12/10/22 03:06:31.40 dIGulq1d
……
「気持ちよかったか?サイトウ」
「は、はい……最高でした」
事後の余韻に浸る僕を優しく抱きしめ、頭を撫でてくれている彼……ガントウ刑事をウットリと眺める。
筋肉刑事と呼ばれる彼に、その美しく鍛え上げれた肉体に抱きしめられると、溶けてしまいそうなほど心地よい。
鼻腔をくすぐるガントウ刑事の汗の匂いも相まって、まさに天国に連れて行かれたかのようだ。
「…………」
「…………」
ずっとこうしていたい……そう願ってしまうほど、幸福な時間だ。
だが、そうも言っていられない。
何故なら、
「じゃあ次は……俺を気持ちよくしてくれるか?」
「はいっ!もちろんです!」
そう、この世はギブ&テイク。
今度は僕が、ガントウ刑事を気持ちよくさせる番だ。
僕たちの宴は、まだ始まったばかりだ――
~FIN~