【アサウラ】ベン・トーでエロパロat EROPARO
【アサウラ】ベン・トーでエロパロ - 暇つぶし2ch127:筋肉刑事 of the END その0
11/03/15 23:34:39.51 lQTW5sjJ
じゃあノリだけで書いたものを投下。

一人称とか、キャラ同士の呼び方とか間違っていても気にしない!
内容は酷い!苦情は受けつない!パロが嫌いな人はご勘弁!

では、どうぞ。

128:筋肉刑事 of the END その1
11/03/15 23:35:39.14 lQTW5sjJ
新人刑事であるサイトウは、ベテランの刑事であるガントウと共に、室神町に潜入していた。
詳しい経緯は省くが、サイトウはベテラン刑事であるガントウに気に入られ、現在の部署でガントウの相棒として活躍してきた。

サイトウは張り込みのために借りたアパートの一室で、ガントウのためにミックスジュースを作っていた。
いつもと変わりないレシピなので、今では作業と並行しながら、考え事もできるようになっていた。
サイトウは今回のヤマに若干の不満・・・というより、不服感を持っていた。
というのは、先輩であるガントウは誰もが認めるほどのベテラン刑事だ。大きい事件を解決するために使われる人物である。
サイトウにもガントウの下に配属され、ガントウ刑事の相棒として数々の難事件を解決してきた。という自負があった。
(あの電話はイタズラではないだろうか。それに自分達二人には、こんな確証もない、事件とも呼べないことに構うより、もっとすることがあるがはずだ)
しかし、このヤマに当たることを決めたのはガントウだ。そうなるとサイトウは黙って随伴することになる。
「ガントウさん、本当にこの街で事件が起きてるんですか?」
サイトウ刑事の目の前に広がるのは、昼は賑やか、夜は大人の街として賑わう繁華街に過ぎない。
何か大きな事件・・・例えば違法格闘闘技場事件や連続刑事狙撃事件の時のような大事件が起きるとでもいうのか。
サイトウの一言にトレーニングをしていたガントウは振り返った。休まずにダンベルを持つ腕を上下に動かしながら、ガントウが口をニヤリと歪ませる。
その笑みは「俺が信用できないか?」と問いかけているように見え、サイトウに(やっぱりこの人には叶わないな)と思わせた。
闘技場事件、狙撃事件もいつもガントウが正しかった。それは一番間近で見ていた自分がよく知っている。
なら今度も自分はこの人について行くだけだ。
サイトウは気持ちを切り替えて、室神町に潜入する経緯を振り返ることにした。
事の起こりは一本の電話である。いや、正確に評すなら、たった一声である。
   『室神町が壊れちゃうよおー!』
力強く、野太いその一声がガントウ刑事を動かしたのだ。

129:筋肉刑事 of the END その2
11/03/15 23:36:57.09 lQTW5sjJ
「ガントウさん、ジュース出来ましたよ」
ガントウにジュースを手渡す。サイトウはガントウがジュースを喉に送るため、喉仏が上下に艶かしく動くのを見送って出掛ける準備をした。
ガントウがコップを流し台に置いて、サイトウを見やる。
「ちょっと外の空気を吸ってきます。なにか買ってくるものはありませんか」
ガントウの逞しい指がメモ帳にペンを走らせる。サイトウはこの指先が自分の胸板をツツゥーと舐めるようになぞる光景を想像して頭を振った。
三日前からサイトウとガントウはこの一室に同棲していた。
アパートの部屋は狭く、面目は潜入捜査であるため、ガントウの刑事もトレーニングは(といっても軽いものだが)この部屋で行っていた。
部屋の畳にはガントウの汗が染込み、天井までガントウの芳しい体臭が立ち籠めっている。
なので、もう三日の間、サイトウはいつ自分が獣のようにガントウに襲い掛かってしまうのか分からなかった。
(でもそんな自分もガントウさんは優しく包み込んでくれるんだろうな)
潜入捜査のためとはいえ、この環境ではいつ我慢の限界を迎えるか分からない。
外の空気を吸って気分を落ち着かせることは、我慢を持続させるためにサイトウには必要なことだった。

「ふぅー。これでガントウさんのメモの買い物は一通り終えたかな」
街にも何ら異常はなし。サイトウはアパートへの帰路につこうとすると、街の一角に人ごみを見つけた。
丁度雑居ビル下、工事中とテープが貼られた地下街への階段あたりだ。
サイトウは刑事として、それ以前に持ち前の正義感のため、近づいた。
「どうかしたんですか」
顎にヒゲを蓄え、ピアスをつけた男が落ち着かないよう状況を説明した。
「ふむ・・・つまり、あの二階の部屋から何か激しい争いが聞こえるということか」
見上げた二階の窓には、『ダンドー商会』とカッティングシートが貼り付けられている。
サイトウは事前のガントウの説明を思い出した。室神町は繁華街であると同時に、極道たちの頻繁に出入りしている、という情報を。
「うぉ!あれ見ろ!」
顎鬚が声を上げる。
サイトウも思考の流れを切って顔を上げた。
 ガシャーン!!
二階の窓が割れ、人が地面に叩きつけられる。
「誰か救急車!」
サイトウが叫ぶと近くにいた顎鬚が慌てて携帯電話を取り出す。
サイトウは落ちて来た坊主頭の男の状態を確かめるために近づいた。
「おい、大丈夫か!?」
頭を打っているかもしれず、素人のサイトウには下手に動かすこともできない。
(クソッ!こんな時ガントウ刑事なら・・・!)
サイトウが思い悩んでいると、ピクリと坊主頭が動いたように見えた。
「おい!しっかりしろ!もうすぐ救急車が来るからな!」
サイトウは坊主頭の意識を保とうと必死に呼びかける。
「っ・・・!」
サイトウは息を呑んだ。
顔を上げた坊主頭の顔色が酷く、眼は虚ろで焦点が定まってないように見えた。
(何か異常だ。落ちて来るまでに一体何が・・・。ちょっと待て!本当に”落とされて”きたのか?)
ゆっくりと坊主頭が立ち上がる。
「なんだビックリさせやがって。顔色は最悪だが、身体は平気そうじゃないか。とりあえず救急車呼んだから、それに乗って行きな」
顎鬚が携帯電話を折りたたみ、ポケットにしまう。そして坊主頭から目を逸らした。
「ゥアッー!」
坊主頭は目を逸らした顎鬚の首を掴み、そのまま地下街へと引きずり込んだ。人間業ではない。
一瞬の時が止まったような静寂。次に悲鳴が響き渡った。
(何をヤっているんだ自分は!近くにいたのに!)
サイトウは目の前で一般人を危険にさらされた焦りと責任に駆られ、地下街へと飛び込んだ。

サイトウはここで取り返しのつかないミスをした。
そう、それは相棒であるガントウの支援を待たなかったことである。

130:筋肉刑事 of the END その3
11/03/15 23:38:51.47 lQTW5sjJ
サイトウは階段を降り、地下一階に立った。
地下は薄暗く、照明も乏しい。唯一の救いは、工事が終わっており、あとはオープンを待つだけの状態だった。ということだけだ。
(これがガントウさんの感じた事件か・・・?)
二階から飛び降りても丈夫な身体。成人男性を片腕で連れ去る腕力・握力。そして顎鬚を抱えたまま走り去る脚力。
どれをとっても坊主頭は一般人では考えられない身体能力を有している。
(今からでもガントウさん、いや派出所の応援を待ったほうがいいのか)
汗がサイトウの背中を流れる。
だが、現状がサイトウから選択肢を奪う。
「ッァー!」
緊張を打ち破るように、通路の置くから男の悲鳴が聞こえた。
サイトウは声の聞こえた方向に走って向かった。今は一刻でも早く救出が必要である。
近づくにつれ、音もはっきり聞こえるようになった。男の苦悶に押しつぶされた声と何か打ち付けるような音。
「ここか!」
声の発信地は、ゲームセンターのスタッフルームだった。サイトウはドアの前に立ち、蹴破った。
想像を絶する光景が目に飛び込んできた。
顎鬚がスチールディスクの上にうつ伏せに倒され、ズボンが乱雑に破かれていた。
坊主頭は左腕で顎鬚の片腕を背中にまわしていた腕をとき、腰の間にあるぬらぬらと黒光りするものを顎鬚の臀部から引き抜く。
「なっ・・・!まさか!」
サイトウが今ここで行われていたであろう、陰惨な光景を思い描き、絶句した。
顎鬚は力が抜け落ちたようにスチールディスクから崩れ落ちる。同時、坊主頭がサイトウに向かって飛び掛ってきた。
サイトウは咄嗟に横へ避けたが、坊主頭の瞬発力の前では無意味に等しかった。
空中で横に飛んだまま、坊主頭が被さってサイトウをうつ伏せに押し倒してしまう。
「くっ!おい!今のうちに逃げろ!」
サイトウは何とか顎鬚だけでも逃がそうと叫ぶ。が、
「アッー。アァー」
顎鬚が立ち上がり、顔が見えるようになると、坊主頭と同じ症状が見えた。

131:筋肉刑事 of the END その3
11/03/15 23:39:47.70 lQTW5sjJ
「まさか感染したの―ぐっ!」
サイトウの左に膝立ちで立つ坊主頭。左手でサイトウの頭を抑える。
そして腹が引っ張られるような衝撃。ベルトが引っ張られ、サイトウは自分のズボンが無理やりに脱がされようとしていると分かった。
さらにもう一つの足音、顎鬚が近づいてくる。サイトウの鼻は顎鬚の過度な香水の臭い、坊主頭の煙草の臭いで曲がりそうだった。
サイトウが足でもがこうとするも、足の上に顎鬚に座れ動きが封じられてしまう。
業を煮やした坊主頭が、ズボンとトランクスを一緒くたに破き、サイトウの引き締まった臀部があらわになった。
「ンゥー!ゥー!」
サイトウは拘束から逃れようとするが、桁外れの筋力がそれを許さない。
坊主頭の右手が佐藤の肛門括約筋をこじ開けようと、人差し指、中指を伸ばして迫る。
ヒヤリとした手が臀部に触れる。
「んン!」
ローションもなく、一息に指が佐藤の肛門括約筋を突き抜け、デリケートな内部に差し込まれる。
「ンンッッッー!」
まるで器具を挿入された感覚に違和感を覚える佐藤。だが挿入された指はおかまいなしに前後運動を開始する。
「んっ!ン!・・・んン、ンッ!」
三日間のストレスもあり、佐藤の体はされるがままに反応していた。
「ン・・・んっ!ん!ン!ンゥ!」
(く・・・ガントウさんっ・・・!)
佐藤の目には涙が溜まっていた。
「ん!っや!ンゥん!んゥ!」
悔しさと、恥ずかしさが綯い交ぜになり、自分が酷く情けなくなる感情。
だが、身体はそれとは関係無しに反応してしまう。
「んン、ンッ!んゥぅうウゥー!」
一度果ててぐったりする佐藤。坊主頭の拘束も解けた。
(これで開放される・・・)
だが後ろでカチャカチャと金属がぶつかる音がす聞こえる。首を捻って確認すると、顎鬚がベルトを緩め、自身のを露出させていた。
それを見て、佐藤は必死になって立ち上がろうとするが顎鬚に蹴飛ばされ、部屋の隅まで飛ばされる。
(あれを入れられたらこいつらと同じようになってしまうのか・・・。ガントウさん・・・!)
迫り来る顎鬚。佐藤が覚悟を決めて目をつぶる。
 ダーーンッ!
衝撃音。佐藤が驚いて目を開けると、パイプ椅子を片手に持ったガントウ刑事が立っていた。
「夢か・・・?」
佐藤が呟く。
「アー」「アアー」
横を向くと先ほどまでガントウの位置に立っていた顎鬚と坊主頭がノロノロと立ち上がるところだった。
どうやらガントウ刑事がパイプ椅子で吹き飛ばしたらしい。

ガントウ刑事が佐藤に向かってニヤリと笑みを作る。
あの時あきらめかけた佐藤を立ち上がらせた、あの笑み。

佐藤が目を擦って涙を拭く。
「そうです!ここから反撃開始ですね!」


ナレーション:『筋肉刑事 of the END!! 公開未定!乞うご期待!』

132:筋肉刑事 of the END あとがき
11/03/15 23:46:07.19 lQTW5sjJ
ゲームのPV、というか導入部分をイメージして書いた。
・・・のだけど、説明しないとわからないよな。そこは反省点。
元ネタは某が如くの発売延期と、その体験版。
一応エロも書いたのだけど、おまけだな・・・。

この書き込み部分で書きすぎると自分の気持ち悪さが出るので終わります。
いるかわからんけど、読んでくれた人、ありがとう。

133:名無しさん@ピンキー
11/03/16 00:11:06.91 2EZXmW8u
花ちゃんが喜びそうだな、乙乙

134:名無しさん@ピンキー
11/03/16 00:22:26.61 zmU3eInp
筋肉刑事 of the ENDを書いた者。
『その3』が二つあるのは章ごと・・・というのは言い訳で、単純にミスです。

他にも誤字脱字、あるかもしれません。苦情も必要かな・・・。

135:名無しさん@ピンキー
11/03/16 00:58:40.74 zr+mO5OJ
白粉さん何やってるんですかwww

おもしろいぐらい脳内描写されたww



136:名無しさん@ピンキー
11/03/16 02:21:08.41 b8Ik/q1Y
テラ白粉wwww

137:名無しさん@ピンキー
11/03/19 11:20:58.17 IloXhPY7
筆がノってくるとサイトウが佐藤になるとか
そんなもんまで再現しなくていいからw

138:名無しさん@ピンキー
11/03/22 20:15:23.26 RwmBdeEK
うほほーいウルフズベインたまんねー

139:名無しさん@ピンキー
11/03/29 23:50:54.96 i7h+zZ5T
ほしぃ

140:名無しさん@ピンキー
11/03/30 14:46:45.24 Ar03gUvz
>>137
ほんとうだw芸が細かいw

141:名無しさん@ピンキー
11/04/07 11:33:23.89 yd1vpbWa


142:名無しさん@ピンキー
11/04/09 18:50:25.86 /gEpBeBr
保守

143:名無しさん@ピンキー
11/04/12 10:39:11.43 3GNof3Ao
保守

144:名無しさん@ピンキー
11/04/14 23:20:06.23 tTQT2r7t
保守

145:名無しさん@ピンキー
11/04/17 19:46:02.66 bvMcHkuq
保守

146:名無しさん@ピンキー
11/04/17 19:47:08.35 ABnNgGSD
>>113はどうなったのか

147:名無しさん@ピンキー
11/04/17 22:00:14.98 ogvVAr0q
アサウラが関わっているらしい
アクワイアの「Akiba'strip」はココで話題を出してもいいのだろうか?

148:名無しさん@ピンキー
11/04/17 22:21:50.62 Vea/aJcx
シナリオについてならいいがゲームの攻略法とかはさすがに自重

149:名無しさん@ピンキー
11/04/21 13:59:18.71 0UIkp9VG
アサウラさん何処まで関わってるんだろうな…あのゲーム。

結構エロパロ向きだと思うんだ…
ストリップアクションとか。

150:名無しさん@ピンキー
11/04/23 09:31:59.75 VeiqhHWg
ベン・トーは「食べたいと思う欲求」
アキバズトリップは「脱がせたいと思う衝動」

それであんな動きが出来るんだ…人間ってスゴイネ。

151:名無しさん@ピンキー
11/04/23 17:09:31.33 B/L4Kzf0
食欲→性欲→ときたら次は睡眠欲か

152:名無しさん@ピンキー
11/04/23 22:49:23.50 AwX8uCe2
睡眠欲となると・・・
深夜に暴走族が騒いでて眠れないからとブチのめしにいく男たちの話とか?



153:名無しさん@ピンキー
11/04/26 18:50:36.32 ww58yilb
保守

154:名無しさん@ピンキー
11/05/04 09:27:14.57 azIWUtZX
二人揃って弁当を獲れた祝勝会として佐藤が白粉にジュースをおごることになり、
なぜか店員が間違って「氷結」を買い物袋に入れ、
それを誤って飲んだ二人が妙なハイテンションになり、
しかもどこをトチ狂ったのかアナルセックス談議に
「そんなところに入るわけがない」と童貞の癖に断言する佐藤に
白粉が「じゃあ入れてみましょう」と


そして
気がついたら
いつの間にか―


「すっ、すごい!! 脳天までびりびりキます! おほぉ……ッ! おしり、お尻がこんなにイイなんて……ッ!! サトウ……サイトウ刑事も夢中になるわけですね!」
「はじめてが女子高生のアナルだなんて……僕は何か間違った大人の階段を猛ダッシュしていないか!? だが止まらないッ!! セックスするッ!! もっとセックスするッ!!」


佐藤の童貞は
白粉のアヌスに
食われていた―


「すみません。ノーカンにしてください、白粉先生。頼む真剣に」
「では、二人だけの秘密ということで」
その後、白梅に隠れながらの二人のアナル訓練日記が始まるが、それはまた別の話だ……




といった電波が届いたんだが、誰か送信先間違えなかったか

155:名無しさん@ピンキー
11/05/04 10:15:35.97 0UlhBp+N
間違っていない

だがそのとき氷結の先輩がどこで何をやっていたのかだけkwsk

156:名無しさん@ピンキー
11/05/04 11:45:28.70 azIWUtZX
その頃先輩はドSの麗人にイジられて、野外露出に目覚めていました

157:名無しさん@ピンキー
11/05/04 18:04:49.93 pg+D3aPA
はやくkwsk

158:名無しさん@ピンキー
11/05/05 00:36:44.51 2NUPxPa1
>>156
kwsk


159:名無しさん@ピンキー
11/05/06 09:45:25.87 VDhqlhvj
白粉が(前の穴未使用にも拘らず)後ろの処女をささげていたその頃―

「ふっ、今夜はいい戦いだったな」
 ”氷結の魔女”こと槍水仙が、大きな月を見上げながら満足げにつぶやく。
「まさか残っている半額弁当が二つだけとはね……。ま、その二つともアタシたちが獲っちゃったワケだけど」
「ま、順当な結果といえば順当な結果だった」
「そうね―それより、気づいてる?」
 奢我あやめが金髪を揺らして振り返る。
「何をだ?」
「スパッツ……」
 という単語をあやめがつぶやくと、仙はギクッと身体を硬直させる。
「はいてなかった、よね」
「い、いやその……うっかり全部洗濯してしまっていて……だ、だから! ええと……」
 赤面してしどろもどろ弁解する仙に、あやめはばっさりと言った。
「仙って露出狂?」
「な! な、何をいきなりッ!! そそそんなわけないだろう! 変態は佐藤の馬鹿だけで十分だ!」
「でもあんな激しいアクションしてさー、スカートでさー、そりゃあ丸見えだったよねー」
「うっ……」
「周りの男どもも仰天してお頃のシャッターを押しまくってたしさ。そのせいでいつも強敵だった奴らも腹の虫よりチンコの欲求が勝っちゃって弱体化してたし、ひょっとして新しい戦術なのかと思ったわ」
「い、いや……争奪戦の最中は夢中になって忘れていて……き、今日は見るだけ見て帰ろうと思っていたんだ! 参加するつもりは……。でも麗人、お前がいたから」
「アツイ勝負になると思った?」
「……気合が入っている顔をしていたからな」
 にやり、と笑みを交わす雌狼、二匹。
「それはそうとして、あの時……弁当を取った瞬間のことだけど」
「ん……? ああ、一瞬、お前は妙な動きをしたな。そのおかげで、隙を突いて先に掻っ攫うことができたわけだが」
「あの瞬間、実はアタシ、仙のおパンツを抜き取ってたのよね」
「…………。は…………?」
 仙は(お前は馬鹿なのか?)という顔でぽかんとあやめの顔を見つめた。あやめは真顔でそれを見つめ返し、そして弁当の袋からそっと、くしゃくしゃに丸まった布切れをつまみ上げた。
 ―色は、ピンクと黒のストライプだった。
「そ……れは私のッ!」
 はっとなって自分のお尻に手をやる仙。ない。なかった。そんな……そんな馬鹿な、あの一瞬で? たとえキックを放つために足を上げていた瞬間はあったにしろ、あの高度な攻防の中でそんなおふざけをするとは……!!
「ばっ、馬鹿ァ!! か、返せッ!」
「フ……」
 あやめはこれ異常ないほどのいじめっ子づらで仙を見下ろした。
「ノーパンで他人の縄張りをうろつきまわる女狼ってどうなのかしら? 発情期? ふふーん」
 あやめは指でくるくるとこれ見よがしにパンツを回してみせる。
「返せッたら!」
「何してくれる?」
「クッ……な、何って……」
「何かしてくれんだよね? まーさか、ただで返せとかいわないよねえ?」
「そ、それは……じ、条件は何だ、麗人ッ!」
「あ? やるんだ? そうね、じゃあまずはー……」

 悪魔の交渉が始まった。
 そしてそれはもちろん、奢我あやめの独壇場であった。


160:名無しさん@ピンキー
11/05/06 10:07:22.46 VDhqlhvj
「だ、だれも見てないだろうな!」
「見てないってば。……アタシ以外ね」
「く、くそ……こんなこと、金輪際今回だけだからな!」
「はいはい、そうだといいねー?」

 ”ノーパンスカートのまま倒立”
 あやめが出したのはそんな条件だった。
 悪魔としか思えない所業だ。

「……ど、どうだ!」
「おー! 倒立きれーい。ふともも白いねー、くすぐり回したくなるわ。さーてどれどれ……かんじんなところは」
「や、やめろばか! どこ触ってる!」
「まんこ」

 月光の降り注ぐ人気のない夜の公園。その滑り台の陰で、少女二人のひそかな遊戯。

「そういうこというなッ! 馬鹿ッ!」
「おけけうすーい。くぱぁ、ご開帳。ほらほらじたばたすんな、おーやー、濡れてきてませんか、お仙さんや」
「そ、そんなことあるかッ!」
「あ、誰か来た!」
「う、うわわっわぁっ!」
「じょーだーん」

 ばふっ、とスカートを頭にかぶせて茶巾包みにされる仙。

「や、やぁっ! なんだこれ、どうなってるんだ!? 放せ、おい、真っ暗で何も見えないぞっ!?」
「え? アタシはよく見えるよ、仙のエロい下半身が」
「や、やぁ……!こ、こんなところ人に見られたらどうするんだ!」
「さあてねー? どうなっちゃうのかなあー? あ、もうこんな時間かあ。家帰らなくっちゃなー。この娘どうしよー、このまま朝まで公園に放置しようかなー」
「麗人……! お前は鬼かッ!? こ、こんな恥ずかしい格好で……!! 麗人、後生だ! もうやめてくれ!」
「『お願いします』でしょ?」
「ぐッ……!」
「あ、泣くの? いいよ泣いても? アタシ泣いてる女子イジメんの大好きなの」
「だ、誰が泣くかッ!」
 仙は湿った息ですすり上げると、『お願いします、もうやめてください』とか細い声でつぶやいた。
 あやめはその声に性的に感じたように、ぞくぞくッ、と背中を震わせて頬を紅潮させる。
「ああ……! やっぱ、いいわ仙は……! こう、サド心にぐっとくるっていうか……」
「や、やめてくれる……んだよな?」

 あやめの口元が花のようにほころぶ。可憐な、しかし猛毒のある極彩色の笑み。
 無造作に伸ばした金髪が月光に輝き、ブルーの瞳が危険な輝きを宿す。

「もちろん、やめてあげるわよ。―アタシが好きなだけ弄繰り回したあ・と・で♪」

 あやめの指が暗闇を突き破り、仙の股間へ触れる。

(省略されました 続きを読むにはワッフルワッフルとry

161:名無しさん@ピンキー
11/05/06 14:03:02.68 tC7hMy7e
うっひょ~~~~~!

ワッフルワッフル

162:名無しさん@ピンキー
11/05/06 20:28:04.25 +Uam4RPw
ワッフルワッフルゥゥゥゥゥゥゥゥ!

163:名無しさん@ピンキー
11/05/06 22:06:38.66 962Smgc1
ワッフルワッフル
ワッフルワッフル
ワッフルワッフル
ワッフルワッフル
ワッフルワッフル
ワッフル

164:名無しさん@ピンキー
11/05/07 12:23:06.50 1cOojh3I
ワッフルワッフルワッフルワッフル

165:名無しさん@ピンキー
11/05/07 19:39:05.08 BfBRaeN9
仙が金城に告白してるところを見てしまい落ち込んでしまった佐藤をあせびちゃんが慰めようとファミ部の部室に誘う
しかし不幸にもスプリガンに捕まり失恋のショックからまともに反抗出来ない佐藤はオッチャンにバッテリーチャージされてしまう…

というところまで妄想した
続きは白粉先生にお任せしたい

166:名無しさん@ピンキー
11/05/10 21:54:19.47 POnsiv2c
保守

167:名無しさん@ピンキー
11/05/13 23:55:50.02 DFM9JylI
梅様は?

168:名無しさん@ピンキー
11/05/15 02:42:11.91 +BJmw2tt
「白粉、今なんで画面隠した?」
「えええええ、何でもありませんよさ、サイトウさん?ああっ!」
僕は溜息をつきながら白粉を後手で捻りテーブルに押し付けた
「この前の録音が随分と役にたってるみたいだな……」
「ええ、敵組織に捕まったサイトウ刑事が張形を口にって違うんでs痛い痛い!」
もがきながらも自らの欲望を垂れ流すと同時に墓穴を掘る白粉
「お前なあ……そろそろモデル代はらって貰うぞ。決めた、今日が回収日だ」
もう片方の手で白粉のスカートをめくったところで
「やりすぎかなと思うけど怒ってるのは事実だし、もうこういうの書かないっていうんならここで終わらせる」
顎でPCのモニターを指し最後通告を突きつける、正直さくらんぼな僕にはこれが限界だ 折れてくれ
「で、できませんっこれは私のライフワークでもあるし何千人の読者がががああっ」
心がどんと冷たく落ちていくのを感じながら右手で腕を捻る力を加え左手でクマ柄の布を下ろす
「普段不潔とかいう割に綺麗にしてるなあ」
剥き出しのお尻を軽く一打ち
 




169:名無しさん@ピンキー
11/05/15 04:59:36.53 NxiZ2TGp
ワッフルワッフル

170:名無しさん@ピンキー
11/05/15 08:45:01.98 +BJmw2tt
「ひゃん、何をっ、してるんですかあっ、」
「大声出して見つかると俺もお前もこの同好会も危ないぞ」
観念して声を押し殺す白梅 理不尽な目にあっているというに
更に不利な状況を受け入れる この娘の将来が心配だ
「まぁ言う事を聞くしか無い訳だけどね、続けるよ」
「うっ、くっ、ふうん……ぅぅ」
緩急をつけた打撃ごとにくぐもった声をあげる
何と申しましょうか満足に動けないまでも身をよじりながら
可愛らしい声をあげる仲間の普段見せない痴態を見てしまうと
僕のライジングロッドが獣王記ばりにその姿をフォームチェンジ
「おやおや白粉さん、なんだか満更でもないみたいですな」
いかん、心まで獣になってしまうぞ
「そんな、そんなわけえっ?」
最後まで言い終わらないうちに先程まで触れていた部分より
下に手を伸ばす ここからは更に未知の領域だ
「これ以上はしゃれになりませんよぉっ、やめえてくださィっ」
「だから大きな声を出すなってば」
非難の声をあげる白粉を無視して大事な部分をなぞる
この娘さんなんだか湿らせてるよ 困った子だなあ
「あれれこれは白粉さん、もしかして今ので感じてらっしゃいました?」
いぢめるときは体と心と何かの本で読んだハウツーを参考に
言葉を投げかける
「ちがっ、違います。そんなわけっううう……」
今まで堪えていた強がりにトドメをさされたのか嗚咽をもらしはじめる
あれ?なんか可愛いぞ?だって相手はあの白粉ですよ?
ごめんよ内本君、僕はどうやらS側の人間らしい

171:名無しさん@ピンキー
11/05/15 08:54:40.41 TnPHNv3U
こっそり白梅と書くなんて、こやつ中々やりおるわい

172:名無しさん@ピンキー
11/05/15 09:28:36.16 gcc48+E5
続きは?
ねえ続きは?

173:名無しさん@ピンキー
11/05/15 09:30:17.48 +BJmw2tt
湿り気を帯びた丘に手を添えたまま上下に動かす 神秘の世界が今
「だめっだめですっやめてくださいっ、他の事なら何でもしますからっ」
筋肉刑事が他の事に含まれてない事が明確な以上手を止める理由は無い
白粉の訴えは無視して上下から左右にそしてその中に指を這わせる
「嫌ぁ、嫌だよぉ こんな形でなんて」
小さくなってしまった声で抵抗の意志を示す白粉
「そっか、そりゃ無理矢理好きでも無い奴に初めてを奪われちゃうなんて嫌だよなぁ」
「えっ!?そ、それは」
なんだか意外そうな視線をこちらに向ける白粉 言い当てられたのがショックなのだろうか
「僕も鬼じゃないからね、せめて前はとっておいてあげよう」
少しだけ残っていた仏心に自分自身でほっとした僕は今や充分に潤った丘から
蜜を掬い取り少し上部の穴に擦り付ける
「な、何をするんですかっそこは合ってるけど違いますっ!」
「潤滑油代わりだよ、今からお前がサイトウ刑事だ」
えっ?えっ?と戸惑う白粉の後ろから中に僕のライ(略)が進入を開始した
どうやらベッド下コレクションから得た知識が功を奏したようで
なんとか入り口をこじあけることに成功した
「はあっ!あがっ……くっ」
満足に声を発することが出来ない白粉を気遣う事も出来ないくらいの締め付けが
僕の分身を襲った さくらんぼな僕にはどちらがどうか比較できないけど
初体験というのはこういうものなんだろうか
「もうちょっとで全部、はい……った」
きつかったけど第一歩をやり遂げた
「くふぅぅぅぅっひうっ」
息とも声とも付かない白粉の声を聞きながら第2フェーズに移る
「動かすぞ、白粉」
その声を聞いた瞬間今まで脱力していた表情が恐怖へと変わる うん、可愛い
捻る必要のなくなった腕から手を離し両手で腰をホールドする体制に移る


174:名無しさん@ピンキー
11/05/15 09:36:07.59 +BJmw2tt
>>171
すみません今気付きました 
白粉でした こういうのはじめてなもんで


175:名無しさん@ピンキー
11/05/15 10:28:10.32 oOw1HuIO
>>174
さぁ、白梅様の話を!

176:名無しさん@ピンキー
11/05/15 10:32:17.81 +BJmw2tt
「何でこんな事になっちゃったんだろうなあ?白粉」
彼女自身がしたいであろう問いかけを代弁しながら抽挿を開始する
暫く黙々と没頭する HP同好会部室に歪な音が一定のリズムで響く
下腹部からの刺激が只の圧迫から若干心地よいものに変わってきた辺りで
「ふうぅっ、うん、んっんっ」
白粉の苦しげな声の中に違う性質のものが混ざりはじめる
「あれ?白粉も良くなってきた?こっちだけが気持ちいいなんて不公平だもんな」
確認と同時に責めのフォローもしておく これは本来お仕置きなのだから
「ぜったいに、ちが、います。こんなむりやりなの」
可愛らしい否定をしながら僅かに残った気力で強がる白粉
「そりゃそうか、じゃあ次からはちゃあんと優しくするからな……」
自然とこれからもこの関係を続けていくと宣言するあたり
僕の中の獣はケダモノになったようだ、どうやら進化の余地を残していたらしい
「えっ、きょうだけじゃないっのっ」
そんな絶望の言葉を言いながらぐったりした白粉の体を抱え椅子に移る
「それは今日この時間しているコレは受け入れてるって事と受け取るよ」
「だからぁそれはちがうっぜんぶちがいます」
即座に否定 だがもう言葉にも力が無い
「どっちでもいいんだけどね、あ、そろそろ出る」
終焉にむけてスピードを上げる こんな時バネ式の椅子は便利だ
「えっ?やめやめてやめうあっ!」
一番深い位置で白粉を捕らえ全てを注ぎ込む
「いやあぁぁぁぁぁ」
僕の肩に頭を乗せたまま小さな断末魔を吐き出す 今度は顔が近いからしっかり聞こえた
「ふぅ……白粉、これからもよろしく」
放心している白粉に繋がったまま念を押し ゆっくりと彼女の中から離れた
ケダモノから賢者になった僕は白粉のカバンから消臭と消毒グッズを取り出し
汚れた部分を掃除した 彼女に服を着せてアフターケアもばっちりだ
「あ、そうそう白梅には相談とかしない方がいいと思うよ?お互いの為」
そうして本棚の間からこの前没収した白粉ののビデオカメラを取り出し
元持ち主の目の前にかざした
狩りより体力と精神を消耗した事もあり虚ろな表情で僕の言葉を黙って聞く白粉
「大人しくしてりゃ可愛いと思ってたけど、別の可愛い部分がみれたな」
とひとりごちながら白粉を背負う、流石に家に帰さないといけない
著莪の力を借りると全てがコンマ1秒で露見してしまうので避けねばいけない
「それにしても先輩が今日来なくて助かったよ」
と部室のドアを施錠しながら学校を後にした
「白粉編 了」

177:名無しさん@ピンキー
11/05/15 10:35:40.43 oOw1HuIO


178:名無しさん@ピンキー
11/05/15 10:37:19.83 +BJmw2tt
終わりです
>>175
ごめんなさい


179:名無しさん@ピンキー
11/05/15 10:44:40.63 oOw1HuIO
ごめんなさい戴きましたー!

他のMの兄弟が立ち上がってくれる事を祈ろう

180:名無しさん@ピンキー
11/05/15 10:57:19.06 +BJmw2tt
多分書いたら白梅さんが白粉さんの動画をネタに~とかいうアレになっちゃうと思いますので
白梅さんが受けにというのもどうかなあと

181:名無しさん@ピンキー
11/05/15 11:55:29.30 xQQYuu0v
梅様が受けですと
気の強いおにゃのこを無理や(ryなんて夢のようじゃないか

182:名無しさん@ピンキー
11/05/20 22:44:07.37 PAIVx597
書けばいいじゃない

183:名無しさん@ピンキー
11/05/22 00:14:24.92 C9f6zoj6
目が覚め体だけで起き
欠伸をひとつ 昨日は狩りなんてしてい無いのに
体が丁度いい位に疲れててぐっすり眠れたようだ
徐々に頭も覚めていく、そして昨夜の記憶が寝ぼけた頭に引っ付いてくる
あれ?何しちゃってんの僕?
事の発端は昔のビデオ製作を思い出し
バンジーを越えるインパクトのある動画を
撮ろうとして華を添える意味でヒロインとして
仲間の白粉を交えたハプニング映像を完成させるつもりだった
そして出来上がったのは 
僕の年齢ではプレイしてはいけない類のゲームに使われる
2文字を頭に冠する 陵辱ビデオだった
阿呆かあァァァァ! 
かけがえのない仲間であり(たまに)可愛い妹分である
そして何より大切な友人である白粉のバックファーストを奪い
ビデオを回し定番の脅迫 はいスリーアウト
てかワンアウトの時点で有罪です
どうしようどうしよう
許してもらうとかいう次元を超えている
どうかしてた 事が終わった時点で冷静になることもなく
放心状態の白粉に釘を刺してビデオを持ち帰り
安らかな眠りにつく 今まで僕が生きてきた人生の経過で
どうすればこんな悪魔の所業が出来るのか 出来た
どの時点で後ろにお縄がまわるのかなあ
だけど今考慮すべき事はそれじゃ無くて
白粉に謝ること 許してもらう為とかそういう意味じゃなく
ハラキリや紐無しバンジーはその後だ
今から白粉に会いに行こう 妙に落ち着いた気分で
顔を洗い服を着替え学生寮を出た所で

「佐藤さん」

昨日と変わらない白粉がそこに居た

184:名無しさん@ピンキー
11/05/22 21:38:41.69 jdXRRItN
どうした?

さあ、濃い!

185:名無しさん@ピンキー
11/05/23 00:19:32.66 Qp0NU0A6
「おはようございます」
「あ、ああおはよう」
笑顔でも怒っているでも無表情でも無く
ただすまし顔の白粉に挨拶を返す
何故ここに?それは待ち伏せしてお前を涅槃に送るためだよ
何故そんな普通にしてられるんだ?気取られない為だよ
何故僕は何も言えない?言えないんじゃなくて言わないんだよ
「ささ、時間にまだ余裕はありますが。そろそろ行きましょう」
思考に囚われ言葉を失い固まる僕に登校を促す白粉
彼女の意図が判らないままとりあえず今はその言葉に従う事にした
白粉は60cmくらいの距離を保ちについてくる
「なあ、白粉。昨日の事なんだけど……」
怖くて表情が確認出来ず前を向いたまま後ろの気配に問いかける
「ごめん、酷い事をした。謝ってすむ話じゃないけどっ!?」
白粉に向き直り謝罪の言葉をかけた瞬間きょとんとした表情の彼女と目が合った
両耳にはイヤホン それを無言で抜き取り自分の耳にあてる
そこで僕は彼女が先日部室で聞きながら悦に入っていた
マッスル大行進のクライマックスパートを聞く羽目になった
僕は白粉の髪をいつものように引っ張るでもなくイヤホンを
そっと持ち主のあった場所に戻した
手を離す時に少し耳に触れてしまいビクッと上下に揺れる白粉
「や、あのこれは違うんですごめんなさい」 何故謝る
いたたまれなくなり再び学校に向かう 
後ろからたたたっと白粉のものであろう足音が聞こえ 距離を置いて止まった
部室で起きた事は部室でケリをつけよう できたら 善処したい 遺憾に思う


186:名無しさん@ピンキー
11/05/24 01:22:19.13 wfSIFWRk
いったいどうしたというのだ・・・

187:名無しさん@ピンキー
11/05/25 22:13:52.09 sxMS8oDX
白梅梅
桃白白

188:名無しさん@ピンキー
11/05/29 01:34:09.85 lxVLXOd3
今日も先輩は私用で席を空けている
部室にカタカタと不規則に響くキーボードの音
昨日と同じく僕と白粉しか居ない
それにしてもこいつもうテキスト隠そうとしないのな
そりゃあ負い目はありますけど 火が付いた原因でもあるんだぜ? それ
いかん、悪い流れに 朝みたいにイヤホンをつけてないのを確認
「白粉、あのさ」
ビクッと動きの止まる白粉
「ごめん、何を言っても言い訳にしかならないから……」
白粉が顔を上げて視線を合わせて来た
「その言い訳聞きたいです」
愕然、今から陳述をしなければイケナイのか いいだろう
「正直に言うとドッキリムービーを撮るつもりがムラムラ来t」
「そんな理由で!もう少しで散らす所だったんですよ!?」
怒りに任せて被せてきた そりゃ怒るよね 後ろはアウトだけど
「嘘でも白粉が可愛いからいけないんだとか内山さんの代わりにとか言えないんですか!」
う、内山君とはそんなんじゃないやい てか可愛いかったら許すのか
「もしかしたらって思って無理矢理気持ちを落ち着けたのに」
ぼそぼそと何かを俯きどんよりとした空気を纏う白粉
「サトウ刑事は次巻で陽の光を浴びれなくなってもらいます」
と、決意表明を行い再びPCに向かう
「だからいい加減そういうのやめろよ!」
後ろに回りこみいつものように髪を引っ張、れない
「もう……」
構えたまま固まる僕の胸の中に椅子を後ろに傾けて白粉が身を預けてきた

189:名無しさん@ピンキー
11/05/29 01:39:02.63 eEYv1pc2
ktkr

190:名無しさん@ピンキー
11/05/29 01:41:24.15 lxVLXOd3
ごめんよ内本君・・・
あとエロにならないようどうしよう

191:名無しさん@ピンキー
11/05/29 01:54:26.94 eEYv1pc2
エロくならなくてもいいじゃない、と言うわけで続けてくださいお願いします

192:名無しさん@ピンキー
11/05/29 03:10:30.99 lxVLXOd3
なんだこの状況 なんか言わなきゃ 喋って白粉さん
「お、おしり痛かったんですからね」
1分程度の沈黙を破り表情は見えないが多分むくれている白粉がぽつりと
「あと怖かったです……いつもと違ってなんか変態じゃなくて悪魔っていうか」
面目ねぇ本当に面目ねぇ 明日から二つ名悪魔でいいよ
「でもですね……でも無い奴にっていう訳でもないです」
え?よく聞き取れなかった パードン?


193:名無しさん@ピンキー
11/05/29 03:13:57.56 lxVLXOd3
「著莪さんが居るから諦めてたのになぁ、酷いです佐藤さん」
言い終わると僕の両手を取り自分の体に巻きつかせる白粉
「そこで何で著莪の名前が出るんだよ、流れがわからないぞ」
覗き込む僕の顔が見えるように首を後ろに傾け悲しげに笑う白粉
「佐藤さん、これからも私書くの止めませんからその代わり」
いやいやいやいや僕の毒気にあてられておかしくなっちゃったのかい
「平常は今のままの関係で、心は諦めましたからせめて」
「お前が何を言っているのか咀嚼しちゃうと駄目な気がする」
なんか酷い事を言ってるのは自分でも判る

194:名無しさん@ピンキー
11/05/29 03:18:11.99 lxVLXOd3
「普段から汚いって言ってるのに髪は引っ張ってくるし、もっと深い所まで
入り込んできちゃいましたから佐藤さんは」
ああ、僕は大事なものを壊しちゃったんだと痛感した
「壊れてなんかいませんよ?もう我慢するのを止める事にしただけです」
まるで読んでいるかのような返答
「それってどういう……」コンコン
質問を遮るように短いノックとドアが開く音ともうひとつ
「白粉さん居ますか?」
その訪問者は僕達をみて固まる
ああ、僕はその(勝手につけた)あだ名通りこの世にバイバイしなくちゃいけない
状況がどうであろうとこの人は僕を絶対に八つ裂きにするから
そうだよね 白梅さん

195:名無しさん@ピンキー
11/05/29 03:22:53.99 lxVLXOd3
すみませんまたいつか
次は白梅さんの話になってくるんじゃないかなあと思います

196:名無しさん@ピンキー
11/05/29 08:26:28.71 eEYv1pc2
乙乙!!
梅ちゃんのも楽しみに舞ってます

197:名無しさん@ピンキー
11/05/29 15:54:37.34 ev8o3j9q
おつ~

梅様の活躍期待してるん

198:名無しさん@ピンキー
11/05/30 23:15:34.37 YkO9Y4X6
わたしには大切な人達が居る 勿論家族であり
そして小さな頃から一緒の 
愛していると言っても過言ではない
白粉花さん
名を体言するかの様に可愛らしく可憐な花だ
が 最近その芳しい香りに惹かれ悪い虫が寄ってきた
佐藤洋
小、中学校時代と彼女はわたしの見えない手の届かない所で
理不尽な仕打ちを校内で受けた 都度対処してきたけど
彼女はそれが原因か自分を卑下する事が多くなった
これ以上状況を悪化させ無い為に以前と同じく合法的に
学校での権力を握り彼女が心安らかに過ごせる環境を作るのがわたしの使命

199:名無しさん@ピンキー
11/05/30 23:18:50.38 YkO9Y4X6
高校生にもなり美しく成長した彼女に違う方向のアプローチで
脅威が迫るのは必然 即座に虫 
いや佐藤洋に彼女との関係性を問いただす
言質を取り杞憂に終わり安心したのもつかの間
彼女は佐藤洋と同じ弁当を奪い合う怪しい同好会に入部してしまった
彼女の自主性と創作活動に必要なのだという理由で渋々これを認めた
校外活動でも一緒という間違いが置きかねないファクターが
ある事からわたしは二人の監視を継続する

200:名無しさん@ピンキー
11/05/30 23:37:13.11 YkO9Y4X6
白粉さん以外の人間
しかも男子を視界に入れるのは不快だが仕方が無い
丁度同じクラスという事もあり動向の監視は容易だ
最初の接触から日数も経たないうちから琴線に触れる失礼な
ニックネームをくれたり彼の奇行には枚挙に暇がない
始めは彼に白粉さんが汚染されるのを恐れていたけど
HP同好会入部後から自主性が回復してきた節もあり
何より白粉さんに友人として接する彼を信用しても良いかとすら
日が経つにつれ仲の良い兄妹の様にじゃれあう二人を見る機会が増え
心がざらつくようになってきた
彼のスタンスは変わらないけど白粉さんは徐々に変わっていった
決定的だったのは恒例の彼の怒りに触れた白粉さんが髪を引っ張られる場面
無言で彼を叩きに近づいたわたしが見たのは白粉さんの嬉しそうな顔
わたしでも見たことの無い笑顔


201:名無しさん@ピンキー
11/05/31 00:02:46.44 TrbW7lhb
以前のわたしなら手段を選ばず言葉通りの死を彼に与える所
だけど振り上げた手はそのまま力なく垂れ言葉はかき消された
これ以上は危険と判断したわたしは気持ちに蓋をしたまま日常に
それから更に日を重ね新たなファクターが現れた
著莪あやめ 彼の従姉妹 白粉さんとは対極の美しさを持つ女の子
彼に似てやんちゃな所の有る著莪さんは白粉さんをターゲットにして
いじくった それはわたしのです 領有権を明らかにする為に
著莪さんを招待して体に覚えこませる この前の鬱憤もあってか燃えた
ついでに彼と著莪さんの関係も聞いておく 勿論白粉さんと引き離す材料に使う為
従姉妹であり只の腐れ縁という割に満更でも無い様子 あなたもですか
彼が事実上のフリーと知ってもがっかりしなかった 安心もできなかった

202:名無しさん@ピンキー
11/05/31 00:11:37.41 TrbW7lhb
すみません
会話とか無しで何を書いてるのやらです
今日はこんな感じで


203:名無しさん@ピンキー
11/05/31 00:16:01.29 Ao2JIG3k

生きる気力が湧いてきた

204:名無しさん@ピンキー
11/05/31 01:17:20.52 HIGOeWCH
今月は余裕で乗り切れそうだ

205:名無しさん@ピンキー
11/06/01 00:27:33.03 2x8qtt4b
わたしの中の人物相関図が少しづつ更新されていく中
諸悪の根源である所の佐藤さんは立ち位置を変えずに奇行が平常運転
ある日資料の編纂を手伝って貰っていた時に二人きりという
シチュエーションに脳が誤作動でもしたのか粉をかけてきた
何回殴られたのかカウントできないほど痛めつけてきたのに
何を口走るのか わたしの担当じゃない 白粉さんや著莪さん 駄目だ
おかしくなる とりあえず殴っておいた
物理的にも精神的にも遠ざけたい
ここで同じクラスという利点が反転する 本当に?

206:名無しさん@ピンキー
11/06/01 00:29:32.32 2x8qtt4b
小刻みに事態は動く 
わたしの家にあろうことか佐藤さんを招待するはめに
異様に反応する父 はずかしい とてもはずかしい
鍋という調理の特性上個別に手を抜いたり毒を盛るわけにもいかず
何より客人 たとえそれが…… このひとは一体何なんだろう
理由はどうあれ腕によりをかけた海鮮チゲ鍋がお気にめした様子の佐藤さん 
さあ早くゴーホームしなさい ハリー!ハリー! 何かがわたしに取り憑いた
これから安寧の時間が待っているはずだったのに
佐藤さんと帰り道を同行しているわたし もう嫌だ
後方 離れた電柱の影から父の気配がする というか見えた
普段はそれなりに尊敬出来る父だが 時折見せるこういった
はしゃぐ所や無邪気な所はどうにもくすぐったい 

207:名無しさん@ピンキー
11/06/01 00:33:35.72 2x8qtt4b
いつもすみません
もう少しで白梅さんのターン終わるかと
また



208:名無しさん@ピンキー
11/06/01 00:48:55.19 Idf5s74x

梅ちゃん終わってしまうのか…

209:名無しさん@ピンキー
11/06/01 20:54:26.72 2x8qtt4b
似てるのだろうか そんなことはない
せめて佐藤さんもこの位のバランスを保って居れば
拳や平手といった暴力的な接触ではなく 
もっと別の 
そんなものはいらない
どうして彼中心に問題がすり替わるのだろうか
楽になってしまえばいい 認めてしまえばいい
その後にまた別の問題が出てくることは明確だが 今はすがりたい
頭を振る 熱でもあるのかわたし
こんな時は白粉成分を補給しよう それがいい 
今の私にとって何よりの特効薬
いつもは重い足取りも軽く部室棟の5階へ 形式上のノックを行い
ドアノブを回す そこには

210:名無しさん@ピンキー
11/06/01 21:19:36.23 2x8qtt4b
椅子に座ったままの白粉さん
その彼女を後ろから抱く佐藤さん
どちらも顔だけこちらに向け固まっている
わたしが入って来たことで温度は失われたが
確かにそこに 熱はあった
「う、梅ちゃん」
「白梅……さん?」
何かが露見したような二人の表情 昨日までとは違う二人の距離感
わたしの温度も失われていく さっきまであんなに熱っぽかったのに
「はぁ」返事の代わりに目を伏せ息を吐く
わたしもでした 
どうやら知らずの内に二兎を追った罰が今
踵を返し部室を後にする 何も聞こえないし聞きたくも無い
同時に失ってしまった 
可笑しくもないのに笑ってしまう 
傍から見ると今わたしはすごい顔になっているんでしょうね

211:名無しさん@ピンキー
11/06/01 21:33:37.29 2x8qtt4b
すみません
短いですがこれで白梅さんのターン終わりです
次はヨー・サトウのターンです
白梅さんの寝間着ってどんなんでしょうかね

212:名無しさん@ピンキー
11/06/02 12:33:00.68 0om5zwyl

個人的にバスローブであってほしい

213:名無しさん@ピンキー
11/06/02 22:03:33.16 71/7Sa1A

>>212とは気があいそうだ

214:名無しさん@ピンキー
11/06/03 08:59:33.11 d19qEjxF
ナイトキャップとかかぶってほしくもあるな

215:名無しさん@ピンキー
11/06/03 22:21:44.27 zSW+L4w7

今日も命を繋げられている事に安堵感と焦燥感を覚える朝
白梅さんが学校を休んで2日になる
これはもうアレが原因だよね 
僕を仕留めず去るなんて よっぽどショックだったに違いない
白粉の件もあるというのに ていうか白粉に手を出した時点で
どう転んでもモーコンでフェイタリティなんだよね ふぅ
出会い頭に惨いフィニッシュを迎えるのは辛いから
せめて自分で最期の場所は選ばせてもらおう
「そんなわけで白梅さんのお見舞い行って来る、僕一人で」
帰ってこれないかもしれないけどなという言葉は飲み込んで
白粉に僕の決意を伝える
「そ、それは……いや、お見舞いがいけないとかそういうんじゃないですけど……」
戸惑いながら白粉が答える
「流石に二人で行ったら白梅さん刺激しちゃうだろ?」
「……(コクリ)」
頷く白粉 ごめんな お前も心配だろうにさ 眼下の頭に手を乗せ撫でる

216:名無しさん@ピンキー
11/06/03 22:24:31.53 zSW+L4w7
「梅ちゃんにひどいことしないでくださいよ?」
おいおいなんだよ僕の方が今から酷い事されに行くんだぜ?
「判ってないですよ、佐藤さんは」
頬を膨らませながら僕の尻をつねってくる 珍しくニチャって無いな
「いてて、何をするか、まあ帰ってきたらお前に言わなきゃいけない事もあるしな」
この前からどうにも僕達はすれちがってる 
原因が僕にあるのは重々承知してるから どうにかしなくちゃいけない
前と同じ関係に戻るのは無理だとしても
少しの間逡巡し白粉に視線を戻すと喋りかけの状態で口を開け
目をとろんとさせながら僕を見上げている 顔も赤い
今なにかマズイ事言ったかな まあ熱だろう うん
白粉の額に手をやり微熱を確認し 今日は早く休むように含める
頷いたあと両の拳をぎゅっと握った白粉が
「梅ちゃんをよろしくおねがいします」と
判ってるさ……いいや、判ってないんだろうね

217:名無しさん@ピンキー
11/06/03 22:28:06.93 zSW+L4w7
すみませんいつも短くて
>>212
>>213
>>214 ありがとうございます 本当に助かります
次もヨー・サトウが色々と

218:名無しさん@ピンキー
11/06/03 23:26:59.79 Q59gDmVa
このままなしくずし的に梅梅とも結ばれちゃってそれを白粉に隠す展開だと俺得

219:名無しさん@ピンキー
11/06/04 00:21:08.42 +KkHDKdh
白粉にもバレて3P突入したら俺特

220:名無しさん@ピンキー
11/06/04 22:18:16.07 Pd7CYpXV
お見舞い用の定番フルーツ籠を手に白梅さんの部屋に向かいながら色々考える
こんな形でまた此処に来る事になるとはつい数日前まで思ってもいなかった
ああ、もうあんな楽しい夕餉にはありつけないんだろうなあ
「あの子体調も回復してるし そろそろ学校にも行かせないといけないから
佐藤さんその辺お願いしますね あとご飯もみんなで一緒に食べましょう」 
と、全く深刻でない風の笑顔でのたまっていた白梅ママ
信頼してくれてる所すいません、それ原因僕なんですよ
はあ お父さん居なくて良かったあ 悪い人じゃないんだろうけどどうも僕と白梅の仲を
怪しんでるみたいだし こんな状況を見られたら超光戦士に燦然しかねない
勇気をチャージングして白梅部屋のドアをノックする
「僕です、佐藤です お見舞いとその お話を」 
ネタを仕込んで入った瞬間眉間にナイフというのもありえない話ではないのでここは普通に

221:名無しさん@ピンキー
11/06/04 22:20:11.31 Pd7CYpXV
「返事が無い、肯定とうけとりつつおじゃましまーす」
お姫様が住んでる様な部屋を想像していたが 調度品もさほど多くなく
機能的な構成になっている なるほどこれも白梅さんらしいかな
「が、やっぱり広いね……教室くらいかっていけないいけない 白梅さーん」
部屋の窓下あたりに配置されたベッドに寝転ぶ白梅さんらしき人物に声をかける
やっぱり返事が無い
①近づいた瞬間スプラッターハウスのヒロインばりにギャー
②ここ実は白梅ママの部屋で空間連結先回りで僕をウエイト
③深度はともかく寝てる
まあ③だよねー 話が進まないけど心の準備が出来た事は幸いか

222:名無しさん@ピンキー
11/06/04 22:34:21.93 Pd7CYpXV
すみません、終わりが見えないです
というか僕このまま書き続けても良かったでしょうか? 
カムバック>>514の方

>>218 >>219
そうなってくると白梅さんのお話が終わっても延々と妖佐藤の話が続きそうです
茉莉花とk 

223:名無しさん@ピンキー
11/06/05 00:04:15.95 oz6rlm2q
乙乙
もうハーレム作ってしまえばいいじゃない!!

224:名無しさん@ピンキー
11/06/05 12:17:15.27 cj0hqg3o
問題ない
続きをください
続けてください

225:名無しさん@ピンキー
11/06/05 16:49:48.80 AeOb+JhF
是非書き続けていただきたい


あと>>514はがんばれ
超がんばれ

226:名無しさん@ピンキー
11/06/05 23:12:19.22 F78KgkoT
戦いを制すには情報が必要なんだよと自分に言い聞かせて
目の前のお姫様を上から下まで観察 ヘンナイミジャナイヨ チガウヨ
まるで違和感の無いバスローブを身につけてるということはお風呂あがりか 
御自慢の麗しい黒髪はナイトキャップに包まれている ここだけ見るとお人形さんみたいだ 
導かれる結論は お風呂上りにご飯を食べずそのまま寝るつもりで
ベッドに横になってたらつい眠り姫 そのままじゃん
空調はしっかりしてるけどこのままじゃ風邪ひくぞと傍らのパジャマを見て思う
疲れてるんだよな やっぱり 今日は話を諦めるにしてもせめて
「おーい白梅さんやーい 起きてはもらえませんかね」
「さ・とうさん……けほっ」
ぼんやりと目を開けくぐもった声のあと軽く咳き込む白梅さん 少し喉をやられてるか
部屋の中心に配置された小さなテーブル上のミネラルウォーターのボトルを取り
ベッドに腰掛ける
彼女を上半身だけ抱き起して首を支え口元に持っていき 少しづつ注いでいく

227:名無しさん@ピンキー
11/06/05 23:14:44.10 F78KgkoT
こくんこくんと彼女の小さな喉が鳴ったのを見届けて 安堵しふと我に返る
いつも思うけど大胆すぎやしませんか僕 
固まりつつ視線を落とすと 彼女の口元から溢れた水が数滴滑り落ちていく
そのいくつかはバスローブのタオル地に吸い込まれ 
残りは彼女の胸部をなぞるように そのラインをしめすように
その光景に釘付けになった僕はせめて抵抗する為に目を閉じる
するとどうだろう シャンプーの香りとまじった彼女のいい匂いで
思考が埋め尽くされる ならば口で息をすればいいんだよ!ビクトリー!
今度は触覚だ バスローブの上からでも判る彼女の柔らかさ 
それに彼女の心地よい重さがプラスされ まるで触れている部分が一体化していくような気分に
(ヨンダ?)
呼んでないよ僕の獣王!これ以上はホントに洒落にならないから!


228:名無しさん@ピンキー
11/06/05 23:23:13.50 F78KgkoT
ブレイク 距離を取ってクールダウンだ
「さとう、さん……」
ベッドに下ろそうとした所うわ言のように僕の名を呼び白梅さんが抱きついてきた
「ほうっ!」あまりな事に間抜けな声を発してしまう
全身を通じて広がる彼女の温もり、優しい香り、そして安らぎをくれる感触
自然と彼女を抱く手に力がこもりそのままの姿勢でベッドに着地した
頭の中が白梅さんで満たされていき 隅々まで彼女で更新されていく
もう少しこのままで居たくなってしまっている自分がそこに
「くっ くふっ」
数刻そうしていると 思ったより僕の体重がかかっていたのか苦しげに白梅さんが
息を小刻みに吐き出し、目をしっかり開けゆっくり僕に向き直った 
これは……えらいタイミングでお目覚めですか?

229:名無しさん@ピンキー
11/06/05 23:28:45.18 F78KgkoT
すみません安価間違えました >>514じゃなくて  >>154の方でしたよ カムバック
その節は勝手に参考にさせて頂きまして申し訳ないです

>>223 >>224 >>225 ありがとうございます いける所までやってみます 

230:名無しさん@ピンキー
11/06/06 17:44:49.60 ZBnSSQ04

ネタを出してくれた>>154には感謝してもしきれない

231:名無しさん@ピンキー
11/06/07 22:27:41.83 JrsmnC10
覚悟をキメて 
「お、おはよう白梅さん。お見舞いに来たんだけど、林檎でも剥こうか?」
精一杯爽やかな笑顔を作り差しさわりの無い言葉をかけてみたが
「なんでさとうさんっ、や嫌だぁっ」 
瞬時に起き上がって取り乱し僕の腕を振り解き白梅さんが暴れ始めた!コマンド
「落ち着いて白梅さん!」無茶な話だけどな
今度はあうあう言いながらぐるぐるぱんちを繰り出す 体にダメージは無いが心が痛い
事態を打開するためにまずは動きを 両手でそれぞれの手首を掴み動きを止めて
よしもう一回!「僕の話を聞いてよ白梅さん!」ここで動きが止まったけど
「えっく、えっくふうううううぅわああああああぁぁぁぁん」
やっべぇ梅ちゃん泣き出したよ そんな彼女は普段のギャップと相まって超絶にいとおしい 
もう何度目かという位 重大な場面で色香に惑う僕
我に返り内省している間にも泣き声がどんどん大きくなってきた
いかん、このままでは信頼してくれたママさんに申し訳が立たない
ええいっ!僕は彼女の唇を自身のそれで塞いだ

232:名無しさん@ピンキー
11/06/07 22:31:38.10 JrsmnC10
「んむうっ!?」これで良し 最悪の選択をした気がするけど良しなんだ 
そうだと言ってくれる人はこの空間に居ない 僕を含めて
あまりのショックに体が硬直したあと力が抜けていく彼女 ごめんよ……
それにしても今僕は(著莪以外の)女の子と初めてキスをしてしまってる
しかも普段の関係からすると一番ありえない対象の高値の花 僕に攻撃という形で接触してくる白梅さん
唇からダイレクトに伝わる柔らかい熱とこれ以上ないくらい近い距離からの香りで
僕の力も抜けてゆきそれは自然に再びベッドに倒れ込んだ
体が離れない 離れてくれない 離さない 逃がすもんか あれ?いつ呼んだ?
鼻孔から脳に伝わった白梅さんの匂いを引き金にして体に信号が走る
身をよじる彼女の唇は捕らえたまま体を斜めにずらし腿の内側に滑らせる形で体を押さえつける
準備完了 一瞬の隙をつき舌を彼女の口内に潜り込ませる 
いつもの彼女なら眉一つ動かさず噛み千切られていただろうが 
無事を確信していた僕は臆せず舌を暴れさせる 確信した通り歯に力がかかる様子は無い
せめてもの抵抗か僕のそれから逃れようとしていた彼女の舌を捕らえ絡みつかせる
先程までの彼女を思いやる気持ちはがらりと一方的な情欲に変わっていた

233:名無しさん@ピンキー
11/06/07 22:43:19.46 JrsmnC10
すみません 10日目でようやくチュウです 展開遅っ
今更ながらえらくキャラ崩壊してますね 

>>230 ネタ出してもらったり見て頂いてる方々に感謝です


234:名無しさん@ピンキー
11/06/07 23:19:21.71 3CNKeA5T
おいおい
俺のジョニーが暴発しちまうじゃねえか
だから早く続きを

235:名無しさん@ピンキー
11/06/08 23:02:19.03 v/YUI0ds
なんと俺得な展開。つづきはいつになるんだ。
楽しみに待ってます。
流れがこのままできれば、ここでも何か落としてみようと思うしだい。

236:名無しさん@ピンキー
11/06/09 12:11:10.51 XJOxpZnh
そういえばベン・トーってアニメ化するらしいな
JAMプロ好きの友人が、ベン・トーのオープニングソングは「嘆きのロザリオ」か「HEATS」が合ってるんじゃないかっ言ってて爆笑したわ

237:名無しさん@ピンキー
11/06/09 12:26:00.88 5c3GbR7i
乙 エロ表現に苦戦してるかな

アニメはどんな絵になるんだろ

238:名無しさん@ピンキー
11/06/09 12:38:41.89 2Rf1sxN9
本スレダメになったらこっちで話すとか
まぁ、別にいいけどさ

239:名無しさん@ピンキー
11/06/09 12:54:22.09 5c3GbR7i
そうだったのか
すまん、控えとく


240:名無しさん@ピンキー
11/06/09 12:56:20.01 kBVPQfqV
いや気にするな
本スレが過敏になってるだけだろう

241:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/09 21:29:16.94 BDwrwGWC
一連の動作で落ちたナイトキャップからこぼれた長い髪がベッドの上で波打つように広がり
その光景を見ながら 反省してないとかいう物では無くこれが自分の本質なのだろう そう思う事にした
唇の味に飽きることは無いけど とりあえず順番に頂こうとおもいます まる

「念には念をいれとかないと」

バスローブの紐を使いベッドに結び両手の自由を奪っておく
ロングの黒髪に反比例した白い肢体は全身ほんのりと赤みがかって熱を帯び色気を増して目を引く
彼女の表情をは当然僕を非難するものではあるがいつもの冷徹な視線は悔しそうなそれに変換されたものに
まあその中身がどうであれ僕を燃えさせる燃料である事には変わりないんだけど
さて作業再開 こういうときって便利だよねとバスローブの胸元をはだけさせてみた
脱がす楽しみもあるのだろうが初めての経験なんだしスムーズな方が有難い
豊かなボリュームで構成された乳房の頂点にツンと立ち上がる突起が小刻みに震えている
たまらず片方を口に含みもう片方を手で包み揉みしだく

「やめ、やめてくださいっほんきでおこりうぅふっ!」

抗議の声をより強い胸への刺激で打ち消しながら没頭していく

242:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/09 21:38:37.75 BDwrwGWC
普段著莪や茶髪といったすごいボリュームの膨らみを横目で見つつ手を出せないジレンマから
男子としての欲求が高まっていたこともあってか延々と二つの胸を責めた 
舌で突起を転がし次第に中心から隆起していく変化を楽しんむ 
口全体で乳房に吸い付き上に持ち上げ離しわざと音を立たせ
彼女の羞恥をあおったりと悪乗りしていく そういった余裕がある自分がいた 
勿論刺激に都度震える表情も楽しんでおく事も忘れない
名残惜しいが時間は有限だ 徐々に下腹部へ手を動かす すべすべのお腹やわらかー 
危険を察知したのか抵抗する力を強める白梅さん 
だが身をよじる姿がえろいだけで脅威にはならない ありがとう
すぐに目的の場所にたどり着いた 内腿の付け根 手を添えた瞬間挟み込まれた
しかしそんなに力は込められない事もあり僕の手を使って自らの秘所を捏ねる事になる
暫くそのままにしておこう 内股に力を込める度それが刺激となって返っていき
波が引くとまた繰り返す パニック状態なのかループから抜け出せないようだ
何往復かしたあと手の先がじわりと滲んできた

243:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/09 22:18:58.83 BDwrwGWC
るすばんのひと

また一人少なくなった部室にかたかたといつもよりローペースな打ち込み音が響く

(今頃、梅ちゃんと佐藤さんは……)

出掛けの彼の言葉を全く信じていない 信じられるわけもなく

(避けては通れない問題だけど、あたしは)

都合の良い未来など訪れはしないと判っているけども 可能性も だけど
佐藤さんが帰ってきて梅ちゃんと何も無く
あたしとの関係も否定すると言うならばそれを受け入れるし
梅ちゃんを交えて3人で新しい関係を構築しようとハーレムめいた夢想を口にしても受け入れる
でも一番は あたしだけを 人を夢想家に仕立てておいて自分が一番夢を見ている

(高校に入って最初に親しくなった女の子 そんなアドバンテージはもうない)

それさえも自分の思い込みだったかもしれない 最初はすがって 依存していただけかもしれないけど
一緒に過ごした時間で自分なりに佐藤さんを好きになっていた それは事実だ
だからこそあの夜ここでおそわれた時 そうさせたのかな  怖かったけど我慢した
夢に見たような甘い交わりでは無かったけど これで新たなアドバンテージを

(ライバルが多い 多すぎるよね)

著莪さんに 茉莉花ちゃん 梗さん そして気付いてたよ 梅ちゃん

(それにしても戦力の隔たりは深刻だよ) 

自分の胸に手を当てる

(あんまり触ってこなかったのはやっぱりおっきくないから楽しくなかったのかなあ)

そのまま手のひらで包み離し繰り返す

(待つだけっていうのは せつないよ……)

片方の手をスカートの中に入れ 今だ彼の感触が残っている奥の方へ

244:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/09 22:25:30.40 BDwrwGWC
すいません 後付けで その頃白粉さんは? を 
書き込んだ瞬間無かった事にしたいです 無かったことに 無いです

>>234 ジョニー……ごめん 
>>235 早く!早く投下を お願いします お願いします
>>237 その通りです

245:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/09 23:14:29.60 KqspjpMC
白粉さんがヒロインしてる…だと…?


くそう
本編ではアレなのに不覚にもときめいてしまったじゃねーか


246:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/10 00:44:01.67 Z1Pd9Vta

やっぱり花ちゃんはかわいいな!!超かわいいなぁ!!!

247:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/11 23:09:57.27 IYRwVP43
>>107->>112
の続きです

248:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/11 23:10:33.93 IYRwVP43
「ただいまもどりましたー」
双子を引き連れてHP部の部室に戻る。
そこで出迎えてくれたのは予想通り先輩だった。
「遅いぞ、佐藤。……ん?そこにいるのは沢桔姉妹か?」
「ええ。ジジ様の店で佐藤さん鉢合わせたので一緒に食べようかと誘われましたの。……よろしいですか?」
「私は構わない。夕餉は大人数の方がうまいしな。だが佐藤、ジジ様の店で鉢合わせたというが……」
僕は苦笑しながら袋の中身を見せる。
その中に鎮座しているのはどん兵衛とかき揚げ。
先輩はそれを見ると、ただ一言夕餉にするか、と短く呟いた。
僕は先輩のその何も聞かない優しさに感謝した。


電子レンジのチンという音が鳴り弁当が程よく温まったことを告げて夕餉となった。
先輩が獲得した弁当は
『これこそ永遠の命題……だがそれはどちらか一つしか食べられないならばの話だ! 
どちらか一つしか食べていけないなど誰が決めた!ビーフオアフィッシュの時代など最早古い!これからはビーフアンドフィッシュの時代だ!!
両方食べればいいじゃない 肉と魚のW揚げ物弁当!!!』

 
うむ。相変わらずぶっ飛んだ弁当名だ。
ごく自然にマリーさんのあの名言を盛り込んでくる弁当などアブラ神以外の店ではあり得まい。
先輩が蓋を開き弁当の美味しそうな匂いが漂ってくる。
ついつい目がフライの方向に行きそうになるのをこらえてどん兵衛の蓋を開ける。
先輩が肉の揚げ物、つまりはトンカツだ、にかぶりつく。
サクっと言う音がここまで聞こえてきそうな位、圧倒的な衣のパリパリ感に目を奪われる。

249:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/11 23:11:10.71 IYRwVP43
その視点に気づいたのか先輩が声を掛けてくる。
「……佐藤、そんなに物欲しそうな目で見るな。」
「あ、すいません。」
「いや、謝ることのほどではない。……ほら。」
先輩がそういいながら身を乗り出してをこちらに差し出してくれる。
「「!!」」
ぼくはありがとうございます。とお礼を言ってそれにかぶりつく。
双子が何故か驚いていたみたいだがなにかおかしいところがあっただろうか?
やはり美味い。
素材の味を活かす為にソース等は使わずに塩だけで味付けされている。
それでももの足りなさなど欠片も感じられず、もう一口味わいたくなる。
「佐藤、人から貰っておいてそのお礼が何もなしと言うのは道徳に反していないか?」
「あ、はい。つまらないものですがお納めください。」
どん兵衛を必要以上に仰仰しく先輩に差し出すと、先輩も必要以上にものものしく
「うむ。苦しゅうない。」
と言ってどん兵衛を受け取り一緒に笑った。

「あの、佐藤さん。」
「ん、何?」
「これ、どうぞ……」
と言い、しずしずと彼女の獲得したハンバーグ定食のメインである。ハンバーグをこちらに差し出してくれる鏡。
「えっと、ありがたいんだけど…いいの?」
彼女が差し出してくれるハンバーグは見てるだけで肉汁があふれだしてきそうなほどにジューシーだ。
この距離でも気を抜けばよだれが垂れてきてしまいそうなほど香ばしい香りをただよわせていて僕の腹の虫を刺激する。
鏡から分けて貰うのはなんとなく気が引けるがそんなものは腹の虫が簡単に捩じ伏せた。
僕は身を乗りだし鏡が差し出してくれているハンバーグに食らいつく。
流石はジジ様だ。
ジジ様のスーパーの主力と言えば鯖だろうがなかなかどうして肉も美味い。

250:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/11 23:11:40.91 IYRwVP43
「佐藤さん!!」
「!?…………!………………っ!!」
ハンバーグを咀嚼していると梗から突然大声で呼び掛けられた驚きでハンバーグを喉に詰まらせてしまった。
だが水で流してしまうのはもったいなく感じ、苦しみながらもなんとか飲み込もうとしてると先輩が背中をさすってくださりなんとか飲み込めた。
「な、なんでしょうか…?」
そんないきさつも有りつい敬語で話し掛けてしまった。
「!?…………!………………っ!!」
だが梗はまるで何かを喉に詰まらせたかのように口をパクパクとさせているだけだ。
………僕はどうしたらよいのかわからずただ漠然と梗の顔を眺めているしかない。
………やはりとても整った顔をしているなァ…
広部さんとも著莪とも違う美しさだ。
広部さんがバラで著莪がタンポポだとするならば梗は軒先に咲くアサガオだろうか。
限られた時間しかその美しさを堪能できないのもそっくりだ。
……こうやってフリーズしている時間が1番綺麗なのが残念だが…
そんなことを考えていると鏡がスッと立ち上がり、梗の後ろに立つと…
『ドゴッ!』
というおよそ人間が発する音とは思えない音とともに首筋に手刀を打ち込んだ!
それを喰らった梗はパタリと机の上に突っ伏した。
「……」
「大丈夫です。姉さんは頑丈ですから。」
あまりのことに思わず沈黙する僕に自らの行いをフォローする鏡。
頑丈さの問題ではなく背後から後頭部へ躊躇いなく手刀を打ち込んだ鏡が僕のイメージから逸脱しているのだが…
だが今の迷いのない一撃を見るに普段から梗の暴走を止める時などに多様しているのかもしれない。
「……佐藤さんが姉さんに見惚れてるからです………普段はこんなことをしません…………」
?鏡が何やらブツブツと呟いているが声が小さくてよく聞こえない。
そうこうしている内に梗がむくりと起き上がった。
「き、鏡!!!わた、わた、私ったらささささささ佐藤をををを殺して……!!!、」
「ません。ただハンバーグを詰まらせただけです。……その原因は姉さんですけど」
「やっぱりそうですのね!!
ああ…どうしましょう…これはやはり殺人になるのかしら…でも故意ではないので傷害致死?
……いえ、まずは佐藤さんのご家族にあいさつに行くのが先ですわね……なんといってもご家族の悲しみが一番深いのでしょうから…!」
そう言うと梗は再び机に突っ伏しておいおいと泣きはじめてしまった
……勝手に死んだことにされてしまった僕はどうしたらよいのだろうか?

251:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/11 23:12:18.21 IYRwVP43
というか仮に死んだとしてもあの両親に報告に行くのは勘弁してほしい。
まあ、死んだ後に両親に報告に行くのはしょうがないとしてもせめてもうすでに両親のことを知っている著莪か、
もしくは全く知らない赤の他人のほうがいい。
僕は清廉潔白で品行方正で爽やかで明るくてみんなから慕われる好青年だというのに、そのイメージを死んだ後に両親に覆されてはたまらない。
だがまあそんなことはないという事実は置いといくとして、こうなってしまった梗の相手は鏡に任せるしかない。
と思い、鏡のほうに顔を向けると心得ているようで
「すいません、少し失礼します」
と僕達に一声欠けると、梗の首をむんずと掴むと梗をズルズルと引きずりながら部室の外へと出て行ってしまった。


まあ梗のことは鏡に任せておけば問題ないとして…
「無理矢理飲みこもうとして喉につまらせるサイトウ……背中をさすって貰っているうちに別のところが感じてきて……ふふふふふふふふふふふ。」
いつの間にか取り出したのかノートパソコンに物凄い勢いで打ちながら、怪しく笑っている白粉。
………人が苦しんでいる隣でこんなことをしていることに戦慄する。
こうなってしまった白粉に関わるなと僕の本能が全力で警鐘を鳴らしているのでとりあえずスルー。
…あとで髪を固結びにしてやる。

かたや僕を救ってくれた救世主<メシア>の先輩はと言うと、
「………………………」
ひたすらに黙々と弁当を口にしていた。
…なんとなく先輩が拗ねている気がする。
弁当があまりにも美味しくて夢中になっているだけかもしれない。
ただ、根拠はないが先輩が拗ねているのだと直感したのだ。


252:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/11 23:12:52.51 IYRwVP43
だとしたらそんな先輩を無視するという選択肢は僕にはない。
「先輩」
「!…なんだ?」
やはり拗ねていたらしい。
今の声の響きはいつも通りだったものの、どことなく話しかけられてほっとしたという雰囲気がただよっていた。
…さてと、話しかけたはいいもののネタが無い。
こういう経験がある人ならわかると思うけど、話しかけて何もネタがないと、
……割とガチで気まずくなるよね。
と、言う訳で思いついたことをそのまま述べることにする。
「あ、あのですね、先輩?実は肉ばかりでは問題があると僕の腹の虫が訴えていてですね?
是非ともその魚のフライを頂ければと存ずるしだいでございまして…」
「何だ佐藤? お前はこの神聖な最後の一口を食べたいと抜かすのか?」
先輩があまりにも早いスピードで食べているので気づかなかったがもう既にほどんど食べ終わっていたらしい。
…さすがに最後の一口を頂くのは気が引けるので辞退しようとする。
「…と、言いたいところだが条件しだいでは考えないこともない。」
「え? …条件とは?」
「今夜一晩私に付き合え。」
「……………わかりました…………お付き合いさせてもらいます。」
さて、ここでこの文章を読んでいる君達はこう思っているだろう。
『なんて素敵な台詞をあの先輩から言われてやがるんだ』
『しかもそれに対する返答で三点リーダ使いすぎだろ!! どんだけ躊躇してやがんだ!!』
『もげろ佐藤』
と。
ああ、君達の言いたいこともわかる。
だが次の日が平日ならばともかく土曜だ。
そうなればどれだけ絞りとられることやら…
そう、先輩はそっち方面には疎かったものの、いや疎かったからこそ、一度その味を覚えるとものすごくはまりこんでしまった。

そう…僕達が初めて結ばれなのもこんな夜だった…

253:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/11 23:13:24.77 IYRwVP43
………………
…………
……
駄目だ!何も思いつかない!
やはり高段位桜桃団たる僕には全く経験していない先輩との睦事を語るのは無理があるのか!?
いやそんな僕だからこそ語れる妄想があるはずだ!
……虚しくなってきたのでこのあたりにしとこう。
まあ先輩のさっきの言葉は
「今夜一晩私(との盤ゲーム)に付き合え。」
と言う意味なのでこれを読んでいるエロパロ板のみんなの期待している展開にはならないのであしからず。
まあ僕としては不満が無いと言ったら嘘になるがこんな感じの雰囲気も悪くないと思っているので特に問題は無い。
「いいですよ。……今日こそは僕が勝ちをもらいます。」
「ほう、言うじゃないか。いいだろう返り討ちだ。」
僕たちはそうやってお互いに視線で火花を散らしあっている内にどちらとも無く笑いはじめた。

254:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/11 23:13:56.16 IYRwVP43
ひとしきり笑いあったあと先輩から弁当をありがたく頂戴し一息ついたころ、
「「!?」」
突然扉の外からドタン!と言う音が響いた。
いや正確にはずっとドッタンバッタンという音や梗の叫び声が聞こえていたんだけど今回の音は桁外れに大きかった。
気になった僕たちがとりあえず扉の外に出てみると、
「「…」」
無言でテンパっている梗と無言で蹲っている鏡がいた。
「「…」」
そして全く状況が掴めずに無言になる僕たち。
……一体どんなカオス空間だと突っ込みたい。
とりあえずテンパッている梗は当てにならないので鏡に話しかけることにした。
「えっと、鏡、さん?これは一体どんなシチュエーションなのでしょうか?」
「…………ので………たら……れて………ました。」
しゃべっていすのだが蹲られた状態で説明されてもよく聞き取れない。
なのでしゃがみこんで聞くことに。
「姐さんが、話を、聞いてくれないので、押さえ込もうと、したら、突き飛ばされて、倒れました。」
「…もしかして、その時に足をくじいたとか?」
「恥ずかしながらそういうことです……」
「ちょっと触ってみてもいい?」
「え?ええ…どうぞ…」
鏡の許可をもらい軽く触ってみる。
…う~ん……
触ってみたはいいが靴下越しではあまりよくわからない。
「靴下脱がすよ」
「え………!?」
鏡が痛がらないようにゆっくりと靴下を脱がしていく。
「うわ…」
と思わず声をあげてしまう。鏡の足は暗闇でもはっきりとわかるほどに腫上がっていた。
「触るね」
鏡の許可を貰うと、僕は鏡の足へと手を伸ばし軽く触ってみる。
「ここは痛い?」
「いえ。」
「ここは?」
「…少し痛いです。」
そんなやりとりを数回繰り返す。

255:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/11 23:14:34.25 IYRwVP43
「うん、多分骨に以上は無いと思う。だけど一応明日にでも病院に行ったほうがいいよ」
「佐藤さんって触っただけでそんなことわかるんですか?」
「まあ、一応…ね。」
覚えたくて覚えた知識ではないけど。
幼いころから祖父の山に放り込まれていたせいで覚えてしまった知識だ。
なので専門的なものではなくて、『こんな症状の時に動いたらひどくなった。』といった感じの経験論だ。

ん?
暗くてよくわからないがなんとなく顔が赤い気がする。
……そこまで考えて気がついたがこのシチュエーションはなんていうか、端からみると物凄く怪しい光景ではないか。
美少女の靴下を脱がして、足を触るなんてことをよく僕も真面目な顔でできたものだ。
「と、とにかく今日のところはなるべく足を動かさないように!」
「は、はい!わかりました!」
必要以上に語尾に力を込め慌てて立ち上がり、鏡から距離をとる僕。
二人の間に気まずい空気が流れる。
でもそれは決して不快なものではなくて、甘酸っぱいというか、恋人同士のそれに近いような気がして……どうしたらいいのかわからない。
「では今日の所はこれでお暇させていただきますわ。」
いつの間にか復活したのか、ナイスなタイミングで僕たちに声を掛けてくれる梗。
「鏡、歩けますか…?」
「大丈夫です、姐さん……っ」
立ち上がろうとするもののやはり痛むのか立ち上がれないらしい。
「そうだな……佐藤」
「はい?」
「今日のところは私のことはいい。……二人を送ってやれ。」
「えっと…、それは…なんというか、先輩に申し訳ないというか……」
「なんだ?弁当のことを気にしてるのか?その借りは今度獲った時に返してくれればいい。……最初と最後の一口でな。」
何故だかわからないが先輩にこうやって言われた時に胸にチクリとした痛みが走った。

256:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/11 23:16:25.22 IYRwVP43
だがそんなことは気のせいだと自分に言い聞かせ普通に振舞う。
「なんか増えている気がするのですが……」
「利子だ。」
「あ、そっすか…」
少しばかり惜しいという気持ちが湧き上がったが今はなにより鏡のことだ。
とりあえず鏡に肩を貸して立ち上がらせる。
「佐藤さんにまで迷惑をかけて…本当に申し訳ないですわ……」
梗は目に涙を溜めて今にも泣き出しそうな顔をしている。
そんな姉を見かけて鏡が声を掛けた。
「………姐さんのせいだけではないです。上手く受身を取れなかった私にも責任はありますから。」
「でも…」
「申し訳なく思うなら少しは暴走癖を直してください。今回の件も元はと言えばその暴走が原因なのですから。」
「……努力しますわ。」
鏡の痛烈な一言で少しは気が紛れたのか少し梗に笑顔が戻った。
ああ、美しき姉妹愛。
だがその姉妹愛にはさまれてる僕は少しばかりいたたまれな気分になってしまったので話を進めることにする。

257:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/11 23:17:23.74 IYRwVP43
「とりあえずいつまでも話してても仕方ないし、そろそろ出ない?」
「そうですわね。…せめて二人の鞄くらいは持ちますわ。」
「私はもう少しここにいるとしよう、白粉もまだ中にいるしな。」
……すっかり忘れていだがアイツは部屋の外でこんな大変なことが起こっているのに何をやっているんだ……
想像するなと僕の中の警戒装置が全力でアラートを鳴らすのでスルーすることにした。
「わかりました。……じゃあ先輩、失礼します。」
姉妹も先輩に別れを告げると僕たちは先輩と部室に背を向けて歩きだした。

258:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/11 23:19:19.03 IYRwVP43
以上

オチもヤマも意味も特にないが書きたくなったから書いた
後悔も反省もしていない

また気が向いたら書くかも

259:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/11 23:34:32.32 fW45lvDt
乙!
次ものんびり待つよ!

260:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/12 00:18:24.84 z4SRuJcG
おお!戻って来られましたか! 乙です!
これぞ真・ベン・トーなSS 先輩と結ばれる展開を待ってます
 
では日付が変わって今日の先鋒レオパルドンいきます!!グオゴゴゴ
(誰か、誰かノーズフェンシングを……

261:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/12 00:20:09.78 z4SRuJcG
「困るなあ白梅さん 人の手で勝手に気持ちいい事しちゃって」

体を責めながら言葉でも しかしなんと身勝手な言葉だろう

「くっ そんなことっあるわけないでしむぐうっ」

途中までしか言わせない 否定の言葉を奪う 
再び唇を楽しみながら今度は自分で白梅さんの大事な場所をなぞる
手から伝わる感触からすると下の方はあまり生えてないようだ
白梅さん自身から溢れるそれを潤滑油にしてなぞっていく すると最初は閉じられていた中心部が
じわりと開いていき指が沈むように変化する そうこうしている内に指先に僅かな起伏を感じ
その部分に触れた瞬間に白梅さんの体が跳ねるように反応したことから ここが所謂弱点なのだと理解した
白粉の時はお尻に固執していたため色々と為になる事が多い 今度は……いや、今は白梅さんの事だけを
どうしたいんだろうか? いきつくところまで めちゃくちゃに
起伏部を刺激する間隔を徐々にせばめていくと
足が痺れた時のように全身が敏感になったように白梅さんは悶えはじめた
そろそろかなと感じた僕は隣室の仲間が貸してくれたえっちな漫画の行動をトレースして
つねってみた
跳ねる 何かが取り付いたんじゃないかという位に

262:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/12 00:24:16.69 z4SRuJcG
「くうううううぅっ!?……うん……ふぅぅ」

唇を解放し 気をやる瞬間の表情を観察してみる こんなに追い詰められた顔するんだ
律動が終わり全身から力が抜けぐったりとする白梅さん 好機 

「そろそろいいよね」

先ずシャツとインナーを脱ぎ それから自分のベルトに手をかける

「なにしようとしてるんですかぁ……やぁ……」

カチャカチャと音をたてた瞬間 これからの展開に気付いたのか力無く嫌がる
気にせずズボンとトランクスをベットの外に落とす

「やあぁっ……」せめてもの抵抗として目を閉じる白梅さん 
見せるのが目的じゃないからいいんだけど
再び覆いかぶさり今度は手じゃなく 僕の欲望を白粉の時とは違い前にあてがう

「お互い準備出来た事だし……行くよ」
「じゅんびなんか……やだぁ……やだよぉ」

逃げられない様に彼女の脇腹を両手で固定しそのまま腰を沈めていく

263:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/12 00:39:16.77 z4SRuJcG
同時刻
ファミ部
「ん……ごめん、あせび。用事を思い出したんで今日は帰る」
「あやめちゃん、いきなりどうしたの?」

丸富高生徒会室
「こ、これは?そんなはずが……」
「姉さん、どうしました?」

槍水邸
「何か嫌な予感がするよ、お兄ちゃん……」

とあるスーパー
(今日でツードッグスは解散だな……変態め)

HP同好会部室
「佐藤さんっ!さとうさんっ!んっ……」

264:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/12 00:44:51.73 z4SRuJcG
すみません 結成してないのに解散です
ていうかベン・トーぽくないですよねこれ… 
>>245  >>246
1巻を読んだ時は佐藤君と白粉さんでボーイがミーツしてガールな物語が始まる
そう思っていました いました

265:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/14 02:39:50.34 mZJCvyTh
白粉w

266:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/16 00:05:51.65 ovKUTQRL
もういい・・・! もう・・・ 休めっ・・・! 休めっ・・・!

267:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/17 21:03:26.82 7EdjmRTR
ウィン&ウィン白粉がひたすら佐藤を舐るんですね。わかりま・・・え、違う?

268:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/18 21:44:43.17 GbEhYhJ7
争奪戦中に佐藤が性欲に駆られて注意力散漫になるのを防ぐために、槍水先輩が日頃からお相手してあげるSSはまだでつか

269:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/18 22:24:14.10 PzycCZvq
>>264 は力尽きたか…


270:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/20 18:55:15.75 Qdl1Gg5X
>>248->>257
の続きが書きあがったので投下

271:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/20 18:55:39.59 Qdl1Gg5X
先輩に別れを告げしばらく歩いたところで本日最初で恐らく最大の難関にぶつかった。
ここまで僕は足を怪我した鏡に肩を貸して歩いてきた。
いつもよりもペースはかなり落としているものの大きな問題はなかった。
ここまでは。
忘れている人もいるのかもしれないので思い出してもらおう。
鏡が怪我したのはHP部の部室の前、そしてその部室があるのは5階だ。
ここまでくれば察しのいい人はもう気づくかもしれない。
そう、本日最初で最大の難関とは階段だ。

272:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/20 18:56:19.36 Qdl1Gg5X
くそうこんなことなら中学校時代に
『全てを拒絶する魔の空間』―オールキャンセルスペース―
という中二病丸出しの異名を持つ岩本君が開発した手動式エレベーターを設置しておくんだった。
彼の異名の由来は彼自身の汗くささだ。
彼はその、なんというか、控えめに見ても相撲取りにしか見えないというとんでもない巨漢だ。
中学生の時点で体重200㌔を超えていたのだからその外見は圧巻の一言に尽きる。
そんな彼は僕らの教室があった3階まで上るのも降りるのも苦痛だったらしい。
そこで彼が開発したのが手動式エレベーターだ。
と言っても仕組み自体は簡単だ。
校舎の屋上に滑車を取り付け片方には長いロープ括り付けた重りを、もう片方のロープを取り付ける。
後はロープを握り、重りをつけた方のロープを引っ張り重りを落とすと自動的にあがれるという訳だ。
ここまで完成したところで大きな問題が1つ発生した。
まあ皆さんの予想どおり岩本君が重すぎて上がれなかったのだ。
ではどうしようかと考えたが、流石に200㌔の巨体を持ち上げれるほどの重りにもなると中学生が手に入れるのは難しく断念するしかない。
かに思えたが、岩本君は驚くべき手法でその問題をクリアした。
それは重りが軽すぎるのならば自分が軽くなればいいという本末転倒の発想だった。
その結論に達した彼は必死にダイエットした。
いつも給食の残り物を食べてくれる役だった彼が給食を食べてくれなくなり、あんなに嫌がっていた階段の昇り降りを毎日数えきれないほどこなしていた。
その無茶とも言えるダイエットの結果彼はわずか1カ月で標準とまではいかずとも、ちょっと小太りかな?
と思えるくらいの体系まで絞り込むことに成功した。

273:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/20 18:56:49.45 Qdl1Gg5X
その結果彼は階段の昇り降りが苦痛になくなり、自作式エレベーターを彼が使うことは無くなった。
ただし、彼が使うことは無くなったからと言って誰も使わなかった訳ではない。
痩せる前の彼と同じく階段の昇り降りが苦痛であり、彼ほど太ってはいなかった、石岡君。
彼は、岩本君が手動式エレベーターを使うことは無いと知るやいなや、岩本君にそれを譲り受けたのだ。
では早速試運転してみようと言うことになり、僕を含めた数人で彼の試運転に立ち会った。
彼の体重は中学生にしてはやや重めの60㌔、重りの重さは約100㌔。
特に問題は無かった。
石岡君は
「じゃあ、行って来るぜ。」
と彼には全くと言っていいほど似合っていなく、逆に笑いをとろうとしているのかと勘違いするようなニヒルな笑みを浮かべると、ロープを引っ張った。
だがいつもでも彼が上がる気配はない。
失敗か…?
皆がそう思ったころ変化が現れた。

彼の上に重りが落ちてきたのだ。

そう、彼が引っ張ったのは本来引っ張るほうではなく、彼が掴んでおくほうだったのだ。
無理に逆方向へ引っ張った結果、重りの結び目が解け、重りがただ落下してきたのだ。
もちろん僕たちは石岡君をほっぽりだして逃げた。
結構な音がしたので、すぐに教師が駆けつけてくると判断したためだ。
石岡君なら、放って置いても死ぬことは無いだろうし、それより自分たちの安全を確保するのは当然の判断と言えるだろう。
ちなみに岩本君が重りにつめておいたものはただの水だ。
そのため石岡君に直撃した途端、水を詰めていた袋が破裂し、あたり一面は水びたしになった。
当然僕たちもずぶ濡れになったがこの程度のことは僕たちにとって日常茶飯事だったので気にしていない。
その後だが石岡君は3日後にはちゃんと登校してきた。
しかもその2日間休んだ理由はずぶ濡れになったため風邪を引いたからなので、特に大きな問題は無かった。
岩本君はダイエットをしていた結果、運動の楽しさに目覚めたらしく、その後も運動を続け3年になるとスポーツの名門校へと推薦入学を決めていた。
そして彼の開発した手動式エレベーターはその後、例の
「行ってきまあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ―――」
の件で活躍することになるのだが、それはまた別のお話。

274:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/20 18:57:19.47 Qdl1Gg5X
さてと、いつまでも過去の回想に浸っていても仕方が無い。
さしあたって、今重要な事柄は梗の事だ。
……まあ特に悩むこともないか。
「梗、ちょっと支えるの変わってくれない?」
「……? 構いませんけど……」
梗に梗を預けると自由になった僕は、
鏡の前に立ち、背を向けると軽く腰を曲げた。
「え……!?」
「ここからは僕が背負っていくよ。」
「そ、そんな……佐藤さんに悪いです!背負うならわたくしが……!」
「いやいや、女の子の梗に背負わしたほうが僕が罪悪感で押しつぶされそうになるから。」
「えっと…佐藤さん………よろしくお願いします……」
鏡はそういうと僕に覆いかぶさってきた。
僕はそれを確認すると鏡を背負って立ち上がる。

肩を貸したときから思っていたけど、軽い。
著莪にふざけてのしかかられた時も常に軽いと思っていたが、それと比べても軽すぎる。
まさか羽毛のように軽いという表現を僕の人生で使うことになるなんて昨日まではおろか、1時間まで思っていなかった。
「佐藤さん……!褒めてくれるのは嬉しいですが、恥ずかしいので止めてください…!」
鏡からそう言われるが、特に恥ずかしいことを言った覚えは無い……はずだ……?
「………もしかして、口に出してた?」
「はい、それはもうばっちりと。」
心なしか頬を赤く染めた梗に死刑宣告かと思うような断言をされてしまった。
………
……

うわぁ…
今の僕の気持ちを一言で表すとこんな感じだ。
ヤラカシチマッタZE!!
やばい、恥ずかしすぎる。
しかも先ほどまで鏡の体のことを気遣うことに頭がいっぱいで気に留めていなかったが、今のこの格好ものすごくない?
……落ちつけ、ヨー・サトウ。
いわばこれは救助だ。
別にいやらしい考えがあってのことでは無い。
そう、人口呼吸と同じことだ。
………うん。
そう考えてみると少しは落ち着くことができた。
考えてみれば、足を挫いた著莪を背負うことも、

275:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/20 18:57:36.59 Qdl1Gg5X
アイツがミスって息をしなくなったときに人工呼吸をしたことも何度かあるではないか。
だから大した問題では無い。
……さてと、気を取り直して、
「んじゃ、階段を降りるよ?……なるべく気をつけるけど痛いようだったら言って。」
「………はい………」
僕とは違いこんな状況に慣れていないのだろう、鏡が耳元で囁かれる様な小さい声で答えた。
僕が階段をゆっくりと降り始めると梗もゆっくりとついてきた。
……?
変だな、鏡がこんな感じなのだから、梗はもっとテンパッっていてもおかしくないと思うのだが……
まあ、鏡が怪我しているこの状況ではテンパっている余裕も無いのだろう。
そう考えると、梗は鏡というストッパーがいるからこそ、あんな風に暴走できるのかもしれない。
やはりいい姉妹だと、改めて感じることができ、場違いかもしれないが、嬉しくなってしまう僕だった。


276:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/20 18:59:35.46 Qdl1Gg5X
以上
いつも通りオチもヤマも意味もない上にキャラの口調がつかめなくなってきているが特に反省はしていない


多分次回か次々回にはエロパロ的な展開になれると思う

277:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/22 06:35:46.61 LZ5pSEz7
乙です
雰囲気が原作そっくりでとてもいいです

278:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/23 21:32:16.09 jrQ1s4cS
確かに雰囲気は原作に似てるんだが同じような展開ばっかりで正直飽きてきた気が…



279:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/25 22:55:38.52 g+Ko9E/j
だからといって筋肉刑事のパロばっか乱立されても困る?しな。
というか既に一つあるんだ・・・うほっ!

280:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/27 11:27:33.50 r5DeP1nc
今更だけど佐藤は白梅のことは白梅さんじゃなくて白梅って呼ぶんじゃなかった?

281:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/27 23:06:14.01 d7YOcKZ7
白梅様なのは著莪だけだったか
佐藤は違った?

282:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/27 23:08:44.26 kdADaU4I
読み返せばすぐにわかるだろ……

283:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/28 00:49:15.53 ES1YZuOf
>>280 >>282
あ、ですね ああああああ全てが終わりや……

すみませんでした

284:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/29 13:30:35.79 cjc5npnQ
やべえ・・・・・白梅のえろぱろ書いてたメモ帳消しちまった

めんどくせえ・・・・・・やめた

285:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/29 16:07:16.29 GEK78y+f
それは報告しなくていいです
レス乞食に見られるからね

286:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/30 21:37:36.17 ivkKqm7e
白梅様と姉トロスを同衾させる方法はないだろうか。
ハーレム的な意味で。

287:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/30 22:10:50.17 4/QMrjyS
>>286
貴方天才じゃね?

288:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/07/01 10:41:18.16 XOBhWg2b
白梅様を調教してひざまづかせたい

289:名無しさん@ピンキー
11/07/04 09:01:44.76 Z2AVL+lm
あの良い乳の茶髪の先輩って名前出てきてないよね?
わりと気になる存在なんだが(性的な意味で)

290:名無しさん@ピンキー
11/07/09 21:55:49.04 jm9QSBYM
保守

291:名無しさん@ピンキー
11/07/13 19:43:25.33 l33ZZvqj
保守

292:白粉ウィン&ウィン 00
11/07/14 20:42:56.83 5dKpn8VP
アニメ化&新刊7.5記念ということで書き込む。
つたない文章です。なので罵詈雑言結構!誤字脱字指摘歓迎!

7巻の白粉ウィン&ウィン作戦を脚色したパロ。エロはソフトです。

293:白粉ウィン&ウィン 01
11/07/14 20:45:36.16 5dKpn8VP
―かかったな、アホが。

白粉はこの瞬間勝ちを確信した。
目線を下にやれば、自分の持つ熱々のフランクフルトに佐藤がしゃぶりついている。
自分が立ち、佐藤が座ったままという構図もいい。
上目遣いの佐藤が熱々の肉棒(フランクフルトという意味で)を舐めまわす様を存分に優越できる。
そう、白粉は肉棒を前後に押し引きしているのだ。久しぶりの食事に夢中になっているのか、佐藤からは文句の一つも出ない。
・・・まぁ気づいていないだけかも知れないが。
白粉が手を動かす度に佐藤の口と肉棒の間に空気が入り、グチュグチュと音がたつ。佐藤は肉棒を突きこまれると眼球が上を向き半白眼になる。
 ふぐぅ・・・はぐん・・・ヂュルヂュル・・・
佐藤の艶かしい口使いがHP同好会の部室に響き渡る。
正直予想外だった。白粉はもう少し佐藤は警戒したり、自分の行動を疑うものだと考えていたからだ。
しかし、今までの様子を見る限りそんな気配はなく、むしろ喜んでいるかに見える。

294:白粉ウィン&ウィン 02
11/07/14 20:47:54.44 5dKpn8VP
白粉はもう少し大胆に”攻めて”みることにした。

まずは肉棒を引くと同時に自分も半歩づつ後ろにずれ、少しだけ前に戻る。
最初は佐藤は肉棒を離すまいと身を前進させただけだった。二回目は椅子から腰が浮いた。
三回目にはこれ以上離されてたまるかと言うように、椅子から離れた。尻が床から数センチ上、
手は脚と脚の間に揃えた状態のヤンキー・・・いや犬の躾にあるお座りのような格好になった。
これは小柄な白粉にとっては大変意味のある行為だった。愛犬がまだ小さかった頃を思い出す。
これは主人に対して従順なことを示す。
白粉はニチャと表情を歪めた。
例えるならアニメの快活な悪役が浮かべる笑みとも、映画の知能犯が作る口が裂けるような笑みとも違う。
もっとヘドロを混同させ悪逆を抽入し宇宙物質を垂らして愛憎で包んだような、笑み。
もしもこの世界に”世界の敵の敵”がいたとしたら彼女は今この場に立っていられるだろうか?
だが白粉にはそれでもいいと思った。今、目の前で願った望みが叶えられるのだから。

白粉は前後のストロークの緩急を早めた。時々佐藤の喉をついてむせるような仕草をされるが、お構いなしだ。
佐藤の眼に涙が溜まり、口からは涎が垂れだす。
それを見て白粉は乙女のように頬を赤くし、逆さ三日月のように眼を歪め、口から吐息が漏れ出した。

295:白粉ウィン&ウィン 03
11/07/14 20:50:25.80 5dKpn8VP
「ふぐぅん・・・!ふぐぅ!・・・んン!んっぁぅ・・・あっうん!」
部室には佐藤の声とも呼べない原始的な音と白粉の興奮したと息、二人の汗の臭いが充満する。
「ぐぅ・・・ふぐぅ!・・・」
佐藤は肉棒が引き抜かれようとするとヂュルヂュルと音をたて、唇をすぼめ吸い付く。
「ぐっ!・・・あっ!ふぅン!」
逆に押し込められると、懇願したような顔で白粉を見上げる。それがまた白粉の嗜虐心をくすぐった。
「ふぐっ・・・ぐうぅん!うぁっ・・・!」
白粉は肉棒を持たない、もう片方の手を自分のスカートの下から入れる。そして下着をずらしその奥にある秘所へと進めた。
白粉は佐藤にラストスパートをかけるべく、ストロークを激しくする。
佐藤の肉棒を吸う音がジュルジュルと音が大きくなることに比例して、白粉の吐息も荒くなる。
「ふぅっ、ふぐぅっ!・・・あっああッ―んう、んううううんん!」
一人と一匹の興奮が絶頂に達した。
「あっ・・・あ!くぅぅぅぅん!!!!!」
白粉の押し込めた声に続き、
「ぐう!ンんんんん!!!!」
佐藤は押し込められたフランクフルトを噛み千切り、仰け反った。

296:白粉ウィン&ウィン 04
11/07/14 20:53:10.22 5dKpn8VP
はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・
部室にはまだ二人の荒い息が残っている。先ほどの行為での体力がまだ回復していなかった。
「白粉・・・お前なんて事をしえくれたんだ・・・」
落ち着いた佐藤が椅子にぐったりと座った白粉に声をかける。
「まぁ・・・僕も悪かった。だからこのことはお互い無かったことにしような?」
佐藤は白粉の自慰行為を見ていたし、白粉は佐藤の痴辱されているのを見ていた。
「というか僕悪くないじゃん!というかこれへたしたら犯罪じゃないの!?
よし、白粉このことは黙ってるから明日から昼ご飯を僕に持ってくるんだ」
佐藤は本来の目的を思い出した。
(やれやれなにか変なことになったけど相手は白粉だったし、明日からの食事の目処がたった。と床から腰を上げる。
白粉をチラリと見やるとこちらに背を向け鞄をごそごそといじっていた。
まぁあんなことをした後だし、白粉も特殊な趣味を持ってるとは言え、一応は女の子だ。深く追求しないことにした。
「でも白梅にバレると怖いから昼休みは部室でブェッ!」
佐藤が頬に衝撃を受け、床に倒れた。
「な・・・何だ!?」
混乱している佐藤の上に馬乗りになるように白粉がのしかかる。
「あの、白粉?いや白粉さん?」
「フフフ・・・佐藤さん、ダメですよ。”食事”の途中で席を立つなんて。躾のなってない犬ですねぇ・・・!」
白粉の右手には先ほど佐藤を殴ったと思われるキリタンポン、左手にはビデオカメラが装着されていた。
「えぇ!まさか白粉!さっきのも・・・!」
佐藤はビデオカメラに手を伸ばすがマウントポディションにいる白粉にはことごとく避けられてしまう。
「さぁ―見せてくださいっ!佐藤さんの全てを!」
白粉はキリタンポンを佐藤の口に突っ込むと、空いた右手でシャツの引きちぎった。
佐藤のシャツからボタンが弾け飛び、胸元があらわになる。
「ま・・・待て白粉!僕が悪かった!だから昼ご飯を奢ってくれとは言わない!
いや奢ってくれ必ず後で返すから!―いや今の嘘!嘘だから・・・っ!」

アッーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

297:白粉ウィン&ウィン 05
11/07/14 20:54:54.14 5dKpn8VP
*****

鳥頭は二年生が修学旅行でいなくなり、HP同好会が一年生だけになることを狙っていた。
今日はその下見だ。懐かしい気分で部室を目指す。
今は仙も旅行の準備でHP部の活動を自粛しているはず。だがまだ一年生に自分を知られるわけにはいかない。
今日はこっそりと覗くだけにしようと決めていた。
が、部室前までに来ると中から犬のような荒い息遣いと水が弾けるような音が聞こえる。
表札を確認するとHP部で間違っていないようだ。
鳥頭の頭に事件の可能性がよぎった。自分は部外者である。しかしここにはかけがえのない思い出がある。
(それにもしかしたら、優君に心配してもらえるかも知れないし)
鳥頭は中がかろうじて覗けるくらい扉を開け、眼を凝らそうと――バタンッ!
鳥頭は今見た光景を頭振り払って追い出そうと走り出した。 なんというか、もうだめだ。終わっている。

*****

298:白粉ウィン&ウィン END
11/07/14 20:56:49.21 5dKpn8VP
HP部には三人いた。過去形なのは既に二人になっていたからだ。
一人はYシャツがはだけ、ブラジャーが覗いている白粉。
スカートは履いているが彼女のクロッチと思われる布は床に投げ出されている。
もう一人は白梅。彼女は制服に一切の乱れがなく、分子構造ですら凍ったままなのではないかと疑うほど。
ただ彼女からはドライアイスのような、凍てつくようなオーラが立ち込めていた。
一人だったモノは佐藤。明るく楽しいベン・トーでは描写が憚られる状態だった。以下自己責任。
【佐藤だったモノの右腕は雑巾を絞ったようにねじ切れ、胴体から切断されていた。その飛び去った軌跡を示すように血が床/壁に散っている。
左腕はくっついてはいるが、爪は剥され、指はあらゆる方向に折れ曲がり、二の腕からは筋肉と腱がでろんとはみ出ていた。
両足は踝辺りを縄で縛られ、天井から逆さにつられていた。今も振り子のように揺れながら、脚残った血がぽつぽつと垂れている。
頭は髪を無理やり剥したのか頭皮が捲れていた。耳は千切れ、鼻はそぎ落とされ、眼球が抉られ、かち割られたのか脳が飛び散っている。
胴体からは脊髄が抜かれ、腸がへそから引きずり出されるように飛び出し、胃が裂かれていた。】
「梅ちゃん・・・」
「大丈夫ですよ白粉さん。もうこれであなたにあんな変態行為を強要させる人はいなくなりましたから」
「梅ちゃん・・・」
「これからはずっと私が傍にいますからね。 ずっと、ずっとね」
                                   END

299:白粉ウィン&ウィン END あとがき
11/07/14 21:02:07.45 5dKpn8VP
筋肉刑事 of the ENDを書き込んだ時も思ったけど、
ベン・トキャラで真面目にエロが書けなかった。所詮二次創作が何言ってんだ、だけど。
エロを期待してたらすまん。

それではこの辺で。

300:名無しさん@ピンキー
11/07/14 21:39:08.66 pvfZBukc
よし!

301:名無しさん@ピンキー
11/07/14 21:49:11.28 7xWvjBYa
ソフトでなくてハードじゃなえか


だがいい

302:名無しさん@ピンキー
11/07/14 23:47:58.81 aSgFnbfj
バイバイ様こええよ!
それからキリタンポンじゃなくてキリタンポだよ!

303:名無しさん@ピンキー
11/07/15 09:06:07.70 MuNllEHC
錐嘆奔……それは中国奥地の仙人集落にて行われていたと言う禁断の武術にして食事術であ(ry

304:白粉ウィン&ウィン END あとがき2
11/07/15 21:11:24.51 AfkQmugH
>>302
素で間違えた。ワハハ。

あと05以降はおまけ的なモノの受け取ってくださいな。
ギャグで済ますつもりが白梅様が勝手に出てきてこんなんなった。

アニメ化でこのスレも盛り上がるとWRYYY。

305:名無しさん@ピンキー
11/07/15 23:11:59.09 nRJO9XBr
>>303
民明書房ですねわかります

ところでガンコナー×烏頭さんとかもありだと思うんだ

306:名無しさん@ピンキー
11/07/15 23:53:50.97 8NiB0Ect
>>305
有りって言うかそのままじゃないか
いや、俺は佐藤×烏頭派ですけどね?

307:名無しさん@ピンキー
11/07/16 09:48:34.02 XDB1J572
魔術士×烏頭も・・・。ifでいいから。

308:名無しさん@ピンキー
11/07/16 13:13:00.43 G6TjELP+
公式サイトの短編読んだあとだと佐藤×著莪しか想像できねえ…

309:名無しさん@ピンキー
11/07/16 15:33:31.64 G6TjELP+
>>271->>275の続き
短編読んだ後の勢いに任せて書いた
後悔はしてない


※オリジナル設定あり


310:名無しさん@ピンキー
11/07/16 15:33:50.69 G6TjELP+
最大の難関である階段をクリアした後はトントン拍子とまでは言わないまでも、特に大きな問題も無かった。
まあ、二人がずっと沈黙しているので、少しばかり気まずかったがまあ許容範囲だろう。
心当たりは……
無いわけでは無い。
理由は恐らく僕が鏡を二人の家まで背負っていったためだと思う。
肩を貸して歩くよりも、確実に早く着くと思ったのもあるが、それだけではなく無理をさせて悪化させてはいけないと判断したためだ。
そうして二人と別れた僕は、一人帰路に着いているという訳だ。
しかしまあ、女の子と密着するだけでなんかこう、ホニャララパーな気分になるよね?
首筋から匂ってくる甘い香りや、背中ごしに感じる柔らかさやら、つい触ってしまった太もものスベスベ感とか、もうその全てが男の本能にダイレクトだ。
こんなことを考えていると僕が人の弱味に付込んだ鬼畜に覚えてくる。
………
……

うん、客観的に見て否定できる要素がないね!
まずい、ただでさえ『変態』という二つ名が定着しかけているというのに!
まあ二人が言いふらさなければ特に問題は無いだろう。
そこまで考えてふと思った。
………今度顔あわせた時が気まずいなぁ、と。
それから僕は二人と顔を合わせたときにどういう対応をすればいいのかもんもんと考えることになった。



311:名無しさん@ピンキー
11/07/16 15:34:15.77 G6TjELP+
私は自室で何をするのでもなくベッドに横たわっていた。
普段から姉のフォローにまわされる立場にある私にとって、自分の時間が取れることは珍しい。
ならばもうちょっと有意義な時間を過ごしてたほうがいい。と自分自身理解している。
しているのだが……
「……無理ですね……」
さっきから何かをする気力が全く沸いてこない。
理由に心当たりはある。
あるが、それが本当にそうなのか。あるいは錯覚ではないかと考えてしまう。
何しろ、こんな感情を感じるのは初めてなのだ。

普段から感情を抑制している、まではいかないかもしれないが、少なくとも姉よりは上手く感情をコントロールできていると思っている。
そんな私にとって自分が抑えることもできない感情の奔流には少なからず屈辱を覚えていた。
だがそれは屈辱的なものでありながら、決して不快感を覚えるものではなかった。

「……お風呂、入らないと、」
普段ならばとっくに入浴を済ませ、宿題などに追われているはずの時間だ。
だがいまだ入浴すら済ませていない。
気力が沸いてこないことだけが原因ではない。
私は怖かったのだ。
ずっとしがみついていた結果、私に付着した彼の匂いを洗い流してしまうことにどうしようも無く喪失感を感じているのだ。
「変態ですね……」
そう自嘲するが、それで彼の二つ名と同じだと喜びが浮かんでくるあたり末期かもしれない。

今こうしている間にも次から次へと彼にして欲しいことが浮かんでくる。
彼ともっと話をしたい。
彼にもっと触れて欲しい。
彼にもっと匂いをつけられたい。
彼にもっと求められたい。
彼に自分だけを見て欲しい。
そう思った瞬間、
ズクンと。
胸に重く鋭くドス黒い痛みが走った。
そう、彼はあの時姐さんに見惚れていた。
あの時はほとんど意識せずに体が勝手に動いていたが、我ながらファインプレイだったと言わざるを得ない。
あのおかげで彼の視線から姐さんを引き離すことができた上、結果的にだが彼に背負ってもらうことができたのだから。


312:名無しさん@ピンキー
11/07/16 15:34:37.28 G6TjELP+
「んっ………」
あの時のことを思い出すだけでどうしようもなく体が火照る。
手は知らず知らずのうちに秘部へと伸びていた。
「んんっ………」
そこはもうすでに自分の体とは思えないほど熱くなっていた。
ショーツの上からなぞるように手を動かす。
「ああっ……ん……」
それだけで待ちわびたかのように愛液があふれだした。
「ん……はぁ…」
だが足りない。
こんなものでは全然足りはしない。
「んぅっ……!……ん……」
ショーツを下ろし直接手で触れる。
思わず大きな声を出してしまいそうになり慌てて指で口を押さえた。
「ふぅ………ぁ………んぅ……」
必死に声を抑えるものの体は言うことを聞いてくれない。
快楽を享受するたびに声を上げてしまいそうになる。
「んぅ……はぁ…んっ……」
指を口に咥えたのは失敗だったかもしれない。
手からかすかに漂ってくる彼の香りが私をさらに淫らにさせていく。
「あむ…ん…あ…」
いつしか声を抑えるためではなく、彼の残り香をあますところなく味あうために指を咥えていた。
「んむ……ぴちゅ…じゅる……んん……!」
片方の手で彼の匂いを味わい、もう片方の手で秘部をまさぐる。
そうすることによりまるで彼に口付けをされながら、秘部を弄くられているような感覚に浸れる。
「んっ…!……はぁ……んん…」
私もこの年齢にもなれば体を持て余すこともあり自慰の経験が無いわけでは無い。
「はむ……んあ……ぅん……」
だがこれほどの快感を感じたのは初めてだった。
「んんっ…!…ああっ……」
まるでこの感覚の逃げ場を探すかのようにびくりと腰が跳ねる。
だがそれでも本能が求めることを止めようとしない。
「あっ…ふっ…んあっ…!」
頂点が近づいてきている。
あとわずかで達するだろうと一欠けらほど残っている理性で判断する。
「ああっ…!くっ…!ふぁ……ん…あ――――――!!」
達した。
彼のことを想いながら自慰に興じ絶頂に達してしまった。
「これは…お風呂に入らなくてはどうしようもありませんね……」
体中汗にまみれ、手と秘部からは愛液が滴り落ち口元にはだらしなくよだれが垂れている。
そのせいで彼の匂いはすっかり私の匂いで上書きされお風呂で洗い流すことに何の躊躇いも感じなかった。
だがこれで完膚なきまでに認めざるを得ない。
彼の匂いに包まれるだけで普段数段階上の快楽を感じ取ることだできたのだ。
もう否定できる要素が無いだろう。

「私は、彼のことを、佐藤洋さんのことを、愛しています。」

それは誰に言うでもない決意表明。
そして、宣戦布告だった。


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