■ 巨乳小学生をテーマにしたエロパロ その七 ■at EROPARO
■ 巨乳小学生をテーマにしたエロパロ その七 ■ - 暇つぶし2ch606:狙ってストレート!
12/09/05 22:22:07.95 vPGvPdml





一方。

「ここが大洋リトルか・・・」

かつてはマシンガン打線と呼ばれた強力打線を武器に、日本一を勝ち取った事もあるチーム。
しかし、近年は選手が育たず、スカウトも上手くいかずに、1回戦敗退のチームになっていた。

「・・・まぁ、ここに有望選手なんかいないか・・・」

かつての主力だった内川、村田という選手にも移籍されてしまう始末。
すっかり覇気も無くなり、リトルが解散するのでは、と言う噂まで立っているらしい。

そんな中、つい1人の選手に目を奪われた。

「あのショート・・・女の子か?」

理奈やユキ、緒方と言った、光陵のホープは全員女の子。
だからなのか、無意識に目が行ってしまう。

(いくぞ石井!)
(は、はいっ!)

どうやらノックの最中である。
だが、真正面のノックを、ポロリとこぼしてしまった。

(何やってんだ!)
(す、すみません!)
(それでも石井の妹か!?根性見せろ!)

石井。その名前でぴんと来た。
今はもう高校生だが、かつて日本一になったときの主力を張っていた選手。人伝に聞いた事がある。

(次エラーしてみろ、後で反省会だ!おらっ!)
(・・・きゃっ!)
(何やってんだ、このチキンが!ベンチに下がってろ!)

明らかに萎縮している。
勝手に兄の栄光を被せられ、半端ではないプレッシャーをかけられている。
実力以上のものを求められているのかもしれない。

「あーあ、あいつ、苦労してんなぁ・・・」
「・・・!?」

突然背後から間延びした声が聞こえてきた。
仰天して振り向くと、学ランを来た坊主頭が突っ立っている。

「おお、悪い悪い、偵察中だったか。」
「あなたは?」
「俺?石井卓朗。あの女の子の兄ちゃんさ。」

驚いた。
まさに、今背後に立っているのが、かつてのマシンガン打線の切り込み隊長、石井卓朗。

607:狙ってストレート!
12/09/05 22:22:56.39 vPGvPdml

「あいつは相当実力あるんだけどなぁ・・・
 さやかに頼んで、入ってもらったけど、あんなにプレッシャーかけられちゃ出来るモンもできやしねぇ。」
「頼んで、入ってって・・・?」
「あいつの実力なら、もっと他の強豪リトルが似合うんだけどよ。
 やっぱり、出身リトルが寂れるのが嫌でさ、さやかにダメ元で頼んだんだよ。」

兄の勝手な思いを、健気な妹は聞き入れてくれた。だが、そこで受ける扱いは散々なものだった。

「俺の妹、と言うだけで期待されたんだけど、大会まではいいプレー見せてたんだけど、1回戦負けの春の大会、ノーヒットでさ。
 怒られて、それ以来めちゃくちゃプレッシャーかけられて、あんなに萎縮して・・・申し訳なくってさ。」
「たった1試合で・・・」
「たまたまその試合見てたんだけど、どの打球もいいあたりで、好プレーに阻まれてアウトになっただけだぜ。
 けど、石井の妹なのに何をやってるんだ、・・・って感じだ。」
「・・・。」






「セカン!」
「うお!・・・あっ!」

日食の強力打線が襲い掛かる。
セカンドへの鋭い打球を青野がトンネル。

「おっしゃ、5-0!」
「いいぞ賢介!」

まだ3回裏。打たれたヒットは2本だが、エラーが実に7つ。
理奈のストレートは日食相手でも通用しているが、例えヒット性のあたりでなくても鋭い打球を飛ばす。

そして、その打球を処理するだけの守備力が、まだついていない。

青野がエラー2つ、白井が3つ。青山と赤星も1つずつ。

「くっ・・・えいっ!」
「おっしゃあっ!」

これだけエラーが重なれば、理奈もピッチングに集中できない。
甘い球を小笠原に狙われた。

「・・・っ!」

悠々と柵越え。
さらに2点を追加され、まさに泥沼に陥っていた。

たった一人の主力が抜けただけで、ここまで崩壊する。
精神的支柱と、勝ちたい、と言う意識が完全に抜け落ちてしまった光景が、まさにこれだった。

608:狙ってストレート!
12/09/05 22:24:15.97 vPGvPdml




「お、練習が終わったか。」

石井の妹は、グラウンドの隅でうつむいていた。
結局あれからノックには加えてもらえず、一人で座らされ続けていた。

「・・・石井さん、どこへ行くんですか?」
「決まってるだろ。さやかの所だ。
 謝ってこないと。もっといいリトルを探してやらなきゃな・・・」

実力があっても、認められない。
かつての理奈とかぶる光景に、土生は黙っていられなかった。

「・・・俺も、行っていいですか?」


到着すると、監督が石井を笑顔で迎えてくれた。

「おお、石井くんか!」
「尾花さん、お久しぶりです。」

ずっとうつむいていた妹が、その一言でぱっとこちらを向く。

「・・・その子は誰だ?」
「偶然道端で会いました。後で指導をしてあげようかと。」
「そうか。それはそうと、妹は君と違って出来が悪い。
 もっときちんとやれ、と、お灸を据えてやってくれないか?」

どうやら、監督は何も気づいていないようだった。
石井はハイとだけうなずくと、妹を連れて誰もいない建物の影に向かっていった。


「お兄ちゃん・・・」

唇をきゅっと噛み、涙目でこちらを見ている。
怒っているだろうな、こんな目にあわせた兄を、恨んでいるだろうな・・・そう思っていた。

だが、違った。


609:狙ってストレート!
12/09/05 22:25:07.11 vPGvPdml

「おにいちゃああんっ!」
「さやか!?」

突然抱きついて泣き出す。

「ごめんなさい、ごめんなさいっ!
 お兄ちゃんが、期待して・・・チームを救うのを期待して、あたしに期待してくれてたのに、あたしっ・・・」
「何を言ってるんだ、兄ちゃんこそ悪かった!
 お前をこんな目に合わせて、兄ちゃんのせいで変なプレッシャーかけられて・・・
 兄ちゃんのわがままを聞いてくれて、チームに入ってくれたのに・・・」

美しき兄弟愛。
土生はいるべきかどうか迷ったが、自分のやるべきことのために、離れるわけには行かない。

「ぐすん・・・ごめんね。」
「何言ってるんだ。
 それより、久しぶりに一緒に野球しないか?」
「ほ、ほんと!?」
「君もどうだい。久しぶりに妹と一緒に、楽しく野球をやりたいんだが。」
「!・・・もちろん。」

土生にとって願ってもない事だった。
石井イチオシの、この妹さんの実力を、見極める機会を得たのだから。


「そーれ、いくぞー。」

適当な空き地を見つけ、石井が軽くノックを打ちこむ。
無駄のない動きで拾い上げ、土生に送球する。

(グラブ捌きに無駄がない。送球も正確だ。
 さっきの練習を見る限りじゃ足はやや遅かったようにも見えるが・・・)
「それっ!・・・あっ。」

打球が少しそれる。飛びつくが取れない。

「ごめんな、さやか。」
「ううん、取ってくるね!」
(俺や赤松なら届いている。やっぱり守備範囲はショートにしてはやや厳しいか・・・)

だが、堅実な守備は、少なくとも光陵内野守備の崩壊を食い止めてくれるはずだ。

610:狙ってストレート!
12/09/05 22:26:02.35 vPGvPdml


続いて、バッティング。
誰でも使えるバッティングゲージに入り、左打席に立つ。

「おお、しばらく見ないうちに、ずいぶん上手くなったな!」
「えへへー、そう?」
「ああ、打球の鋭さが違うぜ。ずいぶん頑張ったんだな。」

そんな兄弟の何気ない会話。
だが、土生はその会話など耳に入っていない。

(ミートが正確だ、俺以上じゃないか!?
 弾道は低いが、打球の鋭さも十分だ・・・)

少なくとも、橡浦以上の打撃は期待できる。
リトルでの扱いも悪く、引き抜きは容易だ。


「さやか。お前はすごいよ。」
「ほんと、お兄ちゃん?」
「ああ、お前は、変なプレッシャーでかたくなってただけだ。
 もっと伸び伸び出来るところを、俺が探してやる。」
「・・・お兄ちゃん。」

絶好のタイミング。
早速、触手を伸ばしにかかる。

「もし、石井さん?」
「ん、なんだい?」
「よかったら、俺のリトルはどうですか?
 監督は優しいし、女の子の選手もいるので、妹さんにも過ごし易いでしょう。」
「・・・そうか。
 いいんじゃないか、さやか?ためしに見学に行ってみないか?」

石井からの感触も上々。
これは期待できる・・・はずだった。


「・・・ゃだ。」
「え?」
「やだ!あたしが、お兄ちゃんのリトルを!大洋を!優勝させるんだもん!」
(な・・・なにぃ!?)

予想外の展開。
この女の子、芯が強すぎる。

だが、土生もここで引き下がるわけには行かない。

「さ、さやかちゃん、俺のチームだって、優勝を狙ってるんだ。
 それに、今の内野は人手不足、君の事が欲しいんだよ!」
「やだ!やだ!大洋を優勝させるんだもん!」
「あ、ちょっと!
 ・・・。」


結局、行ってしまった。
やはり、補強は簡単な事ではなかったようだ。

611:狙ってストレート!
12/09/05 22:26:47.22 vPGvPdml



「よっしゃ、橡浦!」
「・・・あっ」

橡浦の打球は、惜しくもショート正面。

「6回表、2アウト・・・」
「あーあ、やっぱりだめかぁ。」
「土生さん無しじゃ、どーしよーもないなぁ。」

すっかり戦う気力をなくした、控え組。
土生が最も嫌う光景が現実となる。

「ダメだよ、まだ諦めちゃ!」
「でも、9-0だぜ?」
「そうそう、ラリナ、いい加減・・・」

だが、ネクストバッターズサークルに立つ4年生の目は、違った。

「お前ら、黙ってろよ!
 ・・・俺はまだ、諦めないからな!」

赤松が打席に立つ。
初球をスイングしたが、力のないショートゴロ。

「まだだ・・・うおおおおっ!」
(雅人君!?)

執念のヘッドスライディング。
タイミングはアウトだったが、審判が赤松の気迫に感動したのか、セーフをコールした。

「やったぁ!」
「よーし、ユキちゃん、続いて!」

612:狙ってストレート!
12/09/05 22:28:48.69 vPGvPdml




とぼとぼと光陵の練習試合の場所に戻る。
なぜか、石井も付いて来た。

「そうか、そんなに内野陣が手薄なのか。」
「今だから言えますが、あなたについていってたのは妹さんを戦力として欲しいからです。
 申し訳ないです。」
「いやいや、さやかに活躍の場所を与えてくれようとしてくれただけでもありがたいよ。
 ただ、結構頑固者だからね・・・」
「・・・ここです。やっぱり負けてますね・・・」

被安打4、エラー数11。予想通り。
どうやらもうすぐ試合終了のようだ。

「フォアボール!」
「よーしデカブツ、よく選んだ!」
「うるせぇチビ、そういうお前も出塁しろ!」

相変わらずの凸凹コンビ。
だけど、互いへのライバル心があるからこそ、2人は成長していける。

「・・・お、緒方だ。まぁ、ここしかないわな。」
「本当だ。セカンドランナーも、バッターも女の子だ。」

あの後、ユキが二塁打で続き、山下が四球で繋ぐ。
そして、バッターボックスに立つのは、代打の切り札、緒方。

「元巨神の選手です。膝の大怪我で、走る事も守る事もできないので、代打一本。」
「へぇ・・・」
「けど、勝負にかける熱い魂は、誰にも負けませんよ。」

2球見逃して、簡単に追い込まれる。
だが、球に怯えているわけではない。球筋を見極め、一振りにかける。

膝の状態もずいぶんよくなった。かつてのバッティングは、すでに復活していた。
そして、内角の直球を、振りぬいた。

「打ったーっ!」

打球はぐんぐん伸びる。
ぐんぐん伸びて、フェンスを超え、・・・土生の素手に収まる。

「やったー、満塁弾だぁ!」
「あれ、土生さんだ!」

ようやく光陵ベンチに活気が戻る。
緒方は相変わらずクールにグラウンドを一周し、手荒い祝福を避けるかのようにベンチにスッと戻った。

613:狙ってストレート!
12/09/05 22:29:46.68 vPGvPdml


結局その回は4点止まり。
9-4で負けているので本来裏攻撃はないが、練習試合では大抵スコアにかかわらず6回裏まで執り行う。

「・・・見ててください、石井さん。これが、うちのエースです。」

客人としてベンチに座った石井にそう言い残し、マスクを被る。
ユキはライトに戻り、橡浦とのコンビが復活した。

「・・・。・・・!?」

三者三球三振。全部ストレートで。
先ほどの満塁弾と、土生がマスクを被った事で理奈が完全に闘志を取り戻した。

「よっしゃああっ!」
「いいぞ、理奈!」

理奈の一番のストレートは、相手が日食だろうと意に介さない。




「大洋リトル日本一の時のメンバー!?」

結局石井はそれからも行動を共にしている。
石井は高3で、先日野球部を引退しており、暇なのでここに来たらしい。

「すごい、すごい選手なんだ!」
「いや、すごかったのは他のみんなさ。波留さんとか、駒田さんとか、佐々木さんとか、大輔とか・・・」

夕食そっちのけで、石井に質問の雨嵐を浴びせる。

「あのときはね、・・・だったんだ。」
「へぇ、それでそれで?」
「ねーねー、タクローさん!」

いつの間にか下の名前で呼ばれるようになった。
本人もどうやらその方がいいらしく、タクローと呼ばれてから表情がさらに明るくなった。

614:狙ってストレート!
12/09/05 22:30:36.40 vPGvPdml


「ん・・・さやかー!」
「あ、お兄ちゃん!」

全員が食べ終わった頃、タクローの妹が食堂に入ってきた。
兄の事が好きらしく、トコトコ寄ってくる。

「練習終わったのか?こっち来いよ!」
「え、でも、リトルのみんなと一緒にいないと・・・」
「いいんだよ、何か言われたら俺が言っておくから。」

すぐ後に来た大洋の尾花監督を見つけると、タクローは話をつけにいった。
どうやら了解を得たようで、遠くから両腕で丸印を描く。


「土生さんが、この子を?」
「ああ。」
「わ、わたしは、大洋リトルを日本一にするんです!」
「けど、大洋って春大会、ベストなんぼだっけ?」
「・・・い、1回戦負けです・・・けど、秋大会は勝ちますッ!」

タクローの妹、さやかの決意は固いようだ。しかし、土生もそう簡単に引き下がるわけには行かない。
チームから捨てられそうな、優秀な選手をせっかく見つけたのだから。

「じゃぁ、さやかちゃん。俺達と試合してくれないか?」
「えっ・・・試合・・・?」
「日本一になるって言うんなら、当然俺達に勝てるんだろ?挑戦を受けてくれよ。」
「う、うーん・・・」
「それとも、勝てる自信がないのかな?」

土生にしては珍しい挑発的な言動。
流石にこれに黙っているさやかではない。

「わかりました!・・・えっと、お兄ちゃん、試合を組むのお願いしていい?」
「俺は構わんよ。
 兄ちゃん、このリトルも結構気に入ってるし。」

土生が一人入るだけで、チームの空気が変わったこと。
他のチームの元主力が復活している事、直球しか持ち球のないエースが、真っ向勝負を挑む事。
そして、県大会ベスト4。

タクローでなくとも、気にかける要素をこのリトルはいくつか持っている。

615:暴走ボート ◆m.wfq0Dq3E
12/09/05 22:32:09.64 vPGvPdml
とりここまでで。

タクローはチームに残って欲しいな・・・

616:名無しさん@ピンキー
12/09/06 02:13:19.08 D2gqOTc4

巨乳成分が・・・
野球SS?

617:名無しさん@ピンキー
12/09/06 22:32:40.07 mS0iieco
感想も書けんからせめて三回に一回はエロ入れろw


618:暴走ボート ◆m.wfq0Dq3E
12/09/07 12:08:14.94 VxejK+wr
まぁ、そこらへんは多めに見てください。
何より、登場人物がまだ不足しているけど、いきなりハイ登場ってわけにはいかないのです・・・

名無しさんXがリメイクしに着てくれれば一番いいんだろうけど・・・

619:名無しさん@ピンキー
12/09/07 19:47:53.45 jJbjgnc4
非エロなら非エロでもいい
だがさすがに巨乳要素すら入ってないのはどうかと思う
野球小学生のスレではないぞ

620:名無しさん@ピンキー
12/09/08 00:27:46.55 +S1j8fuj
多め→大目

621:名無しさん@ピンキー
12/09/08 07:01:33.99 vOvVtYJx
ctrl+fで巨乳というキーワード探すところだったよw

622:名無しさん@ピンキー
12/09/11 19:04:39.95 0KnOwKqK
新スレたれられへんかったので後宜しゅう

623:名無しさん@ピンキー
12/09/11 22:07:49.15 XcP4E1ty
立てたけど、テンプレしくじった。
落としてだれか立て直して



624:名無しさん@ピンキー
12/09/11 22:40:46.12 hFfITtRK
>>623

スレ立て乙でした!
在来のテンプレを>>2に補完しておきましたので、無理に落として立て直したりせず、そのまま使用続行しませんか?

■ 巨乳小学生をテーマにしたエロパロ その八
スレリンク(eroparo板)

625: ◆duS/DPq8/s
12/09/12 18:59:04.19 bLozNven
新スレに小品を投下してきましたので、こちらにもお知らせしつつ埋め。


626:名無しさん@ピンキー
12/09/19 20:42:29.27 3uNygAMU
保守


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