん@ピンキー
10/05/06 21:47:35 hb/bYMkU
釣られないように>七の人。
期待してる人も多いよ

30:名無しさん@ピンキー
10/05/06 23:44:35 AMZ9Ztze
つーかタダで読める素人創作に文章力なんて求めるほうが間違ってる気が。
確かに前スレのあれとかは俺的に二次元ドリームなんかよりもよっぽどうまいしエロいと思うけど、
どっちかっつーとあっちのほうが異常なわけで。
気にせず好きなようにやればおk。

31:名無しさん@ピンキー
10/05/07 02:59:29 4xsb6Ia1
>>28
とりあえずオイラのナニをおっきさせてイヂらせる程の文は書けてるんだから、
その勢いで突っ走って、早くオイラを抜かせてくれい!

32:名無しさん@ピンキー
10/05/07 22:20:59 eHCcy2XI
まぁ、とりあえず、
文、台詞、文、台詞って言う繰り返しがあまりに単調なのは気になる

33:名無しさん@ピンキー
10/05/08 04:27:08 x5wxQZ06
実質、七の人さんの処女作なんだし、生あたたかい目で見守ろうジャマイカ。

でも、1日ごとに1、2レスずつ書きながら投下ってのは少し考えた方が良いかもね。

34:七の人
10/05/09 19:30:49 Y2qOpZd1
皆さんありがとうございます。m(_ _)m
乳編投下後>>28後から体調を崩して入院してました。^^;
改善するところは頑張ってみますんでもう暫くお待ち下さい。
次からはまとめて投下しますね。
あと要望のでてるアナルのも秘所編で入れようか否かと考えてます。
本番は結合編までお待ち下さい。w
『じらし』がテーマなんでジリジリとw

35:後書きメインの人
10/05/10 00:40:34 YXJcYe03
新スレ移行乙です。後書きメインの人でございます。
しかし2スレ連続で800行かずにスレ打ち止めって地味にすごいような。
作品の知名度はそれなりに高いが(失礼ながら)旬の作品とは到底言えんのに10スレ目も行くなんざ古株つってもいいであろう私としては嬉しかったりします。
それはともかく「夫婦は糾える縄のごとし」の前編。
NTR(ネトラレ)描写というか話が暗めになってますのでご注意ください。
つか今回ので興奮するのは難しいんではなかろうか?
それはお前の描写力不足だろとツッコまれると反論の次第もありませんが。
んでは本編

36:後書きメインの人
10/05/10 00:41:24 YXJcYe03
「やあ、こんばんは。今夜は何の用だい?」
僕、矢吹武は近所の小野田家を訪れていた。
年はそこそこ離れているが家族ぐるみでただの近所づきあい以上の間柄だ。
年を取ると友人を作るのが難しくなると言うが、その点からしても希有な隣人と言えるかもしれない。
「こんばんは。急にお呼びたてしてすいません。実は相談したいことがあって」
小野田家の主人、真くんがいつもの柔和な笑顔で出迎えてくれた。
温和そのものという毒のない顔に思わず心がなごむ。
多少頼りないところもあるが、その外見だけでない優しさから慕われることが多いのも納得する笑顔だ。
かくいう僕も他人には殆ど言ったことのない性的不能(インポ)について彼には相談したことがあったりする。だから
「君からの相談に乗れるとは嬉しいね。できる限りのことはするつもりだよ」
僕は本心からそう答えた。そう、その時は本心から思っていたのだ・・・。

「とはいえ、口で説明するのはちょっと難しいんですよね」
客間を兼ねたリビングに腰をかける僕にインスタントコーヒーを出しながら彼は言った。
(おや、今夜は優良さんいないのか?)
(このおしどり夫婦にしては珍しいけど、彼女にだって用事がある時はあるか)
インスタントを喉を湿らせた後、僕は切り出す
「じゃあ、口以外の何かで説明を・・・というか多分コレで説明するつもりなんだよね?」
コレ、とは僕の座るソファーの前のテーブルに置かれたPC。
通された時から気になってはいたが、仕事かもしれないと思い尋ねなかった。だがやはり
「ご明察。話が早くて助かります」
おどけながら彼はPCの前に座り何やら操作を始める。
(PCで説明ってことは、仕事関係の話なのかな?)
スクリーンセイバーで待機状態になっていたPCが、あたかも息を吹き返したかのように動き出す。
何度もパスワードを入れてるところをみると、よほど機密のものらしい。
(実はインサイダー取引の誘いとかじゃ・・・イカンイカン彼の人柄考えればそんなことはあるはずもない)
カタカタと小気味よい音をたてながら操作していた真君は振り返りながら言った
「とりあえずコレを見てください」
そして何かの映像アプリを再生し始める。
「分かった」
僕は余計な考えを出すように頭を振る。
振り返った彼の顔はいつもの真面目な真君の顔だ。
何かの不正を疑うなんてとんでもない、真っ当な相談なんだ。
僕は姿勢を正して映像アプリを見つめる
(会社が違うからどこまで助言できるかわからないけど、まあやるだけやってみよう)

37:後書きメインの人
10/05/10 00:41:58 YXJcYe03
「んあぁ!・・いいのぉ…もっと突いてぇ!」
そこに現れた映像はセックスそのものだった
「・・・は?」
呆ける、とは正にあの瞬間の僕だったんだろうと後になって僕は思う。
だが、この瞬間の僕はそんなことを思う暇も余裕もなくただ予想外のその映像を見つめるだけだった。
髪を振り乱しながら若い女性が後ろから責めたてられている。
横から撮った映像のようで女性の顔はよく見えない。
だが、美人だ。ちらりと見える顔もそうだが、プロポーションが抜群に良い。
中でも人目を引く大きな乳房は突かれるたびにゆさゆさと揺れる。
その豊かな双丘の先にある鮮やかなピンクの突端は重力に引かれたかのように尖りきって振り子のように軌跡を描いている。
普段は清楚さを醸し出してるであろう白い肌が興奮により紅潮しているさまは、たまらなく淫らに見える。
後ろから腰を振る男も同じ気持ちだったのか、腰をおもむろに掴むと思い切りたたき込んだ。
「んはぁ!・・・奥まで・・あぁん!キてるぅ!」
肘に力が入らなくなったのか四つん這いの体勢から体を前に倒してベッドに顔を伏せながらも女は叫ぶ。
だが、力の入らない上半身とは対照的に下半身は艶めかしく動いていた。。
くねらせ回転させながら男を誘い、時には男の動きに合わせて腰を重ね合う。
貪るという言葉にふさわしい女の動きに触発されたように男も腰を激しく動かす。
驚くことに無修正のこの映像は秘所もあからさまに映っていて、興奮で赤黒く光る肉棒が濡れたヴァギナに出入りするさまもバッチリ映っている。
本気汁で白く彩られた凶悪な太さのそれを出し入れするたびにズブリ・グジュリと湿った音が響く。
匂いさえ漂うような性の風景・・・って
「え・・・あの・・真君?」
長いこと見いってたがようやく我に返る。
イタズラかと思い彼の横顔を伺うが、彼は真面目というよりどこか壮絶な顔で食い入るように画面を見つめている。
画面にそぐわないその表情にちょっと引いているところに彼から声がかかった。
「あ、気づいてるかもしれませんがこの女の人は優良さんです」
「え?」
言われて画面を見る。長い髪、髪に隠れてもわかる美貌、整ったプロポーション、確かに優良さんだ。
だが僕は言われるまで気づかなかった。そう、普段は清楚な彼女とこの画面で淫らに乱れる女性が結び付かなかった。
人並みにAVを見たことはあるが、近所のしかも美人と評判の奥さんが乱れる様に異様な興奮を覚える。
いつしか僕は画面に惹かれるように見入っていた。
「相談って・・・こういうことなのか?」
画面から片時も目を離さずに呟く僕に
「まあ、直接関係はないんですが。最後まで見てくれればわかるかと」
妙ににやけた笑みを浮かべて真君は返した。
そんなことを話してる内に男(おそらく真君であろう)のピッチが早くなった。
もうそろそろフィニッシュが近いようだ。
「んっ!んっ!大きくなった!・・・出して、中に出してぇ!」
それを悟ったのか優良さんも激しく腰を打ち合わせる。
ビクビクと体が震え一突きごとに軽くイッているように見える。
彼女も真君に合わせて絶頂を迎えようとしているようだ。
ふと興奮の中に寂しさがよぎる。
(僕も美香とこんな風にできたらなぁ)
本気のセックスが醸し出す男女の睦まじさに僕は羨望と、認めたくはないが嫉妬を覚える。
(しかし僕にセックスで相談というのも人選ミス甚だしいと思うが)
(まあ、こういうことを相談できる人って限られてるから仕方ないか)
そんなことを考えてる内に画面の中の男女は絶頂を迎えようとしていた。
バックの姿勢から優良さんの上半身を持ち上げ腕を取る。
「あはぁ!・・これすきぃ!・・・奥までとどいてぇ・・すきぃ!」
さらに深くねじりこまれた肉棒の感触に優良さんが歓喜の声をあげる。
でたらめに乳房を弾ませながら優良さんは後ろをみる。
そのキスをねだるような表情に魅かれたように男が口を近づけ初めて男の顔が画面に入った
「・・・!?」

38:後書きメインの人
10/05/10 00:42:33 YXJcYe03
誰だ!?真君じゃない!一瞬だけだが間違いない。
慌てて隣の彼を見るが特に何も言わずに画面を見ている。
いや口元に笑みが浮かんでいるような?まさかそんなことは・・・やはり見間違えか?
だがそんな僕の考えを裏切るように画面から声が響く
「優良さん!優良さん!出るっ、出ます!」
「あぁ!渡辺クン!出して。一緒にイかせてぇ!」
渡辺君?あの近所の教師の彼か?僕も何度か離したことあるが真君に似た実直な、いやそもそも彼も奥さんがいる!
そんな僕の驚きを余所に画面の二人はまるでまるで僕らに見せつけるような体勢になっていた。
後ろから腕を取られ突き込まれるさまは体勢だけならレイプにも見えるが、彼女のとろけた顔がそれを否定している。
凶悪なまでに膨れ上がった肉棒が彼女の秘所を押し広げ突き刺さりやがて少しの身ぶるいと共に
「で、でる!」「い・・くぅぅ!」
渡辺君が優良さんを後ろから抱き締めながら絶頂を迎えた。
びくんびくんと痙攣する度に射精と絶頂を繰り返しているのか
「あはっ!出てる、熱いのでてるぅ!」
「いっぱい、いっぱいになって、キモチイイ!」
「んっ、おなかの中でまだ渡辺君のがビクビクしてるぅ出して、最後まで出してぇ!」
「いいのぉ・・・中に出されるとこんなにきもちいいぃ・・・」
1分近く抱き合ったままだった彼らが力を失ったようにベッドに倒れ込む。
湯気の出そうなほど蕩けきった秘所からずるりと音を立てながら肉棒が出され、ごぼりと中から白濁液があふれ出た。

39:後書きメインの人
10/05/10 00:43:12 YXJcYe03
「さて・・ひとまずは終わりかな」
息もするのを忘れるほど画面に引き込まれていた僕は真君の一言で我に返る。
アプリを閉じながら彼は何でもないことのように付け加えた。
「ああ、ちなみに今の映像はリアルタイムですから」
再び衝撃が僕を襲う。
どういうことなんだ?なんで冷静なんだ?相談したいことって何なんだ?そもそもなんで僕なんだ?
目が回るほどの混乱から声も出ない僕に真君は相変わらず冷静な声で続ける
「あ、先に言っときますがこれは浮気じゃありません」
「え?」
「浮気ってのは相方に知られないで付き合うことですよね」
「まあ、そうなる・・・かな?」
「これは僕も知ってるというか僕公認だから浮気に入らないんです」
そんなバカな!と心では思ったが口には出さなかった。
それよりも大きく息を吸いそして吐く。深呼吸して心の落ち着きを取り戻す。
これは相談は相談でもかなり厄介な事例のようだ。
とにかくこの状況は異常すぎる。一つ一つ確認していかないと
「えと・・・じゃあ、優良さんも君も渡辺君すら知ってることなのか?」
「あ~渡辺君は知らないんですよ。まあ、彼のことは彼の家庭の問題ということで」
「そう・・・かな?まあそれは置いといて、中で・・その、出してたのも」
「えぇ。まあ秘密にしてる分それくらいのメリットも彼にはないと不公平かなと」
「いや君がいいのなら・・・」
内心かなり引きつつも僕は答えた。そして最大の疑問を尋ねてみた
「ところで一番の疑問なのが、なぜ僕にこれを見せたんだい?」
そう、それが一番聞きたいことであった。
言ってしまえばこれは彼らだけの話であり問題、隠すべきことであってむしろ余所に知られたりましてや口を出してほしくないことではないのか?
彼は僕に何をさせようとしているんだ?
少し前の真君に抱いていた純朴な青年というイメージはもう僕の中にはない。
目の前にいるのは暗い性癖を垂れ流して恥じるところのない男だ。
正直なところこれからの付き合いは考え直さないといけないとは思うが、無碍な態度に出るとどのような反応が来るかわからない。
慎重に、気難しい取引先への対応を思い出しながら油断なく彼を見つめながら考える。
このビデオ鑑賞に毎回付き合ってくれと言うなら・・・まあ気は進まないが承諾できないことではない。
だが、困るのが渡辺君と同じように優良さんと寝てみないかという誘い。
そりゃあ僕も男だからその誘惑に乗りたい気持ちがないかと言えばウソになる。
だが僕には愛する妻、美香がいる。
彼らの中では浮気にならないのかもしれないが、僕の中ではまぎれもない浮気だ。
だが、とそこまで考えて少し苦い思いが走る
多分僕は優良さんなら抱けるだろう、美香にはできないけど。
さっきのビデオを見て僕の相棒はどうしようもなくいきり立っていた。それこそ最近にないくらいの角度と膨らみ方で。
まったく僕ってやつは、と心の中で自分を嘲笑っていた僕に真君が声をかける。いつもの、だが今となっては真意の読めない気味が悪いほど穏やかな声で
「そうですね、簡単に言えば僕の仲間になりませんか?」
「仲間・・・ってのはどういう意味でだい?」
やはりという思いと共に切り返す僕に、彼は能面のような笑みを浮かべたまま返す。
「そのままの意味ですよ。矢吹さん、僕とあなたは立場が似てる」
「は?・・・それって?・・・似てる?」
彼の意図が分からず尋ね返す僕だが真君は答えずにPCを再び操作し始める。
そして再び映像アプリを引き出し
「あ、ちなみに今度のは録画でリアルタイムじゃないです」
何かを再生する。
そして僕は三度衝撃を受ける。

40:後書きメインの人
10/05/10 00:45:20 YXJcYe03
「きもち・・いい・・きもちいいのぉ!」

男と女がセックスしている。
それはいい、多分そういう映像じゃないかと思ってたから今度はセックスに対しては驚かなかった。だが

「やっ・・だめっ!・・・お汁でちゃう・・床汚しちゃう!」

屋外、それもここのエレベーターで撮られた映像であろうことも、格段驚くことではない、だが
なぜだ。なんでこんなところで映ってるんだお前が

「いいのぉ!武さんなんかと比べ物にならないくらいすきぃ・・・アナタのチンポすきぃ!」

「美香ぁぁぁ!」

41:後書きメインの人
10/05/10 00:47:52 YXJcYe03
何だこれは録画?どうやって撮ったいやそうじゃないなんで美香が男は誰だ真君か?
いやそういうことじゃないあんなに感じてるどうでもいい犯されていや違うあの男は名取君じゃないかそうか僕の知ってた男かだからなんだってんだ大きいからだとでも言うのか
いつからなんだこの前来た時もやってたのかまさか結婚前からなのか僕を愛してもなかったのか
ああ気分が悪い涙が出てきた僕がいけなかったのかだから裏切ったのか脅されてるのかいやあの喘ぎは本物だ離婚?まさかでもダメだ愛していやこれを見ろよ頭が痛い夢なら醒めてくれくそくそくそっ

目の前の景色が歪みグルグルと回りだす。現実が認識できない。
体に力が入らない。いつしかソファーからずり落ちてたことを視界の低さで気づいた。
頭は空回りを続け、口は何も言えずにカラカラに乾いている。
唯一、眼だけが回り続ける景色の中でそれをずっと見ていた

「んあぁぁぁ!イクぅぅぅ!」
「あはぁ・・・きもちいい・・すき・・このセックス・しゅきぃ」
「あ・・まだ出てる・・・あたたかい・・・」
「ん・・ふぅ・・いっぱい・・・おなかにいっぱい・・・うふふ」

そして放出され白濁した液体が美香の秘所からあふれ出た時、僕の体は限界を迎えた
「ウ、ゲェェ!」
吐いた。この現実を受け入れられずに吐いた。
さっき飲んだインスタントコーヒーも昼に食べたうどんも涙も鼻水もまとめて出した。
コーヒーの黒い液が自分の心のシミのようだった。

42:後書きメインの人
10/05/10 00:51:10 YXJcYe03
「すまない」
10分たってようやく落ち着きを取り戻した僕は真君から水を受け取った。
意外にもと言ってはなんだが、いやな顔一つせずに彼は僕の後始末をしてくれた。
だが、そもそもこの原因を作った彼に感謝する気持ちはなかった。
ただ、気になることはあった。
「どうやって君はコレを撮ったんだ?」
ああ分かってる。そんなのはあの事実にとっては大切なことではない。
だが、少しだけでもあのことから目をそらしたかった僕は興味を真君へと向けた。
「それはちょっと・・・企業秘密ってことにしといてください」
まったく笑えない冗談だな。まあいい次だ。
「この映像。他に見せたりは?」
「してませんよ。矢吹さんだって誰にも見せたくないですよね?」
当然だ、強く首を縦に振る。そうなると
「最後に、何故僕にコレを見せたんだ?」
そう、これが一番の疑問だった。
覗きが趣味というなら一人でコソコソとやってればいい。
彼の行動は自分の趣味を一つ潰す行為にしか思えない。
無論、不倫はいけないとか近所よしみで知らせておかねばという正義感が働いたとかは到底思えない。
ならば何だ?かれの意図はどこにある?
そうだ、彼はアレを見せる前に何か言ってなかったか?あの衝撃で忘れてたがあれは確か
「仲間になりませんか?」
再び彼はそう告げた。

43:後書きメインの人
10/05/10 00:51:44 YXJcYe03
「な、なにを言ってるんだ、君は!」
火のついた枯れ草のように怒りが体の中で燃え上がる。
「僕がこんなのをっ!君と同じようなことっ!できるかっ!」
怒りのあまり言葉が繋がらない。感情のままに吐き捨てる僕に彼は冷静な顔を崩さずいった。
「できますよ」
その当然とでもいうような声色に一瞬僕はひるむ。その間につけ込むように彼は切り込む。
「だって興奮してるでしょう。さっきも・・・そして今も」
「は・・・あ?・・・」
気付かなかった。いや気づいてはいけないと心のどこかで思ってたのかもしれない。
そう、僕は興奮していた。あんな状況を見てるにも関わらずだ。
「違う!異常な状況だったからヘンになってるだけだ!」
だが、そんなのを認めるわけにはいかない。この男と同じなどと。
「これは・・・・何かの間違いなんだ!」
「違いません。それがあなたの本賞なんですよ」
そんな僕の悲痛な願いを彼は切り捨てる
「僕と同じく」
「そんなわけ・・・あるわけ・・・」
力を失い項垂れる僕に彼はどこか陶然とした表情で語りだす
「思ったことはないですか?なんで僕みたいな冴えない男にこんないい奥さんがいるんだろうって」
「僕は常々思っていた。そして怖かった。優良さんがいずれ立派な誰かに取られるんじゃないかって」
「初めは僕も優良さんに並べるような立派になろうとした。でもムリだった」
「そうしたら優良さんの方から降りてきてくれたんですよ。冴えない僕に合わせるように淫乱な人妻になって」
「だから僕は今胸を張って優良さんに並べる。夫と同じレベルになろうとするなんて健気じゃありませんか」
狂ってる、そうとしか思えなかった。
頭に入れたくもないような妄言をひたすら垂れ流すこの男の前から去りたかった。
だが待て。コイツはさっき何と言った
「あなたも僕と同じじゃないですか?」
そうだ同じだと言ったんだ
「美香さんに対して自信が持てない。だから立たなくなった」
「そんなことは・・・」
ない、とは言いきれなかった。
「でも、今の美香さんになら立つと思いますよ」
そしていやらしい笑みを浮かべて言った。
「良かったですね。いい奥さんだ」
ガッ!
気がつけば彼の胸ぐらを掴んでいた。
「フザけるなっ!僕は何と言われてもいい、だが美香だけはっ!」
だがヤツはキョトンとした顔でこちらを眺めている。なぜこうされるかわからないという顔だ。
「・・・?僕は褒めたつもりなんですが。ところで、さっきの仲間になるって話」
もうこの男の話など一秒も聞きたくない。
殴りたくなる衝動を抑えてヤツをソファーに投げ捨てた。
「お前との付き合いもこれまでだっ!もうこんなところに来るものかっ!」
言い捨てて立ち去ろうとした僕の背中に
「来ますよ貴方は。もう一度」
底冷えするような得体のしれない声が背中から聞こえてきた。
そのまとわりつく声を振り切るように荒く足音を立て、僕はこの魔窟から逃れた。

44:後書きメインの人
10/05/10 00:52:26 YXJcYe03
ガッガッと苛立ちを廊下にぶつけるように僕は歩く。
考えるのは美香のこと。苦い思いしか浮かばないが、それはヤツへの怒りで上塗りすることでごまかす。
何故か直接の加害者であるはずの名取より真君、いやヤツへの怒りが強かった。
(フザけるなっ!僕はあんなヤツとは違う!)
(美香だって、そうアレは気の迷いだ。心の隙を突かれたんだ)
不幸中の幸いとでも言うように僕の相棒はなえる気配がない。多分、認めたくはないがヤツの言うとおり僕は美香とセックスできるだろう。
だが、これはヤツの言うようなものじゃない!多分僕ら夫婦への試練なんだ。
(僕が出来るようになれば大丈夫。戻ってくるさ、大丈夫、大丈夫)
大丈夫と心の中で繰り返しながら僕は我が家へと急ぐ。

そして家にたどり着いた。ノブに手を差し伸べ思わず手を戻してしまう。
(な、何を家に帰るのに躊躇ってるんだ僕は)
内心にカツを入れノブを回し家に入った。
「・・・た」
だが、なぜか萎縮する喉はただいまの一言も発音してくれない。
そうこうしてる内にパタパタとスリッパの音が聞こえ
「あら、おかえりなさいアナタ」
いつも聞きなれている、しかし今はさっき聞いた喘ぎとのギャップでまるで初めて聞いたように錯覚する彼女の声。
いつものエプロン姿がさっき見たあられもない肢体と被って見える。
優しげな笑顔が喘いでいた顔と重なる。
思わず動けずにいた僕を不審に思ったのか、美香が声をかけてきた
「アナタ、どうしたの?」
アナタ、アナタか。その言葉を指す人は僕だけだと思ってたが、今じゃあ違うんだな。
カッと胸が熱くなる。怒りなのか悲しみなのか分からないその思いに突き動かされるように僕は美香を抱きしめた。
「ア、アナタ?どうしたの?」
戸惑う美香に構わず思い切り抱きしめる。
この柔らかい体も優しい性格も、いい匂いだって全部、全部僕のものだ、僕の奥さんなんだ。
だから、少しくらい道を間違っても戻ってくれる、戻ってきてくれるはずだ。
そう、一番の問題が解決したんだから。
「み、美香、僕は!」
想いが溢れて言葉にできない。美香の手を掴んで股間に押しつけた。
「・・・あ?」
驚く美香に頷き返す。
「僕も・・・できるようになったんだ。心配掛けたね」
「え?・・・」
それは一瞬だった。美香の形のよい眉が下がった。
美香の顔に現れたのは困惑とも迷惑ともとれるような表情だった。
「お、おめでとう!よかったわ!」
だがそれは本当に一瞬。だから僕も突然のことで混乱したんだろうと追った、いやそう思いたかった。
その後の美香の喜びようは心からのモノだったから。

45:後書きメインの人
10/05/10 00:53:48 YXJcYe03
「じゃあ今晩が楽しみね」
そう言って僕から離れようとする美香を
「ダ、ダメだっ!」
僕は思わず抱きとめていた。
この手を離したら美香が何処かへ行ってしまうような不安、そして夜まで僕の興奮が持つのか分からない焦りもあった。
「夜じゃなくて、今!ここでしよう!」
加えてベッドで美香を抱くとどうしてもあの男の存在が頭にちらつくんじゃなかという思いもあった。
「え、でもまだ食事の準備が」
「いいから!今ここで!」
「どうしたの何かヘンよ?」
「頼む、頼むから・・・」
美香にすがりつきながら懇願する。情けないと思いながら僕はもう止まることが出来なかった。
そんな僕に美香は困ったような笑みを浮かべると
「分かりました。じゃあせめてソファーに」
と僕の手を引こうとしたが
「イヤだ!ここでするんだ!」
抑えきれない僕はその場で美香を押し倒した。

46:後書きメインの人
10/05/10 00:54:40 YXJcYe03
「キャッ!?」
小さく悲鳴を上げて倒れ込む美香のエプロンをはぎ取りブラウスをまくりあげる
「ど、どうしたのアナタ!?こんなところで」
「こんなところでも、僕は君を愛せるんだっ!」
あの男とは違って!と続けそうになりすんでのところで心の中だけに収める。
はぎ取るようにブラウスを脱がすと、きめ細かな白い肌にフリルのついた濃紺のブラジャーが現れた。
こんなセクシーなものを付けてただろうか?と湧きあがる疑問を振り切るようにブラをずらす。
「んっ!」
ブラと乳首が擦れたのか美香が軽く甘い声を上げる。
もう乳首が立ってるのか。僕が出来た頃はこんなに早くは・・・違う!これは僕とできるのがうれしいからだ!
際限なくわき出る余計な考えを隅にやりながら、乳房に手を伸ばす。
「んっ」
質の良い絹のように手触りのよい肌に軽く触れる。
張りの良い乳房は僕の手を押し返し心地よい柔らかさで包む。
軽く揉みこむと掌を弾くように、強く揉みこむと馴染むように反応を返す。
頂点にある乳首はピンク色をして僕を誘うように勃起している。
誘われるまま乳首に指を伸ばすと
「やぁ・・・はぁ・・・」
と美香が甘い声を上げた。
固く伸びあがった乳首を指で扱くとさらに固さが増した。
指で弾いたりこねくり回すして感触を楽しむと
「はぁ・・・いい・・アナタぁ」
美香の声も上ずってきた。
その声に誘われるように僕は乳房を口に含んだ。

47:後書きメインの人
10/05/10 00:55:12 YXJcYe03
甘い。
上気した肌の感触とほのかな汗がそんな錯覚を呼び起こす。
そんな錯覚に逆らわず、僕はその甘い頂を舐め上げるように舌を這わせる。
「んふ・・くふぅ・・」
鼻にかかったような声を上げる美香に気を良くした僕は、乳首を舌先で転がした。
指先とは違う感触で、そして指よりも繊細にピンクの頂きを虐める。
「あぁ・・いぃ・・・アナタぁ」
堪らないように首を振って美香が僕の頭を抱える。
そんな反応に気を良くしながらも僕はフト思ってしまった。
(もしかしてアイツもこうして舌を這わせたんだろうか?)

バッ!
美香の手を振り切って僕は頭を離す。
「ど、どうしたのアナタ?」
美香が驚いたように、いや実際驚いたんだろう、僕を見上げてきた。
「い、いや何でもない」
何を考えてるんだ僕は。例えそうだったとしてもそれを知った上で僕は美香を取り戻そうとしてるんじゃないのか!
僕が初めて結ばれたときだって処女じゃないことを気にしたりはしなかったんだ!今度だって!
そう心を叱咤するが一度浮かんでしまった考えは拭いさることはできない。
唾液でぬらぬらといやらしく光る乳房を再び口にすることはできなかった。。
くそっ!おかしいのは僕の方だって分かってるんだ!

48:後書きメインの人
10/05/10 00:56:19 YXJcYe03
仕方がないので、下に手を伸ばす。
すべすべとした下腹をなぞる様に触れてブラとおそろいのフリルのついた濃紺のショーツへとたどり着く。
その時、美香が声を上げた
「あっ!」
「どうしたの?」
少しためらいながら美香はおずおずと喋りだす
「え・・・えっとその・・・こないだ・・・下の、その・・・処理したから・・・薄いかも」
「なんだ、そんなことか。別に気にしないよ」
口ではそういったが、僕の心中穏やかじゃなかった。
(まさか・・・アイツとそういうプレイを・・・いやバカな、何を考えてるんだ)
「僕が下の毛が濃いほうが好きな男に見えるのかい?」
「やだ、もうアナタったら」
そう、別に関係ないんだ、真実がどうであれ。
関係ないはず・・・なんだ。

考えても仕方ない、僕はショーツに手をかけた。
もう濡れてる、いつもなら喜ばしいことがいまは素直に喜べない。
ショーツの上から秘所をなぞるとくちゅりと湿った音を立てて指が埋まった。
そのままなぞりあげるように指を上下させると
「んっ・・・んふっ」
と美香がこぐもったような声を上げる。
誘うようにくねらせてくる腰に導かれるようにショーツの横から指を滑り込ませた。
熱く湿った感触が指を包む。
だが僕は他のことを考えていた。
(薄い・・・かな?)
指に絡まる美香の恥毛はあふれ出た愛液によって濡れているのもあって濃さが分かりにくい。
だが、フトあることに思い至って僕は愕然とする
(比べられるほど最近はここを触ってないじゃないか・・・)
何かに打ちのめされた気分になりながらも愛撫を続ける。
思ったより素直に僕の指は美香の秘書に入り込んだ。
うねうねと蠢く膣が僕の指を締め上げる。
その中を擦る様に指を動かすと
「あっ・・あっ」
と美香が腰を浮かせながら喘ぎ声を出し始めた。
記憶を頼りにGスポットを探る。
僕の指の動きで糸を察したのか美香が腰を上げて触れやすくしてきた。
「ん・・もうちょっと上」「もっとおくぅ・・」「あん・・早くぅ」
まるでせがむように、いや実際せがんでいる。
ここまで美香はセックスにたいして貪欲だっただろうか?それとも僕がそれを知らないだけなのか、それともあの男によって・・・
探し当てたGスポットを摺りあげながらクリトリスの皮をめくる。
親指でくりくりと転がすと美香は
「んぅぁ!くはぁ!」
と腰を躍らせて愛液を漏らした。
その後、クンニもしようとしたがまた余計なことが頭に浮かびできなかった。

49:後書きメインの人
10/05/10 00:57:14 YXJcYe03
「もう挿れていいかい?」
だが、心とは裏腹に体は興奮しきっていたらしい。
ズボンを脱ぐとそこはかつてないほど張りつめていた。
そんな僕のモノを見て美香は愛撫でとろけた瞳を向けた。
「あ・・・」
一瞬、ほんの一瞬だが僕のモノを見て何か考えるそぶりを見せ、にこりと微笑みながら言った。
「ホントにできるようになったんだ。おめでとう」
「ありがとう・・・というのもおかしいかな」
微笑み返す僕だが心のどこかでこうも思っていた。
あの時アイツと比べた・・・なんてことはないよな?

ショーツの指をかけると外しやすいように腰を浮かせてくる。
スルリとショーツを取り去るとむわりと性の匂いが辺りに充満した。
充分に愛液で潤ったそこはもう男を受け入れる準備が出来ていた。
つぷりと入口にあてがうと「んっ」と美香が小さな声を漏らし、腰を浮かせて入れやすくしてくる。
「アナタ・・・来て」
うるんだ瞳で見上げながら美香が囁く。
その瞬間、それまで晴れなかった心に光がさした。
(そうだ!僕は美香を取り返しに来たんだ。僕がセックスできるようになれば美香は戻ってくるんだ!)
「美香・・いくよっ!」
目的を思い出し、意気を上げて腰を押し出す。
そこは僕のモノにフィットした美香の膣が

50:後書きメインの人
10/05/10 00:58:11 YXJcYe03
(え?)
スルリと難なく入った感触に思わず混乱する。
抵抗も締め付けもなく飲み込まれるように僕の相棒は深々と埋まった。
いや埋まってなどいない。
「あ・・・ん」
美香の反応を見れば分かる。これは奥まで届いてなどいない。
何故だ?昔美香と出来ていたころは丁度いい具合だったのに。
そして僕は考えたくもなかった結論に思い至る
(アイツか・・・アイツに合わせてるのかっ!)
何度抱かれればカタチに馴染むのか、美香自身が望んで合わせたのか、体から黒い感情が吹き出そうになる瞬間、それは起こった。
「う・・くっ!」
強烈な締め付けが僕を襲う。指よりも力強く複雑に僕のモノを締めあげる。
声を出せば悲鳴になりそうな快感に僕は歯をくいしばって耐える。
美香としては僕に合わせてくれたのかもしれないが、久しぶりにセックスする僕には刺激が強すぎた。
いや、もしかすると今の美香にはこれくらいの締め付けが普通なのだろうか・・・。
これは僕の知ってる美香の膣なのか?

51:後書きメインの人
10/05/10 00:58:48 YXJcYe03
「はぁ・・はぁ・・・」
息を整えて心を落ち着かせる。
何とか刺激に慣れたので、一度腰を引いてみる。
ずぞっと中の肉を引きずりながら僕のモノが姿を現す。
(すごい締め付けだ)
まるで僕のモノを離さないとでも言うように愛液でぬらぬらと光った秘所が中の肉を見せながらも引き込もうとする。
草むらの薄さも手伝って、生の女性自身の迫力とその締め付けに思わず腰が引けそうになった。
(いけない!そんな弱気では)
思い直してこれからのことを考える。
(刺激には何とか慣れた。このままゆっくりと動いていけば美香を感じさせることも・・・)
必死になってプランを考える。
だが、それを許さなかったのは他でもない美香だった。
腰のまわりにまとわりつく何かを感じたと思ったら、美香が得物を捕まえる蜘蛛のように足を絡めて引き寄せてきた
「うあぁ!?」
思わず情けない声が出るほどの勢いで腰を引き込まれる。
ざらざらとした膣肉に僕のモノがすりこぎのように削られ痛いくらいの快感を引き起こす。
「うごいてぇ・・・」
美香は陶然とした顔でねだりながら腰をさらに打ちつけてくる。
「あっ・・くぅっ・・・」
一突きごとに理性が削られていく。これまでの計画などどうでもよくなってくる。
薄れかける理性を戻そうとしたところで、今度は美香に頭を引き寄せられた。
「んぷぅ!」
そして侵入してくる舌。蛇のように僕の口内をのたうつ。
甘い唾液が流し込まれ喉を侵す。
鼻からは美香の汗と発情した匂いが侵入する。
僕の舌は美香の舌に引きずり出されて引きまわされるように絡み合い、不器用なダンスを踊る。
1分、いやそれ以上なのかそれともそれより短かったのか分からないくらい美香は僕の口を犯した後、目を合わせて微笑んだ。
「ねぇ・・・アナタも・・・うごいてぇ」
僕はその言葉に逆らえなかった。

52:後書きメインの人
10/05/10 00:59:26 YXJcYe03
「あっ!あっ!いいのぉ!」
パン!パン!と美香の腰を掴んで奥まで打ち付ける。
一突きごとに自分のモノが削られるように締めつけられる。
額に汗が浮き出て目の焦点が定まらない。
フローした快感のせいか目の端には涙がにじむ。
頭の中は快感で埋め尽くされ、ただ腰を振ることしか考えられない。
打ち付ける腰の音とぬちゃぬちゃと攪拌するような接合部の音だけがはっきり聞こえる。
(いけない・・・こんなペースではもたない)
理性が頭の片隅で弱弱しく囁くが、続けざまに押し寄せる快楽の前に押し流される。
「もっと!もっと奥まで突いてぇ!」
美香がのけ反る様に腰を浮かせて僕に合わせてくる。
ばかりか、足を絡めてさらに深い挿入をねだる。
まるで僕のじゃ深さが足りないとでも言うように。
(だが、感じてはくれている!)
気を抜くと達しそうになる悦楽の中で僕は考える。
(このまま、僕が頑張れば美香を感じさせることが出来るんだ)
(もう美香に寂しい思いをさせることもない!)
(僕の美香が戻ってくるんだ!)
そう思い直して尻に穴に力を入れて腰を突きいれた時、美香が腰を回転させた。
「あうっ・・・く!」
直線的な動きでは触れにくい亀頭全体や竿への刺激。
予想外の快感にあまりにもあっけなく僕の快感が限界に達した。

「で、でるっ!」
「え・・・」

それはほんの囁き。密着してる僕にしか聞こえない呟き。
だが、僕の耳にしっかりと刻まれた嘆き。
落胆・失望・呆れ・茫然、もしかすると美香はそんなつもりはなくただ驚いただけかもしれない。
だが僕の心が負の感情を連想して止まない。
膨れ上がった僕のモノが弾ける一瞬、普段なら白く染め上げられるような快感を味わうところで、僕の心は暗闇に染め上げられた。
「あ、あんっ!」
美香が体を震わせてしがみついてくる。
あの一言さえ聞いてなければ一緒にいけたと思うであろう動き。
だが今の僕には演技としか受け取れなかった。
皮肉なことに体は最高の快感を味わっていたらしく、射精は長々と続いた。

53:後書きメインの人
10/05/10 01:01:15 YXJcYe03
1分近く続いた射精の後で僕は美香から体を離した。
「すまない・・・」
美香の顔を見ることもできずにそう呟く。
「どうして謝るの?気持ちよかったわよ?」
美香はそう言ってくれるが、それを本心と受け取る余裕が僕にはなかった。
「シャワーを浴びてくる・・・」
それ以上美香と接することが出来ず逃げるように去ろうとした。
頭の片隅で後片付けのことが浮かんだが、僕の足は止まらない。だが
「あ、あの!」
僕の足を止めたのは美香の言葉。流石に無視できずに振り向く。
美香は自分で呼びとめながら何かをもじもじと迷ってる風だったが、意を決したかのように微笑んで言った。
「アナタも治ったし、これから楽しみだね」
その無垢な笑顔に込められたのは絶対的な信頼。そして期待。
その顔を彩るのは抑えきれない欲情と、性への渇望。
「あ、ああ・・・」
力なく答えた僕だが、彼女の望みを叶えられる自信は全くなかった。

54:後書きメインの人
10/05/10 01:01:56 YXJcYe03
シャワーから出たお湯が僕の体を伝う。
汗やホコリ、疲れを流してくれる温かなシャワーも僕の心にある暗雲を押し流すことはできなかった。
(どうする?美香を満足させることはできるのか?)
(さっきのは久しぶりだったからだからだ!次こそ)
(できるのか僕に?というかもはやあれは僕の知ってる美香じゃあ・・)
(だが離婚なんて考えられない。僕は美香を。多分美香だって僕を・・・)
(とはいえ、セックスで満足させられないのは夫として、何より男として・・・)
まとまらない考えは余所へ流れる
(美香はどうしてるんだろう)
(後片づけだろうか、それとも、・・・)
(満足できなくて一人で、いやまさかもうアイツに連絡を取って)
主人じゃ満足できないのと言ってあの男にしなだれかかる美香の姿が頭に浮かんだところで正気にかえる。
頭を振ってくだらない妄想とシャワーの雫を振り払った時、僕は自分の体の異変に気付いた、
射精してから萎えていた僕のモノがまるで美香とのセックスの時のように固さを取り戻していることに。
「ア・・・ハハハ」
腰が砕けて座り込みながら虚ろな笑みが口からまろび出る。
「ハハハ・・ハハハ・・・ゲフッ」
シャワーの雨粒が口から入り咳込むがそんなことも気にならない。
「ハッハッハ・・・」
頬を伝う温かい水がシャワーなのか涙なのか僕にもわからない。分かるのは
「同類なのか・・・僕があんなヤツと」

うなだれたままシャワーの雨に当たりながら僕は考える
(もう・・・どうでもいいか)
シャワーが迷いを流したようで頭はハッキリしていたが、体は気怠く動かしたくなかった。
(だが、彼の誘いはどうする?)
美香とは、僕が知らないふりをしてればこのままの関係を続けることが出来る。
僕も、おそらく美香もそれを望んでいる。
だから頭に浮かぶのはあの男のこと。
(仲間?とんでもない!だがこれから美香を抱くときの発奮剤としては、いや何を考えてる僕は)
とりとめのない思考の隅でフト今日の出来事が思い出される。
(あの最初の映像から僕のいうなれば世界が変わったんだよな)
その時、僕の頭で何かが繋がった
(渡辺君・・・知らない・・・今日のやりかた・・・)
それは虐められた者が自分より弱いものを虐めるような悪循環。
理性をもった大人なら否定すべき最悪の行動。
だが、僕にはそれが魅力的に見えた。
多分、美香の浮気という現実に耐えられなかった心が逃避を求めてたんじゃないかと思う。
分かってるがこの計画を止めることなどできそうになかった。
シャワーを止めお湯を切りながら僕は一人浴室で微笑む
「真君・・・僕は君とは違う」

55:後書きメインの人
10/05/10 01:02:37 YXJcYe03
~翌日、真の部屋にて~
「やあ、やはりいらっしゃいましたね」
「ここに来たってことは?・・そうでしょう、僕の見込んだ通りだ」
「じゃあ、矢吹さんのところにカメラ仕掛けていいですか?」
「え、条件?ええ、勿論できることなら」
「・・・・・・」
「いいですけど・・・そのヘンなことに使うんじゃないですよね?」
「あ、なに笑ってるんですか!?」
「いや確かに僕らのやってることはそもそもヘンなことですけど」
「と、とにかく理由を聞かせてください!」
「・・・フン?・・ほぅ?・・・へぇ!」
「分かりました!僕も協力します!」
「そういうことならコレがいいかな。どうぞ!」

ガチャリ、扉のしまる音がした後、真は一人楽しそうに呟く

「それにしても矢吹さんは予想外だったな」
「来るのは想像通り、でもあんなことを提案してくるとはね」
「優良さんと渡辺君のセックスしてるビデオを使ってるいちゃんを堕とそうだなんて」

(夫婦は糾える縄のごとし・前編終了)

以下はいつものどーしようもない後書きです。
今回は、暗い本編の反動で今まで以上にくっだらない上に長いんで、MOTTAINAI精神にあふれたマータイさんのような方にしかオススメできません。

56:後書きメインの人
10/05/10 01:04:29 YXJcYe03
どーでもいいが「糾える」ってカタカナで書くとアザナエルであり天使の名前みたいですな
ミカエル・ガブリエル・ウリエル・ラファエル・アザナエル・・・おぉなんという違和感のなさ
キリスト教ではルシファー圧倒したりドラゴンスレイヤーだったりルシファーと兄弟設定があったりとミカエルが4天使のリーダー格ですがイスラムでは何故かガブリエルなんですよね。つか他は殆ど出てこない。
イスラム語ではジブリール。聞いたこともある人多いんではないでしょうか。
種死で顔芸キャラの名前になってたり触手エロゲのタイトルにもなってたりします・・・怖いもの知らずだな日本って。
つか、「ジブリール」で検索するとそのエロゲを一番に出すググルさんは自重すべきだと思います。
・・・と、ここまで書いて天使よかエヴァの使徒のほうが例としてはいいかと気づいた。

そーいや趣味と妄想もとい文章のタシにでもなるかと思って「晒され妻」ってエロゲ買いました。
挿入音が波紋の流れる音でした・・・いや、本当に擬音にすれば「ズギュゥゥン!」とかそんな感じ。
昔、挿入音がピストル(つってもオモチャっぽいパキューンてな音)だったヤツも萎えたが、これはハデすぎて吹いた。
そのほかにも露出調教というジャンルだからモブが出るのは分かるが、そのモブのオッサン顔がやたら濃くてヒロインの裸より印象に残るとか、
その裸の男たちにお神輿されながら絶頂とか、な、何を言ってるか分からないと思うが(ryなシーンもあって、もしかするとコレで興奮することが出来れば自分は新しいステージに上がれるんじゃないかとか思いました。
まあ、そんなステージはいらんとも思いましたが。
つーわけで、この文章を読んで興味を持ってしまうようなマクガイバー(冒険野郎)な人にもオススメはしません。

実に今まで以上にグダってる後書きですいません。
いや展開が展開なんでここで息抜きせんと書いてるほうも気が滅入るもんで。
しかし、真はこの作品の歪みを一身に受けた感じになったな。
真は犠牲になったのだ!真ェ・・・
それはともかく、真に比べればマシだけどあらぬ方向に覚醒した武の話になります。
今回は実に酷い目にあってますが・・・アレだ、主人公は一度挫折を経て大きくなるとかそんなの。
ちなみに41での独白は一行で表示したかったんですが「長すぎボケ」(意訳)と弾かれたので4行に。
出来りゃ1行のつもりで見てください。
ゲロは正直やりすぎでしょうが、私は初めてネトラレものに会った時吐き気しました。
なのでこれ読んで気分が悪くなりました、とか言ってくれれば本望・・・や、マジ言われたら泣くよ?
もっともそんなネトラレも今じゃ好物です。慣れてゆくのね・・・自分でも分かる。
でも美香さんちょっと美痴にしすぎたかもしれん。
別に武に愛想が尽きたわけではなく、二人とも同じくらい好きというのを書こうとしたんですが・・・って、やっぱ美痴か。
ちなみに、るいを登場させるのはこれで話にかかわる全部の夫婦は出るけど夫婦同士では絡まないという様相がタイトルと・・・とかそんな感じ。
後、るいとのヤツは凌辱にはならず和姦方面になるんで安心(失望)してください。

二人して抱き合いながら
るい「オジサマ・・・パパみたい」
武「いいよパパと呼んでも」
武「でも、これからすることはパパじゃやっちゃいけないことだけどいいかい?」

みたいな。禁断のパパプレイですよ!・・・我ながら頭おかしいんじゃないかと思います。
後、個人的趣味でるいから武への呼び方はオジサマです。理由はカリオストロの城を見てください。
見る方が年を食っても、いや年を取るほどヒロインとしての価値が上がるクラリスはすげー。

あ~、こういうことは延々と書けてしまうんでこれくらいで止めます。
次回がいつになるか未定ですが次の作品でお会いできれば幸いです。
しかし書くごとに文章が長くなっていくような・・・。
ちなみに実際に名取と剃毛プレイがあったかどうかは皆さんのご想像にお任せします。
私が想像したら
名取「剃らないか?」「女は度胸、何でもやってみるもんさ」
てな展開が浮かんだのでやめときました。

57:名無しさん@ピンキー
10/05/10 01:10:40 0cS5LAqT
GJ!!
後書きさんの意図とは外れるだろうけど優良さん描写が一番興奮した

58:名無しさん@ピンキー
10/05/10 02:02:39 9IMAvnwm
真コワすぐるgkbr…でもやってること(次回やること)は武の方が極悪な気が…
でも、るいが「オジサマ」って呼びながらエッチするのは…エエのお。次回が楽しみ!

59:sage
10/05/10 22:17:04 oUsibsWq
暇つぶしに書いてみたので、投下してみます。

 ●


 その日、優良はたまたまマンションの玄関で真と顔を会わせた。

「あ、優良さん」
「真さん、今日は早いんですね」
「うん、仕事が早く終わってね。優良さんは、どこに行っていたの?」

 フィットネスジムからの帰り道だった。
 ジムで身体を動かした後、暑い夏の日差しの中を歩いて帰ってきた。優良は、汗をずいぶんとかいていた。薄い白色のワンピースは汗を吸って、身体に張り付いていた。べとついた身体が気持ち悪く、早く帰ってシャワーを浴びたいと思っていた。

「それで、そんなに汗をかいてるんだね……そういえば、ちょっと身体のラインが出ていて、いやらしいかも」

 真はそう言って笑った。下着もちょっと透けてるよ、と付け足した。
 言われて、優良は顔を赤らめた。確かに言われてみれば、張り付いた服は自分の身体のラインをくっきりと映し出している上に、白いワンピース越しにうっすらと下着が透けて見えている。自分はこんな格好で家まで歩いてきたのか、と思うと、恥ずかしくてたまらなかった。

「まあまあ、誰にも会わなかったんでしょ」

 真はそう言って優良を慰めた。
 エレベーターに乗ろうとして、「故障中のため、階段をご利用下さい」という張り紙に気づく。優良と真は二人で階段を上っていった。

「あ……優良さん」

 下から真の声がした。振り返ると、真がにやけていた。そして気がつく。マンションの階段は急勾配だ。下にいる真が顔を上げれば、優良のスカートの中は丸見えだろう。

「もう、真さんっ!」

 恥ずかしさに声を上げて真をたしなめた。しかし、真は見上げるのをやめなかった。真の視線が自分の下半身に刺さるのを優良は感じた。身体の奥が少し疼いた。

「優良さん、ちょっと透けてる……」

 え、と優良は声を上げて、スカートを押さえた。確かに下着にも汗を感じていた。とすれば、真に見えていたのは……。顔に血が上って、優良は頬を染めた。
 あ、と優良は思った。真の視線が、夫のものから男のそれに変わったのだ。自分の反応がスイッチを入れてしまったらしい。夫婦生活も長いので、それが意味するところを優良はすぐに悟る。
 真は、すっと身体を滑らせると、優良の横に来て、優良の身体を抱きしめた。

「ダメっ!! 真さん」

 騒ぐ優良の口を真は自分の口でふさいだ。しばらく抵抗したが、やがて優良は自ら舌を絡め返していた。唇が絡み合って、音を立てた。真の手が優良の胸を触っている。荒々しく胸を揉みしだかれて、優良は喘いだ。

「あぁ……ダメ、真さん、ね、部屋に帰ってしよ?」

 真は答えない。黙って、手を下に滑らせていく。優良はその手を押えようとするが、真はそれも意に介さない。ワンピースの下から手を潜らせると、真は下着の上から軽く割れ目をなぞった。

「濡れてるよ、優良さん……」
「違う……それ、汗……」

 弱々しい声で優良は答える。目を閉じて真の愛撫に耐えていた。いつ誰が通るかもわからない階段で、と考えると、余計に自分の身体が熱を帯びてくるのがわかった。確かに汗以外のものが自分の中から流れ出てきていた。

(やだ、こんなところで、恥ずかしい……)

 階段の踊り場に移動すると、真は優良に手をついて尻を突き出してくれと言った。優良が指示に従って手をつくと、真の手がワンピースをめくって、下着をずらす。露わにされた臀部に風を感じて、優良は身体を震わせた。

「いくよ、優良さん」

60:名無しさん@ピンキー
10/05/10 22:20:14 oUsibsWq
(※すんません、sageるつもりが、間違えて、名前にsageを入力してしまいました・・・・・・orz。)

 真の声とともに、手と舌の動きを膣内に感じて、優良は震えた。ぐちゅと濡れた音が立った。

「あぁ……ダメ……いいぃ……」

 優良は自分の手を口に当てて、声を抑えた。声を抑えようとすると、なぜか余計に身体が高ぶった。

「いつもより濡れてるよ、優良さん」
「やだ……恥ずかしい」

 確かに、そうだった。自分は興奮している。身体の昂ぶりを押えきれず、優良は喘いだ。真の手と舌の動きが激しさを増していく。膣内を蠢く手と舌。真は、二本の指を膣の中に差し込んでリズミカルに動かしている。舌を出してクリトリスに刺激を加えられた。

「あぁっ! そこ、ダメぇっ!!」

 思わず高い声を出して、優良は慌てた。真をきっと睨むと、優良さんかわいいと真は言った。知りません、と顔を背けると、真は、じゃあこれはどう、と言って愛撫を続けた。クリトリスを甘噛みして、皮を剥かれた。露わになったそれを舌の先で軽くつついて、指で挟まれる。

「あぁっ、いやっ、それ、ダメぇ……」

 わき上がる快感に優良の心は乱れる。今ここが階段であることも、まだ夕方で人も通るかもしれないことも脳裏には既になかった。もっとシテ欲しい。動物としての本能だけが優良を支配する。
 真は顔を笑みで歪めると、優良に大きく尻を突き出すように告げた。優良は、静かにその指示に従って、大きく臀部を突き出す。ワンピースは大きくまくり上げられて、白い肌と太股が露わになっている。
 真は両の掌で臀部を広げると、

「わあ、丸見えだよ、優良さん。……すごい、濡れてる」

 と言った。優良は目をつぶって、恥ずかしさに耐えた。しばらく待ったが、真は何もしてこない。

(真さん、なんで……もっとシテ欲しいのに)

 不思議に思った優良が目を開いて真を見ると、真は笑って言った。

「優良さん、何をして欲しい?」
「え……」
「して欲しいことがあるなら、言わなきゃ、ね?」
「そんな……真さん」

 小さく首を振ってイヤイヤをする優良。真は、ただ笑って見ているだけだった。

「ね、優良さん。何をして欲しいのかな?」
「……私のアソコをいじって下さい……」

61:名無しさん@ピンキー
10/05/10 22:24:30 oUsibsWq
 消え入りそうな声で優良が告げる。
真はそれを聞くと、満足そうに表情をゆるめた。
 じゃあ、弄ってあげるね、と言うと、二本の指を膣内に再び差し込む。そして舌で太股から臀部を舐め回す。秘所に差し込まれる指は、絶え間ない快感を優良にもたらす。太股からゆっくりと上ってきた舌は臀部に至り、臀部の中心肛門に至った。

「あぁっ、そこ、舐めちゃダメぇっ!!」

 優良の抗議を嬉しそうに真は無視した。肛門の窄まりに舌を差し出して、刺激を加える。その間も、指を膣の奥へと差し込んで動かす。膣の奥、ざらざらとした部分を真の指の腹が触った。

「ああぁっ!! そこ、ダメェっ!! あぁ!!」

 優良は高い声を上げた。自分で自分の声に気がついて、片方の掌で口を抑えた。ここは公衆の面前も同様の階段だ。声を出してはいけない。
 そんな優良の思いを読み取ったのか、真はさらに指の腹で同じ部分に刺激を加えた。ぐちゅぐちゅと愛液が音を立てて、膣から流れ出た。

「……っ!!」

 優良は必死に声をこらえる。身体の奥から湧きあがる快感に身を任せてしまいたい。でも、できない。そのもどかしさに一層身体の奥が火照る。
 真の指が膣内から引き抜かれた。一瞬、優良の身体が弛緩する。次の瞬間、優良の身体が大きく震えた。引き抜かれた指で真はクリトリスの皮を剥き、露わになったそれに愛液をまぶすと、指で挟んで摩擦した。

「……ああぁっ!! いいぃっ!! 真さん、それ、気持ちいいっ!!」

 真は右手の指でクリトリスを挟むと、左手の指を二本膣の中に差し込んで動かした。愛液を膣内から掻き出すように、激しく引き抜いては差し込む。流れ出るように、愛液は優良の膣から流れ出て、踊り場の床を濡らした。ぐちゅぐちゅと濡れた音が優良の耳にも入る。

(ああ、そんな音させないで、真さん……)

 優良の身体は、優良の思いとは裏腹に反応を強めていく。真の指が膣の奥、ざらついた部分を再び触った。

「……っ!!」

 優良の身体が再び大きく震えた。真の指が執拗にそこを撫でる。さらに舌が臀部の中心の肛門に差し込まれた。

「ああっ!! いいぃ……真さん、それ気持ちいいっ!!」

 ぶるぶると身体を震わせながら、優良は高い声を上げた。もはや身体に力は入らない。片手でポールをかろうじてつかみ、何とか自分の身体を支える。片方の手は声を抑えようとして果たせず、虚空を舞っている。
 ここはマンションの階段だ。そんなところで自分は一体何をしているのだろう。手をついて大きく尻を突き出して、クリトリスを指で挟まれ、膣の奥まで指を挿入され、Gスポットを弄られて、肛門を舐められて喘いでいる。
 目をつぶっていても、自分の姿が脳裏をよぎる。

(なんで、こんなに気持ちいいの……)

62:名無しさん@ピンキー
10/05/10 22:25:20 oUsibsWq
「優良さん、こんなに濡れてる……ほら」

 そう言って、真が膣内から抜いた指を優良の眼前に見せつける。愛液に濡れた指が優良の視界に入る。

「いやぁ……」

 優良は小さくを首を振って、目を閉じた。真は、また指を戻すと、激しく指を動かして膣内を愛撫した。指し抜かれた指が濡れた音を立てて愛液を掻き出す。クリトリスを舌で甘噛みして、Gスポットを重点的に指の腹で何度もなで回す。
 優良の頭の中を快感が駆け巡る。頭の中で爆ぜるものがあった。その流れに優良は身を任せて声を上げる。

「んああっ! あああぁっ!! 真さん、ダメっ!! いいぃ、気持ちいいぃっ!! イッちゃうっ!!」

 優良は既に歓喜の声を抑えようとしない。

「あんっ!! ああっ! だ、ダメっ、ダメっ!! イクっ!! イッちゃうっ!!!」

 優良の身体が大きく震えた。びくびくと身体を震わせて優良は果てた。絶頂を迎えた膣内が蠢いて、真の指を締め付けた。
 真が指を引き抜くと、ぐちゅと濡れた音を立てて愛液が膣からこぼれ出た。

「……あん……」

 膣は、まだ蠢いて、引き抜かれる指を離したくないかのようにまとわりついてきた。絶頂感は、まだ身体の奥で駆け巡っている。優良は、真を見て、名残り惜しそうに声を上げた。

「……あぁ……」

優良は目を閉じて、深く溜息をついた。吐いた息に合わせて、胸が大きく上下した。

「それじゃ、優良さん、続きは部屋でしようか」

 微笑んだ真に、優良は小さく頷き返した。

63:名無しさん@ピンキー
10/05/10 22:27:55 oUsibsWq
 ●


「あら、渡辺さん」

 廊下で優良が声をかけると、渡辺はゆっくりと振り向いた。ドアを開けるところだったらしい。右手には鍵が握られていた。

「あ……どうも、奥さん。こんにちは」

 渡辺の声は細い。笑おうとしているが、笑えていない。動作がぎこちなかった。
 どうしたのだろうか、と優良は思った。そして、気がついた。渡辺は左手に握っているものを背後に隠そうとしているようだった。黒いビニール袋だった。

「……それ、何ですか?」
「え! これですか!?」

 何の気なしにした質問は、渡辺を大いに驚かせた。声を大きく上げて、左手を振り上げた。渡辺自身も意図しない動作だったらしい。左手に持っていた袋の中から何かが飛び出した。それは音を立てて床に落ちて、優良の前に滑ってきた。優良は、腰をかがめて拾った。

「あっ……」

 そして見てしまった。
 プラスチックのケースには、裸の女性の姿があった。『夫の目の前で犯された若妻』というタイトルが目に飛び込んできた。
 女性のスタイルの良さが目につく。豊かな胸に、くびれた腰、そして長い黒髪。気のせいか、自分に多少似ているような気がする。それがどういう種類のものか、さすがに優良にもすぐにわかった。頬に血が上って赤みがさす。

「えっと……」

 言葉を探して、渡辺の方を見ると、そこには愕然とした顔をした渡辺がいた。泣き出しそうな顔をしている。ごめんなさい、と消え入りそうな声で渡辺は言った。
 反射的に笑みを優良は浮かべた。目の前の男をかわいらしいと感じたのだった。同時に悪いことをしたとも思っていた。男が知られたくなかったことをわざとではないにせよ、さらけ出してしまった。優良の口はなめらかに動いた。

「はい、渡辺さん。落ちましたよ」
「えっと、その奥さん……これはですね……」

 口をもごもごと動かそうとする渡辺を優良は制した。

「あまり気にしないで……真さんもよくこういうの買ってきますから」

 優良は笑って言った。その笑みに引き込まれるように、渡辺も笑った。気まずさが消えて、一転して和やかな雰囲気になる。

64:名無しさん@ピンキー
10/05/10 22:29:53 oUsibsWq
 ふと優良の頭を悪戯心がよぎった。
 目の前の男を苛めてみたいという欲求だった。いつかリビングで真としていた会話を思い出す。渡辺はたしか経験がないと言っていた。
 いつも妹や周囲の女性に経験のなさをあげつらわれる優良は、戯れに未経験の年下の男を苛みたいと思ったのだった。

「ただ『先生』がこういうのを買うのはどうかと思いますけどね」
「あ……う……その、そ、それは……」

 予想通り、渡辺は顔を赤くして下を向いた。その反応に優良の心は少女のようにはしゃぐ。この手の話題で、自分の方が立場が上になることなどめったにないからだった。

「まあ、渡辺さんも男の人だからしょうがないですよね」

 優しく語りかける。そこには優越感も混じっていた。その優越感が優良には心地よい。
 渡辺が身を縮めて、弱々しい声で言う。

「僕も、できれば、こんなもの買いたいわけじゃないんですけど……いっつも生徒にも彼女できないのってからかわれますし……」

 いじめすぎたらしい。渡辺は、あからさまに消沈していた。

(やりすぎちゃったかしら)

「渡辺さんみたいに優しい人なら、きっとすぐに彼女さんができますよ」
「みんな、そう言ってくれるんですけど……」

 あまり効果はなかったようで、相変わらず渡辺はうつむいたままだ。
 優良は困った。ちょっと困らせるだけのつもりだったが、明らかに落ち込んでいる渡辺を前にして、罪悪感が湧いてきた。

「全然、女性に対する接し方みたいなものがわからないんですよ。彼女いたことないし、経験もないし、自分に自信もないし、だから引っ込み思案になっちゃって……
 悪循環だって、自分でもわかってるんですけど、どうしたらいいかよくわからないんですよね」

 優良から目を背けて語る渡辺をかわいらしいと優良は思った。そこには明らかに自分よりも弱いものがいた。助けてあげたいな、と素直に思ったのだった。
 そして優良は口を滑らせた。

「……何か私でできることがあれば、助けてあげましょうか?」

65:名無しさん@ピンキー
10/05/10 22:32:08 oUsibsWq
 ●


 キッチンでお茶を入れながら、優良はどうしたものかと思いを巡らせた。
 目を居間にやれば、そこには渡辺が座っている。落ち着かないのか、目を部屋のあちこちにやっていた。ただ頬には笑みが浮かんでいる。喜んでいるのは明らかだった。
 期待に満ちた渡辺の表情を目にして、優良は溜息をついた。
 優良の言葉に渡辺は敏感に反応した。是非お願いしますと渡辺は言った。そして、女性との接し方を僕に教えて下さい、と続けたのだった。
 優良にしてみれば、特に何か特別な意図があって言った言葉ではない。渡辺が落ち込んでいたから、口を滑らせただけだ。単なる善意のフォローに過ぎない。
 しかし、鼻息も荒く勢い込む男を前に今更できませんとも優良には言えなかった。たじろいで、じゃあ、お茶でも飲みながらと言ってしまったのだった。

(女性との接し方を教える……ねえ)

 そうは言っても、一体自分が何を教えられると言うのか。自分にしたところで、真以外に特に男性と付き合った経験などないのだ。
 そういえば、真のいない昼間に、男性を部屋に上げるのも初めてのことだった。
 優良は、居間のソファに座っている渡辺に目をやった。どことなく面差しが夫の真に似ている。
 ふと昨日の夕方のことを思い出す。人が通るかもしれない場所での行為が脳裏を駆け巡る。あんな場所で大きく声を上げて絶頂を迎えてしまった。快感を思い出して、優良は顔を赤らめた。

(まったく真さんったら、あんなところで……)

66:名無しさん@ピンキー
10/05/10 22:33:19 oUsibsWq
 だが、感じた快感はこれまでにない深いものだった。
 部屋に戻った優良は、真に促されるまでもなく、自然に真のズボンを下ろすと、真のものを口にくわえて愛撫した。頭で考えての行為ではない。踊り場での絶頂感の余韻はまだ残ったまま、身体を昂ぶらせていた。
 動物的な本能に促されるまま、優良は真の陰茎を丁寧に指で扱いた。愛おしげに撫でてさすり、唾液を口にためて、音を立てて舐めた。
 硬度を増した一物を真は、まだ濡れそぼったままの優良の膣に勢いよく挿入した。望んでいたものを受け入れて、優良は歓喜の声を上げる。
 抑える必要もなくなった今、優良は思う様喉を鳴らして喘ぎ、そして二度目の深い絶頂を迎えた。
 膣の奥深くで震える真のものをこれまでにないほど愛おしく感じた。

「えっと、奥さん……どうかしましたか?」

 渡辺の声に優良はふと我に返った。居間のソファで起き上がって、不審げにこちらを眺める渡辺がいた。

(やだ、私ったら、昼間っから何を考えてるの……)

 自分の頬に赤みが差しているのがわかる。慌てて手で表情を隠す。ごめんなさい、今お茶を持っていきますねと謝りながら、優良は居間に移動した。

「えっと、それで女性との接し方でしたっけ……」

 ごまかすように、優良は頬に笑みを浮かべた。

「はいっ!」

 渡辺は息を荒げて答えた。手を強く握りしめている。脇には、先ほどのDVDを入れた黒い袋が転がっている。優良の目に渡辺はなぜか興奮しているように見えた。

「でも、私に何が教えられるか……」

 渡辺の様子に困惑して、優良は語尾を濁らせる。目を渡辺からそらしてあらぬ方向へと向ける。お茶を飲もうとして、カップに手を伸ばした。
 伸ばそうとした手が途中で止まった。
 優良は目を丸くして息を呑んだ。
 大きな瞳が収縮する。
 そして何度か目を瞬いて、目の前のものを確認する。
 ヒッと意図しない声が出た。

「こういうことを教えて欲しいんです……」

 そう言って、渡辺は自分の携帯の画面を差し出したのだった。
 そこには階段の踊り場で、真の愛撫を受けて、大きな声をあげて喘ぐ自分がいた。

67:名無しさん@ピンキー
10/05/10 22:36:07 oUsibsWq
とりあえず、これで投下終了です。

ミスで名前にsageと書いてageてしまった(・・・本当にorz)ので、
次に投下することがあったら、反省を込めて名前はsageにします・・・。

68:名無しさん@ピンキー
10/05/10 22:44:17 0cS5LAqT
続き続き!!

69:名無しさん@ピンキー
10/05/11 00:45:33 1SU6WzTG
ーーーsageさんw、優良×真をここまでエロく書いた人は初めてじゃなかろうか。是非とも続きを読みたいです!

ーーー後書きさん、相変わらず独自の世界観で、グイグイ引き込まれます。後編が楽しみです。

ーーー七の人さん、綺麗な従姉妹のお姉さんに性的に憧れる従兄弟というシチュはグッと来ます。
続きが凄く気になりますが、あまり気張り過ぎて、身体を壊さない程度に頑張って下さいね。
息抜きとして気楽に書いていった方が、絶対に楽しいし良いモノが出来ると思いますから。

長々と失礼しました。

70:名無しさん@ピンキー
10/05/11 10:49:24 lNwFZ/Se
 

71:名無しさん@ピンキー
10/05/15 12:21:24 ZnPZkU5N
吹いたな…

72:名無しさん@ピンキー
10/05/16 21:32:42 ZPoYvful
連載から、これまでステップアップしてきた二人を見てわかった事。
真の兄、明は優良さんの身体の隅々、進化して変わった性感。どこをどうすれば感じ、イケるかまで把握している。
だから、無理矢理にでも一度肌を合わせれば、優良さんの肉体から堕とす事が出来る!

73:名無しさん@ピンキー
10/05/20 00:42:44 A0OaIQns
はてさて…☆ゅ

74:七の人
10/05/20 16:08:14 KvhWqBu2
規制解除されているかテストw
あ、ヤバイ、七の人で書いてしまったいw

75:名無しさん@ピンキー
10/05/21 02:35:08 YiYeADcI
本文に「七の人ってかいてしまったいw」って…レスする前に消せるだろ?
何がしたいん?誘いうけは嫌われるよ

76:名無しさん@ピンキー
10/05/21 08:07:38 pVcnQEJw
ツッコミまで含めての釣りなんだよ。お前は見事に引っかかったってわけ。

77:名無しさん@ピンキー
10/05/21 10:57:49 MZm2FS6C
スンマセン><
テストのつもりで書いたんでふざけすぎました。
以後しません。失礼しました。m(_ _)m

78:名無しさん@ピンキー
10/05/21 13:22:53 g7LKyRpv
そして、ちゃっかり>>77への書き込みを成功させた七の人であった……☆

つづく

79:名無しさん@ピンキー
10/05/24 20:53:27 6ZBNvMHm
かまってちゃんうぜえw

80:ステップアップの裏側
10/05/25 17:26:37 oqFwZiTv
 昼下がりのとあるマンションに、階段を駆け上がる軽快な足音が響きわたる。
その者の息は足音と同じ様に弾んで、若干の興奮も中に含まれている。
そして、足音と息が一つの部屋の前で止まると、カチャカチャと少し焦って鍵を開ける音の後、勢いよく扉を開けた。
玄関で脱ぎ捨てた靴もそのままに、早足で奥の部屋へ急いでいた足音が、扉の前で力無く止まる。
その者は、はあ、と一つ溜め息をつくと、ゆっくりと部屋の扉を開けた。

ギッ、ギシッ!ギシッ!
「あッ、あん! ァ、んあああっ!!」
「フッ! フゥッ! フゥッ! クッ!――」

 そこでは、胡座をかいた中年男に、しがみつく様に乗った若く美しい女が絡み合っていた。
女は、長い黒髪を振り乱しながら艶かしいラインをした腰をくねらせ、
ベッドのスプリングを軋ませながら、男と繋がったまま身体を激しく上下させていた。
汗だくになりクライマックスの激しさで下から突き上げていた男の方は、
部屋に入って来た者の姿を見つけると、必死の表情から少し持ち直し、不敵な笑みを浮かべた。

「よお! 遅かったじゃないか。先にやらせてもらってるよ」
「もう! ズルいっスよぉ~。ちょっとくらい待っててくれても…」
「まあ、そう言うなよ。彼女だって、アイツの夕食を作るまでには帰らないといけないだろ?
短い時間で勉強をしなきゃいけないんだから、有効に使わないと。
――ねえ、優良さん?」
 対面座位で女を突き上げていた中年の男。小野田 明は、
抱き合って目の前で喘ぐ美しい女。実弟、真の妻。小野田 優良に、
腰をまわす動きも交えて途切れる事なく刺激を与えながら問いかけた。

81:ステップアップの裏側
10/05/25 17:28:41 oqFwZiTv
「あ、は、んあっ! は、はいっ、お義兄さん。んんッ!」
「よし、そろそろイクぞ。優良さんも一緒にイこう」
「は、ハイ! ん、ん、ん、は、あん、あ、ん、………んあああああああああああああーーーっ!!」
 汗にまみれた一組の男女の裸体が、絡み合ったままびくんびくんと痙攣を繰り返す。
 二人はしばらく荒い息をしていたが、先に息が整った明が、静かに優良をベッドに横たえさせた。
明は、まだ絶頂から戻らない優良の秘所から放出し終えたペニスを引き抜き、
優良の中に収まっていたモノに被せていたコンドームを外すと、
精液でコーティングされたペニスを、優良の顔の近くに持っていく。
目を閉じて絶頂の余韻に浸っていた優良だったが、明の体液を纏ったモノの気配を感じたのか、
身体をゆっくり起こすと、躊躇にく明のペニスに舌を這わせ、
熱い吐息を漏らしながら口に含んで、献身的なフェラでペニスを浄め始めた。
「…うむ、…そう、尿道に舌を這わして…中まで吸って。…また上達したんじゃないか?
ホントに優良さんは飲み込みが早いなぁ。教え甲斐があるよ」
「…ん、…ちゅはあ、ありがとう…ございます。…ちゅ、んぶぅっ、ぢゅぢゅうう……」
 優良の丁寧なお掃除フェラに、気持ち良さそうに目を細めながら、
明は優良の艶やかな黒髪や、大きく柔らかな乳房に手を伸ばして、その感触を楽しんでいた。
「ん…、ちゅぷ、んふぅ…、はぁ、……きゃっ!…ちょっと…山田…くん。あん!」
 熱心に明のペニスをしゃぶっていた優良の背後には、
かつて妹の梨香と付き合っていた男。山田 拓が立っていた。
いつの間にか全裸になった山田は、ガチガチに勃起したペニスを扱きながら
優良のボリュームあるヒップを、いやらしい手つきで撫でまわす。
「さあ、今度はオレが教える番っスよ」
 そう言い、山田は欲望にギラついた眼差しで優良の裸体を見下ろしていた。

82:名無しさん@ピンキー
10/05/25 18:45:50 v3gn+R7t
はやく続きを
そしてどうしてこうなったかという経緯をくわしくねっとりと

83:ステップアップの裏側
10/05/29 17:36:45 9p081uMZ
「ほんと、いいケツしてるよね~お義姉さん☆ 肉が詰まってて、柔らかいのに張りがある。それに……」
 にやついた表情で執拗に優良のヒップを撫でまわしていた山田の手が、不意に離され、その直後。

ヒュッ  バチーンッ!!

「ひあ゙あ゙あ゙ッッ!!!」

 風をきる音と共に、山田の平手が優良のヒップに打ちおろされた。
いきなり与えられた強烈な平手打ちに、優良は半ば白目を剥きながら絶叫する。
「…いい音♪ ほんと、お義姉さんのお尻は満点っスよ☆」
 優良の反応を満足気に見ながら、再び振り上げた手を、紅くなった桃尻へ何度も叩きつける。
いつしか部屋の中は、ひっきりなしに肉が叩かれる鋭い音と、
最初と違い、痛みに対する悲鳴だけではない優良の絶叫が響きわたっていた。

「んぎっ! あひぃっ! んぅああっ!……お願い…ゆるして…山田クン……んひぁあああッッ!!」
 目に涙を浮かべて哀願する優良の表情に、山田の中のS心が更に燃え上がる。
「お義姉さ~ん、許してって、本当は気持ちイイんでしょ!? ほら! ほらっ!!」
「アアッ! うあアアッ!! ちが、ぅん! ああんッッ!!」
「お尻叩かれてんのに、アソコからこんなにヨダレ垂らして、本当イヤらしいスね~お義姉さん☆」
 山田の指摘どおり、優良の秘所からは、明との性交が済んでから触れてもいないのに大量の愛液が溢れ出していた。
「ああん、いやあ…。痛いの…嫌なのにぃ……ッあああっ!!!」
 元々Mの素養がある優良の身体は、S気質な山田からの責めに素直に反応していた。

84:ステップアップの裏側
10/05/29 17:38:59 9p081uMZ
「おいおい、山田クン。そのくらいにしといてやれよ。
真のヤツは、優良さんにそんな乱暴なプレイはしないぞ。ねえ、優良さん?」
「……はぁ、はぁ……。は、ハイ……。真さんは、わたしが痛がる事は……しません……」
「だそうだ。これは、あくまでも優良さんと真の為にやっているんだから。…解るな? 山田クン?」
「……ちぇ、わかりましたよう。……叩き甲斐のある良いケツなんだけどなぁ……」
 山田が、興奮で力を加減出来なくなり始めたのを察知して、明がやんわりと制止にはいる。
少し名残惜しそうにスパンキングを中断させた山田だったが、
まだ次の案を用意していた様で、鼻歌混じりに傍らのバッグからボトルを取り出し、
中の液体を、優良の赤く腫れたヒップへと垂らし始めた。
「あんっ、冷たいっ!」
 優良のヒップへ垂らした液体、ローションを、山田の手がまんべんなく塗り拡げてゆく。
スパンキングでひりひりと熱を帯びていたお尻に垂らされた冷たいローションが心地よく、
先程とはうって変わって、優しく繊細なタッチで触れてくる山田の指に、
優良の口からは自然と甘い吐息が漏れ始めていた。
「お義姉さん気持ちイイ? …て聞かなくても判るか。ここ、こんなになってるもんね」
 と言うや、片手でヌルヌルのヒップを撫でまわしながら、
もう片方の手をヒクつく秘裂へと伸ばす。そこは既に、大量の愛液でぬかるんでいた。
 そこへ、山田はいきなり指を2本突き入れて掻き回し始める。
乱暴に弄られているというのに、優良の秘穴からは、ぐちゅぐちゅと淫蕩な水音がしていた。

85:ステップアップの裏側
10/05/29 17:47:31 9p081uMZ
「あ、あ、あ、あ、ん、あ、んあっ!」
「イイ感じだね。それじゃコッチの方も……」
 といい、ヒップを撫でていた指を尻の谷間、そしてアナルへと埋め込んでゆく。
「ん゙! ん゙ゔゔあああ……はぁあああ?!」
「こっちも良い反応♪ お義姉さん、ちゃんと準備してきたみたいスね?」
 そういって、アナルに差し込む指を一気に3本に増やして、穴を拡張しにはいる。
普通ではあり得ない程アナルを拡げられているというのに、優良の口からは苦痛よりも快楽の声が大きくなっていた。
「言い付けどおり、浣腸とプラグで慣らしてたみたいスね。感心感心☆」
 優良のアナルが、中の粘膜まで見える位拡がったところで、山田は一旦指を引き抜いた。
そこへ、またローションをたっぷり注ぎ込み、硬く猛ったペニスをあてがう。
「山田クン。綺麗に洗ってるとはいえ、ゴムは着けた方が良いんじゃないか?」
「いや~、前の穴は生ダメじゃないっスか。後ろはOKなんでしょ?
やっぱ生で挿れて中に出さないと、セックスした~って実感ないんすよね~☆」
 山田の変なこだわりに、明はやれやれといった顔をしながら傍観をきめこむ。
「さあ、力を抜いてお義姉さん。…じゃあ、お義姉さんのアナルバージンいっただっきま~す♪」
「ん、あ、あ、あ゙あ゙あ゙ーーーッッ!!」
 山田の能天気な宣言と共に、ヌルヌルになったヒップの谷間に山田の巨根が消えてゆく。
その淫猥な光景を眺めながら、明はふと思った。
(そういえば、優良さんはアナル初めてだったな…。
まあ、アナルにも触れる様にアドバイスしても、軽く触る程度がやっとだったからな、アイツは。
真がソッチを使う事は当分無いだろうし、まあ、良いか)
 性技に関してなかなか上達しない我が弟に苛立ちを感じると共に、
そのお陰で、この美しい女の極上の体を開発できるのだから、感謝の気持ちもあるのだが……。
「うは、凄え! お義姉さんのアナル超気持ちイイ! お義姉さんはどうスか?」
 ローションでぬかるんだ優良のアナルに山田の巨根が根本まで呑み込まれたところで、山田が歓喜の声をあげる。
「んぅうう……、く、苦しいぃ…。でも、何か…、お尻ジンジン熱くて……ヘンな感じ」
「なら大丈夫っスね。じゃあ、動きます、よっ!」


86:ステップアップの裏側
10/05/29 17:56:20 9p081uMZ
「ぁはあ! ああ! はげしっ、んああっ!!」

 ベッドの上で四つん這いになって山田にアナルを激しく犯されながら喘ぐ優良を、
明は少し離れたソファーに座って眺めながら、1年前、初めて優良を抱いた時の事を思い出していた。


「やあ優良さん。真とはバンバンやってるかい?」
「あ、お義兄さん。も、もう…やめてくださいよう。恥ずかしい…」
「ハハハ、スマンスマン。ところでどうしたんだい? 何だか浮かない顔をしているけど」
「え? ええ…。そう……ですか?」
「よかったら相談にのるよ。優良さんは、小野田家の大事な嫁だからね」

 近くの喫茶店で話を聞いてみると、どうやら優良さんの周りで
次々とオメデタの話が続いてる事に、若干の焦りを感じているという内容だった。
 正直、自分たち夫婦にも子供がいないので、相談相手として適材とは言えないのだが…、
優良さんも30歳も手前であるという事。もしかしたら夫婦どちらかの体に異常があるのではないかと不安になり、
病院で不妊相談をした帰りだったという。彼女は、かなり深刻に悩んでいる様だ。
(それにしても……)
 思い悩み、憂いを帯びてなお美しい顔。
そして物思いに耽って無防備になった胸元と、その膨らみ…堪らんな。
 などと見惚れていた明の心に、ムクムクと邪な考えが沸き上がってくる。
「優良さん。知っているかい? 動物、特に人間の男女というのは、
同じパートナーと長く一緒にいる程、生殖能力が落ちてしまうそうだよ」
「ええッ!? 本当なんですか?」
「ああ、学者の研究で、同じ女性と付き合っている男性の精子量は、明らかに減少しているそうなんだ」
「そんな……。一体どうすれば……」
「以前、真のヤツに、『優良さん以外の女性ともセックスしろ』とアドバイスしたんだが…。即却下されたよ」
「当たり前ですっ! わたしも真さんも、生涯に1人だけのパートナーなんですから!」
 笑いながらその事を話す明に、顔を真っ赤にして声を荒げる優良。予想どおりの反応である。
「だが、それが子供の出来ない最大の原因だとしたら?
現に、だんだん君たち夫婦の営みは淡白になっているんじゃないのか?」
「!…そ、それは……。真さん、お仕事忙しいから疲れてるし……」
 先程から一転して、優良の表情が暗く沈む。どうやら図星の様だった。

87:ステップアップの裏側
10/05/29 18:00:03 9p081uMZ
 明はそこにつけ込んだ。
 真を再び奮起させるには、優良がもっと多くの経験を積み、真に新しい刺激を与え続ける必要がある事。
 それには、既に夫婦2人だけで解決する方法を見い出すのは困難であり、
更に、その技術を会得するには、真以外の男性目線で捉えねば無理だという事を優良に説いた。
 半分以上は、明の持論の域を越えない、都合の良い理屈でしかないのだが、
明の巧みな話術と、これまで真にしたアドバイスの実積が、話に説得力を持たせていた。
「優良さんさえ良ければ、私は協力を惜しまないよ」
「お話は理解できますし、有難いです。でも……」
 やはり、真以外の異性に身体を委ねるのには強い抵抗が有るのだろう。
優良から良い返事が帰ってきそうな気配はない。そこで明はダメ押しをする。
「……実は、私は種なしでね。妻の早苗との間に子供は出来ないんだ…」
「え!? ……すいません。わたし、知りませんでした。なのに、こんな失礼な相談しちゃって」
「いや、いいよ。 私は大事な義妹から相談してもらって嬉しいんだ。
だから、どうしても力になってあげたいと思っただけなんだよ。
私の身体は、君たち2人が幸せな家族をつくる為の道具だと考えて貰って構わないから。
それとも、真のヤツが知らない女と浮気して、自然と改善される方が良いですか?」
「それは駄目です!!」
「なら……良いですね?」
 真っ直ぐに瞳を見つめて話す明の気迫に、優良は頷くしかなかった……。

88:sage
10/05/30 23:31:52 XbIzEGMu
>66の続きです。

「も、もっと足を開いてくれますか……」

 渡辺の声に優良は小さく首を振った。
 すると、渡辺は黙って携帯を取り出して優良の前に差し出す。意図は明白だった。
 優良はしばらく迷っていたが、やがて目をつぶると、足をさらに大きく開いた。
 目を閉じていてもわかるほどの強い視線を感じた。自宅の居間でソファーに腰掛けて、夫でもない男の前で足を大きく開いている自分の姿を思い浮かべて優良は顔を赤くした。

(どうしてこんなことに……)

 その問いを問うたところで状況が変わるわけではなかった。
 今の自分は渡辺に逆らうことができない。純朴だったと思っていた青年は、どもりながら、しかし、はっきりと優良は脅したのだった。言うことをきかなければ、この映像を公にすると。
 優良には、わかりましたと答える以外の選択肢はなかった。

「あ、あの、……そ、そんなに見ないで……」

 目を開けると、そこには自分の下着を凝視する男がいた。改めて恥ずかしさに顔が火照った。
 優良の弱々しい抗議を渡辺は頬に笑みを浮かべて無視した。絶対的な優越を確信している笑みだった。優良の頭を絶望が覆っていく。

「奥さん、足をソファーの上にのっけて曲げてくれますか?」

 渡辺の言葉に優良は目で訴え、そして小さく首を振るが、渡辺は何も答えない。
 優良は、言われた通りに、足をソファーの上にのせて、いわゆるM字開脚の姿勢を取った。

「……これでいいですか?」

 渡辺は満足そうに頷いた。そして、じっくりと視線を優良の下腹部へと走らせる。男の目は執拗で優良は堪えきれず横を向いた。

「渡辺さん、お願いです……見るだけ……見るだけですよね……」
「ええ、もちろんですよ。最初に言ったじゃないですか、奥さんが僕に女性の身体のことを教えてくれたら、それで終わりだって」

 渡辺の言葉に優良は少し安堵を覚える。

「スカートが邪魔だなあ……それ、脱いでもらえます?」
「……そ、そんな……」

 だが、やはり優良は渡辺の言葉に従って、スカートを脱ぎ、白い太股を露わにして、またソファーの上で足を広げた。

89:sage
10/05/30 23:37:34 XbIzEGMu
 だが、やはり優良は渡辺の言葉に従って、スカートを脱ぎ、白い太股を露わにして、またソファーの上で足を広げた。
 渡辺は、しゃがみ込むと、優良の下腹部の目の前まで鼻先を近づけた。もう少しで鼻が下着に触れてしまいそうなくらい近い。

「……いやっ……」
「別に触りませんよ。さっきも言った通り、見るだけですよ。でも僕目が悪くて、これくらい近づけないとよく見えないんですよ」

 眼鏡をかけているのに、と思ったが、優良は口に出さなかった。
 下腹部の先に感じる男の気配にたじろいでいた。最も恥ずかしい部分と男を隔てるものは、薄い布でしかない。
 足の先からふくらはぎ、さらに太股から陰部へ、そして下腹部まで順番に渡辺がねっとりとした視線を送ってくる。
 身体の奥からわき上がってくる熱があった。男のぎらぎらとした性欲に刺激されている自分に気がついて、優良は戸惑う。その熱を抑えようとして、優良は深く息をついた。

「……渡辺さん、ま、まだですか?」

 渡辺は無言のままだった。しばらくして、渡辺は小さく息を吹いた。白いレース生地の薄い布を超えて、息は陰部に届いた。

「……あっ……」

 反射的に優良は声を挙げた。そして、そのことに気がついて口を閉じた。きっと今の声は渡辺に聞かれたはずだ。そう思うと、さらに血が上るのがわかった。恥ずかしさに優良は他にどうすることもできずに目を閉じた。渡辺は今、どんな顔をしているのだろう。
 渡辺の言葉が降ってきた。

「じゃあ、次はソファーの上で四つん這いになって、僕の方にお尻を向けてくれますか?」

 もはや抵抗する気力が優良にはなかった。頭の中には、先ほど渡辺に見せられた自身の痴態とそのときに感じた快感が繰り返し再生されていた。
 おずおずと姿勢を変える。ゆっくりとお尻を渡辺の方に向けた。

「もっとお尻を突き出して下さい」

 次第に渡辺の声が断定的なものになってきた。強い男の気配がある。渡辺に支配されること、命令されることが次第に不快ではなくなってきている。
 抗議の声も挙げずに、優良は渡辺の言葉通りに、臀部を高くつきだした。下着が臀部に食い込むのがわかった。

「……あぁ、こんな格好……恥ずかしい……」

 半ば言い訳のように言葉を口に上せた。目は閉じたままだったが、渡辺の視線を強く感じる。

「お尻はそのまま突き出したままで、もっと足を開いて……」

 もはや優良は渡辺の言われるがままだった。頭は雲がかかったようにぼんやりとして思考は形を成さない。
 身体の奥からこみ上げてくる熱がどんどん高まっているのがわかる。抑えようとして深く息をすると、余計に熱は高まるのだった。

(あ、ダメ……)

 熱は身体の奥で変換されて、蜜に変わった。そのことに気づいて、優良は困惑した。

(なんで……私、濡れてきちゃってる……)

 きっと下着にも変化は現れているのだろう。渡辺も気がついているに違いない。
 そう思うと、余計に身体が昂ぶるのがわかった。止めようとして止められない。
 優良にできることは、ただ目を閉じて時間が経つのを待つことだけだった。


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