男ヤンデレ専用エロ小説スレ Part1at EROPARO
男ヤンデレ専用エロ小説スレ Part1 - 暇つぶし2ch543:彼女の笑顔
11/05/08 08:41:37.72 1RqXgITi
不良たちにレイプされていると気が付いてしまってからは、それはもう、辛かったよ。純
白だった天使が、日に日に汚されていくのが分かっていながら、すぐに手を打つことが出
来なかったんだから。
僕は、じっと機会を待っていたんだ。
きみの時間を止めてあげる、この日をね。
汚されて、妊娠して、学校を辞めて、どうやったって、きみの未来には絶望しかないじゃ
ないか。
きみの笑顔は、未来永劫失われてしまうじゃないか。
体育祭のときに僕に見せてくれた天使の笑顔。それを完全に失ってしまわないうちに、早
く死ぬんだ。
きみは汚れた体を脱ぎ捨てて、本当の天使にならなければならない!

だから、僕が手を貸してあげるんだ。
きみも、さっき、そう言ったはずだ。
それに、僕は気づいていたんだよ。きみが教室でも、僕に視線を送っていたことを。今日
という邂逅を迎えるまでもなく、助けて欲しいというメッセージを送ってくれたきみのこ
とを、僕は気づいていたんだ。
そう、僕達は魂で結ばれていたんだよ!


「ふ、ふははっ」
どれくらい、僕はロープを掴んでいたのだろう。
どれくらい、彼女への愛を、頭の中で繰り返しただろう。
気が付くとロープに伝わっていた振動は、収まっていた。
僕は静かにロープを引き、引いたロープを古びた机の脚に結わえつけた。
そして僕はロッカーの反対側へと回りこむ。
僕だけの天使を、確認するために。

「っ!」
戦慄した。
あまりの、美しさに。
この情景を、何に例えることが出来るだろう。
蜘蛛の巣に引っかかった、純白の蝶?
深山幽谷の岩壁にひっそりと咲いた、可憐な山野草?
否。そんなチャチなものじゃない。
この世の中に並ぶものなんてない。間違いなく、ここは切り取られた異世界だ。
僕は、放課後の倉庫に現れた異世界に、ゆっくりと足を踏み入れる。

「う、うひゃあっ!」
だが、彼女に近づこうとした僕は、間抜けな声をあげてしまう。
「は、ははは。出ちゃった。出ちゃったよ…。白井さん」
僕は射精していた。
目の前の情景を見て、精神が極限まで昂ぶっていた。そして足を踏み出したとき、股が擦
れたのが引き金になって、僕は達してしまったのだ。
「う、うあっ…」
この場所に精液を垂らしておくのは、マズい。僕は手早くズボンを脱ぎ、股を垂れていく
精液をハンカチで食い止める。脚を拭い、最後に敏感になった亀頭を拭うが、射精が終わ
っても、僕の性器は猛りを止めてくれない。
仕方ないので、上を向いたままの性器を無理やりしまいこんで、ズボンをはいてしまう。
そして、改めて、彼女の姿を確認する。

だらりと四肢を投げ出し、彼女は絶命していた。
糞尿の香りが漂っているが、そのくらいは本で読んだので驚かない。
死装束に、彼女にもっとも似合う服である体操服を選んだのが幸いした。ブルマが黒いお
かげで、糞尿の染みがそんなに目立たない。太ももを伝う黄色い液体が、微かに靴下を濡
らすのを除けば、生きているときの彼女とそう変わらない。


544:彼女の笑顔
11/05/08 08:43:02.78 1RqXgITi
僕は、持ってきていたデジカメで、彼女を撮影する。
様々なアングルから、メモリーが許す限り、彼女の姿を撮影する。
頭から体を経て、腰、脚、つま先まで、全てを僕のものにしていく。
「白井さん、綺麗だよ…」
遠くから見ているだけだった天使は、いま、僕だけの天使になったのだ。

彼女の前に椅子を持ってきて、その上に立つ。
もう動くことのない唇が、僕の目の前にある。
「やっぱり白井さんの笑顔は、天使の笑顔だね」
僕の願っていた通り、彼女の死に顔は、笑顔のように歪んでいた。
当然だ。願っていた通りに、僕に殺されたんだから。
少し冷たくなった彼女の唇に、僕はそっと自分の唇を重ねる。
最初で最後のキス。
嬉しかったけど、僕はどこかむなしい気がした。
理由はわかっている。
ここにあるのは抜け殻で、本当の白井さんはもういない。
でも、本当の白井さんに限りなく近いものを、僕はデジカメの中に手に入れているのだ。

彼女を痛々しい状態で放置しなければいけないのは、正直いってつらい。しかし他方で、
僕はこの痛々しいやり方にも意味を見出している。
もし、僕が彼女の死体を持ち帰って、自宅保存でもしたら、どうなるか。彼女は、皆にと
って空白の存在として、忘れ去られるだろう。
それよりも、死を通してきみを、皆にとっての天使にしてあげる事を、僕は選ぼうと思う。
どうせ、きみの本当の痛みは、僕しか知らなかったんだ。ならば、表面的な思い出を胸に、
嘆き、涙を流すことくらい、クラスメートにも許してあげるとしよう。
だから、今はこの場所を去ることにする。
天使の微笑を浮かべる彼女に、最後に声をかけてあげよう。
「あっちの世界でも、笑顔の白井さんでいてね。約束だよ」



彼女の遺体が発見され、騒ぎになるのに時間はかからなかった。
ニュースで事件が報道され、学校も一時休校になった。
今頃、あの不良たちはどうしているだろうか。
強姦か、あるいは殺人も追加されて捕まっているだろうか。
彼女の悲しみを分かっていた僕は、何をすべきだろう。
調べ上げて皆殺しにしてやろうか。
こんど、白井さんと相談してみよう。

ひとつだけ、予想外のことがあった。
警察官が僕の家にやってきて、事情を聞いていったことだ。
「こんな時にごめんね。コレ、わかる?一緒に映ってたコに、話聞いてるんだけどね。お
たく、彼女とよくしゃべってたかい?何か、最近の彼女について気になったこととかある
かな?」
僕は驚いた。
警察官が持ってきたのは、あの写真だ。
僕があの日まで、毎晩オカズにしていた、体育祭のスナップだ。現物ではなくカラーコ
ピーだったから、他の警察官も同様に聞き込みをしていると考えられる。
「体育祭の写真だと思いますけど、それがなにか?」
「ああ、この写真なんだけどね、亡くなった白井さんが、生徒手帳に入れて大切に持って
いたらしいんだよ。それで、クラスメートに話を聞くにあたって、一緒に写っていた生徒
は仲がよかったんだろうということで、こちらに伺ったんだけどね」
でっぷりと肥えた警察官の両目が、僕を捉えている。僕はけだるい表情をなるべく崩すこ
となく、淡々と答えた。
「いや…。たぶん一緒に写ったのは偶然だと思います。僕、あの子とはあまり話したこと
ないんで…」
「そうか。疲れているときにすまなかったね。ご協力、感謝しますよ」
「はあ…」


545:彼女の笑顔
11/05/08 08:44:08.19 1RqXgITi
警察官が帰っていき、部屋に戻った僕は、家族にばれないように気をつけながら、歓喜の
声をあげた。
「う、うははははっ!」
僕はいま、確信した。
彼女は僕と、魂で結ばれていたことを。
僕が思っていた通り、以前から白井さんは僕を頼ろうとしていた。彼女は僕にサインを送
っていたのだ。僕に向けられた視線は、気のせいじゃなかったんだ。
僕だけが、彼女の悲しみを知っていたんだ。
僕だけが、彼女を救ってあげられたんだ。
自分の行いが、彼女の願いと重なっていたことを改めて実感した僕は、喜びの中で、日課
に入ることにした。

「白井さん、今日、おまわりさんが来てね…」
僕は、デジカメの中の天使に、話しかける。
肉体はないけれど、彼女はそこにいる。
「…うん。そうなんだ!白井さんも、あの写真を大事に持っててくれたんだね。でも僕は、
あの写真は破いて燃やしちゃったんだよね。ん、ああ、まだ話したことなかったっけ。あ
まりかっこいい話じゃないんだけどさ…」
言葉は発しないけど、僕達は互いに気持ちを通じ合わせることが出来る。
「白井さん、もう、いいかな。僕、我慢できなくなっちゃって」
僕は、いつものようにジッパーを降ろす。
「白井さんは、そのままでいてくれればいいよ。その綺麗な姿を見せてくれるだけで、僕
は気持ちよくなれるんだ。本当だよ。だから、こっち見て」

僕だけの天使を見ながら、僕はオナニーする。
毎日、僕だけの天使が、笑顔を浮かべてオナニーのお手伝いをしてくれるんだ。
天使の微笑み。なんて素敵な微笑みだろう!



END

546:名無しさん@ピンキー
11/05/08 20:10:42.07 YcKqsilX
乙……
ヒロインは主人公好きだったんだな
なんかせつねぇエゴイズムだった

547:名無しさん@ピンキー
11/05/08 20:27:57.83 KW1glV8d
GJです
これは辛い……
しかし男のキレっぷりは凄ぇな
まさしくヤンデレ

548:名無しさん@ピンキー
11/05/08 23:01:38.09 eQ+xilOM
これは精神にじわじわくる……お疲れでした

549:名無しさん@ピンキー
11/05/09 01:27:12.98 sXMKTF1M
なんという真性のヤンデレ…胸のときめきが治まらないぜ!
今はすっかりハーフパンツが主流だけど、ブルマはやっぱりロマンだね

550:名無しさん@ピンキー
11/05/10 22:26:48.95 dmCrZV3K
ものすごく衝撃を受けた…本当にジワジワくるなこれ
文才ありすぎw乙でした

551:名無しさん@ピンキー
11/05/11 00:13:56.72 13iagTL7
警察の訪問を受けた後の反応が真性過ぎてマジ恐怖だった(褒め言葉)

552:名無しさん@ピンキー
11/05/14 17:17:08.72 VhqkCRbh
色々な作品の続き期待

553:名無しさん@ピンキー
11/05/16 21:26:32.53 TG2vXOoS
キオたんと弟子少女の続き読みたい

554:名無しさん@ピンキー
11/05/17 09:40:50.60 a+rAwtfK
>彼女の笑顔
ロープが出てきた瞬間愕然となった。白井さんがひたすら可哀想だ。だがそれがいい。
二回読むと山本がいじらしく思えてきた。どうしてこんな真性のキチガイになってしまったのか。ヤンデレだなあ
ものすごく好みでした。本当に乙、ありがとう

555:名無しさん@ピンキー
11/05/18 16:23:28.33 h+phlnjD
ドラマの名前をなくした女神のママ達の夫にヤンデレ夫が一人いて内心萌え萌えして仕方がない…

556:名無しさん@ピンキー
11/05/18 19:54:33.06 rnNWSFhO
>>555
同士よ
あの夫婦だけ空気が違う気がするw

557:名無しさん@ピンキー
11/05/19 22:07:57.70 6dq+KeNi
WORKING!!の一枝姉さんの旦那も
ある意味このスレ向けのヤンデレだと思うのは自分だけだろうか……

558:名無しさん@ピンキー
11/05/20 02:54:23.59 Mw7J2nyl
>>557
それドラマ?小説?
どんな風にヤンデレなのか気になるkwsk

559:名無しさん@ピンキー
11/05/20 07:46:42.16 f77b02W8
基本四コマ漫画でアニメ二期もきまったやつ
旦那っていうか元旦那だったゴメン
セラヴィー先生のように幼馴染の一枝さんに何事も勝ち続け
罵倒されてもまとわりつき心の折れた一枝さんに結婚してもらうけど
ドMだから浮気誤解された時に
浮気したというといつもより怒ってもらえると思い
浮気したと嘘を吐いて離婚されたが
毎日嫌がる一枝さんに電話で復縁を迫ったりやら
事あるごとに会いに来て罵られ続けてるってキャラ

560:名無しさん@ピンキー
11/05/20 09:27:22.76 rPVBCiJm
ヤンデレっつーかただのアホじゃないのかそれ

561:名無しさん@ピンキー
11/05/20 16:36:09.71 XLXVgqow
ハイスコアの麗二パパのようなポップなヤンデレだよね
麗二パパのほうがヘビーだけどw

562:名無しさん@ピンキー
11/05/20 19:58:58.24 Qx4r8xlj
自分もなんか書いてみたいなーと思ったけど
ヤンデレの思考って難しいわw
職人さんすげえなあ…

563:名無しさん@ピンキー
11/05/20 22:50:48.59 Mw7J2nyl
>>561
なるほど…>>559はポップなヤンデレなのか…明るいヤンデレってなんか新しいな
ち、因みに麗士パパはどんな風にヘビーなのかkwsk…!

>>559
教えてくれてありがとう
なんつーかオバカなヤンデレだねw毎日電話とか罵ってる元妻もすげえ
チャチャの漫画うろ覚えだけど、チャチャスレ見に行くとセラヴィーのヤンデレ率高いねw

ヤンデレ男萌えに目覚めたばかりな自分は>>555の名前~のドラマしか思い付かないな
>>556
それぞれの家庭はドロドロしつつもほんわかするシーン結構あるけどヤンデレ男の家庭だけは空気が重いよねw
妻にお小遣い与えないし、お小遣い欲しかった妻がこっそりパートしてるのに気付いてパートまでstkして妻が上司といるときに妻がお世話になってますって爽やかに乱入するシーンにはひえええええと思いつつもヤンデレ男役の人がハマりすぎて萌えてしまう
まあその夫婦に挟まれた子供はかなり気の毒だけどね…

564:名無しさん@ピンキー
11/05/20 23:51:04.37 XLXVgqow
>>562なりのヤンデレ投下待ってるよ!

>>563
Kswkされて調子にのって麗二パパ解説してみるw
ポップなヤンデレとしてオススメだ

↓以下ウィキベースに麗二パパ解説。

非合法な手段で妻の景織子さんと入籍した疑惑が強く
結婚を迫る過程では「あらゆる手段を使って精神的に追い詰めた」等、
恋愛が絡むと極めてデンジャーな人物。

例:毎日「結婚してくれないと死んで化けて出てやる!」
といい輸血して景織子さんの家で自分を刺して血まみれに。

ただし、妻子が絡みさえしなければ基本的には良識ある人物。

娘を溺愛し娘に近付く男には容赦しないが、
妻への愛は父性本能を遙かに上回り
妻の為なら娘を殺せると笑顔で断言している。

565:名無しさん@ピンキー
11/05/21 13:39:05.15 I4UJEyPV
セックスしなくても満足しそうなヤンデレは賢者

566:名無しさん@ピンキー
11/05/21 14:12:54.56 IUNF+gga
むしろ直接的なセックスをしない場合、性欲が更なるヤンデレ行為に昇華されて
マジキチ度ただ上がりになりそうで逆に怖い件w

567:名無しさん@ピンキー
11/05/21 20:27:26.79 5RJwI5Xb
>>564
教えてくれてありがとう
なにその夫婦ときめいた
つーかウィキにも書いてあるんだネットって凄い
私に文才があったらその夫婦をモデルにした小説を書きたいのに小説の書き方すら分からないから悔しいw

568:名無しさん@ピンキー
11/05/21 20:44:44.41 EP66OUiS
まさか、このスレでHIGH SCOREのキャラ名を見ることになるとはw

569:名無しさん@ピンキー
11/05/21 21:22:02.63 4w+qvfyM
HIGH SCOREは昔好きだったんだけど、りぼん卒業と同時に読まなくなったな……
そんな事になっていたのかwww
機会があったら集めてみようかな。想い出補正で撃沈する気もするけど。

570:名無しさん@ピンキー
11/05/21 21:41:20.85 3rSoSeTo
>>564だけ見るとただのヤンデレだが
あれは景織子さんが強すぎるからポップなヤンデレだよなw
脅されて、毎日自殺未遂されて部屋の掃除がめんどくさいし
印鑑偽造されて婚姻届出されて結婚したとか
「いっそ結婚してじわじわねちねち苛めてやろう」
と当初は言っていたけど
後からはじつは麗二パパのお父様の綺壱さん(亡き妻一筋)に一目ぼれして
綺壱さんの義理の娘になれるから結婚したとも言っていたw

子供産んだときは出来ることない?何でもするよっていう麗二に
「二階(?)から飛び降りて死ね!」って言ってほんとに飛び降りさせて
「何でもするって言ったのに死ななかったくせに」とか

景織子さんに一日に2、100通もメール送るから
旦那なのにメルアド教えてなくって
娘のめぐみに教えてもらったら「reijibukkorosu@~」
でも麗二はオレの名前使ってくれてる!と大喜びとか

初めはなんだかんだ言っても景織子さんは
麗二の事ちょっとは好きなのかなと思っていたら
作者がそれはないって言っていたのが衝撃だったw

571:名無しさん@ピンキー
11/05/21 22:18:55.52 RhbeGzrl
それ奥さんも相当病んでるなwww
ヤンデレ×ヤンデレで相性が良いのか、
SMが合致してるから相性が良いのかw
ヤンデレでも男がMだとギャグっぽくなるよね

ヤンデレ×ヤンデレというと、数年前の戦隊で
自分を裏切って他の女と結婚しようとした間夫を相手もろとも殺したヤンデレ遊女
…のヤンデレの部分を気に入って、ヤンデレすぎて人外と化した女を攫って来て自分の傍に置いて数百年間囲い続けた敵の大将が印象的だった。
女が自分と似た境遇にいる仲間の男のことを気にしていると「奴を殺って来い」と命令し、
案の定女がその男を殺せずに帰ってくるとDV。
女が自分のヤンデレ具合に疲れて、もう恨みを捨てて成仏したい…とかいった弱音を吐くと
わざわざ女のトラウマを思い出させて、お前があいつを捨てられるわけがないだろ?と煽ったり
これは新しいタイプのヤンデレ男・・・と思った。

572:名無しさん@ピンキー
11/05/21 22:57:10.91 3rSoSeTo
なにそのお子様にはお見せできないよ!な戦隊物w
素敵すぎるww

それが読んでみると景織子さんはヤンデレには見えないんだなw
本当に麗二パパが嫌いなんだろうなって感じ

573:名無しさん@ピンキー
11/05/21 23:22:46.13 o2AFD0Cq
>>571その着眼点はなかったわ
言われてみれば最初から最後まですげー病んでたな御大将

574:名無しさん@ピンキー
11/05/21 23:36:46.76 EkbFazjZ
御大将はツンデレだと思ってたら、そうかヤンデレだったのか・・・
萌えで川の水が溢れたぜ!

575:名無しさん@ピンキー
11/05/22 00:26:55.98 CM+pfviM
御大将ってググっただけで出るはずが…
とおもったら出るとはパネェな御大将w
すごく気になったのでDVDレンタルしてくるか

576:名無しさん@ピンキー
11/05/22 01:49:22.99 9YjnAljw
ヤンデレ男側がドMだと割りとギャグにしやすいよね
男の方が真性のドSで性欲も強過ぎだと女性側が受け入れても暗くなりがちだが
まあ、それが良いんだが

577:名無しさん@ピンキー
11/05/23 01:48:38.11 43m5h2pz
ギャグ風のヤンデレも面白そうだね
見本はチャチャのセラヴィーとどろしーちゃんかな?
読んだ事ないから違うかもしれないけど上のスレにも書かれてるね

578:名無しさん@ピンキー
11/05/23 08:54:40.45 4dTjBsen
>>575
御大将+戦隊でググってな!
御大将だけでググったら、他アニメ作品がヒットしたので念のため

579:名無しさん@ピンキー
11/05/23 22:56:00.27 3Ms7tdN3
575だけど
おおありがとう!
でも御大将だけでも二番目にばっちり出てたんだぜ?
wikiで太夫の主な出演回をチェックしてみるとしてみます!

580:名無しさん@ピンキー
11/05/24 01:11:15.79 qPRn8jSc
>>579
レギュラーだから1話からいるよ
敵メインになるのは8話とか25・26話とか40話とか47・48話だけど
それ以外の回のわずかな時間でじわじわ積み重ねていく作りだから
余裕があったら最初から見るのをお勧めするw

>>576
でも良く考えればいくらドMなヤンデレ男でも、
相手の嫌がることをやり続けてるんだからドMでありながらしてドSだよね
ヤンデレ男の本質は実はドSだと思うw

581:名無しさん@ピンキー
11/05/28 18:11:29.94 trcbRBt/
ヤンデレ×自由奔放なカプが大好きすぎる
ヒロインが自由すぎてヤンデレヒーローが振り回されるってのが萌える
でもどんなふうにヤンデレヒーローが振り回されるのか、ヒロインの自由っぷりはどんくらい凄いのか、私の脳内妄想では思い付かないのが悲しい…

582:名無しさん@ピンキー
11/05/28 18:25:57.65 SAkD9x8r
>>581
思いつかないのに好きなの?
版権で言うとどんなん?

583:名無しさん@ピンキー
11/05/28 20:20:57.96 izSJEeVC
自分581じゃないけど
自分は同人ゲーでそういうのやったなw
本屋に寄り道したヒロインが家帰ったら
にこやかに喋っていた彼氏が豹変して「どこ行ってたの?」
ヒロインの心の中(豹変キターーー)「本屋だよ」→「その割には時間かかってたよね」→レシート提出
(女性雑誌立ち読みしてたなんて言えない←ヤン彼から検閲入るから見せてもらえない)
「どうして誤魔化すの?レシートの時間だと遅すぎるよねオレの事嫌いになった?」→「料理本探してたの」
→「どうして、オレの作る料理嫌なの?なんで秘密にしてたの?ねぇねぇ。やっぱり俺だめ?」
→「秘密にしてびっくりさせたかったから」→「なんだ、よかった」
(ほっ、今日も乗り切った・・・)
みたいな?昔やったから記憶ウロだけど
主人公が乗りこなしてるヤンデレに新しいって思ったw

584:名無しさん@ピンキー
11/05/28 22:49:30.10 SfPPVLnU
Twitterの細川忠興&たまめっちゃニヤニヤできる
もちろんなりきりなんだけど、書いてる人が上手い

585:名無しさん@ピンキー
11/05/29 10:58:46.85 78EL0fZY
他で細川さんネタが熱いの見て何でだろうとおもったがツイッターで熱かったのかw

586:名無しさん@ピンキー
11/05/29 15:31:18.55 D0hTx69u
忠興は戦国無双3Zでも逃げる嫁を追いかけまくって、
モ武将ながら凄い存在感だったらしいよ。
私はハードないからやってないけど。
史実の彼が好きなので人気が出た(多分)のは嬉しい。

587:名無しさん@ピンキー
11/06/05 00:06:18.11 SnLaVJ5T
>>586
モブ将扱いで顔グラ一枚なかったけどな…
もうちょっとぐらい扱いよくしてくれと泣いたわ

史実の忠興が既に完成された男ヤンデレで
ものすごいよな。
ガラシャ夫人もどっこいどっこいのキレ味だけど。

588:名無しさん@ピンキー
11/06/05 00:55:17.45 1ammwu7r
鋼の精神力がなければヤンデレ男の相手は務まらんというわけだな
心を完膚なきまでにバキバキに折られて蹂躙されるのもオツだけどね

589:名無しさん@ピンキー
11/06/05 05:24:53.37 dxrgNzsk
>>588
>心を完膚なきまでにバキバキに折られて蹂躙されるのもオツだけどね

薄幸そうな美少女がヤンデレ男にそんな目に合わされ
従順になるとか最高だと思うんだ

590:名無しさん@ピンキー
11/06/07 02:34:11.70 araRWNJj
ヤンデレ男に玩具も同然に愛され弄ばれる女の子がみたい
愛しては要るが歪みまくりで精神的にも肉体的にもDVするヤンデレ男と
酷い目に合いながらも依存してしまう激弱な女の子に萌える

591:名無しさん@ピンキー
11/06/07 22:47:42.17 Mu/krkb+
>>590
イイネ
没落して、からゆきさんになった女の子が資産家の華僑に買われて囲われる的な
お話を妄想した。
(ついでに、ヤンデレ男が実は黒社会の構成員とかで、根が真面目なヒロインがそれを知って心折れていったらいいかも)

592:名無しさん@ピンキー
11/06/08 12:57:43.16 u8HQDYNd
>>591
微妙に違うが、
最近発売された蝶の毒花の鎖ってゲームいいよ。
乙女ゲーだけどBADが多くて強烈でヤンデレ臭がしてすごくよかった。


593:名無しさん@ピンキー
11/06/08 15:01:29.11 u8HQDYNd
と思ったがあれは主人公の女の子のボイス無しだから男にはあれかも。
描写的には結構男性向きだとも思うんだけどねえ・・・



594:保守小ネタ
11/06/10 20:42:34.15 TWR17n54
■男体盛り焼き肉ディナー■

あるところに、愛し合う若い男女がいました。
どちらも由緒正しき高貴な家柄の出で、幼少からの許婚です。
お似合いの紳士と令嬢だと、社交界でも評判でした。
二人は清く爽やかな交際を続けていました。

紳士は威厳を持った聡明な人物です。
さらに大変な美食家でもありました。
美味のためならば金に糸目をつけません。
また、料理の腕前は一流の料理人にも引けを取りませんでした。

愛しい令嬢にあらゆるご馳走を振る舞うことが、彼の喜びでした。

ある日のこと。
令嬢は紳士から晩餐会に招待されました。
「君だけの為に特別なディナーを用意しました。今まで誰にも出したことのない料理です」
招待状にはそう書かれていました。
食通の彼が今度はどんな珍味を提供してくれるのかと、期待に胸が膨らみます。

婚約者のお屋敷に到着すると、令嬢は執事に食堂まで通されました。
しかし、いつもは笑顔で出迎えてくれるはずの紳士が、今夜はいません。
令嬢は怪訝に思いましたが、晩餐会は主人不在のまま始められてしまいました。

次々に上質の料理が運びこまれます。
食前酒、前菜、スープ、パン、魚料理、肉料理、冷菓。
順調に献立を消化して行くものの、いっこうに紳士の姿は見えません。
執事に所在を尋ねてみても、何も答えてくれません。
独りぼっちのディナーに、令嬢は寂しさを禁じえませんでした。

次は、二番目の肉料理の番です。

「!?」
給仕二人がかりで食卓に並べられた「それ」に、令嬢は絶句しました。
肉を盛り付けている皿が生きていたのです―なんと、裸の人間の男性なのです。
それも、自分の婚約者だったのです。

驚きのあまり、思わず令嬢は席を立ってしまいました。
婚約者の肌を見るのはおろか、異性の肌を見るのも初めてなのです。

595:保守小ネタ
11/06/10 20:45:02.86 TWR17n54
「君さえ嫌でなければ、席に着いて欲しい。……もちろん、このまま帰ってくれても構わない」
食卓に横たわった紳士は静かに言いました。
令嬢は躊躇いがちに席に戻ります。
長い時間をかけて築き上げて来た信頼関係が、そうさせたのです。

令嬢は、改めて眼前の紳士の姿を見ました。
筋骨の凹凸がはっきりとした、張りのある若々しい体躯です。
ところどころ汗が光っています。
極上の焼き肉が、筋肉群の構造、流れに従って配置されています。
まるで、完成された一つの美術品のようです。
官能的ですらありました。

「さあ、召し上がれ」
「……いただきます」
恐る恐る、慎重に。
食器によって皮膚を傷付けてしまわないように、そっと赤い肉を掬います。
「あっ、んふぅ」
逞しい胸筋の上に位置する突起を、匙が掠めたとき、生きた皿が悶えました。

口に押し込むと、それは絶品でした。
香ばしく、塩味がよく効いています。
一切れ一切れに、旨味が見事に凝縮されているのです。

「なんだか、あなた自身を食べているみたい」
今の二人は捕食者と被食者の関係にありました。
彼の生殺与奪の権を、令嬢が一手に握っているかのようです。
令嬢はこの状況に、倒錯的な興奮を覚えていました。

息を切らしながら紳士が呟きます。
「もし、食べて貰えなかったらどうしようかと、不安だった」
これが、彼なりの不器用な愛情表現なのです。
令嬢に数多のグルメを振る舞ううちに、満腹になった彼女の笑顔を見ているうちに。
いつしか、自分のことも美味しく食べて欲しいと、考えるようになったのです。
歪かつ純粋な愛の形です。
今夜のディナーは、「愛情を確認する儀式」とも言える作業だったのです。

ナプキンで口元を拭いながら、令嬢は照れ臭そうに聞きました。
「ねえ、これも食べていい?」
濃厚な肉汁の滲んだ極太ソーセージを、フォークでチクチクとつつきます。
「もちろん。今夜のメインディッシュなんだ」
紳士ははにかんで、そう答えました。

後に二人はめでたく結婚し、幸せな家庭を築きました。

FIN.
ソフト男ヤンデレを目指した。

596:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/10 23:11:44.31 jKB2IEiL

フォークで刺すなw

597:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/11 00:36:33.02 rBlVwky4
ヤンデレってか変態だー!w

598:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/11 00:56:02.19 AV8xU7x6
正に変態という名の紳士だなw

599:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/11 10:57:49.78 3dh/mGcU
でもコレ令嬢も素質あると思うんだけどw
変態同士幸せな家庭を築きそうだ

600:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/11 12:57:20.64 oTKYKeAU
デレデレですね。

でも、こう言うのも好き。

601:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/11 16:44:31.57 bPHJ2HhB
大変変態だーーーーーww
カミングアウトがうまくいった素敵な例ですね、わかります。
後日令嬢が素敵な男性をみたら
君の皿は僕だけだっとか嫉妬丸出しで呟きそうだなw

602:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/12 23:48:39.18 SzxsQW91
フォークでチクチクに思わず吹いた
面白かったw

603:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/13 04:53:11.50 ieTO+LNz
まあ、男ヤンデレは性的にも全力で変態な位で丁度良い

604:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/14 18:46:11.17 o8T4VGSy
>>594-595
この二人は間違いなくいい変態夫婦になるww



そんな面白いネタの後で申し訳ないけど
師匠と弟子少女のお仕置き編を少々書いたので投下しにきました。
まだお仕置き全部は書き終わってないんだけど、ねちねち長くなりそうだからとりあえず一区切りまで。

剃るとかの辱しめ系がちょっとあるので
苦手な方は、師匠と弟子少女をNGでお願いします

605:師匠と弟子少女 お仕置き編
11/06/14 18:48:30.80 o8T4VGSy
 今朝は、珍しくヴァナが起きるのが遅かった。
 階段を下りてきた彼女に訳を聞いてみれば、別に寝坊したわけではなく、探し物をしていたという。

「その……リボンが見当たらなくて」
「リボンならしてるじゃないか」

 髪を結っている白いそれを指すと、俯きがちにふるふると首を振る。

「これじゃないの。クリーム色で、白い水玉模様が入ってて、レースがついた……」
「ああ……最近よく着けていたやつか。僕には、あれを買ってあげた覚えはないが」

 僕が声を低くしたことに気づき、ヴァナはハッとして顔を上げ、こちらを見つめて誤魔化すように笑った。

「あれは貰った物で……かわいかったから、気に入ってたの」
「誰に貰った物なんだい?」
「お友達!」
「何さん?」

 名前まで訊かれるとは思わなかったのか、わずかに彼女の目が泳ぐ。

「えっ……とね、ミューちゃんだよ」

 ミューちゃん、というのはこの子の数少ない友達だ。
 賢く礼儀正しい子で、小さい頃から仲良く遊んでいるのを何度も見かけている……だから。
 そのミューちゃんに貰った物なら、貰ったその日にすぐ報告してくることも、
一度「お友達」と誤魔化したりせず、「ミューちゃんに貰った」とはっきり言うことも、よく知っている。

「へぇ、ミューちゃんにね……そう、分かった。とりあえず朝御飯にしようか」
「作ってくれたの!?」
「ああ、君も遅かったしたまにはね。早く食べて元気を出しなさい」
「うん……ありがとう、師匠!」

 ぽん、と軽く叩くように頭を撫でてやると、ヴァナは僕が怒っていないと思い安心したらしく、表情を綻ばせた。

「今日も出掛けるのかい」
「うん、ちょっとね」
「そう。僕も仕事があるから昼間は少しいないけど、ちゃんと門限は守るように」
「はーい、分かってます」

 食卓に着いてサンドイッチをかじるヴァナの笑顔は、どう見ても浮かれている。
 「どうしてそんなに嬉しそうなんだい」と訊ねてみても良かったが、止めておいた。
 どうせすぐに判ることだし、いま根掘り葉堀り訊いて妙な不安感を抱かせてもいけない。

「ヴァナ、じゃあ行ってくるから。良い子でいるんだよ」
「もー、師匠。私、そんなに子供じゃないって言ってるでしょ」
「子供じゃなくても心配なんだよ」

 玄関先まで見送りについてくるヴァナの頬を掌で包むと、彼女は少し不満そうに唇を尖らせた。

606:師匠と弟子少女 お仕置き編
11/06/14 18:50:36.33 o8T4VGSy
 常日頃から栄養には気をつけていたおかげか、ふっくらしたその唇は健康的で血色も良く、触れたらさぞかし柔らかいだろう。
 早く毎朝毎晩それを啄み味わってみたいものだが、まだそれには早いと自制して何年になるだろう。
 しかしそれもあと少しの我慢なのだ。それを待ち遠しく思いながら、
一つの荒れもなくなめらかな額にキスをして家を出る。

「いってらっしゃい、師匠」

 キスされた額に幸せそうに触れてから、頬を染め手を振るヴァナの青い髪が、太陽の光を浴び輝いて見えた。
 僕は彼女に微笑んで、小さく手を振り返した後、着ているジャケットの胸ポケットから携帯端末を取り出す。

「―目を離すなよ」

 端末の向こうで部下が返事をしたら通話を終了し、画面を切り替えて、今度は地図の中心に明滅する赤い点を確認。

「感度は良好だな」

 独りごちて、端末を再びポケットへ押し込んだ。
 待たせておいた車に乗り込んだところで、先ほど仕舞った端末が今度は着信したため仕方なく出る―
父から仕事の連絡ついでに、「まだ結婚しないのか」と小言を食らった。

「心配しなくても、もうすぐ連れて帰りますよ」

 ため息混じりに言う。喜んだ父が、何処の令嬢か、名前は何だと矢継ぎ早に訊いてきたが、答えずに切った。
 端末を握ったまま、長く息を吐く。
 あの子の家は僕の所だけ。僕が名前をあげて、何年もかけて大切に育ててきた。
 だからヴァナは僕のことが誰よりも大好きだ。大好きなら妻になるのも当然というもの。
 僕は再び端末へ目をやり、画面に映る点の動きを確認しながら、車の窓から覗く街並みを眺める。
 本当は仕事に行くには少し早い時間なのだが、野暮用があるから丁度良いだろう。

「―師匠」

 仕事帰り、人込みの中でヴァナを見つけた。目立つからすぐに判る。
 振り向いた彼女は驚いた顔をしていたが、どこか虚ろで元気がなかった。

「なんでここに? お仕事、終わったの?」
「早く帰らないとヴァナが寂しがって泣いちゃうからね」
「もう泣かないやい」

 ヴァナは小走りで近づいてきて、僕の着ていたジャケットの下の白いカッターシャツをぎゅっと掴むと、頬を擦り寄せる。
 一緒に暮らし始めた頃には、仕事に行こうとする度に「行かないで」と泣きつかれたのを思い出した。

「どうしたんだい? 元気がないね」
「……」



607:師匠と弟子少女 お仕置き編
11/06/14 18:53:22.35 o8T4VGSy
 ヴァナは僕の問いに、「何でもない」と首を振って弱々しく笑う。

「そう。じゃ、ここで何をしてたんだい」
「それは……その」

 言葉に詰まる様子を見て笑いたいのを堪えながら、はっきり言ってやった。

「また誰かがいなくなったのかな」

 びくりと、ヴァナの肩が震える。

「し……師匠は、何でもお見通しだね」
「お見通しというか、君のそういう顔を見るのは初めてじゃないから」

 まぁ、本当に何もかもお見通しと言っても過言じゃないんだが。
 僕がそんなことを考えているとは知る由もないであろうヴァナは、不思議そうに此方を見上げてくる。
 心なしか不安げなその瞳を見ると、思わず抱き締めて口づけたくなるが、そういう訳にもいかない。
 とりあえず手を繋ぐだけで我慢しつつ家へ帰ることにした。

 ヴァナを居間のソファに座らせ、落ち着かせるために温かい紅茶を淹れた。
 彼女はそのカップに触れる前に僕の手を引っ張り、隣に来て欲しいとねだるので
僕はわざとらしく、やれやれと呆れたような素振りで座ってみせる。

「で、何さんがいなくなったのかな」
「……それは」

 どう言えばバレないのか、叱られないのか悩んでいるのだろう。
 その曖昧な態度を見て、僕は今思い出した―そんな風に装って言う。

「ああ、ごめんね。言えないよね」

 そして彼女の耳元へ唇を寄せ、囁く。

「だって、言ったら君が約束を破ったことがバレるもんね?」
「えっ……」

 かかる息がくすぐったいのか瞼をぎゅっと閉じて、こちらを見ずにヴァナは聞き返してきた。

「そ、それは、どういう意味……?」
「そんなもの、君が一番よく分かっている筈じゃないのかい。『師匠は何でもお見通し』って言ったくらいだから」

 言いながら、僕はヴァナを抱き上げる。
 風呂に行くのを察した彼女が、床に落ちてでも僕から離れようとするがそれは無駄なことだ。

「待って師匠、話を聞いてっ」
「聞く必要はない。なんであれ約束を破ったのには違いないからね」

 「約束を破った」と言うとヴァナは悲しげな目をして黙ってしまう。
 師であり、ただ一人の家族でもある僕の言ったことを守らなかった、その罪悪感が彼女を無抵抗にさせるのだ。
 そうして大人しくなったヴァナを裸にして風呂へ連れ込んだ。



608:師匠と弟子少女 お仕置き編
11/06/14 18:56:28.96 o8T4VGSy
「―さて、ここでひとつ質問だ。約束を破ったらどうなると思う?」

 髪を洗ったところでこちらを向かせて訊いてみたが、ヴァナは答えない。
ただ、彼女の怯えた目は、どうなるか分かっていると言っている。

「君がどんなに悪い子だったかはその態度で分かるけど……詳しく訊くのは後の楽しみにしようね」

 僕と目を合わせたがらないヴァナの、胸を隠すように組まれたその手を掴んで引き寄せ、その体を背中から抱き締めた。

「とりあえず、君は僕に隠れて男に会っていたんだから、これも丹念にやらないとね」
「んっ!」

 柔らかく豊かな乳房を指でなぞると、小さく肩が震える。昔はくすぐったがるばかりだったが、今や随分と敏感になった。
 それは、彼女が幼かった頃のことを思えば背徳感があるが、自分の苦労を思えば何とも言えない幸福感がある。

「師匠、ごめ、なさ……ぁぁっ……」

 ヴァナの言葉は途中で吐息になって聞こえなかった。
 石鹸をたっぷり手に塗って、硬くなった薄桃色の乳頭を指先で摘まんだり、
乳房へ埋めるように押し込んだりと、彼女の体を弄っていたせいだが。

「奇麗にしてあげる」

 首筋、耳元、胸から括れ、腰から太もも、足……あらゆる場所へ丁寧に掌を滑らせる。
 顔を覗き込むと頬が紅潮しており、細められた瞼の奥の瞳は蕩けるように潤んでいた。いつの間に、これほど感じやすくなったのやら。

「ししょ……師匠っ」
「なんだい」

 ヴァナを愛撫している僕の手に、その彼女の手がそっと触れた。

「は、やくっ……」

 ヴァナは、いつものように外陰を弄って欲しいのだろう。

「早く、なんだい?」
「い、いつもみたいに……して……」
「いつもみたいに何をするの」
「うぅぅ……」

 僕の問いにヴァナは唇を噛んで小さく唸る。
 未だに上手く言えないのは、彼女が教科書で得た性交に関する知識と、今していることが合致していないし、
自分が欲しいものがいわゆる絶頂だということも、よく分かっていないから。どう言えば伝わるのか分からないのだ。

「あと1年もすれば成人だって言うのに、おねだりも上手に出来ないとはね」
「ごめんなさい……」

 大げさにため息をつくと、ヴァナは少ししょんぼりしてしまった。
もちろん本気ではないし、気にしなくともいいんだよ。別にヴァナが悪い訳ではないから。


609:師匠と弟子少女 お仕置き編
11/06/14 18:58:49.32 o8T4VGSy
「まぁ、このくらい謝ることでもないさ。出来ないならこれから覚えればいいしね」

 僕が敢えて言葉では何も教えずに、消毒やお仕置きと言って、愛撫や軽い絶頂の感覚を教えてやるだけにしてきたことが原因だものな。
いつも、ねだらなくても気持ち良くしてあげていたし……それに、おねだりが出来たところで、
今日はお仕置きなのだから、あまり関係がない。

 ヴァナから手を離し、用意しておいた剃刀を手に取る。

「師匠?」
「ああ、立たなくていい。座って」

 ヴァナは黙ってその場に膝を抱えるように座り込んだ。が、

「そうじゃない。足を開いてごらん」
「えっ、で、でも、師匠……」
「いいから開くんだ」

 語気を強めるとヴァナも観念して、おずおずと付け根から足を開く。
薄く外陰を覆う陰毛に隠れて、奇麗なピンク色をした深い割れ目が見てとれる。
 誰にも、何にも侵入を許していないそこは、まだ僅かに開いて見える程度だが、じんわりと濡れているようだ。
 中に指が入らないように気をつけながら、ゆっくり割れ目をなぞり愛液を確かめると、ヴァナの腰や足が跳ねる。

「ひゃっ、あ! 何するのっ……!?」

 なぞった指が愛液でねばつくのを見てから、何も言わずに陰毛の生えた部分へクリームを塗り始めた僕に、ヴァナが不安を露にする。

「ねぇヴァナ。今なにをしているか、分かっているよね?」
「お、お仕置き?」
「そう、お仕置き。だから今日は、君にたくさん恥ずかしいことをするんだよ」
「!?」

 そのままクリームを塗ったところへ剃刀を這わせる。ヴァナの瞳が恐怖で揺れたのが分かった。

「やっ……いやっ、師匠!」
「ほら、動くと危ないよ……切っちゃうかも知れないじゃないか」

 言った途端に僕の手を押さえようとした彼女の手が止まり、泣き出しそうな目でじっと剃刀の動きを見つめるだけになった。
 剃刀を上下に、そっと滑らせる度に、クリームと一緒にその毛がなくなってゆく感触がする。

「いやぁ……そんなとこ……やだ、師匠、やめてぇ……」
「おや、どうして嫌なんだい」

 訊きながらも、剃刀を持つ手は止めない。まだ安心させてやるつもりは毛頭ないよ。

「こんなのやだ……恥ずかしい……っ」

 見れば、ヴァナはもう涙を滲ませていた。

610:師匠と弟子少女 お仕置き編
11/06/14 19:04:10.46 o8T4VGSy
「ん? 言ったよね。恥ずかしいこと、たくさんするって。
これはお仕置きなんだよ、ヴァナ。君には拒否することなんて出来ない、そうだろう?」

 あざといほど悲しげな風を装って彼女の頬を撫でる。

「ねぇ? 君は僕の信頼を裏切ったんだからさ。仕方ないよね?」
「ごめんなさい、もうしないから、だから許して……」

 ヴァナが瞼を強く閉じて頭を振った時、遂にその目尻から涙が零れた。
 それを指の背で拭ってあげたのは良いけれども、もしや僕の笑顔は彼女に判るほど歪んではいないだろうか。
 ……君の笑顔も怒った顔も可愛くて好きだよ。でも、今日の君の表情はそれよりもずっと、特別に可愛いんだ。
 どうしてだろうねぇ?

「謝っても駄目。信じてあげたいけど、今日ばかりは信じないよ。君は嘘つきだ」

 言って、剃毛を再開する。そろそろ前が奇麗になるか。確かめるために撫でてみると、
きめ細かく皮膚の薄いその部分は驚くほどすべすべして気持ち良い触り心地だった。
 せっかくだし舐めてあげたらもっと面白いと思ったけど、今はやめておく。とりあえず次はその下も奇麗にしてあげよう。

「ま、まだ、お仕置きするの?」
「勿論、簡単には許さないよ。ここに横になってごらん」

 お仕置きなんだから床に直接寝かせてもいいかとは思ったが、
ぶつかる痛みで快感や恥辱以外に意識が行き過ぎてもいけないので、
一応適当なマットを敷いて仰向けにさせた。
 それから両足を持ち上げさせようとしたが、ヴァナは恥ずかしがって素直に言うことを聞かない。

「ヴァナほら、早く」

 仕方がないので、まずは僕がヴァナの両足を持ち上げ、赤子のおむつ替えでもするかのような恰好にさせてやる。

「ひぃっ! いやっ、師匠ぉっ、いやぁっ!」
「全部奇麗に剃るんだよ。おとなしく言うことを聞きなさい」

 可愛い顔を歪ませて、嫌だと首を振るヴァナの手を片方ずつ掴み、右と左それぞれの足を膝から抱えさせた。
やめてとは言うものの、それ以上の抵抗はない。賢明な子で良かった。

「こんな恰好やだよぉ……」
「どうして」
「だって師匠に、そんなとこ……っ」

 ヴァナは羞恥で頬が真っ赤になっている。十代ももうすぐ終わりだというのに、こんな体勢にされては当たり前だろうけれども。

611:師匠と弟子少女 お仕置き編
11/06/14 19:10:38.32 o8T4VGSy

「へぇ。恥ずかしいのかい? いつも洗ってあげてるし、気持ちよくだってしてあげてるのに?」
「でっ、でも、見られたこと、ない!」
「ああ、そうだね、見たことはなかったね」

 言ったところで剃毛を終えて、丸見えの割れ目を上から下へなぞる。
 不思議だと思った。最初に洗うついでに愛撫してから剃毛を始めたわけだが、
時間が経っているのに愛液が乾く様子がない。
 まだ絶頂させていない訳だから、そろそろ冷静になって、これの分泌が止まってもおかしくないと思うのだ。
 なのに止まるどころか先程よりも溢れてきている。そんなに愛撫が良かったのか、それとも。

「師匠だめっ、そこ、もうだめっ」
「何が駄目?」
「わ、分かんない……師匠がそこ触ると、お腹の下の方が、きゅうってなるっ」

 なぞってばかりではつまらないので、割れ目の中ではなく
あえて陰唇にぐりぐりと指を埋めるようにしてみると、ヴァナの腰が悩ましげにくねる。
 「嫌」でなく「もうだめ」と言う辺り、本当はもっと触って欲しいのだろうな。ただ理性が飛ぶのが不安なだけで。

「ヴァナは自分でここを見たことがあるかい? いやらしいよね? 僕に見られて、触られて、ヒクヒクしてるんだよ」

 ヴァナは膣への入口を、快感が得られるところとしてはっきり意識し始めたばかりであろうに、
わざと彼女が恥ずかしがるようなことを言って、残ったクリームはシャワーで洗い流してやる。
勿論、割れ目や外陰も良く流した。ここは常にひときわ、清潔にしておかないといけないという大義名分のもと。

「ぁっ! ぁ―っ!」

 すでにクリームは全て流れていたが、シャワーを当て続ける。敏感なところへ継続的に襲ってくる刺激に、
ヴァナは掠れた声を漏らして、逃れられないと分かっている筈なのに、逃げ場を探すかのように頭を振る。

「随分いやらしい顔してるね? ……恥ずかしいお仕置きがそんなに気持ち良いの?」
「ち、違うっ」
「今までのお仕置きが気持ち良かったんなら、もっと恥ずかしいことしなきゃ反省出来ないよね」
「うぅぅ……!」



612:師匠と弟子少女 お仕置き編
11/06/14 19:14:49.19 o8T4VGSy
 ヴァナは潤んだ目を細めてこちらを見つめる。とろりと、新しい愛液が溢れ落ちた。
 ああ、やはりそうだ。君は辱しめられて悦んでいる。嬉しい限りだよ、僕の思う通りに体が変わっていってくれて。
 いや、もしかすると変わってなんかいなくて、元からこういう性質だったのかも知れない。そう思うと背筋がぞくぞくしてくる。
 君がそんな趣味なら、これもお仕置きにはならないね。それなら……もっと、恥ずかしいことをしてあげなくちゃ。
 僕は、お仕置きの仕方を予定と少し変えることにした。

613:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/14 19:19:02.47 o8T4VGSy
とりあえず今回はここまでです……
師匠はこれから、お仕置きしつつ約束破って何をしてたかを訊くんですが
それはもう少しお待ち下さい。

続き期待してくれる方がいるのに途中までで申し訳ない。

614:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/14 20:04:39.24 tNyy3mrJ
>>613
続き待ってた!超GJ!!
ヴァナたんがかわいすぎてやべぇ

615:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/14 20:48:06.07 E+KWtChA
>>613
師匠来たー!!!

616:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/16 19:38:46.75 oUqQL1tU
>>613
乙!!
ヴァナたん可愛いすぐる
師匠の変態っぷりに超期待

617: 忍法帖【Lv=6,xxxP】
11/06/18 17:00:53.13 Njob25xo
超GJ!!
師匠におあずけという放置プレイかまされながらじれじれして
ヴァナたんの秘密聞けるのまってるよ!

618:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/18 22:21:57.11 tQ47rq0t
青い硝子玉のような無垢な瞳 君はいつだって僕を見ているし 僕もいつだって君を見ている

ああ、あまりに素直に、美しく汚れないから
僕はつらいほどに切なく、苦しいほどに嬉しくなる

僕は君を傷つけ、破滅していきたい
僕のこの思いを知ったら、君はどう思うだろうか

ただ何も言わず微笑んでくれるだろうか
君の口からなら罵る言葉さえ、真珠のように美しいだろう

口付けを交わすように、君の顔に左手を添える
そして親指を君の眼窩へと ぐいと押し込むのだ
不意に力強く、躊躇いもなく、穴を穿つように

それはどんな感触だろうか、ゼリィのようだろうか
僕は歓喜に打ち震えながら、淫猥に掻き混ぜ、その血のぬるみを味わうのだ

君はどんな声をあげるのだろうか
潰された目から、辰砂のように赤い涙を流して
痛い痛い、と叫ぶのだろうか

幾度交わしたか忘れるほどの 口づけの中で僕が狂おしいほどの
飢餓を思っていたことを君は知らない

君のその泣き叫ぶ声を飲み込むように、今、僕は願いを果たし、
君の舌を噛み千切る 口紅を味わうように、唇に食らいつく

ああ、ああ、それは どんなに幸福なんだろう
貪欲で意地汚い犬のように、欲望が満たすのは

君の桜色に染まる頬も、僕は憧れていた それは舌が蕩けるほどに旨いに違いない
僕はきっと癒され、幼子のように泣くだろう

君の柔らかな耳朶はどうだろうか
頬に触れる僕の唇を這い上げて歯を立てたい

いつもタルトのように甘い言葉を 囁いてきた君の左耳に僕の 本当の想いを聞かせたい
偽りは無かったけれど 秘密は幾つも有った

ああ、君は僕をどう思うのだろうか たぶん憎悪か恐怖なのだろう
僕が君を終演に至る苦痛へと誘うように 君が望むなら壊してくれても構わない
君が望むままに、僕を壊してくれても構わない

っていうサイレントヒル3の謎解き用の文章が気に入った

619:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/20 01:51:50.16 cFZD44bu
静岡パネェ
萌えたぎったわ

620: 忍法帖【Lv=7,xxxP】
11/06/20 07:40:59.83 Ws2bNJv4
文章まんま転載は著作権的にちょっとというかアウツ・・・・!!

621:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/20 15:27:15.87 N0F2NR84
ちょっと考えが足りなかったな
すまん

622:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/21 00:34:21.95 lp7Q/Rp3
>>619
静岡ってなに?

623:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/21 04:07:03.44 8aq0r0p1
サイレントヒルの事だろ
サイレント→静か+ヒル→丘(岡)で静岡

624:名無しさん@自治スレで設定変更議論中
11/06/24 23:13:28.34 utqflike
ヤンデレ男に酷くて鬼畜でエロいお仕置きを受ける女の子に萌える

625:名無しさん@ピンキー
11/07/02 09:16:24.94 a2wTX04I
保守

626:名無しさん@ピンキー
11/07/12 01:18:08.65 DbJbv6kD
原作未読だけど、アニメ版「GOSICK」は男ヤンデレが多かったなぁ…
どいつもこいつも長期間特定の相手に執着しやがって……

627:名無しさん@ピンキー
11/07/14 15:57:24.61 R+9nnSHO
>>626
中々良かったよね


しかし投下が途絶えて哀しい……

628:名無しさん@ピンキー
11/07/14 19:43:01.51 YjEPGACl
気長にまとうぜ

最近した妄想(ホモネタ注意)




ヒロインは大学で同じクラスをとりサークルも一緒な男に惹かれ
仲良くなり告白するが実は俺はホモだと言って断られる
しかし諦めきれなくて友達としての関係は続く
ある日男が俺の事本気で好き?って聞くので男の為なら何でも出来るというと
男が好きな先輩がヒロインが一晩付き合ったら男とも付き合ってくれるという
ヒロインはショックをうけながらも好きな男の為に先輩と……
しかし先輩は本当にヒロインの事が好きだったので
土壇場で男の名前を呼ぶヒロインに何もできない
男は本当は別にホモでもなんでもなく
先輩とは義兄弟で先輩が大嫌いだったが
先輩がヒロインのことを好きとしり接近したら好かれたので
ヒロインをだしに先輩を苦しめたくて
先輩が鬼畜かの如くヒロインに吹き込み
先輩にはヒロインに鬼畜に振る舞わないと
別の男にまわさせるからいいよ(ヒロインはどっちを信じると思う?)とかいって脅していた
そして慕ってくれるヒロインを愛人をやっていた母などのように信用できない
好きと言っておきながら最後には裏切るんだと
先輩に嫌がらせしながらもある意味ヒロインがどれだけひどいことをされても
自分のことを好きでいてくれるかと試しながらヤンデレってる話とかはダメか

629:名無しさん@ピンキー
11/07/14 20:23:05.72 3OpBkSYf
801厳禁では

630:名無しさん@ピンキー
11/07/14 22:32:09.06 YjEPGACl
あスマン
男がホモっていうのは
ヒロインの事を絶対好きにならないという嘘で
本当の801ではないからいいのかと思ってしまった
本当にスマン……

631:名無しさん@ピンキー
11/07/14 23:22:36.47 3OpBkSYf
>>630
あ、いやなんかこっちこそすまん

632:名無しさん@ピンキー
11/07/16 04:51:39.92 c+o2kpiw
やっぱり鬼畜なヤンデレ男は良いな
女性をしっかり性的に虐めてくれるしw

633: 忍法帖【Lv=12,xxxPT】
11/07/18 14:23:10.43 3llO9V/q
保守。

634:名無しさん@ピンキー
11/07/22 21:03:35.98 Yj2OIP14
ベタだが他の男と好きな女が喋ってるのを見て
ビッチと罵るとかそういうシチュが好き

635:名無しさん@ピンキー
11/07/23 00:48:48.06 Gaw0LaG/
昔、風の悪戯でパンチラしちゃった女の子を見てビッチ扱いした小説があったと思うが
あれはかなりヤンデレてたと思う

636: 忍法帖【Lv=17,xxxPT】
11/07/26 01:02:08.31 pe1FMLXA
>>474なんだが始まりの部分が書けたので3レス投下する。
次回からヤンデレになる予定です。
ヤンデレ成分はなりかけの薄めでスマン。

637:Look at me.1
11/07/26 01:03:06.62 pe1FMLXA
 久野木瞳子(くのぎとうこ)は会社でお局様というかバリバリのキャリアウーマンというか。
 いわゆる仕事一筋で生きて来たんだろう。
 まだ処女だろこの女という程堅苦しく地味で化粧も薄化粧。
 髪の毛も一度も染めたことなさそうな長い黒髪を、地味なバンスで一纏めにし、服装も不可も可もなくフォーマルなパンツスーツ姿だ。
 仕事を頼む態度も「これ、まとめてくれる?志藤君」とそっけなく。
 かといってわからないことがあり質問すると、意外と嫌がりもせず答えてくれるが。
 それまたあっさりと要点を押さえた説明で紋切り型なので、とっつきづらい。
 まぁ仕事だけならやりやすいと言えばやりやすいタイプの、性的な雰囲気を相手に与えない……簡単に言うと女だという事を武器にしない女上司だった。
 反対に、志藤悠真(しとうゆうま)いわゆる俺は、学生時代の勉強からそうだったが仕事はそれなりに適当にやってもそれ以上の成果をだし。
 性格も特に熱くもなくクールでもなく普通だったが、外見がすこぶる良かったせいで女には無駄にモテた。
 外見を飾るのも嫌いじゃない。女とそれなりに遊ぶのも。
 そんな会社では華やかな部類に入るオレが、彼女……主任の事を何となく気にしていたのは。
 普通の女なら俺の関心を引くのに躍起になるが、主任は俺の魅力に全く興味がなかったからだ。
 いや、なんというか俺に興味のない女はそれはいたけど。
 彼女は、俺だけになくそのほかの人間にも平等に興味がないようだった。
 それが気になった。

 そんなある日、それなりに順調に仕事をこなしていた俺が、信じられないようなミスをした。
 自分でも信じられないような凡ミス。
 しかしそのミスはすぐに気が付けば、自分の中だけで取り返しのつくものだったのに。
 いろんな要因が重なって気づくのが遅くなり。気が付いた時にはもう取引先相手に迷惑をかけるような状態になっていた。
 初めはミスを隠すか……と一瞬頭をかすめてしまう。何事もそつなくこなしてきた俺は初めての失敗に動揺していた。がそれは一瞬の気の迷いでなんとか立て直す。
 俺は俺の出来る精一杯を考え速やかに動く。意外と俺は熱い男だったようだ。
 そんな時、主任はそのミスを挽回するために一緒に取引先にあやまりに行ってくれたり、しなくてもいい残業に付き合ってくれたりと、普段は意識しない上司っぷりを見せ付けた

 そして全てが終わった後に意外にもご飯おごるからといってラーメン屋に付き合わされる。
 普段なら会社の上司と個人的に飲むなんてしないんだが。
 その日は俺はあっさりと言われるままついて行った。
 向こうもらしくないが、俺もらしくなかった。


 主任の行きつけのラーメン屋はオススメは豚骨だったので俺も同じものをたのむ。
 確かにうまい。
「まぁ新人のうちにミスするだけして何があっても対応できる図太さを身につけなさいよ。
 ミスして許されるのは新人のうちだけなんだから……まぁ同じ事だけは繰り返さないようにね」
 ずるずるとラーメンを啜り、眼鏡を曇らせる彼女に言われた。
 そしてその時気がついた、俺は主任から怒られてないと。
「怒らないんですか?」
 すごく不思議に思って尋ねると。
「怒られたいの?」
 主任は普段は見せない親しみやすい苦笑いをする。
「貴方は思っていたより……というか言わなくてもちゃんと反省してたみたいだし
 きちんと何が悪いか理解して謝ったでしょ?
 怒らないでも十分にわかってるタイプだと思ったから
 正直いって……こんな事なければ、次の日から会社来なくなるタイプだと思ってたんだけどね」
 普通なら不愉快になるような俺の評価。
 それはするりと俺のなかに浸透して行く……程には彼女を受け入れたようだった。


638:Look at me.1-2
11/07/26 01:03:51.55 pe1FMLXA

「意外と人の事見てるんですね、主任」
「……まぁ子育てしたから何となくは」
「え? 子供いるんですか」
「妹よ。私を何歳だと思ってるの」

 あまり興味がなかったんで、主任の正確な年齢は知らなかったが。
 30中盤ぐらいだと勝手に思っていた。けれど今年で29歳らしい7歳上か。
 地味な服装と、落ち着いた雰囲気が主任を思いの外老けさせて見せたらしい。
 年齢を説明した後。「あ、そうか居てもおかしくないわね」と主任は思い直して苦笑する。
 そして「社会人になったらあっというまだから年なんて忘れるわ」とさらに破顔した。
 その顔は思いの他、若かった……若いだけじゃなく。
 初めて見る主任のプライベートな表情に、俺は奇妙な気分になった。
 まったくもって説明がつかない。

 ―そしてさらに奇妙な気持ちになるのはこれからだった。

「主任、妹さんいるんですか?」
 俺はこの台詞を、微妙な年齢の女性に年の話題を振ってしまったことを誤魔化したくて、何となく口にしただけだった。
 この時、この言葉を言わなければ、俺にとって彼女は尊敬出来る上司のままだっただろうか。
 少なくともこの台詞は俺の……彼女との関係の分岐点だった。

>「うん! そうなのすっっっごく可愛いんだよ!美人さんなのっ!」

 ……誰だこれは。
 いきなりの彼女のテンションの変わりように俺は怯んだ。箸を取り落とす。
 まるで花を飛ばしたかのような……彼女の顔が生き生きと輝く、まぶしくて直視できない。
 その表情だけで別人のようだった。
「写真見る!?この前とったばっかりなんだ~」
 ここでやっと俺の態度がおかしいとに気がついたようだ……しかし、主任はそれを読み違えた。
「あーこんな私の妹だからって嘘だと思ってるでしょ!本当に可愛いんだから本当に今見せるね」
 主任、酒飲んでない、よな?
 その表情はどんなに不細工な赤ちゃんでも孫なら無条件に可愛いと愛す。じじばばバカそのもので。
 必至になってバックから取り出した、主任の趣味とは思えない派手なブランド物の写真入れに入れた写真を見せてくれる。
 正直期待してなかった。
 こういうテンションの…というか女が女を褒めるときというのは、本当だった試しがない。
 自分をよりよく見せるために、自分より少し不細工な子を褒めまくる。そんな女ばかり見てきた。
 しかし見せて貰った主任の妹は、本当にモデル並の可愛さを備えていた。
 しかし俺の目を引いたのはそれよりも……妹の隣に写った普段着の彼女だ。
「かわいい……ですね」
 思わず、自然と呟いた言葉。
 じっくりと見つめていたら、ね?と小首を傾げて、主任が俺の顔を覗き込む。

 その仕草だけで。騒がしく狭いありふれたラーメン屋の店内が、急に落ち着かないものになった。




639:Look at me.1-3
11/07/26 01:08:05.02 pe1FMLXA
 ラーメン屋の中でどれだけ話しても。
 主任自身の情報は「妹大好き」と、派手な写真入れは妹からのプレゼントという事以外は分からなかった。
 その代り俺は、主任の妹のこまかなプロフィールを暗記できるぐらい聞いてしまう。
 それから妹トークで俺に気を許し過ぎた主任は酒を飲み、飲まれ……。
 結局主任を家にまで送っていくことになる。
 千鳥足になる主任に肩を貸す。かすかに髪から香るいい匂いやら、主任の体の感触が心地よい。
 今までにこれ程、酔った女をそのまま俺の部屋に連れて行こうと思ったことはあっただろうか。
 いや。送り狼になる前に、今までの女は据え膳で向こうからホテルに誘うような女ばかりだった。
 かろうじて勝った理性を総動員し、主任を家に送っていく。
 すると、迎えに出たのは写真に写った少女が出迎えてくれた。
 ―これが、妹か。
 写真通りのモデルのような少女。しかし、俺の彼女をみた感想は「主任の妹」それだけに過ぎない。
 妹はインターフォン越しでは、胡散臭げな声のトーンだったのに、俺の顔を見ると一気に声のトーンが上がる。
 眼をきらめかせて、俺にいい印象を植え付けようという態度だ。

 俺の今まで付き合っていた女と変わらない、見慣れたありふれた態度。
 そのぶん肩によりかかっている存在が特別なものに感じて。
 彼女らしい簡素だが……妹の写真が飾ってある部屋。らしい、実にらしいなと内心笑いながら。
 主任を布団まで運んで寝かし付けると俺はお礼に飲み物でもと言われたが、もうここには用がないとばかりにあっさりと帰った。

 次の日から、俺と主任の関係は劇的に変わった。
 俺にハイテンションな状態をつい見せた事が恥ずかしいようで俺に謝った。
「いつもはこんな事無いのよ……」
 いつもなら掴み所のない冷静さしかうかがえなかった主任の声音が、表情が、柔らかいというか、可愛く聞こえる。
 それから俺は主任ばかり見ていた。
 回りの同僚に気づかれないようにこっそりと。
 そして彼女の態度は俺に対して軟化した。
 それがすごく心を浮き立たせて。彼女も時々会社で誰もいない時には、俺と仕事以外の会話をするようになった。
 ……内容は当たり前だが「妹」の事。
 俺はそれを楽しそうに相槌をうちながら聞いていた。
 しかし内心は会話の内容はどうでもよく、仕事中には見られない彼女の生き生きとした表情が楽しみだったからだ。
 次々と膨大な量の妹の話の中に混ざる、彼女のかけらを拾い集めて。
 俺は彼女に恋をしていた。
 妹を騙るように―俺の事も語って、見て欲しいと。

 いや、妹よりも俺を好きになって欲しいと、心の底から望むようになった。


続く。

640:名無しさん@ピンキー
11/07/26 02:09:59.49 C9+YNuyM
>>636-639
GJ
これは期待が高まるって言うかこの男既にヤンデレ予備軍的性格を漂わしているねw
凄く惚れてて好きなのは本当なんだろうが好きな女の都合なんて考えなさげw
きっと良いヤンデレ野郎になれるw

641:名無しさん@ピンキー
11/07/26 12:26:03.16 GPr7RP5S
GJ!
いやむしろこの女上司こそ男をヤンデレ化させる特殊スペック所持者と見た!!

チャラ×真面目な二人の性格バランスがとてつもなく自分好みだ
期待!

642:名無しさん@ピンキー
11/07/26 17:40:59.92 fVfqWRN7
こっからどう堕ちていくのか楽しみだ

643:名無しさん@ピンキー
11/07/26 17:46:40.48 0C+NXtOa
割と爽やかな始まりだけに病むのが楽しみだな
わっふるわっふる

644:名無しさん@ピンキー
11/07/27 00:32:24.36 7Q2Av8B+
この女上司さん処女なんだろうか?
三十路前の処女とかメシウマすぐるぜ

645:名無しさん@ピンキー
11/07/31 00:03:00.87 emRE2+6s
可愛らしい女の子にヤンデレて脅えさせたい

646: 忍法帖【Lv=19,xxxPT】
11/08/03 00:24:40.37 BbJXYhI7
よくドSで俺様でヒロインの事を
好きだから怯えさせて泣かせたい系のキャラを見ると
優しい系の男にトンビに油揚げされて
ヒロイン掻っ攫われてヤンデレになってしまえばいいと思う想像が働くw

647:名無しさん@ピンキー
11/08/03 01:06:11.45 wScZIIRk
>>646
展開と設定的には完璧だな
そして重要なのはそのようなヤンデレ野郎なら抜けるエロシーンをがっつり演出してくれるだろう事だw

648:名無しさん@ピンキー
11/08/04 00:33:36.74 Ii6uoC3I
好きな女を虐めるのが好きなドSヤンデレ男が
片思いの女が自分以外の男を好きになった時に
どんな反応、行動を取るかは気になるなw

649:名無しさん@ピンキー
11/08/04 13:10:40.69 IjnowZG+
だがしかしあえて此処で流れも空気も読まずにドSにも鬼畜にもなれないヤンデレも良いモンだぜ!などとを宣ってみる

酷い環境で育ったせいか、誰にも理解されず空虚に生き長らえて過ごしてきたヤンデレ男が不器用ながらも生まれて初めて人を本気で好きになった
……まではよかったが、無意識のうちにその娘に依存し今ではすっかり唯一の心のより所に。
その娘だけが唯一の希望であり生き甲斐であるからこそ幸せになって欲しいのだが
好意を伝えて踏ん切りをつける度胸も自信もなくてそうこうしてるうちにいつの間にか相手の男がいてそいつの事が憎くて憎くて堪らない。
でも一切そんなそぶりも見せず相手の男を憎み切る事も出来ないヤンデレ男は誰にも理解されず人知れず荒んでいけばいい。
気付けば無理心中じみた事まで思い詰めてしまうほど表面下では確実に壊れていってるのに性格上、それを一切露呈させないまま…遂に…………。

そんな内向的で寡黙で犯罪者予備軍というかまんま犯罪者なヤンデレ男もいいもんだなあ
と最近思う。

相手の事が本当に好きすぎてその娘だけが唯一の理解者で相手の事を考えて陰から眺めている時だけが唯一生きてる実感が湧いちゃう、
嫌われるとか長年縋って生きてきた唯一の希望を自ら断ち切るような物だと真顔で言えちゃうぐらいの
依存気質なヤンデレ野郎のが寧ろ病質的じゃないかと個人的には思っちゃう訳だが。

ドSの様に欲望の赴くままに独占的にも加虐的にも成り切れない不器用で口下手で情けないほど泥臭いヤンデレだって良いじゃないかと。


650:名無しさん@ピンキー
11/08/04 15:42:16.34 1nFR9OOI
>>649ナイス設定!
(前半まで「それ草加雅人だな」と思ったけど後半は違った)


アニメ版「これはゾンビですか?」は男主人公と美少女達の萌え作品かと思ったのに
不意打ち男ヤンデレだった……

651:名無しさん@ピンキー
11/08/04 18:45:18.00 Ii6uoC3I
>>649
あ、そういうのも良いな
女性はヤンデレ男の事を家族とか見たいに思ってるから
普通に他の男と付き合ってるとか

それでヤンデレ男は普段は表向き普通だけど
実際はぶっ壊れて行って最後に爆発みたいな

>>650
ゾンビは良いアニメだた

652:名無しさん@ピンキー
11/08/04 20:05:59.96 A5hoxNgq
>>651
反対に初めはヤンデレ男の事を好きだったが
女性はヤンデレ男の完璧すぎるそぶりの見せなさに
「私の事妹としてしか見てもらえないんだ…」と
長い間かけてヤンデレ男の事を思い切り彼氏ができた。
そしてその事を知ったときのヤンデレ男のヤンデレさとかみてみたいw

653:名無しさん@ピンキー
11/08/04 22:47:07.23 IjnowZG+
お…俺の拙すぎる垂れ流し説明が…猛者達によって素敵な妄想に進化しとる……www

因みに「草加雅人」は知らんかった…ごめん。
……違ってたら申し訳ないんだけど
555でOK?
知らなかったのでググッてみたら色々と凄まじかったので今度機会があったら見てみますwww

>>649をもっと深く掘り下げると

完全にヤンデレ化する以前にヤンデレ男は唯一の生き甲斐である女の子から告白らしき言葉を受け取るのだが
臆病で奥手過ぎたヤンデレ男は女の子が望むような返事はすぐには出せなかったものの、
このままでは絶対後悔すると思い、これまでひた隠してきた好意をそれとなく伝える事が出来た。
…………のだが女の子はその真意に気付けなかった。

その後女の子は自身の言葉など全く忘れてしまったかの様にいきなり知らない男と付き合い始め、
しかもヤンデレ男を完全にシカトするようになる。
理由も聞かされずシカトされるようになってヤンデレ男は見事に転落する。
ヤンデレ男は女の子がせめて視界にさえ入っていてくれればと言わんばかりに物影からそっとただひたすら追い縋るよう付け回すようになる。
(基本無口で感情の起伏の無い人畜無害な奴なので
手出しはしてこないが静かに女の子を付け回し始める。
付け回しだけでアクションを起こそうとしないから尾行されてる側からしたら余計に気持ち悪い)

その後耐え兼ねた女の子が遂に失踪…(ヤンデレ男は知らないが実は自殺)してしまう。
唯一の心の寄り所であり唯一の生き甲斐を完全に失ったヤンデレ男が完全に壊れてしまうんだがそっからが堪らんかった。

ある時、ひょんなきっかけでヤンデレ男は相手男には実は本当の彼女(ヤンデレ男が好きな女の子とは別の娘)がいた事を知ってしまう。
完全に追い詰められていたヤンデレ男は女の子が失踪した最大の原因は相手男による裏切りに違いないと決め付け、本気で殺してやりたい程、相手男の事を心底怨む様になる。
(実は自身も女の子を付け回し精神的に追い込んでしまった事に薄々気付いていたからこそ、責任転嫁したんだとオモ)

女の子が失踪してから何年か経ち、それでも忘れる事も出来ず、
仮に女の子が自殺していたとしても信じる事の出来ないヤンデレ男は
仕事が休みの日もただひたすらに失踪した女の子を捜し続ける毎日。
だがそんなある時、身も心もボロボロなヤンデレ男の元に相手男に確実に接触出来る一世一代の大チャンスが転がり込んでくる。
そのチャンスが転がり込んできた途端、誰にも言えず自身のキャパシティを越えてまで無理矢理に押さえて込んできた物が、積年の恨みつらみが一気に吹き出し
堪え難い程の憎悪の念に駆られたヤンデレ男は遂に相手男が本カノ(現今カノ)と歩いている所に特攻。
最終的に無差別殺人を起こしてしまう。

因みに
実はヤンデレ男が好きな女の子はヤンデレ男の事が大嫌いでヤンデレ男に告白したのも
訳あって逆らえない人物に脅迫されていたからしただけで好きでもなんでもなかった。
相手男といきなりお付き合いを始めたのもヤンデレ男を諦めさせる為に好きでもない相手男に無理矢理付き合って貰ってた……

という強烈なオチ付き……orz

俺が好きだったヤンデレ男が出て来る話をおおざっぱに説明するとこんな感じだった筈


654:650
11/08/04 23:51:03.42 1nFR9OOI
>>653 555でおk

そんでもって
>649&>653の作品名を教えるように。商業作品?

655:名無しさん@ピンキー
11/08/05 01:00:41.84 Xid+ZAat
>>654
>649&>653の作品名を教えるように。商業作品?

>お察しの通りNOT商業作品。そこそこ老舗の一次創作オンノベサイトさんに掲載されてた作品が元ネタ。
自分が通い始めたのは割と最近なんだが、かなり昔から何本もの長編や短編を手掛けていらした方なので
内容は言わずもがな面白い物が多いし全体的に手慣れてる感がやばい、何より作品数が半端ない。

もしコレが商業作品だったらもっとおおっぴらに布教したり語れたんだが、
何せ個人のフリー作品なもんだからずっと誰にも語れずにスッゲー悶々してた、こう言うのも何か変だけど聞いてくれてありがとう。

でもこういった場所に無断でのっけるのは大変恐縮というか恐れ多過ぎて。

商業ならともかく流石に止めといた方がいいよな…?

サイト名くらいならセフセフ?
此処の人達を信用してない訳じゃないけど、でもチキンな俺にはもし仮に作者様に迷惑でもかかったらと思うと……


656:名無しさん@ピンキー
11/08/05 09:11:06.08 6Stbd4e4
作者が掲示板等での紹介NGの場合もあるからなあ…
商業じゃないなら自重した方が良いんじゃない?

657:名無しさん@ピンキー
11/08/05 11:18:21.45 Xid+ZAat
>>656
解った。やっぱり申し訳ないし此処はきっちり自重しておく。
作者側の気持ちの都合ってもんもあるから
一読者が舞い上がって軽々しく布教する物じゃないよな。紹介NGって場合もあるし。商業じゃないならやっぱ自重すべきだよな。

正直、長々とだべらせもらってすまんかった。











因みに本編はライトSFで人外で超能力な話だった。


…………試しに先生でそのまま調べたら真っ先に出て来てくれて幸せになれたので、そのまんまかけたらきっと幸せなれるかと、多分。


658:名無しさん@ピンキー
11/08/05 22:44:28.79 V3El79qN
そういいながら晒して行くお前は最低だな

659:名無しさん@ピンキー
11/08/05 22:49:32.74 Xid+ZAat
まーなwww

660:名無しさん@ピンキー
11/08/05 23:00:42.96 vnkI57hJ
ヤンデレ男とヒロインは最終的に合意の上でくっついて欲しい派?
それともくっつかないor非合意派?

個人的には合意くっつく派が多そうだと思うんだが

661:名無しさん@ピンキー
11/08/05 23:06:00.45 L27c17Hx
>>652
両想いだったのに……ってのも良いよね

>>653
そんなオチならヤンデレ男は好きな女を犯しておくべきだったなw

>>660
どちらでもいける
しかしヤンデレと知りつつ両想いになってくれる女は貴重w

662:名無しさん@ピンキー
11/08/05 23:16:13.16 Xid+ZAat
>>660
もういっそのこと女もヤンデレだったらきっと同意の上で引っ付いてくれるんじゃねーの的な合意派。

でも非合意野郎の独善的なのもそれはそれでやっぱりおいしいよな。

663:名無しさん@ピンキー
11/08/06 00:26:18.29 +ZoAUD6v
女はヤンデレではなく普通かむしろ普通よりオドオドしてる位が良いかも
いやヤンデレの女の子も好きだけどw

664:名無しさん@ピンキー
11/08/06 08:56:57.44 qqAFYJ7Z
>>663
ヤンデレと純愛は紙一重という言葉がありましてね…………。
ヤンデレ同士だと……後は言わなくても解るな……?

そう思うとヤンデレ同士もそんなに悪い物じゃないぞ。
…………女の子をおどおどさせたいのならちょっち違うかもしれんが。

665:名無しさん@ピンキー
11/08/06 09:33:43.56 qqAFYJ7Z
>>661を見て、相手の男がヤンデレと知りつつも両想いになってた女っていたっけなーとか思い出してたら

真っ先に思い浮かんだのがさとみと文吾だった…………

666:名無しさん@ピンキー
11/08/06 10:08:55.62 3F8DHn5J
普通に両思い(もしくは普通に口説き落として恋人or夫婦に)
だけど、徐々にヤンデレの本性を現す男と、男の異常さに気づくが
囲い込まれて逃げ場のない女…なパターンが好きだ
女は気づいてなくて、周囲の方が男のおかしさに気づくが…
ってのもいいかも

667:名無しさん@ピンキー
11/08/06 11:13:11.15 qqAFYJ7Z
気付いた時にはもう手遅れのパターンだな

668:名無しさん@ピンキー
11/08/06 16:42:58.23 Z5qgOEo8
ヤンデレ男がハッピーエンドって、
永井のり子漫画を想像した(すげこまくんとか、みすてないでデイジーとか)

669:名無しさん@ピンキー
11/08/06 19:09:34.37 HglSM+mr
ヤンデレ男×ヤンデレ女ってデュラララのキャラを思い出すw
ヤンデレ男は首無し騎士の首に一目惚れして
なくなった首を追い求めてフラフラ放浪?してて
ヤンデレ女はそんな男がすきで
男に殺されそうになったとき首無し騎士の顔に整形して
男に身代わりにしてやるついてきたいなら勝手について来い
と言われ着いて行き騎士の頭を○してやろうとスコップ持ってる

男の姉も病んでて尚且つ弟が好きだしな


女に知られずにヤンデレで昔読んだ忘れられない話
ある純粋で汚れない可愛い三兄妹の末姫が
歳をとる度に城の中で孤立して行き召使もよそよそしく
舞踏会やら国外の外交のものには一切だしてもらえず
純粋なためにみんなに嫌われているは自分が悪いんだと自分を責めつづけ
唯一優しくしてくれる国の有力貴族であり英雄の幼なじみに
私と付き合ってると皆から貴方も嫌われてしまいますといって
遠ざけようとしてもその男だけが心のよりどころで大好き
しかし男視点から見ると姫が好きすぎて城の中で孤立するように画策
兄王には自分の邪魔をすると謀反を起こすと脅し
妹姫に本当の事を話そうとした姉姫は遠方に嫁がせ
姫のお気に入りの使用人は罪を着せて辞めさせ
使用人に姫と仲良くするとこうなると牽制
姫は自分だけのモノ……とえつに入ってる作品だった

670:名無しさん@ピンキー
11/08/06 19:27:07.85 +ZoAUD6v
>>664
まあ、ヤンデレ同士も良いよね
ただ男優位で女は男を立ててくれる系だと嬉しい

>>665-667
最後は女も男のヤバさに気付くも手遅れ
諦めつつも受け入れるとかだと個人的に最高かもw

671:名無しさん@ピンキー
11/08/08 00:18:16.05 H1BbaQ0z
ヤンデレ男に追い込まれて逃げ場がなくなった美女、美少女って萌える

672:名無しさん@ピンキー
11/08/10 04:05:31.08 wDCSoMav
ヤンデレ男にエロ酷い目にあう女の子は良いよね

673:名無しさん@ピンキー
11/08/10 04:07:45.11 wDCSoMav
sage忘れた

674:名無しさん@ピンキー
11/08/11 04:11:22.09 UfMpWz/C
やっぱり男の人が多いの?このスレって
男ヤンデレ好きだから覗いてみたら、男ヤンデレによりもヤンデレに捕われてる女の方に萌えてるという感じでビックリした
男ヤンデレに萌えるのは場違い?

675:名無しさん@ピンキー
11/08/11 09:46:59.05 PX9U9umD
>>674
んなこたぁない

676:名無しさん@ピンキー
11/08/11 21:42:48.76 d9jTRzOp
>>647
無論エロい目や酷い目に合う女の子にハァハァするのはその通りだけど
ヤンデレ男の行動を観察するのも楽しいです

677:名無しさん@ピンキー
11/08/11 21:46:21.91 d9jTRzOp
あ、>>674宛てです
それにヤンデレ男には感情移入出来るから好きです
まあ、キャラによりますがw

678:名無しさん@ピンキー
11/08/11 23:22:50.83 UDvhVUD8
レスの書き方から、なんとなく女の方が多そうと思い込んでた

679:名無しさん@ピンキー
11/08/12 00:23:07.34 ASrMkD04
むしろ女しかいないと思ってたw
ヤンデレ男って基本ハイスペックイケメン系設定が多いし
男→→→女要素強いから女向けな気がする

680:名無しさん@ピンキー
11/08/12 01:25:21.44 c2HPYTKL
ここにいる奴が男とか女とかぶっちゃけどうでもいい
人としての道を踏み外し 益々抜け出せない泥沼へとはまり込み堕ちてゆくヤンデレ男そのものに萌えるか、
ヤンデレ男に嬲られて淘汰されて骨の髓まで蹂躙される女の子に萌えるか、
現在上がってるレスを見てる限りそこに関してはかなり人それぞれみたいだし、言い出したらキリがない気がする
ヤンデレ男に萌えれればそれでいいよ、もう。

>>679
自分は酔いしれまくりのイケメンハイスペックよりも逆の
平々凡々で根暗で何考えてんのかわかんないけど本当はどうしようもなく歪みきってて卑屈な奴のが好きなんだが・・・・・・orz
ま、ただ単に好みの問題だけど

・・・・・・そうは言いつつも高慢ちきでハイスペなヤンデレの鼻っ柱が女の子によってボッキボキに折られる所とかちょっと見てみたい訳だがwww
失意の中、自暴自棄に走って最終的に強行突破に出ればいいと思うWWW

でもこれはアレか、スレチか

681:名無しさん@ピンキー
11/08/12 01:30:27.09 kj5e47C2
>>680
そういう卑屈なのもハイスペックなのも好きだよ
でも女の子にやられるのはイヤン
せっかくだしちゃんと犯そうw

682:名無しさん@ピンキー
11/08/12 03:18:46.81 2yT+fdQq
>>680
ハイスペックだからといって余裕綽々だとは限らないんだぜ

過去のトラウマが原因で、ハイスペックでありながら卑屈で自信がないヤンデレもイイ

683:名無しさん@ピンキー
11/08/12 03:30:02.77 eLQ42n/C
>>679
>男→→→女要素強いから女向けな気がする
そこら辺は物は言い様だなぁとも思ったり
逆に言えば女の好悪感情や都合なんざ一切考慮せずに
自分の愛情、欲望をぶつけるとも言えるし
個人的にそういう展開が好き、他のパターンもいけるけどねw

>>680
その後、女の子に生意気な態度を取った事を後悔させる展開だとメシウマですねw

684:名無しさん@ピンキー
11/08/12 08:09:42.66 s0YUXuek
>>679
愛するが故無理やりスレと被るな

685:名無しさん@ピンキー
11/08/12 14:40:15.20 g+QKL0YL
みんなこれはチェック済み?
URLリンク(www.sugar-beans.com)

686:名無しさん@ピンキー
11/08/12 19:53:15.71 c2HPYTKL
…………誤爆?

687:名無しさん@ピンキー
11/08/12 20:27:40.49 Ygmmto9p
強気根アカ女×弱気根暗ヤンデレ男ってのもありだよな、って今思った。

男がヤンデレだからといって女を無理やり犯しにくるとは限らない・・・し
両思いも考えられるもんな。


688:名無しさん@ピンキー
11/08/12 21:24:24.29 c2HPYTKL
>>687
禿同

っていうか弱気根暗ヤンデレが個人的にすげえメシウマ
両思いから踏み外してドロドロヤンデレ道に転がらない可能性が全く無いとは言い切れない
積極的じゃないヤンデレだっていいじゃない

前々から思ってたが
女を無理やり犯す=ヤンデレ
ではないと思う
ヤンデレ男がみんな女を犯したがってる訳じゃないだろ

逆に女に全く触れないような気色悪いまでに潔癖で奥手な奴とかも面白いと思う
エロパロ的にはつまらないと感じる人もいるだろうしそれで一本書こうとしたら難しいかもしれんけども


689:名無しさん@ピンキー
11/08/12 23:09:07.98 kj5e47C2
エロは必要かと思うが気弱根暗ヤンデレ男で両想い展開も好きだな
ヤンデレで気弱根暗とわかってて女側が受け入れてるなら尚良し

690:名無しさん@ピンキー
11/08/13 01:12:03.31 rXEmu4Ig
逆に卑屈で根暗でヤンデレな男に、
それを受け止めてる強気女が痺れを切らして襲うとか萌える。

男は勿論女が好きだしめちゃくちゃやりたいけど、
逆に病むほど愛しすぎてるから、
他の回りくどくて病んだ愛情表現(?)はしてても(周りの男への危害・盗撮等)
真っ向から女に向かい合うと、自分がどうにかなりそう、相手をどうにかしそうで恐くて手が出せない。

女はそんなこと知ったこっちゃないわ!って感じで、私の事好きじゃないの!?って迫る、とか。

そのまま脳内混乱状態なヤンデレ男が、女にエロく攻められるもよし、
脳内ぷっつんして本性あらわなヤンデレ男に無茶苦茶に攻められるおにゃのこも大変かわゆいと思います。



691:名無しさん@ピンキー
11/08/13 15:51:59.79 wCW6uXiv
「愛してる!だから…僕…貴方の血が見たいな……」
「好きだから貴方を監禁する!」
「他の男と喋りやがって……もうソイツとやることはやって貫通してんだろ…じゃあ俺が犯したって解りゃしねえよな」
うはwwwヤンデレ男最高WWW萌えwww
……みたいな風潮、木っ端みじんに爆発すれば良いのに
ていうかそれの何処がヤンデレ男なんだよお前が好きなのヤンデレじゃないだろ
某腐れ少○ミの俺様キャラかよ
ただの情緒不安定で自己中なあげくに女々しい下半身直結サイコ野郎じゃねーか死ね

…………と半場本気で思ってしまう俺に一発喝を下さい

692:名無しさん@ピンキー
11/08/13 16:49:32.58 S4861zuX
追いつめて外堀固めてることを獲物に気づかせないのが真のヤンデレじゃね?
女がやっと男の異常性に気付いた頃には、既に逃げられない味方がいない詰みという。
もしくは>>430やゆうととかなの人みたいな鈍感力ほのぼの(?)ヤンデレとか。

693:名無しさん@ピンキー
11/08/13 17:11:17.92 TfAG3PlQ
>>691-692
そこら辺の定義は人それぞれだからなあ
端からヤバい雰囲気全開のヤンデレ男でも問題無いだろう

後、重要なのは女側とエロ展開だ
エロパロ板だし
ヤンデレの定義程意味不明なのも割りと珍しいと思うから
あんまり気にしすぎると負けかなと思う事にしている
お前が思うヤンデレがヤンデレだよとしか

694:名無しさん@ピンキー
11/08/13 22:24:34.71 /CaNJMQq
>>691
結局物はいいよう
>>691の思うヤンデレの定義がどんなものかは知らんが
他の人からすりゃ、それヤンデレじゃなくてただの○○で○○な○○野郎じゃねーか!となるかもしれんし
人それぞれのヤンデレ像があるからなあ

695:名無しさん@ピンキー
11/08/15 01:42:11.36 NxJL42zL
しかし男ヤンデレを女が受け入れてる拒否してる
どちらも美味しいよな

是非投下を……

696:名無しさん@ピンキー
11/08/15 04:49:52.08 d9jLFHiE
あんまりマイ定義がちがちに主張して
書き手のバーを上げてやるなよ……
せめて「こういうのが好き」ぐらいのニュアンスにしとけ

697:名無しさん@ピンキー
11/08/15 08:43:16.49 d544a/k9
確かに、あんまり言い過ぎるっ書き手さんからしたらハードル上がっちゃうわな………



…ところで、おまいらオススメのヤンデレ男ソングってある?

筋少の「蜘蛛の糸」(特に第二章)聞いてたら色々とたぎってたぎって…もう…………

698:名無しさん@ピンキー
11/08/15 09:01:31.04 d544a/k9
ちょっと恥ずかしいから訂正

>あんまり言い過ぎるっ書き手さんからしたら
>あんまり言い過ぎると書き手さんからしたら

…ヤンデレソングに飢えてんだよ……あとSS………orz

699:名無しさん@ピンキー
11/08/15 17:36:08.73 /sMyqSrr
金爆の元カレ殺スとか?

このスレもよく見たら容量もうちょっとだね

700:名無しさん@ピンキー
11/08/15 19:10:45.25 NxJL42zL
うむ、次スレの季節だな
ヤンデレ男のエロ小説読みたひ

701:名無しさん@ピンキー
11/08/17 01:23:01.56 SVz7EhuS
続きが気になる話が多い…投下に期待したい

702:名無しさん@ピンキー
11/08/23 23:59:58.53 Zbuvjkxr
投下期待

703:名無しさん@ピンキー
11/08/24 01:13:02.52 HczJs7b7
投下いきます。
ヒロイン視点で、監禁モノです。
ヤンデレ君が潔癖気味のコミュ障なので最初はエロもデレもわかりづらい感じですが、よろしくお付き合いください。

704:君と過ごした××日間
11/08/24 01:16:27.54 HczJs7b7
確か、学校から帰る途中のことだったと思う。
頭に衝撃が走って……目が覚めればそこは、知らない部屋だった。
「え…えっ?」
頬に当たる冷たいフロ―リングの感触に戸惑う。物の少ない部屋だ。勉強机に回転イス、縦長の本棚、ベッド。青とメタルカラ―の配色から見るに、男子の部屋みたいだ。もちろん、私の部屋じゃない。
「…ど、こ?いたっ!?」
起きあがろうとして叶わず肩を打ちつける。あれ、手が動かな、え、…縛られて、る?あ、足も!?え、え、え!?
「誰か!!誰かぁっ!」
わけのわからない現実にを拒絶したくて、悲鳴をあげる。誰か、誰でもいい、誰かにこの現実を否定してほしかった。
「……だれか…っ…たすけて…!!」
じたばたともがいた視界の端にドアを見つけ、体を打ちつけながらも必死に這う。
遠い…まだ遠い……まだ…とおいよぉ…
その時、
ガチャリ、と鍵を外すような音が聞こえた。
「ひっ」
開いたドアが鼻先を掠める。
「…えっ、と…?」
鬱陶しい黒髪と、黒縁眼鏡。
下からだと、意外に整った顔立ちがよく見える。
「鴇谷、くん……?」
そこに立っていたのは、ろくに言葉を交わしたこともないクラスメイトだった。
「えっなんで、」
「起きたんですか」
こちらのことなどお構いなしに、彼は他人行儀な口調でつぶやく。授業中の受け答えで耳にするのと、全然変わらない。いつもの調子だ。このおかしな状況にはそぐわない、冷静な声音。
「あ、あのね、鴇谷くん…」
その冷静さに何故か私は落ち着いて、私はやっとまともな言葉を言うことができた。
聞きたいことは山ほどある。でも、何から言っていいかわからない。だからとにかく、私は今一番願っていることを伝えた。
「私、家に帰りたいんだけど…」
フロ―リングは固くて冷たいし、縛られた手足はじんじんするし、もういやだ。ここは、いやだ。
「はあ?」
切れ長の目が、不機嫌そうに細められる。
「何を言っているんですか」
初めて見るような―いや、そもそも私は彼のことをよく知らない―威圧的な表情で、彼は言った。
「あなたは、今日からここで暮らすんです」
理解不能な、ひどい現実を。
私は馬鹿だった。
ここは彼の部屋に決まっているじゃないか。
鍵を開けたのは彼。だったら、閉じこめたのも彼。
私を縛り上げたのも――彼に決まっている。

私は、自分を閉じこめた相手に、「帰して」と懇願していたのだ。

705:君と過ごした××日間
11/08/24 01:17:11.79 HczJs7b7
「――っ!?ふざけないでよっ」
怒りに任せて得体の知れないクラスメイトを睨みつける。
いったい、私が何をしたと言うんだ。
何もしてない。ただ、何回か言葉を交わしただけだ。普通に挨拶をするだけの間柄だ。
「帰して!私の家に、帰してよっ」
みっともなく暴れながら、私はとっくに閉ざされていたドアを目指した。
しかし、猫の子でも掴むように、あっさりと捕まってしまう。
「うるさい。近所迷惑ですよ」
どうにか逃れようともがいたけれど、文字通り手も足も出ない。あっという間に最初にいた位置に転がされてしまった。
「たすけ――」
それならばと大声を出そうとしたが、非情な声に遮られる。
「嘘です。防音ですよ。でもうるさいのは嫌いなので騒がないでください」
逃げ道を全部塞がれて、私はどうしようもなくなってぱくぱくと口を開閉させる。
今まで生きてきた中で、こんなに理不尽でどうしようもないことなんて遭ったことがない。逃げ出せる気もしない。
どうしよう、泣きそうかも。
「なんで…」
潤んだ目を隠すように、フロ―リングに額をつける。さっき暴れて打ちつけたところが今更痛んだ。
「…たが……ょう」
ぼそりと落ちてきた言葉は、苛立った響きで。
きっとこの状況のヒントなはずなのに、怖くて聞き返せなかった。
「鴇谷くん…帰してよ…」
「しばらく静かにしててください」
すべてを拒絶するような声音を残して、足音が遠ざかる。
キィ、とイスを引く音がしたと思うと、なにやら耳慣れた音が聞こえてきた。
まさか、この状況で普通に勉強してるの?
顔を上げると、想像通りの背中があった。そうだ、いつも休み時間でもこのポ―ズだった、このクラスメイトは。
また怒りの感情がこみ上げていく。萎えていた気持ちが色づくのを感じる。

絶対に、絶対に。
ここから出て行ってやる…!

706:君と過ごした××日間
11/08/24 01:19:05.94 HczJs7b7
最初に縄抜けを考えた。
でも、どうやら複雑な結び方みたいで、とれそうにない。このまま逃げるしかないみたいだ。でも外にさえ出れば誰かが助けてくれる。家中に鍵をつけてるわけがないし、あのドアさえ突破すれば大丈夫だ。大丈夫、逃げれる。
ゆっくりと体を仰向けにする。肘が少し床にぶつかったが、鴇谷くんが振り返る様子はない。舐めないでよね、とその背を睨みつけた。
さっき気づいたけれど、フロ―リングを這って進むと音がする。だから、立ち上がって、ちょこちょこ歩いていくしかない。かなり間抜けだけど。
足を曲げて、下敷きになった腕に力を入れる。勢いが大事だ。でも、静かに、静かに。
………っ!
(…ふ―)
なんとか上体を起こせた。ここからは簡単だ。足を横にしてゆっくりと立ち上がる。
そして私はもう一度後ろを確認すると、私はドアに向かった。
…遅い。全然進めない。進めない…っ!
「森さん」
「ひゃんっ!?」
ふいに声をかけられ、バランスを崩す。
あとはまたフロ―リングへまっさかさま、だ。
「痛た…」
とっさに顔は反らしたけど、他はさんざんだ。きっと明日には痣だらけになっているだろう。
「何をやっているんですか…」
首を後ろに向けると、鴇谷くんは呆れた目でこちらを見ていた。
「え、えへへ…」
とりあえず、笑って誤魔化す。
どうにか誤魔化されてまた勉強に戻ってくれないかなあ。
「ひッ」
――そんなわけはなく
鴇谷くんは呆れた顔のまま、こちらに向かってきた。
「こ、来ないでッ!」
「…」
ずりずりと床を這って逃げるが、私の全力は彼の一歩で簡単に縮められる。
「いやっ」
荷物でも持つように抱えられ、私は冷え冷えとした寒色のベッドに放り込まれた。
あまり柔らかくないスプリングの反動に、子供の頃遊んだトランポリンを思い出す。あの時はあんなに楽しかったのに、今はただただ怖い。
反射的に閉じていた目を開くと、目の前に鴇谷くんの顔があった。恐怖と緊張で体が動かない。もはや、悲鳴も出なかった。

707:君と過ごした××日間
11/08/24 01:21:23.79 HczJs7b7
「……」
鴇谷くんは私に覆いかぶさり、ガラス玉のような目を見開いてこちらを凝視している。異常なまでに近い距離。それでも、薄皮一枚ほどの境が私たちの間にあった。呼吸を感じる距離なのに、決して彼は私に触れていなかったのだ。
その距離に偏執的なものを感じ、背筋が寒くなる。触れられたいわけではないが、早くこの気味の悪い均衡を崩したい。
「どいてよ!」
顔を背け、肩で押しのけようと――する前に、鴇谷くんは離れた。何事もなかったように、ベッドサイドで私を見下ろす。
…あ、あ、あれ?これは…もしかして…
ベッド+私(動けない)+鴇谷くん(男子)=…
(犯される!?)
「い、いや!!!やめて!!卑怯者!!さいてーこっちこないで馬鹿あ!!」
今まで漠然としていた危機感が、わかりやすい形となって現れる。身の危険を感じ、私は転がってでもベッドから出ようと跳ね起きた。
「はあ…」
もちろんすぐに突き飛ばされ、スプリングの洗礼を受ける。
困ったようにため息をつくと、鴇谷くんはポケットから何かを取り出した。
「静かにしてくださいって言ったじゃないですか」
じゃき
「……ひ…ぃ……っ!?」
前髪が、一房。
目の前で散った。
彼が持っていたのはハサミだった。文房具の方ではなく、大振りのキッチンバサミ。私はよく台所に立つから知ってる。あれは、あれは――肉も、簡単に切れる。
「急に大人しくなりましたね」
刃を開いた状態のソレで、彼は私の頬を撫でる。手つきはひどく優しく、愛撫にも似ていたが、それが余計に怖かった。
「やっぱりわかりやすい恐怖を与える方が効くようですね。でも、縛られている時点で、僕がクラスメイトであることを抜きにしてももっと怖がるべきですよ。あなたは危機感が足りない。心配です」
心配なんて、どの口が言ってるの。
せめて嫌味でも言ってやりたかったが、頬に当たる冷たい感触がそれを許さなかった。
「じゃあ、しばらく静かにしていてくださいね」
ああ、もうダメだ――そう思って目をつむる。
しかし、覚悟していた瞬間は一向に訪れなかった。
おそるおそる薄目を開いてみると、彼の姿はない。怪訝に思って視線をさまよわせると――また、勉強机に向かっていた。
…意味がわからない。
彼は、いったい何がしたいんだろう。
要求といえば「静かにしてください」だけだ。ただ静かに、ここにいる。そんなのまるで置物だ。
そう思うと、恐怖に萎えた心にまた怒りが灯る。もう一度、逃げてみようか。
でも、
(でも…もう、つかれた…)
ベッドに横たわっていると、理解不能な状況に疲れた思考がとろとろと溶けていってしまう。
ああ、疲れた…思考がまとまらない。頭がぼんやりする。
どうせ、今はどうすることもできないんだ。刃物は怖いし、ずっとこの部屋に彼がいるわけはないし、チャンスはいつか来るはず。
だから、今はもう…休んでも、いいよね?
そう自分に言い訳し、私は睡魔に逆らうことを止めたのだった。

続く

708:名無しさん@ピンキー
11/08/24 01:38:54.10 nHE5KAG8
>>703-707
GJ
これは続きが気になる
でもsageた方が良いかと

709:名無しさん@ピンキー
11/08/24 01:40:18.65 mKGn1j4A
続き期待

710:名無しさん@ピンキー
11/08/24 02:14:32.37 HczJs7b7
>708
すみませんうっかり忘れてました;次回からsageます。
続きは明日かできたら今日の深夜にでも。

711:名無しさん@ピンキー
11/08/24 02:50:16.00 3XOn3G5O
なぜか読んでてニヨニヨするw
なんかかわいい

続き期待!!

712:君と過ごした××日間
11/08/24 20:15:10.73 HczJs7b7
「ねえねえ聞いた?3組の野田さんがさあ、鴇谷のこと好きなんだって!」
「うっわありえねー!?あんなガリ勉の根暗がいいんだー」
「まあ野田さんも真面目だし、お似合いなんじゃ?」
放課後の他愛ないおしゃべり。誰が誰を好きで、誰が誰と付き合ってるか。
熱狂する気はないけど、たまに聞くには面白い。
「ねえ、あづさ―」
机に広げたお菓子をかじるだけだった私に、話の矛先が向く。
珍しく恋話に参加してるからか、友人二人の目は爛々と輝いていた。
「どう思う?」
「ありえなくない?」
そう言われて、クラスメイトの鴇谷理人のことを思い浮かべてみる。少し離れた隣の席に座っている彼は、いつも机に向かって勉強ばかりしている。私は彼の横顔しか知らない。人形のように硬質で、秀麗な横顔。
「まあ、よく見れば綺麗な顔立ちだし…」
あまり否定するのも野田さんに悪いので、そう言っておく。
「ないない!」
「仮にイケメンでも、授業以外まともに話さない奴なんて絶対つまんないって!」
確かに彼は、私が「おはよう」と言っても何も言わない。誰よりも早く学校に来ているくせに、きっと、たくさんの「おはよう」を言われているくせに、彼は決して返さない。彼が喋るのは、授業中の受け答えだけだ。
もう気にするのも忘れたけれど、確かに、彼は誰かに好意を向けられるのには相応しくない。だって、完全に無視なんだから。ひどいやつだ。野田さんも可哀想に。
「っていうか、絶対うちらのこと馬鹿にしてるよねー」
「ねー」
話題が色恋沙汰から鴇谷くんへの悪口に移行したところで、私は二人の口にポッキ―を突っ込んであげた。あまり陰口は好きじゃない。腹が立つのは確かだけど、陰口を叩くくらいなら直接言う派なのだ。
「そんなことよりさ、真奈美今の彼氏年下なんだって?」
「そーなのほんっともう可愛くて可愛くて!」
「年下とかありえないー」
「良さがわかんないなんて、まだまだお子ちゃまね由奈」

……ああ、
あの日交わしたはずの会話が、遠ざかっていく。
ああ、これは夢なのだ。何時か忘れた、いつかの。
…どうしてこんなこと、思い出したんだろう。
そう思いながら、私の意識はまた深くに沈んでいった。

713:君と過ごした××日間
11/08/24 20:18:23.13 HczJs7b7
どれだけ経ったのか、窓のない部屋ではすぐにはわからないが。
本能的な欲求に追い立てられ、私はぱちり、と目を覚ました。
(どうしよう…)
目なんて覚めなければよかった。
相変わらず微動だにしない背中を見て、そう思う。
(ど、どうしよ…)
向こうは私が目を覚ましたことに気づいているのだろうか。もぞ、と太股を擦り合わせ必死に堪える。
(トイレ、行きたい…っ)
どうしようか。
正直、男子に言うのは恥ずかしい。仲がいいわけでもないし、いや、そもそも監禁されてるし。
でも言うしかない。もしかしたら拘束をといてくれるかもしれない。それなら、チャンスだ。
「あ、あの…鴇谷くん?」
一か八か、声をかけてみる。
「何ですか」
普通に返事が返ってきた。クラスでの黙りっぷりを考えるとこれはすごい。奇跡だ。
奇跡が逃げないよう、少しの羞恥を飲み込んで、用件を伝える。
「トイレ行きたいんだけど…」
「ああ」
くるりとイスが回り、鴇谷くんは立ち上がる。そのままこっちへ…は来ずに、ドアを開けて行ってしまう。
ガチャリ、って聞こえたから…外鍵もついてるんだ……いや、今はそんなことはどうでもいい。早くトイレに行かせてほしい。もう我慢の限界だ。
鴇谷くんはすぐに帰ってきた。
「どうぞ」
「………え?」
鴇谷くんが床に無造作に置いたもの――それは、なんというか、猫のトイレに見えた。砂がたっぷり入った、大きめのプラスチックの容器。
何の説明もなしに、彼はまた机に向かう。
「ど、どういうこと!?」
「すぐに片づけたいので、早くしてください」
わけがわからない。
いや、本当はわかってる。認めたくないだけなのだ。
(う、やば…)
プライドとか羞恥心とか、色々なものがそれを認めない。けれど、本能はだんだん理性を圧迫し始める。無理、無理、無理――もう、無理。
覚悟を決めて、ベッドから降りる。
限界ギリギリまで我慢していたので、私の小さな一歩はひどくもどかしかった。
(…ぅ……)
ようやくたどり着いたけれど、やはり踏ん切りがつかない。
観念して下着を下ろそうとすると――それが難しいことに気づいた。後ろ手に縛られたてじゃあ、戒められた足首じゃあ、下着を下ろして屈む、それだけのことが簡単にはできない。時間があればどうにかなったかもしれなかったが、今の私には余裕がなかった。

714:君と過ごした××日間
11/08/24 20:23:22.65 HczJs7b7
「え、ちょ、むり……っ」
膝をついて、なんとか下着を脱ごうと手を動かす。
でもできない。なかなか下がらない。どうしよう。どうしよう。どうしよ、
「……ぁ…」
太股に、生暖かいものが流れる。
必死に止めようとするけど、水音は止んでくれない。
「え…ぅ、嘘……や、…やだ…っ」
そんな、この歳で、そんな。
信じられない現実に、頭が真っ白になる。
「ふ…ぅ、うぅ…っ…ひっく…」
情けなくなって、涙が溢れてきて、どうしようもなくなって。
私はその場にびちゃ、と座り込んだ。
「……はぁ」
ため息が聞こえた方へ、反射的に顔を上げる。
聞き分けのない子供を見るような目で、彼は私を見下ろしていた。
「あ…ぅ…」
その目に、まるで自分がお漏らしをした幼児のように思えてくる。いや、実際その通りだ。恥ずかしくてうつむくけれど、視線は逸れてくれない。
「森さん」
「わ、わた…汚し…ごめ、ごめんなさい…」
後で考えれば、そもそも彼のせいなのだけど、この時の私はごめんなさいごめんなさいと子供のように繰り返すことしかできなかった。
「まったく…」
神経質なため息に、びくりと肩が震える。どうしよう、怒らせた?だよね、そうだよねあんな人一倍潔癖そうな彼の部屋をよ…汚しちゃったんだから。どうしよう。殺される?
「ひっ」
しかし鴇谷くんは私を避け、またドアに向かう。
呆然と閉まったドアを見つめていると、何枚かのタオルと雑巾を投げつけられた。少し離れたところに、バケツが置かれる。
「自分で綺麗にしてください」
恐怖と羞恥と、そして、やっとこの光景から逃れられる少しの安心から、私はコクコクと頷いた。水たまりをタオルに吸わせ、バケツに入れていく。単純な動作だったから、縛られていてもなんとかなった。あらかた終わったら、雑巾で床を拭いてそれもバケツに入れる。
終わった、と顔を上げると、鴇谷くんは机に向かっていなかった。
じっとこちらを見下ろしていた。――無機質な物質を熱したような、気味の悪い温度をはらんだ目で。
「……ぅ、…ぁ…」
蛇に睨まれた蛙のように、動けない。
気づけばまた、荷物のように抱えられていた。
そのままドアに向かい、あっさりと私は部屋の外に出る。短い廊下を2,3歩進むと、すぐ右のドアに入った。――脱衣所だ。
ガラリと浴室の戸を開け、私は浴槽に放り込まれる。やっと混乱から疑問符が生まれ、口を開こうとして――濡れた下着のことを思い出した。ああ、ここも自分で綺麗にしろってことか…いや、この状態じゃ無理でしょ。
「わっ、えっ!?」
私が頭の中で言った嫌味に気づいたのかなんなのか、鴇谷くんも浴室に入ってくる。その表情は相変わらずの手がかりのなさで、シャワ―に手を伸ばした。
「……っ!?」
突然温いシャワ―を浴びせられ、いくらか温水を飲んでしまう。
「けふっ……かはっ…っな、何すんのよ!!」
全身ずぶぬれにされたところで、ようやくシャワ―は止まった。あんまりな仕打ちに、私は恐怖も忘れて立ち上がろうとする。
「森さん」
シャキ、と。
嫌な音が浴室に響く。
――そうだ、忘れてた。
「動かないでください」
刃は太股を滑り、薄い布を探り当てる。
ちょきん、ちょきん、ちょきん、と。
お気に入りだったピンクの下着は、ただの布切れになってしまった。
「何…すんのよ…へ、変態っ!!」
凶器が下半身から離れすやいなや、私は罵倒の言葉を口にする。
しかし、彼はまったくことらのことなど気にしていなかった。ハサミを洗い、ハンカチで拭き、ポケットにしまう。
「森さんが予想外に不器用だったので」
返ってきたのは、私の不始末を揶揄するような言葉だった。
また、あの異様な温度が黒い瞳に満ちる。
「仕方ないので、僕がしてあげます」

続く

715:名無しさん@ピンキー
11/08/24 23:00:48.24 nHE5KAG8
>>712-714
GJ
お漏らしあずさたん可愛いな
次回は更にえちぃ事ですか?期待しています
でも猫用トイレとは分かってるな
こういう小道具、小ネタが充実してるとハァハァしやすくなるよね

ところでレベル足りてる方次スレ頼む

716: 忍法帖【Lv=22,xxxPT】
11/08/25 00:19:10.13 0alaTrEB
職人さん来てるし行ってくるー

717: 忍法帖【Lv=22,xxxPT】
11/08/25 00:25:29.43 0alaTrEB
立てたよー
注意書きをちょっと改変しました。
ちょうど監禁ネタ来てるし監禁とかその他諸々

スレリンク(eroparo板)

718:名無しさん@ピンキー
11/08/25 03:35:21.45 toc/p899
投下おつ!&次スレおつ!

今のところクールで毒舌で有能っぽいけどこの後どうなるのかwktk

719:名無しさん@ピンキー
11/08/25 15:11:07.76 ZDFzHxCQ
>>712-714
続き期待!
>>717


720:名無しさん@ピンキー
11/08/25 22:05:51.71 iKU2GjdY
>>717
新スレ建立乙です

721:名無しさん@ピンキー
11/08/26 23:56:07.14 vEibz+h8
おお!投下来てる!続きwktk

>>717

722:名無しさん@ピンキー
11/08/27 02:00:18.57 4REDO1IR
>>717
次スレ乙です!

それでは続き投下します。

723:君と過ごした××日間
11/08/27 02:01:38.17 4REDO1IR
まず、びちゃびちゃになった靴下を脱がされた。裂かれた、に近いけど。
でも少しだけいいことはあった。ぎっちり締まっていたのが、靴下分だけ弛まったのだ。梱包用のビニ―ル紐の感触はあまり良いものではないけど、頑張ればちぎれるんじゃないかって希望が胸によぎる。
「……った!」
彼は紐の結び目を掴んで、断りもなしに私の足を上げた。上半身がずり下がって、頭を打ってしまう。ちょっと、やめてよその呆れた目。あんたのせいだからね。
そして宣言通り、鴇谷くんは私の足に泡立てたタオルを押しつけた。裏から始まって、指を一本一本丁寧に洗っていく。少しくすぐったい。
なぜか嫌悪はわかなかった。彼が精巧なロボットのようだったからだろうか。それとも、相変わらず直接肌に触れることをしないからだろうか。
ふくらはぎが終わり、一度すすがれて、またタオルを泡立て直す。
その隙にずり落ちた上半身を立て直そうとしていると、
「立ってください」
「ぅ、え?」
意図が分からず、中途半端な膝立ちでぐずぐずしていると、ため息をつかれ、浴槽から引っこ抜かれた。
「は――わあっ」
確かに、確かに私は小柄で、鴇谷くんはそこそこ大きいけど。
こうも簡単に扱われると、なんだか理不尽さを感じてしまう。
「え、え、何っ――ひっ」
膝立ちの形にさせられ、内腿にタオルを突っ込まれる。太ももまで洗うんだ――もはや諦めた心地で、ただただスカ―トが捲れないかを心配した。
「足、もっと開いてください」
その格好ならできるでしょう、と言われああだからこの体勢なんだと変に納得する。確かに閉じてちゃ洗いにくいよね、うん。いいから早く終わってよ――そんなことを考えて、簡単に従った馬鹿な自分を、私はすぐに後悔した。


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