14/01/25 01:19:09.01 gOITvrf2
ハジメ「オレの恋人は、バトスピだぁーーっ!!」
時はバトスピ覇王チャンピオンシップ全国大会。ローラ泉とのバトルの最中に、ハジメが発したこの一言が発端となった。
―その日の夜、巽家― …の、庭に張られたテントの中。
念願の世界大会出場への切符を手に入れ、お祝いのパーティでごちそうをたっぷり平らげたハジメは、
満面の笑みを浮かべながら、眠りにふけっていた。
ハジメ「おへのこいひとは…ばとふぴ…あ…。」
そんな中、彼のテントの中にずかずかと入り込んで来る、一人の人影があった。
そう、この遠慮の無さは、もちろん、キマリである。
キマリ「ハージメっ☆」
ビシッ、と、軽くはないデコピンが、ハジメの額に炸裂する。
ハジメ「…いたっ!」
痛みで、反射的に上半身を起き上がらせるハジメ。
ハジメ「……なんだ、キマリか…。」
ハジメは、右手で軽く額をさすっている。
キマリ「何だとは何よ、失礼ね。」
ハジメ「失礼って…、ところで、こんな時間に何か用か?」
そう、今は23時台、コウタ・デンジロウ・ハナヨ・ついでにサファリと、キマリ以外の巽ファミリーは、
全員、ぐっすり寝静まっている時間である。
キマリは、ハジメ以外の誰も起こしてしまわないように、小さめの音量で話している。
キマリ「実は、今日の大会でのあんたの言葉に、引っ掛かる物があったんだけど…。」
ハジメ「引っ掛かる物?」
全く身に覚えの無いハジメは、キョトンとした顔で、頭を横に傾けている。