10/07/16 20:36:10 HT5SdBeE
>>215の続き
その後は坂を転げ落ちるようなものだった。俺達は周囲の目を盗み、
このプレハブ事務所の隅っこで週に3~4回ほどセックスした。他の
社員に見つかる不安は無かった。なぜなら会社というのは実に不思議な
場所で、大勢の社員がいるくせに誰の目にもつかない死角のような空間が
結構多かったりする。社内に人が出入りする時間帯はあらかじめ決まってる
し、各部署は原則として関係者以外立ち入り禁止だからだ。したがって事前
に確認を怠らなければまとまった時間、完全に無人となる部屋が数多く
存在するのが解る。
しかもこの事務所に至っては管理責任者が俺なのでもう無法地帯と言っても良い。
俺の上司など、作業中に事故さえ起こさなければもう俺のことなど知った事ではない
と思ってるようで、ここへはほとんど来た事が無いしそも俺の事を部下と認めてる
かも怪しいくらいだから。
俺は彼女の若い身体に完全に溺れた。いい年をして何を考えてるのかとも思うが、
それだけの価値が彼女から感じられたのだ。彼女とのセックスを楽しむため、俺は
あらゆる努力を惜しまなかった。タバコをやめ酒を控え、夜更かしをやめ亜鉛のサプリメント
を飲み、毎日ストレッチを欠かさず、宿便が勃起不全の原因と知るや腹痛を承知で
便秘薬に手を出す始末。全く自分でもあきれるほどだった。そんな俺達だが何故か社外で
会おうとはしなかった。今のこの危険極まりない逢瀬が、どうにも楽しくて仕方なかったのだ。